JP2007121802A - 画像表示装置及び画像表示方法 - Google Patents

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JP2007121802A JP2005315767A JP2005315767A JP2007121802A JP 2007121802 A JP2007121802 A JP 2007121802A JP 2005315767 A JP2005315767 A JP 2005315767A JP 2005315767 A JP2005315767 A JP 2005315767A JP 2007121802 A JP2007121802 A JP 2007121802A
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Shigeo Nojima
重男 野島
Takashi Takeda
高司 武田
Tetsuro Yamazaki
哲朗 山▲崎▼
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Abstract

【課題】同色かつ複数のビーム光を走査させ、画像信号に応じた正確な画像を表示するこ
とが可能な画像表示装置等を提供すること。
【解決手段】画像信号に応じて変調されたビーム光により画像を表示する画像表示装置1
00であって、同色かつ複数のビーム光を供給する光源部101R、101G、101B
と、光源部101R、101G、101Bからのビーム光を、被照射面Sにおいて第1の
方向であるX方向と、第1の方向に略直交する第2の方向であるY方向へ走査させる走査
部200と、を有し、光源部101R、101G、101Bは、被照射面SにおいてY方
向へ同色かつ複数のビーム光を並列させるように構成され、走査部200は、X方向へビ
ーム光を走査させる周波数が、Y方向へビーム光を走査させる周波数より高くなるように
駆動され、かつ、同色かつ複数のビーム光のうちの1つを、被照射面S上のY方向につい
て略等速度で走査させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示装置及び画像表示方法、特に、画像信号に応じて変調されたレーザ
光を走査させることで画像を表示する画像表示装置の技術に関する。
近年、画像を表示する画像表示装置として、レーザ光を走査させることで画像を表示す
るレーザプロジェクタが提案されている。レーザ光は、色純度が高い、コヒーレンスが高
く整形が容易である等の特徴を有する。このため、レーザプロジェクタにより、高解像度
かつ色再現性が良好な画像を表示することが期待されている。レーザ光を用いる場合、被
照射面において、例えば副走査方向である垂直方向へ1回レーザ光を走査させる間に、主
走査方向である水平方向について複数回レーザ光を往復させることで、ラスタースキャン
により画像を表示することができる。この場合、反射ミラー(例えばガルバノミラー)の
共振動作により主走査方向へレーザ光を走査させることにより、反射ミラーの変位量を増
大させ、少ないエネルギーで効率良くレーザ光を走査させることが可能である。共振型の
反射ミラーを用いる技術は、例えば、特許文献1に提案されている。
特開平3−134613号公報
ラスタースキャンによる画像を表示する場合に、同色の複数のレーザ光を同時に走査さ
せる技術が提案されている。同色の複数のレーザ光を同時に走査させることにより、被照
射面におけるレーザ光の光量を増加させ、さらにスペックルの発生を低減させることもで
きると考えられる。部品点数を少なくする観点から、複数のレーザ光は、単独の走査部に
より走査させることが望ましい。また、走査部の安定かつ高速な駆動を行う観点から、走
査部に用いられる反射ミラーをできるだけ小型にすることが望まれる。このため、小型な
反射ミラー上にて複数のレーザ光を集光させるように光源部を構成することが考えられる
例えば、走査部とスクリーンとの間隔が短い小型なリアプロジェクタにて大型な画像を
表示するには、反射ミラーの偏向角を大きくすること、走査部からの光を拡大する拡大光
学系を用いることが考えられる。拡大光学系を用いると、レーザ光のスポットも拡大され
ることで高い解像度の画像を表示することが困難となるため、ここでは反射ミラーの偏向
角を大きくする手法が採られることとなる。反射ミラーの偏向角が大きくなるほど、また
走査部をスクリーンに近づけるほど、走査部からスクリーンまでの光路長の変化量は大き
くなる。複数のレーザ光を反射ミラーにて集光させる場合、走査部からスクリーンまでの
光路の長さの変化に応じて、被照射面におけるレーザ光同士の間隔も変化することとなる
。例えば、スクリーンより下側に設けられた走査部から斜め上方向へレーザ光を投写させ
る場合、レーザ光がスクリーン上部へ入射するときには、走査部からスクリーンまでの光
路が長くなるためにレーザ光同士の間隔が大きくなる。また、レーザ光がスクリーンの下
部へ入射するとき、走査部からスクリーンまでの光路が短くなるためにレーザ光同士の間
隔が小さくなる。このように、被照射面上の位置によってレーザ光同士の間隔が異なるこ
ととなると、画像信号に応じた正確な画像を表示することが非常に困難となるため問題で
ある。本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、同色かつ複数のビーム光を走
