JP4671155B1 - 横引スクリーン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 多数本のポール部材と多数枚の単位スクリーンシートを交互に連結して形成される横引スクリーン装置の設置工事を省力化する。
【解決手段】 従来軽金属製の単一部材であったポール部材30を、主ポール部材31と、主ポール部材31に対して着脱自在の副ポール部材32との集合体として構成する。この際、副ポール部材32は、単位スクリーンシート50を連結するための専用構造とする。副ポール部材32を取り外した主ポール部材31を必要本数ハンガレールに取り付けるとともに、単位スクリーンシート50には、取り外した副ポール部材32,32を取り付ける。単位スクリーンシート50は、最後に、副ポール部材32を介して主ポール部材31に簡単に取り付けることができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、可撓性のスクリーンシートを折畳む操作と、平面状に展開する操作とによって開閉動作を実現するようにした大規模な横引スクリーン装置であって、特に、大規模であることが設置現場における組立作業を困難なものとすることがないように改善したものに関する。
大型小売り店舗等の出入り口の開閉用途や、閉店時間中における出入り口およびガラス面や壁面の保護用途、イベント会場における簡易隔壁用途等には、シャッタ機構やスクリーン機構が利用されている。例えば、
実開平5−17086号公報 特開2003−138861号公報 特許第4217838号公報 特開2004−107886号公報 特開2007−154425号公報
シャッタ機構(特許文献1,2参照)とスクリーン機構(特許文献3,4,5参照)は、使用目的や用途において類似するが、その基本的な構造と開閉動作と使用素材等は大きく異なることから、同一または類似の目的を達成するための異なる技術手段と考えられる。したがって、以下では、本発明に直接に関連するスクリーン機構について説明する。
空間遮断手段として可撓性のスクリーンシートを利用するスクリーン機構は、スクリーンシートと、このスクリーンシートを支持する強度部材としての開閉フレーム等との連結態様によって大きく2種類に分類することができる。
スクリーン機構の代表的形態は、連続する大面積のスクリーンシートをジグザグの波型に折畳んで、これを開閉フレームの前面または前後両面に貼り付けたものに相当する構成を有するものである。この方式のスクリーン機構は、スクリーンシートがスクリーン機構の全面にわたって連続していることと、そのためにスクリーンシートの中間部分に開閉フレーム等が見えないことが特徴である(特許文献4,5参照)。
スクリーン機構の他の代表的形態は、スクリーンシートが連続しておらず、多数枚の単位スクリーンシートの集合からなり、隣接する開閉フレーム等を単位スクリーンシートによって互いに連結する方式である。したがって、スクリーン機構を前面から観察した場合、例えば、開閉フレームを構成するポール部材等が単位スクリーンシートと単位スクリーンシートとの間に現れていることが特徴である(特許文献3参照)。
上記従来のスクリーン機構において、連続するスクリーンシートを用い、開閉フレームが前面から見えない方式を採用するものについては、開閉フレームが目に付かないため、いわば、人目をはばからない自由な開閉機構を採用することができるという利点があるものの(特許文献4参照)、連続する大面積のスクリーンシートの中間部分と開閉フレーム等との一体性を欠くことにより、風に極端に弱いという問題がある。
この結果、上記方式のスクリーン機構は、大規模な構成とすることが困難であって、どちらかといえば、室内用という感が強い。この方式のスクリーン機構を例えば、屋外の強風下において使用する場合、風を受けて凹面状に変形したスクリーンシートの中間部分が開閉フレームと干渉して開閉動作不能になったり、建物等の壁面に干渉して擦過性の損傷を蒙る等の問題が懸念される。
