JP4660151B2 - 燃料電池 - Google Patents

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Description

本発明は、固体高分子電解質を用いた燃料電池に関し、特に厚みを薄くすることのできる高分子型燃料電池に関する。
ポリマー電解質のような固体高分子電解質を使用した高分子型燃料電池は、高いエネルギー変換効率を持ち、薄型小型・軽量であることから、家庭用コージェネレーションシステムや自動車向けに開発が活発化している。かかる燃料電池の従来技術の構造として、11に示すものが知られている(例えば、非特許文献1参照)。
即ち、図7に示すように、固体高分子電解質膜100を挟んでアノード101とカソード102とを配設する。さらに、ガスケット103を介して一対のセパレータ104により挟持して単位セル105を構成する。各々のセパレータ104にはガス流路溝が形成されており、アノード101との接触により、還元ガス(例えば、水素ガス)の流路が形成され、カソード102との接触により、酸化ガス(例えば、酸素ガス)の流路が形成される。各々のガスは、単位セル105内の各流路を流通しながら、アノード101又はカソード102の内部に担持された触媒の作用により電極反応(電極における化学反応)に供され、電流の発生とイオン伝導が生じる。
この単位セル105を多数個積層し、単位セル105どうしを電気的に直列に接続して燃料電池Nを構成し、電極106は、積層した両端の単位セル105から取り出すことができる。このような燃料電池Nは、クリーンかつ高効率という特徴から、種々の用途、特に、電気自動車用電源や家庭用分散型電源として注目されている。
一方、近年のIT技術の活発化に伴い、携帯電話、ノートパソコン、デジカメなどモバイル機器が頻繁に使用される傾向があるが、これらの電源は、ほとんどリチウムイオン二次電池が用いられている。ところが、モバイル機器の高機能化に伴って消費電力がどんどん増大し、その電源用としてクリーンで高効率な燃料電池が注目されてきている。
しかしながら、図7に示すような従来の構造では、構造に自由度が無いため、モバイル機器の電源として求められる薄型小型軽量化や形状の高自由度化に難があり、メンテナス性が悪いという問題もあった。また、燃料電池セル内で酸化還元ガスを相互に混合させないように供給し、かつ、密閉化することが難しく、これらの条件を満たしながら、燃料電池セルの大きさや重量を低減化することは困難であった。つまり、従来、セル部品をボルト及びナットの締結部品で相互結合して、セル部品に一定の圧力を加えていたため、シール性を確保する上で、各部材の剛性を高める必要性があり、どうしても薄型化、小型化、軽量化、自由な形状設計が困難であった。
一方、図7に示すような積層型の燃料電池に対して、水素ガスタンクと燃料電池の間に設けた供給圧調圧弁と、燃料電池からの排ガス経路に設けた排圧調圧弁とによって、セル内部の圧力を調整する燃料電池の運転方法が知られている(例えば、特許文献1)。このような積層型の燃料電池では、各部材の剛性を高めて耐圧性を向上させることで、全体の圧力を高めるのが容易である。
しかし、積層型の燃料電池では、各々のセル内の圧力を個別に調整するのが困難である。また、各々のセルを別体として独立させる場合、加圧に耐え得る各セルの封止構造や、圧力制御のための手段をどのように構成するかが問題であった。
日経メカニカル別冊「燃料電池開発最前線」発行日2001年6月29日、発行所:日経BP社、第3章PEFC、3.1原理と特徴p46 特開2000−340241号公報
そこで、本発明の目的は、単位セルごとに確実に封止を行うことができ、これによって薄型化が可能となり、メンテナンスも容易になり、しかも個々のセルの圧力制御により高い発電効率を得ることができる燃料電池を提供することにある。
上記目的は、下記の如き本発明により達成できる。
