JP4210937B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録紙等の記録媒体上に転写されたトナー画像を定着する定着ユニットを含む画像形成装置に関する。
レーザプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置においては、レーザダイオード等を含む発光部から射出される光ビームにより、一様に帯電された感光体表面を露光して静電潜像を形成し、静電潜像をトナーにより可視化した後、当該可視像を記録用紙等の記録媒体上に転写することにより、記録媒体上に可視像を形成する。
しかし、単に転写された後の画像は静電気力や分散力により記録媒体に付着しているにすぎず、そのままでは容易に記録媒体から剥がれてしまうため、加熱等の処理により可視像を記録媒体上に固定させる定着処理を行う必要がある。
熱定着を行う定着装置は一般的に加熱ローラ及び加圧ローラを備えており、当該加熱ローラと加圧ローラとの間を記録紙等の記録媒体が通過する際に、加熱により半融・合体したトナー等の現像材が記録媒体中に浸透して定着される。加熱ローラは、内部にハロゲンランプ等の熱源を備えており、当該ハロゲンランプの故障などは画像形成装置としての機能を喪失させる致命的なものであるため、定着装置は取替え容易な構造としておく必要があり、前記加熱ローラや加圧ローラなどを一体とした定着ユニットとして、故障の際に容易に取替えができるようにしている(例えば特許文献1参照)。
特開平8−305205号公報
一般家庭でプリンタを使用するユーザにとって、例えば本棚等の余り広くないスペースにプリンタを設置することができれば便利であるから、レーザプリンタ等の画像形成装置の小型化の要請は相当に強く、係る画像形成装置の小型化のために定着ユニットも小型化が求められている。
本発明は、係る問題点に鑑みてなされたものであって、より小型化を図ることのできる画像形成装置を提供することを目的としている。
上記の問題点を解決するために、本発明に係る画像形成装置は、定着ユニットを含む画像形成装置において、前記定着ユニットは、加熱ローラと、当該加熱ローラと対向して配され、加熱ローラ側へ付勢される加圧ローラと、前記加熱ローラの長手方向両端を回動可能に支持し前記加熱ローラの前記加圧ローラ側を開放し前記加熱ローラの前記加圧ローラとは逆側を覆うユニットケースと、前記ユニットケースの長手方向両側にそれぞれ支持され、前記加圧ローラの端部を回動可能に支持する一対の加圧ローラ支持体とを備え、前記ユニットケースのシート搬送方向下流側には、先端が前記加熱ローラ表面に押圧されるように付勢された一又は複数の剥離爪が取り付けられており、前記画像形成装置本体側に、前記剥離爪先端が記録媒体搬送方向下流側に過剰に移動した場合に剥離爪を当接停止することにより、剥離爪のユニットケースからの離脱を防止する離脱防止部材を備えることを特徴としている。
上記本発明に係る画像形成装置では、剥離爪の離脱を、より確実に防止することができる
なお、前記加熱ローラは前記加圧ローラよりも上側に配され、前記一対の加圧ローラ支持体と前記ユニットケースの長手方向両側とは一対の弾性体により接続され前記一対の弾性体の復元力により前記加圧ローラが前記加熱ローラへ付勢されている構成とすることができるが、これに限定されず、加圧ローラの方を上側に配することもできるし、加圧ローラを付勢する手段も、例えばバネ等の弾性体に限定されず、定着ユニットが装着される画像形成装置側の機構により付勢されるような構成も可能である。なお、前記加圧ローラ支持体の一端側は前記ユニットケースに回動可能に支持され前記加圧ローラ支持体の他端側は前記弾性体を介して前記ユニットケースに接続されている構成とすることができる。
装置の小型化の観点からは、前記加圧ローラは、略全体が前記ユニットケースに覆われることなく露出しているような構成とすることがより好ましい。この場合でも、ユニットケースにより加熱ローラ側を覆うことにより、定着装置の保温上の問題は抑制できる。
ここで、定着ユニットは、前記加圧ユニットを下側にして平面上に静置した場合に、加圧ユニットが前記平面に触れないような構成を有することが好ましい。加圧ローラはシリコーンゴム等の弾性体で構成されることが多く、当該加圧ローラ表面に傷がつくと、記録媒体上の位置により定着強度が変化するなど、定着ムラの原因となる。具体的な構成の一例として、前記ユニットケースは、前記加圧ローラを下側にして平面上に静置した場合、前記加圧ローラが前記平面に触れないように定着ユニットを支持するユニット支持部材を備えることができる。係る構成により、定着ユニットを静置した際に加圧ローラ表面に傷がつくことを防止することができる。
なお、前記一対の加圧ローラ支持体は、前記加圧ローラを下側にして平面上に載置した場合、前記加圧ローラが前記平面に触れないような構成を有することもできる。より具体的には、前記一対の加圧ローラ支持体は、前記加圧ローラの回動軸方向から見た場合に加圧ローラ外周よりも前記回動軸からの距離を長くした部分を有する構成とすることができる。なお、前記一対の加圧ローラ支持体としては、プレート状の部材を備えることができ、支持体の材料としては、金属製とする他、樹脂を成型したものでもよい。
ここで、前記剥離爪は、前記ユニットケースに取り付けられる部分に、両端を断面半月状に切り欠いて通過部を形成した回動軸を有し、前記ユニットケースには、前記剥離爪が装着される部分の両側上方に、当該剥離爪の装着後に前記断面半月状の通過部が収納される半円筒状の保持部がそれぞれ設けられ、当該保持部それぞれの下方には、円弧側が下方に向いた状態で前記通過部が通過可能なスペースが設けられ、前記剥離爪が前記ユニットケースに取り付けられるとき、前記通過部が、前記円弧側を下方に向けた状態で前記スペースを通過した後、当該通過部の円弧側が上方を向くように前記回動軸周りに回動して前記保持部に収納される構成とすることが好ましい。
