JP4658018B2 - 掘削装置 - Google Patents

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Description

本発明は、拡大翼により拡大りする掘削装置に関する。
従来の掘削装置は、たとえば、特開2006−9540号公報(特許文献1)に記載のように、拡大翼は、掘削用のロッドの下部の内部に設けられた油圧装置により、拡大している(すなわち、外側に張り出している)。この油圧装置を作動させても、必ずしも、拡大翼が正常に作動して、拡大するとは限らないため、油圧装置をロッドの下部に設けると、拡大翼の位置が地上では不明となる。したがって、拡大翼の位置を知るためには、拡大翼の位置を検出するセンサなどが必要になる。このようなセンサは、地中の劣悪な環境状態にさらされるため、故障の頻度が高いとともに、メンテナンスなどに手間がかかる。
また、地中のセンサで検出した信号は信号線で地上まで取り出す必要がある。そして、掘削用のロッドは、掘削深さに応じて、適宜、延長用エレメントを接続することにより、長さが変更されている。それにともなって、信号線も延長用コードを接続する必要があり、接続作業やメンテナンス作業に手間がかかる。
特開2006−9540号公報
解決しようとする問題点は、拡大翼の位置を地上で知るためには、地中に入り込む部分にセンサなどを設ける必要がある点である。
本発明の掘削装置は、拡大翼(7)により拡大りする掘削装置であり、筒状のアウターロッド(11)と、このアウターロッドを回転させる回転駆動装置(3)と、前記アウターロッドに挿入されるインナーロッド(13)と、このインナーロッドの上端部を回転可能、かつ、上下動不能に支持するインナーロッド支持体(17)と、このインナーロッド支持体を上下に昇降させる昇降装置(21)と、前記アウターロッドに対するインナーロッドの相対的な上下動と連動し、アウターロッドから張り出して拡大りする拡大位置と、この拡大位置よりもアウターロッド側に引っ込む引込位置との間を移動する前記拡大翼とを備えている。
また、前記インナーロッドの上部またはインナーロッド支持体の上下動を検出する上下動検出装置(18,19)が設けられている場合がある。
さらに、拡大翼が、ラックアンドピニオン機構、歯車機構やリンク機構(72)などの機械的連動機構を介して、インナーロッドの上下動と同期して連動する場合がある。
そして、インナーロッド支持体が、インナーロッドを回転可能に軸受けする軸受部(17a)と、この軸受部から外側に突出しているとともに前記昇降装置の端部が取り付けられるフランジ部(17b)を具備し、上下動検出装置が、フランジ部から下方に垂下するロッドと、このロッドの上下動を検出する上下位置検出センサとを具備している場合がある。
また、拡大翼の張出量を操作するための操作部(82)が設けられ、この操作部からの信号および前記上下動検出装置からの信号が入力されて、拡大翼の張出量が操作部で指示した目標張出量となるように、前記昇降装置を制御する制御装置(81)が設けられている場合がある。
さらに、インナーロッドが筒状であり、このインナーロッドの上端に、スイベルを介して、流体供給用のパイプ(23)を連結しうる場合がある。
本発明によれば、インナーロッドの上端部がインナーロッド支持体で支持され、このインナーロッド支持体が昇降装置で上下動され、この上下動に連動して拡大翼が移動しているので、インナーロッドの上端部やインナーロッド支持体などを監視していれば、拡大翼の位置が分かる。したがって、地中に入り込む部分にセンサなどを設ける必要がなく、メンテナンスなどに手間をかけずに、拡大翼の位置を把握することができる。
また、インナーロッドの上部またはインナーロッド支持体の上下動を検出する上下動検出装置が設けられている場合には、インナーロッドの上端部やインナーロッド支持体などを見上げることなく、簡単に拡大翼の位置を把握できる。
さらに、拡大翼が、ラックアンドピニオン機構、歯車機構やリンク機構などの機械的連動機構を介して、インナーロッドの上下動と同期して連動する場合には、インナーロッドの上下動の位置で、拡大翼の位置をより正確に把握することができる。
そして、インナーロッド支持体が、インナーロッドを回転可能に軸受けする軸受部と、この軸受部から外側に突出しているとともに前記昇降装置の端部が取り付けられるフランジ部を具備し、上下動検出装置が、フランジ部から下方に垂下するロッドと、このロッドの上下動を検出する上下位置検出センサとを具備している場合がある。この様な場合には、インナーロッド支持体の上方では、パイプなどの接続作業などの種々の作業が行われるが、上下動検出装置はインナーロッド支持体のフランジ部よりも下方に配置されているため、作業の妨げになることを極力防止することができる。
