JP4658921B2 - 改良された光デカップリングを有するエレクトロルミネセント装置 - Google Patents

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Description

本発明は、基板とサンドイッチ部とを有するエレクトロルミネセント装置であって、サンドイッチ部が第1の電極、エレクトロルミネセント層、および第2の電極からなるエレクトロルミネセント装置に関する。
電子的に作動するディスプレイシステムが知られており、種々の原理に基づいた種々の形式で広く使用されている。
1つの原理は、光源として、OLEDとして知られている有機発光ダイオードを利用する。有機発光ダイオードは、幾つかの機能層から成る。OLEDの典型的な構造は、「Philips Journal of Research, 1998, 51, 467」に開示されている。典型的な構造は、透明電極(アノード)としてITO(Indium Tin Oxide)の層と、導電ポリマー層と、エレクトロルミネセント層(即ち、発光材料(特に発光ポリマー)の層)と、金属(好ましくは低い仕事関数を有する金属)からなる電極とを有する。斯かる構造は、通常、基板(普通はガラス)に適用されている。生成される光は、基板を通じて観測者に到達する。エレクトロルミネセント層に発光ポリマーを有するOLEDは、polyLED又はPLEDとも呼ばれる。
斯かる装置は不利な点を有し、その不利な点は、エレクトロルミネセント層で生成される光が、装置を最短ルートで観測者の方向に向かって去るのではなく、個々の層の間の界面(例えば、透明電極と基板との間の界面、又はエレクトロルミネセント層と透明電極との間の界面)での全反射によって装置の外側のエッジに伝わることである。生成される光の80%までが、この内部の全反射のために損失される。
従って、本発明の目的は、OLEDをベースにしたエレクトロルミネセント装置であって、改良された光デカップリング装置を有するエレクトロルミネセント装置を提供することにある。
この目的は、基板と上記基板に隣接するサンドイッチ部とを有するエレクトロルミネセント装置であって、上記サンドイッチ部が、少なくとも、第1の電極と、エレクトロルミネセント層と、第2の電極と、導電粒子を有する層とからなる、エレクトロルミネセント装置によって達成される。
エレクトロルミネセント装置の一連の層に導電粒子を有する層を組み込むことによって、発せられた光の、隣接するコンパクト層(compact layer)での界面における全反射が妨害され、より多くの光がエレクトロルミネセント装置からデカップルされる。エレクトロルミネセント層で生成される光が粒子のエッジにおける屈折を通じてエレクトロルミネセント装置を出ることができるように、隣接する層は導電粒子の回りに存在する。
導電粒子を有する層の他の利点は、それが抵抗としても作用することである。導電粒子を有する層が高抵抗であることは、第1および第2の電極が短絡することを防止する。導電粒子を有する層が高抵抗であることは、例えば、ストラクチャの第1の電極上に、この第1の電極が短絡されること無く、ストラクチャされないように層を設けることを可能にする。
請求項2又は3に記載されるようなサンドイッチ部の中において有利に選択された導電粒子を有する層の配列によって、光デカップリングは、ほとんどの様々なエレクトロルミネセント装置において向上させることができる。
請求項4および5に記載された有利な実施例は、導電粒子を有する層の粗さを、隣接する層によって確実に補償することができる。さらに、導電粒子を有する層による光の散乱は小さい。
請求項6に記載されるような有利に選択された材料は、安価であり、所望の粒径での製造を容易にする。
請求項7に記載されるような有利に選択された材料によって、導電粒子を有する層の固有抵抗を、広い範囲で変えることができ、したがってエレクトロルミネセント装置の目的及び構造、さらにエレクトロルミネセント装置に使用される他の材料にも適合させることができる。
本発明は、図面に示された実施例(本発明を限定するものではない)を基準にして更に記載される。
本発明によるエレクトロルミネセント装置はサンドイッチ部に隣接する基板を有し、このサンドイッチ部は、少なくとも第1の電極と、導電粒子を有する層と、エレクトロルミネセント層と、第2の電極とからなる。このサンドイッチ部は他の層を有することもできる。
エレクトロルミネセント装置で生成される光は、基板を通じて出る(「ボトムエミッション」)又は第2の電極を通じて出る(「トップエミッション」)場合がある。それが基板を通じて出る場合、基板および第1の電極は透明である。それが第2の電極を通じて出る場合、第2の電極は透明であり、第1の電極は好ましくは反射性である。
