JP4677136B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機械的な可動体による動的表示内容と表示画像による動的表示内容に基づき所定内容の動的表示が行われる表示装置を有する遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、パチンコ機等の遊技機においては、遊技盤上に形成される遊技領域の略中央に表示装置の一種である図柄表示装置を備えたものが知られている。この図柄表示装置は、液晶画面等からなる可変表示部に複数種類の図柄を複数列(例えば、3列)に表示可能とされており、当該各列の図柄が変動した後に停止した際の図柄組合せ態様により、各種遊技状態(大当り状態、リーチ状態、はずれ状態など)が決定されるようになっている。
【0003】
このような図柄表示装置においては、従来から、可変表示部に表示される図柄の背景を変えてリーチ状態を予告したり、図柄がリーチ状態を示す組合せ態様になったときにキャラクタを登場させたりして、遊技の興趣を高めるようにしていた。しかし、このような可変表示部のみで行なわれる図柄の表示態様の変化では、すぐにマンネリ化して遊技者に飽きられてしまうという問題があった。
【0004】
そこで、このような問題に対応すべく、例えば特開2001−38005号公報に示すような複数の表示手段を備えた図柄表示装置が提案されている。即ち、図10に示すように、この図柄表示装置81は、当該表示装置81全体がマジシャンをイメージしたキャラクタの表示形態とされ、当該表示装置81の略中央部に可変表示部(表示手段)82が設けられている。そして、この可変表示部82の上側にマジシャンの帽子(シルクハット)を模した可動体(表示手段)83が配設されると共に、可変表示部82の左右両側には手袋をしたマジシャンの手を模した可動体(表示手段)84,85がそれぞれ配設されている。
【0005】
そして、例えば、可変表示部82で変動表示中の図柄列が停止する際には、当該図柄列に対して手を模した可動体84,85が開閉動作を行い、あたかも可動体84,85が変動表示中の図柄列を叩いて止めたかのように表示演出する構成になっている。また、前記帽子を模した可動体83を横揺れさせつつ可変表示部82には紙吹雪が舞う画像を表示させることで、リーチ状態の予告表示を行うことも可能とされている。つまり、可変表示部82の動的表示内容と各可動体83,84,85における動的表示内容に所定の関連性をもたせることで、遊技者における遊技に対する興趣を高めるようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した従来の図柄表示装置81では、各表示手段(可変表示部82及び各可動体83,84,85)にあって互いに動的表示内容を形成するもの同士(図柄列と手を模した可動体84,85同士、紙吹雪と帽子を模した可動体83同士)が全く別カテゴリーに属する事物により構成されていた。また、互いに関連性をもたせた動的表示内容を形成するとはいえ、一方は図柄列や紙吹雪等の平面的な表示画像である反面、他方は立体的な帽子や手を模した可動体83〜85であり、両者は形態面及び動作面において全く異なっていた。そのため、遊技者にとっては、各表示手段における動的表示内容が互いに関連性をもってなされているということを即座には分かりにくく、その結果、遊技に対する興趣を高められない場合があった。
【0007】
本発明は上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数ある各表示手段(表示部)の動的表示内容について新鮮さを与えることができ、且つ互いに関連性があることを遊技者が容易に理解でき、遊技に対する興趣を効果的に高められる表示装置を備えた遊技機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、打球発射装置により発射された遊技球を入賞検知する始動入賞口と、前記始動入賞口に遊技球が入賞したことを契機に図柄組み合わせゲームが行われる図柄表示装置と、図柄表示装置にて所定の図柄組み合わせが表示された場合に大当り状態が付与される遊技機において、機械的な可動体が動作して動的表示を行う第1表示部と、表示画像が動きを伴って動的表示を行う第2表示部とを有し、両表示部の動的表示内容に基づき所定内容の動的表示が行われる表示装置を備え、前記第1及び第2表示部の各動的表示内容は、表示形態において同一又は近似するように構成され、前記第1及び第2表示部は、前記動的表示内容に基づき遊技者にとって有利な遊技状態が付与される可能性を予告表示し、一方の表示部は他方の表示部で予告表示が行われるか否かを段階表示することを要旨とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、一方の表示部に表示された動的表示内容は、他方の表示部に引き継がれて表示され、両表示部は、組み合わされることによって一つの物品を形成するように構成されていることを要旨とする。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記第1表示部と第2表示部とは、互いに表示領域を干渉しない各々独立した表示領域にて動的表示を行うことを要旨とする。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の発明において、前記可動体と表示画像とが組み合わさって、正面視において一連の円形の表示軌跡が形成されるように構成されていることを要旨とする。