JP4655304B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録紙等の記録媒体上に形成されたトナー画像を定着させる定着装置及び画像形成装置に関する。
レーザプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置においては、レーザダイオード等を含む発光部から射出される光ビームにより、一様に帯電された感光体表面を露光して静電潜像を形成し、静電潜像をトナーにより可視化した後、当該可視像を記録用紙等の記録媒体上に転写することにより、記録媒体上に可視像を形成する。
しかし、単に転写された後の画像は静電気力や分散力により記録媒体に付着しているにすぎず、そのままでは容易に記録媒体から剥がれてしまうため、加熱等の処理により可視像を記録媒体上に固定させる定着処理を行う必要がある。
熱定着を行う定着装置は一般的に加熱ローラ及び加圧ローラを備えており、当該加熱ローラと加圧ローラとの間を記録紙等の記録媒体が通過する際に、加熱により半融・合体したトナー等の現像材が記録媒体中に浸透して定着される。加熱ローラは、内部にハロゲンランプ等の熱源を備えているが、当該熱源の異常等による加熱ローラの異常な温度上昇を防止すべく、定着装置には、加熱ローラ表面の異常加熱時に当該加熱ローラへの電源供給を遮断させる温度ヒューズが設けられている。
一般的な温度ヒューズはヒューズ本体内に設けられた接点の周囲を樹脂で固着して接点間を電気的に接続している。そして、規定の溶断温度に到達すると樹脂が融解し、内部に配されたバネ等により接点間が断絶して電源供給が停止される。ここで、温度ヒューズが電源に接続されていることから温度ヒューズと加熱ローラとの間は電気的に接触しないようにする必要があり、通常、電気機器に対する安全規定(一般電気機器の防爆構造規格)では、絶縁距離として両者間に4mm以上の距離を確保するように規定している。
温度ヒューズを定着装置に装着するに際して、従来は、単に空間を隔てただけで配置していた場合もあるが、温度ヒューズと加熱ローラとの間をより確実に絶縁するべく加熱ローラと温度ヒューズとの間にヒューズカバーを介設する技術も考案されている。例えば、特許文献1には、加熱ローラに対向して設けられる集熱面を有する電気絶縁部材の裏面に温度ヒューズを取着し、温度ヒューズが取着された電気絶縁部材を定着装置に装着するようにした技術が開示されている。
特開平9−281842号公報
上記特許文献1に記載の技術ではヒューズカバーを別部材とし、ヒューズカバーに温度ヒューズを取着した後に、当該ヒューズカバーを定着装置に装着しているため、ヒューズカバーを別部材とすること、及び定着装置への装着作業の煩雑さの観点から、画像形成装置のコスト上昇原因になるという問題点を有していた。
また、特許文献1の技術では、ヒューズカバーのヒューズ取着位置と定着装置との間の位置関係は厳密に規定されており、従って、温度ヒューズ両端のリード線の長さなどにバラツキがあると定着装置に適切に装着できない場合が生じ得る。このようなリード線の長さのバラツキなどに対応するために、ヒューズカバーに温度ヒューズを取着するのではなく、単に板状の部材をヒューズカバーとして定着装置に装着する方法も考えられるが、そのような部材を用いると、加熱ローラの熱による部材の反り等の変形の可能性があり、温度ヒューズの作動にバラツキが生じる原因となる可能性がある。
本発明は、上記の諸点に鑑みてなされたものであって、その第1の目的は製造コスト削減を図ることができる定着装置を提供すること、第2の目的はヒューズカバーとして板状の部材を用いたような場合でも反り等の部材の変形を抑制することが可能な定着装置を提供することにある。
上記の問題点を解決するために、本発明に係る第1の定着装置は、加熱ローラと、前記加熱ローラ表面の少なくとも一部を覆う加熱ローラカバーと、加熱ローラ表面と所定の距離を隔てて設けられ、加熱ローラ表面の異常加熱時に当該加熱ローラへの電力供給を遮断する温度ヒューズと、前記加熱ローラ表面と前記温度ヒューズとの間に設けられたヒューズカバーとを備え、前記ヒューズカバーが前記加熱ローラカバーと一体形成されており、前記加熱ローラカバーは、略矩形状の底面から四辺を立ち上げてそれぞれ側方壁面を形成した略角皿形状を有し、前記ヒューズカバーは、一対の対向する前記側方壁面の一方からの側方壁面から他方の側方壁面に向って延び、かつ、その先端部と前記他方の側方壁面との間に間隙が形成されるように設けられた、前記底面と略平行な板状部材であり、前記加熱ローラカバーは、前記ヒューズカバーの先端部と前記他方の側方壁面との間の間隙が露出する位置から、前記板状部材に覆われた固定位置へ前記温度ヒューズを案内するガイド部を備えることを特徴としている。
この構成によると、定着装置の加熱ローラカバーとヒューズカバーとを一体形成しているため、部品数の減少により製造コスト削減を図ることができる他、ヒューズカバーを定着装置に装着する煩雑な工程が不要となるため、製造工程の簡略化の観点からも製造コストの削減を図ることができる。また、温度ヒューズの加熱ローラカバーへの装着も容易である。
なお、前記加熱ローラカバーは、前記加熱ローラの長手方向両端を回動可能に支持する構成とすることができる。