導電粒子をサンドイッチ部に有する層の構造は、光が出る方向に依存する。光が基板を通じて出る場合、導電粒子を有する層は第1の電極に隣接する。光が第2の電極を通じて出る場合、導電粒子を有する層は第2の電極に隣接する。
図1に示すように、「ボトムエミッション」のエレクトロルミネセント装置は、基板1、好ましくは透明ガラスプレート又は透明ポリマーフィルムを有する。サンドイッチ部は基板1に隣接し、このサンドイッチ部は、少なくとも、第1の電極2、導電粒子7を有する層3、導電層4、エレクトロルミネセント層5、および第2の電極6からなる。第1の電極2はアノードとして作用し、第2の電極6はカソードとして作用する。
第1の電極2は、好ましくは透明であり、例えば、インジウムがドープされた酸化スズ(ITO)を有することができる。第1の電極2はストラクチャにすることができ、多数の導電材料の平行ストリップを有することができる。あるいは、第1の電極2はストラクチャとしないこともでき、平らな面として設計することができる。第2の電極6は、例えば、アルミニウム、銅、銀若しくは金のような金属、合金又はnドープシリコンを有することができる。第2の電極6はストラクチャとすることができ、多数の導電材料の平行ストリップを有することができる。第2の電極6は2つ以上の導電層を有することが好ましいだろう。特に、第2の電極6は、例えばカルシウム又はバリウムのようなアルカリ土類金属の第1の層と、アルミニウムの第2の層とを有することが好ましいだろう。第2の電極6はストラクチャとされ、1つの導電材料又は複数の導電材料の多数の並列ストリップを有する。
導電層4は、正孔のエレクトロルミネセント層5への注入を向上させるために特に使用され、正孔輸送層とも呼ばれる。導電層4は、好ましくは1つの導電層である。導電層4は、例えば、ポリエチレンジオキシチオフェン(PDOT)とポリ(スチレンスルホン酸ナトリウム)との混合物を有することができる。
エレクトロルミネセント層5は、発光ポリマー又は小さい有機分子を有することができる。エレクトロルミネセント層5に使用される材料のタイプに依存して、その装置は、LEP(発光ポリマー)又はポリLED若しくはSMOLED(低分子有機発光ダイオード)と呼ばれる。エレクトロルミネセント層5は、好ましくは発光ポリマーを有する。例えば、使用される発光ポリマーは、例えばポリ(p−フェニルビニレン)(PPV)又は、例えばジアルコキシ置換PPVのような置換PPVとすることができる。
あるいは、サンドイッチ部は、例えば、第2の電極6とエレクトロルミネセント層5との間に、電子輸送層のような追加の層を有することができる。
適切な電圧、典型的には1ボルトの印加により、正の電荷キャリヤおよび負の電荷キャリヤが電極2、6に注入され、それら電荷キャリヤはエレクトロルミネセント層5に移動し、そこで再結合し、従って光が生成される。この光は、導電層4、導電粒子7を有する層3、第1の電極2、および基板1を透過して、観測者へと向かう。エレクトロルミネセント層5に蛍光性の色素がドープされる場合、電子−正孔再結合により生成する光は、例えば3つの原色のうちの1つの光を順に発する色素を励起する。
図2は、本発明による他のエレクトロルミネセント装置を断面図で示す。この実施例では、エレクトロルミネセント装置はパッド(PADDO)8を有する。パッドは、スパッタリングステップにおいて第2の電極6を形成するために使用されるフォトレジストから作られる構造である。好ましくは、パッド8は、基板1に対向する側の幅が反対側の幅よりも小さいフォトレジストのストリップである。パッド8の形状は、第2の電極6用の材料のスパッタリングの間、幾何学的および電気的に分離した1つの又は複数の導電材料のストリップを確実に作るようにする。
導電粒子7を有する層3は、好ましくは、導電金属酸化物又は導電ポリマーの導電粒子を有する。実際は絶縁体である材料が、例えば、金属カチオンをドープすることによって、又は結晶格子の欠陥によって、導電性とすることができる。これらの手段によって、本来導電性である材料の導電率を増加することもできる。導電粒子に適切な材料は、例えば、SnO、ZnO、CeO、SnO:In(ITO)、SnO:Sb(ATO)、ZnO:F、又はZnO:Alである。例として、PDOTを導電ポリマーとして使用することができる。
導電粒子7の粒径は、大きくても隣接する層(例えば、導電層4、エレクトロルミネセント層5、又は電子輸送層)の厚さの2倍であり、好ましくは、10nmと400nmとの間である。
あるいは、導電粒子7を有する層3は、導電粒子7に加えて、直径が好ましくは10nmと400nmとの間の絶縁粒子を有することができる。
エレクトロルミネセント装置では、エレクトロルミネセント層5で生成される光であって、導電粒子7を有する層3との界面を通過する光が、導電粒子7のエッジで屈折する。この光は、それから第1の電極2と基板1とを通って装置を出る。エレクトロルミネセント装置は、改良された光デカップリングを有する。
