JP4658619B2 - 双輪自転車 - Google Patents

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Description

本発明は、前輪、又は後輪を二輪とし、市中走行用又はマウンテンバイクなどのオフロード用自転車として好適に用いられる双輪自転車に関する。
走行安定性、荷積みの便宜などのため、前二輪とした自転車は既に実用化されている。一般に二輪車では、旋回時の遠心力に抗するため車体を内側にリーンさせるが、前記前二輪自転車においても、コーナリングにおいて求心力を働かせる必要がある。そのため、本発明者は、図16に示すように、上部にハンドルa及びステアリング軸bを具えるとともに下部に2つの前フォーク部材d、dを有するフロントフレームeを、メインフレームf前端に回動可能に取り付け、各前フォーク部材d、d下部に前記ステアリング軸方向に上下動自在に枢支された前輪g、gを、バネ部材hで下に付勢することにより、路面から受ける荷重の増減に伴ない前輪g、gが独立して上下動しうる前二輪自転車を提案している(例えば、特許文献1参照)。
この提案では、バネ部材hにより、乗り上げ時の衝撃を吸収、緩和して乗り心地を高めるとともに、旋回時にはバネ部材hの弾性に抗した前二輪の独立した上下動により、通常の二輪車と同様車体をリーンでき、遠心力に対抗して、乗り手が体を内側へ傾け旋回走行しうる。さらに、路面上の石などへ前輪g片側のみが乗り上げ、或いは縁石などの段部へ斜めから衝合する時、衝合側前輪gが持上がることにより左右にバランスして転倒が防止され、乗り越しできる。
特開2003−811652号公報
しかしながら、走行中に急ブレーキをかけたり、路面上の大きな障害物を乗り越える時に、路面から大きな荷重を受ける前二輪は同時に深く沈み込み、かつ次の瞬間には、圧縮されたバネ部材hの反動によりフロントフレームeが跳ね上げられ、乗り手は上下に大きく揺さぶられる。そのため乗り心地を損ねるとともにハンドル操作性の面で改良の余地のあることが判明した。
またこれを改良するため、前記バネ部材hにダンパー装置を組み合わせて、ショックアブソーバーを構成することにより、前記乗り手の上下の揺動を抑制することが考えられる。しかし、独立懸架された前二輪の昇降が抑制されて、荷重変化に対する動きが遅延すると、例えば、旋回時に乗り手が体重を内側へ傾けても、車体がこれに応じて充分にリーンできず、特に高速走行中にコーナリングが困難となるため転倒の危険性も生まれ、快適なスラローム走行などは到底不可能である。また、小石など路面上の小さな凹凸の乗り越しの際には、その振動が吸収されずに乗り手に伝わるため、乗り心地が悪く、ハンドル操作が不安定となる。
本発明は、上下動可能に支持された二輪の同時の沈込みを抑制する二輪昇降支持・抑制手段を設けることを基本とし、高速走行時に安定したコーナリングが得られることは勿論、比較的小さな凹凸に対しては、安定した乗り上げ、乗り越し走行ができるとともに、オフロード走行時などの大きな路面の凹凸に対しては、二輪の一定落差以上の沈み込みが抑制されるために確実なハンドリングが維持できる双輪自転車の提供を課題としている。
前記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、前輪、又は後輪の少なくとも一方を、左右に隔設された二輪により構成した双輪自転車であって、前後にのびて全体の骨組みをなすメインフレームと、軸方向に間隔を隔てて前記二輪を上下動可能に支持するとともに、前記二輪の同時の沈込みを抑制する二輪昇降支持・抑制手段とを有し、前記二輪昇降支持・抑制手段は、静止体、及びこの静止体と係合して少なくとも他端部が、該静止体に対して独立して上下動する一対の可動体からなる昇降部の前記他端部に前記二輪を軸方向に隔てて支持する車輪支持具と、前記静止体、及び前記可動体の間に取り付けられることにより二輪を下向きに個々に付勢しかつ二輪に個別に設けられた付勢手段と、シリンダ室を有するシリンダ筒、及び前記シリンダ室を摺動するピストンからのびるピストンロッドからなるシリンダ具を前記二輪に個別に設けるとともに、前記シリンダ筒を前記静止体に、ピストンロッドを前記可動体に取付け、しかも前記双方のシリンダ室を継ぐ流体路に、前記二輪の同時の沈込みに際して、流体を吸収しかつ吸収量を制限する流体吸収部を設けた沈込み抑制手段とからなることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、前記シリンダ室は直筒状をなし、また請求項3に係る発明においては、前記流体吸収部は、リザーバシリンダ室を有するリザーバシリンダ筒と、このリザーバシリンダ室を摺動するリザーバピストンとを有するリザーバシリンダを有し、かつ前記リザーバピストンの昇降により流体を吸収するとともに、リザーバピストンが当接して該リザーバピストンの作動ストロークを制限し吸収量を制限することにより同時沈込み量を制限する阻止体を具えることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、前記阻止体は、リザーバピストンとの当接位置が、リザーバピストンの摺動方向に調整可能に形成され、また請求項5に係る発明において、前記阻止体は、リザーバシリンダの内側端部に固定された弾性体からなり、請求項6では、前記阻止体は、リザーバシリンダの端部に設けられたショックアブソーバーからなる。
請求項7に係る発明では、前記二輪は、前輪であり、前記メインフレームの前端部には、軸状のフロントコラムを回転可能に支持し、かつ垂直乃至下方を前に傾けた枢支筒部が設けられ、前記フロントコラムは、上端にハンドルが取り付くとともに下端から前記静止体がのび、前記二輪昇降支持・抑制手段とで操舵装置を形成し、また請求項8に係る発明において、前記静止体は、前記フロントコラムから下方にのびる軸状体であり、かつ可動体は、該静止体に一端を枢支される揺動アームであることを特徴とする。
請求項1に係る発明は、付勢手段により各二輪を個々に下向きに付勢するとともに、各二輪に設けられたシリンダ具のシリンダ室を継ぐ流体路に流体を吸収しかつその吸収量を制限する流体吸収部を設けたため、走行中に急ブレーキをかけた時、或いは路面上の障害物との衝突時に、二輪に発生する急激かつ落差の大きな沈み込みが抑制され、同時に押し戻しによる反動も減少する。その結果、乗り手を上下に大きく揺動させることが防止されて乗り心地を高め、かつ大きな揺れによりハンドルがとられることもなく安定した操舵性能が維持されて安全な走行が確保できる。更にオフロード走行など、大きな路面の凹凸に対しては、二輪は一定以上の沈み込みが抑制されて、確実なハンドリングを維持できる。但し、流体吸収部は二輪の一定ストローク内の上下動に対しては、抵抗を加えることなく自由な昇降動作が確保されるため、乗り手の左右への体重移動に即応してリーン姿勢が形成される。その結果、高速時のコーナリングが安定し、快適なスラローム走行も自在となる。また縁石ブロックへの乗り上げなど、路面の比較的小さな凹凸に対しては、これに応じて各二輪は自在に昇降しうるため、安定した乗り上げ、乗り越し走行ができる。
請求項2に係る発明のシリンダ室は直筒体をなすため、ピストン及びピストンロッドは、直線的な往復昇降動作を繰り返し、摩擦を減じて円滑な動作が得られるとともに、メンテナンスが容易であり、請求項3に係る発明のように構成すると、阻止体との当接によりリザーバピストンの作動ストロークが制限されるため、二輪の一定以上の同時沈み込みが確実に阻止される。
請求項4に係る発明のように、阻止体をリザーバピストンの摺動方向に調整可能に形成すると、ポタリング、オフロード、ダウンヒル、ロードレース等の走行目的、路面状況、走行速度その他状況に応じ、二輪の沈み込み許容量を増減することにより、最適な走行条件に調整でき、請求項5では、阻止体が、リザーバシリンダの内側端部に固定された弾性体からなるため、リザーバピストン底打ち時の反動として二輪に生じる衝撃が緩和され、その結果ハンドリング操作の急激な変化を防止でき、請求項6の阻止体は、リザーバシリンダの端部に設けられたショックアブソーバーからなるので、二輪がリザーバピストンの底打ち限度を超えて大きく沈み込む際、その昇降動作がショックアブソーバーにより緩和されて、乗り心地を向上させるとともにハンドリング操作を安定できる。
請求項7に係る発明では、二輪が前輪であり、フロントコラムと二輪昇降支持・抑制手段とで操舵装置を形成するため、操舵輪である前二輪の一定以上の沈み込みが抑制されて、オフロード走行などの路面の凹凸に対しても安定したハンドル操作が可能であり、請求項8の可動体は、揺動アームにより構成されるため、この揺動アームの上下動により、各前二輪がスムースに昇降でき、しかもシンプルな構造であるため軽量化されるとともにメンテナンス作業を軽減できる。
