JP4655304B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
なお、前記加熱ローラカバー及び前記加熱ローラカバーと一体形成された前記ヒューズカバーは絶縁体により形成され、前記加熱ローラと前記温度ヒューズとの間を電気的に絶縁する構成とすることができる。もっとも加熱ローラカバーの材質等によっては、ヒューズカバー部分に絶縁体を付着するような構成も考えられる。
ガイド部として一対のレール部を用いる場合、前記一対のレール部は、前記底面から前記ヒューズカバー方向に向けて略垂直にかつそれぞれが略平行に設けられた一対の板状部材であって、ヒューズカバー先端と、当該先端と対向する側方壁面との間の間隙の底面側から前記ヒューズカバー底面側まで設けられており、前記温度ヒューズは、前記間隙の底面側に載置された後、前記ヒューズカバー底面側へと摺動されるようにすれば、ヒューズカバーの下方において、側方から温度ヒューズを挿入するような構成よりも温度ヒューズの装着が容易である。
前記定着部に上記本発明に係る第1の定着装置、あるいは第2の定着装置のいずれかの定着装置が用いられていることを特徴としている。
(1)レーザプリンタの全体構成
図1は、画像形成装置の一例としてのレーザプリンタ1の外観を表す斜視図である。同図のレーザプリンタ1は、上面となるトップカバー18、及び四つの側面2a、2b、2c、2d(側面2c及び2dは図1では見えない位置にある。)を有する筐体2を備えており、トップカバー18が筐体2の内方に凹んでシート排出トレイ52が形成されている。筐体2の下部には、記録紙等の記録媒体を複数枚収納可能な給紙カセット6が、筐体2の正面側側面2aから挿抜自在に設けられている。なお正面側側面2aには、記録媒体を個別にセットする手差しトレイ部11が設けられているとともに、開閉可能なフロントカバー16が設けられている。
定着装置100は、給紙カセット6の上部、プロセスカートリッジ4の側方であって、プロセスカートリッジ4よりも記録媒体搬送方向下流側に配設される。本実施の形態の定着装置100として、後述する本発明の定着装置が備えられる。定着装置100は、定着ローラとして、内部にヒータを備える加熱ローラ110、加熱ローラ110と対向して設けられ加熱ローラを押圧するように付勢された加圧ローラ120を含んでおり、これらを一体的に取替え可能な定着ユニットとして構成されている。
次に本実施の形態の定着装置100の構成について詳細に説明する。図3は、定着装置100の構成について説明するための斜視図である。なお、説明のため、ユニットカバー130の端部を切断している。本実施の形態の定着装置100は、内部にハロゲンランプ111等の加熱手段(ヒータ)を備える加熱ローラ110と、加熱ローラ110に対向して設けられ、加熱ローラ110の下方から加熱ローラ110表面を押圧する加圧ローラ120とを備えている。
さらに、支持レバー150の記録媒体搬送方向先端側に取っ手170が設けられている。ユーザは、定着装置100で紙詰まり等が発生した場合に、リアカバー60を開放状態として取っ手170を押し下げることにより、容易に対応することができる。
次に、本実施の形態におけるユニットケース130の詳細構成について説明する。図4は、ユニットケース130を、加熱ローラ110等を取り外した状態で加熱ローラ110の側から見た図である。ユニットケース130には、筐体2内に設置された際には定着装置100の上方に位置する平面視略矩形状の底面135、及び当該底面135の四辺それぞれを加熱ローラ110側へと立ち上げた四つの側方壁面136a、136b、136c、136dが形成され、略角皿形状の内部空間内に加熱ローラ110が装着される構成を有している。加熱ローラ110両端の軸受け113(図3参照)はケース両端の保持部360a及び360bに固着され、軸受け113を介して加熱ローラ110が回動可能に支持される。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の内容が上記実施の形態において説明された具体例に限定されないことは勿論であり、例えば、以下のような変形例を実施することができる。
16 フロントカバー
18 トップカバー
60 リアカバー
100 定着装置
110 加熱ローラ
113 軸受け
120 加圧ローラ
130 ユニットケース
135 底面
136a〜136d 側方壁面
140 支持部
150 支持レバー
160 バネ
170 取っ手
375 温度ヒューズカバー
376a、376b レール部材
377 熱硬化性樹脂
379a、379b 支持部材
380 サーモスタット
381a、381b 電源供給ライン
382 間隙
390 温度ヒューズ本体
391a、391b リード部
392a、392b 環部
393a ネジ孔
394a ストッパ
Claims (16)
- 加熱ローラと、
前記加熱ローラ表面の少なくとも一部を覆う加熱ローラカバーと、
加熱ローラ表面と所定の距離を隔てて設けられ、加熱ローラ表面の異常加熱時に当該加熱ローラへの電力供給を遮断する温度ヒューズと、
前記加熱ローラ表面と前記温度ヒューズとの間に設けられたヒューズカバーとを備え、
前記ヒューズカバーが前記加熱ローラカバーと一体形成されており、
前記加熱ローラカバーは、
略矩形状の底面から四辺を立ち上げてそれぞれ側方壁面を形成した略角皿形状を有し、
前記ヒューズカバーは、
一対の対向する前記側方壁面の一方からの側方壁面から他方の側方壁面に向って延び、かつ、その先端部と前記他方の側方壁面との間に間隙が形成されるように設けられた、前記底面と略平行な板状部材であり、
前記加熱ローラカバーは、
前記ヒューズカバーの先端部と前記他方の側方壁面との間の間隙が露出する位置から、前記板状部材に覆われた固定位置へ前記温度ヒューズを案内するガイド部を備える
ことを特徴とする定着装置。 - 前記加熱ローラカバーは、
