JPH0627153Y2 - 温灸器 - Google Patents

温灸器

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JPH0627153Y2
JPH0627153Y2 JP11152891U JP11152891U JPH0627153Y2 JP H0627153 Y2 JPH0627153 Y2 JP H0627153Y2 JP 11152891 U JP11152891 U JP 11152891U JP 11152891 U JP11152891 U JP 11152891U JP H0627153 Y2 JPH0627153 Y2 JP H0627153Y2
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JP
Japan
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outer cylinder
moxibustion
moxibustion device
exhaust pipe
cylinder
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JP11152891U
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JPH0568535U (ja
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靖政 海老原
Original Assignee
靖政 海老原
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、灸を利用した治療
具、健康具として用いられる温灸器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】もぐさを体表で燃焼させ、人体に温熱刺
激を与えて内臓諸器官の機能低下を回復させる灸治療
は、東洋古来の経験治療として現在でも広く活用されて
いる。一方、直接体表でもぐさを燃焼させるのではな
く、所定の容器内でもぐさを燃焼させ、かかる容器を人
体に当接させて間接的に温熱刺激を与える灸治療具、灸
健康具として温灸器が用いられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】現在汎用されている温
灸器は一般に茶碗大の容器で形成され、これを患部に当
接して使用され、したがって、腹部又は背腰部全体に穏
やかに温熱刺激を与える使用には不適であり、容器が小
形であるために燃焼するもぐさで過度に加熱されて容器
が高温になる欠点がある。また、使用するもぐさににつ
いても、温灸用もぐさを紙で棒状に巻いて加工したもの
を使用する温灸器が一般に汎用され、もぐさ代が高価で
あるなど必ずしも満足すべきものではない。
【0004】この考案は、これらの課題を解決すること
を目的とするもので、従来品より数段大きな容器で形成
した新規構成の温灸器を提供し、人体の腹部又は背腰部
にかかる温灸器を当接して穏やかに温熱刺激を与えるこ
とができるとともに、安全性に配慮して快適に使用する
ことができ、清掃、取扱いが簡単なうえ、使用するもぐ
さ代が安価である温灸器を提供することを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】これらの目的を達成する
ため、この考案の温灸器は、人体の腹部又は背腰部全体
に温熱刺激を与える使用に適した大きさに外筒を形成
し、外筒の底面を腹部又は背腰部に当接して使用するよ
うに構成する。そして、外筒内にセットされる内筒の中
段に金網を張設し、金網で区画された下層に温灸用もぐ
さをなんらの加工も加えずそのまま充填して点火し、断
面凹形の金網状の受網の凹部に内筒を挿入し、受網を外
筒内に横架して保持する。そして、外筒の上面にかぶせ
る蓋体の中央に排気筒を貫通して一体に形成し、内筒の
上面に載置した金網状の押え網に蓋体をかぶせた状態で
排気筒の下端が当接し、外筒の下方の側壁に複数の通気
孔を開孔して構成する。そして、外筒を紙管で形成し、
外筒の内周面の上方に金属板を貼設し、また、排気筒の
側壁に複数の排熱孔を開孔して構成する。そして、排気
筒(7)が貫通する貫通孔を中央部に形成した大判のタ
オルで保持して使用することにより、保温性が向上され
るとともに人体に安定して保持することができる。
【0006】
【実施例】以下に、図面の実施例についてこの考案の構
成を具体的に説明する。 この考案の温灸器は、円筒状の外筒(1)の底面を人体
の腹部又は背腰部に当接して使用し、腹部又は背腰部全
体に温熱刺激を与える使用に適した大きさ(図例は直径
15cm前後)に外筒(1)が形成されている。外筒
(1)内には、中段に金網(21)を張設した内筒
(2)がセットされ、金網(21)で区画された下層に
温灸用もぐさ(4)を充填して点火し、断面凹形の金網
状の受網(3)の凹部(31)に内筒(2)が挿入され
る。外筒(1)の外周に四方に把手(11)が突設さ
れ、把手(11)に連結した棒状の腕(5)が外筒
(1)内に延設され、受網(3)の外周部(32)を腕
(5)に架け、受網(3)が外筒(1)内に横架して保
持される。したがって、受網(3)は内筒(2)をセッ
トしたまま設置、取外しを自在にできるように構成され
ている。外筒(1)の上面には着脱自在の蓋体(6)が
かぶせられ、蓋体(6)の中央には排気筒(7)が貫通
して一体に形成されている。一方、内筒(2)の上面に
は金網状の押え網(8)が着脱自在に載置され、蓋体
(6)をかぶせた状態で排気筒(7)の下端は押え網
(8)に当接する。そして、対向して位置する把手(1
1)に掛けられる伸縮性のバンド(9)で蓋体(6)を
押え、内筒(2)を押圧して外筒(1)内に安定して保
持されるように構成されている。外筒(1)の下方の側
壁には燃焼空気を供給する複数の通気孔(12)が開孔
され、排気筒(7)の側壁には複数の排熱孔(71)が
開孔されている。外筒(1)は紙管で形成され、外筒
(1)の内周面の上方にはアルミ板等の金属板(13)
が貼設されており、外筒(1)はプラスチックその他の
素材で円筒形に形成しても良い。
【0007】次にこの温灸器の使用方法を説明する。 最初に、金網(21)で区画された内筒(2)の下層側
に温灸用もぐさ(4)を軽く詰込み、中央をやや盛上げ
て点火する。温灸用もぐさ(4)はなんらの加工も加え
ずそのまま使用する。そして、点火した側を下にして内
筒(2)を受網(3)の凹部(31)に挿入し、内筒
(2)の上面に押え網(8)を載置し、受網(3)の外
周部(32)を腕(5)に架けて保持する。そして、蓋
体(6)を外筒(1)の上面にかぶせ、バンド(9)で
蓋体(6)を押えてセットが完了する。
【0008】次に、腹部に使用する場合は仰向けに寝て
外筒(1)を腹部に載せ、底面を腹部に当接させる。そ
して、排気筒(7)が貫通する貫通孔を中央部に形成し
た大判のタオルを用意し、かかるタオルで排気筒(7)
を貫通孔から突出させてタオルの両端を腰の下に巻き込
んで温灸器を保持するように使用する。もぐさ(4)の
燃焼に伴い外筒(1)内の温度が上昇し、通常は20分
程で適温になり、温度の上昇が遅いと感じられる場合は
タオルの両側から軽く扇ぎ、通気孔(12)から燃焼空
気を供給して使用し、一般的には1日1回30分〜40
分の使用で十分である。
【0009】使用後は、自然冷却させた後にバンド
(9)を外して蓋体(6)を外し、受網(3)を内筒
(2)をセットしたまま取外す。内筒(2)内の灰を空
け、金属ブラシを用いて受網(3)、金網(21)の網
目に付着したヤニを落とし、蓋体(6)の裏面、金属板
(13)の表面を湯を含んだ布で軽く拭き取り、付着し
たヤニを清掃する。
【0010】
【考案の効果】この考案の特徴的な効果は次の諸点であ
る。 この考案の温灸器は、底面を腹部又は背腰部に当接して
使用する外筒(1)が従来品の容器より数段大きく形成
され、腹部又は背腰部全体に温熱刺激を与えることがで
き、内臓諸器官の機能低下を回復する治療具として使用
することができるとともに、刺激が穏やかであるから特
に健康具としての使用に適するものである。
【0011】また、外筒(1)を腹部又は背腰部に載せ
て簡単に使用され、受網(3)は内筒(2)をセットし
たまま設置、取外しを自在にできるので、もぐさ(4)
の詰め込み、点火、セット等の取扱い、使用後の燃焼灰
の始末等の清掃を簡単に行うことができるものである。
【0012】また、使用中に誤って温灸器を転倒したと
しても、もぐさは外筒(1)内で受網(3)と内筒
(2)及び蓋体(6)とで保持されているので飛散ら
ず、安全に使用することができる。そして、排気筒
(7)が貫通する貫通孔を中央部に形成した大判のタオ
ルで保持して使用することにより、保温性が向上される
とともに温灸器は人体に安定して保持され快適に使用す
ることができる。
【0013】また、外筒(1)を紙管で形成すると、軽
量に製作されるとともに保温性に優れるとともに外筒
(1)が高温になることもなく、外筒(1)の内周面に
上方に金属板(13)を貼設して構成すると、付着した
ヤニを簡単に拭き取ることができる。そして、排気筒
(7)の側壁に複数の排熱孔(71)を開孔して形成す
ると、排熱孔(71)から排気が循環されて保温性が高
められ、もぐさ(4)の燃焼が調整されて効率良く使用
することができる。
【0014】また、温灸用もぐさを加工せずにそのまま
使用できるので経済的であり、煙の排出も比較的少ない
ので狭い部屋での使用も許容され、少量のもぐさで30
分程使用することができる等の実用的な機能を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の温灸器をセットした状態の断面図。
【図2】同じく平面図。
【図3】要部の分解斜視図。
【符号の説明】
1 外筒 2 内筒 3 受網 4 温灸用もぐさ 6 蓋体 7 排気筒 8 押え網 12 通気孔 13 金属板 21 金網 31 凹部 71 排熱孔

