JP4654285B2 - 進捗状況管理方法,プログラムおよび進捗状況管理装置 - Google Patents

進捗状況管理方法,プログラムおよび進捗状況管理装置 Download PDF

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Description

本発明は、進捗状況管理方法,プログラムおよび進捗状況管理装置の技術に関する。
プラントEPC(Engineering Procurement and Construction)プロジェクトを含む
プロジェクトマネジメントの進捗状態をプロジェクトの任意の段階に携わるプロジェクトメンバ間で確認する方法として、プロジェクト計画および進捗をガントチャートで表示する方法が良く用いられている。
ガントチャートは、プロジェクトで実施する業務全体を個別の業務単位(ワークと呼ぶ)の階層構造に展開した、ワーク・ブレークダウン・ストラクチャーを記述し、展開した末端のワークをアクティビティとして、このアクティビティ間の順序制約や実施に必要なリソースを割当て、アクティビティ毎の計画開始日および計画終了日を決定し、プロジェクト完了までの全ワークに対する日程計画をバーチャート形式で記述したものである。ガントチャートでは、各ワークのバーに対し、実績開始日および実績終了日で決まる実績バーを記述し、計画と現在の実績を比較することにより進捗状態を把握することができる。
また、ガントチャートでは、プロジェクトの任意の段階において、各部署の設計データを統合管理し、設計プロセスフローに沿った設計データをデータベースに格納する際、設計データの状態にあわせて、工程状態を管理することによって、設計データの状態管理を行うことができる。
このような技術の他に、プラント建設プロジェクトにおける複数の設計部署の設計情報を、データベースで設計情報の変更情報や確定情報か否かの状態情報と合せて格納し、設計部署間で設計情報の変更に関する整合性を確保し、通信ネットワークで接続し、変更があった情報を関係部署に通達することによって、プロジェクトの進捗を管理することを特徴とするプラント統合設計システムおよびプラント建設プロジェクト統合管理システムが提示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−297116号公報
特許文献1に記載の技術では、設計の変更情報は、変更部分を文章で記述しているため、通達を受けた担当者にしか分からない。つまり、担当者以外の管理者などの上位者やその他の関係者が、実際の変更対象物の形状や他の変更対象物を含めた作業量などのイメージを把握し難い。また、特許文献1に記載の技術では、プロジェクトの任意の段階における任意の工程が、制約関係に基づく他の工程の完了を受けて、開始可能となる状態の変化を視覚的に速やかに確認することができず、プロジェクト工程の遅延につながる可能性がある。
このような背景に鑑みて本発明がなされたのであり、本発明は、プロジェクトにおける各工程の進捗状況を視覚的に確認できることを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は、工程の進捗状況を管理する進捗状況管理装置における進捗状況管理方法であって、進捗状況管理装置は、部品データごとに部品IDが付されている設計データと、部品IDおよび複数の工程の進捗状況のデータを対応付けた状態管理データとを記憶部に有しており、設計データから一つの特徴を表す属性により複数グループに分類した部品グループデータを作成し、部品グループIDを付された前記部品グループデータごとに工程の進捗状況のデータを集計し、前記部品グループデータの配置位置を示す配置図を表示部に表示し、配置図のグループの属性の他、別の属性の特徴についてグループ化された集計した部品グループデータについての工程の進捗状況のデータを表示した工程状態表示画面を作成して、表示部に表示することを特徴とする。
本発明によれば、部品の属性のうち一つの特徴で複数のグループに分類した部品グループの作業がどれだけ進捗しているかを視覚的に把握することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態(「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係るプロジェクト可視化装置の構成例を示す図である。
プロジェクト可視化装置1(進捗状況管理装置)は、設計データ101,状態管理データ102および状態間制約条件データ103を記憶している記憶部104と、設計データ状態対応部105,状態監視部106および状態変更部107を有する処理部108とを有している。さらに、プロジェクト可視化装置1には、出力装置109(表示部)および入力装置110(記憶部104)が接続されている。
設計データ状態対応部105は、状態管理データ102と、設計データ101とを基に、工程の進捗状況に応じて設計データ101を強調表示させる機能を有する。状態監視部106は、状態管理データ102や、設計データ101の変化を監視する機能を有する。状態変更部107は、状態管理データ102などの状態属性変更の必要の有無を検出し、必要がある場合は、状態管理データ102などの状態属性を変更する機能を有する。
図2は、本実施形態に係る設計データの構成例を示す図であり、(a)は、プラント設計図における3次元CAD(Computer Aided Design)のCADデータの例であり、(b)は、設計属性データの例である。
CADデータ201(部品データ)は、製品の形状や様々な製品属性を持つ3次元CADデータが好ましいが、製品の形状,部位の構成要素および位置関係が識別できるデータであれば、例えば2次元CAD図面や部品の構成表のデータでもよい。図2(a)に示すような、3次元のCADデータ201においては、例えば、配管ラインのモデルID,部品名称、該当する設計データ101が最新か否かを示す情報である最新フラグ,設計データ101の来歴を管理する来歴属性、製品の情報である製品属性を有する設計属性データ202が付随している。製品属性は、その製品の種別,配管型,呼径,肉厚,節点数,長さなどを有している。ここで、モデルとは、CADデータ201における各部品に相当する。
図2(b)において、最新フラグは、設計データ101のモデルID(部品ID)毎に、該当するモデルIDに対応する設計データ101が最新の場合、最新フラグを「1」とし、それ以外の場合は「0」としている。また、来歴属性には、来歴を表す番号を格納している。なお、図2(b)の来歴属性において、「Rev」は、Revisionの略であり、版数を意味する。なお、「Rev n+a」は、「Rev n」よりも新しい来歴であることを示す。
