JP4656581B2 - 方向制御削孔装置及びそれを用いた削孔方法 - Google Patents
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Description
かかる方向制御削孔においては、図1に示すようにして削孔がなされる。すなわち、曲がり可能な削孔軸40の先端に、軸心方向に対して傾斜した平坦な受圧面61を有するテーパービット60を取り付け、同図(a)に示すように削孔軸40を回転させずに推進させると、テーパービット60の受圧面61に沿って斜めに作用する力により推進方向が変化し、削孔軸5は地中に曲線推進する。一方、削孔軸40を回転させつつ推進させたときには、同図(b)に示すように、受圧面61に作用する力の方向が回転軸心D1周りの変化により打ち消され、直線的な推進が可能となる。
そこで、本発明の主たる課題は、直線推進能力を損ねることなく十分な曲線推進能力を発揮できる方向制御削孔装置及びそれを用いた削孔方法を提供することにある。
<請求項1記載の発明>
請求項1記載の発明は、回転可能な外管と、外管内に設けられ、この外管とは独立して回転可能な内管と、この内管の先端部に自在継手により接合された回転ロッドと、この回転ロッドの先端部に接続される削孔ビットと、外管の先端部に対して回転自在に支持されると共に、内管の先端部を回転自在に支持し、さらに、回転ロッドの傾斜を許容し、かつ回転自在に支持する誘導管と、を備えた削孔軸を有し、回転ロッドを外管に対して直線状にした状態で、内管を軸心周りに回転させると共に、推進力を与えることにより、直線削孔がなされ、回転ロッドを外管に対して屈曲させた状態で、内管を軸心周りに回転させると共に、推進力を与えることにより、曲線削孔がなされ、回転ロッドを外管に対して屈曲させた状態で、内管及び外管を軸心周りに回転させると共に、推進力を与えることにより、削孔径を拡大させた直線削孔がなされるように構成された、ことを特徴とする方向制御削孔装置である。
請求項2記載の発明は、前記外管の軸心と前記誘導管の軸心が偏心するように、前記誘導管は前記外管に取付けられ、前記誘導管の先端部には、球面軸受が取付けられており、この球面軸受により回転ロッドは内管の軸心方向に対して傾斜を許容され、かつ回転自在に支持された、請求項1記載の方向制御削孔装置である。
回転ロッドを外管に対して直線状にした状態で、内管を軸心周りに回転させると共に、推進力を与えることにより、直線削孔がなされ、回転ロッドを外管に対して屈曲させた状態で、内管を軸心周りに回転させると共に、推進力を与えることにより、曲線削孔がなされ、回転ロッドを外管に対して屈曲させた状態で、内管及び外管を軸心周りに回転させると共に、推進力を与えることにより、削孔径を拡大させた直線削孔を行うことができる。
また、従来のテーパービットを用いる削孔方法では、曲線削孔(推進)に際してビットを回転せずに押し込むため、ビット前方の土砂を崩さずにビット周囲に押し退けることになり、固い地盤では推進不能になることがあった。しかし、本発明では、曲線削孔に際してビットを回転させるため、前方土砂の押し退け・排除を促進させることができ、従来方法では対応できないような固い地盤であっても曲線削孔が可能になる。
さらに、従来のテーパービットでは、受圧面の角度が固定されているためにその角度に応じた曲率でしか曲線削孔することができないのに対し、本発明では、先端部の屈曲角度を任意に設定する構成とすることも可能であり、屈曲角度を段階的あるいは連続的に変化させることも可能である。
上記のことは、場所打ち杭工法の場合でも同様な作用効果を有する。
具体的な構成として、外管の軸心と誘導管の軸心が偏心するように、誘導管を外管に取付け、誘導管の先端部には、球面軸受を取付け、この球面軸受により回転ロッドを内管の軸心方向に対して傾斜を許容し、かつ回転自在に支持する構成とすることができる。
請求項3記載の発明は、回転可能な外管と、外管内に設けられ、この外管とは独立して回転可能な内管と、この内管の先端部に自在継手により接合された回転ロッドと、この回転ロッドの先端部に接続される削孔ビットと、外管の先端部に対して回転自在に支持されると共に、内管の先端部を回転自在に支持し、さらに、回転ロッドの傾斜を許容し、かつ回転自在に支持する誘導管と、を備えた削孔軸を有する方向制御削孔装置を用いた削孔方法であって、回転ロッドを外管に対して直線状にした状態で、内管を軸心周りに回転させると共に、推進力を与えることにより、直線削孔がなされ、回転ロッドを外管に対して屈曲させた状態で、内管を軸心周りに回転させると共に、推進力を与えることにより、曲線削孔がなされ、回転ロッドを外管に対して屈曲させた状態で、内管及び外管を軸心周りに回転させると共に、推進力を与えることにより、削孔径を拡大させた直線削孔がなされる、ことを特徴とする削孔方法である。
回転ロッドを外管に対して直線状にした状態で、内管を軸心周りに回転させると共に、推進力を与えることにより、直線削孔がなされ、回転ロッドを外管に対して屈曲させた状態で、内管を軸心周りに回転させると共に、推進力を与えることにより、曲線削孔がなされ、回転ロッドを外管に対して屈曲させた状態で、内管及び外管を軸心周りに回転させると共に、推進力を与えることにより、削孔径を拡大させた直線削孔を行うことができる。
図2は、本発明に係る削孔装置の削孔軸1の先端側の部分を示しており、この削孔軸1は、回転自在な外管2と、外管2内に設けられ、この外管2とは独立して回転自在な内管3と、この内管3の先端部に自在継手(ユニバーサルジョイント)4により接合された回転ロッド5と、この回転ロッド5の先端部に接続される削孔ビット6と、外管2の先端部に対して回転自在に支持されると共に、内管3の先端部を回転自在に支持し、さらに、回転ロッド5の傾斜を許容し、かつ回転自在に支持する誘導管(方向制御管)7と、を備えている。
Claims (3)
- 回転可能な外管と、外管内に設けられ、この外管とは独立して回転可能な内管と、この内管の先端部に自在継手により接合された回転ロッドと、この回転ロッドの先端部に接続される削孔ビットと、外管の先端部に対して回転自在に支持されると共に、内管の先端部を回転自在に支持し、さらに、回転ロッドの傾斜を許容し、かつ回転自在に支持する誘導管と、を備えた削孔軸を有し、
回転ロッドを外管に対して直線状にした状態で、内管を軸心周りに回転させると共に、推進力を与えることにより、直線削孔がなされ、
回転ロッドを外管に対して屈曲させた状態で、内管を軸心周りに回転させると共に、推進力を与えることにより、曲線削孔がなされ、
回転ロッドを外管に対して屈曲させた状態で、内管及び外管を軸心周りに回転させると共に、推進力を与えることにより、削孔径を拡大させた直線削孔がなされるように構成された、
ことを特徴とする方向制御削孔装置。 - 前記外管の軸心と前記誘導管の軸心が偏心するように、前記誘導管は前記外管に取付けられ、
前記誘導管の先端部には、球面軸受が取付けられており、この球面軸受により回転ロッドは内管の軸心方向に対して傾斜を許容され、かつ回転自在に支持された、請求項1記載の方向制御削孔装置。 - 回転可能な外管と、外管内に設けられ、この外管とは独立して回転可能な内管と、この内管の先端部に自在継手により接合された回転ロッドと、この回転ロッドの先端部に接続される削孔ビットと、外管の先端部に対して回転自在に支持されると共に、内管の先端部を回転自在に支持し、さらに、回転ロッドの傾斜を許容し、かつ回転自在に支持する誘導管と、を備えた削孔軸を有する方向制御削孔装置を用いた削孔方法であって、
回転ロッドを外管に対して直線状にした状態で、内管を軸心周りに回転させると共に、推進力を与えることにより、直線削孔がなされ、
回転ロッドを外管に対して屈曲させた状態で、内管を軸心周りに回転させると共に、推進力を与えることにより、曲線削孔がなされ、
回転ロッドを外管に対して屈曲させた状態で、内管及び外管を軸心周りに回転させると共に、推進力を与えることにより、削孔径を拡大させた直線削孔がなされる、
ことを特徴とする削孔方法。
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