JP4663568B2 - ゴルフボール - Google Patents

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Description

本発明は、ゴルフボールに関する。詳細には、本発明は、ゴルフボールのディンプルの改良に関する。
一般的なゴルフボールは、コア及びカバーを備えている。ゴルフボールはさらに、多数のディンプルを備えている。ディンプルは、カバーの表面に形成されている。ディンプルは、飛行時のゴルフボール周りの空気の流れを乱し、乱流剥離を起こさせる。乱流剥離によって空気のゴルフボールからの剥離点が後方にシフトし、抗力が低減される。乱流剥離によってバックスピンに起因するゴルフボールの上側剥離点と下側剥離点とのズレが助長され、ゴルフボールに作用する揚力が高められる。抗力の低減及び揚力の向上は、「ディンプル効果」と称される。優れたディンプルは、よりよく空気の流れを乱す。優れたディンプルは、大きな飛距離を生む。
ゴルフボールにとって、飛距離と共に、コントロール性能も重要である。極めて薄いカバーを有し、飛距離とコントロール性能とが両立されたゴルフボールが提案されている。例えば、特開2006−34773公報には、厚みが0.1mmから0.6mmであるカバーを備えたゴルフボールが開示されている。
特開2006−34773公報
ディンプル効果の観点から、ディンプルが十分な容積を有することが必要である。前述の通り、ディンプルはカバーに形成されている。カバーの厚みよりも深いディンプルは、形成され得ない。極めて薄いカバーを備えたゴルフボールでは、ディンプルの容積が不十分である。このゴルフボールでは、十分なディンプル効果が得られない。このゴルフボールは、飛行性能に劣る。
本発明の目的は、極めて薄いカバーを備え、かつ飛行性能に優れたゴルフボールの提供にある。
本発明に係るゴルフボールは、コア、カバー及びディンプルを備えている。カバーは、コアに積層されている。このカバーの厚みは、0.20mm以下である。ディンプルは、カバーに穿設されている。ディンプルの底面は、コアの表面と一致している。
好ましくは、ディンプルの直径D1に対する底面の直径D2の比(D2/D1)は、0.50以上0.85以下である。好ましくは、ディンプルの側壁は、円錐台の側面の形状を有する。好ましくは、ディンプルの総容積は、250mm以上400mm以下である。好ましくは、底面に粗面加工が施される。
このゴルフボールでは、ディンプルがカバーを貫通しているので、カバーが極めて薄いにもかかわらず十分なディンプル容積が達成される。このゴルフボールは、飛行性能に優れる。このゴルフボールでは、極めて薄いカバーが、コントロール性能、打球感等に寄与しうる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係るゴルフボール2が示された模式的断面図である。このゴルフボール2は、球状のコア4と、カバー6とを備えている。カバー6には、多数のディンプル8が形成されている。ゴルフボール2の表面のうちディンプル8以外の部分は、ランド10である。このゴルフボール2は、ペイント層及びマーク層を備えているが、これらの層の図示は省略されている。
このゴルフボール2の直径は、40mm以上45mm以下である。米国ゴルフ協会(USGA)の規格が満たされるとの観点から、直径は42.67mm以上がより好ましい。空気抵抗抑制の観点から、直径は44mm以下がより好ましく、42.80mm以下が特に好ましい。このゴルフボール2の質量は、40g以上50g以下である。大きな慣性が得られるとの観点から、質量は44g以上がより好ましく、45.00g以上が特に好ましい。USGAの規格が満たされるとの観点から、質量は45.93g以下がより好ましい。
コア4は、ゴム組成物が架橋されることによって形成されている。ゴム組成物の基材ゴムとしては、ポリブタジエン、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエン共重合体、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体及び天然ゴムが例示される。2種以上のゴムが併用されてもよい。反発性能の観点からポリブタジエンが好ましく、特にハイシスポリブタジエンが好ましい。
コア4の架橋には、共架橋剤が好適に用いられる。反発性能の観点から好ましい共架橋剤は、アクリル酸亜鉛、アクリル酸マグネシウム、メタクリル酸亜鉛及びメタクリル酸マグネシウムである。ゴム組成物には、共架橋剤と共に有機過酸化物が配合されるのが好ましい。好適な有機過酸化物としては、ジクミルパーオキサイド、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン及びジ−t−ブチルパーオキサイドが挙げられる。
コア4のゴム組成物には、充填剤、硫黄化合物、老化防止剤、着色剤、可塑剤、分散剤等の各種添加剤が、必要に応じて適量配合される。ゴム組成物に、架橋ゴム粉末又は合成樹脂粉末が配合されてもよい。
