JP4682061B2 - インクジェット記録装置、記録媒体の判別方法及びインク吐出量の決定方法 - Google Patents

インクジェット記録装置、記録媒体の判別方法及びインク吐出量の決定方法 Download PDF

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Description

本発明は、着色液体(インク)を液滴として吐出するインクジェット記録ヘッドによって、記録媒体に印刷データに応じて記録を行なうインクジェット記録装置に関する。特に、紙の種類に応じて最適な記録モードを自動的に判定するインクジェット記録装置もしくは最適なインク吐出量を自動的に決定するインクジェット記録装置に関する。また、それらのインクジェット記録装置を用いた記録媒体の判別方法及びインク吐出量の決定方法に関する。
インクジェット記録方式は、単色のインク、またはカラー記録に対応した複数色のインクを記録媒体(紙、布、OHP用紙、プリント回路基板など)上に吐出することによって画像を形成する記録方式である。この記録方式を採用したインクジェット記録装置は、一般的に、記録ヘッドおよびインクタンクを搭載するキャリッジと、キャリッジを往復移動させる手段と、記録媒体を搬送する搬送部と、これらを制御する制御部とを具備している。
この様なインクジェット記録装置は、記録ヘッドを記録媒体の搬送方向(副走査方向)と交差する(例えば実質的に直交する)方向(主走査方向)にシリアルスキャンさせながら複数の吐出口(ノズル)からインク滴を吐出させる。そして一方で、記録媒体を所定量ずつ間欠搬送することによって、記録媒体上に印刷データに応じて記録を行なう。
このインクジェット記録方式は、記録信号に応じてインクを直接記録媒体上に吐出させて記録を行うので、簡易で安価な記録方式として広く用いられている。またインクジェット記録装置は、単色のインク用のものとして用いられるだけでなく、複数色のインク用の記録ヘッドを具えることによってフルカラー化への対応も容易である。このようなフルカラーインクジェット記録装置には、通常、イエロー(Y)、マゼンタ(M)およびシアン(C)の三原色にブラック(B)を含めた4色に対応する4種類の記録ヘッドおよびインクタンクが搭載されるものがある。もしくは、それら4色に淡マゼンタ(PM)および淡シアン(PC)を加えた6色に対応する6種類の記録ヘッドおよびインクタンクが搭載されるものもある。
ところで従来のインクジェット記録装置においては、文字や画像を形成すべく記録紙上に付着したインクが水に溶けて、記録文字がにじんでしまうという欠点があった。そこで、文字品位が落ちない耐水性の画像を記録する技術が求められている。そのための技術の1つに、インクの吐出に前後して、そのインクの記録紙上の吐出位置に、プリント性を向上させるための処理液を吐出させる方法がある。例えば、インクの吐出に先立って、そのインクの吐出位置に処理液を吐出し、その後、その処理液の吐出位置に記録用のインクを吐出して、それら2つの液滴を記録紙上で混合させることによって、インクを水に溶け難くする。このような処理液は透明であって、インクを記録紙の上に固定させる性質等がある。
一方、インクジェット記録装置は、普通紙、マット紙、光沢紙など種類の異なる多数の記録媒体に印刷することができる。異なる種類の記録媒体に適切に対応して記録するため、記録装置の中には記録媒体の種類に応じた記録モードを実行するものがある。たとえば、記録媒体の種類によっては、高い光学濃度を得るのに比較的多量のインクを必要としたり、また、インク定着時間が異なったりする。このように、記録媒体の種類に応じた記録モードを実行することにより、それぞれの記録媒体について高い画像品位を達成することができる。このようなインクジェット記録装置において、印刷に用いる記録媒体の選択を、ユーザーが行う構成がある。
しかし、ユーザーは、記録媒体の種類に応じて記録モードを選択する必要性を認識していないことが多い。ユーザーは、単に「印刷」ボタンを押して印刷工程を開始させるが、その際、記録装置は通常デフォルト設定(初期設定)されている記録モードか、あるいは既に設定されている記録モードが実行される。この場合に実行される記録モードと装着されているカセットの記録媒体とが対応しない場合には画像品位の低下などの問題を生じる。例えば、普通紙と、マット紙や光沢紙とでは、最適な記録モードが異なる。
マット紙はインク吸収能力が高いので普通紙のときよりも多量のインクを吐出しなければ画素の光学濃度が上がらず、画像がぼやけてしまう。また、光沢紙は、同様にその吸収能力の点から明るい色に対して一層多量のインクを必要とする場合がある。さらに、一部の種類の光沢紙の中には、インクが記録媒体に吸収されて定着するのに長い時間がかかるものがある。そのため、光沢紙に印刷する場合、普通紙に印刷するときと比較してより多くの定着時間を必要とすることがある。
記録モードの選択をユーザーによって行う構成において、例えば、先の記録時に光沢紙の記録モードの設定を行ったことで光沢紙の記録モードが既に設定されている状態でユーザーが記録モードの選択をせずに単に印刷ボタンを押すだけの時がある。このとき、記録装置のトレイ内に普通紙が積載されていると、記録装置は普通紙に対して光沢紙の記録モードで記録を行ってしまう。そのため、多量のインクを吐出することで印刷時間が長くなると共に、その画像は過度に暗く且つ湿ったものになってしまう。また、異なる色が隣接する画素においては、インクが滲んで混ざってしまい著しく画像品位が低下してしまう恐れがある。さらに、記録媒体のインク受容層に吸収し切れなかったインクが、記録装置に付着することで記録装置を汚したり、排紙トレイ上で次に記録された記録媒体の裏面に付着するなどして、他の記録媒体の画像品位までも悪化させる恐れもある。
以上のように、記録媒体のインク吸収特性に応じて、適切に記録モードが選択されない場合には、画像品位低下の大きな原因となる。
また、近年ではユーザーの要求の多様化により、インクジェット記録装置製造者、およびそれ以外の業者からも様々な特性を持った多種類の記録媒体が市販されている。そのため、ユーザーは希望する画質の記録物を得るためには、最適な記録モード(記録媒体の種類)を選択する必要があるものの、記録媒体の種類が多いため、最適な記録モードを選択することが難しくなってきている。したがって、インクジェット記録装置が、積載されている記録媒体の種類(または、インク吸収能力)を検知して適切な記録モードを選択することで、ユーザーによる記録モードの選択が不必要なインクジェット記録装置が望まれている。
これに対しては紙種センサーを設け記録媒体の材料特性を認識し、予め蓄えられている各種紙種のデータと照合することにより記録媒体の種類を判定することで、最適な記録モードを自動的に選択する手段を備えたインクジェット記録装置がある。例えば特許文献1に記載されているインクジェット記録装置は、貫通ビーム光学断続センサーからなる紙種センサーを備えている。記録媒体の種類を貫通ビーム光学断続センサーによって判定し、記録媒体が透明なシートであるか、あるいは不透明な普通紙であるかを検出する。記録媒体が透明なシートであれば、透明シートの種類を判別する。それから、検出した記録媒体に応じて最適な記録モードを自動的に選択する。
また、特許文献2に記載されたインクジェット記録装置では、記録媒体に光を当て、反射光から記録媒体の光沢や色を検出し、それに応じて記録媒体を自動的に選択している。
また、特許文献3に記載されたインクジェット記録装置では、記録媒体に光をあて、その反射光の強さを測定し、記録媒体の種類を判定し最適な記録モードを自動的に選択する手段を備えている。
特開平11−235856号公報 特開平11−216938号公報 米国特許公報第6006668号
しかし、特許文献1、特許文献2、特許文献3に記載されているいずれの方法も、記録媒体の光学的性質から記録媒体の種類を判断するだけであり、記録媒体がもつインク吸収能力から判断しているわけではない。そのため、記録媒体の光学的性質は類似するものの、インク吸収特性が異なる記録媒体も存在する可能性もあって、インク吸収特性に関した記録媒体の判断精度には限界があり、最適な記録モードが選ばれないという恐れがあった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、ユーザーに特別な負荷を強いることなしに、画像品位の低下につながる記録モードの誤選択を防ぐことができるインクジェット記録装置を提供することにある。
