JP4667680B2 - フィルム冷却装置、フィルム冷却方法および薬剤バッグの製造方法 - Google Patents

フィルム冷却装置、フィルム冷却方法および薬剤バッグの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂フィルム同士を熱溶着して袋体など製造する工程で使用されるフィルム冷却装置、フィルム冷却方法およびこの冷却方法を利用した薬剤バッグの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
樹脂フィルムは、袋体に加工され各種包装材などとして広く使用されている。例えば、患者に薬剤を点滴する際などに使用される薬剤バッグは、通常、薬剤を保持する樹脂フィルム製の袋体と、この袋体に薬剤を投入したり、または、袋体から薬剤を排出したりするための樹脂製の筒部材とを備えて構成されている。
このような形態の薬剤バッグを製造する場合には、まず、インフレーション法、キャスト法、Tダイ法などにより得られたフィルムから筒状フィルムを製造し、これを所望の長さに切断する。ついで、筒状フィルムの両端部をヒートシールブロックで挟むなどして熱溶着し、密封する。なお、この際、少なくとも一方の端部に筒部材を一体に熱溶着する。ついで、熱溶着された部分を金属製の冷却ブロックなどで挟んで冷却することにより、袋体と筒部材とが一体化された薬剤バッグが得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、筒状フィルムの両端部を熱溶着すると、熱溶着した部分はフィルム加工時に付与された応力が熱によって開放され、フィルム加工時のフィルム流れ方向に縮む傾向がある。よって、熱溶着後にそのまま冷却ブロックで冷却すると、熱溶着した部分と熱溶着していない部分との境界でフィルムが捩れてしまうという問題があった。また、このような捩れを解消するために冷却ブロックでフィルムを挟み、押さえ込んでも、皺が発生したり、熱溶着部分にピンホールが発生する場合もあった。
【0004】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、熱溶着された樹脂フィルムの熱溶着部分の縮みや、このような縮みに起因する皺やピンホールを抑制しつつ冷却することのできるフィルム冷却装置およびフィルム冷却方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のフィルム冷却装置は、2つの冷却面を備え、これらの冷却面を近づけてフィルムを挟んで冷却する冷却手段と、フィルムをその外方の一方向に向けて引張る引張り手段とを備え、該引張り手段は、前記冷却面の少なくとも一方に、該冷却面から突出するように付勢されて設けられた1つ以上の引張り部材を備え、該引張り部材は、前記冷却面同士を近づけるにともなって、フィルムの表面に当接してこれを引張るように作動し、前記2つの冷却面がフィルムに密着した際には該冷却面内に収納可能であることを特徴とする。
前記引張り部材は、前記冷却面内に軸着されていることが好ましい。
前記引張り部材におけるフィルムと当接する部分は、ロール面状に形成されていることが好ましい。
前記当接する部分は、凹凸が形成されていることが好ましい。
前記引張り部材は、フィルムを介して対向するように前記各冷却面にそれぞれ1つ以上設けられていることが好ましい。
本発明のフィルム冷却方法は、2つの冷却面を近づけて、これら冷却面でフィルムを挟んで冷却する冷却工程を有するフィルム冷却方法であって、前記冷却面の少なくとも一方に、該冷却面から突出するように付勢されて設けられ、前記冷却面を近づけるにともなって、フィルムの表面に当接して、該フィルムをその外方の一方向に向けて引張るように作動する1つ以上の引張り部材で、フィルムを引張りながら前記冷却工程を行うことを特徴とする。
