JP4676327B2 - 温灸器 - Google Patents

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Description

本発明は、蓄熱材を使って容器の壁材や薬草から蒸気を発生させ、熱気と共に発生した蒸気や薬効成分を利用して患部を温めるようにした温灸器に関するものである。
従来、容器内でもぐさや棒状の固形もぐさを燃やして発生する熱で、容器を通して皮膚を温める温灸器がある。そのような容器に通気孔を設けて温度調節をしながら熱気と共に薬効成分も身体に作用させるものがある(特許文献1参照)。
また、もぐさを燃やすのではなく、石を熱して蓄熱材として容器に入れてその熱で身体を温めるものもある(特許文献2参照)。
特開2003−153983号公報 特開2004−154550号公報
しかし、以上に述べた従来の温灸器では、火の扱いで緊張感が生じたり、使用中は患部の筋にそって温めることがし難く、手軽に使えるというものではなかった。しかも、温める熱で皮膚が乾燥して不快感が生じることがあり、患部までしみ込むような気持ちよい温かさが感じられるものではなかった。
また、前者のように火を燃やすと熱の多くが煙と共に上方に逃げることになり、もぐさなどの薬草に含まれる薬効成分も多くが皮膚に向かわず上方に逃げてしまうという効率のよくないものであった。
また、後者のように蓄熱材として石を用いるものでは、蓄熱のために急加熱をすると石による組成の違いや風化の進んだものや水分の含み具合などによって破裂する危険性があり、誰もが安心して扱えるというものではなかった。
本発明は以上のような欠点を解決することを課題とする。
上記の課題を解決するための請求項1の発明は、底部に複数個の通気孔を形成した吸水性のあるセラミックの容器本体とその上部を塞ぐ蓋からなる容器を構成し、使用時に予め容器本体に水または薬草の成分を含ませた水を吸収させたのち、加熱した蓄熱材をこの容器本体の中に配置させ、蓋をもって塞いだ容器の底を患部に当てるようにしたことを特徴とする温灸器により構成されるものである。
この発明による作用を説明すれば、次の通りである。すなわち、使用時に予め容器本体1に水を吸収させた場合では、壁材中から容器内に発生した蒸気が通気孔6を通り出て皮膚に当たり、その際に蒸気の持つ蒸気熱(潜熱)を顕熱にして放出し、その結果じっくりしみ込むような温かさを蒸気の効果として使用者に感じさせ温灸効果を得ることができるものである。
また、使用時に予め容器本体1に薬草の成分を含ませた水を吸収させた場合では、水も薬草の成分も一緒に壁材中から蒸気となって通気孔6を通り出て皮膚に当たり、前記の蒸気熱の放出による蒸気の効果と共に薬草の薬効成分も患部に働かせ温灸効果を大きくすることができるものである。
請求項2の発明は、前記温灸器において、容器本体の底部に生の薬草等を収めて使用することを特徴とする請求項1記載の温灸器により構成されるものである。
この発明では、壁材中から発生する蒸気と共に生の薬草から発生する薬効成分を含む蒸気も一緒になって皮膚に当て、特に薬効成分を上方に逃すことなく効率よく患部に働かせ、蒸気の効果と共に温灸効果を大きくすることができるものである。
請求項3の発明は、前記容器本体の外側両側面及び蓋の上に指あて兼紐掛け用の突起を設けたものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の温灸器により構成されるものである。
例えば、容器を患部の上にそわせる際には、突起4aと突起4bと突起4cに指をあてることによって容器がある程度熱くても押さえることができ、さらにこの突起4aと突起4bと突起4cに紐7を容易に掛けることができ、それにより蓋2が外れないように固定されて、容器を患部の筋にそわせて安全に移動させ温灸効果を広く得ることができるものである。