以下本発明を、前輪を二輪とする実施形態に基づき、図示例とともに説明する。なお本明細書において双輪とは、前輪又は後輪が左右に隔設された二輪によって構成されていることをいう。図1に示すように、双輪自転車1(以下自転車1という)は、メインフレーム4と、この前部に回動可能に支持される操舵装置Sとを具える。
前記メインフレーム4は、前端に配され、かつ下方を前に傾けた筒状のヘッドチューブ4Aと、このヘッドチューブ4Aから後方にのびて上部に配されるトップチューブ4Bと、このトップチューブ4Bの下側で前記ヘッドチューブ4Aから後斜め下方にのびるダウンチューブ4Dと、このダウンチューブ4Dの後端及びトップチューブ4Bの後端をつなぐシートチューブ4Eと、このシートチューブ4E上端から後斜め下方に伸びるシートステイ4Fと、シートチューブ4Eの下端から後方に伸びるチェーンステイ4Gとを有し、自転車1の骨組みをなす。前記ヘッドチューブ4Aは、筒状をなし、操舵装置Sを支持する枢支筒部3を構成している。なお本形態のヘッドチューブ4Aは、前記の如く後傾して形成されるが、垂直に設けてもよい。また前記シートチューブ4Eの上端部に、シートピラー31を嵌合することによりサドル32を高さ調整可能に取り付けている。
前記シートステイ4F後端及び前記チェーンステイ4G後端の交差部に、一輪の後輪33が枢支されるとともに、前記シートチューブ4E下端及びダウンチューブ4D下端の交差部に、クランク34と一体に回動するチェーンリング35Aが枢支される。そしてこのチェーンリング35Aと前記後輪33のスプロケット36と間にチェーン35Bを巻き掛けることにより周知の自転車用駆動機構が構成され、これにより自転車1が駆動前進する。前記の如く本形態では、後輪33を一輪で構成した前二輪三輪車を例示しているが、後輪33を、二輪又は三輪以上で構成することもできる。更には前輪2を一輪とするとともに後輪33を二輪で構成することもできる。
前記操舵装置Sは、前記枢支筒部に回動可能に支持されるフロントコラム6と、このフロントコラム6の上端に取り付けられるハンドル5と、フロントコラム6の下端部に取り付けられる二輪昇降支持・抑制手段7とを含み構成される。
前記フロントコラム6は、図2、3に示すように、上下方向に伸びる丸パイプ状をなし、外周に環状凸部38が設けられ、この環状凸部38よりも上位部分により枢支部39が形成される。この枢支部39は、前記メインフレーム4の枢支筒部3内にガタツキなくしかも回動可能に挿入される外径を有し、外周面は平滑に仕上げられる。また枢支部39の上端部外周には、ネジ40が螺刻される。
前記枢支部39は、前記枢支筒部3に下方から挿入される。このとき枢支筒部3の下端と前記環状凸部38との間に下のボールベアリング軸受41Dが介装される。他方枢支部39の上端部には上のボールベアリング軸受41Uを介して、上の玉押し76を前記ネジ40に螺合する。これにより枢支部39を抜け止めするとともに上、下のボールベアリング軸受41U、41Dの締付け力が調整され、その結果フロントコラム6は、枢支筒部3に、回動可能に取り付けられる。
このフロントコラム6の上部には、前記ハンドル5が取り付けられる。本形態のハンドル5は、棹状のハンドルバー5Aと、ハンドルステム5Bとを含み構成されたものが例示される。ハンドルステム5Bは、下端面が傾斜した縦長筒状の縦軸部42と、この縦軸部42上端から前方に折れ曲がる前折部43とが一体に形成されて逆L字状をなし、前記ハンドルバー5Aは、その中間部が前折部43の前端に固着される。上端に六角穴を有するとともに下部外周にネジ溝44が螺刻された引き棒45が、前記縦軸部42の内部に挿入される。そして縦軸部42の下部には、上端面が傾斜した引きウス47が配され、この引きウス47の下部に、前記引き棒45のネジ溝44と螺合するナット46が溶着されている。
前記ハンドルステム5Bの縦軸部42及び引きウス47は、前記枢支部39内に挿入され、前記六角穴を用いた引き棒45の回転により引きウス47を引き上げると、前記縦軸部42、引きウス47の向き合う傾斜面が、相方を枢支部39の内周面へ押し付け、ハンドルステム5Bが枢支部39に固着される。このようにして、フロントコラム7にハンドル5が固着され、その結果ハンドルバー5Aの操作によってフロントコラム6を回動できる。
