JP4671485B2 - フローセル装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば水の色度、濁度等の光学的測定を行う分析装置に使用されるフローセル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、水道水の品質管理を行う目的で、水道水の色度、濁度を、フローセルを用いたプロセス用色度計、濁度計によって測定することが行われている。測定用の分析装置に用いるフローセル装置としては、例えば、円筒状のセル本体の両端開口部をそれぞれ閉塞板で閉塞し、両閉塞板をそれぞれ透明セル窓で覆い、一方の閉塞板に形成した光透過孔から光を入射させ、セル本体内に充填した被検液を透過した光を他方の閉塞板に形成した光透過孔から射出させ、その射出光を受光部で受光する構成を備えたものが存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のフローセル装置は、円筒状セル本体内の被検液にセル本体の軸方向に沿って光を照射するものであるため、フローセル装置の構造が複雑になったり、測定を行う点で不利になったりすることがあった。
【0004】
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたもので、被検液が充填される円柱形の空洞部を有するセル本体を用い、この空洞部内の被検液に該空洞部の中心軸と直交する方向に沿って光を照射することにより、構造を簡単にすることができるとともに、種々の測定を有利に行うことができるようにしたフローセル装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するため、
内部に円柱形の空洞部を有し、この空洞部に被検液が充填されるセル本体と、
前記空洞部内の被検液に該空洞部の中心軸と直交する方向に沿って光を照射する発光部と、
発光部から照射されて空洞部内の被検液を通過した光を受光する受光部と、
前記空洞部内において発光部と受光部との間の光路外に配置されているとともに、回転基部がモータの回転軸に連結され、前記空洞部の中心軸を中心として回転する回転アーム及びその前記空洞部の内周に近接した一方の先端に連結されたワイプ体を有し、回転アームが回転することによりワイプ体が空洞部の周壁面に接触しつつ一方向に移動することにより空洞部の周壁面を摩擦洗浄するワイパー部材とを具備し、
前記回転アームは、前記周壁面の洗浄時及び非洗浄時のいずれでも前記光路外に存在し、前記ワイプ体は、前記周壁面の非洗浄時には前記光路外に存在し、洗浄時には回転して前記光路を通過することを特徴とするフローセル装置を提供する。
【0006】
発明のフローセル装置では、セル本体をその中心軸と直交する方向において光の授受を行う構成とした上でワイパー部材を回転させることにより、光の入射面及び出射面を成す空洞部の周壁面を万遍なく摩擦洗浄して、汚れや気泡を効率良く除去することができる。そのため、良好な測定精度を維持し、長期的に安定して連続稼働させることができる。
【0007】
発明のフローセル装置において、被検液の流入路及び流出路がセル本体の空洞部の周壁面に形成される場合、流出路の開口端は、ワイパー部材の回転方向で光の入射部分を越えた位置に隣接して形成されることが好ましい。これにより、空洞部の周壁面から除去した汚れや気泡をワイプ体により被検液の流れ方向に沿って移動させ、入射部分をやや越えた位置で空洞部外方に排出することができ、除去後の汚れや気泡が空洞部内の被検液に再度混入するような問題が回避できる。
【0008】
なお、本発明のフローセル装置は、光源及びレンズを有する発光部と、受光素子及びレンズを有する第1及び第2の受光部とを具備し、前記発光部並びに第1及び第2の受光部のレンズは、それぞれセル本体の空洞部の周壁面に沿って配置されているとともに、第1の受光部のレンズは発光部のレンズと対向する位置に存し、第2の受光部のレンズは第1の受光部のレンズと中心軸に関して所定角度隔たった位置に存する構成とすることができる。
【0009】
