JP4667850B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明はトナー濃度センサを備えた画像形成装置に関するものである。
従来から、現像装置に磁気センサを設けて、現像装置内の磁性キャリアに対する非磁性トナーの混合比率(トナー濃度)を検知するものが知られている(例えば、特許文献1)。
トナー濃度検知として用いられる磁気センサは検知感度が高いため、磁気センサにおける部品の製造誤差などの影響が大きく、磁気センサ毎にトナー濃度と磁気センサの出力電圧との関係が異なっていた。また、現像装置内のトナー濃度は、5%であるにも係わらず、磁性キャリアの磁性のバラツキなどで、現像剤によってトナー濃度5%時の出力電圧が異なる場合があった。そのため、現像装置を交換したときに交換初期動作モードを実行して、トナー濃度と出力電圧との関係が予め設定された関係となるように出力電圧を制御する制御電圧を調整してから、現像装置内のトナー濃度を良好な画像を形成することができる濃度にあげていた。
具体的には、現像装置を備えた新品プロセスカートリッジの現像装置内のトナー濃度を予め所定値(5%)に設定しておき、サービスマンがこの新品のプロセスカートリッジに交換したときに交換初期動作モードを実行する。交換初期動作モードが実行されたら、トナー濃度検知を行ってこのとき磁気センサから得られた出力電圧が、予め設定しておいたトナー濃度5%時の出力電圧(例えば、3V)となるように制御電圧を調整する。このときの制御電圧を画像形成装置の制御電圧記憶手段に記憶しておく。このように、制御電圧を調整することで、トナー濃度と出力電圧の関係を予め設定された関係にすることができる。
そして、トナー濃度と出力電圧との関係を予め設定された関係としたら、制御電圧記憶手段に記憶した制御電圧を用いて、トナー濃度(7%)の出力電圧(目標電圧)となるように現像剤を攪拌しながらトナーを追加する。このように、現像装置内のトナー濃度が良好な画像を形成することができる7%のトナー濃度としたら交換初期動作モードを終了する。
特開2000−131120号公報
しかしながら、サービスマンが現像装置を交換して交換初期動作モードを実行した後に、他の修理箇所を修理したり、交換したりしたせいで、交換初期動作モードを実行したことを忘れて再度交換初期動作モードを実行する場合がある。上記したように交換初期動作モード実行後は、現像装置内のトナー濃度は5%から7%に上昇している。このため、再度交換初期動作モードを実行してしまうと、本当は7%のトナー濃度を検知したときの出力電圧であるにも関わらず、このときの出力電圧を5%のトナー濃度の出力電圧となるように制御電圧を調整する。そして、制御電圧記憶手段に記憶されている制御電圧をこの7%のトナー濃度を検知したときの出力電圧を基準出力電圧に調整した制御電圧に書き換えられる。よって、この制御電圧を用いてトナー濃度検知を行うと、現像装置内のトナー濃度は、本当は7%であるにもかかわらず、トナー濃度センサで出力される出力電圧は、トナー濃度5%のときの出力電圧となる。その結果、この出力電圧をトナー濃度が7%のときに示す出力電圧の値となるまで、現像装置内にトナーが間違って供給される。これにより、実際の現像装置内のトナー濃度が7%より高くなり、トナー濃度過多を生じてしまいトナー飛散などの問題が発生する場合があった。
また、画像形成装置のメモリには、トナー濃度センサの特性情報として、標準的なトナー濃度センサの感度情報が記憶されている。感度情報は、トナー濃度と出力電圧との関係を示したもので、トナー濃度を縦軸とし出力電圧を横軸としたときの得られる傾き(トナー濃度/出力電圧)である。そして、この標準的な感度情報を用いて、トナー濃度センサの出力電圧をトナー濃度7%のときの出力電圧(目標電圧)となるように、トナー濃度制御が行われている。しかしながら、トナー濃度センサは上記したようにセンサ毎に特性がばらついている。このため、画像形成装置に記憶されている標準的なトナー濃度センサの感度が、実際に現像装置に取り付けられているトナー濃度センサの感度と異なる場合がある。すると、画像形成装置に記憶されている標準的なトナー濃度センサの感度に基づいて求められたトナー濃度7%のときの出力電圧(目標電圧)が正確でなくなってしまう。その結果、トナー濃度制御を行ってトナー濃度センサの出力電圧を目標電圧としても、実際の現像装置内のトナー濃度は、良好に画像形成のできる7%のトナー濃度になっていないという問題が発生する。その結果、トナー濃度不足によるキャリア付着やトナー濃度過多によるトナー飛散などの画像劣化を引き起こしてしまう場合がある。
さらに、従来、プロセスカートリッジにプロセスカートリッジの製造情報などを記憶した不揮発性メモリなどの記憶手段を設けたものがある。この記憶手段を備えたプロセスカートリッジには、記憶手段と画像形成装置との間で通信を行うための通信コネクタと、トナー濃度センサの回路と画像形成装置の回路とを接続するための回路コネクタとが別々に設けられていた。このように、コネクタが別々に設けられているため、プロセスカートリッジを画像形成装置に取り付ける際、以下のような不具合がある。すなわち、通信コネクタと回路コネクタとを画像形成装置の通信コネクタと回路コネクタにそれぞれ接続する必要があり、装着作業性が悪くなるという不具合である。このような問題に対して、記憶手段と画像形成装置との間の通信を非接触で行うようにして、通信コネクタを無くすことも考えられる。しかし、非接触の通信手段は、高価であるため、画像形成装置のコストアップに繋がってしまう。
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、その第1の目的とするところは、サービスマンが再度交換初期動作モードを実行しても、制御電圧の更新が行われることのない画像形成装置を提供することである。
また、本発明の第2の目的とするところは、使用されるトナー濃度センサに対応した特性に基づいてトナー制御を行うことができ、正確なトナー濃度制御を行うことができる画像形成装置を提供することにある。
また、本発明の第3の目的とするところは、安価な手段でプロセスカートリッジの装着作業性を向上させることができる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、磁性粒子とトナーとからなる二成分現像剤を収容し、該二成分現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度センサを備え、装置本体に対して着脱可能に装着される現像剤収容器に、該トナー濃度センサの検知結果に基づいてトナーを供給する画像形成装置であって、該現像剤収容器が画像形成装置に装着されたときに、トナー濃度検知を行ってトナー濃度センサから得られる出力電圧が、予め記憶しておいた基準出力電圧となるように、得られる出力電圧を制御する制御電圧を調整し、調整した制御電圧が、所定範囲内にあるときのみ、制御電圧記憶手段に記憶されている制御電圧を、該調整した制御電圧に更新し、該更新した制御電圧を用いて該現像剤収容器内の現像剤のトナー濃度を所望のトナー濃度となるようにトナー補給を行う交換初期動作モードを備え、上記トナー濃度センサは、該トナー濃度センサの特性情報を記憶するトナー濃度センサ記憶手段を備え、上記制御電圧の信号線と、上記トナー濃度センサ記憶手段の書き込み/読み出しを制御する信号線とを同一とし、上記制御電圧は、電圧がHI/LOWに所定間隔で切り換わるPWM信号を用いて生成されており、上記トナー濃度センサ記憶手段の書き込み/読み出しを制御する信号は、該トナー濃度センサ記憶手段が書き込み/読み出し中において電圧がHIまたはLOWのいずれかの一方の値のみをとる信号であることを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は請求項の画像形成装置において、上記特性情報は、上記基準出力電圧と、上記所定範囲を決めるための基準制御電圧とを有することを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項1または2の画像形成装置において、上記特性情報は、製造時に該トナー濃度センサを用いて、測定の基準となる基準器を測定した値に基づいて算出されたトナー濃度センサの感度情報を有することを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項1、2または3の画像形成装置において、上記トナー濃度センサを駆動する駆動電源と、上記トナー濃度センサ記憶手段を駆動する駆動電源とを同一とし、該駆動電源からの電圧を減圧する減圧手段を設け、上記トナー濃度センサ記憶手段に供給される駆動電源からの電圧は、該減圧手段を介して供給されることを特徴とするものである。
