JP4672519B2 - 通信端末および携帯電話 - Google Patents

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Description

この発明は、通信端末および携帯電話に関し、特にアラーム機能を備えた通信端末および携帯電話に関する。
近年市場に流通する携帯電話の多くは、アラーム機能を備えている。このアラーム機能は、予め日時を設定しておくことで、設定した日時になるとアラーム音を発生するものである。携帯電話のアラーム機能を用いて、携帯電話を目覚まし時計として使用することが可能である。しかしながら、アラーム音は、携帯電話が作り出した機械的な音なので、人に起こしてもらう場合に比較して、人間味が感じられず、目覚めの感覚が悪いものである。アラーム音に代えて、インターネットなどからダウンロードした音楽を用いることができる携帯電話もあるが、聞きなれた同じメロディなどでは、目覚まし効果に欠ける。
また、知人に起こしてもらいたい時刻に電話させるいわゆるモーニングコールがあるが、知人に起こしてもらいたい時刻を連絡しなければならないといった問題がある。特開平11−298962号公報(特許文献1)には、登録されている電話番号を自動的に読み出して発呼し、接続先電話機の応答を確認後、予め録音されている伝言を再生・送信し、送信終了後、自動切断する自動送信手段を備えた、携帯電話機が記載されている。特開平11−298962号公報に記載の携帯電話によれば、起こしてもらいたい時刻にモーニングコールすることを依頼することができる。しかしながら、モーニングコールを依頼した知人が、モーニングコールしたとしても、着信音でおこされることになり、アラーム音で目覚めるのと同じように目覚めが悪くなってしまう。また、知人が何らかの理由でモーニングコールのために発呼しなかった場合には、着信音さえ鳴ることがない。さらに、知人がモーニングコールするために通話料金が課金されてしまう。
特開平11−298962号公報
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、ユーザを心地よく目覚めさせることが可能な通信端末を提供することである。
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明のある局面によれば、通信端末は、予約時刻、予約発呼番号およびメッセージを記憶する予約設定手段と、通信先との間で通話のための通信を確立する通信手段と、現在時刻が予約設定手段により記憶された予約時刻になると予約設定手段により記憶された予約発呼番号に発呼する予約発呼手段と、予約発呼手段による発呼に応じて通信手段が通信を確立した後、予約設定手段により記憶されたメッセージを再生して送信するメッセージ送信手段と、第1音声出力手段と、第1音声出力手段よりも出力する音量の大きい第2音声出力手段と、通信手段による通信の確立が予約発呼手段による発呼によらない場合は第1音声出力手段を能動化し、通信手段による通信の確立が予約発呼手段による発呼による場合は第2音声出力手段を能動化する制御手段と、アラーム音を出力するアラーム手段とを備え、制御手段は、予約発呼手段による発呼に応じて通信手段が通信を確立しない場合、アラーム手段にアラーム音を出力させる
この発明に従えば、現在時刻が予約時刻になると予約発呼番号に発呼するので、通信先の通信端末が、発呼に応じれば通信先の通信端末との間で通話のための通信が確立する。このため、通信端末のユーザが特別な操作をしなくても、予約発呼番号の通信先との間で通信を確立することができる。例えば、通信端末のユーザが就寝していても、通信端末と予約発呼番号の通信先との間で通信を確立することができる。また、通信先との間で通話のための通信が確立した後、記憶されたメッセージが再生されて送信されるので、予約発呼番号の通信先のユーザに通話の目的を知らせることが可能となる。さらに、通信の確立が予約発呼手段による発呼によらない場合は第1音声出力手段が能動化されるので、通信端末を耳に近づけた状態で通話することができる。一方、通信の確立が予約発呼手段による発呼による場合は第1音声出力手段よりも出力する音量の大きな第2音声出力手段が能動化されるので、予約発呼番号の通信先のユーザの声を、通信端末を耳から離した状態で聴くことができる。このため、予約時刻を起床時刻に設定すれば、通信端末のユーザは起床時にユーザの所望する相手の声を聴くことができ、ユーザは心地よい感覚で目覚めることができる。その結果、ユーザを心地よく目覚めさせることが可能な通信端末を提供することができる。
好ましくは、制御手段は、予約発呼手段による発呼後に第2音声出力手段を能動化する。
好ましくは、制御手段は、第2音声出力手段を能動化した後の所定時間経過後に、通信手段に通信を終了させる。
このため、通信の確立した状態が長時間継続することがなく、通話料金が無駄に加算されるのを防止することができる。
好ましくは、予約設定手段は、複数の予約発呼番号を記憶し、予約発呼手段は、予約設定手段により記憶された複数の予約発呼番号のうちから1つを選択する選択手段を含み、制御手段は、予約発呼手段による発呼に応じて通信手段が通信を確立しなかった場合に、予約発呼手段に次の予約発呼番号を選択させて発呼させる。
この発明に従えば、発呼に応じて通信を確立しなかった場合に、次の予約発呼番号を選択させて発呼させるので、予約発呼番号の通信端末のユーザが不在などで応呼しない場合でも別の予約発呼番号の通信端末との間で通信を確立する。このため、ユーザを確実に目覚めさせることができる。
好ましくは、終了指示の入力を受付ける終了指示受付手段をさらに備え、予約設定手段は、複数の予約発呼番号を記憶し、予約発呼手段は、予約設定手段により記憶された複数の予約発呼番号のうちから1つを選択する選択手段を含み、制御手段は、終了指示受付手段により終了指示の入力が受付けられなければ、予約発呼手段に次の予約発呼番号を選択させて発呼させる。
この発明に従えば、終了指示の入力が受付けられなければ、次の予約発呼番号を選択させて発呼させる。このため、終了指示の入力が受付けられるまで、次の予約発呼番号を選択させて発呼させるので、発呼に応じて通信を確立した通信端末が留守番モードなどの場合でも、応呼のあった通信端末のユーザの声を聴くことができる。複数の予約発呼番号を選択して発呼することで、応呼の確率を向上させて、ユーザを心地よく目覚めさせる確率を向上することができる。