また前記フロントコラム6の下端部には、二輪昇降支持・抑制手段7が取り付けられる。そしてこの二輪昇降支持・抑制手段7は、前記前輪2を支持する二輪支持具11と、前輪2を下向きに付勢する付勢手段12と、路面からの荷重による、2つの前輪2の同時の沈み込みを制御する沈込み抑制手段20とからなる。
前記二輪支持具11は、フロントコラム6から下方にのびる静止体8と、一端部がこの静止体8に取り付けられ、かつ軸方向に小幅に離れる2つの前輪2を個別に支持する一対の可動体9とからなる。この可動体9、9は、少なくとも他端部が個別に上下動可能に形成される。そして前記前輪2は、可動体9の上下動しうる昇降部10において支持される。なお前記昇降部10とは、可動体9の中で静止体8に対して相対的に上下運動する部分をいう。
本形態の静止体8は、図4、5に示すように、フロントコラム6の下端部から連続して前下方にのびる上延部8Uと、前端側で下方に傾斜してのびる下傾部8Dと、上延部8U及び下傾部8Dを丸く継ぐアール部8Rとが連続した曲りパイプ状の軸状体21からなる。前記上延部8Uの中間部には、横長の直方体状をなし、水平に貫通した中央孔18A1を有する支持部61が設けられる。また上延部8Uの上端部には筒状の継手部48が設けられる。この継手部48をフロントコラム6の下端部に外嵌することにより、軸状体21とフロントコラム6とが一体化される。
本形態の可動体9は、前に配される基端部が前記静止体8の下傾部8D下部に枢支点9Pにおいて枢支され、後側の自由端部が上下に揺動する揺動アーム22により形成される。この揺動アーム22は、静止体8の両側に一対が配置され、下傾部8Dを軸通する水平な両ネジシャフト75の両端部で各々が枢着される。このように静止体8を水平に軸通した両ネジシャフト75を用いて両側の揺動アーム22、22を枢支すると、双方の揺動アーム22、22の回動中心位置がズレることがなく、組立、メンテナンスが容易となる点で好ましい。本形態の揺動アーム22は、真直ぐな角棒状をなすものが例示されるが、円パイプ、角パイプ、或いは弓状の湾曲体、への字状の折曲体等各種形状のものを用いることもできる。
前記実施形態の他、一対の揺動アーム22、22の基端部に各々内側を向く突出部を設けるとともに静止体8の下部に軸受を設け、この軸受に前記突出部を係合することにより揺動アーム22を枢支することもできる。或いは揺動アーム22を支持するスイング金具を介して揺動アーム22を取付けるなどの変形も可能である。更には、静止体8を上下にのびるスライドレール状に形成し、この静止体8に外挿して昇降しうるスライダーにより可動体9を形成することもできる。また静止体8、可動体9を、シリンダ筒とそのシリンダ室内を摺動するピストンとで構成されるシリンダ機構を用いて形成することもよい。
前記一対の揺動アーム22、22には、図2、5に示すように、その先端部寄りの前輪枢着点49において、各々1つの前輪2が枢着される。この2つの前輪2、2は、図9に示すように、自転車1の巾方向に間隔LWを隔てて配置される。この間隔LWは、例えば100〜500mm、好ましくは150〜300mm、本形態では190mmとしている。また前記アーム枢支点9Pと前輪枢着点49との間隔L1は、例えば60〜240mm、好ましくは90〜180mm、本形態では120mmとしている。
本形態では、揺動アーム22に外向きで片持ち状に突設したハブシャフト50を前輪2のハブ52に挿通し、その先端にハブナット52Nを螺装することにより前輪2を枢着している。なお本形態の自転車1は、ハブ52の内側にディスク53を取付けるとともに、揺動アーム22先端に前記ディスク53を両側から挟み制動するブレーキパッド54を設けた制動装置を装備している。また左右に並ぶフォーク部材を設けた揺動アーム22を用い、このフォーク部材の先端間にハブシャフト50を架け渡して前輪2を取付けるなどの変形も可能である。このように揺動アーム22の先端に前輪2を枢支して可動体9を構成すると、揺動アーム22の上下揺動によって前輪2がスムースに昇降し、しかもその構造がシンプルであるため、軽量化でき、かつメンテナンスが容易となる。
前記付勢手段12は、静止体8と揺動アーム22との間に取り付けられ、揺動アーム22に支持された前輪2を下向きに付勢し、前輪2を介して路面から受ける荷重とバランスするとともに走行時における前記荷重の増減を吸収して、乗り手が受ける衝撃を緩和するものである。更に図9に示すように、左右の揺動アーム22、22は均等に付勢され、同じ大きさの荷重を受ける前輪2、2は高さが揃うため、直立静止、微速走行が容易となる。また付勢手段12は、コイルバネ、ねじりバネ、板バネ、空気バネ、ゴムなど弾性材を用いて形成される。