即ち、本発明の燃料電池は、板状の固体高分子電解質と、その固体高分子電解質の一方側に配置されたカソード側電極板と、他方側に配置されたアノード側電極板と、前記カソード側電極板の表面に配置され内面側へのガスの流通を可能とするカソード側金属板と、前記アノード側電極板の表面に配置され内面側への燃料の流通を可能とするアノード側金属板と、を備える燃料電池であって、前記両側の金属板の周縁を電気的に絶縁した状態で曲げプレスにより封止してあると共に、前記アノード側金属板は燃料の注入口と排出口とを有し、その排出口には内面側空間の圧力を所定値に制御する圧力制御弁を設けたことを特徴とする。
本発明の燃料電池によると、カソード側金属板がカソード側電極板へのガスの流通を可能とし、アノード側金属板がアノード側電極板への燃料の流通を可能とすることで、各々の電極板で電極反応を生じさせることができ、金属板から電流を取り出すことができる。また、金属板の周縁を電気的に絶縁した状態で曲げプレスにより封止しているため、両者の短絡を防止しながら、厚みをさほど増加させずに単位セルごとに確実に封止を行うことができる。これによってメンテナンスも容易になり、しかも図7に示す従来構造と比較してセル部材に剛性が要求されないため、各単位セルを大幅に薄型化することができる。その際、本発明のように薄型化のために金属板を用いた独立のセルにすると、内部圧が高圧になりすぎると、封止部からのリークが生じたり、金属板の変形により電極板との接触が不十分なため圧力制御弁を設けるのが有効になる。また、燃料の排出口に圧力制御弁を設けることで、注入口から燃料を一定量以上供給するだけで、内部圧を略一定の圧力に制御することができ、加圧により発電効率を向上させることができる。
上記において、前記圧力制御弁は、弁座に弁体を付勢する付勢手段と、その付勢手段の付勢力を調節する調節機構と、弁座を有し弁体を収容する弁座空間と、その弁座空間まで連通し弁体によって封鎖可能な導入流路と、弁座空間から外部に連通する排出流路とを備えることが好ましい。
この圧力制御弁によると、導入流路を封鎖する弁体に対する燃料ガスの圧力が一定以上になると、付勢手段の付勢力に抗して弁体と弁座との間に隙間が生じて、燃料ガスが弁座空間と排出流路とを経て外部に排出されるため、内部圧を略一定に維持することができる。また、弁体を付勢する付勢手段の付勢力を調節する調節機構を備えるため、内部圧制御の設定値を変化させることができる。そして、最も簡易な構成で圧力制御弁を構成するため、圧力制御弁を小型化・薄型化でき(例えば直径4mm、高さ5mmも可能)、燃料電池全体の薄型化が容易になる。
また、前記圧力制御弁は、前記内面側空間の圧力を0.02〜0.20MPaの範囲内の所定値に制御可能であることが好ましい。この圧力の範囲内であると、実施例の結果が示すように、燃料電池の出力を向上させることができ、しかも封止部からのリークも生じにくくなる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の燃料電池の単位セルの一例を示す組み立て斜視図であり、図2は、本発明の燃料電池の単位セルの一例を示す縦断面図である。
本発明の燃料電池は、図1〜図2に示すように、板状の固体高分子電解質1と、その固体高分子電解質1の一方側に配置されたカソード側電極2と、他方側に配置されたアノード側電極板3と、カソード側電極板2の表面に配置され内面側へのガスの流通を可能とするカソード側金属板4と、アノード側電極板3の表面に配置され内面側への燃料の流通を可能とするアノード側金属板5とを備えるものである。本実施形態では、アノード側金属板5に、エッチングにより燃料の流路溝9が形成され、カソード側金属板4には空気を自然供給するための開口部4cが形成されている例を示す。
固体高分子電解質1としては、従来の固体高分子膜型電池に用いられるものであれば何れでもよいが、化学的安定性及び導電性の点から、超強酸であるスルホン酸基を有するパーフルオロカーボン重合体からなる陽イオン交換膜が好適に用いられる。このような陽イオン交換膜としては、ナフィオン(登録商標)が好適に用いられる。