本発明の薬剤バッグの製造方法は、フィルムから形成された薬剤バッグの製造方法であって、2つの冷却面を近づけて、これら冷却面でフィルムを挟んで冷却する工程を有し、該工程は、前記冷却面の少なくとも一方に、該冷却面から突出するように付勢されて設けられ、前記冷却面を近づけるにともなって、フィルムの表面に当接して、該フィルムをその外方の一方向に向けて引張るように作動する1つ以上の引張り部材で、フィルムを引張りながらなされることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のフィルム冷却装置の一実施形態として、薬剤が充填される薬剤バッグを製造する工程において、その薬剤バッグに使用されているフィルムを冷却するためのフィルム冷却装置を例に挙げて説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるフィルム冷却装置10の所定の位置に、図2に示す薬剤バッグ20が配置された状態を概略的に示す側面図である。ここで使用されている薬剤バッグ20は、インフレーション法、キャスト法、Tダイ法などにより得られたフィルムから製造された筒状フィルム21の両端部が熱溶着により密封され、下端には樹脂製の筒部材22が一体に熱溶着されて形成されたものであって、図1の例のフィルム冷却装置10は、筒状フィルム21の下端の熱溶着部分21aを冷却するものである。また、この例では、筒状フィルム21のフィルム成形時におけるフィルム流れの方向が図中上下方向になっている。
【0007】
図1の例のフィルム冷却装置10は、2つの冷却ブロック12、13を備えた冷却手段11を有している。冷却ブロック12、13には冷却面12a、13aが形成され、これらの冷却ブロック12、13を図中矢印方向に相対移動させて冷却面12a、13a同士を互いに近づけ、冷却面12a、13aの間に配された筒状フィルム21を両面から挟んで押圧することによって、この筒状フィルム21の下方の熱溶着部分21aを冷却するものである。
【0008】
なお、この例のフィルム冷却装置10は、図2に示す薬剤バッグ20における筒状フィルム21の下端の熱溶着部分21aを冷却するためのものであるので、図3に示すように、冷却ブロック12、13の冷却面12a、13aには、これらで筒状フィルム21を挟んだ場合に、この筒状フィルム21における熱溶着されていない部分と、筒部材22が配された部分には冷却面12a、13aから圧力が加わらないように、これらの部分の形状に沿ったくり抜き部12b、13bが形成されている。このくり抜き部12b、13bによって、薬剤バッグ20を冷却面12a、13aで挟んだ場合に、冷却する必要のない部分には、冷却面12a、13aから不要な圧力がかからないようになっている。
【0009】
また、冷却ブロック12、13の大きさ(体積)は、冷却ブロック12、13を構成している材質の比熱や、冷却対象である筒状フィルム21の温度、所望の冷却の度合いなどに応じて適宜設定できる。また、冷却面12a、13aの大きさも、筒状フィルム21における冷却対象の部分を十分挟める面積、例えば、目的とする部分の1.1〜1.5倍程度の面積であればよく、適宜設定できる。
【0010】
冷却ブロック12、13は熱伝導率に優れる金属からなり、金属としては、例えば、アルミニウム、銅、鉄、真鍮、ステンレスなどを使用できる。また、この冷却ブロック12、13の内部に、冷媒を流すためのパイプを備えて、冷却水などの冷媒により冷却ブロック12、13を適宜冷却できるようにしてもよい。
また、冷却ブロック12、13の冷却面12a、13aにフッ素加工などの表面処理を施して、熱溶着された直後の溶融軟化した樹脂フィルムを挟んだ場合でも、樹脂フィルムがその表面に付着しないようにしてもよい。
【0011】
このフィルム冷却装置10は、フィルムをその外方の一方向、この例おいては筒状フィルム21の成形時のフィルム流れの方向に沿う下方に向けて引張る引張り手段14を有し、この引張り手段14は、2つの冷却面12a、13aにそれぞれ2つずつ形成された引張り部材15を備えて構成されている。
図4は、図1のフィルム冷却装置10の要部の拡大縦断面図であり、各引張り部材15は、各冷却面12a、13a内に備えられた支軸15aを中心として一定の角度内で回動可能なように軸着されていて、少なくとも先端部、すなわち、後述するフィルムと当接する部分15bは冷却面12a、13aから突出するように図示略のバネにより付勢されている。
【0012】
