JP4681796B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ、パチスロ、スロットマシーン、メダルゲーム等の遊技機に関する。
【0002】
【背景技術】
従来より、複数の組合せ図柄を変動させて抽選演出表示を行う遊技機として、例えばパチンコ遊技機やパチスロ遊技機、スロットマシーン、メダルゲームなどが知られている。
【0003】
パチンコ遊技機を例に取ると、遊技盤面のほぼ中央部に液晶ディスプレイなどの画像表示手段が配置されており、このディスプレイ上に、抽選演出表示を行なうための3列のリールが表示され、この各リール内に数字等の図柄が表示されるものがある。
【0004】
かかるパチンコ遊技機では、遊技者の打った遊技球が遊技盤の遊技盤面上に設けられているスタートチャッカーと呼ばれる始動入賞口に入賞すると、大当りの権利(特別遊技状態)を遊技者に付与するための抽選処理が行われる。そして、画像表示手段に表示された3列のリールに表示される図柄が一斉に変動を開始し、各リールでは、例えば1〜12までの12種類の図柄が順次繰り返して変動表示され、抽選の演出を行う。
【0005】
その後、抽選の結果に基づき、3列のリールは順次停止していき、停止した3列の図柄が全て同一図柄の出目として表示された場合に、大当り状態となり、大当り入賞口が開放制御され、多くの賞球が払い出される。
【0006】
そして、これら一連のパチンコ遊技機の動作を遊技者にとってより魅力的に行い、遊技者を飽きさせないようにするために、種々の演出が行われている。かかるパチンコ遊技機として、例えば、特開平8−800号公報に示されるようなものが知られている。
【0007】
【特許文献1】
特開平8−800号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
かかるタイプの遊技機ではどのような遊技演出を行うかが遊技機の人気を左右する重要な要素であるため、より遊技者を楽しませかつ遊技者の遊技意欲を喚起するような遊技演出を行うことが好ましい。
【0009】
しかし単に液晶表示部に抽選表示画像を表示するだけでは同様なタイプの他の遊技機との差別化を図ることが困難で、遊技者の遊技意欲を喚起するようなインパクトに乏しかった。
【0010】
また盤面の上に設置された成形品などが動作する「可動役物」と呼ばれるものもあったが、成形品の形などでいかなる動きをするか予想が出来てしまい、動いた時の驚きがなかった。
【0011】
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、その目的はより遊技者を楽しませかつ遊技者の遊技意欲を喚起するような遊技演出を行うことが可能な遊技機を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明は、
遊技領域内における遊技媒体の移動により発生する抽選の結果を告知するための抽選演出を行う遊技機であって、
前記遊技領域内に設けられた抽選入賞検出部への前記遊技媒体の入賞を検出する手段と、
抽選入賞検出部に入賞が検出された場合に抽選処理を行う抽選手段と、
前記抽選結果に基づき抽選演出を行う演出手段とを含み、
前記演出手段は、
遊技領域に設けられ、複数の表示板を連続して送り出すことにより連続画像の表示を行う表示板送り出し型連続画像表示手段と、
前記抽選結果に基づき抽選演出のために前記表示板送り出し型連続画像表示手段の送り出し制御を行う送り出し制御手段と、
を含むことを特徴とする。
【0013】
本発明において前記遊技機としては、パチンコ、パチスロ、スロットマシーン、メダルゲーム機等の遊技機や、その他各種の抽選結果を画像表示するタイプの遊技機などが該当する。例えば、遊技媒体が始動入賞口に入賞することで、所与の遊技イベントを発生させるための抽選処理が行われるタイプの遊技機が該当する。
【0014】
ここで遊技媒体とは、例えば遊技球や遊技コインなどであり、入賞とは始動入賞口等に遊技球や遊技コインなどが、入ることのみならず、通過することをも意味する。また、所与の遊技イベントとは、遊技者に特別な利益を与える遊技状態をいい、パチンコ遊技機では、多くの賞球を遊技者に払い出す大当たりの遊技状態(特別遊技状態)や、確率変動、リーチ、リーチ予告等が該当する。
【0015】
また、抽選演出とは、遊技機において抽選に関連して行われる演出であり、抽選中であることを示す演出や、最終的な抽選結果を告知するための演出を含む。なお、抽選演出以外のアトラクト演出時に抽選演出と同様の内容の演出を行ってもよい。
【0016】
本発明によれば、演出手段として、複数の表示板を連続して送り出すことにより連続画像の表示を行うので、送り出し制御されている複数の表示板によって表示される連続画像の動きや、送り出しを停止したときに遊技者に対して表示されている複数の表示板に表示された内容によって抽選演出を行うことができる。
【0017】
そして、かかる送り出し表示板を用いた連続画像は、先に表示されていた表示板の表示内容の残像を利用した独特の動きをするので、液晶画面等を用いた動画等に比べその動きがコミカルなものとなり、抽選演出の視覚的な効果をより高めることができる。
【0018】
さらに、本発明によれば、表示される連続画像の表示内容だけでなく、送り出し表示板の機械的な送り出し動作自体の変化によっても抽選演出を行うことができる。特に、送り出し表示板を機械的に動作させて一枚一枚表示板をめくっていくことにより発生する、表示板の入れ替わりの機械的な間を利用して、液晶画面等を用いた動画等にはない、送り出し表示板による連続画像特有の抽選演出を行うことができ、遊技者の大当たりとなる期待感を効果的に高めることができる。
【0019】
このように、表示板送り出し型連続画像表示手段を送り出し制御することにより、液晶画面等に表示される動画像とは全く異質の演出効果を奏することができ、より注目を集めやすく、遊技者を楽しませかつ遊技者の遊技意欲を喚起するような遊技演出を行うことができる。
【0020】
加えて、連続画像による視覚的な演出を行うための機構が極めて簡単なものとなり、装置全体を安価なものとすることができる。
【0021】
なお、演出手段として、前記表示板送り出し型連続画像表示手段に加え、例えば、演出画像を生成する手段、生成された演出画像を表示するディスプレイ、役物の動作を制御する手段等を含むようにしてもよい。
【0022】
(2)また、本発明に係る遊技機において、
前記表示板送り出し型連続画像表示手段は、
遊技領域に設けられ、一端が回転軸側に保持された複数の回転表示板を用いて連続画像の表示を行う回転表示手段であって、
前記送り出し制御手段は、
前記抽選結果に基づき抽選演出のために前記回転表示手段の回転制御を行う回転制御手段であることを特徴とする。
【0023】
本発明によれば、表示板送り出し型連続画像表示手段として、一端が回転軸側に保持された複数の回転表示板を用いて連続画像の表示を行うので、回転制御されている回転表示板の回転中の連続画像の動きや、回転を停止したときの回転表示板に表示された内容によって抽選演出を行うことができる。
【0024】
従って、回転表示板を機械的に動作させて一枚一枚表示板をめくっていくことにより発生する、表示板の入れ替わりの機械的な間を利用して、液晶画面等を用いた動画等にはない、回転表示板による連続画像特有の抽選演出を行うことができ、遊技者の大当たりとなる期待感を効果的に高めることができる。
【0025】
(3)また、本発明に係る遊技機において、
前記送り出し制御手段は、
前記抽選結果に基づき前記表示板送り出し型連続画像表示手段の送り出し速度を制御して抽選演出を行うことを特徴とする。
【0026】
本発明によれば、表示板送り出し型連続画像表示手段の送り出し速度を制御して、表示板送り出し型連続画像表示手段の送り出し速度の変化によって抽選演出を行うことができる。また、表示板送り出し型連続画像表示手段を回転表示手段とした場合には、回転表示手段の回転速度を制御して、回転表示手段の回転速度の変化によって抽選演出を行うことができる。
【0027】
従って、例えば、表示板送り出し型連続画像表示手段の送り出し速度を速くしたり遅くしたりすることにより、当りとなる期待度を示唆したり、次第に送り出し速度を遅くしてから表示板送り出し型連続画像表示手段を停止させることにより、当りの決定の瞬間に間を持たせる等、表示板送り出し型連続画像表示手段によって表示される連続画像の内容に加え、表示板送り出し型連続画像表示手段の送り出し速度の変化により魅力ある抽選演出を行うことができる。
【0028】
(4)また、本発明に係る遊技機において、
前記送り出し制御手段は、
前記抽選結果に基づき前記表示板送り出し型連続画像表示手段の送り出しパターンを制御して抽選演出を行うことを特徴とする。
【0029】
本発明によれば、表示板送り出し型連続画像表示手段の送り出しパターンを制御して、表示板送り出し型連続画像表示手段の送り出しパターンの変化によって抽選演出を行うことができる。また、表示板送り出し型連続画像表示手段を回転表示手段とした場合には、回転表示手段の回転パターンを制御して、回転表示手段の回転パターンの変化によって抽選演出を行うことができる。
【0030】