査させ、画像信号に応じた正確な画像を表示することが可能な画像表示装置、及び画像表
示方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明によれば、画像信号に応じて変
調されたビーム光により画像を表示する画像表示装置であって、同色かつ複数のビーム光
を供給する光源部と、光源部からのビーム光を、被照射面において第1の方向と、第1の
方向に略直交する第2の方向へ走査させる走査部と、を有し、光源部は、被照射面におい
て第2の方向へ同色かつ複数のビーム光を並列させるように構成され、走査部は、第1の
方向へビーム光を走査させる周波数が、第2の方向へビーム光を走査させる周波数より高
くなるように駆動され、かつ、同色かつ複数のビーム光のうちの1つを、被照射面上の第
2の方向について略等速度で走査させることを特徴とする画像表示装置を提供することが
できる。
同色とは、波長領域が同一又は近似することをいうものとする。被照射面上の第2の方
向について略等速度でビーム光を走査させる場合、走査部と被照射面との間の光路の長さ
に関わらず、画像信号に応じた正確な位置へビーム光を入射させることが可能となる。複
数のビーム光のうち一のビーム光について略等速度で走査させることで、ビーム光同士の
間隔のずれを少なくすることができる。但し、各ビーム光について、走査部への入射角度
を異ならせる場合、走査部と被照射面との間の光路の長さは、ビーム光ごとに僅かに異な
ることとなる。略等速度で走査させる一のビーム光以外の他のビーム光については、画像
信号に応じた位置から僅かにずれた位置へ入射することとなる。これに対しては、例えば
、略等速度で走査させる一のビーム光については他のビーム光より光量を大きくする等に
より、画像信号に応じた画像に近い画像を表示することが可能となる。これにより、同色
かつ複数のビーム光を走査させ、画像信号に応じた正確な画像を表示することが可能な画
像表示装置を得られる。
また、本発明の好ましい態様によれば、光源部は、同色かつ複数のビーム光を走査部に
て集光させるように構成されることが望ましい。これにより、走査部に用いられる反射ミ
ラーを小型にでき、走査部の安定かつ高速な駆動を行うことができる。本発明の画像表示
装置は、複数のビーム光を走査部にて集光させることで走査部と被照射面との間の光路の
長さが変化する場合であっても、正確な画像を表示することができる。
また、本発明の好ましい態様によれば、走査部は、第2の方向に並列する同色かつ複数
のビーム光のうち、第2の方向の中央付近に位置するビーム光を、被照射面上の第2の方
向について略等速度で走査させることが望ましい。複数のビーム光のうち、略等速度で走
査させる一のビーム光以外の他のビーム光は、略等速度の一のビーム光から離れた位置を
走査するほど、画像信号に応じた本来の走査線からのずれが大きくなる。第2の方向の中
央付近に位置するビーム光を略等速度とするように各ビーム光を走査させることで、他の
ビーム光の入射位置のずれを少なくすることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、光源部は、走査部により第2の方向へ略等速度
で走査させるビーム光について、他のビーム光より光量が大きくなるように駆動されるこ
とが望ましい。略等速度で走査させるビーム光は、例えば、他のビーム光に比べて20%
以上高い出力とすることができる。略等速度で最も正確な位置を走査するビーム光につい
て高出力とすることで、画像信号に応じた画像に近い画像を表示することが可能となる。
また、本発明の好ましい態様としては、光源部は、第2の方向へ並列する複数の画素に
跨る位置にビーム光が入射する場合に、ビーム光により被照射面に形成されるスポットの
うち画素と重なる領域の割合を用いて重み付けされた階調を表現するようにビーム光を変
調することが望ましい。単独の走査部へ複数のビーム光を集光させる場合、走査部に対す
る入射角度はビーム光ごとに異なるため、走査部と被照射面との間の光路の長さがビーム
光ごとに異なることとなる。このため、略等速度で走査させる一のビーム光以外の他のビ
ーム光については、画像信号に応じた正確な位置へ入射させることは困難である。画素間
へビーム光が入射する場合に、本態様によりビーム光の階調を変換することで、画素同士
の境目における階調を正確に表現し、正確な画像を表示することができる。
また、本発明の好ましい態様としては、光源部は、同色かつ複数のビーム光が第2の方
向について重なり合うように走査する場合に、ビーム光により被照射面に形成されるスポ
ットのうちビーム光同士が重なり合う領域の割合に応じて光量を変化させることが望まし
い。走査部と被照射面との間の光路の長さが変化することで、ビーム光同士の間隔が変化
する。ビーム光同士の間隔が狭くなることでビーム光同士が重複すると、重複部分のみが
明るくなってしまうこととなる。本態様によりビーム光の光量を調節することで、ビーム
光同士が重複することによる明るさの変化を低減し、正確な光量分布の画像を表示するこ
とができる。
また、本発明の好ましい態様としては、走査部は、ビーム光を反射する反射ミラーを有
し、反射ミラーを共振動作させることにより、ビーム光を走査させることが望ましい。反
射ミラーを共振動作させることにより、反射ミラーの変位量を増大させることが可能であ
