JP2000003337A - 制御装置 - Google Patents

制御装置

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JP2000003337A
JP2000003337A JP10165124A JP16512498A JP2000003337A JP 2000003337 A JP2000003337 A JP 2000003337A JP 10165124 A JP10165124 A JP 10165124A JP 16512498 A JP16512498 A JP 16512498A JP 2000003337 A JP2000003337 A JP 2000003337A
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mouse
input
card
control device
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JP10165124A
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Inventor
Shunzo Tateishi
俊三 立石
Shosuke Morita
章介 森田
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、制御装置における入力装置に単独
の個人認証機能を備えても、特定者以外の他人が他の入
力装置で操作可能となることを確実に防止した制御装置
の提供を目的とする。 【解決手段】この発明は、入力装置側に、入力装置の機
器番号を設定して記憶する記憶部と、指紋を読取る読取
り部と、指紋情報を記憶したICカードの読取り部とを
備えて、入力装置側で指紋照合を行ない、さらに、制御
装置側に、入力装置のドライブソフトのリシアル番号を
記憶して、入力装置側の機器番号と照合し、特定の関係
が判定されることにより、入力装置の入力操作を許容す
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、例えば、マウス
やキーボードをパーソナルコンピュータに接続して各種
のアプリケーションソフトを操作するような制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、金融業務において、マウスやキ
ーボードを接続したパーソナルコンピュータを使用し
て、口座情報や金額情報などのように重要で機密性を有
する情報を入力する場合、機密の保持や、防犯する上
で、入力するオペレータの管理、および、1つのマウス
やキーボードの使用を特定のオペレータに設定し、それ
以外のオペレータに使用させないようにマウスやキーボ
ード自体をパーソナルコンピータから取り外して管理を
することが望ましい。
【0003】例えば、上述のマウスにおいて、該マウス
に、オペレータの指紋を読取るCCD読取り装置と、I
Cカードリーダとを設けて、このICカードリーダに読
取られるICカードに特定のオペレータの指紋情報を記
録しておき、オペレータがマウスを使用するとき、該マ
ウスのICカードリーダにICカードを供じて該ICカ
ードから指紋情報を読取り、また、該マウスのCCD読
取り装置にオペレータの指紋を読取らせて、両指紋情報
を比較し、指紋情報の一致が判定されることにより個人
認証となし、これにより該マウスとオペレータとの対応
が認識されて、該オペレータによるマウスの入力操作が
許容されるように構成することができる。 上述のよう
に構成した場合、マウスとオペレータとを管理すること
ができ、情報の機密保持や防犯を図ることができる。ま
た、パーソナルコンピュータ側にはオペレータの指紋情
報を記憶する必要がないので、記憶エリアを縮小できる
特徴を有する。
【0004】しかし、上述の構成では、マウス単独で個
人認証しているので、ICカードに指紋情報の記録があ
れば、該ICカードと他のマウスにより、本来特定され
ているオペレータおよび個別管理されているそのマスウ
と差替えて、該マウスから入力操作が可能となり、誤っ
てまたは故意に他人が特定者に成りすますことができ、
機密保持や防犯が損なう問題点が考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上述の問
題点に鑑み、制御装置における入力装置に単独の個人認
証機能を備えても、特定者以外の他人が他の入力装置で
操作可能となることを確実に防止した制御装置の提供を
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、入力操作を行なう入力装置を脱着可能に接続
した制御装置であって、前記入力装置に、情報記録媒体
の情報を読取る媒体読取り手段と、操作者の人体特徴を
読取る人体特徴読取り手段と、上記両読取り手段が読取
った情報を比較して特定の関係を判定する第1の判定手
段と、この入力装置自体または/および入力操作を特定
する特定情報を記憶する記憶手段とを備え、前記制御装
置には、入力装置の特定情報と関係する照合情報を記憶
する照合情報記憶手段を備え、前記入力手段または制御
手段には、入力装置の特定情報と、上記照合情報との特
定の関係を判定する第2の判定手段と、前記第1の判定
手段が特定の関係を判定し、上記第2の判定手段が特定
の関係を判定した時入力装置の操作を許容する許容手段
とを備えた制御装置であることを特徴とする。
【0007】この発明の請求項2記載の発明は、前記請
求項1記載の発明の構成に併せて、前記特定情報を入力
装置自体に付与された機番で設定した制御装置であるこ
とを特徴とする。
【0008】この発明の請求項3記載の発明は、前記請
求項1記載の発明の構成に併せて、前記特定情報を操作
者のパスワードで設定した制御装置であることを特徴と
する。 この発明の請求項4記載の発明は、前記請求項
1記載の発明の構成に併せて、前記特定情報を操作者ま
たは/および入力操作の対象処理に設定したセキュリテ
ィレベルで設定した制御装置であることを特徴とする。
【0009】この発明の請求項5記載の発明は、前記請
求項1記載の発明の構成に併せて、前記照合情報を特定
の処理を示す処理情報に設定した制御装置であることを
特徴とする。
【0010】この発明の請求項6記載の発明は、前記請
求項1記載の発明の構成に併せて、前記入力装置および
制御装置間を送信する特定情報およびこれに関連する情
報を符号化する符号化手段を備えた制御装置であること
を特徴とする。
【0011】
【発明の作用・効果】この発明によれば、入力装置側で
情報記録媒体に記録された例えば指紋情報のような人体
特徴情報と、人体特徴読取り手段で読取った例えば指紋
情報のような人体特徴情報を照合して、これらが一致す
るような特定の関係が判定されると、入力装置と操作者
との対応が認証され(個人認証)、さらに、入力装置側
の特定情報、例えば、機番、パスワードなどと、制御装
置側の照合情報、例えば、シリアル番号、パスワードな
どとを照合して、これらが一致するような特定の関係が
判定されると、制御装置側の情報で、入力装置と操作者
との対応が認証できて、入力装置による制御装置の操作
が許容され、この結果、制御装置および入力装置は高い
セキュリティで保護することができる。
【0012】同時に、たとえ、情報記録媒体を偽造して
入力装置の個人認証を得ることができたとしても、入力
装置側の特定情報、例えば、機番やパスワードを得ない
限り、制御装置側からの情報で、入力装置と操作者との
対応が得られないので、入力装置の差替えによる成りす
ましや入力装置の誤装着を確実に防止することができ
る。 さらに、たとえ、情報記録媒体を偽造し入力装置
の個人認証を得ると共に、制御装置にインストールされ
ている入力装置のドライバソフトを再インストールし
て、ソフトを変更してまで不正を働こうとしても、入力
装置側の特定情報を、例えば、パスワードとすることに
より、再インストールを拒否することができ、かかる不
正をも防止することができる。
【0013】さらに、入力装置側の特定情報を、操作
者、または、アプリケーションソウトのような対象処理
に設定したセキュリティレベルにすると、このレベルで
操作者、または、複数ある制御処理のセキュリティレベ
ルに対応させることにより、操作者に処理の制限を付与
することができ、より高いセキュリティが得られる。
【0014】さらに、照合情報を特定の処理を示す処理
情報に設定すれば、操作者に対して特定した制御処理の
みの入力操作しかできず、入力操作に制限を付加するこ
とができ、高いセキュリティを得ることができる。
【0015】したがって、1台の制御装置に複数の入力
装置を差替えて複数の操作者が使用することができ、し
かも、かかる使用を高いセキュリティのもとで実現する
ことができる。
【0016】さらに、入力装置および制御装置間を送信
する特定情報およびこれに関連する情報を符号化するこ
とにより、これらの情報を盗聴してもその内容が不明で
あり、入力装置エミュレーション(模倣)による他人の
成りすましを防止することができる。
【0017】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面と共に詳述す
る。図面は、入力装置としてマウスを接続した制御装置
としてのおよびコンピュータを示し、図1においてコン
ピュータ11はCPU、ROM、RAM、ハードディス
ク、通信装置等が内蔵されたコンピュータ本体12と、
画像、文字、図形等を可視表示するディスプレイ部13
とを備え、上述のコンピュータ本体12には信号ケーブ
ル14を介して入力装置の一つであるキーボード15を
接続すると共に、別の信号ケーブル16を介して入力装
置の他の一つであるマウス17を接続している。
【0018】上述のマウス(mouws )17はマウス本体
18の底面に変位可能なトラックボール19(位置検出
用ローラ)を有すると共に、マウス本体18の主面(上
面)に実行を指示する際の選択ボタン20,21(ポイ
ンティング用の押ボタンスイッチ)を備え、ディスプレ
イ部13におけるディスプレイ画面上のコマンドやメニ
ュー選択、カーソル等のポインティングを行なうポイン
ティング装置(簡単な図形入力装置を兼ねる)である。
【0019】上述のマウス17は、図2に示す如く、そ
のマウス本体18にICカード22の挿入口23と、エ
ジェクトボタン24と、CCDセンサ等により構成され
操作者(オペレータ)の指紋を読取る指紋読取り手段と
しての指紋読取り部25とを備え、前述のコンピュータ
本体12に対して入力操作を行なう。
【0020】ここで、上述のICカード22は予め指紋
情報など必要な情報が読出し可能に記憶された記憶媒体
で、このICカード22は上述の挿入口23に対して挿
脱可能に構成されている。また上述の指紋読取り部25
は右利き用としての図2の実線位置および左利き用とし
ての図2の仮想線位置の少なくとも何れか一方に配置さ
れ、操作者の親指の指紋を検出するが、マウス本体18
の上面に操作者の手の平いわゆる掌の指紋を検出する別
の指紋読取り部(図示せず)を設けてもよい。
【0021】なお、前述のICカード22にはIC接点
26を有し、前述の挿入口23の内部に設けられるIC
カードリーダと電気的に接続されて情報の読み書きが行
なわれる。
【0022】図3は、前述のICカード22に記録され
たカードデータを示し、該カードデータは、ICカード
所有者の氏名、IDコード、生年月日、所有者が使用し
変更可能なパスワード、本人が入力操作できるアプリケ
ーションに対するセキュリティレベルの数と、そのレベ
ル、バイオメトリックス情報の数と、その情報として、
指紋情報、サイン情報、使用可能なアプリケーションの
数と、そのコード、さらに、本人に設定されたセキュリ
ティレベルである。なお、前述のバイオメトリックス情
報とは、指紋情報、サイン情報の他、網膜パターン、声
紋など人体の特徴を示す情報を意味する。
【0023】図4は、マウス17を含むコンピュータ1
1の構成ブロックを示し、マウス17は位置検出用ロー
ラとしてのトラックボール19の回転量を回転検出部3
1で検出し、この検出値を移動距離演算部32で演算し
てカーソルの移動量を求め、これをデータ送信部33に
より送出してカーソルのポインティングを行なう。
【0024】マウス機器番号設定記憶部34は該マウス
17を付与された機器番号(または機番あるいはシリア
ル番号)を設定して記憶している。
【0025】また、指紋読取り部25で読取った操作者
の指紋情報は次段のパラメータ演算部35により指紋の
特徴部分(曲率など)を抽出演算し、演算結果を次段の
指紋照合判定部36に入力する。
【0026】ICカード読取り/書込み部37(読出り
手段)は挿入口23の内部に設けられて、該部に挿入さ
れたICカード22から指紋情報など、図3に示したカ
ードデータを読出し、また、パスワードの変更や新規の
カードの発行など、必要に応じて書込みが行なわれる。
【0027】前述の指紋照合判定部36はICカード2
2から読出されたカードデータの内指紋情報と前述の指
紋読取り部25から読取られた指紋情報とを照合して、
一致信号または不一致信号の判定信号を前述データ送信
部33に出力する。
【0028】また上述の指紋照合判定部36は、照合結
果が一致した時、マウス操作を許可する許可手段と、上
述の照合結果が不一致の時、マウス操作を禁止もしくは
不許可と成す不許可手段とを兼ね、それぞれの処理を実
行する。
【0029】データ符号化送信部38は、コンピュータ
11側に送信する情報をスクランブルして符号化し、こ
の送信部38には前段の指紋照合判定部36からの判定
信号、また、ICカード読取り/書込み部37が読取っ
たカードデータの内、個人情報(氏名、IDコード、生
年月日など)やセキュリティレベルなどの送信情報が入
力される。
【0030】また、パスワード判定部39は、ICカー
ド読取り/書込み部37が読取ったカードデータの内の
パスワードと、コンピュータ11側から送信されたパス
ワードが入力されて照合され、その照合結果の判定信号
を前述のデータ符号化送信部38に入力する。
【0031】また、機番判定部40は、マスウ機器番号
設定記憶部34に記憶された機器番号(または機番、シ
リアル番号)と、コンピュータ11側から送信されたマ
ウスドライバソフトに付与されたシリアル番号が入力さ
れて照合され、その照合結果の判定信号を前述のデータ
符号化送信部38に入力する。
【0032】なお、上述の両判定部39,40は、照合
結果が一致するような特定の関係が判定された時、マウ
ス操作を許可する許可手段と、上述の照合結果が不一致
のように特定の関係が判定されないとき時、マウス操作
を禁止もしくは不許可と成す不許可手段とを兼ね、それ
ぞれの処理を実行する。
【0033】データ複合化受信部41はコンピュータ1
1側から送信された情報のスクランブルの符号化を複合
化して、その送信情報の内、パスワードをパスワード判
定部39に、また、マウスドライバソフトのシリアル番
号を機番判定部40にそれぞれ入力する。
【0034】コンピュータ11側には、マウス17側か
ら送信された情報を受信するデータ受信部51を有し、
該データ受信部51で受信された情報は、データ解析部
52で複合化されていない情報と、複合化された情報と
に分けられ、複合化なし解析部53はマウス17の選択
ボタン信号やX・Y座標信号が解析されて次段のマウス
信号処理部54に出力し、さらに、該信号は本人照合判
定部55を介してマウス使用のアプリケーション56に
入力されて、該アプリケーションソフトを駆動する。ま
た、複合化あり解析部57はカードデータや判定結果が
解析されて次段の本人照合部58に出力する。
【0035】上述の本人照合部58は、各アプリケーシ
ョンのセキュリティレベルおよびこのコンピュータ11
の使用を許容する操作者自身のセキュリティレベルを設
定して記憶しており、これらのセキュリティレベルとマ
ウス側から送信されたセキュリティレベルとを本人照合
判定部55で照合して、レベルが設定値と一致またはそ
れ以上であるとき入力操作を許容する。
【0036】また、上述の本人照合部58には、入力操
作を許容するパスワードの記憶部59と、マウス17の
ドライバソフトのシリアル番号を記憶する記憶部60を
有し、これらの情報は、データ符号化送信部61でスク
ランブルして符号化し、データ送信部62でマウス17
側に送信される。
【0037】前述のマウス使用のアプリケーション56
には、該アプリケーションのコードを記憶するコード記
憶部63と、該アプリケーションのセキュリティレベル
を記憶するセキュリティレベル記憶部64とを備え、新
規にアプリケーションの使用を許可するとき、これらの
記憶部63,64に記憶されたアプリケーションコード
とそのセキュリティレベルがその情報として取り出され
る。
【0038】また、カード発行アプリケーション65
は、新規または再度ICカード22を発行する時のアプ
リケーションソフトである。
【0039】上述のように構成したコンピュータ11の
処理動作を以下説明する。コンピュータ11に対してマ
ウス17のマウスドライバソフトをインストールする処
理動作を図5を参照して説明すると、該ドライバソフト
をインストールするに当って、キーボード15より該ソ
フトのシリアル番号と、パスワードとを入力する。
【0040】上述のシリアル番号とパスワードは、図4
で示す本人照合部58の記憶部59,60に記憶され
(ステップn1)、その後、インストールが開始される
(ステップn2)。
【0041】なお、マウス17が故障して他の新たなマ
ウス17を使用するときは、マウスドライバソフトを再
インストールする。この再インストールを、図6を参照
して説明すると、マウス交換ソフトを起動して、マウス
ドライバソフトと同じパスワードを入力する。このパス
ワードの入力は、マウス17のICカート読取り/書込
み部37にICカード22を挿入して(図4参照)、カ
ードデータを読取り、このカードデータの中のパスワー
ドをデータ符号化送信部38で符号化し、データ送信部
33を介してコンピュータ11に送信する。または、キ
ーボード15から操作者が上述のパスワードを入力して
コンピュータ11に送信する(ステップn11)。
【0042】コンピュータ11側では、該パスワードの
情報を、データ受信部51、データ解析部52、複合化
あり解析部57、本人照合部58を介して本人照合判定
部55に入力され、さらに、本人照合部58のパスワー
ド記憶部59に記憶されたパスワードが本人照合判定部
55に入力されて、両パスワードが照合される(ステッ
プn12)。
【0043】両パスワードが一致するような特定の関係
が判定された時は、本人照合部58のパスワード記憶部
59には新たなパスワードが記憶され、さらにシリアル
番号記憶部60にも新たなシリアル番号が記憶される。
なお、このシリアル番号は新たに接続されたマウス17
のマウス機器番号設定記憶部34の機器番号と一致また
は特定の関係に設定される。
【0044】また、パスワードの情報はテータ符号化送
信部61で符号化され、データ送信部62よりマウス1
7側に送信される。そして、再インストールが開始され
る(ステップn13,n14)。なお、マウス17側で
は、データ複合化受信部41でパスワードを複合化し
て、これをカードデータのパスワードとして記録され
る。
【0045】前述のステップn12で、パスワードの特
定の関係が認められない時は、再インストールが禁止さ
れる(ステップn15)。そのために、ICカード22
を偽造しマウス17の個人認証を得ると共に、コンピュ
ータ11側にインストールされているマウスドライバソ
フトを再インストールして、ソフトを変更してまで不正
を働こうとしても、上述のパスワードの判定により、上
述の再インストールによる不正を防止することができ
る。
【0046】次にICカード22を発行する処理を、図
7を参照して説明する。
【0047】コンピュータ11はカード発行アプリケー
ション65を起動して、カード発行コマンドと本人照合
部58のシリアル番号記憶部60に記憶されているマウ
スドライバソフトのシリアル番号とをマウス17側に送
信する。なお、送信されるシリアル番号はデータ符号化
送信部で符号化され、データ送信部62から送信される
(ステップn21)。
【0048】マウス17側ではこれを受信してデータ複
合化受信部41で複合化したシリアル番号を機番判定部
40に入力し、さらに、該判定部40でマウス機器番号
設定記憶部34に設定されている機器番号と照合して一
致するような特定の関係を判定して、その照合結果をコ
ンピュータ11側に送信する(ステップn23)。ま
た、コンピュータ11側はこれを受信する(ステップn
24)。
【0049】さらに、マウス17は挿入口23に挿入さ
れたICカード22をICカード読取り/書込み部37
により読取り、この読取り結果とマウス機器番号設定記
憶部34に記憶されたマウス機器番号とをコンピュータ
11側に送信する(ステップn25,n26)。
【0050】コンピュータ11側がこれを受信すると、
送信された機器番号と、シリアル番号記憶部60に記憶
しているシリアル番号とを本人照合判定部55で照合し
て、一致するような特定の関係があるか否かを判定し、
その特定の関係が判定されない時は、ICカード22の
発行を中止するが、特定の関係が判定されたときは、指
紋読取りコマンドをマウス17側に送信する(ステップ
n27,n28,n29)。
【0051】マウス17側がこれを受信すると、指紋読
取り部25に接している操作者の指(例えば、親指)の
指紋を読取り、パラメータ演算部35は指紋の特徴部分
(例えば、曲率)を抽出演算し、その読取り結果をコン
ピュータ11側に送信する(ステップn30,n31,
n32)。
【0052】コンピュータ11側がこれを受信すると、
カード書込みコマンドと、カードデータ、すなわち、使
用が許容されるアプリケーション56のコード記憶部6
3に記憶されているアプリケーションコード、および、
セキュリティレベル記憶部64に記憶されているセキュ
リティレベル、さらに、本人照合部58の記憶部59に
記憶されているパスワード等をマウス17側に送信する
(ステップn33,n34)。
【0053】マウス17側がこれを受信すると、図3に
示すようなカードデータを編集する。なお、氏名、ID
コード、生年月日、本人のセキュリティレベルはキーボ
ード15により入力され、セキュリティレベル数、バイ
オメトリック情報数、アプリケーション情報数はコンピ
ュータ11側から送信された情報に基づいて編集し、ま
た、指紋情報は指紋読取り部25から読取ってパラメー
タ演算部35で特徴を抽出した情報を利用し、さらに、
サイン情報あるいは声紋や網膜パターンなどの情報は予
めコンピュータ11側に用意されている情報で編集し、
このようにしてカードデータが編集されると、ICカー
ド読取り/書込み部37で挿入口23に挿入されている
ICカード22にカードデータを書込む(ステップn3
5,n36)。
【0054】この書込み処理が終了すると、その書込み
結果をコンピュータ11側に送信してマウス17の入力
処理は終了し(ステップn37)、また、コンピュータ
11側これを受信することによりカード発行アプリケー
ション65の処理を終了する(ステップn38)。した
がって、マウス17の挿入口23からICカード22を
取出し、操作者が所有する。
【0055】次に、マウス17の入力操作について、図
8を参照して説明する。マウス17を使用するには、ま
ず、その挿入部23に操作者が所有するICカード22
を挿入して、ICカード読取り/書込み部37でICカ
ード22のカードデータを読取って、該データの内の指
紋情報を指紋照合判定部36に入力し、また、指紋読取
り部25に接している操作者の指(例えば、親指)の指
紋を読取り、パラメータ演算部35で該指紋の特徴部分
(例えば、曲率)を抽出演算して、これを指紋照合判定
部36に入力し、両指紋情報を照合判定して、両指紋情
報が一致するような特定の関係があるか否がを判定し、
特定の関係が判定されたとは、コンピュータ11側の本
人照合部58のシリアル番号記憶部60に記憶されてい
るシリアル番号の送信依頼を行なって、該シリアル番号
が送信されると、これを機番判定部40に入力し、マウ
ス機器番号設定記憶部34に記憶されているマウス機器
番号を機番判定部40に入力して両番号を照合して一致
するような特定の関係の有無を判定する(ステップn4
4,n45)。
【0056】そして、上述の判定の結果、特定の関係が
判定されると、マウス17の入力操作が許容される(ス
テップn46)。
【0057】一方、前述のステップn43、および上述
のステップn45で、特定の関係が判定されない時は、
マウス17の入力操作に禁止がかけられて、入力操作が
否定される(ステップn47)。
【0058】すなわち、前述のステップn43で特定の
関係が判定されない時は、ICカード22と操作者とが
一致しないことであり、ICカード22の不正な使用と
判定される。
【0059】また、ステップn45で特定の関係が判定
されない時は、ICカード22と操作者とが一致してい
ても、マウス17とコンピュータ11側にインストール
しているマウスドライバソフトとが一致していないの
で、この場合、マウス17の差し誤り、あるいは、故意
にICカード22を偽造し、さらに、他のマウス17を
利用して不正に入力操作しようとする他人の成りすまし
をも防止できる。
【0060】次に、コンピュータ11の入力操作につい
て、図9を参照して説明する。コンピュータ11はディ
スプレイ部13に操作可能なアプリケーションを一覧表
示しており、この表示にはアプリケーションによっては
バイオメトリック情報の照合を指定しているものも設定
されている(ステップn51)。
【0061】操作者が、例えば、指紋情報の照合を指定
しているアプリケーションを選択すると(ステップn5
2)、指紋情報の照合結果、選択したアプリケーション
のセキュリティレベル、必要であれば本人のセキュリテ
ィレベルをICカード22から読出して、これらの情報
をコンピュータ11側に送信する(ステップn53)。
コンピュータ11では、アプリケーションの選択が判
定されると、その該当アプリケーション56の記憶部6
4からセキュリティレベルを読取り(ステップn5
5)、セキュリティレベルを照合判定して(ステップn
56)、起動してもよいレベルであれば、選択されたア
プリケーションを起動し(ステップn57)、起動を否
定するレベルであれば、選択されたアプリケーションの
起動を禁止する。 このように、アプリケーションや本
人にセキュリティレベル設定して使用すると、このレベ
ルに応じてアプリケーションの使用が規制されて、その
セキュリィが確保でき、操作者に対して特定したアプリ
ケーションのみの入力操作しかできず、入力操作に制限
を付加することができ、高いセキュリティを得ることが
できる。
【0062】また、1台のコンピュータ11をICカー
ド22の交換あるいはマウス17の交換で、高いセキュ
リティを確保した状態で複数の操作者が操作することが
できる。
【0063】さらに、上述した実施例では、カードデー
タおよびこれに関連する情報はデータ複合化でスクラン
ブルされて送信されるので、これらの情報を盗聴して
も、その内容が不明であり、マウスエミュレーション
(模倣)による他人の成りすましを防止することができ
る。
【0064】なお、上述の実施例において、マウス17
側のパスワード判定部39および機番判定部40はコン
ピュータ11側に設けるもよく、また、コンピュータ1
1側のセキュリティレベルを判定した本人照合判定部5
8の機能をマウス17側に設けるもよい。また、上述の
実施例では、マウス17について説明したが、キーボー
ドその他の入力装置についても同様に構成することがで
きる。
【0065】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の入力装置は、実施例のマウス1
7、キーボード15、その他の入力装置に対応し、以下
同様に、制御装置は、コンピュータ11に対応し、媒体
読取り手段は、ICカード読取り/書込み部37に対応
し、人体特徴読取り手段は、指紋読取り部25に対応
し、第1の判定手段は、指紋照合判定部36に対応し、
特定情報の記憶手段は、マウス機器番号設定記憶部3
4、カードデータのことにパスワードやセキュリティに
関する情報を記憶したICカード22に対応し、照合情
報記憶手段は、本人照合部58の記憶部59,60に対
応し、第2の判定部は、本人照合判定部55、パスワー
ド判定部39,機番判定部40に対応し、許容手段は、
ステップn43,n45に基づくステップn46の処理
機能に対応するも、この発明は、特許請求の範囲に記載
の技術的思想に沿って応用することができ、実施例の構
成のみに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 マウスを備えたコンピュータの説明図。
【図2】 マウスおよびICカードの説明図。
【図3】 カードデータの説明図。
【図4】 マウスとコンピュータの構成ブロック図。
【図5】 マウスドライバソフトのインストールのフロ
ーチャート。
【図6】 マウスドライバソフトの再インストールのフ
ローチャート。
【図7】 カード発行のフローチャート。
【図8】 マウス入力操作のフローチャート。
【図9】 コンピュータ入力操作のフローチャート。
【符号の説明】
11…コンピュータ 17…マウス 25…指紋読取り部 34…マウス機器番号設定記憶部 36…指紋照合判定部 37…ICカード読取り/書込み部 39…パスワード判定部 40…機番判定部 55…本人照合判定部 59…パスワード記憶部 60…シリアル番号記憶部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力操作を行なう入力装置を脱着可能に接
    続した制御装置であって、前記入力装置に、 情報記録媒体の情報を読取る媒体読取り手段と、 操作者の人体特徴を読取る人体特徴読取り手段と、 上記両読取り手段が読取った情報を比較して特定の関係
    を判定する第1の判定手段と、 この入力装置自体または/および入力操作を特定する特
    定情報を記憶する記憶手段とを備え、前記制御装置に
    は、 入力装置の特定情報と関係する照合情報を記憶する照合
    情報記憶手段を備え、前記入力手段または制御手段に
    は、 入力装置の特定情報と、上記照合情報との特定の関係を
    判定する第2の判定手段と、 前記第1の判定手段が特定の関係を判定し、上記第2の
    判定手段が特定の関係を判定した時入力装置の操作を許
    容する許容手段とを備えた制御装置。
  2. 【請求項2】前記特定情報を入力装置自体に付与された
    機番で設定した請求項1記載の制御装置。
  3. 【請求項3】前記特定情報を操作者のパスワードで設定
    した請求項1記載の制御装置。
  4. 【請求項4】前記特定情報を操作者または/および入力
    操作の対象処理に設定したセキュリティレベルで設定し
    た請求項1記載の制御装置。
  5. 【請求項5】前記照合情報を特定の処理を示す処理情報
    に設定した請求項1記載の制御装置。
  6. 【請求項6】前記入力装置および制御装置間を送信する
    特定情報およびこれに関連する情報を符号化する符号化
    手段を備えた請求項1記載の制御装置。
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