JP4678390B2 - サッシ枠の結合構造及び外付けサッシ - Google Patents

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Description

この発明は、既設サッシの外側に外付けサッシを増設する際のサッシの結合構造及び、その増設される外付けサッシに関する。
音を遮断する目的で、高い気密性を備えた防音サッシ、あるいは、2重サッシが知られている。
従来、この種の2重サッシとしては、特許文献1〜3に記載されたものが知られている。また、2重サッシではないが、改装サッシとしては、特許文献4〜6に記載されたものが知られている。
実開昭55−147476号公報 実開昭55− 42723号公報 実開昭56− 25178号公報 実開昭61−123179号公報 特開昭59− 96378号公報 特開昭61−229086号公報
ところで、建物を建築した後に、その建物近辺に高速道路等が建設されたり、あるいは、既存の道路の交通量が増加したりすると、騒音が増えて、音環境が劣悪となることがある。予め、そのような事態を予測して、前記したような防音機能の高い防音サッシや、二重サッシが建築当初から採用されていれば問題はないが、そうでない場合、つまり、一般サッシでは、そのような騒音を遮断するに十分ではないので、騒音によって生活に支障を生じるおそれがある。勿論、そのような一般サッシを建物から取り払い、代わって高機能の防音サッシや二重サッシに改装できなくも無いが、工事が大掛かりとなり、費用も嵩むので安易に実施できない問題がある。
この発明は、既設サッシの外側にもう一つサッシを増設して、簡単、安価に2重サッシを構成することのできるサッシ枠の結合構造、及び、その外付けサッシを提供することにある。
上記課題解決のため、本願発明のサッシ枠の結合構造は、障子の嵌め込まれる嵌め込み枠部の室内側に、取付枠部を設けて外付けサッシのサッシ枠を構成し、障子を開閉可能に嵌め込んで成る既設サッシの下枠に、外付けサッシの取付枠部の下枠部を結合し、外付けサッシの取付枠部の左右竪枠部、上枠部と、既設サッシの対応する竪枠、上枠とを、サッシ取付部材を介して結合して、既設サッシの室外側に外付けサッシを取り付け、外付けサッシの取付枠部の開口空間を、外障子を室外側から建て込む既設サッシの外障子の仮置き空間としたことを特徴としている(請求項1)。
また、本願発明は、少なくとも外付けサッシの取付枠部の左右竪枠部と既設サッシの対応する竪枠とを結合するサッシ取付部材における一方の取付部を既設サッシの室内面に当て、サッシ取付部材における他方の取付部を窓枠開口内側に突出する取付片とし、一方、外付けサッシの取付枠部の竪枠部に窓開口内側に突出した取付壁を形成し、前記取付片と前記取付壁とを室内側からの結合ビスで連結したことを特徴としている(請求項2)。
また、本願発明は、取付枠部の室内側端部分には、気密材保持溝が既設サッシ枠側に開口して設けてあり、その気密材保持溝に気密材を保持させて成ることを特徴としている(請求項3)。
また、本願発明は、既設サッシ下枠の上向きの引っ掛け片である網戸レールに外付けサッシの取付枠部の下枠部に設けた引っ掛け部を係止し、外付けサッシの取付枠部の左右竪枠部、上枠部の室内側端と既設サッシの対応する竪枠、上枠の室外側片室外側面との間に生じる隙間にスペーサを介在させてなることを特徴としている(請求項4)。
また、本願発明は、外付けサッシの取付枠部を構成する上下枠部、左右竪枠部には、位置調整ボルトが螺合され、これらの位置調整ボルトにより、外付けサッシの既設サッシに対する上下左右方向位置を調整可能としたことを特徴としている(請求項5)。
また、本願発明の外付けサッシは、既設サッシの室外側に取り付けられ、既設サッシと共に2重サッシを構成する外付けサッシであって、そのサッシ枠は、障子を嵌め込む障子嵌め込み枠部と、その嵌め込み枠部の室内側に設けられる取付枠部とを備え、取付枠部の開口内側空間を、既設サッシのサッシ枠に対して室外側から建て込まれる外障子を収容する仮置き空間となっていることを特徴としている(請求項6)。
