JP5446783B2 - エンジン排気ノズル及び航空機エンジン - Google Patents

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本発明は、コアジェット及びバイパスジェットを排気するエンジン排気ノズル、及びコアジェットとバイパスジェットを排気することによりエンジン推力を発生させる航空機エンジンに関する。
航空機エンジンの主要な構成要素である一般的なエンジン排気ノズルの構成は、次のようになる。
一般的なエンジン排気ノズルは、筒状のカウルを備えており、このカウルの内部には、コアジェットを排気する環状のコア流路が形成されている。また、カウルの外壁面には、筒状のナセルがコアカウルを囲むように一体的に設けられており、ナセルの内壁面とコアカウルの外壁面の間には、バイパスジェットを排気する環状のバイパス流路が形成されている(特許文献1及び特許文献2等参照)。
従って、コア流路及びバイパス流路からコアジェット及びバイパスジェットをそれぞれ排気することにより、航空機エンジンのエンジン推力を発生させることができる。
ところで、近年、ジェット騒音を低減を図るために種々の研究開発がなされており、マイクロジェットをコアジェットに向かって噴射することによってジェット騒音を低減できることが知見として得られている(非特許文献1参照)。また、マイクロジェットをコアジェットに向かって噴射するマイクロジェットノズルを備えたエンジン排気ノズルについても開発されている(特許文献3)。
特開2008−151033号公報 特開平5−202768号公報 米国特許第5092425号明細書
AIAA−2004−2969
しかしながら、特許文献3に記載された先行技術に係るエンジン排気ノズルにあっては、圧縮機によって圧縮された圧縮空気の一部をマイクロジェットとして利用しており、航空機エンジンのエネルギー効率の低下を招くことになる。つまり、ジェット騒音の低減を図りつつ、航空機エンジンのエネルギー効率を向上させることは困難であるという問題がある。
そこで、本発明は、前述の問題を解決することができる、新規な構成のエンジン排気ノズル及び航空機エンジンを提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、航空機エンジンの主要な構成要素であって、コアジェット及びバイパスジェットを排気するエンジン排気ノズルにおいて、内部にコアジェットを排気する環状のコア流路が形成された筒状のコアカウルと、前記コアカウルの外壁面に、前記コアカウルを囲むように一体的に設けられ、内壁面と前記コアカウルの外壁面との間にバイパスジェットを排気する環状のバイパス流路が形成された筒状のナセルと、前記コアカウルから前記ナセルにかけて一体的に設けられ、エンジン軸方向へ延びたパイロンと、前記コアカウルの下流側周縁に周方向に間隔を置いて設けられ、マイクロジェットをコアジェットに向かって噴射する複数のマイクロジェットノズルと、前記パイロンにおける前記バイパス流路内に位置する部分の壁面に設けられ、前記航空機エンジンにおけるファンによって前記バイパス流路内に圧縮して取入れた圧縮空気の一部を導入可能な導入口と、前記パイロンにおける前記バイパス流路内に位置する部分の内部から前記コアカウルの外壁面の内側にかけて区画して設けられ、前記コアカウルの外壁面に沿ってエンジン軸方向へ延びており、前記導入口から導入した圧縮空気を下流方向へ案内するガイド通路と、前記コアカウルの下流側周縁に設けられ、前記ガイド通路と複数の前記マイクロジェットノズルを連絡(連通)する連絡通路と、複数の前記マイクロジェットノズルと前記バイパス流路を前記導入口、前記ガイド通路、及び前記連絡通路を介して連通した連通状態と、該連通状態を遮断した遮断状態に切り替える切替機構と、を備えたことを要旨とする。
本発明の第1の特徴によると、前記コア流路及び前記バイパス流路からコアジェット及びバイパスジェットをそれぞれ排気することにより、前記航空機エンジンのエンジン推力を発生させることができる(通常の作用)。