この構成によると、剥離爪の取り付け、取り替えが容易に行える他、剥離爪先端が加熱ローラ表面に当接した状態において断面半月状の通過部が半円筒状の保持部に収納されることで、記録媒体が付勢に反して剥離爪を押圧した場合でも剥離爪の離脱を抑制することができる。付勢方法の一例として、前記回動軸にはバネが巻着されており、当該バネの一端が前記ユニットケース側に係止することで、その弾性力により前記剥離爪先端が前記加熱ローラ表面に向けて付勢される構成とすることができるが、これに限定されず、剥離爪の自重で付勢されるような構成も可能である。
なお、前記ユニットケースのシート搬送方向下流側には、ユニットケース内壁よりも前記加熱ローラ表面に向けて突出した一又は複数の剥離リブが、ユニットケースと一体成型されている構成とすることが好ましい。剥離爪が離脱してしまったような状態でも、記録媒体の材質等によっては充分加熱ローラから記録媒体を剥離させることが可能である他、記録媒体の材質が限定された状況では剥離爪を取り付けないようにすることも可能となり製造コスト削減にも寄与する。
ここで、前記加熱ローラの長手方向端部には加熱ローラを駆動する駆動ギアが前記ユニットケースに覆われて設けられており、前記ユニットケースには、当該駆動ギアに、外部の駆動手段からの駆動力を伝達する第2のギアとの間を歯合させるための開口が設けられており、当該開口は、前記駆動ギアと前記第2のギアとが歯合した際に前記加熱ローラ表面が前記剥離リブに近づくように、前記加熱ローラの回動軸から見て、前記剥離リブとは用紙搬送方向逆側に設けられている構成とすることが好ましい。剥離性能を向上させるためには、加熱ローラと剥離リブとの間の距離は短くすることが好ましいからである。より具体的には、例えば第2のギアを記録媒体搬送方向上流側に設ける構成とすれば、定着ユニットを画像形成装置に装着し、駆動ギアと第2のギアとを歯合させた場合に加熱ローラが剥離リブ側に近づくように構成することができる。
なお、前記ユニットケースは、前記加熱ローラの表面温度を測定するサーミスタを備えるとともに、当該サーミスタへの風を防ぐべく前記ユニットケースから延出して設けられる風防部材が、前記ユニットケースと一体形成されている構成とすることが好ましい。サーミスタに画像形成装置内に設けられた冷却ファン等からの風が当たるとサーミスタによる表面温度の測定精度が悪化するため、サーミスタ近辺に風防部材を設置することが好ましく、当該風防部材を別部材とせずユニットケースと一体形成することで、部品コストを削減することができる。一体形成には風防部材を板状の風防板とすることが好適である。
(削除)
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本発明に係る画像形成装置の具体的な構成の一例として、前記画像形成装置は、前記定着ユニットを通過した記録媒体の搬送方向を当該定着ユニットから見て上方逆向きに反転させるようにした搬送経路を構成するべく前記定着ユニット上方に設けられる複数の略半円板状の内側ガイド部材を備え、前記複数の内側ガイド部材の中で、前記加熱ローラの長手方向において前記剥離爪と略同一位置に存する内側ガイド部材の加熱ローラ側端部が、前記剥離爪と当接可能な位置まで延伸されていることにより、当該内側ガイド部材の加熱ローラ側端部が前記離脱防止部材として機能する構成とすることができる。なお、必ずしも離脱防止部材は内側ガイド部材を兼ねている必要はなく、複数の内側ガイド部材の間に別形状の離脱防止部材を設けることも可能である。
本発明に係る画像形成装置によると、剥離爪の離脱を、より確実に防止することができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(1)レーザプリンタの全体構成
図1は、画像形成装置の一例としてのレーザプリンタ1の外観を表す斜視図である。同図のレーザプリンタ1は、上面となるトップカバー18、及び四つの側面2a、2b、2c、2d(側面2c及び2dは図1では見えない位置にある。)を有する筐体2を備えており、トップカバー18が筐体2の内方に凹んでシート排出トレイ52が形成されている。筐体2の下部には、記録紙等の記録媒体を複数枚収納可能な給紙カセット6が、筐体2の正面側側面2aから挿抜自在に設けられている。なお正面側側面2aには、記録媒体を個別にセットする手差しトレイ部11が設けられているとともに、開閉可能なフロントカバー16が設けられている。
以下、図2を参照して、レーザプリンタ1の構成をさらに詳細に説明する。図2は、側面2d側から見たレーザプリンタ1の概略側断面図である。レーザプリンタ1は、上面のトップカバー18、正面側側面2aに設けられるフロントカバー16、及び背面側側面2cに設けられるリアカバー60等が備えられる筐体2内に、記録媒体としての記録紙等(図中記録媒体搬送路が仮想線Pで表されている。)を給紙するための給紙部3や、給紙された記録媒体上に可視像であるトナー画像を形成するプロセスカートリッジ4、記録媒体上に形成されたトナー画像を記録媒体上に定着させる定着ユニット100、定着ユニット100を通過した記録媒体を排紙する排紙部200などを備えている。なお、本明細書では、筐体2の四つの側面2a〜2dの中で、定着ユニット100に備えられる定着ローラ(後述)の回転軸に直交する方向前後の側面のうち、定着ユニット100に近い側の側面(図2の左側側面)を背面側側面2c、逆側を正面側側面2aとする。
