JP4672747B2 - ロケットノズル及びロケットエンジン燃焼ガス流れの制御方法 - Google Patents

ロケットノズル及びロケットエンジン燃焼ガス流れの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、ロケットノズル及びロケットエンジン燃焼ガス流れの制御方法に関する。
図1は、ロケットノズルとしてのベル型ノズル100Aを示す。スロート101Aにおける流路断面積をAt、ノズル出口102Aにおける流路断面積をA1とすると、ベル型ノズル100Aの膨張比eAは、A1とAtの比(A1/At)で表される。図2は、ロケットノズルとしてのベル型ノズル100Bを示す。スロート101Bにおける流路断面積をAt、ノズル出口102Bにおける流路断面積をA2とすると、ベル型ノズル100Bの膨張比eBは、比(A2/At)で表される。ここで、A2>A1であり、したがって、eB>eAである。
ロケットノズルの性能を表す比推力が知られている。比推力は、膨張比とロケットノズル周囲の大気圧力とにより異なる。したがって、比推力はロケットの上昇中に変化する。
図3は、比推力の高度に対する変化を示すグラフである。グラフの縦軸は比推力であり、横軸は高度である。性能曲線121は、ベル型ノズル100Aの比推力の高度に対する変化を示す。性能曲線122は、ベル型ノズル100Bの比推力の高度に対する変化を示す。
性能曲線121及び性能曲線122は、ある高度で交わる。この交わる高度より低い高度ではベル型ノズル100Aの比推力がベル型ノズル100Bの比推力より大きく、この交わる高度より高い高度ではベル型ノズル100Bの比推力がベル型ノズル100Aの比推力より大きい。
ロケットノズルの膨張比をロケットの上昇中に変化させることができれば、広い高度範囲にわたってロケットノズルの比推力を高く保つことが可能である。
図4は、ロケットノズルとしてのデュアルベルノズル110を示す。デュアルベルノズル110は、スロート111から変曲点(インフレクションポイント)112までの部分としての第1段ノズル115と、変曲点112からノズル出口113までの部分としての第2段ノズル116を備える。第1段ノズル115及び第2段ノズル116の各々は、ベル形状を有している。ここで、スロート111における流路断面積がAt、変曲点112における流路断面積がA1、ノズル出口113における流路断面積がA2で表される。
図5に示すように。デュアルベルノズル110の周囲の大気圧力が高い場合、燃焼ガスが形成する流れは、変曲点112においてデュアルベルノズル110の内壁面から剥離する。以下、このような流れを低膨張流れと呼ぶ。低膨張流れの状態におけるデュアルベルノズル110の膨張比は、ベル型ノズル100Aの膨張比にほぼ一致する。
図6に示すように。デュアルベルノズル110の周囲の大気圧力が低い場合、燃焼ガスが形成する流れは、ノズル出口113においてデュアルベルノズル110の内壁面から剥離する。以下、このような流れを高膨張流れと呼ぶ。高膨張流れの状態におけるデュアルベルノズル110の膨張比は、ベル型ノズル100Bの膨張比にほぼ一致する。
図3を参照して、性能曲線121と性能曲線122の交点の高度において、デュアルベルノズル110における燃焼ガスの流れが低膨張流れの状態から高膨張流れの状態に遷移することが理想的である。性能曲線121と性能曲線122の交点を理想的な遷移ポイント120という。しかし、非特許文献1に記載されているように、理想的な遷移ポイント120の高度よりもずっと低い高度でデュアルベルノズル110における燃焼ガスの流れが低膨張流れの状態から高膨張流れの状態に遷移することが知られている。そのため、デュアルベルノズル110の比推力の高度に対する変化は、性能曲線123のようになる。
デュアルベルノズル110における燃焼ガスの流れの状態が理想的な遷移ポイント120よりもずっと低い高度で遷移するため、遷移の際にデュアルベルノズル110の比推力が低下する。この比推力の低下幅は、遷移が起こる高度が低いほど大きい。加えて、遷移直後の高度が低い場合には、燃焼ガスの流れがノズル出口113より手前で第2段ノズル116の内壁面から剥離しやすいため、振動が大きくなる。
