JP4670451B2 - 光走査装置、光走査装置の制御方法及び画像表示装置 - Google Patents

光走査装置、光走査装置の制御方法及び画像表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、光走査装置、光走査装置の制御方法及び画像表示装置、特に、画像信号に応じて変調されたレーザ光を走査することで画像を表示するための光走査装置の技術に関する。
レーザ光を走査させることで画像を表示する画像表示装置には、レーザ光を走査させる光走査装置が用いられる。光走査装置は、画像信号に応じて変調されたレーザ光を二次元方向へ走査させる。画像表示装置は、光走査装置からのレーザ光をスクリーン等に入射させることにより画像を表示する。光走査装置を用いてカラー画像を表示するためには、複数の色光、例えば、赤色レーザ光(以下、「R光」という。)、緑色レーザ光(以下、「G光」という。)、青色レーザ光(以下、「B光」という。)が用いられる。複数の色光を走査させる画像表示装置の技術としては、例えば、特許文献1に提案されるものがある。
特開2003−21804号公報
現在用いられるレーザ光源、例えば半導体レーザは、色光ごとに最大出力に差が生じることが多い。例えば一般に、R光用光源は他の色光用光源と比較して最大出力が大きいのに対して、G光用光源は他の色光用光源と比較して最大出力が小さい。これに対して、例えば特許文献1に提案される従来の技術は、各色光について同じ個数の光源を用いることが前提となっている。例えば、R、G、Bについて同じ個数の光源を用いることとすると、良好なホワイトバランスを得るためには、R光用光源の出力を、他の色光用光源の出力と同じ程度にまで落とす必要が生じ、無駄を生じさせてしまう。無駄な光源を配置することは、光源自体のスペースのほか光学系の大型化、あるいは複雑化も招くこととなり、価格の高騰や小型化の妨げが引き起こされる。このように、従来の技術では、各色光の出力バランスに応じて効率良く複数の色光を走査させることが困難であるという問題を生じる。本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、各色光の出力バランスに応じて効率良く複数の色光を走査させることが可能な光走査装置、光走査装置の制御方法、及び画像表示装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明によれば、ビーム状の光を供給する複数の光源部と、光源部からのビーム状の光を、被照射領域において第1の方向と、第1の方向に略直交する第2の方向へ走査させる走査部と、を有し、光源部は、ビーム状の光である第1色光を供給する第1色光用光源部と、ビーム状の光である第2色光を供給する第2色光用光源部と、を少なくとも有し、第1色光用光源部と第2色光用光源部とは、互いに異なる個数で設けられることを特徴とする光走査装置を提供することができる。
第1色光用光源部と第2色光用光源部とを互いに異なる個数で設けることにより、第1色光用光源部と第2色光用光源部とが互いに最大出力に差がある場合に、出力バランスに応じて各色光用光源部の個数を決定することができる。そのため、最大出力が大きい色光用光源部の出力を、最大出力が小さい他の色光用光源部の出力と同じ程度にまで落とす必要が無く、最大出力が大きい色光用光源部が無駄になるようなことを回避できる。これにより、各色光の出力バランスに応じて効率良く複数の色光を走査させることが可能な光走査装置を得られる。また、最大出力が大きい色光用光源部を必要以上に設ける必要が無くなることから、光走査装置を簡易かつ安価な構成とすることができる。
また、本発明の好ましい態様によれば、光源部は、赤色光を供給する赤色用光源部を有し、赤色用光源部は、各色光について設けられている光源部の中で最も少ない個数で設けられることが望ましい。一般に、R光用光源部は他の色光用光源部と比較して最大出力が大きい。このため、各色光について設けられている光源部の中でR光用光源部の個数を最も少なくすることにより、R光用光源部の出力を他の色光用光源部の出力と同じ程度にまで落とす必要が無く、R光用光源部が無駄になるようなことを回避できる。これにより、出力バランスに応じて効率良く各色光を走査させることができる。
また、本発明の好ましい態様によれば、走査部は、第1の方向へビーム状の光を走査させる周波数が、第2の方向へビーム状の光を走査させる周波数に比べて高くなるように駆動され、かつ、第1の方向について、少なくとも第1色光と第2色光とを互いに異なる周波数で走査させることが望ましい。各色光について同じ個数の光源を用いることが前提となっている従来の構成に、色光ごとに個数が異なる光源をそのまま適用したとしても、画像信号に応じた画像を得ることは非常に困難である。本態様では、第1色光と第2色光とについて、それぞれの光源部の個数に応じて走査部の駆動周波数を異ならせることが可能である。光源部の個数に応じて、各色光をそれぞれ異なる周波数で走査させることにより、同じフレーム期間において、同じ本数の走査線上に各色光を走査させることが可能となる。これにより、第1色光と第2色光とを用いて画像を表示することができる。
また、本発明の好ましい態様としては、第1色光用光源部及び第2色光用光源部は、被照射領域における第1色光によるスポットと、第2色光によるスポットとを、第2の方向について互いに異なる個数で並列させるように配置され、走査部は、第1色光用光源部からの第1色光を走査させる第1走査部と、第2色光用光源部からの第2色光を走査させる第2走査部と、を有することが望ましい。これにより、第1色光と第2色光とを互いに異なる周波数で走査させることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、走査部は、第1の方向へビーム状の光を走査させる周波数が、第2の方向へビーム状の光を走査させる周波数に比べて高くなるように駆動され、かつ、第1の方向について、第1色光と第2色光とを互いに同じ周波数で走査させることが望ましい。第1色光と第2色光とを同じ周波数で走査させることにより、同じフレーム期間において、1つの走査部を用いて同じ本数の走査線上に各色光を走査させることができる。これにより、簡易な構成により、第1色光と第2色光とを用いて画像を表示することができる。