従って、例えば、送り出し開始、停止、再開等の送り出しパターンを変化させることにより、当りとなる期待度を示唆したり、一旦送り出しが停止してから再び送り出しを開始させて当りとなる期待感を増幅させる等、表示板送り出し型連続画像表示手段によって表示される連続画像の内容に加え、送り出し表示手段の送り出しパターンの変化により魅力ある抽選演出を行うことができる。
【0031】
(5)また、本発明に係る遊技機において、
前記複数の表示板には、複数のストーリーからなる連続画像が描かれており、
前記演出手段は、
前記抽選結果に基づき前記送り出し制御手段を制御して、前記複数のストーリーからなる連続画像のうち任意のストーリーからなる連続画像を遊技者に選択表示することを特徴とする。
【0032】
本発明によれば、複数の表示板に、複数のストーリーからなる連続画像が描かれており、そのうちの任意のストーリーからなる連続画像を遊技者に選択表示するので、種々のストーリーからなる連続画像を遊技状態に応じて選択表示することができる。
【0033】
従って、バリエーションに富み、飽きの来ない抽選演出を行うことができる遊技機を提供することができる。
【0034】
(6)また、本発明に係る遊技機において、
前記演出手段は、
前記抽選結果に基づき抽選の画像演出を行う抽選演出画像を生成しディスプレイに表示するための処理を行う演出画像制御手段をさらに含み、
前記送り出し制御手段と前記演出画像制御手段とを関連付けて制御するための処理を行うことを特徴とする。
【0035】
本発明によれば、表示板送り出し型連続画像表示手段とともに、遊技領域に演出画像を表示するディスプレイを設け、当該ディスプレイに表示される抽選演出画像の生成表示と、表示板送り出し型連続画像表示手段の送り出し制御とを関連付けて制御して抽選演出を行うことができる。
【0036】
従って、単に液晶画面等を用いて動画等を表示する遊技機とは異なり、全く異なる質感の画像を表示する表示手段を関連付けて制御することにより、それぞれの画像からは得られない、組合せにより生じる特異な演出効果を持った画像によって抽選演出を行うことができ、多様性があり、より注目度が高い抽選演出を行うことができる。
【0037】
(7)また、本発明に係る遊技機において、
前記演出手段は、
前記抽選結果に基づき前記表示板送り出し型連続画像表示手段に表示される連続画像の表示内容と前記ディスプレイに表示される前記抽選演出画像の表示内容とが関連付けて表示されるように、前記送り出し制御手段と前記演出画像制御手段とを制御するための処理を行うことを特徴とする。
【0038】
本発明によれば、ディスプレイに表示される抽選演出画像と、表示板送り出し型連続画像表示手段を送り出し制御することにより表示される連続画像とを関連付けた抽選演出を行うことができる。
【0039】
従って、全く異なる質感の画像を関連付けて表示することにより、それぞれの画像からは得られない、組合せにより生じる特異な演出効果を持った画像によって抽選演出を行うことができる。
【0040】
(8)また、本発明に係る遊技機において、
前記演出手段は、
前記抽選結果に基づき前記ディスプレイに表示される前記抽選演出画像の表示内容と前記表示板送り出し型連続画像表示手段に表示される連続画像の表示内容とが同一または類似の内容として表示されるように、前記送り出し制御手段と前記演出画像制御手段とを制御するための処理を行い、
前記同一または類似の内容として表示された表示内容の同調度によって遊技者に対し所与の遊技イベント発生の期待度の示唆、所与の遊技イベント発生の告知の少なくとも1を行うことを特徴とする。
【0041】
本発明によれば、ディスプレイの表示内容と表示板送り出し型連続画像表示手段表示内容とが同一または類似の内容として表示されるので、全く異なる質感の画像を表示する表示手段が協働して1の演出を行っているようにすることができる。
【0042】
従って、同一または類似の内容として表示された2つの表示内容の、例えば画像変動のタイミングを一致させたり相異させたりする等、その同調度(例えば、前記画像変動のタイミングのズレ)を変化させることにより、例えば同調度が高ければ大当りとなる期待度が高く、同調度が低ければ期待度が低いというように、2つの全く異質な画像の同調度によって遊技者に大当りとなる期待感を示唆することができる。
【0043】
(9)また、本発明に係る遊技機において、
前記表示板送り出し型連続画像表示手段と前記ディスプレイは、
前記遊技領域上に隣接配置されていることを特徴とする。
【0044】
本発明によれば、表示板送り出し型連続画像表示手段とディスプレイが遊技領域上に隣接配置されているので、2つの全く異なる質感の画像を表示する表示手段が協働して1の演出を行っているようにした場合、より一体感があり、魅力的な演出を行うことができる。
【0045】
また、例えば、ディスプレイに、表示板送り出し型連続画像表示手段に遊技者の注意を向けるような画像表示をすることにより、表示板送り出し型連続画像表示手段による演出をより効果的に行うことができる。
【0046】
(10)また、本発明に係る遊技機において、
前記複数の表示板を遊技者から視認不能にするための遮蔽手段をさらに含み、
前記演出手段は、
前記抽選結果に基づき前記遮蔽手段を制御して前記複数の表示板を視認可能または視認不能にすることを特徴とする。
【0047】
本発明によれば、遮蔽手段によって遊技者に対し表示板を任意に出現させることができる。例えば、通常の遊技状態のときは遮蔽手段によって表示板を非出現状態にしておき、所定の遊技イベント状態のときは遮蔽手段を制御して表示板を出現状態にすることができる。
【0048】
従って、表示板の出現パターンによって当りとなる期待度の高さを示唆する等、効果的な演出を行うことができる。
【0049】
また、本発明は、遮蔽手段を開閉可能なシャッターとすることができ、表示板を遊技者に対し出現させる場合にはシャッターが開くよう制御し、遊技者に対し出現させない場合にはシャッターが閉まるよう制御することにより、遊技者が表示板を視認可能または視認不能にすることができる。
【0050】
従って、シャッターの開閉自体を、抽選演出の一環として行うことができ、回転表示板が出現することにイベント性を持たせ、注目度が高く魅力的な演出を行うことができる。
【0051】
また、本発明は、遮蔽手段を、相対的に暗い側からは明るい側を透視でき、明るい側からは透視できず鏡になるように透過制御が可能なミラーとすることができる。この場合、回転表示板の前面に透過制御型ミラーを配し、当該ミラーの透過を制御することにより遊技者が回転表示板を視認可能または視認不能にすることができる。
【0052】
例えば、回転表示板を遊技者に対し出現させる場合には、回転表示板を照射する透過制御ライトを点灯してミラーを透過できるようにし、一方、遊技者に対し出現させない場合には当該透過制御ライトを消灯してミラーを透過できないようにすることにより遊技者が回転表示板を視認可能または視認不能にすることができる。
【0053】
従って、ミラーの透過不透過自体を、抽選演出の一環として行うことができ、回転表示板が出現することにイベント性を持たせ、注目度が高く魅力的な演出を行うことができる。
【0054】
(11)また、本発明に係る遊技機において、
前記複数の表示板には、複数のストーリーからなる連続画像が描かれており、
前記演出手段は、
前記抽選結果に基づき前記遮蔽手段と前記送り出し制御手段を制御して、前記複数のストーリーからなる連続画像のうち任意のストーリーからなる連続画像を遊技者に表示することを特徴とする。
【0055】
本発明によれば、遮蔽手段を制御して表示板を遊技者に対して非表示状態としているときに送り出し制御手段を制御して、表示板を表示状態としたときに表示板送り出し型連続画像表示手段が送り出しを開始すべき位置に頭出し調節することができる。
【0056】
従って、複数の表示板に複数のストーリーからなる連続画像が描かれていても、複数の表示板のうち遊技者に表示したい範囲のみを任意に表示することができる。
【0057】
(12)また、本発明に係る遊技機において、
前記複数の表示板には、第1の連続画像と、所与の照明条件が満たされたとき視認可能となる第2の連続画像とが描かれており、
前記演出手段は、
前記所与の照明条件を与える照明手段を制御し、前記第1の連続画像の表示と、第1の連続画像及び第2の連続画像の組合せ画像の表示との切替を行うことを特徴とする。
【0058】
本発明によれば、所与の照明条件が満たされたときに視認可能となるインク等を用いて第2の連続画像を描き、照明手段を制御することにより、第1の連続画像の表示と、第1の連続画像及び第2の連続画像の組合せ画像の表示との切替を行うことができるので、同一範囲にある複数の表示板で2種類の連続画像を表示することができる。
【0059】
従って、表示できる連続画像のバリエーションが増え、より一層多様性のある抽選演出を行うことができる。
【0060】
さらに、照明条件を変化させることにより連続画像の表示の切替が行われるので、照明条件の変化と、連続画像の表示内容の変化の組合せにより遊技者の期待感を高めることができ、効果的な抽選演出を行うことができる。
【0061】
(13)また、本発明に係る遊技機において、
前記演出手段は、