その他、例えば、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂からなる多孔質膜に上記ナフィオンや他のイオン伝導性物質を含浸させたものや、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂からなる多孔質膜や不織布に上記ナフィオンや他のイオン伝導性物質を担持させたものでもよい。
固体高分子電解質1の厚みは、薄くするほど全体の薄型化に有効であるが、イオン伝導機能、強度、ハンドリング性などを考慮すると、10〜300μmが使用可能であるが、25〜50μmが好ましい。
電極板2,3は、ガス拡散層としての機能を発揮して、燃料ガスや、酸化ガス及び水蒸気の供給・排出を行なうと同時に、集電の機能を発揮するものが使用できる。電極板2,3としては、同一又は異なるものが使用でき、その基材には電極触媒作用を有する触媒を担持させることが好ましい。触媒は、固体高分子電解質1と接する内面2b,3bに少なくとも担持させるのが好ましい。
電極基材としては、例えば、カーボンペーパー、カーボン繊維不織布などの繊維質カーボン、導電性高分子繊維の集合体などの電導性多孔質材が使用できる。一般に、電極板2,3は、このような電導性多孔質材にフッ素樹脂等の撥水性物質を添加して作製されるものであって、触媒を担持させる場合、白金微粒子などの触媒とフッ素樹脂等の撥水性物質とを混合し、これに溶媒を混合して、ペースト状或いはインク状とした後、これを固体高分子電解質膜と対向すべき電極基材の片面に塗布して形成される。
一般に、電極板2,3や固体高分子電解質1は、燃料電池に供給される還元ガスと酸化ガスに応じた設計がなされる。本発明では、酸化ガスとして空気が用いられると共に、還元ガスとして水素ガスや用いられるのが好ましい。また、還元ガスの代わりに、メタノールやジメチルエーテル等を用いることもできる。
例えば、水素ガスと空気を使用する場合、空気が自然供給される側のカソード側電極2では、酸素と水素イオンの反応が生じて水が生成するため、かかる電極反応に応じた設計をするのが好ましい。特に、低作動温度、高電流密度及び高ガス利用率の運転条件では、特に水が生成する空気極において水蒸気の凝縮による電極多孔体の閉塞(フラッディング)現象が起こりやすい。したがって、長期にわたって燃料電池の安定な特性を得るためには、フラッディング現象が起こらないように電極の撥水性を確保することが有効である。
触媒としては、白金、パラジウム、ルテニウム、ロジウム、銀、ニッケル、鉄、銅、コバルト及びモリブデンから選ばれる少なくとも1種の金属か、又はその酸化物が使用でき、これらの触媒をカーボンブラック等に予め担持させたものも使用できる。
電極板2,3の厚みは、薄くするほど全体の薄型化に有効であるが、電極反応、強度、ハンドリング性などを考慮すると、50〜500μmが好ましい。
電極板2,3と固体高分子電解質1とは、予め接着、融着等を行って積層一体化しておいてもよいが、単に積層配置されているだけでもよい。このような積層体は、薄膜電極組立体(Membrane Electrode Assembly:MEA)として入手することもでき、これを使用してもよい。
カソード側電極板2の表面にはカソード側金属板4が配置され、アノード側電極板3の表面にはアノード側金属板5が配置される。本実施形態では、アノード側金属板5には燃料の注入口5c及び排出口5dが設けられ、その間に流路溝9が設けられている。
カソード側金属板4には、空気中の酸素を供給するための開口部4cが設けられている。開口部4cは、カソード側電極板2が露出可能であれば、その個数、形状、大きさ、形成位置などは何れでもよい。但し、空気中の酸素の供給効率と、カソード側電極板2からの集電効果などを考慮すると、開口部4cの面積はカソード側電極板2の面積の10〜50%であるのが好ましく、特に20〜40%であるのが好ましい。
カソード側金属板4の開口部4cは、例えば規則的又はランダムに複数の円孔やスリット等を設けたり、または金属メッシュによって開口部を設けてもよい。
金属板4,5としては、電極反応に悪影響がないものであれば何れの金属も使用でき、例えばステンレス板、ニッケル、銅、銅合金などが挙げられる。但し、伸び、重量、弾性率、強度、耐腐食性、プレス加工性、エッチング加工性などの観点から、ステンレス板、ニッケルなどが好ましい。金属板4,5には、電極板2,3との接触抵抗を低減するために、金メッキなどの貴金属メッキを施すのが好ましい。