好ましくは、制御手段は、予約発呼手段による1回目の発呼後に2回目以降の発呼をすることが決定されるごとにアラーム手段にアラーム音を出力させ、予約発呼手段による発呼に応じて通信手段が通信を確立した場合にアラーム手段にアラーム音の出力を停止させる。
この発明に従えば、1回目の発呼後に2回目以降の発呼をすることが決定されるごとにアラーム音が出力される。2回目以降の発呼がされる時点では、予約時刻から時間が経過しており、発呼が繰り返されるほど予約時刻からの経過時間が長くなる。1回目の発呼がされた後は、2回目以降の発呼がされる前にアラーム音を出力することで、できるだけ予約時刻に近い時刻にユーザを目覚めさせることができる。
好ましくは、予約設定手段は、複数の予約発呼番号それぞれに対応して優先度を付加して複数の予約発呼番号を記憶し、選択手段は、予約設定手段により記憶された複数の予約発呼番号のうちから優先度の高い順に1つを選択する。
好ましくは、予約設定手段は、予約発呼手段が過去に発呼した予約発呼番号をさらに記憶し、予約発呼手段は、予約設定手段により記憶された複数の予約発呼番号のうちから1つを選択する選択手段を含み、制御手段は、予約発呼手段による発呼に応じて通信手段が通信を確立しなかった場合に、予約発呼手段に次の予約発呼番号を選択させて発呼させる。
好ましくは、予約設定手段は、予約発呼手段により過去に発呼した複数の予約発呼番号それぞれに予約発呼手段により過去に発呼した回数を対応付けて記憶し、選択手段は、予約発呼手段により過去に発呼した複数の予約発呼番号のうちから予約発呼手段により過去に発呼した回数の多い順に1つを選択する。
この発明の他の局面によれば、携帯電話は、予約時刻、予約発呼番号およびメッセージを記憶する予約設定手段と、通信先との間で通話のための通信を確立する通信手段と、現在時刻が予約設定手段により記憶された予約時刻になると予約手段により記憶された予約発呼番号に発呼する予約発呼手段と、予約発呼手段による発呼に応じて通信手段が通信を確立した後、予約設定手段により記憶されたメッセージを再生して送信するメッセージ送信手段と、ハンズフリー装置と、予約発呼手段による発呼に応じて通信手段が通信を確立した後、ハンズフリー装置を能動化する制御手段と、アラーム音を出力するアラーム手段とを備え、制御手段は、予約発呼手段による発呼に応じて通信手段が通信を確立しない場合、アラーム手段にアラーム音を出力させる
この発明に従えば、現在時刻が予約時刻になると予約発呼番号に発呼するので、その発呼に応じて通信先との間で通話のための通信が確立する。このため、携帯電話のユーザが特別な操作をしなくても、予約発呼番号の通信先との間で通信が確立する。例えば、携帯電話のユーザが就寝していても、携帯電話は予約発呼番号の通信先との間で通信を確立する。また、通信先との間で通話のための通信が確立した後、記憶されたメッセージが再生されて送信されるので、予約発呼番号の通信先のユーザに通話の目的を知らせることが可能となる。さらに、通信先との間で通話のための通信が確立した後、ハンズフリー装置が能動化されるので、予約発呼番号の通信先のユーザの声を、携帯電話を耳から離した状態で聴くことができる。このため、予約時刻を起床時刻に設定すれば、携帯電話のユーザは起床時にユーザの所望する相手の声を聴くことができ、ユーザは心地よい感覚で目覚めることができる。その結果、ユーザを心地よく目覚めさせることが可能な携帯電話を提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、通信端末は、予約時刻、予約発呼番号およびメッセージを記憶する予約設定手段と、通信先との間で通話のための通信を確立する通信手段と、現在時刻が予約設定手段により記憶された予約時刻になると予約設定手段により記憶された予約発呼番号に発呼する予約発呼手段と、予約発呼手段による発呼に応じて通信手段が通信を確立した後、予約設定手段により記憶されたメッセージを再生して送信するメッセージ送信手段と、第1音声出力手段と、第1音声出力手段よりも出力する音量の大きい第2音声出力手段と、通信手段による通信の確立が予約発呼手段による発呼によらない場合は第1音声出力手段を能動化し、通信手段による通信の確立が予約発呼手段による発呼による場合は第2音声出力手段を能動化する制御手段と、終了指示の入力を受付ける終了指示受付手段と、アラーム音を出力するアラーム手段と、を備え、予約設定手段は、複数の予約発呼番号を記憶し、予約発呼手段は、予約設定手段により記憶された複数の予約発呼番号のうちから1つを選択する選択手段を含み、制御手段は、終了指示受付手段により終了指示の入力が受付けられなければ、予約発呼手段に次の予約発呼番号を選択させて発呼させ、予約発呼手段による1回目の発呼後に2回目以降の発呼をすることが決定されるごとにアラーム手段にアラーム音を出力させ、予約発呼手段による発呼に応じて通信手段が通信を確立した場合にアラーム手段にアラーム音の出力を停止させる。
この発明に従えば、ユーザを心地よく目覚めさせることが可能な通信端末を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態における携帯電話の外観を示す斜視図である。図1を参照して、携帯電話1は、操作部3と、表示部2とを含む。操作部3と表示部2とは、ヒンジ機構で回転可能に連結される。このため、携帯電話1は、操作部3の内側面と表示部2の内側面とが向かい合う閉状態と、ユーザが操作部3の内側面と表示部2の内側面とを同時に目視可能な開状態とに遷移可能である。図1は、開状態にある携帯電話1の外観を示している。
操作部3の内側面には、テンキー、通話キー等の操作キー14と、マイク13とが配置される。表示部2の内側面には、液晶表示装置(LCD)15と、第1スピーカ11と、第2スピーカ12とが配置される。携帯電話1が閉状態にあるときでも、操作部3と表示部2との間には隙間が開くようにされており、第2スピーカ12が出力する音が、携帯電話1の外部に伝達する。また、マイク13が配置される操作部3の内側面には、溝部が形成されている。このため、マイク13は、携帯電話1が閉状態にあるとき、携帯電話1の外部の音を集音することができる。