前記表示板送り出し型連続画像表示手段の送り出し制御を行うことによって、遊技者に対し所与の遊技イベント発生の期待度の示唆、所与の遊技イベント発生の告知の少なくとも1を行うことを特徴とする。
【0062】
本発明によれば、通常の遊技状態では表示板送り出し型連続画像表示手段の送り出し制御は行なわれないが、所与のイベントが発生する期待度が高い場合や、所与の遊技イベントが発生した場合に表示板送り出し型連続画像表示手段の送り出し制御を行ない、遊技者に対して所与のイベントの発生の期待度を示唆したり、所与のイベントの発生を告知したりすることができる。
【0063】
従って、多様性があり、視認性が高く遊技者にとって解りやすい示唆、告知を行なうことができる。
【0064】
(14)また、本発明に係る遊技機において、
前記所与の遊技イベントは、リーチ、確率変動、大当りの少なくとも1のイベントであることを特徴とする。
【0065】
本発明によれば、表示板送り出し型連続画像表示手段の送り出し制御により発生が示唆、告知される所与のイベントが、リーチ、確率変動、大当りの少なくとも1のイベントであるので、演出効果の高い抽選演出を行うことができる遊技機を提供することができる。
【0066】
(15)また、本発明に係る遊技機において、
所与の遊技イベントを発生させる抽選を、所与の条件を満足することにより行なう抽選手段と、
前記抽選の結果に基づき前記抽選の演出を行う演出手段とを含み、
前記演出手段は、
遊技領域に設けられ、複数の表示板を連続して送り出すことにより連続画像の表示を行う表示板送り出し型連続画像表示手段と、
前記抽選結果に基づき抽選演出のために前記表示板送り出し型連続画像表示手段の送り出し制御を行う送り出し制御手段と、
を含むことを特徴とする。
【0067】
(16)また、本発明に係る遊技機において、
遊技領域に設けられた抽選入賞検出部への遊技媒体の入賞を検出する検出手段を更に含み、
前記抽選手段は、
前記所与の遊技イベントを発生させる抽選を、前記検出手段が前記入賞を検出したことを条件に行うことを特徴とする。
【0068】
本発明によれば、所与の遊技イベントを発生させる抽選を、抽選入賞検出部への遊技媒体の入賞を検出したことを条件に行うタイプの遊技機の抽選演出を効果的に行うことができる。
【0069】
本発明によれば、例えば、効果的な抽選演出を行うパチンコ遊技機等を提供することができる。
【0070】
(17)また、本発明に係る遊技機において、
抽選開始入力部への入力を検出する検出手段を更に含み、
前記抽選手段は、
前記所与の遊技イベントを発生させる抽選を、前記検出手段が前記入力を検出したことを条件に行うことを特徴とする。
【0071】
本発明によれば、所与の遊技イベントを発生させる抽選を、抽選開始入力部への入力を検出したことを条件に行うタイプの遊技機の抽選演出を効果的に行うことができる。
【0072】
例えば、パチスロ、スロットマシーン、メダルゲーム等の遊技機では、遊技者がメダルを投入して、抽選開始入力部としてのスタートレバーを操作すると、所与の遊技イベントを発生させる抽選を行う。
【0073】
従って、本発明によれば、効果的な抽選演出を行うパチスロ、スロットマシーン、メダルゲーム等の遊技機を提供することができる。
【0074】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を用いて説明する。なお、以下に説明する本実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を何ら限定するものではない。また本実施の形態で説明される構成のすべてが本発明の必須構成要件とは限らない。また、以下に説明する実施の形態では、パチンコ遊技機を例に取り説明するが、本発明はこれに限らず、これ以外の種々の遊技機にも適用するこができる。
【0075】
図1には、本実施の形態におけるパチンコ遊技機の正面図が示されている。このパチンコ遊技機は、その正面上半部に、遊技用の遊技盤13が設けられ、正面下半部にパチンコ玉の打球供給皿36が設けられ、その下方に余剰玉受け皿38及び操作部34が設けられている。
【0076】
遊技盤13の遊技球が通過する遊技領域側の中段部の左側には、普通図柄入賞口として機能するスルーチャッカー14が設けられ、さらに下段部の中央には特別図柄始動入賞口として機能しスタートチャッカーと呼ばれる始動入賞口16と、大当り入賞口18が設けられ、さらに下端部にはアウト玉入口40が設けられている。また、図示しないが、遊技盤13の遊技領域側の所定の位置には障害釘が設けられている。
【0077】
遊技盤13の中央部分には、液晶等の画像表示手段を用いて構成されたディスプレイ12が配置されている。このディスプレイ12には、パチンコ遊技機の遊技演出画像及びその他必要な情報が表示される。
【0078】
ディスプレイ12の右側には、複数の表示板を連続して送り出すことにより連続画像の表示を行う表示板送り出し型連続画像表示手段の一例である回転表示装置1の回転表示部2が隣接配置されている。回転表示装置1は、その回転表示部2に、それ単独で、または前記ディスプレイ12と協働して、パチンコ遊技機の遊技演出画像及びその他必要な情報を表示する。
【0079】
図2には、本実施の形態における回転表示装置1の一例の側断面の概略図が示されている。この回転表示装置1は、ユニット化された装置であって、ハウジング7の開口部11に面した回転表示部2から連続画像表示が見えるように形成されている。このハウジング7は、遊技盤13に設けられた開口部に遊技盤13の裏面側から、その開口部11側を狭めるように弾性変形させて嵌挿係合し、遊技機に装着される。
【0080】
ハウジング7には、遊技盤13の面に平行して回転ドラム3が水平に掛け渡され、回動自在に取り付けられている。さらに、この回転ドラム3には複数の回転表示板4の一端側が等間隔にかつ回動自在に取り付けられ、回転表示部2から遊技者が回転表示板4を視認可能に形成されている。
【0081】
回転表示板4は、上下2枚の表示板によって1枚のアニメーションを表示するものであり、取り付けられる回転表示板4の枚数は必要に応じて設定でき、100枚の回転表示板4を取り付けた場合は、100枚の連続アニメーション表示を行うことができる。そして、この回転ドラム3は、後述するモータ6(図3参照)により回転駆動される。
【0082】
この回転表示装置1において、ハウジング7の上部には、上側に位置する回転表示板4の上端部を係止する係止段部8が設けられ、係止段部8に係止された回転表示板4は、回転ドラム3の回転により一定のテンションが掛かった状態で係止段部8との係止状態から逃れ、勢いよくめくられるようになっている。
【0083】
従って、回転ドラム3を回転駆動することにより、連続したアニメーションポーズの描かれた回転表示板4が一定間隔でパラパラと勢いよくめくられるパラパラアニメーション表示が行われ、これにより連続アニメーションによる視覚的な演出を行うことができる。
【0084】
また、回転表示部2の前面には、回転表示板4を遊技者に対し視認不能にするための遮蔽部10が配置されている。この遮蔽部10は、例えばシャッターとされ、図示しないモータにより図2中矢印方向に開閉制御可能に形成され、抽選結果に基づきシャッターが開閉制御されることにより回転表示板4を遊技者から視認可能または視認不能にすることができる。
【0085】
また、遮蔽部10はシャッターに代えて、例えば、相対的に暗い側からは明るい側を透視でき、明るい側からは透視できず鏡になる透過制御型ミラーでもよい。この場合、図2に示すように、回転表示板4を照射する透過制御ライト5c、5dを遊技者には見えない位置に設け、抽選結果に基づき当該透過制御ライト5c、5dの点灯制御をすることにより、透過制御型ミラーの外側(遊技者側)と内側(回転表示板側)の相対的な明るさの調節を行う。
【0086】
こうして、透過制御ライト5c、5dを点灯すると内側(回転表示板側)が相対的に明るくなるので、回転表示板4が遊技者から視認可能となり、一方、透過制御ライト5c、5dを消灯すると外側(遊技者側)が相対的に明るくなるので、回転表示板4が遊技者から視認不能となる。
【0087】
遊技者が操作部34を把持し、回転操作することにより、打球供給皿36に蓄えられたパチンコ玉は、図示しない打球発射機構により発射され、外レール30及び内レール32との間を外レール30に案内されて円弧状の軌道を描いて上方へ時計回りに転動していき、図示しない障害釘にはじかれつつ遊技盤13内を落下していく。
【0088】
遊技盤13には、図示したスルーチャッカー14及び始動入賞口16以外に、図示しない複数の通常入賞口が配置されている。各入賞口に玉が入ると、これはスイッチ等の検出手段により検出される。入賞口に玉が入ると、賞球が打球供給皿36に払い出される。入賞しなかった玉は、アウト玉入口40に入って回収される。
【0089】
始動入賞口16に入賞する(玉が入る又は通過する)と、所与のルールに従い、特別遊技状態を発生させるための特別図柄抽選処理が行われる。本実施の形態では、この特別図柄抽選処理により、特別遊技状態として大当りの権利を遊技者に付与するか否かの決定が行われる。
【0090】
このときディスプレイ12には、遊技演出画像の一部として複数の特別図柄(以下本実施の形態で「図柄」という)の組合せを用いた抽選演出画像の表示が行われ、全ての図柄が揃うと大当りとなり、大当り入賞口18が開き、多くの玉が払い出される状態に制御される。
