JP4655656B2 - 電子制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、同一のアナログ信号をAD変換する複数の制御ブロックを備えた電子制御装置に関する。
従来より、制御能力や信頼性を向上させるために、マイクロコンピュータ(マイコン)を中心に構成された制御ブロックを複数搭載した多重系の電子制御装置が知られている。
具体的には、例えば、内燃機関の動作を制御する電子制御装置では、各制御ブロックに別個の制御(例えば、燃料噴射制御と点火時期制御)を分担させたり、各制御ブロックに同じ処理を実行させ、その結果を比較する監視処理を実行させたりすること等が行われている。
このような電子制御装置において、各制御ブロックは、車両の各部の状態を検出する各種センサからの検出信号を入力して処理を実行する。そして、検出信号がアナログ信号である場合には、AD変換回路を介して信号を取り込むことになる。
特に、両制御ブロックが同じアナログ信号を使用する場合は、図16(a)に示すように、そのアナログ信号を両制御ブロックB1,B2に供給し、制御ブロックB1,B2のそれぞれに設けられたAD変換回路を用いて個別にAD変換するようにされている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3050337号公報
ところで、AD変換回路100は、図17に示すように、複数あるアナログ信号のいずれか一つを選択するマルチプレクサ110と、AD変換を実行する変換実行部130と、アナログ信号の信号レベルを保持するためのコンデンサ121、及びこのコンデンサ121をマルチプレクサ110の出力、又は変換実行部130の入力のいずれかに接続する切換スイッチ123からなるサンプルホールド回路120とからなる。
また、アナログ信号の伝送線上には、伝送中等に重畳されるノイズを除去するために、コンデンサ141,抵抗143からなるローパスフィルタ140が設けられている。
このように構成されたAD変換回路100では、サンプルホールド回路120にアナログ信号をサンプリングさせる際に、ローパスフィルタ140を構成するコンデンサ141と、サンプルホールド回路120を構成するコンデンサ121との間で、電荷の移動が生じる。
具体的には、ローパスフィルタ140を構成するコンデンサ141の容量をCf、サンプリング前の蓄積電荷をQf、その両端電圧をVf(検出対象となる信号レベル)とし、サンプルホールド回路120を構成するコンデンサ121の容量をCs、サンプリング前の蓄積電荷をQs、その両端電圧をVsとすると、実際に検出される信号レベル(検出電圧)Vdは、サンプリング後のコンデンサ121の両端電圧であり、次式にて算出される。
Vd=(Qf+Qs)/(Cf+Cs)
但し、Qf=Cf・V,Qs=Cs・Vsである。
例えば、Cf=0.1μF、Cs=100pF、V=4V、Vs=0Vとした場合、V=3996mVとなる。つまり、変換実行部130の分解能が5V/12bit(1LSB=1.22mV)である場合、AD変換結果には、約3.3LSB分だけ誤差が含まれることになり、この誤差は、サンプリング前の両コンデンサ121,141の両端電圧Vs,Vfの差が大きいほど大きくなる。
また、このようにサンプリング直後は、コンデンサ141の両端電圧Vfとアナログ信号の実際の信号レベルとが異なったものとなっており、両者が再び一致するまでには、ローパスフィルタ140の時定数程度の時間を要することになる。
従って、ローパスフィルタ140を構成するコンデンサ141の両端電圧Vfが充分に回復する前に、同一のアナログ信号について再びAD変換が実行されると、アナログ信号の信号レベルに一致しているべきコンデンサ141の両端電圧Vf自体が誤差を含んだものとなるため、AD変換結果の誤差は、更に大きなものとなる可能性がある。
そして、複数の制御ブロックB1,B2が同一のアナログ信号を個別にAD変換するように構成された上述の電子制御装置では、互いに他の制御ブロックB1,B2のAD変換の実行を監視しているわけではないため、両制御ブロックB1,B2のAD変換実行タイミングが接近してしまう場合があり、その場合、実行が後になった側のAD変換結果の誤差が大きくなってしまうという問題があった。
これに対して、図16(b)に示すように、各制御ブロックB1,B2に対応して分岐させた伝送線のそれぞれにローパスフィルタを設けることが考えられるが、この場合、伝送線に接続する素子数を増加させてしまうという問題があった。
また、制御ブロックB1,B2のそれぞれにAD変換回路が設けられている場合に限らず、図16(c)に示すように、複数の制御ブロックB1,B2のそれぞれが単一のAD変換回路を個別に制御して同一のアナログ信号をAD変換する場合も、互いに他の制御ブロックB1,B2のAD変換の実行を監視しているわけではないため、両制御ブロックB1,B2のAD変換実行タイミングが接近してしまう場合があり、実行が後になった側のAD変換結果の誤差が大きくなってしまうという、図16(a)の場合と同様の問題が生じる。
本発明は、上記問題点を解決するために、同一のアナログ信号を個別にAD変換する複数の制御ブロックが、いずれも互いに他の制御ブロックによるAD変換の影響を受けることなく精度の良いAD変換結果が得られる電子制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明の電子制御装置が、複数の制御ブロックを備えており、各制御ブロックが、個別に設けられたAD変換器を介して、同一のアナログ信号である共用信号を、それぞれが周期的にAD変換し、そのAD変換結果に従って処理を実行すること、又は、各制御ブロックが、前記複数の制御ブロックに共通に設けられた一つのAD変換器を介して、同一のアナログ信号である共用信号を、それぞれが周期的にAD変換し、そのAD変換結果に従って処理を実行することを前提とする。
そして、同期タイミング供給手段が、制御ブロック間の動作を同期させるための同期タイミングを供給し、その同期タイミングの供給を受ける制御ブロックは、この同期タイミングを基準として設定される実行タイミングにて、共用信号のAD変換を実行する。
このように構成された本発明の電子制御装置において、各制御ブロックは、いずれも同期タイミングに従って共用信号のAD変換実行タイミングを設定するため、互いに他の制御ブロックによる共用信号のAD変換を監視し合わなくても、共用信号のAD変換実行タイミングを互いに重なり合うことのないように設定することができる。
その結果、各制御ブロックは、共用信号をAD変換する他の制御ブロックの影響を受けることなく、精度の良い共用信号のAD変換結果を得ることができる。
特に、同期タイミング供給手段から同期タイミングが繰り返し供給される場合には、その都度、各制御ブロックにおけるAD変換の実行タイミングが補正されることになるため、互いに他の制御ブロックの影響を受けることなく共用信号のAD変換が可能な状態をより確実に維持することができる。
また、本発明の電子制御装置では、同期タイミング供給手段として、制御ブロックの一つである主制御ブロックに第一通知手段が設けられている。この第一通知手段は、主制御ブロックによる共用信号のAD変換実行タイミングから、その共用信号について予め設定された精度でのAD変換が再び可能となる回復タイミングに至る期間を第一所要期間として、この第一所要期間を特定するための情報を通知する。