本形態の付勢手段12は、図4、5に示すように、コイルバネ55が用いられ、シリンダ具17に外挿して弾性伸縮部材56を構成している。前記シリンダ具17は、図6に示すように、外周に鍔状の受け部57を有するとともに端部に第1の取付部58を設け、かつ内部にシリンダ室13を有するシリンダ筒14と、このシリンダ室13を摺動するピストン15からのびるとともに端部に受け鍔59及び第2の取付部60を有するピストンロッド16とからなる。本形態では、前記ピストン15及びピストンロッド16が同径に形成され、双方が連続して丸棒状をなすものが例示される。なお前記第1の取付部58には、水平な取付孔58Aが形成され、またシリンダ筒14の端部には、シリンダ室13の奥部へ貫通する底孔67が形成される。本形態のシリンダ室13は長手方向に真直ぐのびる直筒状に形成され、ピストン15が運動摩擦の小さな直線往復動を繰り返すため、振動の少ない円滑な往復運動が得られる点で好ましい。但しシリンダ室13は一定の曲率で連続する湾曲筒状に形成することもできる。なお前記コイルバネ55は、その両端が前記受け部57、受け鍔59に各々係合し、そのバネ力によりシリンダ筒14及びピストンロッド16が伸長方向に付勢される。
前記弾性伸縮部材56は一対が静止体8と揺動アーム22との間に架け渡される。すなわち第1の取付部58は、前記取付孔58Aに挿通した支持ボルト62を静止体8の前記支持部61の両側部に形成されたネジ孔に螺合することにより枢支され、他方第2の取付部60は、バネ枢支点51Pにおいて左右の揺動アーム22に各々枢支される。その結果コイルバネ55が揺動アーム22を押し下げ、前記路面からの荷重とコイルバネ55のバネ力がバランスする高さで揺動アーム22が支持される。なお前記バネ枢支点51Pは、本形態では、アーム枢支点9Pと前輪枢着点49との間に設けられる。
なお前記アーム枢支点9Pとバネ枢支点51Pとの間隔L2は、例えば30〜120mm、好ましくは45〜90mm、本形態では60mmとしている。ただしバネ枢支点51Pは、前輪枢着点49の外側に配することもでき、このときの間隔L2は前記120mmよりも大となる。また前記コイルバネ55の自由高さは、例えば60〜200mm程度、好ましくは80〜140mm、本形態では100mmとしている。ただし前記前輪枢着点49の外側にバネ枢支点51Pを配するときは、200mmを越えて300mm程度とすることもできる。さらにコイル外径は、例えば12〜35mm程度、好ましくは15〜25mm、本形態では21mmとしている。バネ定数は、バネ枢支点51Pがアーム枢支点9Pと前輪枢着点49との中間のとき、例えば5.0〜20.0N/mm程度、好ましくは7.0〜15.0N/mm、より好ましくは9.0〜11.0N/mm、本形態では10.0N/mmとしている。そして前記間隔L2が異なる場合には、これに反比例的に増減したバネ定数を採用するものとし、例えばバネ枢支点51Pと前輪枢着点49とが一致するとき、1.5〜4.0N/mm程度、好ましくは2.0〜3.5N/mm、より好ましくは3.0N/mmとする。このようにコイルバネ55を用いると、前輪2の昇降と揺動アーム22に対する付勢力との関係をバネ定数により一次化して、バネ反力を任意に設定しうる点で好ましい。
前記両側のシリンダ室13、13は、図6に示すように、オイルなどの流体が充填されるとともにこの流体が移動しうる流体路18によって連結される。本形態の流体路18は、前記支持部61及びその両側に螺着された支持ボルト62内に形成されて、水平に連続する流体幹路18Aと、この流体幹路18Aの両端部及びシリンダ室13上端部を連通させる接続流路18Bとからなる。
シリンダ筒14を枢支する前記支持ボルト62には、ボルト先端で開口し、かつ軸線に沿うサイド穴18A2、及びこのサイド穴18A2の奥部から放射方向にのびてボルト外周で開口する小径の少なくとも一個の枝孔66が形成される。そして前記流体幹路18Aは、前記支持部61の中央孔18A1と、その両側で同芯上で連続する前記サイド穴18A2とにより形成される。