なお、前記加熱ローラカバー及び前記加熱ローラカバーと一体形成された前記ヒューズカバーは絶縁体により形成され、前記加熱ローラと前記温度ヒューズとの間を電気的に絶縁する構成とすることができる。もっとも加熱ローラカバーの材質等によっては、ヒューズカバー部分に絶縁体を付着するような構成も考えられる。
(削除)
また、前記温度ヒューズは、前記底面と前記ヒューズカバーとの間に設けられ加熱ローラ表面の異常加熱時に融解する融解部を備えるヒューズ本体と、当該ヒューズ本体の長手方向両端からそれぞれ延び前記加熱ローラカバーへの装着時には前記底面方向に曲げられた状態でそれぞれの端部が前記底面と固定される一対のリード部とを備えるものを用いることができる。
ガイド部の具体的構成は種々考えられるが、その一例として、前記ガイド部は、前記一対のリード部のヒューズ本体側端部近辺をそれぞれ載置する一対のレール部を有し、当該一対のレール部に載置された温度ヒューズを前記固定位置に向けて摺動させることにより前記温度ヒューズを前記固定位置まで案内することが可能となっている構成とすることができる。
ガイド部の構成としては、一対のレール部に温度ヒューズのリード部を載置する他、ヒューズ本体を載置して摺動させるような構成や、レール部等のガイド部材に傾斜を設けて温度ヒューズの自重で摺動するようにした構成も考えられる。
ガイド部として一対のレール部を用いる場合、前記一対のレール部は、前記底面から前記ヒューズカバー方向に向けて略垂直にかつそれぞれが略平行に設けられた一対の板状部材であって、ヒューズカバー先端と、当該先端と対向する側方壁面との間の間隙の底面側から前記ヒューズカバー底面側まで設けられており、前記温度ヒューズは、前記間隙の底面側に載置された後、前記ヒューズカバー底面側へと摺動されるようにすれば、ヒューズカバーの下方において、側方から温度ヒューズを挿入するような構成よりも温度ヒューズの装着が容易である。
なお、前記ヒューズカバーにおける延出方向と直交する方向両端と前記底面との間に前記ヒューズカバーを底面から支持することにより、その変形を抑制する一対のヒューズカバー支持板が介装されている構成とすれば、加熱ローラの熱によるヒューズカバーの反りなどの変形を抑制することができる。
さらに、前記ヒューズカバーの前記加熱ローラ側表面にはシート状の熱硬化性絶縁部材が着設されている構成とすれば、異常な温度上昇によりヒューズカバーが一部融解したような場合でも、融解しない熱硬化性絶縁部材により、温度ヒューズと加熱ローラとの間の絶縁確保を図ることができる。熱硬化性絶縁部材としては、例えばポリイミドを用いることができる。
なお、前記加熱ローラは、前記加熱ローラカバーの長手方向両端の側方壁面内方に設けられた溝部に固着された軸受け部材を介してその両端が回動可能に支持されている構成とすることができる。この構成で加熱ローラの異常加熱時に軸受け部材が融解するようにすれば異常加熱時に、より確実に温度ヒューズを動作させることができる。
本発明に係る第2の定着装置は、加熱ローラと、前記加熱ローラ表面の少なくとも一部を覆い、加熱ローラの長手方向両端を回動可能に支持する加熱ローラカバーと、前記加熱ローラカバーの加熱ローラ表面側に当該加熱ローラ表面と所定の距離を隔てて設けられ、加熱ローラ表面の異常加熱時に当該加熱ローラへの電力供給を遮断する温度ヒューズと、前記加熱ローラ表面と前記温度ヒューズとの間に設けられたヒューズカバーとを備え、前記加熱ローラカバーは、略矩形状の底面から四辺を立ち上げてそれぞれ側方壁面を形成した略角皿形状を有し、前記ヒューズカバーは、一の側方壁面の一つから前記底面と略平行にかつ先端が前記一の側方壁面と対向する側方壁面との間に間隙を置くように設けられた板状部材であり、前記ヒューズカバーの、前記一の側方壁面からの延出方向と直交する方向両端と前記底面との間に、前記ヒューズカバーの変形を抑制するべく一対のヒューズカバー支持板が介装されていることを特徴としている。
この構成では、加熱ローラカバーの底面とヒューズカバーとの間に支持部が介装されていることにより、加熱ローラカバーとヒューズカバーとの間の位置関係がより強固に規定され、例えばリード部の長さにバラツキが生じ、当該長さが正規の長さよりも長い温度ヒューズが装着された場合のヒューズカバーの変形や、加熱ローラの熱によるヒューズカバーの反り等の変形を抑制することができる。
この場合も、前記温度ヒューズは、前記底面と前記ヒューズカバーとの間に設けられ、加熱ローラ表面の異常加熱時に融解する融解部を備える略筒型のヒューズ本体と、当該ヒューズ本体の長手方向両端からそれぞれ伸び前記加熱ローラカバーへの装着時には前記底面方向に曲げられた状態でそれぞれの端部が前記底面と固定される一対のリード部とを備え、前記加熱ローラカバーには、前記温度ヒューズを、前記一対のリード部が固定される固定位置まで案内するガイド部が一体成型されている構成とすることができる。ガイド部を設けることにより、温度ヒューズの加熱ローラカバーへの装着が容易となる。
ガイド部の構成については、本発明に係る第1の定着装置と同様に考えることができる。例えば、前記ガイド部は、前記一対のリード部のヒューズ本体側端部近辺をそれぞれ載置する一対のレール部を有し、当該一対のレール部に載置された温度ヒューズを前記固定位置に向けて摺動させることにより、前記温度ヒューズを前記固定位置まで案内することが可能となっている構成とすることができる。