図3は、本実施形態に係る状態管理データの構成例を示す図である。
状態管理データ102は、設計データ101のモデルIDに対する工程の進捗状況を管理しているデータであり、モデルID,部位名称,来歴変化属性および工程IDを有している。工程IDは、プロジェクトにおける各工程を識別するための番号であり、本実施形態では、「工程A」,「工程B」,・・・のように、アルファベットで識別することとする。状態管理データ102は、モデルIDに対し、工程毎(工程ID毎)に状態属性301(進捗状況のデータ)を有する。状態属性301は、例えば、図3に示すように、未着手(「未」),着手可能(「着」),着手中(「中」)および完了(「完」)の4つで表してもよいし、さらに詳細に着手中の進捗度を百分率の数値で表現してもよい(図3における数値)。
また、来歴変化属性は、設計データ101における版数が変更されたか否か意味しており、設計データ101に変更が加えられると、数値が「1」となり、変更が加えられないと「0」となる。
図4は、本実施形態に係る状態間制約条件データの例を示す図であり、(a)は、状態間制約条件データの構成例を示す図であり、(b)は、(a)のデータが示す工程間の関係を示す図である。
図4(a)に示すように、状態間制約条件データ103は、工程間の前後関係を記述したデータである。ここで、先行工程とは、任意の工程の前に行われる工程のことであり、後続工程とは、任意の工程の後に行われる工程である。図4において、「0」は、該当する工程間に直接的な前後関係がないことを示し、「1」は、該当する工程間に直接的な前後関係があることを示す。また、先行工程と後続工程が同一である場合(例えば、先行工程が「工程A」で、後続工程が「工程A」である場合)は、工程の前後関係を定義することができないため「−」や、Null値を格納する。
図4(a)に示す例で、先行工程IDにおける「工程A」と「工程B」とをみると、後続工程が「工程C」のところで、「1」の値をとっている。つまり、「工程A」と、「工程B」との後続工程は、「工程C」ということになる。同様にして、「工程C」の後続工程は、「工程D」であり、「工程D」と、「工程E」と、「工程F」との後続工程は、「工程G」であり、「工程G」の後続工程は、「工程H」となる。図4(a)に表されている工程の前後関係(状態間制約条件)を模式的に示すと、図4(b)のようになる。ここで、プロジェクトの任意の段階とは、工程のあるまとまりを示し、例えば、製品の設計段階は、工程A,工程Bおよび工程Cにより構成される段階I,調達段階は、工程D,工程Eおよび工程Fにより構成される段階II、また、輸送段階は、工程Gおよび工程Hにより構成される段階IIIとなる。尚、この3段階に限られず、設計,調達,輸送の他、製造,建設の段階を加えても良いし、これらの任意の組合せとしても良い。
次に、図1から図4を参照しつつ、図5から図11に沿って本実施形態における処理の説明を行う。
図5は、本実施形態における全体処理の流れを示すフローチャートである。
状態監視部106は、設計の進捗の状態属性301や設計データ101の来歴変化を管理する状態管理データ102を逐次監視している(S501)。ステップS501の説明は、図6を参照して後記する。監視は、状態監視部106は、例えば、0.1秒に一回など所定時間毎に状態管理データ102の監視を行っている。
状態監視部106は、ステップS501の結果、状態管理データ102における状態属性301に変化があるか否かを判定する(S502)。
ステップS502の結果、状態属性301に変化がある場合(S502→Yes)、状態監視部106は、その状態変化(状態属性301の変化)を状態変更部107に通知し(S503)、処理部108は、ステップS506の処理へ進む。ステップS503の説明は、図8を参照して後記する。
ステップS502の結果、状態属性301に変化がない場合(S502→No)、状態監視部106は、設計データ101の来歴属性を参照し、来歴属性に変化があるか否かを判定する(S504)。
ステップS504の結果、来歴属性に変化がある場合(S504→Yes)、状態監視部106は、来歴属性の更新処理を行う(S505)と同時に、取得した来歴変化属性と、モデルIDとを対にした来歴属性変更リストデータ702(図7(b)で後記)を作成する。ステップS505の処理については、図9を参照して後記する。
ステップS504の結果、来歴属性の変化がない場合(S504→No)、処理部108は、ステップS501へ処理を戻す。
次に、状態変更部107は、状態間制約条件データ103に基づき、任意の工程に対する他の工程の状態変更の必要の有無を分析する。すなわち、状態管理データ102の状態間制約条件に基づく分析を行う(S506)。ステップS506の処理は、図10を参照して後記する。
ステップS506における分析の結果を使用して、状態変更部107は、他の工程に関して状態更新を行うか否かを判定する(S507)。
ステップS507の結果、他の工程に対して状態更新を行わないと判定した場合(S507→No)、処理部108は、ステップS501へ処理を戻す。
ステップS507の結果、他の工程に対して状態更新を行うと判定した場合(S507→Yes)、状態更新部は、状態管理データ102において、状態変更に該当する工程の状態属性301を変更する(S508)。
次に、設計データ状態対応部105は、状態属性301を状態管理データ102から読み込み、読み込んだ状態属性301を、設計データ101のモデルIDに対応付けて、出力装置109に表示させる(S509)。ステップS509の処理は、図11を参照して後記する。
次に、処理部108は、表示を終了するか否かをユーザに提示する画面を出力装置109に表示させ、入力装置110を介してユーザが入力した情報を基に、処理部108は、表示を終了するか否かを判定する(S510)。
ステップS510の結果、表示終了と判定された場合(S510→Yes)、設計データ101の表示を終了して、処理を終了する。
ステップS510の結果、表示を終了しないと判定された場合(S510→No)、処理部108は、ステップS501へ処理を戻す。
図6は、図5における状態管理データの監視処理の流れを示すフローチャートである。
図6に示す処理は、図5のステップS501における処理である。
まず、状態監視部106は、記憶部104から状態管理データ102を取得する(S601)。
そして、状態監視部106は、取得した状態管理データ102の全てのモデルIDについて(S602)と全ての工程について(S603)以下の処理を行う。
