JP4653482B2 - コンピュータ変形解析器 - Google Patents

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Description

この発明は概してコンピュータ支援によるモデリングに関わるものであり、更に詳しくは、コンピュータ変形解析器(computerized deformation analyzer)に関わるものである。
機械装置は多くの場合、有限要素解析(「FEA」)パッケージを用いて設計される。例えば、金属薄板を覆うメッシュを生成することで、このFEAパッケージは自動車のフード(food)のモデル形成に使用される。その後FEAパッケージは、メッシュ全体の結果として得られる形がはっきりと描かれるようになるまで、ある境界条件に基づきメッシュの各要素の偏移を徐々に決定する。モデルが導く結果は実際の生産プロセスで使用されるので、FEAパッケージによって生成されるこのモデルの精度は重要である。例えば、モデルが正確でなければ、そのモデルに基づいて生産された実際のデバイスは、好ましい形状を成さない可能性がある。
FEAパッケージで生成されたモデルの精度は、モデリングプロセスで使用された特定のメッシュを形成する要素の数を増やすことで向上する。しかし、要素数の増加により、演算処理所要時間も増加する。何故なら、非直線形のFEAではメッシュの各要素に関連した多くの式の演算を繰り返し行うからである。これらのモデルの演算時間を短縮するためにスーパーコンピュータが使用されるが、こういった強力なコンピュータでさえ、要求精度を有するモデルを完成させるには数日かかる。
本発明の一つの実施例には、素材表面の変形を決定する方法が示されている。この方法には、コンピュータによる素材の弾性変形範囲及び塑性変形範囲の受信が含まれる。この方法には、メッシュでもって素材の領域をモデリングすることも含まれる。メッシュには複数の要素が含まれる。この方法にはまた、コンピュータを使用しメッシュの有限要素解析を行うことで、各要素の少なくとも一つのポイントの変位を決定することも含まれる。この変位はモデリングされた一連の境界条件から発生する。有限要素解析は、弾性変形範囲及び塑性変形範囲に基づき各要素の弾性係数を反復的に近似することを含む。近似化は、事前に計算された要素の変位から計算された歪みの値に基づき求められる。
本発明の実施例の幾つかは、多数の技術的効果を提供する。実施例の中には、これらの効果の幾つか、または全ての恩恵を受けているものもあり、その恩恵を受けていないものもある。例えば、幾つかの実施例によると変位の大幅な増加があるモデルでさえ、メッシュの要素数を大幅に増加させること無く、デバイスの正確なモデルを生成できる。あるメッシュの要素数が比較的小さければ、要求される演算の能力と演算時間が少なくてすむ。別の実施例によると、より高位の要素を使用することによっても、多数の要素の必要性が減るので、正確なモデリングに必要な演算の能力と演算時間が少なくてすむ。
その他の技術的効果は、当業者には簡単に確認できる。
本発明の実施例は、図1A乃至図5Dの図面を参照することでよく理解できる。それぞれの図で同一で対応する部分には同一の参照番号を使っている。
図1A及び図1Bは、図示する素材が特定の形状への形成をどうモデリングするかを図示する。素材の一例として、金属薄板(sheet metal)がある。図1Aに示すメッシュ(mesh)50Aは、形成過程前の素材のモデルの実施例である。図1Bに示すメッシュ50Bは、形成過程後の素材のモデルの実施例である。
メッシュ50A及び50Bは、有限要素解析(FEA)のソフトウェアプログラムまたは関連するメッシュジェネレータ(明示せず)で生成できる。メッシュ50A及び50Bは、パラソリッドファセット形成を含む如何なる適切なプロセスをもってしても形成できる。図1Aに示す実施例においては、メッシュ50Aは4つの角52を有するが、メッシュのジオメトリー次第で、角52の数はこれ以上にも以下にもなりえる。
メッシュ50Aは、これから変形する素材の特定の領域54のモデルである。領域54は、目的の形状を有するよう変位する素材の部分である。メッシュ50Aが素材の領域54の変位のモデルとなるようにメッシュ50Aの一部分を適切に変位させるために、一つ以上の境界条件がメッシュ50Aに課すことができる。メッシュ50Aは複数の要素58から成る。要素58は、三角形、四角形、またはその他の多角形などの簡単なジオメトリーを有することができる。図1Aのメッシュ50Aには四角形のみが示されているが、素材の特定のジオメトリーのモデルとなるメッシュ50Aを形成するために、如何なる多角形、または多角形の組み合わせも使用することができる。各要素58は一つ以上のガウスポイント64から成る。このガウスポイントは、符号のインテグレーションのために選択されたポジションのことである。特定の場合のガウスポイント64の数は、要求されるモデルの精度及び要素58のジオメトリーに基づき当業者なら選択できる。各要素58は少なくとも一つの隣接した要素の端部60により他の要素58に繋がっている。
図1Bを参照すると、メッシュ50Bは、初期のメッシュ50Aの4箇所の角52に固定させ、中心53を上方向に変位させて形成した結果得られるものである。角52の固定及び中心53の変位はFEAプロセスの境界条件として課すことができる。上方向に変位するのは中心53のみであるが、結果としてこの変位は中心53の周りの素材表面及び素材の端部を変位させる。これらの変位は、角52を固定しているにも拘わらず中心53を動かしたことに対する反応である。素材が異なれば、発生する変位のタイプもレベルも異なる。例えば、ゴムでは端部及び動かされた特定の領域を取り囲む部分において大きな変位が発生し得る。何故なら、ゴムは永久塑性変形素材の特徴を持った挙動ではなく、ゴム素材の特徴を持った挙動を取るからである。また、メッシュ50Aに異なる制限と動きが課されるよう、異なる境界条件を課すこともできる。異なる一連の境界条件を与えることで、結果として得られる最終的なメッシュの形状が図2Bに示されるメッシュ50Bのそれとは異なることになる。
曲げ、伸展といった異なる素材の異なる動きの最終的な変位を正確に予測するために、従来のFEA法では何千もの要素を有するメッシュを使用する。本発明の内容から分かることは、このような多大な要素数は、FEAプロセスによって複製されていない条件によって生じ得る最終的なモデルの不正確さを補うために必要だということである。複製されていない条件の例としては、素材特性の変化、特に徐々に変位が大きくなることによる弾性係数の変化が挙げられる。他の従来型FEAパッケージの多くは小規模の変位にのみ有用であり、そのため、素材の特性を変化させるような大きな変位を分析するツールとしては精度に欠ける。更にまた、多くの要素を有するということは、演算時間と演算能力の大幅な増加を必要とする。このような増加は避けられないものである。何故なら、各要素は少なくとも一つのシェープ関数と言われる、素材の挙動を数学的にモデリングするために使用される数式と関連しているからである。これら全ての式は、全式が一つの解に収束するまで反復的に一緒に解かれる。製造業界では要求される演算能力を満たすために、十分な精度を有するデバイスのモデルが入手できるまで繰り返しこれらの演算を行うために、しばしばスーパーコンピュータを使用する。しかしながら、スーパーコンピュータを使用した場合でも、適切なモデルを入手するには数日間の演算時間が必要となる。