上記構成によれば、被検液を透過した透過光を第1の受光部で受光し、被検液中の濁質成分で反射した散乱光を第2の受光部で受光することができ、かつ、発光部、第1の受光部及び第2の受光部は空洞部の中心軸に関してほぼ等しい距離に配置されることになるので、濁度や色度の測定を正確かつ簡便に行うことが可能となる。
【0010】
上記構成のフローセル装置において、例えば、セル本体が全体的に略矩形状に構成されていれば、略矩形状における第1の辺に発光部を、第1の辺に対向する第2の辺に第1の受光部を、第1及び第2の辺にそれぞれ隣接する第3の辺に第2の受光部をそれぞれ配設することができる。これにより、透過光及び散乱光の双方を測定するための各手段がコンパクトにまとまり、フローセル装置全体が小型化できる。
【0011】
また、本発明のフローセル装置は、光源及びレンズを有する発光部と、受光素子及びレンズを有する受光部と、空洞部の中心軸と直交する中心軸を中心として回転する回転体に、透過波長の異なる複数種の光透過フィルタを所定角度間隔で設けてなる回転フィルタ部材であって、発光部の光源とレンズとの間又は受光部のレンズと受光素子との間に設置され、回転体を回転させることにより前記複数種の光透過フィルタに順次光を通過させる回転フィルタ部材とを具備する構成とすることができる。
【0012】
上記構成によれば、透過波長の異なる複数種の光透過フィルタを所定角度間隔で回転フィルタ部材に設け、回転体を回転させて光透過フィルタに順次光を通過させることにより、測定、ゼロ校正及びスパン校正を自動的に適正に行うことが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明をさらに詳しく説明する。図1は本発明の一実施形態に係るフローセル装置を示す正面図、図2は図1のフローセル装置を示す側面図である。図1では、図2に示される平板部材を図示省略している。なお、本発明はこの実施形態例に限定されるものではない。
【0014】
図1に示すように、本フローセル装置10はセル本体11を有している。このセル本体11は、全体的に略矩形状を呈し、内部に、被検液が充填される円柱形の空洞部12を有している。セル本体11には、略矩形状における第1の辺に発光部13が、第1の辺に対向する第2の辺に第1の受光部15が、第1及び第2の辺にそれぞれ隣接する第3の辺に第2の受光部16がそれぞれ配設されている。なお、セル本体の材料にはPOM(デルリン)や塩化ビニール等の樹脂材料を好適に使用することができる。
【0015】
発光部13は、光源33と、複数のレンズで構成される光学系13aとを有しており、空洞部12内の被検液に該空洞部12の中心軸と直交する方向に沿って光を照射する。また、第1及び第2の受光部15、16はそれぞれ、発光部13から照射されて空洞部12内の被検液を通過した光を受光する。
【0016】
第1の受光部15は、複数のレンズで構成される光学系15aと、受光素子15bとを有しており、発光部13と対向する位置(中心軸に関して対称位置)に存する。第2の受光部16は、複数のレンズで構成される光学系16aと、受光素子16bとを有しており、光学系16aは、第1の受光部15の光学系15aと空洞部12の中心軸に関して所定角度(本例では90゜)隔たった位置に存する。これら発光部13の光学系13a、並びに第1及び第2の受光部15、16の光学系15a、16aはそれぞれ、セル本体11の空洞部12の周壁面に沿って位置し、各光学系における最も周壁面側のレンズは、その表面が空洞部12内にやや突出している。
【0017】
セル本体11にはさらに、第2の辺に近接して、被検液を空洞部12内に流入させる流入口17に連通する流入路19が形成され、第1の辺に近接して、流入路19から空洞部12に流入した被検液を流出させる流出路20が形成されている。また、セル本体11には、円柱形の空洞部12の中心軸に一致する回転軸21を中心として一方向(図1の時計回り方向)に回転する回転アーム22が配設されている。
【0018】