コア4が、球状のセンターと、このセンターを覆う中間層とからなってもよい。典型的には、センターはゴムを基材とし、中間層はゴム又は熱可塑性樹脂を基材とする。コア4が、3以上の層を備えてもよい。
カバー6に好適なポリマーは、アイオノマー樹脂である。好ましいアイオノマー樹脂としては、α−オレフィンと炭素数が3以上8以下のα,β−不飽和カルボン酸との二元共重合体が挙げられる。好ましい他のアイオノマー樹脂としては、α−オレフィンと炭素数が3以上8以下のα,β−不飽和カルボン酸と炭素数が2以上22以下のα,β−不飽和カルボン酸エステルとの三元共重合体が挙げられる。二元共重合体及び三元共重合体において、好ましいα−オレフィンはエチレン及びプロピレンであり、好ましいα,β−不飽和カルボン酸はアクリル酸及びメタクリル酸である。二元共重合体及び三元共重合体において、カルボキシル基の一部は金属イオンで中和されている。中和のための金属イオンとしては、ナトリウムイオン、カリウムイオン、リチウムイオン、亜鉛イオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、アルミニウムイオン及びネオジムイオンが例示される。
カバー6に、熱可塑性ポリウレタンエラストマーが用いられてもよい。熱可塑性ポリウレタンエラストマーは、軟質である。熱可塑性ポリウレタンエラストマーからなるカバー6を備えたゴルフボール2がショートアイアンで打撃されたときのスピン速度は、大きい。熱可塑性ポリウレタンエラストマーからなるカバー6は、ショートアイアンでのショットにおけるコントロール性能に寄与する。熱可塑性ポリウレタンエラストマーは、カバー6の耐擦傷性能にも寄与する。
熱可塑性ポリウレタンエラストマーは、ハードセグメントとしてのポリウレタン成分と、ソフトセグメントとしてのポリエステル成分又はポリエーテル成分とを含む。ポリウレタン成分の硬化剤としては、脂環式ジイソシアネート、芳香族ジイソシアネート及び脂肪族ジイソシアネートが例示される。特に、脂環式ジイソシアネートが好ましい。脂環式ジイソシアネートは主鎖に二重結合を有さないので、カバー6の黄変が抑制される。しかも、脂環式ジイソシアネートは強度に優れるので、カバー6の傷つきが抑制される。2種以上のジイソシアネートが併用されてもよい。
カバー6に、他のポリマーが用いられてもよい。他のポリマーとしては、熱可塑性樹脂スチレンエラストマー、熱可塑性ポリアミドエラストマー、熱可塑性ポリエステルエラストマー及び熱可塑性ポリオレフィンエラストマーが例示される。
カバー6には、必要に応じ、二酸化チタンのような着色剤、硫酸バリウムのような充填剤、分散剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、蛍光剤、蛍光増白剤等が適量配合される。比重調整の目的で、カバー6にタングステン、モリブデン等の高比重金属の粉末が配合されるてもよい。
カバー6の厚みは0.20mm以下である。このゴルフボール2がドライバーで打撃されると、カバー6が薄いので、コア4が十分に変形する。このゴルフボール2では、コア4が反発性能に十分に寄与する。コントロール性能、打球感、耐擦傷性能等が重視され、反発性能に劣るポリマーがカバー6に用いられた場合でも、このカバー6は反発性能を阻害しない。このゴルフボール2では、反発性能と他の性能とが両立される。この観点から、カバー6の厚みは0.18mm以下がより好ましく、0.17mm以下が特に好ましい。成形容易の観点から、カバー6の厚みは0.05mm以上が好ましい。
図2は図1のゴルフボール2が示された拡大平面図であり、図3はその正面図である。ゴルフボール2の表面は、そのディンプルパターンが互いに等価である10のユニットに区画されうる。図2では、1つのユニットに関し、符号AからDによりディンプル8の種類が示されている。ディンプル8の平面形状は、円である。このゴルフボール2は、直径が4.00mmであるディンプルAと、直径が3.45mmであるディンプルBと、直径が3.30mmであるディンプルCと、直径が3.15mmであるディンプルDとを備えている。ディンプルAの個数は132個であり、ディンプルBの個数は180個であり、ディンプルCの個数は60個であり、ディンプルDの個数は60個である。ディンプル8の総数は、432個である。
図4は、図1のゴルフボール2の一部が示された拡大断面図である。この図4には、ディンプル8の中心及びゴルフボール2の中心を通過する平面に沿った断面が示されている。図4における上下方向は、ディンプル8の深さ方向である。図4において二点鎖線12で示されているのは、仮想球である。ディンプル8は、仮想球12から凹陥している。ランド10は、仮想球12と一致している。