本発明の実施例の幾つかでは、イテレーション的なFEAプロセス中に各要素内で弾性係数などの素材の不均一な特性をアップデートすることで、デバイスのモデルの精度を向上させる方法を示している。大きな変位が発生するモデルにおいてでさえ、メッシュ内の要素数を大幅に増加させずにデバイスの正確なモデルが作成できると言う点で、このことには優位性がある。あるメッシュ内で要素数が比較的少ないと、必要な演算能力と演算時間は減少する。システムの実施例及び方法の実施例の更なる詳細を、図2乃至図5Dと合わせて以下に更に詳細に説明する。
図2は、例としての素材の応力と歪みとの関係の観点から、弾性係数を図示した例としてのグラフ90である。「弾性係数」という言葉は、弾性変形範囲及び塑性変形範囲両者内での、素材の応力と歪みの比率を意味する。「弾性変形範囲」または「弾性ドメイン」とは、固形物の形状や大きさの変化が可逆的である歪みの範囲を意味する。「塑性変形範囲」または「塑性ドメイン」とは、弾性ドメインの応力限度を超える歪み範囲を意味する。「塑性ドメイン」つまり「塑性変形範囲」内での固形物の形状または大きさの変化は恒久的なものであるが、その固形物の破損は発生しない。軸94は応力(「σ」)を示し、軸98は、歪み(「ε」)を示す。形成プロセス中に大きな変位が発生し得る実施例の幾つかにおいては、素材の弾性ドメインから塑性ドメインへの移行を説明する必要がある場合もある。実施例の一つにおいては、素材の降伏応力(「σy」)を示すポイント108は、素材の弾性ドメインを示すセグメント100から素材の塑性ドメインを示すセグメント104への移行を示している。一つの実施例においては、この弾性―塑性関係の近似化に、弾性ドメインを線形の応力―歪み関係で近似し、塑性ドメインを別の線形な応力―歪み関係で近似する、準線形アプローチが適用される。弾性ドメインであるセグメント100の傾きは、弾性係数(「E」)で表される。塑性ドメインセグメント104の傾きは、接線係数(「E」)で表される。
グラフ90に示されるモデルによると、応力―歪み関係は以下のように定義される。
Figure 0004653482
ここでεPLは、ポイント108で歪みと等しくなる。
Figure 0004653482
と決定できる。ここでH’=有効応力―歪みの傾き、である。
図2に示され、また式1、2に定義される応力―歪み関係などの、素材特性を提示することは有益である。何故ならその結果得られるモデルが、素材の実際の変形した形状をより正確に反映するからである。それに加え、応力―歪み関係を準線形関係として近似させることは有益である。何故なら、弾性変形と塑性変形のこのような線形近似化はFEAに含まれる計算を簡素化するからである。しかしながら、素材の応力―歪み関係は非線形関数によって示されることも、実験データによって示されることもあり得る。数学的簡略化により、要求される演算能力と演算時間が少なくてすむ。
図3Aは、本発明の内容の恩恵を受けた有限要素解析を行うためのコンピュータシステム10の実施例を図示した概略図である。システム10は一つ以上の入力デバイス18及び、一つ以上の出力デバイス20を接続したコンピュータ14を含む。ユーザー24はシステム10にアクセスでき、データを入力するためや、図面28を作成編集するために入力デバイス18を使用でき、図面28は出力デバイス20の何れか、または全てに表示される。
図3Aに示されるように、入力デバイス18の例として、キーボードとマウスが挙げられる。しかしながら、入力デバイス18は、スタイラス、スキャナ、またはそれらの何れかの組み合わせを含め、他の形態でもよい。出力デバイス20の例としては、色々なタイプのモニターとプリンタが挙げられる。しかしながら、出力デバイス16は、プロッタを含め他の形態をとることもできる。液晶ディスプレイ(「LCD」)、またはブラウン管ディスプレイ(「CRT」)など、ユーザー24が図面28を見ることができる適切なビジュアルディスプレイユニットはどんなものでも出力デバイス20として適切である。
図3Bは本発明の一つの実施例による有限要素解析を行う上で使用されるコンピュータ14のブロック構成図である。図示されているように、コンピュータ14はプロセッサ30、FEAソフトウェアプログラム38を記憶するメモリ34、及びFEAソフトウェアプログラム38に関連するデータまたは他のデータ記憶する一つ以上のデータ記憶ユニット40を含む。
プロセッサ30は、メモリ34及びデータ記憶ユニット40に接続されている。プロセッサ30は、FEAソフトウェアプログラム38のロジックを実行するために、また図面に関するデータを呼び出すべくまたは記憶すべくデータ記憶ユニットにアクセスするために作動可能である。プロセッサ30の例として、インテル社が市販しているペンティアム(登録商標)TMシリーズのプロセッサが挙げられる。
メモリ34及びデータ記憶ユニット40はファイル、スタック、データベースまたは他の適切なデータ形式から成ってもよい。メモリ34、及びデータ記憶ユニット40はランダムアクセスメモリ、読み取り専用メモリ、CD−ROM、取り外し可能なメモリデバイス、あるいはデータの記憶及び/または取り出しが可能な適当なデバイスであればどのようなものでもよい。メモリ34とデータ記憶ユニット40は入れ替えてもよく、同一の機能を果たすことができる。
FEAソフトウェアプログラム38は、ユーザー18がコンピュータ14を使用して有限要素解析でデバイスのモデリングを行うことを可能にするコンピュータプログラムである。FEAソフトウェアプログラム38は、コンピュータ支援製図(「CAD」)パッケージなどの製図アプリケーションの一部であってもよいし、または独立したコンピュータアプリケーションであってもよい。FEAソフトウェアプログラム38は、例えばメモリ34やデータ記憶ユニット40のような、如何なる記憶媒体内に存在してもよい。FEAソフトウェアプログラム38は、適切なコンピュータ言語であればCやC++を含むどのようなコンピュータ言語で書かれていてもよい。FEAソフトウェアプログラム38は、ユーザー18が曲線の初期位置や曲線の最終位置などの境界条件を入力し、その結果得られる予想形状を出力デバイス20に表示し及び/またはデータ記憶ユニット40に記憶するためにするために作動可能である。本発明の内容を取り入れることのできるFEAソフトウェアプログラム38の例を挙げると、ユニグラフィックスソリューションズ社が市販しているリージョンアナライザーTMがある。