請求項4の発明は、前記容器本体の底部にあるそれぞれの通気孔の形状を螺旋状にしたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の温灸器により構成されるものである。
例えば、容器本体1の底部にある複数個のそれぞれの通気孔6を螺旋状の形状にすることにより、通気孔6の側面の表面積を大きくし壁材中から蒸気を発生しやすくして蒸気の効果を大きくすることができると共に、容器内の熱気が直接皮膚に当たり難くすることができるものである。
請求項5の発明は、前記容器本体の底面を除く外側及び蓋の外側に漆または釉薬を施して焼き付けたものであることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の温灸器により構成されるものである。
それは、例えば漆を施し110〜140℃の熱で1〜2時間焼き付けることにより、使用時に容器外側表面から容器の壁材中の水分が蒸気となって逃げるのを防ぐようにし、蒸気の効果を高めることができるものである。また860℃以下の低火度で熔ける釉薬を施して焼き付けることによっても、同様にして蒸気の効果を高めることができるものである。さらに漆や釉薬を施し焼き付けることにより容器を強固にすることもできる。
請求項6の発明は、前記蓄熱材にセラミックの固形物を用い、その蓄熱材の底面には上方へ向かってガス抜き穴を突き抜けない程度の深さまで多数設けたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の温灸器により構成されるものである。
熱源として蓄熱材は繰り返し利用でき経済的である。しかし、例えば蓄熱材として石を用いた場合ではいずれ風化が進み、もし水分を含んだ状態で蓄熱のために急加熱をすると破裂する危険性が出てくる。そのことは蓄熱材にセラミックの固形物を用いた場合でも同様のことがいえるため、この発明では細いガス抜き穴5をセラミックの固形物を用いた蓄熱材3の底面に上方に向かって突き抜けない程度の深さまで多数設け、蓄熱のために急加熱をしても、発生し膨張する蒸気の圧力によって破裂することなく誰でも安全に扱えるようにしたものである。
尚、本項において本発明に対応する各構成部材の符号を付したが、これは対応関係を分かりやすくするために付したもので、本発明がこれらの構成部材に限定されるものではないことはもちろんのことである。
本発明によって、次に示す効果が期待できる。
1.発生する蒸気の効果によって、該温灸器の使用者に皮膚にじっくりしみ込むような温かさを感じさせることができる。
2.さらに、容器に薬草の成分を含ませた水を吸収させた場合には、蒸気の効果と共に薬草の薬効成分も患部に働き、それだけ大きな温灸効果を得ることができる。
3.該温灸器は、生の薬草としてニンニクの切片などを容器の底部に収めて利用しやすく、構造的にそれらの薬効成分は上方には逃げにくいので、効率よくそれらに含まれる薬効成分を患部に働かせ、その効果を得ることができる。
3.さらに、該温灸器の底部にアロマオイルなど好みのものを水分と共に少量含ませれば、様々な効果を楽しむことができる。
4.蓄熱材として用いるセラミックの固形物にはガス抜き穴を多数設けており、蓄熱のために急加熱しても破裂する危険性がほとんどなく安心して使える。
5.さらに、蓄熱材として用いるセラミックの固形物は、再加熱によって繰り返し使うことができるので経済的である。
6.該温灸器は、突起と突起の間に紐を掛けて蓋が外れないように容易に固定でき、手軽に安全に患部の筋にそって移動させ患部を広く温めることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の温灸器の図3のA−A線における断面図で、底部に複数個の螺旋状の通気孔6を形成した吸水性のあるセラミックの容器本体1とその上を塞ぐ蓋2からなる容器で、中に蓄熱材3が配置されたものである。使用時には予め容器本体1に基本的に水を吸収させて本発明の温灸器の使用効果を得られるようにしたもので、加熱した蓄熱材3を容器本体1の中に配置させ、蓋をもって容器を塞ぎ図7のように突起4aと突起4bと突起4cに紐7を掛けて固定し使用するようにしたものである。