ディンプル8は、カバー6に穿設されている。ディンプル8は、側壁14と底面16とを備えている。側壁14は、円錐台の側面の形状を有する。底面16は、コア4の表面と一致する。換言すれば、ディンプル8はカバー6を貫通している。底面16は、半径方向外向きに凸である。底面16の平面形状は、円である。このゴルフボール2では、コア4の表面が露出している。図示されていないが、ペイント層は、ランド10、側壁14及び底面16を覆っている。
図4において、両矢印D1で示されているのは、ディンプル8の直径である。この直径D1は、ディンプル8の両側に共通の接線18が画かれたときの、一方の接点Edと他方の接点Edとの距離である。接点Edは、ディンプル8のエッジでもある。エッジEdは、ディンプル8の輪郭を画定する。非円形ディンプルの場合、その輪郭形状の面積と同一の面積を有する円が想定され、その円の直径が非円形ディンプルの直径D1とみなされる。
図4において、両矢印D2で示されているのは底面16の直径であり、両矢印d1で示されているのは接線18から底面16までの最小深さであり、両矢印d2で示されているのは接線18から底面16までの最大深さである。底面16が非円形である場合、底面16の輪郭形状の面積と同一の面積を有する円が想定され、その円の直径が底面16の直径D2とみなされる。ディンプル8の輪郭を含む平面、側壁14及び底面16に囲まれた空間の容積は、ディンプル8の容積Vである。
前述の通り、カバー6はきわめて薄い。しかし、ディンプル8がカバー6を貫通しているので、容積Vは十分大きい。このゴルフボール2では、大きなディンプル効果が発揮される。ランド10からディンプル8の中心へ向かう空気の方向は、側壁14と底面16との境界20で大きく変化する。この変化は、ディンプル効果をさらに高める。このゴルフボール2は、飛行性能に優れる。
直径D1に対する直径D2の比(D2/D1)は、0.50以上0.85以下が好ましい。比(D2/D1)が0.50以上であるディンプル8では、境界20において空気の方向が大きく変化する。大きな変化は、ディンプル効果に寄与する。この観点から、比(D2/D1)は0.55以上がより好ましく、0.59以上が特に好ましい。比(D2/D1)が0.85以下のディンプル8では、境界20において空気の流れが剥離することなく、ディンプル8の中心へと向かう。この空気の流れは、ディンプル効果を高める。この観点から、比(D2/D1)は0.75以下がより好ましく、0.71以下が特に好ましい。
底面16に粗面加工が施されることが好ましい。粗い底面16は、ディンプル効果を高める。粗面加工により、底面16に微笑な多数の穴が形成される。この穴は、容積Vを増大させる。製法の都合上、底面16のみならず、コア4の表面全体に粗面加工が施されることが好ましい。粗面加工の具体例としては、ブラスト、ブラッシング及びバレル研磨が挙げられる。
底面16の10点平均粗さは、0.005mm以上が好ましく、0.01mm以上がより好ましく、0.05mm以上が特に好ましい。10点平均粗さは、0.4mm以下が好ましい。10点平均粗さは、「JIS B 0601」に準拠して、表面粗さ計によって測定される。底面16の穴の平均直径は、0.002mm以上0.3mm以下が好ましい。底面16の穴の平均深さは、0.002mm以上0.2mm以下が好ましい。
ディンプル効果の観点から、直径D1は2.0mm以上が好ましく、2.2mm以上がより好ましく、2.4mm以上が特に好ましい。実質的に球であるというゴルフボール2の本来的特徴が維持されるとの観点から、直径D1は6.0mm以下が好ましく、5.8mm以下がより好ましく、5.6mm以下が特に好ましい。
ディンプル8の面積sは、無限遠からゴルフボール2の中心を見た場合の、輪郭線に囲まれた領域の面積である。円形ディンプル8の場合、面積sは下記数式によって算出される。
s = (D1 / 2) ・ π
図1から図4に示されたゴルフボール2では、ディンプルAの面積は12.57mmであり、ディンプルBの面積は9.35mmであり、ディンプルCの面積は8.55mmであり、ディンプルDの面積は7.79mmである。
本発明では、全てのディンプル8の面積sの合計の、仮想球12の表面積に対する比率は、占有率と称される。十分なディンプル効果が得られるとの観点から、占有率は70%以上が好ましく、72%以上がより好ましく、74%以上が特に好ましい。占有率は、90%以下が好ましく、88%以下がより好ましく、86%以下が特に好ましい。図1から図4に示されたゴルフボール2では、ディンプル8の合計面積は4322.6mmである。このゴルフボール2の仮想球12の表面積は5728.0mmなので、占有率は75.5%である。
ゴルフボール2のホップが抑制されるとの観点から、ディンプル8の総容積は250mm以上が好ましく、270mm以上がより好ましく、280mm以上が特に好ましい。ゴルフボール2のドロップが抑制されるとの観点から、総容積は400mm以下が好ましく、380mm以下がより好ましく、370mm以下が特に好ましい。このゴルフボール2では、ディンプル8がカバー4を貫通するので、カバー4が薄いにもかかわらず、十分な総容積が達成されうる。
