JP2002132373A - 電子機器、情報処理システム、電子機器の制御方法、及び処理プログラムを提供する媒体 - Google Patents

電子機器、情報処理システム、電子機器の制御方法、及び処理プログラムを提供する媒体

Info

Publication number
JP2002132373A
JP2002132373A JP2000321677A JP2000321677A JP2002132373A JP 2002132373 A JP2002132373 A JP 2002132373A JP 2000321677 A JP2000321677 A JP 2000321677A JP 2000321677 A JP2000321677 A JP 2000321677A JP 2002132373 A JP2002132373 A JP 2002132373A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
level
sensor information
sensor
electronic device
target device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000321677A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002132373A5 (ja
JP4669117B2 (ja
Inventor
Haruyuki Kitawaki
晴之 北脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000321677A priority Critical patent/JP4669117B2/ja
Priority to US09/977,319 priority patent/US6980234B2/en
Publication of JP2002132373A publication Critical patent/JP2002132373A/ja
Priority to US11/219,839 priority patent/US7705888B2/en
Publication of JP2002132373A5 publication Critical patent/JP2002132373A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4669117B2 publication Critical patent/JP4669117B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作性を損なうことなく、対象機器にアクセ
スするユーザを区別し、ユーザの区分毎に異なる処理を
行うことが可能となる情報処理システム等を提供する。 【解決手段】 機器外部の情報を検知するセンサによっ
て取得されたセンサ情報を送信する対象機器と、前記対
象機器から受け取った前記センサ情報に基づいて個人識
別処理を行い、その処理結果に応じて、前記対象機器に
対応するユーザ設定データを前記対象機器へ送信するユ
ーザ設定データ記録機器とを有し、前記対象機器は、前
記ユーザ設定データに基づいた処理を行う情報処理シス
テムにおいて、前記対象機器は、当該対象機器外部の情
報を検知するセンサによって取得されたセンサ情報に基
づき、当該対象機器の使用に関するレベル分け処理を行
うレベル分け手段と、前記レベル分け処理で決定された
レベルに対応した処理を行うレベル対応手段と、前記レ
ベル対応手段の処理結果に対応した設定データに基づ
き、当該対象機器の設定を行う設定手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対象機器に対して
設定データを自動的に再設定することが可能な機能を備
えた情報処理システム等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、多くの電子機器は、ユーザの
要求や嗜好に併せて設定が可能になっている。例えば、
デジタルカメラはユーザの嗜好により、絞り、シャッタ
ースピード、ホワイトバランス、露光時間、フラッシュ
の光り方、セルフタイマー時間の長短、及び日付挿入の
有無など、多くの機能を設定可能である。また、数パタ
ーンの設定データを記録することが可能な電子機器も存
在する。ユーザが数パターンの設定データのうちから何
らユーザインタフェースを通して1つ選択すると、選択
した設定データに基づき機器が設定される。しかし、例
えば1台のデジタルカメラを多人数で使い回し、しかも
各人の好みの設定にしたい場合、各人が手動で設定デー
タを打ち直す必要がある。既に1回自分の好みに設定を
行ったとしても、他人が設定し直せば、当然ながらまた
自分も手動で設定し直さねばならなかった。つまり、多
くの機器はユーザの体格や嗜好などにより、設定可能に
はなっているが、もしその機器を、自分以外のユーザが
設定し直した場合、他のユーザはまた自分に併せて設定
をし直さなければならない。このようなケースは、特に
公共物を複数のユーザが使い回すときに頻発する。
【0003】また、先に挙げた数パターンの設定データ
を記録することが可能な電子機器では、ユーザに1つの
パターンを選択させる、という作業を強いる。また、数
パターンの設定データしか記録できないので、不特定多
数のユーザがその機器を使用したい場合に対応できな
い。
【0004】上記問題の解決策として、例えば次のよう
な技術が提案されている。すなわち、センサがユーザを
検知すると、センサはユーザの身体情報などのセンサ情
報を取得し、認証用データが作成される。対象機器は、
認証用データと機器IDデータを対象機器からユーザ設
定データ記録機器に送信する。なお、設定される側の電
子機器を「対象機器」、ユーザが携帯し様々な対象機器
1のデータを保存し設定する側の機器を「ユーザ設定デ
ータ記録機器2と呼ぶ。
【0005】ユーザ設定データ記録機器は、認証用デー
タを用いて、ユーザ設定データ記録機器が現在のユーザ
のものか個人識別を行う。個人識別の結果、問題がなけ
れば、ユーザ設定データ記録機器は、先に受信した機器
IDデータを検索キーとして対象機器に対応するユーザ
設定データが存在するか検索する。発見したらユーザ設
定データと機器IDデータを送信する。対象機器はユー
ザ設定データを受信し、そのユーザ設定データに基づき
処理を行う。
【0006】かかる従来技術では、ユーザ設定データを
簡単な操作で対象機器に設定することが可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、対象機器にアクセスするユーザを区別し、
ユーザの区分毎に異なる処理を行うことができず、その
利便性について改善する余地が残されていた。
【0008】本発明は上記従来の問題点に鑑み、操作性
を損なうことなく、対象機器にアクセスするユーザを区
別し、ユーザの区分毎に異なる処理を行うことが可能と
なる情報処理システム等を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る電子機器では、所定の機能を実現する
電子機器において、当該電子機器外部の情報を検知する
センサによって取得されたセンサ情報に基づき、当該電
子機器の使用に関するレベル分け処理を行うレベル分け
手段と、前記レベル分け処理の結果に応じた制御を行う
制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】また、本発明に係る電子機器では、所定の
機能を実現する電子機器において、当該電子機器外部の
情報を検知するセンサによって取得されたセンサ情報に
基づいて外部装置で実行された機器使用に関するレベル
分け処理の結果を前記外部装置より受信する受信手段
と、前記レベル分け処理の結果に応じた制御を行う制御
手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】また、本発明に係る電子機器では、所定の
機能を実現する電子機器において、当該電子機器外部の
情報を検知するセンサによって取得されたセンサ情報に
基づき、当該電子機器の使用に関するレベル分け処理を
行うレベル分け手段と、当該電子機器用の設定データに
基づいて、前記レベル分け処理で決定されたレベルに対
応した処理を行うレベル対応手段とを備えたことを特徴
とする。
【0012】また、本発明に係る電子機器では、所定の
機能を実現する電子機器において、当該電子機器外部の
情報を検知するセンサによって取得されたセンサ情報に
基づいて外部装置で実行された機器使用に関するレベル
分け処理の結果を前記外部装置より受信する受信手段
と、当該電子機器用の設定データに基づいて、前記レベ
ル分け処理で決定されたレベルに対応した処理を行うレ
ベル対応手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】また、本発明に係る電子機器では、所定の
機能を実現する電子機器において、当該電子機器外部の
情報を検知するセンサによって取得されたセンサ情報に
基づき、当該電子機器の使用に関するレベル分け処理を
行うレベル分け手段と、前記レベル分け処理で決定され
たレベルに対応した処理を行うレベル対応手段と、前記
レベル対応手段の処理結果に対応した設定データに基づ
き、当該電子機器の設定を行う設定手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0014】また、本発明に係る電子機器では、所定の
機能を実現する電子機器において、当該電子機器外部の
情報を検知するセンサによって取得されたセンサ情報に
基づいて外部装置で実行された機器使用に関するレベル
分け処理の結果を前記外部装置より受信する受信手段
と、前記レベル分け処理で決定されたレベルに対応した
処理を行うレベル対応手段と、前記レベル対応手段で決
定されたレベルに応じた設定データに基づき、当該電子
機器の設定を行う設定手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0015】また、本発明に係る電子機器では、所定の
機能を実現する電子機器において、当該電子機器外部の
情報を検知するセンサによって取得されたセンサ情報に
基づき、当該電子機器の使用に関するレベル分け処理を
行うレベル分け手段と、前記レベル分け処理で決定され
たレベルに対応した第1の処理を行う第1のレベル対応
手段と、前記第1の処理の結果に対応した当該電子機器
用の設定データに基づいて、前記レベル分け処理で決定
されたレベルに対応した第2の処理を行う第2のレベル
対応手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】また、本発明に係る電子機器では、所定の
機能を実現する電子機器において、当該電子機器外部の
情報を検知するセンサによって取得されたセンサ情報に
基づいて外部装置で実行された機器使用に関するレベル
分け処理の結果を前記外部装置より受信する受信手段
と、前記レベル分け処理で決定されたレベルに対応した
第1の処理を行う第1のレベル対応手段と、前記第1の
処理の結果に対応した当該電子機器用の設定データに基
づいて、前記レベル分け処理で決定されたレベルに対応
した第2の処理を行う第2のレベル対応手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0017】また、本発明に係る情報処理システムで
は、機器外部の情報を検知するセンサによって取得され
たセンサ情報を送信する対象機器と、前記対象機器から
受け取った前記センサ情報に基づいて個人識別処理を行
い、その処理結果に応じて、前記対象機器に対応するユ
ーザ設定データを前記対象機器へ送信するユーザ設定デ
ータ記録機器とを有し、前記対象機器は、前記ユーザ設
定データに基づいた処理を行う情報処理システムにおい
て、前記対象機器は、前記センサによって取得されたセ
ンサ情報に基づき、当該対象機器の使用に関するレベル
分け処理を行うレベル分け手段と、前記レベル分け処理
の結果に応じた制御を行う制御手段とを備えたことを特
徴とする。
【0018】また、本発明に係る情報処理システムで
は、機器外部の情報を検知するセンサによって取得され
たセンサ情報を送信する対象機器と、前記対象機器から
受け取った前記センサ情報に基づいて個人識別処理を行
い、その処理結果に応じて、前記対象機器に対応するユ
ーザ設定データを前記対象機器へ送信するユーザ設定デ
ータ記録機器とを有し、前記対象機器は、前記ユーザ設
定データに基づいた処理を行う情報処理システムにおい
て、前記センサによって取得されたセンサ情報に基づ
き、前記対象機器の使用に関するレベル分け処理を行う
処理装置を備え、前記対象機器は、前記処理装置から受
け取った前記レベル分け処理の結果に応じた制御を行う
制御手段を備えたことを特徴とする。
【0019】また、本発明に係る情報処理システムで
は、機器外部の情報を検知するセンサによって取得され
たセンサ情報を送信する対象機器と、前記対象機器から
受け取った前記センサ情報に基づいて個人識別処理を行
い、その処理結果に応じて、前記対象機器に対応するユ
ーザ設定データを前記対象機器へ送信するユーザ設定デ
ータ記録機器とを有し、前記対象機器は、前記ユーザ設
定データに基づいた処理を行う情報処理システムにおい
て、前記対象機器は、当該対象機器外部の情報を検知す
るセンサによって取得されたセンサ情報に基づき、当該
対象機器の使用に関するレベル分け処理を行うレベル分
け手段と、前記ユーザ設定データ記録機器から受信した
前記ユーザ設定データに基づいて、前記レベル分け処理
で決定されたレベルに対応した処理を行うレベル対応手
段とを備えたことを特徴とする。
【0020】また、本発明に係る情報処理システムで
は、機器外部の情報を検知するセンサによって取得され
たセンサ情報を送信する対象機器と、前記対象機器から
受け取った前記センサ情報に基づいて個人識別処理を行
い、その処理結果に応じて、前記対象機器に対応するユ
ーザ設定データを前記対象機器へ送信するユーザ設定デ
ータ記録機器とを有し、前記対象機器は、前記ユーザ設
定データに基づいた処理を行う情報処理システムにおい
て、前記センサによって取得されたセンサ情報に基づ
き、前記対象機器の使用に関するレベル分け処理を行う
処理装置を備え、前記対象機器は、前記処理装置から前
記レベル分け処理の結果を受信する受信手段と、前記ユ
ーザ設定データ記録機器から受信した前記ユーザ設定デ
ータに基づいて、前記レベル分け処理で決定されたレベ
ルに対応した処理を行うレベル対応手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0021】また、本発明に係る情報処理システムで
は、機器外部の情報を検知するセンサによって取得され
たセンサ情報を送信する対象機器と、前記対象機器から
受け取った前記センサ情報に基づいて個人識別処理を行
い、その処理結果に応じて、前記対象機器に対応するユ
ーザ設定データを前記対象機器へ送信するユーザ設定デ
ータ記録機器とを有し、前記対象機器は、前記ユーザ設
定データに基づいた処理を行う情報処理システムにおい
て、前記対象機器は、当該対象機器外部の情報を検知す
るセンサによって取得されたセンサ情報に基づき、当該
対象機器の使用に関するレベル分け処理を行うレベル分
け手段と、前記レベル分け処理で決定されたレベルに対
応した処理を行うレベル対応手段と、前記レベル対応手
段の処理結果に対応した設定データに基づき、当該対象
機器の設定を行う設定手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0022】また、本発明に係る情報処理システムで
は、機器外部の情報を検知するセンサによって取得され
たセンサ情報を送信する対象機器と、前記対象機器から
受け取った前記センサ情報に基づいて個人識別処理を行
い、その処理結果に応じて、前記対象機器に対応するユ
ーザ設定データを前記対象機器へ送信するユーザ設定デ
ータ記録機器とを有し、前記対象機器は、前記ユーザ設
定データに基づいた処理を行う情報処理システムにおい
て、前記対象機器は、当該対象機器外部の情報を検知す
るセンサによって取得されたセンサ情報に基づき、当該
対象機器の使用に関するレベル分け処理を行うレベル分
け手段と、前記レベル分け処理で決定されたレベルに対
応した第1の処理を行う第1のレベル対応手段と、前記
第1の処理の結果に対応した当該対象機器用の設定デー
タに基づいて、前記レベル分け処理で決定されたレベル
に対応した第2の処理を行う第2のレベル対応手段とを
備えたことを特徴とする。
【0023】また、本発明に係る情報処理システムで
は、機器外部の情報を検知するセンサによって取得され
たセンサ情報を送信する対象機器と、前記対象機器から
受け取った前記センサ情報に基づいて個人識別処理を行
い、その処理結果に応じて、前記対象機器に対応するユ
ーザ設定データを前記対象機器へ送信するユーザ設定デ
ータ記録機器とを有し、前記対象機器は、前記ユーザ設
定データに基づいた処理を行う情報処理システムにおい
て、前記センサによって取得されたセンサ情報に基づ
き、前記対象機器の使用に関するレベル分け処理を行う
処理装置を備え、前記対象機器は、前記レベル分け処理
で決定されたレベルに対応した第1の処理を行う第1の
レベル対応手段と、前記第1の処理の結果に対応した当
該対象機器用の設定データに基づいて、前記レベル分け
処理で決定されたレベルに対応した第2の処理を行う第
2のレベル対応手段とを備えたことを特徴とする。
【0024】また、本発明に係る電子機器の制御方法で
は、所定の機能を実現する電子機器に対し、当該電子機
器外部の情報を検知するセンサによって取得されたセン
サ情報に基づき、当該電子機器の使用に関するレベル分
け処理を行うレベル分け行程と、前記レベル分け処理の
結果に応じた制御を行う制御行程とを実行することを特
徴とする。
【0025】また、本発明に係る電子機器の制御方法で
は、所定の機能を実現する電子機器に対し、当該電子機
器外部の情報を検知するセンサによって取得されたセン
サ情報に基づいて外部装置で実行された機器使用に関す
るレベル分け処理の結果を前記外部装置より受信する受
信行程と、前記レベル分け処理の結果に応じた制御を行