前記加熱ローラの長手方向両端を回動可能に支持する
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。 - 前記加熱ローラカバー及び前記加熱ローラカバーと一体形成された前記ヒューズカバーは絶縁体により形成され、前記加熱ローラと前記温度ヒューズとの間を電気的に絶縁する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。 - 前記温度ヒューズは、
前記底面と前記ヒューズカバーとの間に設けられ加熱ローラ表面の異常加熱時に融解する融解部を備えるヒューズ本体と、
当該ヒューズ本体の長手方向両端からそれぞれ延び前記加熱ローラカバーへの装着時には前記底面方向に曲げられた状態でそれぞれの端部が前記底面と固定される一対のリード部とを備える
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の定着装置。 - 前記ガイド部は、
前記一対のリード部のヒューズ本体側端部近辺をそれぞれ載置する一対のレール部を有し、
当該一対のレール部に載置された温度ヒューズを前記固定位置に向けて摺動させることにより前記温度ヒューズを前記固定位置まで案内することが可能となっている
ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の定着装置。 - 前記一対のレール部は、
前記底面から前記ヒューズカバー方向に向けて略垂直にかつそれぞれが略平行に設けられた一対の板状部材であって、ヒューズカバー先端と、当該先端と対向する側方壁面との間の間隙の底面側から前記ヒューズカバー底面側まで設けられており、
前記温度ヒューズは、前記間隙の底面側に載置された後、前記ヒューズカバー底面側へと摺動される
ことを特徴とする請求項5に記載の定着装置。 - 前記ヒューズカバーにおける延出方向と直交する方向両端と前記底面との間に前記ヒューズカバーを底面から支持することにより、その変形を抑制する一対のヒューズカバー支持板が介装されている
ことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の定着装置。 - 前記ヒューズカバーの前記加熱ローラ側表面にはシート状の熱硬化性絶縁部材が着設されている
ことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の定着装置。 - 前記加熱ローラは、
前記加熱ローラカバーの長手方向両端の側方壁面内方に設けられた溝部に固着された軸受け部材を介してその両端が回動可能に支持されている
ことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の定着装置。 - 加熱ローラと、
前記加熱ローラ表面の少なくとも一部を覆い、加熱ローラの長手方向両端を回動可能に支持する加熱ローラカバーと、
前記加熱ローラカバーの加熱ローラ表面側に当該加熱ローラ表面と所定の距離を隔てて設けられ、加熱ローラ表面の異常加熱時に当該加熱ローラへの電力供給を遮断する温度ヒューズと、
前記加熱ローラ表面と前記温度ヒューズとの間に設けられたヒューズカバーとを備え、
前記加熱ローラカバーは、
略矩形状の底面から四辺を立ち上げてそれぞれ側方壁面を形成した略角皿形状を有し、
前記ヒューズカバーは、
一の側方壁面の一つから前記底面と略平行にかつ先端が前記一の側方壁面と対向する側方壁面との間に間隙を置くように設けられた板状部材であり、
前記ヒューズカバーの、前記一の側方壁面からの延出方向と直交する方向両端と前記底面との間に、前記ヒューズカバーの変形を抑制するべく一対の支持板が介装されている
ことを特徴とする定着装置。 - 前記温度ヒューズは、
前記底面と前記ヒューズカバーとの間に設けられ、加熱ローラ表面の異常加熱時に融解する融解部を備える略筒型のヒューズ本体と、
当該ヒューズ本体の長手方向両端からそれぞれ伸び前記加熱ローラカバーへの装着時には前記底面方向に曲げられた状態でそれぞれの端部が前記底面と固定される一対のリード部とを備え、
前記加熱ローラカバーには、
前記温度ヒューズを、前記一対のリード部が固定される固定位置まで案内するガイド部が一体成型されている
ことを特徴とする請求項10に記載の定着装置。 - 前記ガイド部は、
前記一対のリード部のヒューズ本体側端部近辺をそれぞれ載置する一対のレール部を有し、
当該一対のレール部に載置された温度ヒューズを前記固定位置に向けて摺動させることにより、前記温度ヒューズを前記固定位置まで案内することが可能となっている
ことを特徴とする請求項11に記載の定着装置。 - 前記一対のレール部は、
前記底面から前記ヒューズカバー方向に向けて略垂直に、かつそれぞれが略平行に設けられた一対の板状部材であって、ヒューズカバー先端と、当該先端と対向する側方壁面との間の間隙の底面側から、前記ヒューズカバー底面側まで設けられており、
前記温度ヒューズは、前記間隙の底面側に載置された後、前記ヒューズカバー底面側へと摺動される
ことを特徴とする請求項12に記載の定着装置。 - 前記ヒューズカバーの前記加熱ローラ側表面にはシート状の熱硬化性絶縁部材が着設されている
ことを特徴とする請求項10から13のいずれかに記載の定着装置。 - 前記定着装置は、
前記加熱ローラと対向して配され、加熱ローラ側へ付勢される加圧ローラを備え、
当該加圧ローラは、
それぞれの一端側が前記加熱ローラカバーに支持された一対の加圧ローラ支持体により回動可能に支持される
ことを特徴とする請求項1から14のいずれかに記載の定着装置。 - 記録媒体にトナー画像を形成する像形成部と、
形成されたトナー画像を定着する定着部とを備える画像形成装置において、
前記定着部に請求項1から15のいずれかに記載の定着装置が用いられている
ことを特徴とする画像形成装置。
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