【0091】
スルーチャッカー14に入賞する(玉が入る又は通過する)と、前記スタートチャッカーとしての始動入賞口16の入賞確率を所与のルールに従い所定の短時間高めるための、いわゆる普通図柄抽選処理が行われる。そして、この普通図柄抽選処理により、始動入賞口16を所定の短時間開くことを指示する当りの決定が行われると、始動入賞口16が一定時間開き、前記時間経過後、始動入賞口16が閉じる。これにより特別図柄抽選処理の回数が増え、遊技者に対し大当りの期待感を抱かせることができる。
【0092】
図3には、本実施の形態におけるパチンコ遊技機の要部のブロック図の一例が示されている。本実施の形態のパチンコ遊技機は、各入賞口への入賞を検出する検出部50と、ディスプレイ12と、回転表示装置1と、処理部70と、記憶部90と、情報記憶媒体92とを少なくとも含んで構成されている。
【0093】
前記処理部70は、システム全体の制御、システム内の各ブロックへの命令の指示、画像処理又は音処理などの各処理を行なうものであり、その機能は、各種プロセッサ(CPU、DSPなど)、あるいはASIC(ゲートアレイなど)などのハードウエアや、所与のプログラムにより実現できる。
【0094】
記憶部90は、処理部70などのワーク領域となるものであり、その機能はRAMなどのハードウエアにより実現できる。
【0095】
情報記憶媒体92(コンピュータにより読み取り可能な記憶媒体)は、プログラムやデータなどの情報を格納するものであり、その機能は、磁気ディスク、ハードディスク、磁気テープ、メモリ(ROM)、光磁気ディスク(MO)、光ディスク(CD、DVD)などのハードウエアにより実現できる。処理部70は、この情報記憶媒体92に格納される情報に基づいて本発明(本実施の形態)の種々の処理を行なう。すなわち、情報記憶媒体92には、本発明(本実施の形態)の手段(特に処理部70に含まれるブロック)を実行するための情報(プログラムあるいはデータ)が格納される。
【0096】
なお、情報記憶媒体92に格納される情報の一部又は全部は、システムへの電源投入時等に記憶部90に転送されることになる。また情報記憶媒体92に記憶される情報は、本実施の形態の処理を行なうためのプログラムコード、画像データ、音データ、表示物の形状データ、テーブルデータ、リストデータ、本実施の形態の処理を指示するための情報、その指示に従って処理を行なうための情報等の少なくとも1つを含むものである。
【0097】
ディスプレイ12は、本実施の形態により生成された画像を出力するものであり、その機能は、例えば液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどのハードウエアにより実現できる。
【0098】
なお、本発明(本実施の形態)の手段を実行するためのプログラムあるいはデータは、ホストコンピュータ(サーバ)が有する情報記憶媒体からネットワーク及び通信部を介して情報記憶媒体92に配信するようにしてもよい。このようなホストコンピュータ(サーバ)の情報記憶媒体の使用も本発明の範囲内に含まれる。
【0099】
処理部70は、抽選手段72、演算処理手段74、画像生成手段84を含む。抽選手段72は、検出部50によりスタートチャッカーとしての始動入賞口16への玉の入賞が検出された場合に、所与のルールに従って所与の遊技イベントを発生させるための抽選処理を行ない、その抽選結果を各手段74〜84へ提供する。本実施の形態では、乱数を取得して、抽選処理を行なうことで、遊技イベントとしての大当りモード、外れモードの2種類のモードの中から、1つのモードを決定する。
【0100】
そして、抽選手段72は、大当りモードが決定された場合には、複数の当り演出パターンの中からどのような当り演出を行なうか否かを、同様に乱数を取得して決定する。また、外れモードが決定された場合には、リーチ外れ演出モードや完全外れ演出モードのいずれの演出モードかを決定する。さらに、抽選手段72は、リーチ予告演出を行なうか否か、また、大当り予告演出を行なうか否かを、同様に乱数を取得して決定する。
【0101】
演算処理手段74は、各種の演算処理を行なう。例えば、大当り入賞口18を開閉制御するための処理を、検出部50からの入力信号や、抽選手段72から提供される信号、保存データやプログラム等に基づいて行なう。さらには、遊技用の3次元空間を演算設定する処理を行なう3次元空間処理手段76として、遊技用の抽選演出を演算設定する処理を行なう抽選演出手段78としても機能する。
【0102】
3次元空間処理手段76における演出画像の生成のための具体的な処理として、3次元空間(オブジェクト空間)内に配置するオブジェクト(1又は複数のプリミティブ面)の位置や回転角度(オブジェクト空間内における位置を特定するためのワールド座標系X、Y又はZ軸回りの回転角度)を求める処理、オブジェクトを動作させる処理(モーション処理)、視点の位置(仮想カメラの位置)や視線角度(仮想カメラの回転角度)や視点の位置(仮想カメラの位置)の移動処理、マップオブジェクトなどのオブジェクトをオブジェクト空間へ配置する処理等を行なう。
【0103】
また、抽選演出手段78における抽選演出を演算設定するための具体的な処理として、抽選手段72の抽選処理により決定された各種モードの設定を行なう。そして、設定モードに基づき、複数の組合せ図柄が所与のルールに基づき変動した後に確定停止することにより抽選の結果を表示する抽選演出画像を生成するための抽選演算処理等を行う。
【0104】
そして、画像生成手段84は、演算処理手段74、3次元空間処理手段76、抽選演出手段78などの演算処理結果等に基づいて、各種の画像を生成し、ディスプレイ12に出力する。
【0105】
より具体的には、画像生成手段84では、まず座標変換、クリッピング処理、透視変換、あるいは光源計算等のジオメトリ処理が行われ、その処理結果に基づいて、描画データ(頂点に付与される位置座標、テクスチャ座標、色(輝度)データ、光線ベクトルあるいはα値などを含むデータ)が作成される。そして、この描画データに基づいて、ジオメトリ処理後のオブジェクト(1又は複数のプリミティブ面)の画像を、記憶部90内の描画領域(フレームバッファ、ワークバッファなどのピクセル単位で画像情報を記憶できる領域)に記憶する。この際、画像生成手段84は、テクスチャをオブジェクトにマッピングする処理等も行なう。これにより、ディスプレイ12上には、パチンコ遊技機の遊技演出を行なう演出画像が表示される。
【0106】
加えて、画像生成手段84は、抽選演出手段78などの演算処理結果に基づき、前記抽選の演出画像を、遊技機の遊技演出の一部として遊技演出画像内に表示する処理を行なう。このときの抽選演出のための画像は、複数の図柄の組合せが変動する抽選演出画像や、回転表示板4を回転制御することにより表示される連続画像に関連付けられた抽選演出画像としてディスプレイ12に表示される。
【0107】
図4には、本実施の形態の遊技機において、ディスプレイ12に表示される抽選演出画像の一例が示されている。本実施の形態の演算処理手段74は、3つの図柄201a、201b、201cからなる抽選表示用の組合せ図柄200が配置された遊技演出用の3次元空間を演算する。そして、この3次元空間を仮想カメラから見た演出画像が、図4に示すように表示されることになる。また、同図は、左右の図柄201a、201cが同一図柄で組合せ変動を停止し、真ん中の図柄201bが組合せ変動中であるリーチ状態を表している。
【0108】
また、抽選演出手段78における抽選演出を演算設定するための具体的な処理として、抽選手段72の抽選処理により決定された各種設定モードに基づき、回転表示装置1が所与のルールに基づき回転することにより抽選を演出する連続画像を表示するための抽選演算処理も行う。
【0109】
抽選演出手段78に含まれる回転制御手段80は、前記設定モードに基づき、回転表示装置1の回転を制御するための処理を行う。この回転を制御するための処理には、回転速度の制御、回転開始、停止、再開等の回転パターンの制御等をするための処理が含まれる。具体的には、回転ドラム3を駆動するモータ6の動作を制御する処理を行なう。
【0110】
また、抽選演出手段78に含まれる遮蔽制御手段82は、前記設定モードに基づき、遮蔽部10を制御するための処理を行う。具体的には、遮蔽部10がシャッターである場合には、シャッターの開閉動作の駆動源となる図示しないモータの出力を制御する処理を行なう。また、遮蔽部10が透過制御型ミラーである場合には、回転表示板4を照射するための透過制御ライト5c、5dの点灯、消灯を制御するための処理を行なう。
【0111】
また、複数の回転表示板に複数のストーリーからなる連続画像が描かれている場合に、当該複数のストーリーからなる連続画像のうち任意のストーリーからなる連続画像を遊技者に表示するために、この遮蔽部10を制御するための処理を、抽選演出手段78によって回転制御手段80と関連付けて制御することができる。
【0112】
具体的には、遮蔽部10を制御して図5(B)のように回転表示部2を遊技者に対して非表示状態としているときに回転表示装置1の回転を制御して、回転表示部2を表示状態としたときに回転表示装置1が回転を開始すべき位置、すなわち、1のストーリーの先頭となる回転表示板4の位置に頭出し調節することができる。
