JP4659163B2 - アルミニウム転写蒸着薄葉体 - Google Patents

アルミニウム転写蒸着薄葉体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はアルミニウム転写蒸着薄葉体に関し、さらに詳しくは各種の包装材,台紙,カード,ポスター,印画紙,コピー用紙,シール,ラベル,インクジェット記録用紙,建材などの素材として好適なアルミニウム転写蒸着薄葉体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、美粧性を付与するために紙又はフィルム基材にアルミニウムを蒸着した薄葉体素材が、包装材、カード,ポスター,シール,ラベル等に広く用いられている。この薄葉体は、適宜表面処理を施した基材に直接アルミニウムを蒸着する、いわゆるダイレクト蒸着法により主に製造されているが、最近では省資源の観点から、極めて薄いアルミニウム蒸着膜(約250Å)を接着剤層を介して基材に転写して上記薄葉体を製造する方法も提案されている(例えば、特公昭63−20703号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した特公昭63−20703号公報に開示の技術では、基材の種類、性状、あるいは表面状態に関係なく薄葉体の表面に金属光沢を付与することができるとしているが、実際には、視覚へのアピール度が高く、鏡と類似の外観を呈する鏡面状の薄葉体を得ることは困難である。
【0004】
一方、従来から前記基材や薄葉体に種々の印刷や印字を施して加飾効果を高めることがなされているが、最近では上述の印刷や印字のみでは加飾効果が不充分になっており、立体的な模様を薄葉体に付与させることが要望されている。
さらに加えて、金属光沢を有しつつ様々な外観模様を薄葉体に付与させることも必要である。
【0005】
本発明は、アルミニウム蒸着層を備えた薄葉体における上記した問題を解決し、優れた金属光沢を有しつつ様々な外観や模様を呈するとともに、エンボス適性に優れ立体感を出せるアルミニウム転写蒸着薄葉体の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、請求項1に記載の本発明に係るアルミニウム転写蒸着薄葉体は、転写用フィルムの表面に形成したアルミニウム蒸着膜を、接着剤層を介して、結晶性ポリプロピレン系樹脂及び環球法による軟化点が160〜200℃のジシクロペンタジエン系石油樹脂を含む芯層の片面又は両面に結晶性ポリプロピレン系樹脂を主成分とする表層を積層して成る多層シートを二軸延伸してなり、該芯層には、該結晶性ポリプロピレン系樹脂100重量部に対して、該ジシクロペンタジエン系石油樹脂が10重量部〜180重量部配合されており、該表層は、該ジシクロペンタジエン系石油樹脂の含有量が該芯層に比べて少ない基材であって、密度0.7g/cm3 以下で平均表面粗さ0.3μm以下である基材の該表層が設けられている面へと転写して、該基材と該接着剤層とアルミニウム転写蒸着層との積層体を形成し、その後、該積層体に、模様の高さ又は深さが0.1〜2mmであるエンボス加工用金型版によってエンボス加工を施すことにより製造されたことを特徴とする。
【0007】
また、請求項2に記載の本発明に係るアルミニウム転写蒸着薄葉体は、転写用フィルムの表面に形成したアルミニウム蒸着膜を、接着剤層を介して、結晶性ポリプロピレン系樹脂、環球法による軟化点が160〜200℃のジシクロペンタジエン系石油樹脂、及び無機充填材粉末を含む芯層の片面又は両面に結晶性ポリプロピレン系樹脂を主成分とする表層を積層して成る多層シートを二軸延伸してなり、該芯層には、該結晶性ポリプロピレン系樹脂100重量部に対して、該ジシクロペンタジエン系石油樹脂と該無機充填材粉末との混合物が10重量部〜200重量部配合されており、該表層は、該ジシクロペンタジエン系石油樹脂の含有量が該芯層に比べて少ない基材であって、密度0.7g/cm 3 以下で平均表面粗さ0.3μm以下である基材の該表層が設けられている面へと転写して、該基材と該接着剤層とアルミニウム転写蒸着層との積層体を形成し、その後、該積層体に、模様の高さ又は深さが0.1〜2mmであるエンボス加工用金型版によってエンボス加工を施すことにより製造されたことを特徴とする。さらに、前記アルミニウム転写蒸着層の表面には、ヘアライン模様、エンボス模様、マット模様、又はホログラム模様等が施されていてもよい(請求項)。