また、本発明の好ましい態様としては、第1色光用光源部及び第2色光用光源部は、被照射領域における第1色光によるスポットと、第2色光によるスポットとを、第2の方向について互いに等しい個数で並列させるように配置されることが望ましい。かかる構成により、1つの走査部を用いて同じ周波数で第1色光と第2色光とを走査させることができる。これにより、第1色光と第2色光とを同じ周波数で走査させることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、第1色光用光源部及び第2色光用光源部は、被照射領域における第1色光によるスポットと、第2色光によるスポットとを、第2の方向について互いに異なる個数で並列させるように配置され、走査部は、第1色光によるスポット及び第2色光によるスポットのうち、第2の方向へ並列させる個数が少ないほうのスポットの個数以下の行数ごとに、第1の方向へのビーム状の光の走査を行うことが望ましい。かかる構成により、1つの走査部を用いて同じ周波数で第1色光と第2色光とを走査させることができる。これにより、第1色光と第2色光とを同じ周波数で走査させることができる。
さらに、本発明によれば、少なくとも、ビーム状の光である第1色光と第2色光とを供給する光供給工程と、光供給工程において供給されたビーム状の光を、被照射領域において第1の方向と、第1の方向に略直交する第2の方向へ走査させる走査工程と、を含み、光供給工程において、第1色光と第2色光とは互いに異なる本数となるように供給され、走査工程において、第1の方向へビーム状の光を走査させる周波数は、第2の方向へビーム状の光を走査させる周波数に比べて高く、かつ、第1の方向について、少なくとも第1色光と第2色光とを互いに異なる周波数で走査させることを特徴とする光走査装置の制御方法を提供することができる。第1色光用光源部と第2色光用光源部とを互いに異なる本数で供給することにより、各色光の出力バランスに応じて効率良く複数の色光を走査させることが可能となる。また、第1色光と第2色光とについて、それぞれの光源部の個数に応じて走査部の駆動周波数を異ならせることが可能である。光源部の個数に応じて、各色光をそれぞれ異なる周波数で走査させることにより、同じフレーム期間において、同じ本数の走査線上に各色光を走査させることができる。これにより、第1色光と第2色光とを用いて画像を表示することができる。
さらに、本発明によれば、少なくとも、ビーム状の光である第1色光と第2色光とを供給する光供給工程と、光供給工程において供給されたビーム状の光を、被照射領域において第1の方向と、第1の方向に略直交する第2の方向へ走査させる走査工程と、を含み、光供給工程において、第1色光と第2色光とは互いに等しい本数となるように供給され、走査工程において、第1の方向へビーム状の光を走査させる周波数は、第2の方向へビーム状の光を走査させる周波数に比べて高く、かつ、第1の方向について、少なくとも第1色光と第2色光とを互いに同じ周波数で走査させることを特徴とする光走査装置の制御方法を提供することができる。第1色光用光源部と第2色光用光源部とを互いに異なる本数で供給することにより、各色光の出力バランスに応じて効率良く複数の色光を走査させることが可能となる。また、第1色光と第2色光とについて互いに同じ周波数で走査させることにより、同じフレーム期間において、1つの走査部を用いて同じ本数の走査線上に各色光を走査させることができる。これにより、簡易な構成により、第1色光と第2色光とを用いて画像を表示することができる。
さらに、本発明によれば、光走査装置からの光により画像を表示する画像表示装置であって、光走査装置は、上記の光走査装置であることを特徴とする画像表示装置を提供することができる。上記の光走査装置を用いることにより、各色光の出力バランスに応じて効率良く複数の色光を走査させることが可能である。これにより、各色光の出力バランスに応じて効率良く高品質な画像を表示することが可能な画像表示装置を得られる。
以下に図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る画像表示装置100の概略構成を示す。画像表示装置100は、スクリーン110の一方の面にレーザ光を供給し、スクリーン110の他方の面から出射される光を観察することで画像を鑑賞する、いわゆるリアプロジェクタである。画像表示装置100は、光走査装置120からの光をスクリーン110に透過させることで画像を表示する。
光走査装置120は、ビーム状の光であるレーザ光を供給する複数の光源部101を有する。光源部101からのレーザ光は、投写光学系102を透過した後、走査部200に入射する。走査部200は、光源部101からのレーザ光を、被照射領域であるスクリーン110上において、水平方向であるX方向と、垂直方向であるY方向とへ走査させる。X方向は第1の方向、Y方向は第1の方向に略直交する第2の方向である。
光走査装置120からのレーザ光は、投写光学系103を透過した後、反射部105に入射する。反射部105は、筐体107の内面であって、スクリーン110と対向する位置に設けられている。反射部105は、光走査装置120からのレーザ光をスクリーン110の方向へ反射する。筐体107は、筐体107内部の空間を密閉する。スクリーン110は、筐体107の所定の一面に設けられている。スクリーン110は、画像信号に応じて変調された光走査装置120からのレーザ光を透過させる透過型スクリーンである。反射部105からの光は、スクリーン110の、筐体107の内部側の面から入射した後、観察者側の面から出射する。観察者は、スクリーン110から出射する光を観察することで、画像を鑑賞する。
図2は、光走査装置120の概略構成を示すものである。光源部101は、R光用光源部101Rと、G光用光源部101Gと、不図示のB光用光源部とを有する。R光用光源部101R及びB光用光源部としては、例えば、レーザ光を変調するための変調部を設けた半導体レーザや、固体レーザを用いることができる。G光用光源部101Gには、例えば、半導体レーザ励起固体(Diode Pumped Solid State、以下、「DPSS」という。)レーザ発振器を用いることができる。DPSSレーザは、レーザダイオードからのレーザ光で固体結晶を励起することによって供給されるレーザである。固体結晶から供給されたレーザ光は、例えば半分の波長のレーザ光に変換された後出射する。各色光用光源部の最大出力は、色光ごとに異なっている。例えば、R光用光源部101Rは最大500ミリワット、G光用光源部101Gは最大60ミリワット、B光用光源部は最大200ミリワットのレーザ光を供給することができる。
