JP4659082B2 - 光電気複合配線部品及びこれを用いた電子機器 - Google Patents

光電気複合配線部品及びこれを用いた電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、光電気複合配線部品に係わり、特に可撓性を有する光電気複合配線部品及びこれを用いた電子機器に関するものである。
パソコン、携帯電話などの電子通信機器において、画像など大容量なデータを扱うサービスやアプリケーションの拡大に伴い、高速・大容量な通信技術の開発が活発に進められている。こうした状況の中、電子装置内または電子装置間を高密度で高速・大容量の通信を可能とするインターコネクションの開発が注目されている。
従来の電気コネクタ付き電気ケーブルを図10(a)に示す。なお、図において同じ部品には同じ符号を用いている。
フレキシブル基板101に電気配線102を形成し、このフレキシブル基板101の両端に電気コネクタ103を形成した構造である。このフレキシブルな電気コネクタ103付き電気ケーブル1000を用いることにより、機器を構成する基板または電子モジュール間の電気的インタフェースを自由な配線形状で行うことができるものである。
図10(b)には、フレキシブル基板101に電気配線102を形成し、この基板の両端または片端に電極1001を形成した構造のカードエッジタイプの電気ケーブル1002を示す。
カードエッジタイプの電気ケーブル1002は、フレキシブル基板側に電気コネクタ用の部品を設けることなく直接相手側のコネクタに嵌合させるものであり、フレキシブル基板101に部品をはんだ付けする必要がない。従って、低コストで高密度、薄型を実現することができる。
次に従来の光配線部品を図11、図12、図13に示す。
図11にはフレキシブル基板101にポリマ導波路1101を形成し、更にPD1102、アンプ1103などを集積し光信号を伝送する構造が示されている(例えば、特許文献1第9頁、図8参照)。
図12には、光伝送路としてポリマ導波路1201を用い、その両端に光接続用の基板(コネクタ)1202を形成した構造が示されている(例えば、特許文献2第6頁、図1参照)。
図13には、外部の多芯光コネクタ1301と多チャンネル光素子アレイ1302との間を接続するポリマ導波路フィルム1303が示されている(例えば、特許文献3第10頁、図13参照)。外部の多芯光コネクタ1301と光学的に接続するためのコネクタインタフェース1304を備えている。
特開平9−96746号公報(第9頁、図8) 特開平10−186187号公報(第6頁、図1) 特開2002−182048号公報(第10頁、図13)
しかしながら、従来の電気配線部品、または光配線部品には、次のような課題がある。
従来の電気配線部品は、電気配線の高密度化に伴い電気配線は小径化が要求される。しかし、電気配線が小径となると電気的抵抗が大きくなり、また高周波での伝送損失が大きくなり高速化が困難となる。さらに、寸法形状の製造偏差により適切な特性インピーダンスを精度良く維持することが難しくなる。一般的には、伝送速度は数百Mbit/s程度が限界である。また電気配線であるため電磁ノイズを放出したり、電磁ノイズの影響を受けやすいという問題がある。これに対し、同軸構造の電気配線部品がある。同軸構造は、電磁ノイズ耐力に優れているが、それでも完全に電磁ノイズの問題を解決することはできず、微弱な電磁ノイズの放出などがあり、微弱な電気信号を扱う通信機器などでは問題となる。更に同軸構造では小型化、高密度化が困難な問題がある。
一方、従来の光配線部品は、フレキシブル基板101にポリマ導波路1101を形成し、このフレキシブル基板101にPD1102、アンプ1103などを集積すると共に、PD1102、アンプ1103などを駆動するための電極、電気配線1104をフレキシブル基板101に設けたものである。ポリマ導波路1101にて光信号を伝送し、受光素子(PD)1102で光電変換して、アンプ1103で増幅する構造であり、外部とのインタフェースは、光伝送路として光ファイバ1105を接続するものである。