図4Aは、図2に示される初期のメッシュ50Aのようなメッシュの四角形の要素130Aの実施例の概略図である。幾つかの実施例においては、要素130Aはシェル要素でもよい。シェル要素とは、図4に示されるように、それと関連する厚さを有するジオメトリーを意味する。要素130Aは、要素130Aの要素の端部160、164、168、及び170に位置する複数のノード132乃至154から成る。ノード132乃至154は、まとめてノード131と呼ぶ。ノード131は、要素130Aの様々な部位の変位を決定する際の基準として使用される。図4Aに図示する実施例においては、要素130Aは12のノード131を有するが、これより多い数のノード、または少ない数のノードを使用してもよい。ノード132、138、144、及び150は角のノードである。ノード134、136、140、142、146、148、152、及び154は辺の途中のノードである。ノード131のローカル座標の位置を、要素130Aのモデル130Bに示す。
FEAプロセスの一部として、ノード131のそれぞれのシェープ関数(shape function)Nが決められる。ノード131に関連するシェープ関数を以下に説明する。これらの式で使われているように、図4Aにおける参照番号とノード番号(i)の間には、132=ノード1、134=ノード2、136=ノード3、138=ノード4、140=ノード5、142=ノード6、144=ノード7、146=ノード8、148=ノード9、150=ノード10、152=ノード11、及び154=ノード12、という関係がある。
Figure 0004653482
図4Bは、図2に示される初期のメッシュ50Aのような初期のメッシュの三角形の要素190Aの実施例の概略図である。幾つかの実施例においては、図4Bに示されるように要素190Aはシェル要素である。要素190Aは、要素190Aのノードの線212、214、及び218に位置する複数のノード192乃至208から成る。ノード192乃至208は、まとめてノード191と呼ぶ。ノード191は、要素130Aの様々な部位の変位を決定する際の基準として使用される。図4Bに示される実施例においては、要素190Aは10のノード191を有するが、これより多い数のノード、または少ない数のノードを使用してもよい。ノード192、198、及び204は角のノードである。ノード194、196、200、202、206、及び208は辺の途中のノードである。ノード210は、中心のノードである。ノード192乃至210のローカル座標を、要素190Aのモデル190Bに示す。FEAプロセスの一部としてノード191のそれぞれのシェープ関数Nが決定され、それらを以下に記述する。これらの式に使われているように、参照番号とノード番号(i)の間には、192=ノード1、194=ノード2、196=ノード3、198=ノード4、200=ノード5、202=ノード6、204=ノード7、206=ノード8、208=ノード9、及び210=ノード10、という関係がある。
Figure 0004653482
ここで、N、L、L、Lは、次の通りである。
=ノードiに関連するシェープ関数。
=第1ノードと隣接する端部間のシェープ関数の大きさ。
=第2ノードと隣接する端部間のシェープ関数の大きさ。
=第3ノードと隣接する端部間のシェープ関数の大きさ。
幾つかの実施例においては、10のノードを有する三角形の要素190Aのシェープ関数を、3つの独立変数(L、L、L)ではなく、2次元のパラメータ領域を表すし2つの独立変数(u、v)で定義することが望ましい。L+L+L=1という関係を使い、これらのシェープ関数を独立変数L、Lに関して次のように書き換えることもできる。
Figure 0004653482
ここで、Lを1−L−Lに置き換えた。モデル190Cは(u、v)のフォーマットでのノード192乃至210を示す。
幾つかの実施例においては、Uが要素のU方向のパラメータの値を示し、Vが要素のV方向のパラメータの値を示すとして、U=L、V=Lという観点からこれらの式を、次の通りのように書き換えると便利であることもある。
Figure 0004653482
一次偏導関数は以下のように計算できる。
Figure 0004653482
要素130Aは要素の例として使用されているが、他の形状、ノード数、または厚さを有する要素もまた使用可能である。例えば、要素190Aを、要素130Aと組み合わせて使ってもよい。
図5Aは本発明の一つの実施例によるFEAの方法250を図示するフローチャートである。この方法250は、有限要素ソフトウェアプログラム38または他の適切なソフトウェアまたはハードウェアで実行できる。方法250はステップ254から開始する。ステップ258では、以下グローバル変位マトリクス{D}と呼ぶグローバル変位を使用し、ローカル要素座標が確立される。ローカル要素座標は、要素のローカルUV方向と、要素の境界のどのポジションであろうと、そのポジションでの法線ベクトルに沿った座標システムのことを意味する。グローバル変位とは、単一の「グローバル」座標システムに対する全ノードの変位のことを意味する。ステップ254の更なる詳細を、図5Bと合わせ後に示す。
ベクトル{d}で表す要素の変位は、適切な数学的プロセスを使いステップ260でローカル座標で計算される。要素の変位の計算は、ステップ258で計算されるグローバル変位と、ステップ258で計算され確立されたローカル座標に基づいている。
ステップ264では、剛性マトリクス[k]と、計算された要素の変位{f}=−[k]{d}から結果として生じる力の両者が、ローカル座標で計算される。ステップ264の更なる詳細を図5Cと合わせ後に記述する。これらの変換されたバージョンは、不正確に変位を近似した結果発生する要素58の不均衡力に基づき、ノード131の変位の次のイテレーションを決定するためにその後使用される。
ステップ268では、それぞれの要素58の要素剛性マトリクス[k]と力ベクトル{f}がグローバル座標に変換される。ステップ270では、プロセスされていない要素130Aがあるかどうかを確認する。プロセスされていない要素130Aが残っている場合、方法250のステップ258へ戻る。プロセスされていないそれぞれの要素130Aに関して、ステップ258乃至268がステップ270でプロセスされていない要素が無いと確認されるまで繰り返される。
Figure 0004653482
ステップ284において、変位の増加分{ΔD}はグローバル変位{D}に加えられる。ステップ286では、収束が達成されたかを決定するために、ノード131各々の結果として得られた変位の増加分を、それぞれの対応するノード131の直前の変位と比較する。一つの実施例においては、全てのノード131のその時点での変位と以前の変位との差が事前に決められたモデリングの許容範囲よりも小さければ、収束が達成し得る。モデリングの許容範囲は、一般的にゼロに近い値に設定される。例えば、一つの実施例ではモデリングの許容範囲は0.001インチに設定されるが、適切な許容範囲は如何なるものであれ適用できる。収束が達成されていない場合は、ステップ258乃至286が繰り返される。このようにして、下記のイテレーション的な関係が確立する。
Figure 0004653482
ここで、iはイテレーションの回数を表す。