また前記支持ボルト62は、Oリング63によりオイルシールされた筒状のブッシュ64を介して第1の取付部58の前記取付孔58Aに挿通する。そして前記ブッシュ64は、中央部分で一定長さが途切れ、この途切れ部によって支持ボルト62の外周に沿って環状をなす隙間流路65が形成される。更に、この隙間流路65は、前記シリンダ筒14の底孔67、及び支持ボルト62の枝孔66に向き合って配置されて互いに連通している。そして本形態では、前記底孔67、隙間流路65、及び枝孔66によりシリンダ室13と流体幹路18Aとを連通する接続流路18Bが形成される。なお、ブッシュ64はOリング63を具えてオイルシールされるため、シリンダ具17は支持ボルト62廻りに回動可能に支持され、かつ流体路18からのオイル漏れが防止できる点で好ましい。
前記流体路18には、前輪2の沈み込みに伴ないシリンダ室13から流体路18へ流入する流体を受け入れ吸収する流体吸収部19が接続される。本形態の流体吸収部19は、リザーバシリンダ室23を有するリザーバシリンダ筒24、及びこのリザーバシリンダ室23を摺動するリザーバピストン25からなるリザーバシリンダ26と、前記リザーバピストン25の作動ストロークを制限する阻止体27とを含み構成されたものが例示される。
前記リザーバシリンダ筒24は、上下にのびる直筒状をなし、上端部に取り付けた上キャップナット68を前記支持部61の下部に螺着することにより前記静止体8の下部に取り付けられる。そして前記リザーバシリンダ室23は、前記上キャップナット68に設けられた出入流路69を介して流体路18に連通し、またリザーバシリンダ筒24の下端部は、下キャップナット70により閉蓋されている。
前記リザーバピストン25は、リザーバシリンダ室23の内周面との間を密にシールする上下2段のOリング71を有し、流体路18からの流体の出入に伴なう圧力によって昇降する。
前記阻止体27は、リザーバシリンダ26の下部に配され、リザーバシリンダ室23に流入した流体に押されて一定ストローク下降したリザーバピストン25のそれ以上の下降を阻止する。これによってリザーバシリンダ室23へ流体がそれ以上流入することができなくなり、リザーバシリンダ室23の流体吸収量が制限される。
本形態の阻止体27は、リザーバシリンダ室23の下端部に固定された弾性体28により形成される。この弾性体28は、前記リザーバシリンダ筒24の下キャップナット70に螺装した六角穴付きの調整ボルト73の上端部に嵌合して取り付けられる。この調整ボルト73を回転して弾性体28を昇降させると、リザーバピストン25の作動ストロークが増減して、前記流体の最大吸収量が加減され、その結果前輪2の沈み込み量を制御できる。ポタリング、オフロード、ダウンヒル、ロードレース等の使用目的、乗り手の年齢と体力、路面状況、走行速度その他各種条件に応じた沈み込み量に調整して、快適かつ安全な走行状態が得られる点で好ましい。なお弾性体28の調整済の位置は、ロックナット74の締め付けにより維持される。
前記弾性体28は、例えばウレタンゴム、シリコンゴム、ニトリルゴムその他のゴム、スチレン系、オレフィン系その他の熱可塑性エラストマー、圧縮コイルバネ、皿バネ、タケノコバネその他のバネ等を用いて形成される。なお本形態では、ウレタンゴムが使用されている。このような弾性体28をリザーバシリンダ室23の端部に固定して阻止体27を形成すると、流体を吸収して摺動するリザーバピストン25が底打ちする時に前輪2に伝わる反動が弾性体28の弾性によって緩和されるため、衝撃によりハンドル操作を狂わせることなく安全に走行できる点で好ましい。なお、前記一対のシリンダ具17と、双方のシリンダ具17を継ぐ流体路18と、この流体路18に設けられた前記流体吸収部19とで沈込み抑制手段20が形成される。
しかして図7(A)に示すように、前記双方の前輪2に荷重がかかり、揺動アーム22がコイルバネ55のバネ力に抗して持ち上げられると、ピストン15が上昇してシリンダ室13内から流体路18に押し出された流体がリザーバシリンダ室23に流入し、これによりリザーバピストン25が押し下げられる。逆に前輪2に対する荷重が減じた時には、ピストン15がコイルバネ55に押し下げられることによりシリンダ室13内に流体が還流し、そのため図6に示すように、リザーバピストン25はリザーバシリンダ室23から還流する流体に吸い上げられて上昇する。このように一定高さの左右の前輪2の同時の沈み込みに対しては、流体路18に押し出される流体はリザーバシリンダ室23へ流入して吸収され、コイルバネ55の弾性によって前輪2が柔らかく支持されるため、路面の小石、小段差などによる衝撃が緩和され、優れた乗り心地が得られる。