この問題に対しては、連続するスクリーンシートの面積を一定範囲に抑えたスクリーン機構のユニットを複数ユニット並列に使用する手段により大面積化を図る提案も見られるが(特許文献5参照)、複数ユニットを並列配置しても、上下方向のサイズ規模を拡大することはできないのであり、根本的な問題解決にはなり得ない。
一方、開閉フレームとしてのポール部材等を複数枚の単位スクリーンシートによって順次に連結する方式、別の表現をすれば、隣接するポール部材間ごとに単位スクリーンシートを張設する方式のスクリーン機構においては(特許文献3参照)、使用可能なポール部材等の本数には実質的な制限要素はなく、したがって、ポール部材等と単位スクリーンシートを追加接続することによって、全体強度を低下させることなく幅方向について自由に規模拡大が可能であるとともに、上下方向についてもポール部材等を長尺とすることにより自由に規模拡大をすることができ、例えば、大形ビルのガラス張り壁面全体をスクリーン機構によって保護するというような需要、あるいは、塗装工場の間仕切りとしての需要にも簡単に応じることができることが特徴である。
しかし、上記構造のスクリーン機構においては、需要に応じて簡単にサイズ設定することができる反面において、大規模なスクリーン機構の場合の設置工事の困難性の問題が顕在化することとなった。その理由は次のようなものである。
多数のポール部材を順次に一定幅の単位スクリーンシートで連結して形成する方式のスクリーン機構においては、ポール部材等と単位スクリーンシートの側縁部との連結構造の巧拙が、外観、円滑な操作性、繰返し操作における耐久性、応力分散、気密性、遮音性、スクリーンシートの端正な折畳み姿勢や下垂姿勢等の評価において極めて重要な技術ポイントとなる。
そこで、従来、ポール部材と単位スクリーンシートとの連結構造として、単位スクリーンシートの幅方向の左右の側縁部に、それぞれその上下全長に及ぶ芯材を内包することによって、断面形状において末端が膨満するような形状の連結エッジを形成する一方、ポール部材側には、単位スクリーンシートを通過させるための連続したスリットを設けたホルダ溝を形成し、このホルダ溝にポール部材の末端の端面部分から単位スクリーンシートの連結エッジ部分を装填する構造が採用されている(特許文献3の図4参照)。すなわち、単位スクリーンシートは、ホルダ溝のスリットを介して外部に抜け出すことができるが、連結エッジ部分は、脱出することができない構造である。なお、スクリーン機構の属する業界において、ポール部材その他の強度部材である開閉フレームと、例えば、帆布製のスクリーンシートとの連結方法としては、押え板を用いたリベット締め、またはねじ止めや、ハトメ孔とつるまき線状の締結紐との組合せ等による方法が知られているが、連結機能的には連結エッジとホルダ溝とによる連結構造には遠く及ばないのが現状である。
しかし、連結エッジとホルダ溝とによる連結構造は、上記のようにポール部材の末端の端面部分から単位スクリーンシートの連結エッジ部分を装填する連結方法を採用せざるを得ないことから、スクリーン機構の施工現場において、先順位にポール部材を設置し、設置したポール部材に順次に単位スクリーンシートを取り付けるといった工程分散をすることができないという問題がある。したがって、例えば、4メートル長さの21本のポール部材を45センチメートル幅の20枚の単位スクリーンシートで連結した規模のスクリーン機構の場合には、これらの部材の総体を一体物でないにも拘らず、互いに単位スクリーンシートで連結されているために常時一体的に扱いながら設置作業を進めなければならないという困難が生じるのである。これは、かなりの重作業であり、この結果として、専用の取扱い治具や多人数の設置作業員が必要になるという問題が派生することにもなるのである。
本発明は、ポール部材をもっぱら強度部材として機能する部分と、主に単位スクリーンシートの連結部材として機能する部分とに分け、両者を着脱自在の構成とする発想により、設置現場におけるスクリーン機構の設置工程を、先ずポール部材を先順位に設置する工程と、このポール部材に対して連結部材として機能する部材を取り付けた単位スクリーンシートを後付けする工程とに分散して組み立てることを可能とすることによって、設置困難を解消し、少ない作業員によって安全かつ容易に組み立てることができる横引きスクリーン装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するための手段として本発明は、次のような構成を採用する。