そして、詳しくは後述するが、筒状フィルム21を冷却する際において、冷却面12a、13a同士を近づけるにともなって、冷却面12a、13aから突出した引張り部材15の先端部分が、まず、筒状フィルム21の表面に両面から当接する。ついで、さらに冷却面12a、13a同士を近づけることによって、引張り部材15の先端部が筒状フィルム21と当接したままで図4中の矢印方向に向けて支軸15aを中心として回動し、筒状フィルム21を下方に引張ることができるようになっている。そして、さらに冷却面12a、13a同士を近づけ、冷却面12a、13aが筒状フィルム21に密着した際には、各引張り部材15はそれぞれ冷却面12a、13a内に収納され、冷却面12a、13aがフィルムに密着することを妨げないようになっている。
【0013】
また、この例の引張り部材15において、冷却面12a、13aから突出し、筒状フィルム21と当接する部分15bは、引張る方向と略垂直方向に2本の溝15cが形成された、すなわち凹凸が形成されたロール面状となっていて、筒状フィルム21の表面でその部分15bが滑ってしまうことなく、確実に密着しつつ下方に引張ることが可能となっている。
【0014】
また、ロール面状に形成された筒状フィルム21との当接部分15bの中心角θには特に制限はなく、所望の引張りの程度などに応じて適宜設定できるが、中心角θが30〜60°であることが好ましい。中心角θがこのような範囲内のロール面状に形成されると、筒状フィルム21を確実にとらえて、下方に引張る効果が十分に発現する。また、冷却面12a、13かaら突出する程度も特に制限はなく、中心角θの場合と同様に所望の引張りの程度などに応じて適宜設定できるが、筒状フィルム21が上記したような薬剤バッグ20(140mm×350mm)用途の場合には、通常1〜10mm程度の長さが突出するように設定する。また、引張り部材15の大きさも対象となるフィルムの大きさなどに応じて適宜設定すればよいが、この例の場合では、図3中に符号Wで示す幅が15〜40mm、図4中符号Dで示す厚みが8〜20mm、符号Lで示す長さが10〜20mm程度のものが使用される。
【0015】
引張り部材15は、冷却ブロック12、13と同様に、熱伝導率に優れる金属からなることが好ましく、金属としては、例えば、アルミニウム、銅、鉄、真鍮、ステンレスなどを使用できる。また、筒状フィルム21と当接する部分15bに耐熱性の優れたフッ素系ゴムなどを備え、筒状フィルム21と当接した場合に、より滑らないようにしてもよい。
【0016】
また、この例では、一方の冷却面12aに設けられた引張り部材15と、他方の冷却面13aに設けられた引張り部材15とは、筒状フィルム21を介して対向するように配置されている。よって、冷却面12a、13a同士を近づけると、対向した引張り部材15が筒状フィルム21の特定箇所を両面からしっかりととらえることができ、より効果的に筒状フィルム21を下方に引張ることができる。
さらに、この例では、各冷却面12a、13aに配置された引張り部材15は、図3中Aで示す、冷却面12a、13aにおける引張り方向と平行な中心線に対して、対称に配置されている。よって、筒状フィルム21を左右均等に下方に向けて引張ることができる。
【0017】
次に、図1の例のフィルム冷却装置10を使用して、薬剤バッグ20の筒状フィルム21を冷却する方法を説明する。
まず、図1に示すように、冷却面12aと冷却面13aとの間に、薬剤バッグ20を配置する。この際、冷却面12a、13aで筒状フィルム21を挟んだ場合に、所望の部分、すなわちこの例では、筒状フィルムの下端の熱溶着部分21aが冷却面12a、13aに接し、一方、筒状フィルム21における熱溶着されていない部分と、筒部材22が配された部分には圧力が加わらないように、これらの部分と、くり抜き部12b、13bとが対応するように配置する。
【0018】
ついで、図5に示すように、冷却面12a、13a同士を徐々に近づけていく。すると、冷却面12a、13aが筒状フィルム21に密着する前に、まず、これら冷却面12a、13aに設けられた引張り部材15のロール面状に形成されたフィルムと当接する部分15bが、筒状フィルム21に接する。そして、さらに図6に示すように冷却面12a、13a同士を近づけていくと、引張り部材15は、筒状フィルム21と当接したままの状態で、支軸15aを中心に矢印方向に回動する。すると、筒状フィルム21は引張り部材15によって下方に引っ張られ、一方、引張り部材15はしだいに冷却面12a、13a内に収納されていく。そして、図7に示すように、冷却面12a、13a同士をさらに近づけて、冷却面12a、13aが筒状フィルム21に密着するまで、引張り部材15は、筒状フィルム21をそのロール面状の当接する部分15bで確実にとらえて下方に引張り、冷却面12a、13a同士が筒状フィルム21に密着した時点で、それぞれ冷却面12a、13a内に完全に収納される。