回転アーム22は、先端に備えた2枚の固定部材23、23によってワイプ体25を挟持しており、回転アーム22及びワイプ体25により、回転時に空洞部12の周壁面にワイプ体25を接触させつつ一方向に移動するワイパー部材が構成される。本実施形態において、ワイプ体25は、平板形状のシリコンゴムで構成され、固定部材23よりも径方向外方にやや突出した状態で保持される。回転アーム22は、図3に示すように、回転基部がワイパー用モータ24の回転軸24aに連結されている。
【0019】
流入路19及び流出路20はそれぞれ、空洞部12の周壁面に開口し、流出路20の開口端は、発光部13の光入射部分より回転アーム22が5〜10゜回転した際のワイプ体25の接触位置近傍に形成されている。また、流入口17と流入路19との間には、通常は水抜き栓18aにより閉止される水抜き路18が配設されている。
【0020】
セル本体11における第1の辺の中央部分には、空洞部12に連通する貫通孔27が形成され、第1の辺における貫通孔27のさらに外側には、流出路20を連通する貫通孔28が形成されている。また、セル本体11における第2の辺の中央部分には、貫通孔27に対向する位置で空洞部12に連通する貫通孔29が形成され、セル本体11における第3の辺の中央部分には、空洞部12に連通する貫通孔30が形成されている。さらに、第3の辺に対向する第4の辺の中央部分には、空洞部12に連通する貫通孔31が形成されている。
【0021】
また、セル本体11には、一端が後述の残留塩素検出センサ36に連通して第1の辺と平行に延びる連通路34と、連通路34の他端に連通して第4の辺と平行に延びる連通路38とが形成されている。連通路38の先端は、セル本体11の外部に被検液を排出するためのドレン孔38aを成している。
【0022】
貫通孔27は、内径が2段階に構成されており、空洞部12に近い側の内径は他の貫通孔29、30、31と同じ寸法(第1の寸法)とされ、空洞部12から離れた側の内径は、第1の寸法より大きい寸法(第2の寸法)とされている。貫通孔27に嵌合される発光部13は、光学系13aが円筒部材32aに嵌合され、この円筒部材32aが、Oリングを介して第1の寸法側の貫通孔27に液密に嵌合されている。さらに、円筒部材32に続いて、光源33を保持した円筒部材32bが第2の寸法側に嵌合され、円筒部材32aと共にセル本体11にボルト止めされている。
【0023】
貫通孔28には、円筒部材37がOリングを介して液密に嵌合されてボルト止めされている。この円筒部材37には、流出路20から流出した被検液中の残留塩素を検出するための残留塩素検出センサ36が配置されている。また、貫通孔29には第1の受光部15の光学系15aを保持した円筒部材39が、貫通孔30には第2の受光部16の光学系16aを保持した円筒部材44が、貫通孔31には栓部材40が、それぞれOリングを介して液密に嵌合されてボルト止めされている。
【0024】
なお、貫通孔31には、必要に応じて、栓部材40に代えて適宜の受光部を嵌合配置することができる。また、貫通孔29、30、31は、各内径やボルトによる締め付け構造が同じ寸法にされており、これにより、セル本体11における第1の受光部15、第2の受光部16、栓部材40の取付け位置が相互に取り替え可能にされる。
【0025】
また、空洞部12の周壁面に沿う2箇所には、被検液の導電率をチェックするための一対の電極45、45が配置されている。これら電極45、45に交流信号が与えられることに基づいて導電率を測定できる。
【0026】
図2に示すように、セル本体11の前部(図の左側)には、空洞部12の前面を閉塞するための平板部材46がOリング47を介して液密に接合されている。平板部材46の中央部分には貫通孔49が形成されており、貫通孔49には、ワイパー用モータ24の回転軸24aに同軸に連結された回転軸50が挿通されている。この回転軸50の先端部分に回転アーム22の回転基部がスプライン結合されることで、回転アーム22と回転軸24aとが連結されている。
【0027】
貫通孔49には、円筒状軸受け部材48が液密に嵌合された状態で平板部材46にボルト止めされ、この円筒状軸受け部材48により、回転軸50が回転自在に支持される。これにより、空洞部12内に被検液を密封した状態で回転アーム22が回転しワイプ体25によって空洞部12の周壁面を摩擦洗浄する構成が得られる。