まず、状態監視部106は、取得した状態管理データ102から状態属性301を取得する(S604)。そして、状態監視部106は、取得した状態属性301の変化を検出したか否かを判定する(S605)。
ステップS605の結果、状態属性301の変化を検出しなかった場合(S605→No)、状態監視部106は、ステップS607へ処理を進める。
ステップS605の結果、状態属性301の変化を検出した場合(S605→Yes)、状態監視部106は、状態管理データ102において、変化を検出したモデルID,工程IDおよび状態属性301を、図7(a)を参照して後記する状態属性変更リストデータ701へ追加する(S606)。そして、次の工程について、ステップS604からステップS606の処理を繰り返し(S607)、すべての工程について処理を完了すると、次のモデルIDについて、ステップS603からステップS607の処理を繰り返す(S608)。
図7は、本実施形態にかかる状態属性変更リストデータおよび来歴属性変更リストデータの構成例を示す図であり、(a)は、状態属性変更リストデータの例であり、(b)は、来歴属性変更リストデータの例である。
状態属性変更リストデータ701は、図6のステップS606の段階で生成されるデータであり、図7(a)に示すように、モデルIDと、工程IDと、状態属性とが対応して格納されている。状態属性変更リストデータ701は、状態管理データ102において、状態属性301の変化が生じているモデルIDと、工程IDとを抽出したリストである。
状態属性の例としては、状態管理データ102(図3参照)と同様に、未着手(「未」)、着手可能(「着」)、着手中(「中」)および完了(「完」)の4つ以外に、さらに詳細に着手中の進捗度を百分率の数値で表現してもよい。
来歴属性変更リストデータは、図5のステップS505の段階で生成されるデータであり、図7(b)に示すように、モデルIDと、来歴変化属性とが対の情報として記述されている。来歴属性変更リストデータ702は、設計データ101において、来歴が変化したモデルIDを抽出したリストである。
図8は、図5における状態変化の通知処理の流れを示すフローチャートである。
図8に示す処理は、図5のステップS503における処理である。
まず、状態監視部106は、図7(a)に示す状態属性変更リストデータ701を参照する(S801)。
そして、状態監視部106は、状態属性変更リストデータ701におけるすべてのモデルIDについて(S802)、モデルID,工程IDおよび状態属性を含む状態属性変更通知を状態変更部107に通知する(S803)。そして、状態監視部106は、次のモデルIDについて繰り返しステップS803の処理を行う(S804)。
図9は、図5における来歴属性の更新処理の流れを示すフローチャートである。
図9に示す処理は、図5のステップS505における処理である。
まず、状態監視部106は、設計データ101の設計属性データ202を参照する(S805)。
そして、状態監視部106は、設計属性データ202におけるすべてのモデルIDについて(S806)、モデルIDおよび来歴属性の変化の有無を示す情報である来歴変化属性を含む状態属性変更通知を状態変更部107に通知し、状態変更部107は、通知された状態属性変更通知に含まれるモデルIDをキーとして、状態管理データ102の来歴変化属性を更新する(S807)。そして、状態監視部106は、次のモデルIDについて繰り返しステップS807の処理を行う(S808)。この後、状態監視部106は、状態変更部107へ通知したモデルIDと、来歴変化属性とをリストの形式で図7(b)に示す来歴属性変更リストデータ702へ出力する。
図10は、図5における状態管理データの状態間制約条件に基づく分析処理の流れを示すフローチャートである。
図10に示す処理は、図5のステップS506における処理である。
まず、状態変更部107は、記憶部104から状態属性変更リスト(図7(a)の状態属性変更リストデータ701)および来歴属性変更リスト(図7(b)の来歴属性変更リストデータ702)を読み込む(S901)。
そして、すべての工程において(S902)、以下の処理を行う。なお、工程は、後ろの工程から処理を行う。つまり、図4(b)を参照して説明すると、工程H,工程G,工程F,工程E,工程D,・・・,工程Aの順に処理を行う。
状態変更部107は、状態間制約条件データ103を参照して、制約条件の取得を行い(S903)、処理対象となっている工程に対し、制約関係が認められる先行工程の工程ID(先行工程ID)のすべてを状態間制約条件データ103から取得する。例えば、図4を参照して説明すると、工程Hの先行工程は、工程G,工程F,・・・,工程B,工程Aであり、工程Dの先行工程は、工程C,工程B,工程Aであり、工程Fや工程Eの先行工程はなしとなる。
そして、状態変更部107は、ステップS903において、制約関係が認められたすべての先行工程について(S904)、状態属性変更リスト(図7(a)の状態属性変更リストデータ)から該当する先行工程IDを有する工程IDを検索し(S905)、状態変更部107は、状態間制約条件データ103を参照して、処理対象となっている先行工程が存在するか否かを判定する(S906)。つまり、処理対象となっている工程を、状態間制約条件データ103の後続工程としたとき、「1」の値を有する先行工程が存在するか否かを判定することによって、制約関係が認められた先行工程のうち、状態属性301に変化が生じている工程が存在するか否かを判定する。
ステップS906の結果、先行工程が存在しない場合(S906→No)、状態変更部107は、ステップS908へ処理を進める。
ステップS906の結果、先行工程IDが存在する場合(S906→Yes)、状態変更部107は、状態属性変更リストデータ701(図7(a)参照)および来歴属性変更リストデータ702(図7(b)参照)から、該当する先行工程IDに対する状態属性および来歴変化属性を取得する(S907)。
そして、状態変更部107は、ステップS903で制約関係が認められた次の先行工程について(S908)、ステップS905からステップS907の処理を繰り返し行う。
次に、状態変更部107は、処理対象の工程に対して制約関係にあるすべての先行工程に対して、状態管理データ102の状態属性301を参照し(S909)、さらに、来歴属性変更リストデータ702(図7(b)参照)を参照し、参照した先行工程がすべて完了かつ来歴の変化なしか否かを判定する(S910)。
ステップS910の結果、先行工程がすべて完了していない、または来歴の変化がある場合(S910→No)、状態変更部107は、ステップS912へ処理を進める。
