JP4673563B2 - トランスミッション付トルクコンバータにおけるクラッチ切換用バルブ装置 - Google Patents
トランスミッション付トルクコンバータにおけるクラッチ切換用バルブ装置 Download PDFInfo
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Description
(1)トランスミッション付トルクコンバータの油圧回路におけるオイルポンプとクラッチとの間に設けられ、前記オイルポンプよりの圧油をクラッチに供給することにより、クラッチをオン・オフさせるクラッチ切換用バルブ装置であって、前記オイルポンプより下流側の油圧回路に、前記クラッチに圧油を供給するコントロールバルブを設けるとともに、該コントロールバルブとクラッチとの間の油圧回路に、円筒状のバルブ本体内に摺動可能に嵌合されたピストンと、該ピストンを常時バルブ本体の一側端に向かって付勢する付勢手段と、前記コントロールバルブの吐出ポートと前記ピストンにおける付勢手段と反対側のバルブ本体内に形成された油室とに連通し、前記コントロールバルブよりの圧油をオリフィスを介して前記油室に導入する入口回路と、同じく前記油室に連通し、該油室より吐出した圧油を前記クラッチに供給する出口回路とを備えるアキュムレータバルブを設け、かつ前記入口回路に、両側端に入口回路の上流側と下流側に連通するポートを有するとともに、周壁にドレンポートを有するシリンダと、該シリンダ内に軸方向に摺動可能に収容されたドレンピストンと、該ドレンピストンを、前記ドレンポートを常時閉じるように入口回路の下流側に向かって付勢する圧縮コイルばねとからなるドレンバルブを設け、前記コントロールバルブからクラッチへの圧油の供給を停止したとき、前記ドレンピストンが前記圧縮コイルばねに抗して上流側に移動し、前記ドレンポートを開くことにより、前記アキュムレータバルブの油室内の圧油を前記オリフィスを迂回して排出するようにする。
また、ドレンピストンが圧縮コイルばねに抗して上流側に移動させられたとき、ドレンポートが開かれて油室内の圧油が自動的に排出されるので、ドレンバルブの構造が簡単であり、かつソレノイドバルブ等の高価なドレンバルブを用いる必要もなく、コスト低減が図れる。
図1は、本発明を適用したトランスミッション付トルクコンバータとその油圧回路を示すもので、(1)は、オイルパン(2)の油を吸引して圧送するオイルポンプ、(3)はトルクコンバータ、(4)は、トルクコンバータに連結されたトランスミッション、(5)は、トルクコンバータ(3)に供給される油圧を調圧する主圧レギュレータバルブ、(6)は、トルクコンバータ(3)よりの圧油の出口圧力を調圧するレギュレータバルブ、(7)はラインフィルタ、(8)及び(9)は、トランスミッション(4)の前進2段のギヤ(図示略)に動力を伝達する前進用低速クラッチと高速クラッチ、(10)は、同じく後進ギヤ(図示略)に動力を伝達する後進クラッチである。
図1に示すように、前後進切換用ソレノイドバルブ(12)が、例えば一方の前進位置に切換えられるとともに、速度切換用のソレノイドバルブ(15)が低速位置に切換えられると、ソレノイドバルブ(12)を出た圧油は、図2に示すように、前進用アキュムレータバルブ(16)における第1入口ポート(25)から第2入口ポート(27)に流入する。
これにより、低速クラッチ(8)が接続され、トランスミッション(4)の第1速ギヤ(図示略)に動力が伝達される。
後進用クラッチ(10)を接続するべく、ソレノイドバルブ(12)を他方の後進位置に切換えると、図3に示すように、左側の後進用アキュムレータバルブ(17)に向かって圧油が流れ、右側の前進用アキュムレータバルブ(16)への圧油の供給が停止される。
一方、右側の前進用アキュムレータバルブ(16)への圧油の供給が停止されると、それまで接続されていた低速クラッチ(8)の圧油が、図3の矢印のように、前進用アキュムレータバルブ(16)の油室(23)に戻されるとともに、ピストン(21)が圧縮コイルばね(22)により右方に復帰させられることにより、油室(23)内の圧油も第2入口ポート(27)に向かって流れる。
上記実施形態では、前進及び後進用アキュムレータバルブ(16)(17)のバルブ本体(16a)(17a)に第2入口ポート(27)を設け、その途中をシリンダ状に拡径させることにより、その中に、油路(34)を有するドレンピストン(35)と、これを常時下流側に付勢する圧縮コイルばね(36)を収容するとともに、バルブ本体(16a)(17a)に、ドレンピストン(35)により開閉されるドレンポート(38)を設けているが、ドレンピストン(35)、圧縮コイルばね(36)、ドレンポート(38)を、バルブ本体(16a)(17a)の外部にユニット化して設けることもできる。
図5は、この例を示す(一方のみ図示する)。