う制御行程とを実行することを特徴とする。また、本発
明に係る電子機器の制御方法では、所定の機能を実現す
る電子機器に対し、当該電子機器外部の情報を検知する
センサによって取得されたセンサ情報に基づき、当該電
子機器の使用に関するレベル分け処理を行うレベル分け
行程と、当該電子機器用の設定データに基づいて、前記
レベル分け処理で決定されたレベルに対応した処理を行
うレベル対応行程とを実行することを特徴とする。
【0026】また、本発明に係る電子機器の制御方法で
は、所定の機能を実現する電子機器に対し、当該電子機
器外部の情報を検知するセンサによって取得されたセン
サ情報に基づいて外部装置で実行された機器使用に関す
るレベル分け処理の結果を前記外部装置より受信する受
信行程と、当該電子機器用の設定データに基づいて、前
記レベル分け処理で決定されたレベルに対応した処理を
行うレベル対応行程とを実行することを特徴とする。
【0027】また、本発明に係る電子機器の制御方法で
は、所定の機能を実現する電子機器に対し、当該電子機
器外部の情報を検知するセンサによって取得されたセン
サ情報に基づき、当該電子機器の使用に関するレベル分
け処理を行うレベル分け行程と、前記レベル分け処理で
決定されたレベルに対応した処理を行うレベル対応行程
と、前記レベル対応行程の処理結果に対応した設定デー
タに基づき、当該電子機器の設定を行う設定行程とを実
行することを特徴とする。
【0028】また、本発明に係る電子機器の制御方法で
は、所定の機能を実現する電子機器に対し、当該電子機
器外部の情報を検知するセンサによって取得されたセン
サ情報に基づいて外部装置で実行された機器使用に関す
るレベル分け処理の結果を前記外部装置より受信する受
信行程と、前記レベル分け処理で決定されたレベルに対
応した処理を行うレベル対応行程と、前記レベル対応行
程で決定されたレベルに応じた設定データに基づき、当
該電子機器の設定を行う設定行程とを実行することを特
徴とする。
【0029】また、本発明に係る電子機器の制御方法で
は、所定の機能を実現する電子機器に対し、当該電子機
器外部の情報を検知するセンサによって取得されたセン
サ情報に基づき、当該電子機器の使用に関するレベル分
け処理を行うレベル分け行程と、前記レベル分け処理で
決定されたレベルに対応した第1の処理を行う第1のレ
ベル対応行程と、前記第1の処理の結果に対応した当該
電子機器用の設定データに基づいて、前記レベル分け処
理で決定されたレベルに対応した第2の処理を行う第2
のレベル対応行程とを実行することを特徴とする。。
【0030】また、本発明に係る電子機器の制御方法で
は、所定の機能を実現する電子機器に対し、当該電子機
器外部の情報を検知するセンサによって取得されたセン
サ情報に基づいて外部装置で実行された機器使用に関す
るレベル分け処理の結果を前記外部装置より受信する受
信行程と、前記レベル分け処理で決定されたレベルに対
応した第1の処理を行う第1のレベル対応行程と、前記
第1の処理の結果に対応した当該電子機器用の設定デー
タに基づいて、前記レベル分け処理で決定されたレベル
に対応した第2の処理を行う第2のレベル対応行程とを
実行することを特徴とする。
【0031】また、本発明に係る処理プログラムを提供
する媒体では、所定の機能を実現する電子機器の制御方
法を実行するための処理プログラムを提供する媒体であ
って、当該電子機器外部の情報を検知するセンサによっ
て取得されたセンサ情報に基づき、当該電子機器の使用
に関するレベル分け処理を行うレベル分け手段と、前記
レベル分け処理の結果に応じた制御を行う制御手段とを
備えたことを特徴とする。
【0032】また、本発明に係る処理プログラムを提供
する媒体では、所定の機能を実現する電子機器の制御方
法を実行するための処理プログラムを提供する媒体であ
って、前記処理プログラムは、当該電子機器外部の情報
を検知するセンサによって取得されたセンサ情報に基づ
いて外部装置で実行された機器使用に関するレベル分け
処理の結果を前記外部装置より受信する受信ステップ
と、前記レベル分け処理の結果に応じた制御を行う制御
ステップとを備えたことを特徴とする。
【0033】また、本発明に係る処理プログラムを提供
する媒体では、所定の機能を実現する電子機器の制御方
法を実行するための処理プログラムを提供する媒体であ
って、前記処理プログラムは、当該電子機器外部の情報
を検知するセンサによって取得されたセンサ情報に基づ
き、当該電子機器の使用に関するレベル分け処理を行う
レベル分けステップと、当該電子機器用の設定データに
基づいて、前記レベル分け処理で決定されたレベルに対
応した処理を行うレベル対応ステップとを備えたことを
特徴とする。
【0034】また、本発明に係る処理プログラムを提供
する媒体では、所定の機能を実現する電子機器の制御方
法を実行するための処理プログラムを提供する媒体であ
って、前記処理プログラムは、当該電子機器外部の情報
を検知するセンサによって取得されたセンサ情報に基づ
いて外部装置で実行された機器使用に関するレベル分け
処理の結果を前記外部装置より受信する受信ステップ
と、当該電子機器用の設定データに基づいて、前記レベ
ル分け処理で決定されたレベルに対応した処理を行うレ
ベル対応ステップとを備えたことを特徴とする。
【0035】また、本発明に係る処理プログラムを提供
する媒体では、所定の機能を実現する電子機器の制御方
法を実行するための処理プログラムを提供する媒体であ
って、前記処理プログラムは、当該電子機器外部の情報
を検知するセンサによって取得されたセンサ情報に基づ
き、当該電子機器の使用に関するレベル分け処理を行う
レベル分けステップと、前記レベル分け処理で決定され
たレベルに対応した処理を行うレベル対応ステップと、
前記レベル対応ステップの処理結果に対応した設定デー
タに基づき、当該電子機器の設定を行う設定ステップと
を備えたことを特徴とする。
【0036】また、本発明に係る処理プログラムを提供
する媒体では、所定の機能を実現する電子機器の制御方
法を実行するための処理プログラムを提供する媒体であ
って、前記処理プログラムは、当該電子機器外部の情報
を検知するセンサによって取得されたセンサ情報に基づ
いて外部装置で実行された機器使用に関するレベル分け
処理の結果を前記外部装置より受信する受信ステップ
と、前記レベル分け処理で決定されたレベルに対応した
処理を行うレベル対応ステップと、前記レベル対応ステ
ップで決定されたレベルに応じた設定データに基づき、
当該電子機器の設定を行う設定ステップとを備えたこと
を特徴とする。
【0037】また、本発明に係る処理プログラムを提供
する媒体では、所定の機能を実現する電子機器の制御方
法を実行するための処理プログラムを提供する媒体であ
って、前記処理プログラムは、当該電子機器外部の情報
を検知するセンサによって取得されたセンサ情報に基づ
き、当該電子機器の使用に関するレベル分け処理を行う
レベル分けステップと、前記レベル分け処理で決定され
たレベルに対応した第1の処理を行う第1のレベル対応
ステップと、前記第1の処理の結果に対応した当該電子
機器用の設定データに基づいて、前記レベル分け処理で
決定されたレベルに対応した第2の処理を行う第2のレ
ベル対応ステップとを備えたことを特徴とする。
【0038】また、本発明に係る処理プログラムを提供
する媒体では、所定の機能を実現する電子機器の制御方
法を実行するための処理プログラムを提供する媒体であ
って、前記処理プログラムは、当該電子機器外部の情報
を検知するセンサによって取得されたセンサ情報に基づ
いて外部装置で実行された機器使用に関するレベル分け
処理の結果を前記外部装置より受信する受信ステップ
と、前記レベル分け処理で決定されたレベルに対応した
第1の処理を行う第1のレベル対応ステップと、前記第
1の処理の結果に対応した当該電子機器用の設定データ
に基づいて、前記レベル分け処理で決定されたレベルに
対応した第2の処理を行う第2のレベル対応ステップと
を備えたことを特徴とする。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0040】[第1実施形態]図1は、本発明の第1実
施形態に係る情報処理システムの特徴的な機能を示すブ
ロック図である。
【0041】本実施形態では、対象機器1にアクセスす
るユーザを区別し、ユーザ毎に異なる処理を行う事例と
して、図1に示すように、レベル分け処理のみを行い、
後述する実施形態で説明するような、ユーザ設定データ
記録機器2に送信するデータもしくはユーザ設定データ
記録機器2から受信したデータに対してレベルに対応し
た処理を、特に行わない場合について説明する。レベル
分け処理としては、ユーザに対する認証処理を行う場合
を説明する。
【0042】図2、図3及び図4は、対象機器1の構成
を示すブロック図である。
【0043】図2に示す対象機器1の構成は、CPU1
01、RAM102、パターンマッチング部103、デ
ータ変換部104、起動用ROM105、フラッシュR
OM106、指紋センサ107、無線I/F111、デ
ータ受信部112、データ送信部113、電力供給部1
91、及び電源192を備えている。
【0044】図3に示す対象機器1の構成は、上記図2
の構成において、LAN I/F114やモデム115
が追加され、パターンマッチング部103が除かれた構
成となっている。
【0045】また、図4に示す対象機器1の構成は、上
記図2の構成において、LAN I/F114やモデム
115が追加された構成となっている。
【0046】レベル分け処理は、対象機器内部で行う
か、あるいは外部で行うかで対象機器1の構成が若干変
化する。内部で行う場合は、図2、図3及び図4に示す
構成のいずれでもよく、外部で行う場合は、図3及び図
4に示す構成のいずれとなる。もちろん、レベル分け処
理を外部で行う場合で、LAN I/F114やモデム
115を使用せず無線で行う場合、対象機器1の構成は
図2、図3及び図4に示す構成のいずれでもよい。
【0047】また、対象機器1とユーザ設定データ記録
機器2を含んだシステム全体の構成は、レベル分け処理
を内部で行う場合は図5、外部で行う場合は図6または
図7に示すような構成になる。図5に示す全体構成で
は、各対象機器1a、1b、1c、…と各ユーザ設定デ
ータ記録機器2a、2b、2c、…とがそれぞれ相互に
無線接続される。図6に示す全体構成では、図5に示す
構成において、各対象機器1a、1b、1c、…がLA
N回路網6または公衆回線網7を介して認証サーバ3に
接続されている。図7に示す構成では、図6に示す構成
において、認証サーバ3に代えて対象機器兼認証サーバ
1aaが設けられている。
【0048】さらに、ユーザ設定データ記録機器2の構
成は、図8に示すように、CPU201、RAM20
2、フラッシュROM203、起動用ROM204、無
線I/F211、データ受信部212、データ送信部2
13、電力供給部291、及び電源292を備えてい
る。
【0049】また、ユーザは、腕時計型のユーザ設定デ
ータ記録機器2を腕に付けているものとする。腕に付け
ている必要はないが、対象機器1と通信可能な位置にあ
ることが必要である。また、デジタルカメラは対象機器
1が組み込まれており、ユーザ設定データ記録機器2か
ら受信した設定データに基づきモータ等が作動し、設定
データどおりの調整が行えるようになっている。
【0050】本実施形態では、対象機器1の形態として
デジタルカメラを、ユーザ設定データ記録機器2の形態
として腕時計を仮定しているが、それ以外の形態でも本
発明は使用可能である。例えば、対象機器1の例として
はデジタルカメラ以外にも照明器具、音響システム、シ
ートなどが挙げられるし、ユーザ設定データ記録機器2
の例としては携帯電話、PDA、携帯音楽プレーヤなど
が挙げられる。但し、対象機器1とユーザ設定データ記
録機器2との間でやりとりされる機器設定データ(後述
の図13、図18参照)の項目は対象機器1の種別によ
って異なる。例えば対象機器1が音響機器である場合、
図13や図18にある「シャッタースピード」「AF
ON/OFF」といった項目はなくなり、代りに音量、
サラウンドモードの種類(映画館、ホールなど)、スピ
ーカの方向などの項目が使用される。
【0051】さらに、本実施形態では、センサとして身
体特徴を測定する指紋センサ107を使用しているが、
もちろん別種のセンサでも問題ない。例えば、人間の目
の虹彩の模様は、指紋と同様に個人差であるので、デジ
タルカメラのファインダーに虹彩センサを取り付け、フ
ァインダーをユーザが覗いたら虹彩センサが作動し、虹
彩の画像情報データもしくはそれをデータ変換した認証
用データを作成すれば問題ない。他の例として、人間の
髪、唾液、汗などに含まれるDNA情報を使用する方法
もある。DNA情報は個人差がある。髪、唾液、汗など
のセンサを付け、DNA情報を読み取り、認証用データ
を作成することも可能である。声紋も同じように個人差
がある。対象機器1にマイクというセンサを用意し、ユ
ーザが声を発生し、その声紋を採取することから各人で
異なる声紋情報を取得し、それから認証用データを作成
すればよい。
【0052】また、フラッシュROM106及びフラッ
シュROM203をデータ保存部として用いるが、HD
Dなどの他の記録媒体でももちろん問題はない。同様に
データ受信部112及びデータ受信部212、データ送
信部113及びデータ送信部213は、データ送受信部
としても何ら問題はない。
【0053】無線の種類も特に問わない。赤外線、無線
LAN、超音波、光など何でもよい。さらに言えば、本
実施形態では通信媒体として無線を使用したが、無論有
線でも問題はない。また、人の体を通信媒体とした通信
方法もあるが、それでも問題ない。
【0054】以上挙げた構成は、後述する他の実施形態
にも適用される。
【0055】次に、本実施形態に係る動作として、図9
〜図11のフローチャートを参照しつつ登録動作及び再
設定動作を順次説明する。図9及び図10は本実施形態
の対象機器1の動作を示すフローチャートであり、図1
1は、ユーザ設定データ記録機器2の動作を示すフロー
チャートである。
【0056】<登録動作>登録時の機器間のタイムライ
ン・ダイアグラムを図12に示す。
【0057】(1)ユーザ設定データ記録機器2に認証
用データを記録 ユーザは、認証用データ記録用の専用機か、対象機器1
を用いて認証用データをユーザ設定データ記録機器2に
登録しなければならない。つまり、指紋を身体情報とし
て指紋センサにより読み取らせ、読み取ったデータを認
証用データに変換させ、無線でユーザ設定データ記録機
器2に送信し、記録する。認証用データは読み取ったデ
ータをそのまま認証用データとして用いても構わない。
【0058】(2)対象機器1を手動で設定 対象機器1の電源192を入れ、開始状態にする(ステ
ップS101)。次にユーザは対象機器1を手動で設定
する。本実施形態10では、対象機器1はデジタルカメ
ラである。シャッタースピード、AF(オートフォーカ
ス)のON/OFF、感度(ISO 100/400)
など、デジタルカメラの機能に関する設定を手動で行
う。設定対象となるデータの基本セットは起動用ROM
105もしくはフラッシュROM106内に存在するの
で、ユーザが設定したデータ(機器設定データ)をRA
M102に記録する。
【0059】(3)ユーザ設定データ記録機器2に設定
した機器設定データを登録 対象機器1の電源192を入れ、開始状態にする(ステ
ップS101)。ユーザは、登録開始の行為を行い、対
象機器1の指紋センサ107に指4を押しつける。指紋
センサ107は接触を感知して作動する(ステップS1
11)。作動したら、登録開始の行為が行われたか判別
する(ステップS112)。
【0060】登録開始の行為は、例えば登録ボタンを対
象機器1は備え、それを押しながら指4を指紋センサ1
07に押しつける、指紋センサ107を2回叩き、その
後5秒以内に指4を指紋センサ107に押しつける、と
いった行為が考えられる。明示的にユーザが登録を指示
できる形式であれば、登録開始の行為は特に規定しな
い。
【0061】本実施形態では登録開始の行為が行われて
いるので、登録可能なデータを送信することを対象機器
1は記録する(ステップS113)。次に対象機器1は
指紋センサ107よりユーザの身体情報をとる(ステッ
プS114)。
【0062】読み取られた身体情報はRAM102に一
時記録され、データ変換部104により認証用データに
変換しRAM102に一時記録する(ステップS11
5)。認証用データを用いず、直接身体情報を認証用デ
ータとして用いても構わないのでこのデータ変換作業は
行わなくてもよい。但し、先のユーザ設定データ記録機
器2に認証用データを記録したときと同じ方法でなけれ
ばならない。また、CPU101でデータ変換が行える
ならデータ変換部104は無くても構わない。また、デ
ータ変換作業で暗号化などのセキュリティ処理を行うこ
とも可能である。変換された認証データはRAM102
内に置かれる。
【0063】ステップS113より、RAM102に
は、ユーザが登録をしたいのか否か、といった情報が記
録されている。具体的にはユーザが登録作業を行ったか
否か、が記録されている。また、ステップS115より
RAM102にはユーザの認証用データが記録されてい
る。対象機器1は、RAM102にある登録作業を行っ
たか否かというデータを参照し、送信するデータは登録
可能なデータとして送信するのか判断する(ステップS
121)。
【0064】ユーザは登録行為を行ったので、RAM1
02にある認証用データと、対象機器1を作成したメー
カが記録した起動用ROM105もしくはフラッシュR
OM106に存在する機器IDデータと、ユーザが手動
で設定して作成された、RAM102に存在する機器設
定データをユーザ設定データ記録機器2に送信する(ス
テップS122)。ここで送信するデータは、図13の
ようになる。
【0065】ユーザ設定データ記録機器2は、最初開始
状態にある(図11のステップS201)。送信された
データが受信されると(ステップS202)、受信した
データに機器設定データがあるか判断する(ステップS
203)。機器設定データがあれば、それはユーザ設定
データ記録機器2に記録することになる。ユーザ設定デ
ータ記録機器2は、受信した機器IDデータをキーとし
てフラッシュROM203内を検索し、もしあれば既に