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の遊技機において、前記可動体を動作させる機構には、駆動源と、支軸により軸支されるとともに前記駆動源からの駆動力によって前記支軸を中心として回転可能なアーム部材と、前記アーム部材を転動可能な重りと、前記重りが当接係止されることによって前記アーム部材の回転動作を規制する規制部材と、前記重りと前記規制部材の当接関係が解消された後に前記アーム部材の回転動作を規制孔への係止によって規制する突起と、を含み、前記可動体は、初期位置から前記駆動源の駆動力によって前記アーム部材が回転動作し、その回転動作が前記重りと前記規制部材の当接係止によって規制される第1の位置と、前記第1の位置から前記重りが自重により前記アーム部材を転動することによって前記規制部材との当接関係が解消されることで前記アーム部材がさらに回転動作し、その回転動作が前記規制孔への前記突起の係止によって規制される第2の位置と、を動作する構成とされたことを要旨とする。
なお、本明細書において、カテゴリーとは、例えば、自動車レースやスポーツといったように、第1及び第2表示部の動的表示内容が属すると考えられる分野をいう。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をパチンコ遊技機(以下、「遊技機」という)、及び同遊技機に備えられる図柄表示装置に具体化した一実施形態を図1〜図8に従って説明する。
【0014】
図1に略示するように、遊技機10において機体の外郭をなす外枠11の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の中枠12が開閉及び着脱自在に組み付けられている。また、前記中枠12の前面側には、機内部に配置された遊技盤13を透視保護するためのガラス枠を備えた前枠14と上球皿15が共に横開き状態で開閉可能に組付け整合されている。さらに、前記中枠12の下部には下球皿16、打球発射装置17等が装着されている。
【0015】
前記遊技盤13の遊技領域の略中央には、図柄を変動させて図柄組合せゲームを行う表示装置としての図柄表示装置18が配置されている。また、図2に示すように、図柄表示装置18の上部には、後述する始動保留球数の記憶値を表示する始動保留球数表示器21が配設され、始動保留球数を表示するための数字(1〜4)が表記されている。
【0016】
また、前記図柄表示装置18の下方には、図示しないソレノイドにより開閉動作を行う始動入賞口22が配置されている。さらに、前記始動入賞口22の下方には、図示しないソレノイドにより開閉動作を行う大入賞口23が配置されている。前記打球発射装置17の操作により前記遊技盤13の遊技領域に打球された遊技球が前記始動入賞口22へ入賞するか、若しくは、始動保留球数の記憶値が1〜4である場合、前記図柄表示装置18では、前記図柄組合せゲームが行われるようになっている。
【0017】
なお、「始動保留球数の記憶値」とは、前記図柄表示装置18における図柄変動中に始動入賞口22に入賞した遊技球の数を所定の上限値(一般的には4)の範囲内で記憶した値である。そして、前記記憶値が0(零)の場合には始動入賞口22への遊技球の入賞によって図柄組合せゲームが行われると共に、前記記憶値が0(零)以外の場合には当該記憶値に基づき図柄組合せゲームが行われる。なお、前記記憶値は、始動入賞口22への遊技球の入賞により+1され、図柄組合せゲームの開始により−1される。
【0018】
次に、前記図柄表示装置18の具体的構成について説明する。
図2に示すように、図柄表示装置18は、その略中央部に矩形状の表示口24aを形成した取付枠24と、種々の数字、文字、記号等の図柄を表示可能な液晶ディスプレイ型の可変表示器25を備えている。
【0019】
前記取付枠24の上部には、自動車のタコメータを模した第1表示部としての可動予告部26が設けられている。この可動予告部26は、略半円状に形成されており、エンジン回転数を描写した数値(0〜7、これは0〜7000回転を示す)と目盛りが表記された表記面27を備えている。略半円状に形成された可動予告部26の直線部位は表示口24aに対向して配置され、表記面27における前記数値や目盛りは円弧状に配置されている。
【0020】
また、可動予告部26は、エンジン回転数を指し示す指示針を模して形成された可動体28を備えており、同可動体28は取付枠24に回動可能に取着されている。この可動体28は、表記面27における数値(目盛り)の記載範囲に対して、あたかも回転数を指し示すように、その先端部が、表記面27における数値(目盛り)に沿って円弧状の表示軌跡を描いて回転動作(即ち、動的表示)を行うようになっている。この指示針を模した立体的な可動体28における自動車のタコメータの如く回転する動作内容が第1表示部の動的表示内容に相当する。
【0021】
ここで、前記可動体28に回転動作を行わせる作動機構について説明する。
図3(a)及び図6に示すように、前記取付枠24の裏面側であって、前面側の可動体28及び表記面27に対応する位置には、ソレノイド29が配設されている。ソレノイド29は、左右方向(図3(a)及び図6において)に沿って進退可能なロッド30を備えており、後述する主制御基板55によってその進退動作が制御されるようになっている。ロッド30にはバネ30aが巻装されており、ロッド30の先端部には、その上部に係合凹部31aが形成された係合部材31が設けられている。なお、前記係合部材31はバネ30aにより前記ロッド30がソレノイド29から突出する方向に付勢されている。
【0022】