ステップ258乃至286のそれぞれのイテレーションにおいて、各要素130Aのそれぞれの剛性マトリクス[k]は、ステップ264で再度評価される。要素130Aの剛性マトリクス[k]は、ステップ258乃至286のそれぞれのイテレーション後の要素58の変位レベルによって変化し得る。変位の増加分と共に、要素58の各ガウスポイントでの要素の剛性は、要素のノード変位によって発生する実際の歪みの量により変化し得る。例えば、降伏応力を超してしまい、そのため素材の剛性が弾性素材の挙動から塑性素材の挙動へと移行することもあり得る。ステップ258乃至286のイテレーション後、各ガウスポイントに、そのガウスポイントが弾性ドメインと塑性ドメインのどちらにあるかに基づき、新しい剛性関係を割り当てることにより、要素58の各ガウスポイントでの剛性影響を計算し、各要素の最新の剛性マトリクスを決定することができる。この代わりとして、素材剛性の新しい数値をイテレーション毎よりも少ない頻度でアップデートすることもできる。ステップ258乃至286のイテレーション毎に、後で記述する図5Bのグラフ70が示すような素材の応力―歪み関係を用いて、弾性係数をアップデートできる。ステップ258乃至286のイテレーションにおける弾性係数及び剛性マトリクスのアップデートは、弾性係数及び剛性マトリクスの「反復的近似化」または「反復的アップデート」と呼ぶこともできる。
ステップ258乃至286のイテレーションのために剛性マトリクス[k]をアップデートすることは有益である。何故ならこれが、特定の素材の弾性ドメインと塑性ドメインとの間の移行を補完するからであり、この例を図2に示す。このような補完は、変位の増加分が大きい場合でさえ、メッシュ中の要素数を増加させることなく更に精度の高いモデルを結果として生み出す。
ステップ286で収束が達成されたと決定されれば、ステップ288で弾性のスプリングバック/オーバークラウン解析をオプションとして行うことができる。ステップ288の更なる詳細を後に説明する。方法250はステップ240で完了する。
ステップ264のイテレーション時に剛性マトリクス[k]を再評価及びアップデートすることは有益である。何故なら、あるメッシュの要素数を大幅に増加させることなく、正確なデバイスのモデルが生成できるからである。あるメッシュ中の要素数が比較的少ない場合は、要求される演算能力と演算時間が少なくてすむ。
図5Bは、要素58のような要素の弾性係数の放物線近似を図示するグラフ70である。一つの実施例においては、要素には各ガウスポイント64に割り当てられた弾性係数の独立な値がある(図1A及び図1Bに示す)。要素の変位前では、各ガウスポイント64での弾性係数の大きさの分布は、平らになっているグラフ70の点線部分に示されるように、平坦で平らなものとして図示されている。増加分だけ要素が変位した後、弾性係数などの各ガウスポイント64の素材特性も変化し得る。各要素58の、増加分の変位によって起こる素材特性の変化を説明するために、各ガウスポイント64の弾性係数は変位後アップデートされる。この弾性係数を示すアップデートされた数値の大きさは、グラフ70の点線部分の上にかぶさる放物線状の部分に示されるように、グラフ的に放物線状の面として図示してある。グラフ70の放物線状の面はまた、各ガウスポイント64での剛性への寄与をも図示していて、この寄与は上述の剛性マトリクス[k]を評価するために数学的にモデリングされる。
メッシュが穴のような空の空間を囲む素材上に当てはめられている実施例においては、弾性係数の数値はその穴をモデリングするために故意に小さくしてもよい。例えば、穴を有する金属薄板が素材の例であるならば、穴から遠いガウスポイント64の弾性係数は29X10PSIと決め、穴に近いガウスポイント64の弾性係数は10PSIと決めることができる。
上述のように弾性係数は、σ=Eεとなるような応力と歪みの間の関係を表す。Eは弾性係数を意味し、これは弾性ドメインでの応力と歪みの比率を表す数値である。σは応力を表し、εは歪みを表す。σ=Eεは、歪みの比例限度(εPL)以下の歪みの値に対する有効条件である。要素のドメイン全体の弾性係数は、その例をグラフ70に図示するが、放物線近似を用いて評価することができ、
Figure 0004653482
であり、またここで、N、E、U、V、E(U、V)は、
=ノードiに関連するシェープ関数、
=ノードiにおける弾性係数、
U=要素のU方向におけるパラメータ値、
V=要素のV方向におけるパラメータ値、及び
(U、V)=要素のパラメータとしてのUVポジションにおける弾性係数の補間値である。
要素の各ガウスポイントに対する弾性係数値を、FEA法のそれぞれのイテレーションに際し調整することは有益である。何故なら、特定のメッシュ内の要素数を大幅に増加させることなく、デバイスの正確なモデルが生成できるからである。特定のメッシュ内で比較的少ない数の要素を使うと、要求される演算能力と演算時間が少なくてすむ。
図5Cは、グローバル変位マトリクス{D}を使いローカル要素座標を確立させるステップ258の一つの実施例の更なる詳細を図示する。ステップ300においては、要素130A及び/または190Aに対してシェープ関数(式5乃至63)を用いた相対位置の初期予測は、これらの要素130A及び/または190AのパラメータとしてのUVスペース(パラメータとしてのUVスペースにおけるパラメータの例としては−1.0<=U<=1.0及び−1.0<=V<=1.0がある)に対してのグローバル変位マトリクス{D}と同じで、課された境界条件に基づき、
Figure 0004653482
として評価される。ここで、S、x、y、u、vは、次の通りである。
S=要素のuvパラメータにおける位置を定義するベクトル。
x=位置ベクトルSのX座標。
y=位置ベクトルSのY座標。
z=位置ベクトルSのZ座標。
u=U方向での要素のパラメータ値。
v=V方向での要素のパラメータ値。
境界条件は、制限された各自由度に対する「ペナルティー法」を用いて課される。ステップ304において、直交ローカル座標システムを決定するために、各要素130Aまたは190Aに対する一次空間導関数を評価する。各要素130Aまたは190Aに対する一次空間導関数は、次式として評価される。
Figure 0004653482
ステップ304で決定された一次導関数を用い、与えられたUVパラメータに対して単位ベクトルe、e、及びeを有する直交座標システムを、次式のようにステップ306において計算する。
Figure 0004653482
ここで、e、l、m、nは、次の通りである。
e=ローカル座標システムの座標ベクトル。
l=座標ベクトルeのローカルx成分。
m=座標ベクトルeのローカルy成分。
n=座標ベクトルeのローカルz成分。
結果として得られるグローバル変位マトリクス{D}は
Figure 0004653482
と表現される。