アノード側金属板5に設けられる流路溝9は、電極板3との接触により水素ガス等の流路が形成できるものであれば何れの平面形状や断面形状でもよい。但し、流路密度、積層時の積層密度、屈曲性などを考慮すると、金属板5の一辺に平行な縦溝9aと垂直な横溝9bを主に形成するのが好ましい。本実施形態では、複数本(図示した例では3本)の縦溝9aが横溝9bに直列接続されるようにして、流路密度と流路長のバランスを取っている。
なお、このような金属板5の流路溝9の一部(例えば横溝9b)を電極板3の外面に形成してもよい。電極板3の外面に流路溝を形成する方法としては、加熱プレスや切削などの機械的な方法でもよいが、微細加工を好適に行う上で、レーザ照射によって溝加工を行うことが好ましい。レーザ照射を行う観点からも、電極板2,3の基材としては、繊維質カーボンの集合体が好ましい。
金属板5の流路溝9に連通する注入口5c及び排出口5dは、それぞれ1個又は複数を形成することができる。なお、金属板4,5の厚みは、薄くするほど全体の薄型化に有効であるが、強度、伸び、重量、弾性率、ハンドリング性などを考慮すると、0.1〜1mmが好ましい。
金属板5に流路溝9を形成する方法としては、加工の精度や容易性から、エッチングが好ましい。エッチングによる流路溝9では、幅0.1〜10mm、深さ0.05〜1mmが好ましい。また、流路溝9の断面形状は、略四角形、略台形、略半円形、V字形などが好ましい。
金属板4への開口部4cの形成、金属板4,5の外縁部の薄肉化、金属板5への注入口5c等の形成についても、エッチングを利用するのが好ましい。
エッチングは、例えばドライフィルムレジストなどを用いて、金属表面に所定形状のエッチングレジストを形成した後、金属板4,5の種類に応じたエッチング液を用いて行うことが可能である。また、2種以上の金属の積層板を用いて、金属ごとに選択的にエッチングを行うことで、流路溝9の断面形状や薄肉化した外縁部の厚みをより高精度に制御することができる。
図2に示す実施形態は、金属板4,5のカシメ部(外縁部)をエッチングにより厚みを薄くした例である。このように、カシメ部をエッチングして適切な厚さにすることで、カシメによる封止をより容易に行うことができる。この観点から、カシメ部の厚みとしては、0.05〜0.3mmが好ましい。
本発明では、金属板4,5の周縁は、電気的に絶縁した状態で曲げプレスにより封止されており、本実施形態では、カシメにより封止されている例を示す。電気的な絶縁は、絶縁材料6や固体高分子電解質1の周縁部、又はその両者を介在させることで行うことができる。
本発明では、カシメを行う際、図2に示すように、金属板4,5の外縁によって固体高分子電解質1を挟持する構造が好ましく、絶縁材料6を介在させつつ固体高分子電解質1を挟持する構造がより好ましい。このような構造によると、電極板2,3の一方から他方へのガス等の流入を効果的に防止することができる。絶縁材料6の厚みとしては、薄型化の観点から、0.1mm以下が好ましい。なお、絶縁材料をコーティングすることにより、更なる薄型化が可能である(例えば絶縁材料6の厚み1μmも可能)。
絶縁材料6としては、シート状の樹脂、ゴム、熱可塑性エラストマー、セラミックスなどが使用できるが、シール性を高める上で、樹脂、ゴム、熱可塑性エラストマーなどが好ましく、特にポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、フッ素樹脂、ポリイミドが好ましい。絶縁材料6は、金属板4,5の周縁に直接あるいは粘着剤を介して貼着したり、塗布したりして、予め金属板4,5に一体化しておくことも可能である。
カシメ構造としては、シール性や製造の容易性、厚み等の観点から図2に示すものが好ましい。つまり、一方の金属板5の外縁部5aを他方の外縁部4aより大きくしておき、絶縁材料6を介在させつつ、一方の金属板5の外縁部5を他方の金属板4の外縁部4aを挟圧するように折り返したカシメ構造が好ましい。このカシメ構造では、プレス加工等によって、金属板4の外縁部4aに段差を設けておくのが好ましい。このようなカシメ構造自体は金属加工として公知であり、公知のカシメ装置によって、それを形成することができる。