画像表示装置100は、R光、G光、B光を走査させることでカラー画像を表示するが、ここではR光及びG光を走査させる構成のみについて図示及び説明を行うこととする。R光用光源部101Rは、第1色光であるR光を供給する第1色光用光源部である。G光用光源部101Gは、第2色光であるG光を供給する第2色光用光源部である。各色光用光源部101R、101Gとしては、画像信号に応じた変調は、振幅変調、パルス幅変調のいずれを用いても良い。R光用光源部101Rは単独で設けられているのに対して、G光用光源部101Gは、3つを並列させて設けられている。R光用光源部101RとG光用光源部101Gとは、それぞれの出力バランスに応じて、互いに異なる個数で設けられている。
図3は、G光用光源部101Gの配置について説明するものである。G光用光源部101Gにおけるa方向、及びa方向に略直交するb方向は、それぞれスクリーン110上のX方向及びY方向に対応しているとする。3つのG光用光源部101Gは、b方向に並列させて設けられている。3つのG光用光源部101GからのG光により、スクリーン110上には、Y方向に3つのスポットSPが配列する。R光用光源部101R及びG光用光源部101Gは、被照射領域であるスクリーン110におけるR光によるスポットSPと、G光によるスポットSPとを、第2の方向であるY方向について互いに異なる個数で並列させるように配置されている。また、G光用光源部101Gは、スポットSPが画素ピッチで並列するような間隔で設けられている。
図2に戻って、走査部200は、R光用走査部200RとG光用走査部200Gとを有する。R光用走査部200Rは、R光用光源部101RからのR光を走査させる第1走査部である。G光用走査部200Gは、G光用光源部101GからのG光を走査させる第2走査部である。R光用走査部200Rにより走査させるR光と、G光用走査部200Gにより走査させるG光とは、スクリーン110上において重ね合わされる。
R光用光源部101RとR光用走査部200Rとの間、及びG光用光源部101GとG光用走査部200Gとの間に設けられた投写光学系102は、凸レンズ202と凹レンズ203とを組み合わせて構成されている。走査部200とスクリーン110との間の投写光学系103は、光源部101からのレーザ光をスクリーン110上に結像させる。投写光学系102、103を用いることにより、スクリーン110に高精細な画像を表示することができる。
また、G光用光源部101GとG光用走査部200Gとの間に設けられた投写光学系102は、凸レンズ202での収束作用、及び凹レンズ203での拡散作用により、G光を画素ピッチに対応する間隔に絞って供給させる役割も果たしている。なお、投写光学系102は凸レンズ202及び凹レンズ203により構成する場合に限られず、G光を画素ピッチに対応する間隔で供給させることが可能な他の構成、例えば単独のレンズやプリズムを用いることとしても良い。
図4は、走査部200の概略構成を示す。走査部200は、反射ミラー205と、反射ミラー205の周囲に設けられた外枠部204とを有する、いわゆる二重ジンバル構造をなしている。外枠部204は、回転軸であるトーションばね206によって、不図示の固定部に連結されている。外枠部204は、トーションばね206の捩れと、元の状態への復元とを利用して、トーションばね206を中心として回動する。反射ミラー205は、トーションばね206に略直交する回転軸であるトーションばね207によって、外枠部204に連結されている。反射ミラー205は、光源部101からのレーザ光を反射する。反射ミラー205は、高反射性の部材、例えばアルミニウムや銀等の金属薄膜を形成することにより構成できる。
反射ミラー205は、外枠部204がトーションばね206を中心として回動することにより、スクリーン110においてレーザ光をY方向(図1参照)へ走査させるように変位する。また、反射ミラー205は、トーションばね207の捩れと、元の状態への復元とを利用して、トーションばね207を中心として回動する。反射ミラー205は、トーションばね207を中心として回動することにより、反射ミラー205で反射したレーザ光をX方向へ走査するように変位する。このように、走査部200は、光源部101からのレーザ光を、被照射領域であるスクリーン110において第1の方向であるX方向と、第1の方向に略直交する第2の方向であるY方向へ走査させる。
図5は、走査部200を駆動するための構成を説明するものである。反射ミラー205がレーザ光を反射する側を表側とすると、第1の電極301、302は、外枠部204の裏側の空間であって、トーションばね206に関して略対称な位置にそれぞれが設けられている。第1の電極301、302に電圧を印加すると、第1の電極301、302と、外枠部204との間には、電位差に応じた所定の力、例えば静電力が発生する。外枠部204は、第1の電極301、302に交互に電圧を印加することにより、トーションばね206を中心として回動する。
トーションばね207は、詳細には、第1のトーションばね307と第2のトーションばね308とで構成されている。第1のトーションばね307と第2のトーションばね308との間には、ミラー側電極305が設けられている。ミラー側電極305の裏側の空間には、第2の電極306が設けられている。第2の電極306に電圧を印加すると、第2の電極306とミラー側電極305との間には、電位差に応じた所定の力、例えば静電力が発生する。第2の電極306のいずれにも同位相の電圧を印加すると、反射ミラー205は、トーションばね207を中心として回動する。走査部200は、このようにして反射ミラー205を回動させることで、レーザ光を二次元方向へ走査させる。走査部200は、例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術により作成することができる。
走査部200は、例えば画像の1フレーム期間において、垂直方向であるY方向へ1回レーザ光を走査する間に、水平方向であるX方向について複数回レーザ光を往復させるように反射ミラー205を変位させる。このように、走査部200は、第1の方向であるX方向へレーザ光を走査する周波数が、第2の方向であるY方向へレーザ光を走査する周波数に比べて高くなるように駆動される。なお、R光用走査部200RとG光用走査部200Gとは、反射する色光が異なるのみであって、互いに同一の構成を有する。
X方向へのレーザ光の走査を高速に行うために、走査部200は、トーションばね207を中心として反射ミラー205を共振させる構成とすることが望ましい。反射ミラー205を共振させることにより、反射ミラー205の変位量を増大させることができる。反射ミラー205の変位量を増大させることにより、走査部200は、少ないエネルギーで効率良くレーザ光を走査することができる。なお、反射ミラー205は、共振を用いず駆動することとしても良い。