【0008】
また、請求項4に記載のアルミニウム転写蒸着薄葉体は、模様の高さ又は深さが0.1〜2mmであるエンボス加工用金型版によってエンボス加工が施されるべきアルミニウム転写蒸着薄葉体であって、該アルミニウム転写蒸着薄葉体は、転写用フィルムの表面に形成したアルミニウム蒸着膜を、接着剤層を介して、結晶性ポリプロピレン系樹脂及び環球法による軟化点が160〜200℃のジシクロペンタジエン系石油樹脂を含む芯層の片面又は両面に結晶性ポリプロピレン系樹脂を主成分とする表層を積層して成る多層シートを二軸延伸してなり、該芯層には、該結晶性ポリプロピレン系樹脂100重量部に対して、該ジシクロペンタジエン系石油樹脂が10重量部〜180重量部配合されており、該表層は、該ジシクロペンタジエン系石油樹脂の含有量が該芯層に比べて少ない基材であって、密度0.7g/cm 3 以下で平均表面粗さ0.3μm以下である基材の該表層が設けられている面へと転写することにより製造されたことを特徴とする。そして、請求項5に記載のアルミニウム転写蒸着薄葉体は、模様の高さ又は深さが0.1〜2mmであるエンボス加工用金型版によってエンボス加工が施されるべきアルミニウム転写蒸着薄葉体であって、該アルミニウム転写蒸着薄葉体は、転写用フィルムの表面に形成したアルミニウム蒸着膜を、接着剤層を介して、結晶性ポリプロピレン系樹脂、環球法による軟化点が160〜200℃のジシクロペンタジエン系石油樹脂、及び無機充填材粉末を含む芯層の片面又は両面に結晶性ポリプロピレン系樹脂を主成分とする表層を積層して成る多層シートを二軸延伸してなり、該芯層には、該結晶性ポリプロピレン系樹脂100重量部に対して、該ジシクロペンタジエン系石油樹脂と該無機充填材粉末との混合物が10重量部〜200重量部配合されており、該表層は、該ジシクロペンタジエン系石油樹脂の含有量が該芯層に比べて少ない基材であって、密度0.7g/cm 3 以下で平均表面粗さ0.3μm以下である基材の該表層が設けられている面へと転写することにより製造されたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係るアルミニウム転写蒸着薄葉体について説明する。
このアルミニウム転写蒸着薄葉体は、図1にその基本構成を示すように、基材2の一方の面に接着剤層4、及びアルミニウム転写蒸着層6が順に形成されたものである。
【0010】
基材2は、密度0.7g/cm3以下で、平均表面粗さ0.3μm以下のポリプロピレン系樹脂シートからなっている。基材2の密度を0.7g/cm3以下とする理由は、0.7g/cm3を超えるとエンボス加工による型付きが不充分になるからである。より好ましくは、0.4〜0.7g/cm3の範囲とするのがよい。又、基材2の平均表面粗さを0.3μm以下とする理由は、0.3μmを超えるとアルミニウム蒸着層を転写した後の鏡面性が低下するからである。より好ましくは、0.03〜0.2μmの範囲とするのがよい。0.03μm未満であると、ブロッキングが生じて二次加工に支障を来たす可能性があるからである。なお、基材の厚みは60〜500μmであることが好ましい。
【0011】
ここで、基材2の密度や平均表面粗さを上述の範囲に調整する方法としては、例えば(1)ポリプロピレン系樹脂に発泡剤を添加して気泡を有するシートを成形する方法、(2)ポリプロピレン系樹脂に、これと相溶性の小さい物質を加えてシート成形し、さらに延伸して適宜ボイド(微細な空洞)を形成する方法、(3)ポリプロピレン系樹脂に中空フィラーを加えてシート成形する方法が挙げられるが、品質の均一性と経済性の点で(2)の方法が好ましい。又、前記(2)の方法を用いる場合、延伸する前のシートは上述の如くポリプロピレン系樹脂にこれと相溶性の小さい物質を加えた単層シートでもよいが、後述するように、この単層シートの少なくとも片面に結晶性ポリプロピレン系樹脂を主成分とするシートを積層した多層シートを用いるのが好ましい。なお、上記延伸としては一軸延伸でも差し支えないが、タテ・ヨコの強度バランスの良い延伸を行うためには二軸延伸を行うのが好ましい。