また、拡大翼の張出量を操作するための操作部が設けられ、この操作部からの信号および前記上下動検出装置からの信号が入力されて、拡大翼の張出量が操作部で指示した目標張出量となるように、前記昇降装置を制御する制御装置が設けられている場合がある。この様な場合には、操作部を操作することにより、拡大翼を所定の位置(たとえば、拡大位置、引込位置やその中間の任意の位置)に移動させることができる。
さらに、インナーロッドが筒状であり、このインナーロッドの上端に、スイベルを介して、流体供給用のパイプを連結しうる場合には、拡大翼を作動させるインナーロッドを利用して、掘削される地盤に流体を供給することができる。
地中に入り込む部分にセンサなどを設けずに、拡大翼の位置を地上で知るという目的を、インナーロッドの上端部をインナーロッド支持体で支持し、このインナーロッド支持体を昇降装置で上下動させ、この上下動に連動して拡大翼を移動させることで実現した。
次に、本発明における掘削装置の一実施例について、図1ないし図6を用いて説明する。図1は本発明における掘削装置の実施の一形態の側面図である。図2は掘削装置の上部の正面の説明図である。図3は掘削装置の下部の断面図である。図4は延長用エレメントの断面図である。図5は拡大位置にある拡大翼の状態を説明するための図である。図6は拡大翼の張出量を制御する制御回路の概略図である。なお、図2では、部分的に断面で図示されている。また、図4において、スクリュー板の図示は省略されている。
まず始めに、掘削装置の全体構成を図1で説明する。
スクリューオーガ掘削装置は、走行車体1と、この走行車体1に立設しているリーダ2と、このリーダ2に上下動可能に取り付けられている電動モータなどの回転駆動装置としての原動機3と、この原動機3に回転駆動されるオーガ4と、このオーガ4の下端に設けられている掘削ヘッド6と、掘削ヘッド6の上方に設けられているレバー状の拡大翼7とを備えている。
オーガ4は、円筒状のアウターロッド11と、このアウターロッド11の外周に螺旋状に固定して設けられているスクリュー板12と、アウターロッド11の内部に挿入されている円筒状のインナーロッド13とを具備している。オーガ4は軸方向に複数のエレメントに分割可能に構成されており、図4に図示する延長用エレメント14を、取り付け・取り外しすることにより、オーガ4の長さを適宜変更することができる。
図2において、原動機3は左右一対設けられ、歯車16を介して、アウターロッド11の上端部を回転駆動する。インナーロッド13はアウターロッド11に対して上下動可能に挿入されており、その上端部は、インナーロッド支持体17により回動可能に、かつ、上下動不能に支持されている。インナーロッド支持体17は、インナーロッド13を回転可能に軸受けする軸受部17a(図6参照)と、この軸受部17aから外側に突出しているフランジ部17bとを具備している。このフランジ部17bに、左右一対の油圧シリンダなどの液圧シリンダ21の一端が取り付けられ、インナーロッド支持体17が液圧シリンダ21で昇降可能となっている。この昇降装置としての液圧シリンダ21が稼働すると、インナーロッド13をアウターロッド11に対して相対的に上下動させることができる。
また、インナーロッド支持体17のフランジ部17bの周縁部から、ロッド18が下方に垂下して設けられている。このロッド18はインナーロッド支持体17と一体となって上下動するが、このロッド18の上下動を検出するロータリーエンコーダーなどの上下位置検出センサ19が設けられている。上下位置検出センサ19は、液圧シリンダ21や原動機3が設置されている本体に取り付けられている。このロッド18および上下位置検出センサ19が、インナーロッド13の上下動を検出する上下動検出装置を構成している。
さらに、インナーロッド13の上端は、スイベルを介して、パイプ23を連結することが可能である。このパイプ23から、加圧空気、水、セメント、掘削液、根固め液などの流体をインナーロッド13内に供給することができる。
アウターロッド11の上部エレメント26の下端部に設けられた連結部31には、延長用エレメント14のアウターロッド11の上端の上側連結部32が接続される。また、延長用エレメント14のアウターロッド11の下端には、下方の延長用エレメント14のアウターロッド11の上側連結部32を連結する下側連結部33が設けられている。