ステップS910の結果、先行工程が全て完了し、かつ来歴が変化していない場合(S910→Yes)、状態変更部107は、状態管理データ102において、処理対象となっている後続工程の状態管理データ102の状態属性301および来歴変化属性を更新する(S911)。そして、状態変更部107は、次の工程について、ステップS903からステップS911の処理を繰り返し行う(S912)。
図11は、図5における設計データと状態属性の対応付け表示処理の流れを示すフローチャートである。
図11に示す処理は、図5のステップS509における処理である。
なお、図11は、既に設計データ101と状態属性301の対応付け表示が行われていることを前提とし、状態管理データ102の状態属性301に変化があった設計データ101の箇所の表示を変更する方法を記述する。
まず、設計データ状態対応部105は、記憶部104から状態管理データ102を読み込む(S1001)。
そして、設計データ状態対応部105は、状態管理データ102のすべてのモデルIDについて(S1002)、以下の処理を行う。
まず、設計データ状態対応部105は、処理対象となっているモデルIDをキーとして、状態属性変更リストデータ701(図7(a)参照)を参照し(S1003)、処理対象となっているモデルIDの状態属性が変更されているか否かを判定する(S1004)。
ステップS1004の結果、状態属性が変更されていない場合(S1004→No)、設計データ状態対応部105は、ステップS1008へ処理を進める。
ステップS1004の結果、状態属性が変更されている場合(S1004→Yes)、図12を参照して後記する表示属性データ1101を参照する(S1005)。すなわち、設計データ状態対応部105は、処理対処となっているモデルIDをキーとして、状態属性変更リストデータ701における工程IDと、工程IDに対応している状態属性を取得し、取得した状態属性をキーとして、表示属性データ1101から表示属性(表示方法データ)を取得する。そして、処理対象となっているモデルIDに対応するモデル(CADデータ201の各部)を出力装置109に表示する(S1006)。次に、設計データ状態対応部105は、取得した表示属性に基づき、モデルの状態を出力装置109に表示する(S1007)。
そして、設計データ状態対応部105は、次のモデルIDについて、ステップS1003からステップS1007の処理を繰り返し行う(S1008)。
なお、ここでは、状態属性に変更のあったモデルの表示を行っているが、初回時の処理では、状態の表示対象となるすべてのモデルに対し、状態属性と表示属性とを割当てて表示することとなる。
図12は、本実施形態に係る表示属性データの例を示す図である。
図12に示すように、表示属性データ1101では、工程IDに対し、状態属性に対する表示方法としての表示属性(表示方法データ)を記述する。ここでは、工程Aに関し、「未着手」の箇所は、「水色」で表示し、「着手可能」の箇所は、「茶色」で表示し、「着手中」の箇所は、「青色」で表示し、「完了」の箇所は、「桃色」で表示することとする。
図13は、本実施形態に係る工程状態表示画面の例である。
図13において、工程状態の表示は、図12で示す表示属性データに基づいて行われるが、ここでは、色の区別をハッチングで区別することとする。
工程状態表示画面は、設計データ表示画面1102と、凡例表示画面1103とを有してなる。図13では、図12の工程Aに対応する工程として「スプール分割」を選択した例を示す。
設計データ表示画面1102において、例えば、符号1104などのような「未着手」の箇所は、凡例1108と同一の色で着色される。また、例えば、符号1105のような「着手可能」の箇所は、凡例1109と同一の色で着色される。さらに、符号1106のような「着手中」の箇所は、凡例1110と同一の色で着色され、符号1107のような「完了」の箇所は、凡例1111と同一の色で着色される。また、設計データ表示画面1102において、「スプール分割」に関わらない箇所は着色されない(例えば、符号1112)。
なお、表示非対象(図13では、「スプール分割」に関わらない箇所)の3次元CADオブジェクトをワイヤーフレーム表示や、点線表示にするよう表示属性データ(図12参照)の表示属性を定義するようにしてもよい。あるいは、表示対象と非表示対象の3次元CADオブジェクトに対して、ハッチングパターンや3次元注記を割付けるよう表示属性データの表示属性を定義するようにしてもよい。また、例えば、「未着手」の箇所のみ表示し、他の状態を表示非対象にするといったように、ある状態以外を表示非対象にするように表示属性データの表示属性を定義するようにしてもよい。
また、凡例表示画面1103は、省略してもよい。
図14は、様々な状態の表示方法を示す図であり、(a)は、透過色で示す例であり、(b)は、ハッチングパターンで示す例であり、(c)は、同一箇所に複数の状態が重複した場合を示す例である。
図14(a),(b)において、符号1130は、配管スプールの分割が完了した箇所であり、符号1131は、配管スプールの分割が完了していない箇所である。
本実施形態では、図13に示すように、非透過色の色で、工程の状態属性を区別しているが、例えば、図14(a)に示すように透過色(図14(a)では、ハッチングで表現)で表現したり、図14(b)に示すようにハッチングで表現したりしてもよい。
また、図14(c)の符号1132で示すように、同一の箇所が、配管スプール完了と、配管施行図作図完了との2つの状態属性を有するように、同一の箇所が、複数の状態属性を有するときは、符号1133と、符号1134とのように、同一の箇所を複数の色で着色してもよい。なお、図14(c)の符号1131は、図14(a),(b)の符号1131と同様であるため、説明を省略する。
ここで、プロジェクトの任意の段階における任意の工程に対して制約関係がある工程を含めた進捗状態を知るため、ユーザが、進捗状況を確認したい設計データ101のモデルを、入力部を介して指定し、当該指定したモデルに関する工程の状態属性301(図3参照)を設計データ101と共に出力装置109に表示してもよい。つまり、図13に示すように、表示対象となるすべてのモデルに対し、状態の表示を行うのではなく、ユーザが指定したモデルのみ状態の表示を行ってもよい。また、指定されたモデルに対し、状態間制約条件データ103に基づき、制約関係のある工程の状態属性301を検索し、該当する工程および設計データ101のモデルを状態属性301と共に出力装置109に表示することも可能である。つまり、指定されたモデルと、そのモデルと、前後関係にある工程に関わるモデルとの状態を表示してもよい。