【0012】
基材2に用いられるポリプロピレン系樹脂は、プロピレンの単独重合体、プロピレンとエチレンおよび炭素数4以上のα−オレフィンから選ばれる1種以上との二元以上の共重合体、又は上述の各重合体の混合物である。前記ポリプロピレン系樹脂は、結晶性ポリプロピレン系樹脂であることが好ましく、例えば、結晶性プロピレン単独重合体や結晶性プロピレン−エチレンブロック共重合体を挙げることができる。ここで、結晶性ポリプロピレン系樹脂を用いる場合、メルトフローレート(以下、「MFR」という。JIS規格K7210−1976に規定されたもの)が0.5〜20g/10分の樹脂を用いるのがよく、より好ましくは0.5〜10g/10分の樹脂を用いるのがよい。
【0013】
特に、結晶性ポリプロピレン系樹脂100重量部に対して、ジシクロペンタジエン系石油樹脂10〜180重量部を含有するものが好ましい。ジシクロペンタジエン系石油樹脂の配合量が10重量部未満であると、基材の密度が0.7g/cm3を超えてエンボス加工による型付けが不充分になる虞があるからである。又、180重量部を超えると、延伸の際に破断が生じて延伸性が低下したり基材表面の平滑性が低下する虞があるからである。
【0014】
このジシクロペンタジエン系石油樹脂としては、例えば石油ナフサ等のスチームクラッキングなどによって得られるシクロペンタジエン、ジシクロペンタジエン、これらのアルキル置換体及びオリゴマ、並びにこれらの混合物から選ばれる1種以上(以下、「ジシクロペンタジエン系成分」という)を主成分とする留分を50%以上含有し、かつ、環球法による軟化点が160〜200℃の高分子量・高軟化点の石油樹脂を挙げることができる。ここで、この石油樹脂の軟化点を160〜200℃に規定する理由は、160℃未満である場合は、前記石油樹脂を含む樹脂シートを延伸する際、該シートに含まれる石油樹脂が変形してボイドの発生が不充分になる場合があるからである。又、200℃を超えた場合は、結晶性ポリプロピレン系樹脂への石油樹脂の混合・分散が不充分になる場合があるからであり、さらに軟化点が200℃を超える石油樹脂は高価で経済的と云えないからである。
【0015】
さらに、前記石油樹脂を例えばバナジウム、ニッケル若しくはコバルト等の金属、又は該金属の酸化物を用いた触媒により、溶媒の存在下で温度150〜300℃、水素圧1000〜15000kPaの条件で水素化し、上述の軟化点を有する水素化ジシクロペンタジエン系石油樹脂としてもよい。
さて、以上の説明では単層シート2を基材として用いた場合について述べたが、図2及び図3に示すように、芯層20aの片面又は両面に、表層20bを積層して成る多層シート20を基材に用いることがより好ましい。ここで、芯層20aは結晶性ポリプロピレン系樹脂及び環球法による軟化点が160〜200℃のジシクロペンタジエン系石油樹脂を主成分とする樹脂シートであり、表層20bは結晶性ポリプロピレン系樹脂を主成分とする樹脂シートである。
【0016】
芯層20a及び表層20bに用いる結晶性ポリプロピレン系樹脂としては、上述の単層シート2に用いるのと同様なものを用いることができる。又、芯層20aと表層20bに用いる結晶性ポリプロピレン系樹脂は、必ずしも同一のものでなくてもよい。さらに、表層20bに用いる樹脂としては、ジシクロペンタジエン系石油樹脂を含有したものを用いてもよいが、その含有量を芯層20aに比べて少なくするか、又はまったく含有させないようにするのが好ましい。このようにすると、ボイドの発生による多層シート表面の粗面化が防止され、平滑度を適切にすることができるからである。
【0017】