給紙部3は、給紙カセット6と、給紙カセット6内に積層された記録媒体のシート搬送方向先端側(正面側)端部の上方に設けられた給紙ローラ7、8及び給紙パット9とを含む。給紙部3には、給紙カセット6から給紙された記録媒体を反転させてプロセスカートリッジ4の下部へと搬送する記録媒体搬送路である給紙パス10が形成されており、給紙部3には、給紙パス10に臨むレジストローラ対12を備えている。なお、給紙パス10には、給紙カセット6内の記録媒体の他、手差しトレイ部11に手差しにてセットされた記録媒体(記録紙等)も給紙されるが、いずれの場合も一旦レジストローラ対12にて停止した後、プロセスカートリッジ4における画像形成タイミングに合わせてプロセスカートリッジ4の画像形成部へと供給される。
給紙カセット6は、プロセスカートリッジ4及び定着ユニット100の下部に配され、筐体2の正面側側面から挿抜可能に装着されている。この給紙カセット6内には、用紙押圧板13及びばね14が設けられている。用紙押圧板13は、記録媒体を積層状にスタック可能とされ、給紙ローラ7等から遠い方の端部において揺動可能に支持されることによって、近い方の端部が上下方向に移動可能とされている。また、ばね14は、用紙押圧板13における給紙ローラ7等に近い方の端部の裏面を、上方向に付勢するように設けられている。そのため、用紙押圧板13は、記録媒体の積層量が増えるに従って、給紙ローラ7等に対して遠い方の端部を支点として、ばね14の付勢力に抗して下向きに揺動される。
給紙ローラ8及び給紙パット9は、互いに対向して配設され、給紙パット9の裏側に設けられるばね15によって、給紙パット9が給紙ローラ8に向かって押圧されている。用紙押圧板13上に積層された中で最上位にある記録媒体は、用紙押圧板13の裏側からばね14によって給紙ローラ7に当接して押圧されており、当該最上位の記録媒体が給紙ローラ7により給紙され、給紙ローラ8と給紙パット9とで挟まれた後、給紙ローラ8が回転することにより、給紙ローラ8及び給紙パット9とで1枚毎に分離されながら、給紙パス10に向かって給紙される。
給紙カセット6、あるいは手差しトレイ部11から給紙された記録媒体は、給紙ローラ7等の上方部に配置されたレジストローラ対12に送られる。レジストローラ対12は、給紙された記録媒体をレジスト後に、プロセスカートリッジ4内の画像形成位置(感光体ドラム37と転写ローラ39との接触位置)へと搬送する。なお、筐体2の正面側側面2aにはフロントカバー16が設けられている。フロントカバー16は筐体2に対して開閉自在に設けられており、フロントカバー16が開放状態となった際に現れる開口からプロセスカートリッジ4の挿抜交換が可能な構成となっている。
プロセスカートリッジ4の上部に設けられる走査ユニット26は、不図示のレーザ発光部、高速回転駆動されるポリゴンミラー29、第1走査レンズ(fθレンズ)30、第2走査レンズ(シリンドリカルレンズ)31、折り返しミラー32及び33などを備えており、レーザ発光部から射出される画像情報に基づいて変調された光ビームを、一点鎖線で示すように、ポリゴンミラー29、第1走査レンズ30、折り返しミラー32、第2走査レンズ31、折り返しミラー33の順に通過あるいは反射させて、プロセスカートリッジ4内の感光体ドラム37の表面上を露光走査させている。
プロセスカートリッジ4は、ドラムカートリッジ35及び現像カートリッジ36を含んでいる。ドラムカートリッジ35内には、感光体ドラム37、帯電器38及び転写ローラ39などを備えている。プロセスカートリッジ4は、前記したように、フロントカバー16を開放した際の開口から筐体2内部に着脱自在とされている。現像カートリッジ36は、ドラムカートリッジ35に対して着脱自在に装着されており、現像ローラ40、層厚規制ブレード41、供給ローラ42、トナーホッパー43などを備えている。
トナーホッパー43内のトナーは、回転軸44により支持されるアジテータ45の矢印方向への回転により攪拌され、トナーホッパ43の側部に開口されたトナー供給口46から放出される。トナー供給口46の側方位置に前記供給ローラ42が回転可能に配設されており、また、この供給ローラ42に対向して、現像ローラ40が回転可能に配されている。なお、供給ローラ42と現像ローラ40とは、そのそれぞれがある程度圧縮するような状態で互いに当接されている。
現像ローラ40は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料からなるローラが被覆されており、矢印方向(反時計方向)に回転駆動される。なお、現像ローラ40には、現像バイアスが印加されるように構成されている。また、現像ローラ40の近傍には、層厚規制ブレード41が配されている。この層厚規制ブレード41は、金属の板ばね材からなるブレード本体の先端部に、絶縁性のシリコーンゴムからなる断面半円形状の押圧部を備えており、現像ローラ40の近くにおいて現像カートリッジ36に支持されて、押圧部がブレード本体の弾性力によって現像ローラ40上に圧接されるように構成されている。
トナー供給口46から放出されるトナーは、供給ローラ42の回転により、現像ローラ40に供給され、この時、供給ローラ42と現像ローラ40との間で正に摩擦帯電され、さらに、現像ローラ40上に供給されたトナーは、現像ローラ40の回転に伴って、層厚規制ブレード41の押圧部と現像ローラ40との間に進入し、一定厚さの薄層として現像ローラ40上に担持される。
感光体ドラム37は、現像ローラ40の側方位置において、その現像ローラ40と対向するような状態で、ドラムカートリッジ35において、矢印方向(時計方向)に回転可能に支持されている。この感光体ドラム37は、ドラム本体が接地され、その表面がポリカーボネートなどから構成される正帯電性の感光層により形成されている。
帯電器38は、感光体ドラム37の左斜め方向上方に、所定間隔を隔てて対向配置されている。この帯電器38は、タングステンなどの帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、感光体ドラム37の表面を一様に正極性に帯電させるように構成されている。