G.Hagemann, M.Frey, D.Manski, 「A Critical Assessment of Dual−Bell Nozzles」, 1997年
本発明の目的は、燃焼ガスの流れの状態の遷移が適切に行われるロケットノズル及びロケットエンジン燃焼ガス流れの制御方法を提供することである。
以下に、(発明を実施するための最良の形態)で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、(特許請求の範囲)の記載と(発明を実施するための最良の形態)との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、(特許請求の範囲)に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明によるロケットノズルは、デュアルベルノズル(10)と、上記デュアルベルノズルに囲まれた空間(80)にガスを導入するガス導入部(40A〜40D)とを具備する。上記空間を燃焼ガスが流れる。上記デュアルベルノズルは、上記空間の上流側部分(81)を囲むベル形状の第1段ノズル(20)と、上記空間の下流側部分(82)を囲むベル形状の第2段ノズル(30)を備える。上記デュアルベルノズルは、上記第1段ノズルと上記第2段ノズルの間に変曲点(12)を有する。上記ガス導入部は、上記第1段ノズルの第1内壁面に設けられた第1ガス導入口(45、63)を備える。上記第1ガス導入口から上記空間に上記ガスが導入される。
ターボポンプ(4、5)を駆動した後のタービン排ガスが上記ガスとして用いられることが好ましい。
上記第1ガス導入口は、上記ガスを上記第1内壁面に沿ってフィルム状に噴き出すことが好ましい。
上記ガス導入部は、上記第1段ノズルの周囲に設けられた第1マニホールド(42)と、上記第1マニホールドと上記第1導入口とを接続する第1通路(43)とを備えることが好ましい。上記第1通路は、上記導入口に近づくにしたがって流路断面積が減少する部分(44)を備える。上記タービン排ガスは、上記ターボポンプから上記マニホールドに流入し、上記第1通路を通って上記第1導入口へ流れる。
上記ガス導入部は、上記ターボポンプと上記第1マニホールドとを接続する配管(41)と、上記配管から分岐する排気管(46)と、上記排気管に設けられたバルブ(47)を具備することが好ましい。
上記バルブは、上記ロケットノズルを備えたロケットの高度に基づいて動作することが好ましい。
上記ガス導入部は、上記第2段ノズルの第2内壁面に設けられた第2ガス導入口(55)と、三方弁(51)とを備えることが好ましい。上記第1ガス導入口、上記第2ガス導入口、及び上記ターボポンプの各々は、上記三方弁に接続される。上記第2ガス導入口は、上記タービン排ガスを上記第2内壁面に沿ってフィルム状に噴き出す。
上記三方弁は、上記ロケットノズルを備えたロケットの高度に基づいて、上記第1ガス導入口及び上記第2ガス導入口の間で切り替えて上記ターボポンプに接続することが好ましい。
空気が上記ガスとして用いられることが好ましい。
上記ガス導入部は、上記第1段ノズルの外壁面に設けられた空気取入口(62)と、上記空気取入口と上記第1ガス導入口とを接続する空気通路(61)と、上記空気取入口を開閉するスライド体(64)とを備えることが好ましい。
本発明によるロケットエンジン燃焼ガス流れの制御方法は、デュアルベルノズル(10)に囲まれた空間(80)にガスを導入するステップを具備する。上記空間を燃焼ガスが流れる。上記デュアルベルノズルは、上記空間の上流側部分(81)を囲むベル形状の第1段ノズル(20)と、上記空間の下流側部分(82)を囲むベル形状の第2段ノズル(30)を備える。上記デュアルベルノズルは、上記第1段ノズルと上記第2段ノズルの間に変曲点(12)を有する。上記ガスを導入するステップにおいて、上記第1段ノズルの第1内壁面に設けられた第1ガス導入口(45、63)から上記空間に上記ガスを導入する。