材料に依存して、導電粒子7を有する層3は、異なる特定の抵抗の値を有し、その値は好ましくは100Ωmである。特に、パッド構造を有するエレクトロルミネセント装置の一実施例では、層の特定の抵抗は、第1の電極2の導電材料のストリップが短絡しないように高いことが重要である。
導電粒子7を有する層3は抵抗機能を引き継ぐので、エレクトロルミネセント装置の効率を向上させるためにサンドイッチ部の他の層(特に導電層4)を広い範囲で変更することができる。変更のときに、これらの層の抵抗としての機能をもはや考慮に入れる必要はない。
図3は、導電粒子7を有する層3を持つ本発明によるエレクトロルミネセント装置の放出面上のCCDカメラを用いたライン走査を、この層を有さない従来のエレクトロルミネセント装置と比較して示す。従来の装置のピーク輝度が1に規格化されている。両方の装置は、第1の電極2として140nmの厚さのITOの層と、導電層4として200nmの厚さのPDOTの層と、エレクトロルミネセント層5として80nmの厚さのPPVの層と、5nmの厚さのバリウムの第1の層と200nmの厚さのアルミニウムの第2の層とを有する205nmの厚さの第2の電極6とを有するものであった。本発明による装置は、200nmの粒径を持つSnOの導電粒子7を有する600nmの厚さの層3を付加的に備えたものであった。
図4は、「トップエミッション」のエレクトロルミネセント装置を示す。この実施例では、導電粒子7を有する層3は、第2の電極6に隣接する。第1の電極2は、本実施例では、好ましくは反射型であり、金属又は合金を有することができる。第2の電極6は透明であり透明金属を有する。
導電粒子7を有する層3を作るために、先ず、導電粒子7を有する水性懸濁液が準備される。この懸濁液の導電粒子7の濃度は、好ましくは重量で10%と20%との間である。更に、水性懸濁液のぬれ性又は粘性を増加する混合物を懸濁液に加えることができる。例として、水性懸濁液は、ポリビニルアルコール(PVA)を有することができる。
導電粒子7を有する水性懸濁液は、第1の電極2が備えられる基板1にスピンコーティングにより好ましくは塗布される。ほこりおよび他の微粒子の不純物を取り除くために、膜フィルタを通して水性懸濁液を予めプレスすることが有利であろう。塗布されるべき基板1はスピンコータに取り付けられ、水性懸濁液が100rpm乃至1000rpmで回転する基板1に塗布される。回転の間、液膜が赤外線ランプで乾燥され、得られた基板1は150℃から180℃の温度のオーブン内に置かれる。従って、第1の電極2にしっかりと付着する導電粒子7を有する透明層3が得られる。導電粒子7を有する層3の膜厚は、エレクトロルミネセント装置のそれぞれの大きさに適合される。導電粒子を有する層3の厚さは、好ましくは1000nm未満である。
導電粒子7を有する層3の製作に続いて、サンドイッチ部の層が既知の方法を用いて塗布され、それらの働きによってストラクチャとされる。完成したエレクトロルミネセント装置は他の層又はハウジングを備えることができ、それは機械的ストレス、湿気等からエレクトロルミネセント装置の材料を保護する。
実施例1の例
100nmの粒径を有するSnOを脱イオン水で適切に希釈することによって、重量で15%の濃度のSnOを有する水性懸濁液が準備された。結果として得られた水性懸濁液は、5μmの孔径を有する膜フィルタを通してろ過された。第1の電極2としての140nmの厚さのITOの層で覆われた基板1としての0.7mmの厚さのガラスプレートがスピンコータに置かれ、SnOを有する水性懸濁液で覆われた。基板1は200rpmで回転され、回転の間に、塗布された懸濁液は赤外線ランプによって乾燥された。次に、コートされた基板1は、150℃の温度のオーブン内に置かれた。SnOの導電粒子を有する層3の層厚は400nmであり、この層は第1の電極2にしっかりと付着した。次に、導電層4としてPDOTとポリ(スチレンスルホン酸)とを有する200nmの厚さの層と、エレクトロルミネセント層5としてPPVを有する80nmの厚さの層と、5nmの厚さのバリウムの第1の層と200nmの厚さのアルミニウムの第2の層とからなる第2の電極6とが、塗布された。
向上した光デカップリングを有するモノクロエレクトロルミネセント装置が得られ、その装置の輝度および効率は、図3に示すように、導電粒子7を有する層3を備えていないエレクトロルミネセント装置の場合よりも100%向上している。
実施例2の例