本願発明では、障子の嵌め込まれる嵌め込み枠部の室内側に、取付枠部を設けて外付けサッシのサッシ枠を構成し、障子を開閉可能に嵌め込んで成る既設サッシの下枠に、外付けサッシの取付枠部の下枠部を結合し、外付けサッシの取付枠部の左右竪枠部、上枠部と、既設サッシの対応する竪枠、上枠とを、サッシ取付部材を介して結合して、既設サッシの室外側に外付けサッシを取り付け、外付けサッシの取付枠部の開口空間を、外障子を室外側から建て込む既設サッシの外障子の仮置き空間としたので、既設サッシの室外側に外付けサッシを結合でき、簡単な作業で2重サッシを構成でき、安価に防音機能を向上でき、しかも、既設サッシのサッシ枠と外付けサッシのサッシ枠とを結合した後に、既設サッシの外障子を仮置き空間に仮置きしておくことで、既設サッシの外障子を室外側から円滑に立て込むことができる。
また、本願発明では、少なくとも外付けサッシの取付枠部の左右竪枠部と既設サッシの対応する竪枠とを結合するサッシ取付部材における他方の取付部を、窓枠開口内側に突出する取付片とし、一方、外付けサッシの取付枠部の竪枠部に窓開口内側に突出した取付壁を形成し、前記取付片と前記取付壁とを室内側からの結合ビスで連結したので、結合ビスを室内側から操作でき、結合ビスのねじ込み作業を容易にでき、しかも、結合ビスのねじ込みによって外付けサッシを室内側へ引き込んで既設サッシに密着できる。
また、本願発明では、取付枠部の室内側端部分には、気密材保持溝が既設サッシ枠側に開口して設けてあり、その気密材保持溝に気密材を保持させているので、防音、気密機能を向上できる。
また、本願発明では、既設サッシ下枠の上向きの引っ掛け片である網戸レールに外付けサッシの取付枠部の下枠部に設けた引っ掛け部を係止し、外付けサッシの取付枠部の左右竪枠部、上枠部の室内側端と既設サッシの対応する竪枠、上枠の室外側片室外側面との間に生じる隙間にスペーサを介在させているので、特定の網戸レール位置に対応した外付けサッシを、その網戸レール位置より室外側に網戸レールがある別の既設サッシに流用できる利点がある。
また、本願発明では、外付けサッシの取付枠部を構成する上下枠部、左右竪枠部には、位置調整ボルトが螺合され、これらの位置調整ボルトにより、外付けサッシの既設サッシに対する上下左右方向位置を調整可能としたので、外付けサッシを既設サッシに結合するに先立ち、外付けサッシの位置を微調整できる。
また、本願発明の外付けサッシでは、障子を嵌め込む障子嵌め込み枠部と、その嵌め込み枠部の室内側に設けられる取付枠部とを備え、取付枠部の開口内側空間を、既設サッシのサッシ枠に対して室外側から建て込まれる外障子を収容する仮置き空間となっているので、既設サッシの室外側に結合する簡単な作業で2重サッシを構成でき、安価に防音機能を向上でき、しかも、既設サッシの外障子を室外側から円滑に立て込むことができる。
図1において、躯体開口部1には、上下枠2,3、左右竪枠4、5を枠組みした既設サッシAのサッシ枠6が嵌め込まれている。上枠2の内外案内片7,8と、それらと対応する下枠3の内外レール9,10との間には、内外障子11,12が引き違い可能に嵌め込んである。外障子12は、室外側からサッシ枠6に建て込まれるようになっている。下枠3の室外側端には、上向きに網戸レール13が下枠3の略全長に渡って(両端は切除されている)形成されている。網戸レール13と室内外方向の位相を同じくして、上枠2、左右の竪枠4,5には、夫々室外側片14が設けてある。上枠2の室外側片14と前記網戸レール13との間には網戸が嵌め込まれる。
次に外付けサッシBを説明する。外付けサッシBのサッシ枠20は、障子が嵌め込まれる嵌め込み枠部21の室内側に取付枠部100を備えている。嵌め込み枠部21は、上下枠22,23、左右竪枠24,25を枠組みされた独立した嵌め込み枠となっている。下枠23は階段状に形成され、内外障子用のレール26,27を備えている。これらのレール26,27と室内外方向位相を同じくして、上枠22には内外の案内垂片28,29が垂下され、内外レール26,27と対応する案内垂片28,29との間に、内外障子30,31が移動自在に嵌め込まれる。