本発明では、図1〜図2に示すように、アノード側金属板5は燃料の注入口5cと排出口5dとを有し、その排出口5dには内面側空間の圧力を所定値に制御する圧力制御弁10を設けている。燃料の注入口5cから燃料を一定量以上供給すると、内面側空間の圧力が上昇し、圧力制御弁10によって、内面側空間(即ち、燃料ガス)の圧力を所定値に制御することができる。
圧力制御弁10は、前記内面側空間の圧力を0.02〜0.20MPaの範囲内の所定値に制御可能であることが好ましく、0.03〜0.05MPaの範囲内の所定値に制御可能であることがより好ましい。圧力が0.02MPa未満であると、出力の向上効果が殆どみられず、圧力が0.20MPaを超えると、封止部からリークが生じたり、金属板5と電極板3との接触が不十分となる傾向がある。
圧力制御弁10としては、内面側空間の圧力を所定値に制御できれば何れの形式でもよいが、構造を簡易化する上で、自力式の制御弁が好ましく、外部検出型より内部検出型の方がより好ましい。
本実施形態では、図3に示すように、弁座11に弁体12を付勢する付勢手段13と、その付勢手段13の付勢力を調節する調節機構14と、弁座11を有し弁体12を収容する弁座空間15と、その弁座空間15まで連通し弁体12によって封鎖可能な導入流路16と、弁座空間15から外部に連通する排出流路17とを備える圧力制御弁10を用いる例を示す。
圧力制御弁10は、弁座空間15を形成する筒状本体18の連結部18aを、アノード側金属板5の排出口5dに挿入して、端部のカシメを行うことで、気密に連結してある。また、筒状本体18のメネジ部18bに調節機構14のオネジ部14aを螺合してあり、螺合量によって付勢手段13であるバネの長さを調節することで、付勢手段13の付勢力を調節することができる。弁体12は、例えば金属板12bとシリコーンゴム12aとの積層体で形成されている。
この圧力制御弁10では、導入流路16を封鎖する弁体12に対する燃料ガスの圧力が一定以上になると、付勢手段13の付勢力に抗して弁体12と弁座11との間に隙間が生じて、燃料ガスが弁座空間15と排出流路16とを経て外部に排出されるため、内部圧を略一定に維持することができる。また、弁体12を付勢する付勢手段13の付勢力を調節する調節機構14を備えるため、内部圧制御の設定値を変化させることができる。
本発明では、図2に示すような単位セルを1個又は複数個使用することができるが、固体高分子電解質1、一対の電極板2,3、及び一対の金属板4,5で単位セルUCを構成し、この単位セルに面状発熱体10等を接着したものを複数積層したり、同一面に配列して使用することも可能である。このようにすると、ボルト及びナットの締結部品で相互結合して、セル部品に一定の圧力を加えなくても、高出力の燃料電池を提供することができる。
使用の際、金属板5の燃料の注入口5c及び排出口5dには、直接、燃料供給用のチューブを接合することも可能であるが、燃料電池の薄型化を行う上で、厚みが小さく、金属板5の表面に平行なパイプを有するチューブジョイントを設けるのが好ましい。
燃料ガスの供給方法としては、前記のような圧力制御弁10を用いて、内面側空間の圧力を0.02〜0.20MPaの範囲内の所定値好適に制御する上で、化学反応により水素ガスを発生させる水素発生器を用いる方法が好ましい。かかる水素発生器としては、ナノ鉄粒子や反応触媒又はそれらを多孔質体にしたものを容器内に収容し、加熱手段や水分供給手段を更に備えたものが挙げられる。
本発明の燃料電池は、薄型化が可能で小型軽量かつ自由な形状設計が可能なため、特に、携帯電話、ノートPC等のモバイル機器に好適に使用することができる。
[他の実施形態]
(1)前述の実施形態では、図2に示すカシメ構造を採用する例を示したが、本発明では、図4(a)〜(b)に示すようなカシメ構造を採用してもよい。