すなわち、使用時に予め容器本体1に水を吸収させた場合について、その使用効果をエネルギー的な面から捉え説明すれば、加熱して配置した蓄熱材3から発する熱エネルギーの一部は、容器本体1の壁材中に吸収された水の気化のためのエネルギーに使われて、気化した水の蒸気に潜熱として取り込まれ、それだけ熱が容器表面から逃げるのを防ぐことができる。そしてその蒸気が容器内から底部の通気孔6を通り出て皮膚に当たり、蒸気は皮膚に顕熱を奪われ液体の水に戻ろうとするのでさらに気化で取り込んでいた蒸気熱(潜熱)のエネルギーも元の顕熱にして接する皮膚に放出することになる(参考:水の蒸気1gがすべて液体に戻る際には2257Jもの潜熱を顕熱にして放出)。ちなみに本発明の温灸器の108gの容器本体1では例として1回25分の使用において約5gの水が蒸気となって容器の外へ出るので、すべての蒸気熱(潜熱)が皮膚に働くと仮定した場合はその大きさが約11000Jという計算になる。ゆえに、この蒸気熱(潜熱)の放出は蒸気の効果としてじっくりしみ込むような温かさを使用者に感じさせるという効果を生む大きな理由の一つであるといえる。
さらに、使用時に予め容器本体に薬草の成分を含ませた水を吸収させた場合では、上記の蒸気熱(潜熱)の放出による蒸気の効果に加え、薬草の薬効成分も患部に働かせることになり、温灸器としての効果を大きくすることができるものである。
そしてさらに、前者のように容器本体1に水を吸収させて使用する際に容器本体1の底部に生の薬草等を収めておいた場合では、例えば生の薬草としてニンニクの切片を底部に敷くように収めておくと、その上に挟み込むように配置した蓄熱材3の熱で焼けたニンニクの切片の中から薬効成分を含む蒸気が発生し、その蒸気が容器本体1の壁材中に予め吸収させた水から発生する蒸気と一緒になって容器本体1の底部から通気孔6を通り出て接する皮膚に当たることになる。この場合、容器が蓋2で塞がれていることと、蓄熱材3によってニンニクの切片が挟み込まれていることから、薬効成分を上方に逃がしてしまうことがほとんどなく、下方に接する皮膚に向わせる割合を増やし、それだけ壁材中から発生する蒸気と共にニンニクの切片の中から発生する蒸気と薬効成分を効率よく患部に働かせ、温灸器としての効果を得ることができるものである。
以上のようにして得られる効果を高めるために、本発明の温灸器の作り方を順に説明すれば、次のようになる。
まず容器本体1は、セラミックの多孔質で断熱性のある吸水性の高い壁材にする必要がある。そのために、例として木節粘土に木粉を基本的に体積比4:6の割合で混ぜ練り込んだものを原材料とする。それを、手のひらに収まる程の大きさで壁が8〜10mm厚の図2のような楕円の形体に成型し、図1及び図2のように容器本体1の両側面に指あて兼紐掛け用の突起4aと突起4cを付ける。
蓋2は、使用時に水を吸収させなくてよいので、材質的には基本的に容器本体1の上部を塞ぐように形が作れて熱に強く断熱性のあるものなら何でもよい。ここでは、容器本体1と同じ多孔質のセラミックが断熱性があり望ましいので、容器本体1と同じ原材料を使って作る。蓋2の上には図1及び図2のように指当て兼紐掛け用の突起4bを付ける。
容器本体1の成型後の乾燥初期は、容器本体1の内側全面に0.2〜0.5mm径程の針のようなもので壁の半分程の深さまで刺し穴を1cm当たり10〜20個の密度で多数施すのが好ましい。それは、使用中に壁材の中から容器内に蒸気を発生しやすくするためである。