上記ガスを導入するステップにおいて、上記デュアルベルノズルを備えたロケットの高度に基づいて、上記ガスの導入量を制御することが好ましい。
ターボポンプ(4、5)を駆動した後のタービン排ガスが上記ガスとして用いられることが好ましい。上記ターボポンプから上記第1ガス導入口へ上記タービン排ガスを導く配管(41)から排気管(46)が分岐する。上記排気管にバルブ(47)が設けられる。上記ガスを導入するステップにおいて、上記ロケットの高度が第1高度を超えたことを検知した場合、閉じていた上記バルブを開くことが好ましい。
上記バルブが開いた状態で上記ロケットがリフトオフすることが好ましい。上記ガスを導入するステップにおいて、上記ロケットの高度が上記第1高度より低い第2高度を超えたことを検知した場合、開いていた上記バルブを閉じることが好ましい。
上記ターボポンプを駆動した後のタービン排ガスが上記ガスとして用いられることが好ましい。上記第2段ノズルの第2内壁面に第2ガス導入口(55)が設けられる。上記第2ガス導入口は、上記タービン排ガスを上記第2内壁面に沿ってフィルム状に噴き出す。上記第1ガス導入口及び上記第2ガス導入口の各々は、三方弁(51)を介して上記ターボポンプに接続する。上記ガスを導入するステップにおいて、上記ロケットの高度が第1高度を超えたことを検知した場合、上記三方弁は、上記タービン排ガスを上記第1ガス導入口へ流す第1状態から上記タービン排ガスを上記第2ガス導入口へ流す第2状態へ切り替わることが好ましい。
上記三方弁が上記第2状態で上記ロケットがリフトオフすることが好ましい。
上記ガスを導入するステップにおいて、上記ロケットの高度が上記第1高度より低い第2高度を超えたことを検知した場合、上記三方弁は、上記第2状態から上記第1状態へ切り替わることが好ましい。
空気が上記ガスとして用いられることが好ましい。上記第1ガス導入口は、空気通路(61)によって上記第1段ノズルの外壁面に設けられた空気取入口(62)に接続される。上記ガスを導入するステップにおいて、上記ロケットの高度が第1高度を超えたことを検知した場合、上記空気取入口を閉じない第1位置から上記空気取入口を閉じる第2位置にスライド体(64)をスライドさせることが好ましい。
上記スライド体が上記第2位置にある状態で上記ロケットがリフトオフすることが好ましい。上記ガスを導入するステップにおいて、上記ロケットの高度が上記第1高度より低い上記第2高度を超えたことを検知した場合、上記第2位置から上記第1位置へ上記スライド体をスライドさせることが好ましい。
本発明によれば、燃焼ガスの流れの状態の遷移が適切に行われるロケットノズル及びロケットエンジン燃焼ガス流れの制御方法が提供される。
添付図面を参照して、本発明によるロケットノズル及びロケットエンジン燃焼ガス流れの制御方法を実施するための最良の形態を以下に説明する。
(第1の実施形態)
図7は、本発明の第1の実施形態に係るロケットエンジン1を示す。ロケットエンジン1は、燃料タンク2と、酸化剤タンク3と、燃料ターボポンプ4と、酸化剤ターボポンプ5と、ロケットノズル8を備える。燃料ターボポンプ4は、ポンプ4aと、ポンプ4aと同体に回転するタービン4bを備える。酸化剤ターボポンプ5は、ポンプ5aと、ポンプ5aと同体に回転するタービン5bを備える。ロケットノズル8は、噴射器6と、燃焼室7と、デュアルベルノズル10と、ガス導入部40Aを備える。燃焼室7には、燃焼室7の壁面を冷却するための冷却用通路7aが設けられている。デュアルベルノズル10は、スロート11から変曲点(インフレクションポイント)12までの部分としての第1段ノズル20と、変曲点12からノズル出口13までの部分としての第2段ノズル30を備える。変曲点12は、第1段ノズル20及び第2段ノズル30の間に配置される。第1段ノズル20及び第2段ノズル30の各々は、ベル形状を有している。デュアルベルノズル10は、空間80を囲んでいる。第1段ノズル20は、空間80の上流側部分81を囲んでいる。第2段ノズル30は、空間80の下流側部分82を囲んでいる。第1段ノズル20は、ベースノズルと呼ばれる場合がある。第2段ノズル30は、膨張ノズルと呼ばれる場合がある。