図5Dは、ローカル座標内の要素剛性マトリクスを表す剛性マトリクス[k]及び、ローカル座標の要素力を表す力ベクトル{f}を確立/調整するステップ264の一つの実施例の更なる詳細を図示する。力ベクトル{f}は、計算された剛性マトリクス[k]及びローカルノード変位に基づき決定される。剛性マトリクス[k]は、歪み―変位マトリクス、弾性応力―変位マトリクス及び弾性―塑性応力―変位マトリクス、ヤコビアンマトリクスを用いた、数値積分によって決定される。歪み―変位マトリクスは、各要素に対する変位と歪みの関係を定義する。応力―変位マトリクスは、要素の歪みと応力の関係を定義する。ヤコビアンマトリクスの決定は、各要素の数値積分に必要である。この手順の詳細を、図5Dを参照して以下に説明する。
ステップ330で、要素130A及び190Aに対する応力変換マトリクス及び歪み変換マトリクスが、それぞれ
Figure 0004653482
として定義される。ここで、Tσ、Tε、T11、T12、T21、T22は、
σ=応力変換マトリクス、
ε=歪み変換マトリクス、
11=左上部象限部分マトリクス、
12=右上部象限部分マトリクス、
21=左下部象限部分マトリクス、
22=右下部象限部分マトリクスであり、
各部分マトリクスが、次式として定義される。
Figure 0004653482
これらの各応力変換マトリクス及び歪み変換マトリクスに対して、
Figure 0004653482
のように、その逆マトリクスは転換マトリクスに等しい。
ステップ334において、シェル要素130A及び190Aに対してのヤコビアンマトリクスは、以下のように評価される。
Figure 0004653482
ここで、x 、y 、z は、
=要素の垂直方向に沿ったX成分の大きさ、
=要素の垂直方向に沿ったY成分の大きさ、及び
=要素の垂直方向に沿ったZ成分の大きさであり、
またここで、V
Figure 0004653482
として定義され、またここで、w、tは、次の通りである。
w=要素の厚さ方向に沿ったパラメータの値(−1.0<=w<=1.0)。
=要素の厚さ。
そして、然るに逆ヤコビアンが、
Figure 0004653482
として定義される。ここで
=ヤコビアンマトリクスの逆要素である。
ステップ338において、ε’=0と仮定すると、要素130A及び190Aのローカル軸に沿った歪みの成分は以下のように与えられる。
Figure 0004653482
ここで、εx’、εy’、γx’y’、γx’z’、γy’z’は、次の通りである。
εx’=主x方向の歪み。
εy’=主y方向の歪み。
γx’y’=主xy面のせん断。
γx’z’=主xz面のせん断(曲げ)。
γy’z’=主yz面のせん断(曲げ)。
上記の式は、表面に沿った成分と曲げ成分に関し、
Figure 0004653482
と書き表すことができる。ここで、{ε}、{ε}は、
Figure 0004653482
であり、またここで、ε、εは、
ε=歪みの表面に沿った成分、及び
ε=歪みの曲げ成分である。
ステップ340において、各要素に対する歪み変位マトリクスは、以下の数学的プロセスを用いて決定される。グローバル座標において、要素の歪みを計算するために下記の関係を確立することができる。
Figure 0004653482
歪み変位マトリクス[B]は[BΛB]として与えられるが、ここでBiは、
Figure 0004653482
として定義され、またここで、a、b、c、d、e、fは、次の通りである。
Figure 0004653482
ローカル座標では、この歪み―変位マトリクスは、
Figure 0004653482
と書ける。
ステップ344において、弾性変形時の要素の応力とノード変位は、
Figure 0004653482
によって関連付けることができるが、ここで[C]は、次の通りである。
[C]=構成マトリクス。
σz’=0であると仮定して、x’座標y’座標z’座標における応力―歪み関係に対して次のことが得られる。x’、y’、z’は要素のローカル座標方向を表す。
Figure 0004653482
つまり、
Figure 0004653482
であるが、ここでσx’、σy’、τx’y’、τy’z’、τz’x’、μは、
σx’=主x方向の応力、
σy’=主y方向の応力、
τx’y’=主xy面のせん断応力、
τy’z’=主zy面の曲げ応力、
τz’x’=主zy面の曲げ応力、及び
μ=ポアソン率である。
変形可能な物体に軸上の伸張力が加えられると、その物体は伸張するのみならず横方向に収縮もする。同様に、物体に働く軸上の圧縮力は物体がその力の方向に収縮し、その物体の側面は横に広がる。これらの歪みの比例比率はポアソン率(μ)と呼ばれ、ここで用いられる等方性素材では、次の通りとなる。
Figure 0004653482
しかしながら、要素の接線方向に適用されるポアソン率の値と、要素に垂直な方向に適用される値との間の異方性関係を考慮する必要があり得る。この垂直な異方性比率、つまりr要因は、
Figure 0004653482
として適用され、ここで、μ、μは、次の通りである。
μ=表面に沿った方向でのポアソン率。
μ=厚さ方向でのポアソン率。
等方性のr値(r=1.0)に対しては、実際の体積保存条件を考慮し、ポアソン率の値は、次式の通りとなる。
Figure 0004653482
このようにして、ポアソン率の与えられた等方性値に対して、下記の関係が得られ、下記の関係を用いることで、与えられたr値に基づいて対応する異方性値を計算することができる。
Figure 0004653482
この二次方程式を解きμ及びμを求めると、その結果は次の通りとなる。
Figure 0004653482
このようにして、各要素の構成マトリクスを定義する場合は、接線方向のポアソン率の値μTが用いられる。
式89及び式94を用い、応力―変位マトリクスは表面に沿った成分及び曲げ成分に分けることができ、
Figure 0004653482
となるが、ここで、Cm、Csは、
Figure 0004653482
であり、またここで、Cm、Csは、
m=応力―歪み関係の表面に沿った成分の構成マトリクス、及び
s=応力―歪み関係の曲げ成分の構成マトリクスである。
Figure 0004653482
となるが、ここでPは歪みの塑性成分を示す。
Figure 0004653482
であり、また、σ 、σ は、次の通りである。
Figure 0004653482
プラントルーロイス関係によると、塑性歪みの増加分は次の式によって定義される。
Figure 0004653482
歪みの増加分(dε)は、その弾性成分(dε)と塑性成分(dε)を加算したものであるので、次の式の通りである。
Figure 0004653482
となるが、ここでTはベクトルの転置マトリクスを示す。
Figure 0004653482
と書き表すことができる。ここで、[W]は次の通りである。
[W]=歪みの総増加分に関する塑性歪みの増加分を計算するテンソル。
Figure 0004653482
ローカル座標x’、y’、z’での[B]マトリクスと[CB]マトリクスを得た後、これらのマトリクスを利用してステップ350で要素剛性マトリクスの計算を行う。このマトリクスの変換は、仮想的変位の際に結果として得られる歪みエネルギー密度の増加分がその計算が行われる座標システムに関わらず同じであるべきであるという概念に基づき、導き出すことができる。こうして剛性マトリクスは、