る。これにより、少ないエネルギーで効率良くビーム光を走査させることができる。反射
ミラーの共振動作を高速にするためには、反射ミラーをできるだけ小型にすることが望ま
しい。本発明では、小型な反射ミラーへ複数のビーム光を集光させることで走査部と被照
射面との間の光路の長さが変化する場合であっても、正確な画像を表示することができる
さらに、本発明によれば、画像信号に応じて変調されたビーム光により画像を表示する
画像表示方法であって、同色かつ複数のビーム光を供給するビーム光供給工程と、ビーム
光を、被照射面において第1の方向と、第1の方向に略直交する第2の方向へ走査させる
走査工程と、を含み、走査工程において、第1の方向へビーム光を走査させる周波数が、
第2の方向へビーム光を走査させる周波数より高くなるように駆動され、ビーム光供給工
程において、被照射面において第2の方向へ同色かつ複数のビーム光を並列させ、かつ、
第2の方向へ並列する複数の画素に跨る位置にビーム光が入射する場合に、ビーム光によ
り被照射面に形成されるスポットのうち画素と重なる領域の割合を用いて重み付けされた
階調を表現するようにビーム光を変調することを特徴とする画像表示方法を提供すること
ができる。例えば、走査部の反射ミラーを略等角速度で駆動させる場合、走査部と被照射
面との間の光路の長さが変化するとともに、第2の方向についてビーム光の位置のずれを
生じることとなる。本態様によりビーム光の階調を変換することで、画素同士の境目にお
ける階調を正確に表現し、正確な画像を表示することができる。
さらに、本発明によれば、画像信号に応じて変調されたビーム光により画像を表示する
画像表示方法であって、同色かつ複数のビーム光を供給するビーム光供給工程と、ビーム
光を、被照射面において第1の方向と、第1の方向に略直交する第2の方向へ走査させる
走査工程と、を含み、走査工程において、第1の方向へビーム光を走査させる周波数が、
第2の方向へビーム光を走査させる周波数より高くなるように駆動され、ビーム光供給工
程において、被照射面において第2の方向へ同色かつ複数のビーム光を並列させ、かつ、
同色かつ複数のビーム光が第2の方向について重なり合うように走査する場合に、ビーム
光により被照射面に形成されるスポットのうち複数のビーム光同士が重なり合う領域の割
合に応じて光量を変化させることを特徴とする画像表示方法を提供することができる。例
えば、走査部の反射ミラーを略等角速度で駆動させる場合、走査部と被照射面との間の光
路の長さが変化するとともに、第2の方向についてビーム光の位置のずれを生じることと
なる。レーザ光同士の間隔が狭くなることでレーザ光同士が重複すると、重複部分のみが
明るくなってしまうこととなる。本態様によりビーム光の光量を調節することで、ビーム
光が重複することによる明るさの変化を低減し、正確な画像を表示することができる。
以下に図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る画像表示装置100の概略構成を示す。画像表示装置
100は、スクリーン110の一方の面である被照射面Sにレーザ光を供給し、スクリー
ン110の他方の面から出射される光を観察することで画像を鑑賞する、いわゆるリアプ
ロジェクタである。画像表示装置100は、画像信号に応じて変調されたビーム光をスク
リーン110の被照射面Sにて走査させることにより画像を表示する。
画像表示装置100は、R光用光源部101Rと、G光用光源部101Gと、B光用光
源部101Bとを有する。R光用光源部101Rは、ビーム光である赤色レーザ光(以下
、「R光」という。)を供給する。G光用光源部101Gは、ビーム光である緑色レーザ
光(以下、「G光」という。)を供給する。B光用光源部101Bは、ビーム光である青
色レーザ光(以下、「B光」という。)を供給する。各色光用光源部101R、101G
、101Bとしては、例えば、面発光型半導体レーザを用いることができる。各色光用光
源部101R、101G、101Bは、それぞれ画像信号に応じて変調された5つのレー
ザ光を供給する。画像信号に応じた変調は、振幅変調、パルス幅変調のいずれを用いても
良い。各色光用光源部101R、101G、101Bからの各色光は、それぞれレンズL
Nを透過した後、単独の走査部200へ入射する。
図2は、R光用光源部101Rからの5つのレーザ光を走査部200へ入射させるまで
の構成を説明するものである。画像表示装置100は、R光、G光、B光について同様の
構成を有するため、以下、R光についての構成を代表例として説明を行うこととする。R
光用光源部101Rからの5つのレーザ光は、略等間隔かつ略平行に出射され、レンズL
Nへ入射する。レンズLNは、5つのレーザ光を、走査部200の反射ミラーへ集光する
。R光用光源部101Rからの5つのレーザ光は、レンズLNでの屈折作用により、走査
部200に対してそれぞれ異なる入射角度で入射する。
R光用光源部101Rは、図3に示すように、5つのレーザ光のスポットSPが被照射
面Sにおいて第2の方向であるY方向へ並列させるように構成される。なお、画像表示装
置100は、R光用光源部101Rから略平行に出射される複数のレーザ光をレンズLN
により集光させる構成に限られない。例えば、単独のレーザ光を出射させる5つの光源部
を走査部200へ向けて配置する構成としても良い。
図4は、走査部200の概略構成を示す。走査部200は、反射ミラー202と、反射