【0028】
第1の受光部15は、セル本体11の下部において、断面が略コの字形状の支持部材50に支持されている。支持部材50の下部には受光素子15bが配設されており、空洞部12内の被検液を透過した光rは、第1の受光部15の光学系15a、支持部材50の円孔50a、及び、後述の光透過フィルタ(52a)を通って受光素子15bに到達する。
【0029】
また、セル本体11の前部には、図示しない支持部材を介してフィルタ用モータ53が支持されており、空洞部12の中心軸と直交する方向に延びるフィルタ用モータ53の回転軸53aには、円形板状の回転体55の中心部が固定されている。
【0030】
図4は、第1の受光部15及びその近傍を示す図2を下方から見た底面図である。空洞部12の中心軸と直交する中心軸(53a)を中心として回転する回転体55は、回転軸53aを中心として所定角度間隔でかつ回転軸53aから等しい距離に形成された円孔52a〜52eを有している。円孔52a〜52dにはそれぞれ、透過波長の異なる複数種の光透過フィルタが嵌め込まれており、また、基準位置となる円孔eには光透過フィルタは嵌め込まれていない。このような回転体55と光透過フィルタとで、受光部15のレンズ(15a)と受光素子15bとの間に設置され、回転体55を回転させることにより複数種の光透過フィルタに順次光を通過させる回転フィルタ部材が構成されている。
【0031】
円孔52aには660nmの波長を透過する光透過フィルタが嵌合され、円孔52bには、円孔52aと同じ光透過フィルターと、この波長で測定可能な測定対象物質の簡易校正が可能な標準の色ガラスフィルターとが重ね合わせて嵌合されている。また、円孔52cには390nmの波長を透過する光透過フィルタが嵌合され、円孔52dには、円孔52cと同じ光透過フィルターと、この波長で測定可能な測定対象物質の簡易校正が可能な標準の色ガラスフィルターとが重ね合わせて嵌合されている。
【0032】
このようにフィルターを配置することによって、これらの円孔52a〜52eが、図4の反時計回り方向に順次回動して受光部51の前面に位置することで、1サイクルの校正周期が得られ、自動校正が可能になる。なお、回転フィルタ部材は、前述の位置以外に、発光部13の光源33とレンズ(13a)との間に配置されても良い。その場合も上記と同様の作用効果が得られる。
【0033】
本フローセル装置10を用いて色度、濁度等の測定を行なう場合は、まず、流入口17から流入路19を経由して空洞部12内に被検液を導入する。また、フィルタ用モータ53の回転により、回転体55を連続的に回転させる。そして、発光部13から空洞部12内の被検液に光を照射し、被検液を透過した透過光を第1の受光部15で受光する。
【0034】
この際、第1の受光部15に向かう光の一部は途中、濁質成分で反射して散乱光となるが、散乱光は、第1の受光部15から中心軸21に関して90°の位置にある第2の受光部16で受光される。これにより、被検液中に濁質成分が多く含まれて反射が多く、光の透過が減少する場合でも、濁度をより正確に測定することができる。この場合、被検液を満たす空洞部12が円柱形であり、散乱光に対応する第2の受光部16の、空洞部12の中心軸からの距離が、中心軸から発光部13及び第1の受光部15に対する各距離と等しくされるので、濁度や色度の検出時における補正が簡便になる。
【0035】
上記測定中、ワイプ体25によるワイピングは、一定時間毎に、又は必要に応じて適宜行うことができる。その場合、回転アーム22が空洞部12の中心軸に一致する回転軸21を中心として一方向に回転するので、空洞部12の周壁面や、空洞部12の内方にやや突出する、発光部13の光学系13aのレンズ面(図5参照)、第1の受光部15の光学系15aのレンズ面、及び第2の受光部16の光学系16aのレンズ面を、定期的に又は必要時に万遍なく摩擦洗浄し、汚れや気泡を効率良く除去することができる。
【0036】