また、状態間制約条件データ103におけるプロジェクトの任意の段階における工程同士の順序関係付け、付属する作業指示や参照すべき関連ドキュメントの情報などの対応付けを入力装置110により編集してもよい。付属する作業指示や参照すべき関連ドキュメントの情報は、設計データ101のモデルID単位や工程ID単位に対応付けて記憶部104に格納する。
さらに、図12に示す表示属性データ1101を、入力装置110により編集してもよい。このとき、状態属性301(図3参照)に対する表示属性の値を色別の他に透明度,ハッチング,マーキング,表示・非表示などから選択的に設定できるようにしてもよい。
図15は、本実施形態に係る工程状態表示画面の他の例を示す図であり、(a)は、設計部署における工程状態表示画面(設計部署画面)の例であり、(b)は、調達部署における工程状態表示画面(調達部署画面)の例である。
設計部署画面2000および調達部署画面2001とも、図13に示す工程状態表示画面と同様に、設計データ表示画面1102,1102′と、凡例表示画面1103,1103′とを有してなる。なお、図15(a)に示す設計部署画面2000は、図13に示す工程状態表示画面と同様であるため、同一の符号を付して説明を省略する。
調達部署では、設計部署において着手完了になった箇所が、着手可能となるため、図15(a)において、「完了」なっている箇所1107が、図15(b)において、「着手可能」の箇所1601となっている。そして、図15(a)における箇所1104〜1106は、図15(b)では、「未着手」の箇所1602となっている。
ここでは、図15(a)の設計部署画面2000は、設計部署に設置された出力装置109(図1参照)に表示されている画面であり、図15(b)の調達部署画面2001は、調達部署に設置された出力装置109に表示されている画面を想定しているが、これに限らず、例えば、入力装置110(図1参照)を介して、図示しない画面上に表示されている画面切替えボタンを押下することによって、図15(a)および図15(b)を切替えてもよい。
このようにすることにより、部署間で進捗状況に関する連絡がとりやすくなり、プロジェクトの遅延防止を図ることができる。
次に、図16および図17に沿って、日程計画情報を併せて表示する方法について説明する。
図16は、本実施形態に係る工程の日程計画データを示す図である。
記憶部104(図1)参照は、図16に示すような日程計画データ1400を格納してもよい。
このときの日程計画データは、図16に示すように、工程所要時間,開始日時および終了日時を有してなる。この日程計画データを用いることにより、プロジェクトの全工程を時間軸上に計画することが可能である。この際、プロジェクトの全体開始日,全体終了日(納期)、各工程間の状態間制約条件の順序関係,各工程の工程所要時間から前詰めや後詰めの日程計画手順により、自動的に各工程の開始日時,終了日時を決めてもよい。
図17は、本実施形態に係る工程状態表示画面の他の例を示す図である。
図17に示す工程状態表示画面は、図13に示す設計データ表示画面1102および凡例表示画面1103に加えて、工程表表示画面1501および作業条件グラフ表示画面1502を有している。工程表表示画面1501および作業条件グラフ表示画面1502の横軸は、時間であり、作業条件グラフ表示画面1502の縦軸は、作業人員や、作業資材などである。つまり、作業条件グラフ表示画面1502は、作業人員や、作業資材などの時間推移を示したものである。工程表表示画面1501は、例えば、図16に示すような日程計画データを基に、設計データ状態対応部105(図1参照)が出力装置109(図1参照)に表示させる。
図17において、バー1503で示される時間における状態属性が、設計データ表示画面1102に示されている。バーを移動させると、その時間における状態属性が設計データ表示画面1102に表示される。
このように、プロジェクトの任意の段階における日程計画を行った結果の工程表や作業人員などのデータと、設計データ表示画面1102とを対応付けて表示してもよい。このように、時間軸上の時間点と設計データ101における部位を任意に指定することにより、指定された時間点における設計データ101の状態を容易に視認することができる。また、図17に示す工程状態表示画面によれば、プロジェクト全体工程における設計データ101表示時間(バー1503で示される時間)を任意に変えることによって、現在時間より前の時間については、計画および実績の状態を確認でき、現在時間より後の時間については計画の状態を確認することが可能である。
図18は、本実施形態に係るプロジェクト可視化装置の他の例を示す図である。
なお、図18において、図1と同様の構成に対しては、図1と同一の符号を付して、説明を省略する。
図18に示すプロジェクト可視化装置1′は、図1に示すプロジェクト可視化装置1の構成に、設計データ編集管理部1701および状態管理データ編集部1702を加えた処理部108′を有する点である。
設計データ編集管理部1701は、設計データ101を監視し、設計データ101の変更が検知されると、設計属性データから変更のあったモデルIDや、このモデルIDに対する部位名称などを抽出し、状態管理データ102のモデルIDに対応する情報を変更する機能を有する。ここで、変更とは、モデルIDの変更や、追加や、削除を含む。追加を行う際には、ユーザが、入力部を介して状態管理データ102の状態属性を入力する必要がある。
このようにすることにより、設計データの変更に対し、柔軟に対応することが可能となる。
状態管理データ編集部1702は、入力部を介して入力された情報を基に、状態間制約条件テーブルを編集する機能を有する。具体的な方法は、図19を参照して後記する。
図19は、本実施形態に係る制約条件編集インタフェース画面の例を示す図である。
図19に示すように、出力装置109(図1参照)の画面上において、入力装置110(図1参照)を介して工程の状態属性間を矢印で接続することによって、状態管理データ編集部1702が、現在の工程の順序関係を状態間制約条件データ103(図4)に格納してもよい。図19において、「未」は、「未着手」を示し、「着」は、「着手可能」を示し、「中」は、着手中を示し、「完」は、「完了」を示しているが、状態間制約条件データ103内の制約条件に対応する数値として、未着手:「0」,着手可能:「1」,着手中:「2」および完了:「3」といった番号を対応付けてもよい。
このようにすることにより、状態間制約条件データ103を柔軟に管理することが可能となる。
図20は、本実施形態に係るプロジェクト可視化装置の他の例を示す図である。
なお、図20において、図1と同様の構成に対しては、図1と同一の符号を付して、説明を省略する。