なお、走査部200は、電位差に応じた静電力によって駆動する構成に限られない。例えば、電磁力を用いて駆動する構成や、圧電素子の伸縮力を用いて駆動する構成であっても良い。電磁力を用いる場合、電流に応じて反射ミラー205と永久磁石との間に電磁力を発生させることにより、走査部200を駆動できる。また、走査部200は、X方向にレーザ光を走査する反射ミラーと、Y方向にレーザ光を走査する反射ミラーとを設ける構成としても良い。
図6は、スクリーン110におけるR光の走査の態様を説明するものである。R光用光源部101RからのR光は、スクリーン110の入射側から見てスクリーン110の左上部から走査を開始する。R光用走査部200RがR光をプラスX向きへ走査させると、スポットSPは、プラスY側から数えて1行目の画素P上を移動する。スポットSPによる1行目の走査が終わると、R光用走査部200Rは、R光の走査向きをプラスX向きからマイナスX向きへと変換する。R光がプラスX向き、さらにプラスX向きからマイナスX向きへと走査する間に、R光用走査部200Rは、スポットSPを2行目に走査させるように、マイナスY向きにレーザ光を変位させる。そして、スポットSPは、2行目の画素P上をマイナスX向きへ移動する。R光用走査部200Rは、1行ごとにX方向へのレーザ光の走査を行う。
図7は、スクリーン110におけるG光の走査の態様を説明するものである。ここでは、スクリーン110上に現れる3つのスポットSPにそれぞれ1、2、3の数字を付して説明を行うものとする。G光用走査部200Gが各G光をプラスX向きへ走査させると、スポットSP1は、1行目の画素P上を移動する。スポットSP2は、2行目の画素P上を移動する。スポットSP3は、3行目の画素P上を移動する。各G光がプラスX向き、さらにプラスX向きからマイナスX向きへと走査する間に、G光用走査部200Gは、スポットSP1を4行目、スポットSP2を5行目、スポットSP3を6行目に走査させるように、マイナスY向きにレーザ光を変位させる。
そして、スポットSP1は、4行目の画素P上、スポットSP2は、5行目の画素P上、スポットSP3は6行目の画素P上をマイナスX向きへ移動する。G光用走査部200Gは、スクリーン110においてY方向へ並列するスポットSPの個数と同じ3行ごとに、X方向へのG光の走査を行う。スポットSPが画素ピッチで並列するようにG光用光源部101Gを設けていることから、3行ごとのG光の走査によって画像信号に応じた画像を正確に表示することができる。これを繰り返すことにより、光走査装置120は、スクリーン110の略全面にR光及びG光を走査させる。R光、G光のいずれについても、画素Pの階調は、単独のレーザ光によって表現される。
光走査装置120は、G光用走査部200GがG光をX方向へ1回走査させる間に、R光用走査部200RによりR光をX方向へ3回走査させる。G光用走査部200Gの駆動周波数は、R光用走査部200Rの駆動周波数の略3分の1である。このように、R光用走査部200R及びG光用走査部200Gは、第1の方向であるX方向について、第1色光であるR光と第2色光であるG光とを互いに異なる周波数で走査させる。光源部101の個数に応じて各色光をそれぞれ異なる周波数で走査させることにより、同じフレーム期間において、同じ本数の走査線上に各色光を走査させることができる。
図8は、G光の走査を制御するための構成を説明するものである。画像信号入力部111は、入力端子から入力された画像信号の特性補正や増幅等を行う。同期/画像分離部112は、画像信号入力部111からの信号を、R光、G光、B光のそれぞれについての画像情報信号、垂直同期信号、水平同期信号に分離し、制御部113へ出力する。制御部113のうち、走査制御部123は、垂直同期信号、水平同期信号に基づいて、各走査部200を駆動する駆動信号を生成する。このとき、走査制御部123は、G光用走査部200Gに対して、G光用走査部200Gの駆動周波数が、R光用走査部200Rの駆動周波数の略3分の1となるような駆動信号を生成する。G光用走査駆動部115Gは、制御部113からの駆動信号に応答してG光用走査部200Gを駆動する。
水平角度センサ125は、スクリーン110にてレーザ光をX方向へ走査させる反射ミラー205(図4参照)の振り角を検出する。垂直角度センサ126は、スクリーン110にてレーザ光をY方向へ走査させる反射ミラー205の振り角を検出する。信号処理部127は、垂直角度センサ126の変位からフレーム開始信号F_Sync、水平角度センサ125の変位からライン開始信号L_Syncをそれぞれ生成し、制御部113へ出力する。
画像処理部121は、制御部113に入力された画像情報を走査線ごとの情報に分けてフレームメモリ114に出力する。フレームメモリ114は、画像処理部121からの画像信号をフレーム単位で格納する。光源制御部122は、フレームメモリ114から読み出される行ごとの画像情報信号を出力する。また、制御部113は、フレーム開始信号F_Sync、ライン開始信号L_Syncから演算された線速、及び垂直同期信号、水平同期信号に基づいて、画素タイミングクロックを生成する。画素タイミングクロックは、レーザ光が各画素上を通るタイミングを知るための信号であって、画像信号に応じて変調されたレーザ光を正確な位置に入射させるためのものである。
光源分担制御部116Gは、制御部113から入力された画像情報信号に基づいて駆動するG光用光源部101Gを決定する。例えば、光源分担制御部116Gは、1行目の画素Pに対してスポットSP1、2行目の画素Pに対してスポットSP2、3行目の画素Pに対してスポットSP3を割り当てる。光源駆動タイミング部117Gは、画素タイミングクロックに同期してG光用光源部101Gが点灯するように、G光用光源部101Gの駆動タイミングを決定する。G光用光源駆動部118Gは、光源分担制御部116Gにより割り当てられたG光用光源部101Gを、光源駆動タイミング部117Gで決定された駆動タイミングで駆動する。R光の走査を制御するための構成も、G光の走査を制御するための構成と同様である。但し、R光については1つのR光用光源部101Rのみを使用することから、光源分担制御部が不要となる。かかる構成により、光源部101の個数に応じて各色光をそれぞれ異なる周波数で走査させることができる。