前記ファンによって前記バイパス流路内に圧縮して取入れた圧縮空気の一部が前記導入口から導入され、前記ガイド通路内を下流方向へ流れると、連絡通路を経由して複数の前記マイクロジェットノズルから圧縮空気がマイクロジェットとしてコアジェットに向かって噴射される。つまり、前記パイロンにおける前記バイパス流路内に位置する部分の壁面に前記ファンによって前記バイパス流路内に圧縮して取入れた圧縮空気の一部を導入可能な前記導入口が設けられ、前記パイロンにおける前記バイパス流路内に位置する部分の内部から前記コアカウルの外壁面の内側にかけて圧縮空気を下流方向へ案内する前記ガイド通路が区画して設けられ、前記コアカウルの下流側周縁に前記ガイド通路と複数の前記マイクロジェットノズルを連絡する前記連絡通路が設けられているため、前記ファンよって圧縮された圧縮空気の一部をマイクロジェットとして利用して、複数の前記マイクロジェットノズルからコアジェットに向かって噴射することができる(特有の作用)。
本発明の第2の特徴は、航空機エンジンの主要な構成要素であって、コアジェット及びバイパスジェットを排気するエンジン排気ノズルにおいて、内部にコアジェットを排気する環状のコア流路が形成された筒状のコアカウルと、前記コアカウルの外壁面に、前記コアカウルを囲むように一体的に設けられ、内壁面と前記コアカウルの外壁面との間にバイパスジェットを排気する環状のバイパス流路が形成された筒状のナセルと、前記コアカウルから前記ナセルにかけて一体的に設けられ、エンジン軸方向へ延びたパイロンと、前記ナセルの下流側周縁に周方向に間隔を置いて設けられ、マイクロジェットをバイパスジェットに向かって噴射する複数マイクロジェットノズルと、前記パイロンにおける前記バイパス流路内に位置する部分の壁面に設けられ、前記航空機エンジンにおけるファンによって前記バイパス流路内に圧縮して取入れた圧縮空気の一部を導入可能な導入口と、前記パイロンにおける前記バイパス流路内に位置する部分の内部に区画して設けられ、前記ナセルの内壁面に沿ってエンジン軸方向へ延びており、前記導入口から導入した圧縮空気を下流方向へ案内するガイド通路と、前記ナセルの下流側周縁に設けられ、前記ガイド通路と複数の前記マイクロジェットを連絡(連通)する連絡通路と、複数の前記マイクロジェットノズルと前記バイパス流路を前記導入口、前記ガイド通路、及び前記連絡通路を介して連通した連通状態と、該連通状態を遮断した遮断状態に切り替える切替機構と、を備えたことを要旨とする。
第2の特徴によると、前記コア流路及び前記バイパス流路からコアジェット及びバイパスジェットをそれぞれ排気することにより、前記航空機エンジンのエンジン推力を発生させることができる(通常の作用)。
前記ファンによって前記バイパス流路内に圧縮して取入れた圧縮空気の一部が前記導入口から導入され、前記ガイド通路内を下流方向へ流れると、前記連絡通路を経由して、複数の前記マイクロジェットノズルから圧縮空気がマイクロジェットとしてバイパスジェットに向かって噴射される。つまり、前記パイロンにおける前記バイパス流路内に位置する部分の壁面に前記ファンによって前記バイパス流路内に圧縮して取入れた圧縮空気の一部を導入可能な前記導入口が設けられ、前記パイロンにおける前記バイパス流路内に位置する部分の内部に圧縮空気を下流方向へ案内する前記ガイド通路が区画して設けられ、前記ナセルの下流側周縁に前記ガイド通路と複数の前記マイクロジェットノズルを連絡する前記連絡通路が設けられているため、前記ファンよって圧縮された圧縮空気の一部をマイクロジェットとして利用して、複数の前記マイクロジェットノズルからバイパスジェットに向かって噴射することができる(特有の作用)。
本発明の第3の特徴は、コアジェットとバイパスジェットを排気することにより、エンジン推力を発生させる航空機エンジンにおいて、
第1の特徴又は第2の特徴からなるエンジン排気ノズルを備えたことを要旨とする。
第3の特徴によると、第1の特徴又は第2の特徴による作用と同様の作用を奏する。
本発明の第1の特徴又は第3の特徴よれば、前記ファンよって圧縮された圧縮空気の一部をマイクロジェットとして利用して、複数の前記マイクロジェットノズルからコアジェットに向かって噴射できるため、コアジェットによるジェット騒音の低減を図りつつ、圧縮機によって圧縮された圧縮空気の一部をマイクロジェットとして利用する場合に比較して、前記航空機エンジンのエネルギー効率を十分に向上させることができる。
