JP2014231115A - エンドミル - Google Patents

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隆浩 北川
Takahiro Kitagawa
隆浩 北川
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Moldino Tool Engineering Ltd
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Abstract

【課題】びびり振動が低減され、かつ加工面品位が向上したエンドミルを提供する。【解決手段】シャンク部2と外周刃4及び複数の底刃5を有する切刃部3とを有するソリッドタイプのエンドミル1であって、切刃部3の底刃5からシャンク部2に向って、回転軸心O1と直交する断面において、工具全長の0.1倍以上の範囲にわたって、前記回転軸線と平行でかつ前記回転軸線から偏心した位置に中心軸O2を有する空孔6を有し、幾何学的重心Gが回転軸心O1からずれている。このエンドミル1は、底刃は等分割で、かつ各外周刃のねじれ角は等角度である超硬合金製のスクエアエンドミルとすることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、鋼材等の切削加工に使用されるエンドミルに関する。
一般鋼材(例えば炭素鋼)等の切削加工を行うために、従来から図6(a)に示すようなスクエアエンドミルが使用されている。このエンドミル11は、シャンク部12の外径Dsと切刃部13の外径Dが等径に形成され、切刃部13は、各刃のねじれ角が等しくなるように形成された複数(例えば4枚)の外周刃14と、円周方向に沿って等分割された底刃15を有する。すなわちエンドミル11においては、重心Oが回転軸心Oと一致している。
この種のエンドミルで切削加工を行う際に、加工能率を向上するために、送り速度や切込を増大すると、びびり振動が増大し、加工面品位の低下や工具寿命の低下といった不具合が発生する。そこで、これを解消するために、種々の提案がなされている。
特許文献1には、シャンク部と刃部あるいはシャンク部と把持部を別々の材料とし、これらの接合部において各々の中心をわずかにずらして(偏心させて)接合し、加工時に自励振動が起こり振動切削や振動研削が自然に行われ、表面粗さの小さい加工物を得られるようにした回転工具(ドリル、エンドミル等)が記載されている。
特許文献2には、エンドミルの先端から軸芯に沿って所定深さのダンパ孔を穿設するとともにこのダンパ孔の内部に多数の鋼球等からなる受動ダンパを設けることが記載されている。
特許文献3には、隣接する複数の底刃同士のなす角度が異なり(不等分割)、かつ各外周刃のねじれ角を異なる大きさとすることで軸方向の間隔(リード)が異なっている(不等リード)エンドミルにおいて、外周刃4の先端にマージン(幅は20μm以上70μm以下)を設けることが記載されている。
特許文献4には、右刃で左ねじれの脆性材料用切削工具であって、右刃は75度以上のねじれ角を有すると共に、先部には回転方向に切削する直線状の切れ刃を有し、その軸心には空気孔が形成されている切削工具が記載されている。
特開2006−312205号公報 特開平7−227711号公報 特開2012−39420号公報 実用新案登録第2529866号
しかしながら、特許文献1に記載のエンドミルは、加工面品位を向上することは可能であるが、接合部を持たないソリッドエンドミルと比べて、接合部で剛性が低下するため、送り速度及び切り込みを増大すると、折損し易くなり、工具寿命が低下するといった問題を伴う。
特許文献2に記載のエンドミルは、受動ダンパの内部に鉄球を収納するので、製造コストが増大するといった問題を伴う。
特許文献3に記載のエンドミルは、不等分割及び不等リードであるため、送り速度及び切り込みを増大すると、振動抑制効果は得られるが、外周刃の当たる間隔が不規則になり、加工面品位が低下するという問題がある。
特許文献4には、グラファイトなどの脆い材料をエンドミルで切削加工する際に、下送りされる粉状の切削屑をエアによって吹き飛ばすことが記載されているにとどまり、びびり振動の抑制に関連する記載はない。
従って、本発明の目的は、製造コストの増大や寿命の低下を伴わずに、びびり振動が抑制されて、高速かつ切り込みが増大した切削条件でも加工面品位を向上させることができるエンドミルを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明のエンドミルは、シャンク部と複数の外周刃及び底刃を有する切刃部を備えたソリッドタイプのエンドミルであって、少なくとも前記切刃部の底刃から前記シャンク部に向かう区間の一部が回転軸線と直交する断面において、工具全長の0.1倍以上の範囲にわたって、前記回転軸線と平行でかつ前記回転軸線から外れた位置に中心軸を有する空孔を有し、幾何学的重心が前記回転軸線から離間していることを特徴とするものである。
本発明のエンドミルにおいて、前記底刃は等分割で、かつ各外周刃のねじれ角は等角度であることが好ましい。
本発明によれば、ソリッドタイプのエンドミルに、回転軸線から所定量だけ変位した位置に中心軸を有する空孔を設けるので、製造コストの増大及び寿命の低下を伴わずに、びびり振動が抑制されて、切削速度及び切り込みを増大させても加工面品位を向上することができる。
本発明の第1の実施の形態に係わるエンドミルを示す側面図である。 図1のエンドミルを底刃側から見た正面図である。 図1のA−A線断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係わるエンドミルを示す側面図である。 図4のエンドミルを底刃側から見た正面図である。 従来のエンドミルを示す正面図である。 図6(a)の従来のエンドミルの側面図である。 図6(a)の従来のエンドミルのB−B線断面図である。