第1段ノズル20の周囲に沿ってマニホールド21乃至23が設けられている。マニホールド21乃至23の各々は、ドーナツ状の形状を有する。第1段ノズル20のマニホールド21からスロート11までの間の部分に第1段ノズル20の壁面を冷却するための冷却用通路20aが設けられている。マニホールド22は、マニホールド21の変曲点12側にマニホールド21と隣接するように配置されている。マニホールド23は、マニホールド22と変曲点12の間に配置されている。第1段ノズル20のマニホールド22からマニホールド23までの間の部分に第1段ノズル20の壁面を冷却するため冷却用通路20bが設けられている。
ガス導入部40Aは、配管41と、第1段ノズル20の周囲に沿って設けられたマニホールド42を備える。マニホールド42は、ドーナツ状の形状を有する。マニホールド42は、マニホールド23の変曲点12側にマニホールド23と隣接するように配置されている。配管41は、酸化剤ターボポンプ5とマニホールド42を接続する。
燃料タンク2は、液体水素のような燃料を貯える。酸化剤タンク3は、液体酸素のような酸化剤を貯える。燃料ターボポンプ4は、燃料タンク2から噴射器6に燃料を供給する。酸化剤ターボポンプ5は、酸化剤タンク3から噴射器6に酸化剤を供給する。噴射器6は、燃料と酸化剤を混合して燃焼室7内に噴射する。噴射された燃料及び酸化剤は、点火されて燃焼ガスを生成する。燃焼ガスは、燃焼室7からスロート11を通って空間80に流入する。燃焼ガスは、上流側部分81及び下流側部分82を順に流れて、ノズル出口13から流出する。
燃料ターボポンプ4は、燃料タンク2からマニホールド21にも燃料を供給する。燃料は、マニホールド21から、冷却用通路20a及び冷却用通路7aを順に通過した後、マニホールド22に入る。燃料は、マニホールド22から冷却用通路20bを通ってマニホールド23に入り、マニホールド23から燃料ターボポンプ4に送られる。燃料は、燃料ターボポンプ4及び酸化剤ターボポンプ5を駆動する。燃料ターボポンプ4及び酸化剤ターボポンプ5を駆動した後の燃料としてのタービン排ガスは、配管41を通ってマニホールド42に流入する。ガス導入部40Aは、燃焼ガス流れを制御するために、タービン排ガスを空間80に導入する。
図8を参照して、ガス導入部40Aは、第1段ノズル20の内壁面に設けられた導入口45と、マニホールド42と導入口45を接続する導入通路43を備える。導入口45は、変曲点12よりも上流側に配置される。導入通路43は、導入口45に近づくにしたがって流路断面積が減少する先細部44を備える。マニホールド42に流入したタービン排ガスは、導入通路43を通って導入口45から空間80に噴き出す。タービン排ガスは、先細部44を通過するときに加速される。導入口45は、タービン排ガスを第1段ノズル20の内壁面に沿って変曲点12の方向にフィルム状に噴き出す。
導入口45からフィルム状に噴き出すタービン排ガスにより、空間80を流れる燃焼ガスが、最適点よりも早いタイミング(低い高度)で高膨張流れの状態になることが防がれる。
空間80に導入されたタービン排ガスにより、第2段ノズル30の壁面が冷却される効果も期待される。
図9を参照して、本実施形態による効果を説明する。図9は、リフトオフ後の性能(比推力)の経時変化を示すグラフである。グラフの縦軸は性能(比推力)であり、横軸はリフトオフからの時間である。性能曲線131は、燃焼ガス流れが変曲点12で剥離する低膨張流れの状態のときのロケットノズル8の性能(比推力)の経時変化を示す。性能曲線132は、燃焼ガス流れがノズル出口13で剥離する高膨張流れの状態のときのロケットノズル8の性能(比推力)の経時変化を示す。性能曲線131と性能曲線132の交点のタイミングにおいて、ロケットノズル8における燃焼ガスの流れが低膨張流れの状態から高膨張流れの状態に遷移することが理想的である。性能曲線131と性能曲線132の交点を理想的な遷移ポイント130という。性能曲線133は、タービン排ガスを導入口45から空間80に導入しなかった場合における、ロケットノズル8の性能(比推力)のシミュレーション結果を示す。性能曲線134は、タービン排ガスを導入口45から空間80に導入した場合における、ロケットノズル8の性能(比推力)のシミュレーション結果を示す。