図20に示すプロジェクト可視化装置1″は、図1に示すプロジェクト可視化装置1の構成に、状態管理データ集計部1703と状態表示切替部1704を加えた処理部108″と、表示切替属性データ1705を追加した。それぞれの構成については以下で説明する。
図21は、状態管理データ集計部1703の集計処理の流れを示すフローチャートである。まず、状態管理データ集計部1703は、記憶部104から状態管理データ102を読み込む(S2101)。そして、状態管理データ集計部1703は、状態管理データ102の部位名称を検索キーにして設計属性データ202を検索し、据え付ける位置を表すフロア,エリアといった設計属性を取り出す(S2102)。
ここで状態管理データ集計部1703が読み込む設計属性データ202の例を図22に示す。図22は、部位名称と据え付け位置とを対応して管理する設計属性データの構成例である。ここでは、図2(b)の設計属性データに追加する表としたが、図2(b)の設計属性データとは別に、部位名称と据え付け位置とを対応して管理する別の表としても良い。製品属性としてフロア,エリアを有する。
状態管理データ集計部1703は、取り出した設計属性ごとに状態管理データ102をグループに集計し、グループIDを状態管理データのモデルIDとして新規に追加する(S2103)。例えば、部品の属性のうち、エリアを選択した場合、エリアA,エリアB,エリアC,エリアDについて部品の集合を作成し、グループIDを付与する。状態管理データにグループIDを追加した例を図23に示す。例えば、エリアAの部品グループについて、位置グループ1としてモデルIDのG0001が付与される。
ここで、設計対象物の位置を表す設計属性で分けられたグループを位置グループと呼ぶ。状態管理データ集計部1703は、位置グループごとに、さらに対象部位の種別,型といった設計属性を取り出す(S2104)。
状態管理データ集計部1703は、取り出した設計属性ごとに状態管理データ102をグループに集計し、グループIDを付して状態管理データに追加する(S2105)。ここで、設計対象物の種別を表す設計属性で分けられたグループを種別グループと呼ぶ。
これら位置グループや種別グループの様に、設計対象物の一つの特徴で纏めたものを特徴グループとして状態管理データに追加する。これら特徴グループは、設計データから一つの特徴を表す属性により複数グループに分類した部品グループデータである。上記S2103の据え付け位置によるグループ化とS2104の種別又は型等の設計属性のグループ化の様に、一つのグループ化した中で、更に別の特徴でグループ化することもできる。この様な多段階のグループ化のやり方は、部品の属性の特徴を複数選び、この複数の属性を有する部品をグループ化し、この複数の属性の特徴の一つを有する上位のグループと関連付けることで多段階のグループ化ができる。また、S2104,S2105は行わず、S2103の位置グループによるグループ化を行うこともできる。
状態管理データ集計部1703は、前記位置グループ及び前記種別グループのうち一つのグループ又は全てのグループにおける(S2107)、グループに対応する全ての工程において(S2108)、グループ内の部品の状態属性301を集計し、記憶部104の状態管理データに格納する(S2109)。例えば、グループ内全ての部品のある工程における状態属性が、全て完了の場合、グループのその工程の状態属性は「完」となる。また、グループ内全ての部品のある工程における状態属性が、一部、着手中や未着手がある場合は、グループのその工程の状態属性は「中」となる。グループ内の部品総数に対して、例えば、状態が「完」の数の割合を進捗度の百分率の数値で表現してもよい(図23における数値)。例えば、図22のエリアCである配管(L0005,L0006)についてグループ化して、モデルIDとしてG0002が付与されたとした場合、工程Dについての状態属性は一部着手中があるので中と表現したり、部品総数に対する「完」の数の割合から50%が入力される。グループの進捗度を算出するやり方は、平均値を用いるほか、部品別に重みをつけて算出したりすることもできる。状態管理データ集計部1703は、グループ内の部品のうち来歴属性に変化があるものが存在した場合、状態管理データにおけるそのグループの来歴変化属性を更新する。状態監視部106は、状態管理データにおける前記位置グループや種別グループの全ての特徴についてと全ての工程についても、前記図23における状態管理データの監視処理を行う。設計属性データ202の設計属性には、設計対象物の作業担当部署,作業業者といった作業者を表す属性を持ち、作業者グループ単位に状態を集計し、状態管理データの監視処理を行ってもよい。
このようにすることにより、個別の部品に加え、部品のグループごとに、進捗状態の変化が工程間で伝わるので、部品のグループ単位で行う工程の作業の着手がスムーズに行うことができる。
次に、図24に沿って、作業の進捗を対象となる部品の配置位置と併せて表示する方法について説明する。
図24は、本実施形態に係る工程状態表示画面2201の例を示す図である。設計データ状態対応部105が表示する工程状態表示画面の例として、進捗集計表2202,進捗集計グラフ2203,CAD配置図2204を表示する例を示す。但し、グループ単位で行う工程状態を把握する為には、これらのいずれかを表示すれば良い。この進捗集計表2202,進捗集計グラフ2203,CAD配置図2204は、部品グループごとの工程の進捗状況のデータを表示したものである。進捗集計表2202は、設計対象物の一つの特徴として例えば部品種別で纏めたものをグループとしており、それぞれのグループについての工程の進捗率を表示する。進捗率はそれぞれのグループの完了した作業工程数を作業工程総数で割り算して求めた比率である。これら完了した作業工程数と作業工程総数を合わせて表示しても良い。また、フロア又はエリアのグループを合わせて表示しても良い。進捗集計グラフ2203は、進捗集計表をグラフとして表示する。CAD配置図2204は、部品のグループの配置位置を表す配置図である。部品の一つの属性として位置を選択してグループ化した場合に、設計データに部品のグループの形状や配置位置を設ける。ここではそれぞれのエリアについて部品グループのCADデータを設け、CAD配置図2204の様に表される。CAD配置図2204では、部品のグループの配置位置を表すと共に部品グループの工程の進捗状況も表す例を説明する。例えば、3次元CAD上でCAD配置図2204を表示し、前記CAD配置図におけるフロア2205上のエリア2206の輪郭形状を底面とし、進捗率を高さ方向の変数とした3次元グラフを表示してもよい。