さらに、前記一対のレール部は、前記底面から前記ヒューズカバー方向に向けて略垂直に、かつそれぞれが略平行に設けられた一対の板状部材であって、ヒューズカバー先端と、当該先端と対向する側方壁面との間の間隙の底面側から、前記ヒューズカバー底面側まで設けられており、前記温度ヒューズは、前記間隙の底面側に載置された後、前記ヒューズカバー底面側へと摺動される構成とすれば、ヒューズカバーの下方において、側方から温度ヒューズを挿入するような構成よりも温度ヒューズの装着が容易である。
また、前記ヒューズカバーの前記加熱ローラ側表面にはシート状の熱硬化性絶縁部材が着設されている構成とすることもできる。この構成では、異常な温度上昇によりヒューズカバーが一部融解したような場合でも、熱硬化性絶縁部材により、温度ヒューズと加熱ローラとの間の絶縁確保を図ることができる。熱硬化性絶縁部材としては、例えばポリイミドを用いることができる。
なお、前記定着装置は、前記加熱ローラと対向して配され、加熱ローラ側へ付勢される加圧ローラを備え、当該加圧ローラは、それぞれの一端側が前記加熱ローラカバーに支持された一対の加圧ローラ支持体により回動可能に支持される構成とすることができる。この構成では、少なくとも加圧ローラの一部を加熱ローラカバーで覆う必要がなくなるため、加熱ローラ及び加圧ローラの全体を加熱ローラカバーで覆う場合よりも小型化が可能であり、定着装置の小型化を介して画像形成装置全体の小型化も図ることができる。
なお、本発明に係る画像形成装置は、記録媒体にトナー画像を形成する像形成部と、形成されたトナー画像を定着する定着部とを備える画像形成装置において、
前記定着部に上記本発明に係る第1の定着装置、あるいは第2の定着装置のいずれかの定着装置が用いられていることを特徴としている。
本発明に係る第1の定着装置によると、部品数の減少、製造工程の簡略化を介して製造コストの削減を図れるという効果がある。また、本発明に係る第2の定着装置によると、温度ヒューズのリード部の長さなどにバラツキが生じた場合、例えば正規の長さよりもリード部が長い温度ヒューズが装着された場合等のヒューズカバーの変形や、加熱ローラの熱によるヒューズカバーの反り等の変形を抑制することができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(1)レーザプリンタの全体構成
図1は、画像形成装置の一例としてのレーザプリンタ1の外観を表す斜視図である。同図のレーザプリンタ1は、上面となるトップカバー18、及び四つの側面2a、2b、2c、2d(側面2c及び2dは図1では見えない位置にある。)を有する筐体2を備えており、トップカバー18が筐体2の内方に凹んでシート排出トレイ52が形成されている。筐体2の下部には、記録紙等の記録媒体を複数枚収納可能な給紙カセット6が、筐体2の正面側側面2aから挿抜自在に設けられている。なお正面側側面2aには、記録媒体を個別にセットする手差しトレイ部11が設けられているとともに、開閉可能なフロントカバー16が設けられている。
以下、図2を参照して、レーザプリンタ1の構成をさらに詳細に説明する。図2は、側面2d側から見たレーザプリンタ1の概略側断面図である。レーザプリンタ1は、上面のトップカバー18、正面側側面2aに設けられるフロントカバー16、及び背面側側面2cに設けられるリアカバー60等が備えられる筐体2内に、記録媒体としての記録紙等(図中記録媒体搬送路が仮想線Pで表されている。)を給紙するための給紙部3や、給紙された記録媒体上に可視像であるトナー画像を形成するプロセスカートリッジ4、記録媒体上に形成されたトナー画像を記録媒体上に定着させる定着装置100、定着装置100を通過した記録媒体を排紙する排紙部200などを備えている。なお、本明細書では、筐体2の四つの側面2a〜2dの中で、定着装置100に備えられる定着ローラ(後述)の回転軸に直交する方向前後の側面のうち、定着装置100に近い側の側面(図2の左側側面)を背面側側面2c、逆側を正面側側面2aとする。
給紙部3は、給紙カセット6と、給紙カセット6内に積層された記録媒体のシート搬送方向先端側(正面側)端部の上方に設けられた給紙ローラ7、8及び給紙パット9とを含む。給紙部3には、給紙カセット6から給紙された記録媒体を反転させてプロセスカートリッジ4の下部へと搬送する記録媒体搬送路である給紙パス10が形成されており、給紙部3には、給紙パス10に臨むレジストローラ対12を備えている。なお、給紙パス10には、給紙カセット6内の記録媒体の他、手差しトレイ部11に手差しにてセットされた記録媒体(記録紙等)も給紙されるが、いずれの場合も一旦レジストローラ対12にて停止した後、プロセスカートリッジ4における画像形成タイミングに合わせてプロセスカートリッジ4の画像形成部へと供給される。
給紙カセット6は、プロセスカートリッジ4及び定着装置100の下部に配され、筐体2の正面側側面から挿抜可能に装着されている。この給紙カセット6内には、用紙押圧板13及びばね14が設けられている。用紙押圧板13は、記録媒体を積層状にスタック可能とされ、給紙ローラ7等から遠い方の端部において揺動可能に支持されることによって、近い方の端部が上下方向に移動可能とされている。また、ばね14は、用紙押圧板13における給紙ローラ7等に近い方の端部の裏面を、上方向に付勢するように設けられている。そのため、用紙押圧板13は、記録媒体の積層量が増えるに従って、給紙ローラ7等に対して遠い方の端部を支点として、ばね14の付勢力に抗して下向きに揺動される。