転写ローラ39は、感光体ドラム37の下方において、感光体ドラム37に対向配置され、ドラムカートリッジ35に矢印方向(反時計方向)に回転可能に支持されている。この転写ローラ39は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料からなるローラが被覆されており、転写時には、転写バイアスが印加されるように構成されている。
感光体ドラム37の表面は、当該感光体ドラム37の回転に伴ない、まず、帯電器38によって一様に正極性に帯電される。次いで、走査ユニット26からのレーザビームにより露光されて静電潜像が形成される。その後、現像ローラ40と対向し、現像ローラ40上に担持されかつ正帯電されているトナーが感光体ドラム37に対向して接触する時に、現像ローラ40に印加される現像バイアスにより、感光体ドラム37の表面上に形成される静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光体ドラム37の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている露光部分に供給され、選択的に担持されることによってトナー画像が形成される(反転現像)。
その後、感光体ドラム37の表面上に担持されたトナー画像は、記録媒体が感光体ドラム37と転写ローラ39との間を通る間に、転写ローラ39に印加される転写バイアスによって、記録媒体に転写される。
定着ユニット100は、給紙カセット6の上部、プロセスカートリッジ4の側方であって、プロセスカートリッジ4よりも記録媒体搬送方向下流側に配設される。定着ユニット100は、定着ローラとして、内部にヒータを備える加熱ローラ110、加熱ローラ110と対向して設けられ加熱ローラを押圧するように付勢された加圧ローラ120を備えている。
定着ユニット100においては、プロセスカートリッジ4において記録媒体上に転写された可視像であるトナー画像を、当該記録媒体が加熱ローラ110と加圧ローラ120との間を通過する間に熱定着させ、その後、記録媒体を排紙部200に形成される記録媒体搬送路である排紙パス50へと送出するようにしている。
排紙部200は、排紙パス50を構成する内側ガイド部材51と外側ガイド部材62、記録媒体をトップカバー18に設けられたシート排出トレイ52上へと排出する排出口に設けられる排紙ローラ対のうち、下側の排紙ローラ53、上側の排紙ローラ55、さらにシート排出トレイ52の一部を構成する部分を備えたトレイ部材54を含んでいる。排紙パス50を構成する外側ガイド部材62は、筐体2の背面側側面に設けられるリアカバー60の開閉と連動するように構成されており、ヒンジ61を介して揺動自在に取り付けられたリアカバー60を開放状態とした場合に、それに連動して外側ガイド部材62上部が背面側へと揺動する。このようにして、リアカバー60の開放により、筐体2の背面側側面2cに形成される開口から排紙パス50が臨むように構成されている。
シート排出トレイ52は、平面視略矩形板状をなし、背面側端部が筐体2内部へと凹んで凹部が形成されるとともに、背面側端部から正面側へ向けて徐々に上方に傾斜する構成となっている。本実施の形態では、シート排出トレイ52の背面側端部から徐々に上方へと傾斜する途中部分までがトレイ部材54により構成されており、トレイ部材54の正面側(記録媒体搬送方向先端側)先端部の上面が、トップカバー18のトレイ部材54側端部の下面と当接するように構成している。
定着ユニット100を通過し、排紙パス50へと送られた記録媒体は、内側ガイド部材51及び外側ガイド部材62により用紙進行方向が上方逆向きに反転されて、排紙ローラ対へと送られ、当該排紙ローラ対(53及び55)を介して、シート排出トレイ52上に正面側に向かって排紙される。
(2)定着ユニット100の詳細構成
次に本実施の形態の定着ユニット100の構成について詳細に説明する。図3は、定着ユニット100の構成について説明するための斜視図である。なお、同図では説明のため、ユニットケース130の端部を切断している。
本実施の形態の定着ユニット100は、内部にハロゲンランプ111等の加熱手段(ヒータ)を備える加熱ローラ110と、加熱ローラ110に対向して設けられ、加熱ローラ110の下方から加熱ローラ110表面を押圧する加圧ローラ120とを備えている。
加熱ローラ110は金属筒状をなし、例えばハロゲンランプからなるヒータ111を内装しており、そのヒータによって加熱されるように構成されている。加熱ローラ110の両端はプラスチックから成る軸受け113(図3には一方のみ図示)で塞がれている。また、加圧ローラ120は、この加熱ローラ110を押圧した状態で、加熱ローラ110に従動して回転される。
そして、加熱ローラ110の上部がポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂を成型したユニットケース130により覆われているとともに、加圧ローラ120側はユニットケース130に覆われることなく開放された構成となっており、これによって、定着ユニット100の小型化を介して画像形成装置全体の小型化を図る構成となっている。加圧ローラ120は、シリコーンゴム等の弾性体表面にPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)フィルムが巻着されたものであり、その一端の支持部140がユニットケース130に設けられた支持軸131と掛合し、ユニットケース130に対して回動可能に支持された加圧ローラ支持体としての支持プレート150に回動可能に軸支されている。支持プレート150には、加圧ローラ120の回動軸121から見て支持部140とは反対側(記録媒体搬送方向先端側)において、一端がユニットケース130に係止した弾性体としてのバネ160が係止している。