上下枠41,42、左右竪枠43,44とが枠組みされた取付枠体40が前記嵌め込み枠部21の外周を取り囲んで嵌め込み枠部21に一体に取り付けてある。図3に示すように、取付枠体40の下枠42は、底壁42aの室内外方向中間位置から垂直取付片42bが上方に伸びて嵌め込み枠部下枠23の室内側片23bに結合されている。嵌め込み枠部下枠23の下方を室外側に延びた前部底壁42a1は、嵌め込み枠部下枠23の底片23aに結合されている。前部底壁42a1には、長手方向に所定ピッチでアジャスタ45がねじ込まれており、その高さを調整することで、躯体開口部1の下面1aに取り付けた傾斜枠110を介して前部底壁42a1を下方から支持し、嵌め込み枠部21の重量を支えている。底壁42aの室内側端は上方へ立ち上がる立ち上げ片46となっており、その上端が、鉤状引っ掛け部47に形成されている。この引っ掛け部47は、既設サッシAの上向き引っ掛け片として例示される前記網戸レール13に引っ掛けられる。垂直取付片42bから立ち上げ片46までの底壁部分が、取付枠部100の下枠部101を構成している。底壁42aからは下方にねじ込み壁48が設けてあり、ねじ込み壁48に先端が傾斜枠110上面に当接する高さ調整用のボルト49が長手方向に所要数ねじ込んである。位置調整ボルト49は、後述のものも含めて、夫々対応する調整孔49aを介して調整される。垂直取付片42bの下側には水返しゴム装着用の溝50が形成され、水返しゴム51が取り付けられる。
図4に示すように、取付枠体40の上枠41は、上壁41aと内壁41bとが室内側と室外側の結合壁41c,41dで結合されている。室外側の結合壁41dと同じ位相で下方に垂直取付片41eが垂下され、嵌め込み枠部21の上枠22の室内側片22bに結合されている。内壁41bは、嵌め込み枠部21の上枠22上方を室外側に延びて庇41fを形成している。庇41fの室外側部分には鉤状の係止片41gが設けてあり、嵌め込み枠部21の上枠22の係止片22aと係合している。また、内壁41bと上壁41aと室内側の結合壁41cとにより、室内側(既設サッシ枠側)に開口した気密材保持溝41hが形成されている。取付枠体40の上枠41において、室外側の結合壁41dより室内側部分が、取付枠部100の上枠部102を構成する。上壁41aには、前記下枠部101と同様に高さ位置調整ボルト49がねじ込んである。室外側の結合壁41dの室外側には、水返しゴム装着用の溝50が形成され、水返しゴム51が取り付けられる。
取付枠体40の左右竪枠43,44は、左右対象である。図5で左竪枠43部分を拡大して示す。基本形状は取付枠体40の上枠41と同じであり、外壁43a(44a)と内壁43b(44b)とが室内側と室外側の結合壁43c,43d(44c,44d)で結合されている。室外側の結合壁43d(44d)と同じ位相で(前記上枠の垂直取付片41eと同じ位相で)取付片43e(44e)が設けてあり、嵌め込み枠部21の対応する竪枠24(25)の室内側片24b(25b)に結合されている。内壁43b(44b)は、嵌め込み枠部21の対応する竪枠24(25)の側方を室外側に延びた室外側壁43f(44f)となっている。室外側壁43f(44f)の室外側部分には、係止片43g(44g)が設けてあり、嵌め込み枠部21の竪枠24(25)の係止片24a(25a)と係合している。外壁43a(44a)と内壁43b(44b)と室内側の結合壁43c(44c)とにより、前記上枠41の気密材保持溝41hと室内外位相を同じくして室内側に開口した気密材保持溝43h(44h)が形成されている。これらの気密材保持溝41h,43h,44hには、連続して気密材80が嵌め込まれる。取付枠体40の左右の各竪枠43,44において、室外側の結合壁43d,44dより室内側部分が、取付枠部100の左右竪枠103,104を構成している。外壁43a,44aには、上下枠部101と同様に、左右方向位置の調整ボルト49がねじ込んである。室外側の結合壁43d,44dの室外側には、水返しゴム装着用の溝50が形成され、水返しゴム51が取り付けられる。これらの水返しゴム51は、躯体開口部1と取付枠部100との間をシールする。