本発明のインクジェット記録装置によれば、記録用インクを記録媒体に向かって吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッドが設けられ、複数種の前記記録媒体に対応する複数の記録モードが設定されるインクジェット記録装置において、前記記録媒体上に前記記録用インクを不溶化するための液滴を付与してドットを形成するドット形成手段と、前記記録媒体における前記記録用インクの吸収能力に応じて形成される前記ドットの形状または大きさを読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段により前記ドットの形状または大きさを読み取ることによって得られる読み取り信号に応じて記録モードを設定する記録モード設定手段とを有し、前記読み取り手段は、前記ドットに対して光を照射する発光手段と、前記発光手段から照射された光が前記ドットに当たって発せられる光を受光する受光手段とからなり、前記液滴には、非可視領域光を照射すると発光する発光物質が含まれていることを特徴とする。
また、本発明のインクジェット記録装置によれば、記録用インクを記録媒体に向かって吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッドが設けられるインクジェット記録装置において、前記記録媒体上に前記記録用インクを不溶化するための液滴を付与してドットを形成するドット形成手段と、前記記録媒体における前記記録用インクの吸収能力に応じて形成される前記ドットの形状または大きさを読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段により読み取られることによって得られる読み取り信号から前記記録媒体に適した前記記録用インクのインク吐出量を決定するインク吐出量決定手段とを有し、前記読み取り手段は、前記ドットに対して光を照射する発光手段と、前記発光手段から照射された光が前記ドットに当たって発せられる光を受光する受光手段とからなり、前記液滴には、非可視領域光を照射すると発光する発光物質が含まれていることを特徴とする。
また、本発明の記録媒体のインクジェット記録装置によれば、記録用インクを記録媒体に向かって吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッドが設けられ、複数種の前記記録媒体に対応する複数の記録モードが設定されるインクジェット記録装置において、前記記録媒体上に前記記録用インクを不溶化するための液滴を付与してドットを形成するドット形成手段と、前記記録媒体における前記記録用インクの吸収能力に応じて形成される前記ドットの形状または大きさを読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段により前記ドットの形状または大きさを読み取ることによって得られる読み取り信号に応じて記録モードを設定する記録モード設定手段とを有し、前記読み取り手段は、前記ドットに対して光を照射する発光手段と、前記発光手段から照射された光が前記ドットに当たって発せられる光を受光する受光手段とからなり、前記記録媒体は、光が照射されるとそこで光が発せられるインク吸収能力検知用記録媒体であって、前記液滴には、光を照射すると光を吸収する光吸収物質が含まれていることを特徴とする。
また、本発明のインクジェット記録装置によれば、記録用インクを記録媒体に向かって吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッドが設けられるインクジェット記録装置において、前記記録媒体上に前記記録用インクを不溶化するための液滴を付与してドットを形成するドット形成手段と、前記記録媒体における前記記録用インクの吸収能力に応じて形成される前記ドットの形状または大きさを読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段により読み取られることによって得られる読み取り信号から前記記録媒体に適した前記記録用インクのインク吐出量を決定するインク吐出量決定手段とを有し、前記読み取り手段は、前記ドットに対して光を照射する発光手段と、前記発光手段から照射された光が前記ドットに当たって発せられる光を受光する受光手段とからなり、前記記録媒体は、光が照射されるとそこで光が発せられるインク吸収能力検知用記録媒体であって、前記液滴には、光を照射すると光を吸収する光吸収物質が含まれていることを特徴とする。
さらにまた、本発明の記録媒体の判別方法によれば、記録用インクを記録媒体に向かって吐出して記録を行うインクジェット記録装置における記録媒体の判別方法であって、前記記録媒体に前記記録用インクを不溶化するための液滴を付与してドットを形成するドット形成ステップと、前記記録媒体上に前記記録用インクの吸収能力に応じて形成される前記ドットの形状または大きさを読み取るドット読み取りステップと、前記ドット読み取りステップで前記ドットの形状または大きさを読み取られることによって得られる読み取り信号に応じて前記記録媒体が判別される記録媒体判別ステップとを有し、前記ドット読み取りステップでは、前記ドットに対して光を照射するステップと、前記照射された光が前記ドットに当たって発せられる光を受光するステップとを含み、前記液滴には、非可視領域光を照射すると発光する発光物質が含まれていることを特徴とする。
また、本発明のインク吐出量の決定方法によれば、記録用インクを記録媒体に向かって吐出して記録を行うインクジェット記録装置におけるインク吐出量の決定方法であって、記録媒体に前記記録用インクを不溶化するための液滴を吐出してドットを形成するドット形成ステップと、前記記録媒体上に形成された前記ドットの形状または大きさを読み取るドット読み取りステップと、読み取った前記ドットの形状または大きさから前記記録媒体に適した前記記録用インクのインク吐出量を決定するインク吐出量決定ステップとを有し、前記ドット読み取りステップでは、前記ドットに対して光を照射するステップと、前記照射された光が前記ドットに当たって発せられる光を受光するステップとを含み、前記液滴には、非可視領域光を照射すると発光する発光物質が含まれていることを特徴とする。
また、本発明の記録媒体の判別方法によれば、記録用インクを記録媒体に向かって吐出して記録を行うインクジェット記録装置における記録媒体の判別方法であって、前記記録媒体に前記記録用インクを不溶化するための液滴を付与してドットを形成するドット形成ステップと、前記記録媒体上に前記記録用インクの吸収能力に応じて形成される前記ドットの形状または大きさを読み取るドット読み取りステップと、前記ドット読み取りステップで前記ドットの形状または大きさを読み取られることによって得られる読み取り信号に応じて前記記録媒体が判別される記録媒体判別ステップとを有し、前記ドット読み取りステップでは、前記ドットに対して光を照射するステップと、前記照射された光が前記ドットに当たって発せられる光を受光するステップとを含み、前記記録媒体は、光が照射されるとそこで光が発せられるインク吸収能力検知用記録媒体であって、前記液滴には、光を照射すると光を吸収する光吸収物質が含まれていることを特徴とする。
また、本発明のインク吐出量の決定方法によれば、記録用インクを記録媒体に向かって吐出して記録を行うインクジェット記録装置におけるインク吐出量の決定方法であって、記録媒体に前記記録用インクを不溶化するための液滴を吐出してドットを形成するドット形成ステップと、前記記録媒体上に形成された前記ドットの形状または大きさを読み取るドット読み取りステップと、読み取った前記ドットの形状または大きさから前記記録媒体に適した前記記録用インクのインク吐出量を決定するインク吐出量決定ステップとを有し、前記ドット読み取りステップでは、前記ドットに対して光を照射するステップと、前記照射された光が前記ドットに当たって発せられる光を受光するステップとを含み、前記記録媒体は、光が照射されるとそこで光が発せられるインク吸収能力検知用記録媒体であって、前記液滴には、光を照射すると光を吸収する光吸収物質が含まれていることを特徴とする。
記録媒体上に液滴を吐出し、液滴が記録媒体に吸収される度合いに応じて記録モードを決定することで、ユーザーが記録媒体の種類を選択することなく高品位な画像を記録することが可能となる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
まず、図1〜3を参照して、本発明に基づく第1の実施形態のインクジェット記録装置の構成について説明する。図1は本実施形態のインクジェット記録装置30の外観を示す斜視図である。また、図2は、インクジェット記録装置30内の主要な構成の模式的斜視図である。
このインクジェット記録装置30は、給紙トレイ1と、排紙トレイ2を備えている。給紙トレイ1に記録媒体12がセット(積載)され、インクジェット記録装置30において印刷され、排紙トレイ2に排紙される。記録媒体12の給紙トレイ1から排紙トレイ2への搬送は、インクジェット記録装置内の搬送ローラ17,18によって行われる。搬送ローラ17,18は、不図示の搬送モータによって回転駆動される。インクジェット記録装置30内における記録媒体12の搬送方向の上流および下流の2箇所には、搬送ローラ17、18が記録媒体12の表面、裏面を挟むようにそれぞれ2本ずつ設けられている。