前記係合部材31の係合凹部31aには、係合片32が係合されており、この係合片32はアーム部材33に連結されている。なお、前記係合凹部31aは幅広に形成されており、同係合凹部31a内において係合片32の移動は許容されている。前記アーム部材33は、長尺状に形成されており、取付枠24から延びる支軸34により軸支されている。この結果、前記係合部材31(ロッド30)が進退動作することにより、前記係合凹部31a及び係合片32を介して前記アーム部材33は、支軸34を中心として回転可能になっている。また、前記アーム部材33にはその長手方向に沿って長孔33aが形成されており、この長孔33aには重り35が転動自在に装着されている。
【0023】
前記アーム部材33の裏面側には、図6に示すように、この機構全体を覆うためのカバー部材36が配設され、このカバー部材36の内面には規制板37が設けられている。この規制板37は、水平に対して僅かに傾いた状態で配置されている。そして、ソレノイド29が励磁され、前記アーム部材33が支軸34を中心に裏面側からみて時計回り方向に回転すると、規制板37の下面にアーム部材33に装着された重り35が当接係止されるようになっている(図4(a)参照)。この結果、前記規制板37は重り35を係止することで、前記アーム部材33の回転動作を規制するようになっている。なお、規制板37に当接係止された重り35は、その後、規制板37の傾きに沿って、長孔33a内を転動するようになっており、重り35が長孔33aの中間部位まで転動したところで、規制板37と重り35の当接関係は解消されるようになっている。(図5(a)参照)。
【0024】
図3(b)及び図6に示すように、前記アーム部材33の前面側には2つの突起39が突設されており、前記取付枠24に形成された規制孔40に挿通されている。この規制孔40は、前記アーム部材33の回転方向に沿って湾曲して形成されており、両規制孔40は互いに向き合うように配置されている。そして、この規制孔40の端部に前記突起39が係止されることにより、前記アーム部材33の回転は規制されるようになっている。また、前記取付枠24の前面側には、半円状の伝達板41が設けられており、同伝達板41は、支軸34を介してアーム部材33に連結され、アーム部材33と共に回転するようになっている。そして、前記伝達板41の円弧(周縁)部位にはギヤ歯41aが形成されている。
【0025】
一方、前記可動体28は回動支点となる回動軸42に軸支されると共に、その円周上にギヤ歯43aを有する回動部材43に連結されている。そして、前記回動部材43のギヤ歯43aは前記伝達板41のギヤ歯41aと噛合している。なお、可動予告部26における表記面27は、取付枠24の前面側において前記伝達板41及び回動部材43と可動体28の間に配置されている。
【0026】
そして、前記ソレノイド29の消磁時において、可動体28は、図3(b)及び図8(a)に示すように、略水平状態になるように配置され、表記面27に表記された「0」という数字に対応する位置に配置されるようになっている。また、このときアーム部材33に連結された両突起39は規制孔40の端部に係止された状態となっている。以下、ソレノイド29の消磁時における可動体28の位置を『「0」位置』という。
【0027】
図3(a)に示すようなソレノイド29の消磁状態から、同ソレノイド29が励磁されると、図4(a)に示すように、バネ30aの付勢力に抗してロッド30がソレノイド29に吸引され、係合部材31がソレノイド29側へ直線運動をする。すると、係合部材31の係合凹部31aと係合片32との係合関係により、係合片32に連結されたアーム部材33は支軸34を中心に、重り35が規制板37に当接係止されるまで回転する。そして、アーム部材33の回転と共に同アーム部材33と支軸34を介して連結する伝達板41も回転し、この回転運動がギヤ歯41a、43aを介して回動部材43に伝達される。この結果、「0」位置にあった可動体28も回動軸42を中心に回転する。
【0028】
その後、重り35が規制板37に当接係止されると、アーム部材33の回転が規制される。このときの可動体28は、図4(b)及び図8(b)に示すように略垂直状態に配置され、表記面27に表記された「4」という数字に対応する位置に配置されるようになっている。また、重り35が規制板37に当接係止した状態では、アーム部材33に連結された両突起39は規制孔40の端部に係止されないようになっている。以下、ソレノイド29が励磁され、略垂直状態に配置された可動体28の位置を『中間位置』という。
【0029】
そして、このままソレノイド29の励磁を維持すると、重り35がその自重により、規制板37の傾きに沿って長孔33a内を転動する。すると、図5(a)に示すように、重り35の移動により、前記重り35と規制板37との当接関係が解消され、即ち、アーム部材33の回動を規制していたものがなくなり、アーム部材33は、前面側の両突起39が規制孔40の端部に係止されるまでさらに回転する。この結果、伝達板41及び回動部材43を介して可動体28も、中間位置からさらに回転する。
【0030】
前記突起39が規制孔40の端部に係止されると、アーム部材33及び可動体28の回転は停止される。そして、可動体28は、図5(b)に示すように、「0」位置から略180度回転し、あたかもメータを振り切ったような位置に配置される。以下、可動体28における「0」位置から略180度回転した位置を『「振り切り」位置』という。このとき、この「振り切り」位置に配置された可動体28は、図6及び図8(c)に示すように、取付枠24の最前面に設けられた遮蔽板24bにより正面側から視認不能にされる。尚、図6においては、説明の便宜上、可動体28は「振り切り」位置の状態を示しているのに対して、取付枠24の裏面側は可動体28の「0」位置の状態を示している。
【0031】
一方、ソレノイド29が消磁されると、バネ30aの付勢力によりロッド30がソレノイド29から突出し、これに伴い係合部材31、係合片32、アーム部材33、伝達板41、回動部材43等を介して可動体28は、ソレノイド29が励磁されたときと逆方向への回転動作を行い、「0」位置に戻る。