本発明の第2の特徴又は第3の特徴よれば、前記ファンよって圧縮された圧縮空気の一部をマイクロジェットとして利用して、複数の前記マイクロジェットノズルからバイパスジェットに向かって噴射できるため、バイパスジェットによるジェット騒音の低減を図りつつ、圧縮機によって圧縮された圧縮空気の一部をマイクロジェットとして利用する場合に比較して、前記航空機エンジンのエネルギー効率を十分に向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係る航空機エンジンを示す側面図であって、上側半分を断面している。 本発明の第1実施形態に係るエンジン排気ノズルの部分拡大図である。 図2におけるIII-III線に沿った図である。 図2におけるIV-IV線に沿った図である。 図1における矢視部Vの拡大図である。 本発明の第1実施形態に係るエンジン排気ノズルの開閉機構による動作を示す図であって、パイロンの一部を断面している。 本発明の第2実施形態に係るエンジン排気ノズルの部分拡大図である。 本発明の第2実施形態に係るエンジン排気ノズルの開閉機構による動作を示す図であって、パイロンの一部を断面している。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態について図1から図6を参照して説明する。なお、図面中、「F」は、前方向(上流方向)、「R」は、後方向(下流方向)を指してある。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る航空機エンジン1は、コアジェットCJとバイパスジェットBJを排気することにより、エンジン推力を発生させるものであって、航空機の翼(図示省略)に取付けられるものである。そして、本発明の第1実施形態に係る航空機エンジン1の全体的な構成は、次のようになる。
航空機エンジン1は、コアジェットCJ及びバイパスジェットBJを排気するエンジン排気ノズル3を主要な構成要素として具備しており、このエンジン排気ノズル3は、筒状のコアカウル5を備えており、このコアカウル5の内部には、コアジェットCJを後方向(下流方向)へ排気する環状のコア流路7が形成されている。また、コアカウル5の外壁面には、筒状のナセル9が複数(図中には1つのみ図示)のストラット11を介してコアカウル5を囲むように設けられており、このナセル9は、外壁面と内壁面との間に空洞部13を有してあって、ナセル9の内壁面とコアカウル5の外壁面との間には、バイパスジェットBJを後方向へ排気する環状のバイパス流路15が形成されている。更に、コアカウル5からナセル9にかけて、エンジン軸方向(前後方向)へ延びたパイロン17が一体的に設けられており、このパイロン17は、航空機エンジン1を飛行機の翼(図示省略)に取付けるために用いられるものである。ここで、パイロン17の一部分17aは、バイパス流路15内に位置してあって、バイパス流路15内に配設された介在部材に相当する。
コアカウル5の上流側(前側)には、コア流路7及びバイパス流路15に空気を圧縮して取入れるファン19が設けられている。また、コアカウル5の内部におけるファン19の下流側(後側)には、コア流路7内に圧縮して取入れた圧縮空気(空気)を低圧圧縮する低圧圧縮機21が設けられており、コアカウル5の内部における低圧圧縮機21の下流側には、低圧圧縮された圧縮空気を高圧圧縮する高圧圧縮機23が設けられている。
コアカウル5の内部における高圧圧縮機23の下流側には、圧縮空気中で燃料を燃焼させる燃焼器25が設けられている。また、コアカウル5の内部における燃焼器25の下流側には、高圧タービン27が設けられており、この高圧タービン27は、燃焼器25からの燃焼ガスの膨張によって駆動すると共に高圧圧縮機23を連動して駆動させるものである。更に、コアカウル5の内部における高圧タービン27の下流側には、低圧タービン29が設けられており、この低圧タービン29は、燃焼ガスの膨張によって駆動する共に低圧圧縮機21及びファン19を連動して駆動させるものである。
なお、図中において、ファン19、低圧圧縮機21、高圧圧縮機23、高圧タービン27、及び低圧タービン29における動翼部分は、ハンチングを施してある。
続いて、本発明の第1実施形態に係るエンジン排気ノズル3の構成について詳細に説明する。
図1〜図3、及び図5に示すように、エンジン排気ノズル3は、前述のように、コアカウル5及びナセル9を備えており、コアカウル5の下流側周縁部(後側周縁部)には、マイクロジェットMJをコアジェットCJに向かって噴射する複数の第1マイクロジェットノズル31が周方向に間隔を置いて設けられており、各第1マイクロジェットノズル31は、コアカウル5の外壁面の内側に位置している。また、パイロン17におけるバイパス流路15内に位置する部分17aの上流側両壁面には、第1導入口33がコアカウル5の外壁面に近接してそれぞれ設けられており、各第1導入口33は、ファン19によってバイパス流路15内に圧縮して取入れた圧縮空気を導入可能である。