また、請求項の発明は請求項1、2、3または4の画像形成装置において、静電潜像を担持する像担持体と、上記現像剤収容器と、該現像剤収容部内の現像剤を担持する現像剤担持体と、上記トナー濃度センサとを備えた現像装置とが一体となって画像形成装置本体内から着脱可能なプロセスカートリッジを備え、該プロセスカートリッジにはカートリッジ記憶手段と、該カートリッジ記憶手段の通信部と画像形成装置の通信部とを接続するための通信接続部と、該トナー濃度センサの電気回路を画像形成装置本体側の電気回路に接続するための回路接続部とが設けられており、該通信接続部は、該回路接続部に設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項の画像形成装置において、上記カートリッジ記憶手段には、上記プロセスカートリッジに関する製造情報が記憶されていることを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項5または6の画像形成装置において、上記カートリッジ記憶手段には、上記プロセスカートリッジの使用履歴が記憶されていることを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項5、6または7の画像形成装置において、上記カートリッジ記憶手段には、上記プロセスカートリッジに搭載された部品の使用履歴が記憶されていることを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項1乃至8いずれかの画像形成装置において、画像形成装置内に上記トナー濃度センサ記憶手段に書き込み/読み出しを要求する要求手段を備えており、トナー濃度検知を行っているとき、該要求手段の制御が停止していることを特徴とするものである。

発明によれば、トナー濃度検知を行ってトナー濃度センサから得られる出力電圧を予め記憶しておいた基準出力電圧となるように制御電圧を調整する。この調整された制御電圧が所定範囲内であるときのみ、制御電圧記憶手段に記憶されている制御電圧を、該調整された制御電圧に更新するようにしている。
して、所定範囲を、基準制御電圧(トナー濃度センサを用いて、初期の現像剤収容器内の現像剤のトナー濃度または該トナー濃度と同様の特性を有する基準器を測定したときの出力電圧が、該基準電圧となるよう調整したときの制御電圧)を基準として、ばらつきを十分考慮に入れた範囲に設定する。これにより、現像剤収容器に備えられたトナー濃度センサで初期の現像剤収容器内に収容されている現像剤のトナー濃度を検知したときに調整された制御電圧は所定範囲内に収まる。一方、すでに良好に画像を形成することができるトナー濃度に変更された現像剤収容器内の現像剤についてトナー濃度検知を行ったときの出力電圧は、初期の現像剤収容器内に収容されている現像剤のトナー濃度を検知したときの出力電圧と大きく異なる。その結果、トナー濃度が変更された現像剤収容器内の現像剤についてトナー濃度検知を行ったときの出力電圧を基準出力電圧となるように調整された制御電圧は、所定範囲内に入ることがない。このことから、制御電圧が所定範囲内であるかどうかで、初期の現像剤収容器内のトナー濃度を検知したものか、トナー濃度が変更された後の現像剤収容器内のトナー濃度を検知したものかを判定できる。よって、制御電圧が所定範囲内のときのみ制御電圧を更新するようにすれば、トナー濃度が変更された現像剤収容器内の現像剤についてトナー濃度検知を行ったときに調整された制御電圧が制御電圧記憶手段に記憶されることがない。よって、一度、交換初期動作モードが実行されて、トナー濃度が変更されている現像剤収容器に対して、再度交換初期動作モードが実行されてもこのときの制御電圧は、上記所定範囲内とならない。よって、このときの制御電圧が更新されることがない。その結果、再度、交換初期動作モードが実行されたときに調整された制御電圧を用いて、トナー濃度制御が行われることがない。従って、現像剤収容器内の現像剤のトナー濃度が良好に画像が形成されるトナー濃度よりも高くなってしまうことがない。その結果、現像剤収容器内の現像剤のトナー濃度が良好に画像が形成されるトナー濃度に保つことができ、良好な画像を得ることができるという効果がある。
また、請求項2乃至6の発明によれば、トナー濃度センサに設けた記憶手段にこのトナー濃度センサの製造情報が記憶されている。よって、トナー濃度制御時に、このトナー濃度センサ固有の製造情報を読み出して、この製造情報に基づきトナー濃度制御を実行することで、以下のような効果を得ることができる。すなわち、従来の一般的なトナー濃度センサの特性に基づいてトナー濃度制御を行うものに比べて、正確なトナー濃度制御を行うことができるという効果がある。
また、請求項7乃至10の発明によれば、記憶手段と画像形成装置との間を通信する通信手段がトナー濃度センサの電気回路と画像形成装置本体側の電気回路とを接続するための接続部に設けられている。これにより、トナー濃度センサの接続部を接続させただけで、トナー濃度センサの回路と画像形成装置の回路との接続、および画像形成装置と記憶手段との間の通信を行うことができる。その結果、従来のように、トナー濃度センサの回路と画像形成装置の回路との接続とは別に、画像形成装置と記憶手段との間の通信するための接続のための接続作業を行う必要がない。よって、プロセスカートリッジの装着作業性が向上する。また、従来のように高価な非接触の通信手段を用いることなく装着作業性が向上することできる。
以下、本発明を適用した画像形成装置の実施形態として、タンデム方式のカラーレーザープリンタ(以下「プリンタ」という)について説明する。
まず、本プリンタの基本的な構成について説明する。図1は、本実施形態に係るプリンタを示す概略構成図である。このプリンタは、イエロー(Y),マゼンダ(M),シアン(C),黒(K)の各色の画像を形成するための4組のトナー像形成部1Y,M,C,Kを備えている。また、光書込ユニット2、給紙カセット3,4、レジストローラ対5、転写ユニット6、ベルト定着方式の定着ユニット8、排紙トレイ9等も備えている。更には、図示しない手差しトレイ、トナー補給容器、廃トナーボトル、電源ユニットなども備えている。なお、以下、各符号の添字Y,M,C,Kは、それぞれイエロー、マゼンダ、シアン、黒用の部材であることを示す。
上記トナー像形成部1Y,M,C,Kは、潜像を担持する潜像担持体であるドラム状の感光体11Y,M,C,Kを有している。これら感光体11Y,M,C,Kは、それぞれ図示しない駆動手段によって図中時計回りに回転駆動されて表面を無端移動させる無端移動体として機能している。そして、図示しないパーソナルコンピュータ等から送られてくる画像情報に基づいて変調したレーザー光Lを発する上記光書込ユニットによって暗中にて光走査されて、Y,M,C,K用の静電潜像を担持する。
図2は、上記トナー像形成部1Y,M,C,Kのうち、Y用のトナー像形成部1Yを上記転写ユニット6の一部とともに示す拡大構成図である。なお、他のトナー像形成部(1M,C,K)は、それぞれ使用するトナーの色が異なる点の他がY用のものと同様の構成になっているので、これらの説明については省略する。同図において、トナー像形成部1Yは、プロセスカートリッジ10Yを備えている。プロセスカートリッジ10Yは、感光体11Yの他、現像装置20Y、感光体の表面に対し、潤滑剤を塗布するブラシローラ12Y、クリーニング処理を施す揺動可能なカウンタブレード13Y、除電処理を施す除電ランプ14Yなどを有している。また、感光体11Yを一様帯電せしめる帯電ローラ15Yや、これの表面をクリーニングするローラクリーニング装置16Yなども有している。
上記プロセスカートリッジ10Yにおいて、図示しない電源によって交流の帯電バイアスが印加される帯電ローラ15Yは、感光体11Yに当接するように配設されている。そして、図示しない駆動手段により、当接部でその表面を感光体11Yの表面移動とは逆方向に移動させるように回転せしめられながら、感光体11Yの表面を一様帯電せしめる。このように一様帯電せしめられた感光体11Yの表面に、上記光書込ユニット(図2)で変調及び偏向されたレーザー光Lが走査されると、その表面に静電潜像が形成される。
上記現像装置20Yは、現像ケース21Yの開口から一部を露出させるように配設された現像ロール22Yを有している。また、第1搬送スクリュウ23Y、第2搬送スクリュウ24Y、現像ドクタ25Y、トナー濃度センサ(以下、Tセンサという)26Y、粉体ポンプ27Y等も有している。
上記現像ケース21Yには、磁性キャリアとマイナス帯電性のYトナーとを含む現像剤が内包されている。この現像剤は上記第1搬送スクリュウ23Y、第2搬送スクリュウ24Yによって撹拌搬送されながら摩擦帯電せしめられた後、現像剤担持体たる現像ロール22Yの表面に担持される。そして、上記現像ドクタ25Yによってその層厚が規制されてから感光体11Yと対向する現像領域に搬送され、ここで感光体11Y上の上記静電潜像にYトナーを付着させる。この付着により、感光体11Y上にYトナー像が形成される。現像によってYトナーを消費した現像剤は、現像ロール22Yの表面(現像スリーブ)の回転に伴って現像ケース21Y内に戻される。一方、現像されたYトナー像は、後述の紙搬送ベルト60によって搬送される転写紙Pに転写される。なお、現像ロール22Yは、図示しない駆動手段によって回転駆動せしめられる非磁性パイプからなる現像スリーブと、これに連れ回らないように内包される図示しないマグネットローラとを有している。そして、マグネットローラの発する磁力により、現像スリーブ表面に現像剤を引き付けて担持する。
