JP4669117B2 - 情報設定システム、情報設定方法、及び対象機器 - Google Patents

情報設定システム、情報設定方法、及び対象機器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機器に情報を設定する情報設定システム、情報設定方法、及び対象機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、多くの電子機器は、ユーザの要求や嗜好に併せて設定が可能になっている。例えば、デジタルカメラはユーザの嗜好により、絞り、シャッタースピード、ホワイトバランス、露光時間、フラッシュの光り方、セルフタイマー時間の長短、及び日付挿入の有無など、多くの機能を設定可能である。
また、数パターンの設定データを記録することが可能な電子機器も存在する。ユーザが数パターンの設定データのうちから何らユーザインタフェースを通して1つ選択すると、選択した設定データに基づき機器が設定される。
しかし、例えば1台のデジタルカメラを多人数で使い回し、しかも各人の好みの設定にしたい場合、各人が手動で設定データを打ち直す必要がある。既に1回自分の好みに設定を行ったとしても、他人が設定し直せば、当然ながらまた自分も手動で設定し直さねばならなかった。つまり、多くの機器はユーザの体格や嗜好などにより、設定可能にはなっているが、もしその機器を、自分以外のユーザが設定し直した場合、他のユーザはまた自分に併せて設定をし直さなければならない。このようなケースは、特に公共物を複数のユーザが使い回すときに頻発する。
【0003】
また、先に挙げた数パターンの設定データを記録することが可能な電子機器では、ユーザに1つのパターンを選択させる、という作業を強いる。また、数パターンの設定データしか記録できないので、不特定多数のユーザがその機器を使用したい場合に対応できない。
【0004】
上記問題の解決策として、例えば次のような技術が提案されている。すなわち、センサがユーザを検知すると、センサはユーザの身体情報などのセンサ情報を取得し、認証用データが作成される。対象機器は、認証用データと機器IDデータを対象機器からユーザ設定データ記録機器に送信する。なお、設定される側の電子機器を「対象機器」、ユーザが携帯し様々な対象機器1のデータを保存し設定する側の機器を「ユーザ設定データ記録機器2と呼ぶ。
【0005】
ユーザ設定データ記録機器は、認証用データを用いて、ユーザ設定データ記録機器が現在のユーザのものか個人識別を行う。個人識別の結果、問題がなければ、ユーザ設定データ記録機器は、先に受信した機器IDデータを検索キーとして対象機器に対応するユーザ設定データが存在するか検索する。発見したらユーザ設定データと機器IDデータを送信する。対象機器はユーザ設定データを受信し、そのユーザ設定データに基づき処理を行う。
【0006】
かかる従来技術では、ユーザ設定データを簡単な操作で対象機器に設定することが可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術では、対象機器にアクセスするユーザを区別し、ユーザの区分毎に異なる処理を行うことができず、その利便性について改善する余地が残されていた。
【0008】
本発明は上記従来の問題点に鑑み、操作性を損なうことなく、対象機器にアクセスするユーザを区別し、ユーザの区分毎に異なる処理を行うことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の情報設定システムは、対象機器の設定データを保存する記録機器を使って前記対象機器を設定する情報設定システムであって、前記対象機器は、前記対象機器の操作者のユーザ識別情報を取得する取得手段と、前記対象機器の機器識別情報と前記取得手段により取得した前記ユーザ識別情報とを前記記録機器に送信する第1の送信手段と、前記記録機器から設定データを受信する第1の受信手段と、前記第1の受信手段により受信した設定データに基づいて前記対象機器を設定する設定手段と、を有し、前記記録機器は、機器種別情報とに対応させて対象機器の設定データを記憶する記憶手段と、前記対象機器の前記第1の送信手段により送信された前記ユーザ識別情報と前記機器識別情報とを受信する第2の受信手段と、前記第2の受信手段により受信した前記ユーザ識別情報に基づいて前記対象機器の操作者を認証する認証手段と、前記認証手段により前記対象機器の操作者が認証された場合、前記第2の受信手段により受信された前記機器識別情報に対応する設定データを前記記憶手段から検索する検索手段と、前記検索手段により検索された設定データを前記対象機器に送信する第2の送信手段と、を備え前記設定手段は、前記第2の送信手段により送信された前記設定データに基づいて前記対象機器を設定することにより、前記記録機器を使って前記対象機器の設定を前記対象機器の操作者に対応する設定にすることを特徴とする。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0040】
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る情報処理システムの特徴的な機能を示すブロック図である。
【0041】
本実施形態では、対象機器1にアクセスするユーザを区別し、ユーザ毎に異なる処理を行う事例として、図1に示すように、レベル分け処理のみを行い、後述する実施形態で説明するような、ユーザ設定データ記録機器2に送信するデータもしくはユーザ設定データ記録機器2から受信したデータに対してレベルに対応した処理を、特に行わない場合について説明する。レベル分け処理としては、ユーザに対する認証処理を行う場合を説明する。
【0042】
図2、図3及び図4は、対象機器1の構成を示すブロック図である。
【0043】
図2に示す対象機器1の構成は、CPU101、RAM102、パターンマッチング部103、データ変換部104、起動用ROM105、フラッシュROM106、指紋センサ107、無線I/F111、データ受信部112、データ送信部113、電力供給部191、及び電源192を備えている。
【0044】
図3に示す対象機器1の構成は、上記図2の構成において、LAN I/F114やモデム115が追加され、パターンマッチング部103が除かれた構成となっている。
【0045】
また、図4に示す対象機器1の構成は、上記図2の構成において、LAN I/F114やモデム115が追加された構成となっている。
【0046】
レベル分け処理は、対象機器内部で行うか、あるいは外部で行うかで対象機器1の構成が若干変化する。内部で行う場合は、図2、図3及び図4に示す構成のいずれでもよく、外部で行う場合は、図3及び図4に示す構成のいずれとなる。もちろん、レベル分け処理を外部で行う場合で、LAN I/F114やモデム115を使用せず無線で行う場合、対象機器1の構成は図2、図3及び図4に示す構成のいずれでもよい。
【0047】
また、対象機器1とユーザ設定データ記録機器2を含んだシステム全体の構成は、レベル分け処理を内部で行う場合は図5、外部で行う場合は図6または図7に示すような構成になる。図5に示す全体構成では、各対象機器1a、1b、1c、…と各ユーザ設定データ記録機器2a、2b、2c、…とがそれぞれ相互に無線接続される。図6に示す全体構成では、図5に示す構成において、各対象機器1a、1b、1c、…がLAN回路網6または公衆回線網7を介して認証サーバ3に接続されている。図7に示す構成では、図6に示す構成において、認証サーバ3に代えて対象機器兼認証サーバ1aaが設けられている。
【0048】
さらに、ユーザ設定データ記録機器2の構成は、図8に示すように、CPU201、RAM202、フラッシュROM203、起動用ROM204、無線I/F211、データ受信部212、データ送信部213、電力供給部291、及び電源292を備えている。
【0049】
また、ユーザは、腕時計型のユーザ設定データ記録機器2を腕に付けているものとする。腕に付けている必要はないが、対象機器1と通信可能な位置にあることが必要である。また、デジタルカメラは対象機器1が組み込まれており、ユーザ設定データ記録機器2から受信した設定データに基づきモータ等が作動し、設定データどおりの調整が行えるようになっている。
【0050】
本実施形態では、対象機器1の形態としてデジタルカメラを、ユーザ設定データ記録機器2の形態として腕時計を仮定しているが、それ以外の形態でも本発明は使用可能である。例えば、対象機器1の例としてはデジタルカメラ以外にも照明器具、音響システム、シートなどが挙げられるし、ユーザ設定データ記録機器2の例としては携帯電話、PDA、携帯音楽プレーヤなどが挙げられる。但し、対象機器1とユーザ設定データ記録機器2との間でやりとりされる機器設定データ(後述の図13、図18参照)の項目は対象機器1の種別によって異なる。例えば対象機器1が音響機器である場合、図13や図18にある「シャッタースピード」「AF ON/OFF」といった項目はなくなり、代りに音量、サラウンドモードの種類(映画館、ホールなど)、スピーカの方向などの項目が使用される。
【0051】
さらに、本実施形態では、センサとして身体特徴を測定する指紋センサ107を使用しているが、もちろん別種のセンサでも問題ない。例えば、人間の目の虹彩の模様は、指紋と同様に個人差であるので、デジタルカメラのファインダーに虹彩センサを取り付け、ファインダーをユーザが覗いたら虹彩センサが作動し、虹彩の画像情報データもしくはそれをデータ変換した認証用データを作成すれば問題ない。他の例として、人間の髪、唾液、汗などに含まれるDNA情報を使用する方法もある。DNA情報は個人差がある。髪、唾液、汗などのセンサを付け、DNA情報を読み取り、認証用データを作成することも可能である。声紋も同じように個人差がある。対象機器1にマイクというセンサを用意し、ユーザが声を発生し、その声紋を採取することから各人で異なる声紋情報を取得し、それから認証用データを作成すればよい。
【0052】
また、フラッシュROM106及びフラッシュROM203をデータ保存部として用いるが、HDDなどの他の記録媒体でももちろん問題はない。同様にデータ受信部112及びデータ受信部212、データ送信部113及びデータ送信部213は、データ送受信部としても何ら問題はない。
【0053】
無線の種類も特に問わない。赤外線、無線LAN、超音波、光など何でもよい。さらに言えば、本実施形態では通信媒体として無線を使用したが、無論有線でも問題はない。また、人の体を通信媒体とした通信方法もあるが、それでも問題ない。
【0054】
以上挙げた構成は、後述する他の実施形態にも適用される。
【0055】
次に、本実施形態に係る動作として、図9〜図11のフローチャートを参照しつつ登録動作及び再設定動作を順次説明する。図9及び図10は本実施形態の対象機器1の動作を示すフローチャートであり、図11は、ユーザ設定データ記録機器2の動作を示すフローチャートである。
【0056】
<登録動作>
登録時の機器間のタイムライン・ダイアグラムを図12に示す。
【0057】
(1)ユーザ設定データ記録機器2に認証用データを記録
ユーザは、認証用データ記録用の専用機か、対象機器1を用いて認証用データをユーザ設定データ記録機器2に登録しなければならない。つまり、指紋を身体情報として指紋センサにより読み取らせ、読み取ったデータを認証用データに変換させ、無線でユーザ設定データ記録機器2に送信し、記録する。認証用データは読み取ったデータをそのまま認証用データとして用いても構わない。
【0058】
(2)対象機器1を手動で設定
対象機器1の電源192を入れ、開始状態にする(ステップS101)。次にユーザは対象機器1を手動で設定する。本実施形態10では、対象機器1はデジタルカメラである。シャッタースピード、AF(オートフォーカス)のON/OFF、感度(ISO 100/400)など、デジタルカメラの機能に関する設定を手動で行う。設定対象となるデータの基本セットは起動用ROM105もしくはフラッシュROM106内に存在するので、ユーザが設定したデータ(機器設定データ)をRAM102に記録する。
【0059】
(3)ユーザ設定データ記録機器2に設定した機器設定データを登録
対象機器1の電源192を入れ、開始状態にする(ステップS101)。ユーザは、登録開始の行為を行い、対象機器1の指紋センサ107に指4を押しつける。指紋センサ107は接触を感知して作動する(ステップS111)。作動したら、登録開始の行為が行われたか判別する(ステップS112)。
【0060】
登録開始の行為は、例えば登録ボタンを対象機器1は備え、それを押しながら指4を指紋センサ107に押しつける、指紋センサ107を2回叩き、その後5秒以内に指4を指紋センサ107に押しつける、といった行為が考えられる。明示的にユーザが登録を指示できる形式であれば、登録開始の行為は特に規定しない。
【0061】
本実施形態では登録開始の行為が行われているので、登録可能なデータを送信することを対象機器1は記録する(ステップS113)。次に対象機器1は指紋センサ107よりユーザの身体情報をとる(ステップS114)。
【0062】
読み取られた身体情報はRAM102に一時記録され、データ変換部104により認証用データに変換しRAM102に一時記録する(ステップS115)。認証用データを用いず、直接身体情報を認証用データとして用いても構わないのでこのデータ変換作業は行わなくてもよい。但し、先のユーザ設定データ記録機器2に認証用データを記録したときと同じ方法でなければならない。また、CPU101でデータ変換が行えるならデータ変換部104は無くても構わない。また、データ変換作業で暗号化などのセキュリティ処理を行うことも可能である。
変換された認証データはRAM102内に置かれる。
【0063】
ステップS113より、RAM102には、ユーザが登録をしたいのか否か、といった情報が記録されている。具体的にはユーザが登録作業を行ったか否か、が記録されている。また、ステップS115よりRAM102にはユーザの認証用データが記録されている。対象機器1は、RAM102にある登録作業を行ったか否かというデータを参照し、送信するデータは登録可能なデータとして送信するのか判断する(ステップS121)。
【0064】
ユーザは登録行為を行ったので、RAM102にある認証用データと、対象機器1を作成したメーカが記録した起動用ROM105もしくはフラッシュROM106に存在する機器IDデータと、ユーザが手動で設定して作成された、RAM102に存在する機器設定データをユーザ設定データ記録機器2に送信する(ステップS122)。ここで送信するデータは、図13のようになる。
【0065】
ユーザ設定データ記録機器2は、最初開始状態にある(図11のステップS201)。送信されたデータが受信されると(ステップS202)、受信したデータに機器設定データがあるか判断する(ステップS203)。機器設定データがあれば、それはユーザ設定データ記録機器2に記録することになる。ユーザ設定データ記録機器2は、受信した機器IDデータをキーとしてフラッシュROM203内を検索し、もしあれば既に機器IDデータの組みとして記録されているユーザ設定データに、受信した機器設定データを上書きする(ステップS204)。なければ、新たに受信した機器IDデータと機器設定データをフラッシュROM203に記録する(ステップS204)。
【0066】
<再設定動作>
最初に簡単に再設定で行われる全体的な作業の流れを説明する。
【0067】
対象機器1で身体情報データを読み取る。読み取られたデータは認証用データに変換される。認証処理を行い、対象機器1を使用する権利のあるユーザであるか判断する。次に、ブロードキャストを行う場合は機器IDデータのみを、行わない場合は認証用データと機器IDデータを送信する。対象機器1は、自身がブロードキャストもしくは複数人に送信したか否か記録しておく。
【0068】
ユーザ設定データ記録機器2は受信した機器IDデータをキーとしてユーザ設定データ記録機器2内のデータを検索し、対象機器1に対応するユーザ設定データがあれば、それと機器IDデータを送信し、なければ何も送信しない。
【0069】
対象機器1は、先にブロードキャストもしくは複数人に送信したならば複数の返信を受信することとなる。対象機器1は受信した複数のユーザ設定データを統計処理し、再設定を行う。ブロードキャストもしくは複数人に送信していないのであれば受信するデータは1つであるので、単一のユーザ設定データに基づき再設定を行う。
【0070】
次に、具体的に再設定の処理の流れを説明する。
【0071】
図14(a)、(b)に、再設定時の機器間のタイムライン・ダイアグラムを示す。同図(a)は、対象機器1に対応するユーザ設定データが存在した場合、同図(b)は、対象機器1に対応するユーザ設定データが存在しなかった場合を示している。
【0072】
(1)対象機器1による認証用データの作成
対象機器1の電源192を入れ、開始状態にする(ステップS101)。最初にユーザは、対象機器1の指紋センサ107に指4を押しつける。指紋センサ107は接触を感知して作動する(ステップS111)。作動したら、登録開始の行為が行われたか判別する(ステップS112)。ここでは、行われていないとする。
【0073】
図15に示すように、指紋センサ107をシャッターボタンと組み合わせることにより、ユーザが意識しないで指紋センサ107に触れ、設定可能となっている。もちろん、本発明を使用したくない場合、センサをOFFにすれば、本発明で提案する再設定は行われない。
【0074】
登録開始行為は行われていないので、身体情報を読み取る(ステップS114)。読み取りに失敗したら開始状態に戻る(ステップS101)。読み取られたデータはRAM102に一時保存され、データ変換部104により認証用データに変換される(ステップS115)。認証用データを用いず、直接指紋情報を個人識別に使用するならば、このデータ変換作業は行わなくてもよい。また、CPU101でデータ変換が行えるならデータ変換部104は無くても構わない。また、データ変換作業で暗号化などのセキュリティ処理を行うことも可能である。変換された認証用データはRAM102内に置かれる。
【0075】
(2)対象機器1の認証処理
対象機器1の内部、外部を問わず、認証処理を行う。対象機器1内部で認証処理を行う場合で、パターンマッチング部103を使用して指紋認証を行う場合、対象機器1の構成は図2もしくは図4の構成となる。パターンマッチング部103を使用せずCPU101で行うのであればパターンマッチング部103の有無は関係なくなるので、図2、図3、図4に示した構成のどれでも構わない。
【0076】
LAN回路網6、公衆回路網7や無線5を使用して対象機器1の外部で認証処理を行う場合、図6における認証サーバ3や、図7における対象機器兼認証サーバ1aaのように、指紋認証を行う機器がネットワーク上に必要であり、また対象機器1にはそれにアクセスできる機能が求められる。指紋認証を外部で行う場合、必要であれば対象機器1にLANI/F114やモデム115などの部品を搭載する。もちろん、無線I/F111を用いて対象機器1と認証サーバ3が通信可能であるならLANI/F114やモデム115は必要ない。要は、対象機器1の外部で認証処理を行う場合は、認証サーバ3と対象機器1が通信できれば問題ない。
【0077】
結局、対象機器1の構造や運用環境により、指紋認証を対象機器1の内部で行うか外部で行うかを対象機器1の管理者は決定しておかなければならない(ステップS116)。対象機器1自身、もしくは外部の認証サーバ3(認証サーバ機能を持つ他の対象機器1含む)には、例えば図16のようなデータベースがあるとする。
【0078】
対象機器1内部で指紋認証を行う場合(図5)、パターンマッチング部103はセンサから取得し生成したRAM102内にある認証用データとフラッシュROM106内にある登録済み認証用データを比較する(ステップS120)。ここでフラッシュROM106内に一致する認証用データが存在すればユーザは対象機器1を使用する権利があるユーザであり、なければ権利がないユーザである。
【0079】
対象機器1外部で指紋認証を行う場合(図6、図7)、対象機器1は認証サーバ3や対象機器兼認証サーバ1aaに認証用データを送信する(ステップS117)。認証サーバ3や対象機器兼認証サーバ1aaは、認証用データを受信し、予め登録してある認証用データと比較して認証を行い、結果を送信元の対象機器1に送信する。対象機器1は指紋認証の結果を受信する(ステップS119)。そして、その結果よりユーザが使用権のあるユーザか判別する(ステップS120)。権利があればステップS121へ進み、なければ開始状態に戻る(ステップS101)。
【0080】
(3)対象機器1による機器IDデータもしくは機器IDデータと認証用データの送信
登録開始行為は行っていないので、登録可能なデータは送信されないこととなる(ステップS121)。次に、対象機器1は機器設定データをブロードキャストを行うか判断する(ステップS131)。ブロードキャストとは、対象機器1の周辺に無線通信可能なユーザ設定データ記録機器2が複数存在するとき、その全てを対象とした通信を行うことを意味する。
【0081】
ブロードキャストを行うときとは、例えば複数のユーザの嗜好を対象機器1が収集し、その嗜好を統計処理にかけ再設定するときに用いる。ブロードキャストを行うか否かは、対象機器1を作成したメーカの判断による。ブロードキャストを行う場合が考えられる対象機器1としては、エアコンなどが挙げられる。もちろん、ユーザがブロードキャストを行うか選択可能としてもよい。
【0082】
ブロードキャストを行わないのであれば、対象機器1はRAM102内にある認証用データと起動用ROM105もしくはフラッシュROM106内にある機器IDデータをユーザ設定データ記録機器2に送信する(ステップS133)。送信するデータは図17に示すようになる。
【0083】
ブロードキャストを行うのであれば、機器IDデータのみを送信する。送信するデータは、図11から認証用データを除いたものとなる。他にも、ブロードキャスト用の処理はいろいろ考えられる。例えば、機器設定データの値の部分に「broadcast」といった文字があれば、それはブロードキャストで送信されたデータである、と判別でいきる。また、ブロードキャスト時に立てるフラグを伝送データに項目として用意し、そのフラグが1であればブロードキャストのデータ、そうでなければブロードキャストのデータでない、といった判別を行ってもよい。
【0084】
ここで対象機器1は、ブロードキャストを行ったか否かをRAM102に記録しておく。ブロードキャストを行うか否かは、送信するデータに認証用データを付加するか否かで表現される。本実施形態では通信手段は無線であるので、単に送信するだけでは使用する周波数が同じであれば、周辺に存在する全ての対象機器1、ユーザ設定データ記録機器2に配送されてしまう。
【0085】
よって、本実施形態では、対象機器1が送信するデータに認証用データが付加しているとき、ユーザ設定データ記録機器2は予め保持している認証用データと比較し、一致すれば次の検索作業に進み、一致しなければ受信したデータを破棄する。送信するデータに認証用データがない、ブロードキャスト用フラグが立っているなど、ブロードキャストのデータを受信したら、無条件で検索作業に進むようにする。
【0086】
以上のように、認証用データは送信アドレスとしての働きもある。
【0087】
本実施形態では、ブロードキャストを行わないとする。データを送信する際、RAM102にある認証用データをCPU101内で適当な通信プロトコルに変換し、データ送信部113を通じ、無線I/F111を通じて無線5で行う。
【0088】
データを送信したら(ステップS133)、同じ機器IDデータを複数人に送信するか判別する(ステップS134)。ステップS134の判別は、例えば、ある対象機器1をブロードキャストにより、対象機器1の通信範囲内の人の設定に従わせたくなく、あるグループメンバの人の設定のみを反映したいときに有効である。これは、インターネット環境で言えば、ユニキャストを複数回行いたいか、という判定と考えてもよい。
【0089】
ステップS134において複数人に送信したいならば、認証用データをそのグループメンバの認証用データに変え(ステップS135)、また送信する(ステップS133)。グループメンバは、予め対象機器1において設定されているものとする。本実施形態では、複数人に送信しないとする。
【0090】
(4)対象機器1に対応するユーザ設定データを検索
ユーザ設定データ記録機器2は最初開始状態にある(ステップS201)。送信されたデータが受信される(ステップS202)と、受信したデータに機器設定データがあるか判別する(ステップS203)。機器設定データがないと、ユーザ設定データ記録機器2は対象機器1に対応するデータを送信することとなる。
【0091】
次に、受信したデータに認証用データがあるか判別する(ステップS205)。認証用データがあれば、それと、予め登録されているフラッシュROM203内に登録済みの認証用データと照合する(ステップS206)。これを個人識別と言う。
【0092】
2つのデータが一致しなければ(ステップS207)、ユーザ設定データ記録機器2は開始状態に戻り(ステップS201)、何も送信しない。2つのデータが一致する、つまりユーザ設定データ記録機器2が現在使用しているユーザのものであると判別されれば(ステップS207)、受信した機器IDデータをキーとして対象機器1に対応するユーザ設定データが存在するか、フラッシュROM203内を検索する(ステップS208)。機器IDデータにはメーカ名、製品名、製品カテゴリ名、シリアル番号などが含まれているので、それをキーワードにして検索を行う。
【0093】
多くの場合、製品名をキーワードにして検索を行うのが最もよい。なぜなら、同じ種類の製品だが別のシリアル番号のもので、ユーザ設定データを使用することが可能であるからである。しかし、シリアル番号で比較してもよいし、製品カテゴリで比較してもよい。これは、ユーザ設定データ記録機器2を作成するメーカが機器IDデータのどれを使用して検索するか決定してもよいし、ユーザが選択可能にしてもよい。
【0094】
検索の結果、なければユーザ設定データ記録機器2は開始状態に戻り(ステップS201)、何も送信しない。対応するユーザ設定データが存在すれば、その発見したユーザ設定データと機器IDデータを送信する(ステップS209)。送信するデータは図18のようになる。
【0095】
また、受信した認証用データが一致するのはあくまで身体情報をセンサにより取得させたユーザである点に注意したい。これにより、もし複数のユーザ設定データ記録機器2が対象機器1の周りにあったとしても、送信したいユーザのユーザ設定データ記録機器2に結果的に送信できることになる。
【0096】
対象機器1はある期間内にユーザ設定データを受信できたら、そのユーザ設定データに基づき再設定を行う対象機器1は、ある期間だけデータが受信できたか待つ(ステップS136)。ある期間以内に受信できなければ何もせず、開始状態に戻る(ステップS101)。
【0097】
対象機器1は、自身がブロードキャストもしくは複数人に送信したか否かをRAM102に記録しているので(ステップS131)、ブロードキャストもしくは複数人に送信していれば受信したデータをそれに対する返信、単一ユーザからの返信として扱う(ステップS137)。
【0098】
対象機器1は、受信したデータにある機器IDデータが、対象機器1自体の機器IDデータと一致するか比較する。一致すれば、受信したデータは対象機器1が送信したデータに対する返答であるので処理を行い、一致しなければ受信したデータを破棄する。ここで機器IDデータを比較するとしたが、機器IDデータのどの項目を実際に比較するかはユーザ設定データ記録機器2を作成するメーカが機器IDデータのどれを使用して検索するか決定してもよいし、ユーザが選択可能にしてもよい。
【0099】
ブロードキャストもしくは複数人に送信していなければ(ステップS137)、受信したユーザ設定データに基づき対象機器1を再設定し、開始状態に戻る(ステップS101)。
【0100】
ブロードキャストもしくは複数人に送信していれば(ステップS137)、受信した複数のユーザ設定データを統計処理し(ステップS138)、統計処理の結果に基づき対象機器1を再設定し(ステップS139)、開始状態に戻る(ステップS101)。
【0101】
本実施形態では、ブロードキャストを行わないので、ユーザ設定データ記録機器2から図18に示すようなデータより、ユーザ設定データを参照してユーザ好みの設定にデジタルカメラを再設定する。
【0102】
[第2実施形態]
図19は、本発明の第2実施形態に係る情報処理システムの特徴的な機能を示すブロック図である。
【0103】
本実施形態では、対象機器1にアクセスするユーザを区別し、ユーザ毎に異なる処理を行う事例として、図19に示すように、対象機器1がユーザ設定データ記録機器2から受信したデータにレベルに対応した処理を行う場合を説明する。すなわち、ユーザ設定データ記録機器2に図20のデータベースを用意し、データベースを検索して得たデータに応じて対象機器1が処理を変更することで提供されるサービスについて説明する。
【0104】
本実施形態に係る対象機器1の動作を示すフローチャートは、図9及び図21を用いることとし、これと上記第1実施形態で用いた図9及び図10の違いは、図10のステップS137とステップS140の間にステップS150の処理が加わったことである。
【0105】
以下、本実施形態において、以上変化した部分について補足する。
【0106】
図20に示すデータベースでは、ユーザ設定データ記録機器2に、認証用データ及び機器IDデータに加えて、機器IDデータ毎に使用履歴を保持するのが特徴である。使用履歴の更新は、対象機器1の指紋センサ107がユーザに反応し、図17に示すようなデータが対象機器1からユーザ設定データ記録機器2に送信され、認証用データを比較して一致し、機器IDデータを使用してユーザ設定データ記録機器2内のデータを検索して発見されたときに行われる。
【0107】
例えば、対象機器1はデジタルカメラとし、図17に示すようなデータが送信されたとすると、図20のデータベースで、図17の機器IDデータと一致するキーの使用履歴が1加算される。具体的には、「CANON」、「Digital Camera」、「Auto Set」、「ASC−0000001」に対応した使用履歴の値が1つずつ加算され、それぞれ使用履歴は、15が16に、20が21に、43が44に、55が56となる。もちろん、加算でなく、減算他の処理でもよく、また加算される値も1でなくとも問題はない。この処理は、予めユーザ設定データ記録機器2で定義されているものとする。
【0108】
そして、ユーザ設定データをユーザ設定データ記録機器2から対象機器1に送信するときに、認証用データとユーザ設定データと機器IDデータの各キーに対応した使用履歴も送信する。
【0109】
対象機器1はデータを受信し(ステップS136)、ブロードキャストもしくは複数人からに対する返信か判断する(ステップS137)。本実施形態では、ブロードキャストもしくは複数人からに対する返信ではないとする。
【0110】
対象機器1は、受信した認証用データとS115において一時記録された認証用データを照会することで、受信したデータが、対象機器1を直前に使用した人からの返答か否かをチェックする(ステップS150)。そうであれば、受信した使用履歴を参照し、そのユーザに提供するサービスを選択し(ステップS150)、それに合った設定を行う(ステップS140)。例えば、使用履歴が100回以上であれば、課金データを2割差し引いて登録する、といった割引サービスなどが提供可能である。
【0111】
以上述べたように、ユーザ設定データ記録機器2にデータベースを保持すると、データベースを認証サーバ3に作成した時と比較して、次のような利点がある。対象機器1がネットワークに接続していようといまいと関係なく、使用履歴をユーザ設定データ記録機器2に記録することが可能である。つまり、対象機器1をユーザに提供するメーカが、対象機器1の使用環境を考慮せずにサービスを提供することが可能となる。
【0112】
本実施形態は、ユーザ設定データ記録機器2にデータベースを保持することが最大の特徴である。データベースには、使用履歴だけではなく、使用した日時、場所などもユーザ設定データ記録機器2で行われる処理の設定次第で記録させることも可能である。
【0113】
本実施形態で提案した仕組みにより、対象機器1を作成するメーカもしくは対象機器1を使用したサービスを提供する業者は、対象機器1の設置環境を考慮せずにサービスを提供できる。また、より正確なユーザの使用状況を把握でき、よりユーザニーズに適した製品の開発に反映させることが可能となる。
【0114】
またユーザも、ユーザが意識しなくとも確実に使用記録がユーザ設定データ記録機器2に蓄積されるので、使用回数のカウントをし忘れることがなく、先に述べたメーカ等のよりよいサービスを受ける機会が増す。
【0115】
[第3実施形態]
本実施形態では、対象機器1にアクセスするユーザを区別し、ユーザ毎に異なる処理を行う事例として、図19に示すように、ユーザ設定データ記録機器2から受信したデータに対してレベルに対応した処理を行う場合で、認証サーバ3にレベルに対応したデータを蓄積して、ユーザ毎に異なるサービスを提供する場合について説明する。本実施形態の対象機器1のフローチャートは、図9及び図21を用いる。
【0116】
上記第1実施形態では、認証サーバ3のデータベース例として図16を使用し、デジタルカメラ(対象機器1)のセンサ107にユーザが触れるだけで、認証及び個人識別を行い、ユーザに応じた設定を行う例を示した。本実施形態では、図16のデータベースに加え、認証サーバ3に図22に示すようなデータベースを用意すると可能になるサービスを説明する。
【0117】
具体的には、認証サーバ3にユーザ情報を記録しておくことにより、ユーザがセンサ107に反応しただけで、対象機器1が認証サーバ3のデータベースを参照し、ユーザ毎に異なる処理を行うことにより提供されるサービスについて説明する。
【0118】
上記第1実施形態では、対象機器1外部で認証を行う場合、図17に示すような認証用データを認証サーバ3に送信した。図17の認証用データは、図16に示すようなデータベースにおいて山田太郎の登録済みデータと一致するので、ユーザは山田太郎、ユーザIDは12345、性別は男、課金データは2000円などと判別され、山田太郎は対象機器1を使用する権利があるユーザと認証された。本実施形態では、対象機器1から認証サーバ3に送信されるデータは、認証用データと機器IDデータであるとする。つまり、図17に示すデータそのものであるとする。
【0119】
ここで、図22のようなデータを持つデータベースが認証サーバ3に存在するとする。データベースは、ネットワーク上で認証サーバ3が参照できれば、同一サーバ内に存在しなくとも問題はない。また、図22ではユーザIDが1人のときしか示していないが、複数のユーザIDを認証サーバ3が所持し管理しても何ら問題はない。
【0120】
本実施形態でも上記第1実施形態と同様に、認証サーバ3は対象機器1が送信した認証用データと予め保持している認証用データを比較することで認証を行う。認証処理はあくまで認証用データを比較することである。本実施形態では、図16に示すデータベースを、認証用データをキーとして参照することより、ユーザID他も判明する。ユーザID「12345」をキーワードとし、データベースを検索すると、図22に示すようなデータベースが発見される。このとき、ユーザ別の管理はユーザIDではなく、ユーザ名や他のユーザを特定できるキーワードであれば何ら問題はない。もちろん、認証用データでも問題ない。
【0121】
図22のデータベースより、ユーザID「12345」は、使用許可機器IDデータ、サービスレベル、使用履歴といった情報を4組み持っている。もちろん、4組み以上でも何ら問題はない。使用許可機器IDデータは、そのユーザが使用を許可されている機器IDデータである。サービスレベルは上記使用許可機器IDデータをユーザが使用するとき受けるサービスのレベルでありSが最高、Eが最低のサービスであるとする。S、A、B、C、D、Eの順でサービスレベルは低下する。使用履歴は上記使用許可IDデータを持つ対象機器1をユーザが使用した回数であるとする。
【0122】
よって、ユーザID「12345」は、使用許可機器IDデータ「ASC−0000001」を、サービスレベル「S」で使用でき、使用履歴は「15」回であると分かる。
【0123】
認証サーバ3は、レベルに対応したデータを上記のように検索し、対象機器1にサービスレベルを送信する。対象機器1はサービスレベルを受信し、そのサービスレベルを一時保存しておく。その後、対象機器1はユーザ設定データ記録機器2と送受信を行い、ユーザ設定データを受信したら、前記保存しておいたサービスレベルに応じた処理を行う(ステップS150)。
【0124】
サービスレベルに応じた処理とは、例えばサービスレベルS(最高)ならデジタルカメラ(対象機器1)の使用時間は1週間、サービスレベルD(最低)なら30分に制限する、といった処理である。以上のような設定を、対象機器1はサービスレベルに基づき行う(ステップS140)。
【0125】
上記のような使用許可機器IDデータや使用履歴などの個人的な情報は、メーカの商品開発や商品販売に有用なデータであり、これをメーカはユーザに意識させることなく、取得することが可能となる。また、ユーザは使用履歴などによりサービスレベルが変化し、例えば同じ製品や、同じメーカを繰り返し使用することによりサービスレベルが上昇し、より有利なサービスを提供してもらうことが可能となる。
【0126】
例えば、本実施形態で、対象機器1はデジタルカメラであるとするし、認証サーバ3で管理される対象機器1はレンタル用のデジタルカメラであるとする。そして、メーカはユーザにレンタル用のデジタルカメラを貸し出すことにより、使用料を徴収可能である。この際、事前にユーザが認証サーバ3に登録を行っておけば、デジタルカメラのセンサにユーザが触れるだけで、貸し出し作業を行うことができる。
【0127】
具体的には、ユーザがセンサに触れると認証データが認証サーバ3に転送され、認証処理が行われる。このとき、貸し出し時間、機種などの貸し出しデータを認証サーバ3に保存することにより、貸し出し作業が完了する。
【0128】
また、サービスレベルSは撮影枚数無制限、Aは40枚まで、Bは20枚まで、Cは10枚まで、Dは5枚まで、Eは2枚まで、とする。すると、図17(2)より、ユーザID「12345」のユーザは、使用許可機器IDデータ「ASC−0000001」なら無制限に撮影でき、「Auto Set」なら40枚まで、「Digital Camera」なら20枚まで、と使用許可機器IDデータにより細かなレベルのサービスを設定することも可能である。メーカは各ユーザの使用履歴を把握し、自社の製品をより使用するユーザに対し、より良いサービスを提供することができ、ユーザはそのサービスを享受することが可能となる。
【0129】
上記の機構は、様々に応用が可能である。例えば、サービスレベル、ではなくサービスタイプ、とし、タイプによってユーザが受けるサービスのタイプを変化させることもできる。また、使用履歴により、課金データに0。75を掛けるなどし、割安サービスを提供することも可能である。また、図22のデータベースを細分化して、細かな個々のユーザのユーザ設定データを保存し、どのように対象機器1が使用されているか、といった統計データを取得することも可能となる。
【0130】
また、サービス提供者が策定したグループにユーザを分け、そのグループに応じたサービスを提供する、ということも可能である。例えば、ユーザが男性グループか女性グループかでサービスを分ける、優待会員グループと普通会員グループに分ける、などとし、そのグループに応じたサービスを提供することが可能である。
【0131】
以上より、本実施形態では、認証サーバ3に図22に示すようなデータベースを追加することにより、メーカは様々なサービスを提供でき、ユーザもサービスを享受できる。
【0132】
[第4実施形態]
本実施形態では、対象機器1にアクセスするユーザを区別し、ユーザ毎に異なる処理を行う事例として、図19に示すように、ユーザ設定データ記録機器2にデータを蓄積してユーザ毎に対象機器1が取得するデータの個数を変化させることにより異なるサービスを提供する場合を説明する。
【0133】
例えば、ある対象機器1についての機器設定データ(これはユーザ設定データと、図18のシャッタースピードなど項目は同じである)は10項目あるとする。以上の状況下で、対象機器1Aはユーザαについては、対象機器1の10項目全てを使用した設定が可能であり、ユーザβについては対象機器1の10項目のうち、3項目を使用した設定しか可能ではない、といったユーザによって使用する項目数を制限するサービスを提供する方法を説明する。
【0134】
本実施形態に係る対象機器1の動作を示すフローチャートは、図9と図21を用いる。
【0135】
ユーザ設定データ記録機器2には、例えば対象機器1がデジタルカメラである場合、図18にあるような、シャッタースピード、AF ON/OFF、ISO100/400という項目とそれに対応した値の組みであるユーザ設定データが保存されている。もちろん、ユーザ設定データは上記項目と値の組みでなくとも、対象機器1の設定に利用できるデータであれば形式は問わない。
【0136】
ユーザ設定データ記録機器2は、対象機器1の設定時に、図18に例示したユーザ設定データを送信するのは、上記第1実施形態で述べた通りである。対象機器1は、ユーザ設定データ記録機器2から受信したユーザ設定データに基づき、対象機器1を設定するのは、図10のステップS140で示した通りである。
【0137】
このステップS140の前段の処理であるステップS150において、ユーザにより、設定に使用する項目を変化させる。対象機器1、もしくは対象機器1と通信できる認証サーバ3には、ユーザをランク分けするデータと、ユーザのランクに応じて行う処理が保存されている。
【0138】
例えば、ユーザのランクは、最高のSから、A、B、C、最低のDまである。他のランク付けでも構わない。ユーザのランクに応じた処理とは、例えばある対象機器1についての機器設定データの項目が10項目あるとすると、Sランクは10項目全ての値を使用して対象機器1についての設定を行うのに対し、Aランクは8項目、Bランクは6項目、Cランクは4項目、Dランクは2項目の値しか使用しない。この処理を行うにあたり、対象機器1は、ユーザ設定データ記録機器2から10項目全てのユーザ設定データを受信して処理してもいいし、ランクに応じた項目しか受信しなくても構わない。
【0139】
ユーザのランク付けの方法については特に規定しない。例えば、対象機器1を作成したメーカの製品をより使用するユーザには高ランクを与えたり、ユーザ登録したユーザには高ランクを与えるなどが考えられる。また、前記実施形態30で説明した、使用履歴などのデータを参照してランクを付けるようにしても構わない。
【0140】
以上のようにして、ユーザにより、同じ対象機器1で受けるサービスを変化させることが可能となる。この機能により、対象機器1のメーカや対象機器1を販売する業者は、付加価値サービスを提供することが可能となる。
【0141】
[第5実施形態]
図23は、本発明の第5実施形態に係る情報処理システムの特徴的な機能を示すブロック図である。
【0142】
本実施形態では、対象機器1にアクセスするユーザを区別し、ユーザ毎に異なる処理を行う事例として、図23に示すように、ユーザ設定データ記録機器2に送信するデータにレベルに対応した処理を行う場合で、ユーザ設定データ記録機器2にデータを蓄積してユーザ毎に対象機器1が取得するデータの個数を変化させることにより異なるサービスを提供する場合を説明する。
【0143】
本実施形態に係る対象機器1の動作を示すフローチャートは、図9及び図24を用いる。図9及び図10との違いは、ステップS160の処理が加わったことである。本実施形態において、以上変化した部分について補足する。
【0144】
上記第4実施形態では、ある対象機器1についての機器設定データは10項目あるとし、対象機器1は、ユーザαについては10項目全てを使用した設定が可能であり、ユーザβについては3項目を使用した設定しか可能ではない、といったユーザによって使用する項目数を制限するサービスを提供することを説明したが、本実施形態では、上記第4実施形態と同様のケースにおいて、このサービスを提供する方法が異なる。
【0145】
本実施形態では、対象機器1がユーザ設定データ記録機器2に送信するデータは、レベルに対応した処理を行った後に(ステップS160)、送信(ステップS133)する。
【0146】
このステップS160の処理では、ユーザにより、設定に使用する項目を変化させる。対象機器1、もしくは対象機器1と通信できる認証サーバ3には、ユーザをランク分けするデータと、ユーザのランクに応じて行う処理が保存されている。例えば、ユーザのランクは、最高のSから、A、B、C、最低のDまである。他のランク付けでも構わない。ユーザのランクに応じた処理とは、例えばある対象機器1についての機器設定データの項目が10項目あるとすると、Sランクは10項目全ての値を使用して対象機器1についての設定を行うのに対し、Aランクは8項目、Bランクは6項目、Cランクは4項目、Dランクは2項目の値しか使用しない。
【0147】
この処理を行うにあたり、対象機器1は、ユーザ設定データ記録機器2から10項目全てのユーザ設定データを受信してもいいし、ランクに応じた項目しか受信しなくても構わない。これは、どのランクに何を行うか、というステップS160の部分の実装による。
【0148】
ユーザのランク付けの方法については特に規定しない。例えば、対象機器1を作成したメーカの製品をより使用するユーザには高ランクを与えたり、ユーザ登録したユーザには高ランクを与えるなどが考えられる。
【0149】
対象機器1は、認証用データ及び機器IDデータと、ステップS160の処理で発生したデータをユーザ設定データ記録機器2に送信する。本実施形態では、ランクに応じた機器設定データの項目のみを、ステップS160の処理で発生したデータとして送信する。ユーザ設定データ記録機器2は、値が入っていない機器設定データがきたときは、その機器設定データの項目に対応したユーザ設定データの項目と値を返すとする。
【0150】
対象機器1は、ユーザ設定データを受信する。このとき、対象機器1には、ユーザのランクに応じたユーザ設定データを受信しているので、その項目と値に基づき、設定を行う。
【0151】
以上のようにして、ユーザにより、同じ対象機器1で受けるサービスを変化させることが可能となる。この機能により、対象機器1のメーカや対象機器1を販売する業者は、付加価値サービスを提供することが可能となる。
【0152】
また、対象機器1からユーザ設定データ記録機器2に伝送する機器IDデータの項目数を減らせるので、伝送データ量の削減により、伝送速度の高速化、データ処理時間の削減という効果もある。
【0153】
[第6実施形態]
図25は、本発明の第6実施形態に係る情報処理システムの特徴的な機能を示すブロック図である。
【0154】
本実施形態では、対象機器1にアクセスするユーザを区別し、ユーザ毎に異なる処理を行う事例として、図25に示すように、対象機器1でデータをユーザ設定機器2に送信する前とユーザ設定データ記録機器2から受信したデータに、レベルに対応した処理を行う場合を説明する。すなわち、ユーザ設定データ記録機器2に、図26(a)、(b)のデータベースを用意し、このデータベースを検索して得たデータに応じて対象機器1が処理を変更すると提供されるサービスについて説明する。
【0155】
図27のイメージ図に示すように、対象機器1はエアコンであるとし、あるグループに属したユーザの設定のみを対象に設定を行う場合を想定する。また、そのユーザはランク分けされる。また、本実施形態では、対象機器1を使用するグループは2人によりなっており、それぞれユーザA、認証用データ「OijdrOI」と、ユーザB、認証用データ「AoijOJ」であると例として仮定する。対象機器1には、各ユーザの認証用データが存在し、グループとして登録されているものとする。
【0156】
本実施形態に係る対象機器1のフローチャートは、図9と図28を用いる。図9及び図10との違いは、ステップS260とステップS250の処理が加わったことである。本実施形態では、複数人に対する送信も使用する。
【0157】
以下、再設定の場面より、本実施形態の処理の流れを具体的に説明する。
【0158】
対象機器1の電源192を入れ、開始状態(ステップS101)にする。最初にユーザAは、対象機器1の指紋センサ107に指4を押しつける。指紋センサ107は接触を感知して作動する(ステップS111)。作動したら、登録開始の行為が行われたか判別する(ステップS112)。ここでは、行われていないとする。
【0159】
登録開始行為は行われていないので、身体情報を読み取る(ステップS114)。読み取りに失敗したら開始状態に戻る(ステップS101)。読み取られたデータはRAM102に一時保存され、データ変換部104により認証用データ「OijdrOI」に変換される(ステップS115)。認証用データを用いず、直接指紋情報を個人識別に使用するならば、このデータ変換作業は行わなくてもよい。また、CPU101でデータ変換が行えるならデータ変換部104は無くても構わない。また、データ変換作業で暗号化などのセキュリティ処理を行うことも可能である。変換された認証用データはRAM102内に置かれる。
【0160】
対象機器1の内部、外部を問わず、認証処理を行う。対象機器1の構造や運用環境により、指紋認証を対象機器1の内部で行うか外部で行うかを対象機器1の管理者は決定しておかなければならない(ステップS116)。本実施形態では、内部で行うものとする。
【0161】
対象機器1内部で指紋認証を行う場合、パターンマッチング部103はセンサから取得し生成したRAM102内にある認証用データとフラッシュROM106内にある登録済み認証用データを比較する(ステップS120)。ここでフラッシュROM106内に一致する認証用データが存在すればユーザは対象機器1を使用する権利があるユーザであり、なければ権利がないユーザである。権利があればS121に、なければ開始状態に戻る(ステップS101)。ステップS120において、ユーザのレベル分けも行う。ここで、ユーザAはレベルBであると対象機器1に登録され、後に登場するユーザBはレベルSと登録されているとする。ユーザAは、レベルBとレベル分けされる。
【0162】
登録開始行為は行っていないので、登録可能なデータは送信されないこととなる(ステップS121)。次に、対象機器1は機器設定データをブロードキャストを行うか判断する(ステップS131)。
【0163】
対象機器1は、ブロードキャストを行ったか否かをRAM102に記録しておく。ブロードキャストを行うか否かは、送信するデータに認証用データを付加するか否かで表現される。本実施形態では通信手段は無線であるので、単に送信するだけでは使用する周波数が同じであれば、周辺に存在する全ての対象機器1、ユーザ設定データ記録機器2に配送される。本実施形態では、ブロードキャストを行わないとする。
【0164】
次に、ユーザ毎の処理を行う(ステップS260)。対象機器1のセンサに触れたユーザはAである。ユーザAのランクはBであるので、対象機器1については、機器設定データのうち、「気温」という項目のみ設定が反映されるものとする。
【0165】
本実施形態では、ブロードキャストを行わないので、対象機器1はRAM102内にある認証用データと起動用ROM105もしくはフラッシュROM106内にある機器IDデータと、ユーザAがレベルBであることより決定された、「気温」項目のみの機器設定データをユーザ設定データ記録機器2に送信する(ステップS133)。送信するデータは、図29に示すようなデータである。データを送信する際、RAM102にある認証用データをCPU101内で適当な通信プロトコルに変換し、データ送信部113を通じ、無線I/F111を通じて無線5で行う。
【0166】
データを送信したら(ステップS133)、同じ機器IDデータを複数人に送信するか判別する(ステップS134)。ステップS134の判別は、例えば、ある対象機器1をブロードキャストにより、対象機器1の通信範囲内の人の設定に従わせたくなく、あるグループメンバの人の設定のみを反映したいときに有効である。
【0167】
ステップS134において複数人に送信したいならば、認証用データをそのグループメンバの認証用データに変え(ステップS135)、また送信する(ステップS133)。グループメンバは、予め対象機器1において設定されているものとする。
【0168】
本実施形態では、対象機器1を使用するグループは2人によりなっており、それぞれユーザA、認証用データ「OijdrOI」と、ユーザB、認証用データ「AoijOJ」であると例として仮定されている。対象機器1には、各ユーザの認証用データが存在し、グループとして登録されているものとする。ユーザAが対象機器1のセンサを操作したので、対象機器1は、同じグループのメンバであるユーザBにも送信する。
【0169】
まず対象機器1は、認証用データをユーザBのものに変更する(ステップS135)。ユーザBのレベルはSであると対象機器1に登録されている。対象機器1は、認証用データをキーとしてユーザBのレベルを検索する。ユーザBのレベルを読み、Sであると読み取り、レベルSに対応する処理として、機器設定データの項目として、「気温」と「湿度」について設定が反映されるものとする(ステップS260)。対象機器1は、ユーザB用として、図30のデータを送信する(ステップS133)。グループメンバはもう登録されていないので、ステップS134の処理はNoとなり、対象機器1はユーザ設定データ記録機器2からの返信待ち状態であるステップS136に移行する。
【0170】
一方、ユーザ設定データ記録機器2での処理は、図11のフローチャートで説明した通りである。
【0171】
本実施形態では、ユーザA所持のユーザ設定データ記録機器2は図26(a)のデータベースを、ユーザB所持のユーザ設定データ記録機器2は図26(b)のデータベースを所持しているものとする。
【0172】
ユーザA所持のユーザ設定データ記録機器2は、図29のデータを、ユーザB所持のユーザ設定データ記録機器2は、図30のデータを受信する。ここで、ユーザAに関しては機器設定データは「気温」の項目しかないので、ユーザA所持のユーザ設定データ記録機器2は図26(a)の機器IDデータとそれぞれに対応した使用履歴と、ユーザ設定データのうち、項目「気温」値「26」を対象機器1に送信する。ユーザB所持のユーザ設定データ記録機器2は、図26(b)の機器IDデータとそれぞれに対応した使用履歴と、ユーザ設定データの項目「気温」値「22」と、項目「湿度」値「10」を対象機器1に送信する。
【0173】
また、各ユーザ設定データ記録機器2は、対象機器1から受信したデータに含まれる機器IDデータに対応した使用履歴を更新する。例えば、受信した機器IDデータの項目と既にユーザ設定データ記録機器2が所持している機器IDデータの項目を比較し、一致したら項目に対応する使用履歴を1加える、などの処理が挙げられる。
【0174】
対象機器1は、ある期間だけデータが受信できたか待つ(ステップS136)。ある期間以内に受信できなければ何もせず、開始状態に戻る(ステップS101)。
【0175】
対象機器1は、自身がブロードキャストもしくは複数人に送信したか否かをRAM102に記録しているので(ステップS131)、ブロードキャストもしくは複数人に送信していれば受信したデータをそれに対する返信、単一ユーザからの返信として扱う(ステップS137)。本実施形態では、ユーザA、Bのユーザ設定データ記録機器2からの返信を待ち、受信する。
【0176】
対象機器1は、受信したデータにある機器IDデータが、対象機器1自体の機器IDデータと一致するか比較する。一致すれば、受信したデータは対象機器1が送信したデータに対する返答であるので処理を行い、一致しなければ受信したデータを破棄する。ここで機器IDデータを比較する、としたが、機器IDデータのどの項目を実際に比較するか、はユーザ設定データ記録機器2を作成するメーカが機器IDデータのどれを使用して検索するか決定してもよいし、ユーザが選択可能にしてもよい。
【0177】
ブロードキャストもしくは複数人に送信していなければ(ステップS137)、受信したユーザ設定データに基づき対象機器1を再設定し、開始状態に戻る(ステップS101)。
ブロードキャストもしくは複数人に送信していれば(ステップS137)、受信した複数のユーザ設定データを統計処理し(ステップS138)、統計処理の結果に基づき対象機器1を再設定し(ステップS139)、開始状態に戻る(ステップS101)。
【0178】
本実施形態では、ブロードキャストを行っていないが、複数人に対する送信を行っている。よって、ステップS137の判定はNoとなり、ステップS250のユーザ毎の処理を行う状態となる。対象機器1は、ユーザAに関して、機器IDデータと機器IDデータの各項目に対する使用履歴以外は、項目「気温」値「26」のみを、ユーザBに関しては項目「気温」値「22」と項目「湿度」値「10」を受信している。また、ユーザAのレベルはB、ユーザBのレベルはSである。
【0179】
対象機器1は、ここで、ユーザのレベルに対応した処理を行う(ステップS250)。まず、湿度に関しては、ユーザBのユーザ設定データである「10」しか受信していないので、それに基づき、「湿度」が「10」%となるように対象機器1を設定することにする。次に、気温である。気温は、ユーザA、Bそれぞれから受信している。ユーザA、Bのレベルを比較する。レベルが同じであれば、単純に値の総和を人数で割る。例えば、もしユーザA、Bのレベルが同じであるとすると、値は「26」「22」であるので、「24」度となるように対象機器1を設定することとなる。
【0180】
しかし、本実施形態では、ユーザAはランクBであり、ユーザBはランクSである。よって、ランクSのユーザ設定データを優先した処理を行う。例えば、2人の値の平均である「24」度より、よりランクが高いユーザBのユーザ設定データに近づけて「23」度としたり、まったくユーザAのユーザ設定データを無視し、「22」度としてもよい。また、例示はしなかったが、対象機器1は、各ユーザの本対象機器1に対する使用履歴も受信している。よって、ステップS250で実行されるレベルに応じた処理に、ユーザの使用履歴を考慮した処理を行ってもよい。例えば、使用履歴の値が多いユーザほどユーザ設定データが対象機器1に反映されやすくするように実装することが考えられる。
【0181】
このステップS250で実行される処理は、対象機器1を作成するメーカの実装に依存する。また、本実施形態は、1つの例である。機器IDデータによって更新されるデータは、使用履歴であると例示したが、もちろん他の項目でも構わない。例えば、課金回数や、日時などが挙げられる。
【0182】
なお、上述した図9とこれに続く図10、図21、図24または図28のフローチャートに従ったプログラムを対象機器1内の例えばフラッシュROM106に格納し動作することにより、上述の各実施形態の制御方法を実現させることが可能となる。
【0183】
また、対象機器1及びユーザ設定データ記録機器2も、データを送信する前に暗号化する機能を追加することも可能である。その場合、データを暗号化する機能が必要である。暗号化はCPU101で行ってもいいし、暗号を専門に行うチップを用意してもよい。同時に、暗号化を行う場合、対象機器1及びユーザ設定データ記録機器2も、暗号化されたデータを受信し、それを元のデータに戻す機能を有さねばならない。元のデータに戻す作業は、CPU101で行ってもよいし、暗号を戻す作業を専門に行うチップを用意してもよい。本発明では、その方式は特に規定しない。
【0184】
暗号化を行うことにより、データを暗号化せず送受信した場合に比べて通信データの安全性が向上するのは言うまでもない。また、例えば暗号化手法として公開鍵暗号方式を採用し、秘密鍵を対象機器1でセンサ情報を元に生成すれば、暗号化と同時に認証や、ユーザ設定データ記録機器2の特定にも使用できる。
【0185】
上記各実施形態では、対象機器1にセンサ107を搭載したが、これは、データセキュリティを確保するためと、ユーザインタフェースとして用いるためである。つまり、センサを搭載することにより、個人識別と認証が行え、ユーザ設定データ記録機器2を他人が取得したとしても使用できなくし、ユーザの嗜好が反映された設定データを守ることができる。
【0186】
さらに、センサ107とレベル分け手段により認証を行え、対象機器1にアクセスするユーザを区別し、ユーザ毎に異なる処理を行うことが可能となる。また、ユーザがセンサで身体情報を読み込ませることをきっかけとし、それだけの行動で対象機器1の設定を行える、というユーザインタフェースを提供することができる。
【0187】
そして、センサ107がユーザを検知すると、センサ107によりユーザの身体情報が読み込まれ、認証用データが作成される。対象機器1は、対象機器1自身もしくは認証サーバで、予め登録済みの認証用データと作成した認証用データを比較し、認証を行う。認証の結果、使用権のあるユーザであれば、対象機器1は、必要に応じてレベルに対応した処理を行い、認証用データと機器IDデータなどを対象機器1からユーザ設定データ記録機器2に送信する。使用権のないユーザの場合、送信しない。
【0188】
ユーザ設定データ記録機器2は認証用データを用いて、ユーザ設定データ記録機器2が現在のユーザのものか個人識別を行う。個人識別の結果、問題がなければ、ユーザ設定データ記録機器2は、先に受信した機器IDデータを検索キーとして対象機器1に対応するユーザ設定データが存在するか検索する。発見したらユーザ設定データと機器IDデータを送信する。対象機器1はユーザ設定データを受信し、必要に応じてレベルに対応した処理を行い、受信したユーザ設定データに基づき、設定を行う。
【0189】
したがって、ユーザはセンサから身体情報を読み込ませるだけで、個人識別と認証と設定を行うことが可能となる。すなわち、ユーザは1度ユーザ設定データ記録機器2に登録した対象機器1の設定を、センサがユーザを検知するだけで、対象機器1に送信して対象機器1を設定することが可能となる。
【0190】
本発明は、上述した実施形態の装置に限定されず、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用してもよい。前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体をシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、完成されることは言うまでもない。
【0191】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMを用いることができる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0192】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、次のプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPUなどが処理を行って実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0193】
【発明の効果】
本発明によれば、1台の対象機器を複数人で使い回す場合に、対象機器に予め複数人の設定を登録しておかなくても、一度設定した機器を使用する度にユーザが手作業で設定し直すという煩雑さを解消でき、操作者のユーザレベルに応じた処理を行うため、対象機器の管理者等はユーザの操作性を損なうことなく、対象機器にユーザのアクセス制限を行うことが可能となる。さらに、このアクセス制限により、ユーザ毎に異なったサービスを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る情報処理システムの特徴的な機能を示すブロック図である。
【図2】対象機器1の構成を示すブロック図である。
【図3】対象機器1の他の構成を示すブロック図である。
【図4】対象機器1の他の構成を示すブロック図である。
【図5】各実施形態に係るレベル分け処理を内部で行う場合のシステム全体の構成を示すブロック図である。
【図6】各実施形態に係るレベル分け処理を外部で行う場合システム全体の構成を示すブロック図である。
【図7】各実施形態に係るレベル分け処理を外部で行う場合システム全体の構成を示すブロック図である。
【図8】各実施形態に係るユーザ設定データ記録機器2の構成を示すブロック図である。
【図9】第1実施形態の対象機器1の動作を示すフローチャートである。
【図10】図9の続きのフローチャートである。
【図11】ユーザ設定データ記録機器2の動作を示すフローチャートである。
【図12】登録時の機器間のタイムライン・ダイアグラムを示す図である。
【図13】登録時にユーザ設定データ記録機器2に送信するデータの形式を示す図である。
【図14】再設定時の機器間のタイムライン・ダイアグラムを示す図である。
【図15】本発明の実施時のイメージ図である。
【図16】対象機器1もしくは認証サーバ3に存在するデータベースの形式を示す図である。
【図17】設定時にユーザ設定データ記録機器2に送信するデータの形式を示す図である。
【図18】設定時にユーザ設定データ記録機器2から送信するデータの形式を示す図である。
【図19】本発明の第2実施形態に係る情報処理システムの特徴的な機能を示すブロック図である。
【図20】ユーザ設定データ記録機器2に存在するデータベースの形式を示す図である。
【図21】第2、第3及び第4実施形態に係る対象機器1の動作を示すフローチャートである。
【図22】第3実施形態に係る認証サーバ3に存在するデータベースの形式を示す図である。
【図23】本発明の第5実施形態に係る情報処理システムの特徴的な機能を示すブロック図である。
【図24】第5実施形態の対象機器1の動作を示すフローチャートである。
【図25】本発明の第6実施形態に係る情報処理システムの特徴的な機能を示すブロック図である。
【図26】第6実施形態に係るユーザ設定データ記録機器2に存在するデータベースの形式を示す図である。
【図27】第6実施形態に係る実施時のイメージ図である。
【図28】第6実施形態の対象機器1の動作を示すフローチャートである。
【図29】第6実施形態に係るユーザ設定データ記録機器2に送信するデータの形式を示す図である。
【図30】第6実施形態に係るユーザ設定データ記録機器2に送信するデータの他の形式を示す図である。
【符号の説明】
1 対象機器
2 ユーザ設定データ記録機器
101 CPU
102 RAM
103 パターンマッチング部
104 データ変換部
105 起動用ROM
106 フラッシュROM
107 指紋センサ
111 無線I/F
112 データ受信部
113 データ送信部
191 電力供給部
192 電源

Claims (8)

  1. 対象機器の設定データを保存する記録機器を使って前記対象機器を設定する情報設定システムであって、
    前記対象機器は、
    前記対象機器の操作者のユーザ識別情報を取得する取得手段と、
    前記対象機器の機器識別情報と前記取得手段により取得した前記ユーザ識別情報とを前記記録機器に送信する第1の送信手段と、
    前記対象機器の操作者のユーザレベルを識別する識別手段と、
    前記記録機器から設定データを受信する第1の受信手段と、
    前記第1の受信手段により受信した設定データに基づいて前記対象機器を設定する設定手段と、
    前記識別手段により識別したユーザレベルに応じて、前記設定手段による設定に基づく前記対象機器の処理を制限する制限手段と、を有し、
    前記記録機器は、
    機器種別情報に対応させて対象機器の設定データを記憶する記憶手段と、
    前記対象機器の前記第1の送信手段により送信された前記ユーザ識別情報と前記機器識別情報とを受信する第2の受信手段と、
    前記第2の受信手段により受信した前記ユーザ識別情報に基づいて前記対象機器の操作者を認証する認証手段と、
    前記認証手段により前記対象機器の操作者が認証された場合、前記第2の受信手段により受信された前記機器識別情報に対応する設定データを前記記憶手段から検索する検索手段と、
    前記検索手段により検索された設定データを前記対象機器に送信する第2の送信手段と、
    を備え、
    前記設定手段は、前記第2の送信手段により送信された前記設定データに基づいて前記対象機器を設定することにより、前記記録機器を使って前記対象機器の設定を前記対象機器の操作者に対応する設定にすることを特徴とする情報設定システム。
  2. 前記対象機器は、
    前記対象機器の設定データを前記機器識別情報に対応させて前記記録機器に登録する登録手段を有することを特徴とする請求項1に記載の情報設定システム。
  3. 前記取得手段は、前記操作者の身体情報を検出する検出手段を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報設定システム。
  4. 前記設定手段は、複数の記録機器から設定データを受信した場合に、前記対象機器を前記複数の設定データを反映させて設定することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の情報設定システム。
  5. 前記認証手段は、前記第2の受信手段により前記機器識別情報と共に前記ユーザ識別情報を受信した場合に前記対象機器の操作者の認証を行い、前記機器識別情報は受信したが前記ユーザ識別情報を受信しない場合に前記対象機器の操作者の認証は行わず、
    前記検索手段は、前記認証手段により前記対象機器の操作者の認証が行われない場合にも、受信された前記機器識別情報に対応する設定データを前記記憶手段から検索し、前記第2の送信手段は該検索された設定データを前記対象機器に送信することにより、前記設定手段が前記複数の設定データを反映させて設定できることを特徴とする請求項4に記載の情報設定システム。
  6. 前記ユーザレベルは、前記操作者による前記対象機器の使用回数に基づくことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の情報設定システム。
  7. 対象機器の設定データを保存する記録機器を使って前記対象機器を設定する情報設定方法であって、
    前記対象機器は、
    前記対象機器の操作者のユーザ識別情報を取得する取得工程と、
    前記対象機器の機器識別情報と前記取得工程において取得した前記ユーザ識別情報とを前記記録機器に送信する第1の送信工程と、
    前記対象機器の操作者のユーザレベルを識別する識別工程と、
    前記記録機器から設定データを受信する第1の受信工程と、
    前記第1の受信工程において受信した設定データに基づいて前記対象機器を設定する設定工程と、
    前記識別工程において識別したユーザレベルに応じて、前記設定工程における設定に基づく前記対象機器の処理を制限する制限工程と、
    を実行し、
    前記記録機器は、
    機器種別情報に対応させて対象機器の設定データを記憶部に記憶する記憶工程と、
    前記対象機器の前記第1の送信工程において送信された前記ユーザ識別情報と前記機器識別情報とを受信する第2の受信工程と、
    前記第2の受信工程において受信した前記ユーザ識別情報に基づいて前記対象機器の操作者を認証する認証工程と、
    前記認証工程において前記対象機器の操作者が認証された場合、前記第2の受信工程において受信された前記機器識別情報に対応する設定データを前記記憶部から検索する検索工程と、
    前記検索工程において検索された設定データを前記対象機器に送信する第2の送信工程と、
    を実行し、
    前記設定工程では、前記第2の送信工程において送信された前記設定データに基づいて前記対象機器を設定することにより、前記記録機器を使って前記対象機器の設定を前記対象機器の操作者に対応する設定にすることを特徴とする情報設定方法。
  8. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の情報設定システムにおける前記対象機器。
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