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体の腹部又は背腰部全体に温熱刺激を
    与える使用に適した大きさに外筒(1)を形成し、外筒
    (1)の底面を腹部又は背腰部に当接して使用する温灸
    器であって、 外筒(1)内にセットされる内筒(2)の中段に金網
    (21)を張設し、金網(21)で区画された下層に温
    灸用もぐさ(4)を充填して点火し、断面凹形の金網状
    の受網(3)の凹部(31)に内筒(2)を挿入し、受
    網(3)を外筒(1)内に横架して保持し、外筒(1)
    の上面にかぶせる蓋体(6)の中央に排気筒(7)を貫
    通して一体に形成し、内筒(2)の上面に載置した金網
    状の押え網(8)に蓋体(6)をかぶせた状態で排気筒
    (7)の下端が当接し、外筒(1)の下方の側壁に複数
    の通気孔(12)を開孔して構成した温灸器。
  2. 【請求項2】 外筒(1)を紙管で形成した請求項1記
    載の温灸器。
  3. 【請求項3】 外筒(1)の内周面の上方に金属板(1
    3)を貼設した請求項2記載の温灸器。
  4. 【請求項4】 排気筒(7)の側壁に複数の排熱孔(7
    1)を開孔した請求項1、2又は3記載の温灸器。
  5. 【請求項5】 排気筒(7)が貫通する貫通孔を中央部
    に形成した大判のタオルで保持して使用する請求項1、
    2、3又は4記載の温灸器。
JP11152891U 1991-11-27 1991-11-27 温灸器 Expired - Lifetime JPH0627153Y2 (ja)

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