透磁率センサからなる上記STセンサ26Yは、現像ケース21Yの底板に取り付けられ、第1搬送スクリュウ23Yによって搬送される現像剤の透磁率に応じた値の電圧を出力する。現像剤の透磁率は、現像剤のトナー濃度と良好な相関を示すため、STセンサ26YはYトナー濃度に応じた値の電圧を出力することになる。この出力電圧の値は、図示しない制御部に送られる。この制御部は、RAM等の記憶手段を備えており、この中にSTセンサ26Yからの出力電圧の目標値であるY用Vtrefや、他の現像装置に搭載されたSTセンサからの出力電圧の目標値であるM,C,K用Vtrefのデータを格納している。現像装置20Yについては、STセンサ26Yからの出力電圧の値とY用Vtrefを比較し、図示しないYトナーカートリッジに連結する上記粉体ポンプ27Yを比較結果に応じた時間だけ駆動させる。そして、これにより、Yトナーカートリッジ内のYトナーを現像装置20Y内に補給する。このようにして粉体ポンプ27Yの駆動が制御(トナー補給制御)されることで、現像に伴ってYトナー濃度を低下させた現像剤に適量のYトナーが補給され、現像装置20Y内の現像剤のYトナー濃度が所定の範囲内にすることができる。
以上のようにして、先に図1に示した各トナー像形成部1Y,M,C,Kは、光書込ユニット2と共同して、各感光体11Y,M,C,Kに可視像たるトナー像を形成する。よって、本プリンタにおいては、各トナー像形成部1Y,M,C,Kと、光書込ユニット2との組合せにより、感光体11Y,M,C,Kの無端移動する表面にトナー像を形成する可視像形成手段として機能している。
プリンタ本体の下部には、2つの給紙カセット3,4が配設されている。これら給紙カセット3,4は、転写紙Pを複数枚重ねた転写紙束の状態で収容しており、一番上の転写紙Pに給紙ローラ3a,4aを押し当てている。そして、所定のタイミングで給紙ローラ3a,4aを回転させて、転写紙Pを給紙路に送り出す。この給紙路の末端には、レジストローラ対5が配設されており、送られてきた転写紙Pを、Yトナー像形成部1Yの感光体11Y上に形成されたYトナー像に同期させ得るタイミングで、後述の転写ユニット6に向けて送り出す。
図3は、転写手段たる転写ユニット6の要部構成を示す拡大構成図である。同図において、転写ユニット6は、無端状の紙搬送ベルト60、入口ローラ61、静電吸着ローラ62、4つの転写バイアスローラ63Y,M,C,K、4つの搬送支持ローラ64Y,M,C,K、分離ローラ65等を有している。また、駆動ローラ66、ベルトクリーニング装置67、押し当てローラ68、テンションローラ69、下部ローラ70、入口ブラケット71、揺動ブラケット72、出口ブラケット73、カム74等も有している。
上記紙搬送ベルト60は、体積抵抗率が1010〜1012Ωcm、表面抵抗率が1012〜1014Ω/□にそれぞれ調整された高抵抗の無端状単層ベルトであり、その材料にはPVDF(ポリフッ化ビニリデン)が用いられている。そして、複数のローラに張架されながら、図示しない駆動手段によって図中反時計回りに回転駆動される駆動ローラ66により、図中反時計回りに無端移動せしめられる。
上記入口ローラ61、転写バイアスローラ63Y〜K、搬送支持ローラ64Y〜K、分離ローラ65、駆動ローラ66、テンションローラ69、下部ローラ70は、何れも紙搬送ベルト60の裏面(ループ内面)に接触している。そして、紙搬送ベルト60を裏面で支持しながらテンション張架する張架ローラとして機能している。これら張架ローラのうち、図中最も右側に配設された入口ローラ61は、その近傍に配設された静電吸着ローラ62との間に紙搬送ベルト60を挟み込むようになっている。この静電吸着ローラ62には、静電吸着バイアスが印加されており、ベルトおもて面(ループ外面)に電荷を付与することで、上述のレジストローラ対5から送り出されてくる転写紙Pを静電吸着させるようにする。
4つの転写バイアスローラ63Y,M,C,Kは、金属製の芯金にスポンジ等の弾性体が被覆されたローラであり、それぞれ、感光体11Y,M,C,Kに向けて押圧されて、紙搬送ベルト60を挟み込むようになっている。この押圧により、感光体11Y,M,C,Kと紙搬送ベルト60とがベルト移動方向において所定の長さで接触する転写ニップが形成されている。また、転写バイアスローラ63Y,M,C,Kの芯金には、それぞれ転写バイアス電源によって定電流制御される転写バイアスが印加されている。これにより、転写バイアスローラ63Y,M,C,Kを介して紙搬送ベルト60の裏面に転写電荷が付与され、各転写ニップにおいて紙搬送ベルト60と感光体11Y,M,C,Kとの間に転写電界が形成される。なお、本プリンタにおいては、転写バイアス部材として転写バイアスローラ63Y,M,C,Kを設けているが、ローラに代えて、ブラシやブレード等のものを設けてもよい。
4つの転写バイアスローラ63Y,M,C,Kのうち、Y,M,C用の3つは、それぞれ、図示しない軸受け部材を介して揺動ブラケット72に支持されている。この揺動ブラケット72は、紙搬送ベルト60のループ内側に配設され、回動軸72aを中心に揺動可能に構成されている。4つの搬送支持ローラ64Y,M,C,Kのうち、Y,M,C用の3つも、この揺動ブラケット72に支持されている。揺動ブラケット72の図中下方には、図示しない駆動手段によって回転軸74aを中心に回転駆動されるカム74が配設されている。これがそのカム面を揺動ブラケット72に突き当てる位置で回転停止されると、揺動ブラケット72が回動軸72aを中心に図中反時計回りに揺動せしめられる。そして、Y,M,C用の転写バイアスローラ63Y,M,Cが、紙搬送ベルト60を介して感光体11Y,M,Cに当接して、Y,M,C用の転写ニップが形成される。これに対し、カム74がそのカム面を揺動ブラケット72に突き当てない位置で回転停止されると、揺動ブラケット72が回動軸72aを中心に図中時計回りに揺動せしめられる。そして、Y,M,C用の転写バイアスローラ63Y,M,Cが、紙搬送ベルト60を感光体11Y,M,Cに押し当てない位置まで移動して、Y,M,C用の転写ニップが形成されなくなる。このように、転写ユニット6は、揺動ブラケット72の揺動によって紙搬送ベルト60を感光体11Y,M,Cに当接させてY,M,C用の転写ニップを形成したり、紙搬送ベルト60を感光体11Y,M,Cから離間させたりする。
上記入口ローラ61、静電吸着ローラ62及び下部ローラ70は、それぞれ図示しない軸受け部材を介して、入口ブラケット71に支持されている。この入口ブラケット71は、紙搬送ベルト60のループ内側に配設され、下部ローラ70の軸を中心にして揺動可能に構成されている。上述の揺動ブラケット72は、その図中左端付近にガイド穴72bを有しており、これの内部に入口ブラケット71から延びるピン71aを遊動可能に位置させている。そして、上述のカム74の回転によって図中反時計回りに揺動すると、ガイド穴72b内のピン71を押し上げる。すると、入口ブラケット51が、揺動ブラケット72の揺動にリンクして、下部ローラ70の軸を中心にして図中反時計回りに揺動せしめられて、入口ローラ61、静電吸着ローラ62及び下部ローラ70を押し上げる。また、揺動ブラケット72が図中時計回りに揺動せしめられると、入口ブラケット51がそれにリンクして図中時計回りに揺動して、入口ローラ61、静電吸着ローラ62及び下部ローラ70を下方に移動させる。このような揺動ブラケット72の揺動に伴う入口ローラ61、静電吸着ローラ62及び下部ローラ70の移動により、紙搬送ベルト60による紙搬送面が一直線状に維持される。
転写ユニット6は、転写紙Pに黒色単色のトナー像を転写する場合には、揺動ブラケット72を図中時計回りに揺動させて、紙搬送ベルト60をY,M,C用の感光体11Y,M,Cから離間させる。黒色単色のトナー像を転写する場合には、Y,M,C用の転写ニップでのトナー像転写が行われないので、それらの転写ニップを形成しないで黒色単色のトナー像の転写を行うのである。これにより、紙搬送ベルト60やこれの駆動系に余計な負荷をかけることなく、黒色単色のトナー像を転写することができる。