以下本発明の詳細を添付図面により説明する。
(第1の実施の形態)
図1〜3に示すエンドミル1は、全体がWC基超硬合金からなり、シャンク部2と複数の切刃(4枚刃)を有する切刃部3が一体的に形成された長さLを有するソリッドタイプのエンドミルで、長さLを有する直径dの空孔(空洞)6が形成されている。図2に示すように、このエンドミル1は、外周刃4のねじれ角はすべて等しく形成された、底刃6と外周刃5とが略直交するスクエアエンドミルであり、エンドミルの全長Lにわたって回転軸心Oと直交する任意断面において回転軸線(回転軸心)Oと平行な中心軸Oを有する空孔6が形成されている。すなわち回転軸線Oと直交する任意断面において空孔6の中心軸Oは回転軸線Oから外径側にずれているので、エンドミル1の幾何学的重心Gは、エンドミル1の回転軸線Oから外径側に離間した位置に存在することになる。
図1及び図3に示すように、エンドミル1によれば、その全長にわたって、回転軸線Oと直交する任意断面において、幾何学的重心Gが、回転軸線Oから外径側にδだけ離間しているので、切削加工時のエンドミル1の1回転当たりの振動周期が解消される。空孔6を設けることにより、送り分力と背分力の2方向で振動モードの共振周波数が変わるため、2方向の力が連成振動しにくくなる。したがって、エンドミル1によれば、高能率の切削緒元を採用した場合でも、びびり振動を抑制することができる。
しかも上記の空孔6は上記のエンドミル1の全長にわたって形成された貫通穴なので、オイルホールとしての機能も有し、切屑排出量を向上することが可能となる。
上記のエンドミル1は、各外周刃のねじれ角が等しくしかも隣接する底刃が等角度で形成されているので、高品位の加工面を容易に得ることができる。
(第2の実施の形態)
図4に示すエンドミル10は、図1のエンドミル1と同様に、全体がWC基超硬合金からなり、シャンク部2と複数の切刃(4枚刃)を有する切刃部3が一体的に形成されたソリッドタイプのエンドミルであって、その切刃部3の一部に直径daの空孔6aと直径dbの空孔6bが形成されている。図4において、図1と同一構成部分は図1と同一符号を付して表示している。図5に示すように、エンドミル10も、底刃5と外周刃4とが略直交するスクエアエンドミルであり、切刃部3のうち、長さLの範囲に回転軸線Oと平行な中心軸Oを有する空孔6aが形成されているので、切刃部3のうち長さLの範囲において、空孔6aの中心軸Oは回転軸線Oから外径側に外れている。このため、エンドミル10の幾何学的重心Gは、当該エンドミル10の回転軸心Oから図1と同様に離間した位置に存在することになる。空孔6aの長さLは、びびり振動の抑制効果を得るために、エンドミル10の全長Lの0.1倍以上0.5倍以下の範囲にあることが好ましい。空孔6bの直径dbは空孔6aの直径da(図1のdに相当する。)の0.1倍以上0.8倍以下の範囲にあることが実用上好ましい。
(工具寸法)
本発明のエンドミルは、外径Dは、6〜20mmの範囲において、被切削材の種類及び切削緒元に応じて適宜設定すればよい。また剛性を確保するために、心厚径Dは0.6〜0.9Dであり、また空孔の直径dは、芯厚径Dの0.1〜0.3倍の範囲にあることが好ましい。
空孔6の中心軸Oは、回転軸心Oから心厚径Dの0.15〜0.35倍の範囲だけ偏心する位置にあることが好ましい。偏心量が0.15倍未満ではびびり振動の抑制効果が得られず、偏心量が0.35倍を超えると剛性が不足するので、いずれも不都合である。
(計算例)
図1のエンドミルにおいて、Ds=D=10mm、L=60mm、L=60mm、D=6mm、d=1.8mm、δ=1.8mmとした場合、計算により求められた重心Gは、回転軸心から1.8mmだけ変位した位置にあることが確認された。
(応用例)
本発明の構成は、スクエアエンドミルに限らず、底刃と外周刃とが交差するコーナー刃が円弧状に形成されるラジアスエンドミルに適用することができる。また本発明の構成は、WC基超硬合金製エンドミルに限らず、他の材料(例えば高速度鋼)からなるエンドミルに適用することができる。また刃数も4枚刃に限定されず、2枚刃、3枚刃、又は5枚刃でもよい。更に、前記空孔の断面形状は円状に限定されず、楕円状、矩形状、平行四辺形状又は不定形状でもよい。更に、空孔は回転軸線に対して45°以下で傾斜して設けても良い。更に、空孔の数は必要に応じて複数(2又は3以上)設けてもよい。
1,10、11:エンドミル
2、12:シャンク部
3、13:切刃部
4、14:外周刃
5、15:底刃
6、6a、6b:空孔(空洞)
:工具全長
:空孔長さ(空洞長さ)
L:切刃長さ
D:外径
Ds:シャンク径
:心厚径
d、da、db:空孔径(空洞径)
:回転軸線(回転軸心)
:中心軸
G:重心
δ:変位量

Claims (2)

  1. シャンク部と複数の外周刃及び底刃を有する切刃部を備えたソリッドタイプのエンドミルであって、少なくとも前記切刃部の底刃から前記シャンク部に向かう区間の一部が回転軸線と直交する断面において、工具全長の0.1倍以上の範囲にわたって、前記回転軸線と平行でかつ前記回転軸線から外れた位置に中心軸を有する空孔を有し、幾何学的重心が前記回転軸線から離間していることを特徴とするエンドミル。
  2. 前記底刃は等分割で、かつ各外周刃のねじれ角は等角度であることを特徴とする請求項1記載のエンドミル。
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