インナーロッド13の上部エレメント36の下端部に設けられた連結部37は、延長用エレメント14のインナーロッド13の上端の上側連結部38が接続される。また、延長用エレメント14のインナーロッド13の下端には、下方の延長用エレメント14のインナーロッド13の上側連結部38を連結する下側連結部39が設けられている。さらに、延長用エレメント14のインナーロッド13の外周面の一部にはフランジ41が設けられ、このフランジ41は、アウターロッド11の内面を摺動する。
図3において、アウターロッド11の下部エレメント46は、二重管構造で、外側に第1カバー管47が、また、第1カバー管47の内側にガイドパイプ48が設けられている。第1カバー管47とガイドパイプ48との間の空間の上端は閉塞されている。また、アウターロッド11の下部エレメント46の上端部には、延長用エレメント14のアウターロッド11の下側連結部33または、アウターロッド11の上部エレメント26の下端部の連結部31に連結される連結部49が設けられている。
インナーロッド13の下部エレメント51の下端部には、円盤状の基台53が固定して設けられている。この基台53の中央部には、インナーロッド13の内部空間と連通する孔54が形成されており、インナーロッド13内の流体をこの孔54を介して、外部に吐出することができる。基台53およびスクリュー板12の下方には、掘削爪56が複数設けられ、掘削ヘッド6を構成している。また、インナーロッド13の下部エレメント51の上端部には、延長用エレメント14のインナーロッド13の下側連結部39または、インナーロッド13の上部エレメント36の下端部の連結部37に連結される連結部57が設けられている。
そして、インナーロッド13の基台53の上面から、二重管構造で、外側に第2カバー管61が、また、第2カバー管61の内側にスライドパイプ62が立ち上がって設けられている。スライドパイプ62はガイドパイプ48に案内されて上下方向にスライド可能となっている。なお、スライドパイプ62は、図示しない案内溝などの案内部によりガイドパイプ48に対して回動不能となっている。また、アウターロッド11の第1カバー管47およびガイドパイプ48は、インナーロッド13の第2カバー管61およびスライドパイプ62と入れ子状態となっており、第1カバー管47と第2カバー管61とにより、外部の土砂が内部に侵入することを防止している。この様に、インナーロッド13の拡大翼用筒体である第2カバー管61は、アウターロッド11の外側に位置している。また、アウターロッド11の端面(すなわち、第1カバー管47およびガイドパイプ48の端面)は、インナーロッド13の基台53の上面に対向している。
拡大翼7は、その一端が拡大翼用筒体としての第2カバー管61に回動可能に取り付けられているとともに、他端側には掘削爪71が複数設けられている。また、拡大翼7の中央部には、レバー72の一端が回動可能に取り付けられている。レバー72の他端は、第1カバー管47に回動可能に取り付けられている。このレバー72および拡大翼7の回動部などでリンク機構が構成されている。
そして、液圧シリンダ21を制御する制御装置81が設けられている。この制御装置81には、図6に図示するように、その入力側に、上下位置検出センサ19および操作レバー82などが接続され、また、その出力側に、油圧切換弁などの油圧機構86や表示装置87が接続される。油圧機構86は、制御装置81からの制御信号により、油圧源からの油圧を液圧シリンダ21の上室または下室に切り換えて供給し、液圧シリンダ21を伸縮させる。表示装置87は、拡大翼7の張出量などを表示し、走行車体1の操縦室などの操縦者がいる付近(すなわち、操作レバー82などの付近)に設置される。
そして、操作レバー82を操作して、目標張出量を指示すると、その目標張出量の信号が制御装置81に入力される。そして、制御装置81は、上下位置検出センサ19からの信号に基づいて、拡大翼7の張出量が目標張出量となるように、液圧シリンダ21を伸縮制御する。インナーロッド13の上下動の量と、拡大翼7の張出量との関係のデータは、計算式や対照表などの形式のデータにして、予め制御装置81に設定しておく。
この様に構成されている掘削装置で、地面に孔を掘削する際には、操作レバー82を操作して、液圧シリンダ21でインナーロッド13を上昇させて、拡大翼7を図3に図示する引込位置にする。そして、原動機3を稼働して、歯車16を介して、アウターロッド11を回転させる。アウターロッド11の回転力は、アウターロッド11のガイドパイプ48から、インナーロッド13のスライドパイプ62に伝達され、インナーロッド13が回転する。そして、インナーロッド13に伝達された回転力により、基台53を介して、掘削ヘッド6が回転する。この掘削ヘッド6の回転により、地面に孔が掘削される。また、原動機3、アウターロッド11、インナーロッド13、歯車16および液圧シリンダ21などを一体として、リーダ2に沿って上昇・下降させる駆動装置(図示せず)が設けられており、掘削時には、従来のものと同様にして、原動機3の設けられている構造体(図2に図示されている部分)を、リーダ2に沿って下降させる。
この様にして掘削された孔の下端部を、拡大掘りする際には、掘削ヘッド6が掘削された孔の底部にある状態で、操作レバー82を操作して、液圧シリンダ21を作動させてインナーロッド13を下降させ、拡大翼7を、アウターロッド11から外側に張り出した拡大位置(図5に図示した状態)にする。そして、この液圧シリンダ21の稼働と略同時に、原動機3を稼働して、前述のように、アウターロッド11およびインナーロッド13を回転させる。この回転力により、第2カバー管61を介して、拡大している拡大翼7が回転する。この拡大位置の拡大翼7の回転により、孔の下部が拡大りされる。
掘削ヘッド6を、掘削された孔から抜く際には、操作レバー82を操作して、液圧シリンダ21でインナーロッド13を上昇させて、拡大翼7を拡大位置よりもアウターロッド11側に引っ込んだ引込位置(図3に図示する状態)にする。そして、原動機3の設けられている構造体(図2に図示されている部分)を、従来のものと同様にして、リーダ2に沿って上昇させる。
また、前述の孔の掘削時および拡大り時などには、適宜、パイプ23から、加圧空気、水、セメント、掘削液、根固め液などの流体をインナーロッド13内に供給し、基台53の孔54から地盤に吐出することができる。
さらに、アウターロッド11の第1カバー管47およびガイドパイプ48と、インナーロッド13のスライドパイプ62および第2カバー管61とは、入れ子状態で伸縮するが、その内部の空気は、アウターロッド11とインナーロッド13との間の隙間の空間を通って、逃げることができる。また、アウターロッド11とインナーロッド13との間の隙間の空間を他の用途、たとえば、加圧空気、水、セメント、掘削液、根固め液などの種々の流体を流すための空間として使用することも可能である。
前述の様に、実施の形態においては、インナーロッド13をアウターロッド11に対して、上下動させることにより、拡大翼7を拡大位置または引込位置にすることができる。そして、拡大翼7の移動は、リンク機構により、インナーロッド13の上下動と同期して連動しているので、インナーロッド13の上端部の位置を確認すると、拡大翼7が拡大位置か引込位置かが容易に分かる。すなわち、液圧シリンダ21が上昇していると、拡大翼7は引込位置で、一方、液圧シリンダ21が下降していると、拡大翼7は拡大位置であることが分かる。
また、液圧シリンダ21が上昇または下降の途中で止まっている際には、その程度により、拡大翼7の張出量が分かる。さらに、拡大翼7の張出量を表示装置87に表示させることにより、操縦者が容易に拡大翼7の張出量を確認することができる。そして、操作レバー82を操作して、制御装置81により、拡大翼7の張出量を制御することができる。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を下記に例示する。
(1)インナーロッドの上下動を拡大翼の移動(すなわち、張出量の変化)に変換する機構は、インナーロッドの上下動の量と拡大翼の張出量とが連動していれば良く、その具体的構造は適宜変更可能である。たとえば、ラックアンドピニオン機構などで行うことも可能である。ただし、機械的連動機構であることが好ましい。
(2)操作レバー82で油圧機構86を直接作動させることも可能である。すなわち、制御装置81は必ずしも必要ではない。そして、この様な場合には、上下位置検出センサ19からの信号を直接、表示装置87に入力することにより、インナーロッド13の移動量や拡大翼7の張出量を表示装置87に表示させることが好ましい。
(3)表示装置87は、拡大翼7の張出量を表示することも可能であるし、また、インナーロッド13の上下動の移動量を表示することも可能である。
(4)インナーロッド13が上昇している際に、拡大翼7は引込位置となるが、インナーロッド13が下降している際に、拡大翼7は引込位置となるようにすることも可能である。
(5)スクリュー板12は、拡大翼7の変位の妨げにならないように設けられていれば良く、アウターロッド11の全長にわたって設けることも可能であるし、部分的に設けることも可能である。
(6)インナーロッド用の昇降装置は、必ずしも液圧シリンダ21である必要はなく、インナーロッド13を上下動させることができるならば、その形式や構造などは適宜変更可能である。
(7)インナーロッドの本体(アウターロッドに挿入されている部分)は、必ずしも筒状である必要はない。ただし、筒状であることが好ましい。
(8)拡大翼7は、拡大位置と引込位置との間の任意の位置で止めることが可能である。ただし、拡大位置と引込位置の2位置のみでしか止められないように構成することも可能である。
(9)液圧シリンダ21の上下動(すなわち、インナーロッド13の上下動)の監視は、目視で行うこともできる。
インナーロッドの上端部をインナーロッド支持体で支持し、このインナーロッド支持体を昇降装置で上下動させ、この上下動に連動して拡大翼を移動させているので、インナーロッドと拡大翼とが連動しており、インナーロッド上端部やインナーロッド支持体などを監視していれば、拡大翼の位置が分かる。したがって、拡大翼を備えた掘削装置に適用することが最適である。
図1は本発明における掘削装置の実施の一形態の側面図である。 図2は掘削装置の上部の正面の説明図である。 図3は掘削装置の下部の断面図である。 図4は延長用エレメントの断面図である。 図5は拡大位置にある拡大翼の状態を説明するための図である。 図6は拡大翼の張出量を制御する制御回路の概略図である。
符号の説明
3 原動機(回転駆動装置)
7 拡大翼
11 アウターロッド
13 インナーロッド
17 インナーロッド支持体
17a インナーロッド支持体の軸受部
17b インナーロッド支持体のフランジ部
18 ロッド(上下動検出装置)
19 上下位置検出センサ(上下動検出装置)
21 液圧シリンダ(昇降装置)
23 流体供給用のパイプ
72 レバー(リンク機構)
81 制御装置
82 操作レバー(操作部)

Claims (6)

  1. 拡大翼により拡大りする掘削装置において、
    筒状のアウターロッドと、
    このアウターロッドを回転させる回転駆動装置と、
    前記アウターロッドに挿入されるインナーロッドと、
    このインナーロッドの上端部を回転可能、かつ、上下動不能に支持するインナーロッド支持体と、
    このインナーロッド支持体を上下に昇降させる昇降装置と、
    前記アウターロッドに対するインナーロッドの相対的な上下動と連動し、アウターロッドから張り出して拡大りする拡大位置と、この拡大位置よりもアウターロッド側に引っ込む引込位置との間を移動する前記拡大翼とを備えていることを特徴とする掘削装置。
  2. 前記インナーロッドの上部またはインナーロッド支持体の上下動を検出する上下動検出装置が設けられていることを特徴とする請求項1記載の掘削装置。
  3. 前記拡大翼は、ラックアンドピニオン機構、歯車機構やリンク機構などの機械的連動機構を介して、インナーロッドの上下動と同期して連動することを特徴とする請求項1または2記載の掘削装置。
  4. 前記インナーロッド支持体は、インナーロッドを回転可能に軸受けする軸受部と、この軸受部から外側に突出しているとともに前記昇降装置の端部が取り付けられるフランジ部を具備し、
    前記上下動検出装置は、前記フランジ部から下方に垂下するロッドと、このロッドの上下動を検出する上下位置検出センサとを具備していることを特徴とする請求項1または3記載の掘削装置。
  5. 前記拡大翼の張出量を操作するための操作部が設けられ、
    この操作部からの信号および前記上下動検出装置からの信号が入力されて、拡大翼の張出量が操作部で指示した目標張出量となるように、前記昇降装置を制御する制御装置が設けられていることを特徴とする請求項2または4記載の掘削装置。
  6. 前記インナーロッドは筒状であり、このインナーロッドの上端に、スイベルを介して、流体供給用のパイプを連結しうることを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項記載の掘削装置。
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