そして、この多層シート20を二軸延伸することにより基材が製造される。二軸延伸の方法は特に制限はなく、例えば後述する方法によって行えばよい。このようにして得られた基材も、上述の単層シート2と同様な密度及び平均表面粗さを備えたものとなっている。
なお、上述の各樹脂シート(2、20a、20b)に、通常のポリプロピレン樹脂に添加される公知の各種添加剤を目的を損なわない範囲で適宜含有させてもよい。このような添加剤としては、例えば公知のフェノール系、リン系、及びチオエーテル系等の加工安定剤や酸化防止剤が挙げられる。又、無機充填剤粉末、ステアリン酸カルシウム等の高級脂肪酸金属塩、及び脂肪酸アミド系等の滑剤、顔料、紫外線防止剤、発泡剤、帯電防止剤、あるいは、ポリエチレン類及びエチレン−プロピレンゴム類等の各種ポリマーを用いてもよい。
【0018】
このうち、無機充填剤粉末は、延伸によりシートにボイドを発現させる目的で、前記ジシクロペンタジエン系石油樹脂と併用するのが好ましいものであり、例えば平均粒径0.01〜20μm、好ましくは平均粒径0.01〜5μmの炭酸カルシウム、タルク、酸化チタン、及びシリカ等を挙げることができる。特に、コストの点から炭酸カルシウムを用いることが好ましい。又、これらは、単独で使用してもよく、2種以上を併用して用いてもよい。
【0019】
そして、この無機充填剤の配合割合としては、例えば結晶性ポリプロピレン系樹脂100重量部に対して、上述のジシクロペンタジエン系石油樹脂と無機充填剤粉末との混合物10〜200重量部を配合するのが好ましい。配合割合が10重量部未満である場合は、基材の密度が0.7g/cm3を超えてエンボス加工による型付けが不充分になる虞がある。一方、200重量部を超えた場合、延伸の際に延伸破断が生じ易くなるとともに、得られた基材の表面の平滑性が低下する可能性がある。
【0020】
以上述べた樹脂組成物を調製する方法としては、通常のブレンダ又はミキサ等を用いて各配合物を攪拌混合すればよい。又、一般的な押出機、ゲレーションミキサ(商品名)等を用い、上記配合物を溶融混合した後ペレット状の組成物とすることもできる。
そして、この樹脂組成物を押出成形して得た単層シート、共押出成形して得た積層シート、及びこれらのシートを一軸延伸又は二軸延伸したシートが基材として用いられる。延伸方法としては、例えば結晶性ポリプロピレン系樹脂の延伸に通常用いられる逐次式テンター装置、同時式テンター延伸装置、サーキュラーダイを用いてチューブ状にシートを成形した後延伸するIOP装置等を用いて行うことができる。
【0021】
さらに、このようにして得られたシート(基材)に、必要に応じてコロナ放電等の表面処理や、塗工剤を塗工してもよい。
このようにして得られた基材は、合成樹脂を材料としているために吸湿性及び吸水性が少なく、薄葉体にしたときに反りやカールを生じることが少ない。さらに、後述するアルミニウムを蒸着した後の金属光沢に優れるとともに、詳しくは後述するような所定のデザインのエンボス加工を施すとエンボスに深みが出て立体感が出るという特性を有している。この理由としては、これらの基材に形成されたボイドが極めて微細であるために、基材の表面が平滑になっていること、また、密度が0.7g/cm3以下と非常に低いためクッション性に富み、エンボス加工した場合にエンボスの深み(凹凸)を出せるとともに、加工後の基材の復元の度合いが小さいためであると考えられる。
【0022】
接着剤層4は、後述するアルミニウム蒸着膜を基材2に貼り合わせるためのものである。この接着剤としては、例えばドライラミネートに用いられる各種の2液硬化型接着剤や光硬化型接着剤を挙げることができる。2液硬化型接着剤は、時間経過とともに硬化するタイプのものであり、更には、加熱により一層短時間で硬化させることができ、例えばウレタン系樹脂接着剤やエポキシ系樹脂接着剤を用いることができる。また光硬化型接着剤は、電子線や紫外線などを照射して硬化するタイプのものである。例えばウレタン系樹脂接着剤やアクリル系樹脂接着剤を用いることができる。この接着剤層4の厚みは格別限定されるものではないが、例えば、1m2当たり2〜10g程度であることが好ましい。