【0032】
このようにして、前記ソレノイド29によって行われる進退運動が、可動体28の往復回転運動に変換され、タコメータの指示針のような動作が可能になる。また、ソレノイド29の励磁時間の長さにより、可動体28を中間位置でその回転動作を止めて「0」位置に戻したり、「振り切り」位置まで回転動作させたりすることが可能になり、タコメータの動きに似せた形態にされる。
【0033】
このとき、前記可動予告部26における可動体28は、略水平状態となる「0」位置から、略180度回転した「振り切り」位置までの動作しか行わないため、前記可動体28の先端部が表示口24aの縁部から同表示口24aに向かって突出することはない。つまり、可変表示器25における後記する液晶予告部48の表示領域を干渉しない独立した表示領域において、可動予告部26の動的表示(即ち、可動体28の動作)は行われる。
【0034】
次に、可変表示器25について説明する。
図2に示すように、正面視において矩形状の可変表示器25は、取付枠24の表示口24aに対応する位置に配設されている。そして、複数列(本実施形態では三列)の図柄(以下、「第1図柄45、第2図柄46及び第3図柄47」という)を各列毎に表示するようになっている。
【0035】
なお、前記可変表示器25における図柄45〜47の「表示」とは、遊技者が図柄45〜47を識別できる状態で前記図柄45〜47が停止していることであり、「停止」には、所謂ゆれ変動といわれる一旦停止状態と完全に停止した確定停止状態の何れの状態も含まれている。
【0036】
この遊技機10では、前記可変表示器25において各図柄45〜47が同一図柄となる図柄組合せ態様で確定停止した場合に前記大入賞口23の開閉により多数の遊技球を獲得できるチャンスが遊技者に付与される大当り状態となる。また、前記各図柄45〜47のうち特定の二列の図柄(例えば第1図柄45と第3図柄47)が同一図柄となって前記可変表示器25に表示された場合にリーチ状態とされる。また、前記各図柄45〜47が全て異なる図柄となった場合は、はずれ状態とされる。
【0037】
可変表示器25は、図2に示すように、その画面領域の上部であって、取付枠24における可動予告部26と対向する位置に、自動車のタコメータを模した液晶予告部48を表示可能としている。この液晶予告部48が第2表示部に相当する。液晶予告部48は画像形態が略半円状をなすように且つ可動予告部26とほぼ同じ大きさをなすように画面表示され、その直線部位が取付枠24の表示口24aに対向するように表示される。このため、取付枠24に形成される可動予告部26と、可変表示器25に画面表示される液晶予告部48とは両者26,48が組み合わされた状態で、あたかも円形の1つのタコメータが構成されているかのように遊技者に視認される形態とされている。
【0038】
前記液晶予告部48には、略半円状の液晶予告部48を所定角度毎に等間隔に区画するための区画線49が引かれており、同区画線49で区画された各区画面50には、各種遊技状態を表す文字が表示されている。なお、図2における液晶予告部48には、4つの区画面50が形成され、各区画面50には時計回り方向へ順に、「リーチ」、「SP(スペシャル)リーチ」、「大当り」、「大当り」という文字が表示されている。
【0039】
なお、この区画面50に対する各種遊技状態の文字表示は、後述する図柄制御基板56によって制御されている。そして、液晶予告部48が可変表示器25に表示されるタイミング毎に、図9(a)に示すように、例えば「SPリーチ」、「大当り」、「大当り」、「大当り」等と変更可能とされている。このため、液晶予告部48が可変表示器25に表示される際は、遊技者は液晶予告部48に対する期待感を持つことができる。
【0040】
また、前記区画面50における各種遊技状態を示す文字表示は、後述する表示針51が通過する円形の表示軌跡に沿って、リーチ状態又は大当り状態となる期待度を高めることができるように段階表示された形態とされている。また、液晶予告部48における円弧部位には、等間隔に目盛りが記載されている。なお、前記「SPリーチ」とは、特定の図柄をコマ送り、高速送り、若しくは、キャラクタを動作させるなどして、通常の「リーチ」と比較して、大当り状態となる期待度が高いリーチ状態のことをいう。
【0041】
前記液晶予告部48には、タコメータの指示針を模した表示針51が表示可能にされている。この表示針51は、液晶予告部48が形成する半円の中心を支点として回転動作を行うように可変表示されると共に、可動予告部26における可動体28と正面視において同一の形態をなしている。そして、可動予告部26(可動体28)と同様に、あたかもタコメータが作動しているように表示針51の先端部は、液晶予告部48の目盛りに沿って円弧を描いて可変表示される。また、この表示針51が可変表示されることによる円弧状の表示軌跡と、前記可動体28における表示軌跡とは一連の円形の表示軌跡を形成する構成とされている。
【0042】
この結果、可動予告部26と液晶予告部48は、共に略半円状に形成され、且つ可動体28及び表示針51が正面からみて時計回り方向に移動するという同一の表示形態となっている。また、液晶予告部48は、表示口24aに対応した矩形状(正面視において)の可変表示器25に画像表示されるものであるため、可動予告部26の表示領域を干渉しない独立した表示領域において、動的表示(即ち、表示針51の可変表示)を行う。
【0043】