ミラー202の周囲に設けられた外枠部204とを有する、いわゆる二重ジンバル構造を
なしている。外枠部204は、回転軸である第1トーションばね206によって、不図示
の固定部に連結されている。外枠部204は、第1トーションばね206の捩れと、元の
状態への復元とを利用して、第1トーションばね206を中心として回動する。反射ミラ
ー202は、第1トーションばね206に略直交する回転軸である第2トーションばね2
07によって、外枠部204に連結されている。反射ミラー202は、各色光用光源部1
01R、101G、101Bからのレーザ光を反射する。反射ミラー202は、高反射性
の部材、例えばアルミニウムや銀等の金属薄膜を形成することにより構成できる。反射ミ
ラー202は、例えば、正方形形状をなしている。
反射ミラー202は、外枠部204が第1トーションばね206を中心として回動する
ことにより、スクリーン110においてレーザ光をY方向(図1参照)へ走査させるよう
に変位する。また、反射ミラー202は、第2トーションばね207の捩れと、元の状態
への復元とを利用して、第2トーションばね207を中心として回動する。反射ミラー2
02は、第2トーションばね207を中心として回動することにより、反射ミラー202
で反射したレーザ光をX方向へ走査するように変位する。このように、走査部200は、
各色光用光源部101R、101G、101Bからのレーザ光をX方向とY方向へ繰り返
し走査させる。単独の走査部200を用いる構成とすることで、少ない部品点数で簡易な
構成により各色光を走査させることができる。
反射ミラー202は、反射ミラー202の位置におけるレーザ光のスポットと同程度の
サイズで形成されている。上述のようにR光用光源部101Rからの5つのレーザ光は、
反射ミラー202にて集光されることから、レーザ光のスポットと同程度のサイズの反射
ミラー202を用いて、5つのレーザ光を走査させることができる。
図5は、走査部200を駆動させるための構成を説明するものである。反射ミラー20
2がレーザ光を反射させる側を表側とすると、第1電極301、302は、外枠部204
の裏側の空間であって、第1トーションばね206に関して略対称な位置にそれぞれ設け
られている。第1電極301、302に電圧を印加すると、第1電極301、302と、
外枠部204との間には、電位差に応じた所定の力、例えば静電力が発生する。外枠部2
04は、第1電極301、302に交互に電圧を印加することにより、第1トーションば
ね206を中心として回動する。
第2トーションばね207は、詳細には、第3トーションばね307と第4トーション
ばね308とで構成されている。第3トーションばね307と第4トーションばね308
との間には、ミラー側電極305が設けられている。ミラー側電極305の裏側の空間に
は、第2電極306が設けられている。第2電極306に電圧を印加すると、第2電極3
06とミラー側電極305との間には、電位差に応じた所定の力、例えば静電力が発生す
る。第2電極306のいずれにも同位相の電圧を印加すると、反射ミラー202は、第2
トーションばね207を中心として回動する。走査部200は、このようにして反射ミラ
ー202を回動させることで、レーザ光を二次元方向へ走査させる。走査部200は、例
えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術により作成することができる
走査部200は、例えば画像の1フレーム期間において、副走査方向であるY方向へ1
回レーザ光を走査させる間に、主走査方向であるX方向について複数回レーザ光を往復さ
せるように反射ミラー202を変位させる。X方向を第1の方向、Y方向を第1の方向に
略直交する第2の方向とすると、走査部200は、第1の方向へレーザ光を走査する周波
数が、第2の方向へレーザ光を走査する周波数に比べて高くなるように駆動される。
例えば、走査部200とスクリーン110との間隔が短い小型な画像表示装置100に
て大型な画像を表示するには、反射ミラー202の偏向角を大きくする必要がある。また
、HDTVの場合、主走査方向についてレーザ光を往復させる場合のレーザ光の走査周波
数は、例えば、33.75kHz、XGAの場合でも例えば24.18kHzとなるため
、反射ミラー202を非常に高速に変位させる必要がある。偏向角を大きくし、かつ高速
な変位を可能とするためには、走査部200は、第2トーションばね207を中心として
反射ミラー202を共振動作させる構成とすることが望ましい。反射ミラー202を共振
動作させることにより、反射ミラー202の変位量を増大させることができる。反射ミラ
ー202の変位量を増大させることにより、走査部200は、少ないエネルギーで効率良
くレーザ光を走査させることができる。
反射ミラー202の共振周波数f、反射ミラー202の質量m、及び反射ミラー202
を駆動させるトーションばね207のばね定数kについて、f∝(k/m)1/2の関係が
成り立つ。共振周波数fを高くするためには、質量mを小さくするか、ばね定数kを大き
くする(ばねを硬くする)必要がある。反射ミラー202が大型である場合、質量mが大
きくなるとともにばね定数kを大きくしなければならない。これに対して、トーションば
ね207を硬くする場合、反射ミラー202を変位させるためには非常に大きな駆動力が