外付けサッシBの取付枠部100の上枠部102、左右竪枠部103,104を、対応する既設サッシAに結合するためのサッシ取付部材90はL字状断面を成している。そのサッシ取付部材90は、既設サッシAの竪枠4,5、上枠2の室外側片14の室内面に当てつけられる一方の取付部91と、その取付部91に対して直角、室外方向に延び、外付けサッシBの対応する取付枠部100の竪枠部103,104、上枠部102の内面に結合される他方の取付部92とから成り、サッシ取付部材90の一方の取付部91と外付けサッシBの取付枠部100の左右竪枠部103,104、上枠部102の室内側端との間に、既設サッシAの対応する竪枠4,5、上枠2の室外側片14を夫々挟み込むように取り付けられる。上枠部102用のサッシ取付部材90は、両端が左右竪枠部103,104のサッシ取付部材90と連続する長さであり、左右竪枠部103,104用のサッシ取付部材90の下端は、鉤状引っ掛け片47の上端高さまでとなっている。
取付枠部100の上下枠部101、102、左右竪枠部103,104の内側に形成される開口空間Sは、既設サッシAの外障子12を仮置きする仮置き空間になっており、その上下方向寸法、室内外方向寸法は、そこに既設サッシAの外障子12を置いて、その後、外障子12を斜めにして、上部を外案内片8に嵌め込んだ後、下部を既設サッシAの外レール10上に建て込みできる作業空間を提供できる大きさに設定されている。
次に、既設サッシAに外付けサッシBを取り付ける方法を説明する。先ず、既設サッシAから内外障子11,12、網戸を取り外す。その状態で、内外障子30,31を取り外した外付けサッシBのサッシ枠20(ここでは、嵌め込み枠部21と取付枠体40とを一体にしたもの)の下枠部101の鉤状引掛け部47を、既設サッシAの下枠3の網戸レール13に室外側斜め上方から引っかけ(図6)、その状態で、外付けサッシBのサッシ枠20を室内側に起こし、取付枠部100の上枠部102、左右竪枠部103,104の室内側端を対応する既設サッシAの上枠2、左右竪枠4,5の室外側片14の室外面に当てる。勿論、気密材保持溝41h,43h,44hには気密材80を嵌め込んでおく。こうして、取付枠部100の上枠部102、左右竪枠部103,104の室内側端を対応する既設サッシAの上枠2、左右竪枠4,5の室外側片14の室外面に当てつけた状態で、先ず、上枠部102を固定する作業をおこなう。取付枠部100の開口内側から、上枠部102結合用のサッシ取付部材90の室外方向の取付部92を取付枠部100の上枠部102の内面に押し当て、垂直な取付部91を既設サッシAの上枠2の室外側片14の室内面に当て、室外方向の取付部92と取付枠部100の上枠部102(内壁41b)とを結合ビス110で連結する。同様の作業を既設サッシAの左右の竪枠4,5と外付けサッシBの取付枠部100の左右の竪枠部103,104との間でも行い、こうして、サッシ取付部材90と外付けサッシBの取付枠部100の左右竪枠部103,104、上枠部102との間に、既設サッシAの対応する竪枠4,5、上枠2の室外側片14が挟み込まれて、両サッシ枠6,20が結合される(図6)。両サッシを完全に結合するに先立ち、取付枠部100の上下枠部101、102、左右枠部103,104の上下、左右位置を、各枠部にねじ込んだ位置調整ボルト49で微調整する作業が行われることは言うまでもない。