【0023】
アルミニウム転写蒸着層6は、詳しくは後述する方法によって得られたアルミニウム蒸着膜を基材2に転写したものであり、蒸着時にガス発生を起こさない所定の転写用フィルムに蒸着膜を平滑に形成させ、これを基材2に転写しているため、鏡面状で優れた金属光沢を呈する。アルミニウム転写蒸着層6の厚みは、例えば100〜1000Åであることが好ましい。そして、アルミニウム転写蒸着層6はそのままの状態では金属光沢を有しているが、さらにその表面に適宜ヘアライン模様、エンボス模様、マット模様、又はホログラム模様6aが施されていると、金属光沢の上に様々な模様が付加され特有の意匠効果を発揮するので好ましい(図4)。これらのうち、エンボス模様、マット模様はいずれも艶消し模様であり、金属光沢の強弱の度合いが適度に調節される。また、アルミニウム転写蒸着層6(又は6a)の上に適宜着色層9を形成すると、アルミニウム転写蒸着層6(又は6a)が着色されて金属光沢の上に所定の色彩が付加され特有な意匠効果が発揮される(図5、6)。着色層9としては、例えば透明又は半透明な樹脂に赤色、青色、黄色等の顔料を分散させたものを用いることができる。
【0024】
そして、前記アルミニウム転写蒸着層6(又は6a)の表面に印刷適性を付与するべく、透明又は半透明の樹脂からなるプライマー層8をアルミニウム転写蒸着層6(又は6a)の上に形成してもよい(図5、6)。但し、上述の如く着色層9を設けた場合は、それ自体がプライマー層の役割を果たすためプライマー層8を形成する必要はない。そして、プライマー層8又は着色層9を通して下地のアルミニウム転写蒸着層6(又は6a)の金属光沢や模様等の意匠効果が発揮されうる。
【0025】
さらに、このようにして得られた薄葉体に直接、又はこの薄葉体に印刷を行った後に、エンボス加工を施。エンボス加工を行う方法としては、対象面を部分的に浮き上げる方式(対象面に凸状模様を形成)や、対象面を部分的に押込ませる方式(対象面に凹状模様を形成)がある。いずれの場合も、例えば星印、文字、格子等の模様が凹状又は凸状に形成された金型版とプレス板の間に上述の薄葉体を挿入し、(加熱)プレスしてエンボス加工を行えばよい。エンボス加工に用いる金型版としては、上述の模様の高さ(又は深さ)を0.1〜2mm程度としたものを用いる。エンボス加工の条件としては、例えばプレス温度を常温から120℃以下とし、加圧力を2000〜40000kPa、加圧時間を0.1〜200秒とすればよい。又、金型版として、平盤に代えて上記模様が形成された金属ロールを用い、連続的にエンボス加工を行ってもよい。
【0026】
上述した薄葉体は、例えば以下のようにして製造することができる。
まず、真空蒸着により所定の転写用フィルムの表面にアルミニウムを蒸着させ、接着剤層4に用いられる上記接着剤をこのアルミニウム蒸着膜の上に塗布する。そして、接着剤の上に基材2を重ねて全体を例えば熱圧着し、接着剤層4を介してアルミニウム蒸着層膜と基材2とを一体化する。このとき、上述した転写用フィルムとアルミニウム蒸着膜との密着力は、接着剤層4とアルミニウム蒸着膜との密着力より小さくして、転写用フィルムをアルミニウム蒸着膜から容易に剥離することができるようにする。そして、前記アルミニウム蒸着膜を転写用フィルムから基材2上に転写して、アルミニウム転写蒸着層6とする。
【0027】
転写用フィルムは、例えば二軸延伸ポリプロピレン等の剥離性に優れ、かつ蒸着時にガスを発生しない材料からなることが好ましい。また、上述したヘアライン模様、エンボス模様、マット模様、又はホログラム模様をアルミニウム蒸着層の表面に施す場合には、前記転写用フィルムの表面にヘアライン模様、エンボス模様、マット模様、又はホログラム模様を刻設しておき、この上に蒸着を行えばよい。
【0028】
なお、上述した薄葉体のプライマー層8又は着色層9の上に、オフセット印刷、UVオフセット印刷、グラビア印刷、シルクスクリーン印刷、フレキソ印刷等の通常の印刷方法によって形成した印刷層を設けることもできる。また、プライマー層8又は着色層9の上に、インクジェットのインクを吸収、定着させるためのインク受容層を形成してもよい。