(解決手段1)
本発明の横引スクリーン装置は、天井側に水平姿勢で設置するハンガレールと、ハンガレールにランナを介して走行自在に吊設する複数のポール部材と、ポール部材の下端部を摺接案内する床ガイドレールと、複数のポール部材間に張設する可撓性の単位スクリーンシートとを備え、ランナを介して複数のポール部材を相互間隔を狭める向きに走行させることによって単位スクリーンシートを波形に折畳むとともに、複数のポール部材を相互間隔を広める向きに走行させることによって、折畳まれた単位スクリーンシートを展開するようにして開閉動作をする横引スクリーン装置において、ポール部材は、強度部材として機能する主ポール部材と、主ポール部材の左右の側面部の一方または双方に着脱自在に添設されて単位スクリーンシートの連結部材として機能する副ポール部材とからなり、主ポール部材から取り外した副ポール部材を予め単位スクリーンシートの左右の側縁部に取り付け、副ポール部材を取り付けた単位スクリーンシートを、ハンガレールに吊設した隣接する主ポール部材間に副ポール部材を介して後付け張設することを可能としたことを特徴とする。
上記発明について説明する。横引スクリーン装置は、ハンガレールと床ガイドレールと複数のポール部材と単位スクリーンシートとからなるシンプルな構成である。
各ポール部材は、従来のような単一部材ではなく、主ポール部材と、主ポール部材に対して着脱自在に構成された副ポール部材とからなる。主ポール部材は、ランナを介してハンガレールから吊設された状態においてもっぱら強度部材として機能し、副ポール部材は、単位スクリーンシートを連結する機能を担当する。副ポール部材は、主ポール部材の左右双方の側面部に設けることができる他、一方の側面部のみに設けることもできる。左右双方の側面部に副ポール部材を備える主ポール部材は、スクリーン機構の中間部に、また、一方の側面部にのみ副ポール部材を備える主ポール部材は、これ以上単位スクリーンシートを連結する必要がないスクリーン機構の側端部または開閉部のポール部材として利用することができる。
したがって、副ポール部材、主ポール部材に単位スクリーンシートを連結するための専用アダプタとして機能する。そして、左右双方の側面部に1対の副ポール部材を備える主ポール部材には、その左右の側面側に2枚の単位スクリーンシートを連結することができる。また、一方の側面部にのみ副ポール部材を備える主ポール部材には1枚の単位スクリーンシートを連結することができる。
ここで、主ポール部材と副ポール部材とは、任意の着脱構造によって着脱自在に構成されている。したがって、横引スクリーン装置の設置工事に際して、主ポール部材と副ポール部材を分離し、分離した主ポール部材をハンガレールに取り付けるとともに、副ポール部材を単位スクリーンシートに取り付ける工程を経て、次いで、ハンガレールに取り付けた主ポール部材に副ポール部材を介して単位スクリーンシートを取り付けるという組立て方式を採用することができる。
ハンガレールに対する主ポール部材の取り付けは、最終的に主ポール部材を多数本設置する場合においても、1本単位で取り扱えば足り、また、主ポール部材に対する単位スクリーンシートについても、全体の使用枚数にかかわらず1枚単位で取り扱えば足りることから、最小限の組立て要員による軽作業の積み重ねによって安全かつ容易にスクリーン機構の組立て作業を完了することができる。
(解決手段2)
本発明の横引スクリーン装置は、解決手段1に記載の発明を前提として、単位スクリーンシートは、左右の側縁部に芯材を内包して形成した連結エッジを備え、また、副ポール部材は、主ポール部材に対する取付け面と単位スクリーンシートの連結エッジを脱出不能に把持するホルダ溝を備え、主ポール部材は、副ポール部材の取付け面に対応する固定面と副ポール部材の取付け面の一方の端縁部を受け入れて浮上り不能に拘束する拘束溝とを備える。そして、単位スクリーンシートと副ポール部材とは、副ポール部材の長手方向の末端の端面部から、ホルダ溝内に連結エッジを挿入して連結し、副ポール部材と主ポール部材とは、副ポール部材の取付け面の一方の端縁部を主ポール部材の拘束溝に嵌め込んだ上、固定面にねじ止めすることを特徴とする。