タービン排ガスを導入口45から空間80に導入することにより、低膨張流れの状態から高膨張流れの状態に遷移するタイミングを遅らせることができ、遷移のタイミングが理想的な遷移ポイント130の近くに制御された。遷移のタイミングが理想的な遷移ポイント130の近くに制御されると、遷移時の比推力の低下幅が小さくなり、遷移直後の振動が抑制される。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係るロケットエンジン1は、ガス導入部40Aがガス導入部40Bで置換されていることを除いて、第1の実施形態に係るロケットエンジン1と同様に構成されている。図10を参照して、ガス導入部40Bは、上述の配管41、マニホールド42、導入通路43及び導入口45に加え、配管41から分岐する排気管46と、排気管46に設けられたバルブ47を備える。バルブ47は、制御信号71に基づいて開閉する。バルブ47が開いているとき、酸化剤ターボポンプ5からのタービン排ガスのうち、一部が導入口45から空間80に導入され、残りが排気管46を通って大気中に排気される。バルブ47が閉じているとき、酸化剤ターボポンプ5からのタービン排ガスの全量が導入口45から空間80に導入される。
ロケットエンジン1を備えるロケットの高度Hが監視される。バルブ47が開いた状態でロケットがリフトオフする。その後、高度Hが所定の高度H1を超えたことが検知されるまで、バルブ47は開いた状態に保たれる。高度H1は、例えば、性能曲線133が性能曲線131から乖離する高度に基づいて定められる。リフトオフ時及びリフトオフ直後においては、ロケットの周囲の大気圧が十分高いため、導入口45から空間80に導入されるタービン排ガスの流量が少なくとも、燃焼ガスの流れは、低膨張流れの状態に保たれる。
高度Hが高度H1を超えたことが検知されると、バルブ47が閉じる。その後、高度Hが所定の高度H2を超えたことが検知されるまで、バルブ47は閉じた状態に保たれる。高度H2は、例えば、上述の理想的な遷移ポイント130に基づいて定められる。高度H2は、高度H1より高い。ロケットが高度H1から高度H2まで上昇する間、導入口45から空間80に導入されるタービン排ガスの流れが大きな流量に制御される。したがって、燃焼ガスの流れが低膨張流れの状態に保たれる。
高度Hが高度H2を超えたことが検知されると、バルブ47が開く。その後、バルブ47は開いた状態に保たれる。バルブ47を開いて導入口45から空間80に導入されるタービン排ガスの流量を絞ることにより、燃焼ガスの流れの低膨張流れの状態から高膨張流れの状態への遷移が促される。
リフトオフから高度Hが高度H1を超えたことが検知されるまでの間において、バルブ47を閉じておくことも可能であるが、バルブ47を開いて導入口45から空間80に導入されるタービン排ガスの流量を少なくすることで、点火直後の燃焼ガス流れが安定することが期待される。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係るロケットエンジン1は、ガス導入部40Aがガス導入部40Cで置換されていることを除いて、第1の実施形態に係るロケットエンジン1と同様に構成されている。図11を参照して、ガス導入部40Cは、上述の配管41、マニホールド42、導入通路43及び導入口45に加え、配管41に設けられた三方弁51と、マニホールド42の変曲点12側にマニホールド42と隣接するように配置されたマニホールド52を備える。三方弁51は、制御信号72に基づいて、マニホールド42及びマニホールド52の間で切り替えて酸化剤ターボポンプ5に接続する。酸化剤ターボポンプ5からのタービン排ガスは、三方弁51の切り替え状態に応じて、マニホールド42又は52に流入する。