【0029】
さらに、以上の実施形態において、前記基材2の他の面に粘着剤層を介して離型紙を貼着してタックシールを製造することもできる。粘着剤層としては、例えば公知の粘着剤を用いればよい。
【0030】
【実施例】
実施例1〜3、比較例1〜4
1.基材用樹脂組成物の作製
まず、n−ヘプタン不溶部を96%含有しMFRが2g/10分である結晶性ポリプロピレン単独重合体粉末100重量部に対し、軟化点172℃のジシクロペンタジエン系石油樹脂(以下、「DCPD」という)及び平均粒径1.5μmの充填剤(炭酸カルシウム)を表1に示す重量部でそれぞれ配合し、さらにフェノール系酸化防止剤(2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、以下「BHT」という)0.2重量部、及びステアリン酸カルシウム0.1重量部を配合して攪拌機(商品名:ヘンシェルミキサ)で攪拌混合した。この混合物を同方向回転型二軸スクリューを備えた押出機に通して240℃で溶融混練して押出し、さらに冷却してカットして所定のペレットから成る組成物Aを得た。
【0031】
次に、MFR1.5g/10分、エチレン濃度8%で、ブロック指数0.8のプロピレン−エチレンブロック共重合体の粉末100重量部に対し、BHT:0.2重量部、及びステアリン酸カルシウム0.1重量部を配合したものを上記と同様に攪拌混合した後押出し、ペレット状の組成物Bを得た。ここで、樹脂のMFRの測定は、JIS規格K7210−1976の試験条件14(230℃、2.16kgf)に準拠して行った。
【0032】
2.基材の製造
上述の組成物Aから成るシート(芯層)の両面に、組成物Bから成るシート(表層)を積層して多層シートを作製し、これを二軸延伸して基材とした。
多層Tダイを備えた3種3層フィルム押出装置(口径65mmφの中間層用単軸押出機が1台、及び口径50mmφの表層用単軸押出機が2台配設される)を用いた。そして、組成物Aを前記中間層用押出機に供給し、組成物Bを前記表層用押出機に供給して共押出し(Tダイ温度240℃)を行い、これを表層温度30℃の鏡面冷却ロールで急冷して2種3層の未延伸シートを得た。各組成物の厚み比は、延伸後の表層及び芯層の厚みがそれぞれ16μm、108μmとなるよう、適宜調整した。
【0033】
次に、この未延伸シートをテンター法逐次二軸延伸機の縦延伸機に導入し、加熱ロール間で温度140℃で5倍延伸した後、テンター内温度160〜200℃で8倍の横延伸を施し、熱セット(160℃)して巻き取った。このようにして、表層厚み各16μm、芯層厚み108μm、合計厚み140μmであり、かつ、表1に示す密度及び平均表面粗さを有する延伸シートから成る基材20を得た。
【0034】
3.薄葉体の製造
二軸延伸ポリプロピレン製の転写用フィルムの表面に真空蒸着法により、厚み250Åのアルミニウム蒸着膜を形成させた後、この上に接着剤(2液重合型ポリウレタン)を厚み4μm程度塗布した。この接着剤の上に上述の基材20を重ね、全体を熱圧着して接着剤を硬化させた。そして転写用フィルムをアルミニウム蒸着層から剥離し、接着剤層4を介してアルミニウム転写蒸着層6と基材20が一体化した薄葉体を得た。
【0035】
基材の平均表面粗さが0.3μmを超えたこと以外は実施例と同様にして薄葉体を製造した。これを比較例1,2とする。
基材として、ポリプロピレン系の市販品(商品名:ユポ、品番:FPG、厚み:120μm、王子油化合成紙(株)製)を用いたこと以外は実施例と同様にして薄葉体を製造した。これを比較例3とする。
【0036】
基材として、PET系の市販品(商品名:クリスパー、品番:G2312、東洋紡績(株)製)を用いたこと以外は実施例と同様にして薄葉体を製造した。これを比較例4とする。以上の各薄葉体の基材の組成と厚みを表1に示す。
【0037】
【表1】
Figure 0004659163
【0038】
4.基材の密度の測定