上記発明について説明する。上記発明には、単位スクリーンシートと副ポール部材との具体的連結構造、および、副ポール部材と主ポール部材との具体的着脱構造が含まれる。
すなわち、単位スクリーンシートには、左右の側縁部に芯材を内包して形成した連結エッジを備える。したがって、単位スクリーンシートの左右の側縁部は、部分的に心材の外形に単位スクリーンシートの厚みを加えた断面サイズに膨満したような形状となる。他方、副ポール部材には、単位スクリーンシートの連結エッジを脱出不能に把持するホルダ溝が形成されている。ここで、単位スクリーンシートと副ポール部材とは、副ポール部材の長手方向の末端の端面部から、ホルダ溝内に連結エッジを挿入して連結される。ホルダ溝は、いわゆる溝であるから長手方向に沿ってスリット状の開口部を有し、単位スクリーンシートの連結エッジ部分は、ホルダ溝内に脱出不能に拘束されるが、連結エッジ以外の部分は、スリット状の開口部から外部に抜け出して自由に挙動することができる構造である。このような連結構造は、単位スクリーンシートに対する応力集中がなく、単位スクリーンシートに張力が加わることにより、両者の一体性が一層高まるように機能する。
副ポール部材には、主ポール部材に対する取付け面が形成されている。また、主ポール部材側には、副ポール部材の取付け面に対応する固定面と副ポール部材の取付け面の一方の端縁部を受け入れて浮上り不能に拘束する拘束溝とが形成されている。主ポール部材と副ポール部材とは、副ポール部材の取付け面の一方の端縁部を主ポール部材の拘束溝に嵌め込んだ上、固定面にねじ止めすることによって一体化される。副ポール部材の取付け面の一部を主ポール部材の拘束溝に嵌め込んで拘束した状態でねじ止めするので、少ないねじの使用本数で十分な固定強度を得ることができ、電動ドライバのみでの短時間での着脱動作が可能である。
本発明の横引スクリーン装置は、多数枚の単位スクリーンシートと単位スクリーンシート間に介在するように配置されるポール部材を、強度部材として機能する主ポール部材と、単位スクリーンシートの連結部材として機能する副ポール部材との集合体として形成し、かつ、主ポール部材と副ポール部材とを着脱自在に構成することにより、設置現場における横引スクリーン装置の組立て作業において、主ポール部材から取り外した副ポール部材を予め前記単位スクリーンシートの左右の側縁部に取り付け、副ポール部材を取り付けた単位スクリーンシートを、ハンガレールに吊設した隣接する主ポール部材間に副ポール部材を介して順次に必要枚数を後付け張設する作業手順を採用することができるので、大規模な横引スクリーン装置作業であっても、その作業内容を1本の主ポール部材単位の軽作業と1枚の単位スクリーンシート単位の軽作業に分散して安全かつ簡単に完了することができる。
本発明の実施の形態を示す正面図である。 上記実施の形態を示す分解斜視図である。 上記実施の形態における要部の分解組立図である。 上記実施の形態における要部の断面図である。 上記実施の形態における要部の平面図である。 上記実施の形態における要部の斜視図である。 上記実施の形態における要部の断面図である。。
以下、図面を引用しながら本発明の実施の形態を説明する。
横引スクリーン装置は、設置対象となる任意の建築物の天井側Uに設置するハンガレール10と、床側Fに設置する床ガイドレール20と、ハンガレール10内に走行自在に装填されるランナ12,12…に吊設する複数本のポール部材30,30…と、隣接するポール部材30,30転間に張設する単位スクリーンシート50,50…を主要部材としてなる(図1,図2)。
ハンガレール10は、Cチャンネル部材であり一定間隔ごとに配置する取付けブラケット11、11…を用いて天井面に固定される(図1,図2)。床ガイドレール20は、ガイド溝22を形成した溝レール状部材であり、ハンガレール10に対応する床面に埋設される。床ガイドレール20の側面には、設置後の浮上がりを防止する多数の突片21,21…が列設されている(図2)。また、床ガイドレール20のスクリーン機構の召合せ開閉部に対応する位置には、施錠機構のラッチ爪23,23が取り付けられている。