機器IDデータの組みとして記録されているユーザ設定
データに、受信した機器設定データを上書きする(ステ
ップS204)。なければ、新たに受信した機器IDデ
ータと機器設定データをフラッシュROM203に記録
する(ステップS204)。
【0066】<再設定動作>最初に簡単に再設定で行わ
れる全体的な作業の流れを説明する。
【0067】対象機器1で身体情報データを読み取る。
読み取られたデータは認証用データに変換される。認証
処理を行い、対象機器1を使用する権利のあるユーザで
あるか判断する。次に、ブロードキャストを行う場合は
機器IDデータのみを、行わない場合は認証用データと
機器IDデータを送信する。対象機器1は、自身がブロ
ードキャストもしくは複数人に送信したか否か記録して
おく。
【0068】ユーザ設定データ記録機器2は受信した機
器IDデータをキーとしてユーザ設定データ記録機器2
内のデータを検索し、対象機器1に対応するユーザ設定
データがあれば、それと機器IDデータを送信し、なけ
れば何も送信しない。
【0069】対象機器1は、先にブロードキャストもし
くは複数人に送信したならば複数の返信を受信すること
となる。対象機器1は受信した複数のユーザ設定データ
を統計処理し、再設定を行う。ブロードキャストもしく
は複数人に送信していないのであれば受信するデータは
1つであるので、単一のユーザ設定データに基づき再設
定を行う。
【0070】次に、具体的に再設定の処理の流れを説明
する。
【0071】図14(a)、(b)に、再設定時の機器
間のタイムライン・ダイアグラムを示す。同図(a)
は、対象機器1に対応するユーザ設定データが存在した
場合、同図(b)は、対象機器1に対応するユーザ設定
データが存在しなかった場合を示している。
【0072】(1)対象機器1による認証用データの作
成 対象機器1の電源192を入れ、開始状態にする(ステ
ップS101)。最初にユーザは、対象機器1の指紋セ
ンサ107に指4を押しつける。指紋センサ107は接
触を感知して作動する(ステップS111)。作動した
ら、登録開始の行為が行われたか判別する(ステップS
112)。ここでは、行われていないとする。
【0073】図15に示すように、指紋センサ107を
シャッターボタンと組み合わせることにより、ユーザが
意識しないで指紋センサ107に触れ、設定可能となっ
ている。もちろん、本発明を使用したくない場合、セン
サをOFFにすれば、本発明で提案する再設定は行われ
ない。
【0074】登録開始行為は行われていないので、身体
情報を読み取る(ステップS114)。読み取りに失敗
したら開始状態に戻る(ステップS101)。読み取ら
れたデータはRAM102に一時保存され、データ変換
部104により認証用データに変換される(ステップS
115)。認証用データを用いず、直接指紋情報を個人
識別に使用するならば、このデータ変換作業は行わなく
てもよい。また、CPU101でデータ変換が行えるな
らデータ変換部104は無くても構わない。また、デー
タ変換作業で暗号化などのセキュリティ処理を行うこと
も可能である。変換された認証用データはRAM102
内に置かれる。
【0075】(2)対象機器1の認証処理 対象機器1の内部、外部を問わず、認証処理を行う。対
象機器1内部で認証処理を行う場合で、パターンマッチ
ング部103を使用して指紋認証を行う場合、対象機器
1の構成は図2もしくは図4の構成となる。パターンマ
ッチング部103を使用せずCPU101で行うのであ
ればパターンマッチング部103の有無は関係なくなる
ので、図2、図3、図4に示した構成のどれでも構わな
い。
【0076】LAN回路網6、公衆回路網7や無線5を
使用して対象機器1の外部で認証処理を行う場合、図6
における認証サーバ3や、図7における対象機器兼認証
サーバ1aaのように、指紋認証を行う機器がネットワ
ーク上に必要であり、また対象機器1にはそれにアクセ
スできる機能が求められる。指紋認証を外部で行う場
合、必要であれば対象機器1にLANI/F114やモ
デム115などの部品を搭載する。もちろん、無線I/
F111を用いて対象機器1と認証サーバ3が通信可能
であるならLANI/F114やモデム115は必要な
い。要は、対象機器1の外部で認証処理を行う場合は、
認証サーバ3と対象機器1が通信できれば問題ない。
【0077】結局、対象機器1の構造や運用環境によ
り、指紋認証を対象機器1の内部で行うか外部で行うか
を対象機器1の管理者は決定しておかなければならない
(ステップS116)。対象機器1自身、もしくは外部
の認証サーバ3(認証サーバ機能を持つ他の対象機器1
含む)には、例えば図16のようなデータベースがある
とする。
【0078】対象機器1内部で指紋認証を行う場合(図
5)、パターンマッチング部103はセンサから取得し
生成したRAM102内にある認証用データとフラッシ
ュROM106内にある登録済み認証用データを比較す
る(ステップS120)。ここでフラッシュROM10
6内に一致する認証用データが存在すればユーザは対象
機器1を使用する権利があるユーザであり、なければ権
利がないユーザである。
【0079】対象機器1外部で指紋認証を行う場合(図
6、図7)、対象機器1は認証サーバ3や対象機器兼認
証サーバ1aaに認証用データを送信する(ステップS
117)。認証サーバ3や対象機器兼認証サーバ1aa
は、認証用データを受信し、予め登録してある認証用デ
ータと比較して認証を行い、結果を送信元の対象機器1
に送信する。対象機器1は指紋認証の結果を受信する
(ステップS119)。そして、その結果よりユーザが
使用権のあるユーザか判別する(ステップS120)。
権利があればステップS121へ進み、なければ開始状
態に戻る(ステップS101)。
【0080】(3)対象機器1による機器IDデータも
しくは機器IDデータと認証用データの送信 登録開始行為は行っていないので、登録可能なデータは
送信されないこととなる(ステップS121)。次に、
対象機器1は機器設定データをブロードキャストを行う
か判断する(ステップS131)。ブロードキャストと
は、対象機器1の周辺に無線通信可能なユーザ設定デー
タ記録機器2が複数存在するとき、その全てを対象とし
た通信を行うことを意味する。
【0081】ブロードキャストを行うときとは、例えば
複数のユーザの嗜好を対象機器1が収集し、その嗜好を
統計処理にかけ再設定するときに用いる。ブロードキャ
ストを行うか否かは、対象機器1を作成したメーカの判
断による。ブロードキャストを行う場合が考えられる対
象機器1としては、エアコンなどが挙げられる。もちろ
ん、ユーザがブロードキャストを行うか選択可能として
もよい。
【0082】ブロードキャストを行わないのであれば、
対象機器1はRAM102内にある認証用データと起動
用ROM105もしくはフラッシュROM106内にあ
る機器IDデータをユーザ設定データ記録機器2に送信
する(ステップS133)。送信するデータは図17に
示すようになる。
【0083】ブロードキャストを行うのであれば、機器
IDデータのみを送信する。送信するデータは、図11
から認証用データを除いたものとなる。他にも、ブロー
ドキャスト用の処理はいろいろ考えられる。例えば、機
器設定データの値の部分に「broadcast」とい
った文字があれば、それはブロードキャストで送信され
たデータである、と判別でいきる。また、ブロードキャ
スト時に立てるフラグを伝送データに項目として用意
し、そのフラグが1であればブロードキャストのデー
タ、そうでなければブロードキャストのデータでない、
といった判別を行ってもよい。
【0084】ここで対象機器1は、ブロードキャストを
行ったか否かをRAM102に記録しておく。ブロード
キャストを行うか否かは、送信するデータに認証用デー
タを付加するか否かで表現される。本実施形態では通信
手段は無線であるので、単に送信するだけでは使用する
周波数が同じであれば、周辺に存在する全ての対象機器
1、ユーザ設定データ記録機器2に配送されてしまう。
【0085】よって、本実施形態では、対象機器1が送
信するデータに認証用データが付加しているとき、ユー
ザ設定データ記録機器2は予め保持している認証用デー
タと比較し、一致すれば次の検索作業に進み、一致しな
ければ受信したデータを破棄する。送信するデータに認
証用データがない、ブロードキャスト用フラグが立って
いるなど、ブロードキャストのデータを受信したら、無
条件で検索作業に進むようにする。
【0086】以上のように、認証用データは送信アドレ
スとしての働きもある。
【0087】本実施形態では、ブロードキャストを行わ
ないとする。データを送信する際、RAM102にある
認証用データをCPU101内で適当な通信プロトコル
に変換し、データ送信部113を通じ、無線I/F11
1を通じて無線5で行う。
【0088】データを送信したら(ステップS13
3)、同じ機器IDデータを複数人に送信するか判別す
る(ステップS134)。ステップS134の判別は、
例えば、ある対象機器1をブロードキャストにより、対
象機器1の通信範囲内の人の設定に従わせたくなく、あ
るグループメンバの人の設定のみを反映したいときに有
効である。これは、インターネット環境で言えば、ユニ
キャストを複数回行いたいか、という判定と考えてもよ
い。
【0089】ステップS134において複数人に送信し
たいならば、認証用データをそのグループメンバの認証
用データに変え(ステップS135)、また送信する
(ステップS133)。グループメンバは、予め対象機
器1において設定されているものとする。本実施形態で
は、複数人に送信しないとする。
【0090】(4)対象機器1に対応するユーザ設定デ
ータを検索 ユーザ設定データ記録機器2は最初開始状態にある(ス
テップS201)。送信されたデータが受信される(ス
テップS202)と、受信したデータに機器設定データ
があるか判別する(ステップS203)。機器設定デー
タがないと、ユーザ設定データ記録機器2は対象機器1
に対応するデータを送信することとなる。
【0091】次に、受信したデータに認証用データがあ
るか判別する(ステップS205)。認証用データがあ
れば、それと、予め登録されているフラッシュROM2
03内に登録済みの認証用データと照合する(ステップ
S206)。これを個人識別と言う。
【0092】2つのデータが一致しなければ(ステップ
S207)、ユーザ設定データ記録機器2は開始状態に
戻り(ステップS201)、何も送信しない。2つのデ
ータが一致する、つまりユーザ設定データ記録機器2が
現在使用しているユーザのものであると判別されれば
(ステップS207)、受信した機器IDデータをキー
として対象機器1に対応するユーザ設定データが存在す
るか、フラッシュROM203内を検索する(ステップ
S208)。機器IDデータにはメーカ名、製品名、製
品カテゴリ名、シリアル番号などが含まれているので、
それをキーワードにして検索を行う。
【0093】多くの場合、製品名をキーワードにして検
索を行うのが最もよい。なぜなら、同じ種類の製品だが
別のシリアル番号のもので、ユーザ設定データを使用す
ることが可能であるからである。しかし、シリアル番号
で比較してもよいし、製品カテゴリで比較してもよい。
これは、ユーザ設定データ記録機器2を作成するメーカ
が機器IDデータのどれを使用して検索するか決定して
もよいし、ユーザが選択可能にしてもよい。
【0094】検索の結果、なければユーザ設定データ記
録機器2は開始状態に戻り(ステップS201)、何も
送信しない。対応するユーザ設定データが存在すれば、
その発見したユーザ設定データと機器IDデータを送信
する(ステップS209)。送信するデータは図18の
ようになる。
【0095】また、受信した認証用データが一致するの
はあくまで身体情報をセンサにより取得させたユーザで
ある点に注意したい。これにより、もし複数のユーザ設
定データ記録機器2が対象機器1の周りにあったとして
も、送信したいユーザのユーザ設定データ記録機器2に
結果的に送信できることになる。
【0096】対象機器1はある期間内にユーザ設定デー
タを受信できたら、そのユーザ設定データに基づき再設
定を行う対象機器1は、ある期間だけデータが受信でき
たか待つ(ステップS136)。ある期間以内に受信で
きなければ何もせず、開始状態に戻る(ステップS10
1)。
【0097】対象機器1は、自身がブロードキャストも
しくは複数人に送信したか否かをRAM102に記録し
ているので(ステップS131)、ブロードキャストも
しくは複数人に送信していれば受信したデータをそれに
対する返信、単一ユーザからの返信として扱う(ステッ
プS137)。
【0098】対象機器1は、受信したデータにある機器
IDデータが、対象機器1自体の機器IDデータと一致
するか比較する。一致すれば、受信したデータは対象機
器1が送信したデータに対する返答であるので処理を行
い、一致しなければ受信したデータを破棄する。ここで
機器IDデータを比較するとしたが、機器IDデータの
どの項目を実際に比較するかはユーザ設定データ記録機
器2を作成するメーカが機器IDデータのどれを使用し
て検索するか決定してもよいし、ユーザが選択可能にし
てもよい。
【0099】ブロードキャストもしくは複数人に送信し
ていなければ(ステップS137)、受信したユーザ設
定データに基づき対象機器1を再設定し、開始状態に戻
る(ステップS101)。
【0100】ブロードキャストもしくは複数人に送信し
ていれば(ステップS137)、受信した複数のユーザ
設定データを統計処理し(ステップS138)、統計処
理の結果に基づき対象機器1を再設定し(ステップS1
39)、開始状態に戻る(ステップS101)。
【0101】本実施形態では、ブロードキャストを行わ
ないので、ユーザ設定データ記録機器2から図18に示
すようなデータより、ユーザ設定データを参照してユー
ザ好みの設定にデジタルカメラを再設定する。
【0102】[第2実施形態]図19は、本発明の第2
実施形態に係る情報処理システムの特徴的な機能を示す
ブロック図である。
【0103】本実施形態では、対象機器1にアクセスす
るユーザを区別し、ユーザ毎に異なる処理を行う事例と
して、図19に示すように、対象機器1がユーザ設定デ
ータ記録機器2から受信したデータにレベルに対応した
処理を行う場合を説明する。すなわち、ユーザ設定デー
タ記録機器2に図20のデータベースを用意し、データ
ベースを検索して得たデータに応じて対象機器1が処理
を変更することで提供されるサービスについて説明す
る。
【0104】本実施形態に係る対象機器1の動作を示す
フローチャートは、図9及び図21を用いることとし、
これと上記第1実施形態で用いた図9及び図10の違い
は、図10のステップS137とステップS140の間
にステップS150の処理が加わったことである。
【0105】以下、本実施形態において、以上変化した
部分について補足する。
【0106】図20に示すデータベースでは、ユーザ設
定データ記録機器2に、認証用データ及び機器IDデー
タに加えて、機器IDデータ毎に使用履歴を保持するの
が特徴である。使用履歴の更新は、対象機器1の指紋セ
ンサ107がユーザに反応し、図17に示すようなデー
タが対象機器1からユーザ設定データ記録機器2に送信
され、認証用データを比較して一致し、機器IDデータ
を使用してユーザ設定データ記録機器2内のデータを検
索して発見されたときに行われる。
【0107】例えば、対象機器1はデジタルカメラと
し、図17に示すようなデータが送信されたとすると、
図20のデータベースで、図17の機器IDデータと一
致するキーの使用履歴が1加算される。具体的には、
「CANON」、「Digital Camera」、
「Auto Set」、「ASC−0000001」に
対応した使用履歴の値が1つずつ加算され、それぞれ使
用履歴は、15が16に、20が21に、43が44
に、55が56となる。もちろん、加算でなく、減算他
の処理でもよく、また加算される値も1でなくとも問題
はない。この処理は、予めユーザ設定データ記録機器2
で定義されているものとする。
【0108】そして、ユーザ設定データをユーザ設定デ
ータ記録機器2から対象機器1に送信するときに、認証
用データとユーザ設定データと機器IDデータの各キー
に対応した使用履歴も送信する。
【0109】対象機器1はデータを受信し(ステップS
136)、ブロードキャストもしくは複数人からに対す
る返信か判断する(ステップS137)。本実施形態で
は、ブロードキャストもしくは複数人からに対する返信
ではないとする。
【0110】対象機器1は、受信した認証用データとS
115において一時記録された認証用データを照会する
ことで、受信したデータが、対象機器1を直前に使用し
た人からの返答か否かをチェックする(ステップS15
0)。そうであれば、受信した使用履歴を参照し、その
ユーザに提供するサービスを選択し(ステップS15
0)、それに合った設定を行う(ステップS140)。
例えば、使用履歴が100回以上であれば、課金データ
を2割差し引いて登録する、といった割引サービスなど
が提供可能である。
【0111】以上述べたように、ユーザ設定データ記録
機器2にデータベースを保持すると、データベースを認
証サーバ3に作成した時と比較して、次のような利点が
ある。対象機器1がネットワークに接続していようとい
まいと関係なく、使用履歴をユーザ設定データ記録機器
2に記録することが可能である。つまり、対象機器1を
ユーザに提供するメーカが、対象機器1の使用環境を考
慮せずにサービスを提供することが可能となる。
【0112】本実施形態は、ユーザ設定データ記録機器
2にデータベースを保持することが最大の特徴である。
データベースには、使用履歴だけではなく、使用した日
時、場所などもユーザ設定データ記録機器2で行われる
処理の設定次第で記録させることも可能である。
【0113】本実施形態で提案した仕組みにより、対象
機器1を作成するメーカもしくは対象機器1を使用した
サービスを提供する業者は、対象機器1の設置環境を考
慮せずにサービスを提供できる。また、より正確なユー
ザの使用状況を把握でき、よりユーザニーズに適した製
品の開発に反映させることが可能となる。
【0114】またユーザも、ユーザが意識しなくとも確
実に使用記録がユーザ設定データ記録機器2に蓄積され
るので、使用回数のカウントをし忘れることがなく、先