しかし、光ファイバ1105との接続部1106は、サブミクロンから数ミクロン程度の高精度な位置合わせが必要であるため、低コスト化が困難である。更に光ファイバ1105との接続部1106に微小なゴミが入り込むと光接続損失が大きくなり、伝送品質が大きく劣化してしまう問題があった。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、通常の電気コネクタ付電気ケーブルと同等の取り扱い容易性を有すると共に、フレキシブル性に優れる光電気複合配線部品を実現することにある。更に電磁ノイズの放射が極めて少なく、耐ノイズ性にも優れると共に、高速・大容量・高品質な情報伝送が可能な光電気複合配線部品を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、次のように構成したものである。
請求項1の発明に係る光電気複合配線部品は、可撓性及び光透過性の基板と、前記基板の一方の端に設けられた、第1の電子モジュールと接続するインターフェースとなる第1の電気コネクタと、前記基板の他方の端に設けられた、第2の電子モジュールと接続するインターフェースとなる第2の電気コネクタと、前記基板の一方の面上に設けられ、前記第1の電気コネクタと前記基板に設けられた第1の電気配線によって電気的に接続される、電子部品及び発光素子を有する電気−光変換(E/O)部と、前記基板の前記一方の面上に設けられ、前記第2の電気コネクタと前記基板に設けられた第2の電気配線によって電気的に接続される、電子部品及び受光素子を有する光−電気変換(O/E)部と、前記基板の前記一方の面と反対側の他方の面上に設けられ、前記電気−光変換(E/O)部と前記光−電気変換(O/E)部とを光学的に結合する可撓性の光導波路と、前記基板の前記一方の面上に設けられ、前記第1の電気コネクタと前記第2の電気コネクタの間を、前記電気−光変換(E/O)部及び前記光−電気変換(O/E)部を介さずに、電気的に接続する第3の電気配線と、を備え、前記第1の電気コネクタ及び前記第2の電気コネクタには、外部装置からの制御信号により前記電気−光変換(E/O)部及び前記光−電気変換(O/E)部の動作をシャットダウン制御するシャットダウン信号入力端子が設けられたものである。
請求項2の発明に係る光電気複合配線部品は、請求項1に記載の発明において、前記電気−光変換(E/O)部の発光素子が面発光レーザであることを特徴とする。
請求項3の発明に係る光電気複合配線部品は、請求項1又は2に記載の発明において、前記電気−光変換(E/O)部と、前記光−電気変換(O/E)部と、前記光導波路とで形成される伝送路が、1つ以上前記可撓性の基板に設けられ、前記第3の電気配線は、低速信号、電源電圧などの伝送路とされたことを特徴とする。
請求項4の発明に係る光電気複合配線部品は、請求項1乃至3のいずれかに記載の光電気複合配線部品において、前記第1の電気コネクタと、前記電気−光変換(E/O)部の間に複数の電気信号を多重化する多重化回路が設けられ、前記第2の電気コネクタと前記光−電気変換(O/E)部の間に、多重化電気信号を分離する分離回路が設けられたことを特徴とする。
請求項5の発明に係る光電気複合配線部品は、請求項1乃至3のいずれかに記載の前記光電気複合配線部品の外部に、前記電気−光変換(E/O)部側の前記第1の電気コネクタと接続される複数の電気信号を多重化する多重化回路が設けられると共に、前記光電気複合配線部品の外部に、光−電気変換(O/E)部側の前記第2の電気コネクタと接続される多重化された電気信号を複数の電気信号に分離する分離回路が設けられたことを特徴とする。
請求項6の発明に係る光電気複合配線部品は、請求項1乃至5のいずれかに記載の光電気複合配線部品において、前記基板に終端抵抗を設けたことを特徴とする。
請求項7の発明に係る電子機器は、機器を構成する基板または電子モジュール間の伝送路として請求項1乃至6のいずれかに記載の前記光電気複合配線部品を用いたことを特徴とする。
<発明の要点>
本発明においては、可撓性を有する基板に電気−光変換(E/O)部、光−電気変換(O/E)部、及び光導波路を設け、これらで形成される伝送路に高速信号を伝送させる光電気複合配線部品である。
本発明によれば、電子機器内の電子モジュール間の通信、あるいは電子機器間の通信を、通常の電気コネクタ付電気ケーブルまたはカードエッジコネクタ嵌合用電極付き電気ケーブルと同等の取り扱い容易性を有すると共に、フレキシブル性に優れる光電気複合配線部品が実現できる。更に高速信号の伝送路がほとんど光伝送路となるため耐ノイズ性に優れると共に、高速・大容量・高品質な情報伝送が可能となる。
更に、光電気複合配線部品に多重/分離回路を設けたにより、信号を多重化して伝送することができるため、伝送容量を大幅に増加することが可能となる。また、伝送容量が同等の場合は光信号の配線数を削減することができるため、高価な電気−光変換(E/O)部、及び光−電気変換(O/E)部の数を削減でき、低コスト化に有利である。