一般に、R光用光源部101Rは他の色光用光源部と比較して最大出力が大きいのに対して、G光用光源部101Gは他の色光用光源部と比較して最大出力が小さい。また、良好なホワイトバランスを得るためには、R光、G光、B光の強度を例えば2:1:1や3:1:1に調節することが望ましい。光走査装置120は、各光源部101R、101Gの出力バランスに応じて、良好なホワイトバランスを得るために各色光について必要な光源部101R、101Gの個数を決定することができる。本実施例では、B光用光源部についても出力バランスに応じて必要な個数を決定することができる。本実施例では第1色光をR光、第2色光をB光としているが、R光、G光、B光から第1色光及び第2色光を適宜選択することができる。
また、G光用光源部101Gは、他の色光用光源部と比較して高速な変調を行うことが困難である場合がある。本実施例ではG光用光源部101Gの個数を多くすることで、G光用光源部101Gを遅い駆動周波数で駆動させることが可能となる。これにより、高速な変調を行うことが困難な光源部101を用いても画像信号に応じて正確な表示を行うことができる。
さらに、R光用光源部101Rは、各色光について設けられている光源部101の中で最も少ない個数で設けられることが望ましい。一般に、R光用光源部101Rは、他の色光用光源部と比較して最大出力が大きい。このため、R光用光源部101Rの出力を、他の色光用光源部の出力と同じ程度にまで落とす必要が無く、R光用光源部101Rが無駄になる事態を回避できる。以上により、各色光の出力バランスに応じて効率良く複数の色光を走査させ、効率良く高品質な画像を表示することができるという効果を奏する。光走査装置120は、最大出力が大きい色光用光源部を必要以上に設ける必要が無くなることから、簡易かつ安価な構成とすることができる。
走査部200は、B光について独自のB光用走査部を設けることとしても良い。B光用光源部の個数がR光用光源部101R、G光用光源部101Gと異なる場合に、B光用光源部の個数に応じてG光を走査させることができる。また、B光用光源部の個数がR光用光源部101R又はG光用光源部101Gと同じである場合には、B光は、R光用走査部200R又はG光用走査部200Gを用いて走査させることとしても良い。本実施例の画像表示装置100はR光、G光、B光を用いて画像を表示することとしているが、さらに他の色光を用いて画像を表示する構成としても良い。この場合、R、G、B以外の他の色光を供給する光源部についても、出力バランスに応じて必要な個数を決定することができる。
図9は、本実施例の変形例1に係る光走査装置について説明するものであって、スクリーン110におけるG光の走査の態様を示すものである。本変形例に係る光走査装置は、G光によるスポットSPを第1の方向であるX方向に並列させるようにG光用光源部101Gが設けられていることを特徴とする。1行目の画素Pに着目すると、画素Pの階調は、画素Pの位置を連続して照射する3つのスポットSP3、2、1により表現される。3つのG光用光源部101Gは、スポットSP1、2、3が画素Pの位置を通るタイミングで、その画素Pの階調を表現するための変調を行う。上記の光走査装置120では単独のレーザ光によって画素Pの階調を表現するのに対して、本変形例では、G光については3つのレーザ光を用いて画素Pの階調を表現している。
3つのG光用光源部101Gは、例えばそれぞれ64、64、128階調をそれぞれ分担して階調表現を行う。例えば、250階調を表示する場合、スポットSP1を形成するG光は58階調、スポットSP2を形成するG光は64階調、スポットSP3を形成するG光は128階調を表示するように変調される。3つのG光用光源部101GからのG光を利用して階調を表現することから、階調を表現するのに必要なパワーを低減させることが可能である。このため、最大出力が小さいG光用光源部101Gに適した構成とすることができる。このように複数のレーザ光をX方向に並列させることによっても、出力バランスに応じた個数の光源部101を設けることができる。
同じ色光を供給する光源部を複数用いる場合、上記の光走査装置120のようにスポットをY方向に並列させることとしても良く、本変形例のようにスポットをX方向に並列させることとしても良い。さらに、本変形例の場合は、G光についても1行ごとに走査を行うことから、1つの走査部200を用いて全ての色光を走査させることが可能となる。これにより、光走査装置を簡易な構成とすることができる。
図10は、本実施例の変形例2に係る光走査装置の特徴的部分を示すものである。本変形例の光走査装置は、2つのポリゴンミラー210R、210Gを有することを特徴とする。ポリゴンミラー210Rは、R光用光源部101RからのR光を走査させる第1走査部である。ポリゴンミラー210Gは、G光用光源部101GからのG光を走査させる第2走査部である。ポリゴンミラー210Rは、軸Xを中心として回転して6つのミラー片211Rを移動させることにより、R光を走査させる。ポリゴンミラー210Gは、軸Xを中心として回転して4つのミラー片211Gを移動させることにより、G光を走査させる。ポリゴンミラー210R、210Gは、いずれも軸Xを一致させて重ね合わせるように設けられている。
R光用光源部101Rからは2本のR光がポリゴンミラー210Rへ入射する。ポリゴンミラー210Rが1回転すると、2本のR光は、6つのミラー片211Rによって12行の走査を行う。また、G光用光源部101Gからは3本のG光がポリゴンミラー210Gへ入射する。ポリゴンミラー210Gが1回転すると、3本のG光は、4つのミラー片211Gによって12行の走査を行う。このようにして、ポリゴンミラー210R、210Gは、互いに一体として回転させても、R光及びG光を異なる駆動周波数で走査させることができる。また、R光、G光の本数に応じてR光用走査部200R及びG光用走査部200Gの駆動周波数を異ならせることにより、同じフレーム期間において、同じ本数の走査線上に、R光及びG光を走査させることができる。
図11は、本発明の実施例2に係る光走査装置について説明するものであって、スクリーン110における各色光のスポットSPの配列を示すものである。本実施例の光走査装置は、上記実施例1に係る画像表示装置100に適用することができる。上記実施例1と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施例の光走査装置は、走査部により、第1の方向であるX方向について、各色光を互いに同じ周波数で走査させることを特徴とする。