また図7(B)に示すように、前記と同様にして双方の前輪2、2は個々にコイルバネ55のバネ力に抗した沈み込みが可能である。従って、図10に示すように、旋回時に乗り手が左右に体重移動させると、内側の前輪2が上昇して安定したリーン姿勢が形成されるため前二輪が路面を捉えてスリップなく安定して旋回できる。その結果高速走行時のコーナリングが安定し、快適なスラローム走行を自在に行うことができる。さらに、図11に示すように、一方前輪2が段差Gに乗り上げる時には、その前輪2が上昇することにより車体のバランスが維持されて転倒を防止でき、図12に示すように、段差Gが継続する時にも体重移動により安定した片輪乗り上げ走行を持続できる。また図13(A)に示すように、段差Gに斜めに衝合する時は、図13(B)に示すように、片方前輪2で支持されつつ先行前輪2が乗り上げ、その後他の前輪2が乗り上げるため、安定して乗り越しうる。
一方走行中に急ブレーキをかけた時、或いは電柱など路面上の大きな障害物に衝突する時など、双方の前輪2が大きな荷重を受けた場合には、図8(A)に示すように、シリンダ具17から送り出される流体がリザーバシリンダ室23の吸収限度を超えて、前記リザーバピストン25が底打ちする。そのため、前二輪が同時に急激で大きく沈み込むことが抑制されると共にコイルバネ55の押し戻しによる反動も減少して、乗り手が大きく上下に揺動することを防止できる。その結果、乗り心地を向上できるとともに大きな揺れによりハンドルがとられることもなく、安定した操舵性が維持できて、安全快適な走行が得られる。
また、オフロード走行など路面に連続する大きな凹凸を走破する場合、ダウンヒルのようにブレーキ操作により制動をかけつつ急勾配を高速で走行する場合には、双方の前輪2、2に衝撃荷重を連続して受けながら、瞬時のハンドル操作を繰り返すことにより車体をコントロールしつつ走行する必要がある。しかし図8(A)に示すように、前記流体吸収部19は、リザーバピストン25が底打ちするとそれ以上の荷重に対しては、コイルバネ55に替わりシリンダ具17がその荷重を支持するため、上下に剛な操舵装置Sが構成される。その結果、前記衝撃荷重をコントロールして走破しうる確実なハンドリングが可能となり、オフロード、ダウンヒルを軽快に走行できる。
しかも左右のシリンダ室13、13は流体路18を介して連通するため、図8(B)に示すように、リザーバピストン25の底打ち状態においても、左右のシリンダ具17、17はシーソー状の相互の伸縮が可能である。そのため、オフロードで大きな凸部を乗り越えながらハンドルを切る時、或いはダウンヒルの急カーブで制動をかけながら旋回走行する時など、リザーバピストン25の底打ち状態においても、体重移動により旋回内側の前輪2を沈み込ませたリーン姿勢を形成でき、高度な操舵テクニックによって豪快な走行が可能となる。
図14は、他の実施形態を例示している。以下異なる内容について説明し、それ以外は図中に表れた主要な構成に同じ符号を付すのみとする。本形態の阻止体27は、リザーバシリンダ26の端部に設けられたショックアブソーバー29により形成される。このショックアブソーバー29は、下キャップナット70の内側に設けられた緩衝シリンダ筒77と、この緩衝シリンダ筒77内を摺動する緩衝ピストン78と、この緩衝ピストン78からのびる緩衝ピストンロッド79と、前記緩衝ピストン78を上に付勢する緩衝バネ80とをとを含む公知の機構が用いられる。
前記緩衝ピストンロッド79の端部には、鍔状の受面81が形成される。図15に示すように、前輪2の沈み込みによりサーバシリンダ室13に流入する流体によって下降するリザーバピストン25は、前記受面81に当接してこれを押圧するが、緩衝ピストン78に設けられたオリフィス82を通過するオイルの粘性抵抗が反力として作用するため、前輪2の昇降動作が緩和されて乗り心地が向上するとともにハンドル操作性が安定する。
尚、叙上の説明は本発明の実施の形態を例示したものである。従って本発明の技術的範囲はこれに何ら限定されるものではなく、前記した実施の形態の他にも、各種の変形例が含まれる。