また、光電気複合配線部品において、電気コネクタまたはカードエッジコネクタ嵌合用電極を複数個形成することにより、配線の自由度が高くなり、フレキシブル性が更に向上する。また多ポートな電子デバイス間の接続などが容易となる。
発光素子の光出射方向に反射部材を設けることにより、発光素子として、端面発光タイプのFP−LD、DFB−LDなどを用いることが可能となる。
高速信号が伝搬する電気−光変換(E/O)部、または光−電気変換(O/E)部の近傍に終端抵抗を設けることにより、電気信号の反射を抑えることができ、伝送特性の品質が向上し、高速・大容量伝送が可能となる。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
光電気複合配線部品100の全体構成の上面図を図1に示す。また光電気複合配線部品100の断面図を図2に示す。
光電気複合配線部品100には、可撓性及び光透過性を有するフレキシブル基板101に銅材からなる電気配線102が設けられ、更に複数の端子を有する電気コネクタ103が可撓性及び光透過性を有するフレキシブル基板101の両端に設けられている。この電気コネクタ103により各電子モジュール間において電気信号のインタフェースを行うことができる。なお、可撓性及び光透過性を有するフレキシブル基板101の材料としては、ポリマ材料が望ましく、ポリイミド、エポキシ、シリコーン、アクリル系ポリマなどが良い。
また、光電気複合配線部品100には、光素子である発光素子201と、発光素子201を駆動・制御するドライバIC202とからなる電気−光変換(E/O)部104が、一方の電気コネクタ103(図1の左側)の近傍に設けられており、この電気−光変換(E/O)部104の発光素子201及びドライバIC202は可撓性及び光透過性を有するフレキシブル基板101上にフリップチップ実装され、電気配線108を介して電気コネクタ103の一端子105に電気的に接続されている。本実施例では発光素子201として面発光レーザ(VCSEL)を用いた構造を示している。
更に、光電気複合配線部品100には受光素子203と信号増幅IC204とからなる光−電気変換(O/E)部106が、他方の電気コネクタ103(図1の右側)の近傍に設けられており、光−電気変換(O/E)部106の受光素子203及び信号増幅IC204は可撓性及び光透過性を有する基板101上にフリップチップ実装され、電気配線109を介して電気コネクタ103の一端子107に電気的に接続されている。なお、電気−光変換(E/O)部104と光−電気変換(O/E)部106は信頼性を高めるため、シリコンなどの樹脂を用いてポティング(図示せず)して光素子及び接合部を保護することが望ましい。
また、電気−光変換(E/O)部104と光−電気変換(O/E)部106との間のフレキシブル基板101の下面には、光信号を伝播させるための可撓性の光導波路205が設けられている。この光導波路205の長さは数cmから数10cm以上であるのに対し、図1、及び図2の電気−光変換(E/O)部104と電気コネクタ103間の電気配線108の長さ、及び光−電気変換(O/E)部106と電気コネクタ103間の電気配線109の長さは共に数mm程度である。従って、高速電気信号が伝送される電気配線部の長さは数mm程度と短いため、伝送に伴う信号の劣化は小さく、また電磁ノイズの影響も小さくできる。更に高速電気信号は電気−光変換(E/O)部104において電気信号から光信号に変換されて、伝送路の長さの大部分を占める光導波路205の中を伝播するため、電磁ノイズの影響を排除することができると共に、大容量の伝送が可能である。なお、光導波路材料としては、ポリマ材料が望ましく、ポリイミド、エポキシ、シリコーン、アクリル系ポリマなどが良い。ここでフレキシブル基板と光信号を伝播させるための可撓性の光導波路は一体形成することも可能である。
次に作製方法について以下述べる。
可撓性及び光透過性を有するフレキシブル基板101上にポリマ材料を滴下してスピンコートなどにより薄膜を形成しクラッド層206を形成する。続いてクラッド層206形成のポリマ材料より屈折率の高いポリマ材料を滴下してスピンコートなどにより薄膜を形成しコア層205を形成する。このコア層205が光導波路205となる。光導波路205のパターン化は紫外線硬化、エッチング、成形加工など種々の手法で行うことができる。次にコア層205を保護するため再度同様の工程でクラッド層207を形成して可撓性の光導波路部209の作製ができる。光導波路205の端面208の斜め加工は、成型または切削、若しくはエッチングにより形成することができる。なお、光導波路部209の比屈折率差、コア寸法などは、光導波路や基板の曲げに対する放射損失増への耐力や、光素子と光導波路の光結合における実装位置精度のトレランスなどに応じて、適宜決定すれば良い。