キャリッジ11は、記録媒体12を含む記録領域を往復走査できるように、キャリッジ駆動モータ13が設けられている。キャリッジ駆動モータ13が回転すると、プーリー31を介してキャリッジ駆動ベルト14に動力が伝達され、キャリッジ駆動ベルト14に接続されているキャリッジ11が移動する。また、プーリー31は、記録装置の両端付近に設けられていて、一方のプーリー31にキャリッジ駆動モータ13が接続されている。また、2つのプーリー31間には、キャリッジ駆動ベルト14およびキャリッジ駆動レール15が懸架されている。キャリッジ駆動レール15には、キャリッジ11が駆動レール15によって貫通されて摺動可能に支持されており、キャリッジ11には、キャリッジ駆動ベルト14が接続されている。プーリー31の回転によってキャリッジ駆動ベルト14が駆動され、キャリッジ駆動ベルト14の駆動に従ってキャリッジ11は記録媒体12の搬送方向に対して実質的に直交する方向に往復運動可能とされている。キャリッジ駆動モータ13と前述の通紙(搬送)モータとは、不図示の制御回路によってその動作を制御される。また、キャリッジ11にはインク滴を吐出するインクジェット記録ヘッド19が搭載されている。
キャリッジ11の移動経路の一方の側部には、インクジェット記録ヘッド19のノズル20からインク滴が良好に吐出されるように吐出性能の回復動作を行う吐出回復部16が設けられている。吐出回復部16には、不図示の吐出回復ポンプが備えられている。この吐出回復部16において、予備吐出動作、吸引回復動作、ワイピング動作などが行われる。
図3に、図2のキャリッジ部分の記録媒体側から見た拡大図を示す。キャリッジ11には、4つのインクタンク21と1つの処理液タンク23とが搭載されている。それぞれのインクタンク21には、インクジェット記録ヘッド19が設けられている。インクジェット記録ヘッド19は、熱エネルギーを利用してインク中に気泡を生じさせ気泡の生成に基づいてインク(記録用インク)を吐出するものである。インクジェット記録ヘッド19およびインクタンク21は、ブラック(B)、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)の4色のインク用のものが備えられており、それぞれ4つのインクジェット記録ヘッド19およびインクタンク21を構成している。それぞれのインクジェット記録ヘッド19には、複数のノズル20が配列されて、ノズル列を形成している。図3においては、ノズル列は一列だが、1色のインク当たり複数のノズル列を備えるインクジェット記録ヘッド19を用いても良い。記録媒体12に対してインクの記録を行う際には、それぞれのインクタンク21に貯留されたインクがインクジェット記録ヘッド19に供給され、インクジェット用ノズル20からインク滴が吐出される。記録時は、インクジェット用ノズル20から吐出されたインク滴が記録媒体12に着弾して画像を形成するように、インクジェット記録ヘッド19は、インクジェット用ノズル20が下に向けられた状態(記録媒体と対向する状態)でキャリッジ11によって支持される。図3においては、キャリッジ11は、インクタンク21とインクジェット記録ヘッド19とが一体となったインクジェットカートリッジを構成している。なお、インクタンク21とインクジェット記録ヘッド19とが着脱可能な構成でも本願発明は成り立つ。
また、図3において、4つのインクジェット記録ヘッド19及びインクタンク21の右隣には、後述する処理液を貯留するための処理液タンク23が設けられている。処理液タンク23には、処理液を記録媒体12へ吐出するための処理液用ノズル22が備えられている。インクの吐出に先立って記録媒体12の種類の検知を行う際には、処理液用ノズル22から処理液が記録媒体に吐出される。
長期間に亘って記録を行わないとき、つまり、インクタンク21内部のインクあるいは処理液タンク23内の処理液を長期に亘って使用されないとき、ノズル20、22からインクが蒸発することで、ノズル20内のインクが増粘し、ノズル20内で固着および堆積することにより吐出口の目詰まりが生じることがある。吐出口で目詰まりが生じると、ノズル20からインク滴が吐出されなかったり、インク滴の着弾位置がずれたりすることで、記録品位が低下してしまう。また、連続して記録を行うとき、つまり、吐出口から連続してインク滴が吐出されると、インクジェット記録ヘッド19の吐出口が形成された吐出口面にインクやゴミが付着することで、吐出口から吐出されるインク滴の着弾位置がずれること(この現象をヨレとも言う)がある。
吐出口で目詰まりが生じること、またインク滴の着弾位置がずれることを低減させるために、所定時間記録が行われないとき、また連続して記録が行われるときには、吐出口からの吐出性能を良好に保つための回復動作を行う。具体的には、キャリッジ駆動モータ13の駆動によりキャリッジ11が移動され、インクジェット記録ヘッド19及び処理液ヘッド22が吐出回復部16上に動かされる。インクジェット記録ヘッド19下部及び処理液ヘッド22下部のノズル20部分に吐出回復部16(キャップ)が当接された状態で、吐出回復ポンプが駆動される。これにより、負圧が発生しインクジェット記録ヘッド19と処理液ヘッド22内からインク及び処理液を吸引することができる。これにより、ノズル20内の増粘インクや増粘処理液などを取り除き、インクジェット記録ヘッド19と処理液ヘッド22の吐出性能を回復させることができる。
図4はUV発光LEDとフォトダイオードを備える光学式センサを用いて、記録媒体の種類を判別するための構成を説明する模式図である。
図4に示すようにキャリッジ11には、発光手段を構成するUV発光LED24が設けられ、受光手段を構成するフォトダイオード25が設けられている。キャリッジ11の下方には、記録媒体12が配置されている。
記録媒体12の種類の検知の際にはまず、処理液ヘッド22から処理液が吐出される。吐出された処理液は記録媒体12上に着弾し、処理液により形成されたドット26が記録媒体12上にいったん配置されることになる。ここで、記録媒体12が処理液を完全には吸収しない材料により形成されている場合、処理液は記録媒体12上に留まり続け、その後も図4(a)に示すようにドット26が記録媒体12上に形成されたままである。記録媒体12が処理液を完全に吸収する材料により形成されている場合、処理液が記録媒体12の中に完全に侵入してしまい、図4(b)に示すように記録媒体12上にはドット26は形成されない。
UV発光LED24を発光させると、UV発光LED24から紫外線(紫外光:400nm以下の波長)が発せられる。ここで、本実施形態に用いられる処理液は、紫外線を照射することにより発光する物質が含まれているものである。図4(a)に示すように、吸収性が低い記録媒体12においては、記録媒体12上にドット26が形成されたままなので、UV発光LED24から発せられた紫外線は、記録媒体上に形成されたドット26に当たり、処理液のドット26は発光する。そして、ドット26が発光した光の一部は、フォトダイオード25において受光されて検出される。また、図4(b)に示すように、吸収性が高い記録媒体12においては、記録媒体12上に着弾した処理液の液滴は記録媒体12に吸収されるので、UV発光LED24から発せられた紫外線は、記録媒体12上に吸収されたドット26に当たっても処理液のドット26は発光しない(または、発光しても弱い光である)。従って、フォトダイオード25において、記録媒体12上から発せられる光が検出されない。
記録媒体12上に処理液が吐出されてドット26が形成される際には、記録媒体のインク吸収性に応じた大きさのドット26が形成される。すなわち、記録媒体12のインク吸収能力が大きければ、記録媒体12の中に浸透する処理液の量がそれだけ多くなる。その結果、記録媒体12の上に露呈された(記録媒体12に吸収されずに記録媒体12表面上に残る)領域S1の面積W1は小さくなる。逆に、記録媒体12のインク吸収能力が小さければ、ドット26における記録媒体12の上に露呈された領域S1の面積W1が大きくなる。
図6は、フォトダイオード25によるドット26の検知について説明する図である。紫外線がドット26に照射され、発光された光の一部がフォトダイオード25で受光される際の、ドット26とフォトダイオード25によるセンシング領域27の関係を表した模式図として示されている。フォトダイオード25には、受光部の記録媒体側に不図示のシリンドリカルレンズが設けられている。そのため、矢印で示すキャリッジの移動方向に対し垂直の方向に幅広である長方形のセンシング領域27が記録媒体12上に形成される。図6に示すように、長方形のセンシング領域27のフォトダイオード25は、固定されたままでは、ドット26全体を検出できない。そこで、フォトダイオード25により、紫外光を受けて発光するドット26を検出する際には、キャリッジ11を主走査方向に走査することで、ドット26全体を検出する。光学式センサがキャリッジ11に設けられているため、センシング領域27がドット26の面積よりも小さくても、キャリッジを移動させることでドット26全体を検出することが可能となる。