ディンプル効果の観点から、ディンプル8の個数は200以上が好ましく、220以上がより好ましく、240以上が特に好ましい。個々のディンプル8がディンプル効果に寄与しうるとの観点から、個数は500以下が好ましく、480以下がより好ましく、460以下が特に好ましい。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
100質量部のポリブタジエン(ジェイエスアール社の商品名「BR−730」)、30質量部のアクリル酸亜鉛、6質量部の酸化亜鉛、10質量部の硫酸バリウム、0.5質量部のジフェニルジスルフィド及び0.5質量部のジクミルパーオキサイドを混練し、ゴム組成物を得た。このゴム組成物を共に半球状キャビティを備えた上型及び下型からなる金型に投入し、170℃で18分間加熱して、直径が42.37mmのコアを得た。一方、50質量部のアイオノマー樹脂(三井・デュポンポリケミカル社の商品名「ハイミラン1605」)、50質量部の他のアイオノマー樹脂(三井・デュポンポリケミカル社の商品名「ハイミラン1706」)及び3質量部の二酸化チタンを混練し、樹脂組成物を得た。上記コアを、内周面に多数のピンプルを備えたファイナル金型に投入し、コアの周囲に上記樹脂組成物を射出成形法により注入して、厚みが0.165mmであるカバーを成形した。カバーには、ピンプルの形状が反転した形状のディンプルが多数形成された。このカバーに、二液硬化型ポリウレタンを基材とするクリアー塗料を塗装し、直径が42.7mmであり質量が約45.4gである実施例のゴルフボールを得た。このゴルフボールのPGAコンプレッションは、約85である。このゴルフボールは、図2及び図3に示されたディンプルパターンを有する。ディンプルの仕様の詳細が、下記表1に示されている。
[実施例2から7]
コアの直径、カバーの厚み及びディンプルの仕様を下記の表1及び表2に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例2から7のゴルフボールを得た。
[実施例8]
コアをブラスト処理に供した後にカバーを成形した他は実施例1と同様にして、実施例8のゴルフボールを得た。このコアの表面の10点平均粗さは、0.10mmであった。
[比較例]
コアの直径、カバーの厚み及びディンプルの仕様を下記の表3に示される通りとした他は実施例1と同様にして、比較例のゴルフボールを得た。このゴルフボールの断面形状が、図5に示されている。このゴルフボールのディンプルは、カバーを貫通していない。
[飛距離テスト]
ツルテンパー社のスイングマシンに、チタンヘッドを備えたドライバー(住友ゴム工業株式会社の商品名「XXIO」、シャフト硬度:X、ロフト角:9°)を装着した。ヘッド速度が49m/secである条件でゴルフボールを打撃して、発射地点から静止地点までの距離を測定した。テスト時は、ほぼ無風であった。20回の測定結果の平均値が、下記の表1から3に示されている。
Figure 0004663568
Figure 0004663568
Figure 0004663568
表1から3に示されるように、実施例のゴルフボールの飛距離は大きい。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
本発明に係るディンプルは、ツーピースゴルフボールのみならず、マルチピースゴルフボール及び糸巻きゴルフボールにも適用されうる。
図1は、本発明の一実施形態に係るゴルフボールが示された模式的断面図である。 図2は図1のゴルフボールが示された拡大平面図である。 図3は、図2のゴルフボールが示された正面図である。 図4は、図1のゴルフボールの一部が示された拡大断面図である。 図5は、比較例1に係るゴルフボールの一部が示された断面図である。
符号の説明
2・・・ゴルフボール
4・・・コア
6・・・カバー
8・・・ディンプル
10・・・ランド
12・・・仮想球
14・・・側壁
16・・・底面
18・・・接線
20・・・境界

Claims (4)

  1. 球状のコアと、このコアに積層されておりその厚みが0.195mm以下であるカバーとを備えており、
    表面がランドとディンプルとからなり、
    このディンプルがカバーに穿設されており、
    このディンプルが、ランドに連続する側壁と、この側壁に連続する底面とを有しており、
    この底面がコアの表面と一致しており、
    上記ディンプルの総容積が、250mm 以上400mm 以下であるゴルフボール。
  2. 上記ディンプルの直径D1に対する底面の直径D2の比(D2/D1)が0.50以上0.85以下である請求項1に記載のゴルフボール。
  3. 上記ディンプルの側壁が円錐台の側面の形状を有する請求項1又は2に記載のゴルフボール。
  4. 上記底面に粗面加工が施されている請求項1から3のいずれかに記載のゴルフボール。
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