JP4669592B2 - 録画装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビジョン放送を受信して録画し、録画内容を再生する録画装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
テレビジョン放送を受信して得られた映像信号および音声信号を、ディスク状またはテープ状の記録媒体に逐次記録し、その後、必要に応じて記録内容を再生する装置では、目的とする映像をすばやく頭出しして再生できることが重要である。
そこで、従来は記録された音声の無音部分を検出するといった方法で頭出しの高速化が図られている。しかし、無音部分は通常、番組とコマーシャル放送と(以下、CMともいう)の間や、ある番組と他の番組との境目などで発生するため、基本的に番組の切れ目しか検出することができない。
したがって、このような従来技術では、たとえばサッカーの中継放送で得点取得の場面など、番組の見所をすばやく検索したいといった利用者の要求に応えることは不可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的は、番組の見所となる箇所をすばやく再生することが可能な録画装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、テレビジョン放送信号を受信して映像信号および音声信号を出力する受信手段と、前記受信手段から、すくなくとも前記映像信号を受け取って逐次、記録媒体に記録する記録手段と、映像信号にもとづいて映像を表示する表示手段と、利用者の操作に応じ前記受信手段に信号を出力してテレビジョン放送のチャンネルを切り換え選択させるチャネル切り換え手段とを備え、前記受信手段が出力する前記映像信号を前記記録手段に記録するとともに、前記記録手段が記録した前記映像信号を前記記録手段から取得し前記表示手段に供給して映像を再生する録画装置であって、チャンネル切り換え手段が、チャンネル切り換えを指示する信号を前記受信手段に出力したとき、前記映像信号が記録される前記記録手段の前記記録媒体上の記録位置を表す情報を取得する記録位置検査手段と、前記記録位置検査手段が取得した前記記録位置情報を前記記録手段に供給して前記記録媒体に記録させる記録位置記録手段と、前記記録手段より前記記録位置情報を取得する記録位置取得手段と、前記記録位置取得手段が取得した前記記録位置情報が表す前記記録媒体上の記録位置以降に記録されている前記映像信号を前記記録手段より受け取り前記表示手段に供給する再生手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
本発明の録画装置では、録画時に記録位置検査手段は、チャンネル切り換え手段が、チャンネル切り換えを指示する信号を受信手段に出力したとき、映像信号が記録される記録手段の記録媒体上の記録位置を表す情報を取得する。そして記録位置記録手段は、記録位置検査手段が取得した前記記録位置情報を記録手段に供給して記録媒体に記録させる。記録位置取得手段は、再生時に、記録手段より前記記録位置情報を取得し、再生手段は、記録位置取得手段が取得した前記記録位置情報が表す記録媒体上の記録位置以降に記録されている映像信号を記録手段より受け取り表示手段に供給する。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態例について図面を参照して説明する。
図1は本発明による録画装置の一例を示すブロック図である。
図1に示したように、本実施の形態例の録画装置100は、大きく分けて制御部1、記憶部2(本発明に係わる記録手段)、リモコン装置3、およびテレビジョン受像機4により構成され、制御部1による制御のもとで映像信号および音声信号が記憶部2に記録され、また記憶部2から再生される。以下に詳しく説明するように、記憶部2には、映像信号および音声信号とともに、記憶部2の記憶媒体における信号の記録位置の情報と、この情報を管理するための番号(インデックス番という)の情報が記録される。これら記録位置情報およびインデックス番号の組をここではインデックス情報と呼ぶ。
【0011】
記憶部2は、一例としてディスク状の記録媒体から成るディスク装置22、およびたとえばICメモリから成るインデックス記憶部21を含み、ディスク装置22には映像信号、音声信号、ならびにインデックス情報が記録され、インデックス記憶部21には制御部1において受信、生成されたインデックス情報が一時的に保持される。ディスク装置22の記録媒体には、データ部221とインデックス部222とが確保されている。
【0012】
