JP4674432B2 - 溶融ガラスの導管構造及び溶融ガラスの減圧脱泡装置並びに溶融ガラスの製造方法及びガラス物品の製造方法 - Google Patents
溶融ガラスの導管構造及び溶融ガラスの減圧脱泡装置並びに溶融ガラスの製造方法及びガラス物品の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4674432B2 JP4674432B2 JP2001300583A JP2001300583A JP4674432B2 JP 4674432 B2 JP4674432 B2 JP 4674432B2 JP 2001300583 A JP2001300583 A JP 2001300583A JP 2001300583 A JP2001300583 A JP 2001300583A JP 4674432 B2 JP4674432 B2 JP 4674432B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molten glass
- vacuum degassing
- conduit
- refractory bricks
- flow path
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B5/00—Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture
- C03B5/16—Special features of the melting process; Auxiliary means specially adapted for glass-melting furnaces
- C03B5/225—Refining
- C03B5/2252—Refining under reduced pressure, e.g. with vacuum refiners
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、溶融ガラスの導管構造及び溶融ガラスの減圧脱泡装置に係り、特に高温の溶融ガラス内の気泡を除去するための減圧脱泡装置に適用される溶融ガラスの導管構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
溶融ガラスの減圧脱泡装置は、溶解槽で溶融されたガラスを脱泡処理して次の成形工程に連続的に供給するシステムに用いられる装置であり、特開平3−33020号公報には、サイフォン式と称される減圧脱泡槽が適用された減圧脱泡装置の一例が開示されている。
【0003】
前記減圧脱泡装置は、主として溶解槽、上昇管(導管)、減圧脱泡槽、下降管(導管)、及び貯留槽から構成されている。脱泡前の溶融ガラスは、前記溶融槽に溜められた後、サイフォンの原理によって前記上昇管から減圧脱泡槽に導かれ、ここで脱泡される。そして、脱泡された溶融ガラスは、前記下降管から貯留槽に導かれ、そして、成形工程に導かれる。以上が前記減圧脱泡装置による溶融ガラスの流れである。
【0004】
ところで、このような減圧脱泡装置に用いられる前記上昇管及び下降管は、溶融ガラスによって1200〜1400℃程度まで加熱されるため、白金等の耐熱金属製のものが使用されるとともに、その周囲には断熱材が被覆され、上昇管及び下降管の放熱が防止されている。
【0005】
一方、最近の減圧脱泡装置では、上昇管及び下降管の製造コストを削減する目的で、上昇管及び下降管を耐火煉瓦によって構成する試みがなされている。本願出願人は、耐火煉瓦式の導管構造の一例を、特開2000−159525号公報により開示している。
【0006】
かかる導管構造は、断面が略扇形状または楔形状に形成された複数の耐火煉瓦を円周方向に組み付けて構成されている。この導管構造によれば、耐火煉瓦が熱膨張しても、その熱膨張による耐火煉瓦の伸びが主として放射状に起るので、耐火煉瓦を組み付けた時のバランスが崩れず、熱膨張による導管構造の崩れを抑えることができるという利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開2000−159525号公報等に開示された耐火煉瓦製導管構造では、耐火煉瓦の目地部の浸食が進行すると、その浸食部分から溶融ガラスが導管を構成している炉材の目地部へ浸入し、導管の使用寿命が短くなるという懸念があった。
【0008】
また、導管構造全体が1つの炉材で構成されていれば最も目地部が少なく、よって侵食も少ないが炉材の製造可能な大きさに限界があり、導管構造全体を1つの炉材で構成することは困難であった。