このようにして、所定の時間および圧力で筒状フィルム21を挟んで冷却工程を行った後、冷却面12a、13a同士を再び離すことによって、引張り部材15は図示略のバネの作用によって、冷却面12a、13aから突出する方向に付勢された図1の状態に戻る。
【0019】
このように図示例のフィルム冷却装置10を使用すると、熱溶着時の熱によって、フィルム加工時に付与された応力が開放され、フィルム流れの方向、すなわちこの例では上下方向に縮む傾向がある筒状フィルム21を、下方に引張り、縮まないように力を加えた上で、これを確実に冷却することができるので、皺、シール部分の薄肉化、ピンホールのない外観に優れた筒状フィルム21を得ることができる。また、このようなフィルム冷却装置10によれば、フィルムを引張り部材15を備えた冷却面12a、13aで挟むという容易な操作だけで、筒状フィルム21を引張り、その状態を維持したままで冷却することができ、作業工程が簡単であり、生産性にも優れる。また、冷却面12a、13a同士を離すだけで、引張り部材15は再び冷却面12a、13aから突出した状態に戻るため、大量のフィルムの連続的な冷却も容易に行える。
また、あらかじめ、筒状フィルム21における引張り部材15との当接箇所を、その後、切断除去される不要部分に対応させておくことによって、得られた筒状フィルム21に、引張り部材15との接触に起因するキズなどが残ることもない。
【0020】
なお、この例においては、薬剤バッグ20の袋体を構成する筒状フィルム21の下端の熱溶着部分21aを冷却する場合について説明したが、冷却対象のフィルムの形態、用途には特に制限はなく、冷却時に引張る必要のある任意のフィルムについて使用することができる。また、フィルムの材質は、例えばポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂などの熱可塑性樹脂を使用でき、特に制限はない。
【0021】
また、以上の説明においては、引張り部材15は図示略のバネにより付勢されたものを例示したが、冷却面12a、13aがフィルムに密着した場合に、冷却面12a、13a内に収納可能である限りは、空気シリンダやマイクロモータなどの制御手段により付勢されているものでもよい。
【0022】
また、引張り部材15として、引張り部材15におけるフィルムと当接する部分15bが、ロール面状に形成されているものとしては、以上の説明において図示したものの他に、例えば図8に示すように、ローラを特定の中心角θで切り出した形態の部分ローラを使用してもよい。
そのほかにも引張り部材15としては、冷却面12a、13a同士を近づけるにともなって、フィルムの表面に当接してこれを引張るように作動し、冷却面12a、13aがフィルムに密着した際に冷却面12a、13a内に収納される形態のものであればよく、例えば、図9の縦断面図および図10の斜視図に示すようなフィルムをその先端で引っかけて引張る形態の引張り部材15を使用してもよい。また、図11に示すような形態の引張り部材15を使用してもよい。
【0023】
また、この例では、一方の冷却面12aに設けられた引張り部材15と、他方の冷却面13aに設けられた引張り部材15とは、筒状フィルム21を介して対向するように配置され、かつ、各冷却面12a、13aに配置された引張り部材15は、図3中Aで示す中心線に対して、対称に配置されている。しかしながら、引張り部材15は、必要に応じて、冷却面12a、13aの任意の場所に任意の数で設置することができ、場合によっては、冷却面12a、13aのいずれか一方にのみ設置されていてもよい。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のフィルム冷却装置およびフィルム冷却方法によれば、熱溶着などの熱処理の後、縮む傾向があるフィルムを、外方の一方向に引張り、縮まないように力を加えた上で、これを確実に冷却することができるので、皺、シール部分の薄肉化、ピンホールのない外観に優れたフィルムを得ることができる。また、このような方法によれば、フィルムを引張り部材を備えた冷却面で挟むという容易な操作だけで、筒状フィルムを引張る工程と、その状態を維持したままで冷却する工程とを一工程で行うことができ、作業が簡単で、生産性にも優れる。また、大量のフィルムの連続的な冷却も容易に行える。