また、電気コネクタ103は複数の端子を有し、電気−光変換(E/O)部104と、光−電気(O/E)変換部106と、光導波路部209を一つのセットとして、少なくとも1セット以上フレキシブル基板101に設けられている。この電気−光変換(E/O)部104と、光−電気変換(O/E)部106と、光導波路部209とで形成される伝送路は、光導波路となるため、100Mbit/s以上の高速信号でも電磁ノイズの影響を受けることなく、また電磁波を放射することがなく、高品質に伝送することが可能である。一方、電気−光変換(E/O)部104、光−電気変換(O/E)部106及び光導波路部209を有しない電気コネクタ103端子間の電気配線102は、100Mbit/s未満の低速信号、電源電圧などを伝送すると良い。
次に動作について説明する。
電子モジュール110から、一方の電気コネクタ103(図1の左側)を介して電気配線108を経てドライバIC202に高速信号が入力される。電子モジュール110からの高速信号に基づきドライバIC202は発光素子(面発光レーザ)201の発光を制御する。
面発光レーザ(VCSEL)201は、可撓性及び光透過性を有するフレキシブル基板101(ポリイミドなど)上にフリップチップ実装され、面発光レーザ(VCSEL)201から出射した光信号は、フレキシブル基板101を透過した後、フレキシブル基板101の下方に設けられた光導波路205に入射する。ここで光導波路205の端面208は光の進行方向に対し略45度に斜め加工されており、斜め加工面は光導波路205とは屈折率の異なる層210(ここでは空気層)に接しているため、光信号は45度の傾斜面211で反射され光導波路205内に沿って伝播し、更に光導波路205の他方の端面211も略45度に斜め加工されているため再び光信号は略45度の傾斜面211で反射されて、第2図の上方向に伝播方向を変える。フレキシブル基板101を透過した信号光は、フレキシブル基板101の上面に設けられた受光素子203に入射し電気信号に変換された後、信号増幅IC204によって電気信号の増幅が行なわれ、他方(図1の右側)の電気コネクタ103を介して外部の電子モジュールに伝送される。
このように、面発光レーザ(VCSEL)201と可撓性及び光透過性を有するフレキシブル基板101を用いることにより、光学部材として光導波路部209の端面を加工するだけで、面発光レーザ(VCSEL)201と受光素子203を光学的に結合することが可能である。
また、図2(b)は光導波路部209の他の実施例である。
光の進行方向に対し一面212が略45度に斜め加工されると共に、この斜め加工面に金属膜などを蒸着して光反射部213を形成し、光反射用光学部品214をこの光導波路部209の端面215に接続したものである。これにより光導波路部209の端面215を略45度に斜め加工するプロセスが不要となり、歩留まりを向上することができる。
本発明は上記した構成により、電子機器内の電子モジュール間の通信、あるいは電子機器間の通信を、通常の電気コネクタ付電気ケーブルと同等の取り扱い容易性を有すると共に、フレキシブル性に優れる光電気複合配線が実現できる。更に高速信号の伝送路の大部分が光伝送路となるため電磁ノイズを放射することが極めて少なく、また耐ノイズ性に優れると共に、高速・大容量の情報伝送が可能となる。
図3は光電気複合配線部品300に多重化回路および分離回路を設けたものである。
一方の電気コネクタ103(図1の左側)と電気−光変換(E/O)部104との間の可撓性の基板上に多重化回路(MUX)301を設け、他方(図1の右側)の電気コネクタ103と光−電気変換(O/E)部106との間のフレキシブル基板101上に分離回路(DMUX)302を設けた。この構成により、信号を多重化して伝送することができるため、伝送容量を大幅に増加することが可能となる。また、伝送容量が同等の場合は光信号の配線数を削減することができるため、高価な電気−光変換(E/O)部104、及び光−電気変換(O/E)部106の数を削減でき、低コスト化に有利である。
図4は光電気複合配線部品400の近傍に多重化回路301及び分離回路302を設けたものである。