加圧ローラ120は、バネ160の復元力により加熱ローラ110側へ付勢されており、このため、加圧ローラ120の下部に付勢手段を設ける必要がなく、加圧ローラ120をユニットケース130にて覆う必要がなくなっている。
さらに、支持プレート150の記録媒体搬送方向先端側に取っ手170が設けられている。ユーザは、定着ユニット100で紙詰まり等が発生した場合に、リアカバー60を開放状態として取っ手170を押し下げることにより、容易に対応することができる。
本実施の形態の支持プレート150には、加圧ローラ120の回動軸121方向から見て加圧ローラ120の下方側(加熱ローラ110と逆側)に、加圧ローラ120の外周よりも加圧ローラ120の回動軸121からの距離を長くした部分が存在する。図4は定着ユニット100を、側面のカバーを除いて加圧ローラ120の回動軸121方向から見た一部断面図である。同図に示されるように、支持プレート150の下方は略円弧を形成しており、支持プレート150の側を下に向けて定着ユニット100を平面上に載置した場合、一対の支持プレート150の下方円弧部150aが載置された平面と接することにより、加圧ローラ120の表面が平面に触れないように構成されている。
加圧ローラ120はPTFEチューブに棒状のシリコーンゴム等の弾性体が挿入されて構成されており、当該加圧ローラ120の表面に傷がつくと、当該傷部分において定着強度が異なり、定着ムラの原因となる。前記した通り、本実施の形態では加圧ローラ120の下方をカバーで覆わないようにすることで、定着ユニット100の小型化を図っているが、保守の際などには、定着ユニット100を取り外して作業台等に載置する必要がある。この際、保守作業の内容上、常に加圧ローラ120表面を上側に向けて載置できない場合も考えられるところ、上記のような構成で加圧ローラ120の表面に傷がつくことを防止するようにしたものである。なお、本実施の形態では支持プレート150の構成を工夫することで加圧ローラ120表面の保護を図っているが、ユニットケース130から支持部材を延出させて設けることによっても加圧ローラ120表面が平面に触れることを防止することができる。
(3)剥離爪の詳細構成
次に、本実施の形態の定着ユニット100に設けられている剥離爪について説明する。定着ユニット100には、加熱ローラ110と加圧ローラ120との間を通過した記録紙等の記録媒体が、そのまま加熱ローラ110に付着してユニットケース130内に巻き込まれるといった事態の防止のため、記録媒体を加熱ローラ110から剥離させる剥離爪が設けられている。
しかしながら、剥離爪の先端は通常加熱ローラ表面に当接しており、部品の寿命が短いため、比較的頻繁に交換等の必要が生じる他、搬送される記録媒体によって剥離爪先端が押圧され、意図せず定着ユニットから離脱しやすいといった種々の問題点がある。本実施の形態では、剥離爪の取り付け方法に工夫を凝らす他、ユニットケース130に剥離リブを形成することにより、上記のような問題点を解決しようとしている。
図5は、本実施の形態の定着ユニット100を記録媒体搬送方向先端側から見た斜視図である。同図に示されるように、ユニットケース130において加熱ローラ110の回動軸方向4箇所に剥離爪設置用の溝部342a、342b、342c、342dが設けられており、溝部のそれぞれに剥離爪340a、340b、340c及び340dが設けられている。
なお、301a及び301bは定着ユニット100を筐体2内部に装着する際のネジ孔であり、302は、加熱ローラ110に設けられた駆動ギア115(図11参照)と定着ユニット外部に設けられた駆動用モータ等から駆動力を伝達する駆動力伝達ギア(不図示)とを歯合させるための開口である。
以下、まず剥離爪340a等(四つの剥離爪はいずれも同様の構造を有するので、以下、a〜dの添え字を省略して単に「剥離爪340」ともいう。)の構成について説明する。図6は、溝部342に剥離爪340を装着した状態を示す斜視図である。剥離爪340の先端部365は、剥離爪340に設けられた回動軸361に巻回されたバネ363の弾性力により加熱ローラ110表面へと押圧された状態で当接される。
図7は、ユニットケース130側において剥離爪340を装着する装着部の構成を示す斜視図である。当該装着部には、剥離爪340の回動軸両端が保持される半円筒状の保持部351(同図には一方のみ図示される)が設けられている。一方、図8の剥離爪340の斜視図に示されるように、剥離爪340の回動軸361の両端には、断面半月状に切り欠かれた通過部362が設けられている。ユニットケース130側の保持部351の下方には、剥離爪340の装着時に、剥離爪340の回動軸361両端の通過部362が通過する通過スペース352が空けられている。
図9は、剥離爪340を定着ユニット100に装着する際の状態を示す斜視図である。剥離爪340の装着に際しては、通過部362の円弧側を下方に向けて、保持部351下方の通過スペース352を通過させる。その後、剥離爪340を回動軸361周りに矢印X方向に回動させることで剥離爪340が溝部342内に設置される。その後、さらに、バネ363の一端を例えばユニットケース130の所定の位置に係止させることにより、バネ363の弾性力により剥離爪340の先端365が加熱ローラ110表面に押圧当接されるように構成することができる。
上記のような構成により、剥離爪340を装着した後は断面半月状の通過部362が保持部351により保持される構成となり、記録媒体先端が剥離爪先端部365に引っ掛かったような場合でも、断面半月状の通過部362がほぼ完全に反転しないと回動軸361が保持部351から離脱することがない。
なお、本実施の形態では前記したトレイ部材54及び内側ガイド部材51とを一体的に形成した部材(以下、本実施の形態において単に「内側ガイド部材51」という。)に、溝部342a等をカバーする部材を設けることによっても記録媒体先端が剥離爪340に引っ掛かることによる剥離爪340の離脱を防止する構成としている。