次いで、外付けサッシBの嵌め込み枠部21に外付けサッシBの内外障子30,31を順次嵌め込む(図7)。次に、図8のように、既設サッシAの外障子(室外側からしか建て込めない)12を一旦、室内側から取付枠部100内側の開口部分Sへ仮置きしておく。その状態で、既設サッシAの内障子11を既設サッシAの所定位置に建て込み(図7)、その後、仮置きしてあった既設サッシAの外障子12を、既設サッシAの外レール10上に建て込んで、取り付けが完了する(図1)。こうして、既設サッシAの室外側に、外付けサッシBが取り付けられて2重サッシとなるため、防音機能が向上する。また、既設サッシAをそのまま生かし、外付けサッシBを付加する構成で2重サッシ構造にできるため、サッシ窓の前面改装の必要が無く、安価で容易に実施可能である。なお、上述した実施形態では、外付けサッシ枠は、嵌め込み枠と取付枠体とを別体として両者を結合して嵌め込み枠部21の室内側に取付枠部を備えたもので説明したが、嵌め込み枠部に取付枠部を一体成形したものであっても良い。
次に、サッシ取付部材の別の例を示す。前記第1の実施形態と同一部分には同一番号を付し、詳細な説明は省略してある。また、簡略化のため、障子も省略してある。図9に示すように、外付けサッシBの左竪枠部103と既設サッシAの対応する竪枠4とを結合するサッシ取付部材90Aは(ここでは、左枠側のみ示す、右枠側はこの図9と対称)、断面において既設サッシAの竪枠4の室外側片14の室内面に当てつけられる一方の取付部91aと、その取付部91aに対して直角、室外方向に延び、外付けサッシBの対応する取付枠部100の竪枠部103内面に押し当てられる中間部91bと、その中間部91bの室外側端から窓枠開口内側に突出した他方の取付片92aとから成る鉤状屈曲部材となっている。一方、外付けサッシBの取付枠部100の左竪枠部103には、窓枠開口内側に突出して上下方向の取付壁103aが設けてある。取付壁B103aは、先端が室外側に屈曲され、結合ビス110の先端を室外側から見えなくしている。そして、サッシ取付部材90Aの前記取付片92aを前記外付けサッシBの取付壁103aの室内側に対向させ、取付片92aの室内側からの室内外方向の結合ビス110で両者を結合して、外付けサッシBを室内方向に引き込む様にして既設サッシAに取り付けている。このように、室内外方向の結合ビス110で取り付けるようにしたので、第1の実施形態のように、障子の開閉方向から結合ビスで結合する場合に比べて、ねじ込み作業が容易であり、また、外付けサッシBが室内側に引き込まれるように取り付けられるので、取付枠部100の左竪枠部103の室内側端が既設サッシAの対応する竪枠4の室外側片14に、より密着できて好都合である。また、結合ビス110が室内外方向であるので、第1の実施形態のように室内外方向と直交する方向でねじ結合している場合より、結合が確実で、取付け後に弛みが生じにくく、外付けサッシBが室外側に倒れるなどのおそれがない。
さらに、図10,11では、別の実施形態を示す。これらの図でも、簡略化のため、障子は省略してあり、図11では、左竪枠部の断面のみ示している。右竪枠部は図11と対称である。前述した2つの実施形態では、既設サッシAの下枠3の網戸レール13は、既設サッシAの左右竪枠4,5、上枠2の室外側片14と同じ室内外位相にあって、その網戸レール13に外付けサッシBの引っ掛け片47を引っ掛けてサッシ取付部材90(または90A)を介して既設サッシAに外付けサッシBを取り付けると、既設サッシAの左右竪枠4,5、上枠2の室外側片室外面に、外付けサッシBの取付枠部100の左右竪枠部103,104、上枠部102の室内側端が気密材80を介して直接当て付けられるようになっていたが、既設サッシAの網戸レール13が、左右竪枠4、5、上枠2の室外側片14より室外側に位置することがある。このような場合には、前述した2つの実施形態で使用した外付けサッシBをそのまま取り付けようとすると、網戸レール13が室外側に位置している分、外付けサッシBが室外方向にずれ、取付枠部100の左右竪枠部103、104、上枠部102の室内側端と、これに対向する既設サッシの竪枠4,5、上枠2の室外側片14の室外面との間には隙間Lができる。この隙間Lを埋めるように、スペーサ121を介在させて、外付けサッシBを取り付ける。スペーサ121は断熱材とすると、断熱効果が現れて好ましい。ここでは、左(右)竪枠部には前記した図9のサッシ取付部材90Aを使用し、上枠部では、L型のサッシ取付部材90を使用しており、サッシ取付部材90Aの場合、取付片92aと取付壁103a間にも、同様のスペーサ122が介在される。この構造では、ある特定の網戸レール位置に対応した外付けサッシを、その網戸レール位置より室外側に網戸レールがある別の既設サッシに流用できる利点がある。