一方(図1の左側)の電気コネクタ103の外部近傍に多重化回路(MUX)301を設け、他方(図1の右側)の電気コネクタ103の外部近傍に分離回路(DMUX)302を設けた。この構成により、信号を多重化して伝送することができるため、伝送容量を大幅に増加することが可能となる。また、伝送容量が同等の場合は光信号の配線数を削減することができるため、高価な電気−光変換(E/O)部104、及び光−電気変換(O/E)部106の数を削減でき、低コスト化に有利である。
図5は電気コネクタを複数個形成(501〜505)したものである。
配線の自由度が高くなり、フレキシブル性が更に向上する。また多ポートな電子デバイス間の接続などが容易となる。
図6(a)は端面発光タイプの発光素子601を用いた場合の構造を示したものである。端面発光素子601の光出射方向に反射部材602を設けることにより、信号光の光路をフレキシブル基板101下方に変更するものであり、光路を変更した後の動作は図2と同様である。反射部材602はガラス、ポリマなどの光学部材の一面を斜めに加工した後、この斜め端面にAuなどの金属膜603を蒸着などにより形成し、フレキシブル基板101に接着剤などを用いて貼り付け実装したものである。本構造によれば、発光素子601として、安価な端面発光タイプのFP−LD、DFB−LDなどを用いることが可能となる。
図7は終端用の抵抗701をフレキシブル基板101上に実装したものである。
電気配線102が長くなると伝送路のインピーダンスが変化したり、電気コネクタ103から外部の電子モジュールへの電気的接続時のインピーダンスの不一致などにより、反射が発生し電気信号の劣化となる。本構造は、高速信号が伝搬する電気−光変換(E/O)部104、または光−電気変換(O/E)部106の近傍に終端抵抗701を設けてインピーダンスを整合し、電気信号の反射を抑えるものである。伝送特性の品質を向上することができ、高速・大容量伝送が可能となる。
図8は電気−光変換(E/O)部104、または光−電気変換(O/E)部106のシャットダウン(一時停止)制御を行うシャットダウン信号入力端子801を光電気複合配線部品800に設けたものである。
光信号伝送を行わないときは、光電気複合配線部品800のシャットダウン信号入力端子801に外部装置(図示せず)から制御信号を入力し、電気−光変換(E/O)部104、及び光−電気変換(O/E)部106をシャットダウンするものである。本構成によれば、光信号伝送を行わないとき電気−光変換(E/O)部104、及び光−電気変換(O/E)部106の動作をシャットダウンするため省電力化を図る事ができる。
図9は、カードエッジ用コネクタと嵌合する光電気複合配線部品900の実施例の一つである。カードエッジ用コネクタと嵌合する光電気複合配線部品900は端面近傍に嵌合用電極1001が形成され、相手側の電気コネクタ(図示せず)と直接嵌合することができる。このため、カードエッジ用コネクタと嵌合する光電気複合配線部品900は電気コネクタ103のはんだ付けが不要となり、電気コネクタ103のはんだ付け時の高温はんだによる熱破壊を防止するために電子部品、及び光素子に要求される耐熱性を緩和することができ、電気−光変換(E/O)部104、及び光−電気変換(O/E)部106には安価な電子部品、及び光素子を用いることができる。
なお、カードエッジ用コネクタと嵌合する光電気複合配線部品900の実施例は図9に限定されるものでは無く、図1から図8に示す光電気複合配線部品の電気コネクタ103に代えて、嵌合用電極1001を設けることにより、カードエッジ用コネクタと嵌合することができる。
また、本発明の光電気複合配線部品を、特に電子機器の折り畳み部分に設けることにより、折り畳み動作にもフレキシブルに対応できると共に、折り畳み部を挟んで設けられた電子デバイス間の通信を高速・大容量・高品質に行うことが可能となる。適用される電子機器としては光トランシーバなどの光通信機器、及びパソコン、携帯電話などの通信機器がある。
本発明の光電気複合配線部品の全体構成の上面図である。 本発明の光電気複合配線部品の断面図である。 本発明の光電気複合配線部品に合分波器を設けたものである。 本発明の光電気複合配線部品の近傍に合分波器を設けたものである。 本発明の光電気複合配線部品において電気コネクタを複数個形成したものである。 本発明の光電気複合配線部品において、端面発光タイプの発光素子を用いた構造である。 本発明の光電気複合配線部品に終端用の抵抗を実装したものである。 シャットダウン制御端子を設けた光電気複合配線部品の実施例である。 本発明のカードエッジタイプの光電気複合配線部品の実施例である。 従来の電気コネクタ付き電気ケーブルの全体構成の上面図である。 従来のカードエッジコネクタ用電気ケーブルの全体構成の上面図である。 従来の光配線部品(アクティブ光回路シート)の全体構成である。 従来の光配線部品(フレキシブル光導波路デバイス)の全体構成である。 従来の光配線部品(フレキシブル導波路フィルム)の全体構成である。