また、上記実施形態では、オリフィス状の油路(34)を、ドレンピストン(35)に一体的に形成しているが、それらを別々に設けることもできる。
図6は、この例の右半部のみを示す。
上記実施形態では、部品点数を削減するために、対向端が開口する前進用アキュムレータバルブ(16)と、後進用アキュムレータバルブ(17)との対向端同士を結合し、実質的に一体構造のアキュムレータ装置(13)としているが、それらを独立して別体に形成してもよい。
(2)オイルパン
(3)トルクコンバータ
(4)トランスミッション
(5)主圧レギュレータバルブ
(6)レギュレータバルブ
(7)ラインフィルタ
(8)低速クラッチ
(9)高速クラッチ
(10)後進クラッチ
(11)主油圧回路
(12)前後進切換用ソレノイドバルブ(コントロールバルブ)
(13)アキュムレータ装置
(14)クラッチ切換用バルブ装置
(15)速度切換用ソレノイドバルブ
(16)前進用アキュムレータバルブ
(16a)バルブ本体
(16b)フランジ
(17)後進用アキュムレータバルブ
(17a)バルブ本体
(17b)フランジ
(18)ガイド孔
(19)ねじ
(20)油溝
(21)ピストン
(22)圧縮コイルばね(付勢手段)
(23)油室
(24)ストッパ軸
(25)第1入口ポート
(26)第1出口ポート
(27)第2入口ポート
(28)第2出口ポート
(29)入口回路
(30)出口回路
(31)(32)回路
(33)拡径中空孔(シリンダ)
(34)油路
(35)ドレンピストン
(35a)小径軸部
(36)圧縮コイルばね
(37)ドレン流路
(38)ドレンポート
(39)バイパス回路
(40)ポート
(41)シリンダ
(42)分岐回路
(43)オリフィス
(44)ドレンピストン
(45)圧縮コイルばね
(46)ドレンポート
(47)シリンダ
(48)ドレンバルブ
(49)ポート
Claims (4)
- トランスミッション付トルクコンバータの油圧回路におけるオイルポンプとクラッチとの間に設けられ、前記オイルポンプよりの圧油をクラッチに供給することにより、クラッチをオン・オフさせるクラッチ切換用バルブ装置であって、前記オイルポンプより下流側の油圧回路に、前記クラッチに圧油を供給するコントロールバルブを設けるとともに、該コントロールバルブとクラッチとの間の油圧回路に、円筒状のバルブ本体内に摺動可能に嵌合されたピストンと、該ピストンを常時バルブ本体の一側端に向かって付勢する付勢手段と、前記コントロールバルブの吐出ポートと前記ピストンにおける付勢手段と反対側のバルブ本体内に形成された油室とに連通し、前記コントロールバルブよりの圧油をオリフィスを介して前記油室に導入する入口回路と、同じく前記油室に連通し、該油室より吐出した圧油を前記クラッチに供給する出口回路とを備えるアキュムレータバルブを設け、かつ前記入口回路に、両側端に入口回路の上流側と下流側に連通するポートを有するとともに、周壁にドレンポートを有するシリンダと、該シリンダ内に軸方向に摺動可能に収容されたドレンピストンと、該ドレンピストンを、前記ドレンポートを常時閉じるように入口回路の下流側に向かって付勢する圧縮コイルばねとからなるドレンバルブを設け、前記コントロールバルブからクラッチへの圧油の供給を停止したとき、前記ドレンピストンが前記圧縮コイルばねに抗して上流側に移動し、前記ドレンポートを開くことにより、前記アキュムレータバルブの油室内の圧油を前記オリフィスを迂回して排出するようにしたことを特徴とするトランスミッション付トルクコンバータにおけるクラッチ切換用バルブ装置。
- ドレンピストンに、両側端が開口するオリフィス状の油路を貫設し、この油路をオリフィスとした請求項1記載のトランスミッション付トルクコンバータにおけるクラッチ切換用バルブ装置。
- それぞれが異なるクラッチに圧油を供給する2個のアキュムレータバルブのバルブ本体を、一側端が開口する円筒状とし、それらの開口端を突合わせてバルブ本体同士を結合するとともに、各バルブ本体内のピストンの対向面間に圧縮コイルばねを縮設することにより、2個のアキュムレータバルブを一体化してなる請求項1または2記載のトランスミッション付トルクコンバータにおけるクラッチ切換用バルブ装置。
- アキュムレータバルブのピストンの外周面に、該ピストンがバルブ本体の一側端に位置しているとき、入口回路と出口回路とに連通することにより、コントロールバルブよりの圧油をクラッチに供給可能な油溝を設けた請求項1〜3のいずれかに記載のトランスミッション付トルクコンバータにおけるクラッチ切換用バルブ装置。
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JPH11153214A (ja) * | 1997-11-23 | 1999-06-08 | Jatco Corp | 自動変速機の油圧制御装置 |
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