図12を参照して、マニホールド52は、第1段ノズル20の周囲(又は変曲点12)に沿って設けられている。マニホールド52は、ドーナツ状の形状を有する。ガス導入部40Cは、第2段ノズル30の内壁面に設けられた導入口55と、マニホールド52と導入口55を接続する導入通路53を備える。導入通路53は、導入口55に近づくにしたがって流路断面積が減少する先細部54を備える。マニホールド52に流入したタービン排ガスは、導入通路53を通って導入口55から空間80に噴き出す。タービン排ガスは、先細部54通過するときに加速される。導入口55は、タービン排ガスを第2段ノズル30の内壁面に沿ってノズル出口13の方向にフィルム状に噴き出す。
ロケットの高度Hが監視される。三方弁51がマニホールド52を酸化剤ターボポンプ5に接続した状態でロケットがリフトオフする。マニホールド52が酸化剤ターボポンプ5に接続されているとき、導入口55が酸化剤ターボポンプ5に接続される。高度Hが上述の高度H1を超えたことが検知されるまで、三方弁51はマニホールド52を酸化剤ターボポンプ5に接続し続ける。リフトオフ時及びリフトオフ直後においては、ロケットの周囲の大気圧が十分高いため、変曲点12よりも上流側において導入口45から空間80にタービン排ガスが導入されなくても、燃焼ガスの流れは、低膨張流れの状態に保たれる。
高度Hが高度H1を超えたことが検知されると、三方弁51は、マニホールド52を酸化剤ターボポンプ5に接続した状態からマニホールド42を酸化剤ターボポンプ5に接続した状態に切り替わる。その後、高度Hが上述の高度H2を超えたことが検知されるまで、三方弁51は42を酸化剤ターボポンプ5に接続した状態を保持する。マニホールド42が酸化剤ターボポンプ5に接続されているとき、導入口45が酸化剤ターボポンプ5に接続される。ロケットが高度H1から高度H2まで上昇する間、タービン排ガスは、酸化剤ターボポンプ5からマニホールド42を通って導入口45に流れて空間80に導入される。したがって、燃焼ガスの流れが低膨張流れの状態に保たれる。
高度Hが高度H2を超えたことが検知されると、三方弁51は、マニホールド42を酸化剤ターボポンプ5に接続した状態からマニホールド52を酸化剤ターボポンプ5に接続した状態に切り替わる。その後、三方弁51は、マニホールド52を酸化剤ターボポンプ5に接続した状態を保持する。三方弁51により導入口45から空間80へのタービン排ガスの導入が停止されることにより、燃焼ガスの流れの低膨張流れの状態から高膨張流れの状態への遷移が促される。ロケットが高度H2を超えて上昇する間、タービン排ガスは、酸化剤ターボポンプ5からマニホールド52を経由して導入口55に流れて空間80に導入される。したがって、第2段ノズル30の内壁面がフィルム冷却される。
リフトオフから高度Hが高度H1を越えたことが検知されるまでの間において、三方弁51がマニホールド42と酸化剤ターボポンプ5を接続する状態にしておくことも可能であるが、マニホールド52と酸化剤ターボポンプ5を接続した状態にしておくことで、点火直後の燃焼ガス流れが安定することが期待される。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態に係るロケットエンジン1は、ガス導入部40Aがガス導入部40Dで置換されていることと、燃料ターボポンプ4及び酸化剤ターボポンプ5を駆動する前の燃料によって第2段ノズル30の壁面が冷却されることを除いて、第1の実施形態に係るロケットエンジン1と同様に構成されている。
