JP2010244338A - プロジェクト進捗管理装置およびプロジェクト進捗管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】プロジェクトの進捗状況の把握を容易にする。
【解決手段】プロジェクトの進捗状況の検索条件を入力し、プロジェクトを識別するプロジェクトIDに対して、工程を識別する工程番号、工程における作業状況を品質、コストおよび納期について評価した工程概況、並びに工程概況の登録日が属する週番号を関連付けるプロジェクト進捗管理データベース105から検索条件と所定の抽出規則に基づいて表示対象データを抽出する。次に、抽出された表示対象データに基づいて品質、コストおよび納期の各々に対応する領域の表示色を複数段階で変化させたグラフを工程番号毎に作成する。そして、このグラフを構成要素として、プロジェクトの進捗状況を工程番号または週番号を単位として一覧表示するQCDダッシュボード画面を作成する。
【選択図】図1
【解決手段】プロジェクトの進捗状況の検索条件を入力し、プロジェクトを識別するプロジェクトIDに対して、工程を識別する工程番号、工程における作業状況を品質、コストおよび納期について評価した工程概況、並びに工程概況の登録日が属する週番号を関連付けるプロジェクト進捗管理データベース105から検索条件と所定の抽出規則に基づいて表示対象データを抽出する。次に、抽出された表示対象データに基づいて品質、コストおよび納期の各々に対応する領域の表示色を複数段階で変化させたグラフを工程番号毎に作成する。そして、このグラフを構成要素として、プロジェクトの進捗状況を工程番号または週番号を単位として一覧表示するQCDダッシュボード画面を作成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、プロジェクトの進捗状況の管理作業を支援するプロジェクト進捗管理装置およびプロジェクト進捗管理方法に関する。
一般に、ソフトウェア開発などのプロジェクトを管理する際には、プロジェクトを複数の工程に細分化し、工程毎に開発期限やコストを設定する。次に、各工程を更に複数のタスクに細分化し、このタスクを開発担当の作業員に割当てる。そして、プロジェクトリーダ等が、各作業員から定期的に入力される作業報告等に基づいて進捗状況を管理することで、工程単位でプロジェクトの進捗状況を把握することができる。例えば、収集されたプロジェクトに係る作業実績情報を分析し、その分析結果に応じて表示や通知を行うプロジェクト進捗管理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記の技術においては、プロジェクトの進捗状況、悪化若しくは改善のポイント並びに傾向等は過去の数値を参照して判断しなければならず、プロジェクトリーダ等のユーザがプロジェクトの進捗状況を瞬時に把握することは困難であった。
そこで、本発明は、上記従来技術の問題に鑑み、ユーザがプロジェクトの進捗状況を容易に把握できるプロジェクト進捗管理装置およびプロジェクト進捗管理方法を提供することを目的とする。
本発明に係るプロジェクト進捗管理装置は、プロジェクトを識別するプロジェクトIDに対して、工程を識別する工程番号、前記工程における作業状況を品質、コストおよび納期について評価した工程概況、並びに前記工程概況の登録日が属する週番号を関連付けるプロジェクト進捗管理データベースと、前記プロジェクトの進捗状況の検索条件を入力する検索条件入力部と、前記入力された検索条件と所定の抽出規則に基づいて前記プロジェクト進捗管理データベースから表示対象データを抽出する表示対象データ抽出部と、前記抽出された表示対象データに基づいて前記品質、前記コストおよび前記納期の各々に対応する領域の表示色を複数段階で変化させたグラフを前記工程番号毎に作成し、このグラフを構成要素とした前記プロジェクトの進捗状況を前記工程番号または前記週番号を単位として一覧表示するQCDダッシュボード画面を作成するQCDダッシュボード画面作成部と、を有することを特徴とする。