なお、タコメータの指示針を模した平面的な表示針51の画像が表示画像に相当し、自動車のタコメータの如く表示針51が回転する画像内容が第2表示部の動的表示内容に相当する。また、本実施形態においては、可動予告部26における可動体28が回転する動作内容と液晶予告部48における表示針51が回転する画像内容は「自動車レース」という同一カテゴリーに属する事物(即ち、タコメータ)を表している。また、本実施形態において、可動予告部26の可動体28と液晶予告部48における表示針51が同時に遊技者から視認可能な状態になることはないが、図2においては、説明の便宜上共に図面上に表している。
【0044】
次に、図柄表示装置18の制御を行うための電気的構成について図7に基づいて簡単に説明する。
前記遊技機10の機裏側には、遊技内容を統括して制御する主制御基板(以下、「主基板」という)55が装着されている(図1に点線で示す)。主基板55には同主基板55から送信された各種制御信号に基づき図柄表示装置18の可変表示器25に対し図柄変動制御を指示する図柄制御基板(以下、「図柄基板」という)56と、図柄表示装置18における可動体28を作動する前記ソレノイド29が接続されている。また、前記図柄基板56には、図柄表示装置18における前記可変表示器25が接続されている。
【0045】
前記主基板55は、大当り状態、はずれリーチ状態、はずれ状態に対応した各種制御信号を、各状態に応じた変動パターンと共に図柄基板56に対して出力するようになっている。この制御信号は、所定の乱数から任意の数値を抽出し、その数値に基づいて決定される。また、主基板55はソレノイド29の励磁・消磁を制御するようになっている。つまり、主基板55で決定される各状態に応じた変動パターンに基づき、ソレノイド29に駆動信号を出力するようになっている。
【0046】
なお、「はずれリーチ」とは、例えば、第1,第3図柄45,47を同一図柄としたリーチ状態において、第2図柄46に前記両図柄45,47とは異なる図柄を表示させてはずれ状態とするものである。また、「変動パターン」とは、各図柄45〜47の変動を開始してから、各図柄45〜47が所定の図柄を確定停止させるまでの間において、前記変動パターン毎に予め定められた変動時間内における各図柄45〜47の動作パターンを示したものである。即ち、変動パターンは、前記図柄表示装置18で行われる演出に相当するものであって、例えば、リーチ状態となった時に特定の図柄をコマ送り、高速送り、若しくはキャラクタを動作させるなどの演出であったり、以下に説明する可動予告部26及び液晶予告部48を用いた予告表示が相当する。
【0047】
図柄基板56は、主基板55から受信した制御信号に基づいて、図柄表示装置18(可変表示器25)に対し変動制御(各図柄45〜47の始動及び停止)を指示する。この結果、前記可変表示器25では、図柄組合せゲームによって所定の図柄45〜47を各列毎に表示するようになっている。また、図柄基板56は、主基板55から受信した変動パターンに基づいて、同変動パターンに対応する表示情報を生成し、当該表示情報に基づき前記図柄表示装置18の表示態様、即ち、可変表示器25の画像を制御する。
【0048】
次に、前記主基板55及び図柄基板56により制御される可動予告部26と液晶予告部48の予告表示について説明する。なお、可動予告部26と液晶予告部48の動的表示内容に基づいて行われる予告表示が所定内容の動的表示に相当する。
【0049】
まず、主基板55において、大当り状態が決定された場合の変動パターンとして実行される両予告部26,48の予告表示態様を説明する。
始動入賞口22に遊技球が入賞していない間は、図8(a)に示すように、可動予告部26における可動体28は「0」位置に配置され、表記面27における「0」を指し示している。そして、可変表示器25には、液晶予告部48が表示されていない。
【0050】
このような状態で、始動入賞口22に遊技球が入賞すると、それを検出した主基板55は、所定の乱数から任意の数値を抽出し、今回の確定停止図柄が、大当り状態、はずれリーチ状態、はずれ状態の何れを示すようにするかを決定する。そして、決定された状態(大当り状態)に応じて変動パターンを選択し、図柄基板56に制御信号及び変動パターンを出力する。
【0051】
図柄基板56は、主基板55からの制御信号及び変動パターンを受信すると、可変表示器25に制御信号を出力し、図柄45〜47の変動を開始すると共に、図8(b)に示すように、可変表示器25の画面領域の上部であって、取付枠24における可動予告部26と対向する位置に液晶予告部48を出現させる。このとき、可変表示器25にて画面表示される液晶予告部48の各区画面50には、「リーチ」、「SPリーチ」、「大当り」、「大当り」という各種遊技状態を表す文字が正面からみて時計回り方向に順に表示される。なお、図8(b)及び図8(c)において図中に示す矢印は図柄45〜47が変動中であることを示す。
【0052】
次に、前記主基板55は、可動体28を回転動作させるために、ソレノイド29へ駆動信号を出力する。すると、ソレノイド29が励磁され、可動予告部26の可動体28が、あたかもタコメータにおいてエンジン回転数が上がっているかのように回転動作し始める。そのまま主基板55は、ソレノイド29を励磁し続け、可動体28を表記面27の目盛りを振り切る「振り切り」位置まで回転させ、可動体28を遮蔽板24bの背面に隠れた状態にさせる。その後、前記図柄基板56が、液晶予告部48に表示針51を表示させ、可動予告部26において、表示針51に可動体28の回転動作が引き継がれたかのような表示演出をする(図8(c)参照)。このとき表示針51と可動体28は正面視において同一の形態とされているため、あたかも目盛りを振り切った可動体28が液晶予告部48に現われたかのように遊技者に表示され、可動予告部26及び液晶予告部48に対する興趣を効果的に高めることができる。また、可動体28は「振り切り」位置までしか回転しないため、同可動体28が可変表示器25の画面上に被さって液晶予告部48の画像(表示針51や区画面50)が遊技者にとって見づらくなることはない。