本発明の一実施の形態を例示する正面図である。 その要部拡大図である。 その要部拡大断面図である。 二輪昇降支持・抑制手段を例示する斜視図である。 その正面図である。 その断面図である。 (A)(B)はリザーバシリンダの底打ちしていない状態における異なる動作状況を説明する断面図である。 (A)(B)はリザーバシリンダが底打ちした状態における異なる動作状況を説明する断面図である。 双輪自転車の直立した使用状態を例示する側面図である。 双輪自転車の旋回状態を例示する側面図である。 双輪自転車の段差に乗り上たる状態を例示する要部正面図である。 双輪自転車の片輪を段差に乗り上げ直立した状態を例示する側面図である。 (A)(B)は段差に斜め方向から乗り上げる状態を示す線図である。 本発明の他の実施態様を例示する要部断面図である。 その異なる動作状態を説明する要部断面図である。 従来例の斜視図である。
符号の説明
1 双輪自転車
2 前輪
3 枢支筒部
4 メインフレーム
5 ハンドル
6 フロントコラム
7 二輪昇降支持・抑制手段
8 静止体
9 可動体
10 昇降部
11 二輪支持具
12 付勢手段
13 シリンダ室
14 シリンダ筒
15 ピストン
16 ピストンロッド
17 シリンダ具
18 流体路
19 流体吸収部
20 沈込み抑制手段
21 軸状体
22 揺動アーム
23 リザーバシリンダ室
24 リザーバシリンダ筒
25 リザーバピストン
26 リザーバシリンダ
27 阻止体
28 弾性体
29 ショックアブソーバー
S 操舵装置

Claims (8)

  1. 前輪、又は後輪の少なくとも一方を、左右に隔設された二輪により構成した双輪自転車であって、
    前後にのびて全体の骨組みをなすメインフレームと、
    軸方向に間隔を隔てて前記二輪を上下動可能に支持するとともに、前記二輪の同時の沈込みを抑制する二輪昇降支持・抑制手段とを有し、
    前記二輪昇降支持・抑制手段は、
    静止体、及びこの静止体と係合して少なくとも他端部が、該静止体に対して独立して上下動する一対の可動体からなる昇降部の前記他端部に前記二輪を軸方向に隔てて支持する車輪支持具と、
    前記静止体、及び前記可動体の間に取り付けられることにより二輪を下向きに個々に付勢しかつ二輪に個別に設けられた付勢手段と、
    シリンダ室を有するシリンダ筒、及び前記シリンダ室を摺動するピストンからのびるピストンロッドからなるシリンダ具を前記二輪に個別に設けるとともに、前記シリンダ筒を前記静止体に、ピストンロッドを前記可動体に取付け、しかも前記双方のシリンダ室を継ぐ流体路に、前記二輪の同時の沈込みに際して、流体を吸収しかつ吸収量を制限する流体吸収部を設けた沈込み抑制手段とからなることを特徴とする双輪自転車。
  2. 前記シリンダ室は直筒状をなすことを特徴とする請求項1記載の双輪自転車。
  3. 前記流体吸収部は、リザーバシリンダ室を有するリザーバシリンダ筒と、このリザーバシリンダ室を摺動するリザーバピストンとを有するリザーバシリンダを有し、かつ前記リザーバピストンの昇降により流体を吸収するとともに、リザーバピストンが当接して該リザーバピストンの作動ストロークを制限し吸収量を制限することにより同時沈込み量を制限する阻止体を具えることを特徴とする請求項1又は2記載の双輪自転車。
  4. 前記阻止体は、リザーバピストンとの当接位置が、リザーバピストンの摺動方向に調整可能に形成されことを特徴とする請求項3記載の双輪自転車。
  5. 前記阻止体は、リザーバシリンダの内側端部に固定された弾性体からなることを特徴とする請求項3又は4記載の双輪自転車。
  6. 前記阻止体は、リザーバシリンダの端部に設けられたショックアブソーバーからなることを特徴とする請求項3又は4記載の双輪自転車。
  7. 前記二輪は、前輪であり、
    前記メインフレームの前端部には、軸状のフロントコラムを回転可能に支持し、かつ垂直乃至下方を前に傾けた枢支筒部が設けられ、
    前記フロントコラムは、上端にハンドルが取り付くとともに下端から前記静止体がのび、前記二輪昇降支持・抑制手段とで操舵装置を形成することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の双輪自転車。
  8. 前記静止体は、前記フロントコラムから下方にのびる軸状体であり、かつ可動体は、該静止体に一端を枢支される揺動アームであることを特徴とする請求項7記載の双輪自転車。
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