本発明に係るプロジェクト進捗管理方法は、プロジェクトの進捗状況の検索条件を入力する検索条件入力ステップと、前記プロジェクトを識別するプロジェクトIDに対して、工程を識別する工程番号、前記工程における作業状況を品質、コストおよび納期について評価した工程概況、並びに前記工程概況の登録日が属する週番号を関連付けるプロジェクト進捗管理データベースから前記検索条件入力ステップにおいて入力された検索条件と所定の抽出規則に基づいて表示対象データを抽出する表示対象データ抽出ステップと、前記抽出された表示対象データに基づいて前記品質、前記コストおよび前記納期の各々に対応する領域の表示色を複数段階で変化させたグラフを前記工程番号毎に作成する工程概況グラフ作成ステップと、前記作成されたグラフを構成要素とし、前記プロジェクトの進捗状況を前記工程番号または前記週番号を単位として一覧表示するQCDダッシュボード画面を作成するQCDダッシュボード画面作成ステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザがプロジェクトの進捗状況を容易に把握できるプロジェクト進捗管理装置およびプロジェクト進捗管理方法が提供される。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るプロジェクト進捗管理装置1の全体構成例を示すブロック図である。同図に示されるようにプロジェクト進捗管理装置1は、プロジェクトに関連する基本情報や開発作業における作業情報を保有する基幹システム2にLANやインターネットなどのネットワーク3を介して接続され、基幹システム2から取得される情報に基づいてプロジェクトの進捗状況を解析し、管理するコンピュータである。
図2は、本発明の一実施形態に係るプロジェクト進捗管理装置1に適用されるコンピュータの構成例を示す図である。同図に示されるように、プロジェクト進捗管理装置1に適用されるコンピュータは、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、入出力インターフェース14、システムバス15、入力装置16、表示装置17、補助記憶装置18および通信装置19から構成される。
CPU11は、ROM12やRAM13に格納されたプログラムやデータなどを用いて各種の演算処理を実行する処理装置である。ROM12は、コンピュータを機能させるための基本プログラムや環境ファイルなどを記憶する読み取り専用の記憶装置である。RAM13は、CPU11が実行するプログラムおよび各プログラムの実行に必要なデータを記憶する記憶装置であり、高速な読み出しと書き込みが可能である。入出力インターフェース14は、各種のハードウェアとシステムバス15との接続を仲介する装置およびプログラムである。システムバス15は、CPU11、ROM12、RAM13および入出力インターフェース14で共有される情報伝達路である。
また、入出力インターフェース14には、入力装置16、表示装置17、補助記憶装置18、および通信装置19などのハードウェアが接続されている。入力装置16は、ユーザからの入力を処理する装置であり、例えばキーボードやマウスなどである。表示装置17は、ユーザに対して演算結果や作成画面などを表示する装置であり、例えばCRT、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどである。補助記憶装置18は、プログラムやデータを蓄積する大容量の記憶装置であり、例えばハードディスク装置などである。
また、図1に示されるように、プロジェクト進捗管理装置1は、データ取得部101、辞書部102、データ解析部103、データ登録部104、プロジェクト進捗管理データベース105、検索条件入力部106、表示対象データ抽出部107、QCDダッシュボード画面作成部108を機能として有している。
データ取得部101は、外部接続されたコンピュータ(基幹システム2)または記憶媒体よりテキストデータを取得するプログラムである。本実施形態では、SQL文の実行により基幹システム2から取得されるデータをHTMLファイルまたはXMLファイル形式で取得する場合と、基幹システム2からCSVファイル形式で取得する場合を例として説明する。
辞書部102は、少なくとも品質、コストおよび納期の三要素をそれぞれ表すキーワードを予め定義した記憶装置である。図3は、図1に示す辞書部102の記憶内容の具体例を示す図である。ここでは、基幹システム2における工程概況報告などのテキスト文書の中で想定される表現がQCDの判定用に予め複数登録されることが示されている。
データ解析部103は、データ取得部101において取得されたテキストデータを辞書部102に記憶されているキーワードに基づいて解析し、キーワードに続く文字列を所定の規則に基づいて品質、コストおよび納期の三要素に係る評価データとして取得するプログラムである。
データ登録部104は、データ解析部103において取得された評価データを工程番号に関連付けて後述するプロジェクト進捗管理データベース105に登録するプログラムである。また、基幹システム2から取得されるプロジェクト情報および工程日程計画情報についてもプロジェクトIDに関連付けてプロジェクト進捗管理データベース105に登録を行う。