【0053】
次いで、図柄基板56は、可変表示器25の液晶予告部48において、表示針51を「リーチ」、「SPリーチ」と表記された区画面50を通過表示させ、「大当り」と表記された区画面50で停止表示させる。(図8(d)参照)。このようにして、変動中の図柄45〜47が確定停止した際に発生する遊技状態を予告する。
【0054】
そして、図柄基板56は前記表示針51の停止を維持した状態で、予告表示された大当り状態となるように、即ち、第1〜第3図柄45〜47が全てが同一の図柄となるように、図柄の変動を停止させ、大当り状態を決定する。その後、図柄基板56は、可変表示器25の液晶予告部48を消し、それに伴い主基板55はソレノイド29を消磁して可動体28を再び「0」位置まで戻す。
【0055】
次に、主基板55において、はずれリーチ状態が決定された場合の変動パターンとして実行される両予告部26,48の予告表示態様を説明する。なお、以下の説明においては、前述した主基板55で大当り状態が決定された場合の予告表示態様とほぼ同一の構成であるため、異なる箇所のみを簡単に説明する。
【0056】
この場合、図柄基板56は、主基板55からのはずれリーチ状態に対応した制御信号及び変動パターンを受信すると、液晶予告部48を出現させる。その一方で主基板55はソレノイド29に駆動信号を出力し、可動体28を「振り切り」位置まで回動させる。その後、可動体28の回転動作を引き継ぐように、図柄基板56が液晶予告部48に表示針51を表示させる。そして、同表示針51を「リーチ」(又は「SPリーチ」)と表記された区画面50で回転停止表示させ、変動中の図柄45〜47が確定停止した際に発生する遊技状態を予告する。
【0057】
その後、図柄基板56は前記表示針51の停止を維持した状態で、予告表示されたリーチ(又はSPリーチ)状態となるように演出を行い、第1及び第3図柄45〜47を確定停止させる。なお、この場合は、主基板55ではずれリーチ状態が決定されているため、第2図柄46は、第1及び第3図柄45,47と異なった図柄とされる。
【0058】
また、この態様を主基板55において大当り状態が決定された場合の変動パターンとして実現させて、表示針51が「リーチ」(又は「SPリーチ」)と表記された区画面50で回転停止表示された場合でも大当り状態が付与されるように、図柄45〜47を確定停止させてもよい。
【0059】
次に、主基板55において、はずれ状態が決定された場合の変動パターンとして実行される両予告部26,48の予告表示態様を説明する。
この場合、図柄基板56は、主基板55からのはずれ状態に対応した制御信号及び変動パターンを受信すると、液晶予告部48を出現させる。その一方で主基板55はソレノイド29に駆動信号を出力し、ソレノイド29の励磁時間を調整して、可動体28を「振り切り」位置まで回転させず、中間位置で停止して、再び「0」位置に戻す。その後、図柄基板56は、はずれ状態となるように第1〜第3図柄45〜47を確定停止させる。従って、この態様では液晶予告部48に表示針51は表示されない。
【0060】
このようにして、作動機構により機械的に動作する可動予告部26の動的表示内容(可動体28の動作内容)と、可変表示器25における液晶予告部48の動的表示内容(表示針51を可変表示する映像内容)が共にタコメータを模して、回転数が上がる動作と同様の動作・表示を行う。そして、それに基づいて、図柄45〜47がリーチ状態又は大当り状態の組合せ態様となる可能性を、その期待感が徐々に高まるように遊技者に予告表示する。従って、従来と異なり、互いに関連した動的表示を行うもの同士(可動予告部26と液晶予告部48)が同一カテゴリーに属する事物により構成されていたため、遊技者に各予告部26,48の動的表示内容について新鮮さを与え、互いの関連性を遊技者は容易に理解でき、遊技に対する興趣を効果的に高めることができる。また、上述したように、可動予告部26と液晶予告部48とは、形態面及び動作面においても同一であり、可動予告部26と液晶予告部48が組み合わされてあたかも1つのタコメータをなす形態に構成されているため、遊技者は互いの関連性及び表示態様を即座に理解可能になる。
【0061】
従って、上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、可動予告部26(即ち、立体的な可動体28による動的表示内容(動作内容))と液晶予告部48(即ち、平面的な表示画像たる表示針51の動的表示内容(画像内容)を「自動車レース」という同一カテゴリーに属する事物(即ち、タコメータ)を表すように構成した。このため、従来と異なり、遊技者に互いの関連性を理解容易にさせることができ、且つ各予告部26,48の動的表示内容について新鮮さを与えることができ、さらには、遊技に対する興趣を効果的に高めることができる。
【0062】
(2)上記実施形態では、可動予告部26と液晶予告部48はそれぞれタコメータを模して、共に略半円状に形成され、且つ可動体28及び表示針51が正面からみて時計回り方向に移動するという同一の表示形態となっている。このため、可動予告部26と液晶予告部48との関連性及び表示態様をさらに理解容易にでき、新鮮さを際立たせることができる。
【0063】
(3)上記実施形態では、可動予告部26及び液晶予告部48は、互いに表示領域を干渉しない各々独立した表示領域にて動的表示を行うため、表示態様が分かり易く、可動体28が可変表示器25の画面上に被さって液晶予告部48の画像(表示針51や区画面50)が遊技者にとって見づらくなることはない。
【0064】