上述したように、設計データから一つの特徴を表す属性により複数グループに分類した部品グループデータを作成し、部品グループIDを付された部品グループデータごとに工程の進捗状況のデータを集計し、集計した部品グループデータについての工程の進捗状況のデータを表示した工程状態表示画面を作成して、表示部に表示することにより、部品の属性のうち一つの特徴で複数のグループに分類した部品グループの作業がどれだけ進捗しているかを視覚的に把握することが可能となる。
設計データ状態対応部105は、設計データ101の対象となる部品のグループの配置位置を示すCAD配置図2204と、状態管理データ102における状態属性の例えば進捗率を表す数値を進捗集計表2202又は進捗集計グラフ2203を対応させて表示する。また、前記集計した表やグラフを対象となるグループの位置の対応が配置図中で分かるようにマーキングやハイライトさせ、別画面で表示しても良い。
また、CAD配置図2204のあるエリア2206を選択すると、それに対応させて、そのエリアに関係し、別の属性の種別ごとの進捗率を進捗集計表2202で表示する。CAD配置図2204は部品属性のうちエリアについてグループ化されており、進捗集計表2202は、部品属性のうちエリアと種別の属性についてグループ化されている。この様に、部品グループデータの配置位置を示す配置図を表示部に表示し、部品グループデータについての工程の進捗状況のデータは、配置図のグループの属性の他、別の属性の特徴についてグループ化されたものであり、表示部に表示されることで、ある特定の部品グループが他の部品グループに与える影響を位置関係で確認することができる。この例に限られず、CAD配置図の属性をフロアとして、進捗集計表の属性をフロアとエリアとしても良い。
次に、作業の進捗状態の表示を切替える方法について、説明する。
図20における状態表示切替部1704は、状態管理データ102におけるモデルIDやグループIDに対応する任意の工程の状態属性を監視し、表示切替属性データ1705の表示切替属性を読み込み、前記表示切替属性に応じて、工程状態表示画面の切替えを設計データ状態対応部105に通知する。設計データ状態対応部は、前記通知を受け、図13に記載する工程状態表示画面と図24に記載する工程状態表示画面とを切替えて出力装置109に表示する。前記表示切替属性データは、例えば、「「位置グループA」のB工程の状態属性が「完」になった時に工程状態表示画面C(図13)から工程状態表示画面D(図24)に切替える」といったルール形式で記述する。工程表示画面の切替えは、例えば、入力装置110を介して、画面切替ボタンを押下することによって、図13および図24を切替えてもよい。
このように、図24の様な、部品グループデータごとの進捗状況のデータ及び部品グループデータの配置位置を示す配置図を表示した工程状態表示画面と、図13の様な、複数の部品についての進捗状況のデータ及び複数の部品についての配置図を表示した工程状態表示画面とを前記状態管理データの状態属性に応じて切替えて表示することにより、部品グループと部品単体の相互関係を配置位置の関係で確認することができる。例えば、ある部品単品の工程が完了せず、全体工程の進行状態に影響がでている場合に、部品グループとしての影響をグループ配置位置の関係で確認することができる。
また、上述した実施例は、設計データから一つの特徴を表す属性により複数グループに分類した部品グループデータを作成し、部品グループIDを付された部品グループデータごとに工程の進捗状況のデータを集計することを記載したが、これらのデータ構築作業を外部業者へ委託するなどによりデータを予め用意することもできる。つまり、分類や集計の処理は外部業者により予め行われ、工程の進捗状況を管理する管理者は、管理装置により集計結果の表示のみを実施することができる。進捗状況管理装置が、設計データから一つの特徴を表す属性により複数グループに分類した部品グループデータと工程の進捗状況のデータを対応付けた状態管理データを記憶部に有し、複数のグループの表示を指示された場合に、部品グループデータについての工程の進捗状況のデータを表示し、部品グループデータの配置図を表示することにより、グループの進捗状況を製品の配置図を用いて容易に把握することができる。
図1や、図18や、図20に示す処理部108,108′,108″を構成する各部105〜107,1701,1702,1703,1704は、図示しないROM(Read Only Memory)や、図示しないHD(Hard Disk)に格納されたプログラムが、図示しないRAM(Random Access Memory)に展開され、図示しないCPU(Central Processing Unit)によって実行されることによって具現化する。
(効果)
本実施形態によれば、プラントEPCプロジェクトの工程の進捗状況を視覚的に確認できるため、特に、管理者,担当者間でどの対象物(モデル)がどういう進捗状態にあるかを視覚的に確認できるようにして、プロジェクトの遅延を防止するシステムを提供することである。
さらに、本実施形態によれば、進捗状況を視覚的に確認できることから、部署内、もしくは部署間で進捗状況に関する連絡がとりやすくなり、プロジェクトの遅延防止を図ることができる。
さらに、対象物(モデル)のあるまとまった単位における進捗状況を集計した形で視覚的に確認できることから、大規模なプロジェクトの工程を効率良く把握することができる。
また、実際のプロジェクトにおける工程では、対象となる段階より前の段階における工程が全て完了している必要はない。つまり、制約関係にある先行工程が完了していれば、当該先行工程に続く後続工程に着手してもよい。本実施形態によれば、制約関係のある工程の進捗状況を視覚的に把握することが可能となるため、工程の進捗状況を全体的に把握することが可能となる。これにより、特定の工程が滞ったために、プロジェクト全体が遅延する可能性を低減でき、プロジェクト全体の遅延防止が可能となる。
なお、本実施形態は、プラントのプロジェクトに限らず、3次元設計を行う製品開発プロジェクト(工業製品,都市開発,建築物、など)のデジタルモックアップデータを用い、管理者や担当者の間で視覚的に進捗やデータの状態を把握して、遅延防止など幅広く用いることが出来る。