図2は、第1の実施の形態における携帯電話の回路図である。図2を参照して、携帯電話1は、携帯電話1の全体を制御するための制御部21と、アンテナ23が接続された無線回路25と、ユーザの操作の入力を受付ける操作キー14と、LCD15と、予約設定情報および制御部21で実行するプログラムを記憶するためのメモリ29と、タイマ27と、音声データを処理するためのコーデック部31と、マイク13と、コーデック部31が出力するアナログの音声データの出力先を切替える切替部33と、切替部33の2つの出力にそれぞれ接続された第1スピーカ11および第2スピーカ12とを含む。
無線回路25は、アンテナ23により受信された無線信号が入力され、無線信号を復調した音声信号をコーデック部31に出力する。また、無線回路25は、コーデック部31から音声信号が入力され、音声信号を変調した無線信号をアンテナ23に出力する。コーデック部31は、無線回路25から入力される音声信号を復号し、復号したデジタルの音声信号をアナログに変換し、増幅し、そして切替部33に出力する。また、コーデック部31は、マイク13からアナログの音声信号が入力され、音声信号をデジタルに変換し、符号化し、そして符号化した音声信号を無線回路25に出力する。
切替部33は、コーデック部31から音声信号が入力され、制御部21から切替信号が入力される。切替部33は、切替信号に従って音声信号の出力先を、第1スピーカ11と第2スピーカ12とのいずれかに切替える。制御部21は、携帯電話1がハンズフリーモードにないとき(通常の通話のとき)は、切替部33に音声信号の出力先を第1スピーカ11とする切替信号を出力して、第1スピーカ11を能動化させる。制御部21は、携帯電話1がハンズフリーモードにあるときは、切替部33に音声信号の出力先を第2スピーカ12とする切替信号を出力して、第2スピーカ12を能動化させる。第2スピーカ12は、第1スピーカ11よりも出力する音量が大きい。携帯電話1は、第2スピーカ12を少なくとも1つ備えていればよく、2つ以上備えるようにしてもよい。マイク13および第2スピーカ12とでハンズフリー装置を構成する。
メモリ29は、制御部21で実行する予約設定プログラムおよび目覚まし発呼プログラムを記憶するためのROM(Read Only Memory)と、後述する予約設定情報を不揮発的に記憶するためのEEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)とを含む。なお、ここでは制御部21で実行するための予約設定プログラムおよび目覚まし発呼プログラムをメモリ29のROMに記憶しておく例を説明するが、予約設定プログラムおよび目覚まし発呼プログラムをフラッシュメモリ40に記憶しておき、フラッシュメモリ40から予約設定プログラムおよび目覚まし発呼プログラムを読み出して、制御部21で実行するようにしてもよい。なお、予約設定プログラムおよび目覚まし発呼プログラムを記憶する記録媒体としては、フラッシュメモリ40に限られず、フレキシブルディスク、カセットテープ、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、ICカード(メモリカードを含む)、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROMなどの半導体メモリ等でもよい。また、携帯電話1をインターネットに無線回路25を介して接続し、インターネットに接続されたコンピュータから予約設定プログラムおよび目覚まし発呼プログラムをダウンロードして、制御部21で実行するようにしてもよい。なお、ここでいうプログラムは、制御部21により直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
本実施の形態における携帯電話1は、ユーザが起床を予定する日時を予約時刻として登録すると、その予約時刻になると目覚まし音としてユーザの知人の声を発生する。このため、携帯電話1では、ユーザが予約時刻等を登録しておくための予約設定処理と、予約時刻にユーザの知人の声を発生させるための目覚まし発呼処理とを実行する。以下、携帯電話1が実行する予約設定処理と、目覚まし発呼処理について説明する。
図3は、第1の実施の形態における携帯電話で実行される予約設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。この予約設定処理は、制御部21が予約設定プログラムを実行することにより、制御部21で実行される。図3を参照して、制御部21は、予約時刻が入力されたか否かを判断する(ステップS01)。予約時刻は、携帯電話1を操作するユーザにより携帯電話1に入力される。制御部21は、ユーザが予約時刻を入力するための入力画面をLCD15に表示させ、ユーザにより操作キー14に予約時刻が入力されることにより予約時刻を取得する。制御部21は、予約時刻が操作キー14に入力されるまで待機状態となり(ステップS01でNO)、予約時刻が操作キー14に入力されると処理をステップS02に進める。ステップS02では、制御部21は、取得した予約時刻をメモリ29の所定の領域に記憶する。
ステップS03では、制御部21は、予約発呼番号が入力されたか否かを判断する。予約発呼番号は、固定電話に割り当てられた電話番号であってもよく、携帯電話に割り当てられた電話番号であってもよい。予約発呼番号は、ユーザの知人の所有する電話に割り当てられた電話番号であることが好ましい。予約発呼番号は、携帯電話1を操作するユーザによる操作キー14の押下により入力される。制御部21は、ユーザが予約発呼番号を入力するための入力画面をLCD15に表示させ、ユーザにより操作キー14に予約発呼番号が入力されることにより予約発呼番号を取得する。制御部21は、予約発呼番号が操作キー14に入力されるまで待機状態となり(ステップS03でNO)、予約発呼番号が操作キー14に入力されると処理をステップS04に進める。ステップS04では、制御部21は、取得した予約発呼番号を、ステップS02で記憶した予約時刻と関連付けてメモリ29に記憶する。なお、ステップS01とステップS03それぞれでLCD15に入力画面を表示させるようにしたが、ステップS01およびステップS03それぞれで表示させた入力画面を同時にLCD15に表示させるようにしてもよい。