(4)剥離リブの構成
本実施の形態においては、上記した剥離爪340に加えて、ユニットケース130の4箇所に剥離リブ371a〜371d(図3参照、但し図3には371aは不図示)が設けられている。次に、剥離リブ371a等(四つの剥離リブはいずれも同様の構造を有するので、以下、a〜dの添え字を省略して単に「剥離リブ371」等ともいう。)の構成について説明する。
図10は、ユニットケース130を、加熱ローラ110等を取り外した状態で加熱ローラ110の側から見た図である。ユニットケース130には、筐体2内に設置された際には定着ユニット100の上方に位置する平面視略矩形状の底面135、及び当該底面135の四辺それぞれを加熱ローラ110側へと立ち上げた四つの側方壁面136a、136b、136c、136dが形成され、略角皿形状の内部空間内に加熱ローラ110が装着される構成を有している。加熱ローラ110両端の軸受け113はケース両端の保持部360a及び360bに保持される。同図においては剥離爪340等は溝部342等から取り外されている。以下、同図を参照しながらユニットケース130の構成について詳細に説明する。
ユニットケース130には加熱ローラ110の表面温度を測定するサーミスタ(不図示)への風を防ぐ板状の風防部材373が側方壁面136cと略平行にユニットケース130と射出成型により一体成型されている。また、加熱ローラ110の異常な温度上昇を防止すべく設けられる温度ヒューズ(不図示)と加熱ローラ110との間を絶縁する温度ヒューズカバー375が、側方壁面136cから延出される略板状部材として、これもユニットケース130と射出成型により一体成型されている。
温度ヒューズカバー375より底面135側に温度ヒューズが装着され、当該温度ヒューズ両端に設けられる一対のリード部のそれぞれがネジ378a及び378bにより電源供給ラインに締着される。温度ヒューズカバー375の、側方壁面136cと平行な方向の両端と底面135との間には支持部材379a及び379bが、やはりユニットケース130と射出成型により一体成型され、板状の温度ヒューズカバー375が加熱ローラ110の熱等により変形(反り等)することを抑制している。なお、温度ヒューズカバー375表面には、熱硬化性樹脂(例えばポリイミド等)から成るテープが貼付されており、加熱ローラ110の温度が異常に上昇した場合でもテープが溶融することがないので、温度ヒューズが加熱ローラ110と接触することを防止することができる。
電源供給ラインにはサーモスタット380が配されており、当該サーモスタット380の作用によっても加熱ローラ110の異常な温度上昇が防止される。なお、本実施の形態では、サーモスタット380は加熱ローラ110の表面温度約400℃で電源供給を遮断するように設定されており、温度ヒューズは約500〜600℃で電源供給を遮断するように調整されている。従って温度ヒューズは、特にサーモスタット380に異常が発生した場合に有効に作用する。
剥離リブ371a〜371dは、記録媒体搬送方向下流側の側方壁面136aから加熱ローラ110方向に突出して4箇所設けられている。剥離リブ371を設ける位置、剥離リブ371の数は特に限定されないが、例えば本実施の形態の例のように、通過する記録媒体のサイズ(A4、レターサイズ等)に合わせて設けることが考えられる。剥離リブ371a〜371dに対応して設けられる孔部372a〜372dは、ユニットケース130を、樹脂による射出成型にて剥離リブ371a等と一体成型した後に金型を取り外すためのものであり、このような孔部372a等を設ける場合、ユニットケース130の強度維持のため、設けられる剥離リブの数は適切な数に設定される。
このような剥離リブ371を設けることにより、剥離爪340に異常が生じた場合でも記録媒体の剥離性能をある程度確保することができる他、記録媒体の材質を限定すれば剥離爪340を設けないようにして製造コストの削減を図ることもできる。なお、図10に示されるユニットケース130の側面2d側端部には、加熱ローラ110の駆動ギアが、不図示の駆動モータ等から駆動力が伝達されるギアと歯合されるための開口302が設けられている。次に当該開口302について説明する。
図11は、加熱ローラ110の側面2d側端部に設けられる駆動ギア115が、開口302から臨んでいる様子を示す斜視図である。また、図12は、駆動ギア115の駆動について説明するための図であり、ユニットケース130及び加熱ローラ110を筐体2の側面2b側から見て表した模式図である。図12に示されるように、開口302から臨む駆動ギア115は、不図示の駆動モータ等から駆動力が伝達されるギア400と開口302を介して歯合する。ここで、開口302は、加熱ローラ110の中心軸112(この中心軸112は仮想的なものであって、物理的に軸を構成する部材が設けられているわけではない。)から見て剥離リブ371(図示されているのは剥離リブ371d)と逆側に設けられている。このような位置に開口302を設けることにより、定着ユニット100を筐体2内に装着した際、ギア400による押圧で加熱ローラ110表面が剥離リブ371に、より接近することになり、剥離リブ371による剥離性能の向上に寄与する。
最後に前記した内側ガイド部材51の構造について説明する。図13は、内側ガイド部材51の構成を示す斜視図である。図2の断面図にも示されるように、トレイ部材54はシート排出トレイ52の筐体2内へと凹んで形成される凹部の一部を構成する。本実施の形態では、トレイ部材54は、定着ユニット100を通過した記録紙等の記録媒体の搬送方向をシート排出トレイ52側へと反転させる内側ガイド部材51、排紙ローラ53と一体的に形成されている。