図7は、フォトダイオード25から出力される信号の強弱を表すデータのグラフである。UV発光LED24から記録媒体12に対して紫外線が照射されることにより、記録媒体12表面のドット26で発光した光が、受光部であるフォトダイオード25によるセンシング領域27内で受光され、光の強弱を表す情報が信号としてデータ化されて出力される。図4(a)に示されるドット26の記録媒体12の上に露呈された領域の面積Wに応じて、フォトダイオード25で受光される光の強さが変わる。ドット26における記録媒体12の上に露呈された領域S1の面積W1が大きければ光が強く、小さければ弱い。この受光される光に応じた信号のデータを基に最適記録モード判定回路によって信号ピークの半値幅28が計算される。ここで、半値幅とは、信号ピークの高さの半分の位置における横幅のことである。
次に、図5を参照して、本発明における記録モードの判定方法を説明する。図5は、UV発光LED24とフォトダイオード25および記録モードを制御する最適記録モード判定処理動作を説明するフローチャートである。
インクジェット記録装置に接続されるホスト装置から印刷動作の開始を意味する印刷JOB信号をインクジェット記録装置が受信すると、記録装置内の制御部は最適記録モード判定処理を開始する。ステップ1では、キャリッジ11と記録媒体12とが対向するように、キャリッジ11の走査および、記録媒体の給紙、搬送動作を行ってから、記録ヘッド22から処理液を吐出する。例えば、記録媒体12の前端部(先端部)付近に処理液を吐出してドット26を形成する。記録媒体12の先端部付近に処理液を吐出させることで、実際に記録する画像への影響を小さくすることができる。
ステップ2では、ステップ1において吐出した処理液ドット26を光学式センサで検出できるようにキャリッジ11または記録媒体12を所定量移動させて、UV発光LED24を発光させ、ステップ1で形成したドット26を含む領域に紫外光を照射する。処理液が記録媒体12のインク受容層に吸収されずに、記録媒体12の表面に残っていたら(露呈されていれば)、紫外線が処理液のドット26に当たることで、ドット26は発光し、発色する。
そして、ステップ3では、キャリッジ11を走査させながら受光部でセンシングすることで、記録媒体12の上に露呈されたドット26の部分S1で発光された光の一部がフォトダイオード25によって受光される。そして、制御部は、センシング領域27において発光された光をデータ化し、光の強弱を読み取る。このステップ3では、センシング領域内においてドット26が記録媒体12の上に露呈された領域S1の表面積W1に応じた光の強弱が読み取られる。
次に、ステップ4では、ステップ3において検出した処理液が発光する光量に基づいて、ピークの半値幅を算出し、ピークの半値幅と予め記憶されているしきい値とを比較する。ここで、ドット26における記録媒体12の上に露呈された部分S1の面積W1に応じて異なる半値幅がしきい値以上であれば、記録媒体はインク吸収能力が比較的劣る種類のものであると判断する。そして、ステップ5に進みインク吐出量の少ない普通紙記録モードを選択し処理を終える。また、半値幅がしきい値より小さいときには、記録媒体のインク吸収能力が大きい記録媒体であると判断する。そして、ステップ6に進みインク吐出量の多い高品位記録モードを選択し処理を終える。インク吐出量は、デューティ比や濃度比、単位画素への打ち込み回数、記録走査回数を調整することによって調整される。
以上のようにして記録媒体12の種類の検知処理を行うと、検知結果に基づいて選択された記録媒体12の種類に応じた記録モードで印刷動作が行われる。
図5の処理によって記録モードが決定されると、記録媒体12の先端が搬送方向とは逆方向に所定量搬送され、インクジェット記録ヘッド19が記録媒体12の前方の先端に位置するように配置される。そこで、キャリッジ11を主走査方向に移動させながらインクを吐出することで、記録媒体12の前方の先端付近における一記録走査分の記録動作が行われ、所定の記録幅の画像を形成する。このとき、後述するように、使用している処理液がインクを水に対して不溶化させるものであれば、インクと共に処理液も吐出しても良い。一記録分の記録動作が終わると、所定量(例えば、記録幅に等しい量)だけ記録媒体12が搬送し、再びキャリッジ11を主走査方向へ移動しながら、記録用インクを記録媒体12上に吐出する。これを繰り返すことによって記録媒体全体への印刷が行われる。
本実施形態によれば、記録媒体12上に処理液を吐出し、処理液が記録媒体12に吸収される度合いに応じて記録モードを決定することで、ユーザーが記録媒体12の種類を選択することなく高品位な画像を記録することが可能となる。具体的には、本発明は、記録媒体12上に処理液を付与することでドット26を作成し、このドット26における記録媒体12の上に露呈された領域S1の面積W1から記録媒体のインク吸収能力を測定し、インク吸収能力に応じて最適な記録モードを選択する。そして、選択された記録媒体12の種類に応じた最適な記録モードで印刷を行なう。そのため、ユーザーに特別な負荷を強いることなく、画像品位の低下につながる記録モードの誤選択を防ぐことができる。また、処理液とインクとで材料の特性がさほど変わらないのであれば、記録時にインクを吐出した際、にじみが生じるかどうかについて考慮された記録モードを予め設定することが可能である。
なお、以上の処理は、本実施形態においては記録装置で行う構成を説明したが、記録装置に接続されるホスト装置(パソコンなど)で行なっても良い。
また、本実施形態では、処理液の吸収度合いによって記録媒体の種類を選択する構成としたが、記録装置(またはホスト装置)の表示画面に最適な記録媒体の種類を表示し、ユーザーが表示された記録媒体の種類に従って記録媒体の種類を設定する構成としても良い。また、ユーザーは表示された種類の記録媒体を記録装置にセットすることとしても良い。
さらにまた、図5の記録モードを選択する処理において、ピーク半値幅に基づいて普通紙記録モードと高品位記録モードの2種類を選択する構成であるが、しきい値を複数設けて3種類以上の記録モードを選択する構成としても良い。
次に本実施形態で用いられる処理液とインクの一例を説明する。本実施形態に用いられる処理液は紫外線の照射により発光する物質を含んでいる。この処理液は、一例として以下のようにして得ることができる。下記の成分を混合溶解した後、さらにポアサイズが0.22μmのメンブレンフィルタ(商品名:フロロポアフィルタ、住友電気工業株式会社製)にて加圧濾過した後、NaOHでpHを4.8に調整し、処理液A1を得ることができる。
[A1の成分]
カチオン性化合物
ステアリルトリメチルアンモニウム塩 2.0部
(商品名;エレクトロストリッパQE、花王株式会社製)
または、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド
(商品名;ユータミン86P、花王株式会社製)
チオジグリコール 10部
サリチル酸ナトリウム塩(紫外線蛍光剤) 5.0部
水 残部
また、上記処理液と混合し不溶化するインクの好適な例として以下のものを挙げることができる。すなわち、下記の成分を混合し、さらにポアサイズが0.22μmのメンブレンフィルタにて加圧濾過してイエロー,マゼンタ,シアン,ブラックのインクY1,M1,C1,Bk1を得ることができる。
・Y1
C.I.ダイレクトイエロー142 2.0部
チオジグリコール 10部
商品名;アセチレノールEH 0.05部
(川研ファインケミカル株式会社製)
水 残部
・M1
染料をC.I.アシッドレッド289;2.5部に代えた以外はY1と同じ組成である。
・C1
染料をC.I.アシッドブルー9;2.5部に代えた以外はY1と同じ組成である。
・Bk1
染料をC.I.フードブラック2;3部に代えた以外はY1と同じ組成である。
以上示したそれぞれ処理液とインクとの混合において、本実施形態においては、上述した処理液とインクが記録媒体12上あるいは記録媒体12に浸透した位置で混合する。その結果、処理液中に含まれているカチオン性物質の内、カチオン性化合物のカチオン性基とインクに使用しているアニオン性基を有する水溶性染料とがイオン的相互作用により会合を起こして結合し、瞬間的に水に対して不溶化を起こす。
なお、本実施形態においては、使用するインクは特に染料インクに限るものではなく、顔料を分散させた顔料インクを用いることもできるし、使用する処理液はその顔料を凝集させるものを用いることができる。前述した処理液A1と混合して凝集を引き起こす顔料インクの一例として以下のものを挙げることができる。すなわち、下記に述べるようにして、それぞれ顔料とアニオン性化合物とを含むイエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの各色インク、Y2,M2,C2およびBk2を得ることができる。
・Bk2