プロジェクト進捗管理データベース105は、プロジェクト情報テーブル105a、工程日程計画テーブル105b、工程概況報告テーブル105cおよび進捗会議情報テーブル105dを含むデータベースである。
プロジェクト情報テーブル105aは、プロジェクトの基本情報を格納するテーブルである。図4は、図1に示すプロジェクト情報テーブル105aの記憶内容の具体例を示す図である。ここでは、プロジェクトを識別するプロジェクトIDに対して、プロジェクト名、顧客コード、顧客名、開始日、完了予定日(納期)および完了日などを関連付けている。
工程日程計画テーブル105bは、各プロジェクトの工程毎の計画情報を格納するテーブルである。図5は、図1に示す工程日程計画テーブル105bの記憶内容の具体例を示す図である。ここでは、プロジェクトIDに対して、工程を識別する工程番号、工程開始日、工程完了予定日、工程完了予定週番号および工程完了日などを関連付けている。
工程概況報告テーブル105cは、各プロジェクトのプロジェクトリーダから工程毎に報告される工程概況を格納するテーブルである。図6は、図1に示す工程概況報告テーブル105cの記憶内容の具体例を示す図である。ここでは、工程番号に対して、工程における作業状況を品質、コストおよび納期についてプロジェクトリーダが評価した工程概況、工程概況に基づいてプロジェクトリーダの上長が評価した工程概況コメント、工程概況SEQ番号並びに週番号などを関連付けている。本実施形態では、工程概況および工程概況コメントのデータは、“1:可”、“2:注意”、“3:警告”の3段階にレベル分けされるものとする。また、データの管理体系において週番号(1月1日を含む週の週番号を1とする)という概念を設定し、この週番号によって各プロジェクトの進捗状況と工程の進捗状況を関連付ける。例えば、工程概況報告テーブル105cのプロジェクトIDと週番号をキーとして、工程日程計画テーブル105bから工程開始日や工程完了予定日が当該週に属する日付である同プロジェクトの工程を検索し、関連付けることができる。
進捗会議情報テーブル105dは、各プロジェクトについて定期的(月次や週次)に行われているプロジェクト進捗会議の情報を格納するテーブルである。図7は、図1に示す進捗会議情報テーブル105dの記憶内容の具体例を示す図である。ここでは、プロジェクトIDに対して、工程を識別する工程番号、月次、週番号、議事録などを関連付けている。工程概況報告テーブル105cの工程概況と同様に、議事録のデータは、“1:可”、“2:注意”、“3:警告”の3段階にレベル分けされるものとする。
検索条件入力部106は、プロジェクトの進捗状況の検索条件を入力する検索条件入力画面を表示し、ユーザが入力装置16を用いて画面より入力した検索条件を取得し、表示対象データ抽出部107へ出力するプログラムである。
表示対象データ抽出部107は、入力された検索条件と所定の抽出規則に基づいてプロジェクト情報テーブル105a、工程日程計画テーブル105b、工程概況報告テーブル105cおよび進捗会議情報テーブル105dから表示対象データを抽出するプログラムである。尚、抽出規則は任意に設定可能であるが、本実施形態では以下の5つのルールに基づいて抽出するものとする。
[ルール1]原則、上長の判断(工程概況コメント)を優先し、同一週内では新しいものを優先する。すなわち、月曜日より金曜日の時点での判断評価を優先する。
[ルール2]上長による判断(工程概況コメント)が抽出できない場合には、プロジェクトリーダの判断(工程概況)を次に優先する。このプロジェクトリーダの判断(工程概況)も同一週内では、新しいものを優先する。
[ルール3]検索条件入力画面において、プロジェクトリーダを上長よりも優先する指定があった場合には、プロジェクトリーダの判断を優先する。
[ルール4]検索条件入力画面において、上長、プロジェクトリーダの関係よりも週内の日付を優先する指定があった場合には、日付を優先する。
[ルール5]同一週において上長およびプロジェクトリーダの双方の判断が抽出できない場合には、別途実施しているプロジェクト進捗会議の判定(議事録)を採用する。
QCDダッシュボード画面作成部108は、表示対象データ抽出部107において抽出された表示対象データに基づいて品質、コストおよび納期の各々に対応する領域の表示色を複数段階で変化させたQCD判定グラフを工程番号毎に作成し、このグラフを構成要素としたプロジェクトの進捗状況を工程番号または週番号を単位として一覧表示するQCDダッシュボード画面を作成するプログラムである。例えば、QCD(品質、コスト、納期)の観点で、予定通りの進行の場合(評価=1)を緑とし、判定基準により遅れやコストオーバーの場合(評価=2)には黄色、さらに悪化した状態の場合(評価=3)を赤で表現し、3つの切り口を1つの円グラフを使い表現することにより、視覚的に進捗状況を瞬時に把握することができる。本実施形態では、円形のQCD判定グラフを用いてQCDダッシュボード画面を作成するものとするが、QCD判定グラフの形状は任意に設計変更可能である。