本実施の形態では、内側ガイド部材51に加えて、前記した剥離爪340の定着ユニット100からの離脱を防止する離脱防止部材343a〜343dを設けている。離脱防止部材343a等は、ネジ56a及び56bにより内側ガイド部材51を筐体2内部に装着した際、それぞれ溝部342a等の内部に一部が位置するように設けられている。このような離脱防止部材343a等を設けると、剥離爪340a等が記録媒体先端に押圧されて過剰に回動した場合でも離脱防止部材343a等と当接して停止することになり、剥離爪340a等の離脱が防止される。なお、離脱防止部材343a等は内側ガイド部材51と別形状で、複数の内側ガイド部材51の間に別個に設けてもよいし、内側ガイド部材51の位置を溝部342a等と合致させ、内側ガイド部材51自体を下方に延出させるような構成でも構わない。
上記の構成では、内側ガイド部材51を筐体2から取り外せば、定着ユニット100を筐体2から取り出すことなく剥離爪340の交換を行うことが可能である。なお、本実施の形態では、シート排出トレイ52の一部を構成するトレイ部材54と、内側ガイド部材51とを一体的に形成するようにしているが、これらは別体として構成することも可能である。
(変形例)
以上、本発明の種々の実施の形態について説明したが、本発明の内容が上記実施の形態において説明された具体例に限定されないことは勿論であり、例えば、以下のような変形例を実施することができる。
(1)上記実施の形態では、リアカバー60と外側ガイド部材62とを別体として構成し、リアカバー60の開放と連動して外側ガイド部材62も背面側へと移動する構成としたが、外側ガイド部材62はリアカバー60と一体成型とすることもできる。
(2)上記実施の形態では、支持部材379a及び379bをユニットケース130と一体成型したが、温度ヒューズカバー375の反り等の変形を防止する目的のためには、必ずしもユニットケース130と一体成型する必要はなく、両者を別部材で構成してもよい。両者の固定方法も特に限定されず、例えばネジで締着する構成としてもよいし、その他の方法でもよい。
(3)上記実施の形態では、加熱ローラ110を加圧ローラ120の上方に配し、バネ160の復元力により加圧ローラ120を加熱ローラ110側へ付勢する構成としたが、定着ユニット100の構成もこれに限定されず、加圧ローラ120を上方に配してもよいし、レーザプリンタ1側に設けられた機構により加圧ローラ120を加熱ローラ110側へ付勢するような構成も考えられる。
(4)上記実施の形態では、剥離爪340の先端部365がバネ363の弾性力により加熱ローラ110表面へと押圧当接される構成としたが、剥離爪先端部365を加熱ローラ110表面へ押圧する構成もこれに限定されず、例えば剥離爪340の自重で押圧されるような構成も可能である。
(5)上記実施の形態では、離脱防止部材343a等を複数の内側ガイド部材51の間に設けるようにしたが、剥離爪340の離脱を防止する部材をレーザプリンタ1側に設けるに際して設置位置は特に限定されない。記録媒体搬送経路の形態によっては、例えばリアカバー等と一体に設けることが可能な場合も考えられるし、シート排出トレイから延出させて設けることが可能な場合も考えられる。
本発明は、例えば、記録紙等の記録媒体上に転写されたトナー画像を定着ユニットにて定着させる画像形成装置に適用することができる。
本発明の一適用対象である画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの外観を表す斜視図である。 レーザプリンタ1の概略側断面図である。 定着ユニット100の構成について説明するための斜視図である。 定着ユニット100を側面から見た図である。 定着ユニット100を記録媒体搬送方向先端側から見た斜視図である。 溝部342に剥離爪340を装着した状態を示す斜視図である。 ユニットケース130側において剥離爪340を装着する装着部の構成を示す斜視図である。 剥離爪340の拡大斜視図である。 剥離爪340を定着ユニット100に装着する際の状態を示す斜視図である。 ユニットケース130を、加熱ローラ110等を取り外した状態で加熱ローラ110の側から見た平面図である。 加熱ローラ110の側面2d側端部に設けられる駆動ギア115が、開口302から臨んでいる様子を示す図である。 駆動ギア115の駆動について説明するための図であり、ユニットケース130及び加熱ローラ110を筐体2の側面2b側から見て表した模式図である。 内側ガイド部材51の構成の一例を示す斜視図である。
符号の説明
2 筐体
16 フロントカバー
18 トップカバー
51 内側ガイド部材
54 トレイ部材
60 リアカバー
62 外側ガイド部材
100 定着ユニット
110 加熱ローラ
111 ヒータ
113 軸受け
115 駆動ギア
120 加圧ローラ
121 回動軸
130 ユニットケース
131 支持軸
135 底面
136a〜d 側方壁面
140 支持部
150 支持プレート
150a 円弧部
160 バネ
170 取っ手
200 排紙部
302 駆動ギア歯合用開口
340a〜d 剥離爪
342a〜d 溝部
343a〜d 離脱防止部材
351 保持部
352 通過スペース
361 回動軸
362 通過部
363 バネ
365 剥離爪先端部
371a〜d 剥離リブ
373 サーミスタ用風防部材
400 駆動力伝達ギア

Claims (13)

  1. 定着ユニットを含む画像形成装置において、
    前記定着ユニットは、加熱ローラと、当該加熱ローラと対向して配され、加熱ローラ側へ付勢される加圧ローラと、前記加熱ローラの長手方向両端を回動可能に支持し前記加熱ローラの前記加圧ローラ側を開放し前記加熱ローラの前記加圧ローラとは逆側を覆うユニットケースと、前記ユニットケースの長手方向両側にそれぞれ支持され、前記加圧ローラの端部を回動可能に支持する一対の加圧ローラ支持体とを備え、