必要となることから、反射ミラー202を動作させることが難しくなる。以上から、反射
ミラー202をできるだけ小型とすることが望ましい。
なお、反射ミラー202は、共振動作以外の動作により駆動することとしても良い。走
査部200は、電位差に応じた静電力によって駆動する構成に限られない。例えば、圧電
素子の伸縮力や電磁力を用いて駆動する構成であっても良い。走査部200は、X方向に
レーザ光を走査する反射ミラーと、Y方向にレーザ光を走査する反射ミラーとを設ける構
成としても良い。
図1に戻って、走査部200からの光は、反射部105に入射する。反射部105は、
走査部200からのレーザ光をスクリーン110の方向へ反射する。スクリーン110は
、筐体107の正面に設けられている。筐体107は、筐体107内部の空間を密閉する
。スクリーン110は、画像信号に応じて変調されたレーザ光を透過させる透過型スクリ
ーンである。スクリーン110は、例えば、光を観察者側へ角度変換するフレネルレンズ
や、光を拡散させるレンチキュラーレンズ(いずれも不図示。)等を有する。観察者は、
スクリーン110から出射する光を観察することで、画像を鑑賞する。
図6は、被照射面S上のY方向についてのレーザ光の走査について説明するものである
。ここでは、反射部105におけるレーザ光の偏向についての図示を省略している。本実
施例の画像表示装置100は、筐体107下部に配置された走査部200からスクリーン
110へ斜めにレーザ光を進行させる構成をなしている。この場合、走査部200から被
照射面Sへの光路は、スクリーン110の下部ほど短く、スクリーン110の上部ほど長
いこととなる。反射ミラー202の偏向角が大きくなるほど、また、走査部200をスク
リーン110に近づけるほど、走査部200からスクリーン110までの光路長の変化量
は大きくなる。
YZ平面にてレーザ光を角度θ変位させたとき、レーザ光がスクリーン110上部へ入
射する場合のY方向における走査幅W2は、レーザ光がスクリーン110下部へ入射する
場合のY方向における走査幅W1より大きくなる。このため、反射ミラー202を略等角
速度で変位させても、Y方向についてのレーザ光の走査速度は、スクリーン110の上部
ほど大きく、下部ほど小さくなるように変化してしまう。また、被照射面S上におけるレ
ーザ光同士の間隔は、スクリーン110の上部ほど大きく、下部ほど小さくなる。被照射
面S上の位置によってレーザ光同士の間隔が異なることとなると、画像信号に応じた正確
な画像を表示することが非常に困難となる。
そこで、本実施例の画像表示装置100は、5つの同色のレーザ光のうちの1つを、被
照射面S上のY方向について略等速度で走査させる。図7に示すように、Y方向へ並列す
る5つのスポットSP1〜5のうちスポットSP3を形成するレーザ光を主レーザ光LM
とし、主レーザ光LMをY方向について略等速度とする。主レーザ光LMは、第2の方向
であるY方向に並列する5つの同色のレーザ光のうち、Y方向の中央に位置するレーザ光
である。これにより、主レーザ光LMについては、走査部200と被照射面Sとの間の光
路の長さに関わらず、画像信号に応じた正確な位置へ入射させることが可能となる。主レ
ーザ光LM以外の4つのレーザ光については、主レーザ光LMと同じ速度で走査させる。
5つのレーザ光のうち主レーザ光LMについて略等速度で走査させることで、レーザ光
同士の間隔dのずれを少なくすることができる。但し、走査部200に対する入射角度が
レーザ光ごとに異なるため、走査部200と被照射面Sとの間の光路の長さは、レーザ光
ごとに異なることとなる。このため、走査部200と被照射面Sとの間の光路の長さは、
レーザ光ごとに僅かに異なることとなる。略等速度で走査させる一のレーザ光以外の他の
レーザ光については、画像信号に応じた位置から僅かにずれた位置へ入射することとなる
主レーザ光LM以外の他のレーザは、主レーザ光LMから離れた位置を走査するほど、
画像信号に応じた本来の走査線からのずれが大きくなる。Y方向の中央付近に位置するレ
ーザ光を主レーザ光LMとすることで、他のレーザ光の入射位置のずれを少なくすること
ができる。なお、偶数個のレーザ光をY方向へ並列させる場合、仮に、Y方向へ並列する
うちの中心位置にレーザ光が存在するものとし、かかる中心位置のレーザ光が略等速度と
なるように複数のレーザ光を走査させる構成としても良い。また、レーザ光の個数に関わ
らず、Y方向へ並列するうちの中心位置のレーザ光以外のレーザ光を略等速度で走査させ
る構成としても良い。
各色光用光源部は、Y方向へ略等速度で走査させる主レーザ光LMについて、他のレー
ザ光より光量が大きくなるように、5つのレーザ光を供給する。主レーザ光は、例えば、
他のレーザ光に比べて20%以上高い出力とすることができる。略等速度で最も正確な位
置を走査する主レーザ光LMについて他のレーザ光よりも高出力とすることで、画像信号
に応じた画像に近い画像を表示することが可能となる。以上により、走査部200と被照
射面Sとの間の光路長の変化によるレーザ光のずれの影響を最小限とし、解像度の劣化や
輝度の低下を低減することができる。これにより、同色かつ複数のビーム光を走査させ、
画像信号に応じた正確な画像を表示することができるという効果を奏する。
主レーザ光LM以外の4つのレーザ光については、被照射面Sにおける入射位置が画像
信号に応じた位置から僅かにずれることで、図8に示すように、Y方向へ並列する2つの