また、容器本体1の底部には2〜3mm径程のネジのようなものを使って、図5のように複数個の通気孔6を開けるように形成する。ネジのようなものとは、例えば木ネジの谷の部分をヤスリで削って谷を深くしたもので、その木ネジを使うことによって通気孔6の形状は螺旋状になり側面に溝を深くつけて通気孔6の側面の表面積を大きくし底部の壁材中から蒸気を発生しやすくすると共に、容器内の熱気が直接皮膚に当たり難くするためでもある。尚、ネジのようなものの代わりに針のようなものを使っても、細い直線状の通気孔を3倍以上の数を開けることによって同様の効果を得ることができる。
それらを乾燥後に590〜800℃のなるべく低い火度で素焼きする。低い火度にする程あまり焼き締まらず吸水性を高めることができる。また、粘土に混ぜ込まれていた木粉の痕が残って多孔質な壁材になり、吸水性が高められると共に熱を表面から逃し難い断熱効果も得られる。
次に、素焼きした容器本体1の底面を除く外側及び蓋2の外側には、漆を施して110〜140℃の熱で1〜2時間かけて焼き付けるか、または、鉛白もしくはコレマナイトを主に含む釉薬を施して600〜860℃の低火度で本焼きを行って焼き付ける。それにより、使用時に容器外側表面から壁材中の水分が蒸気となって逃げる量を減らし、そのぶん容器内に蒸気を多く発生させることができ、さらに容器を強固にすることができる。尚、釉薬はなるべく低火度で焼き付けるのが望ましい。火度を高くすると焼き締まってそれだけ吸水性が悪くなるからである。
また、漆を施した場合は、焼き付けず室(むろ)に入れて自然に固化させてもよい。また、漆の代わりにカシュー樹脂や耐水性及び耐熱性のあるシリコーン系の合成樹脂でコーティングしても、容器外側表面から水分が蒸気となって逃げる量を減らすことができる。
蓄熱材3にはセラミックの固形物を用いる。作り方は、例として木節粘土にペタライトを基本的に1:1の割合で混ぜて練り込んだものを原材料とし、使用時に箸で挟んで持てるように図4及び図6のように両側面に溝がある形状に成型する。半乾燥の時期には、使用時の予め蓄熱のための急加熱で蓄熱材3の内部に発生する蒸気(ガス)が膨張して破裂する危険性を回避できるように、蓄熱材3の底面に1mm径程の針で上方に向かって細いガス抜き穴5を突き抜けない程度の深さまで1cm当たり2〜4個の密度で図6のように多数施し設ける。それを乾燥後に約1200℃の高火度でじっくり焼き締めたものにする。
本発明の該温灸器は以上のようにして構成されるものであるから、これを使用するときは、次の手順にするとよい。
1.まず、吸水のために容器本体1だけを30〜60秒間程水または薬草の成分を含ませた水に浸す。尚、薬草の成分を含む水とは、ニンニク、ショウガ、トウガラシ、ケイヒ、ニワトコ、等々の抽出エキスを水で薄めたものやすり下ろして水で薄めたものや煎じたもので、日本酒等も手軽に利用することができる。
2.気泡の出がおさまる前に早めにその水から取り出す。十分に水に浸けた時では例として108gの容器本体1に25gの水が吸収されるが、この場合6〜8割くらいの15〜20gの水の吸収をさせるのが好ましい。その訳は十分に水を含ませてしまうと、使用開始早々に熱の影響で通気孔6から一部の水分が液体のまま出てくるためで、熱の損失でもある。
3.水または薬草の成分を含ませた水から容器本体1を取り出したら、表面に付着している余分な水分をしっかり拭き取る。
4.容器本体1に吸水させた後、アロマオイルなど気分に合わせ好みのものを容器本体1の底部に少量含ませることも、その効果を楽しめてよい。尚、アロマオイルのうちラベンダー、ラベンサラ、ペパーミント、マジョラム、ローズマリー等の抽出オイルは血行を良くする効果もあるといわれている。
5.薬草等を容器に入れて使用する場合には必ず生の薬草を使い、容器本体1の底部にその切片もしくは刻んだものを敷くように入れる。この場合、手順1と2では容器本体1を5〜10秒間程水に浸して少量の水を吸収させて容器本体1を湿らせる程度にする。その理由は生の薬草にも水分が含まれているので、その分容器本体1に水を吸収させる必要がないわけである。尚、生の薬草とは乾燥させず水分をよく含んでいるニンニク、ショウガ、タマネギ、ダイコン、シュンギク、ヨモギ、等々の切片や刻んだものである。