制御部1は、テレビジョン放送を受信し、受信信号を映像信号、音声信号、ならびにパイロット信号に分離・復号して出力するチューナー/デコーダ手段11(本発明にかかわる受信手段)と、チューナー/デコーダ手段11が出力する音声信号の強度が規定の値以上かどうかを判定する音声信号強度判定手段12と、インデックス情報を管理するインデックス管理部13と、映像/音声データの入力および保存を行う録画手段14と、リモコン装置3のリモコンボタン押下に対応した処理を行うリモコン応答手段15と、利用者操作に対する応答や記録した映像の出力を行う再生手段16とを備えている。
【0013】
チューナー/デコーダ手段11は出力として、映像信号1系統、音声信号2系統、パイロット信号1系統を有している。なお、パイロット信号、およびパイロット信号判定部18については他の実施の形態例に関連して後に詳しく説明する。
インデックス管理部13は、記録位置検査手段133、記録位置記録手段131、ならびに記録位置取得手段132を含んで構成されている。
記録位置検査手段133は、録画中の映像が記憶部2のディスク装置22を構成する記録媒体においてどの記録位置に記録されているかを表す情報を記憶部2から取得する。
記録位置記録手段131は、記録位置検査手段133が取得した上記記録位置情報を記憶部2に供給して、インデックス記憶部21またはディスク装置22のインデックス部222に記録させる。
記録位置取得手段132は、記憶部2より上記記録位置情報を取得し、また、再生開始時にディスク装置22のインデックス部222に記録されているインデックス情報を、インデックス部からインデックス記憶部21に転送させる。
チューナー/デコーダ手段11は、テレビジョン放送を受信しながら受信信号を所定の形式に復号し、映像音声と音声信号を録画手段14に出力する。この受信信号の復号技術はテレビジョン受信機において広く使用されており、周知であるので詳しい説明は省略する。
【0014】
チューナー/デコーダ手段11はまた、音声信号についは音声信号強度判定手段12にも同時に出力し、さらに、多重音声信号の種別を判別して、番組とCMの区切りでパイロット信号を発生し、パイロット信号判定手段18に供給する。パイロット信号およびパイロット信号判定手段18については他の実施の形態例に関連して後に詳しく説明する。
音声信号強度判定手段12は、より詳しくは、不図示の積分器および比較器によって構成されている。チューナー/デコーダー手段11から音声信号が入力されると、音声信号強度判定手段12は上記積分器を通してその平均的な強度を求め、その後、上記比較器を用いて、実験的に決定した規定値と前記強度とを比較し、音声信号の強さを判定する。この種の信号レベルの判定技術は、電子回路の分野で広く利用されているものであり、当業者にとって周知であるため、これ以上詳しい説明は省略する。
【0015】
記録位置検査手段133は、本実施の形態例では、所定周期で繰り返すサンプリング期間ごとに、音声信号強度判定手段12が検出した音声信号の強さを調べ、1つのサンプリング期間において音声信号の強さが上述のように規定値以上で、最大となったタイミングにおける記録位置の情報を取得する。記録位置記録手段131はこの記録位置情報を記憶部2に供給して、いったんインデックス記憶部21に保持させる。
【0016】
ここで、音声信号の強さが最大であるという条件をも用いる構成となっているのは、インデックス情報が必要以上に生成されることを防止するためである。また、インデックス記憶部21は録画処理が完了すると、保持している記録位置情報をディスク装置22のインデックス部222に出力してインデックス情報を保存させる。
【0017】
録画手段14は録画時には映像信号および音声信号を所定の形式に変換して記憶部2に出力し、ディスク装置22の記録媒体における記録位置を管理しつつディスク装置22のデータ部221に記録させる。そして、録画手段14は、インデックス管理部13の記録位置検査手段133から現在の記録位置情報を要求された場合には、その情報を記録位置検査手段133に供給する。
リモコン装置3は、選局ボタン、録画ボタン、再生ボタン、次インデックス(次頭出し)ボタン、ならびに前インデックス(前頭出し)ボタンを含み、これらのボタンが押されると各ボタンに対応する所定の信号をリモコン応答手段15に送出する。
リモコン応答手段15は、リモコン装置3から受け取った信号(イベント)を判別してチューナー/デコーダー手段11、インデックス管理部13の各部、ならびに再生手段16に適切に配信する。
【0018】
リモコン装置3の再生ボタン、次インデックスボタン、前インデックスボタンが押されると、再生手段16が起動される。そして、再生手段16は記録位置取得手段132を通じてインデックス記憶部21から、再生すべき信号の記録位置情報を取得し、同情報が表す記録位置から映像信号および音声信号の再生を行う。
【0019】
次に、このように構成された録画装置100の動作について説明する。
図2は録画時の録画装置100の動作を示すフローチャート、図3はインデックス管理部13の動作を表わすフローチャート、図4は音声信号強度とインデックス情報の関係を表わす概念図である。以下では、上記図1とともにこれらの図面を参照して録画時の録画装置100の動作について詳しく説明する。
【0020】
まず、利用者がリモコン装置3で録画操作を行うと、リモコン応答手段15はその旨をインデックス管理部13およびチューナー/デコーダー手段11に通知する。これにより、インデックス管理部13の記録位置記録手段131はインデックス情報を初期化すべく(ステップA1)、記録位置を0に、インデックス番号を0に設定する。このとき、インデックス記憶部21の記録内容は、図4に示した表411の行401のようになる。
インデックス管理部13はさらに、音声信号強度判定手段12が保持する音声信号強度変数、記録位置変数、ならびにサンプリングカウンタ変数を0に初期化する。これらの変数は図2に示したステップA25において使用するものであり、後に詳しく説明する。
【0021】
そして、チューナー/デコーダ手段11は、テレビジョン放送を受信しながら受信信号を所定の形式に復号し、映像信号、および音声信号を録画手段14に送り出すとともに、音声信号を音声信号強度判定手段12に出力する(ステップA2、およびステップA3)。
【0022】
録画手段14は、録画動作として、映像信号および音声信号をチューナー/デコーダー手段11から受け取って所定の形式に変換し、記憶部2を構成するディスク装置22のデータ部221に記録させる (ステップA4)。
一方、音声信号強度判定手段12は、入力された音声信号の強さが規定値412(図4)以上かどうかを調べ、音声信号の強さがサンプリング期間内で規定値以上となった場合にはその旨をインデックス管理部13に通知する。これによりインデックス管理部13はインデックス情報の記録動作を行う(ステップA5)。
【0023】
以下、図3を用いてステップA5の処理を詳細に説明する。
インデックス管理部13では記録位置検査手段133が音声信号強度判定手段12からの通知を受て(ステップB1でYes)、音声信号強度判定手段12が音声強度変数として保存している、前回に規定値を超えた際の音声信号の強度値と、今回の強度値とを比較する(ステップB2)。この段階では音声強度変数はステップA1において0に初期化されているので、ステップB2の判定結果はYesとなり、したがって記録位置検査手段133は、録画手段14に現在録画中の映像の記録位置を要求する(ステップB3)。
【0024】
この要求に対して録画手段14は、現在録画中の映像の記録媒体中の物理的位置を取得して、記録位置検査手段133に供給する。なお、物理的位置とは本実施の形態例では、ディスク装置22を構成するディスク状記録媒体のセクタ番号をいう。記憶部2が、本実施の形態例とは異なりテープ状の記録媒体を用いている場合には、上記物理的位置はテープの先頭からの時間、あるいはテープ回転数などとなる。
【0025】
次に、記録位置検査手段133は、音声信号強度判定手段12から受け取った上記音声信号強度と、録画手段14から受け取った記録位置をそれぞれ音声信号強度変数と記録位置変数の値として音声信号強度判定手段12に保存させる(ステップB4)。
音声信号強度判定手段12は、サンプリングカウンタ変数を用いてサンプリング期間が終了したかどうか調べる(ステップB5)。サンプリング期間が終了した場合には、次に音声信号強度変数が0がどうかを調べる(ステップB6)。ここで、音声信号強度変数が初期値0と等しい場合には、音声信号強度変数が当該サンプリング期間中一度も規定値に達しなかったことを意味する。
【0026】
音声信号強度変数が0以外の場合は、インデックス管理部13の記録位置記録手段131は、記憶部2のインデックス記憶部21に、インデックス番号とステップB4で保持した記録位置を追加記録させる(ステップB7)。
図4の例では、3番目のサンプリング期間404において、規定値を超える2つのピーク404A、404Bが存在するが、ピーク404Aの方が大きいため、ピーク404Aのタイミングで記録位置変数の値として保存された記録位置が最終的にインデックス記憶部21に記録されることになる。そして、図4の表411における行402に示したように、記録位置としてたとえば100が記録され、対応するインデックス番号として1が記録される。
【0027】
その後、インデックス管理部13は、音声信号強度変数のクリア(0で初期化)と(ステップB8)、サンプリングカウンタ変数のクリアを行う(ステップB9)。ステップB6で音声信号強度変数が0の場合にはステップB9に移る。
ここで、ステップB8およびステップB9で、音声信号強度変数とサンプリングカウンタ変数を初期値に戻すことは、次のサンプリング期間の開始を意味する。
【0028】
上記ステップB5でサンプリング期間が終了していないと判定された場合、インデックス管理部13は、音声信号強度判定手段12が保持するサンプリングカウンタ変数をインクリメントする(ステップB10)。
以上のステップA2からA5(図2)までの処理を録画終了(ステップA6)まで繰り返す。
図4の例では、音声信号の強度の変化に伴い、7番目のサンプリング期間でも、音声信号の強度が規定値以上となり、その結果、図4に示した表411の行403のように、対応する記録位置として306が、またインデックス番号として2がインデックス記憶部21に記録される。
録画が終了すると、記録位置記録手段131は、インデックス記憶部21の内容をディスク装置22のインデックス部222に保存させる(ステップA7)。
【0029】
次に、記憶部2に記録された映像の再生、および頭出しの動作について詳しく説明する。
図5は、録画装置100の再生時の動作を示すフローチャートである。
リモコン応答手段15から再生指示を受けると再生手段16は、再生開始をインデックス管理部13に通知する。インデックス管理部13の記録位置取得手段132は、再生する映像に対応するインデックス情報を、記憶部2を制御してディスク装置22のインデックス部222からインデックス記憶部21に読み出させる。その結果、図4の例では、インデックス記憶部21の記憶内容は表411のようなものとなる。
【0030】
また、インデックス管理部13は、変数として保持している「現在のインデックス番号と記録位置」を図4の表411の行401と同じ値に初期化する(ステップC1)。次に再生手段16は、「現在の記録位置」から再生を開始する(ステップC2)。
【0031】
リモコン応答手段15はイベントを監視し、リモコンボタンが押されたらリモコンボタンイベントを取得する(ステップC3)。リモコン応答手段15は、押されたボタンが「停止」ボタンの場合には(ステップC4)、直ちに再生手段16に再生停止を要求する(ステップC12)。また、押されたボタンが「前インデックス」ボタンの場合には(ステップC5)、インデックス管理部13に「現在のインデックス番号」のデクリメントを要求する(ステップC7)。更に、押されたボタンが「次インデックス」ボタンの場合には(ステップC6)、インデックス管理部13に「現在のインデックス番号」のデクリメントを要求する(ステップC8)。
【0032】
次に、再生手段16が新たな映像再生位置をインデックス管理部13に要求すると、インデックス管理部13の記録位置取得手段132は、ステップC7やステップC8で更新されたインデックス番号に対応する情報をインデックス記憶部21から読み出し(ステップC9)、該当する記録位置を再生手段16に供給する(ステップC10)。例えば図4で、記録位置120番(405)付近を再生中に、次インデックスボタンが押された場合、「現在のインデックス番号」は2番となり、対応する記録位置は306となる(表411の行403)。
再生手段16は、新しい記録位置を取得したら、その位置から再生を開始する(ステップC11)。
ステップC3以降は、ユーザにより再生が停止(ステップC4、ステップC12)されるまで繰り返される。
【0033】
ドラマやスポーツ中継などのテレビ放送番組では、BGM(バックグランドミュージック)が派手な激しい曲調のものに変ったり、観衆の歓声が大きくなるなどして、いわゆる「盛り上がる」場面では音声レベルが急激に上昇する傾向がある。
したがって、再生時に記録位置検査手段133が上述のようにして取得する記録位置の情報は、このような「盛り上がる」場面に対応しており、本実施の形態例では、この情報を記録し、再生時には同情報が表す記録位置から再生を開始することができる。その結果、番組の見所となる箇所をすばやく再生することが可能となる。
【0034】
なお、上記実施の形態例では、映像の先頭から再生を開始するとしたが、ステップC1で「現在のインデックス番号および記録位置」の初期化値として、前回再生時の停止位置の記録位置、およびそれに対応するひとつ前のインデックス番号を用いた場合には、再生を中断し、その後、再生を再開した場合に、つづく盛り上がり箇所をすぐに検索でき、前回再生を中断した箇所に続く映像を鑑賞する場合にきわめて便利である。
たとえば、図4の例で具体的に説明すると、前回再生時に、記録位置406の位置で再生を停止したとすると、「現在の記録位置」は323番、「現在のインデックス番号」は2番(行403)となり、インデックス番号が3番(図示せず)以降の記録位置をすばやく取り出すことができる。
【0035】
次に本発明の第2の実施の形態例について説明する。
第2の実施の形態例では、録画装置100は、利用者が録画中に選局を行った場合にインデックス情報を自動的に生成する機能をも有している。
第2の実施の形態例としての録画装置100では、記録位置検査手段133は、リモコン装置3が利用者の操作にもとづいてチャンネル切り換えを指示する信号を受信手段に出力したとき、映像信号が記録されるディスク装置22における記録位置を表す情報を取得する機能をも有している。
【0036】
以下、第2の実施の形態例としての録画装置100の動作について説明する。
図6は、インデックス管理部13の動作を表わすフローチャートである。図6は特に、図3における音声信号の強度判定の各ステップ(B1、B2、B4、ならびにB5)をリモコン選局ボタンの判定(ステップD1)に置換えた点で図3と異なっている。なお、図6において図3と同一のステップには同一の符号が付されている。
【0037】
リモコン応答手段15は、録画中に選局ボタンが押された場合には、チューナー/デコーダ手段11、およびインデックス管理部13に、そのイベント発生を通知する。これに伴い、まずチューナー/デコーダ手段11はチャンネルの変更を行う。またインデックス管理部13の記録位置検査手段133は、選局ボタン押下を検出して(ステップD1)、ステップB3で現在の記録位置を取得し、記録位置記録手段131は、その記録位置情報と、対応するインデックス番号とをインデックス記憶部21に保持させる(ステップD2)。なお、ステップD2は、上記実施の形態例のように記録位置変数を使用しない点で上記ステップB7と異なっている。
【0038】
このように第2の実施の形態例では、利用者が番組を見ながら録画中にチャンネルを変えた場合、その際の映像信号および音声信号の記録位置情報が上記実施の形態例と同様に記録されるので、再生時には、この情報を用いて、チャンネルが切り換えられた箇所を簡単に検索して、その箇所以降の映像をすばやく再生することができる。
【0039】
なお、ここでは、第2の実施の形態例において新たに加わった機能に関してのみ説明したが、無論上述した最初の実施の形態例としての録画装置100の機能を備えている。したがって、録画時の全体の動作は図7に示すようなものとなる。図7は、第2の実施の形態例のインデックス管理部13の録画動作を示すフローチャートであり、図3と図6とを一体化したものとなっている。図7において、図3、図6と同一の要素には同一の符号が付されている。
【0040】
次に、第3の実施の形態例について説明する。
第3の実施の形態例としての録画装置100では、パイロット信号判定手段18は、受信手段がパイロット信号を出力したか否かを判定し、記録位置検査手段133は、受信手段がパイロット信号を出力したとパイロット信号判定手段18が判定したとき、映像信号の記録位置を表す情報を取得する機能をさらに備えている。
【0041】
そして、再生手段16は、再生時に、記録位置取得手段132が取得した記録位置情報が表す記録媒体上の記録位置にもとづき、たとえば記録媒体上の特定領域に記録されている映像信号を除いて、記録媒体に記録されている映像信号を記憶部2より取得してテレビジョン受像機4に供給する機能をさらに備えている。
【0042】
したがって、第3の実施の形態例では、記録位置検査手段133は、パイロット信号判定手段18の判定結果にもとづいて、CM放送の開始と、終了のタイミングで記録位置を取得し、記録位置記録手段131はこれらの記録位置情報とそれぞれのインデックス番号とを記憶部2に記憶させる。
そのため、再生時に、再生手段16は、利用者の指示にもとづき、これらのインデックス情報を用いて、たとえばCM放送の期間をとばして映像信号を取得でき、利用者はCM放送の箇所をのぞいて映像を鑑賞するといったことができる。
そして、上述した番組の見所となる箇所をすばやく再生するために必要な記録位置記録手段、記録位置取得手段、ならびに記録位置検査手段を共通に用いることができるので、このような機能を低コストで実現することができる。
【0043】
なお、上記第1の実施の形態例において、音声信号強度判定手段12は、音声信号の強さを規定値と比較し、記録位置検査手段133はその結果にもとづいて最大値となったタイミングの記録位置情報を取得するとした。しかし、記録位置検査手段133が、音声信号の強さを規定値と比較する代わりに、音声信号の強さの変化量が基準を超えた場合に、記録位置の情報を取得する構成とすることも有効である。
【0044】
また、記録位置検査手段133が、所定周期で繰り返すサンプリング期間ごとに音声信号の強さを調べ、音声信号の強さがサンプリング期間中常に規定レベル以上のとき、音声信号の強さが最大となったタイミングにおける記録位置の情報を取得する構成とすることも可能である。図8はこの方式を示す波形図であり、すでに説明した図4の一部と同種の図面となっている。図8に示した例では、音声信号の強さは、サンプリング期間S1、S2において、常に規定値412以上となっており、したがって、この方式では、サンプリング期間S1、S2内で最大値となるタイミング(図8中、逆黒三角)で、記録位置が記録されることになる。
【0045】
なお、上記第2の実施の形態例では、録画装置100は記録位置の記録に関して最初に説明した実施の形態例の機能をも備えているとしたが、第2の実施の形態例特有の機能のみを有する構成とすることも無論可能である。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の録画装置では、録画時に記録位置検査手段は、チャンネル切り換え手段が、チャンネル切り換えを指示する信号を受信手段に出力したとき、映像信号が記録される記録手段の記録媒体上の記録位置を表す情報を取得する。そして記録位置記録手段は、記録位置検査手段が取得した前記記録位置情報を記録手段に供給して記録媒体に記録させる。記録位置取得手段は、再生時に、記録手段より前記記録位置情報を取得し、再生手段は、記録位置取得手段が取得した前記記録位置情報が表す記録媒体上の記録位置以降に記録されている映像信号を記録手段より受け取り表示手段に供給する。
したがって、本発明の録画装置では、利用者が番組を見ながら録画中にチャンネルを変えた場合、その際の映像信号の記録位置情報が記録されるので、再生時には、この情報を用いて、チャンネルが切り換えられた箇所を簡単に検索して、その箇所以降の映像をすばやく再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による録画装置の一例を示すブロック図である。
【図2】録画時の録画装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】インデックス管理部の動作を表わすフローチャートである。
【図4】音声信号強度とインデックス情報の関係を表わす概念図である。
【図5】録画装置の再生時の動作を示すフローチャートである。
【図6】インデックス管理部の動作を表わすフローチャートである。
【図7】第2の実施の形態例のインデックス管理部の録画動作を示すフローチャートである。
【図8】音声信号の強さを判定する他の方式を示す波形図である。
【符号の説明】
1……制御部、2……記憶部、3……リモコン装置、4……テレビジョン受像機、11……チューナー/デコーダ手段、12……音声信号強度判定手段、13……インデックス管理部、14……録画手段、15……リモコン応答手段、16……再生手段、18……パイロット信号判定手段、21……インデックス記憶部、22……ディスク装置、100……録画装置、131……記録位置記録手段、132……記録位置取得手段、133……記録位置検査手段。
Claims (1)
- テレビジョン放送信号を受信して映像信号および音声信号を出力する受信手段と、
前記受信手段から、すくなくとも前記映像信号を受け取って逐次、記録媒体に記録する記録手段と、
映像信号にもとづいて映像を表示する表示手段と、
利用者の操作に応じ前記受信手段に信号を出力してテレビジョン放送のチャンネルを切り換え選択させるチャネル切り換え手段とを備え、
前記受信手段が出力する前記映像信号を前記記録手段に記録するとともに、前記記録手段が記録した前記映像信号を前記記録手段から取得し前記表示手段に供給して映像を再生する録画装置であって、
チャンネル切り換え手段が、チャンネル切り換えを指示する信号を前記受信手段に出力したとき、前記映像信号が記録される前記記録手段の前記記録媒体上の記録位置を表す情報を取得する記録位置検査手段と、
前記記録位置検査手段が取得した前記記録位置情報を前記記録手段に供給して前記記録媒体に記録させる記録位置記録手段と、
前記記録手段より前記記録位置情報を取得する記録位置取得手段と、
前記記録位置取得手段が取得した前記記録位置情報が表す前記記録媒体上の記録位置以降に記録されている前記映像信号を前記記録手段より受け取り前記表示手段に供給する再生手段とを備えたことを特徴とする録画装置。
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JP2001006236A (ja) | 2001-01-12 |
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