【0113】
なお、頭出し調節は、例えば1のストーリーの先頭となる回転表示板4の端部に突起を設け、当該突起をセンシングして、いずれの回転表示板4が遊技者に対する表示位置にあるかを検知することによって行うことができる。
【0114】
図5(A)には、本実施の形態の遊技機において、ディスプレイ12に表示される抽選演出画像(組合せ図柄200)とともに、回転表示部2に表示される抽選演出画像の一例が示されている。回転表示部2に表示されている上下2枚の回転表示板4には、回転表示板(上)4と回転表示板(下)4で1のゴーストキャラクタ300の絵となるようにアニメーション用画像が描かれている。そして、モータ6により回転ドラム3が回転すると、上側の回転表示板4が下側にめくられ、次のアニメーション用画像が連続表示される。
【0115】
図6、7には、遊技球が始動入賞口16に入賞した場合の一連の処理が示されている。図6に示すように、ステップS30で、スタートチャッカーと呼ばれる始動入賞口16に入賞したと判断されると、次にステップS32において抽選手段72による特別図柄抽選処理が行われ、大当りモード、外れモードの2種類のモードが乱数を用いて決定される。
【0116】
大当りモードが決定された場合には、どのような種類の大当りの表示を行なうか否かを演算決定する。外れモードが決定された場合には、その外れが、リーチ外れモードか、完全外れモードかを決定する。リーチ外れモードが決定された場合には、どのような種別のリーチ外れの表示を行なうか否かを決定するための演算処理を行ない、さらには完全外れモードが決定された場合には、どのような演出内容としてその旨を表示するか否かを決定する処理を行なう。
【0117】
また、リーチ予告の表示を行なうか否か、また、大当り予告の表示を行なうか否かを決定するための演算処理を行ない、どのような演出内容としてその旨を表示するか否かを決定する処理も行なう。
【0118】
次に、ステップS34において、前記ステップS32において決定された抽選結果に基づく抽選演出処理が行われる。この抽選演出処理では、前記ステップS32において決定された抽選結果及びその抽選演出動作が、回転表示板4が回転することにより表示される連続画像、回転表示板4の回転速度、回転パターン、あるいは抽選演出画像として表示される。
【0119】
図7には、このステップS34の処理の具体的な一例が示されている。ここでは、回転表示板4の回転制御処理をリーチ予告演出として行なう場合を説明する。
【0120】
まず、ステップS40でリーチ予告演出を行なうか否かが場合分けされる。抽選手段72がリーチ予告演出を行なうことを抽選により決定した場合には、ステップS42において、図4に示すように、1〜12の図柄を順番にかつサイクリックに変動させるように、3つの図柄201a、201b、201cの組合せ変動処理を行なう。
【0121】
次に、ステップS43において、各種のリーチ予告演出モードのうち、抽選手段72の抽選によって決定されたリーチ予告演出モードに基づいて、回転表示板4の回転制御処理を行い、頭出し位置の調整を行う。そして、ステップS44において、回転表示部2を覆い隠していた遮蔽制御手段82を制御して遮蔽を解除する処理を行なう。
【0122】
次に、ステップS45において、前記決定されたリーチ予告演出モードに基づいて、前記頭出し位置から回転表示板4の回転制御処理を開始する。そして、当該リーチ予告演出モードに設定された回転速度、回転パターンに従って、回転表示板4の回転の制御を行い、ステップS46において、回転表示板4の回転を停止する処理を行う。
【0123】
図9(A)は、複数の回転表示板4の回転処理によって表示される連続画像のうち、リーチ予告演出において表示される連続画像の一例を示したものである。
【0124】
まず、遊技者が打った遊技媒体が始動入賞口16に入ると、ディスプレイ12に表示された組合せ図柄200が変動を開始する。一方、回転表示板4は、通常の遊技状態では、図5(B)のように、遮蔽手段であるシャッターが閉じており、遊技者に対して非表示となっている。
【0125】
そして、抽選によりリーチ予告が行われることが決定されると、ディスプレイ12の3つの図柄が変動したまま、設定されたリーチ予告モードに従って、回転表示板4が頭出し制御され、シャッターが開き、調整された頭出し位置から回転表示板4が回転制御され、図9(A)に示す一連の連続画像がイからホの順に表示される。
【0126】
まず、イのアニメーション画像では、主人公キャラクタ301がゴーストキャラクタ300に追いかけられている状況が描かれている。そして、ロにおいて、パワーボール302を主人公キャラクタ301が食べると、ハのように主人公キャラクタ301がパワーアップし、ニ、ホのようにゴーストキャラクタ300を逆襲してやっつけるように連続画像が表示される。
【0127】
このように、組合せ図柄がリーチへと発展する可能性が高い場合には、ディスプレイ12で組合せ図柄が変動しているときに、回転表示板4を回転制御して、図9(A)に示す一連の連続画像を表示することによって、視覚的効果の大きなリーチ予告演出を行なうことができ、また、遊技者に対してその抽選がリーチに発展する可能性がどのくらいあるかを示唆して、リーチとなる期待感を効果的に高めることができる。
【0128】
なお、本実施の形態では、回転表示装置1による所定の抽選演出が終了すると、その都度シャッターが閉じ、前記頭出し調整を行う等、次の回転表示装置1による抽選演出に備えるように遮蔽手段が制御される。
【0129】
次に、変動を開始した3つの図柄201a、201b、201cは、ステップS48において左側の図柄が最初に確定停止する。このとき右側の図柄、真ん中の図柄は、まだ変動を継続している。そして、ステップS50において、変動中の右側の図柄が確定停止する。この状態では、左側及び右側の図柄が確定停止しているが、真ん中の図柄はまだ変動を継続している。
【0130】
このときリーチが成立しているか否かがステップS52で場合分けされる。右側及び左側の確定図柄201a、201cが同一でない(揃わない)場合には、リーチが成立しないので、ステップS56の外れアクション処理が行われる。この外れアクション処理S56では、リーチが成立しなかった遊技者の失望感を表す遊技演出画像が生成表示され、その後、変動中の真ん中の図柄201bが確定停止する。
【0131】
また、図4に示すように、左側及び右側の確定図柄201a、201cが同一図柄で揃った当り可能状態の場合、すなわちリーチが成立した場合には、ステップS54の処理が行われる。このステップS54では、このリーチ状態をより効果的に演出するための、リーチアクション処理が行われ、その後、変動中の真ん中の図柄201bが確定停止する。
【0132】
なお、このリーチアクション処理は、ステップS32の抽選処理により、大当りモードが決定された場合、及び外れモードとなった場合でもリーチ外れモードが決定された場合に行われる。
【0133】
図8には、このステップS54の処理の具体的な一例が示されている。ここでは、回転表示板4の回転制御処理を大当り予告演出として行なう場合を説明する。
【0134】
まず、ステップS58で大当り予告演出を行なうか否かが場合分けされる。抽選手段72が大当り予告演出を行なうことを抽選により決定した場合には、ステップS60において、各種の大当り予告演出モードのうち、抽選手段72の抽選によって決定された大当り予告演出モードに基づいて、回転表示板4の回転制御処理を行い、頭出し位置の調整を行う。
【0135】
そして、ステップS62において、紫外線ライト5a、5bの点灯処理を行い、ステップS64において、回転表示部2を覆い隠していた遮蔽制御手段82を制御して遮蔽を解除する処理を行なう。
【0136】
次に、ステップS66において、前記決定された大当り予告演出モードに基づいて、前記頭出し位置から回転表示板4の回転制御処理を開始する。そして、当該大当り予告演出モードに設定された回転速度、回転パターンに従って、回転表示板4の回転の制御を行い、ステップS68において、回転表示板4の回転を停止する処理を行う。
【0137】
図9(B)は、複数の回転表示板4の回転処理によって表示される連続画像のうち、大当りをリーチアクションにおいて予告する場合に表示される連続画像の一例を示したものである。
【0138】
この大当り予告演出のための連続画像は、リーチ予告演出のための連続画像とは異なったストーリーを別途回転表示板4に描いてもよいが、本実施の形態では、リーチ予告演出のための連続画像が描かれた回転表示板4に、例えば紫外線ライトを照射すると視認可能となるインクを用いて第2の連続画像を描き、紫外線ライトを照射することにより、リーチ予告演出のための連続画像を大当り予告演出のための連続画像として用いることができる態様について説明する。
【0139】
この場合、図2に示すように、遊技者には見えない位置に、回転表示板4を照射する紫外線ライト5a、5bを設け、抽選結果に基づき当該紫外線ライト5a、5bを点灯すると、紫外線ライトを照射すると視認可能となるインクを用いて描かれた第2の連続画像が遊技者に対して表示され、紫外線ライト5a、5bを消灯すると、第1の連続画像が表示される。このように、紫外線ライト5a、5bの点灯、消灯制御をすることにより、第1の連続画像の表示と、第1の連続画像及び第2の連続画像の組合せ画像の表示との切替を行うことができる。