画素P1、P2に跨る位置に入射する場合が考えられる。2つの画素P1、P2に跨る位
置にレーザ光が入射する場合の階調は、被照射面Sに形成されるスポットSPのうち画素
と重なる領域の割合で重み付けすることにより決定される。例えば、レーザ光のスポット
SPのうち画素P1と重なる領域AR1の面積と、画素P2と重なる領域AR2の面積と
の比率が3対7であるとする。画像信号に応じて画素P1、画素P2で表現すべき階調が
それぞれM1、M2である場合、レーザ光の階調Mは、以下の式により決定することがで
きる。
M=0.3×M1+0.7×M2
画素間へレーザ光が入射する場合に、このようにしてレーザ光の階調を変換することで
、画素同士の境目における階調を正確に表現し、正確な画像を表示することができる。ま
た、走査部200と被照射面Sとの間の光路の長さが変化することで、レーザ光同士の間
隔が変化する。例えば、図9に示すように、X方向について第n回目のスキャンをしてい
るレーザ光群SCnのうちのスポットSP5と、第(n+1)回目のスキャンをしている
レーザ光SC群(n+1)のうちのスポットSP1とが、時間差を置いて、重複する部分
を通過することが考えられる。レーザ光同士の間隔が狭くなることでレーザ光同士が重複
すると、斜線を付した重複部分のみが明るくなってしまうこととなる。
同色かつ複数のレーザ光がY方向について重なり合うように走査する場合に、各色光用
光源部は、スポットSPのうちレーザ光同士が重なり合う領域の割合に応じて光量を変化
させる。例えば、レーザ光同士が重なり合う領域に割合に応じて予め定められた係数を掛
け合わせた光量とすることで、重複部分の明るさを調節することが可能となる。このよう
に、レーザ光の光量を調節することで、レーザ光同士が重複することによる明るさの変化
を低減し、正確な光量分布の画像を表示することができる。
図10は、レーザ光の走査を制御するためのブロック構成を説明するものである。ここ
では、R、G、Bのうち単独の色光である5つのレーザ光を走査させるための構成を用い
て説明を行う。A/Dコンバータ71は、外部の入力装置等から入力される画像信号をア
ナログ形式からディジタル形式へ変換させる。A/Dコンバータ71でディジタル信号に
変換された映像データは、順次フレームメモリ72に記憶される。
ROM74は、画像信号に応じた正確な画像を表示するためのデータを格納する。RO
M74には、例えば、主レーザ光LMについて、他のレーザ光より光量を大きくするため
の補正係数が記憶されている。その他、ROM74には、例えば、複数の画素に跨る位置
にレーザ光が入射する場合に階調を変換するための補正係数や、レーザ光同士が重なり合
う場合に光量を変化させるための補正係数が、アドレス情報に関連付けて格納されている
。プロセッサ73は、ROM74に記憶されたデータを用いた演算により、フレームメモ
リ72の映像データを変換する。プロセッサ73では、レーザ光ごとの変調信号の生成と
ともに、ROM74に記憶された補正係数の乗算も行われる。また、プロセッサ73は、
5つのレーザ光により画像を形成するように、各レーザ光への映像データの割り当ても行
う。
プロセッサ73からの信号は、レーザ光ごとの5つのラインバッファ75に入力される
。PWM変調部76は、X方向へレーザ光を走査させるラインごとの映像データをライン
バッファ75から読み出し、パルス幅変調のためのパルス信号を生成する。PWM変調部
76からのパルス信号は、レーザダイオードドライバ(以下、「LDD」という。)77
へ出力される。各色光用光源部は、5つのLDD77によりレーザ光を供給する。このよ
うにビーム光供給工程において、プロセッサ73で変換された画像信号を用いて変調され
たレーザ光が供給される。
画像表示装置100は、パルス幅変調によりレーザ光を変調する構成に限られず、振幅
変調によりレーザ光を変調する構成としても良い。この場合、ラインバッファ75からの
信号をさらにD/A変換し、例えばAOM(音響光学素子)によりレーザ光を変調する構
成とすることができる。画像表示装置100は、画像信号をアナログ形式からディジタル
形式へ変換させる構成に限られず、例えば、ディジタル形式からアナログ形式へ変換させ
る構成しても良い。また、ディジタル信号である画像信号を、ディジタル形式の光源変調
用パルス信号に変換することとしても良い。
走査部200は、反射ミラー202(図4参照。)に固有の共振周波数で振動するよう
に駆動される。水平走査検知部81は、走査部200により、水平方向であるX方向へレ
ーザ光を走査させるタイミングを検知する。水平走査検知部81としては、例えば、検知
用光源部からの光を検出するフォトセンサを用いることができる。反射ミラー202で反
射させた検知用光源部からの光をフォトセンサで検出することで、反射ミラー202の変
位をモニタすることができる。この他、水平走査検知部81には、例えば、反射ミラー2
02の変位を静電力の変化により検出する静電センサや、回転軸であるトーションばねの
変形度合いにより検出するピエゾ抵抗センサ、電磁アクチュエータによる逆起電力を測定
する構成を用いても良い。
画素クロック生成部82は、水平走査検知部81からの出力に基づいて生成された水平
同期信号、及び演算されたレーザ光の線速から、画素クロックを生成する。画素信号生成
部83は、画素クロックから画素信号を生成する。画素信号は、レーザ光が各画素上を通