本発明のフィルム冷却装置およびフィルム冷却方法は様々な用途のフィルムに対して適用でき、例えば、フィルムから形成された薬剤バッグを製造する際に適用すると、外観の優れた薬剤バッグを効率的に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態であるフィルム冷却装置の所定位置に、筒状フィルムを備えた薬剤バッグが配置された状態を示す側面図である。
【図2】 図1の薬剤バッグの平面図である。
【図3】 図1のフィルム冷却装置に備えられた冷却ブロックの斜視図である。
【図4】 図1のフィルム冷却装置の要部の拡大縦断面図である。
【図5】 図1のフィルム冷却装置を使用して、図2の薬剤バッグの筒状フィルムを冷却する工程を示す説明図である。
【図6】 図1のフィルム冷却装置を使用して、図2の薬剤バッグの筒状フィルムを冷却する工程を示す説明図である。
【図7】 図1のフィルム冷却装置を使用して、図2の薬剤バッグの筒状フィルムを冷却する工程を示す説明図である。
【図8】 本発明のフィルム冷却装置の他の一形態を示す縦断面図である。
【図9】 本発明のフィルム冷却装置の他の一形態を示す縦断面図である。
【図10】 図9のフィルム冷却装置に備えられた引張り部材の斜視図である。
【図11】 本発明のフィルム冷却装置に備えられる引張り部材の他の形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10…フィルム冷却装置、11…冷却手段、12a、13a…冷却面、14…引張り手段、15…引張り部材、15b…引張り部材におけるフィルムと当接する部分

Claims (7)

  1. 2つの冷却面を備え、これらの冷却面を近づけてフィルムを挟んで冷却する冷却手段と、フィルムをその外方の一方向に向けて引張る引張り手段とを備え、
    該引張り手段は、前記冷却面の少なくとも一方に、該冷却面から突出するように付勢されて設けられた1つ以上の引張り部材を備え、
    該引張り部材は、前記冷却面同士を近づけるにともなって、フィルムの表面に当接してこれを引張るように作動し、前記2つの冷却面がフィルムに密着した際には該冷却面内に収納可能であることを特徴とするフィルム冷却装置。
  2. 前記引張り部材は、前記冷却面内に軸着されていることを特徴とする請求項1に記載のフィルム冷却装置。
  3. 前記引張り部材におけるフィルムと当接する部分は、ロール面状に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のフィルム冷却装置。
  4. 前記当接する部分には、凹凸が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のフィルム冷却装置。
  5. 前記引張り部材は、フィルムを介して対向するように前記各冷却面にそれぞれ1つ以上設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のフィルム冷却装置。
  6. 2つの冷却面を近づけて、これら冷却面でフィルムを挟んで冷却する冷却工程を有するフィルム冷却方法であって、
    前記冷却面の少なくとも一方に、該冷却面から突出するように付勢されて設けられ、前記冷却面を近づけるにともなって、フィルムの表面に当接して、該フィルムをその外方の一方向に向けて引張るように作動する1つ以上の引張り部材で、フィルムを引張りながら前記冷却工程を行うことを特徴とするフィルム冷却方法。
  7. フィルムから形成された薬剤バッグの製造方法であって、
    2つの冷却面を近づけて、これら冷却面でフィルムを挟んで冷却する工程を有し、
    該工程は、前記冷却面の少なくとも一方に、該冷却面から突出するように付勢されて設けられ、前記冷却面を近づけるにともなって、フィルムの表面に当接して、該フィルムをその外方の一方向に向けて引張るように作動する1つ以上の引張り部材で、フィルムを引張りながらなされることを特徴とする薬剤バッグの製造方法。
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