【0009】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、耐火煉瓦製導管において、溶融ガラスによる目地部の浸食および溶融ガラスの導管を構成している炉材の目地部への浸入を抑え、導管の使用寿命を延ばすことができる溶融ガラスの導管構造及び溶融ガラスの減圧脱泡装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するために、高温の溶融ガラスが流れる流路が形成された溶融ガラスの導管構造において、前記導管は、前記流路の横断面形状が矩形状になるように複数の耐火煉瓦を組み付けて構成されるとともに、これらの耐火煉瓦による目地部が矩形状流路の隅部にのみ形成され、前記導管構造は、前記導管の横断面において4個の前記耐火煉瓦によって構成され、各前記耐火煉瓦は横断面が台形状に形成され、各前記耐火煉瓦の両斜辺部を突き合わせて組み付けて構成されていることを特徴とする。
【0011】
本発明は、以下の点に着目してなされたものである。すなわち、導管の流路を流れる溶融ガラスは、流路の中央部における流速よりも、流路の隅部における流速が低くなっている。また、流路の横断面を矩形状に形成すると、流路の側壁部、すなわち流路の辺部と隅部との流速差はより大きくなる。
【0012】
一方で、溶融ガラスによる煉瓦浸食を最も受け易いのは耐火煉瓦の目地部であり、その目地部のうち、接触している溶融ガラスの流速が早い目地部ほど浸食の進行は早い。
【0013】
よって、目地部の浸食を最小限に抑えるためには、本願請求項1に記載の如く、流路の横断面を矩形状に形成するとともに、この断面形状の流路において、溶融ガラスの流速が最も遅い隅部にのみ目地部を形成すればよい。これにより、耐火煉瓦製導管において、溶融ガラスによる目地部の浸食および溶融ガラスの導管を構成している炉材の目地部への浸入を最小限に抑えることができ、導管の使用寿命が最大限に延びる。
本願請求項2の発明によれば、高温の溶融ガラスが流れる流路が形成された溶融ガラスの導管構造において、前記導管は、前記流路の横断面形状が矩形状になるように複数の耐火煉瓦を組み付けて構成されるとともに、これらの耐火煉瓦による目地部が矩形状流路の隅部にのみ形成され、前記導管構造は、前記導管の横断面において4個の前記耐火煉瓦によって該導管の内面が矩形に構成され、前記4個の耐火煉瓦のうち対向する2個の耐火煉瓦が該導管の内面側に向かって横断面凸状に形成され、対向する残りの2個の耐火煉瓦が横断面長方形状に形成され、各前記耐火煉瓦を突き合わせて組み付けて構成されていることを特徴とする。
【0014】
請求項3記載の発明は、溶融ガラスの減圧脱泡装置の上昇管と下降管のうち少なくとも一方を、請求項1又は2に記載された溶融ガラスの導管構造を採用したので、目地部の浸食を最小限に抑えた使用寿命の長い導管構造を有する減圧脱泡装置を提供できる。
本願請求項4の溶融ガラスの製造方法によれば、前記請求項3に記載の溶融ガラスの減圧脱泡装置により溶融ガラスの脱泡処理をする減圧脱泡工程と、前記上昇管の上流側の溶解槽によりガラスを溶融する溶解工程と、を有することを特徴とする。
本願請求項5のガラス物品の製造方法によれば、前記請求項3に記載の溶融ガラスの減圧脱泡装置により溶融ガラスの脱泡処理をする減圧脱泡工程と、前記上昇管の上流側の溶解槽によりガラスを溶融する溶解工程と、前記下降管の下流側の成形処理槽による成形工程と、を有することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って本発明に係る溶融ガラスの導管構造の実施の形態について詳説する。
【0016】
図1には、実施の形態に係る導管構造が適用された溶融ガラスの減圧脱泡装置の斜視図が示され、図2はその断面図が示されている。
【0017】
図1、図2に示す実施の形態の溶融ガラスの減圧脱泡装置10は、略門型のステンレス製減圧ハウジング12と、 減圧ハウジング12内に水平に収納配置される減圧脱泡槽14と、減圧ハウジング12内に垂直に収納配置され、減圧脱泡槽14の左右両端部にそれぞれ、各上端部が取り付けられる上昇管16および下降管18とから構成される。
【0018】
減圧脱泡装置10は、上流側ピット22の溶融ガラスGを減圧脱泡処理して、図示しない次の処理槽、例えば、フロートバスなどの板材の成形処理槽や瓶などの成形作業槽などに連続的に供給するプロセスに用いられる。
【0019】
上昇管16の下端に連結された上流案内管20は、不図示の溶解槽に連通した上流側ピット22の溶融ガラスG内に浸漬されている。また、下降管18の下端に連結された下流案内管24は、次の処理槽に連通する下流側ピット26の溶融ガラスG内に浸漬されている。
【0020】
そして、減圧脱泡槽14は、減圧ハウジング12に形成された不図示の吸引口から、不図示の真空ポンプによって真空吸引されて内部が所定の気圧に減圧される。これにより、上流側ピット22内の脱泡処理前の溶融ガラスGは、サイフォンの原理により、上流案内管20及び上昇管16を介して吸引上昇されて減圧脱泡槽14に導入される。そして、減圧下にある減圧脱泡槽14内で減圧脱泡処理が行われた後、下降管18及び下流案内管24を介して下降し、下流側ピット26に導出される。
【0021】
減圧ハウジング12は略門型に形成されて、減圧脱泡槽14を減圧する際の気密性を確保するためのケーシング(圧力容器) として機能する。
【0022】
減圧脱泡槽14は、多数の耐火煉瓦28を組み付けることにより構成され、また、上昇管16及び下降管18も同様に多数の耐火煉瓦30、30…を組み付けることにより構成されている。
【0023】
本発明の減圧脱泡装置10においては、減圧脱泡槽14、上昇管16および下降管18を構成する多数の耐火煉瓦28および多数の耐火煉瓦30は緻密質電鋳耐火物が用いられることが好ましい。すなわち、減圧脱泡装置10における溶融ガラスと直接接触する主要部分を緻密質電鋳耐火物である電鋳耐火物製煉瓦を組み上げて形成することにより、従来から用いられてきた貴金属合金製のものよりも、コストを大幅に低減し、したがって自由な形状で、かつ、自由な厚さに設計することができる。その結果、減圧脱泡装置10の大容量化が実現するとともに、より高温での減圧脱泡処理も行えるようになる。
【0024】
電鋳耐火物製煉瓦としては、耐火原料を電気溶融した後、所定形状に鋳込み成形したものであれば特に限定されず、従来公知の各種の電鋳耐火物製煉瓦を使用すればよい。
【0025】
中でも耐蝕性が高く、素地からの発泡も少ない点でアルミナ(Al2 O 3)系電鋳耐火物製煉瓦、ジルコニア(ZrO2 )系電鋳耐火物製煉瓦、アルミナ−ジルコニア−シリカ(Al2 O 3−ZrO2 −SiO2 )系電鋳耐火物製煉瓦等が好適に例示され、具体的には、溶融ガラスGの温度が1300℃以下の場合はマースナイト(MB)を、1300℃以上の場合はZB−X950、ジルコナイト(ZB)(いずれも旭硝子株式会社製)等を用いるのが好ましい。
【0026】
本実施の形態では緻密質電鋳耐火物を用いるが、緻密質電鋳耐火物に限定されず、緻密質焼成耐火物を用いてもよい。
【0027】
緻密質焼成耐火物として用いられる緻密質焼成耐火物製煉瓦としては、緻密質アルミナ系耐火物製煉瓦、緻密質ジルコニア−シリカ系耐火物製煉瓦、および緻密質アルミナ−ジルコニア−シリカ系耐火物製煉瓦の少なくとも1種の緻密質焼成耐火物製煉瓦であることが好ましい。
【0028】
減圧ハウジング12は、減圧脱泡槽14に必要とされる気密性、及び強度を有するものであれば、その材質、構造は特に限定されるものではないが、外表面側については金属製、特にステンレス製または耐熱鋼製とすることが耐久性の観点から好ましく、溶融ガラスに近い部分では白金又は白金合金を使用することが耐久性の観点から好ましい。
【0029】
次に、上昇管16及び下降管18の構成について説明する。なお、実施の形態では、上昇管16と下降管18とは同一の構造なので、ここでは、上昇管16についてのみ説明し、下降管18についてはその説明を省略する。
【0030】
図3は、上昇管16の縦断面図であり、図4は図3上4−4線から見た上昇管16の横断面図でり、上昇管16の全体断面を示している。
【0031】
上昇管16は図3に示すように、縦方向に複数の耐火煉瓦30、30…が積み重ねられて構成される。実施の形態では3個の耐火煉瓦30を積み重ねて上昇管16を構成しているが、その個数は3個に限定されるものではない。
【0032】
また、上昇管16は、図4に示すように溶融ガラスの流路32の断面形状が矩形状(正方形又は長方形)になるように、4個の耐火煉瓦30、30…を組み付けて構成されている。更に、これらの耐火煉瓦30、30…による目地部34、34…が矩形状流路32の4隅部36、36…にのみ位置するように、4個の耐火煉瓦30、30…が組み付けられている。すなわち、1個の耐火煉瓦30は、図4において断面台形状に形成され、その両辺部を突き合わせるとともに密着させて4個の耐火煉瓦30、30…が組み付けられている。これにより、4個の耐火煉瓦30、30…の各々の上辺部で囲まれた矩形状流路32が形成される。
【0033】
なお、上昇管16を収納する減圧ハウジング12の脚部12Aと、耐火煉瓦30、30…との隙間には、不定形耐火物(耐熱材)38が設けられている。この不定形耐火物38によって上昇管16の放熱が抑制されている。なお、耐熱材は、不定形耐火物38に限定されるものではなく、断熱煉瓦でもよい。
【0034】
次に、実施の形態の上昇管16の特徴について述べる。
【0035】
本発明においては、上昇管16の溶融ガラスGの流路32の横断面が矩形状となっているので、流路32の側壁部、すなわち流路32の辺部における流速よりも、流路の隅部における流速が低くなっている。
【0036】
溶融ガラスGによる煉瓦浸食を最も受け易いのは耐火煉瓦の目地部であるが、本発明においては、溶融ガラスGの流速がより早く浸食の進行が早い流路32の側壁部に目地部を形成することを避けている。
【0037】
すなわち、目地部の浸食を最小限に抑えるため、図4に示す上昇管16の如く、流路32の断面を矩形状に形成するとともに、この断面形状の流路32において、溶融ガラスGの流速が最も遅い4隅部36、36…にのみ目地部34、34…を形成している。
【0038】
これにより、図4に示す構造の導管を採用することによって、溶融ガラスGによる目地部34の浸食および導管を構成している炉材の目地部への溶融ガラスGの浸入を最小限に抑えることができ、導管の使用寿命が最大限に延びる。
【0039】
また、流路32の横断面を矩形状とすることにより、流路32を構成する耐火煉瓦30を加工容易、組立容易かつ密着した目地形成を容易とすることができる。
【0040】
ここで、特開2000−159525号公報に開示された実施例と比較すると、同公報に開示された実施例には、流路の断面を矩形状に形成し、その矩形状流路の隅部に目地部を形成したものもある。しかしながら、この実施例は、矩形状流路の隅部の他、隅部と隅部との間の壁面にも目地部があるために、その目地部が早期に浸食を受け、使用寿命の低下を招くという問題があった。
【0041】
したがって、矩形状流路32の隅部36にのみ目地部34がある、図4の上昇管16は、前述の従来技術にない有利な効果を奏する。
【0042】
図5は、第2の実施の形態の導管構造を示す上昇管116の横断面図である。
【0043】
同図に示す上昇管116の流路132も、図4に示した流路32と同様に矩形状である。また、上昇管116を構成する2個の断面長方形状耐火煉瓦130、130と、2個の断面凸形状の耐火煉瓦131、131を図5の如く組み付けることにより、流路132の4隅部136、136…にのみ目地部134、134…が形成されている。この目地部134は、クランク(迷路)状に形成され、溶融ガラスGの目地部134の奥側への侵入を防止する形状となっている。
【0044】
このように形成された図5の上昇管116も、図4の上昇管16と同様の効果、すなわち、溶融ガラスGによる目地部134の浸食を最小限に抑えることができ、導管の使用寿命が最大限に延びる。
【0045】
図4に示した上昇管16、及び図5に示した上昇管116は、各々の導管を構成するための耐火煉瓦が4個あれば足り、また、これらの耐火煉瓦を流路32の内側に押さえ付けて組み付けることにより矩形状流路32を形成できるので、導管を容易に構築することができる。
【0046】
なお、実施の形態では、上昇管16と下降管18の双方を図4に示す耐火煉瓦製導管構造にしたが、片方のみを実施の形態の構造としてもよい。また、減圧脱泡装置の上昇管16、下降管18に本発明の導管構造を適用した例について説明したが、高温の溶融ガラスGが流れる流路を持つ導管であれば、本発明の導管構造を適用できる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る溶融ガラスの導管構造によれば、流路の断面を矩形状に形成するとともに、この断面形状の流路において、溶融ガラスの流速が最も遅い隅部にのみ目地部を形成したので、溶融ガラスによる目地部の浸食および溶融ガラスの導管を構成している炉材の目地部への浸入を抑えることができ、導管の使用寿命を最大限に延ばすことができる。
【0048】
また、本発明は、溶融ガラスの減圧脱泡装置の上昇管と下降管のうち少なくとも一方を、請求項1に記載された溶融ガラスの導管構造を採用したので、使用寿命の長い導管を有する減圧脱泡装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る導管構造が適用された減圧脱泡装置を示す斜視図
【図2】図1に示した減圧脱泡装置の断面図
【図3】上昇管の第1の実施の形態を示す拡大断面図
【図4】図3に示した上昇管の横断面図
【図5】上昇管の第2の実施の形態を示す横断面図
【符号の説明】
10…減圧脱泡装置、12…減圧ハウジング、14…減圧脱泡槽、16…上昇管、18…下降管、20…上流案内管、22…上流側ピット、24…下流案内管、26…下流側ピット、28、30、130、131…耐火煉瓦、32、132…流路、34、134…目地部、36、136…隅部
Claims (5)
- 高温の溶融ガラスが流れる流路が形成された溶融ガラスの導管構造において、
前記導管は、前記流路の横断面形状が矩形状になるように複数の耐火煉瓦を組み付けて構成されるとともに、これらの耐火煉瓦による目地部が矩形状流路の隅部にのみ形成され、