Figure 0004653482
で与えられる。ここで、B=歪み―変位マトリクスの転置マトリクスである。
一つの実施例においては、四角形シェル要素130Aに対して、下記のガウスポイントと重さを用いた3x3x2の次数のガウス―ルジャンドル求積法を使って積分を行うことができる。
Figure 0004653482
ここで、W=ガウスポイントにおけるウェイト要因である。
一つの実施例においては、三角形シェル要素190Aに対して、下記のガウスポイントと重さを用いて、積分を行ことができる。
Figure 0004653482
その後ステップ352において、力ベクトル{f}が式{f}=−[K]{d}を用いて、剛性マトリクス[K]に基づき決定される。
一つの実施例においては、最初に領域54の塑性変形解析を行った後に、方法250のステップ288でオプションとしてスプリングバック解析及び/またはオーバークラウン解析を行うことができる。スプリングバック解析とは、それまでに適用された境界条件が解除され素材がリラックスした、つまり自然な状態に戻った後の素材の形状の解析を意味する。オーバークラウン解析とは、スプリングバックした形状が素材の望ましい形状となるために必要な、素材の過剰成形の度合いを予測する事を意味する。スプリングバック/オーバークラウン解析は、素材の形成過程のために生じる内部応力の蓄積を説明する。スプリングバック/オーバークラウン解析は、未形成部分から組み立てられる剛性マトリクスに基づく静的解析を用いて行うことができる。モデルに加えられるノードでの力は、方法250において記述した最初の形成過程の際に得られた修正されたグローバル剛性マトリクスの逆マトリクスから決定され、これは
Figure 0004653482
及び
Figure 0004653482
である。ここで、{F}、[K−1、[K]、{D}、{D}は次の通りである。
{F}=修正されたグローバル剛性マトリクスの逆マトリクスと、初期形成解析の結果として得られる変位とから計算された、結果として得られる内部負荷ベクトル。
[K−1=修正されたグローバル剛性マトリクスの逆マトリクス。
[K]=初期形成解析から結果として得られた変位したノード座標から計算された剛性マトリクス。
{D}=初期形成解析から計算された、結果として得られた変位ベクトル。
{D}=ポスト線形静的解析から計算されたスプリングバック変位ベクトル。
このアプローチは、形状形成された素材の弾性―スプリングバック形状を誘導するために必要な応力の正反対のものに基づくノードの負荷[K−1を適用することによって、オーバークラウンの形状は合理的に近似されている、と仮定する。
本発明は詳細に説明されているが、頭記の請求項の範囲に定義される本発明の精神及び範囲から逸脱せずに、様々な変更、置き換え、または代替が行うことが可能であることが理解されるべきである。
添付した図に併せた以下の説明についてここで言及する。添付の図においては、同一の参照番号は同一のパーツを示すものとする。
有限要素解析の一つの方法で使用できる初期のメッシュの実施例を図示する概略図である。 目的の形状を有し、有限要素解析の方法を実行した結果得られる最終メッシュの実施例を図示する概略図である。 モデリングされる例としての素材に関連する応力と歪みの関係のグラフの例である。 本発明の一つの実施例による有限要素解析の一つの方法を実行するために作動可能なコンピュータシステムの実施例を図示する概略図である。 図3Aに示すコンピュータの実施例を図示するブロック構成図である。 図2Aに示す初期のメッシュの要素の実施例の概略図である。 図2Aに示す初期のメッシュの要素の実施例の概略図である。 本発明の一つの実施例による有限要素解析の方法を図示するフローチャートである。 図5Aの方法を実施するために使用できる弾性係数の放物線近似を図示するグラフである。 図5Aの方法に示されるステップの更なる詳細を図示するフローチャートである。 図5Aの方法に示されるステップの更なる詳細を図示するフローチャートである。

Claims (28)

  1. 金属薄板の表面の変形を決定するコンピュータ化された方法であって、
    コンピュータが、
    該金属薄板の弾性変形範囲及び塑性変形範囲を受信するステップと、
    複数の要素から成るメッシュで該金属薄板の一領域をモデリングするステップと、
    コンピュータが、
    該メッシュに対する有限要素解析を行うことによって、要素のそれぞれ上の少なくとも一つのポイントに対する変位を決定するステップと、
    なお、該変位はモデリングされた一連の境界条件の結果として得られ、
    コンピュータが、
    以前に計算された要素の変位から計算される歪みの値に基づいて該弾性変形領域及び該塑性変形領域に従って各要素に対する弾性係数を反復的にアップデートするステップと、を有し、
    更に、
    前記金属薄板の弾性変形範囲と該塑性変形範囲を受信するステップが、降伏応力に関連する値を受信するステップであり、
    前記各要素に対する該弾性係数を反復的にアップデートするステップが、
    以前に決められた要素の変位から計算される歪みの値が前記降伏応力に関連する値よりも小さい場合には、前記反復的にアップデータされた弾性係数が、該弾性変形範囲に従って弾性係数とするステップであり、
    コンピュータが、
    該アップデートされた弾性係数を使い該剛性マトリクスを計算するステップと、
    該剛性マトリクスは、歪み―変位マトリクス、弾性応力―変位マトリクス及び弾性―塑性応力―変位マトリクス、ヤコビアンマトリクスを用いた、数値積分によって決定される、を有することを特徴とする方法。
  2. 該複数の要素の該それぞれが少なくとも一つのノードから成ることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記方法が、
    コンピュータが、該複数の要素の該それぞれに対して、剛性マトリクス及び少なくとも一つの力ベクトルを該弾性係数に基づき決定するステップを更に有する、
    なお、該剛性マトリクス及び該少なくとも一つの力ベクトルが、該複数の要素の該それぞれに特有なローカル座標系のフォーマットで表される、請求項1に記載の方法。
  4. 前記方法が、
    コンピュータによって、
    複数の要素の該それぞれに対して、剛性マトリクス及び少なくとも一つの力ベクトルを弾性係数に基づき決定されるステップと、
    なお、該剛性マトリクス及び該少なくとも一つの力ベクトルが、該複数の要素の該それぞれに特有なローカル座標系のフォーマットで表され、
    コンピュータによって、
    該有限要素解析を行うことが、該剛性マトリクス及び該少なくとも一つの力ベクトルを、該複数の要素の全てに対して使用されるグローバル座標系のフォーマットへ変換されるステップと、
    ことを更に含むことと、を特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. その時点での変位と以前の変位との差が事前に決められたモデリングの許容範囲よりも小さくなった後に、