    前記ユニットケースのシート搬送方向下流側には、先端が前記加熱ローラ表面に押圧されるように付勢された一又は複数の剥離爪が取り付けられており、
    前記画像形成装置本体側に、前記剥離爪先端が記録媒体搬送方向下流側に過剰に移動した場合に剥離爪を当接停止することにより、剥離爪のユニットケースからの離脱を防止する離脱防止部材を備える
    ことを特徴とする画像形成装置
  2. 前記加熱ローラは前記加圧ローラよりも上側に配され、
    前記一対の加圧ローラ支持体と前記ユニットケースの長手方向両側とは一対の弾性体により接続され前記一対の弾性体の復元力により前記加圧ローラが前記加熱ローラへ付勢されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置
  3. 前記加圧ローラ支持体の一端側は前記ユニットケースに回動可能に支持され前記加圧ローラ支持体の他端側は前記弾性体を介して前記ユニットケースに接続されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置
  4. 前記加圧ローラは、
    略全体が前記ユニットケースに覆われることなく露出している
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置
  5. 前記一対の加圧ローラ支持体は、
    前記加圧ローラを下側にして平面上に載置した場合、前記加圧ローラが前記平面に触れないような構成を有する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置
  6. 前記一対の加圧ローラ支持体は、
    前記加圧ローラの回動軸方向から見た場合に加圧ローラ外周よりも前記回動軸からの距離を長くした部分を有する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置
  7. 前記ユニットケースは、
    前記加圧ローラを下側にして平面上に静置した場合、前記加圧ローラが前記平面に触れないように定着ユニットを支持するユニット支持部材を備える
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置
  8. 前記剥離爪は、前記ユニットケースに取り付けられる部分に、両端を断面半月状に切り欠いて通過部を形成した回動軸を有し、
    前記ユニットケースには、
    前記剥離爪が装着される部分の両側上方に、当該剥離爪の装着後に前記断面半月状の通過部が収納される半円筒状の保持部がそれぞれ設けられ、
    当該保持部それぞれの下方には、円弧側が下方に向いた状態で前記通過部が通過可能なスペースが設けられ、
    前記剥離爪が前記ユニットケースに取り付けられるとき、前記通過部が、前記円弧側を下方に向けた状態で前記スペースを通過した後、当該通過部の円弧側が上方を向くように前記回動軸周りに回動して前記保持部に収納される
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の画像形成装置
  9. 前記回動軸にはバネが巻着されており、当該バネの一端が前記ユニットケース側に係止することで、その弾性力により前記剥離爪先端が前記加熱ローラ表面に向けて付勢される
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置
  10. 前記ユニットケースのシート搬送方向下流側には、
    ユニットケース内壁よりも前記加熱ローラ表面に向けて突出した一又は複数の剥離リブが、ユニットケースと一体成型されている
    ことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の画像形成装置
  11. 前記加熱ローラの長手方向端部には加熱ローラを駆動する駆動ギアが前記ユニットケースに覆われて設けられており、
    前記ユニットケースには、当該駆動ギアに、外部の駆動手段からの駆動力を伝達する第2のギアとの間を歯合させるための開口が設けられており、
    当該開口は、前記駆動ギアと前記第2のギアとが歯合した際に前記加熱ローラ表面が前記剥離リブに近づくように、前記加熱ローラの回動軸から見て、前記剥離リブとは用紙搬送方向逆側に設けられている
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置
  12. 前記ユニットケースは、
    前記加熱ローラの表面温度を測定するサーミスタを備えるとともに、
    当該サーミスタへの風を防ぐべく前記ユニットケースから延出して設けられる風防部材が、前記ユニットケースと一体形成されている
    ことを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の画像形成装置
  13. 前記画像形成装置は、
    前記定着ユニットを通過した記録媒体の搬送方向を当該定着ユニットから見て上方逆向きに反転させるようにした搬送経路を構成するべく前記定着ユニット上方に設けられる複数の略半円板状の内側ガイド部材を備え、
    前記複数の内側ガイド部材の中で、前記加熱ローラの長手方向において前記剥離爪と略同一位置に存する内側ガイド部材の加熱ローラ側端部が、前記剥離爪と当接可能な位置まで延伸されていることにより、当該内側ガイド部材の加熱ローラ側端部が前記離脱防止部材として機能する
    ことを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の画像形成装置。
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