既設サッシの外側に外付けサッシを結合した2重サッシの縦断面である。 図1の横断面図である。 下枠部の拡大図である。 上枠部の拡大図である。 左竪枠部の拡大図である。 サッシ枠の結合作業を示す図である。 サッシ枠の結合作業を示す図である。 サッシ枠の結合作業を示す図である。 別のサッシ取付部材を用いた左竪枠部の拡大図である。 スペーサを用いて結合した2重サッシの縦断面図である。 図10の横断面図であり、左竪枠部を示す図である。
符号の説明
2 上枠
3 下枠
4、5 竪枠
11 内障子
12 外障子
13 網戸レール(引っ掛け片)
14 室外側片
20 サッシ枠
21 嵌め込み枠部
30 内障子
31 外障子
41h 気密材保持溝
43h 気密材保持溝
44h 気密材保持溝
47 鉤状引っ掛け部
49 位置調整ボルト
90 サッシ取付部材
90A サッシ取付部材
91 取付部
92 取付部
100 取付枠部
101 下枠部
102 上枠部
103 左右竪枠部
104 左右竪枠部
110 結合ビス
A 既設サッシ
B 外付けサッシ
S 開口空間

Claims (6)

  1. 障子の嵌め込まれる嵌め込み枠部の室内側に、取付枠部を設けて外付けサッシのサッシ枠を構成し、障子を開閉可能に嵌め込んで成る既設サッシの下枠に、外付けサッシの取付枠部の下枠部を結合し、外付けサッシの取付枠部の左右竪枠部、上枠部と、既設サッシの対応する竪枠、上枠とを、サッシ取付部材を介して結合して、既設サッシの室外側に外付けサッシを取り付け、外付けサッシの取付枠部の開口空間を、外障子を室外側から建て込む既設サッシの外障子の仮置き空間としたサッシ枠の結合構造。
  2. 少なくとも外付けサッシの取付枠部の左右竪枠部と既設サッシの対応する竪枠とを結合するサッシ取付部材における一方の取付部を既設サッシの室内面に当て、サッシ取付部材における他方の取付部を窓枠開口内側に突出する取付片とし、一方、外付けサッシの取付枠部の竪枠部に窓開口内側に突出した取付壁を形成し、前記取付片と前記取付壁とを室内側からの結合ビスで連結したことを特徴とする請求項記載のサッシ枠の結合構造。
  3. 取付枠部の室内側端部分には、気密材保持溝が既設サッシ枠側に開口して設けてあり、その気密材保持溝に気密材を保持させて成る請求項または記載のサッシ枠の結合構造。
  4. 既設サッシ下枠の上向きの引っ掛け片である網戸レールに外付けサッシの取付枠部の下枠部に設けた引っ掛け部を係止し、外付けサッシの取付枠部の左右竪枠部、上枠部の室内側端と既設サッシの対応する竪枠、上枠の室外側片室外側面との間に生じる隙間にスペーサを介在させてなる請求項1〜3の何れか1項に記載のサッシ枠の結合構造
  5. 外付けサッシの取付枠部を構成する上下枠部、左右竪枠部には、位置調整ボルトが螺合され、これらの位置調整ボルトにより、外付けサッシの既設サッシに対する上下左右方向位置を調整可能としたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のサッシ枠の結合構造。
  6. 既設サッシの室外側に取り付けられ、既設サッシと共に2重サッシを構成する外付けサッシであって、そのサッシ枠は、障子を嵌め込む障子嵌め込み枠部と、その嵌め込み枠部の室内側に設けられる取付枠部とを備え、取付枠部の開口内側空間を、既設サッシのサッシ枠に対して室外側から建て込まれる外障子を収容する仮置き空間となっていることを特徴とする外付けサッシ。
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