各ポール部材30は、上端部をハンガレール10のランナ12,12…の連結バー13,13…に連結することによって直立姿勢で吊設され、下端部は、床ガイドレール20のガイド溝22内に及んでいる(図1,図2)。ただし、ガイド溝22に落し込まれている部分は、各ポール部材30の下端に装填された振れ止め部材の一部である。
ポール部材30には、スクリーン機構の側端部の壁面W等に隣接する箇所、および、召合せ開閉部に配置されるポール部材30(図1,図4)と、中間位置に配置されるポール部材30(図1,図7)の2種類があるが、基本的機能および構成は同じである。まず、スクリーン機構の中間位置に多数本使用されるポール部材30について説明し、開閉部のポール部材30については、相違点について簡単に説明する。
中間部のポール部材30は、主ポール部材31と、左右1対の副ポール部材32,32とからなる(図3,図5)。これらの部材は、いずれもアルミニウム合金の押出し加工部材であり、加工の性質上、その断面形状および長さは、自由に設定することができる。
主ポール部材31は、L字断面部材を背合せに一体化したような断面形状に形成され、中心部のボックス断面部分には、床ガイドレール20のガイド溝22に落し込むための振止め33が装填されている。ただし、振止め33は、主ポール部材31の下端部のみである。
主ポール部材31の左右の側面は、副ポール部材32,32を固定するための固定面3A,3Aとされ、各固定面3Aには、ねじ孔Bが設けられている(図3)。また、各固定面3Aの一端には、拘束溝3Gが形成され、固定面3Aの他端側には、位置決めリブ3Tが形成されている。
1対の副ポール部材32,32は、対称断面形状であり、各副ポール部材32は、主ポール部材31の固定面3Aに対応する取付け面3Bとアングル型側面3Nとによって形成するホルダ溝3Mを備える。ホルダ溝3Mの内側には、ホルダ溝3Mの開口部を部分的に狭めるための抜止めリブ3Fが形成されている。取付け面3Bには、固定面3Aのねじ孔Bに対応するねじ孔Bが設けられ、アングル型側面3Nには、別のねじ孔Bが準備されている。
1対の副ポール部材32は、それぞれ取付け面3Bを主ポール部材31の固定面3Aに対面させ、対応するねじ孔B,BにタッピングねじB1を螺入して固定される。副ポール部材32の取付け面3Bの幅は、この状態において、一方の端縁部が拘束溝3G内にはめ込まれ、他方の端縁部が位置決めリブ3Tによって位置決めされる幅寸法に設定されているのである(図5)。したがって、タッピングねじB1が脱落するか切断しない限り、副ポール部材32が主ポール部材31から脱落することはない。
上記主ポール部材31と副ポール部材32に関する説明は、スクリーン機構の側端部および開閉部に使用されるポール部材30についても同様である(図6)。ただし、開閉部等のポール部材30は、副ポール部材32が一方の側面部にのみ設けられる点、施錠機構40が組み込まれている点、干渉およびシール用のクッションモール34を備える点において中間部用のポール部材30と相違している。
単位スクリーンシート50は、可撓性の1枚のシート材料51と、その幅中央位置に明確な折り目を形成するための中間ポール52とからなる(図7)。中間ポール52は、アルミニウム合金のパイプ材からなり、他のポール部材30と同様に、ランナ12を介してハンガレール10から吊下げ支持される(図1,図2)。なお、本実施の形態におけるシート材料51は、帆布製であるが、横引スクリーン装置の設置箇所や設置対象建築物の種類に応じて、塩化ビニルシートやネット地シート、その他の可撓性シート材料を使用することができる。
中間ポール52は、シート材料51の中間部を巻き付けて、巻き付けた部分を縫い閉じる取付け方である。また、シート材料51の両側の側縁部には、上下長さの全長に及んで連結エッジ5E,5Eが形成されている。各連結エッジ5Eは、軟質樹脂等の棒材からなる芯材54をシート材料51によって内部に包み込んで加熱加圧接着して形成されている。なお、本実施の形態の単位スクリーンシート50の場合は、芯材54とともに所定幅の弾性プレート53を同時に連結エッジ5E部分に挟み込むことによって、シート材料51の屈曲性をコントロールするようにされている(図1,図4)。