そして、第一通知手段からの通知を受ける制御ブロックである従制御ブロックは、同期タイミングとして、第一通知手段の通知内容から特定される第一所要期間の終了タイミングを用いる。
つまり、共用信号のAD変換を実行後の第一所要期間は、制御ブロックに入力される共用信号に、そのAD変換の影響が残っている可能性のある期間、即ち、従制御ブロックでのAD変換を禁止すべき期間である。従って、この第一所要期間の終了タイミングを同期タイミング(基準)として、この同期タイミングから主制御ブロックが次回のAD変換を開始する(次回の第一所要期間の開始タイミング)までの期間中に、従制御ブロックにて共用信号のAD変換を実行する実行タイミングを設定すれば、精度の良い共用信号のAD変換結果を確実に得ることができる。
なお、第一通知手段は、具体的には、例えば、主制御ブロックと従制御ブロックとの間に設けられた入出力ポートを、第一所要期間の間だけアクティブレベルに設定するように構成することで実現することができる。
ところで、従制御ブロックにおける共用信号のAD変換実行タイミングを、同期タイミングに基づいて第一所要期間と重ならないように設定したとしても、例えば、従制御ブロックにおいて、共用信号のAD変換より優先度の高い処理が存在すると、共用信号のAD変換実行タイミングは、同期タイミングに基づいて設定したタイミング(以下「設定タイミング」と称する)からずれる場合がある。その場合、共用信号のAD変換実行タイミングが、制御ブロック間で互いに重なり合って(第一所要期間の長さ以下に接近して)しまう可能性がある。
そこで、このように、共用信号のAD変換を実際に実行するタイミングが、設定タイミングからずれてしまう可能性がある場合、従制御ブロックは、第一所要期間の次回の開始タイミングまでの残存時間が、第一所要期間の長さ以上に設定された禁止時間より短ければ、従制御ブロックによるAD変換の実行を禁止する禁止手段を備えていることが望ましい。
つまり、残存時間が禁止時間より短い場合に、従制御ブロックが共用信号のAD変換を実行すると、主制御ブロックが共用信号のAD変換を実行する時点で、従制御ブロックによるAD変換の影響が残り、制御ブロックに入力される共用信号の信号レベルに許容できない誤差が含まれることになり、主制御ブロックにおける共用信号のAD変換結果の精度を低下させてしまうためである。
また、従制御ブロックは、禁止手段によってAD変換の実行が禁止された場合に、その旨を通知する異常通知手段を備えていてもよい。この場合、異常通知手段による通知を受けた主制御ブロックでは、例えば、従制御ブロックでの異常(AD変換の未実行)に対処することが可能となる。
そして、異常通知手段は、具体的には、例えば、第一通知手段の場合と同様に、主制御ブロックと従制御ブロックとの間に設けられた入出力ポートを、禁止時間の間だけアクティブレベルに設定するように構成することで実現できる。
ところで、上述のような禁止手段を備えた場合、共用信号のAD変換は、従制御ブロックでのみ禁止され主制御ブロックでは禁止されることがないため、主制御ブロックでの共用信号の重要度が、従制御ブロックでの共用信号の重要度より高い場合に好適である。しかし、主制御ブロックと従制御ブロックとで、共用信号の重要度が同程度である場合には、次のように構成してもよい。
即ち、従制御ブロックに第二通知手段を設け、この第二通知手段が、従制御ブロックによるアナログ信号のAD変換の実行タイミングから、同じアナログ信号について予め設定された精度でのAD変換が再び可能となる回復タイミングに至る期間を第二所要期間として、この第二所要期間を特定するための情報を通知する。
この場合、主制御ブロックは、第二通知手段の通知内容から特定される第二所要期間の間、主制御ブロックによるAD変換を無効化する無効化手段を備えていてもよい。なお、無効化の意味は、AD変換の実行を禁止することであってもよいし、AD変化結果を使用しないようにしたり、精度の低下を認識した上で使用したりすることであってもよい。
次に、本発明の電子制御装置では、同期タイミング供給手段として、第一通知手段の代わりに、制御ブロック間の定期的な通信を実行する通信手段を設けてもよい。この場合、各制御ブロックは、同期タイミングとして、通信手段による通信の開始タイミング又は終了タイミングを用い、共用信号について予め設定された精度でのAD変換が再び可能となる回復タイミングに至る期間を第一所要期間として、互いに第一所要期間離れたタイミングでAD変換を実行するように、AD変換実行タイミングが設定されていればよい。
つまり、送信元と受信先とが直に通信をしている場合には、その通信に関係する全ての制御ブロックにて同じデータが同時に送受信されるため、これを同期タイミングとして用いているのである。
そして、この場合、各制御ブロックは、通信手段を介して通信相手から取得したAD変換結果と、自制御ブロックにて取得されたAD変換結果とを比較することにより、異常の有無を監視する監視手段を備えていてもよい。
このような監視手段を備えることにより、AD変換結果の信頼性、ひいてはAD変換結果を用いた処理の信頼性を向上させることができる。
また、本発明の電子制御装置において、各制御ブロックは、いずれも同期タイミング供給手段が供給する同期タイミングに従って起動し且つ共通の動作クロックに従って計時動作する計時手段を備え、この計時手段が、予め設定されたサンプリング周期毎にAD変換の実行タイミングを提供するように構成してもよい。
この場合、個々の制御ブロックにおけるサンプリング周期、及び計時手段が実行タイミングの提供を開始する提供開始タイミングは、AD変換が実行されてから予め設定された精度でのAD変換が再び可能となるまでの回復時間として、共用信号に対する全てのAD変換の実行タイミングが互いに回復時間以上離れたものとなるように設定されていればよい。
つまり、提供開始タイミングにより、以後の共用信号のAD変換実行タイミングが一意に規定され、しかも、いずれの制御ブロックも同じ動作クロックに従って動作する計時手段により計時を行うことにより、規定された実行タイミングがずれてしまうことがないようにされているため、各制御ブロックは、常に精度の良い共用信号のAD変換結果を得ることができる。
そして、特に、電子制御装置が制御ブロックを二つ備えている場合、サンプリング周期は、一方の制御ブロックが他方の制御ブロックの整数倍に設定されていることが望ましい。
この場合、各制御ブロックのAD変換実行タイミングが互いに重なり合うことのないようにする設定を簡単に実現することができる。
また、この場合、更に、二つの制御ブロックの提供開始タイミングを、サンプリング周期のうち短い方の半分だけ異なるように設定すれば、両制御ブロック間のAD変換実行タイミングを、最大限に離すことができる。
ところで、提供開始タイミングは、同期タイミング供給手段の構成の仕方によって次にようの設定することができる。
即ち、同期タイミング供給手段が、制御ブロックのそれぞれに同一のタイミングで起動信号を供給するように構成されている場合は、起動信号が入力されてから予め設定された待機時間が経過した時点を提供開始タイミングとすればよい。