ステップS05では、制御部21は、メッセージが入力されたか否かを判断する。後述する目覚まし発呼処理では、予約設定時刻になると予約発呼番号に自動的に発呼するが、メッセージは、その発呼に応答して応呼した電話のユーザに発呼の目的を知らせるために用いられる。このため、メッセージは、たとえば「(携帯電話1の所有者の氏名)です。この電話は目覚まし電話です。大きな声で起こしてください。」などとすればよい。メッセージは、携帯電話1を操作するユーザの発話によりマイク13から入力される。制御部21は、ユーザにメッセージの入力を促すための案内画面をLCD15に表示させ、ユーザによりマイク13にメッセージが入力されることによりメッセージを取得する。制御部21は、メッセージが入力されると処理をステップS06に進め、メッセージが入力されなければ処理をステップS07に進める。なお、メッセージの入力は、音声だけに限られず、テキストデータで入力するようにしてもよい。この場合には、メッセージは、携帯電話1を操作するユーザによる操作キー14の押下により入力される。また、後述する目覚まし発呼処理では、テキストデータを音声合成してメッセージの音声を再生するようにすればよい。
ステップS06では、制御部21は、マイク13に入力されたメッセージを、ステップS02で記憶した予約時刻と関連付けてメモリ29に記憶する。一方、ステップS07では、デフォルトのメッセージを、ステップS02で記憶した予約時刻と関連付けてメモリ29に記憶する。デフォルトのメッセージは、メモリ29に予め記憶されており、たとえば「この電話は目覚まし電話です。大きな声で起こしてください。」などである。
携帯電話1で予約設定処理が実行されると、メモリ29に予約設定情報が記憶される。図4は、予約設定情報のフォーマットの一例を示す図である。図4を参照して、予約設定情報は、予約時刻と、予約発呼番号と、メッセージとを関連付ける。
図5は、第1の実施の形態における携帯電話で実行される目覚まし発呼処理の流れの一例を示すフローチャートである。この目覚まし発呼処理は、制御部21が目覚まし発呼プログラムを実行することにより、制御部21で実行される。図5を参照して、制御部21は、予約設定がされた状態か否かを判断する(ステップS11)。携帯電話1は、予約設定モードと非予約設定モードとのいずれかにモードの切替が可能であり、制御部21は、予約設定モードに設定されていれば予約設定がされた状態にあると判断して処理をステップS12に進める。制御部21は、非予約設定モードに設定されていれば予約設定がされていない状態にあると判断して処理を終了する。すなわち、目覚まし発呼処理は、携帯電話1が予約設定モードに設定されていることを条件に、実行される処理である。なお、制御部21は、メモリ29に予約設定情報が記憶されていれば予約設定された状態と判断し、メモリ29に予約設定情報が記憶されていなければ予約設定されていない状態と判断するようにしてもよい。
ステップS12では、制御部21は、メモリ29から予約時刻を読み出す。そして、制御部21は、現在時刻が予約時刻になるまで待機状態となり(ステップS13でNO)、現在時刻が予約時刻になると処理をステップS14に進める。ステップS14では、制御部21は、携帯電話1が番号通知に設定されているか否かを判断する。携帯電話1は、番号通知モードと番号非通知モードとのいずれかにモードの切替が可能であり、制御部21は、番号通知モードに設定されていれば処理をステップS15に進め、番号非通知モードに設定されていれば処理をステップS25に進める。番号通知モードとは、発呼先の電話機に発呼側の携帯電話1の電話番号を通知する処理を実行するモードである。携帯電話1が番号非通知モードに設定されている場合に発呼させないようにして、携帯電話1によりいたずらに発呼されるのを防止するためである。制御部21は、ステップS25では、アラーム音を出力させる。アラーム音は、第2スピーカ12から出力するようにしてもよいし、第2スピーカ12とは別に設けられたスピーカから出力するようにしてもよい。
ステップS15では、制御部21は、メモリ29から予約発呼番号を読み出す。そして、制御部21は、読み出した予約発呼番号に発呼する(ステップS16)。そして制御部21は、切替部33に切替信号を出力して、音声信号の出力先を第2スピーカ12に切替える(ステップS17)。これにより、第2スピーカ12が能動化される。換言すれば、携帯電話1のハンズフリー機能が能動化される。第2スピーカ12が能動化されると、リングバックトーンが第2スピーカ12より出力されるので、携帯電話1のユーザは、第2スピーカ12から出力されるリングバックトーンを聴いて目覚めることができる。また、リングバックトーンは、予約時刻に出力されるので、正確な時刻にユーザを目覚めさせることができる。
次に、制御部21は、発呼に応答した応呼を検出する(ステップS18)。発呼に応答した応呼は、発呼先の電話機のオフフックである。発呼に応答した応呼により、携帯電話1と予約発呼番号の割り当てられた電話機との間で、通話のための通信が確立する。制御部21は、応呼を検出すると処理をステップS19に進める。制御部21は、応呼を検出できなければ処理をステップS25に進める。応呼がない場合に発呼を中止して、いつまでも発呼動作が継続されるのを防止するためである。応呼が検出されないことの判断は、たとえば、発呼を開始してから所定時間が経過した場合、所定回数を超える発呼音の発生があった場合等とすればよい。
制御部21は、ステップS19ではタイマ27をスタートさせて、タイマ27に応呼からの経過時間を計時させる。そして、制御部21は、メモリ29からメッセージを読み出す(ステップS20)。そして、制御部21は、読み出したメッセージを再生して送信する(ステップS21)。これにより、予約発呼番号の割り当てられた電話機のユーザは、メッセージを聴くことによって携帯電話1の発呼の目的を知ることができる。そして、第2スピーカ12が能動化されているので、通話先の相手が発話すれば、その声が第2スピーカ12から出力される。この際、第2スピーカ12の出力を最大値に設定するようにしてもよい。このため、携帯電話1のユーザは、リングバックトーンを聞いて目覚めている場合には、第2スピーカ12から出力される通話先の相手の声を聴くことができるので、心地よい目覚め感覚を得ることができる。また、携帯電話1のユーザは、リングバックトーンを聞いて目覚めていなくても、第2スピーカ12から出力される通話先の相手の声を聴いて目覚めることができるので、心地よく目覚めることができる。