    コンピュータが、
    該複数の要素のそれぞれに対応する複数の剛性マトリクスの合計から、グローバル剛性マトリクスを決定するステップと、
    コンピュータが、
    該複数の要素の該それぞれに対して、
    {Ds}=[Kf]・[Kl]−1・{Dp}
    を計算することによって、スプリングバックのポジション{Ds}を決定するステップとを有し、
    ただし、[K−1=修正されたグローバル剛性マトリクスの逆マトリクス、
    [K]=初期形成解析から結果として得られた変位したノード座標から計算された剛性マトリクス、
    {D}=初期形成解析から計算された、結果として得られた変位ベクトル、である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 該複数の要素の少なくとも一つが四角形であり、少なくとも12個のノードを該四角形のノードのラインに沿って指定することから更に成ることと、該少なくとも12個のノードの内の4個がそれぞれ該四角形の4個の角に配置されていることと、を特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. コンピュータが
    該金属薄板の降伏応力に関連するポイントにおいて該塑性変形範囲に変換される該弾性変形範囲を受信するステップと、
    各要素に対する該弾性係数を反復的にアップデートする場合であって、該以前に計算された要素の変位から計算される歪みの該値が、降伏応力のポイントに達している場合、
    コンピュータによって、
    前記アップデートされる弾性係数が、その反応として、該弾性係数が該塑性変形範囲内にある弾性係数としてアップデートされるステップを更に有する、請求項1に記載の方法。
  8. 該弾性変形範囲と該塑性変形範囲を受信することが降伏応力に関連する値を受信することを含むことと、
    各要素に対する該弾性係数を反復的にアップデートすることが、以前に計算された要素の歪曲から計算された歪みの該値が降伏応力に関連する値に達していなと決定し、その反応として、該弾性係数が該弾性変形範囲内にあると決定することから成ることと、
    を特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 該弾性係数をアップデートすることが、該要素に課された実際の応力を利用することから成り、該実際の応力は、フォンミーゼスの条件を使って計算されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 有限要素解析の方法を使用して、金属薄板の表面の変形を決定するコンピュータ化された方法であって、
    コンピュータが、
    該金属薄板の弾性変形範囲と塑性変形範囲を受信するステップと、
    複数の要素から成るメッシュで該金属薄板をモデリングするステップと、
    なお、該複数の要素のそれぞれが複数のノードから成り、
    コンピュータが、
    或る時点での変位と、その前のステップでの変位との差が事前に決められたモデリングの許容範囲よりも小さくなるまで繰り返される、有限要素解析の計算ステップの各ステップにおいて、該複数の要素の該それぞれに対して剛性マトリクスを計算するステップと、
    コンピュータが、
    その前のステップで決められた要素の変位から計算される歪みの値が、降伏応力に関連する値よりも小さい場合には、
    前記反復的にアップデータされた、該弾性変形範囲に従って弾性係数を使い該剛性マトリクスを計算するステップと、
    および、
    該その前のステップで決められた要素の変位から計算される歪みの値が、降伏応力に関連する値と等しいか、またはそれよりも大きい場合には、
    前記反復的にアップデータされた、該塑性変形範囲に従って弾性係数を使い、該剛性マトリクスを計算するステップと、
    コンピュータが
    該複数のノードの該それぞれの変位が事前に決められたモデリングの許容範囲内に収まるまで、該複数の要素の該それぞれに対する該剛性マトリクスを計算するステップと、
    該剛性マトリクスは、歪み―変位マトリクス、弾性応力―変位マトリクス及び弾性―塑性応力―変位マトリクス、ヤコビアンマトリクスを用いた、数値積分によって決定される
    上記各ステップを有することを特徴とする方法。
  11. 該複数の要素のそれぞれが少なくとも一つのガウスポイントから成ることと、剛性マトリクスを計算することが、アップデートされた弾性係数を複数のガウスポイントのそれぞれに割り当てることから成り、該アップデートされた弾性係数が該複数の要素の該それそれの歪みの値の変化に従って決定され、該値の該変化が、前記繰り返される有限要素解析の、或る時点での変位と、その前のステップでの変位との差である増加分を基に計算されることと、を特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 該弾性変形範囲と該塑性変形範囲のそれぞれを、歪みと応力の直線関係として近似することから更に成ることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  13. 該剛性マトリクスの計算が、該剛性マトリクスのフォーマットを該複数の要素の全てに継続的に適用するために作動可能であるグローバル座標系を用いて、新しいフォーマットに変換することから更に成ることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  14. 該複数の要素の該それぞれに関連する少なくとも一つの力ベクトルを、該複数の要素のそれぞれに対応する該剛性マトリクスを用いて計算し、該少なくとも一つの力ベクトルと、該複数の要素の該それぞれの該剛性マトリクスとが、それぞれに対応するローカル座標系にあることと、
    該剛性マトリクス及び該要素のそれぞれの該少なくとも一つの力ベクトルを、該複数の要素の全てに対して使用されるグローバル座標系のフォーマットに変換することと、
    から更に成ることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  15. その時点での変位と以前の変位との差が事前に決められたモデリングの許容範囲よりも小さくなった後に、
    コンピュータが、
    該複数の要素のそれぞれに対応する複数の剛性マトリクスの合計からグローバル剛性マトリクスを決定するステップと、
    該複数の要素の該それぞれに対して、
    {Ds}=[Kf]・[Kl]−1・{Dp}
    を計算することによって、スプリングバックのポジション{Ds}を決定するステップと、を有する、
    ただし、[K−1=修正されたグローバル剛性マトリクスの逆マトリクス、
    [K]=初期形成解析から結果として得られた変位したノード座標から計算された剛性マトリクス、