以下、本実施形態に係るプロジェクト進捗管理装置1の動作を図面に基づいて説明する。図8は、プロジェクト進捗管理装置1の登録処理の具体例を示すフローチャートである。
S801において、データ取得部101は、基幹システム2からデータファイルを取得し、このデータファイルをデータ解析部103へ出力する。
S802において、データ解析部103は、取得されたデータファイルがタグを含むファイルであるか否かを判定する。ここで、データファイルがタグを含む(例えば、HTMLファイルやXMLファイルなど)と判定された場合には、S803へ進む。これに対し、データファイルがタグを含まない(例えば、CSVファイルなど)と判定された場合には、S806へ進む。
S803において、データ解析部103は、タグを用いて記載されたテキストデータを解析して工程概況に予め関連付けられたタグを抽出し、工程概況に係るテキストデータを取得する。
S804において、データ解析部103は、辞書部102より工程における作業状況を品質、コストおよび納期の三要素の観点から表すキーワード(辞書データ)を読込む。
S805において、データ解析部103は、辞書部102から読込まれたキーワード(辞書データ)に基づいてタグ内に含まれるテキストデータの中からキーワードに続く文字列を所定の規則に基づいて品質、コストおよび納期の三要素に係る評価データとして取得し、データ登録部104へ出力する。図9は、図1に示すデータ取得部101で取得されるファイルの具体例を示す図である。ここでは、枠線で囲まれた箇所のタグが工程概況に予め関連付けられており、このタグ内に記載されたテキストデータに対して辞書データによる検索が行われ、評価データとして“Q=0”、“C=△”、“D=×”がそれぞれ取得されることが示されている。このように、タグに基づいてテキストデータを解析することにより、テキストデータ中に改行コードや半角カンマが含まれる場合でも変換処理を行わずに辞書データとの比較を行うことができる利点がある。
S806において、データ登録部104は、データ取得部101において取得またはデータ解析部103において抽出されたデータをプロジェクト進捗管理データベース105に登録するためのSQL文を作成する。
S807において、データ登録部104は、作成されたSQL文を実行し、登録処理を終了する。
S807において、データ登録部104は、作成されたSQL文を実行し、登録処理を終了する。
図10は、本発明の一実施形態に係るプロジェクト進捗管理装置1の検索処理の具体例を示すフローチャートである。
S1001において、検索条件入力部106は、検索条件入力画面を表示装置17上に表示すると共に、この検索条件入力画面においてユーザが入力装置16より入力したプロジェクトの進捗状況の検索条件を取得し、この検索条件を表示対象データ抽出部107へ出力する。図11は、図1に示す検索条件入力部106により表示される検索条件入力画面の具体例を示す図である。ここでは、検索条件としてプロジェクトID、プロジェクト名、顧客コード、工程番号、現ステータス、抽出対象期間、週番号、QCD表示形式、QCD評価方法、議事録・会議メモの使用有無が挙げられている。
S1002において、表示対象データ抽出部107は、検索条件入力部106より取得された検索条件と所定の抽出規則に基づいてプロジェクト情報テーブル105aからプロジェクト情報を抽出するSQL文を作成する。
S1003において、表示対象データ抽出部107は、S1002において作成されたSQL文を実行し、プロジェクト情報テーブル105aよりプロジェクト情報を取得し、検索条件と共にQCDダッシュボード画面作成部108へ出力する。
S1004において、QCDダッシュボード画面作成部108は、検索条件を参照し、ユーザが指定した画面表示の形式が工程単位か否かを判定する。ここで、工程単位の表示形式が指定されていると判定された場合には、S1005へ進む。これに対し、週単位の表示形式が指定されていると判定された場合には、S1006へ進む。
S1005において、QCDダッシュボード画面作成部108は、各プロジェクトについて工程番号単位で工程概況を取得するSQL文を作成する。同一週内で同一工程に対して複数の工程概況が存在する場合には、工程概況SEQ番号が最大のデータ(最新の工程概況報告)を取得するSQL文を作成するものとする。また、検索条件入力画面で指定されたQCD評価方法や議事録・会議メモの使用有無に応じて取得先のテーブルやデータ項目を切替えるものとする。例えば、議事録・会議メモについて“使用する”が選択された場合にのみ、進捗会議情報テーブル105dがデータの取得先として設定される。