アニオン系高分子P−1(スチレン−メタクリル酸−エチルアクリレート、酸価400、重量平均分子量6,000、固形分20%の水溶液、中和剤:水酸化カリウム)を分散剤として用いる。そして、以下に示す材料をバッチ式縦型サンドミル(アイメックス株式会社製)に仕込み、1mm径のガラスビーズをメディアとして充填し、水冷しつつ3時間分散処理を行った。分散後の粘度は9cps、pHは10.0であった。この分散液を遠心分離機にかけ粗大粒子を除去し、重量平均粒径100nmのカーボンブラック分散体を作製した。
(カーボンブラック分散体の組成)
・P−1水溶液(固形分20%) 40部
・カーボンブラック 24部
(商品名;Mogul L、キャブラック株式会社製)
・グリセリン 15部
・エチレングリコールモノブチルエーテル 0.5部
・イソプロピルアルコール 3部
・水 135部
次に、上記で得られた分散体を充分に拡散して顔料が含有されたインクジェット用のブラックインクBk2を得た。最終調製物の固形分は、約10%であった。
・Y2
アニオン系高分子P−2(スチレン−アクリル酸−メチルメタアクリレート、酸価280、重量平均分子量11,000、固形分20%の水溶液、中和剤:ジエタノールアミン)を分散剤として用いる。そして、以下に示す材料を用いて、ブラックインクBk2の作製の場合と同様に分散処理を行い、重量平均粒径103nmのイエロー色分散体を作製した。
(イエロー分散体の組成)
・P−2水溶液(固形分20%) 35部
・C.I.ピグメントイエロー180 24部
(商品名;ノバパームイエロー PH−G、Hoechst Aktiengesellschaft製)
・トリエチレングリコール 10部
・ジエチレングリコール 10部
・エチレングリコールモノブチルエーテル 1.0部
・イソプロピルアルコール 0.5部
・水 135部
上記で得られたイエロー分散体を充分に拡散して、顔料が含有されたインクジェット用のイエローインクY2を得た。最終調製物の固形分は、約10%であった。
・C2
ブラックインクBk2の作製の際に使用したアニオン系高分子P−1を分散剤として用い、以下に示す材料を用いて、前記したカーボンブラック分散体の場合と同様の分散処理を行い、重量平均粒径120nmのシアン色分散体を作製した。
(シアン色分散体の組成)
・P−1水溶液(固形分20%) 30部
・C.I.ビグメントブルー15:3 24部
(商品名;ファストゲンブル−FGF、 大日本インキ化学工業株式会社製)
・グリセリン 15部
・ジエチレングリコールモノブチルエーテル 0.5部
・イソプロピルアルコール 3.0部
・水 135部
上記で得られたシアン色分散体を充分に攪拌して、顔料が含有されたインクジェット用のシアンインクC2を得た。最終調製物の固形分は、約9.6%であった。
・マゼンタインクM2
ブラックインクBk2の作製の際に使用したアニオン系高分子P−1を分散剤として用い、以下に示す材料を用いて、前記したカーボンブラック分散体の場合と同様の分散処理を行い、重量平均粒径115nmのマゼンタ色分散体を作製した。
(マゼンタ色分散体の組成)
・P−1水溶液(固形分20%) 20部
・C.I.ピグメントレッド122 24部
(大日本インキ化学工業株式会社製)
・グリセリン 15部
・イソプロピルアルコール 3.0部
・水 135部
上記で得られたマゼンタ色分散体を充分に拡散して、顔料が含有されたインクジェット用のマゼンタインクM2を得た。最終調製物の固形分は、約9.2%であった。
本実施形態においては、処理液に、記録媒体のインク吸収能力を検知する機能と、インクに対して耐水性を付与する機能とを同時に与えることができ、効率的である。
(第2の実施形態)
第2の実施形態のインクジェット記録装置の構成は、第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
図8を参照して、本実施形態における記録モードの選択方法を説明する。図8は、UV発光LED24とフォトダイオード25および記録モードを制御する不図示の最適記録モード判定回路の動作を説明するフローチャートである。
印刷動作の開始を意味する印刷JOB信号が入力されると、最適記録モード判定回路は作動を開始する。ステップ1では、最適記録モード判定回路はキャリッジ11を移動し処理液ヘッド22を操作し記録媒体12の前端部(先端部)付近に処理液を吐出する。その際、記録媒体12が処理液を完全には吸収しないようなものであれば、処理液が記録媒体12の上に載って留まり、ドット26を形成する。記録媒体12が処理液を完全に吸収するものであれば処理液は記録媒体12の中に全て侵入し、記録媒体12の上にはドット26は形成されない。また、記録媒体12による処理液の吸収能力に応じてドット26の大きさ及び形状は異なる。
ステップ2では、最適記録モード判定回路はUV発光LED24を発光させドット26に紫外線をあて、ドット26を発光、発色させる。
そしてステップ3では、最適記録モード判定回路はフォトダイオード25を用いドット26の形状を読み取る。読み取ったドット26の形状の処理方法は第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
次にステップ4では、最適記録モード判定回路はピークの半値幅と予め記憶されているしきい値を比較し、半値幅がしきい値より大きければステップ5に進み普通紙記録モードを再選択し、次にステップ7に進む。反対に半値幅がしきい値より小さければステップ6に進み高品位記録モードを再選択し、同様にステップ7に進む。
ステップ7では最適記録モード判定回路は半値幅から再選択された記録モードとユーザーが選択した記録モードとを比較し、一致していれば処理を終える。また、異なっていればステップ8に進む。
ステップ8では最適記録モード判定回路は不図示のディスプレー画面に図9に示す警告ウィンドウを表示しステップ9に進む。
ステップ9では最適記録モード判定回路は以降の印刷処理が中止手段によって中止されて処理を終える。
ステップ7で、最適記録モード判定回路によって再選択された記録モードとユーザーが選択した記録モードとが一致していれば、不図示の印刷制御回路が印刷を行なう。
なお、以上の処理を記録装置側で行うのではなく、パソコン側で行なっても良い。
本実施形態で用いられる処理液やインクは第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
本実施形態によれば、記録媒体上にドット26を作成し、このドット26の形状から記録媒体12のインク吸収能力を測定し、最適な記録モードを判定する。この記録モードとユーザーが選択した記録モードとが一致していなければ、異なる紙が給紙されたとして印刷を中止する。そのため、ユーザーに特別な負荷を強いることなく、画像品位の低下につながる記録モードの誤選択を防ぐことができる。また、期待していた記録媒体とは異なる記録媒体に印刷が行われる事態を招くことを防ぐことができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態のインクジェット記録装置の構成は、後述するようにUV発光LED24から出た紫外線が記録媒体上のドットに当たり吸収される点と記録媒体が予め紫外線蛍光物質を含んでいる点を除き第1の実施形態と同様である。そのため、同様の部分の説明を省略する。
図10に、本実施形態における読み取り手段の構成を示す。
本実施形態に用いられる処理液は、図10(a)に示すドット36を形成し、紫外線を吸収する紫外線吸収物質を含んでいる。また、図10に示す記録媒体35は、予め紫外線蛍光物質を含んだインク吸収能力検知用記録媒体である。ドット36は、紫外線を吸収する物質を含んでいる。そのため、ドット36における記録媒体35の上に露呈された領域S2に対してUV発光LED24から発せられた紫外線が照射されてもその光エネルギーが熱エネルギーに変換され、領域S2で光は発せられない。
吐出された処理液は記録媒体35上に着弾し、処理液により形成されたドット36が記録媒体35上にいったん配置されることになる。ここで、記録媒体35が処理液を完全には吸収しない材料により形成されている場合、処理液は記録媒体35上に留まり続け、その後も図10(a)に示すようにドット36が記録媒体35上に形成されたままである。記録媒体35が処理液を完全に吸収する材料により形成されている場合、処理液が記録媒体35の中に完全に侵入してしまい、図10(b)に示すように記録媒体35上にはドット36は形成されない。記録媒体35のインク吸収能力が大きければ、記録媒体35の中に入り込む処理液の量が大きくなる。その分、記録媒体35の上に露呈された領域S2の面積W2が小さくなる。逆に記録媒体35のインク吸収能力が小さければ、ドット36における記録媒体35の上に露呈された領域S2の面積W2が大きくなる。ドット36における記録媒体35の上に露呈された領域S2の面積W2が小さければ、UV発光LED24から発せられた紫外線が記録媒体35に当たる量が多くなり、フォトダイオード25が受光する光は強くなる。ドット36における記録媒体35の上に露呈された領域S2の面積W2が大きければ、紫外線が記録媒体35に当たる量が少なくなり、フォトダイオード25が受光する光は弱くなる。