実施例1の例と類似しているが、エレクトロルミネセント層5がストラクチャとされ、且つこの層5が赤、緑、および青の3原色の光を発する異なる3つの発光ポリマーを有するという違いを有するエレクトロルミネセント装置が製造された。使用される赤色発光ポリマーは、例えば、poly[2-methoxy-5-(2’ethylhexyloxy)-1,4-(cyanovinylene)phenylene] (CN-PPV)とすることができ、使用される緑色発光ポリマーは、例えば、poly(2-methoxy-5-(2’ethylhexyloxy)-1,4-phenylenevinylene) (MEH-PPV)とすることができ、使用される青色発光ポリマーは、例えば、poly(9,9-dioctylfluorene-2,7-diyl) (PFO)とすることができる。
向上した光デカップリングを有するフルカラーエレクトロルミネセント装置が得られた。
実施例3の例
基板1としての0.7mmの厚さのガラスプレートが、第1の電極2としての140nmの厚さのITOの層で覆われた。感光性フォトレジストの層が電極2に塗布され、露光され、現像され、パッド構造8が製造された。サンドイッチ部の残りの層3、4、5および第2の電極6は、実施例1の例で記載されたように塗布された。
向上した光デカップリングを有するモノクロエレクトロルミネセント装置が得られた。
実施例4の例
基板1としての0.7mmの厚さのガラスプレートが、第1の電極2としての140nmの厚さのITOの層で覆われた。導電粒子7としてITOを有する200nmの厚さの層3が、実施例1の例に記載されたのと同じやり方で塗布された。ITOの導電粒子7の粒径は80nmであり、水性懸濁液のITO粒子の濃度は重量で10%であった。導電層4として120nmの厚さのN,N’-bis(naphthalen-1-yl)-N,N’ -bis(phenyl)benzidine (α-NPD)の層が導電粒子7を有する層3上にスパッタされた。導電層4は、4,4’-bis(carbazol-9-yl)biphenyl (CBP)を有し重量で1%のtris(2-phenylpyridine) iridium (III) (Ir(ppy)3)がドープされた70nmの厚さのエレクトロルミネセント層5で覆われた。電子輸送層として90nmの厚さのtris(8-hydroxyquinoline) aluminum (Alq3)の層がエレクトロルミネセント層5に塗布された。次に、1nmの厚さのLiFの第1の層と100nmの厚さのアルミニウムの第2の層とからなる第2の電極6が塗布された。
向上した光デカップリングを有するモノクロエレクトロルミネセント装置が得られた。
実施例5の例
実施例1の例と類似しているが、SnOの導電粒子7を有する層3が第1の電極2上ではなくエレクトロルミネセント層5と第2の電極6との間に配されるという違いを有するエレクトロルミネセント装置が製造された。第1の電極2はAgを有し、第2の電極5はITOを有する。エレクトロルミネセント装置は、生成される光を、第2の電極6を通じて発する。
向上した光デカップリングを有するモノクロエレクトロルミネセント装置が得られた。
本発明によるエレクトロルミネセント装置を断面図で示す。 本発明による他のエレクトロルミネセント装置を断面図で示す。 通常のエレクトロルミネセント装置の輝度プロファイルと本発明によるエレクトロルミネセント装置の輝度プロファイルとを示す。 本発明による更に他のエレクトロルミネセント装置を断面図で示す。

Claims (7)

  1. 基板と前記基板に隣接するサンドイッチ部とを有するエレクトロルミネセント装置であって、前記サンドイッチ部が、少なくとも、第1の電極と、エレクトロルミネセント層と、第2の電極と、導電粒子を有する層とからなり、前記導電粒子を有する層に隣接する層は、前記隣接する層での界面における全反射が妨害され、前記エレクトロルミネセント層で生成される光が前記導電粒子のエッジにおける屈折を通じて当該エレクトロルミネセント装置を出ることができるように、前記導電粒子の回りに存在する、エレクトロルミネセント装置。
  2. 前記導電粒子を有する層が第1の電極に隣接する、請求項1に記載のエレクトロルミネセント装置。
  3. 前記導電粒子を有する層が第2の電極に隣接する、請求項1に記載のエレクトロルミネセント装置。
  4. 前記導電粒子の粒径が、大きくても、隣接する層の膜厚の二倍である、請求項1に記載のエレクトロルミネセント装置。
  5. 前記導電粒子の粒径が10nmと400nmとの間である、請求項4に記載のエレクトロルミネセント装置。
  6. 前記導電粒子は、導電金属酸化物又は通導ポリマーを有する、請求項1に記載のエレクトロルミネセント装置。
  7. 前記導電粒子が、SnO、ZnO、CeO、SnO:In、SnO:Sb、ZnO:F、ZnO:Al、およびポリエチレンジオキシチオフェン(PDOT)からなるグループから選択される材料を有する、請求項6に記載のエレクトロルミネセント装置。
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