S1006において、QCDダッシュボード画面作成部108は、各プロジェクトについて工程番号単位で工程概況を取得するSQL文を作成する。
S1007において、QCDダッシュボード画面作成部108は、SQL文を実行し、工程日程計画テーブル105b、工程概況報告テーブル105c、進捗会議情報テーブル105dより表示対象データを取得する。
S1007において、QCDダッシュボード画面作成部108は、SQL文を実行し、工程日程計画テーブル105b、工程概況報告テーブル105c、進捗会議情報テーブル105dより表示対象データを取得する。
S1008において、QCDダッシュボード画面作成部108は、取得された表示対象データに基づいてQCD判定グラフを工程番号毎に作成し、QCD判定グラフを構成要素とするQCDダッシュボード画面を作成する。
S1009において、QCDダッシュボード画面作成部108は、作成されたQCDダッシュボード画面を表示装置17に表示し、処理を終了する。図12は、図1に示すQCDダッシュボード画面作成部108により作成される工程単位でのQCDダッシュボード画面の具体例を示す図である。ここでは、QCDダッシュボード画面がプロジェクト情報を縦軸、工程毎のQCD評価を横軸として表示されており、画面を上下にスクロールすることで各プロジェクトにおいてどの工程に問題が発生したのかを容易に把握することができる。例えば、画面最上部に表示されているプロジェクトにおいては、工程Dおよび工程Eにおいて問題が発生していることが示されている。
一方、図13は、図1に示すQCDダッシュボード画面作成部108により作成される週単位でのQCDダッシュボード画面の具体例を示す図である。ここでは、QCDダッシュボード画面がプロジェクト情報を縦軸、週単位でのQCD評価を横軸として表示されており、画面を上下にスクロールすることで各プロジェクトにおいて第何週にどの工程で問題が発生したのかを容易に把握することができる。例えば、プロジェクトIDが“PJ2009005”のプロジェクトにおいては、一週前に工程Dで質(Q)、納期(D)の観点から問題が発生していることが示されている。
また、QCDダッシュボード画面上の円グラフ(QCD判定グラフ)をクリックすると該当週の判断基準となった工程概況やコメントを別画面(図示省略する)で表示できるものとする。これにより、前後の時間(日付)における工程概況やコメントを参照でき、より細かな状況把握を可能となる。
このように、本実施形態に係るプロジェクト進捗管理装置1によれば、以下の効果が奏される。
(1)プロジェクトの進捗状況の表現を数値ではなく、品質(Quality)、コスト(Cost)および納期(Delivery)の観点で判断し、各項目において、“可(問題なし)”、“注意(要確認)”、“警告(問題あり、要対策)”のように色分けして表現した円グラフを用いて表現することで、プロジェクトの進捗状況を3つの観点から容易に把握できる。
(2)従来の工程および月次での報告による判断だけではなく、週という期間を1単位とした状況判断を用いることで、長期間にわたる工程では、その最終段階で進捗状況を判断する傾向があったが、長期の工程内での進捗状況も瞬時に判断できる。このため、ソフトウェア開発工程で発生する問題を発見した場合には、対応策の施策とその実施を迅速に行うことが可能となる。
(3)基幹システム2において既に記入されている、週次の工程概況(複数日記入しても良い)の文書中から上記、QCDの各項目の自己評価ポイントを抽出し、自動的にプロジェクト状況を決定する構成のため、開発担当者の負荷を増加させずに運用ができる。
(4)数多くのプロジェクトが平行稼動する中、画面をスクロールさせるだけで、問題のあるプロジェクトを迅速に発見でき、その経緯をたどっていくことが可能となる。また、経営層では問題プロジェクトの対応方法を判断する上で利用できる。
尚、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
例えば、上記実施形態では、QCD判定を円グラフによって表したが、工程概況の評価データに応じてQCDの三要素に対応する領域の表示色が複数段階で変化する他のグラフ(棒グラフなど)を用いても良い。
1…プロジェクト進捗管理装置、
2…基幹システム、
3…ネットワーク、
11…CPU、
12…ROM、
13…RAM、
14…入出力インターフェース、
15…システムバス、
16…入力装置、
17…表示装置、
18…補助記憶装置、
19…通信装置、
101…データ取得部、