6.蓄熱材3はガスコンロ等の加熱器具の中火で1〜2分間程加熱し蓄熱する。
7.熱くなった蓄熱材3のガス抜き穴5が多数設けられている面を下にし、箸で蓄熱材3の両側面の溝を挟んで容器本体1に入れ、図1のように配置させる。生の薬草等を入れて使用する場合は、この蓄熱材3を生の薬草の上にのせるように配置することになる。
8.その次に、蓋2を容器本体1の上に塞ぐようにはめ込み、上部に紐7を掛け、蓋2を固定する。その紐7の掛け方は、紐7を輪にしてその一端を図7のように容器本体1の側面の突起4aに掛け、次に紐7の輪をひねって蓋2の上の突起4bを挟んでまた紐7の輪をひねり、そして容器本体1の反対側の側面の突起4cに輪のもう一端を掛ける。この時、紐7は掛ける順番を突起4aと突起4cとを逆にしてもよい。尚、紐7の材質は紐の芯にゴムが入っているようなものが伸縮性があって容易に掛けやすくしっかり固定できて好ましい。
9.このようにセットした該温灸器を手で持って熱さのピークが過ぎるのを確認してから使用を開始する。
10.使用中に容器表面が熱くなり持ち難い場合は、容器本体1の両側面と蓋2の上にある突起4aと突起4bと突起4cに三本の指をしっかりあてて持つようにする。
11.まだ熱いうちは、衣の上から容器の楕円形の底面を患部の筋にそわせて、移動させるようにして温める。
12.冷めてきたら、直接皮膚に当てて移動させることなく患部を温める。
13.該温灸器はどのような体勢でも使用でき、身体を起こした状態で首筋や肩や背中や腰等に手で当てて使用できる。
以上のようにして使用することにより、手のひらに収まる大きさの本発明の該温灸器でも、蒸気の効果によってしみ込むような温かい状態で約25分間程使用することができる。これは、蓄熱材や蒸気等を利用した本発明の構成によるものである。
本発明の温灸器の図3のA−A線における断面図である。 本発明の温灸器の斜視図である。 図2の本発明の温灸器の側面図である。 図2において本発明の温灸器の蓋2を取り除いたときの平面図である。 図2の本発明の温灸器の底面図である。 本発明の温灸器の蓄熱材3の底面図である。 突起4aと突起4bと突起4cに紐7を取り付けた使用時の本発明の温灸器の斜視図である。
符号の説明
1 容器本体
2 蓋
3 蓄熱材
4a〜4c 突起
5 ガス抜き穴
6 通気孔
7 紐

Claims (6)

  1. 底部に複数個の通気孔を形成した吸水性のあるセラミックの容器本体とその上部を塞ぐ蓋からなる容器を構成し、使用時に予め容器本体に水または薬草の成分を含ませた水を吸収させたのち、加熱した蓄熱材をこの容器本体の中に配置させ、蓋をもって塞いだ容器の底を患部に当てるようにしたことを特徴とする温灸器。
  2. 前記温灸器において、容器本体の底部に生の薬草等を収めて使用することを特徴とする請求項1記載の温灸器。
  3. 前記容器本体の外側両側面及び蓋の上に指あて兼紐掛け用の突起を設けたものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の温灸器。
  4. 前記容器本体の底部にあるそれぞれの通気孔の形状を螺旋状にしたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の温灸器。
  5. 前記容器本体の底面を除く外側及び蓋の外側に漆または釉薬を施して焼き付けたものであることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の温灸器。
  6. 前記蓄熱材にセラミックの固形物を用い、その蓄熱材の底面には上方へ向かってガス抜き穴を突き抜けない程度の深さまで多数設けたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の温灸器。
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