に述べたメーカ等のよりよいサービスを受ける機会が増
す。
【0115】[第3実施形態]本実施形態では、対象機
器1にアクセスするユーザを区別し、ユーザ毎に異なる
処理を行う事例として、図19に示すように、ユーザ設
定データ記録機器2から受信したデータに対してレベル
に対応した処理を行う場合で、認証サーバ3にレベルに
対応したデータを蓄積して、ユーザ毎に異なるサービス
を提供する場合について説明する。本実施形態の対象機
器1のフローチャートは、図9及び図21を用いる。
【0116】上記第1実施形態では、認証サーバ3のデ
ータベース例として図16を使用し、デジタルカメラ
(対象機器1)のセンサ107にユーザが触れるだけ
で、認証及び個人識別を行い、ユーザに応じた設定を行
う例を示した。本実施形態では、図16のデータベース
に加え、認証サーバ3に図22に示すようなデータベー
スを用意すると可能になるサービスを説明する。
【0117】具体的には、認証サーバ3にユーザ情報を
記録しておくことにより、ユーザがセンサ107に反応
しただけで、対象機器1が認証サーバ3のデータベース
を参照し、ユーザ毎に異なる処理を行うことにより提供
されるサービスについて説明する。
【0118】上記第1実施形態では、対象機器1外部で
認証を行う場合、図17に示すような認証用データを認
証サーバ3に送信した。図17の認証用データは、図1
6に示すようなデータベースにおいて山田太郎の登録済
みデータと一致するので、ユーザは山田太郎、ユーザI
Dは12345、性別は男、課金データは2000円な
どと判別され、山田太郎は対象機器1を使用する権利が
あるユーザと認証された。本実施形態では、対象機器1
から認証サーバ3に送信されるデータは、認証用データ
と機器IDデータであるとする。つまり、図17に示す
データそのものであるとする。
【0119】ここで、図22のようなデータを持つデー
タベースが認証サーバ3に存在するとする。データベー
スは、ネットワーク上で認証サーバ3が参照できれば、
同一サーバ内に存在しなくとも問題はない。また、図2
2ではユーザIDが1人のときしか示していないが、複
数のユーザIDを認証サーバ3が所持し管理しても何ら
問題はない。
【0120】本実施形態でも上記第1実施形態と同様
に、認証サーバ3は対象機器1が送信した認証用データ
と予め保持している認証用データを比較することで認証
を行う。認証処理はあくまで認証用データを比較するこ
とである。本実施形態では、図16に示すデータベース
を、認証用データをキーとして参照することより、ユー
ザID他も判明する。ユーザID「12345」をキー
ワードとし、データベースを検索すると、図22に示す
ようなデータベースが発見される。このとき、ユーザ別
の管理はユーザIDではなく、ユーザ名や他のユーザを
特定できるキーワードであれば何ら問題はない。もちろ
ん、認証用データでも問題ない。
【0121】図22のデータベースより、ユーザID
「12345」は、使用許可機器IDデータ、サービス
レベル、使用履歴といった情報を4組み持っている。も
ちろん、4組み以上でも何ら問題はない。使用許可機器
IDデータは、そのユーザが使用を許可されている機器
IDデータである。サービスレベルは上記使用許可機器
IDデータをユーザが使用するとき受けるサービスのレ
ベルでありSが最高、Eが最低のサービスであるとす
る。S、A、B、C、D、Eの順でサービスレベルは低
下する。使用履歴は上記使用許可IDデータを持つ対象
機器1をユーザが使用した回数であるとする。
【0122】よって、ユーザID「12345」は、使
用許可機器IDデータ「ASC−0000001」を、
サービスレベル「S」で使用でき、使用履歴は「15」
回であると分かる。
【0123】認証サーバ3は、レベルに対応したデータ
を上記のように検索し、対象機器1にサービスレベルを
送信する。対象機器1はサービスレベルを受信し、その
サービスレベルを一時保存しておく。その後、対象機器
1はユーザ設定データ記録機器2と送受信を行い、ユー
ザ設定データを受信したら、前記保存しておいたサービ
スレベルに応じた処理を行う(ステップS150)。
【0124】サービスレベルに応じた処理とは、例えば
サービスレベルS(最高)ならデジタルカメラ(対象機
器1)の使用時間は1週間、サービスレベルD(最低)
なら30分に制限する、といった処理である。以上のよ
うな設定を、対象機器1はサービスレベルに基づき行う
(ステップS140)。
【0125】上記のような使用許可機器IDデータや使
用履歴などの個人的な情報は、メーカの商品開発や商品
販売に有用なデータであり、これをメーカはユーザに意
識させることなく、取得することが可能となる。また、
ユーザは使用履歴などによりサービスレベルが変化し、
例えば同じ製品や、同じメーカを繰り返し使用すること
によりサービスレベルが上昇し、より有利なサービスを
提供してもらうことが可能となる。
【0126】例えば、本実施形態で、対象機器1はデジ
タルカメラであるとするし、認証サーバ3で管理される
対象機器1はレンタル用のデジタルカメラであるとす
る。そして、メーカはユーザにレンタル用のデジタルカ
メラを貸し出すことにより、使用料を徴収可能である。
この際、事前にユーザが認証サーバ3に登録を行ってお
けば、デジタルカメラのセンサにユーザが触れるだけ
で、貸し出し作業を行うことができる。
【0127】具体的には、ユーザがセンサに触れると認
証データが認証サーバ3に転送され、認証処理が行われ
る。このとき、貸し出し時間、機種などの貸し出しデー
タを認証サーバ3に保存することにより、貸し出し作業
が完了する。
【0128】また、サービスレベルSは撮影枚数無制
限、Aは40枚まで、Bは20枚まで、Cは10枚ま
で、Dは5枚まで、Eは2枚まで、とする。すると、図
17(2)より、ユーザID「12345」のユーザ
は、使用許可機器IDデータ「ASC−000000
1」なら無制限に撮影でき、「Auto Set」なら
40枚まで、「Digital Camera」なら2
0枚まで、と使用許可機器IDデータにより細かなレベ
ルのサービスを設定することも可能である。メーカは各
ユーザの使用履歴を把握し、自社の製品をより使用する
ユーザに対し、より良いサービスを提供することがで
き、ユーザはそのサービスを享受することが可能とな
る。
【0129】上記の機構は、様々に応用が可能である。
例えば、サービスレベル、ではなくサービスタイプ、と
し、タイプによってユーザが受けるサービスのタイプを
変化させることもできる。また、使用履歴により、課金
データに0。75を掛けるなどし、割安サービスを提供
することも可能である。また、図22のデータベースを
細分化して、細かな個々のユーザのユーザ設定データを
保存し、どのように対象機器1が使用されているか、と
いった統計データを取得することも可能となる。
【0130】また、サービス提供者が策定したグループ
にユーザを分け、そのグループに応じたサービスを提供
する、ということも可能である。例えば、ユーザが男性
グループか女性グループかでサービスを分ける、優待会
員グループと普通会員グループに分ける、などとし、そ
のグループに応じたサービスを提供することが可能であ
る。
【0131】以上より、本実施形態では、認証サーバ3
に図22に示すようなデータベースを追加することによ
り、メーカは様々なサービスを提供でき、ユーザもサー
ビスを享受できる。
【0132】[第4実施形態]本実施形態では、対象機
器1にアクセスするユーザを区別し、ユーザ毎に異なる
処理を行う事例として、図19に示すように、ユーザ設
定データ記録機器2にデータを蓄積してユーザ毎に対象
機器1が取得するデータの個数を変化させることにより
異なるサービスを提供する場合を説明する。
【0133】例えば、ある対象機器1についての機器設
定データ(これはユーザ設定データと、図18のシャッ
タースピードなど項目は同じである)は10項目あると
する。以上の状況下で、対象機器1Aはユーザαについ
ては、対象機器1の10項目全てを使用した設定が可能
であり、ユーザβについては対象機器1の10項目のう
ち、3項目を使用した設定しか可能ではない、といった
ユーザによって使用する項目数を制限するサービスを提
供する方法を説明する。
【0134】本実施形態に係る対象機器1の動作を示す
フローチャートは、図9と図21を用いる。
【0135】ユーザ設定データ記録機器2には、例えば
対象機器1がデジタルカメラである場合、図18にある
ような、シャッタースピード、AF ON/OFF、I
SO100/400という項目とそれに対応した値の組
みであるユーザ設定データが保存されている。もちろ
ん、ユーザ設定データは上記項目と値の組みでなくと
も、対象機器1の設定に利用できるデータであれば形式
は問わない。
【0136】ユーザ設定データ記録機器2は、対象機器
1の設定時に、図18に例示したユーザ設定データを送
信するのは、上記第1実施形態で述べた通りである。対
象機器1は、ユーザ設定データ記録機器2から受信した
ユーザ設定データに基づき、対象機器1を設定するの
は、図10のステップS140で示した通りである。
【0137】このステップS140の前段の処理である
ステップS150において、ユーザにより、設定に使用
する項目を変化させる。対象機器1、もしくは対象機器
1と通信できる認証サーバ3には、ユーザをランク分け
するデータと、ユーザのランクに応じて行う処理が保存
されている。
【0138】例えば、ユーザのランクは、最高のSか
ら、A、B、C、最低のDまである。他のランク付けで
も構わない。ユーザのランクに応じた処理とは、例えば
ある対象機器1についての機器設定データの項目が10
項目あるとすると、Sランクは10項目全ての値を使用
して対象機器1についての設定を行うのに対し、Aラン
クは8項目、Bランクは6項目、Cランクは4項目、D
ランクは2項目の値しか使用しない。この処理を行うに
あたり、対象機器1は、ユーザ設定データ記録機器2か
ら10項目全てのユーザ設定データを受信して処理して
もいいし、ランクに応じた項目しか受信しなくても構わ
ない。
【0139】ユーザのランク付けの方法については特に
規定しない。例えば、対象機器1を作成したメーカの製
品をより使用するユーザには高ランクを与えたり、ユー
ザ登録したユーザには高ランクを与えるなどが考えられ
る。また、前記実施形態30で説明した、使用履歴など
のデータを参照してランクを付けるようにしても構わな
い。
【0140】以上のようにして、ユーザにより、同じ対
象機器1で受けるサービスを変化させることが可能とな
る。この機能により、対象機器1のメーカや対象機器1
を販売する業者は、付加価値サービスを提供することが
可能となる。
【0141】[第5実施形態]図23は、本発明の第5
実施形態に係る情報処理システムの特徴的な機能を示す
ブロック図である。
【0142】本実施形態では、対象機器1にアクセスす
るユーザを区別し、ユーザ毎に異なる処理を行う事例と
して、図23に示すように、ユーザ設定データ記録機器
2に送信するデータにレベルに対応した処理を行う場合
で、ユーザ設定データ記録機器2にデータを蓄積してユ
ーザ毎に対象機器1が取得するデータの個数を変化させ
ることにより異なるサービスを提供する場合を説明す
る。
【0143】本実施形態に係る対象機器1の動作を示す
フローチャートは、図9及び図24を用いる。図9及び
図10との違いは、ステップS160の処理が加わった
ことである。本実施形態において、以上変化した部分に
ついて補足する。
【0144】上記第4実施形態では、ある対象機器1に
ついての機器設定データは10項目あるとし、対象機器
1は、ユーザαについては10項目全てを使用した設定
が可能であり、ユーザβについては3項目を使用した設
定しか可能ではない、といったユーザによって使用する
項目数を制限するサービスを提供することを説明した
が、本実施形態では、上記第4実施形態と同様のケース
において、このサービスを提供する方法が異なる。
【0145】本実施形態では、対象機器1がユーザ設定
データ記録機器2に送信するデータは、レベルに対応し
た処理を行った後に(ステップS160)、送信(ステ
ップS133)する。
【0146】このステップS160の処理では、ユーザ
により、設定に使用する項目を変化させる。対象機器
1、もしくは対象機器1と通信できる認証サーバ3に
は、ユーザをランク分けするデータと、ユーザのランク
に応じて行う処理が保存されている。例えば、ユーザの
ランクは、最高のSから、A、B、C、最低のDまであ
る。他のランク付けでも構わない。ユーザのランクに応
じた処理とは、例えばある対象機器1についての機器設
定データの項目が10項目あるとすると、Sランクは1
0項目全ての値を使用して対象機器1についての設定を
行うのに対し、Aランクは8項目、Bランクは6項目、
Cランクは4項目、Dランクは2項目の値しか使用しな
い。
【0147】この処理を行うにあたり、対象機器1は、
ユーザ設定データ記録機器2から10項目全てのユーザ
設定データを受信してもいいし、ランクに応じた項目し
か受信しなくても構わない。これは、どのランクに何を
行うか、というステップS160の部分の実装による。
【0148】ユーザのランク付けの方法については特に
規定しない。例えば、対象機器1を作成したメーカの製
品をより使用するユーザには高ランクを与えたり、ユー
ザ登録したユーザには高ランクを与えるなどが考えられ
る。
【0149】対象機器1は、認証用データ及び機器ID
データと、ステップS160の処理で発生したデータを
ユーザ設定データ記録機器2に送信する。本実施形態で
は、ランクに応じた機器設定データの項目のみを、ステ
ップS160の処理で発生したデータとして送信する。
ユーザ設定データ記録機器2は、値が入っていない機器
設定データがきたときは、その機器設定データの項目に
対応したユーザ設定データの項目と値を返すとする。
【0150】対象機器1は、ユーザ設定データを受信す
る。このとき、対象機器1には、ユーザのランクに応じ
たユーザ設定データを受信しているので、その項目と値
に基づき、設定を行う。
【0151】以上のようにして、ユーザにより、同じ対
象機器1で受けるサービスを変化させることが可能とな
る。この機能により、対象機器1のメーカや対象機器1
を販売する業者は、付加価値サービスを提供することが
可能となる。
【0152】また、対象機器1からユーザ設定データ記
録機器2に伝送する機器IDデータの項目数を減らせる
ので、伝送データ量の削減により、伝送速度の高速化、
データ処理時間の削減という効果もある。
【0153】[第6実施形態]図25は、本発明の第6
実施形態に係る情報処理システムの特徴的な機能を示す
ブロック図である。
【0154】本実施形態では、対象機器1にアクセスす
るユーザを区別し、ユーザ毎に異なる処理を行う事例と
して、図25に示すように、対象機器1でデータをユー
ザ設定機器2に送信する前とユーザ設定データ記録機器
2から受信したデータに、レベルに対応した処理を行う
場合を説明する。すなわち、ユーザ設定データ記録機器
2に、図26(a)、(b)のデータベースを用意し、
このデータベースを検索して得たデータに応じて対象機
器1が処理を変更すると提供されるサービスについて説
明する。
【0155】図27のイメージ図に示すように、対象機
器1はエアコンであるとし、あるグループに属したユー
ザの設定のみを対象に設定を行う場合を想定する。ま
た、そのユーザはランク分けされる。また、本実施形態
では、対象機器1を使用するグループは2人によりなっ
ており、それぞれユーザA、認証用データ「Oijdr
OI」と、ユーザB、認証用データ「AoijOJ」で
あると例として仮定する。対象機器1には、各ユーザの
認証用データが存在し、グループとして登録されている
ものとする。
【0156】本実施形態に係る対象機器1のフローチャ
ートは、図9と図28を用いる。図9及び図10との違
いは、ステップS260とステップS250の処理が加
わったことである。本実施形態では、複数人に対する送
信も使用する。
【0157】以下、再設定の場面より、本実施形態の処
理の流れを具体的に説明する。
【0158】対象機器1の電源192を入れ、開始状態
(ステップS101)にする。最初にユーザAは、対象
機器1の指紋センサ107に指4を押しつける。指紋セ
ンサ107は接触を感知して作動する(ステップS11
1)。作動したら、登録開始の行為が行われたか判別す
る(ステップS112)。ここでは、行われていないと
する。
【0159】登録開始行為は行われていないので、身体
情報を読み取る(ステップS114)。読み取りに失敗
したら開始状態に戻る(ステップS101)。読み取ら
れたデータはRAM102に一時保存され、データ変換
部104により認証用データ「OijdrOI」に変換
される(ステップS115)。認証用データを用いず、
直接指紋情報を個人識別に使用するならば、このデータ
変換作業は行わなくてもよい。また、CPU101でデ
ータ変換が行えるならデータ変換部104は無くても構
わない。また、データ変換作業で暗号化などのセキュリ
ティ処理を行うことも可能である。変換された認証用デ
ータはRAM102内に置かれる。
【0160】対象機器1の内部、外部を問わず、認証処
理を行う。対象機器1の構造や運用環境により、指紋認
証を対象機器1の内部で行うか外部で行うかを対象機器
1の管理者は決定しておかなければならない(ステップ
S116)。本実施形態では、内部で行うものとする。
【0161】対象機器1内部で指紋認証を行う場合、パ
ターンマッチング部103はセンサから取得し生成した
RAM102内にある認証用データとフラッシュROM
106内にある登録済み認証用データを比較する(ステ
ップS120)。ここでフラッシュROM106内に一
致する認証用データが存在すればユーザは対象機器1を
使用する権利があるユーザであり、なければ権利がない
ユーザである。権利があればS121に、なければ開始
状態に戻る(ステップS101)。ステップS120に
おいて、ユーザのレベル分けも行う。ここで、ユーザA
はレベルBであると対象機器1に登録され、後に登場す
るユーザBはレベルSと登録されているとする。ユーザ
Aは、レベルBとレベル分けされる。
【0162】登録開始行為は行っていないので、登録可
能なデータは送信されないこととなる(ステップS12
1)。次に、対象機器1は機器設定データをブロードキ
ャストを行うか判断する(ステップS131)。
【0163】対象機器1は、ブロードキャストを行った
か否かをRAM102に記録しておく。ブロードキャス
トを行うか否かは、送信するデータに認証用データを付
加するか否かで表現される。本実施形態では通信手段は
無線であるので、単に送信するだけでは使用する周波数
が同じであれば、周辺に存在する全ての対象機器1、ユ
ーザ設定データ記録機器2に配送される。本実施形態で
は、ブロードキャストを行わないとする。
【0164】次に、ユーザ毎の処理を行う(ステップS
260)。対象機器1のセンサに触れたユーザはAであ
る。ユーザAのランクはBであるので、対象機器1につ
いては、機器設定データのうち、「気温」という項目の
み設定が反映されるものとする。
【0165】本実施形態では、ブロードキャストを行わ
ないので、対象機器1はRAM102内にある認証用デ
ータと起動用ROM105もしくはフラッシュROM1
06内にある機器IDデータと、ユーザAがレベルBで
あることより決定された、「気温」項目のみの機器設定
データをユーザ設定データ記録機器2に送信する(ステ
ップS133)。送信するデータは、図29に示すよう
なデータである。データを送信する際、RAM102に
ある認証用データをCPU101内で適当な通信プロト
コルに変換し、データ送信部113を通じ、無線I/F
111を通じて無線5で行う。
【0166】データを送信したら(ステップS13
3)、同じ機器IDデータを複数人に送信するか判別す
る(ステップS134)。ステップS134の判別は、
例えば、ある対象機器1をブロードキャストにより、対
象機器1の通信範囲内の人の設定に従わせたくなく、あ
るグループメンバの人の設定のみを反映したいときに有
効である。
【0167】ステップS134において複数人に送信し
たいならば、認証用データをそのグループメンバの認証
用データに変え(ステップS135)、また送信する
(ステップS133)。グループメンバは、予め対象機
器1において設定されているものとする。
【0168】本実施形態では、対象機器1を使用するグ
ループは2人によりなっており、それぞれユーザA、認
証用データ「OijdrOI」と、ユーザB、認証用デ
ータ「AoijOJ」であると例として仮定されてい
る。対象機器1には、各ユーザの認証用データが存在
し、グループとして登録されているものとする。ユーザ
Aが対象機器1のセンサを操作したので、対象機器1
は、同じグループのメンバであるユーザBにも送信す
る。
【0169】まず対象機器1は、認証用データをユーザ
Bのものに変更する(ステップS135)。ユーザBの
レベルはSであると対象機器1に登録されている。対象
機器1は、認証用データをキーとしてユーザBのレベル
を検索する。ユーザBのレベルを読み、Sであると読み
取り、レベルSに対応する処理として、機器設定データ
の項目として、「気温」と「湿度」について設定が反映
されるものとする(ステップS260)。対象機器1
は、ユーザB用として、図30のデータを送信する(ス
テップS133)。グループメンバはもう登録されてい
ないので、ステップS134の処理はNoとなり、対象
機器1はユーザ設定データ記録機器2からの返信待ち状
態であるステップS136に移行する。
【0170】一方、ユーザ設定データ記録機器2での処
理は、図11のフローチャートで説明した通りである。
【0171】本実施形態では、ユーザA所持のユーザ設
定データ記録機器2は図26(a)のデータベースを、
ユーザB所持のユーザ設定データ記録機器2は図26
(b)のデータベースを所持しているものとする。
【0172】ユーザA所持のユーザ設定データ記録機器
2は、図29のデータを、ユーザB所持のユーザ設定デ
ータ記録機器2は、図30のデータを受信する。ここ
で、ユーザAに関しては機器設定データは「気温」の項
目しかないので、ユーザA所持のユーザ設定データ記録
機器2は図26(a)の機器IDデータとそれぞれに対
応した使用履歴と、ユーザ設定データのうち、項目「気
温」値「26」を対象機器1に送信する。ユーザB所持
のユーザ設定データ記録機器2は、図26(b)の機器
IDデータとそれぞれに対応した使用履歴と、ユーザ設
定データの項目「気温」値「22」と、項目「湿度」値
「10」を対象機器1に送信する。
【0173】また、各ユーザ設定データ記録機器2は、
対象機器1から受信したデータに含まれる機器IDデー
タに対応した使用履歴を更新する。例えば、受信した機
器IDデータの項目と既にユーザ設定データ記録機器2
が所持している機器IDデータの項目を比較し、一致し
たら項目に対応する使用履歴を1加える、などの処理が
挙げられる。
【0174】対象機器1は、ある期間だけデータが受信
できたか待つ(ステップS136)。ある期間以内に受
信できなければ何もせず、開始状態に戻る(ステップS
101)。
【0175】対象機器1は、自身がブロードキャストも
しくは複数人に送信したか否かをRAM102に記録し
ているので(ステップS131)、ブロードキャストも
しくは複数人に送信していれば受信したデータをそれに
対する返信、単一ユーザからの返信として扱う(ステッ
プS137)。本実施形態では、ユーザA、Bのユーザ
設定データ記録機器2からの返信を待ち、受信する。
【0176】対象機器1は、受信したデータにある機器
IDデータが、対象機器1自体の機器IDデータと一致
するか比較する。一致すれば、受信したデータは対象機
器1が送信したデータに対する返答であるので処理を行
い、一致しなければ受信したデータを破棄する。ここで
機器IDデータを比較する、としたが、機器IDデータ
のどの項目を実際に比較するか、はユーザ設定データ記
録機器2を作成するメーカが機器IDデータのどれを使
用して検索するか決定してもよいし、ユーザが選択可能
にしてもよい。
【0177】ブロードキャストもしくは複数人に送信し
ていなければ(ステップS137)、受信したユーザ設
定データに基づき対象機器1を再設定し、開始状態に戻
る(ステップS101)。ブロードキャストもしくは複
数人に送信していれば(ステップS137)、受信した
複数のユーザ設定データを統計処理し(ステップS13
8)、統計処理の結果に基づき対象機器1を再設定し
(ステップS139)、開始状態に戻る(ステップS1
01)。
【0178】本実施形態では、ブロードキャストを行っ
ていないが、複数人に対する送信を行っている。よっ
て、ステップS137の判定はNoとなり、ステップS
250のユーザ毎の処理を行う状態となる。対象機器1
は、ユーザAに関して、機器IDデータと機器IDデー
タの各項目に対する使用履歴以外は、項目「気温」値
「26」のみを、ユーザBに関しては項目「気温」値
「22」と項目「湿度」値「10」を受信している。ま
た、ユーザAのレベルはB、ユーザBのレベルはSであ
る。
【0179】対象機器1は、ここで、ユーザのレベルに
対応した処理を行う(ステップS250)。まず、湿度
に関しては、ユーザBのユーザ設定データである「1
0」しか受信していないので、それに基づき、「湿度」
が「10」%となるように対象機器1を設定することに
する。次に、気温である。気温は、ユーザA、Bそれぞ
れから受信している。ユーザA、Bのレベルを比較す
る。レベルが同じであれば、単純に値の総和を人数で割
る。例えば、もしユーザA、Bのレベルが同じであると
すると、値は「26」「22」であるので、「24」度
となるように対象機器1を設定することとなる。
【0180】しかし、本実施形態では、ユーザAはラン
クBであり、ユーザBはランクSである。よって、ラン
クSのユーザ設定データを優先した処理を行う。例え
ば、2人の値の平均である「24」度より、よりランク
が高いユーザBのユーザ設定データに近づけて「23」
度としたり、まったくユーザAのユーザ設定データを無
視し、「22」度としてもよい。また、例示はしなかっ
たが、対象機器1は、各ユーザの本対象機器1に対する
使用履歴も受信している。よって、ステップS250で
実行されるレベルに応じた処理に、ユーザの使用履歴を
考慮した処理を行ってもよい。例えば、使用履歴の値が
多いユーザほどユーザ設定データが対象機器1に反映さ
れやすくするように実装することが考えられる。
【0181】このステップS250で実行される処理
は、対象機器1を作成するメーカの実装に依存する。ま
た、本実施形態は、1つの例である。機器IDデータに
よって更新されるデータは、使用履歴であると例示した
が、もちろん他の項目でも構わない。例えば、課金回数
や、日時などが挙げられる。
【0182】なお、上述した図9とこれに続く図10、
図21、図24または図28のフローチャートに従った
プログラムを対象機器1内の例えばフラッシュROM1
06に格納し動作することにより、上述の各実施形態の
制御方法を実現させることが可能となる。
【0183】また、対象機器1及びユーザ設定データ記
録機器2も、データを送信する前に暗号化する機能を追
加することも可能である。その場合、データを暗号化す
る機能が必要である。暗号化はCPU101で行っても
いいし、暗号を専門に行うチップを用意してもよい。同
時に、暗号化を行う場合、対象機器1及びユーザ設定デ
ータ記録機器2も、暗号化されたデータを受信し、それ
を元のデータに戻す機能を有さねばならない。元のデー
タに戻す作業は、CPU101で行ってもよいし、暗号
を戻す作業を専門に行うチップを用意してもよい。本発
明では、その方式は特に規定しない。
【0184】暗号化を行うことにより、データを暗号化
せず送受信した場合に比べて通信データの安全性が向上
するのは言うまでもない。また、例えば暗号化手法とし
て公開鍵暗号方式を採用し、秘密鍵を対象機器1でセン
サ情報を元に生成すれば、暗号化と同時に認証や、ユー
ザ設定データ記録機器2の特定にも使用できる。
【0185】上記各実施形態では、対象機器1にセンサ
107を搭載したが、これは、データセキュリティを確
保するためと、ユーザインタフェースとして用いるため
である。つまり、センサを搭載することにより、個人識
別と認証が行え、ユーザ設定データ記録機器2を他人が
取得したとしても使用できなくし、ユーザの嗜好が反映
された設定データを守ることができる。
【0186】さらに、センサ107とレベル分け手段に
より認証を行え、対象機器1にアクセスするユーザを区
別し、ユーザ毎に異なる処理を行うことが可能となる。
また、ユーザがセンサで身体情報を読み込ませることを
きっかけとし、それだけの行動で対象機器1の設定を行
える、というユーザインタフェースを提供することがで
きる。
【0187】そして、センサ107がユーザを検知する
と、センサ107によりユーザの身体情報が読み込ま
れ、認証用データが作成される。対象機器1は、対象機
器1自身もしくは認証サーバで、予め登録済みの認証用
データと作成した認証用データを比較し、認証を行う。
認証の結果、使用権のあるユーザであれば、対象機器1
は、必要に応じてレベルに対応した処理を行い、認証用
データと機器IDデータなどを対象機器1からユーザ設
定データ記録機器2に送信する。使用権のないユーザの
場合、送信しない。
【0188】ユーザ設定データ記録機器2は認証用デー
タを用いて、ユーザ設定データ記録機器2が現在のユー
ザのものか個人識別を行う。個人識別の結果、問題がな
ければ、ユーザ設定データ記録機器2は、先に受信した
機器IDデータを検索キーとして対象機器1に対応する
ユーザ設定データが存在するか検索する。発見したらユ
ーザ設定データと機器IDデータを送信する。対象機器
1はユーザ設定データを受信し、必要に応じてレベルに
対応した処理を行い、受信したユーザ設定データに基づ
き、設定を行う。
【0189】したがって、ユーザはセンサから身体情報
を読み込ませるだけで、個人識別と認証と設定を行うこ
とが可能となる。すなわち、ユーザは1度ユーザ設定デ
ータ記録機器2に登録した対象機器1の設定を、センサ
がユーザを検知するだけで、対象機器1に送信して対象
機器1を設定することが可能となる。
【0190】本発明は、上述した実施形態の装置に限定
されず、複数の機器から構成されるシステムに適用して
も、1つの機器から成る装置に適用してもよい。前述し
た実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム
コードを記録した記録媒体をシステムあるいは装置に供
給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(また
はCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラム
コードを読み出し実行することによっても、完成される
ことは言うまでもない。
【0191】この場合、記録媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体
は本発明を構成することになる。プログラムコードを供
給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー
(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、
光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テー
プ、不揮発性のメモリカード、ROMを用いることがで
きる。また、コンピュータが読み出したプログラムコー
ドを実行することにより、前述した実施形態の機能が実
現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に
基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際
の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述
した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは
言うまでもない。
【0192】さらに、記録媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、次のプログラムコードの指
示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニット
に備わるCPUなどが処理を行って実際の処理の一部ま
たは全部を行い、その処理によって前述した実施形態の
機能が実現される場合も含まれることは言うまでもな
い。
【0193】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
対象機器(電子機器)の管理者等はユーザの操作性を損
なうことなく、対象機器にユーザのアクセス制限を行う
ことが可能となる。さらに、このアクセス制限により、
ユーザ毎に異なったサービスを提供することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る情報処理システム
の特徴的な機能を示すブロック図である。
【図2】対象機器1の構成を示すブロック図である。
【図3】対象機器1の他の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】対象機器1の他の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】各実施形態に係るレベル分け処理を内部で行う
場合のシステム全体の構成を示すブロック図である。
【図6】各実施形態に係るレベル分け処理を外部で行う
場合システム全体の構成を示すブロック図である。
【図7】各実施形態に係るレベル分け処理を外部で行う
場合システム全体の構成を示すブロック図である。
【図8】各実施形態に係るユーザ設定データ記録機器2
の構成を示すブロック図である。
【図9】第1実施形態の対象機器1の動作を示すフロー
チャートである。
【図10】図9の続きのフローチャートである。
【図11】ユーザ設定データ記録機器2の動作を示すフ
ローチャートである。
【図12】登録時の機器間のタイムライン・ダイアグラ
ムを示す図である。
【図13】登録時にユーザ設定データ記録機器2に送信
するデータの形式を示す図である。
【図14】再設定時の機器間のタイムライン・ダイアグ
ラムを示す図である。
【図15】本発明の実施時のイメージ図である。
【図16】対象機器1もしくは認証サーバ3に存在する
データベースの形式を示す図である。
【図17】設定時にユーザ設定データ記録機器2に送信
するデータの形式を示す図である。
【図18】設定時にユーザ設定データ記録機器2から送
信するデータの形式を示す図である。
【図19】本発明の第2実施形態に係る情報処理システ
ムの特徴的な機能を示すブロック図である。
【図20】ユーザ設定データ記録機器2に存在するデー
タベースの形式を示す図である。
【図21】第2、第3及び第4実施形態に係る対象機器
1の動作を示すフローチャートである。
【図22】第3実施形態に係る認証サーバ3に存在する
データベースの形式を示す図である。
【図23】本発明の第5実施形態に係る情報処理システ
ムの特徴的な機能を示すブロック図である。
【図24】第5実施形態の対象機器1の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図25】本発明の第6実施形態に係る情報処理システ
ムの特徴的な機能を示すブロック図である。
【図26】第6実施形態に係るユーザ設定データ記録機
器2に存在するデータベースの形式を示す図である。
【図27】第6実施形態に係る実施時のイメージ図であ
る。
【図28】第6実施形態の対象機器1の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図29】第6実施形態に係るユーザ設定データ記録機
器2に送信するデータの形式を示す図である。
【図30】第6実施形態に係るユーザ設定データ記録機
器2に送信するデータの他の形式を示す図である。
【符号の説明】
1 対象機器 2 ユーザ設定データ記録機器 101 CPU 102 RAM 103 パターンマッチング部 104 データ変換部 105 起動用ROM 106 フラッシュROM 107 指紋センサ 111 無線I/F 112 データ受信部 113 データ送信部 191 電力供給部 192 電源

Claims (129)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の機能を実現する電子機器におい
    て、 当該電子機器外部の情報を検知するセンサによって取得
    されたセンサ情報に基づき、当該電子機器の使用に関す
    るレベル分け処理を行うレベル分け手段と、 前記レベル分け処理の結果に応じた制御を行う制御手段
    とを備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 前記レベル分け処理は、当該電子機器の
    使用に関する認証処理であることを特徴とする請求項1
    記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 前記認証処理は、前記センサによって取
    得したセンサ情報と予め当該電子機器に記録されている
    センサ情報との一致、不一致を比較する処理であり、 前記制御手段は、前記認証処理の一致時のみ当該電子機
    器の使用を許可する制御を行うことを特徴とする請求項
    2記載の電子機器。
  4. 【請求項4】 所定の機能を実現する電子機器におい
    て、 当該電子機器外部の情報を検知するセンサによって取得
    されたセンサ情報に基づいて外部装置で実行された機器
    使用に関するレベル分け処理の結果を前記外部装置より
    受信する受信手段と、 前記レベル分け処理の結果に応じた制御を行う制御手段
    とを備えたことを特徴とする電子機器。
  5. 【請求項5】 前記レベル分け処理は、当該電子機器使
    用に関する認証処理であることを特徴とする請求項4記
    載の電子機器。
  6. 【請求項6】 前記認証処理は、前記センサによって取
    得したセンサ情報と予め前記外部装置に記録されている
    センサ情報との一致、不一致を比較する処理を行い、 前記制御手段は、前記認証処理の一致時のみ当該電子機
    器の使用を許可する制御を行うことを特徴とする請求項
    5記載の電子機器。
  7. 【請求項7】 所定の機能を実現する電子機器におい
    て、 当該電子機器外部の情報を検知するセンサによって取得
    されたセンサ情報に基づき、当該電子機器の使用に関す
    るレベル分け処理を行うレベル分け手段と、 当該電子機器用の設定データに基づいて、前記レベル分
    け処理で決定されたレベルに対応した処理を行うレベル
    対応手段とを備えたことを特徴とする電子機器。
  8. 【請求項8】 前記レベル分け処理は、当該電子機器の
    使用に関する認証処理であることを特徴とする請求項7
    記載の電子機器。
  9. 【請求項9】 前記認証処理は、前記センサによって取
    得したセンサ情報と予め当該電子機器に記録されている
    センサ情報との一致、不一致を比較する処理を行い、 前記レベル対応手段は、前記認証処理の一致時のみ作動
    することを特徴とする請求項8記載の電子機器。
  10. 【請求項10】 所定の機能を実現する電子機器におい
    て、 当該電子機器外部の情報を検知するセンサによって取得
    されたセンサ情報に基づいて外部装置で実行された機器
    使用に関するレベル分け処理の結果を前記外部装置より
    受信する受信手段と、 当該電子機器用の設定データに基づいて、前記レベル分
    け処理で決定されたレベルに対応した処理を行うレベル
    対応手段とを備えたことを特徴とする電子機器。
  11. 【請求項11】 前記レベル分け処理は、当該電子機器
    使用に関する認証処理であることを特徴とする請求項1
    0記載の電子機器。
  12. 【請求項12】 前記認証処理は、前記センサによって
    取得したセンサ情報と予め前記外部装置に記録されてい
    るセンサ情報との一致、不一致を比較する処理を行い、 前記レベル対応手段は、前記認証処理の一致時のみ作動
    することを特徴とする請求項11記載の電子機器。
  13. 【請求項13】 所定の機能を実現する電子機器におい
    て、 当該電子機器外部の情報を検知するセンサによって取得
    されたセンサ情報に基づき、当該電子機器の使用に関す
    るレベル分け処理を行うレベル分け手段と、 前記レベル分け処理で決定されたレベルに対応した処理
    を行うレベル対応手段と、 前記レベル対応手段の処理結果に対応した設定データに
    基づき、当該電子機器の設定を行う設定手段とを備えた
    ことを特徴とする電子機器。
  14. 【請求項14】 前記レベル分け処理は、当該電子機器
    の使用に関する認証処理であることを特徴とする請求項
    13記載の電子機器。
  15. 【請求項15】 前記認証処理は、前記センサによって
    取得したセンサ情報と予め当該電子機器に記録されてい
    るセンサ情報との一致、不一致を比較する処理であり、 前記レベル対応手段及び前記設定手段は、前記認証処理
    の一致時のみ作動することを特徴とする請求項14記載
    の電子機器。
  16. 【請求項16】 所定の機能を実現する電子機器におい
    て、 当該電子機器外部の情報を検知するセンサによって取得
    されたセンサ情報に基づいて外部装置で実行された機器
    使用に関するレベル分け処理の結果を前記外部装置より
    受信する受信手段と、 前記レベル分け処理で決定されたレベルに対応した処理
    を行うレベル対応手段と、 前記レベル対応手段で決定されたレベルに応じた設定デ
    ータに基づき、当該電子機器の設定を行う設定手段とを
    備えたことを特徴とする電子機器。
  17. 【請求項17】 前記レベル分け処理は、当該電子機器
    の使用に関する認証処理であることを特徴とする請求項
    16記載の電子機器。
  18. 【請求項18】 前記認証処理は、前記センサによって
    取得したセンサ情報と予め当該電子機器に記録されてい
    るセンサ情報との一致、不一致を比較する処理であり、 前記レベル対応手段及び前記設定手段は、前記認証処理
    の一致時のみ作動することを特徴とする請求項17記載
    の電子機器。
  19. 【請求項19】 所定の機能を実現する電子機器におい
    て、 当該電子機器外部の情報を検知するセンサによって取得
    されたセンサ情報に基づき、当該電子機器の使用に関す
    るレベル分け処理を行うレベル分け手段と、 前記レベル分け処理で決定されたレベルに対応した第1
    の処理を行う第1のレベル対応手段と、 前記第1の処理の結果に対応した当該電子機器用の設定
    データに基づいて、前記レベル分け処理で決定されたレ
    ベルに対応した第2の処理を行う第2のレベル対応手段
    とを備えたことを特徴とする電子機器。
  20. 【請求項20】 前記レベル分け処理は、当該電子機器
    の使用に関する認証処理であることを特徴とする請求項
    19記載の電子機器。
  21. 【請求項21】 前記認証処理は、前記センサによって
    取得したセンサ情報と予め当該電子機器に記録されてい
    るセンサ情報との一致、不一致を比較する処理であり、 前記第1及び第2のレベル対応手段は、前記認証処理の
    一致時のみ作動することを特徴とする請求項20記載の
    電子機器。
  22. 【請求項22】 所定の機能を実現する電子機器におい
    て、 当該電子機器外部の情報を検知するセンサによって取得
    されたセンサ情報に基づいて外部装置で実行された機器
    使用に関するレベル分け処理の結果を前記外部装置より
    受信する受信手段と、 前記レベル分け処理で決定されたレベルに対応した第1
    の処理を行う第1のレベル対応手段と、 前記第1の処理の結果に対応した当該電子機器用の設定
    データに基づいて、前記レベル分け処理で決定されたレ
    ベルに対応した第2の処理を行う第2のレベル対応手段
    とを備えたことを特徴とする電子機器。
  23. 【請求項23】 前記レベル分け処理は、当該電子機器
    の使用に関する認証処理であることを特徴とする請求項
    22記載の電子機器。
  24. 【請求項24】 前記認証処理は、前記センサによって
    取得したセンサ情報と予め当該電子機器に記録されてい
    るセンサ情報との一致、不一致を比較する処理であり、 前記第1及び第2のレベル対応手段は、前記認証処理の
    一致時のみ作動することを特徴とする請求項23記載の
    電子機器。
  25. 【請求項25】 前記センサは、身体的特徴を検知し、
    その検知結果である身体特徴データを前記センサ情報と
    したことを特徴とする請求項1乃至請求項24記載の電
    子機器。
  26. 【請求項26】 前記センサは、指紋情報を検知し、そ
    の検知結果である指紋情報データを前記センサ情報とし
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項24記載の電子
    機器。
  27. 【請求項27】 前記センサは、虹彩情報を検知し、そ
    の検知結果である虹彩情報データを前記センサ情報とし
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項24記載の電子
    機器。
  28. 【請求項28】 前記センサは、身体の一部のDNA情
    報を検知し、その検知結果であるDNA情報データを前
    記センサ情報としたことを特徴とする請求項1乃至請求
    項24記載の電子機器。
  29. 【請求項29】 前記センサは、声紋を検知し、その検
    知結果である声紋情報データを前記センサ情報としたこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項24記載の電子機
    器。
  30. 【請求項30】 機器外部の情報を検知するセンサによ
    って取得されたセンサ情報を送信する対象機器と、前記
    対象機器から受け取った前記センサ情報に基づいて個人
    識別処理を行い、その処理結果に応じて、前記対象機器
    に対応するユーザ設定データを前記対象機器へ送信する
    ユーザ設定データ記録機器とを有し、前記対象機器は、
    前記ユーザ設定データに基づいた処理を行う情報処理シ
    ステムにおいて、 前記対象機器は、 前記センサによって取得されたセンサ情報に基づき、当
    該対象機器の使用に関するレベル分け処理を行うレベル
    分け手段と、 前記レベル分け処理の結果に応じた制御を行う制御手段
    とを備えたことを特徴とする情報処理システム。
  31. 【請求項31】 前記レベル分け処理は、前記対象機器
    の使用に関する認証処理であることを特徴とする請求項
    30記載の情報処理システム。
  32. 【請求項32】 前記認証処理は、前記センサによって
    取得したセンサ情報と予め前記対象機器に記録されてい
    るセンサ情報との一致、不一致を比較する処理を行い、 前記制御手段は、前記認証処理の一致時のみ前記対象機
    器の使用を許可する制御を行うことを特徴とする請求項
    31記載の情報処理システム。
  33. 【請求項33】 前記ユーザ設定データ記録機器は、 前記対象機器から受け取った前記センサ情報と予め当該
    ユーザ設定データ記録機器に記録されたセンサ情報との
    一致、不一致を比較して個人識別処理を行い、その一致
    時のみ前記対象機器に対応するユーザ設定データを前記
    対象機器へ送信することを特徴とする請求項30乃至請
    求項32記載の情報処理システム。
  34. 【請求項34】 前記対象機器及び前記ユーザ設定デー
    タ記録機器は、送信するデータを暗号化する手段と、受
    信した暗号化データを復号化する手段とを備えたことを
    特徴とする請求項30乃至請求項33記載の情報処理シ
    ステム。
  35. 【請求項35】 機器外部の情報を検知するセンサによ
    って取得されたセンサ情報を送信する対象機器と、前記
    対象機器から受け取った前記センサ情報に基づいて個人
    識別処理を行い、その処理結果に応じて、前記対象機器
    に対応するユーザ設定データを前記対象機器へ送信する
    ユーザ設定データ記録機器とを有し、前記対象機器は、
    前記ユーザ設定データに基づいた処理を行う情報処理シ
    ステムにおいて、 前記センサによって取得されたセンサ情報に基づき、前
    記対象機器の使用に関するレベル分け処理を行う処理装
    置を備え、 前記対象機器は、 前記処理装置から受け取った前記レベル分け処理の結果
    に応じた制御を行う制御手段を備えたことを特徴とする
    情報処理システム。
  36. 【請求項36】 前記レベル分け処理は、前記対象機器
    の使用に関する認証処理であることを特徴とする請求項
    35記載の情報処理システム。
  37. 【請求項37】 前記認証処理は、前記センサによって
    取得したセンサ情報と予め前記処理装置に記録されてい
    るセンサ情報との一致、不一致を比較する処理を行い、 前記制御手段は、前記認証処理の一致時のみ前記対象機
    器の使用を許可する制御を行うことを特徴とする請求項
    36記載の情報処理システム。
  38. 【請求項38】 前記ユーザ設定データ記録機器は、 前記対象機器から受け取った前記センサ情報と予め当該
    ユーザ設定データ記録機器に記録されたセンサ情報との
    一致、不一致を比較して個人識別処理を行い、その一致
    時のみ前記対象機器に対応するユーザ設定データを前記
    対象機器へ送信することを特徴とする請求項35乃至請
    求項37記載の情報処理システム。
  39. 【請求項39】 前記対象機器及び前記ユーザ設定デー
    タ記録機器は、送信するデータを暗号化する手段と、受
    信した暗号化データを復号化する手段とを備えたことを
    特徴とする請求項35乃至請求項38記載の情報処理シ
    ステム。
  40. 【請求項40】 機器外部の情報を検知するセンサによ
    って取得されたセンサ情報を送信する対象機器と、前記
    対象機器から受け取った前記センサ情報に基づいて個人
    識別処理を行い、その処理結果に応じて、前記対象機器
    に対応するユーザ設定データを前記対象機器へ送信する
    ユーザ設定データ記録機器とを有し、前記対象機器は、
    前記ユーザ設定データに基づいた処理を行う情報処理シ
    ステムにおいて、 前記対象機器は、 当該対象機器外部の情報を検知するセンサによって取得
    されたセンサ情報に基づき、当該対象機器の使用に関す
    るレベル分け処理を行うレベル分け手段と、 前記ユーザ設定データ記録機器から受信した前記ユーザ
    設定データに基づいて、前記レベル分け処理で決定され
    たレベルに対応した処理を行うレベル対応手段とを備え
    たことを特徴とする情報処理システム。
  41. 【請求項41】 前記レベル分け処理は、当該対象機器
    の使用に関する認証処理であることを特徴とする請求項
    40記載の情報処理システム。
  42. 【請求項42】 前記認証処理は、前記センサによって
    取得したセンサ情報と予め当該対象機器に記録されてい
    るセンサ情報との一致、不一致を比較する処理を行い、 前記レベル対応手段は、前記認証処理の一致時のみ作動
    することを特徴とする請求項41記載の情報処理システ
    ム。
  43. 【請求項43】 前記ユーザ設定データ記録機器は、 前記対象機器から受け取った前記センサ情報と予め当該
    ユーザ設定データ記録機器に記録されたセンサ情報との
    一致、不一致を比較して個人識別処理を行い、その一致
    時のみ前記対象機器に対応する登録済みのユーザ設定デ
    ータを取得して前記対象機器へ送信することを特徴とす
    る請求項40乃至請求項42記載の情報処理システム。
  44. 【請求項44】 前記対象機器は、前記センサが取得し
    たセンサ情報を一時記録する一時記録手段を有し、前記
    ユーザ設定データ記録機器は、前記対象機器から受信し
    た前記センサ情報を、該対象機器に送信するユーザ設定
    データに付加して前記対象機器に送信する手段を有し、 さらに、前記対象機器は、前記ユーザ設定データ記録機
    器から受信したセンサ情報と前記一時記録手段のセンサ
    情報とを比較して照合し、その照合結果に応じて、前記
    レベル対応手段を作動する手段を備えたことを特徴とす
    る請求項40乃至請求項43記載の情報処理システム。
  45. 【請求項45】 前記ユーザ設定データ記録機器は、前
    記センサ情報に対応させて前記対象機器の使用回数に関
    する履歴データを蓄積したデータベースを備え、 前記対象機器の前記レベル対応手段は、前記ユーザ設定
    データ記録機器からの前記履歴データを参照して、前記
    ユーザ設定データに基づいて、前記レベル分け処理で決
    定されたレベルに対応した処理を行うことを特徴とする
    請求項40乃至請求項44記載の情報処理システム。
  46. 【請求項46】 前記履歴データは、前記対象機器に対
    応するユーザ設定データが取得されたときに更新するこ
    とを特徴とする請求項45記載の情報処理システム。
  47. 【請求項47】 前記ユーザ設定データ記録機器は、複
    数の項目から構成される前記ユーザ設定データを保存す
    る保存手段を有し、 前記対象機器は、前記センサ情報毎にランク分けされた
    データが記憶された記憶手段と、前記認証処理の一致時
    に、前記センサ情報を参照して前記記憶手段から該セン
    サ情報に対応したランクを取得するランク取得手段を有
    し、 前記レベル対応手段は、前記ランク取得手段で取得され
    たランクに対応した項目数のユーザ設定データに基づい
    て、当該対象機器の設定処理を行うことを特徴とする請
    求項40乃至請求項46記載の情報処理システム。
  48. 【請求項48】 前記対象機器及び前記ユーザ設定デー
    タ記録機器は、送信するデータを暗号化する手段と、受
    信した暗号化データを復号化する手段とを備えたことを
    特徴とする請求項40乃至請求項47記載の情報処理シ
    ステム。
  49. 【請求項49】 機器外部の情報を検知するセンサによ
    って取得されたセンサ情報を送信する対象機器と、前記
    対象機器から受け取った前記センサ情報に基づいて個人
    識別処理を行い、その処理結果に応じて、前記対象機器
    に対応するユーザ設定データを前記対象機器へ送信する
    ユーザ設定データ記録機器とを有し、前記対象機器は、
    前記ユーザ設定データに基づいた処理を行う情報処理シ
    ステムにおいて、 前記センサによって取得されたセンサ情報に基づき、前
    記対象機器の使用に関するレベル分け処理を行う処理装
    置を備え、 前記対象機器は、 前記処理装置から前記レベル分け処理の結果を受信する
    受信手段と、 前記ユーザ設定データ記録機器から受信した前記ユーザ
    設定データに基づいて、前記レベル分け処理で決定され
    たレベルに対応した処理を行うレベル対応手段とを備え
    たことを特徴とする情報処理システム。
  50. 【請求項50】 前記レベル分け処理は、当該対象機器
    の使用に関する認証処理であることを特徴とする請求項
    49記載の情報処理システム。
  51. 【請求項51】 前記認証処理は、前記センサによって
    取得したセンサ情報と予め前記処理装置に記録されてい
    るセンサ情報との一致、不一致を比較する処理を行い、 前記レベル対応手段は、前記認証処理の一致時のみ作動
    することを特徴とする請求項50記載の情報処理システ
    ム。
  52. 【請求項52】 前記ユーザ設定データ記録機器は、 前記対象機器から受け取った前記センサ情報と予め当該
    ユーザ設定データ記録機器に記録されたセンサ情報との
    一致、不一致を比較して個人識別処理を行い、その一致
    時のみ前記対象機器に対応するユーザ設定データを前記
    対象機器へ送信することを特徴とする請求項49乃至請
    求項51記載の情報処理システム。
  53. 【請求項53】 前記対象機器は、前記センサが取得し
    たセンサ情報を一時記録する一時記録手段を有し、前記
    ユーザ設定データ記録機器は、前記対象機器から受信し
    た前記センサ情報を、該対象機器に送信するユーザ設定
    データに付加して前記対象機器に送信する手段を有し、 さらに、前記対象機器は、前記ユーザ設定データ記録機
    器から受信したセンサ情報と前記一時記録手段のセンサ
    情報とを比較して照合し、その照合結果に応じて、前記
    レベル対応手段を作動する手段を備えたことを特徴とす
    る請求項49乃至請求項52記載の情報処理システム。
  54. 【請求項54】 前記処理装置は、前記センサ情報毎に
    レベルが記憶されたデータベースを備え、前記認証処理
    の一致時に、前記センサ情報を参照して前記データベー
    スから該センサ情報に対応したレベルを取得して前記対
    象機器へ送信する手段を備え、 前記対象機器の前記レベル対応手段は、前記ユーザ設定
    データ記録機器から受信した前記ユーザ設定データに基
    づいて、前記処理装置から受信したレベルに対応した処
    理を行うことを特徴とする請求項49乃至請求項53記
    載の情報処理システム。
  55. 【請求項55】 前記ユーザ設定データ記録機器は、前
    記センサ情報に対応させて機器使用に関する履歴データ
    を蓄積したデータベースを備え、 前記対象機器の前記レベル対応手段は、前記ユーザ設定
    データ記録機器からの前記機器使用に関する履歴データ
    を参照して、前記ユーザ設定データに基づいて、前記レ
    ベル分け処理で決定されたレベルに対応した処理を行う
    ことを特徴とする請求項49乃至請求項54記載の情報
    処理システム。
  56. 【請求項56】 前記履歴データは、前記対象機器に対
    応するユーザ設定データが取得されたときに更新するこ
    とを特徴とする請求項55記載の情報処理システム。
  57. 【請求項57】 前記ユーザ設定データ記録機器は、複
    数の項目から構成される前記ユーザ設定データを保存す
    る保存手段を有し、 前記処理装置は、前記センサ情報毎にランク分けされた
    データが記憶された記憶手段と、前記認証処理の一致時
    に、前記センサ情報を参照して前記記憶手段から該セン
    サ情報に対応したランクを取得して前記対象機器へ送信
    する手段を有し、 前記対象機器の前記レベル対応手段は、前記ランクに対
    応した項目数のユーザ設定データに基づいて当該対象機
    器の設定処理を行うことを特徴とする請求項49乃至請
    求項56記載の情報処理システム。
  58. 【請求項58】 前記対象機器及び前記ユーザ設定デー
    タ記録機器は、送信するデータを暗号化する手段と、受
    信した暗号化データを復号化する手段とを備えたことを
    特徴とする請求項49乃至請求項57記載の情報処理シ
    ステム。
  59. 【請求項59】 機器外部の情報を検知するセンサによ
    って取得されたセンサ情報を送信する対象機器と、前記
    対象機器から受け取った前記センサ情報に基づいて個人
    識別処理を行い、その処理結果に応じて、前記対象機器
    に対応するユーザ設定データを前記対象機器へ送信する
    ユーザ設定データ記録機器とを有し、前記対象機器は、
    前記ユーザ設定データに基づいた処理を行う情報処理シ
    ステムにおいて、 前記対象機器は、 当該対象機器外部の情報を検知するセンサによって取得
    されたセンサ情報に基づき、当該対象機器の使用に関す
    るレベル分け処理を行うレベル分け手段と、 前記レベル分け処理で決定されたレベルに対応した処理
    を行うレベル対応手段と、 前記レベル対応手段の処理結果に対応した設定データに
    基づき、当該対象機器の設定を行う設定手段とを備えた
    ことを特徴とする情報処理システム。
  60. 【請求項60】 前記レベル分け処理は、当該対象機器
    の使用に関する認証処理であることを特徴とする請求項
    59記載の情報処理システム。
  61. 【請求項61】 前記認証処理は、前記センサによって
    取得したセンサ情報と予め前記対象機器に記録されてい
    るセンサ情報との一致、不一致を比較する処理であり、 前記レベル対応手段及び前記設定手段は、前記認証処理
    の一致時のみ作動することを特徴とする請求項60記載
    の情報処理システム。
  62. 【請求項62】 前記ユーザ設定データ記録機器は、 前記対象機器から受け取った前記センサ情報と予め当該
    ユーザ設定データ記録機器に記録されたセンサ情報との
    一致、不一致を比較して個人識別処理を行い、その一致
    時のみ前記対象機器に対応するユーザ設定データを前記
    対象機器へ送信することを特徴とする請求項59乃至請
    求項62記載の情報処理システム。
  63. 【請求項63】 前記対象機器は、前記センサ情報毎に
    データが記憶された記憶手段と、前記認証処理の一致時
    に、前記センサ情報を参照して前記記憶手段から該セン
    サ情報に対応したデータを取得して、このデータを前記
    センサ情報と共に前記ユーザ設定データ記録機器へ送信
    する手段を有し、 前記ユーザ設定データ記録機器は、複数の項目から構成
    される前記ユーザ設定データを保存する保存手段と、前
    記データに対応した項目数の前記ユーザ設定データを前
    記対象機器へ送信する手段とを備え、 前記対象機器の前記レベル対応手段は、前記データに対
    応した項目数の前記ユーザ設定データに基づいて、当該
    対象機器の設定処理を行うことを特徴とする請求項59
    乃至請求項62記載の情報処理システム。
  64. 【請求項64】 前記対象機器及び前記ユーザ設定デー
    タ記録機器は、送信するデータを暗号化する手段と、受
    信した暗号化データを復号化する手段とを備えたことを
    特徴とする請求項59乃至請求項63記載の情報処理シ
    ステム。
  65. 【請求項65】 機器外部の情報を検知するセンサによ
    って取得されたセンサ情報を送信する対象機器と、前記
    対象機器から受け取った前記センサ情報に基づいて個人
    識別処理を行い、その処理結果に応じて、前記対象機器
    に対応するユーザ設定データを前記対象機器へ送信する
    ユーザ設定データ記録機器とを有し、前記対象機器は、
    前記ユーザ設定データに基づいた処理を行う情報処理シ
    ステムにおいて、 前記対象機器は、 当該対象機器外部の情報を検知するセンサによって取得
    されたセンサ情報に基づき、当該対象機器の使用に関す
    るレベル分け処理を行うレベル分け手段と、 前記レベル分け処理で決定されたレベルに対応した第1
    の処理を行う第1のレベル対応手段と、 前記第1の処理の結果に対応した当該対象機器用の設定
    データに基づいて、前記レベル分け処理で決定されたレ
    ベルに対応した第2の処理を行う第2のレベル対応手段
    とを備えたことを特徴とする情報処理システム。
  66. 【請求項66】 前記レベル分け処理は、前記対象機器
    の使用に関する認証処理であることを特徴とする請求項
    65記載の情報処理システム。
  67. 【請求項67】 前記認証処理は、前記センサによって
    取得したセンサ情報と予め前記対象機器に記録されてい
    るセンサ情報との一致、不一致を比較する処理であり、 前記第1及び第2のレベル対応手段は、前記認証処理の
    一致時のみ作動することを特徴とする請求項66記載の
    情報処理システム。
  68. 【請求項68】 前記ユーザ設定データ記録機器は、 前記対象機器から受け取った前記センサ情報と予め当該
    ユーザ設定データ記録機器に記録されたセンサ情報との
    一致、不一致を比較して個人識別処理を行い、その一致
    時のみ前記対象機器に対応するユーザ設定データを前記
    対象機器へ送信することを特徴とする請求項65乃至請
    求項67記載の情報処理システム。
  69. 【請求項69】 前記対象機器は、前記センサが取得し
    たセンサ情報を一時記録する一時記録手段を有し、前記
    ユーザ設定データ記録機器は、前記対象機器から受信し
    た前記センサ情報を、該対象機器に送信するユーザ設定
    データに付加して前記対象機器に送信する手段を有し、 さらに、前記対象機器は、前記ユーザ設定データ記録機
    器から受信したセンサ情報と前記一時記録手段のセンサ
    情報とを比較して照合し、その照合結果に応じて、前記
    第1及び第2のレベル対応手段を作動する手段を備えた
    ことを特徴とする請求項65乃至請求項68記載の情報
    処理システム。
  70. 【請求項70】 前記対象機器及び前記ユーザ設定デー
    タ記録機器は、送信するデータを暗号化する手段と、受
    信した暗号化データを復号化する手段とを備えたことを
    特徴とする請求項65乃至請求項69記載の情報処理シ
    ステム。
  71. 【請求項71】 機器外部の情報を検知するセンサによ
    って取得されたセンサ情報を送信する対象機器と、前記
    対象機器から受け取った前記センサ情報に基づいて個人
    識別処理を行い、その処理結果に応じて、前記対象機器
    に対応するユーザ設定データを前記対象機器へ送信する
    ユーザ設定データ記録機器とを有し、前記対象機器は、
    前記ユーザ設定データに基づいた処理を行う情報処理シ
    ステムにおいて、 前記センサによって取得されたセンサ情報に基づき、前
    記対象機器の使用に関するレベル分け処理を行う処理装
    置を備え、 前記対象機器は、 前記レベル分け処理で決定されたレベルに対応した第1
    の処理を行う第1のレベル対応手段と、 前記第1の処理の結果に対応した当該対象機器用の設定
    データに基づいて、前記レベル分け処理で決定されたレ
    ベルに対応した第2の処理を行う第2のレベル対応手段
    とを備えたことを特徴とする情報処理システム。
  72. 【請求項72】 前記レベル分け処理は、当該対象機器
    の使用に関する認証処理であることを特徴とする請求項
    71記載の情報処理システム。
  73. 【請求項73】 前記認証処理は、前記センサによって
    取得したセンサ情報と予め当該対象機器に記録されてい
    るセンサ情報との一致、不一致を比較する処理であり、 前記第1及び第2のレベル対応手段は、前記認証処理の
    一致時のみ作動することを特徴とする請求項72記載の
    情報処理システム。
  74. 【請求項74】 前記ユーザ設定データ記録機器は、 前記対象機器から受け取った前記センサ情報と予め当該
    ユーザ設定データ記録機器に記録されたセンサ情報との
    一致、不一致を比較して個人識別処理を行い、その一致
    時のみ前記対象機器に対応するユーザ設定データを前記
    対象機器へ送信することを特徴とする請求項71乃至請
    求項73記載の情報処理システム。
  75. 【請求項75】 前記対象機器は、前記センサが取得し
    たセンサ情報を一時記録する一時記録手段を有し、前記
    ユーザ設定データ記録機器は、前記対象機器から受信し
    た前記センサ情報を、該対象機器に送信するユーザ設定
    データに付加して前記対象機器に送信する手段を有し、 さらに、前記対象機器は、前記ユーザ設定データ記録機
    器から受信したセンサ情報と前記一時記録手段のセンサ
    情報とを比較して照合し、その照合結果に応じて、前記
    第1及び第2のレベル対応手段を作動する手段を備えた
    ことを特徴とする請求項71乃至請求項74記載の情報
    処理システム。
  76. 【請求項76】 前記対象機器及び前記ユーザ設定デー
    タ記録機器は、送信するデータを暗号化する手段と、受
    信した暗号化データを復号化する手段とを備えたことを
    特徴とする請求項71乃至請求項75記載の情報処理シ
    ステム。
  77. 【請求項77】 前記センサは、身体的特徴を検知し、
    その検知結果である身体特徴データを前記センサ情報と
    したことを特徴とする請求項30乃至請求項76記載の
    情報処理システム。
  78. 【請求項78】 前記センサは、指紋情報を検知し、そ
    の検知結果である指紋情報データを前記センサ情報とし
    たことを特徴とする請求項30乃至請求項76記載の情
    報処理システム。
  79. 【請求項79】 前記センサは、虹彩情報を検知し、そ
    の検知結果である虹彩情報データを前記センサ情報とし
    たことを特徴とする請求項30乃至請求項76記載の情
    報処理システム。
  80. 【請求項80】 前記センサは、身体の一部のDNA情
    報を検知し、その検知結果であるDNA情報データを前
    記センサ情報としたことを特徴とする請求項30乃至請
    求項76記載の情報処理システム。
  81. 【請求項81】 前記センサは、声紋を検知し、その検
    知結果である声紋情報データを前記センサ情報としたこ
    とを特徴とする請求項30乃至請求項76記載の情報処
    理システム。
  82. 【請求項82】 所定の機能を実現する電子機器に対
    し、 当該電子機器外部の情報を検知するセンサによって取得
    されたセンサ情報に基づき、当該電子機器の使用に関す
    るレベル分け処理を行うレベル分け行程と、前記レベル
    分け処理の結果に応じた制御を行う制御行程とを実行す
    ることを特徴とする電子機器の制御方法。
  83. 【請求項83】 前記レベル分け処理は、当該電子機器
    の使用に関する認証処理であることを特徴とする請求項
    82記載の電子機器の制御方法。
  84. 【請求項84】 前記認証処理は、前記センサによって
    取得したセンサ情報と予め当該電子機器に記録されてい
    るセンサ情報との一致、不一致を比較する処理であり、 前記制御行程は、前記認証処理の一致時のみ当該電子機
    器の使用を許可する制御を行うことを特徴とする請求項
    83記載の電子機器の制御方法。
  85. 【請求項85】 所定の機能を実現する電子機器に対
    し、 当該電子機器外部の情報を検知するセンサによって取得
    されたセンサ情報に基づいて外部装置で実行された機器
    使用に関するレベル分け処理の結果を前記外部装置より
    受信する受信行程と、 前記レベル分け処理の結果に応じた制御を行う制御行程
    とを実行することを特徴とする電子機器の制御方法。
  86. 【請求項86】 前記レベル分け処理は、当該電子機器
    使用に関する認証処理であることを特徴とする請求項8
    5記載の電子機器の制御方法。
  87. 【請求項87】 前記認証処理は、前記センサによって
    取得したセンサ情報と予め前記外部装置に記録されてい
    るセンサ情報との一致、不一致を比較する処理を行い、 前記制御行程は、前記認証処理の一致時のみ当該電子機
    器の使用を許可する制御を行うことを特徴とする請求項
    86記載の電子機器の制御方法。
  88. 【請求項88】 所定の機能を実現する電子機器に対
    し、 当該電子機器外部の情報を検知するセンサによって取得
    されたセンサ情報に基づき、当該電子機器の使用に関す
    るレベル分け処理を行うレベル分け行程と、 当該電子機器用の設定データに基づいて、前記レベル分
    け処理で決定されたレベルに対応した処理を行うレベル
    対応行程とを実行することを特徴とする電子機器の制御
    方法。
  89. 【請求項89】 前記レベル分け処理は、当該電子機器
    の使用に関する認証処理であることを特徴とする請求項
    88記載の電子機器の制御方法。
  90. 【請求項90】 前記認証処理は、前記センサによって
    取得したセンサ情報と予め当該電子機器に記録されてい
    るセンサ情報との一致、不一致を比較する処理を行い、 前記レベル対応行程は、前記認証処理の一致時のみ作動
    することを特徴とする請求項89記載の電子機器の制御
    方法。
  91. 【請求項91】 所定の機能を実現する電子機器に対
    し、 当該電子機器外部の情報を検知するセンサによって取得
    されたセンサ情報に基づいて外部装置で実行された機器
    使用に関するレベル分け処理の結果を前記外部装置より
    受信する受信行程と、 当該電子機器用の設定データに基づいて、前記レベル分
    け処理で決定されたレベルに対応した処理を行うレベル
    対応行程とを実行することを特徴とする電子機器の制御
    方法。
  92. 【請求項92】 前記レベル分け処理は、当該電子機器
    使用に関する認証処理であることを特徴とする請求項9
    1記載の電子機器の制御方法。
  93. 【請求項93】 前記認証処理は、前記センサによって
    取得したセンサ情報と予め前記外部装置に記録されてい
    るセンサ情報との一致、不一致を比較する処理を行い、 前記レベル対応行程は、前記認証処理の一致時のみ作動
    することを特徴とする請求項92記載の電子機器の制御
    方法。
  94. 【請求項94】 所定の機能を実現する電子機器に対
    し、 当該電子機器外部の情報を検知するセンサによって取得
    されたセンサ情報に基づき、当該電子機器の使用に関す
    るレベル分け処理を行うレベル分け行程と、 前記レベル分け処理で決定されたレベルに対応した処理
    を行うレベル対応行程と、 前記レベル対応行程の処理結果に対応した設定データに
    基づき、当該電子機器の設定を行う設定行程とを実行す
    ることを特徴とする電子機器の制御方法。
  95. 【請求項95】 前記レベル分け処理は、当該電子機器
    の使用に関する認証処理であることを特徴とする請求項
    94記載の電子機器の制御方法。
  96. 【請求項96】 前記認証処理は、前記センサによって
    取得したセンサ情報と予め当該電子機器に記録されてい
    るセンサ情報との一致、不一致を比較する処理であり、 前記レベル対応行程及び前記設定行程は、前記認証処理
    の一致時のみ作動することを特徴とする請求項95記載
    の電子機器の制御方法。
  97. 【請求項97】 所定の機能を実現する電子機器に対
    し、 当該電子機器外部の情報を検知するセンサによって取得
    されたセンサ情報に基づいて外部装置で実行された機器
    使用に関するレベル分け処理の結果を前記外部装置より
    受信する受信行程と、 前記レベル分け処理で決定されたレベルに対応した処理
    を行うレベル対応行程と、 前記レベル対応行程で決定されたレベルに応じた設定デ
    ータに基づき、当該電子機器の設定を行う設定行程とを
    実行することを特徴とする電子機器の制御方法。
  98. 【請求項98】 前記レベル分け処理は、当該電子機器
    の使用に関する認証処理であることを特徴とする請求項
    97記載の電子機器の制御方法。
  99. 【請求項99】 前記認証処理は、前記センサによって
    取得したセンサ情報と予め当該電子機器に記録されてい
    るセンサ情報との一致、不一致を比較する処理であり、 前記レベル対応行程及び前記設定行程は、前記認証処理
    の一致時のみ作動することを特徴とする請求項98記載
    の電子機器の制御方法。
  100. 【請求項100】 所定の機能を実現する電子機器に対
    し、 当該電子機器外部の情報を検知するセンサによって取得
    されたセンサ情報に基づき、当該電子機器の使用に関す
    るレベル分け処理を行うレベル分け行程と、 前記レベル分け処理で決定されたレベルに対応した第1
    の処理を行う第1のレベル対応行程と、 前記第1の処理の結果に対応した当該電子機器用の設定
    データに基づいて、前記レベル分け処理で決定されたレ
    ベルに対応した第2の処理を行う第2のレベル対応行程
    とを実行することを特徴とする電子機器の制御方法。
  101. 【請求項101】 前記レベル分け処理は、当該電子機
    器の使用に関する認証処理であることを特徴とする請求
    項100記載の電子機器の制御方法。
  102. 【請求項102】 前記認証処理は、前記センサによっ
    て取得したセンサ情報と予め当該電子機器に記録されて
    いるセンサ情報との一致、不一致を比較する処理であ
    り、 前記第1及び第2のレベル対応行程は、前記認証処理の
    一致時のみ作動することを特徴とする請求項101記載
    の電子機器の制御方法。
  103. 【請求項103】 所定の機能を実現する電子機器に対
    し、 当該電子機器外部の情報を検知するセンサによって取得
    されたセンサ情報に基づいて外部装置で実行された機器
    使用に関するレベル分け処理の結果を前記外部装置より
    受信する受信行程と、 前記レベル分け処理で決定されたレベルに対応した第1
    の処理を行う第1のレベル対応行程と、 前記第1の処理の結果に対応した当該電子機器用の設定
    データに基づいて、前記レベル分け処理で決定されたレ
    ベルに対応した第2の処理を行う第2のレベル対応行程
    とを実行することを特徴とする電子機器の制御方法。
  104. 【請求項104】 前記レベル分け処理は、当該電子機
    器の使用に関する認証処理であることを特徴とする請求
    項103記載の電子機器の制御方法。
  105. 【請求項105】 前記認証処理は、前記センサによっ
    て取得したセンサ情報と予め当該電子機器に記録されて
    いるセンサ情報との一致、不一致を比較する処理であ
    り、 前記第1及び第2のレベル対応行程は、前記認証処理の
    一致時のみ作動することを特徴とする請求項104記載
    の電子機器の制御方法。
  106. 【請求項106】 所定の機能を実現する電子機器の制
    御方法を実行するための処理プログラムを提供する媒体
    であって、 当該電子機器外部の情報を検知するセンサによって取得
    されたセンサ情報に基づき、当該電子機器の使用に関す
    るレベル分け処理を行うレベル分け手段と、前記レベル
    分け処理の結果に応じた制御を行う制御手段とを備えた
    ことを特徴とする処理プログラムを提供する媒体。
  107. 【請求項107】 前記レベル分け処理は、当該電子機
    器の使用に関する認証処理であることを特徴とする請求
    項106記載の処理プログラムを提供する媒体。
  108. 【請求項108】 前記認証処理は、前記センサによっ
    て取得したセンサ情報と予め当該電子機器に記録されて
    いるセンサ情報との一致、不一致を比較する処理であ
    り、 前記制御手段は、前記認証処理の一致時のみ当該電子機
    器の使用を許可する制御を行うことを特徴とする請求項
    107記載の処理プログラムを提供する媒体。
  109. 【請求項109】 所定の機能を実現する電子機器の制
    御方法を実行するための処理プログラムを提供する媒体
    であって、 前記処理プログラムは、 当該電子機器外部の情報を検知するセンサによって取得
    されたセンサ情報に基づいて外部装置で実行された機器
    使用に関するレベル分け処理の結果を前記外部装置より
    受信する受信ステップと、 前記レベル分け処理の結果に応じた制御を行う制御ステ
    ップとを備えたことを特徴とする処理プログラムを提供
    する媒体。
  110. 【請求項110】 前記レベル分け処理は、当該電子機
    器使用に関する認証処理であることを特徴とする請求項
    109記載の処理プログラムを提供する媒体。
  111. 【請求項111】 前記認証処理は、前記センサによっ
    て取得したセンサ情報と予め前記外部装置に記録されて
    いるセンサ情報との一致、不一致を比較する処理を行
    い、 前記制御ステップは、前記認証処理の一致時のみ当該電
    子機器の使用を許可する制御を行うことを特徴とする請
    求項110記載の処理プログラムを提供する媒体。
  112. 【請求項112】 所定の機能を実現する電子機器の制
    御方法を実行するための処理プログラムを提供する媒体
    であって、 前記処理プログラムは、 当該電子機器外部の情報を検知するセンサによって取得
    されたセンサ情報に基づき、当該電子機器の使用に関す
    るレベル分け処理を行うレベル分けステップと、 当該電子機器用の設定データに基づいて、前記レベル分
    け処理で決定されたレベルに対応した処理を行うレベル
    対応ステップとを備えたことを特徴とする処理プログラ
    ムを提供する媒体。
  113. 【請求項113】 前記レベル分け処理は、当該電子機
    器の使用に関する認証処理であることを特徴とする請求
    項112記載の処理プログラムを提供する媒体。
  114. 【請求項114】 前記認証処理は、前記センサによっ
    て取得したセンサ情報と予め当該電子機器に記録されて
    いるセンサ情報との一致、不一致を比較する処理を行
    い、 前記レベル対応ステップは、前記認証処理の一致時のみ
    作動することを特徴とする請求項113記載の処理プロ
    グラムを提供する媒体。
  115. 【請求項115】 所定の機能を実現する電子機器の制
    御方法を実行するための処理プログラムを提供する媒体
    であって、 前記処理プログラムは、 当該電子機器外部の情報を検知するセンサによって取得
    されたセンサ情報に基づいて外部装置で実行された機器
    使用に関するレベル分け処理の結果を前記外部装置より
    受信する受信ステップと、 当該電子機器用の設定データに基づいて、前記レベル分
    け処理で決定されたレベルに対応した処理を行うレベル
    対応ステップとを備えたことを特徴とする処理プログラ
    ムを提供する媒体。
  116. 【請求項116】 前記レベル分け処理は、当該電子機
    器使用に関する認証処理であることを特徴とする請求項
    115記載の処理プログラムを提供する媒体。
  117. 【請求項117】 前記認証処理は、前記センサによっ
    て取得したセンサ情報と予め前記外部装置に記録されて
    いるセンサ情報との一致、不一致を比較する処理を行
    い、 前記レベル対応ステップは、前記認証処理の一致時のみ
    作動することを特徴とする請求項116記載の処理プロ
    グラムを提供する媒体。
  118. 【請求項118】 所定の機能を実現する電子機器の制
    御方法を実行するための処理プログラムを提供する媒体
    であって、 前記処理プログラムは、 当該電子機器外部の情報を検知するセンサによって取得
    されたセンサ情報に基づき、当該電子機器の使用に関す
    るレベル分け処理を行うレベル分けステップと、 前記レベル分け処理で決定されたレベルに対応した処理
    を行うレベル対応ステップと、 前記レベル対応ステップの処理結果に対応した設定デー
    タに基づき、当該電子機器の設定を行う設定ステップと
    を備えたことを特徴とする処理プログラムを提供する媒
    体。
  119. 【請求項119】 前記レベル分け処理は、当該電子機
    器の使用に関する認証処理であることを特徴とする請求
    項118記載の処理プログラムを提供する媒体。
  120. 【請求項120】 前記認証処理は、前記センサによっ
    て取得したセンサ情報と予め当該電子機器に記録されて
    いるセンサ情報との一致、不一致を比較する処理であ
    り、 前記レベル対応ステップ及び前記設定ステップは、前記
    認証処理の一致時のみ作動することを特徴とする請求項
    119記載の処理プログラムを提供する媒体。
  121. 【請求項121】 所定の機能を実現する電子機器の制
    御方法を実行するための処理プログラムを提供する媒体
    であって、 前記処理プログラムは、 当該電子機器外部の情報を検知するセンサによって取得
    されたセンサ情報に基づいて外部装置で実行された機器
    使用に関するレベル分け処理の結果を前記外部装置より
    受信する受信ステップと、 前記レベル分け処理で決定されたレベルに対応した処理
    を行うレベル対応ステップと、 前記レベル対応ステップで決定されたレベルに応じた設
    定データに基づき、当該電子機器の設定を行う設定ステ
    ップとを備えたことを特徴とする処理プログラムを提供
    する媒体。
  122. 【請求項122】 前記レベル分け処理は、当該電子機
    器の使用に関する認証処理であることを特徴とする請求
    項121記載の処理プログラムを提供する媒体。
  123. 【請求項123】 前記認証処理は、前記センサによっ
    て取得したセンサ情報と予め当該電子機器に記録されて
    いるセンサ情報との一致、不一致を比較する処理であ
    り、 前記レベル対応ステップ及び前記設定ステップは、前記
    認証処理の一致時のみ作動することを特徴とする請求項
    122記載の処理プログラムを提供する媒体。
  124. 【請求項124】 所定の機能を実現する電子機器の制
    御方法を実行するための処理プログラムを提供する媒体
    であって、 前記処理プログラムは、 当該電子機器外部の情報を検知するセンサによって取得
    されたセンサ情報に基づき、当該電子機器の使用に関す
    るレベル分け処理を行うレベル分けステップと、 前記レベル分け処理で決定されたレベルに対応した第1
    の処理を行う第1のレベル対応ステップと、 前記第1の処理の結果に対応した当該電子機器用の設定
    データに基づいて、前記レベル分け処理で決定されたレ
    ベルに対応した第2の処理を行う第2のレベル対応ステ
    ップとを備えたことを特徴とする処理プログラムを提供
    する媒体。
  125. 【請求項125】 前記レベル分け処理は、当該電子機
    器の使用に関する認証処理であることを特徴とする請求
    項124記載の処理プログラムを提供する媒体。
  126. 【請求項126】 前記認証処理は、前記センサによっ
    て取得したセンサ情報と予め当該電子機器に記録されて
    いるセンサ情報との一致、不一致を比較する処理であ
    り、 前記第1及び第2のレベル対応ステップは、前記認証処
    理の一致時のみ作動することを特徴とする請求項125
    記載の処理プログラムを提供する媒体。
  127. 【請求項127】 所定の機能を実現する電子機器の制
    御方法を実行するための処理プログラムを提供する媒体
    であって、 前記処理プログラムは、 当該電子機器外部の情報を検知するセンサによって取得
    されたセンサ情報に基づいて外部装置で実行された機器
    使用に関するレベル分け処理の結果を前記外部装置より
    受信する受信ステップと、 前記レベル分け処理で決定されたレベルに対応した第1
    の処理を行う第1のレベル対応ステップと、 前記第1の処理の結果に対応した当該電子機器用の設定
    データに基づいて、前記レベル分け処理で決定されたレ
    ベルに対応した第2の処理を行う第2のレベル対応ステ
    ップとを備えたことを特徴とする処理プログラムを提供
    する媒体。
  128. 【請求項128】 前記レベル分け処理は、当該電子機
    器の使用に関する認証処理であることを特徴とする請求
    項127記載の処理プログラムを提供する媒体。
  129. 【請求項129】 前記認証処理は、前記センサによっ
    て取得したセンサ情報と予め当該電子機器に記録されて
    いるセンサ情報との一致、不一致を比較する処理であ
    り、 前記第1及び第2のレベル対応ステップは、前記認証処
    理の一致時のみ作動することを特徴とする請求項128
    記載の処理プログラムを提供する媒体。
JP2000321677A 2000-10-19 2000-10-20 情報設定システム、情報設定方法、及び対象機器 Expired - Fee Related JP4669117B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000321677A JP4669117B2 (ja) 2000-10-20 2000-10-20 情報設定システム、情報設定方法、及び対象機器
US09/977,319 US6980234B2 (en) 2000-10-19 2001-10-16 System for changing setup of first device that executes predetermined function by second device and these devices
US11/219,839 US7705888B2 (en) 2000-10-19 2005-09-07 System for changing setup of first device that executes predetermined function by second device and these devices

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000321677A JP4669117B2 (ja) 2000-10-20 2000-10-20 情報設定システム、情報設定方法、及び対象機器

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002132373A true JP2002132373A (ja) 2002-05-10
JP2002132373A5 JP2002132373A5 (ja) 2007-12-06
JP4669117B2 JP4669117B2 (ja) 2011-04-13

Family

ID=18799755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000321677A Expired - Fee Related JP4669117B2 (ja) 2000-10-19 2000-10-20 情報設定システム、情報設定方法、及び対象機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4669117B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004092934A1 (ja) * 2003-04-17 2004-10-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 起動時間短縮装置および電子機器
JP2007233441A (ja) * 2006-02-27 2007-09-13 Fujitsu Ltd 情報セキュリティシステム、そのサーバ、プログラム
JP2009169983A (ja) * 2009-04-30 2009-07-30 Fuji Xerox Co Ltd 廃棄処理システム
CN110209281A (zh) * 2019-06-06 2019-09-06 瑞典爱立信有限公司 对运动信号进行处理的方法、电子设备和介质

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4854146B2 (ja) * 2001-07-27 2012-01-18 キヤノン株式会社 情報設定システム、情報設定方法、データ設定方法、データ設定装置、及びプログラム

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0583350A (ja) * 1991-09-25 1993-04-02 Ricoh Co Ltd 電話機の操作手順制御方法
JPH08237635A (ja) * 1995-02-28 1996-09-13 Canon Inc 撮像制御装置およびその制御方法
JPH09325827A (ja) * 1996-06-07 1997-12-16 Hitachi Building Syst Co Ltd 監視局の入力装置
JPH11215412A (ja) * 1998-01-28 1999-08-06 Canon Inc 映像入力装置
JP2000003337A (ja) * 1998-06-12 2000-01-07 Omron Corp 制御装置
JP2000115624A (ja) * 1998-10-05 2000-04-21 Canon Inc 撮像装置及びその制御方法及び記憶媒体

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0583350A (ja) * 1991-09-25 1993-04-02 Ricoh Co Ltd 電話機の操作手順制御方法
JPH08237635A (ja) * 1995-02-28 1996-09-13 Canon Inc 撮像制御装置およびその制御方法
JPH09325827A (ja) * 1996-06-07 1997-12-16 Hitachi Building Syst Co Ltd 監視局の入力装置
JPH11215412A (ja) * 1998-01-28 1999-08-06 Canon Inc 映像入力装置
JP2000003337A (ja) * 1998-06-12 2000-01-07 Omron Corp 制御装置
JP2000115624A (ja) * 1998-10-05 2000-04-21 Canon Inc 撮像装置及びその制御方法及び記憶媒体

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004092934A1 (ja) * 2003-04-17 2004-10-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 起動時間短縮装置および電子機器
US7257702B2 (en) 2003-04-17 2007-08-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Boot time reducing device including boot preparation instructing unit
JP2007233441A (ja) * 2006-02-27 2007-09-13 Fujitsu Ltd 情報セキュリティシステム、そのサーバ、プログラム
JP2009169983A (ja) * 2009-04-30 2009-07-30 Fuji Xerox Co Ltd 廃棄処理システム
CN110209281A (zh) * 2019-06-06 2019-09-06 瑞典爱立信有限公司 对运动信号进行处理的方法、电子设备和介质
CN110209281B (zh) * 2019-06-06 2022-03-15 瑞典爱立信有限公司 对运动信号进行处理的方法、电子设备和介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP4669117B2 (ja) 2011-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7705888B2 (en) System for changing setup of first device that executes predetermined function by second device and these devices
EP3790006A1 (en) Voice control method, wearable apparatus, and terminal
RU2665896C2 (ru) Система и способ предоставления контента устройству на основе местоположения устройства
USRE44665E1 (en) System and method for registering attendance of entities associated with content creation
JP5145914B2 (ja) コンテンツ視聴管理装置、コンテンツ視聴管理方法、プログラム及びコンテンツ視聴管理システム
JP2008547126A (ja) 携帯装置のための予め構成された設定
CN109920418A (zh) 调整唤醒灵敏度的方法及装置
RU2643483C2 (ru) Способ, прибор и устройство для изменения фона дисплея
WO2002028018A2 (en) Method and apparatus for identifying user characteristics and device characteristics using a communication network
WO2015014128A1 (zh) 穿戴式设备的认证方法及穿戴式设备
WO2009040696A1 (en) Method, apparatus and computer program product for providing a determination of implicit recommendations
US9203986B2 (en) Imaging device, imaging system, image management server, image communication system, imaging method, and image management method
JP2009099142A (ja) 画像共有システムおよび方法、ならびにコンテンツ共有システムおよび方法
CN107453980A (zh) 即时通信中问题响应方法及装置
CN101826896A (zh) 通信终端、发送方法和发送系统
WO2019159333A1 (ja) 携帯情報端末、情報提示システム及び情報提示方法
JP2010113682A (ja) 来訪者情報検索方法、来訪者情報検索装置およびインターホンシステム
CN104636476B (zh) 推荐好友的方法及装置
JP4669117B2 (ja) 情報設定システム、情報設定方法、及び対象機器
JP2013196223A (ja) サーバ、機器制御プログラム及び機器制御方法
KR101996002B1 (ko) 사용자 지문정보를 처리하는 비콘과, 상기 비콘을 이용한 정보 제공 서비스 방법
CN106533918A (zh) 用户添加提示方法和装置
EP2843978B1 (en) Method of establishing application-related communication between mobile electronic devices, mobile electronic device thereof, and media sharing method
JP4669116B2 (ja) 情報設定システム、情報設定方法、対象機器および記録機器
CN105721455B (zh) 连接路由设备的方法及装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20060405

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20070626

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071019

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100308

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100727

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101027

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20101104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110111

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110114

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140121

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees