JP4654622B2 - 回転切削工具 - Google Patents

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本発明は,工具本体の先端外周部に切れ刃チップを着脱可能に装着した回転切削工具に関する。
従来、切れ刃チップを工具本体に着脱可能に装着した回転切削工具として、例えば正面フライスや側面フライス等がある。通常、工具本体は全て鋼製であるため,重量が大きく、回転切削に大きな駆動力を要し、さらに作業者の取り扱い性が悪いという問題があった。この問題を解決するため、図10に示されるように、工具本体(10)の側面に貫通孔(40)を設けて軽量化をはかったもの(例えば、特許文献1参照)、図11に示されるように、工具本体の外周面(10b)に凹部(14)を設けたもの(例えば、特許文献2参照)、図12に示されるように、工具本体の縮径部(10A)の外周面から、複数のリブ(50)を工具本体(10)と一体的かつ放射状に突出して設けたもの(例えば、特許文献3参照)、さらに、切削工具(1)の本体部分(10)をアルミニウム材料で構成したもの(例えば、特許文献4参照)がある。
特開平4−331012号公報 実開平5−70818号公報 実開平6−50718号公報 実開平4−83704号公報
しかしながら、工具本体(10)を軽量化するための上記貫通孔(40)及び凹部(14)の内部、ならびに、隣り合うリブ(50)相互の間には空間が形成され、工具本体(10)を回転させたとき、前記空間には負圧が発生し、外部の空気が前記空間に進入すると同時に、前記空間の開口部周縁に空気が衝突することにより、大きな空気の乱れが生じ、風切り音による騒音が発生する問題があった。特に上記の貫通孔(40)を設けたものでは、前記貫通孔(40)内部に進入する空気の流速が速くなるため非常に大きな音を発生する。また、貫通孔(40)や凹部(14)を設ける位置によっては、剛性を著しく低下させ、被削材の仕上げ寸法や加工面の表面粗さといった加工面品質を低下させるおそれがあった。さらに貫通孔(40)を設けた場合には、切削加工による抵抗により貫通孔(40)が弾性変形し、その結果切れ刃チップ(20)の位置が変化するため加工面品質が低下するおそれがあった。一方、工具本体(10)をアルミニウム合金製にしたものは、鋼製のものに比べると構成材料の強度が低くなるため、工具本体(10)の剛性が低下し加工面品質の悪化、さらには工具本体(10)の破損を生じるおそれがあった。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的は、工具本体の剛性を低下させることなく工具本体の重量を軽減するとともに、風切り音を抑制した回転切削工具を提供することである。
本発明は、上記の課題を解決するために以下の構成を採用する。すなわち、請求項1の回転切削工具は、回転中心軸線(O)回りに回転する工具本体の先端外周部に複数の切れ刃チップが略等間隔に装着され、前記切れ刃チップの該工具本体の回転方向(K)前方側を向くすくい面の前方に切りくずポケットが設けられた回転切削工具において、該工具本体の先端側を向く先端面の前記切れ刃チップよりも該工具本体の径方向内側には、前記切りくずポケット以外に少なくとも1つの凹部が設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の回転切削工具において、該工具本体の先端面の前記切れ刃よりも前記径方向内側には、複数の前記凹部が前記回転中心軸線(O)を中心とする同一円周上に略等間隔に設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の回転切削工具において、前記凹部の横断面形状が円弧又は曲線の少なくともいずれか1つ、又は、円弧又は曲線の少なくともいずれか1つと直線と、から構成されていることを特徴とするものである。なお、上記の横断面形状とは、前記凹部の深さ方向に直交する平面で前記凹部を切断したときの断面形状である。
また、請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1つの回転切削工具において、回転中心軸線(O)方向から該工具本体の先端面をみた平面視で、前記凹部が、前記軸線(O)を中心として該工具本体の径方向外側へ向かって略放射状に延びるように形成されていることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1〜3のいずれか1つの回転切削工具において、回転中心軸線(O)方向から該工具本体の先端面をみた平面視で、前記凹部が、該工具本体の径方向に対して該工具の回転方向(K)前方側及び/又は後方側に向かって一定の傾斜角度で延びるように形成されていることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1〜3のいずれか1つの回転切削工具において、回転中心軸線(O)方向から該工具本体の先端面をみた平面視で、前記凹部が、該工具本体の径方向外側に向かうにしたがって、前記径方向に対して該工具本体の回転方向(K)前方側及び/又は後方側に向かって傾斜する角度が漸次増加するように形成されていることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれか1つの回転切削工具において、回転中心軸線(O)方向から該工具本体の先端面をみた平面視で、前記凹部が、該工具本体の径方向において前記切れ刃チップよりも内側、且つ、該工具本体の円周方向において隣り合う前記切りくずポケット相互の間に位置するように形成されていることを特徴とするものである。上記の該工具本体の円周方向において隣り合う切りくずポケット相互の間とは、前記平面視で、隣り合う切りくずポケットの回転中心軸線(O)側に凹状をなすそれぞれの凹壁面の最小径部と前記軸線(O)とを結んだ2つの直線によって挟まれた範囲のことである。
請求項1の回転切削工具においては、工具本体の先端面に少なくとも1つの凹部を凹設したことから、該工具本体は前記凹部によって取り除かれた分の重量が軽減し軽量化する。さらに、前記凹部は切れ刃チップよりも該工具本体の径方向内側に形成されるので、工具本体を回転させたとき、前記凹部を設けた部位の周速が工具本体の外周面や切れ刃チップに対して相対的に低くなる。そのため、外部から前記凹部内に進入する空気が前記凹部の開口部周縁に衝突することによる空気の乱れが小さくなり風切り音が抑制される。また、貫通させず凹部としたことから、前記凹部内に進入する空気の流速が低下し風切り音を抑制することができる。
請求項2の回転切削工具においては、前記凹部を複数設けることで工具本体の重量を軽減する効果が高められるほか、複数の前記凹部を工具本体の回転中心軸線(O)を中心とする同一円周上に略等間隔に設けたことから工具本体の回転バランスが良好である。
請求項3の回転切削工具においては、前記凹部の横断面形状を円弧又は曲線の少なくともいずれか1つ、又は、円弧又は曲線の少なくともいずれか1つと直線とから構成したことによって、前記凹の開口部周縁が滑らかに形成されるので、外部から前記凹部内に進入する空気の流れを円滑にして空気の乱れを抑止するので風切り音を抑制することができる。
請求項4の回転切削工具においては、回転中心軸線(O)方向から該工具本体の先端面をみた平面視で、凹部が前記軸線(O)を中心として略放射状に形成されていることから、工具本体の回転時、空気の流れを円滑にして空気の乱れを抑制することができる。
請求項5の回転切削工具においては、回転中心軸線(O)方向から該工具本体の先端面をみた平面視で、前記凹部が該工具本体の径方向に対して該工具本体の回転方向(K)前方側及び/又は後方側に向かって一定の傾斜角度で延びるように形成したことから、工具回転時の空気の流れる方向、すなわち、前記凹部の回転軌跡の接線方向と、前記凹部の延びる方向とのなす角度が小さくなるため、空気の流れを円滑にして空気の乱れを抑制することができる。なお、該工具本体の径方向に対して該工具本体の回転方向(K)前方側又は後方側のいずれかの方向に向かって傾斜する角度は、0°よりも大きく且つ90°未満である。
請求項6の回転切削工具においては、回転中心軸線(O)方向から該工具本体の先端面をみた平面視で、前記凹部が、該工具本体の径方向外側に向かうにしたがって、前記径方向に対して該工具本体の回転方向(K)前方側及び/又は後方側に向かって傾斜する角度が漸次増加しながら延びるように形成したことから、工具回転時の空気の流れる方向、すなわち、前記凹部の回転軌跡の接線方向と、前記凹部の延びる方向とのなす角度が前記径方向外側に向かうにしたがって漸次次小さくなるため、空気の流れを円滑にして空気の乱れを抑制することができる。なお、該工具本体の径方向に対して該工具本体の回転方向(K)前方側又は後方側のいずれかの方向に向かって傾斜する角度は、0°よりも大きく且つ90°未満である。
請求項7の回転切削工具においては、回転中心軸線(O)方向から該工具本体の先端面をみた平面視で、凹部が、該工具本体の径方向において前記切れ刃チップよりも内側、且つ、該工具本体の円周方向において隣り合う切りくずポケット相互の間にそれぞれ形成されていることから、工具本体の先端外周部のチップ座近傍の強度低下を抑止し、切れ刃チップを該正面フライスの回転方向(K)後方側で保持するバックサポート部及び切りくずポケットを構成する凹壁面の径方向内側の部位が十分な肉厚を有するため、切削加工時に切れ刃チップに加わる切削抵抗を分担して効果的に受け止めることができ、工具本体の剛性を低下させることなく重量を軽減することができる。
以下、本発明を適用した回転切削工具の好適な実施の形態について、図1〜図6を参照しながら説明する。図1〜図3は本発明を正面フライスに適用した第1の実施の形態を示す図であり、図1は斜視図、図2は平面図、図3は正面図である。図4の(a)〜(c)は本実施の形態の正面フライスの凹部を示す図であり、(a)は横断面図、(b)、(c)はそれぞれ図2におけるA−A線断面図、B−B線断面図である。図4の(d)は凹部の形状の変形例を説明する縦断面図である。図5及び図6は図1に示す正面フライスの変形例を説明する平面図である。
この正面フライス(1)の基本的な構成を以下に説明する。該正面フライス(1)の工具本体(10)は、例えば鋼材等からなり、図1及び図2に示されるように、回転中心軸線(O)回りに回転する略環状をなす。図3に示されるように、工具本体(10)の基端側(図3の下側)には、工作機械の主軸又は正面フライス用アーバの端面(図示しない)へ取り付けるための基端面(10c)が設けられ、前記主軸又は前記アーバの軸部が嵌入される取付け穴(11)が前記軸線(O)に沿って前記基端面とこの基端面に対向し先端側(図3の上側)を向く先端面(10a)とを貫通して設けられる。該工具本体(10)の先端外周部には、平面視で前記軸線(O)側に凹状をなす切りくずポケット(12)が、円周方向に略等間隔に複数設けられ、それぞれの切りくずポケット(12)の該正面フライス(1)の回転方向(K)後方側には、チップ座(13)がその底面(13a)を、前記回転方向(K)前方側を向くように凹設される。それぞれのチップ座(13)に装着される切れ刃チップ(20)は、略正方形板状をなし、その上面がすくい面(21)、下面がチップ座の底面(15a)に着座する着座面(22)とされ、前記すくい面(21)の辺稜部に切れ刃(23)が形成される。さらに前記すくい面(21)の中央部には、チップ取付け穴(24)が厚さ方向に貫通して設けられる。そして、切れ刃チップ(20)は、そのすくい面(21)が前記回転方向(K)前方側を向くようにそれぞれのチップ座(13)に載置され、前記チップ取付け穴(24)に挿通されたチップ取付けねじ(30)をチップ座の底面(13a)に設けられた雌ねじ穴(16)に螺着することによってぞれぞれのチップ座(13)に着脱可能に固定される。ここで切れ刃チップ(20)は、該正面フライス(1)の先端側を向く切れ刃(23a)を工具本体の先端面(10a)から突出し且つ該正面フライス(1)の径方向外側に位置する切れ刃(23b)を工具本体の外周面(10b)から突出するように配設される。
以下に該正面フライス(1)の特徴的な構成について説明する。工具本体の先端面(10a)には、切れ刃チップ(20)よりも該正面フライス(1)の径方向内側に、切りくずポケット(12)以外に少なくとも1つの凹部(14)が設けられる。該正面フライス(1)においては、切れ刃チップ(20)と同数の6つの凹部(14)が、工具本体(10)の回転中心軸線(O)を中心とする同一円周上に略等間隔に設けられている。このような構成を有することによって、該正面フライス(1)は、工具本体(10)において凹部(14)によって取り除かれた分の重量が軽減し、軽量化する。工具本体(10)をアルミニウム合金等の比重の小さい材料で構成しなくとも軽量化がはかられるので、材料強度の低下による工具本体(10)強度の低下が抑止される。しかも、凹部(14)が前記回転中心軸線(O)を中心とする同一円周上に略等間隔に設けられるので、該正面フライス(1)の回転バランスは良好に保たれる。さらに、凹部(14)は切れ刃チップ(20)よりも径方向内側に形成されるので、工具本体(10)を回転させたとき、前記凹部(14)を設けた部位の周速が工具本体の外周面(10b)や切れ刃チップ(20)に対して相対的に低くなる。そのため、外部から前記凹部(14)内に進入する空気が前記凹部(14)の開口部周縁に衝突することによって生じる空気の乱れが小さくなり風切り音が抑制される。また、貫通させず工具本体の先端面(10a)にのみ開口するように凹設したことから、前記凹部(14)内に進入する空気の流速が低下し風切り音を抑制することができる。なお、凹部(14)は、工具本体(10)中央部の取付け穴(11)に開口してもよいが、工具本体(10)の先端外周部のチップ座(13)近傍の強度低下を避けるため、切りくずポケット(12)又は外周面(10b)に開口しないことが好ましい。
上記の凹部(14)においては、その深さ方向に直交する平面(凹部の底面に平行な平面)で前記凹部(14)を切断したときの横断面形状が円弧又は曲線の少なくともいずれか1つ、又は、円弧又は曲線の少なくともいずれか1つと直線とから構成されるのが好ましく、さらに横断面形状を角がないように滑らかに形成するのが特に好ましい。該正面フライス(1)では、図4の(a)に例示するように、横断面形状は円弧及び曲線から滑らかに形成されている。そうすれば、外部から凹部(14)内に進入する空気の流れを円滑にして空気の乱れを抑止するので風切り音を抑制することができる。
図2に示されるように、回転中心軸線(O)方向から該工具本体の先端面(10a)をみた平面視で、凹部(14)は、該正面フライス(1)の回転中心軸線(O)を中心として略スパイラル状に形成される。より詳細には、前記凹部(14)は、該正面フライス(1)の径方向内側から外側に向かうにしたがって、前記径方向に対して該正面フライス(1)の回転方向(K)後方側に向かって傾斜する角度が漸次増加しながら延びるように形成され、前記径方向外側に向かって凸状に湾曲するように形成されている。そうすれば、該正面フライス(1)を回転させたとき、空気の流れる方向、すなわち、前記凹部(14)の回転軌跡の接線方向と、前記凹部(14)の延びる方向とのなす角度が小さくなるため、空気の流れをいっそう円滑にして空気の乱れを大幅に抑制することができる。凹部(14)の前記径方向に対する傾斜は、上述の傾斜方向とは逆に前記径方向外側に向かうにしたがって前記径方向に対して回転方向(K)前方側に向かって傾斜してもよく、その場合にも上述した効果が得られる。
また、前記凹部(14)は、前記径方向において切れ刃チップ(20)よりも内側、且つ、該正面フライス(1)の円周方向において隣り合う切りくずポケット(12)相互の間、すなわち、回転中心軸線(O)方向から該工具本体の先端面(10a)をみた平面視で、隣り合う切りくずポケット(12)の該工具本体の回転中心軸線(O)側に凹状をなす凹壁面(12a)の最小径部(12b)と前記軸線(O)とを結んだ2つの直線(17)によって挟まれた範囲、に位置するように形成される。そうすれば、切れ刃チップ(20)を該正面フライス(1)の回転方向(K)後方側で保持するバックサポート部(15)及び切りくずポケット(12)を構成する凹壁面(12a)の径方向内側の部位が十分な肉厚を有するため、切削加工時に切れ刃チップ(20)に加わる切削抵抗を分担して効果的に受け止めることができ、工具本体(10)の剛性を低下させることなく重量を軽減することができ、その上、被削材の加工面の仕上げ面精度も良好となる。しかも、凹部(14)は、切りくずポケット(12)の大きさを制限しにくい位置に形成されるので、大きな切りくずポケット(12)を形成することができ、工具本体(10)の重量がさらに軽減し、切りくず排出性の良化による切りくず噛み込みの防止がはかられる。
本実施の形態では、図4の(b)及び(c)に示されるように、凹部(14)を深さ方向に切断した縦断面(図2におけるA−A線断面図及びB−B線断面図)において、底面(14a)形状とこの底面(14a)から切り上がる壁面(14b)が直線状とされ、前記底面(14a)と前記壁面(14b)との交差部(14c)、及び、前記壁面(14b)と工具本体の先端面(10a)との交差部(14d)がこれら交差部の稜線に沿って円弧状になめらかにつながるように形成されている。そうすれば、外部から凹部(14)内に進入する空気の流れを円滑にして空気の乱れを抑止するので風切り音を抑制することができる。なお、前記縦断面において、前記底面(14a)、前記壁面(14b)は直線状に限らず、例えば、図4の(d)に示されるように縦断面における凹部(14)の構成面(14e)が円弧状であってもよく、このように、凹部(14)の縦断面形状が曲線又は円弧のいずれか1つ又は2つが含まれる任意の形状で構成された場合には、外部から凹部(14)内に進入する空気の流れをさらに円滑にして空気の乱れを抑止するので風切り音をいっそう抑制することができる。
また、凹部の深さ(h)が深くなるほど工具本体(10)の重量が軽減するが、深すぎると工具本体(10)の強度が低下してしまうため、凹部の深さ(h)は、この凹部(14)を配設した位置における工具本体の厚さ(H)の90%以下とすることが好ましい。さらに凹部の深さ(h)は一定の深さに限定されることなく任意に変化してもよい。
図5及び図6に示される平面図はそれぞれ第1の実施の形態における凹部の変形例である。図5に示す正面フライス(1)においては、回転中心軸線(O)方向から該工具本体の先端面(10a)をみた平面視で、凹部(14)は、該工具本体(10)の径方向に対して該工具本体(10)の回転方向(K)後方側に向かって一定の傾斜角度で延びるように形成されている。すなわち、前記凹部(14)は、その横断面形状が略長方形をなし、直線で形成された一対の長辺と、円弧で形成された一対の短辺とが互いになめらかに接続し、さらに前記長辺が該正面フライス(1)の径方向に対して回転方向(K)後方側に向かって0°より大きく且つ90°未満の角度で傾斜し、且つ直線的に延びるように形成されている。さらに、図6に示す正面フライス(1)においては、凹部(14)は、その横断面形状が直線をなす3辺から構成された略三角形を呈し、円弧で構成された3つの頂点が互いに隣り合う辺を滑らかに接続している。前記3辺はそれぞれ前記径方向に対して前記回転方向(K)後方側に向かって0°よりも大きく且つ90°未満の一定の傾斜角度で延びるように形成されている。上記のそれぞれの正面フライス(1)においては、切れ刃チップ(20)と同数の6つの凹部(14)が設けられ、それぞれの凹部(14)は、工具本体の回転中心軸線(O)を中心とする同一円周上に略等間隔に設けられ、さらに、切れ刃チップ(20)よりも径方向内側、且つ隣り合う切りくずポケット(12)相互の間に設けられている。上述したいずれの変形例においても、上述した第1の実施の形態と同様に、工具本体(10)を回転させたとき、空気の流れる方向と前記凹部(14)の延びる方向とのなす角度が小さくなるため、空気の流れを円滑にして空気の乱れを抑制することができる。
次に、第2の実施の形態について、図7及び図8の平面図を参照しながら説明する。この正面フライス(1)の基本的な構成は、上述した第1の実施の形態と同じであるため説明を省略し、特徴的な構成について以下に説明する。
図7及び図8に示されるように、回転中心軸線(O)方向から該工具本体の先端面(10a)をみた平面視で、工具本体の先端面(10a)には、切れ刃チップ(20)と同数の6つの凹部(14)は、工具本体の回転中心軸線(O)を中心とする同一円周上に略等間隔に設けられ、さらに、切れ刃チップ(20)よりも径方向内側、且つ隣り合う切りくずポケット(12)相互の間に設けられ、さらに切りくずポケット(12)又は工具本体の外周面(10b)に開口しないように凹設される。さらに、6つの凹部(14)は、前記回転中心軸線(O)を中心として径方向外側に向かって略放射状に延びるように形成されている。それぞれの凹部(14)の横断面形状は、図7に示す正面フライス(1)においては、径方向外側に向かって拡幅する略台形状を呈し、図8に示す正面フライス(1)においては、一定の幅で径方向外側に向かって延びる略長方形状を呈し、いずれの凹部(14)においても、横断面形状が直線、円弧及び曲線により滑らかに(角が生じないように)構成されている。このような構成とすることによって本実施の形態の正面フライス(1)は、第1の実施の形態と同様に、工具本体(10)において前記凹部(14)によって取り除かれた分の重量が軽減するため、軽量化する。さらに、工具本体(10)をアルミニウム合金等の比重の小さい材料で構成しなくとも軽量化がはかられるので、材料強度の低下による工具本体(10)強度の低下が抑止される。さらに、前記凹部(14)は切れ刃チップ(20)よりも径方向内側に形成されるので、工具本体(10)を回転させたとき、前記凹部(14)を設けた部位の周速が工具本体の外周面(10b)や切れ刃チップ(20)に対して相対的に低くなる。そのため、外部から前記凹部(14)内に進入する空気が前記凹部(14)の開口部周縁に衝突することによる空気の乱れが小さくなり風切り音が抑制される。また、貫通させず先端面にのみ開口するように凹設したことから、前記凹部(14)内に進入する空気の流速が低下し風切り音を抑制することができる。なお、凹部(14)は、工具本体(10)中央部の取付け穴(11)に開口してもよいが、工具本体(10)の先端外周部のチップ座(13)近傍の強度低下を避けるため、切りくずポケット(12)又は外周面(10b)に開口しないことが好ましい。さらに、上記の凹部(14)においては、その横断面形状が円弧又は曲線の少なくともいずれか1つ、又は、円弧又は曲線の少なくともいずれか1つと直線とから構成されているので、外部から凹部(14)内に進入する空気の流れを円滑にして空気の乱れを抑止するので風切り音を抑制することができる。さらに、前記横断面形状を角がないように滑らかに形成すると、上記の空気の流れをさらに円滑にするので風切り音をいっそう抑制することができる点で特に好ましい。さらに、平面視で凹部(14)が前記軸線(O)を中心として略放射状に形成されていることから、工具本体(10)の回転時の空気の流れを円滑にして空気の乱れを抑制することができる。
また、第2の実施の形態においても、凹部(14)は、図4の(b)及び(c)に例示したように、縦断面形状において、凹部の壁面(14b)と工具本体の先端面(10b)との交差部(14d)をこの交差稜線に沿って滑らかに円弧状につないだことから、外部から凹部(14)内に進入する空気の流れを円滑にして空気の乱れを抑止するので風切り音を抑制することができる。
また、前記凹部(14)は、該正面フライス(1)の径方向において切れ刃チップ(20)よりも内側、且つ、該正面フライス(1)の円周方向において隣り合う切りくずポケット(12)相互の間に形成される。そうすれば、切れ刃チップ(20)を該正面フライス(1)の回転方向(K)後方側で保持するバックサポート部(15)及び切りくずポケット(12)を構成する凹壁面(12a)の径方向内側の部位が十分な肉厚を有するため、切削加工時に切れ刃チップ(20)に加わる切削抵抗を分担して効果的に受け止めることができ、工具本体(10)の剛性を低下させることなく重量を軽減することができ、その上、被削材の加工面の仕上げ面精度も良好となる。しかも、凹部(14)は、切りくずポケット(12)の大きさを制限しにくい位置に形成されるので、大きな切りくずポケット(12)を形成することができ、工具本体(10)の重量がさらに軽減し、切りくず排出性の良化による切りくず噛み込みの防止がはかられる。
以上に説明した実施の形態のほか、図9に平面図で示す第3の実施の形態の正面フライスのように、工具本体の先端面(10a)に設けられた6つの凹部(14)が平面視で円形状をなし、工具本体の回転中心軸線(O)を中心とする同一円周上に略等間隔に配設されてもよい。このように円形状とした場合には、前記凹部(14)をドリル、スクエアエンドミル、ラジアスエンドミル、ボールエンドミル等による一般的な止まり穴の加工と同じ要領で形成することができるので加工が容易となる。
以上に説明した第1〜第3の実施の形態に係る正面フライス(1)においては、次のような副次的な作用効果が得られる。すなわち、該正面フライス(1)を手で運搬する際、工具本体の先端面(10a)に設けられた凹部(14)に指を入れて運ぶことが可能なので、工具本体(10)に切削油等が付着し、その表面が滑りやすくなっている状態でも、該正面フライス(1)を安全かつ容易に運ぶことができる。また、工具本体(10)の表面積が大きくなり、該工具本体(10)からの放熱性が増加するため該工具本体(10)の温度上昇が抑制される。さらに、切れ刃チップ(20)の内周側且つ工具本体の先端面(10a)に設けられた凹部(14)においては、工具本体(10)よりも外周側に排出されて堆積した切りくずを噛みこむことがないので、切削加工時の安全性が確保される。
本発明は、以上に説明した実施の形態のように正面フライスに限定されるものではなく、サイドカッタ、エンドミル、ボーリングカッタ等、回転切削工具全般に適用可能である。また、工具本体の先端面(10a)に設けられる凹部(14)は、切れ刃チップ(20)の個数と同数に限定されることはなく、少なくとも1つ以上であれば、前記個数未満又は超えてもよく、凹部(14)の形状についても本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形、追加が可能であることはいうまでもない。
第1の実施の形態に係る正面フライスの斜視図である。 図1に示す正面フライスの平面図である。 図1に示す正面フライスの正面図である。 (a)〜(c)は第1の実施の形態に係る正面フライスの凹部を説明する図であり、(a)は横断面図、(b)、(c)はそれぞれ図2におけるA−A線断面図、B−B線断面図である。(d)は凹部の形状の変形例を説明する縦断面図である。 図1に示す正面フライスの変形例を説明する平面図である。 図1に示す正面フライスの他の変形例を説明する平面図である。 第2の実施の形態に係る正面フライスの平面図である。 図7に示す正面フライスの他の変形例を説明する平面図である。 第3の実施の形態に係る正面フライスの平面図である。 従来の正面フライスの平面図である。 従来の正面フライスの軸線方向に沿う断面図である。 従来の正面フライスの底面図である。
符号の説明
1 正面フライス(回転切削工具)
10 工具本体
10a 工具本体の先端面
10b 工具本体の外周面
10c 基端面
12 切りくずポケット
13 チップ座
14 凹部
14a 凹部の底面
14b 凹部の壁面
14c 凹部の底面と壁面との交差稜線部
14d 凹部の壁面と工具本体の先端面との交差稜線部
14e 凹部の構成面
15 バックサポート部
20 切れ刃チップ
21 すくい面
23 切れ刃
h 凹部の深さ
H 凹部を配設した位置における工具本体の厚さ
O 回転中心軸線
K 回転方向

Claims (3)

  1. 回転中心軸線(O)回りに回転する工具本体の先端外周部に複数の切れ刃チップが装着され、前記切れ刃チップの該工具本体の回転方向(K)前方側を向くすくい面の前方に切りくずポケットが設けられた回転切削工具において、該工具本体の先端側を向く先端面の前記切れ刃チップよりも該工具本体の径方向内側には、前記切りくずポケット以外に少なくとも1つの凹部が設けられており、回転中心軸線(O)方向から該工具本体の先端面をみた平面視で、前記凹部は、該工具本体の径方向に対して該工具本体の回転方向(K)前方側及び/又は後方側に向かって傾斜して延びるように形成されていることを特徴とする回転切削工具。
  2. 回転中心軸線(O)方向から該工具本体の先端面をみた平面視で、前記凹部は、該工具本体の径方向に対して該工具本体の回転方向(K)前方側及び/又は後方側に向かって一定の傾斜角度で延びるように形成されていることを特徴とする請求項に記載の回転切削工具。
  3. 回転中心軸線(O)方向から該工具本体の先端面をみた平面視で、前記凹部は、該工具本体の径方向外側に向かうにしたがって、前記径方向に対して該工具本体の回転方向(K)前方側及び/又は後方側に向かって傾斜する角度が漸次増加するように形成されていることを特徴とする請求項に記載の回転切削工具。
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