(4)上記実施形態では、表示針51と可動体28を正面視において同一の形態としたため、可動予告部26から液晶予告部48に動的表示が切り替わった際に、あたかも目盛りを振り切った可動体28が液晶予告部48に現われたかのように遊技者に表示され、さらに興趣を高めることができる。
【0065】
(5)上記実施形態では、可動予告部26と液晶予告部48は組み合わされてあたかも1つのタコメータをなすようにされているため、遊技者は、可動予告部26と液晶予告部48との関連性をさらに容易に理解できる。
【0066】
(6)上記実施形態では、可動予告部26と液晶予告部48を計器であるタコメータを模した形態とし、可動体28と表示針51はタコメータに用いられる指示針を模した形態とした。このため、可動予告部26と液晶予告部48とを組み合わせて1つの表示形態をなす構成を最も好適に実現できる。
【0067】
なお、上記実施形態は以下のような別例に変更して具体化してもよい。
・上記実施形態では、液晶予告部48は、図柄45〜47の変動が開始されたときに、表示されるようになっていたが、第2図柄46が変動中であって、第1及び第3図柄45,47によりリーチ状態が決定された後に、液晶予告部48が表示される態様としてもよい。この場合、前記リーチ状態が決定された後に、可動予告部26の可動体28は回転し始めるようにされる。なお、このとき主基板55から図柄基板56に出力される制御信号は、大当り状態若しくははずれリーチ状態に対応する信号となる。
【0068】
・上記実施形態では、可変表示器25にて画面表示される液晶予告部48の各区画面50には、「リーチ」、「SPリーチ」、「大当り」、「大当り」という各種遊技状態を表す文字が表示されたが、図9(a)のように、例えば、「SPリーチ」、「大当り」、「大当り」、「大当り」という文字が各区画面50に表記される態様であってもよい。また、液晶予告部48には4つの区画面50が等間隔に区画されていたが、4つに限ることなく、例えば、3つや、5つに区画してもよい。また、「大当り」と表記された区画面50を大きくする等、区画面50の大きさも適宜変更してもよい。
【0069】
・上記実施形態において、液晶予告部48において区画面50を設けることなく、可動予告部26の表記面27と同様に、エンジン回転数を模した数値を表記してもよい。このようにしても、表記された数値の大小に対応した各種遊技状態を予め遊技機10に表示しておけば、可動予告部26及び液晶予告部48の動的表示内容を予告表示として実現できる。また、可動予告部26の表記面27に液晶予告部48のような区画面50を形成してもよい。
【0070】
・上記実施形態において、液晶予告部48に区画面50を設けず、さらに文字を表記することなく、表示針51の回転角度に基づいて大当りへの期待度、つまり大当り状態が付与される可能性を予告表示してもよい。この場合、例えば表示針51が振り切れることで大当り状態を予告し、表示針51を中間位置で停止させることで、大当り状態となる可能性がその位置に対応した値であることを予告する。このようにしても、表示針51の停止位置により大当り状態への期待度が異なるため、興趣を高めることができる。
【0071】
・上記実施形態において、液晶予告部48の円弧部位に設けられた目盛りを、図9(b)に示すように、表示針51の回動とともに点灯表示する点灯表示目盛り48aとしてもよい。このようにすれば、表示針51の動きが演出され、予告表示に対する興趣をさらに高めることができる。また、可動予告部26における表記面27の円弧(周縁)部位にLED等の発光装置を設け、可動体28の回転動作と共に、前記LEDが点灯する態様にしてもよい。
【0072】
・上記実施形態では、可変表示器25を液晶ディスプレイ型にしたが、CRTやプラズマディスプレイ型のものに変更してもよい。
・上記実施形態では、始動入賞口22に遊技球が入賞していない間は可変表示器25には、液晶予告部48を表示させなかったが、液晶予告部48を常に可変表示器25に表示させ続けてもよい。
【0073】
・上記実施形態では、可動体28の動作は、ソレノイド29を励磁又は消磁することにより行っていたが、ソレノイド29の代わりにモータを用いて、モータの駆動により可動体28の動作を行うようにしてもよい。
【0074】
・上記実施形態では、可動予告部26から予告表示が開始し、液晶予告部48において、予告表示を終了する態様であったが、液晶予告部48から開始させて、可動予告部26で終了する態様でもよい。
【0075】
・上記実施形態では、可動予告部26と液晶予告部48とで1つのタコメータを模した形態とされていたが、スピードメータを模した形態にしてもよい。また、可動予告部26の可動体28と液晶予告部48の表示針51によって、形成される一連の表示軌跡は円形であったが、表示軌跡として、例えば直線軌跡を描く形態のものに具体化してもよい。
【0076】
・上記実施形態では、略半円状の可動予告部26と液晶予告部48における直線部位を向き合うように配置し、互いに組み合わして1つの円形のタコメータになる構成としたが、可動予告部26の可動体28と液晶予告部48の表示画像(表示針51)が動作・可変表示して一連の表示軌跡を描くならば、各予告部28,48を1つの表示形態(タコメータ)をなすように構成しなくてもよい。
【0077】
・上記実施形態では、可動予告部26の可動体28の回転範囲は、液晶予告部48の表示領域を干渉しないように、略水平状態の「0」位置から「振り切り」位置まで略180度であったが、180度以上回転させて液晶予告部48上に位置させてもよい。
【0078】
・上記実施形態では、表示針51と可動体28を正面視において同一の形態としたが、異なる形態としてもよい。