次に、図11を参照して、本発明におけるインクの最適吐出量の選択方法を説明する。図11は、UV発光LED24とフォトダイオード25および記録モードを制御する不図示のインクの最適吐出量決定回路の動作を説明するフローチャートである。
印刷動作の開始を意味する印刷JOB信号が入力されると、最適吐出量決定回路は作動を開始する。ステップ1では、最適吐出量決定回路はキャリッジ11を移動し処理液ヘッド22を操作し記録媒体35の前端部(先端部)付近に処理液を吐出する。
ステップ2では、最適吐出量決定回路はUV発光LED24を発光させドット36に紫外線をあて、紫外線蛍光物質が含まれた記録媒体35を発色させる。
そしてステップ3では、最適吐出量決定回路はフォトダイオード25を用いドット36の形状を読み取る。フォトダイオード25の働きは第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
図10を参照して、UV発光LED24とフォトダイオード25の構成を説明する。図10はUV発光LED24とフォトダイオード25の構成を説明するための模式図である。UV発光LED24から照射された紫外線の一部は、記録媒体35上のドット36に当たる。ドット36は紫外線を吸収する紫外線吸収物質により形成されているので、ドット36に当たった紫外線は吸収される。またドット36に当たらなかった紫外線は、記録媒体35に含まれている蛍光物質を発光させる。それから、フォトダイオード25が、紫外線の照射によって記録媒体35に含まれた紫外線蛍光物質から発光された光を受光する。
図12はフォトダイオード25から出力される信号の強弱を表すグラフである。本実施形態では紫外線吸収物質を含んだ処理液を使用するためフォトダイオード25から出力される信号はドット36付近では下に凸型になる。最適記録モード判定回路は号ピークの半値幅28を計算する。
次にステップ4では、インク吐出量決定手段を有する最適吐出量決定回路は、ピークの半値幅40を基に、テーブルから、半値幅40に応じた最適なインク吐出量を決定し処理を終える。テーブルには、半値幅40のしきい値と、半値幅40のしきい値間に対応する最適吐出量とが予め記憶されている。
次に不図示の印刷制御回路が最適なインク吐出量によって印刷を行なう。インク吐出量の調整は、例えば、デューティ比を調整したり、単位画素への打ち込み回数を調整したりすることによって行われる。
なお、以上の処理を記録装置側で行うのではなく、パソコン側で行なっても良い。
次に本実施形態で用いられる処理液の一例を説明する。本実施形態に用いられるインク染料を不溶化する処理液は紫外線を吸収する紫外線吸収物質を含んでいる。この処理液は、一例として以下のようにして得ることができる。下記の成分を混合溶解した後、さらにポアサイズが0.22μmのメンブレンフィルタ(商品名:フロロポアフィルタ、住友電気工業株式会社製)にて加圧濾過した後、NaOHでpHを4.8に調整し、処理液A2を得ることができる。
[A2の成分]
カチオン性化合物
ステアリルトリメチルアンモニウム塩 2.0部
(商品名;エレクトロストリッパQE、花王株式会社製)
または、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド
(商品名;ユータミン86P、花王株式会社製)
チオジグリコール 10部
チヌビン400(紫外線吸収剤 商品名;日本チバガイギー製)3.0部
水 残部
本実施形態で用いられるインクの一例は第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
本実施形態によれば、記録媒体35上にドット36を作成し、このドット36における記録媒体35の上に露呈された領域S2の面積W2から記録媒体35のインク吸収能力を測定し、この吸収能力から最適なインク吐出量を決定する。そのため、最適なインク吐出量で印刷が行われるのでユーザーに特別な負荷を強いることなく、画像品位の低下につながる記録モードの誤選択を防ぐことができる。また、にじみに対応してインク吐出量の調整も行うことができる。
(他の実施形態)
上記の実施形態においては、黒・シアン・マゼンタ・イエローの4色のカラーインクを用いたインクジェット記録装置としたが、インクの色はこの組み合わせに限らない。例えば、この4色に淡マゼンタと淡シアンを加えても良いし、それ以外であっても良い。
また、上記の実施形態においては、紫外線を照射して発光、もしくは光を吸収させるドットが、カラーインクとは別に設けられた処理液として構成されて用いられたものとしたが、カラーインクをドットとして用いても良い。ドットを形成するのにカラーインクを用いる際には、ドットを形成するためのカラーインクの中に紫外線を照射すると発光する物質、もしくは光を吸収する物質を予め含ませておく。その際、ドットとして用いられるカラーインクは薄い色のものが好ましい。例えば、黒・シアン・マゼンタ・イエローの4色を備えたインクジェット記録装置では、インク吸収能力の測定に用いられる薄い色のインクは黄色インクであることが望ましい。また、黒・シアン・マゼンタ・イエローの4色に淡マゼンタと淡シアンを加えた6色のインクジェット記録装置においては、処理液は淡マゼンタかあるいは淡シアンであることが望ましい。これらの薄い色のインクは画像データが形成される前に記録媒体上に吐出され、画像データが形成される前に読み取り手段により形状が認識される。
また、記録用のインクと無色のインクとを予め準備しておき、無色のインクを用いてドットを形成するようにしても良い。また、記録モード判定あるいはインク吐出量決定に用いるドットを形成するための処理液と、インクを水に対して不溶化させる処理液とを別にしても良い。
インク吸収能力の測定に薄い色のインクが用いられる際には、薄いとは言えインクが色を持っているため、印刷後の画像の品質が落ちないように、画像データが形成されたときに目立たなくなるような位置に吐出される。目立たなくなる位置というのは、画像の光学濃度が高い部分の近傍・画像が記録されない記録媒体の周縁部もしくは画像の光学濃度が高い部分が形成される場所の何れかである。そのような位置から、画像データに応じてインクを吐出する位置が選択される。しかし、印刷の品質を考慮すれば、記録用インクの他に耐水性向上のために処理液を吐出する手段を備えたインクジェット記録装置においては、インク吸収能力の測定に用いられる処理液は、色材を含まないものであることが望ましい。
読み取り手段としては、発光手段としてUV発光LEDを用いたが、光電管を用いても良い。また、受光手段としてフォトダイオードを用いたが、CCDを用いても良い。
処理液は、記録用インクを水に対して不溶化させるものとして用いられるためには、他の記録用インクに含まれる染料や顔料などの色剤と反応して水に不溶化させる成分として、金属の水酸化物塩や高分子塩が含まれている材料が用いられる。このうち高分子金属塩の具体例としてステアリルトリメチルアンモニウム塩やジアリルアミン塩酸塩と二酸化硫黄との共重合体などが挙げられる。記録用インクの吐出に前後して処理液が吐出されると、これらの金属塩は記録媒体上、もしくは記録媒体内に浸透した位置で記録用インクに含まれる水性染料や顔料分散体などの色材と反応し結合する。これにより記録用インクが水に対して不溶化される。
また、第1の実施形態、及び第2の実施形態で用いられる処理液としては、紫外線の照射により発光する物質もしくは紫外線を吸収する物質を含んだものが用いられる。紫外線などに反応し発光する物質は、紫外線領域の波長の光(10〜450nm)の照射により蛍光もしくは燐光現象を起こして可視光領域の波長の光(380〜780nm)を発光する物質である。具体的には、例えば、サリチル酸ナトリウムや安息香酸ナトリウム、テトラ〔4,4,4−トリフルオロ−1−(2−フラニル)−1,3−ブタンジオナート〕ユーロピウム錯体がある。また、テトラ〔4,4,4−トリフルオロ−1−フェニル−1,3−ブタンジオナート〕ユーロピウム錯体、テトラ〔4,4,4−トリフルオロ−1−(2−チオニル)−1,3−ブタンジオナート〕ユーロピウム錯体がある。また、テトラ〔4,4,4−トリフルオロ−1−ナフチル−1,3−ブタンジオナート〕ユーロピウム錯体、テトラ〔4,4,4−トリフルオロ−1−メチル−1,3−ブタンジオナート〕ユーロピウム錯体等も挙げられる。