給紙ローラ8及び給紙パット9は、互いに対向して配設され、給紙パット9の裏側に設けられるばね15によって、給紙パット9が給紙ローラ8に向かって押圧されている。用紙押圧板13上に積層された中で最上位にある記録媒体は、用紙押圧板13の裏側からばね14によって給紙ローラ7に当接して押圧されており、当該最上位の記録媒体が給紙ローラ7により給紙され、給紙ローラ8と給紙パット9とで挟まれた後、給紙ローラ8が回転することにより、給紙ローラ8及び給紙パット9とで1枚毎に分離されながら、給紙パス10に向かって給紙される。
給紙カセット6、あるいは手差しトレイ部11から給紙された記録媒体は、給紙ローラ7等の上方部に配置されたレジストローラ対12に送られる。レジストローラ対12は、給紙された記録媒体をレジスト後に、プロセスカートリッジ4内の画像形成位置(感光体ドラム37と転写ローラ39との接触位置)へと搬送する。なお、筐体2の正面側側面2aにはフロントカバー16が設けられている。フロントカバー16は筐体2に対して開閉自在に設けられており、フロントカバー16が開放状態となった際に現れる開口からプロセスカートリッジ4の挿抜交換が可能な構成となっている。
プロセスカートリッジ4の上部に設けられる走査ユニット26は、不図示のレーザ発光部、高速回転駆動されるポリゴンミラー29、第1走査レンズ(fθレンズ)30、第2走査レンズ(シリンドリカルレンズ)31、折り返しミラー32及び33などを備えており、レーザ発光部から射出される画像情報に基づいて変調された光ビームを、一点鎖線で示すように、ポリゴンミラー29、第1走査レンズ30、折り返しミラー32、第2走査レンズ31、折り返しミラー33の順に通過あるいは反射させて、プロセスカートリッジ4内の感光体ドラム37の表面上を露光走査させている。
プロセスカートリッジ4は、ドラムカートリッジ35及び現像カートリッジ36を含んでいる。ドラムカートリッジ35内には、感光体ドラム37、帯電器38及び転写ローラ39などを備えている。プロセスカートリッジ4は、前記したように、フロントカバー16を開放した際の開口から筐体2内部に着脱自在とされている。現像カートリッジ36は、ドラムカートリッジ35に対して着脱自在に装着されており、現像ローラ40、層厚規制ブレード41、供給ローラ42、トナーホッパー43などを備えている。
トナーホッパー43内のトナーは、回転軸44により支持されるアジテータ45の矢印方向への回転により攪拌され、トナーホッパ43の側部に開口されたトナー供給口46から放出される。トナー供給口46の側方位置に前記供給ローラ42が回転可能に配設されており、また、この供給ローラ42に対向して、現像ローラ40が回転可能に配されている。なお、供給ローラ42と現像ローラ40とは、そのそれぞれがある程度圧縮するような状態で互いに当接されている。
現像ローラ40は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料からなるローラが被覆されており、矢印方向(反時計方向)に回転駆動される。なお、現像ローラ40には、現像バイアスが印加されるように構成されている。また、現像ローラ40の近傍には、層厚規制ブレード41が配されている。この層厚規制ブレード41は、金属の板ばね材からなるブレード本体の先端部に、絶縁性のシリコーンゴムからなる断面半円形状の押圧部を備えており、現像ローラ40の近くにおいて現像カートリッジ36に支持されて、押圧部がブレード本体の弾性力によって現像ローラ40上に圧接されるように構成されている。
トナー供給口46から放出されるトナーは、供給ローラ42の回転により、現像ローラ40に供給され、この時、供給ローラ42と現像ローラ40との間で正に摩擦帯電され、さらに、現像ローラ40上に供給されたトナーは、現像ローラ40の回転に伴って、層厚規制ブレード41の押圧部と現像ローラ40との間に進入し、一定厚さの薄層として現像ローラ40上に担持される。
感光体ドラム37は、現像ローラ40の側方位置において、その現像ローラ40と対向するような状態で、ドラムカートリッジ35において、矢印方向(時計方向)に回転可能に支持されている。この感光体ドラム37は、ドラム本体が接地され、その表面がポリカーボネートなどから構成される正帯電性の感光層により形成されている。
帯電器38は、感光体ドラム37の左斜め方向上方に、所定間隔を隔てて対向配置されている。この帯電器38は、タングステンなどの帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、感光体ドラム37の表面を一様に正極性に帯電させるように構成されている。
転写ローラ39は、感光体ドラム37の下方において、感光体ドラム37に対向配置され、ドラムカートリッジ35に矢印方向(反時計方向)に回転可能に支持されている。この転写ローラ39は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料からなるローラが被覆されており、転写時には、転写バイアスが印加されるように構成されている。