図13を参照して、本実施形態に係るロケットエンジン1において、第1段ノズル20の周囲に沿ってマニホールド24が設けられている。マニホールド24は、マニホールド23と変曲点12の間に配置される。マニホールド23及びマニホールド24は、デュアルベルノズル10の外側に設けられた配管48によって接続されている。ノズル出口13に沿ってマニホールド31が設けられている。マニホールド24及び31の各々は、ドーナツ状の形状を有する。第2段ノズル30に、第2段ノズル30の壁面を冷却するための冷却用通路30aが設けられている。冷却用通路20bを通ってマニホールド23に入った燃料は、配管48を通ってマニホールド24に入る。それから、冷却用通路30aを通ってマニホールド31に入り、マニホールド31から燃料ターボポンプ4のタービン4bに送られる。燃料は、燃料ターボポンプ4及び酸化剤ターボポンプ5を駆動した後、排気される。
ガス導入部40Dは、第1段ノズル20の外壁面に設けられた空気取入口62と、第1段ノズル20の内壁面に設けられた導入口63と、空気取入口62と導入口63とを接続する空気通路61と、スライド体64と、駆動機構65を備える。スライド体64は、駆動機構65により駆動され、空気取入口62を開閉するようにスライドする。導入口63は、変曲点12よりも上流側に配置される。
ロケットの高度Hが監視される。スライド体64が空気取入口62を閉じる位置に配置された状態でロケットがリフトオフする。その後、高度Hが上記高度H1を越えたことが検知されるまで、スライド体64は空気取入口62を閉じる位置に保持される。リフトオフ時及びリフトオフ直後においては、ロケットの周囲の大気圧が十分高いため、導入口63から空間80に空気が導入されなくても、燃焼ガスの流れは、低膨張流れの状態に保たれる。
高度Hが高度H1を超えたことが検知されると、駆動機構65は、空気取入口62を閉じない位置にスライド体64をスライドさせる。その後、高度Hが上記高度H2を超えたことが検知されるまで、スライド体64は空気取入口62を閉じない位置に保持される。ロケットが高度H1から高度H2まで上昇する間、導入口63から空間80に空気が導入される。したがって、燃焼ガスの流れが低膨張流れの状態に保たれる。
高度Hが高度H2を超えたことが検知されると、駆動機構65は、空気取入口62を閉じる位置にスライド体64をスライドさせる。導入口63から空間80への空気の導入が停止することにより、燃焼ガスの流れの低膨張流れの状態から高膨張流れの状態への遷移が促される。
その後、スライド体64は空気取入口62を閉じる位置に保持される。燃焼ガスが空気通路61を通って外部に漏洩することが防がれる。
リフトオフから高度Hが高度H1を超えたことが検知されるまでの間において、空気取入口62を閉じない位置にスライド体64を保持することも可能であるが、空気取入口62を閉じることで、点火直後の燃焼ガス流れが安定することが期待される。
ガス導入部40Dは、固定燃料ロケットに適用することも可能である。また、第4の実施形態において、第2段ノズル30の壁面をフィルム冷却してもよい。
クラスターエンジンを備えたロケットにガス導入部40A乃至40Dを適用すれば、複数のエンジンにおいて遷移タイミングを揃えることが容易になる。その結果、クラスターエンジンを備えたロケットの姿勢制御が安定する。
また、ガス導入部40A乃至40Dは、ロケットの帰還時においても有効である。
第2乃至第4の実施形態においては、第1段ノズル20の内壁面に設けられた導入口45、63から空間80に導入するガスの流量をロケットの高度Hに基づいて制御することにより、遷移のタイミングをより精密に制御することが可能である。
図1は、低膨張比のベル型ノズルを示す。 図2は、高膨張比のベル型ノズルを示す。 図3は、比推力と高度の関係をノズルの間で比較するグラフである。 図4は、デュアルベルノズルを示す。 図5は、デュアルベルノズルにおいて燃焼ガス流れが低膨張流れの状態を示す。 図6は、デュアルベルノズルにおいて燃焼ガス流れが高膨張流れの状態を示す。 図7は、本発明の第1の実施形態に係るデュアルベルノズルを備えたロケットエンジンの概略図である。 図8は、第1の実施形態に係るデュアルベルノズルの変曲点近傍の拡大図である。 図9は、第1の実施形態に係るデュアルベルノズルによる効果を説明するグラフである。 図10は、本発明の第2の実施形態に係るデュアルベルノズルの概略図である。 図11は、本発明の第3の実施形態に係るデュアルベルノズルの概略図である。 図12は、第3の実施形態に係るデュアルベルノズルの変曲点近傍の拡大図である。 図13は、本発明の第4の実施形態に係るデュアルベルノズルの概略図である。