また、第3の実施形態で用いられる紫外線吸収物質とは、紫外線領域の波長の光(300〜450nm)を吸収し、これを熱エネルギーとして放出する物質である。具体的にはサリシレート系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、アクリロニトリル系、ヒンダードアミン系、金属錯塩系等の従来の公知のものをいずれも使用できる。好ましいものとしては、具体的には例えば、フェニルサリシレート、p−t−ブチルフェニルサリシレート、p−オクチルサリシレート、2−ヒドロキシベンゾフェノンがある。また、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−2′−カルボキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルホベンゾフェノン・トリヒドレートがある。また、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクタデシルオキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸、2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシベンゾフェンノンがある。また、2,2′−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4,4′−ジメトキシベンゾフェノン、2,2′,4,4′−テトラヒドロキシベンゾフェノンがある。また、ソジウム−2,2′−ジヒドロキシ−4,4′−ジメトキシ−5−スルホベンゾフェノン、5−クロル−2−ヒドロキシベンゾフェノン、2−(2′−ヒドロキシ−4′−オクトキシフェニル)ベンゾトリアゾールがある。また、2−(2′−ヒドロキシ−3′−t−ブチル−5′−メチルフェニル)−5−クロルベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′−t−ブチル−5′−プロピオン酸オクチルフェニル)−5−クロルベンゾトリアゾールがある。また、5′−プロピオン酸オクチルフェニル−5−クロルベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾールがある。また、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5−ジ−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5−ジ−t−ブチルフェニル)−5−クロルベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5−ジ−t−アミルフェニル)がある。また、2−[2−ヒドロキシ−3,5−ジ(2,2−ジメチルベンジン)−フェニル]−2H−ベンゾトリアゾール、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3′−ジフェニルアクリレート、エチル−2−シアノ−3,3′−ジフェニルアクリレートがある。また、ニッケルビス(オクチルフェニル)サルファイドがある。また、[2,2′−チオビス(4−t−オクチルフェノラート)]−n−ブチルアミンニッケル、ポリエチレングリコールの3−[3−(2H−ベンゾトリアゾール)−2−イル−5−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル]プロピオン酸モノ及びジエステルがある。また、ニッケルコンプレックス−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル−リン酸モノエチレート、ニッケルジブチルジチオカーバメート、レゾルシノールモノベンゾエート、ヘキサメチルホスホリルトリアミドがある。また、2,4,5−トリヒドロキシブチルフェノン、ジ−p−オクチルフェニルテレフタレート、ジ−p−n−ノリルフェニルイソフタレートがある。また、2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2−n−ブチルマロン酸、ビス(1,2,2,6−ペンタメチル−4−ピペリジン)等のヒンダートアミン、及び他のモノマーと共重合ポリマー中に導入されるものがある。そのようなものとして、2−オキシ−4−(2−オキシ−3−メタクリルオキシ)プロポキシベンゾフェノン、ジフェニルメチレンシアン酢酸エチル等が挙げられる。
また、上述の実施形態においては、処理液を吐出するタイミングについて、一枚の記録媒体につき一回の処理液の吐出で記録モードの判定あるいはインク吐出量の決定を行うこととした。しかし、同じ種類の記録媒体を複数枚用いて記録を行うのであれば、一枚毎に全ての記録媒体について記録モードの判定あるいはインク吐出量の決定を行わずに、最初の一枚でこれを行い、後は同じ設定を用いて記録を行うことにしても良い。また、記録用インクにて記録を行う前に、記録モードの判定あるいはインク吐出量の決定を行うための別の記録媒体を予め準備し、後の記録媒体についてはこれと同じ記録モードあるいはインク吐出量で記録を行うこととしても良い。こうすることにより、記録モードの判定あるいはインク吐出量の決定を行う際に用いる処理液が、印刷後の画像の品質に影響を及ぼすことを防ぐことができる。特に、処理液として色を持ったインクを用いる際には有効である。
また、上記の実施形態によれば、記録媒体上でインクと処理液とを混合させてインクを水に対して不溶化させるので、インクを吐出する毎に処理液が吐出される。そのため、記録用インクの吐出毎に記録モードの判定あるいはインク吐出量の決定を行うことも可能である。これにより、一枚の記録媒体上で材料上の特性にばらつきがあったとしても、記録場所の特性に応じた最適なインク吐出量で記録を行うことができる。常に最適なインク吐出量で記録を行うことができるので、印刷後の画像をより高い品質で提供するインクジェット記録装置とすることができる。
また、上述の実施形態においては、記録媒体のインク吸収能力判定用の処理液を、紫外線の照射によって発光する処理液を用いて記録媒体の記録モードを判定した。そして、紫外線を吸収する処理液を用いて記録媒体の最適なインク吐出量を決定した。しかし、紫外線の照射によって発光する処理液を用いて記録媒体の最適なインク吐出量を決定しても良いし、紫外線を吸収する処理液を用いて記録媒体の記録モードを判定しても良い。
本発明に係るインクジェット記録装置の一例を示す斜視図である。 図1に示されるインクジェット記録装置の要部を示す斜視図である。 図2に示される例において用いられるキャリッジを示す斜視図である。 (a)、(b)は、第1の実施形態において図3に示すキャリッジに備えられる読み取り手段によってドットを読み取る行程の説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る記録モードの判定方法を示したフローチャート図である。 本発明の第1の実施形態に係るドットとフォトダイオードによるセンシング領域の関係を示した平面図である。 本発明の第1の実施形態に係るフォトダイオードから出力される信号データのグラフである。 本発明の第2の実施形態に係る最適記録モード判定回路の動作を示したフローチャート図である。 本発明の第2の実施形態に係るインクジェット記録装置が選択した記録モードとユーザーが選択した記録モードとが一致しなかった場合にディスプレー画面に表示する警告ウィンドウである。 (a)、(b)は、第3の実施形態に係るキャリッジに備えられる読み取り手段によってドットを読み取る行程の説明図である。 本発明の第3の実施形態に係るインクの最適吐出量決定回路の動作を説明するフローチャート図である。 本発明の第3の実施形態に係るフォトダイオード25から出力される信号データのグラフである。
符号の説明
12、35 記録媒体
22 処理液ヘッド
24 UV発光LED
25 フォトダイオード
26、36 ドット
30 インクジェット記録装置

Claims (16)

  1. 記録用インクを記録媒体に向かって吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッドが設けられ、複数種の前記記録媒体に対応する複数の記録モードが設定されるインクジェット記録装置において、
    前記記録媒体上に前記記録用インクを不溶化するための液滴を付与してドットを形成するドット形成手段と、
    前記記録媒体における前記記録用インクの吸収能力に応じて形成される前記ドットの形状または大きさを読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段により前記ドットの形状または大きさを読み取ることによって得られる読み取り信号に応じて記録モードを設定する記録モード設定手段とを有し、
    前記読み取り手段は、前記ドットに対して光を照射する発光手段と、前記発光手段から照射された光が前記ドットに当たって発せられる光を受光する受光手段とからなり、
    前記液滴には、非可視領域光を照射すると発光する発光物質が含まれていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 記録用インクを記録媒体に向かって吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッドが設けられるインクジェット記録装置において、
    前記記録媒体上に前記記録用インクを不溶化するための液滴を付与してドットを形成するドット形成手段と、