るタイミングを知るための信号であって、画像信号に応じて変調されたレーザ光を正確な
位置に入射させるためのものである。垂直同期信号生成部85は、画素クロックから垂直
同期信号を生成する。このようにして、反射ミラー202によりX方向へレーザ光を走査
させるための駆動タイミングに基づいて、垂直方向であるY方向へレーザ光を走査させる
ための同期信号が生成される。PWM変調部76は、画素信号生成部83からの画素信号
、及び垂直同期信号生成部85からの垂直同期信号によりパルス信号のタイミングを決定
する。
垂直駆動信号生成部87は、画素クロックから生成された垂直同期信号に基づいて、Y
方向へレーザ光を走査させるための垂直駆動信号を生成する。ここで、垂直駆動信号生成
部87は、垂直同期信号に基づいて、主レーザ光LMが垂直方向について略等速度で走査
するような垂直駆動信号を生成する。垂直駆動部86は、垂直駆動信号生成部87からの
垂直駆動信号に応じて、Y方向へレーザ光を走査させるように反射ミラー202を駆動さ
せる。反射ミラー202は、垂直駆動信号に追従して角速度を変化させることが比較的容
易である。このため、反射ミラー202を変位させる走査部200により、主レーザ光L
Mを略等速度で走査させることができる。以上のようにして、同色かつ複数のレーザ光を
走査させ、画像信号に応じた正確な画像を表示することができる。
次に、本実施例の変形例に係る画像表示装置について説明する。本変形例の画像表示装
置は、第2の方向であるY方向へのレーザ光の走査について、反射ミラー202を略等速
度で変位させる点が、上記の画像表示装置100とは異なる。反射ミラー202を簡単な
等角速度運動をさせれば良いため、走査部200を制御するための構成を簡易かつ低コス
トにできる。本変形例では、Y方向へのレーザ光の走査について、ポリゴンミラーを用い
ても良い。ポリゴンミラーは、複数のミラー片を有する回転体を回転させることで、レー
ザ光を走査させる。ポリゴンミラーを用いることで、さらに簡易な制御が可能となる。
本変形例は、2つの画素に跨る位置にレーザ光が入射する場合の階調は、被照射面Sに
形成されるスポットSPのうち画素と重なる領域の割合で重み付けすることにより決定さ
れる点は、上記の画像表示装置100と同様である。これにより、画素同士の境目におけ
る階調を正確に表現し、正確な画像を表示することができる。また、同色かつ複数のレー
ザ光がY方向について重なり合うように走査する場合に、各色光用光源部は、スポットS
Pのうちレーザ光同士が重なり合う領域の割合に応じて光量を変化させる点も、上記の画
像表示装置100と同様である。これにより、レーザ光同士が重複することによる明るさ
の変化を低減し、正確な光量分布の画像を表示することができる。
画像表示装置100は、各色光について5つのレーザ光を供給する構成に限られず、各
色光について複数のレーザ光を供給する構成であれば良い。また、各色光用光源部は、面
発光型半導体レーザを用いる構成に限られず、複数の端面発光型レーザを配列させても良
い。各色光用光源部は、ビーム光を供給可能な構成であれば良く、半導体レーザを用いる
構成に限られない。例えば、各色光用光源部には、固体レーザ、発光ダイオード素子(L
ED)等の固体発光素子のほか、液体レーザやガスレーザを用いる構成としても良い。
図11は、本発明の実施例2に係る画像表示装置1100の概略構成を示す。画像表示
装置1100は、観察者側に設けられたスクリーン1105にレーザ光を供給し、スクリ
ーン1105で反射する光を観察することで画像を鑑賞する、いわゆるフロント投写型の
プロジェクタである。上記実施例1と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は
省略する。走査部200からのレーザ光は、出射窓1106を透過した後、スクリーン1
105に入射する。本実施例の場合も、同色かつ複数のレーザ光を走査させ、画像信号に
応じた正確な画像を表示することができる。
以上のように、本発明に係る画像表示装置は、同色かつ複数のレーザ光を走査させるこ
とにより画像を表示する場合に適している。
本発明の実施例1に係る画像表示装置の概略構成を示す図。 レーザ光を走査部へ入射させるまでの構成を説明する図。 被照射面に形成されるスポットについて説明する図。 走査部の概略構成を示す図。 走査部を駆動させるための構成を説明する図。 Y方向についてのレーザ光の走査について説明する図。 主レーザ光について説明する図。 2つの画素に跨るレーザ光の階調の決定について説明する図。 一部が互いに重複するレーザ光の光量の決定について説明する図。 レーザ光の走査を制御するためのブロック構成を説明する図。 本発明の実施例2に係る画像表示装置の概略構成を示す図。
符号の説明
100 画像表示装置、101R R光用光源部、101G G光用光源部、101B
B光用光源部、105 反射部、107 筐体、110 スクリーン、200 走査部
、LN レンズ、S 被照射面、SP スポット、202 反射ミラー、204 外枠部
、206 第1トーションばね、207 第2トーションばね、301、302 第1電
極、305 ミラー側電極、306 第2電極、307 第3トーションばね、308
第4トーションばね、AR1、AR2 領域、P1、P2 画素、SCn、SC(n+1
) レーザ光群、71 A/Dコンバータ、72 フレームメモリ、73 プロセッサ、