パイロン17におけるバイパス流路15内に位置する部分17aの内部からコアカウル5の外壁面の内側にかけて、一対の第1導入口33から導入した圧縮空気を下流方向へ案内する第1ガイド通路35が区画して設けられており、この第1ガイド通路35は、コアカウル5の外壁面に沿ってエンジン軸方向へ延びている。また、コアカウル5の下流側周縁には、第1ガイド通路35と複数の第1マイクロジェットノズル31を連絡する環状の第1連絡通路37が設けられており、この第1連絡通路37は、コアカウル5の外壁面の内側に位置している。
図1、図2、図4、及び図5に示すように、ナセル9の下流側周縁部には、マイクロジェットMJをバイパスジェットBJに向かって噴射する複数の第2マイクロジェットノズル39が周方向に間隔を置いて設けられており、各第2マイクロジェットノズル39は、ナセル9の空洞部13に位置している。また、パイロン17におけるバイパス流路15内に位置する部分17aの上流側両壁面には、第2導入口41がナセル9の内壁面に近接してそれぞれ設けられており、各第2導入口41は、ファン19によってバイパス流路15内に圧縮して取入れた圧縮空気を導入可能である。
パイロン17におけるバイパス流路15内に位置する部分17aの内部には、一対の第2導入口41から導入した圧縮空気を下流方向へ案内する第2ガイド通路43が区画して設けられており、この第2ガイド通路43は、ナセル9の内壁面に沿ってエンジン軸方向へ延びている。また、ナセル9の下流側周縁には、第2ガイド通路43と複数の第2マイクロジェットノズル39を連絡する環状の第2連絡通路45が設けられており、この第2連絡通路45は、ナセル9の空洞部13に位置している。
図5及び図6(a)(b)に示すように、パイロン17の適宜位置には、一対の第1導入口33及び一対の第2導入口41を開閉する開閉機構47が設けられている。また、開閉機構47は、第1導入口33及び第2導入口41を開閉する方向へ揺動可能な一対の蓋部材49、及び一対の蓋部材49をリンク部材51を介して揺動させる油圧シリンダ等のアクチュエータ53を備えている。ここで、開閉機構47は、第1マイクロジェットノズル31とバイパス流路15を第1導入口33、第1ガイド通路35、及び第1連絡通路37を介して連通した第1連通状態と、該第1連通状態を遮断した第1遮断状態に切り替える第1切替機構として捉えることもできる。同様に、開閉機構47は、第2マイクロジェットノズル39とバイパス流路15を第2導入口41、第2ガイド通路43、及び第2連絡通路45を介して連通した第2連通状態(サブ連通状態)と、該第2連通状態を遮断した第2遮断状態(サブ遮断状態)に切り替える第2切替機構(サブ切替機構)として捉えることもできる。
なお、一対の蓋部材49は、第1導入口33及び第2導入口41を開閉する方向へ揺動可能に構成される代わりに、第1導入口33及び第2導入口41を開閉する方向へ移動可能(スライド可能)に構成されるようにしても構わなく、第1切替機構又は第2切替機構として開閉機構47と異なる構成を採用しても構わない。また、開閉機構47の代わりに、一対の第1導入口33を開閉する第1開閉機構、及び一対の第2導入口41を開閉する第2開閉機構が別個に設けられるようにしても構わない。
続いて、本発明の第1実施形態の作用及び効果について説明する。
(第1実施形態の通常の作用)
適宜のスタータ装置(図示省略)の作動によって高圧圧縮機23を駆動して、燃焼器25によって圧縮空気の中で燃料を燃焼させることにより、燃焼ガスの膨張によって高圧タービン27及び低圧タービン29を駆動させると共に、高圧タービン27によって高圧圧縮機23を連動して駆動させて、低圧タービン29によって低圧圧縮機21及びファン19を連動して駆動させる。そして、前述のような一連の動作(ファン19の駆動、低圧圧縮機21の駆動、高圧圧縮機23の駆動、燃焼器25による燃焼、高圧タービン27の駆動、低圧タービン29の駆動)が連続して行われることにより、航空機エンジン1を適切に稼働させて、コア流路7及びバイパス流路15からコアジェットCJ及びバイパスジェットBJをそれぞれ排気することができ、航空機エンジン1のエンジン推力を発生させることができる。
(第1実施形態の特有の作用)
離陸時においては、アクチュエータ53によって一対の蓋部材49を第1導入口33及び第2導入口41を開く方向へ揺動させることにより(図6(b)参照)、開閉機構47によって一対の第1導入口33及び一対の第2導入口41を開いて、第1遮断状態から第1連通状態に、第2遮断状態から第2連通状態にそれぞれ切り替える。これにより、ファン19によってバイパス流路15内に圧縮して取入れた圧縮空気の一部が一対の第1導入口33から導入され、第1ガイド通路35内を下流方向へ流れ、第1連絡通路37を経由して、複数の第1マイクロジェットノズル31から圧縮空気がマイクロジェットMJとしてコアジェットCJに向かって噴射される。同様に、ファン19によってバイパス流路15内に圧縮して取入れた圧縮空気の一部が一対の第2導入口41から導入され、第2ガイド通路43内を下流方向へ流れ、第2連絡通路45を経由して、複数の第2マイクロジェットノズル39から圧縮空気がマイクロジェットMJとしてバイパスジェットBJに向かって噴射される。
つまり、パイロン17におけるバイパス流路15に位置する部分17aの上流側両壁面にファン19によってバイパス流路15内に圧縮して取入れた圧縮空気の一部を導入可能な一対の第1導入口33が設けられ、パイロン17におけるバイパス流路15内に位置する部分17aの内部からコアカウル5の外壁面の内側にかけて圧縮空気を下流方向へ案内する第1ガイド通路35が区画して設けられ、コアカウル5の下流側周縁に第1ガイド通路35と複数の第1マイクロジェットノズル31を連絡する環状の第1連絡通路37が設けられているため、ファン19によって圧縮された圧縮空気の一部をマイクロジェットMJとして利用して、複数の第1マイクロジェットノズル31からコアジェットCJに向かって噴射することができる。
同様に、パイロン17におけるバイパス流路15内に位置する部分17aの上流側両壁面にファン19によってバイパス流路15内に圧縮して取入れた圧縮空気の一部を導入可能な一対の第2導入口41が設けられ、パイロン17におけるバイパス流路15内に位置する部分17aの内部に圧縮空気を下流方向へ案内する第2ガイド通路43が区画して設けられ、ナセル9の下流側周縁に第2ガイド通路43と複数の第2マイクロジェットノズル39を連絡する環状の第2連絡通路が設けられているため、ファン19によって圧縮された圧縮空気の一部をマイクロジェットMJとして利用して、複数の第2マイクロジェットノズル39からバイパスジェットBJに向かって噴射することができる。
なお、離陸後に、アクチュエータ53によって一対の蓋部材49を第1導入口33及び第2導入口41を閉じる方向へ揺動させることにより(図6(a)参照)、開閉機構47によって一対の第1導入口33及び一対の第2導入口41を閉じて、第1連通状態から第1遮断状態に、第2連通状態から第2遮断状態にそれぞれ復帰させる。
(第1実施形態の効果)
従って、本発明の第1実施形態によれば、ファン19によって圧縮された圧縮空気の一部をマイクロジェットMJとして利用して、複数の第1マイクロジェットノズル31からコアジェットCJに向かって噴射でき、かつ複数の第2マイクロジェットノズル39からバイパスジェットBJに向かって噴射できるため、コアジェットCJ及びバイパスジェットBJによるジェット騒音の低減を図りつつ、低圧圧縮機21又は高圧圧縮機23によって圧縮された圧縮空気の一部をマイクロジェットMJとして利用する場合に比較して、航空機エンジン1のエネルギー効率を十分に向上させることができる。
特に、離陸時において、開閉機構47によって第1遮断状態から第1連通状態に、第2遮断状態から第2連通状態にそれぞれ切り替え、離陸後において、開閉機構47によって第1連通状態から第1遮断状態に、第2連通状態から第2遮断状態にそれぞれ復帰させているため、換言すれば、離陸時においてのみ、ファン19によって圧縮された圧縮空気の一部をマイクロジェットMJとして利用しているため、航空機エンジン1のエネルギー効率をより十分に向上させることができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態について図7及び図8を参照して説明する。
図7及び図8(a)(b)に示すよように、第2実施形態に係るエンジン排気ノズル55は、航空機エンジン1の主要な構成要素であって、コアジェットCJ及びバイパスジェットBJを排気するものであり、第1実施形態に係るエンジン排気ノズル3と同様の構成要素を有している。以下、第2実施形態に係るエンジン排気ノズル55の構成のうち、第1実施形態に係るエンジン排気ノズル3の構成と異なる部分について簡単に説明する。なお、第2実施形態に係るエンジン排気ノズル55における複数の構成要素のうち、第1実施形態に係るエンジン排気ノズル3における構成要素と対応するものについては、図中に同一番号を付する。
即ち、パイロン17におけるバイパス流路15内に位置する部分17aの上流側両壁面に第1導入口33がコアカウル5の外壁面に近接してそれぞれ設けられる代わりに、パイロン17におけるバイパス流路15内に位置する部分17aの上流側端壁面には、第1導入口57がコアカウル5の外壁面に近接して設けられており、第1導入口57は、ファン19によってバイパス流路15内に圧縮して取入れた圧縮空気を導入可能である。また、パイロン17におけるバイパス流路15内に位置する部分17aの上流側両壁面に第2導入口41がナセル9の内壁面に近接してそれぞれ設けられる代わりに、パイロン17におけるバイパス流路15内に位置する部分17aの上流側端面には、第2導入口59がナセル9の内壁面に近接して設けられており、第2導入口59は、ファン19によってバイパス流路15内に圧縮して取入れた圧縮空気を導入可能である。
パイロン17の適宜位置に一対の第1導入口33及び一対の第2導入口41を開閉する開閉機構47が設けられる代わりに、パイロン17の適宜位置には、第1導入口57及び第2導入口59を開閉する開閉機構61が設けられている。また、開閉機構61は、第1導入口33及び第2導入口41を開閉する前後方向へ移動可能なスライダ63、及びスライダ63を前後方向へ移動させる油圧シリンダ等のアクチュエータ65を備えている。ここで、開閉機構61は、第1マイクロジェットノズル31とバイパス流路15を第1導入口57、第1ガイド通路35、及び第1連絡通路37を介して連通した第1連通状態と、該第1連通状態を遮断した第1遮断状態に切り替える第1切替機構として捉えることもできる。同様に、開閉機構61は、第2マイクロジェットノズル39とバイパス流路15を第2導入口59、第2ガイド通路43、及び第2連絡通路45を介して連通した第2連通状態(サブ連通状態)と、該第2連通状態を遮断した第2遮断状態(サブ遮断状態)に切り替える第2切替機構(サブ切替機構)として捉えることもできる。
なお、第1実施形態と同様に、開閉機構61の代わりに、一対の第1導入口33を開閉する第1開閉機構、及び一対の第2導入口41を開閉する第2開閉機構が別個に設けられるようにしても構わない。また、スライダ63の下流側にシール機構が設けられるようにしても構わない。
そして、第2実施形態においても、第1実施形態の作用及び効果と同様の作用及び効果を奏するものである。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限るものでなく、例えば、複数の第2マイクロジェットノズル39、第2導入口41(59)、第2ガイド通路43、及び第2連絡通路45を省略したり、複数の第1マイクロジェットノズル31、第1導入口33(57)、第1ガイド通路35、及び第1連絡通路37を省略したり、マイクロジェットをパイロン17の下流側に形成される二次的な騒音源に向かって噴射したりする等、その他、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、これらの実施形態に限定されないものである。
BJ バイパスジェット
CJ コアジェット
MJ マイクロジェット
1 航空機エンジン
3 エンジン排気ノズル
5 コアカウル
7 コア流路
9 ナセル
13 空洞部
15 バイパス流路
17 パイロン
17a バイパス流路内に位置する部分
19 ファン
21 低圧圧縮機
23 高圧圧縮機
25 燃焼器
27 高圧タービン
29 低圧タービン
31 第1マイクロジェットノズル
33 第1導入口
35 第1ガイド通路
37 第1連絡通路
39 第2マイクロジェットノズル
41 第2導入口
43 第2ガイド通路
45 第2連絡通路
47 開閉機構
49 蓋部材
51 リンク部材
53 アクチュエータ
55 エンジン排気ノズル
57 第1導入口
59 第2導入口
61 開閉機構
63 スライダ
65 アクチュエータ

Claims (4)

  1. 航空機エンジンの主要な構成要素であって、コアジェット及びバイパスジェットを排気するエンジン排気ノズルにおいて、
    内部にコアジェットを排気する環状のコア流路が形成された筒状のコアカウルと、