    前記記録媒体における前記記録用インクの吸収能力に応じて形成される前記ドットの形状または大きさを読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段により読み取られることによって得られる読み取り信号から前記記録媒体に適した前記記録用インクのインク吐出量を決定するインク吐出量決定手段とを有し、
    前記読み取り手段は、前記ドットに対して光を照射する発光手段と、前記発光手段から照射された光が前記ドットに当たって発せられる光を受光する受光手段とからなり、
    前記液滴には、非可視領域光を照射すると発光する発光物質が含まれていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 前記非可視領域光は、紫外線であることを特徴とする請求項またはに記載のインクジェット記録装置。
  4. 記録用インクを記録媒体に向かって吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッドが設けられ、複数種の前記記録媒体に対応する複数の記録モードが設定されるインクジェット記録装置において、
    前記記録媒体上に前記記録用インクを不溶化するための液滴を付与してドットを形成するドット形成手段と、
    前記記録媒体における前記記録用インクの吸収能力に応じて形成される前記ドットの形状または大きさを読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段により前記ドットの形状または大きさを読み取ることによって得られる読み取り信号に応じて記録モードを設定する記録モード設定手段とを有し、
    前記読み取り手段は、前記ドットに対して光を照射する発光手段と、前記発光手段から照射された光が前記ドットに当たって発せられる光を受光する受光手段とからなり、
    前記記録媒体は、光が照射されるとそこで光が発せられるインク吸収能力検知用記録媒体であって、前記液滴には、光を照射すると光を吸収する光吸収物質が含まれていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  5. 記録用インクを記録媒体に向かって吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッドが設けられるインクジェット記録装置において、
    前記記録媒体上に前記記録用インクを不溶化するための液滴を付与してドットを形成するドット形成手段と、
    前記記録媒体における前記記録用インクの吸収能力に応じて形成される前記ドットの形状または大きさを読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段により読み取られることによって得られる読み取り信号から前記記録媒体に適した前記記録用インクのインク吐出量を決定するインク吐出量決定手段とを有し、
    前記読み取り手段は、前記ドットに対して光を照射する発光手段と、前記発光手段から照射された光が前記ドットに当たって発せられる光を受光する受光手段とからなり、
    前記記録媒体は、光が照射されるとそこで光が発せられるインク吸収能力検知用記録媒体であって、前記液滴には、光を照射すると光を吸収する光吸収物質が含まれていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  6. 前記インク吸収能力検知用記録媒体に対して非可視領域光が照射されると、前記受光手段によって検知可能な光が前記インク吸収能力検知用記録媒体で発せられることを特徴とする請求項4または5に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記インク吸収能力検知用記録媒体には、非可視領域光を照射すると発光する発光物質が含まれていることを特徴とする請求項に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記光吸収物質は紫外線吸収物質であることを特徴とする請求項4または5に記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記記録モード設定手段によって設定された記録モードとユーザーが選択した記録モードとが一致しない場合には、前記インクジェット記録装置が印刷を中止する中止手段が備えられることを特徴とする請求項1または4に記載のインクジェット記録装置。
  10. 前記記録モード設定手段は、前記読み取り手段で読み取った読み取り信号強度におけるピークの半値幅に基づいて記録モードを設定することを特徴とする請求項1または4に記載のインクジェット記録装置。
  11. 前記インク吐出量決定手段は、前記読み取り手段で読み取った読み取り信号強度におけるピークの半値幅に基づいてインク吐出量を決定することを特徴とする請求項2または5に記載のインクジェット記録装置。
  12. 前記液滴は、前記記録用インクが付与される位置に付与されることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  13. 記録用インクを記録媒体に向かって吐出して記録を行うインクジェット記録装置における記録媒体の判別方法であって、
    前記記録媒体に前記記録用インクを不溶化するための液滴を付与してドットを形成するドット形成ステップと、
    前記記録媒体上に前記記録用インクの吸収能力に応じて形成される前記ドットの形状または大きさを読み取るドット読み取りステップと、
    前記ドット読み取りステップで前記ドットの形状または大きさを読み取られることによって得られる読み取り信号に応じて前記記録媒体が判別される記録媒体判別ステップとを有し、
    前記ドット読み取りステップでは、前記ドットに対して光を照射するステップと、前記照射された光が前記ドットに当たって発せられる光を受光するステップとを含み、
    前記液滴には、非可視領域光を照射すると発光する発光物質が含まれていることを特徴とする記録媒体の判別方法。
  14. 記録用インクを記録媒体に向かって吐出して記録を行うインクジェット記録装置におけるインク吐出量の決定方法であって、
    記録媒体に前記記録用インクを不溶化するための液滴を吐出してドットを形成するドット形成ステップと、
    前記記録媒体上に形成された前記ドットの形状または大きさを読み取るドット読み取りステップと、
    読み取った前記ドットの形状または大きさから前記記録媒体に適した前記記録用インクのインク吐出量を決定するインク吐出量決定ステップとを有し、
    前記ドット読み取りステップでは、前記ドットに対して光を照射するステップと、前記照射された光が前記ドットに当たって発せられる光を受光するステップとを含み、
    前記液滴には、非可視領域光を照射すると発光する発光物質が含まれていることを特徴とするインク吐出量の決定方法。
  15. 記録用インクを記録媒体に向かって吐出して記録を行うインクジェット記録装置における記録媒体の判別方法であって、
    前記記録媒体に前記記録用インクを不溶化するための液滴を付与してドットを形成するドット形成ステップと、
    前記記録媒体上に前記記録用インクの吸収能力に応じて形成される前記ドットの形状または大きさを読み取るドット読み取りステップと、
    前記ドット読み取りステップで前記ドットの形状または大きさを読み取られることによって得られる読み取り信号に応じて前記記録媒体が判別される記録媒体判別ステップとを有し、
    前記ドット読み取りステップでは、前記ドットに対して光を照射するステップと、前記照射された光が前記ドットに当たって発せられる光を受光するステップとを含み、
    前記記録媒体は、光が照射されるとそこで光が発せられるインク吸収能力検知用記録媒体であって、前記液滴には、光を照射すると光を吸収する光吸収物質が含まれていることを特徴とする記録媒体の判別方法。
  16. 記録用インクを記録媒体に向かって吐出して記録を行うインクジェット記録装置におけるインク吐出量の決定方法であって、
    記録媒体に前記記録用インクを不溶化するための液滴を吐出してドットを形成するドット形成ステップと、
    前記記録媒体上に形成された前記ドットの形状または大きさを読み取るドット読み取りステップと、
    読み取った前記ドットの形状または大きさから前記記録媒体に適した前記記録用インクのインク吐出量を決定するインク吐出量決定ステップとを有し、
    前記ドット読み取りステップでは、前記ドットに対して光を照射するステップと、前記照射された光が前記ドットに当たって発せられる光を受光するステップとを含み、
    前記記録媒体は、光が照射されるとそこで光が発せられるインク吸収能力検知用記録媒体であって、前記液滴には、光を照射すると光を吸収する光吸収物質が含まれていることを特徴とするインク吐出量の決定方法。
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