前記導管構造は、前記導管の横断面において4個の前記耐火煉瓦によって構成され、各前記耐火煉瓦は横断面が台形状に形成され、各前記耐火煉瓦の両斜辺部を突き合わせて組み付けて構成されていることを特徴とする溶融ガラスの導管構造。 - 高温の溶融ガラスが流れる流路が形成された溶融ガラスの導管構造において、
前記導管は、前記流路の横断面形状が矩形状になるように複数の耐火煉瓦を組み付けて構成されるとともに、これらの耐火煉瓦による目地部が矩形状流路の隅部にのみ形成され、
前記導管構造は、前記導管の横断面において4個の前記耐火煉瓦によって該導管の内面が矩形に構成され、前記4個の耐火煉瓦のうち対向する2個の耐火煉瓦が該導管の内面側に向かって横断面凸状に形成され、対向する残りの2個の耐火煉瓦が横断面長方形状に形成され、各前記耐火煉瓦を突き合わせて組み付けて構成されていることを特徴とする溶融ガラスの導管構造。 - 減圧吸引される真空ハウジングと、前記真空ハウジング内に収容された減圧脱泡槽と、前記減圧脱泡槽に連通され脱泡処理前の溶融ガラスを減圧脱泡槽に導入する上昇管と、前記減圧脱泡槽に連通され脱泡処理後の溶融ガラスを減圧脱泡槽から導出する下降管と、を有する溶融ガラスの減圧脱泡装置であって、
前記上昇管と前記下降管の少なくともいずれか一方が、請求項1又は2に記載された溶融ガラスの導管構造を有することを特徴とする溶融ガラスの減圧脱泡装置。 - 前記請求項3に記載の溶融ガラスの減圧脱泡装置により溶融ガラスの脱泡処理をする減圧脱泡工程と、前記上昇管の上流側の溶解槽によりガラスを溶融する溶解工程と、を有することを特徴とする溶融ガラスの製造方法。
- 前記請求項3に記載の溶融ガラスの減圧脱泡装置により溶融ガラスの脱泡処理をする減圧脱泡工程と、前記上昇管の上流側の溶解槽によりガラスを溶融する溶解工程と、前記下降管の下流側の成形処理槽による成形工程と、を有することを特徴とするガラス物品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001300583A JP4674432B2 (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 溶融ガラスの導管構造及び溶融ガラスの減圧脱泡装置並びに溶融ガラスの製造方法及びガラス物品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001300583A JP4674432B2 (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 溶融ガラスの導管構造及び溶融ガラスの減圧脱泡装置並びに溶融ガラスの製造方法及びガラス物品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003104731A JP2003104731A (ja) | 2003-04-09 |
JP4674432B2 true JP4674432B2 (ja) | 2011-04-20 |
Family
ID=19121128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001300583A Expired - Fee Related JP4674432B2 (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 溶融ガラスの導管構造及び溶融ガラスの減圧脱泡装置並びに溶融ガラスの製造方法及びガラス物品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4674432B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007020754A1 (ja) * | 2005-08-19 | 2007-02-22 | Asahi Glass Company, Limited | 溶融ガラスの導管構造、および該導管構造を用いた減圧脱泡装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11240725A (ja) * | 1998-02-26 | 1999-09-07 | Asahi Glass Co Ltd | 溶融ガラスの減圧脱泡装置 |
JP2000159525A (ja) * | 1998-11-20 | 2000-06-13 | Asahi Glass Co Ltd | 溶融ガラスの導管構造及び溶融ガラスの減圧脱泡装置 |
-
2001
- 2001-09-28 JP JP2001300583A patent/JP4674432B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11240725A (ja) * | 1998-02-26 | 1999-09-07 | Asahi Glass Co Ltd | 溶融ガラスの減圧脱泡装置 |