制御部21は、タイマ27により応呼から計時された時間が所定時間を経過したか否かを判断し(ステップS22)、所定時間経過していれば処理をステップS24に進め、所定時間経過していなければ処理をステップS23に進める。通話状態を所定時間に制限することで、いたずらに通話状態が長時間継続するのを防止して通話料金が加算されるのを防止するためである。制御部21は、ステップS23で、通話状態が終了したか否かを判断する。通話状態の終了の検出は、通話先の電話機がオンフックとなったことの検出、および、携帯電話1がオンフックとなったことの検出を含む。制御部21は、通話状態が終了した場合には処理をステップS24に進め、終了していない場合には処理をステップS22に戻す。制御部21は、ステップS24で、通話を終了させて処理を終了する。具体的には、制御部21は、携帯電話1をオンフックにする。
なお、制御部21が、ステップS17で音声信号の出力先を第2スピーカ12に切替えるようにしたが、これに代えて、制御部21が、ステップS17で音声信号の出力先を第1スピーカ12に切替えるようにし、ステップS21でメッセージを再生および送信した後に、切替部33に切替信号を出力して、音声信号の出力先を第2スピーカ12に切替えるようにしてもよい。これにより、第2スピーカ12からは、リングバックトーンが出力されることなく、応呼のあった通話先の相手の声が出力されるので、携帯電話1のユーザは、第2スピーカ12から出力される通話先の相手の声を聴いて目覚めることができるので、心地よく目覚めることができる。
また、制御部21が、ステップS16で予約発呼番号に発呼した後、ステップS21でメッセージの送信が完了するまでの間、制御部21はアラーム音を出力させるようにしてもよい。これにより、予約時刻にアラーム音が出力されるので、正確な時刻にユーザをめざめさせることができる。そして、メッセージの送信が完了してアラーム音の出力が停止すると、通話先の相手が発話すれば、第2スピーカ12が能動化されているので、その声が第2スピーカ12から出力される。このため、携帯電話1のユーザは、まず、アラーム音で目覚めることができ、その後に第2スピーカ12から出力される通話先の相手の声を聴くことになるので、心地よく目覚めることができる。
<変形例>
上述した実施の形態における携帯電話1は、メモリ29に1つの予約発呼番号を記憶するものであった。この場合、予約番号が割り当てられた電話機のユーザが、応呼しなければ目覚まし発呼処理が終了してしまう。また、予約番号が割り当てられた電話機のユーザが応呼しても大きな声で起こしてくれなかった場合、応呼して大きな声で起こそうと試みてくれたにもかかわらずユーザが目覚めることなく所定時間が経過した場合、または、ユーザが一度目覚めた後に再度就寝してしまった場合等でも、目覚まし発呼処理が終了してしまう。変形例における携帯電話1は、メモリ29に複数の予約発呼番号を記憶する、これに加えてまたはこれとは別に、過去に予約発呼した予約発呼番号を新たな予約発呼番号とする。
図6は、変形例における携帯電話で実行される予約設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。この予約設定処理は、制御部21が予約設定プログラムを実行することにより、制御部21で実行される。図6を参照して、図3に示した予約設定処理と異なるところは、ステップS04とステップS05との間に、ステップS31〜ステップS33が追加された点である。ステップS01〜ステップS07の処理は、図3で説明したのと同じなので、ここでは説明を繰り返さない。
制御部21は、ステップS31では、メモリ29に記憶された予約発呼番号が複数か否かを判断する。制御部21は、メモリ29に複数の予約発呼番号が記憶されていれば処理をステップS32に進め、そうでなければ処理をステップS33に進める。ステップS32では、制御部21は、メモリ29に記憶された予約発呼番号に優先度を付与する。制御部21は、予約発呼番号が入力された順に優先度を予約発呼番号に付与する。また、携帯電話1を操作するユーザが決定した優先度をユーザが操作キー14に入力するようにし、制御部21が入力された優先度を付与するようにしてもよい。制御部21は、ステップS33で、終了指示が入力されたか否かを判断する。終了指示は、予約発呼番号の入力の完了を示す。制御部21は、終了指示が入力されると処理をステップS05に進め、終了指示が入力されなければ処理をステップS02に戻す。これにより、複数の予約発呼番号が、優先度が付されてメモリ29に記憶される。
図7は、予約設定情報の別のフォーマットの一例を示す図である。図7を参照して、予約設定情報は、1つの予約時刻に、n個の予約発呼番号と、1つのメッセージとを関連付ける。予約設定情報は、n個の予約発呼番号それぞれが記憶される位置で優先度1〜優先度nを対応付ける。例えば、優先度1の予約発呼番号が記憶される予約発呼番号には優先度1が対応付けられる。優先度が小さいほど優先順位が高い。
図8は、変形例における携帯電話で実行される目覚まし発呼処理の流れの一例を示すフローチャートである。この目覚まし発呼処理は、制御部21が目覚まし発呼プログラムを実行することにより、制御部21で実行される。図8を参照して、ステップS41〜ステップS44およびS66は、図5に示したステップS11〜ステップS14およびステップS25と同じなので、ここでは説明を繰り返さない。
ステップS45では、制御部21は、変数nに「1」を設定する。変数nは、発呼回数をカウントするための変数であり、1以上の整数が設定可能である。そして、ステップS46では、制御部21は、予約発呼番号が存在するか否かを判断する。ここで制御部21が存在すると判断する予約発呼番号は、メモリ29に記憶されている予約設定情報に含まれる予約発呼番号のうち、ステップS52における発呼処理が実行されていない予約発呼番号である。制御部21は、予約発呼番号が存在すると判断すれば処理をステップS47に進め、存在しないと判断すれば処理をステップS48に進める。制御部21は、ステップS47では、未だ発呼していない予約発呼番号のうちから優先度の最も高い予約発呼番号を読み出す。この予約発呼番号の読み出しは、発呼することの決定である。
制御部21は、ステップS48では、予約発呼履歴情報がメモリ29に記憶されているか否かを判断する。予約発呼履歴情報については後述する。制御部21は、予約発呼履歴情報がメモリ29に記憶されていれば処理をステップS49に進め、記憶されていなければ処理をステップS66に進める。ステップS49では、制御部21は、予約発呼履歴情報に含まれる予約発呼番号のうちから予約発呼回数の最も多い予約発呼番号を読み出す。この予約発呼番号の読み出しは、発呼することの決定である。なお、制御部21が読み出す予約発呼番号は、目覚まし発呼処理が実行されてからステップS52で未だ発呼されていない予約発呼番号である。目覚まし発呼処理の1回の実行で、複数回同じ予約発呼番号に発呼するのを防止するためである。