本実施形態に係るプロジェクト可視化装置の構成例を示す図である。 本実施形態に係る設計データの構成例を示す図であり、(a)は、プラント設計図における3次元CADのCADデータの例であり、(b)は、設計属性データの例である。 本実施形態に係る状態管理データの構成例を示す図である。 本実施形態に係る状態間制約条件データの例を示す図であり、(a)は、状態間制約条件データの構成例を示す図であり、(b)は、(a)のデータが示す工程間の関係を示す図である。 本実施形態における全体処理の流れを示すフローチャートである。 図5における状態管理データの監視処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態にかかる状態属性変更リストデータおよび来歴属性変更リストデータの構成例を示す図であり、(a)は、状態属性変更リストデータの例であり、(b)は、来歴属性変更リストデータの例である。 図5における状態変化の通知処理の流れを示すフローチャートである。 図5における来歴属性の更新処理の流れを示すフローチャートである。 図5における状態管理データの状態間制約条件に基づく分析処理の流れを示すフローチャートである。 図5における設計データと状態属性の対応付け表示処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係る表示属性データの例を示す図である。 本実施形態に係る工程状態表示画面の例である。 様々な状態の表示方法を示す図であり、(a)は、透過色で示す例であり、(b)は、ハッチングパターンで示す例であり、(c)は、同一箇所に複数の状態が重複した場合を示す例である。 本実施形態に係る工程状態表示画面の他の例を示す図であり、(a)は、設計部署における工程状態表示画面(設計部署画面)の例であり、(b)は、調達部署における工程状態表示画面(調達部署画面)の例である。 本実施形態に係る工程の日程計画データを示す図である。 本実施形態に係る工程状態表示画面の他の例を示す図である。 本実施形態に係るプロジェクト可視化装置の他の例を示す図である。 本実施形態に係る制約条件編集インタフェース画面の例を示す図である。 本実施形態に係るプロジェクト可視化装置の他の例を示す図である。 図20における状態管理データ集計部の集計処理の流れを示すフローチャートである。 部位名称と据え付け位置とを対応して管理する設計属性データを示す図。 状態管理データにグループIDを追加した例を示す図である。 本実施形態に係る工程状態表示画面の他の例を示す図である。
符号の説明
1,1′,1″ プロジェクト可視化装置(進捗状況管理装置)
101 設計データ
102 状態管理データ
103 状態間制約条件データ
104 記憶部
105 設計データ状態対応部
106 状態監視部
107 状態変更部
108,108′,108″ 処理部
109 出力装置(表示部)
110 入力装置(入力部)
201 CADデータ
202 設計属性データ
301 状態属性
701 状態属性変更リストデータ
702 来歴属性変更リストデータ
1101 表示属性データ
1102 設計データ表示画面
1103 凡例表示画面
1400 日程計画データ
1501 工程表表示画面
1502 作業条件グラフ表示画面
1503 バー
1701 設計データ編集管理部
1702 状態管理データ編集部
1703 状態管理データ集計部
1704 状態表示切替部
1705 表示切替属性データ
2000 設計部署画面
2001 調達部署画面
2201 工程状態表示画面
2202 進捗集計表
2203 進捗集計グラフ
2204 CAD配置図
2205 フロア
2206 エリア

Claims (6)

  1. 工程の進捗状況を管理する進捗状況管理装置における進捗状況管理方法であって、
    前記進捗状況管理装置は、
    部品データごとに部品IDが付されている設計データと、前記部品IDおよび複数の工程の進捗状況のデータを対応付けた状態管理データとを記憶部に有しており、
    前記設計データから一つの特徴を表す属性により複数グループに分類した部品グループデータを作成し、
    部品グループIDを付された前記部品グループデータごとに前記工程の進捗状況のデータを集計し、
    前記部品グループデータの配置位置を示す配置図を表示部に表示し、
    前記配置図のグループの属性の他、別の属性の特徴についてグループ化された前記集計した部品グループデータについての工程の進捗状況のデータを表示した工程状態表示画面を作成して、表示部に表示することを特徴とする進捗状況管理方法。
  2. 請求項1に記載の進捗状況管理方法において、
    前記部品グループデータについての工程の進捗状況のデータを、前記部品グループデータの配置位置を示す配置図に対応付けて前記工程状態表示画面を作成して、表示部に表示することを特徴とする進捗状況管理方法。
  3. 請求項2に記載の進捗状況管理方法において、
    前記工程状態表示画面と複数の部品についての配置図表示及び複数の部品についての進捗状況のデータを表示する工程状態表示画面とを前記状態管理データの状態属性に応じて切替えて表示することを特徴とする進捗状況管理方法。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の進捗状況管理方法を、コンピュータである進捗状況管理装置に実行させることを特徴とするプログラム。
  5. 工程の進捗状況を管理する進捗状況管理装置であって、
    部品データごとに部品IDが付されている設計データと、
    前記部品IDおよび複数の工程の進捗状況のデータを対応付けた状態管理データとを格納している記憶部と、
    前記設計データから一つの特徴を表す属性により複数グループに分類した部品グループデータを作成し、部品グループIDを付した前記部品グループデータごとに前記工程の進捗状況のデータを集計して前記状態管理データに格納する集計部と、
    前記部品グループデータの配置位置を示す配置図を表示部に表示し、前記配置図のグループの属性の他、別の属性の特徴についてグループ化された前記集計した部品グループデータごとの工程の進捗状況のデータを表示した工程状態表示画面を表示部に表示する処理部とを有することを特徴とする進捗状況管理装置。
  6. 工程の進捗状況を管理する進捗状況管理装置における進捗状況管理方法であって、
    前記進捗状況管理装置は、
    設計データから一つの特徴を表す属性により複数グループに分類した部品グループデータと工程の進捗状況のデータを対応付けた状態管理データを記憶部に有しており、
    前記複数のグループの表示を指示された場合に、
    前記配置図のグループの属性の他、別の属性の特徴についてグループ化された前記部品グループデータについての前記工程の進捗状況のデータを表示部に表示し、
    前記部品グループデータの配置図を表示することを特徴とする進捗状況管理方法。
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