【0140】
まず、リーチが成立する前は、回転表示板4は、図5(B)のように、遮蔽手段であるシャッターが閉じており、遊技者に対して非表示となっている。そして、抽選により図4中の組合せ図柄200のようにリーチが成立すると、最終図柄が変動したまま、設定された大当りモードに従って、回転表示板4が頭出し制御される。
【0141】
さらに、図2に示す、遊技者には見えない位置に配置され、回転表示板4を照射する紫外線ライト5a、5bが点灯され、シャッターが開き、調整された頭出し位置から回転表示板4が回転制御され、図9(B)に示す一連の連続画像がイからホの順に表示される。
【0142】
ここで、イ、ロのアニメーション画像は、リーチ予告演出の画像と同様とされているが、ハで主人公キャラクタ301がパワーアップする場面では、紫外線ライト5a、5bを照射すると視認可能となるインクを用いて、主人公キャラクタ301の背景に放射線303が描かれている。
【0143】
よって、紫外線ライト5a、5bを回転表示板4に照射することにより、主人公キャラクタ301の背景に放射線303が出現するので、主人公キャラクタ301がより一層パワーアップしたイメージを与えて、イ〜ハまでの連続画像によって大当りを示唆し、大当りとなる期待感を遊技者に抱かせることができる。
【0144】
そして、ニ、ホのようにゴーストキャラクタ300を逆襲してやっつける場面では、紫外線ライト5a、5bを照射すると視認可能となるインクを用いて、主人公キャラクタ301の背後に「大あたり」の文字303を描いてもよい。この場合には、紫外線ライト5a、5bを回転表示板4に照射することにより、主人公キャラクタ301の背後に「大あたり」の文字303が出現するので、遊技者に対し大当りとなったことを告知することができる。この場合、ディスプレイ12では、真ん中の図柄が左右の図柄と同じ図柄で停止して大当りが確定する。
【0145】
このように、ディスプレイ12でリーチ状態の最終図柄が変動しているときに、回転表示板4を回転制御して、図9(B)に示す一連の連続画像を表示することによって、視覚的効果の大きな大当り予告演出を行なうことができ、また、遊技者に対してその抽選が大当たりに発展する可能性がどのくらいあるかを示唆して、大当たりとなる期待感を効果的に高めることができる。
【0146】
また、リーチアクション処理のうち、リーチ外れモードが決定された場合には、前記大あたり予告演出と同じ処理を行い、例えば、ニの場面で「大あたり」の文字303が出現する直前で紫外線ライト5a、5bを消灯制御し、ニの場面で「大あたり」の文字303が出現しないようにして、大当りと見せかけたリーチ外れ演出としてもよい。
【0147】
このように、紫外線ライト5a、5bを所定のタイミングで点灯、消灯制御することにより、さらに異なる内容の連続画像を表示することができ、連続画像のバリエーションを増やすことができる。
【0148】
なお、リーチ外れモードが決定された場合に、前記大あたり予告演出と同じ処理を行い、例えば、ニの場面で「大あたり」の文字303が出現する直前で遮蔽部10であるシャッターが閉まってしまい、回転表示板4による演出を強制終了させることにより、リーチ外れ演出としてもよい。
【0149】
そして、大当りモードが決定された場合には、最終的に、後述するステップS38の大当り処理が行われることになり、リーチ外れモードが決定された場合には、後述するステップS39の外れ処理が行われることになる。
【0150】
このような図7に示す一連の処理が終了すると、次に図6のステップS36により当り外れの場合分け処理が行われる。当り外れは、前述したようにステップS32の抽選処理で既に決定されているため、この決定に従い、場合分け処理が行なわれる。
【0151】
なお、ステップS34の抽選演出処理との関連では、以下のようにして当り外れの場合分け処理が行なわれる。すなわち、前述したリーチアクション処理S54及びリーチ外れアクション処理S56で確定停止した真ん中の図柄201bが、すでに確定停止している左右の図柄201a、201cと同一の図柄であるか否かで場合分けされることとなる。
【0152】
そして、確定停止した真ん中の図柄201bが、すでに確定停止している左右の図柄201a、201cと同一図柄である場合には、大当り(特別遊技状態が成立した)と場合分けされ、ステップS38の大当りの処理が実行されるが、同一でない場合には、外れ(特別遊技状態が成立しない)と場合分けされ、ステップS39の外れ処理が実行されることになる。
【0153】
ステップS38における、大当りの処理としては、図1に示す大当り入賞口18が、所定時間、所定回数繰り返し開くという制御が行われる。このような制御は、図3に示す演算処理手段74により大当り入賞口18を所定のルールに従って開放する制御を行なうことにより実行される。
【0154】
以上は、回転表示装置1とディスプレイ12とが単独で抽選演出を行う場合について説明したが、回転表示装置1とディスプレイ12とが協働してあたかも1の演出を行っているようにすることもできる。
【0155】
図10は、複数の回転表示板4の回転処理によって表示される連続画像の表示内容と画像表示部に表示される画像の表示内容を関連付けて表示し、大当りをリーチアクションにおいて予告する場合に表示される組合せの画像の一例を示したものである。
【0156】
まず、リーチが成立する前は、回転表示部2は、図5(B)のように、遮蔽手段であるシャッターが閉じており、遊技者に対して非表示となっている。そして、抽選により図10中の組合せ図柄200のようにリーチが成立すると、最終図柄が変動したまま、設定された大当りモードに従って、回転表示板4が頭出し制御され、シャッターが開き、調整された頭出し位置から回転表示板4が回転制御され、連続画像が表示される。
【0157】
そして、ディスプレイ12の右半分には、回転表示部2に並ぶようにして、回転表示板4を表した画像である回転表示板画像202が表示され、回転表示装置1と同期して、もしくは少しずらして回転表示板画像202が回転するように画像が制御される。また、ディスプレイ12の左半分には最終図柄が変動している組合せ図柄200が表示される。
【0158】
こうして、機械的な回転表示板4による表示と、映像であるディスプレイ12による表示という、2つの全く異質な画像を並べて表示する面白さに加え、2つの画像の画像変動のタイミングを一致させたり相異させたりして、2つの画像の同調度を変化させることにより、ディスプレイ12と回転表示板4によって表示される画像の同調度が高ければ大当りとなる期待度が高く、同調度が低ければ期待度が低いというように、2つの全く異質な画像の同調度によって遊技者に大当りとなる期待感を示唆することができる。
【0159】
このように、ディスプレイ12の左半分でリーチ状態の最終図柄が変動しているときに、図10のように、ディスプレイ12の右半分で回転表示板画像202を回転表示板4により表示される連続画像と関連付けて表示することにより、視覚的効果の大きな大当り予告演出を行なうことができる。また、遊技者に対してその抽選が大当たりに発展する可能性がどのくらいあるかを示唆して、大当たりとなる期待感を効果的に高めることができる。
【0160】
また、このとき、例えば、ディスプレイ12に、「パラパラチャンス!!」等、回転表示部2に遊技者の注意を向けるような文字を表示することにより、回転表示装置1による演出をより効果的に行うことができる。
【0161】
図11(A)は、複数の回転表示板4の回転処理によって表示される連続画像のうち、大当り処理が行われた後に確率変動予告を行うモードが決定された場合であって、その確率変動を予告する演出において表示される連続画像の一例を示したものである。
【0162】
回転表示板4は、通常の遊技状態では、図5(B)のように、遮蔽手段であるシャッターが閉じており、遊技者に対して非表示となっている。そして、抽選により確率変動予告が行われることが決定されると、設定された確率変動予告モードに従って、回転表示板4が頭出し制御され、シャッターが開き、調整された頭出し位置から回転表示板4が回転制御され、図11(A)に示す一連の連続画像がイからホの順に表示される。
【0163】
まず、イ、ロのアニメーション画像では、主人公キャラクタ301が上方から舞い降りてくる状況が描かれている。そして、ハ、ニにおいて、見事に着地すると、ホのように主人公キャラクタ301がサムアップポーズをとるように連続画像が表示される。
【0164】
このように、大当り処理が行われた後に、回転表示板4を回転制御して、図11(A)に示す一連の連続画像を表示することによって、視覚的効果の大きな確率変動予告演出を行なうことができ、また、遊技者に対して確立変動に発展する可能性がどのくらいあるかを示唆して、確率変動となる期待感を効果的に高めることができる。
【0165】
図11(B)は、複数の回転表示板4の回転処理によって表示される連続画像のうち、大当り処理が行われた後に確率変動を行うモードが決定された場合であって、その確率変動が行われることを遊技者に告知する演出において表示される連続画像の一例を示したものである。