上記のような構成部材によるスクリーン機構は、設置現場において、例えば次のような段取りによって簡単に組み立てることができる。なお、ハンガレール10および床ガイドレール20の設置工事は完了しているものとする。
先ず、ポール部材30を必要本数ハンガレール10に取り付ける。この際、副ポール部材32は、取り外しておく。各ポール部材30は、下端を床ガイドレール20のガイド溝22内に位置決めし、上端をハンガレール10内に装填されたランナ12にねじ止めすることによって完了する。
この間に、主ポール部材31から取り外した副ポール部材32を単位スクリーンシート50の連結エッジ5E,5Eに取り付けておく。この作業は、副ポール部材32の末端と単位スクリーンシート50の連結エッジ5Eの末端とを一致させ、副ポール部材32のホルダ溝3M内に連結エッジ5Eをスライド挿入させる要領である(図4)。この後、アングル型側面3Nのねじ孔Bから芯材54にねじを螺入し、連結エッジ5Eの事後的な位置ずれを防止しておく。
最後に、取付け済みの主ポール部材31に単位スクリーンシート50に取り付ける。この際、先ず、単位スクリーンシート50の中間ポール52の下端を床ガイドレール20内に落し込み、上端をハンガレール10のランナ12に連結する。次いで、単位スクリーンシート50に取り付けた副ポール部材32を左右の主ポール部材31,31の固定面3A,3Aのねじ止めすることによって事実上の作業完了である(図5,図6)。
10 ハンガレール
12 ランナ
20 床ガイドレール
30 ポール部材
31 主ポール部材
3A 固定面
32 副ポール部材
3B 取付け面3B
3G 拘束溝
3M ホルダ溝
50 単位スクリーンシート
5E 連結エッジ
52 中間ポール
54 芯材

Claims (2)

  1. 天井側に水平姿勢で設置するハンガレールと、該ハンガレールにランナを介して走行自在に吊設する複数のポール部材と、該ポール部材の下端部を摺接案内する床ガイドレールと、前記複数のポール部材間に張設する可撓性の単位スクリーンシートとを備え、前記ランナを介して前記複数のポール部材を相互間隔を狭める向きに走行させることによって前記単位スクリーンシートを波形に折畳むとともに、複数のポール部材を相互間隔を広める向きに走行させることによって、折畳まれた前記単位スクリーンシートを展開するようにして開閉動作をする横引スクリーン装置において、
    前記ポール部材は、強度部材として機能する主ポール部材と、該主ポール部材の左右の側面部の一方または双方に着脱自在に添設されて前記単位スクリーンシートの連結部材として機能する副ポール部材とからなり、
    前記主ポール部材から取り外した前記副ポール部材を予め前記単位スクリーンシートの左右の側縁部に取り付け、副ポール部材を取り付けた単位スクリーンシートを、前記ハンガレールに吊設した隣接する主ポール部材間に副ポール部材を介して後付け張設することを可能としたこと、を特徴とする
    横引スクリーン装置。
  2. 前記単位スクリーンシートは、左右の側縁部に芯材を内包して形成した連結エッジを備え、前記副ポール部材は、前記主ポール部材に対する取付け面と前記単位スクリーンシートの連結エッジを脱出不能に把持するホルダ溝を備え、前記主ポール部材は、副ポール部材の前記取付け面に対応する固定面と副ポール部材の前記取付け面の一方の端縁部を受け入れて浮上り不能に拘束する拘束溝とを備え、
    前記単位スクリーンシートと副ポール部材とは、副ポール部材の長手方向の末端の端面部から前記ホルダ溝内に前記連結エッジを挿入して連結し、前記副ポール部材と主ポール部材とは、副ポール部材の前記取付け面の一方の端縁部を主ポール部材の前記拘束溝に嵌め込んだ上、前記固定面にねじ止めすること、を特徴とする
    請求項1に記載の横引きスクリーン装置。
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