4つの転写バイアスローラ63Y,M,C,Kのうち、K用の転写バイアスローラ63Kは、図示しない軸受け部材を介して出口ブラケット73に支持されている。この出口ブラケット73は、紙搬送ベルト60のループ内側に配設され、出口ローラ65の軸を中心に揺動可能に構成されている。4つの搬送支持ローラ64Y,M,C,Kのうち、K用の搬送支持ローラ64Kも、この出口ブラケット73に支持されている。K用の転写バイアスローラ63Kは、出口ブラケット73の図中時計回りの揺動により、紙搬送ベルト60をK用の感光体11Kに押し当てない位置に移動する。この状態で上述の揺動ブラケット72が図中時計回りに揺動すると、紙搬送ベルト60が全ての感光体11Y,M,C,Kから離間する。転写ユニット6は、このように紙搬送ベルト60を全ての感光体から離間させた状態で、プリンタ本体に対して着脱されるようになっている。
転写ユニット6は、後述のフルカラー画像を転写紙Pに転写する場合には、紙搬送ベルト60を全ての感光体11Y,M,C,Kに接触させて、Y,M,C,K用の転写ニップを形成する。上述のレジストローラ対5から送り出された転写紙Pは、上述の静電吸着ローラ62と紙搬送ベルト60との間に挟まれる。そして、紙搬送ベルト60のおもて面に吸着されながら、Y,M,C,K用の転写ニップを順次通過していく。これにより、各感光体11Y,M,C,K上のY,M,C,Kトナー像が、それぞれ転写ニップで転写紙Pに重ね合わされ、上記転写電界やニップ圧の作用を受けて転写紙P上に重ね合わせて転写される。この重ね合わせの転写により、転写紙P上にはフルカラー画像が形成される。
フルカラー画像が形成された転写紙Pは、紙搬送ベルト60の無端移動に伴って、分離ローラ65によるベルト張架位置にさしかかる。このベルト張架位置では、分離ローラ65が紙搬送ベルト60の無端移動方向をほぼ反転させるような急激な巻き付け角で紙搬送ベルト60を張架している。紙搬送ベルト60上に吸着している転写紙Pは、このような急激なベルトの移動方向の変化に追従することができず、紙搬送ベルト60から分離される。そして、上記定着ユニット(図1の8)に受け渡される。
上記テンションローラ69は、スプリングによって紙搬送ベルト60に向けて付勢されることで、紙搬送ベルト60に対して所定のテンションを付与している。このテンションローラ69と、駆動ローラ67との間におけるベルト展張箇所のおもて面には、上記押し当てローラ68が押し当てられている。この押し当てにより、駆動ローラ67とテンションローラ69との間で、紙搬送ベルト60がループ内に向けて大きく窪んで湾曲するようになっている。紙搬送ベルト60がこのように大きく湾曲することにより、駆動ローラ67に対する紙搬送ベルト60の巻き付き箇所がより大きく確保されている。そして、この巻き付き箇所のおもて面には、ベルトクリーニング装置67が当接している。上述の分離ローラ65による張架位置で転写紙Pを定着ユニットに受け渡した紙搬送ベルト60のおもて面には、各感光体11Y,M,C,Kから転移してしまった汚れトナーが付着している。ベルトクリーニング装置67は、この汚れトナーを紙搬送ベルト60から除去するためのものである。
先に示した図1において、定着ユニット8は、加圧ローラ8a、無端状の定着ベルト8b、加熱ローラ8c、駆動ローラ8d等を有している。定着ベルト8bは、加熱ローラ8cと駆動ローラ8dとによって張架されながら、図示しない駆動手段によって回転駆動せしめられる駆動ローラ8dによって図中時計回りに無端移動せしめられる。加熱ローラ8cは、ハロゲンランプ等の熱源を内包しており、これによって紙搬送ベルト8bを裏面から加熱する。一方、加圧ローラ8aは、無端移動せしめられる定着ベルト8bに接触しながら、接触部で表面をベルトと同様に移動させるように回転して定着ニップを形成している。転写ユニット6の紙搬送ベルト60から定着ユニット8に受け渡された転写紙Pは、その像転写面を定着ベルト8bに接触させる姿勢で、定着ニップに挟まれる。そして、加熱や加圧によって像転写面にフルカラー画像が定着せしめられながら、定着ユニット8を通過する。
定着ユニット8を通過した転写紙Pは、搬送ローラ対や反転ガイド板などを経由した後、更に搬送ローラ対を経て、プリンタ筺体の上面に設けられたスタック部に向けて排出される。
先に示した図2において、Y用の転写ニップを通過した後の感光体11Y表面は、ブラシローラ12Yで所定量の潤滑剤が塗布された後、カウンタブレード13Yでクリーニングされる。そして、除電ランプ14Yから照射された光によって除電されて次の静電潜像の形成に備えられる。
カウンタブレード13Yによってクリーニングされた感光体11Y表面には、どうしても除去し切れなかったトナーが僅かながら残ってしまう。このように残ってしまったクリーニング残トナーは、ローラクリーニング装置16Yによってクリーニングされる。
次に、STセンサ26Yについて説明する。図4は、STセンサの回路構成図である。図4に示すように、STセンサ26Yは、発振回路100、共振回路110、位相比較回路120、平滑化回路130、増幅回路140からなっている。また、不揮発性メモリであるメモリチップ150がSTセンサの回路基板と同一基板に設けられている。図5は、各回路に駆動電源を供給する電源回路を示した図である。図5に示すように、画像形成装置内の駆動電源装置160から約12Vの電圧がコネクタ28を介して、電源回路に供給されている。電源回路には、減圧回路170が設けられており、この減圧回路170で約12Vの電圧が約5Vに減圧されて、発振回路100、位相比較回路120、メモリチップ150にそれぞれ供給される。一方、平滑化回路130に設けられたOPアンプおよび増幅回路140に設けられたOPアンプには、12V電圧が供給される。
図4に示すように、発振回路100は水晶やセラミックスなどの発振子101を用いて発振しており、約4[MHZ]の周波数を発振している。発振回路100は、駆動電源回路で約5[V]に減圧された電圧が印加されている。この5[V]の電圧を図6のAに示すような約4[MHZ]の矩形の波形の電圧Vに変換して共振回路110に出力している。
共振回路110は、抵抗R3と第1のコイルL1とからなる第1共振回路と、第1コイルL1と磁気的結合係数kで結合された第2のコイルL2からなる第2共振回路を有している。また、第1共振回路と第2共振回路とで共有される3つのコンデンサC1、C2、C3からなる共有コンデンサからなっている。このように、第1共振回路と第2の共振回路とでコンデンサを共有することで、第1の共振回路と第2の共振回路とを同等の共振特性とすることができる。第2のコイルL2は、第1のコイルL1と対向して設けられており、共振点を形成している。発振回路100からの出力Vは、抵抗R3を介して第1コイルL1に入力される。発振回路100からの出力Vを抵抗R3を介して第1コイルL1に入力することで、共振点での入力インピーダンスを大きくすることができる。また、抵抗R3によって、発振回路100が共振回路110の影響を受けて発振が安定しなくなるのを防止することができる。また、第1のコイルL1及び第2のコイルL2の自己インダクタンスは、8.15[μH]としている。
第2の共振回路は、第1のコイルL1に入力された電圧Vを共振点で打ち消すような電圧Vが第2のコイルL2から出力される。このとき、第1のコイルL1と第2のコイルL2との近傍にある現像剤111の透磁率により第1のコイルL1と第2のコイルL2間の相互インダクタンスが変化し、第2のコイルL2から出力される出力値Vが変化する。現像剤111の透磁率は、磁性キャリアと非磁性トナーとの混合比によって変化し、トナー濃度が低い場合は、現像剤の透磁率が高く、トナー濃度が高い場合は、現像剤の透磁率が低くなる。第2共振回路の第2コイルLから出力された電圧Vは、図6のBに示すようなSIN波となっており、図6のBの実線は、現像剤のトナー濃度が適正値の時の波形であり、図6のBの破線は、トナー濃度が適正値よりも低い時の波形である。このように、現像剤のトナー濃度が変化することで、共振点における相互インピーダンスが変化し、第2コイルL2から出力される波形に位相差が生じることがわかる。
第2共振回路の第2コイルLから出力された電圧Vは、図6のBに示すようなSIN波となっており、このSIN波が位相比較回路120に入力される。位相比較回路120は、入力されたSIN波を反転増幅するための反転増幅器IC2−2と、反転増幅器から出力された出力値Vと発振回路100からの出力値Vとを比較する比較器IC2−3を有している。反転増幅器IC2-2は、図示しない電源回路からの直流電圧と第2コイルL2から出力されたサイン波の交流電圧Vとを入力し、XOR演算を実行し、図6のCに示すような矩形の波形を出力する。比較器IC2−3は、図6のAに示す発振回路120からの出力Vと図6のCに示すような反転増幅器IC2−2からの出力Vとを入力してXOR演算を実行する。すると、図6のDに示すような位相成分のみが比較器IC2-3から出力される。
図6のDに示すように、実線で示すトナー濃度が適正の場合の比較器IC2-3から出力される出力波形に比べて、破線で示すトナー濃度が低い場合の比較器IC2-3から出力される出力波形のONの間隔が長くなっていることがわかる。