【0166】
この確率変動告知演出のための連続画像は、確率変動予告演出のための連続画像とは異なったストーリーを別途回転表示板4に描いてもよいが、本実施の形態では、確率変動予告演出のための連続画像が描かれた回転表示板4に、紫外線ライト5a、5bを照射すると視認可能となるインクを用いて第2の連続画像を描き、紫外線ライト5a、5bを照射することにより、確率変動予告演出のための連続画像を確率変動告知演出のための連続画像として用いることができる態様について説明する。
【0167】
まず、通常の遊技状態では、回転表示板4は、図5(B)のように、遮蔽手段であるシャッターが閉じており、遊技者に対して非表示となっている。そして、抽選により確率変動モードが設定されると、設定された確率変動モードに従って、回転表示板4が頭出し制御される。さらに、図2に示す、遊技者には見えない位置に配置され、回転表示板4を照射する紫外線ライト5a、5bが点灯され、シャッターが開き、調整された頭出し位置から回転表示板4が回転制御され、図11(B)に示す一連の連続画像がイからホの順に表示される。
【0168】
ここで、イのアニメーション画像は、確率変動予告演出の画像と同様とされているが、ロ〜ホにおいては、紫外線ライトを照射すると視認可能となるインクを用いて、主人公キャラクタ301の頭上に「確率変動」の文字305が、ホにおいては、「やったね!」の文字306が描かれている。
【0169】
よって、紫外線ライトを回転表示板4に照射することにより、主人公キャラクタ301の頭上に「確率変動」の文字305が出現し、「確率変動」の文字305が主人公キャラクタ301と一緒に上方から舞い降りてきたような連続画像を表示して、確率変動処理が行われたことを遊技者に告知することができる。
【0170】
このように、大当り処理が行われた後に、回転表示板4を回転制御して、図11(B)に示す一連の連続画像を表示することによって、視覚的効果の大きな確率変動告知演出を行なうことができる。
【0171】
また、確率変動予告演出と確率変動告知演出が、共通の複数の回転表示板4を使用して、照明条件の変化により表示される連続画像の内容を変化させているので、予告演出がどのイベント発生の予告をしているのか遊技者にとって解りやすいものとすることができる。
【0172】
次に、本実施の形態を実現できるハードウエア構成の一例について図12を用いて説明する。本実施の形態の遊技機の制御回路は、例えばCPUを核にして、ROM、RAM、I/Oなどを備えた主制御基板700を中心に構成されている。
【0173】
図12に示す制御回路において、主制御基板700及び各副制御基板800は、図示しない記憶媒体に格納されたプログラムやデータに基づき動作し、例えば図3に示す各種手段として機能し、さらに図6、7、8に示す各種処理、例えば抽選処理、演算処理、抽選演出処理などの個々の処理を実行するように形成されている。例えば図3と対比すると、主制御基板700は抽選手段72、演算処理手段74の一部として機能する。
【0174】
特に、図12に示す実施の形態では、抽選手段72や、演算処理手段74の一部として機能する主制御基板700は、抽選処理の結果と、この抽選処理に基づく抽選演出処理のための制御信号を、コマンドとして副制御基板800に出力するように構成されている。
【0175】
しかも、図12に示す回路では、主制御基板700は、各副制御基板800に向け基本的に命令を出力するのみで、その結果等のフィードバックは無い構成を採用している。従って、各副制御基板800は、主制御基板700の仕様に基づき、主制御基板700とは切り離して別々に設計、製造することができる。
【0176】
このため、本実施の形態では、本発明を具現化した副制御基板800を、各種のパチンコ遊技機の主制御基板に使用できる汎用品として設計、製造することができ、しかも前述したデータベースの作成及びこのデータベースに基づく情報の表示を、主制御基板700に何ら手を加えることなく行なうことが可能となる。
【0177】
この主制御基板700の入力側には検出部710が接続されている。本実施の形態において、検出部710は、特別図柄入賞口としての始動入賞口16への入賞を検出する入賞センサ712と、普通図柄入賞口としてのスルーチャッカー14への入賞を検出する入賞センサ714と、これ以外の各入賞口に設けられた入賞センサ716とを含んで構成される。
【0178】
また、本実施の形態の遊技機では、主制御基板700からの命令を実行する各種の副制御基板800が設けられている。この副制御基板800としては、表示制御基板810、発射制御基板820、電動チューリップ制御基板830、役物制御基板840、払出制御基板850、ランプ制御基板860、音声制御基板870、回転制御基盤880が設けられている。
【0179】
主制御基板700は、遊技に関する基本的なプログラムやデータがROM等の情報記憶媒体に記録されており、このプログラムやデータに基づき、各種の演算処理をCPU等が実行する。主制御基板700で演算された各種制御信号は、対応する副制御基板800へ向け出力され、各副制御基板800は、入力された制御信号に基づく処理をそれぞれ実行する。
【0180】
各副制御基板800は、CPUを核にして、ROM、RAM、I/Oなどを含み、各種機能を実行するように構成されている。
【0181】
表示制御基板810は、表示ドライバ812を介して表示部814に表示する画像を生成する機能を有している。例えば、主制御基板700からの制御信号に基づき、所与の遊技演出効果をもつ演出画像を生成し、表示部814上に表示する。
【0182】
具体的には、主制御基板700は、図3における抽選手段72として機能し、特別図柄や普通図柄の抽選を行なう。そして、この抽選結果に基づき、表示部814に表示する抽選演出の表示内容を選択し、表示制御基板810へ制御信号を出力する。また、当該抽選結果に基づき、回転表示板アクチュエータ882、回転表示板ランプ884、遮蔽手段アクチュエータ886の抽選演出のための動作内容を選択して回転制御基板880へ制御信号を出力する。
【0183】
表示制御基板810は、図3における演算処理手段74の一部、画像生成手段84として機能し、各種の表示内容のデータが予め記憶されている。そして、所定の条件に対応する演出効果をもった抽選演出画像を生成し表示ドライバ812を介して表示部814に表示する。
【0184】
回転制御基盤880は、図3における演算処理手段74の一部、特に抽選演出手段78に含まれる回転制御手段80、遮蔽制御手段82として機能し、回転表示装置1の各種の動作内容のデータが予め記憶されている。そして、所定の条件に対応する演出効果をもった連続画像を表示するために、回転表示板アクチュエータ882、回転表示板ランプ884、遮蔽手段アクチュエータ886を制御する。
【0185】
なお、表示制御基板810と回転制御基盤880は、ディスプレイ12による抽選演出と、回転表示装置1による抽選演出を関連付けて行うために、制御信号を相互に入出力可能に形成されている。
【0186】
発射制御基板820は、遊技者による遊技玉の発射を制御する。電動チューリップ制御基板830は、ソレノイド832を介して電動チューリップ834の開閉を制御する。役物制御基板840は、遊技機に設けられた各種の役物の動作制御を行なう。払出制御基板850は、遊技玉の払い出しを制御する。ランプ制御基板860は、特別図柄保留ランプ862、普通図柄保留ランプ864の点灯制御を行なう。
【0187】
普通図柄入賞口であるスルーチャッカー14に入賞があると、この入賞は最大4個分保留され、一連の普通図柄演出処理が終了した時点で、保留された分が消化されるようになっている。この普通図柄の保留された分が、普通図柄保留ランプ864を用いて表示されるようになっている。
【0188】
また、特別図柄の始動入賞口16への入賞は、最大4個分保留され、一連の抽選演出処理が終了した時点で、保留された分が消化されるようになっている。この特別図柄の保留数は、特別図柄保留ランプ862を用いて表示されるようになっている。
【0189】
音声制御基板870は、スピーカ872から出力される各種効果音の出力を制御する。
【0190】
また、各遊技機は、管理制御基板720ネットワークを介してホストコンピュータとしてのホールコンピュータ730に接続されている。ホールコンピュータ730は、店に設けられた複数台の遊技機をネットワークを介して一括管理するためのものであり、各遊技機から必要なデータを収集するとともに、各遊技機に対して必要な制御信号を出力し、各遊技機の設定等の制御を行なうように構成されている。
【0191】
なお、本発明の各手段は、その全てを、ハードウエアのみにより実現(実行)してもよいし、情報記憶媒体に格納されるプログラムや、必要に応じて通信インターフェースを介して配信されるプログラムのみにより実現してもよい。あるいは、ハードウエアとプログラムの両方により実現してもよい。
【0192】