また、同期タイミング供給手段が、制御ブロックのそれぞれに異なるタイミングで起動信号を供給するように構成されている場合は、起動信号が入力された時点を提供開始タイミングとすればよい。
なお、起動信号としては、例えば、制御ブロックのリセット解除タイミングを表す信号を用いることができる。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態の電子制御装置の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の電子制御装置(ECU)1は、主としてエンジンへの燃料供給制御を実行する第1制御ブロック10と、主としてエンジンの点火時期制御を実行する第2制御ブロック20と、両制御ブロック10,20間でデータの入出力を行うためのI/Oポート30とを備えている。
このうち、I/Oポート30には、第1制御ブロック10により書き込まれ、第2制御ブロック20により読み込まれるAD禁止通知ポートP1が少なくとも含まれている。
次に、第1制御ブロック10は、エンジンの運転状態を検出するための各種センサのうち、アナログ信号を出力するセンサ(アナログセンサ)からの信号をデジタル値に変換して取り込むAD変換回路11と、ハイレベル又はローレベルの二値信号を出力する他のセンサやスイッチからの信号を取り込む入力回路12と、各種アクチュエータに駆動信号を出力する出力回路13と、CPU,ROM,RAM,タイマーを少なくとも備え、AD変換回路11,入力回路12を介して入力され、I/Oポート30を介して入出力される各種データに基づいて、出力回路13を介して出力する各種駆動信号を生成するための処理等を実行するマイクロコンピュータ(マイコン)14とを備えている。
また、第2制御ブロック20は、制御ブロック10と同様に、AD変換回路21と、入力回路22と、出力回路23と、マイコン24とを備えている。
但し、第1制御ブロック10のAD変換回路11,入力回路12,出力回路13は、燃料供給制御に関わる各種センサやスイッチ,アクチュエータに接続され、また、第2制御ブロック20のAD変換回路21,入力回路22,出力回路23は、点火時期制御に関わる各種センサやスイッチ,アクチュエータに接続されている。
そして、AD変換回路11,21は、いずれも複数の入力チャンネルを有しており、複数のアナログセンサからのアナログ信号が入力される。但し、これらアナログ信号は、第1制御ブロック10でのみ使用される信号からなる第1専用信号群SG1と、第2制御ブロック20でのみ使用される信号からなる第2専用信号群SG2と、両制御ブロック10,20で使用される信号からなる共用信号群SGCとからなり、AD変換回路11には、第1専用信号群SG1と共用信号群SGCとが入力され、AD変換回路21には、第2専用信号群SG2と共用信号群SGCとが入力されている。
なお、共用信号群SGCには、具体的には、燃料供給制御と点火時期制御の両方で必要とされるアナログ信号の他、いずれか一方の制御でしか必要とされないが、高い信頼性が要求され、監視の対象となる重要なアナログ信号も含まれている。
また、図2に示すように、アナログ信号を伝送する伝送線には、それぞれコンデンサ41と抵抗42とからなる周知のローパスフィルタ40が設けられており、特に共用信号群SGCに属する信号を伝送する伝送線は、ローパスフィルタ40の出力側で分岐され、各AD変換回路11,21に接続されている。
そして、AD変換回路11は、マイコン14からの選択指令に従って、複数の入力チャンネルのうちの何れか1つを選択して出力するマルチプレクサ(MPX)15と、コンデンサ18、及びコンデンサ18の一端を、マルチプレクサ15が選択したアナログ信号が印加される入力端子又は出力端子のいずれかに接続する切換スイッチ19からなるサンプルホールド回路16と、サンプルホールド回路16の出力端子に接続され、AD変換を実行する変換実行部17とからなる。
このように構成されたAD変換回路11では、マイコン14から選択指令が入力されると、選択指令にて指定されたチャンネルのアナログ信号が、一定期間の間だけコンデンサ18に印加されるように切換スイッチ19が入力端子側に接続される。その後、切換スイッチ19が出力端子側に切り替わると、変換実行部17が、コンデンサ18にホールドされた信号レベルをデジタル値に変換し、そのAD変換結果をマイコン14に供給する。
なお、第2制御ブロック20を構成するAD変換回路21も、AD変換回路11と同様に構成されており、マルチプレクサ25,コンデンサ18と切換スイッチ19とからなるサンプルホールド回路26,変換実行部27を備え、AD変換回路11と同様に動作する。
ここで、第1制御ブロック10のマイコン14、及び第2制御ブロック20のマイコン24が、AD変換回路11,21を介して共用信号群SGCに属するアナログ信号(共用信号という)をAD変換するために実行するの共用信号AD変換処理を図3に示すフローチャートに沿って説明する。
但し、第1制御ブロック10のマイコン14は、周期Ta毎にAD変換実行タイミングを通知するためのタイマーと、このAD変換実行タイミングからの経過時間を計時するためのタイマーとを少なくとも備えており、また、第2制御ブロック20のマイコン24は、第2制御ブロック20におけるAD変換実行タイミングからの経過時間を計時するためのタイマーを少なくとも備えている。
まず、第1制御ブロック10のマイコン14が実行する共用信号AD変換処理は、図3(a)に示すように、AD変換実行タイミング(周期Ta)になるまで待機し(S110)、AD変換実行タイミングになると、AD禁止通知ポートP1をH(アクティブ)レベルに設定し(S120)、AD変換回路11に対して選択指令を出力することで、共用信号のAD変換を実行し、その実行結果を読み込む(S130)。その後、AD変換実行タイミングになってからの経過時間が、予め設定されたレベル安定時間Tpに達するまで待機し(S140)、経過時間がレベル安定時間Tpに達すると、AD禁止通知ポートP1をL(非アクティブレベル)に設定して(S150)、S110に戻る。
なお、レベル安定時間Tpは、切換スイッチ19がマルチプレクサ15(入力端子)側に接続されているサンプル時間をTsa、変換実行部17がAD変換結果を得るまでに要する時間をTad、切換スイッチ19が変換実行部17(出力端子)側に切り替わってから、サンプリング時に生じるコンデンサ18,41間の電荷の移動により変化したローパスフィルタ40の出力(コンデンサ41の両端電圧)が、共用信号の実際の信号レベルと一致したとみなせる(予め設定された許容誤差の範囲内となる)まで回復するのに要する回復時間をTre、本処理によってAD変換すべき共用信号の数をnとして、次式にて設定される。
n=1の場合:Tp=Tsa+Tre (1)
n≧2の場合:Tp=(n−1)×(Tsa+Tad)+Tsa+Tre (2)
次に、第2制御ブロック20のマイコン24が実行する共用信号AD変換処理は、図3(b)に示すように、AD禁止通知ポートP1の立ち下がり、即ち、HレベルからLレベルへの変化を検出したか否かを判断し(S210)、立ち下がりを検出していなければ、後述のS230にて最後にAD変換が実行されてからの経過時間が、予め設定された設定時間Tbに達したか否かを判断し(S220)、経過時間が設定時間Tbに達していなければS210に戻る。
なお、設定時間Tbは、周期Ta及びレベル安定時間Tpとは、以下の関係を有するように設定される。
Tb=Ta/2≧2Tp (3)
一方、S210にてAD禁止通知ポートP1の立ち下がりを検出したと判定されるか、又はS220にて経過時間が設定時間Tbに達したと判定された場合には、AD変換回路21に対して選択指令を出力することで共用信号のAD変換を実行し、その実行結果を読み込んで(S230)、S210に戻る。
このように構成された本実施形態の電子制御装置1において、第1制御ブロック10は、図4に示すように、周期Ta毎に共用信号のAD変換を繰り返し実行する。また、第2制御ブロック20は、第1制御ブロック10でのAD変換の開始タイミングから、レベル安定時間Tpを経過した時点と、更に設定時間Tbが経過した時点で、共用信号のAD変換を実行する。
つまり、第2制御ブロック20では、第1制御ブロック10における共用信号のAD変換の実行にともなって設定,解除されるAD禁止通知ポートP1の立ち下がりタイミングを同期タイミングとして用い、この同期タイミングを基準として、周期Tb毎に共用信号のAD変換を実行することで、AD禁止通知ポートP1がHレベルである第一所要期間内に、共用信号のAD変換を実行することがないようにされている。
これと共に、本実施形態では、設定周期Tbとレベル安定時間Tpとの関係を、Tb≧2Tpとなるように設定することにより、第2制御ブロック20にてAD変換が実行されてから、第1制御ブロック10でAD変換が実行されるまでの期間を、第一所要期間の長さ(即ち、レベル安定時間Tp)以上確保するようにされている。
従って、本実施形態の電子制御装置1によれば、第1制御ブロック10、第2制御ブロック20のいずれも、他方の制御ブロックにより共用信号のAD変換が実行されてから、そのAD変換の影響が残存する可能性のあるレベル安定時間Tp以内に共用信号のAD変換を実行してしまうことがないため、常に、精度の良い共用信号のAD変換結果を得ることができ、その結果、AD変換結果を用いた各種処理の精度や信頼性を向上させることができる。
なお、本実施形態において、I/Oポート30及びS120,S140,S150同期タイミング供給手段(第1通知手段)に相当する。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。
本実施形態では、第1実施形態のものとは、I/Oポート30の構成、及び第2制御ブロック20のマイコン24が実行する共用信号AD変換処理の一部が異なるだけであるため、この相違する部分を中心に説明する。
まず、I/Oポート30には、AD禁止通知ポートP1に加えて、第2制御ブロック20により書き込まれ、第1制御ブロック10により読み込まれる異常通知ポートPEが少なくとも設けられている。
また、第2制御ブロック20のマイコン24は、専用信号群の信号をAD変換する専用信号AD変換処理を周期Tc(≠Ta,Tb)毎に実行し、しかも、この専用信号AD変換処理を、共用信号AD変換処理より高い優先度で実行するように構成されている。
次に、第2制御ブロック20のマイコン24が実行する共用信号AD変換処理を、図5に示すフローチャートに沿って説明する。但し、処理が一部追加されているだけであるため、第1実施形態の場合と同じステップについては、同じステップ番号を付している。
また、第2制御ブロック20のマイコン24は、第2制御ブロック20におけるAD変換実行タイミングからの経過時間を計時するためのタイマーに加えて、AD禁止通知ポートP1の立ち上がりが検出される毎に初期値が時間Taに設定され、以後、時間の経過と共にダウンカウントされることにより、AD禁止通知ポートP1が次に立ち上がるまでの残存時間を計時するタイマー、及び異常通知ポートPEがH(アクティブ)レベルに設定されてからの経過時間を計時するタイマーを少なくとも備えている。
図5に示すように、本処理では、まず、AD禁止通知ポートP1の立ち下がりを検出したか否かを判断し(S210)、立ち下がりを検出していなければ、AD禁止通知ポートP1がLレベルであり、且つ、後述のS230にて最後にAD変換が実行されてからの経過時間が設定時間Tbに達しているか否かを判断し(S220)、否定判定された場合はS210に戻る。
一方、S210にてAD禁止通知ポートP1の立ち下がりを検出したと判定されるか、又はS220にて肯定判定された場合には、次のAD禁止通知ポートP1の立ち上がりタイミングまでの残存時間が、予め設定された禁止時間Tx(≧Tp)以上であるか否かを判断する(S225)。
そして、残存時間が、禁止時間Tx以上ある場合には、AD変換回路21に対して選択指令を出力することで共用信号のAD変換を実行し、その実行結果を読み込んで(S230)、S210に戻る。
一方、残存時間が、禁止時間Tx未満である場合、異常通知ポートPEをH(アクティブ)レベルに設定し(S240)、異常通知ポートPEの設定後の経過時間が、予め設定されたレベル保持時間Tk(≧Tx)に達するまで待機し(S250)、経過時間がレベル保持期間に達すると、異常通知ポートPEをL(非アクティブレベル)に設定して(S260)、S210に戻る。
このように構成された本実施形態の電子制御装置1において、第1制御ブロック10では、図6に示すように、共用信号のAD変換を、周期Taにて繰り返し実行する。
一方、第2制御ブロック20では、共用信号のAD変換を実行すべきタイミングである時に、より優先度の高い専用信号のAD変換が実行されている場合、その処理が終了するまで共用信号のAD変換は待たされ、共用信号のAD変換実行タイミングが遅延する。
この遅延により、AD禁止通知ポートP1が立ち上がるまでの残存時間、即ち、第1制御ブロック10が共有信号のAD変換を開始するまでの残存時間が、禁止時間Tx未満となった場合は、共用信号のAD変換を禁止するとともに、その旨を異常通知ポートPEを介して第1制御ブロック10に通知するようにされている。
従って、本実施形態の電子制御装置1によれば、第2制御ブロック20における共用信号のAD変換実行タイミングが、優先度の高い他の処理の影響を受けて遅延したとしても、第1制御ブロック10での共用信号のAD変換に影響を与えてしまうことがないため、常に、精度の良い共用信号のAD変換結果を得ることができ、その結果、AD変換結果を用いた各種処理の精度や信頼性を向上させることができる。
また、第1制御ブロック10では、共有信号のAD変換実行タイミングで、異常通知ポートPEの信号レベルを調べることで、第2制御ブロック20における共用信号のAD変換の実行状況(AD変換が禁止されたか否か)を確認することができ、その状況に応じた処理の実行も可能となる。
なお、本実施形態では、第2制御ブロック20にて共用信号のAD変換が禁止された場合に、異常通知ポートPEを介して第1制御ブロック10に通知するようにされているが、この通知を行わないように構成してもよい。
また、本実施形態では、第2制御ブロック20における共用信号のAD変換が禁止される場合があるため、第1制御ブロック10の方が第2制御ブロック20より、共用信号のAD変換結果の重要度が高い場合、例えば、第1制御ブロック10では、共用信号に基づいて実際にエンジン制御を行い、第2制御ブロック20では、共用信号のダイアグ検出等のみを行っているようなシステムに好適である。
なお、本実施形態において、S225が禁止手段、I/Oポート30及びS240〜S260が異常通知手段に相当する。
[第3実施形態]
次に第3実施形態について説明する。
本実施形態では、第1実施形態のものとは、I/Oポート30の構成、及び第1及び2制御ブロック10,20のマイコン14,24が実行する共用信号AD変換処理の一部が異なるだけであるため、この相違する部分を中心に説明する。
まず、I/Oポート30には、AD禁止通知ポートP1に加えて、第2制御ブロック20により書き込まれ、第1制御ブロック10により読み込まれるAD禁止通知ポートP2が少なくとも設けられている。
また、第2制御ブロック20のマイコン24は、第2実施形態の場合と同様に、専用信号群の信号をAD変換する専用信号AD変換処理を周期Tc毎に実行し、しかも、この専用信号AD変換処理を、共用信号AD変換処理より高い優先度で実行するように構成されている。
次に、第1及び第2制御ブロック10,20のマイコン14,24が実行する共用信号AD変換処理を図7に示すフローチャートに沿って説明する。但し、処理が一部追加されているだけであるため、第1実施形態の場合と同じステップについては、同じステップ番号を付している。
まず、第1制御ブロック10のマイコン14が実行する共用信号AD変換処理は、図7(a)に示すように、AD変換実行タイミング(周期Ta)になるまで待機し(S110)、AD変換実行タイミングになると、AD禁止通知ポートP1をHレベルに設定し(S120)、続けてAD禁止通知ポートP2がHレベルであるか否かを判断する(S125)。
そして、AD禁止通知ポートP2がHレベルでなければ、AD変換回路11に対して選択指令を出力することで共用信号のAD変換を実行して、その実行結果を読み込み(S130)、一方、AD禁止通知ポートP2がHレベルであれば、共用信号のAD変換が禁止されているものとして、異常時処理を実行する(S135)。
なお、異常時処理としては、共用信号のAD変換を禁止するだけでもよいし、共用信号のAD変換は実行し、その変換結果を利用する際に、大きな誤差が含まれている可能性があることを前提とした処理を実行させるようにしてもよい。
これらS130又はS135の処理の実行後、AD変換実行タイミングになってからの経過時間が、レベル安定時間Tpに達するまで待機し(S140)、経過時間がレベル安定時間Tpに達すると、AD禁止通知ポートP1をLに設定して(S150)、S110に戻る。
次に、第2制御ブロック20のマイコン24が実行する共用信号AD変換処理は、図7(b)に示すように、AD禁止通知ポートP1の立ち下がりを検出したか否かを判断し(S210)、立ち下がりを検出していなければ、AD禁止通知ポートP1がLレベルであり、且つ、後述のS230にて最後にAD変換が実行されてからの経過時間が、設定時間Tbに達しているか否かを判断し(S220)、否定判定された場合はS210に戻る。
一方、S210にてAD禁止通知ポートP1の立ち下がりを検出したと判定されるか、又はS220にて肯定判定された場合には、AD変換実行タイミングであるものとして、AD禁止通知ポートP2をH(アクティブ)レベルに設定する(S227)。そして、AD変換回路21に対して選択指令を出力することで、共用信号のAD変換を実行し、その実行結果を読み込む(S230)。
その後、AD変換実行タイミングになってからの経過時間が、レベル安定時間Tpに達するまで待機し(S270)、経過時間がレベル安定時間Tpに達すると、AD禁止通知ポートP2をL(非アクティブレベル)に設定して(S280)、S210に戻る。
このように構成された本実施形態の電子制御装置1において、第1制御ブロック10では、図8に示すように、共用信号のAD変換を、周期Taにて繰り返し実行し、AD変換実行タイミングからレベル安定時間Tpが経過するまでの第一所要期間の間、AD禁止通知ポートP1をHレベルに設定する。但し、AD変換実行タイミングであっても、AD禁止通知ポートP2がHレベルに設定されている時には、通常のAD変換の代わりに、異常時処理を実行する。
一方、第2制御ブロック20は、第1制御ブロック10でのAD変換の開始タイミングから、レベル安定時間Tpを経過した時点と、更に設定時間Tbが経過した時点とを、AD変換実行タイミングとして共用信号のAD変換を実行する。但し、そのAD変換を実行すべきタイミングであっても、より優先度の高い専用信号のAD変換が実行されている時には、その処理が終了するまで共用信号のAD変換は待たされ、共用信号のAD変換実行タイミングは遅延する。そして、共用信号のAD変換を実行した場合、そのAD変換実行タイミングからレベル安定時間Tpが経過するまでの第二所要期間の間、AD禁止通知ポートP2をHレベルに設定する。
このように本実施形態の電子制御装置1によれば、第2制御ブロック20は、AD禁止通知ポートP1の立ち下がりタイミングを同期タイミングとして用い、この同期タイミングを基準として、周期Tb毎に共用信号のAD変換を実行することで、第一所要期間(P1=H)内に、共用信号のAD変換を実行することがないようにされているため、常に精度の良い共用信号のAD変換結果を得ることができる。
また、第1制御ブロック10は、共用信号のAD変化実行タイミングが第二所要期間(P2=H)と重なってしまった時には、異常時処理を実行するようにされているため、共用信号のAD変換結果に大きな誤差が含まれている可能性がある場合にも、これに的確に対応することができる。
なお、本実施形態において、I/Oポート30及びS227,SS70,S280が第二通知手段、S125,S135が無効化手段に相当する。
[第4実施形態]
次に第4実施形態について説明する。
図9は、本実施形態の電子制御装置1aの構成を示すブロック図である。
図9に示すように、本実施形態の電子制御装置1aは、I/Oポート30の代わりに、各制御ブロック10a,20aに、互いに双方向通信を行うための通信回路31,32が設けられている以外は、第1実施形態の電子制御装置1と全く同様に構成されている。
そして、通信回路31,32は、相手側からデータを受信すると、これに応答して予め準備されているデータを自動的に返送するように構成されている。
次に、第1及び第2制御ブロック10a,20aのマイコン14,24が実行する共用信号AD変換処理を、図10に示すフローチャートに沿って説明する。
但し、第1制御ブロック10aのマイコン14は、周期Ta毎に通信開始タイミングを通知するためのタイマーと、通信完了時からの経過時間を計時するためのタイマーとを少なくとも備えており、また、第2制御ブロック20aのマイコン24は、通信完了時からの経過時間を計時するためのタイマーを少なくとも備えている。
まず、第1制御ブロック10aのマイコン14が実行する共用信号AD変換処理は、図10に示すように、通信開始タイミング(周期Ta)になるまで待機し(S310)、通信開始タイミングになると、通信回路31を介した制御ブロック20との通信を開始して(S320)、S310に戻る。なお、この通信は、少なくとも各制御ブロックで取得された最新の共用信号のAD変換結果を互いに交換し、一定時間で終了するようにされている。
S310にて、通信開始他ミングでないと判定された場合は、S320で開始された通信の完了が検出されたか否かを判断し(S330)、通信完了が検出されたのでなければ、S310に戻る。一方、通信完了が検出されたと判定された場合は、通信により取得したAD変換結果を、比較用データDbとして保存し(S340)、通信完了からの経過時間が予め設定された待機時間Twに達するまで待機する(S350)。
そして、経過時間が待機時間Twに達すると、AD変換を実行するAD変換実行タイミングであるとして、AD変換回路11に対して選択指令を出力することで、共用信号のAD変換を実行し、その実行結果を読み込む(S360)。
後述するS390,及び先のS350にて保存された比較用データDa,Dbに基づき、両比較用データDa,Dbの差の絶対値|Da−Db|が、予め設定された許容誤差α以下であるか否かを判断し(S370)、絶対値|Da−Db|が許容誤差α以下であれば、そのままS390に進み、許容誤差αより大きければ、異常時処理を実行後(S380)、S390に進む。
そして、S320の通信で送信すべき送信データ、及び比較用データDaを、先のS360にて取得したAD変換結果で更新して(S390)、S310に戻る。
次に、第2制御ブロック20bのマイコン24が実行する共用信号AD変換処理は、図10のフローチャートにおいて、S310,S320を省略し、上記説明の中でAD変換回路11をAD変換回路21に読み替える以外は、全く同様である。
但し、第2制御ブロック20aでの待機時間Twは、第1制御ブロック10aでの待機時間Twより、レベル安定時間Tp以上長く設定されている。また、第1制御ブロック10aでの待機時間Twはゼロでもよく、この場合、第1制御ブロック10aでの共用信号AD変換処理のS350は省略してもよい。なお、図11は、第1制御ブロック10aでの待機時間Twをゼロとした場合を示す。
このように構成された本実施形態の電子制御装置1aにおいて、両制御ブロック10a,20a間の通信は、図11に示すように、周期Ta毎に繰り返し実行される。そして両制御ブロック10a,20aは、いずれも通信完了タイミングを同期タイミングとして用い、この同期タイミングを基準としてAD変換実行タイミングが設定されており、互いにレベル安定時間Tp以上離れたタイミングで共用信号のAD変換を実行するようにされている。
従って、本実施形態の電子制御装置1aによれば、第1制御ブロック10a、第2制御ブロック20aのいずれも、互いのAD変換の影響を受けることなく、常に、精度の良い共用信号のAD変換結果を得ることができる。
また、本実施形態では、自制御ブロックが取得したAD変換結果(比較用データDa)と、相手側制御ブロックから取得したAD変換結果(比較用データDb)とを、S370にて比較する際に、最も近いタイミングのもの同士(図11ではA1とB1、A2とB2、A3とB3)を比較するようにされているため、異常検出の精度を向上させることができる。
即ち、比較すべきAD変換結果の取得タイミングのずれが大きくなるほど、両者の値が正常であると判定すべき許容誤差αの値が大きくなってしまい(図11中α1,α2参照)、異常検出の検出制度が低下してしまうのである。
なお、第2制御ブロック20aにおける専用信号のAD変換実行タイミングが、より優先度の高い処理によってずれてしまう可能性がある場合、残存時間が短い場合に専用信号のAD変換の実行を禁止したり、禁止した旨を第1制御ブロック10aに通知するための異常通知ポートPEを設けたり、専用信号のAD変換実行後の第二所要期間を通知するためのAD禁止通知ポートP2を設ける等して、第2及び第3実施形態の場合と同様の対策を施してもよい。
本実施形態において、通信回路31,32及びS310〜S330が同期タイミング供給手段(通信手段)、S340,S370〜S390が監視手段に相当する。
[第5実施形態]
次に第5実施形態について説明する。
図12は、本実施形態の電子制御装置1bの構成を示すブロック図である。
図12に示すように、本実施形態の電子制御装置1bは、I/Oポート30の代わりに、各制御ブロック10b,20bに供給するリセット信号を生成するリセット信号生成部33が設けられている以外は、第1実施形態の電子制御装置1と全く同様に構成されている。
なお、リセット信号生成部33は、電子制御装置1bの起動時に、両制御ブロック10b,20bに対して、同一のリセット信号を供給するように構成されている。
また、両マイコン14,24のタイマーは、同一の動作クロックに従って、同一のタイミングで動作するように構成されている。
次に、第1及び第2制御ブロック10b,20bのマイコン14,24が実行するアナログ信号AD変換処理を、図13に示すフローチャートに沿って説明する。
但し、両マイコン14,24は、いずれも、リセット信号によってリセット状態が解除されてからの経過時間を計時するタイマーと、設定時間(マイコン14ではTa、マイコン24ではTb)にAD変換毎に、実行タイミングを通知するタイマーとを少なくとも備えており、設定時間Ta,Tb及びレベル安定時間Tpは、次式に示す関係を有するように設定される。
Ta=Tb/2≧Tp (4)
まず、第1制御ブロック10bのマイコン14が実行するアナログ信号AD変換処理は、図13(a)に示すように、リセット状態が解除されてからの経過時間が、予め設定された待機時間Tstart に達するまで待機し(S410)、経過時間が待機時間Tstart に達すると、これをAD変換実行タイミングとして、アナログ信号のAD変換を実行する(S420)。
この時、AD変換する複数のアナログ信号のうち、共用信号群SGCに属するアナログ信号(共用信号)のAD変換を実行後に、第1専用信号群SG1に属するアナログ信号(専用信号)のAD変換を実行する。
その後、AD変換実行タイミングからの経過時間が設定時間Taに達するまで待機した後(S430)、S420に戻ることにより、周期Ta毎にAD変換を繰り返す。
一方、第2制御ブロック20bのマイコン24が実行するアナログ信号AD変換処理は、図13(b)に示すように、リセット状態が解除されてからの経過時間が、待機時間Tstart に設定時間Tbの1/2を加算した時間Tstart +Tb/2に達するまで待機し(S510)、経過時間が時間Tstart +Tb/2に達すると、これをAD変換実行タイミングとして、アナログ信号のAD変換を実行する(S520)。
この時、第1制御ブロック10bの場合と同様に、AD変換する複数のアナログ信号のうち、共用信号群SGCに属するアナログ信号(共用信号)のAD変換を実行後に、第2専用信号群SG2に属するアナログ信号(専用信号)のAD変換を実行する。
その後、AD変換実行タイミングからの経過時間が設定時間Tbに達するまで待機した後(S530)、S520に戻ることにより、周期Tb毎にAD変換を繰り返す。
このように構成された本実施形態の電子制御装置1bにおいて、第1制御ブロック10bでは、図14に示すように、アナログ信号のAD変換を、周期Taにて繰り返し実行する。また、第2制御ブロック20は、第1制御ブロック10でのAD変換の開始タイミングから、レベル安定時間Tp以上の長さに設定された時間Tb/2だけ遅れて、アナログ信号のAD変換を開始し、以後、周期Tbにて繰り返しアナログ信号のAD変換を実行する。
このように本実施形態の電子制御装置1によれば、第1及び第2制御ブロック10b,20bは、リセット信号を同期タイミングとして用い、この同期タイミングを基準として、両制御ブロック10b,20bにおけるアナログ信号(特に共用信号)のAD変換の実行タイミングが、レベル安定時間Tp以上離れるように設定されているため、常に精度の良い共用信号のAD変換結果を得ることができる。
また、本実施形態では、両制御ブロック10b,20bにて計時を行うタイマーが、同一の動作クロックに従って動作すると共に、第1制御ブロック10bでのAD変換周期Taが、第2制御ブロック20bでのAD変換周期Tbの整数倍(本実施形態では2倍)に設定され、しかも、AD変換の開始タイミングが、短い方の周期Tbの半分だけ異なるよう設定されている。
このため、両制御ブロック10b,20bでのAD変換タイミングを、与えられた条件(周期Ta,Tb)の中で最大限に離すことができると共に、その状態を確実に継続させることができ、ひいては、長期間にわたって確実に精度の良い共用信号のAD変換結果を得ることができる。
また、本実施形態では、I/Oポート30や通信回路31,32を設けることなく、共用信号のAD変換実行タイミングを、互いに影響を与え合ってしまうことのないように設定することができるため、装置構成を簡易化することができる。
なお、本実施形態において、リセット信号生成部33が同期タイミング供給手段、マイコン14,24を構成するタイマーが計時手段に相当する。
[第6実施形態]
次に、第6実施形態について説明する。
本実施形態では、第5実施形態の場合とは、リセット信号生成部33が各制御ブロック10b,20bにリセット信号を供給するタイミングと、第2制御ブロック20bにおけるアナログ信号AD変換処理の一部が異なるだけであるため、これら相違する部分を衷心に説明する。
まず、第2制御ブロック20bにおけるアナログ信号AD変換処理は(図13(b)参照)、S510での待機時間が、時間Tstart +Tb/2ではなく、第1制御ブロック10bの場合と同様に、時間Tstart に設定されている。
そして、リセット信号生成部33は、図15に示すように、両制御ブロック10b,20bのリセット解除タイミングが、設定時間Tb/2だけずれる(本実施形態では、第2制御ブロック20bの方が遅れる)ように、第1制御ブロック10bと第2制御ブロック20bとで異なったリセット信号を生成するように構成されている。
このように構成された本実施形態の電子制御装置1bにおいて、第5実施形態の場合と同様に、第1制御ブロック10bは、周期Ta毎にアナログ信号のAD変換を繰り返し実行し、第2制御ブロック20は、第1制御ブロック10bでのAD変換の開始タイミングから、レベル安定時間Tp以上の長さに設定された時間Tb/2だけ遅れて、アナログ信号のAD変換を開始し、以後、周期Tb毎にアナログ信号のAD変換を繰り返し実行する。
従って、本実施形態の電子制御装置1bによれば、第5実施形態の場合と同様の効果を得ることができる。
[他の実施形態]
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な態様にて実施可能である。
例えば、上記実施形態では、制御ブロック毎にAD変換回路を備えた電子制御装置に適用したが、複数の制御ブロックが一つのAD変換回路を共用するように構成された電子制御装置に適用してもよい。
第1〜第3実施形態の電子制御装置の全体構成を示すブロック図。 AD変換回路の構成を示すブロック図。 第1実施形態における各制御ブロックの共用信号AD変換処理の内容を示すフローチャート。 第1実施形態における各制御ブロックの動作を示すタイミング図。 第2実施形態における第2制御ブロックの共用信号AD変換処理の内容を示すフローチャート。 第2実施形態における各制御ブロックの動作を示すタイミング図。 第3実施形態における各制御ブロックの共用信号AD変換処理の内容を示すフローチャート。 第3実施形態における各制御ブロックの動作を示すタイミング図。 第4実施形態の電子制御装置の全体構成を示すブロック図。 第4実施形態における各制御ブロックの共用信号AD変換処理の内容を示すフローチャート。 第4実施形態における各制御ブロックの動作を示すタイミング図。 第5,第6実施形態の電子制御装置の全体構成を示すブロック図。 第5実施形態における各制御ブロックの共用信号AD変換処理の内容を示すフローチャート。 第5実施形態における各制御ブロック及びリセット信号生成部の動作を示すタイミング図。 第6実施形態における各制御ブロック及びリセット信号生成部の動作を示すタイミング図。 従来装置の構成を示すブロック図。 AD変換回路の構成を示すブロック図。
符号の説明
1,1a,1b…電子制御装置、10,10a,10b…第1制御ブロック、11,21…AD変換回路、12,22…入力回路、13,23…出力回路、14,24…マイクロコンピュータ(マイコン)、15,25…マルチプレクサ、16,26…サンプルホールド回路、17,27…変換実行部、18,28…コンデンサ、19,29…切換スイッチ、20,20a,20b…第2制御ブロック、30…I/Oポート、31,32…通信回路、33…リセット信号生成部、40…ローパスフィルタ、41…コンデンサ、42…抵抗、SG1…第1専用信号群、SG2…第2専用信号群、SGC…共用信号群。

Claims (15)

  1. 複数の制御ブロックを備え、各制御ブロックは、前記制御ブロック毎に個別に設けられたAD変換器を介して、同一のアナログ信号である共用信号を、それぞれが周期的にAD変換し、そのAD変換結果に従って処理を実行する電子制御装置において、
    前記制御ブロック間の動作を同期させるための同期タイミングを供給する同期タイミング供給手段を設け、
    該同期タイミング供給手段から同期タイミングの供給を受ける前記制御ブロックは、該同期タイミングを基準として設定される実行タイミングにて前記共用信号のAD変換を実行し、
    前記同期タイミング供給手段は、前記制御ブロックの一つである主制御ブロックに設けられ、該主制御ブロックによる前記共用信号のAD変換実行タイミングから、該共用信号について予め設定された精度でのAD変換が再び可能となる回復タイミングに至る期間を第一所要期間として、該第一所要期間を特定するための情報を通知する第一通知手段からなり、
    該第一通知手段からの通知を受ける制御ブロックである従制御ブロックは、前記同期タイミングとして、前記第一通知手段の通知内容から特定される前記第一所要期間の終了タイミングを用いることを特徴とする電子制御装置。
  2. 複数の制御ブロックを備え、各制御ブロックは、前記複数の制御ブロックに共通に設けられた一つのAD変換器を介して、同一のアナログ信号である共用信号を、それぞれが周期的にAD変換し、そのAD変換結果に従って処理を実行する電子制御装置において、
    前記制御ブロック間の動作を同期させるための同期タイミングを供給する同期タイミング供給手段を設け、
    該同期タイミング供給手段から同期タイミングの供給を受ける前記制御ブロックは、該同期タイミングを基準として設定される実行タイミングにて前記共用信号のAD変換を実行し、
    前記同期タイミング供給手段は、前記制御ブロックの一つである主制御ブロックに設けられ、該主制御ブロックによる前記共用信号のAD変換実行タイミングから、該共用信号について予め設定された精度でのAD変換が再び可能となる回復タイミングに至る期間を第一所要期間として、該第一所要期間を特定するための情報を通知する第一通知手段からなり、
    該第一通知手段からの通知を受ける制御ブロックである従制御ブロックは、前記同期タイミングとして、前記第一通知手段の通知内容から特定される前記第一所要期間の終了タイミングを用いることを特徴とする電子制御装置。
  3. 前記第一通知手段は、前記主制御ブロックと前記従制御ブロックとの間に設けられた入出力ポートを、前記第一所要期間の間だけアクティブレベルに設定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子制御装置。
  4. 前記従制御ブロックは、前記第一所要期間の次回の開始タイミングまでの残存時間が、前記第一所要期間の長さ以上に設定された禁止時間より短い場合に、該従制御ブロックによるAD変換の実行を禁止する禁止手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の電子制御装置。
  5. 前記従制御ブロックは、前記禁止手段によりAD変換の実行が禁止された場合に、その旨を通知する異常通知手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の電子制御装置。
  6. 前記従制御ブロックは、該従制御ブロックによる前記共用信号のAD変換の実行タイミングから、該共有信号について予め設定された精度でのAD変換が再び可能となる回復タイミングに至る期間を第二所要期間として、該第二所要期間を特定するための情報を通知する第二通知手段を備え、
    前記主制御ブロックは、前記第二通知手段の通知内容から特定される前記第二所要期間の間、該主制御ブロックによる前記共用信号のAD変換を無効化する無効化手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電子制御装置。
  7. 複数の制御ブロックを備え、各制御ブロックは、前記制御ブロック毎に個別に設けられたAD変換器を介して、同一のアナログ信号である共用信号を、それぞれが周期的にAD変換し、そのAD変換結果に従って処理を実行する電子制御装置において、
    前記制御ブロック間の動作を同期させるための同期タイミングを供給する同期タイミング供給手段を設け、
    該同期タイミング供給手段から同期タイミングの供給を受ける前記制御ブロックは、該同期タイミングを基準として設定される実行タイミングにて前記共用信号のAD変換を実行し、
    前記同期タイミング供給手段は、前記制御ブロック間の定期的な通信を実行する通信手段からなり、
    前記制御ブロックは、前記同期タイミングとして、前記通信手段による通信の開始タイミング又は終了タイミングを用い、前記共用信号について予め設定された精度でのAD変換が再び可能となる回復タイミングに至る期間を第一所要期間として、互いに前記第一所要期間離れたタイミングでAD変換を実行するように、AD変換実行タイミングが設定されていることを特徴とする電子制御装置。
  8. 複数の制御ブロックを備え、各制御ブロックは、前記複数の制御ブロックに共通に設けられた一つのAD変換器を介して、同一のアナログ信号である共用信号を、それぞれが周期的にAD変換し、そのAD変換結果に従って処理を実行する電子制御装置において、
    前記制御ブロック間の動作を同期させるための同期タイミングを供給する同期タイミング供給手段を設け、
    該同期タイミング供給手段から同期タイミングの供給を受ける前記制御ブロックは、該同期タイミングを基準として設定される実行タイミングにて前記共用信号のAD変換を実行し、
    前記同期タイミング供給手段は、前記制御ブロック間の定期的な通信を実行する通信手段からなり、
    前記制御ブロックは、前記同期タイミングとして、前記通信手段による通信の開始タイミング又は終了タイミングを用い、前記共用信号について予め設定された精度でのAD変換が再び可能となる回復タイミングに至る期間を第一所要期間として、互いに前記第一所要期間離れたタイミングでAD変換を実行するように、AD変換実行タイミングが設定されていることを特徴とする電子制御装置。
  9. 前記制御ブロックは、前記通信手段を介して通信相手から取得した前記共用信号のAD変換結果と、自制御ブロックにて取得された前記共用信号のAD変換結果とを比較することにより、異常の有無を監視する監視手段を備えることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の電子制御装置。
  10. 前記制御ブロックは、いずれも前記同期タイミング供給手段が供給する同期タイミングに従って起動し、且つ共通の動作クロックに従って計時動作し、予め設定されたサンプリング周期毎に前記共用信号のAD変換実行タイミングを提供する計時手段を備え、
    個々の制御ブロックにおける前記サンプリング周期、及び前記計時手段に前記実行タイミングの提供を開始させる提供開始タイミングは、AD変換が実行されてから予め設定された精度でのAD変換が再び可能となるまでの時間を回復時間として、前記共用信号に対するAD変換の全ての実行タイミングが互いに前記回復時間以上離れたものとなるように設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子制御装置。
  11. 前記制御ブロックを二つ備え、
    前記サンプリング周期は、一方の制御ブロックが他方の制御ブロックの整数倍に設定されていることを特徴とする請求項10に記載の電子制御装置。
  12. 前記二つの制御ブロックの前記提供開始タイミングは、前記サンプリング周期のうち短い方の半分だけ異なることを特徴とする請求項11に記載の電子制御装置。
  13. 前記同期タイミング供給手段は、前記制御ブロックのそれぞれに同一のタイミングで起動信号を供給し、
    前記計時手段は、前記起動信号が入力されてから予め設定された待機時間が経過した時点
    を前記提供開始タイミングとすることを特徴とする請求項10〜12のいずれかに記載の電子制御装置。
  14. 前記同期タイミング供給手段は、前記制御ブロックのそれぞれに異なるタイミングで起動信号を供給し、
    前記計時手段は、前記起動信号が入力された時点を前記提供開始タイミングとすることを特徴とする請求項10〜12のいずれかに記載の電子制御装置。
  15. 前記起動信号は、前記制御ブロックのリセット解除タイミングを表す信号であることを特徴とする請求項13又は14に記載の電子制御装置。
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