図4(a)に示すカシメ構造は、両方の金属板4,5の外縁部4a,5aを折り返したカシメ構造である。この例では、金属板5には段差部を設けずに、金属板4のみに段差部を設けてある。なお、この単位セルでは、各々の電極板2,3から拡散したガスが混合しないように、金属板4,5の各々と固体高分子電解質1との間に、シール部材Sを介在させている。
更に、図4(b)に示すカシメ構造は、両方の金属板4,5の外縁部4a,5aを折り返さずに、別の金属板7によって、各々の金属板4,5を絶縁する絶縁材料6a,6bを介して、挟圧したカシメ構造である。この例では、金属板4および金属板5に、緩やかに傾斜する段差部を設けてある。なお、カシメ構造では、両者の金属板4,5をプレス加工せずに平板のまま使用することも可能である。
(2)前述の実施形態では、エッチングによりアノード側金属板に流路溝を形成する例を示したが、本発明では、プレス加工、切削などの機械的な方法により、アノード側金属板に流路溝を形成してもよい。
(3)前述の実施形態では、アノード側金属板に燃料の流路溝を形成する例を示したが、本発明では、図5(a)〜(b)に示すように、アノード側電極板3に、燃料の流路溝3aを形成してもよい。その場合、アノード側金属板5には流路溝を設けないことも可能である。
また、この例では、開口部4cを有する側のカソード側電極板2にも、流路溝2aを形成しているが、カソード側金属板の開口部4cからの空気の拡散性を高める目的で、カソード側電極板2にも流路溝2aを形成してもよい。
(4)前述の実施形態では、カソード側金属板の開口部から、そのままカソード側電極板を露出させる例を示したが、本発明では、カソード側金属板に、前記開口部を覆うように疎水性の高分子多孔質膜を積層してもよい。高分子多孔質膜の積層は、カソード側金属板の内側でも外側でもよい。
高分子多孔質膜の平均孔径は、通気性を維持しながら水滴の漏出を防止する上で、0.01〜3μmが好ましい。また、高分子多孔質膜の厚みは10〜100μmが好ましい。高分子多孔質膜の材質としては、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂、ポリプロピレンやポリエチレン等のポリオレフィン、ポリウレタン、シリコーン樹脂などが挙げられる。
(5)前述の実施形態では、カソード側金属板に空気を自然供給するための開口部が形成されている例を示したが、アノード側金属板と同様に、エッチングやプレス加工により、空気等の酸素含有ガスの流路溝、注入口、排出口を形成してもよい。その場合、アノード側金属板と同様に、カソード側金属板の注入口から空気等を供給しつつ発電を行う。
以下、本発明の構成と効果を具体的に示す実施例等について説明する。
〔実施例1〕
ニッケル板(50mm×26mm×0.3mm厚)に溝(幅0.8mm、深さ0.2mm、間隔1.6mm、本数21本)、及び周辺薄肉部(厚み100μm)、ガス導入、排出孔を塩化第二鉄水溶液によるエッチングにより設けた。その後、周辺薄肉部に対してプレス加工を行って段差部(段差150μm)と周縁部とを形成し、全面に金メッキ(メッキ厚0.5μm)してアノード側金属板とした。
同様に、ニッケル板(50mm×26mm×0.3mm厚)に貫通孔(1.0mmφ、ピッチ1.5mm、個数350個)、及び周辺薄肉部、ガス導入、排出孔を塩化第二鉄水溶液によるエッチングにより設けた。その後、周辺薄肉部に対してプレス加工を行って段差部(段差150μm)と周縁部とを形成し、全面に金メッキ(メッキ厚0.5μm)してこれをカソード側金属板とした。そして絶縁シート(50mm×26mm×2mm幅、厚み80μm)を周縁部に張り合わせた。