また、本発明は、上記実施の形態で説明したものに限らず、種々の変形実施が可能である。例えば、前記実施の形態では、本発明をパチンコ遊技機に適用する場合を例に取り説明したが、本発明はこれに限らず、これ以外の遊技機、例えばメダルやコインを投入することにより、又は、スタートレバー等の所定の入力手段を操作することにより、所与の遊技イベントを発生させる抽選およびその抽選演出が開始され、同様な抽選演出表示が行われるパチスロ、スロットマシーン、メダルゲーム等の遊技機や、抽選演出表示を行なう他の遊技機、さらにはテレビゲーム機等においても、適用することができる。
【0193】
パチスロ、スロットマシーン、メダルゲーム等の遊技機では、例えば、遊技者がメダルを投入して抽選開始入力部としてのスタートレバーを操作すると、所与の遊技イベントを発生させる抽選を行う。そして、上記パチンコ遊技機についての実施の形態で説明したものと同様な、ディスプレイ上に表示された、又は、機械的に回転ドラムで構成された3列のリールが回転を開始して抽選演出を行なう。
【0194】
そこで、本発明をパチスロ、スロットマシーン、メダルゲーム等の遊技機に適用し、かかる抽選演出のための3列のリールに、本発明に特徴的な複数の表示板を連続して送り出すことにより連続画像の表示を行う表示板送り出し型連続画像表示手段の一例である回転表示装置1の回転表示部2を隣接配置して、これを抽選結果に基づき回転制御することによって、より注目を集めやすく、遊技者を楽しませかつ遊技者の遊技意欲を喚起するような遊技演出を行うことができる。
【0195】
また、本実施の形態では、図2に示すような回転ドラム3に回転表示板4が取付けられ、これを回転することにより連続アニメーションを表示する機構を中心に説明したが、本発明に適用される連続アニメーション機構はこれに限られるものではない。本発明には、表示板によってアニメーションを表示して、表示板が次々に送り出されることにより連続アニメーション画像を表示するものであれば適用することができる。
【0196】
例えば、ベルトコンベヤのように2の回転軸にベルトを掛け、当該ベルトに複数の回転表示板4の一端側を等間隔にかつ回動自在に取り付け、1の回転軸側で図2のように係止段部8で一旦表示板を係止してから次々に表示板が送り出されるものでもよい。また、本のページをめくるように、回転する機構でなく一方側から他方側へ次々に表示板が送り出されるものでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態におけるパチンコ遊技機の正面説明図である。
【図2】本実施の形態におけるパチンコ遊技機の一部の断面図である。
【図3】本実施の形態の遊技機の要部の一例を示すブロック図である。
【図4】本実施の形態の遊技機において、ディスプレイに表示される演出画像の一例を示す図である。
【図5】本実施の形態の遊技機において、ディスプレイ、回転表示部に表示される演出画像の一例を示す図である。
【図6】抽選演出処理の一例を示したフローチャート図である。
【図7】抽選演出処理の一例を示したフローチャート図である。
【図8】抽選演出処理の一例を示したフローチャート図である。
【図9】本実施の形態の遊技機において、回転表示部に表示される演出画像の一例を示す図である。
【図10】本実施の形態の遊技機において、ディスプレイ、回転表示部に表示される演出画像の一例を示す図である。
【図11】本実施の形態の遊技機において、回転表示部に表示される演出画像の一例を示す図である。
【図12】本実施の形態を実現できるハードウエア構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 回転表示装置
12 ディスプレイ
72 抽選手段
74 演算処理手段
76 3次元空間処理手段
78 抽選演出手段
80 回転制御手段
82 遮蔽制御手段
84 画像生成手段
90 記憶部
92 情報記憶媒体
Claims (10)
- 遊技領域内における遊技媒体の移動により発生する抽選の結果を告知するための抽選演出を行う遊技機であって、
前記遊技領域内に設けられた抽選入賞検出部への前記遊技媒体の入賞を検出する手段と、
抽選入賞検出部に入賞が検出された場合に抽選処理を行う抽選手段と、
前記抽選結果に基づき抽選演出を行う演出手段とを含み、
前記演出手段は、
遊技領域に設けられ、複数の表示板を連続して送り出すことにより第1のアニメーション連続画像の表示を行う表示板送り出し型連続画像表示手段と、
前記抽選結果に基づき抽選演出のために前記表示板送り出し型連続画像表示手段の送り出し制御を行う送り出し制御手段と、
を含み、
前記演出手段は、
前記抽選結果に基づき、変動し停止する複数の特別図柄を用いた組み合わせ図柄と、前記表示板送り出し型連続画像表示手段に表示される第1のアニメーション連続画像の表示内容と同一または類似の内容の第2のアニメーション連続画像とにより抽選の画像演出を行う抽選演出画像を生成しディスプレイに表示するための処理を行う演出画像制御手段をさらに含み、
前記演出手段は、
変動し停止した複数の特別図柄を用いた組み合わせ図柄によって所与の遊技イベント発生の有無の結果を告知し、
前記組み合わせ図柄の少なくともひとつの特別図柄が変動中に、前記第1のアニメーション連続画像の表示を行なわせるとともに、前記第2のアニメーション連続画像を表示し、
前記第1および第2のアニメーション連続画像の表示中における、前記第1のアニメーション画像および前記第2のアニメーション画像の画像変動のタイミングの同調度によって遊技者に対し前記所与の遊技イベント発生の期待度の示唆、前記所与の遊技イベント発生の告知の少なくとも1を行うように、
前記送り出し制御手段と前記演出画像制御手段とを制御するための処理を行う遊技機。 - 請求項1おいて、
前記表示板送り出し型連続画像表示手段は、
遊技領域に設けられ、一端が回転軸側に保持された複数の表示板を用いて連続画像の表示を行う回転表示手段であって、
前記送り出し制御手段は、
前記抽選結果に基づき抽選演出のために前記回転表示手段の回転制御を行う回転制御手段である遊技機。 - 請求項1、2のいずれかにおいて、
前記送り出し制御手段は、
前記抽選結果に基づき前記表示板送り出し型連続画像表示手段の送り出し速度を制御して抽選演出を行う遊技機。 - 請求項1〜3のいずれかにおいて、
前記表示板送り出し型連続画像表示手段と前記ディスプレイは、
前記遊技領域上に隣接配置されている遊技機。 - 請求項1〜4のいずれかにおいて、
前記複数の表示板を遊技者から視認不能にするための遮蔽手段をさらに含み、
前記演出手段は、
前記抽選結果に基づき前記遮蔽手段を制御して前記複数の表示板を視認可能または視認不能にする遊技機。 - 請求項1〜5のいずれかにおいて、
前記複数の表示板には、第1の連続画像と、所与の照明条件が満たされたとき視認可能となる第2の連続画像とが描かれており、
前記演出手段は、
前記所与の照明条件を与える照明手段を制御し、前記第1の連続画像の表示と、第1の連続画像及び第2の連続画像の組合せ画像の表示との切替を行い、前記第1のアニメーション連続画像として表示する遊技機。 - 請求項1〜6のいずれかにおいて、
前記所与の遊技イベントは、リーチ、確率変動、大当りの少なくとも1のイベントである遊技機。 - 所与の遊技イベントを発生させる抽選を、所与の条件を満足することにより行なう抽選手段と、
前記抽選の結果に基づき前記抽選の演出を行う演出手段とを含み、
前記演出手段は、
遊技領域に設けられ、複数の表示板を連続して送り出すことにより第1のアニメーション連続画像の表示を行う表示板送り出し型連続画像表示手段と、
前記抽選結果に基づき抽選演出のために前記表示板送り出し型連続画像表示手段の送り出し制御を行う送り出し制御手段と、
を含み、
前記演出手段は、
前記抽選結果に基づき、変動し停止する複数の特別図柄を用いた組み合わせ図柄と、前記表示板送り出し型連続画像表示手段に表示される第1のアニメーション連続画像の表示内容と同一または類似の内容の第2のアニメーション連続画像とにより抽選の画像演出を行う抽選演出画像を生成しディスプレイに表示するための処理を行う演出画像制御手段をさらに含み、
前記演出手段は、
変動し停止した複数の特別図柄を用いた組み合わせ図柄によって所与の遊技イベント発生の有無の結果を告知し、
前記組み合わせ図柄の少なくともひとつの特別図柄が変動中に、前記第1のアニメーション連続画像の表示を行なわせるとともに、前記第2のアニメーション連続画像を表示し、
前記第1および第2のアニメーション連続画像の表示中における、前記第1のアニメーション画像および前記第2のアニメーション画像の画像変動のタイミングの同調度によって遊技者に対し前記所与の遊技イベント発生の期待度の示唆、前記所与の遊技イベント発生の告知の少なくとも1を行うように、
前記送り出し制御手段と前記演出画像制御手段とを制御するための処理を行う遊技機。 - 請求項8において、
遊技領域に設けられた抽選入賞検出部への遊技媒体の入賞を検出する検出手段を更に含み、
前記抽選手段は、
前記所与の遊技イベントを発生させる抽選を、前記検出手段が前記入賞を検出したことを条件に行う遊技機。 - 請求項8において、
抽選開始入力部への入力を検出する検出手段を更に含み、
前記抽選手段は、
前記所与の遊技イベントを発生させる抽選を、前記検出手段が前記入力を検出したことを条件に行う遊技機。
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