基材を5cm角に切出し、ダイヤルゲージ(ピーコックG−6C型の最小読取り1/1000mm、(株)尾崎製作所製)にて上下左右と中央部の5点における厚みの平均値を求めた。次にこの試料の重量を化学天秤で0.0001gの精度で測定して密度を算出した。基材8枚についてそれぞれ密度を測定してその平均値を求め、基材の密度とした。
【0039】
5.表面形状の評価
基材表面、及びこの基材にアルミニウム蒸着層を転写した薄葉体表面の平均表面粗さ(Ra)と最大粗さ(Rmax)を、(株)小坂研究所製のサーフコーダSE−30AKを用いて測定した。
【0040】
6.エンボス加工性の評価
(株)ショージ製の油圧成型機を用い、温度100℃、圧力2500kPa、時間3分の条件で、深度0.15mmの格子模様が刻設されたステンレス型板をアルミニウム蒸着層を転写した薄葉体に押し付け、エンボス加工を施した。ステンレス型板の平均表面粗さ(Ra(S))、及びエンボス加工後の基材表面の平均表面粗さ(Ra(B))を上述の方法で測定し、次式、
{Ra(B)/Ra(S)}×100
によって転写率(%)を求め、エンボス加工性を評価した。転写率20%以上のものを○、20%未満のものを×とした。
【0041】
7.鏡面性の評価
基材にアルミニウム蒸着層を転写した薄葉体のアルミニウム面での顔写り状態を目視判定し、鏡と類似の写りのものを○、映像がぼけるものを×とした。
【0042】
【表2】
Figure 0004659163
【0043】
表2から次のことが明らかである。
(1)本発明の薄葉体は、エンボス加工性及び鏡面性に優れている。
(2)基材の平均表面粗さが0.3μmを超える比較例1,2の場合は鏡面性が実施例1〜3に比べて大幅に低下した。
(3)そして、基材の平均表面粗さが0.3μmを超え、その密度が0.7g/cm 3 を超える比較例3,4の場合は、鏡面性に加え、エンボス加工性も実施例1〜3に比べて大幅に低下した。このようなことから、所定の平均表面粗さ及び密度を有する樹脂シートを基材に用いた本発明の優位性が明らかである。
【0044】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明に係るアルミニウム転写蒸着薄葉体は、反りやカールが生じることが少なく、さらに金属光沢が特に優れている。そして、デザインエンボスを深くすることができるため、立体感が出る。従って、各種の包装材,台紙,カード,ポスター,印画紙,コピー用紙,シール,ラベル,インクジェット記録用紙,建材などの素材に好適に用いることができる。
【0045】
そして、アルミニウム転写蒸着層の表面に各種の模様を設けたり、このアルミニウム層を着色すると、極めて美麗な外観が得られ、特有な意匠効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアルミニウム転写蒸着薄葉体の実施形態の一例を示す断面図である。
【図2】多層シートを用いたアルミニウム転写蒸着薄葉体の実施形態の一例を示す断面図である。
【図3】多層シートを用いたアルミニウム転写蒸着薄葉体の実施形態の別の例を示す断面図である。
【図4】ホログラム模様が施されたアルミニウム転写蒸着薄葉体の実施形態の一例を示す断面図である。
【図5】プライマー層又は着色層が形成されたアルミニウム転写蒸着薄葉体の実施形態の一例を示す断面図である。
【図6】プライマー層又は着色層が形成されたアルミニウム転写蒸着薄葉体の実施形態の別の例を示す断面図である。
【符号の説明】
2 単層シート(基材)
4 接着剤層
6 アルミニウム転写蒸着層
6a ヘアライン模様、エンボス模様、マット模様、又はホログラム模様
8 プライマー層
9 着色層
20 多層シート(基材)
20a 芯層
20b 表層

Claims (5)