図6のDに示すような波形が位相比較回路から出力Vされて平滑化回路130に入力される。平滑化回路130は、OPアンプIC−1を備えており、このOPアンプから図6のEのようなフラットな波形が出力される。図6のEに示すOPアンプからの出力波形Vは、図6Dに示す波形の平均値である。実線は、トナー濃度が適正の場合の出力電圧V5−1であり、破線は、トナー濃度が適正値より低い場合の出力電圧V5−2である。このように、トナー濃度が適正値より低い場合の破線で示す出力電圧V5−2は、図6Dに示すように、出力波形のONの間隔が長くなっているため、出力電圧がトナー濃度適正の出力電圧V5−1にくらべて高くなっているのがわかる。
平滑化回路130からの出力値Vは、増幅回路140で増幅される。平滑化回路130から出力される出力値Vは、トナー濃度差が最大の場合でも、約0.5[V]位しか差が出ない。そこで、この増幅回路140で制御電圧Vcontと平滑化回路130から出力される出力電圧Vとの差分を4倍に増幅して、STセンサ26Yの出力電圧Voutが得られる。
STセンサ26Yは、センサ毎に特性のばらつきや、現像装置内の磁性キャリアの磁性などのばらつきにより、トナー濃度と出力電圧との関係にばらつきが生じる。そこで、現像装置20Yの交換時に制御電圧Vcontの調整を行い、トナー濃度を出力電圧の関係を所定の関係にする必要がある。このため、現像装置20Yを取り換えたとき、交換初期動作モードを実行して、制御電圧Vcontの調整を行っている。以下に、初期設定モードについて説明する。図7は、STセンサ26Yの制御電圧Vcontの調整するための制御フローである。まず、ユーザやサービスマンが現像装置20Yを交換して、交換初期動作モードを実行したかどうかチェックする(S1)。交換初期動作モードが実行されたら、STセンサでトナー濃度の検知を行う(S2)。ユーザやサービスマンが交換するための新品(または再生された)現像装置内の現像剤は、トナー濃度が予め所定値(5%)に調整されている。次に、画像形成装置内のメモリ(RAM)に記憶されている制御電圧VcontでSTセンサ26Yの出力電圧Voutを出力する。画像形成装置には、トナー濃度5%における基準出力電圧(3V)が記憶されており、STセンサ26Yの出力電圧Voutが、基準出力電圧(3V)となっているかどうかチェックする(S3)。STセンサ26Yの出力電圧Voutが、基準出力電圧(3V)となっていない場合は、STセンサ26Yの出力電圧Voutが基準出力電圧(3V)となるように、制御電圧Vcontを調整する(S4)。制御電圧の調整は、種々の方法を取ることができる。例えば、基準出力電圧と出力電圧との差分から、制御電圧の調整量を求める方法や、出力電圧をフィードバックして、徐々に基準出力電圧となるように制御電圧を調整する方法等を用いることができる。また、始めに、出力電圧が基準電圧から大きく外れるような制御電圧を入力して、次に始めに入力した制御電圧の半分の値を入力、その次は、更にその半分の制御電圧値を入力する。このように、除々に制御電圧の値を小さくしていき、出力電圧を基準出力電圧に近づける2分割法を用いることもできる。
STセンサ26Yの出力電圧Voutが基準の出力電圧(3V)となったら、変更した制御電圧Vcontが画像形成装置内に記憶されている基準制御電圧Vcontの所定範囲内(±1V)であるかどうチェックする(S5)。この基準制御電圧は、標準的なトナー濃度センサでトナー濃度5%のときの出力電圧(3.0V)になるように調整したときの制御電圧である。変更した制御電圧Vcontが基準制御電圧の所定範囲内である場合(S5のYES)は、画像形成装置内のメモリに記憶されている制御電圧値を変更した制御電圧値に書き換える(S6)。変更した制御電圧値を書き換えたら、現像剤を攪拌して、現像装置内のトナーの帯電量を上昇させる。次に、書き換えた制御電圧値を用いて、出力電圧Voutを目標電圧Vtref(トナー濃度7%のときの出力電圧約2.2V)になるように、現像剤にトナーを追加して攪拌する(S7)。
一方、変更した制御電圧Vcontが所定範囲外(±1V以上)であった場合(S5のNO)は、現像装置内のトナー濃度が5%の新品/再生された現像装置が装着された状態ではなく、トナー濃度が5%以外の古い現像装置が装着されている状態または、既にトナーが追加されて7%のトナー濃度とされている状態で誤って交換初期動作モードを実行された可能性が高いので、その旨を警告表示する(S9)。
なお、上記新品の現像装置内のトナー濃度は、5%と低いトナー濃度としているのは、以下の理由による。初期の現像装置内のトナーは、全く帯電しておらず、攪拌時にトナー飛散を起こしやすい。新品の現像装置内のトナー濃度を高くしていると、それだけ現像装置内のトナーの絶対量が多くなるので、それだけトナー飛散量が多くなる。このため、新品の現像装置内の現像剤のトナー濃度を5%と低く抑えておき、初期攪拌時のトナー飛散を抑えている。そして、攪拌によって、トナーの帯電量が増加してから、トナーを追加して7%のトナー濃度にすることで、トナー飛散を抑制することができる。
次に、STセンサ26の回路と同一基板上に設けられている、メモリチップ150について詳述する。上述したようにこのメモリチップ150は、STセンサ26と同一の電源回路から5Vに減圧された電源が供給されている。また、図4に示すように、このメモリチップ150を制御する制御電圧は、STセンサ26の出力電圧を制御する制御電圧Vcontを用いている。
このメモリチップ150には、感光体、現像剤、STセンサ26などのプロセスカートリッジに搭載された部品の製造ロットや使用履歴が記憶されている。また、このメモリチップ150には、STセンサ26の特性情報として、STセンサ26の感度(トナー濃度/出力電圧)や、基準制御電圧、基準出力電圧(3V)などを記憶している。さらに、プロセスカートリッジ自体の使用履歴も記憶している。このSTセンサ26の感度は、STセンサ製造時に基準となる磁性体を用いて測定したときの値である。なお、この磁性体の磁力は、現像剤のトナー濃度5%のときの現像剤の磁力と同程度の値である。このように、実際にSTセンサ26で測定した値から感度を得ているので、この感度の値は、STセンサ26固有の値である。基準制御電圧もまた、上記磁性体を測定したときの出力電圧を基準電圧3Vとなるように調整したときの制御電圧である。よって、基準制御電圧の値もまた、STセンサ26の固有の値である。
これらメモリチップ150に記憶されている情報は、適宜画像形成装置と通信を行うことで、記憶の更新などが行われる。メモリチップ150と画像形成装置との通信は、図2に示すように、STセンサ26と画像形成装置とを接続するコネクタ28を介して行われている。
図8は、STセンサ26と画像形成装置との通信を行う制御ブロック図である。図8に示すように、画像形成装置のCPUまたはASICは、各色のメモリチップを制御するマスタデバイス200を有している。このマスタデバイス200に各色のSTセンサ26Yに搭載されたメモリチップ150の信号線に接続されて通信が行われる。具体的には、各色のSTセンサ26に搭載されたメモリチップ150には、それぞれ固有のアドレスを所有しており、マスタデバイス200からアドレス指定をすることで1対1の通信ができるようになっている。また、各色のSTセンサには、CPUやASICからSTセンサへ制御電圧を生成するための回路(PWM1〜4)が各色毎に設けられている。また、STセンサ26がトナー濃度を検知することによって出力される出力電圧をCPUまたはASICに出力するための回路(ADC1〜4)が各色毎に設けられている。また、上記、マスタデバイス200とメモリチップ150の信号線との接続は、図2示すコネクタ28を介して行われる。
次に、トナー濃度センサの特性情報としての感度情報、基準制御電圧、基準出力電圧をSTセンサ26のメモリチップ150に記憶した場合の交換初期動作モードについて説明する。まず、STセンサ26のメモリチップ150と通信を行い、感度情報(トナー濃度/出力電圧)、基準制御電圧、基準出力電圧(3V)を読み出す。次に、上述同様、現像装置内のトナー濃度を検知して、基準出力電圧(3V)となるように制御電圧を調整する。そして、調整された制御電圧と、
基準制御電圧とを比べて、調整された制御電圧が±0.3V以内である場合は、STセンサに記憶されている制御電圧の値を画像形成装置の不揮発性メモリに書き込む。画像形成装置の不揮発性メモリに書き込んだら、メモリチップに記憶されている感度情報(トナー濃度/出力電圧)に基づいて、トナー濃度7%のときの出力電圧(目標電圧)求める。そして、出力電圧Voutを求められた目標電圧Vtref(トナー濃度7%)になるように、現像剤にトナーを追加して攪拌する。一方、制御電圧が±0.3V以上の場合は、トナーを追加せずに、警告表示をする。
以上のように、メモリチップ150に記憶されている、トナー濃度センサ固有の基準制御電圧を用いることで、所定範囲を±1.0Vから、±0.3Vに狭めることができる。これは、上記の画像形成装置に記憶されている標準的なトナー濃度センサを用いて調整された制御電圧であるため、トナー濃度センサのばらつきを考慮に入れる必要があるため所定範囲を±1.0Vと広めに設定する必要がある。しかし、メモリチップ150に記憶されている基準制御電圧は、トナー濃度センサ固有の基準制御電圧であるので、所定範囲にトナー濃度センサのばらつきを考慮に入れる必要がない。このため、メモリチップ150に記憶されている基準制御電圧を用いる場合は、現像剤の磁性キャリアの磁性のバラツキのみを考慮にいれればよいので、所定範囲を±0.3Vと狭めることができる。よって、より精度の高い判定を実行することができる。
本実施形態においては、図4に示すように、STセンサの制御電圧Vcontを生成する回路をメモリチップ150の読み出し/書き込みを制御する信号と共有している。このため、メモリチップ150の読み出し/書き込みを制御する信号をSTセンサ26の制御電圧Vcontを生成する信号と同じように供給すると、メモリチップ150が誤動作する場合がある。そこで、本実施形態においては、メモリチップ150が誤動作しないように、STセンサに供給する制御信号を制御して、メモリチップの誤動作を抑制している。以下に、この制御について説明する。
図9は、電源ON時の初期動作に行うチェックフローである。図10乃至図12は、画像形成装置とSTセンサ26との制御信号を示した図である。図9に示すように、まず、画像形成装置の電源がONされたら、プロセスカートリッジがセットされているかどうかの検知制御を行う(S11)。このプロセスカートリッジの検知は、まず、マスタデバイス200(IC)の制御を停止して、図10に示すように、SCLとSDAを非アクティブ状態とする(S12)。これにより、各色のメモリチップ150と画像形成装置との間では通信が行われず、制御電圧Vcontが印加されても、メモリチップの書き込み/読み出しは、行われない。次に、図10に示すように各色に制御電圧Vcont1〜Vcont4をそれぞれ印加して(S13)、各色のトナー濃度の検知を行う(S14)。このときの各色の制御電圧は、それぞれのセンサに応じた制御電圧である必要はなく、任意に設定された電圧でよい。各色のトナー濃度の検知を行ったら、各色それぞれの出力電圧Vout1〜Vout4を画像形成装置に出力する。画像形成装置は、各色毎の出力電圧Vout1〜Vout4を検知して2.5V以上であるかどうかチェックする(S15)。2.5V以下の出力電圧の場合(S15のNo)は、画像形成装置内にセットされていないプロセスカートリッジがあるので、その旨を警告表示する。出力電圧が2.5V以上の場合(S15のYES)は、プロセスカートリッジが画像形成装置内に正常にセットされているので、次の制御を実行する。
プロセスカートリッジが画像形成装置内に正常にセットされている場合は、次に画像形成装置にセットされたプロセスカートリッジが新品であるかどうかをチェックする制御を実行する(S18)。新品のプロセスカートリッジには、STセンサのメモリチップに新品フラグが記憶されている。そして、上記メモリチップと画像形成装置と通信を行い、メモリチップに新品フラグが記憶されているかどうかで画像形成装置内のプロセスカートリッジが新品のプロセスカートリッジであるかどうかチェックするようにしている。プロセスカートリッジの新品制御フローは、まず、画像形成装置からSTセンサに出力される制御電圧の信号をすべて100%LOWの状態とする(S19)。そして、図11に示すように、Y色のSTセンサに印加する制御電圧Vcont1を100%HIの状態とする(S20)。次に、マスタデバイス(I2C)の通信制御を開始する(S21)。具体的には、画像形成装置のマスタデバイスからアドレス指定の信号と、新品フラグの読み出しの信号がY色のメモリチップに送信される。このとき、M、C、KのSTセンサには、制御電圧Vcont2〜Vcont4が印加されていないので、Y色への読み出し信号に対して他の色のメモリが誤動作することがない。Y色のメモリチップは、この信号を受けて、記憶されている新品フラグの情報を、図11に示すような100/400[KHZ]のシリアルクロック(データ転送クロック)と、シリアルデータによって画像形成装置に送信する(S22)。画像形成装置は、Y色のメモリチップ150Yから送信されたデータから新品フラグがあるかどうかをチェックして(S23)、ある場合(S23のYES)は新品と判断し、ない場合(S23のNO)は使用品のプロセスカートリッジと判断する。そして、Y色のプロセスカートリッジが新品である場合(S24のYES)は、画像形成装置からY色のメモリチップに新品フラグを解除する信号を送信して、Y色のメモリチップに記憶されている新品フラグを解除する(S25)。また、プロセスカートリッジとトナーボトルが別々に設けられており、新品時には、現像装置内にトナーが搭載されていないようなプロセスカートリッジが着脱されるような画像形成装置の場合は、上記新品フラグを解除する信号の他にY色の色コードをメモリチップに書き込む信号を送信する。
プロセスカートリッジの新品検知の制御が終わったら、次に誤セット検知の制御を行う(S26)。この誤セット検知のフローは、プロセスカートリッジの新品検知とほぼ同じ制御フローで行うことができる。すなわち、誤検知の制御の場合は、画像形成装置とSTセンサのメモリチップとの通信を行ってメモリチップから読み出す情報が新品フラグの情報から、色情報に変更されただけである。つまり、Y色の制御電圧のみを100%HI状態として、Y色の場所に装着されているプロセスカートリッジのメモリチップと通信を行い、色情報を読み出す。メモリ内の色情報がY色の色情報である場合(S27のYES)は、プロセスカートリッジが正しい位置に装着されていると判断する。また、メモリチップの色情報がY色の情報でない場合(S27のNO)は、異常と判断する。誤セット検知によって、異常と判断された場合(S28のYES)は、その旨をエラー表示する(S29)。
メモリ内の色情報がY色の色情報である場合(S28のNO)は、次に、画像形成装置と通信を行い、Y色メモリチップに記憶されている内容を読み出す(S30)。具体的には、図12に示すように、新品検知や誤セット検知と同様に、Y色の制御電圧Vcont1のみを100%HI状態として他の色(M、C、B)の制御電圧Vcont2〜Vcont4を100%LOW状態とする。そして、画像形成装置は、Y色のメモリチップに記憶されている情報を画像形成装置に送信するようにY色のメモリチップに信号を発信する。Y色のメモリチップは、シリアルクロックとシリアルデータからなる通信信号を発信して、画像形成装置へメモリチップに記憶されている情報を送信する。画像形成装置に送信する情報としては、プロセスカートリッジ内の部品の使用履歴や、プロセスカートリッジ自体の使用履歴情報などである。そして、これらの使用履歴情報の更新を行い、この更新した情報をメモリチップに送信して、メモリチップに記憶させる。(S31)。これら、メモリチップに記憶されたプロセスカートリッジ内の使用履歴は、プロセスカートリッジがリサイクルされるときに情報を読み出し、寿命がきた部品のみが交換されて、再生プロセスカートリッジとして再生される。
また、メモリチップに製造ロットなどを記憶しておき、上記メモリチップの内容を読み出すときに、この情報も読み出してこの製造ロットから、この画像形成装置に装着されたプロセスカートリッジが正規品かどうかを判断するようにしてもよい。画像形成装置に装着されたプロセスカートリッジの製造ロットが正規でない場合は、画像形成をできなくしたり、画像形成条件を換えて劣化した画像を形成したりするなどして、ユーザにプロセスカートリッジの交換を促す。また、また、プロセスカートリッジが故障した際、この製造ロットから、製造の履歴を遡って調査することができ、故障発生の原因解析などを容易に行うことができる。
また、上記メモリチップの内容を読み出すときに、メモリチップの記憶されている部品の使用履歴や、プロセスカートリッジ自体の使用履歴から、プロセスカートリッジの寿命や劣化状態を把握するようにしてもよい。この寿命の把握は、メモリチップに部品やプロセスカートリッジ使用履歴のほかにプロセスカートリッジの部品およびプロセスカートリッジの保証期間や限界コピー枚数などを記憶しておく。そして、メモリチップから部品の使用履歴とともに、上記保証期間や限界コピー枚数などの寿命情報も読み出す。そして、画像形成装置内のCPUで使用経歴と寿命情報とを比べて、使用履歴が寿命情報より上回っていた場合は、プロセスカートリッジの寿命がきたとして、警告表示する。このようなプロセスカートリッジの寿命検知は、電源ON時の初期動作に限らず、例えば、所定枚数コピーを実行したときにする等、所定のタイミングで行うことが可能である。なお、上記部品は、プロセスカートリッジ内の感光体や現像ローラのほかに、現像装置や帯電装置などの装置も示している。
劣化状態の把握は、読み出された使用履歴情報からプロセスカートリッジの劣化状態を把握する。そして、この劣化状態に合わせて、現像条件等を変更するようにする。
また、上記メモリチップの内容を読み出すときに、このSTセンサ固有の感度(トナー濃度/出力電圧)及び検知レベル(制御電圧/出力電圧)を読み出して、この情報を画像形成装置のメモリに記憶させる。感度情報は、トナー濃度制御のときに用いられ、検知レベルの情報は、上述した交換初期動作モードの時にそれぞれ画像形成装置から読み出される。
このように、Y色の位置に装着されたプロセスカートリッジのメモリチップと通信を行い、新品検知、誤セット検知、メモリチップに使用履歴などの書き込みを終了したら、次にM色の位置の装着されているプロセスカートリッジについて、新品検知、誤セット検知、メモリチップの情報更新の制御を行う。この制御フローは、Y色の位置に装着されているプロセスカートリッジで行った制御フローとほぼ同じである。M色の位置に装着されたプロセスカートリッジのメモリと通信を行う場合は、M色の位置の制御電圧Vcont2を100%HI状態として、他の制御電圧Vcont1、Vcont3、Vcont4を100%LOW状態としメモリチップとの通信を行う。このようにして、M色の位置の新品検知、誤セット検知、メモリチップの情報の更新を行ったら、C色の位置、K色の位置に装着されているプロセスカートリッジについても同様な通信制御を行って、新品検知、誤セット検知、メモリチップの情報の更新を行う。
上記においては、ある色の位置に装着されているプロセスカートリッジについて新品検知、誤セット検知、メモリチップの情報更新を行った後に別の色の位置に装着されているプロセスカートリッジについて新品検知、誤セット検知、メモリチップの情報更新を行っている。しかし、これに限られず、例えば、Y色の位置に装着されているプロセスカートリッジについて新品検知を行った後に、M色、C色、K色の位置に装着されているプロセスカートリッジについてそれぞれ新品検知を行うようにしても良い。そして、各色の位置に装着されているそれぞれのプロセスカートリッジの新品検知が終わったら、各色の位置に装着されているそれぞれのプロセスカートリッジの誤セット検知を行う。各色の位置に装着されているそれぞれのプロセスカートリッジの誤セット検知が終わったら、各色の位置に装着されているそれぞれのプロセスカートリッジのメモリチップの情報を更新する。
次に、トナー濃度検知時における電圧制御について説明する。図13は、トナー濃度制御を行う場合の電圧制御のフローチャートである。図13に示すように、まず、各色の制御電圧Vcont1〜Vcont4を100%LOW状態とする(S41)。次に、画像形成装置内のマスタデバイス(IC)の制御を停止する(S42)。これにより、STセンサに制御電圧を生成する電圧が印加されても、STセンサ内のメモリチップが誤動作することがない。次に、図14に示すような、トナー濃度を検知するために画像形成装置に記憶されている各色所定のPWM信号で制御電圧を生成して出力する。そして、攪拌が終了したら(S44)、各色の出力電圧Vout1〜out4を読込ん(S45)で、これらの出力電圧に基づいて、上述したトナー濃度制御を実行する(S46)。制御電圧を生成する信号は、PWM信号であり、メモリを制御する信号(100%HI、100%LOW)と異なっている。よって、制御電圧を生成する信号でメモリが誤動作するのを抑制することができる。
本実施形態においては、メモリチップをSTセンサと同一基板に設けた例について説明したが、これに限られず、例えば、Pセンサと同一の基板にメモリチップを設けても良い。
(1)
以上、本実施形態の画像形成装置によれば、交換初期動作モードにおいて、現像装置内のトナー濃度を検知したときに得られる出力電圧VOUTを基準出力電圧(3V)に調整した制御電圧Vcontが基準制御電圧の±1V以内であるとき、制御電圧Vcontを調整した制御電圧に更新している。これにより、一度、交換初期動作モードが実行され、既に初期の5%のトナー濃度から良好に画像が形成できる7%のトナー濃度に変更されている現像装置について、再度、交換初期動作モードが実行されても、このとき得られた制御電圧は基準制御電圧の所定範囲外となる。よって、このときの制御電圧は、制御電圧記憶手段に記憶されないので、このときの制御電圧を用いてトナー濃度制御が行われることがない。その結果、再度、交換初期動作モードが実行されても、現像装置内のトナー濃度が7%以上になることが抑制されて、良好な画像を維持することができる。
(2)
また、本実施形態のトナー濃度センサは、このトナー濃度センサの特性情報を記憶する記憶手段としてのメモリチップ150を備えている。このように、トナー濃度センサにメモリチップを設けて、このメモリチップ150にトナー濃度センサ固有の特性情報を記憶させることで、このトナー濃度センサ固有の特性情報に基づきトナー濃度制御を行うことができる。よって、従来の一般的なトナー濃度センサの特性に基づいてトナー濃度制御を行うものに比べて、正確なトナー濃度制御を行うことができる。
(3)
また、本実施形態のトナー濃度センサによれば、上記特性情報を、基準出力電圧と、製造時にこのトナー濃度センサを用いて所定のトナー濃度を有する現像剤と同様の特性を有する基準器を測定したときの出力電圧を基準出力電圧とするために調整された基準制御電圧としている。これにより、交換初期動作モード実行時に基準制御電圧の所定範囲を狭めることができる。これは、標準的なトナー濃度センサを用いて調整された基準制御電圧を用いる場合は、トナー濃度センサのばらつきを考慮に入れる必要があるため所定範囲を±1.0Vと広めに設定する必要がある。しかし、トナー濃度センサ固有の基準制御電圧を用いれば、所定範囲にトナー濃度センサのばらつきを考慮に入れる必要がない。このため、メモリチップ150に記憶されている基準制御電圧を用いる場合は、現像剤の磁性キャリアの磁性のバラツキのみを考慮にいれればよいので、所定範囲を±0.3Vと狭めることができる。よって、より精度の高い判定を実行することができる。
(4)
また、本実施形態のトナー濃度センサによれば、上記特性情報を、製造時にこのトナー濃度センサを用いて、測定の基準となる基準器を測定したときの測定データから求められた感度情報としている。ここで、感度情報とは、トナー濃度と出力電圧との関係を示したもので、トナー濃度を縦軸とし出力電圧を横軸としたときの得られる傾き(トナー濃度/出力電圧)である。このように、メモリチップ150に記憶されている特性情報としての感度情報(トナー濃度/出力電圧)は、製造時に実際測定の基準となる基準器で測定した値に基づき求められたものであるため、トナー濃度センサ固有の値となっている。
一方、良好に画像形成が行うことができるトナー濃度(7%)になるための出力電圧2.2V(目標電圧)は、感度情報(トナー濃度/出力電圧)とトナー濃度5%における基準出力電圧3Vとから求めらる。本実施形態では、トナー濃度センサ固有の感度情報を用いているので、従来のような一般的な感度情報を用いて目標電圧を求めるものに比べて、正確な目標電圧を求めることができる。このため、トナーを追加して、トナー濃度センサの出力電圧を目標電圧にすれば、現像装置内のトナー濃度を7%にすることができる。よって、画像形成時にトナー過多によるトナー飛散や、トナー不足によるキャリア付着などが抑制され、良好な画像を得ることができる。
(5)
また、本実施形態のトナー濃度センサは、トナー濃度センサを駆動する駆動電源と、上記記憶手段を駆動する駆動電源とを同一とし、該記憶手段に供給する該駆動電源からの電圧を減圧する減圧手段を設けている。トナー濃度センサを駆動させる駆動電圧としては、最大12Vの電圧が必要であるため、駆動電源の電圧は12Vとしている。一方、記憶手段を駆動させる駆動電圧は、5Vである。よって、上述のように駆動電源の電圧を減圧手段で5Vに減圧してから記憶手段の駆動電圧として供給することで、トナー濃度センサの駆動電源と記憶手段の駆動電源とを同一とすることができる。これにより、トナー濃度センサの駆動電源への回路と記憶手段の駆動電源への回路とを共通化することができ、回路基板を小さくすることができる。よって、STセンサ26を小型化することができる。
(6)
また、本実施形態のトナー濃度センサは、上記トナー濃度センサの出力電圧を制御する制御電圧の信号線と、上記記録手段の書き込み/読み出しを制御する信号線とを同一としている。これにより、回路基板を小さくすることができ、STセンサを小型化することができる。
(7)
また、トナー濃度を検知するときの制御電圧は、図13に示すようにHI/LOWの間隔を変化させることで所定の電圧値を得る所謂PWM信号で制御電圧を生成している。上述のように記憶手段の書き込み/読み出しを制御する信号線とトナー濃度検知の制御電圧の信号線とが同一の場合、記憶手段の書き込み/読み出しを制御する信号をトナー濃度検知の制御電圧生成する信号と同じPWM信号とすると以下のような不具合がある。すなわち、トナー濃度検知の制御電圧を生成するための信号を記憶手段の書き込み/読み出しを制御する信号と間違えて記憶手段が誤動作してしまう不具合である。そこで、本実施形態のトナー濃度センサは、記憶手段の書き込み/読み出しを制御する信号を、記憶手段の書き込み/読み出し中においてHIまたはLOWのいずれかの一方の値のみをとる信号としている。これにより、トナー濃度検知の制御電圧を生成する信号と記憶手段の書き込み/読み出しを行う信号とを異ならせることができ、トナー濃度検知の制御電圧を生成する信号によって記憶手段が誤動作することを抑制することができる。
(8)
また、本実施形態の画像形成装置は、プロセスカートリッジに記憶手段と、該記憶手段の通信部と画像形成装置の通信部とを接続するための通信接続部と、該トナー濃度センサの電気回路を画像形成装置本体側の電気回路に接続するための回路接続部とを備えている。そして、上記通信接続部を回路接続部に設けている。これにより、従来のように、プロセスカートリッジ装着時に、通信接続部と回路接続部とをそれぞれ別々に接続する必要がない。すなわち、トナー濃度センサの電気回路と画像形成装置本体側の電気回路とを接続するための回路接続部を接続するだけで、記憶手段の通信部と画像形成装置の通信部とを接続することができる。よって、接続作業をひとつ削減することができ、プロセスカートリッジの装着作業性を向上することができる。
(9)
また、本実施形態の画像形成装置は、上記記憶手段には、上記プロセスカートリッジに関する製造情報が記憶されている。この製造情報から、この画像形成装置に装着されたプロセスカートリッジが正規品かどうかを判断することができる。また、プロセスカートリッジが故障した際、この製造情報から、製造の履歴を遡って調査することができ、故障発生時の原因解析などを容易に行うことができる。
(10)
また、本実施形態の画像形成装置は、上記記憶手段にプロセスカートリッジの使用履歴が記録されている。この記憶手段に記憶されている使用履歴を用いて、プロセスカートリッジの劣化状態を把握して、現像条件などの作像条件をプロセスカートリッジの劣化状態に合わせて適宜変更することができる。これにより、良好な画像を維持することができる。また、プロセスカートリッジの使用履歴からプロセスカートリッジの寿命を把握することができる。
(11)
また、本実施形態の画像形成装置は、記憶手段にプロセスカートリッジに搭載された部品の使用履歴が記憶されている。この部品の使用履歴に基づき、プロセスカートリッジ内の寿命がきた部品のみを交換して、プロセスカートリッジの再生を行うことができる。
(12)
また、本実施形態の画像形成装置は、上記した(2)〜(8)のトナー濃度センサを用いている。これにより、正確なトナー濃度検知、トナー濃度制御、交換初期動作モードを実行することができる。
(13)
また、本実施形態の画像形成装置は、画像形成装置内に上記記憶手段に書き込み/読み出しを要求する要求手段としてのマスタデバイスを備えており、トナー濃度検知を行っているとき、該マスタデバイスの制御が停止している。これにより、トナー濃度検知実行中にトナー濃度センサの制御電圧によりメモリチップが誤動作しても、画像形成装置と通信が行われて、記憶手段内のデータが更新されるなどの不具合を防止することができる。
実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。 同プリンタにおける4つのトナー像形成部のうち、Y用のトナー像形成部を転写ユニットの一部とともに示す拡大構成図。 同転写ユニットの要部構成を示す拡大構成図。 STセンサの回路図。 各回路に駆動電源を供給する電源回路を示した図。 各回路から出力される波形を示した図。 STセンサの制御電圧の調整するための制御フローを示した図。 STセンサと画像形成装置との通信を行う制御ブロック図。 電源ON時の初期動作に行うチェックフローを示した図。 プロセスカートリッジセット検知における制御信号を示した図。 プロセスカートリッジ新品検知/誤セット検知における制御信号を示した図。 メモリチップの書き込み/読み込みを行うときの制御信号を示した図。 トナー濃度制御を行う場合の電圧制御のフローチャートである。 トナー濃度制御を行うときの制御信号を示した図。
符号の説明
10Y,M,C,K プロセスカートリッジ
11Y,M,C,K 感光体(無端移動体)
20Y,M,C,K 現像装置
26Y、M、C、K STセンサ
60 紙搬送ベルト(中間部材、無端状ベルト)
63Y,M,C,K 転写バイアスローラ

Claims (9)

  1. 磁性粒子とトナーとからなる二成分現像剤を収容し、該二成分現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度センサを備え、装置本体に対して着脱可能に装着される現像剤収容器に、該トナー濃度センサの検知結果に基づいてトナーを供給する画像形成装置であって、
    該現像剤収容器が画像形成装置に装着されたときに、トナー濃度検知を行ってトナー濃度センサから得られる出力電圧が、予め記憶しておいた基準出力電圧となるように、得られる出力電圧を制御する制御電圧を調整し、調整した制御電圧が、所定範囲内にあるときのみ、制御電圧記憶手段に記憶されている制御電圧を、該調整した制御電圧に更新し、該更新した制御電圧を用いて該現像剤収容器内の現像剤のトナー濃度を所望のトナー濃度となるようにトナー補給を行う交換初期動作モードを備え
    上記トナー濃度センサは、該トナー濃度センサの特性情報を記憶するトナー濃度センサ記憶手段を備え、
    上記制御電圧の信号線と、上記トナー濃度センサ記憶手段の書き込み/読み出しを制御する信号線とを同一とし、
    上記制御電圧は、電圧がHI/LOWに所定間隔で切り換わるPWM信号を用いて生成されており、上記トナー濃度センサ記憶手段の書き込み/読み出しを制御する信号は、該トナー濃度センサ記憶手段が書き込み/読み出し中において電圧がHIまたはLOWのいずれかの一方の値のみをとる信号であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項の画像形成装置において、
    上記特性情報は、上記基準出力電圧と、上記所定範囲を決めるための基準制御電圧とを有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2の画像形成装置において、
    上記特性情報は、製造時に該トナー濃度センサを用いて、測定の基準となる基準器を測定した値に基づいて算出されたトナー濃度センサの感度情報を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1、2または3の画像形成装置において、
    上記トナー濃度センサを駆動する駆動電源と、上記トナー濃度センサ記憶手段を駆動する駆動電源とを同一とし、該駆動電源からの電圧を減圧する減圧手段を設け、上記トナー濃度センサ記憶手段に供給される駆動電源からの電圧は、該減圧手段を介して供給されることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1、2、3または4の画像形成装置において、
    静電潜像を担持する像担持体と、上記現像剤収容器と、該現像剤収容部内の現像剤を担持する現像剤担持体と、上記トナー濃度センサとを備えた現像装置とが一体となって画像形成装置本体内から着脱可能なプロセスカートリッジを備え、
    該プロセスカートリッジにはカートリッジ記憶手段と、該カートリッジ記憶手段の通信部と画像形成装置の通信部とを接続するための通信接続部と、該トナー濃度センサの電気回路を画像形成装置本体側の電気回路に接続するための回路接続部とが設けられており、該通信接続部は、該回路接続部に設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項の画像形成装置において、
    上記カートリッジ記憶手段には、上記プロセスカートリッジに関する製造情報が記憶されていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項5または6の画像形成装置において、
    上記カートリッジ記憶手段には、上記プロセスカートリッジの使用履歴が記憶されていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項5、6または7の画像形成装置において、
    上記カートリッジ記憶手段には、上記プロセスカートリッジに搭載された部品の使用履歴が記憶されていることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1乃至8いずれかの画像形成装置において、
    画像形成装置内に上記トナー濃度センサ記憶手段に書き込み/読み出しを要求する要求手段を備えており、トナー濃度検知を行っているとき、該要求手段の制御が停止していることを特徴とする画像形成装置。
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