また、薄膜電極組立体(49.3mm×25.3mm)は、下記のようにして作製した。白金触媒は、米国エレクトロケム社製20%白金担持カーボン触媒(EC−20−PTC)を用いた。この白金触媒と、カーボンブラック(アクゾ社ケッチェンブラックEC)、ポリフッ化ビニリデン(カイナー)を、それぞれ75重量%、15重量%、10重量%の割合で混合し、ジメチルホルムアミドを、2.5重量%のポリフッ化ビニリデン溶液となるような割合で、上記白金触媒、カーボンブラック、ポリフッ化ビニリデンの混合物中に加え、乳鉢中で溶解・混合して、触媒ペーストを作製した。カーボンペーパー(東レ製TGP−H−90、厚み300μm)を20mm×43mmに切断し、この上に、上記のようにして作製した触媒ペースト約20mgをスパチュラにて塗布し、80℃の熱風循環式乾燥機中で乾燥した。このようにして4mgの触媒組成物が担持されたカーボンペーパーを作製した。白金担持量は、0.6mg/cm2 である。
上記のようにして作製した白金触媒担持カーボンペーパーと、固体高分子電解質(陽イオン交換膜)としてナフィオンフィルム(デュポン社製ナフィオン112、25.3mm×49.3mm、厚み25μm)を用い、その両面に、金型を用いて、135℃、2MPaの条件にて2分間ホットプレスした。こうして得られた薄膜電極組立体を上記の金属板2枚の中央で挟み込み、図2に示すようにカシメ合わせることで、外寸50mm×26mm×1.4mm厚という薄型小型のマイクロ燃料電池を得る事ができた。
この燃料電池のアノード側金属板の排出口に、図3に示す構造の圧力制御弁を設けて、内面側空間の圧力が0.00MPa、0.01MPa、0.02MPa、0.03MPa、0.04MPa、及び0.05MPaになるように調節機構を調節して、圧力を制御した。その時の燃料電池の電池特性をそれぞれ評価した。燃料電池特性は、東陽テクニカ製燃料電池評価システムを用い、室温下、アノード側に純水素ガスを流した(カソード側は大気開放とした)。ガス流量は、0.2L/minとした。得られた出力密度を図6に示す。
図6に示す結果から、本発明では0.02MPa〜0.05MPaで高出力が得られることが分かった。
〔実施例2〕
実施例1と同じ燃料電池を用いて、更に制御圧力を高くしていき、その際の電池の出力と封止部からのガスのリークを調べた。その結果、0.10MPa付近までは、徐々に出力が増加し、0.20MPaを超えると封止部からのガスのリークが生じた。
本発明の燃料電池(単位セル)の一例を示す組み立て斜視図 本発明の燃料電池(単位セル)の一例を示す縦断面図 本発明の燃料電池(単位セル)に用いた圧力制御弁の一例を示す断面図 本発明の燃料電池におけるカシメ構造の他の例を示す要部 本発明の燃料電池(単位セル)の他の例を示す縦断面図であり、(a)は組み立て斜視図、(b)は縦断面図 本発明の実施例等で得られた燃料電池の電圧と出力の関係を示すグラフ 従来の燃料電池の一例を示す組み立て斜視図
符号の説明
1 固体高分子電解質
2 カソード側電極板
3 アノード側電極板
4 カソード側金属板
4c 開口部
5 アノード側金属板
5c 注入口
5d 排出口
6 絶縁材料
9 流路溝
10 圧力制御弁
11 弁座
12 弁体
13 付勢手段
14 調節機構
15 弁座空間
16 導入流路
17 排出流路

Claims (3)

  1. 板状の固体高分子電解質と、その固体高分子電解質の一方側に配置されたカソード側電極板と、他方側に配置されたアノード側電極板と、前記カソード側電極板の表面に配置され内面側へのガスの流通を可能とするカソード側金属板と、前記アノード側電極板の表面に配置され内面側への燃料の流通を可能とするアノード側金属板と、を備える燃料電池であって、
    前記両側の金属板の周縁を電気的に絶縁した状態で曲げプレスにより封止してあると共に、
    前記アノード側金属板は燃料の注入口と排出口とを有し、その排出口には内面側空間の圧力を所定値に制御する圧力制御弁を設けたことを特徴とする燃料電池。
  2. 前記圧力制御弁は、弁座に弁体を付勢する付勢手段と、その付勢手段の付勢力を調節する調節機構と、弁座を有し弁体を収容する弁座空間と、その弁座空間まで連通し弁体によって封鎖可能な導入流路と、弁座空間から外部に連通する排出流路とを備える請求項1記載の燃料電池。
  3. 前記圧力制御弁は、前記内面側空間の圧力を0.02〜0.20MPaの範囲内の所定値に制御可能である請求項1又は2に記載の燃料電池。
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