75 ラインバッファ、76 PWM変調部、77 LDD、81 水平走査検知部、8
2 画素クロック生成部、83 画素信号生成部、85 垂直同期信号生成部、86 垂
直駆動部、87 垂直駆動信号生成部、1100 画像表示装置、1105 スクリーン
、1106 出射窓

Claims (9)

  1. 画像信号に応じて変調されたビーム光により画像を表示する画像表示装置であって、
    同色かつ複数の前記ビーム光を供給する光源部と、
    前記光源部からの前記ビーム光を、被照射面において第1の方向と、前記第1の方向に
    略直交する第2の方向へ走査させる走査部と、を有し、
    前記光源部は、前記被照射面において前記第2の方向へ同色かつ複数の前記ビーム光を
    並列させるように構成され、
    前記走査部は、前記第1の方向へ前記ビーム光を走査させる周波数が、前記第2の方向
    へ前記ビーム光を走査させる周波数より高くなるように駆動され、かつ、同色かつ複数の
    前記ビーム光のうちの1つを、前記被照射面上の前記第2の方向について略等速度で走査
    させることを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記光源部は、同色かつ複数の前記ビーム光を前記走査部にて集光させるように構成さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記走査部は、前記第2の方向に並列する同色かつ複数の前記ビーム光のうち、前記第
    2の方向の中央付近に位置するビーム光を、前記被照射面上の前記第2の方向について略
    等速度で走査させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示装置。
  4. 前記光源部は、前記走査部により前記第2の方向へ略等速度で走査させるビーム光につ
    いて、他のビーム光より光量が大きくなるように駆動されることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  5. 前記光源部は、前記第2の方向へ並列する複数の画素に跨る位置に前記ビーム光が入射
    する場合に、前記ビーム光により前記被照射面に形成されるスポットのうち前記画素と重
    なる領域の割合を用いて重み付けされた階調を表現するように前記ビーム光を変調するこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  6. 前記光源部は、同色かつ複数の前記ビーム光が前記第2の方向について重なり合うよう
    に走査する場合に、前記ビーム光により前記被照射面に形成されるスポットのうち前記ビ
    ーム光同士が重なり合う領域の割合に応じて光量を変化させることを特徴とする請求項1
    〜5のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  7. 前記走査部は、前記ビーム光を反射する反射ミラーを有し、前記反射ミラーを共振動作
    させることにより、前記ビーム光を走査させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか
    一項に記載の画像表示装置。
  8. 画像信号に応じて変調されたビーム光により画像を表示する画像表示方法であって、
    同色かつ複数の前記ビーム光を供給するビーム光供給工程と、
    前記ビーム光を、被照射面において第1の方向と、前記第1の方向に略直交する第2の
    方向へ走査させる走査工程と、を含み、
    前記走査工程において、前記第1の方向へ前記ビーム光を走査させる周波数が、前記第
    2の方向へ前記ビーム光を走査させる周波数より高くなるように駆動され、
    前記ビーム光供給工程において、前記被照射面において前記第2の方向へ同色かつ複数
    の前記ビーム光を並列させ、かつ、前記第2の方向へ並列する複数の画素に跨る位置に前
    記ビーム光が入射する場合に、前記ビーム光により前記被照射面に形成されるスポットの
    うち前記画素と重なる領域の割合を用いて重み付けされた階調を表現するように前記ビー
    ム光を変調することを特徴とする画像表示方法。
  9. 画像信号に応じて変調されたビーム光により画像を表示する画像表示方法であって、
    同色かつ複数の前記ビーム光を供給するビーム光供給工程と、
    前記ビーム光を、被照射面において第1の方向と、前記第1の方向に略直交する第2の
    方向へ走査させる走査工程と、を含み、
    前記走査工程において、前記第1の方向へ前記ビーム光を走査させる周波数が、前記第
    2の方向へ前記ビーム光を走査させる周波数より高くなるように駆動され、
    前記ビーム光供給工程において、前記被照射面において前記第2の方向へ同色かつ複数
    の前記ビーム光を並列させ、かつ、同色かつ複数の前記ビーム光が前記第2の方向につい
    て重なり合うように走査する場合に、前記ビーム光により前記被照射面に形成されるスポ
    ットのうち複数の前記ビーム光同士が重なり合う領域の割合に応じて光量を変化させるこ
    とを特徴とする画像表示方法。
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