  1. 転写用フィルムの表面に形成したアルミニウム蒸着膜を、接着剤層を介して、結晶性ポリプロピレン系樹脂及び環球法による軟化点が160〜200℃のジシクロペンタジエン系石油樹脂を含む芯層の片面又は両面に結晶性ポリプロピレン系樹脂を主成分とする表層を積層して成る多層シートを二軸延伸してなり、該芯層には、該結晶性ポリプロピレン系樹脂100重量部に対して、該ジシクロペンタジエン系石油樹脂が10重量部〜180重量部配合されており、該表層は、該ジシクロペンタジエン系石油樹脂の含有量が該芯層に比べて少ない基材であって、密度0.7g/cm3 以下で平均表面粗さ0.3μm以下である基材の該表層が設けられている面へと転写して、該基材と該接着剤層とアルミニウム転写蒸着層との積層体を形成し、その後、該積層体に、模様の高さ又は深さが0.1〜2mmであるエンボス加工用金型版によってエンボス加工を施すことにより製造されたことを特徴とするアルミニウム転写蒸着薄葉体。
  2. 転写用フィルムの表面に形成したアルミニウム蒸着膜を、接着剤層を介して、結晶性ポリプロピレン系樹脂、環球法による軟化点が160〜200℃のジシクロペンタジエン系石油樹脂、及び無機充填材粉末を含む芯層の片面又は両面に結晶性ポリプロピレン系樹脂を主成分とする表層を積層して成る多層シートを二軸延伸してなり、該芯層には、該結晶性ポリプロピレン系樹脂100重量部に対して、該ジシクロペンタジエン系石油樹脂と該無機充填材粉末との混合物が10重量部〜200重量部配合されており、該表層は、該ジシクロペンタジエン系石油樹脂の含有量が該芯層に比べて少ない基材であって、密度0.7g/cm 3 以下で平均表面粗さ0.3μm以下である基材の該表層が設けられている面へと転写して、該基材と該接着剤層とアルミニウム転写蒸着層との積層体を形成し、その後、該積層体に、模様の高さ又は深さが0.1〜2mmであるエンボス加工用金型版によってエンボス加工を施すことにより製造されたことを特徴とするアルミニウム転写蒸着薄葉体
  3. 前記アルミニウム転写蒸着層の表面には、ヘアライン模様、エンボス模様、マット模様、又はホログラム模様が施されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のアルミニウム転写蒸着薄葉体。
  4. 模様の高さ又は深さが0.1〜2mmであるエンボス加工用金型版によってエンボス加工が施されるべきアルミニウム転写蒸着薄葉体であって、
    該アルミニウム転写蒸着薄葉体は、転写用フィルムの表面に形成したアルミニウム蒸着膜を、接着剤層を介して、結晶性ポリプロピレン系樹脂及び環球法による軟化点が160〜200℃のジシクロペンタジエン系石油樹脂を含む芯層の片面又は両面に結晶性ポリプロピレン系樹脂を主成分とする表層を積層して成る多層シートを二軸延伸してなり、該芯層には、該結晶性ポリプロピレン系樹脂100重量部に対して、該ジシクロペンタジエン系石油樹脂が10重量部〜180重量部配合されており、該表層は、該ジシクロペンタジエン系石油樹脂の含有量が該芯層に比べて少ない基材であって、密度0.7g/cm 3 以下で平均表面粗さ0.3μm以下である基材の該表層が設けられている面へと転写することにより製造されたことを特徴とするアルミニウム転写蒸着薄葉体。
  5. 模様の高さ又は深さが0.1〜2mmであるエンボス加工用金型版によってエンボス加工が施されるべきアルミニウム転写蒸着薄葉体であって、
    該アルミニウム転写蒸着薄葉体は、転写用フィルムの表面に形成したアルミニウム蒸着膜を、接着剤層を介して、結晶性ポリプロピレン系樹脂、環球法による軟化点が160〜200℃のジシクロペンタジエン系石油樹脂、及び無機充填材粉末を含む芯層の片面又は両面に結晶性ポリプロピレン系樹脂を主成分とする表層を積層して成る多層シートを二軸延伸してなり、該芯層には、該結晶性ポリプロピレン系樹脂100重量部に対して、該ジシクロペンタジエン系石油樹脂と該無機充填材粉末との混合物が10重量部〜200重量部配合されており、該表層は、該ジシクロペンタジエン系石油樹脂の含有量が該芯層に比べて少ない基材であって、密度0.7g/cm3 以下で平均表面粗さ0.3μm以下である基材の該表層が設けられている面へと転写することにより製造されたことを特徴とするアルミニウム転写蒸着薄葉体。
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