この場合、流出路20の開口端が、ワイプ体25の回転方向で光入射部分をやや越えた位置に形成されているので、各光学系のレンズ面や空洞部12の周壁面から除去された汚れや気泡は、ワイプ体25によって被検液の流れ方向に沿って移動し、流出路20から空洞部12の外方に効率良く排出される。排出後、汚れや気泡が空洞部12内の被検液に再び混入することはないので、測定精度が常に良好に維持される。
【0037】
また、測定時には、発光部13からの特定波長の光を第1の受光部15に透過させる複数種の光透過フィルタが、第1の受光部15の受光素子15bの前面に順次位置することにより、一定の校正周期によって適正な自動校正が行われる。
【0038】
以上のように、本実施形態例では、略矩形状のセル本体11における第1の辺に受光部13及び残留塩素検出センサ36が、第2の辺に第1の受光部15が、第3の辺に第2の受光部16がそれぞれ配設されて各センサがコンパクトにまとめられている。このため、透過光及び散乱光の双方を測定するためのフローセル装置が無理なく小型化される。
【0039】
また、本実施形態例では、セル本体11をその中心軸と直交する方向において光の授受を行う構成とした上でワイパー部材を回転させることにより、各光学系のレンズ面や空洞部12の周壁面を万遍なく摩擦洗浄して、汚れや気泡を効率良く除去することができる。
【0040】
【発明の効果】
以上のように、本発明のフローセル装置は、被検液が充填される円柱形の空洞部を有するセル本体を用い、この空洞部内の被検液に該空洞部の中心軸と直交する方向に沿って光を照射することにより、構造を簡単にすることができるとともに、種々の測定を有利に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るフローセル装置を示す正面図である。
【図2】図1のフローセル装置を示す側面図である。
【図3】ワイパー部材を単体で示す斜視図である。
【図4】第1の受光部及びその近傍を示すフローセル装置の底面図である。
【図5】図1における光発光部及びその近傍を拡大して示す正面図である。
【符号の説明】
10 本フローセル装置
11 セル本体
12 空洞部
13 発光部
13a、15a、16a 光学系(レンズ)
15 第1の受光部
15b 受光素子
16 第2の受光部
16b 受光素子
19 流入路
20 流出路
21 回転軸
22 回転アーム
24 ワイパー用モータ
25 ワイプ体
27、29、30、31 貫通孔
36 残留塩素検出センサ
46 平板部材
47 Oリング
50 支持部材
52a〜52e 円孔
53 フィルタ用モータ
53a 回転軸
55 回転体

Claims (2)

  1. 内部に円柱形の空洞部を有し、この空洞部に被検液が充填されるセル本体と、
    前記空洞部内の被検液に該空洞部の中心軸と直交する方向に沿って光を照射する発光部と、
    発光部から照射されて空洞部内の被検液を通過した光を受光する受光部と、
    前記空洞部内において発光部と受光部との間の光路外に配置されているとともに、回転基部がモータの回転軸に連結され、前記空洞部の中心軸を中心として回転する回転アーム及びその前記空洞部の内周に近接した一方の先端に連結されたワイプ体を有し、回転アームが回転することによりワイプ体が空洞部の周壁面に接触しつつ一方向に移動することにより空洞部の周壁面を摩擦洗浄するワイパー部材とを具備し、
    前記回転アームは、前記周壁面の洗浄時及び非洗浄時のいずれでも前記光路外に存在し、前記ワイプ体は、前記周壁面の非洗浄時には前記光路外に存在し、洗浄時には回転して前記光路を通過することを特徴とするフローセル装置。
  2. 被検液の流出路がセル本体の空洞部の周壁面に形成され、かつ、前記流出路の開口端は、前記ワイパー部材の回転方向で光の入射部分を越えた位置に隣接して形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフローセル装置。
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