感光体ドラム37の表面は、当該感光体ドラム37の回転に伴ない、まず、帯電器38によって一様に正極性に帯電される。次いで、走査ユニット26からのレーザビームにより露光されて静電潜像が形成される。その後、現像ローラ40と対向し、現像ローラ40上に担持されかつ正帯電されているトナーが感光体ドラム37に対向して接触する時に、現像ローラ40に印加される現像バイアスにより、感光体ドラム37の表面上に形成される静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光体ドラム37の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている露光部分に供給され、選択的に担持されることによってトナー画像が形成される(反転現像)。
その後、感光体ドラム37の表面上に担持されたトナー画像は、記録媒体が感光体ドラム37と転写ローラ39との間を通る間に、転写ローラ39に印加される転写バイアスによって、記録媒体に転写される。
定着装置100は、給紙カセット6の上部、プロセスカートリッジ4の側方であって、プロセスカートリッジ4よりも記録媒体搬送方向下流側に配設される。本実施の形態の定着装置100として、後述する本発明の定着装置が備えられる。定着装置100は、定着ローラとして、内部にヒータを備える加熱ローラ110、加熱ローラ110と対向して設けられ加熱ローラを押圧するように付勢された加圧ローラ120を含んでおり、これらを一体的に取替え可能な定着ユニットとして構成されている。
加熱ローラ110は金属筒状をなし、例えばハロゲンランプからなるヒータを内装しており、そのヒータによって加熱されるように構成されている。また、加圧ローラ120は、この加熱ローラ110を押圧した状態で、加熱ローラ110に従動して回転される。定着装置100の構成については後に詳細に説明する。
定着装置100においては、プロセスカートリッジ4において記録媒体上に転写された可視像であるトナー画像を、当該記録媒体が加熱ローラ110と加圧ローラ120との間を通過する間に熱定着させ、その後、記録媒体を排紙部200に形成される記録媒体搬送路である排紙パス50へと送出するようにしている。
排紙部200は、排紙パス50を構成する内側ガイド部材51と外側ガイド部材62、記録媒体をトップカバー18に設けられたシート排出トレイ52上へと排出する排出口に設けられる排紙ローラ対のうち、下側の排紙ローラ53、上側の排紙ローラ55、さらにシート排出トレイ52の一部を構成する部分を備えたトレイ部材54を含んでいる。排紙パス50を構成する外側ガイド部材62は、筐体2の背面側側面に設けられるリアカバー60の開閉と連動するように構成されており、ヒンジ61を介して揺動自在に取り付けられたリアカバー60を開放状態とした場合に、それに連動して外側ガイド部材62上部が背面側へと揺動する。このようにして、リアカバー60の開放により、筐体2の背面側側面2cに形成される開口から排紙パス50が臨むように構成されている。
シート排出トレイ52は、平面視略矩形板状をなし、背面側端部が筐体2内部へと凹んで凹部が形成されるとともに、背面側端部から正面側へ向けて徐々に上方に傾斜する構成となっている。本実施の形態では、シート排出トレイ52の背面側端部から徐々に上方へと傾斜する途中部分までがトレイ部材54により構成されており、トレイ部材54の正面側(記録媒体搬送方向先端側)先端部の上面が、トップカバー18のトレイ部材54側端部の下面と当接するように構成している。
定着装置100を通過し、排紙パス50へと送られた記録媒体は、内側ガイド部材51及び外側ガイド部材62により用紙進行方向が反転されて、排紙ローラ対へと送られ、当該排紙ローラ対(53及び55)を介して、シート排出トレイ52上に正面側に向かって排紙される。
(2)定着装置100の詳細構成
次に本実施の形態の定着装置100の構成について詳細に説明する。図3は、定着装置100の構成について説明するための斜視図である。なお、説明のため、ユニットカバー130の端部を切断している。本実施の形態の定着装置100は、内部にハロゲンランプ111等の加熱手段(ヒータ)を備える加熱ローラ110と、加熱ローラ110に対向して設けられ、加熱ローラ110の下方から加熱ローラ110表面を押圧する加圧ローラ120とを備えている。
そして、加熱ローラ110の上部がポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂を成型した加熱ローラカバーとしてのユニットケース130により覆われているとともに、加圧ローラ120側はユニットケース130に覆われることなく開放された構成となっており、これによって、定着装置100の小型化を介して画像形成装置全体の小型化を図る構成となっている。なお、加圧ローラ120は、その一端の支持部140がユニットケース130に設けられた支持軸131と掛合し、ユニットケース130に対して回動可能に支持された支持部材としての支持レバー150に回動可能に軸支されている。支持レバー150には、加圧ローラ120の回動軸121から見て支持部140とは反対側(記録媒体搬送方向先端側)において、一端がユニットケース130に係止した弾性体としてのバネ160が係止している。
加圧ローラ120は、バネ160の復元力により加熱ローラ110側へと付勢されており、このため、加圧ローラ120の下部に付勢手段を設ける必要がなく、加圧ローラ120をユニットケース130にて覆う必要がなくなっている。
さらに、支持レバー150の記録媒体搬送方向先端側に取っ手170が設けられている。ユーザは、定着装置100で紙詰まり等が発生した場合に、リアカバー60を開放状態として取っ手170を押し下げることにより、容易に対応することができる。
(3)ユニットケース130の詳細構成
次に、本実施の形態におけるユニットケース130の詳細構成について説明する。図4は、ユニットケース130を、加熱ローラ110等を取り外した状態で加熱ローラ110の側から見た図である。ユニットケース130には、筐体2内に設置された際には定着装置100の上方に位置する平面視略矩形状の底面135、及び当該底面135の四辺それぞれを加熱ローラ110側へと立ち上げた四つの側方壁面136a、136b、136c、136dが形成され、略角皿形状の内部空間内に加熱ローラ110が装着される構成を有している。加熱ローラ110両端の軸受け113(図3参照)はケース両端の保持部360a及び360bに固着され、軸受け113を介して加熱ローラ110が回動可能に支持される。
ユニットケース130には加熱ローラ110の表面温度を測定するサーミスタ(不図示)への風を防ぐ板状の風防部材373が側方壁面136cと略平行にユニットケース130と射出成型により一体成型されている。また、加熱ローラ110の異常な温度上昇を防止すべく設けられる温度ヒューズ(不図示図5参照)と加熱ローラ110との間を絶縁する温度ヒューズカバー375は、側方壁面136cから延出され、その先端が側方壁面136aとの間に間隙382を有するように設けられる略板状部材であり、これもユニットケース130と射出成型により一体成型されている。
温度ヒューズカバー375より底面135側に温度ヒューズが装着され、当該温度ヒューズ両端に設けられる一対のリード部のそれぞれがネジ378a及び378bにより電源供給ライン381a及び381bに締着される。温度ヒューズカバー375における、側方壁面136cと平行な方向の両端と底面135との間にはヒューズカバー375を底面から支持する支持部材379a及び379bが設けられている。これらもユニットケース130と射出成型により一体成型され、板状の温度ヒューズカバー375が加熱ローラ110の熱等により変形(反り等)することを抑制している。なお、温度ヒューズカバー375表面には、熱硬化性絶縁樹脂(例えばポリイミド等)から成るシート状のフィルムが着設されており、加熱ローラ110の温度が異常に上昇した場合でもフィルムが融解することがないので温度ヒューズが加熱ローラ110と接触することが防止される。
電源供給ライン381a側にはサーモスタット380が配されており、当該サーモスタット380の作用によっても加熱ローラ110の異常な温度上昇が防止される。なお、本実施の形態では、サーモスタット380は加熱ローラ110の表面温度約400℃で電源供給を遮断するように設定されており、温度ヒューズは約500〜600℃で電源供給を遮断するように調整されている。従って温度ヒューズは、特にサーモスタット380に異常が発生した場合に有効に作用する。前記した軸受け113(図3参照)は加熱ローラ110の異常加熱時に融解するように樹脂により成型されており、異常加熱時にサーモスタット380や温度ヒューズが確実に動作するようになっている。
以下、本実施の形態のユニットケース130に温度ヒューズを装着する際の装着方法について説明する。図5は温度ヒューズの装着について説明するための図であり、温度ヒューズカバー375を図4の側方壁面136b側から見た斜視図である。温度ヒューズは内部に高温時に融解する樹脂部分を有するヒューズ本体390と、当該ヒューズ本体390の両端に設けられた一対のリード部391a及び391bを備える。同図の温度ヒューズはリード部391a及び391bの他端に、ユニットケース130側に設けられたネジ孔393a及び393b(不図示)に、不図示のネジで締着される環部392a及び392bを備えており、温度ヒューズをネジ止めする構成としているが、これは半田付けする構成でも構わない。
本実施の形態のユニットケース130は、前記したように温度ヒューズの装着に際して、当該温度ヒューズを底面135への固定位置へと導くガイド部としての板状のレール部材376a及び376bを備えている。レール部材376a及び376bは、底面135から温度ヒューズカバー375方向に向けて略垂直に、かつそれぞれが略平行に設けられている。また、レール部材376a及び376bは、前記間隙382(図4参照)の底面135側から、温度ヒューズカバー375の底面135側までにわたって設けられており、レール部材376a及び376b上に、間隙382を介して温度ヒューズを載置することが可能な構成となっている。
温度ヒューズの装着に際しては、当該レール部376a及び376bの上方から温度ヒューズの一対のリード部391a及び391bを載置する(図5(a))。その後、レール部材376a及び376b上を、矢印Y方向にストッパ394aが設けられた位置まで摺動させることにより、温度ヒューズを容易に温度ヒューズカバー375下部の固定位置へと導くことができる(図5(b))。なお、ガイド部はレール部376a及び376bに限定されず、例えばヒューズ本体390を載置することが可能な凹部を有する塊状部材などを用いることもできるし、間隙382下部から温度ヒューズカバー375下部へ向けて下方向の傾斜を設け、温度ヒューズが自重で摺動するような構成も考えられる。
(変形例)
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の内容が上記実施の形態において説明された具体例に限定されないことは勿論であり、例えば、以下のような変形例を実施することができる。
(1)上記実施の形態では、支持部材379a及び379bをユニットケース130と一体成型したが、温度ヒューズカバー375の反り等の変形を防止する目的のためには、必ずしもユニットケース130と射出成型により一体成型する必要はなく、両者を別部材で構成し、接着や融着により固定してもよい。両者の固定方法も特に限定されず、例えば絶縁性のプラスチックから成るネジで締着する構成としてもよいし、その他の方法でもよい。
(2)上記実施の形態では、温度ヒューズカバー375をユニットケース130と一体成型したが、これも必ずしも一体成型でなくてもよく、例えば温度ヒューズカバー375端部を側方壁面136cと接着剤で接着するような構成でもよい。また、温度ヒューズカバー375も必ずしも略板状の部材である必要はない。
本発明は、例えば、記録紙等の記録媒体上に転写されたトナー画像を熱定着させる定着装置、及び当該定着装置を備える画像形成装置等に適用することができる。
本発明の一適用対象である画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの外観を表す斜視図である。 レーザプリンタ1の概略側断面図である。 定着装置100の構成について説明するための斜視図である。 ユニットケース130を、加熱ローラ110等を取り外した状態で加熱ローラ110の側から見た図である。 温度ヒューズの装着について説明するための図であり、温度ヒューズカバー375を側方壁面136b側から見た斜視図である。
2 筐体
16 フロントカバー
18 トップカバー
60 リアカバー
100 定着装置
110 加熱ローラ
113 軸受け
120 加圧ローラ
130 ユニットケース
135 底面
136a〜136d 側方壁面
140 支持部
150 支持レバー
160 バネ
170 取っ手
375 温度ヒューズカバー
376a、376b レール部材
377 熱硬化性樹脂
379a、379b 支持部材
380 サーモスタット
381a、381b 電源供給ライン
382 間隙
390 温度ヒューズ本体
391a、391b リード部
392a、392b 環部
393a ネジ孔
394a ストッパ

Claims (16)

  1. 加熱ローラと、
    前記加熱ローラ表面の少なくとも一部を覆う加熱ローラカバーと、
    加熱ローラ表面と所定の距離を隔てて設けられ、加熱ローラ表面の異常加熱時に当該加熱ローラへの電力供給を遮断する温度ヒューズと、
    前記加熱ローラ表面と前記温度ヒューズとの間に設けられたヒューズカバーとを備え、
    前記ヒューズカバーが前記加熱ローラカバーと一体形成されており、
    前記加熱ローラカバーは、
    略矩形状の底面から四辺を立ち上げてそれぞれ側方壁面を形成した略角皿形状を有し、
    前記ヒューズカバーは、
    一対の対向する前記側方壁面の一方からの側方壁面から他方の側方壁面に向って延び、かつ、その先端部と前記他方の側方壁面との間に間隙が形成されるように設けられた、前記底面と略平行な板状部材であり、
    前記加熱ローラカバーは、
    前記ヒューズカバーの先端部と前記他方の側方壁面との間の間隙が露出する位置から、前記板状部材に覆われた固定位置へ前記温度ヒューズを案内するガイド部を備える
    ことを特徴とする定着装置。
  2. 前記加熱ローラカバーは、
    前記加熱ローラの長手方向両端を回動可能に支持する
    ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記加熱ローラカバー及び前記加熱ローラカバーと一体形成された前記ヒューズカバーは絶縁体により形成され、前記加熱ローラと前記温度ヒューズとの間を電気的に絶縁する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記温度ヒューズは、
    前記底面と前記ヒューズカバーとの間に設けられ加熱ローラ表面の異常加熱時に融解する融解部を備えるヒューズ本体と、
    当該ヒューズ本体の長手方向両端からそれぞれ延び前記加熱ローラカバーへの装着時には前記底面方向に曲げられた状態でそれぞれの端部が前記底面と固定される一対のリード部とを備える
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の定着装置。
  5. 前記ガイド部は、
    前記一対のリード部のヒューズ本体側端部近辺をそれぞれ載置する一対のレール部を有し、
    当該一対のレール部に載置された温度ヒューズを前記固定位置に向けて摺動させることにより前記温度ヒューズを前記固定位置まで案内することが可能となっている
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の定着装置。
  6. 前記一対のレール部は、
    前記底面から前記ヒューズカバー方向に向けて略垂直にかつそれぞれが略平行に設けられた一対の板状部材であって、ヒューズカバー先端と、当該先端と対向する側方壁面との間の間隙の底面側から前記ヒューズカバー底面側まで設けられており、
    前記温度ヒューズは、前記間隙の底面側に載置された後、前記ヒューズカバー底面側へと摺動される
    ことを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記ヒューズカバーにおける延出方向と直交する方向両端と前記底面との間に前記ヒューズカバーを底面から支持することにより、その変形を抑制する一対のヒューズカバー支持板が介装されている
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の定着装置。
  8. 前記ヒューズカバーの前記加熱ローラ側表面にはシート状の熱硬化性絶縁部材が着設されている
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の定着装置。
  9. 前記加熱ローラは、
    前記加熱ローラカバーの長手方向両端の側方壁面内方に設けられた溝部に固着された軸受け部材を介してその両端が回動可能に支持されている
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の定着装置。
  10. 加熱ローラと、
    前記加熱ローラ表面の少なくとも一部を覆い、加熱ローラの長手方向両端を回動可能に支持する加熱ローラカバーと、
    前記加熱ローラカバーの加熱ローラ表面側に当該加熱ローラ表面と所定の距離を隔てて設けられ、加熱ローラ表面の異常加熱時に当該加熱ローラへの電力供給を遮断する温度ヒューズと、
    前記加熱ローラ表面と前記温度ヒューズとの間に設けられたヒューズカバーとを備え、
    前記加熱ローラカバーは、
    略矩形状の底面から四辺を立ち上げてそれぞれ側方壁面を形成した略角皿形状を有し、
    前記ヒューズカバーは、
    一の側方壁面の一つから前記底面と略平行にかつ先端が前記一の側方壁面と対向する側方壁面との間に間隙を置くように設けられた板状部材であり、
    前記ヒューズカバーの、前記一の側方壁面からの延出方向と直交する方向両端と前記底面との間に、前記ヒューズカバーの変形を抑制するべく一対の支持板が介装されている
    ことを特徴とする定着装置。
  11. 前記温度ヒューズは、
    前記底面と前記ヒューズカバーとの間に設けられ、加熱ローラ表面の異常加熱時に融解する融解部を備える略筒型のヒューズ本体と、
    当該ヒューズ本体の長手方向両端からそれぞれ伸び前記加熱ローラカバーへの装着時には前記底面方向に曲げられた状態でそれぞれの端部が前記底面と固定される一対のリード部とを備え、
    前記加熱ローラカバーには、
    前記温度ヒューズを、前記一対のリード部が固定される固定位置まで案内するガイド部が一体成型されている
    ことを特徴とする請求項10に記載の定着装置。
  12. 前記ガイド部は、
    前記一対のリード部のヒューズ本体側端部近辺をそれぞれ載置する一対のレール部を有し、
    当該一対のレール部に載置された温度ヒューズを前記固定位置に向けて摺動させることにより、前記温度ヒューズを前記固定位置まで案内することが可能となっている
    ことを特徴とする請求項11に記載の定着装置。
  13. 前記一対のレール部は、
    前記底面から前記ヒューズカバー方向に向けて略垂直に、かつそれぞれが略平行に設けられた一対の板状部材であって、ヒューズカバー先端と、当該先端と対向する側方壁面との間の間隙の底面側から、前記ヒューズカバー底面側まで設けられており、
    前記温度ヒューズは、前記間隙の底面側に載置された後、前記ヒューズカバー底面側へと摺動される
    ことを特徴とする請求項12に記載の定着装置。
  14. 前記ヒューズカバーの前記加熱ローラ側表面にはシート状の熱硬化性絶縁部材が着設されている
    ことを特徴とする請求項10から13のいずれかに記載の定着装置。
  15. 前記定着装置は、
    前記加熱ローラと対向して配され、加熱ローラ側へ付勢される加圧ローラを備え、
    当該加圧ローラは、
    それぞれの一端側が前記加熱ローラカバーに支持された一対の加圧ローラ支持体により回動可能に支持される
    ことを特徴とする請求項1から14のいずれかに記載の定着装置。
  16. 記録媒体にトナー画像を形成する像形成部と、
    形成されたトナー画像を定着する定着部とを備える画像形成装置において、
    前記定着部に請求項1から15のいずれかに記載の定着装置が用いられている
    ことを特徴とする画像形成装置。
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