・上記実施形態では、可動予告部26と液晶予告部48を、共に略半円状に形成し且つ可動体28及び表示針51を正面からみて時計回り方向に移動させるという同一の表示形態したが、両者26,48の大きさを異ならしめて相似形にしてもよい(変更例a)。また、共に略半円状でなくても、一方を四角形状にしてもよい(変更例b)。また、液晶予告部48に表示針51を設けず、図9(b)に示した円弧部位の点灯表示目盛り48aの点灯表示の如く、区画面50を順次点灯する態様にしてもよい(変更例c)。なお、少なくとも上記した変更例a〜cが第1及び第2表示部の表示形態が近似であることに相当する。
【0079】
・上記実施形態では、可動予告部26と液晶予告部48を「自動車レース」という同一カテゴリーに属する事物(即ち、タコメータ)を表すように構成したが、上記した「自動車レース」という同一カテゴリーに属するのであれば、例えば、両予告部26,48のうち一方を「タコメータ」を模して、他方を「スピードメータ」や「燃料表示器」を模して構成してもよい。
【0080】
・上記実施形態では、ソレノイド29の励磁・消磁に関する制御を主基板55で行っていたが、図柄基板56で行うようにしてもよい。
次に、上記実施形態及び各別例から把握できる技術的思想について以下に記載する。
【0081】
(1)前記第1及び第2表示部は、互いに組み合わされて1つの表示形態をなすように構成されている表示装置。なお、上記実施形態では、1つの円形のタコメータを模した形態が表示形態に相当する。
【0082】
(2)前記第1及び第2表示部は、計器を模して構成され、前記可動体及び表示画像は当該計器における指示針を表し、両表示部による動的表示内容は計器における指示針の動作内容を模している表示装置。
【0083】
【発明の効果】
以上詳述したように、複数ある各表示部の動的表示内容について遊技者に新鮮さを与えることができ、且つ互いに関連性があることを遊技者が容易に理解でき、遊技に対する興趣を効果的に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機の外観を示す正面図。
【図2】図柄表示装置を示す正面図。
【図3】(a)は可動体の作動機構を示す要部背面図、(b)は同じく要部正面図。
【図4】(a)は可動体の作動機構を示す要部背面図、(b)は同じく要部正面図。
【図5】(a)は可動体の作動機構を示す要部背面図、(b)は同じく要部正面図。
【図6】可動体の作動機構を示す平断面図。
【図7】図柄表示装置を作動させるための電気的構成を示すブロック図
【図8】(a)〜(d)は可動予告部及び液晶予告部における予告表示態様を示す模式図。
【図9】(a),(b)は別例における図柄表示装置を示す要部正面図。
【図10】従来の図柄表示装置を示す正面図。
【符号の説明】
18…図柄表示装置(表示装置)、26…可動予告部(第1表示部)、28…可動体、51…表示針(表示画像)、48…液晶予告部(第2表示部)。

Claims (5)

  1. 打球発射装置により発射された遊技球を入賞検知する始動入賞口と、前記始動入賞口に遊技球が入賞したことを契機に図柄組み合わせゲームが行われる図柄表示装置と、図柄表示装置にて所定の図柄組み合わせが表示された場合に大当り状態が付与される遊技機において、
    機械的な可動体が動作して動的表示を行う第1表示部と、表示画像が動きを伴って動的表示を行う第2表示部とを有し、両表示部の動的表示内容に基づき所定内容の動的表示が行われる表示装置を備え、
    前記第1及び第2表示部の各動的表示内容は、表示形態において同一又は近似するように構成され
    前記第1及び第2表示部は、前記動的表示内容に基づき遊技者にとって有利な遊技状態が付与される可能性を予告表示し、一方の表示部は他方の表示部で予告表示が行われるか否かを段階表示する遊技機。
  2. 一方の表示部に表示された動的表示内容は、他方の表示部に引き継がれて表示され、
    両表示部は、組み合わされることによって一つの物品を形成するように構成されている請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記第1表示部と第2表示部とは、互いに表示領域を干渉しない各々独立した表示領域にて動的表示を行う請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記可動体と表示画像とが組み合わさって、正面視において一連の円形の表示軌跡が形成されるように構成されている請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の遊技機。
  5. 前記可動体を動作させる機構には、
    駆動源と、支軸により軸支されるとともに前記駆動源からの駆動力によって前記支軸を中心として回転可能なアーム部材と、前記アーム部材を転動可能な重りと、前記重りが当接係止されることによって前記アーム部材の回転動作を規制する規制部材と、前記重りと前記規制部材の当接関係が解消された後に前記アーム部材の回転動作を規制孔への係止によって規制する突起と、を含み、
    前記可動体は、初期位置から前記駆動源の駆動力によって前記アーム部材が回転動作し、その回転動作が前記重りと前記規制部材の当接係止によって規制される第1の位置と、前記第1の位置から前記重りが自重により前記アーム部材を転動することによって前記規制部材との当接関係が解消されることで前記アーム部材がさらに回転動作し、その回転動作が前記規制孔への前記突起の係止によって規制される第2の位置と、を動作する構成とされた請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の遊技機。
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