スクリーン110において、2つのR光用光源部からのR光により、Y方向に2つのスポットSPRが配列している。B光についても、Y方向に2つのスポットSPBが配列している。G光については、Y方向に2つ、X方向に4つのスポットSPGがアレイ状に配列している。このように本実施例において、各色光用光源部は、被照射領域であるスクリーン110における各色光によるスポットSPがいずれも第2の方向であるY方向について等しい個数で並列するように配置されている。
図12は、本実施例の光走査装置220の概略構成を示すものである。G光用光源部101Gは、4×2のアレイ状に配列している。図では、8つのG光用光源部101Gのうち、紙面手前側の4つのみを示している。R光用光源部101R及びB光用光源部101Bは、それぞれ2つずつが設けられている。R光用光源部101R及びB光用光源部101Bは、G光用光源部101GがG光を供給する方向に対して略直交する方向を向けて配置されている。G光用光源部101GからのG光とB光用光源部101BからのB光とが交差する位置、及びG光用光源部101GからのG光とR光用光源部101RからのR光とが交差する位置には、それぞれダイクロイックミラー213、214が設けられている。ダイクロイックミラー213は、G光を透過し、B光を反射する。ダイクロイックミラー214は、G光及びB光を透過し、R光を反射する。
G光用光源部101GからのG光は、投写光学系102及び2つのダイクロイックミラー213、214を透過した後、走査部200に入射する。B光用光源部101BからのB光は、ダイクロイックミラー213で反射し、光路が90度折り曲げられた後、ダイクロイックミラー214の方向へ進行する。ダイクロイックミラー214の方向へ進行したB光は、ダイクロイックミラー214を透過した後、走査部200に入射する。R光用光源部101RからのR光は、ダイクロイックミラー214で反射し、光路が90度折り曲げられた後、走査部200に入射する。
G光用光源部101Gからの8本のG光は、投写光学系102で絞られた後走査部200へ入射する。G光は、投写光学系102を用いることにより画素ピッチと略同一の間隔で出射する。これに対して、R光用光源部101RからのR光は、2つのR光用光源部101Rから出射した間隔のまま走査部200へ入射する。このようにして、走査部200にはR光、G光、B光が略同一の光路で入射する。1つの走査部200により各色光を走査させることから、光走査装置220は、各色光を同じ周波数で走査させる。これにより、同じフレーム期間において、1つの走査部200を用いて同じ本数の走査線上に各色光を走査させることができる。
2つのR光用光源部101Rは、2本のR光が画素ピッチに対応する間隔で供給するように配置されている。2つのB光用光源部101Bについても、2本のB光が画素ピッチに対応する間隔で供給するように配置されている。このように画素ピッチに対応する間隔でレーザ光を供給可能であれば、レーザ光同士の間隔を調節するための光学系を不要とし、光走査装置を簡易な構成とすることができる。なお、G光についても、投写光学系102を用いず8本のG光が画素ピッチと略同一の間隔で出射するようにG光用光源部101Gを設けることとしても良い。また、R光、B光についても、投写光学系102を用いて間隔を絞ることとしても良い。
図13は、スクリーン110における各色光の走査の態様を説明するものである。ここでは、Y方向に配列する各色光についてのスポットSP1、2を図示して説明を行うものとする。各色光のうちスポットSP1を形成するレーザ光は、1行目の画素P上を移動する。スポットSP2を形成するレーザ光は、2行目の画素P上を移動する。1行目、2行目の画素P上の移動を終えると、各レーザ光は、次に3行目、4行目の画素P上を移動する。走査部200は、スクリーン110においてY方向へ並列するスポットSPの個数と同じ2行ごとに、X方向へのレーザ光の走査を行う。さらに、G光のスポットSPはX方向にも並列していることから、G光については、スポットSPをX方向へ並列する4本のG光を用いて階調が表現される。R光、B光については、単独のレーザ光を用いて階調が表現される。
図14は、R光、G光、B光の走査を制御するための構成を説明するものである。制御部113のうち、走査制御部123は、垂直同期信号、水平同期信号に基づいて、走査部200を駆動する駆動信号を生成する。走査駆動部115は、制御部113からの駆動信号に応答して走査部200を駆動する。
R強度制御信号生成部241Rは、制御部113から入力されたR光用の画像情報信号に基づいて、R光用光源部101Rの個数に応じた強度制御信号を生成する。光源分担制御部116Rは、R強度制御信号生成部241Rからの強度制御信号に基づいて駆動するR光用光源部101Rを決定する。例えば、光源分担制御部116Rは、1行目の画素Pに対してスポットSP1を、2行目の画素Pに対してスポットSP2を割り当てる。光源駆動タイミング部117Rは、画素タイミングクロックに同期してR光用光源部101Rが点灯するように、R光用光源部101Rの駆動タイミングを決定する。R光用光源駆動部118Rは、光源分担制御部116Rにより割り当てられたR光用光源部101Rを、光源駆動タイミング部117Rで決定された駆動タイミングで駆動する。
G強度制御信号生成部241Gは、制御部113から入力されたG光用の画像情報信号に基づいて、G光用光源部101Gの個数に応じた強度制御信号を生成する。光源分担制御部116Gは、G強度制御信号生成部241Gからの強度制御信号に基づいて駆動するG光用光源部101Gを決定する。例えば、光源分担制御部116Gは、1行目の画素Pに対してスポットSP1を、2行目の画素Pに対してスポットSP2を割り当て、さらに4本のG光に階調を分担させる。光源駆動タイミング部117Gは、画素タイミングクロックに同期してG光用光源部101Gが点灯するように、G光用光源部101Gの駆動タイミングを決定する。G光用光源駆動部118Gは、光源分担制御部116Gにより割り当てられたG光用光源部101Gを、光源駆動タイミング部117Gで決定された駆動タイミングで駆動する。
B強度制御信号生成部241Bは、制御部113から入力されたB光用の画像情報信号に基づいて、B光用光源部101Bの個数に応じた強度制御信号を生成する。光源分担制御部116Bは、B強度制御信号生成部241Bからの強度制御信号に基づいて駆動するB光用光源部101Bを決定する。例えば、光源分担制御部116Bは、1行目の画素Pに対してスポットSP1を、2行目の画素Pに対してスポットSP2を割り当てる。光源駆動タイミング部117Bは、画素タイミングクロックに同期してB光用光源部101Bが点灯するように、B光用光源部101Bの駆動タイミングを決定する。B光用光源駆動部118Bは、光源分担制御部116Bにより割り当てられたB光用光源部101Bを、光源駆動タイミング部117Bで決定された駆動タイミングで駆動する。