JP2000159525A (ja) * | 1998-11-20 | 2000-06-13 | Asahi Glass Co Ltd | 溶融ガラスの導管構造及び溶融ガラスの減圧脱泡装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003104731A (ja) | 2003-04-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7650764B2 (en) | Vacuum degassing apparatus for molten glass | |
KR100682778B1 (ko) | 용융유리용진공탈기장치 | |
JP3823544B2 (ja) | 溶融ガラスの減圧脱泡装置およびその製作方法 | |
JP3785788B2 (ja) | 溶融ガラスの減圧脱泡装置 | |
US6948338B2 (en) | Vacuum degassing apparatus for molten glass | |
JP2000007346A5 (ja) | ||
KR100613638B1 (ko) | 용융 유리의 진공 탈기 장치 | |
JP3861459B2 (ja) | 溶融ガラスの減圧脱泡装置 | |
JP4061880B2 (ja) | 溶融ガラスの導管構造及び溶融ガラスの減圧脱泡装置 | |
JP4674432B2 (ja) | 溶融ガラスの導管構造及び溶融ガラスの減圧脱泡装置並びに溶融ガラスの製造方法及びガラス物品の製造方法 | |
JP3915288B2 (ja) | 溶融ガラスの減圧脱泡装置 | |
JP3915268B2 (ja) | 溶融ガラスの減圧脱泡装置 | |
JP3817868B2 (ja) | 溶融ガラスの減圧脱泡装置 | |
JP2000247647A (ja) | 溶融ガラスの減圧脱泡装置用炉材および減圧脱泡装置 | |
JP3724153B2 (ja) | 溶融ガラスの減圧脱泡装置 | |
JP4513248B2 (ja) | 減圧脱泡装置および減圧脱泡方法 | |
JP4058935B2 (ja) | 減圧脱泡装置 | |
JPH11130444A (ja) | 溶融ガラスの減圧脱泡装置 | |
JP2006219371A (ja) | 溶融ガラスの減圧脱泡装置およびその製作方法 | |
JP2003160340A (ja) | 減圧脱泡装置 | |
JPH11240725A (ja) | 溶融ガラスの減圧脱泡装置 | |
JP3724156B2 (ja) | 並列式減圧脱泡装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080819 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100517 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100519 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100623 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100929 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101026 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20101206 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101228 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110110 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140204 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140204 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140204 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140204 Year of fee payment: 3 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140204 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |