JP4668104B2 - パケット送信装置 - Google Patents

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本発明は、再送制御を行うパケット送信装置に関するものであり、特に、Hybrid−ARQ(HARQ)に対応したパケット送信装置に関するものである。
無線パケット通信の誤り制御として、自動再送要求(ARQ)と誤り訂正を組み合わせたHARQ機能が知られている(特許文献1参照)。HARQは、たとえば、第3.5世代移動体通信として3GPP(3rd generation partnership project)に定められている、パケットデータの下りリンク無線通信を高速に行うための規格(HSDPA:High Speed Downlink Packet Access)等において採用されている(非特許文献1参照)。
HARQ方式を搭載したパケット受信装置では、受信パケットに誤りが検出されることなく正しく受信できた場合、パケット送信装置に対してACK信号を送出する。一方、受信パケットに誤りが検出された場合には、パケット送信装置に対してNACK信号を送出するとともに、誤りの検出されたパケットの軟判定情報を受信バッファに保存する。そして、パケット送信装置からパケットが再送されてきたときに、上記受信バッファに保存されている初送パケットとシンボル毎に合成して復号する。これにより、再送パケットを単体で復号するよりも受信特性を改善することができる。
また、上記とは別に、パケット受信装置では、パイロット信号等の受信により受信品質測定を行い、回線品質情報(CQI:Channel Quality Indication)をパケット送信装置に通知する。
一方で、HARQ方式を搭載したパケット送信装置では、パケット送信の際、同時にメモリに当該パケットを保存しておく。そして、パケット受信装置よりNACK信号を受信した場合、パケット受信装置に対して送信したパケットがパケット受信装置にて正しく受信できなかったと判断し、メモリに保存しておいたパケットを読み出し、該当するパケット受信装置に対する再送処理を行う。なお、パケット受信装置からACK信号を受信した場合、パケット送信装置では、受信側にてパケットが正しく受信できたと判断し、メモリ内の送信済みパケットを破棄する。
また、HARQ方式には、再送するデータに関して以下の3つのタイプが知られている。
(TYPE1.)再送時に送信するパケットデータを初送時と同一のものとする。
(TYPE2.)再送時に送信するパケットデータは初送時と一部異なるブロックを含む。
(TYPE3.)上記TYPE2.と同様であるが、再送するパケットは自己復号可能(self-decodable)とする。
特開2001−358699号公報 3GPP TS25.212 v5.7.0(2003−12) 第4.5.4節(P59)
しかしながら、従来のHARQパケット通信では、初送パケットがパケット受信装置に未到達である場合、パケット受信装置では再送パケットのみから誤り訂正を行ってデータを復元する必要がある。このため、再送パケットにはシステマティックビットを含むなどして自己復号可能とする必要があった。一方、初送パケットがパケット受信装置に到達したが誤りが検出された場合は、再送パケットは必ずしも自己復号可能である必要はなく、この場合、システマティックビットの再送は冗長となり、再送時の伝送効率を下げる可能性があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、再送時の伝送効率を向上させるパケット送信装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるパケット送信装置は、HARQ(Hybrid−ARQ)に対応し、システマティックビットブロックにパリティビットブロックが付加されたパケット信号を送信するパケット送信装置であって、送信するパケット信号に対してパケット受信装置から送られてくる応答信号がACK信号であるかNACK信号であるかを判定するACK/NACK判定手段と、前記応答信号がNACK信号である場合に、再送パケット信号として、パリティビットブロックのみを送信する送信制御手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、再送時に不要なデータを送ることなく、再送時の伝送効率を向上させることができる、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかるパケット送信装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
まず、本発明にかかるパケット送信装置(パケット送信側の通信装置に相当)による実施の形態1の再送制御方式のシーケンスについて説明する。図1は、パケット送信装置においてNACK信号を受信した場合のシーケンスを示す図である。図1において、F1はパケット送信装置がパケット受信装置(パケット受信側の通信装置に相当)に対して送信しようとするパケットを誤り訂正符号化したものであり、F2は初送時の信号フォーマットであり、F3aは再送時の信号フォーマットであり、F4はパケット受信装置にて初送および再送信号を合成して復号を行うための信号フォーマットである。また、S1aはパケット送信装置からパケット受信装置への初送パケット信号であり、S2はパケット受信装置からパケット送信装置へ送出されているNACK信号であり、S3aはパケット送信装置からパケット受信装置への再送パケット信号である。
また、図2は、パケット送信装置においてACK/NACK信号を受信できない場合のシーケンスを示す図である。なお、図1と同一の符号についてはその説明を省略する。図2において、F3bは再送時の信号フォーマットであり、S1bはパケット送信装置からパケット受信装置への初送パケット信号であり、S3bはパケット送信装置からパケット受信装置への再送パケット信号である。
つづいて、上記図1および図2の動作について説明する。まず、図1の場合(パケット送信装置においてNACK信号を受信した場合)について説明する。
図1において、パケット送信装置が送信するパケットは、誤り訂正符号化が実施される。誤り訂正符号として、たとえば、一般的に使用されるターボ符号を採用する場合は、F1に示すように、システマティックビットからなるブロック(S)にパリティビットからなるブロック(P1/P2)が付加される。
パケット送信装置では、この信号フォーマットF1のうち、システマティックビットブロックSとパリティビットブロックP1をパケット受信装置に対して送信する(S1a)。パケット受信装置では、受信した信号について誤り訂正復号を行う。このとき、P2については、伝送されていないので、消失したものとして0系列を付加した上で復号を行う。そして、復号結果についてCRCチェックなどで誤り検出を行い、誤りが検出された場合は、パケット送信装置に対してNACK信号を送出する(S2)。
その後、NACK信号(S2)を受信したパケット送信装置では、「パケット受信装置に送信パケット信号は到達しているものの誤りが検出された」と判定し、再送パケット信号として、パリティビットブロック(P2)のみを送信する(S3a)。このとき、システマティックビットは送信しない。パケット受信装置では、信号フォーマットF3aのP2を受信した後、これを初送パケット信号と合成した上で復号を行う。
つづいて、図2の場合(パケット送信装置においてACK/NACK信号を受信できない場合)について説明する。なお、パケット送信装置が、信号フォーマットF1のうち、システマティックビットブロックSとパリティビットブロックP1をパケット受信装置に対して送信する処理は、図1と同様である。
図2においては、初送パケット信号S1bが無線伝送上で干渉等の影響を受け、パケット受信装置において初送パケット信号S1bが受信できていない。そのため、パケット受信装置は、パケット送信装置に対してACK信号もNACK信号も送出していない。一方で、パケット送信装置では、パケット受信装置よりACK信号もNACK信号も受信できないため、「初送パケット信号がパケット受信装置に到達していない」と判断し、再送パケット信号として、システマティックビットブロック(S)とパリティビットブロック(P2)を送信する(S3b)。これにより、再送パケット信号は、それ単体でも自己復号可能となり、パケット受信装置では、この信号を受信して復号を行う。
このように、本実施の形態では、パケット受信装置から、NACK信号が送信されてきた場合は、パリティビットのみを再送し、ACK信号およびNACK信号のいずれも送出されてこない場合は、システマティックビットを含めて再送するようにした。これにより、再送時に不要なデータを送ることなく、再送時の伝送効率を向上させることができる。
なお、本実施の形態では、システマティックビットブロックとパリティビットブロックを明確に分割して記載しているが、システマティックビットとパリティビットの並びはブロック単位でなくてもよく、ビット単位で混在して並べてもよい。
また、本実施の形態では、初送時および再送時に送信するパリティビットブロックを明示しているが、これは一例であり、実際にはこの組み合せに制限されない。また、本実施の形態では、パリティビットブロックが2個の例を示しているが、パリティビットブロック数はこれに制限されない。
また、本実施の形態では、パケット送信装置においてNACK信号を受信した場合は、再送時にパリティビットブロック(P2)のみを送信するようにしているが、パリティブロック(P1)も一緒に送るようにしてもよい。
また、本実施の形態では、1回目の再送の場合について説明しているが、2回目以降の再送についても同様の処理を実行する。また、NACK信号の受信による再送が何度も繰り返された場合には、システマティックビットを含めて再送するようにしてもよい。これにより、再送の安定性が高まる。
つづいて、上記図1および図2の方式を実現するためのパケット送信装置の構成例について説明する。図3は、本発明にかかるパケット送信装置の実施の形態1の構成を示す図であり、このパケット送信装置は、変調部101,復調部102,符号化部103,復号部104,再送制御/データサイズ制御部105,メモリ106,しきい値判定部107,ACK/NACK判定部108,ACK/NACK未受信判定部109、を備えている。
送信するパケットデータは、符号化部103において誤り訂正符号化され、再送制御/データサイズ制御部105を介してメモリ106に保存される。また、再送制御/データサイズ制御部105では、上記誤り訂正符号化されたパケットデータから送信するデータブロックを切り出し、変調部101が切り出したデータブロックを送信する。
一方、パケット受信装置から送出されるACK/NACK信号は、復調部102,復号部104において所定の受信処理が行われ、その後、しきい値判定部107が信号の有効性を判断する。たとえば、信号電力がしきい値以上であった場合は、つぎにACK/NACK判定部108が、信号内容がACKであるかNACKであるかを判定する。そして、ACK信号であった場合、再送制御/データサイズ制御部105が、メモリ106に保存されている上記ACK信号に対応するパケットを破棄する。また、信号がNACK信号であった場合は、再送制御/データサイズ制御部105が、メモリ106から初送時と異なるパリティブロックを読み出し、変調部101を介して送信する。
また、しきい値判定部107において信号電力がしきい値未満だった場合は、ACK/NACK未受信判定部109が、その信号が無効であると判断し、その旨を再送制御/データサイズ制御部105に通知する。この場合、再送制御/データサイズ制御部105は、メモリ106から初送時と異なるパリティブロックに加えてシステマティックビットを読み出し、変調部101を介して送信する。
このように、本実施の形態においては、パケット受信装置から送出されるACK/NACK信号の有効性を判定することによって、再送パケットにシステマティックビットを含めるかどうかを切り替えることとした。これにより、再送時に不要なデータを送ることなく、再送時の伝送効率を向上させることができる。なお、上記図1および図2を実現する場合、パケット受信装置は、従来と同様の構成でよい。また、上記説明では再送時に送信するパリティブロックが初送時と異なるものとしているが、初送時と同じパリティブロックを送信してもよい。
実施の形態2.
実施の形態1では、パケット受信装置からNACK信号を受信した場合にパリティビットのみを再送し、ACK信号/NACK信号のどちらも受信できない場合にはシステマティックビットを含めて再送するようにしている。本実施の形態においては、ACK信号/NACK信号のどちらも受信できない場合に、パケット受信装置から別途送出される回線品質情報(CQI)値を確認し、この値によって処理を切り替える。
図4は、本発明にかかるパケット送信装置の実施の形態2の構成例を示す図であり、このパケット送信装置は、さらに、しきい値判定部110,CQI値判定部111,適応変調制御部112,CQI値しきい値判定部113、を備えている。なお、前述した実施の形態1の図3と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。ここでは、前述した実施の形態1と異なる処理について説明する。
図4において、パケット受信装置から送られてくるCQI信号は、復調部102および復号部104により所定の受信処理が行われ、しきい値判定部110によって有効性の判定が行われた後、CQI値判定部111によりCQI値が抽出される。適応変調制御部112では、抽出された値を用いて最適な変調方式,レート等を決定し、変調部101が、この決定値に基づいて変調処理を行う。
また、しきい値判定部107においてACK/NACK信号の有効性が判断され、信号電力がしきい値以上であった場合については、前述した実施の形態1と同様に動作する。一方で、しきい値判定部107において信号電力がしきい値未満であった場合には、上記CQI値判定部111にて判定されたCQI値をCQI値しきい値判定部113に転送する。CQI値しきい値判定部113では、CQI値が予め定められたしきい値以上であるか判定を行い、たとえば、しきい値以上であった場合は、「パケット受信装置にパケット信号は到達しているが、パケット受信装置が送出したACK/NACK信号がパケット送信装置に到達しなかった」と判断し、メモリ106から初送時と異なるパリティブロックを読み出すように、再送制御/データサイズ制御部105に対して指示を行う。
また、CQI値しきい値判定部113では、CQI値が予め定められたしきい値未満であると判定した場合、「パケット受信装置にパケット信号が到達していないため、ACK/NACK信号が送出されず受信できない」と判断し、メモリ106から、初送時と異なるパリティブロックとシステマティックビットとを読み出すように、再送制御/データサイズ制御部105に対して指示を行う。
このように、本実施の形態においては、パケット受信装置からACK/NACK信号のどちらも受信できない場合、パケット受信装置から別途送出される回線品質情報(CQI)値を確認することとした。そして、CQI値が予め定められたしきい値以上であった場合に、パリティビットのみを再送することとした。これにより、さらに再送時の伝送効率を向上させることができる。
実施の形態3.
前述した実施の形態1,2では、使用する誤り訂正符号がターボ符号など、システマティックビットとパリティビットから構成される場合について説明した。一方で、近年、誤り訂正符号としてLDPC符号が注目されている。LDPC符号では、符号データが列次数の異なるブロックから構成され、列次数の高い符号化ブロックは相対的に誤り訂正能力が高く、列次数の低い符号化ブロックは相対的に誤り訂正能力が低い、という特徴がある。本実施の形態では、この特徴を利用したパケット送信装置による再送制御方式のシーケンスについて説明する。
図5は、パケット送信装置においてNACK信号を受信した場合のシーケンスを示す図である。図5において,F1´はパケット送信装置がパケット受信装置に対して送信しようとするパケットを誤り訂正符号化したものであり、F2´は初送時の信号フォーマットであり、F3a´は再送時の信号フォーマットであり、F4´はパケット受信装置にて初送パケット信号および再送パケット信号を合成して復号するための信号フォーマットである。また,S1a´はパケット送信装置からパケット受信装置への初送パケット信号であり、S2´はパケット受信装置からパケット送信装置へ送出されているNACK信号であり、S3a´はパケット送信装置からパケット受信装置への再送パケット信号である。
また、図6は、パケット送信装置においてACK/NACK信号が受信できない場合のシーケンスを示す図である。なお、図5と同一の符号についてはその説明を省略する。図6において、F3b´は再送時の信号フォーマットであり、S1b´はパケット送信装置からパケット受信装置への初送パケット信号であり、S3b´はパケット送信装置からパケット受信装置への再送パケット信号である。
つづいて、上記図1および図2の動作について説明する。まず、図5の場合(パケット送信装置においてNACK信号を受信した場合)について説明する。
図5において、パケット送信装置が送信するパケットは、誤り訂正符号化(LDPC符号化)が実施される。LDPC符号では、符号データが複数の符号ブロックから構成され、それぞれの符号ブロックに列次数の高低をつけるように構成することができる。たとえば、F1´では、H1を最も列次数の高いブロックとし、H3を最も列次数の低いブロックとする。
パケット送信装置では、まず、上記信号フォーマットF1´のうち、最も列次数の高いH1と次に列次数の高いH2をパケット受信装置に対して送信する(S1a´)。パケット受信装置では、受信した信号について誤り訂正復号を行う。そして、復号結果についてCRCチェックなどで誤り検出を行い、誤りが検出された場合にはパケット送信装置に対してNACK信号を送出する(S2´)。
そして、NACK信号(S2´)を受信したパケット送信装置では、「パケット受信装置に送信パケットは到達しているものの誤りが検出された」と判定し、再送信号として、列次数の低いブロックH3のみ(F3a´)を送信する(S3a´)。パケット受信装置では、上記信号S3a´を受信した後、この信号を初送パケット信号と合成した上で復号を行う。
つづいて、図6の場合(パケット送信装置においてACK/NACK信号を受信できない場合)について説明する。なお、パケット送信装置が、信号フォーマットF1´のうち、最も列次数の高いH1と次に列次数の高いH2をパケット受信装置に対して送信する処理は、図5と同様である。
図6においては、初送パケット信号S1b´が無線伝送上で干渉等の影響を受け、パケット受信装置において初送パケット信号S1b´が受信できていない。そのため、パケット受信装置は、パケット送信装置に対してACK信号もNACK信号も送出していない。一方で、パケット送信装置では、パケット受信装置よりACK信号もNACK信号も受信できないため、「初送パケット信号がパケット受信装置に到達していない」と判断し、再送パケット信号として、列次数の高いブロックH1と列次数の低いブロックH3(F3b´)を送信する(S3b´)。パケット受信装置では、これを受信して復号を行う。
このように、本実施の形態においては、パケット受信装置からNACK信号を受信した場合、誤り訂正能力の低い列次数のブロックのみを再送し、ACK信号/NACK信号のどちらも受信できない場合は、列次数の低いブロックとともに高い誤り訂正能力をもつ列次数の高いブロックも再送することとした。これにより、パケット受信装置にパケットが到達しているかどうかによって誤り訂正能力を変えて再送することができ、また、再送時に不要なデータを送る必要がなく、再送時の伝送効率を大幅に向上させることができる。
なお、本実施の形態では、初送時および再送時に送信する符号ブロックを明示しているが、これは一例であり、実際にはこの組み合せに制限されない。また、本実施の形態では、符号ブロックが3個の例を示しているが、符号ブロック数はこれに制限されない。また、本実施の形態では、1回目の再送の場合について説明しているが、2回目以降の再送についても同様に動作する。また、NACK信号受信による再送が何度も繰り返される場合には、列次数の高い符号ブロックを含めて再送するようにしてもよい。これにより、再送の安定性が高まる。
つづいて、上記図5および図6の方式を実現するためのパケット送信装置の構成例について説明する。なお、上記方式を実現するための構成は、前述した実施の形態1の図3と同様である。
送信するパケットデータは、符号化部103において誤り訂正符号化(LDPC符号化)され、再送制御/データサイズ制御部105を介してメモリ106に保存される。また、再送制御/データサイズ制御部105では、上記誤り訂正符号化されたパケットデータから送信するデータブロックを切り出し、変調部101が切り出したデータブロックを送信する。
一方、パケット受信装置から送出されるACK/NACK信号は、復調部102,復号部104において所定の受信処理が行われ、その後、しきい値判定部107が信号の有効性を判断する。たとえば、信号電力がしきい値以上であった場合は、つぎにACK/NACK判定部108が、信号内容がACKであるかNACKであるかを判定する。そして、ACK信号であった場合、再送制御/データサイズ制御部105が、メモリ106に保存されている上記ACK信号に対応するパケットを破棄する。また、信号がNACK信号であった場合は、再送制御/データサイズ制御部105が、メモリ106から初送時と異なる、より列次数の低い符号ブロックを読み出し、変調部101を介して送信する。
また、しきい値判定部107において信号電力がしきい値未満だった場合は、ACK/NACK未受信判定部109が、その信号が無効であると判断し、その旨を再送制御/データサイズ制御部105に通知する。この場合、再送制御/データサイズ制御部105は、メモリ106から初送時と異なる、より列次数の低い符号ブロックに加えて、その符号ブロックよりも列次数の高い符号ブロックを読み出し、変調部101を介して送信する。
このように、本実施の形態においては、パケット受信装置から送出されるACK/NACK信号の有効性を判定することによって、再送パケットに列次数の高い符号ブロックを含めるかどうかを切り替えることとした。これにより、パケット受信装置にパケットが到達しているかどうかによって誤り訂正能力を変えて再送することができ、また、再送時に不要なデータを送ることがなくなるため、再送時の伝送効率を向上させることができる。なお、上記図3および図4を実現する場合、パケット受信装置は、従来と同様の構成でよい。また、上記説明では再送時に送信する符号ブロックが初送時と異なるものとしているが、初送時と同じ符号ブロックを送信してもよい。
実施の形態4.
実施の形態3では、パケット受信装置からNACK信号を受信した場合に、低い誤り訂正能力の列次数の低い符号ブロックのみを再送し、ACK信号/NACK信号のどちらも受信できない場合には、列次数の低い符号ブロックとともに列次数の高い符号ブロックも再送するようにしている。本実施の形態においては、ACK信号/NACK信号のどちらも受信できない場合に、パケット受信装置から別途送出される回線品質情報(CQI)値を確認し、この値によって処理を切り替える。なお、本実施の形態を実現するための構成は、前述した実施の形態2の図4と同様である。ここでは、前述した各実施の形態と異なる処理について説明する。
図4において、しきい値判定部107において信号電力がしきい値未満であった場合には、CQI値判定部111にて判定されたCQI値をCQI値しきい値判定部113に転送する。CQI値しきい値判定部113では、CQI値が予め定められたしきい値以上であるか判定を行い、たとえば、しきい値以上であった場合は、「パケット受信装置にパケット信号は到達しているが、パケット受信装置が送出したACK/NACK信号がパケット送信装置に到達しなかった」と判断し、メモリ106から初送時と異なる、より列次数の低い符号ブロックを読み出すように、再送制御/データサイズ制御部105に対して指示を行う。
また、CQI値しきい値判定部113では、CQI値が予め定められたしきい値未満であると判定した場合、「パケット受信装置にパケット信号が到達していないため、ACK/NACK信号が送出されず受信できない」と判断し、メモリ106から、初送時と異なる、より列次数の低い符号ブロックとともに、その符号ブロックよりも列次数の高い符号ブロックを読み出すように、再送制御/データサイズ制御部105に対して指示を行う。
このように、本実施の形態においては、パケット受信装置からACK/NACK信号のどちらも受信できない場合、パケット受信装置から別途送出される回線品質情報(CQI)値を確認することとした。そして、CQI値が予め定められたしきい値以上であった場合に、列次数の高い符号ブロックを再送しないこととした。これにより、さらに再送時の伝送効率を向上させることができる。
以上のように、本発明にかかるパケット送信装置は、無線通信システムにおいて有用であり、特に、誤り訂正制御としてHARQを採用するシステムに適している。
パケット送信装置においてNACK信号を受信した場合のシーケンスを示す図である。 パケット送信装置においてACK/NACK信号を受信できない場合のシーケンスを示す図である。 本発明にかかるパケット送信装置の構成例を示す図である。 本発明にかかるパケット送信装置の構成例を示す図である。 パケット送信装置においてNACK信号を受信した場合のシーケンスを示す図である。 パケット送信装置においてACK/NACK信号が受信できない場合のシーケンスを示す図である。
符号の説明
101 変調部
102 復調部
103 符号化部
104 復号部
105 再送制御/データサイズ制御部
106 メモリ
107 しきい値判定部
108 ACK/NACK判定部
109 ACK/NACK未受信判定部
110 しきい値判定部
111 CQI値判定部
112 適応変調制御部
113 CQI値しきい値判定部

Claims (5)

  1. HARQ(Hybrid−ARQ)に対応し、システマティックビットブロックにパリティビットブロックが付加されたパケット信号を送信するパケット送信装置であって、
    送信するパケット信号に対してパケット受信装置から送られてくる応答信号がACK信号であるかNACK信号であるかを判定するACK/NACK判定手段と、
    前記応答信号が未受信かどうかを判定するACK/NACK未受信判定手段と、
    前記パケット受信装置から送られてくる回線品質情報の値が規定のしきい値以上であるかどうかを判定する回線品質しきい値判定手段と、
    前記応答信号がNACK信号である場合に、再送パケット信号として、パリティビットブロックのみを送信し、前記応答信号が未受信の場合、かつ、前記回線品質情報の値がしきい値以上であった場合には、再送パケット信号として、パリティビットブロックのみを送信する送信制御手段と、
    を備えることを特徴とするパケット送信装置。
  2. 前記送信制御手段は、再送時、前回の送信時と異なるパリティビットブロックを送信することを特徴とする請求項に記載のパケット送信装置。
  3. さらに、前記送信制御手段は、前記応答信号が未受信の場合であって、かつ、前記回線品質情報の値がしきい値未満であった場合には、再送パケット信号として、システマティックビットブロックおよびパリティビットブロックを送信することを特徴とする請求項1または2に記載のパケット送信装置。
  4. HARQ(Hybrid−ARQ)に対応し、かつ、誤り訂正制御としてLDPC(Low Density Parity Check)符号を採用し、列次数単位に複数の符号ブロックに分割された符号データのうち、所定の符号ブロックを含むパケット信号を送信するパケット送信装置であって、
    送信するパケット信号に対してパケット受信装置から送られてくる応答信号がACK信号であるかNACK信号であるかを判定するACK/NACK判定手段と、
    前記応答信号が未受信かどうかを判定するACK/NACK未受信判定手段と、
    前記パケット受信装置から送られてくる回線品質情報の値が規定のしきい値以上であるかどうかを判定する回線品質しきい値判定手段と、
    前記応答信号がNACK信号である場合に、再送パケット信号として、前回の送信時よりも列次数の低い符号ブロックのみを送信し、前記応答信号が未受信の場合、かつ、前記回線品質情報の値がしきい値以上であった場合には、再送パケット信号として、前回の送信時よりも列次数の低い符号ブロックのみを送信する送信制御手段と、
    を備えることを特徴とするパケット送信装置。
  5. さらに、前記送信制御手段は、前記応答信号が未受信の場合であって、かつ、前記回線品質情報の値がしきい値未満であった場合には、再送パケット信号として、前回の送信時よりも列次数の低い符号ブロックとともに、当該符号ブロックよりも列次数の高い符号ブロックを送信することを特徴とする請求項に記載のパケット送信装置。
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