ステップS50では、制御部21は、変数nが1を超えるか否かを判断する。変数nは、ステップS45で「1」に設定され、後述するステップS65で「1」が加算される。すなわち、制御部21は、発呼回数が1回を超えるか否かを判断する。ここでいう発呼回数は、目覚まし発呼処理が実行されて現在時刻が予約時刻になってからステップS52で発呼した累計である。制御部21は、発呼が1回を超えるなら処理をステップS51に進め、発呼が1回目ならば処理をステップS52に進める。制御部21は、ステップS51では、アラーム音を出力させる。アラーム音は、第2スピーカ12から出力するようにしてもよいし、第2スピーカ12とは別に設けられたスピーカから出力するようにしてもよい。後述するように、1回目の発呼で、応呼があった場合であっても、応呼した電話機が留守番電話モードであった場合、応呼した電話機のユーザが大きな声で起こしてくれなかった場合、応呼した電話機のユーザが大きな声で起こそうと試みてくれたにもかかわらずユーザが目覚めることなく所定時間が経過した場合、または、ユーザが一度目覚めた後に再度就寝してしまった場合等は、応呼した電話機がオンフックとなるか(ステップS62でYES)、所定時間経過して(ステップS61でYES)通話が終了する(ステップS63)。この場合に、2回目以降の発呼がなされるが、1回目の発呼から2回目以降の発呼までに、ある程度の時間が費やされてしまう。このため、ユーザを可能な限り予約時刻に近い時点で目覚めさせるために、2回目以降の発呼をすることが決定されるごとにアラーム音の出力を開始する。なお、既にアラーム音が出力されている場合には、その状態を維持する。ここでは、発呼する前にアラーム音の出力を開始するようにしている。このため、n(nは1以上の整数)回目と(n+1)回目との間にアラーム音の出力が開始する。なお、2回目以降の発呼をすることが決定された後であれば、たとえば、2回目以降の発呼後にアラーム音の出力を開始してもよいし、2回目以降の発呼に応じた応呼があった後にアラーム音の出力を開始してもよい。
そして、制御部21は、ステップS47またはステップS49で読み出した予約発呼番号に発呼し(ステップS52)、その予約発呼番号をメモリ29に予約発呼履歴情報として記憶する(ステップS53)。
図9は、予約発呼履歴情報のフォーマットの一例を示す図である。図9を参照して、予約発呼履歴情報は、予約発呼番号と、予約発呼回数とを含む。予約発呼履歴情報は、予約発呼番号に、過去に目覚まし発呼処理による発呼(予約発呼)がされた回数を対応付ける。
図8に戻って、制御部21は、ステップS53では、メモリ29に記憶された予約発呼履歴情報に予約発呼番号が含まれていなければ、予約発呼番号に「1」の発呼回数を対応付けた予約発呼履歴情報を生成して、既に記憶されている予約発呼履歴情報に追加して記憶する。制御部21は、メモリ29に記憶された予約発呼履歴情報に予約発呼番号が含まれれば、その予約発呼番号に対応する発呼回数を1つ増加した値に更新する。
そして制御部21は、切替部33に切替信号を出力して、音声信号の出力先を第2スピーカ12に切替える(ステップS54)。これにより、第2スピーカ12が能動化される。換言すれば、携帯電話1のハンズフリー機能が能動化される。第2スピーカ12が能動化されると、リングバックトーンが第2スピーカ12より出力されるので、携帯電話1のユーザは、第2スピーカ12から出力されるリングバックトーンを聴いて目覚めることができる。また、1回目の発呼の場合には、リングバックトーンは、予約時刻に出力されるので、正確な時刻にユーザを目覚めさせることができる。
次に、制御部21は、発呼に応答した応呼を検出する(ステップS55)。制御部21は、応呼を検出すると処理をステップS56に進め、応呼を検出できなければ処理をステップS64に進める。応呼がない場合に発呼を中止して、いつまでも発呼動作が継続されるのを防止するためである。制御部21は、ステップS56では、アラーム出力中か否かを判断する。制御部21は、アラーム音を出力中であれば処理をステップS57に進めて出力中のアラーム音を停止させ、アラーム音を出力中でなければ処理をステップS58に進める。
ステップS58〜ステップS63の処理は、図3に示したステップS19〜ステップS24の処理とそれぞれ同じなので、ここでは説明を繰り返さない。ステップS64では、制御部21は、終了指示の入力を検出する。終了指示は、携帯電話1のユーザにより入力され、目覚まし発呼処理を終了させるための指示である。終了指示の入力の検出は、携帯電話1のユーザによる操作キー14の押下を検出してもよいし、マイク13でユーザの声が入力されたことを検出してもよい。制御部21は、終了指示の入力を検出すると処理を終了し、終了指示の入力を検出しなければ処理をステップS65に進める。制御部21は、ステップS65で変数nに「1」を加算して、処理をステップ46に戻す。これにより、携帯電話1のユーザが終了指示を入力するまで、メモリ29に記憶されている予約設定情報に含まれる予約発呼番号が優先度の高い順に選択されて発呼される、または、予約発呼履歴情報に含まれる予約発呼番号が予約発呼回数の多い順に選択されて発呼される。このため、携帯電話1のユーザを確実に目覚めさせることができる。
なお、ステップS51でアラーム音を出力しないようにしてもよい。これにより、ユーザは騒々しいアラーム音を聞くことなく、ユーザの所望する相手の声を聴いて目覚めることができる。この場合、ステップS56およびステップS57は不要である。さらに、ステップS51でアラーム音を出力しないようにするのに加えて、制御部21が、ステップS54で音声信号の出力先を第2スピーカ12に切替えるのに代えて、制御部21が、ステップS54で音声信号の出力先を第1スピーカ12に切替えるようにし、ステップS60でメッセージを再生および送信した後に、切替部33に切替信号を出力して音声信号の出力先を第2スピーカ12に切替えるようにしてもよい。これにより、第2スピーカ12からは、リングバックトーンが出力されることなく、応呼のあった通話先の相手の声が出力されるので、携帯電話1のユーザは、第2スピーカ12から出力される通話先の相手の声を聴いて目覚めることができるので、心地よく目覚めることができる。
<第2の実施の形態>
第1の実施の形態においては、携帯電話1は、第1スピーカ11と、第2スピーカ12とを備えるものであった。第2の実施の形態における携帯電話は、単一のスピーカに音量の異なる音声信号を与えるようにしたものである。
図10は、第2の実施の形態における携帯電話の回路図である。図10を参照して、図2に示した回路図と異なる点は、切替部33に代えて増幅部35を用いた点と、増幅部35に単一のスピーカ36を接続した点である。その他の構成は、第1の実施の形態における携帯電話1と同じなので、ここでは説明を繰り返さない。スピーカ36は、図1に示す携帯電話1に第1スピーカ11と同じ位置に設置される。
増幅部35は、コーデック部31から音声信号が入力され、制御部21から増幅率が入力される。増幅部35は、音声信号を制御部21から入力される増幅率で増幅して、スピーカ36に出力する。制御部21は、携帯電話1がハンズフリーモードにないとき(通常の通話のとき)は、第1の増幅率を増幅部35に与える。第1の増幅率は、携帯電話1のユーザが、スピーカ36に耳を当てて音声を聴くことが可能な音量を発生するのに必要な値である。制御部21は、携帯電話1がハンズフリーモードにあるときは、第1の増幅率よりも高い第2の増幅率を増幅部35に与える。これにより、携帯電話1のユーザは、スピーカ36から耳を離した状態で、音声を聴くことができる。
制御部21は、図3または図8に示した目覚まし発呼処理を実行する場合、ステップS17またはステップS54で、第2の増幅率を増幅部35に与える。
以上説明したように、本実施の形態における携帯電話1は、現在時刻が予約時刻になると予約発呼番号に発呼する。発呼先の電話機が発呼に応じれば通話が可能となる。このため、携帯電話1のユーザが特別な操作をしなくても、予約発呼番号の電話機との間で通話が可能な状態となる。また、携帯電話1は、通話が可能な状態となった後、メッセージを再生して送信するので、通話相手に通話の目的を知らせることができる。さらに、携帯電話1は、予約発呼番号への発呼でない場合は第1スピーカ11から音声を出力する、または、小さな音量でスピーカ36から音声を出力するので、第1スピーカ11またはスピーカ36に耳を近づけた状態で通話することができる。一方、予約発呼番号への発呼に応じて通話が可能な状態となった場合は第2スピーカ12から音声を出力する、または、大きな音量でスピーカ36から音声を出力するので、通話相手の声を第1スピーカ11またはスピーカ36から耳を離した状態で聴くことができる。このため、携帯電話1のユーザは、予約時刻を起床時刻に設定すれば、起床時にユーザの所望する相手の声を聴くことができ、ユーザは心地よい感覚で目覚めることができる。
また、携帯電話1は、複数の予約発呼番号を記憶し、先の予約発呼番号での発呼に応じて通話が可能な状態とならなかった場合に、次の予約発呼番号を選択して発呼するので、先に選択した知人が不在などで通話が可能な状態とならない場合でも別の知人と通話が可能な状態とすることができる。
また、携帯電話1は、通話が可能な状態が終了した後に、ユーザによる終了指示の入力が受付けられなければ、次の予約発呼番号を選択して発呼し、別の知人と通話が可能な状態とする。このため、終了指示の入力が受付けられるまで、順に知人を選択して通話が可能な状態とするので、先に選択した知人の電話が留守番モードなどの場合に、次に選択した知人の声を聴くことができる。ユーザが目覚めるまで、発呼が繰り返されるので、ユーザを確実に目覚めさせることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<付記>
上述した実施の形態における携帯電話には、次の発明概念が含まれる。
(1) 前記第1音声出力手段は、第1のスピーカを含み、
前記第2音声出力手段は、第2のスピーカを含み、
前記制御手段は、前記第1のスピーカおよび前記第2のスピーカのいずれかに音声出力を切替える切替手段を含む、請求項1に記載の通信端末。
(2) 入力される音声信号を増幅する増幅手段と、
前記増幅手段により増幅された音声信号を出力するスピーカとをさらに備え、
前記第1音声出力手段は、前記増幅手段に第1の増幅率を与えて、入力される音声信号を増幅させ、
前記第2音声出力手段は、前記増幅手段に第1の増幅率より大きな第2の増幅率を与えて、入力される音声信号を増幅させる、請求項1に記載の通信端末。
(3) 制御手段は、メッセージ送信手段によるメッセージの送信終了後に第2音声出力手段を能動化する、請求項1に記載の通信端末。
(4) アラーム音を出力するアラーム手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記予約発呼手段による発呼に応じて前記通信手段が通信を確立しなかった場合に前記アラーム手段にアラーム音を出力させる、請求項1に記載の通信端末。
本発明の第1の実施の形態における携帯電話の外観を示す斜視図である。 第1の実施の形態における携帯電話の回路図である。 第1の実施の形態における携帯電話で実行される予約設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 予約設定情報のフォーマットの一例を示す図である。 第1の実施の形態における携帯電話で実行される目覚まし発呼処理の流れの一例を示すフローチャートである。 変形例における携帯電話で実行される予約設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 予約設定情報の別のフォーマットの一例を示す図である。 変形例における携帯電話で実行される目覚まし発呼処理の流れの一例を示すフローチャートである。 予約発呼履歴情報のフォーマットの一例を示す図である。 第2の実施の形態における携帯電話の回路図である。
符号の説明
1 携帯電話、2 表示部、3 操作部、11 第1スピーカ、12 第2スピーカ、13 マイク、14 操作キー、15 LCD、21 制御部、23 アンテナ、25 無線回路、27 タイマ、29 メモリ、31 コーデック部、33 切替部、35 増幅部、36 スピーカ、40 フラッシュメモリ。

Claims (11)

  1. 予約時刻、予約発呼番号およびメッセージを記憶する予約設定手段と、
    通信先との間で通話のための通信を確立する通信手段と、
    現在時刻が前記予約設定手段により記憶された予約時刻になると前記予約設定手段により記憶された予約発呼番号に発呼する予約発呼手段と、
    前記予約発呼手段による発呼に応じて前記通信手段が通信を確立した後、前記予約設定手段により記憶された前記メッセージを再生して送信するメッセージ送信手段と、
    第1音声出力手段と、
    前記第1音声出力手段よりも出力する音量の大きい第2音声出力手段と、
    前記通信手段による通信の確立が前記予約発呼手段による発呼によらない場合は前記第1音声出力手段を能動化し、前記通信手段による通信の確立が前記予約発呼手段による発呼による場合は前記第2音声出力手段を能動化する制御手段と
    アラーム音を出力するアラーム手段と、を備え
    前記制御手段は、前記予約発呼手段による発呼に応じて前記通信手段が通信を確立しない場合、前記アラーム手段にアラーム音を出力させる、通信端末。
  2. 前記制御手段は、前記予約発呼手段による発呼後に前記第2音声出力手段を能動化する、請求項1に記載の通信端末。
  3. 前記制御手段は、前記第2音声出力手段を能動化した後の所定時間経過後に、前記通信手段に通信を終了させる、請求項1または2に記載の通信端末。
  4. 前記予約設定手段は、複数の予約発呼番号を記憶し、
    前記予約発呼手段は、前記予約設定手段により記憶された複数の予約発呼番号のうちから1つを選択する選択手段を含み、
    前記制御手段は、前記予約発呼手段による発呼に応じて前記通信手段が通信を確立しなかった場合に、前記予約発呼手段に次の予約発呼番号を選択させて発呼させる、請求項1〜3のいずれかに記載の通信端末。
  5. 終了指示の入力を受付ける終了指示受付手段をさらに備え、
    前記予約設定手段は、複数の予約発呼番号を記憶し、
    前記予約発呼手段は、前記予約設定手段により記憶された複数の予約発呼番号のうちから1つを選択する選択手段を含み、
    前記制御手段は、前記終了指示受付手段により終了指示の入力が受付けられなければ、前記予約発呼手段に次の予約発呼番号を選択させて発呼させる、請求項1〜3のいずれかに記載の通信端末。
  6. 記制御手段は、前記予約発呼手段による1回目の発呼後に2回目以降の発呼をすることが決定されるごとに前記アラーム手段にアラーム音を出力させ、前記予約発呼手段による発呼に応じて前記通信手段が通信を確立した場合に前記アラーム手段にアラーム音の出力を停止させる、請求項5に記載の通信端末。
  7. 前記予約設定手段は、前記複数の予約発呼番号それぞれに対応して優先度を付加して前記複数の予約発呼番号を記憶し、
    前記選択手段は、前記予約設定手段により記憶された複数の予約発呼番号のうちから優先度の高い順に1つを選択する、請求項4〜6のいずれかに記載の通信端末。
  8. 前記予約設定手段は、前記予約発呼手段が過去に発呼した予約発呼番号をさらに記憶し、
    前記予約発呼手段は、前記予約設定手段により記憶された複数の予約発呼番号のうちから1つを選択する選択手段を含み、
    前記制御手段は、前記予約発呼手段による発呼に応じて前記通信手段が通信を確立しなかった場合に、前記予約発呼手段に次の予約発呼番号を選択させて発呼させる、請求項1〜3のいずれかに記載の通信端末。
  9. 前記予約設定手段は、前記予約発呼手段により過去に発呼した複数の予約発呼番号それぞれに前記予約発呼手段により過去に発呼した回数を対応付けて記憶し、
    前記選択手段は、前記予約発呼手段により過去に発呼した複数の予約発呼番号のうちから前記予約発呼手段により過去に発呼した回数の多い順に1つを選択する、請求項8に記載の通信端末。
  10. 予約時刻、予約発呼番号およびメッセージを記憶する予約設定手段と、
    通信先との間で通話のための通信を確立する通信手段と、
    現在時刻が前記予約設定手段により記憶された予約時刻になると前記予約手段により記憶された予約発呼番号に発呼する予約発呼手段と、
    前記予約発呼手段による発呼に応じて前記通信手段が通信を確立した後、前記予約設定手段により記憶された前記メッセージを再生して送信するメッセージ送信手段と、
    ハンズフリー装置と、
    前記予約発呼手段による発呼に応じて前記通信手段が通信を確立した後、前記ハンズフリー装置を能動化する制御手段と
    アラーム音を出力するアラーム手段と、を備え
    前記制御手段は、前記予約発呼手段による発呼に応じて前記通信手段が通信を確立しない場合、前記アラーム手段にアラーム音を出力させる、携帯電話。
  11. 予約時刻、予約発呼番号およびメッセージを記憶する予約設定手段と、
    通信先との間で通話のための通信を確立する通信手段と、
    現在時刻が前記予約設定手段により記憶された予約時刻になると前記予約設定手段により記憶された予約発呼番号に発呼する予約発呼手段と、
    前記予約発呼手段による発呼に応じて前記通信手段が通信を確立した後、前記予約設定手段により記憶された前記メッセージを再生して送信するメッセージ送信手段と、
    第1音声出力手段と、
    前記第1音声出力手段よりも出力する音量の大きい第2音声出力手段と、
    前記通信手段による通信の確立が前記予約発呼手段による発呼によらない場合は前記第1音声出力手段を能動化し、前記通信手段による通信の確立が前記予約発呼手段による発呼による場合は前記第2音声出力手段を能動化する制御手段と、
    終了指示の入力を受付ける終了指示受付手段と、
    アラーム音を出力するアラーム手段と、を備え、
    前記予約設定手段は、複数の予約発呼番号を記憶し、
    前記予約発呼手段は、前記予約設定手段により記憶された複数の予約発呼番号のうちから1つを選択する選択手段を含み、
    前記制御手段は、前記終了指示受付手段により終了指示の入力が受付けられなければ、前記予約発呼手段に次の予約発呼番号を選択させて発呼させ、
    前記予約発呼手段による1回目の発呼後に2回目以降の発呼をすることが決定されるごとに前記アラーム手段にアラーム音を出力させ、前記予約発呼手段による発呼に応じて前記通信手段が通信を確立した場合に前記アラーム手段にアラーム音の出力を停止させる、通信端末。
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