    前記コアカウルの外壁面に、前記コアカウルを囲むように一体的に設けられ、内壁面と前記コアカウルの外壁面との間にバイパスジェットを排気する環状のバイパス流路が形成された筒状のナセルと、
    前記コアカウルから前記ナセルにかけて一体的に設けられ、エンジン軸方向へ延びたパイロンと
    前記コアカウルの下流側周縁に周方向に間隔を置いて設けられ、マイクロジェットをコアジェットに向かって噴射する複数のマイクロジェットノズルと、
    前記パイロンにおける前記バイパス流路内に位置する部分の壁面に設けられ、前記航空機エンジンにおけるファンによって前記バイパス流路内に圧縮して取入れた圧縮空気の一部を導入可能な導入口と、
    前記パイロンにおける前記バイパス流路内に位置する部分の内部から前記コアカウルの外壁面の内側にかけて区画して設けられ、前記コアカウルの外壁面に沿ってエンジン軸方向へ延びており、前記導入口から導入した圧縮空気を下流方向へ案内するガイド通路と、
    前記コアカウルの下流側周縁に設けられ、前記ガイド通路と複数の前記マイクロジェットノズルを連絡する連絡通路と、
    複数の前記マイクロジェットノズルと前記バイパス流路を前記導入口、前記ガイド通路、及び前記連絡通路を介して連通した連通状態と、該連通状態を遮断した遮断状態に切り替える切替機構と、を備えたことを特徴とするエンジン排気ノズル。
  2. 前記ナセルの下流側周縁に周方向に間隔を置いて設けられ、マイクロジェットをバイパスジェットに向かって噴射する複数のサブマイクロジェットノズルと、
    前記パイロンにおける前記バイパス流路内に位置する部分の壁面に設けられ、前記ファンによって前記バイパス流路内に圧縮して取入れた圧縮空気の一部を導入可能なサブ導入口と、
    前記パイロンにおける前記バイパス流路内に位置する部分の内部に区画して設けられ、前記ナセルの内壁面に沿ってエンジン軸方向へ延びており、前記サブ導入口から導入した圧縮空気を下流方向へ案内するサブガイド通路と、
    前記ナセルの下流側周縁に設けられ、前記サブガイド通路と複数の前記サブマイクロジェットノズルを連絡するサブ連絡通路と、
    複数の前記サブマイクロジェットノズルと前記バイパス流路を前記サブ導入口、前記サブガイド通路、及び前記サブ連絡通路を介して連通したサブ連通状態と、該サブ連通状態を遮断したサブ遮断状態に切り替えるサブ切替機構と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載のエンジン排気ノズル。
  3. 航空機エンジンの主要な構成要素であって、コアジェット及びバイパスジェットを排気するエンジン排気ノズルにおいて、
    内部にコアジェットを排気する環状のコア流路が形成された筒状のコアカウルと、
    前記コアカウルの外壁面に、前記コアカウルを囲むように一体的に設けられ、内壁面と前記コアカウルの外壁面との間にバイパスジェットを排気する環状のバイパス流路が形成された筒状のナセルと、
    前記コアカウルから前記ナセルにかけて一体的に設けられ、エンジン軸方向へ延びたパイロンと
    前記ナセルの下流側周縁に周方向に間隔を置いて設けられ、マイクロジェットをバイパスジェットに向かって噴射する複数マイクロジェットノズルと、
    前記パイロンにおける前記バイパス流路内に位置する部分の壁面に設けられ、前記航空機エンジンにおけるファンによって前記バイパス流路内に圧縮して取入れた圧縮空気の一部を導入可能な導入口と、
    前記パイロンにおける前記バイパス流路内に位置する部分の内部に区画して設けられ、前記ナセルの内壁面に沿ってエンジン軸方向へ延びており、前記導入口から導入した圧縮空気を下流方向へ案内するガイド通路と、
    前記ナセルの下流側周縁に設けられ、前記ガイド通路と複数の前記マイクロジェットを連絡する連絡通路と、
    複数の前記マイクロジェットノズルと前記バイパス流路を前記導入口、前記ガイド通路、及び前記連絡通路を介して連通した連通状態と、該連通状態を遮断した遮断状態に切り替える切替機構と、を備えたことを特徴とするエンジン排気ノズル。
  4. コアジェットとバイパスジェットを排気することにより、エンジン推力を発生させる航空機エンジンにおいて、
    請求項1から請求項のうちのいずれか項に記載のエンジン排気ノズルを備えたことを特徴とする航空機エンジン。
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