本実施例においても、上記実施例1と同様に、各色光の出力バランスに応じて効率良く複数の色光を走査させることができる。さらに本実施例では、各色光を1つの走査部200によって走査させることから、光走査装置220を簡易な構成とすることができる。これにより、簡易な構成により、効率良く高品質な画像を表示することができる。なお、本実施例では全ての色光について同じ個数でスポットSPを並列させる構成としているが、少なくとも2つの色光、例えば第1色光であるR光、第2色光であるG光について同じ個数でスポットSPを並列させる構成であれば良い。これにより、少なくともR光、及びG光については1つの走査部200を用いて同じ周波数で走査させることができる。
図15は、本実施例の変形例1に係る光走査装置について説明するものであって、各色光の走査の態様を示すものである。本変形例は、各色光によるスポットSPがいずれもY方向について2つが並列するように各色光用光源部を配列する点は、上記の光走査装置220と同様である。本変形例では、走査部は、Y方向へ並列するスポットSPの個数よりも少ない1行ごとに、X方向へのレーザ光の走査を行うことを特徴とする。
走査開始時において走査部が各レーザ光をプラスX向きへ走査させると、まずスポットSP2を形成するレーザ光が、1行目の画素P上を移動する。スポットSP2を形成するレーザ光が1行目の走査を終え、2行目の走査を開始すると同時に、スポットSP1を形成するレーザ光が1行目の走査を開始する。スポットSPが画素ピッチで並列するように各色光用光源部を設けていることから、1行ごとのレーザ光の走査によって画像信号に応じた画像を正確に表示することができる。1行目の1つの画素Pに着目すると、R光、B光については、スポットSP2を形成するレーザ光が通過した後、スポットSP1を形成するレーザ光が通過する。R光、B光の階調表現は、2つのレーザ光を用いて行われる。
G光については、スポットSP1を形成する4つのレーザ光が通過した後、スポットSP1を形成する4つのレーザ光が通過する。G光の階調表現は、8つのレーザ光を用いて行われる。複数のレーザ光を用いた階調表現は、図9を用いて説明した実施例1の変形例と同様にして行うことができる。本変形例によっても、出力バランスに応じて必要な本数のレーザ光を走査させることが可能である。本変形例は、Y方向へ並列するスポットSPの個数よりも少ない行ごとにレーザ光を走査させる構成であれば良く、例えばY方向へ4つのスポットSPを並列させ、2行ごとにレーザ光を走査させることとしても良い。
図16は、本実施例の変形例2に係る光走査装置について説明するものであって、各色光の走査の態様を示すものである。本変形例は、スクリーン110上において、Y方向について2つに分割された被照射領域AR1、AR2ごとに各色光を走査させることを特徴とする。各色光のうちスポットSP1を形成するレーザ光は、被照射領域AR1の走査を行う。また、各色光のうちスポットSP2を形成するレーザ光は、被照射領域AR2の走査を行う。このように、本変形例では、Y方向へ並列されたスポットSPごとに被照射領域を分担する。被照射領域AR1を走査するレーザ光、被照射領域AR2を走査するレーザ光のいずれも、1行ごとの走査を行う。
このように被照射領域AR1と被照射領域AR2とにレーザ光を分散させるためには、例えば、スポットSP1を形成する各色光用光源部と、スポットSP2を形成する各色光用光源部とを分離させて設ける構成とすることができる。この他、スポットSP1を形成するレーザ光を被照射領域AR1の方向へ、スポットSP2を形成するレーザ光を被照射領域AR2の方向へそれぞれ光路を変換させることとしても良い。本変形例の場合、出力バランスに応じて必要な本数のレーザ光を走査させることが可能であるほか、Y方向についての走査幅を小さくできるという利点もある。なお、被照射領域は、Y方向にスポットSPを並列させる個数に応じて3つ以上に分割することとしても良い。
図17は、本実施例の変形例3に係る光走査装置について説明するものであって、各色光のうちG光の走査の態様を示すものである。本変形例では、実施例1と同様に、R光によるスポットSPと、G光によるスポットSPとを、第2の方向であるY方向について互いに異なる個数で並列させることを特徴とする。G光については、Y方向へ3つのスポットSPが並列している。R光については、図6を用いて説明した実施例1の場合と同様に、1つのスポットSPが形成される。
本変形例では、第1色光であるR光によるスポットSP及び第2色光であるG光によるスポットSPのうち、第2の方向であるY方向へ並列させる個数が少ないほうのスポットSPの個数以下の行数ごとに、第1の方向であるX方向への走査を行う。光走査装置は、R光及びG光のうち、Y方向へ並列させる個数が少ないR光のスポットSPの個数と同数の1行ごとに、X方向への走査を行う。本変形例においても、他の変形例の場合と同様に、1つの走査部を用いて同じ周波数でR光とG光とを走査させることができる。
G光は、スポットSP3、スポットSP2、スポットSP1の順に走査する。G光の階調表現は、3つのレーザ光を用いて行われる。R光については、図6に示す態様と同じ態様で走査する。R光の階調表現は、1つのレーザ光を用いて行われる。本変形例によっても、出力バランスに応じて必要な本数のレーザ光を走査させることが可能である。本変形例では、例えば、R光についてY方向に2つ、G光についてY方向に4つのスポットSPを並列させる場合には、2行又は1行ごとにレーザ光を走査させることができる。なお、上記の光走査装置220の場合と同様に、Y方向のみならずX方向へもスポットSPを並列させる構成としても良い。
図18は、本発明の実施例3に係る画像表示装置1700の概略構成を示す。画像表示装置1700は、観察者側に設けられたスクリーン1705にレーザ光を供給し、スクリーン1705で反射する光を観察することで画像を鑑賞する、いわゆるフロント投写型のプロジェクタである。画像表示装置1700は、上記実施例1と同様に、光走査装置120を有する。上記実施例1と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。光走査装置120からのレーザ光は、投写光学系103を透過した後、スクリーン1705に入射する。本実施例の場合も、各色光の出力バランスに応じて効率良く複数の色光を走査させ、効率良く高品質な画像を表示することができる。