符号の説明
1…ロケットエンジン
2…燃料タンク
3…酸化剤タンク
4…燃料ターボポンプ
4a…ポンプ
4b…タービン
5…酸化剤ターボポンプ
5a…ポンプ
5b…タービン
6…噴射器
7…燃焼室
7a…冷却用通路
8…ロケットノズル
10…デュアルベルノズル
11…スロート
12…変曲点
13…ノズル出口
20…第1段ノズル
20a、20b…冷却用通路
21〜24…マニホールド
30…第2段ノズル
30a…冷却用通路
31…マニホールド
40A〜40D…ガス導入部
41、48…配管
42…マニホールド
43…導入通路
44…先細部
45…導入口
46…排気管
47…バルブ
51…三方弁
52…マニホールド
53…導入通路
54…先細部
55…導入口
61…空気通路
62…空気取入口
63…導入口
64…スライド体
65…駆動機構
71、72…制御信号
80…空間
81…上流側部分
82…下流側部分
100A、100B…ベル型ノズル
101A、101B…スロート
102A、102B…ノズル出口
110…デュアルベルノズル
111…スロート
112…変曲点
113…ノズル出口
115…第1段ノズル
116…第2段ノズル
120、130…理想的な遷移ポイント
121〜123、131〜134…性能曲線

Claims (2)

  1. デュアルベルノズルと、
    前記デュアルベルノズルに囲まれた空間にガスを導入するガス導入部と
    を具備し、
    前記空間を燃焼ガスが流れ、
    前記デュアルベルノズルは、
    前記空間の上流側部分を囲むベル形状の第1段ノズルと、
    前記空間の下流側部分を囲むベル形状の第2段ノズルと、
    を備え、
    前記デュアルベルノズルは、前記第1段ノズルと前記第2段ノズルの間に変曲点を有し、
    前記ガス導入部は、前記第1段ノズルの第1内壁面に設けられた第1ガス導入口を備え、
    前記第1ガス導入口から前記空間に前記ガスが導入され、
    ターボポンプを駆動した後のタービン排ガスが前記ガスとして用いられ、
    前記第1ガス導入口は、前記ガスを前記第1内壁面に沿ってフィルム状に噴き出し、
    前記ガス導入部は、
    前記第1段ノズルの周囲に設けられた第1マニホールドと、
    前記第1マニホールドと前記第1ガス導入口とを接続する第1通路と
    を備え、
    前記第1通路は、前記第1ガス導入口に近づくにしたがって流路断面積が減少する部分を備え、
    前記タービン排ガスは、前記ターボポンプから前記マニホールドに流入し、前記第1通路を通って前記第1ガス導入口へ流れ、
    前記ガス導入部は、
    前記ターボポンプと前記第1マニホールドとを接続する配管と、
    前記配管から分岐する排気管と、
    前記排気管に設けられたバルブと
    を備え、
    前記バルブは、本ロケットノズルを備えたロケットの高度が第1高度を超えたことが検知された場合に閉じた状態から開き、
    前記ガス導入部は、前記空間に前記ガスを導入して前記燃焼ガスの流れを低膨張流れの状態に保ち、
    前記低膨張流れの状態において前記燃焼ガスの流れは前記変曲点において前記デュアルベルノズルの内壁から剥離して前記第2段ノズルに沿わないで流れる
    ロケットノズル。
  2. 前記バルブは、前記ロケットの高度が前記第1高度より低い第2高度を超えたことが検知された場合に開いた状態から閉じる
    請求項1のロケットノズル。
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