符号の説明
100 光電気複合配線部品
101 フレキシブル基板
102 電気配線
103 電気コネクタ
104 電気−光変換(E/O)部
105、107 端子
106 光−電気変換(O/E)部
110 電子モジュール
201 発光素子
202 ドライバIC
203 受光素子
204 信号増幅IC
205 光導波路(コア層)
206、207 クラッド層
208、211 端面(45度傾斜面)
209 光導波路部
210 空気層
214 光反射用光学部品
301 多重化回路(MUX)
302 分離回路(DMUX)
501〜505 電気コネクタ
601 発光素子(端面発光LD)
602 反射部材
603 金属膜
701 終端抵抗
801 シャットダウン信号入力端子
1001 嵌合用電極

Claims (7)

  1. 撓性及び光透過性の基板と、
    記基板の一方の端に設けられた、第1の電子モジュールと接続するインターフェースとなる第1の電気コネクタと、
    前記基板の他方の端に設けられた、第2の電子モジュールと接続するインターフェースとなる第2の電気コネクタと、
    前記基板の一方の面上に設けられ、前記第1の電気コネクタと前記基板に設けられた第1の電気配線によって電気的に接続される、電子部品及び発光素子を有する電気−光変換(E/O)部と、
    前記基板の前記一方の面上に設けられ、前記第2の電気コネクタと前記基板に設けられた第2の電気配線によって電気的に接続される、電子部品及び受光素子を有する光−電気変換(O/E)部と、
    前記基板の前記一方の面と反対側の他方の面上に設けられ、前記電気−光変換(E/O)部と前記光−電気変換(O/E)部とを光学的に結合する可撓性の光導波路と、
    前記基板の前記一方の面上に設けられ、前記第1の電気コネクタと前記第2の電気コネクタの間を、前記電気−光変換(E/O)部及び前記光−電気変換(O/E)部を介さずに、電気的に接続する第3の電気配線と、
    を備え、
    前記第1の電気コネクタ及び前記第2の電気コネクタには、外部装置からの制御信号により前記電気−光変換(E/O)部及び前記光−電気変換(O/E)部の動作をシャットダウン制御するシャットダウン信号入力端子が設けられた
    電気複合配線部品。
  2. 前記電気−光変換(E/O)部の発光素子が面発光レーザであることを特徴とする請求項1に記載の光電気複合配線部品。
  3. 前記電気−光変換(E/O)部と、前記光−電気変換(O/E)部と、前記光導波路とで形成される伝送路が、1つ以上前記可撓性の基板に設けられ、前記第3の電気配線は、低速信号、電源電圧などの伝送路とされたことを特徴とする請求項1又は2に記載の光電気複合配線部品。
  4. 前記第1の電気コネクタと、前記電気−光変換(E/O)部の間に複数の電気信号を多重化する多重化回路が設けられ、前記第2の電気コネクタと、前記光−電気変換(O/E)部の間に多重化電気信号を分離する分離回路が設けられたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光電気複合配線部品。
  5. 請求項1乃至3のいずれかに記載の前記光電気複合配線部品の外部に、前記電気−光変換(E/O)部側の前記第1の電気コネクタと接続される複数の電気信号を多重化する多重化回路が設けられると共に、前記光電気複合配線部品の外部に、光−電気変換(O/E)部側の前記第2の電気コネクタと接続される多重化された電気信号を複数の電気信号に分離する分離回路が設けられたことを特徴とする光電気複合配線部品。
  6. 前記基板に終端抵抗を設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の光電気複合配線部品。
  7. 機器を構成する基板または電子モジュール間の伝送路として請求項1乃至6のいずれかに記載の前記光電気複合配線部品を用いたことを特徴とする電子機器。
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