    {D}=初期形成解析から計算された、結果として得られた変位ベクトル、である、
    ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  16. 該複数の要素の少なくとも一つが四角形であり、該四角形のノードのラインに沿って少なくとも12個のノードを指定することから更に成ることと、該少なくとも12個のノードの内の4個がそれぞれ該四角形の4個の角に配置されていることと、を特徴とする請求項10に記載の方法。
  17. 剛性マトリクスを計算するときに、該要素に課された実際の応力に基づいて弾性係数をアップデートする、ここで、該実際の応力は、フォンミーゼスの条件を用いて計算されることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  18. 弾性変形範囲が、該塑性変形範囲の応力対歪みの関係とは異なる応力対歪みの関係を有することを特徴とする請求項10に記載の方法。
  19. 金属薄板の変位のモデリングさせるために、コンピュータに下記ステップを実行させるためのプログラムであって、
    コンピュータが、
    該金属薄板の弾性変形範囲及び塑性変形範囲を受信するステップと、
    複数の要素から成るメッシュで該金属薄板の一領域をモデリングするステップと、
    を実行し、
    該コンピュータが、
    該メッシュの有限要素解析を行うことによって、該要素のそれぞれ上の少なくとも一つのポイントに対する変位を決定するステップと、
    コンピュータが、
    以前に計算された要素の変位から計算される歪みの値に基づいて該弾性変形領域及び該塑性変形領域に従って各要素に対する弾性係数を反復的にアップデートするステップと、
    更に、
    前記金属薄板の弾性変形範囲と該塑性変形範囲を受信するステップが、降伏応力に関連する値を受信するステップ
    を実行し、
    前記各要素に対する該弾性係数を反復的にアップデートするステップが、
    以前に決められた要素の変位から計算される歪みの値が前記降伏応力に関連する値よりも小さい場合には、前記反復的にアップデータされた弾性係数が、該弾性変形範囲に従って弾性係数とするステップであり、
    コンピュータが、
    アップデートされた弾性係数を使い該剛性マトリクスを計算するステップと、
    該剛性マトリクスは、歪み―変位マトリクス、弾性応力―変位マトリクス及び弾性―塑性応力―変位マトリクス、ヤコビアンマトリクスを用いた、数値積分によって決定される、
    を実行する、ことを特徴とするプログラム。
  20. 該複数の要素の該それぞれが少なくとも一つのノードから成ることを特徴とする請求項19に記載のプログラム。
  21. 該プログラムが、該複数の要素の該それぞれに対して、剛性マトリクス及び少なくとも一つの力ベクトルを該弾性係数に基づき決定することによって、該有限要素解析を行うために作動可能であることと、該剛性マトリクス及び該少なくとも一つの力ベクトルが、該複数の要素の該それぞれに特有なローカル座標系のフォーマットであることと、を特徴とする請求項19に記載のプログラム。
  22. コンピュータによって、
    該複数の要素の該それぞれに対して、剛性マトリクス及び少なくとも一つの力ベクトルを弾性係数に基づき決定されるステップと、
    なお、該剛性マトリクス及び該少なくとも一つの力ベクトルが、該複数の要素の該それぞれに特有なローカル座標系のフォーマットで表され、
    コンピュータによって、
    該剛性マトリクス及び該少なくとも一つの力ベクトルを、該複数の要素の全てに対して使用されるグローバル座標系のフォーマットへ変換されるステップと、を更に有する、請求項19に記載のプログラム。
  23. その時点での変位と以前の変位との差が事前に決められたモデリングの許容範囲よりも小さくなった後に、
    コンピュータが、
    該複数の要素のそれぞれに対応する複数の剛性マトリクスの合計からグローバル剛性マトリクスを決定するステップと、
    該複数の要素の該それぞれに対して、
    {Ds}=[Kf]・[Kl]−1・{Dp}
    を計算することによって、スプリングバックのポジション{Ds}を決定するステップと、を有する、
    ただし、[K−1=修正されたグローバル剛性マトリクスの逆マトリクス、
    [K]=初期形成解析から結果として得られた変位したノード座標から計算された剛性マトリクス、
    {D}=初期形成解析から計算された、結果として得られた変位ベクトル、である、
    請求項19に記載のプログラム。
  24. 該複数の要素の少なくとも一つが四角形であり、少なくとも12個のノードを該四角形のノードのラインに沿って指定することから更に成ることと、該少なくとも12個のノードの内の4個がそれぞれ該四角形の4個の角に配置されていることと、を特徴とする請求項19に記載のプログラム。
  25. コンピュータによって、
    該金属薄板の降伏応力に関連するポイントにおいて該弾性変形範囲が該塑性変形範囲に変換されることと、
    コンピュータによって、
    該以前に計算された要素の変位から計算される歪みの該値が降伏応力のポイントに達していると決定されるステップと、
    コンピュータによって、
    それぞれの要素に対して該弾性係数をアップデートされるステップと、
    なお、該弾性係数が該塑性変形範囲内にあると決定されるステップと、更に有する、請求項19に記載のプログラム。
  26. コンピュータによって、
    該弾性変形範囲と該塑性変形範囲との間の変換ポイントである該金属薄板の降伏応力に関連する値を受信されるステップと、
    コンピュータによって、
    以前に計算された要素の歪曲から計算された歪みの該値が降伏応力に関連する値に達していない場合、各要素に対する、該弾性変形範囲内にある、該弾性係数を反復的にアップデートするステップと、を更に有する
    を特徴とする請求項19に記載のプログラム。
  27. コンピュータによって、
    該要素に課された実際の応力を利用することによって該弾性係数をアップデートするステップを有する、
    なお、該実際の応力は、フォンミーゼスの条件を使って計算される、
    ことを特徴とする請求項19に記載のプログラム。
  28. コンピュータ支援解析環境下での金属薄板の変位をモデリングするためのシステムであって、
    該システムが、
    ディスプレイユニット、入力デバイス、及びプロセッサを有するコンピュータシステムと、
    該コンピュータシステムに結合された、コンピュータで読み取り可能な媒体と、から成り、該コンピュータで読み取り可能な媒体は、該プロセッサ上で実行するために作動可能なソフトウェアプログラムから成り、
    前記ソフトウエアプログラムは、前記請求項19乃至27いずれか1項記載のプログラムであることを特徴とするシステム。
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