102…辞書部、
103…データ解析部、
104…データ登録部、
105…プロジェクト進捗管理データベース、
105a…プロジェクト情報テーブル、
105b…工程日程計画テーブル、
105c…工程概況報告テーブル、
105d…進捗会議情報テーブル、
106…検索条件入力部、
107…表示対象データ抽出部、
108…QCDダッシュボード画面作成部。
2…基幹システム、
3…ネットワーク、
11…CPU、
12…ROM、
13…RAM、
14…入出力インターフェース、
15…システムバス、
16…入力装置、
17…表示装置、
18…補助記憶装置、
19…通信装置、
101…データ取得部、
102…辞書部、
103…データ解析部、
104…データ登録部、
105…プロジェクト進捗管理データベース、
105a…プロジェクト情報テーブル、
105b…工程日程計画テーブル、
105c…工程概況報告テーブル、
105d…進捗会議情報テーブル、
106…検索条件入力部、
107…表示対象データ抽出部、
108…QCDダッシュボード画面作成部。
Claims (5)
- プロジェクトを識別するプロジェクトIDに対して、工程を識別する工程番号、前記工程における作業状況を品質、コストおよび納期について評価した工程概況、並びに前記工程概況の登録日が属する週番号を関連付けるプロジェクト進捗管理データベースと、
前記プロジェクトの進捗状況の検索条件を入力する検索条件入力部と、
前記入力された検索条件と所定の抽出規則に基づいて前記プロジェクト進捗管理データベースから表示対象データを抽出する表示対象データ抽出部と、
前記抽出された表示対象データに基づいて前記品質、前記コストおよび前記納期の各々に対応する領域の表示色を複数段階で変化させたグラフを前記工程番号毎に作成し、このグラフを構成要素とした前記プロジェクトの進捗状況を前記工程番号または前記週番号を単位として一覧表示するQCDダッシュボード画面を作成するQCDダッシュボード画面作成部と、
を有することを特徴とするプロジェクト進捗管理装置。 - 少なくとも前記品質、前記コストおよび前記納期の三要素をそれぞれ表すキーワードを予め定義した辞書部と、
外部接続されたコンピュータまたは記憶媒体よりテキストデータを取得するデータ取得部と、
前記取得されたテキストデータを前記キーワードに基づいて解析し、前記キーワードに続く文字列を所定の規則に基づいて前記三要素に係る評価データとして取得するデータ解析部と、
前記取得された評価データを前記工程番号に関連付けて前記プロジェクト進捗管理データベースに登録するデータ登録部と、
を更に有することを特徴とする請求項1記載のプロジェクト進捗管理装置。 - 前記データ解析部は、タグを用いて記載された前記テキストデータを解析して前記工程概況に予め関連付けられた前記タグを抽出し、このタグ内に含まれるテキストデータの中から前記キーワードに続く文字列を所定の規則に基づいて前記三要素に係る評価データとして取得することを特徴とする請求項2記載のプロジェクト進捗管理装置。
- 前記QCDダッシュボード画面作成部は、前記品質、前記コストおよび前記納期の三要素に対応して分割され、かつ、前記プロジェクト進捗管理データベースから取得される前記評価データに基づいて前記三要素の各々に対応する領域の表示色を少なくとも三段階で変化させた円グラフを作成し、この円グラフを構成要素とする前記QCDダッシュボード画面を作成することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項記載のプロジェクト進捗管理装置。
- プロジェクトの進捗状況の検索条件を入力する検索条件入力ステップと、
前記プロジェクトを識別するプロジェクトIDに対して、工程を識別する工程番号、前記工程における作業状況を品質、コストおよび納期について評価した工程概況、並びに前記工程概況の登録日が属する週番号を関連付けるプロジェクト進捗管理データベースから前記検索条件入力ステップにおいて入力された検索条件と所定の抽出規則に基づいて表示対象データを抽出する表示対象データ抽出ステップと、
前記抽出された表示対象データに基づいて前記品質、前記コストおよび前記納期の各々に対応する領域の表示色を複数段階で変化させたグラフを前記工程番号毎に作成する工程概況グラフ作成ステップと、
前記作成されたグラフを構成要素とし、前記プロジェクトの進捗状況を前記工程番号または前記週番号を単位として一覧表示するQCDダッシュボード画面を作成するQCDダッシュボード画面作成ステップと、
を有することを特徴とするプロジェクト進捗管理方法。
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