なお、上記各実施例において、光走査装置の各色光用光源部はレーザ光を供給する構成としているが、ビーム状の光を供給可能な構成であれば、これに限られない。例えば、各色光用光源部は、発光ダイオード素子(LED)等の固体発光素子を用いる構成としても良い。また、本発明の光走査装置は、画像表示装置に用いる以外に、例えば、レーザプリンタ等の、レーザ光を走査させる電子機器に用いることとしても良い。
以上のように、本発明に係る光走査装置は、画像信号に応じて光を走査させる画像表示装置に用いる場合に適している。
本発明の実施例1に係る画像表示装置の概略構成を示す図。 光走査装置の概略構成を示す図。 G光用光源部の配置について説明する図。 走査部の概略構成を示す図。 走査部を駆動するための構成を説明する図。 スクリーンにおけるR光の走査の態様を説明する図。 スクリーンにおけるG光の走査の態様を説明する図。 G光の走査を制御するための構成を説明する図。 実施例1の変形例1に係る光走査装置について説明する図。 実施例1の変形例2に係る光走査装置の特徴的部分を示す図。 本発明の実施例2に係る光走査装置について説明する図。 光走査装置の概略構成を示す図。 スクリーンにおける各色光の走査の態様を説明する図。 R光、G光、B光の走査を制御するための構成を説明する図。 実施例2の変形例1に係る光走査装置について説明する図。 実施例2の変形例2に係る光走査装置について説明する図。 実施例2の変形例3に係る光走査装置について説明する図。 本発明の実施例3に係る画像表示装置の概略構成を示す図。
符号の説明
100 画像表示装置、101 光源部、102、103 投写光学系、105 反射部、107 筐体、110 スクリーン、120 光走査装置、200 走査部、101R R光用光源部、101G G光用光源部、200R R光用走査部、200G G光用走査部、202 凸レンズ、203 凹レンズ、SP スポット、204 外枠部、205 反射ミラー、206 トーションばね、207 トーションばね、301、302 第1の電極、305 ミラー側電極、306 第2の電極、307 第1のトーションばね、308 第2のトーションばね、P 画素、111 画像信号入力部、112 画像分離部、113 制御部、114 フレームメモリ、115G G光用走査駆動部、116G 光源分担制御部、117G 光源駆動タイミング部、118G G光用光源駆動部、121 画像処理部、122 光源制御部、123 走査制御部、125G 水平角度センサ、126G 垂直角度センサ、127G 信号処理部、210R、210G ポリゴンミラー、211R、211G ミラー片、213、214 ダイクロイックミラー、101B B光用光源部、220 光走査装置、115 走査駆動部、116R、116B 光源分担制御部、117R、117B 光源駆動タイミング部、118R R光用光源駆動部、118B B光用光源駆動部、125 水平角度センサ、126 垂直角度センサ、127 信号処理部、241R R強度制御信号生成部、241G G強度制御信号生成部、241B B強度制御信号生成部、AR1、AR2 被照射領域、1700 画像表示装置、1705 スクリーン

Claims (4)

  1. ビーム状の光を供給する複数の光源部と、
    前記光源部からの前記ビーム状の光を、被照射領域において第1の方向と、前記第1の方向に略直交する第2の方向へ走査させる走査部と、を有し、
    前記光源部は、前記ビーム状の光である第1色光を供給する第1色光用光源部と、前記ビーム状の光である第2色光を供給する第2色光用光源部と、を少なくとも有し、
    前記第2色光用光源部は、前記第1色光用光源部の最大出力より小さい最大出力を有し、かつ前記第1色光用光源部の個数よりも個数が多く設けられ、
    前記第1色光用光源部は、前記被照射領域における前記第1色光によるスポットを、前記第2の方向について並列させるように配置され、
    前記第2色光用光源部は、前記被照射領域における前記第2色光によるスポットを、前記第2の方向について前記第1色光のスポットの個数よりも多い個数で並列させるように配置され、
    前記走査部は、前記第1の方向へ前記ビーム状の光を走査させる周波数が、前記第2の方向へ前記ビーム状の光を走査させる周波数に比べて高くなるように駆動され、かつ、前記第1の方向について前記第1色光を第1の周波数で走査させる第1走査部と、前記第1の方向について前記第2色光を第1の周波数よりも小さい第2の周波数で走査させる第2走査部と、を有し、
    前記第1走査部及び前記第2走査部は、前記被照射領域上の同一の領域に前記第1色光と前記第2色光とを走査させることを特徴とする光走査装置。
  2. 前記光源部は、赤色光を供給する赤色用光源部を有し、
    前記赤色用光源部は、各色光について設けられている前記光源部の中で最も少ない個数で設けられることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 少なくとも、ビーム状の光である第1色光と第2色光とを供給する光供給工程と、
    前記光供給工程において供給された前記ビーム状の光を、被照射領域において第1の方向と、前記第1の方向に略直交する第2の方向へ走査させる走査工程と、を含み、
    前記光供給工程において、前記第2色光は、1つの前記ビーム状の光が前記第1色光の1つの前記ビーム状の光よりも小さい出力であり、前記第1色光の本数よりも多い本数で供給され、かつ、前記被照射領域において前記第1色光のスポットを前記第2の方向について並列させ、前記被照射領域において前記第2色光のスポットを前記第2の方向について前記第1色光のスポットの個数よりも多い個数で並列させるように供給され、
    前記走査工程において、前記第1の方向へ前記ビーム状の光を走査させる周波数は、前記第2の方向へ前記ビーム状の光を走査させる周波数に比べて高く、かつ、前記第1の方向について前記第1色光を第1の周波数で走査させ、前記第1の方向について前記第2色光前記第1の周波数よりも小さい第2の周波数で走査させ、前記第1色光及び前記第2色光を前記被照射領域上の同一領域に走査させることを特徴とする光走査装置の制御方法。
  4. 光走査装置からの光により画像を表示する画像表示装置であって、
    前記光走査装置は、請求項1〜2のいずれか一項に記載の光走査装置であることを特徴とする画像表示装置。
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