JP4652718B2 - 液晶ディスプレイの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、アクティブマトリックス方式の液晶ディスプレイの製造方法に関する。
特に、薄膜形成にオフセット印刷法を用いた液晶ディスプレイの製造方法に関する。
従来、トランジスタ素子を行列方向に整列配置させたアクティブマトリックス方式の液晶ディスプレイが知られている(特許文献1参照)。
そして、トランジスタ素子には、アモルファスシリコン(a−Si)膜や多結晶シリコン(p−Si)膜が形成される。
一般にトランジスタ素子が形成される基板には、薄膜トランジスタ形成時の高温処理に耐え得るようにするため、軟化点や融点が高い材料が選択される。
現在では、1000℃程度の温度に耐える基板として石英ガラスが使用され、500℃前後の温度に耐える基板としては硬質ガラスが用いられている。
それに応じて、a−Si膜を用いた液晶ディスプレイには硬質ガラス基板が、またp−Si膜を用いた液晶ディスプレイには石英ガラス基板が用いられている。
p−Si膜は、基板上に形成されたa−Si膜をレーザーアニールして結晶化させることにより得られるので、耐熱性が必要とされるのである。
因みに近年では、低温CVD技術の進展により硬質ガラス基板上にもp−Siの形成が可能となってきた(例えば、非特許文献1参照)。
なお単結晶シリコン(c−Si)が基板として用いられる場合もある。
以下、a−Siを積層したアクティブマトリックス方式の基板を例に採り、従来の製造方法(アレイ工程)の例について説明する。
図11は従来のアクティブマトリックス基板の製造工程の流れを示しており、図12はトランジスタ素子の断面を示している。
この製造工程では、先ず、ステップS100において、硬質ガラス基板100の上にゲート電極101が形成される。
ゲート電極101を形成するにあたっては、先ず、硬質ガラス基板上にTi,Mo,Al,Ta,Cr及びこれらの合金の単層膜又は積層膜からなる金属膜(膜厚300〜500nm)をスパッタ法や真空蒸着法により形成する。
因みに、スパッタ法とは、真空中に不活性ガス(主にArガス)を導入しながら基板とターゲット(成膜させる物質)間に直流高電圧を印加し、イオン化したArをターゲットに衝突させて、ターゲット物質を基板に成膜させる方法である。
次いで、フォトリソグラフィーによりパターニングされたフォトレジストを、マスクとして成膜された基板上に配置し、該金属膜をエッチングし、ゲート電極101を形成する。
エッチング後は、フォトレジストを硬質ガラス基板上から取り去る。
なお、エッチングとしては、ウェット式とドライ式とがある。
ウェット式のエッチングは、硫酸、硝酸、りん酸、又はフッ酸等の薬液で腐食を行う方法であり、ドライ式のエッチングは、被加工物にイオンを衝突させて、フォトレジストに覆われていない部分を削り取る方法である。
ドライ式を用いると、垂直方向にのみエッチングが進行しウェット式に比べて微細な加工を行うことができるが、製造コストは増加する。
次いで、ステップS101において、ゲート絶縁層102と半導体層103とをプラズマCVD法により連続して形成する。
なお、これらの層は、プラズマCVD法の他にも真空蒸着、スピンコート法又はディップ法等を用いて形成することも可能である。
ゲート絶縁層102は、窒化シリコン(SiN)膜からなるが、この膜は例えば、SiHガス、NHガス、Hガス、及びNガスを原料とする。
半導体層103はa−Si膜からなるが、この膜は例えば、Hガスによって10%程度に希釈されたSiH4ガスを原料とする。
このa−Siを成膜する際、最後の方にPH3ガスが混合され、半導体層103の上層はn型のシリコン膜(Si膜)とされる。
このようにして、a−Si膜103aとn型のSi膜103bとが形成されることになる。
次いで、ステップS102において、半導体層103が形成された硬質ガラス基板上にソース/ドレイン電極104が形成される。
ソース/ドレイン電極104を形成するにあたっては、先ず、硬質ガラス基板上にTi,Mo,Al,Ta,Cr及びこれらの合金の単層膜又は積層膜からなる金属膜(膜厚300〜500nm)をスパッタ法や真空蒸着法により形成する。
次いで、フォトレジストをマスクして該金属膜をエッチングし、ソース/ドレイン電極104を形成する。
この時、a−Si膜103aに至るまで半導体層103をエッチングし、n型のSi膜103bを2つに分断すると、npn型のトランジスタが形成される。
次いで、ステップS103において、保護膜である層間絶縁層105(膜厚300〜500nm)をプラズマCVD法等により形成し、その後、ソース/ドレイン電極104と外部電極とのコンタクトを取るために、層間絶縁層105をフォトレジストによりマスクしてエッチングを行い、コンタクトホール105aを形成する。
最後にステップS104において、透明性及び導電率が高いITO(インジウム・錫酸化物)膜やIZO(酸化インジウム亜鉛)膜をプラズマCVD法により形成し、この上にフォトレジストをマスクしてエッチングすることにより無色透明の画素電極106が形成される。
次に、p−Siを積層したアクティブマトリックス方式の基板を例に採り、従来の製造方法の例について説明する。
図13は従来のアクティブマトリックス基板の製造工程の流れを示しており、図14及び図15はトランジスタ素子の製造時の各工程毎の断面を示している。
この製造工程では、先ず、ステップS105において、プラズマCVD法、スピンコート法、又はディップ法により、石英ガラス基板107の上面にSiN膜からなる下地層108が形成される〔図14(a)参照〕。
このSiN膜は、例えば、SiHガス、NHガス、Hガス及びNガスを原料とし、100nm程の厚さとされる。
下地層108は、石英ガラス基板107からの不純物をブロックする役割を果たす。
次いで、ステップS106において、a−Si層からなる半導体層109が形成される。
半導体層109は、ステップS105で下地層108を形成した後に、石英ガラス基板107をCVD内から取り出すことなく、そのまま連続して成膜し〔図14(b)参照〕、次いで、レーザーアニール装置に移し、アニーリングによりa−Siをp−Siに相変化させることにより形成される〔図14(c)参照〕。
次いで、ステップS107において、半導体層109にエッチングが施されチャネル部が形成される〔図14(d)参照〕。
更に、このチャネル部上には、ゲート絶縁膜となるSiO膜110が形成される。
SiO膜110は、例えば、テトラエトキシシランを原料としプラズマCVD法により形成する。
次いで、ステップS108において、該SiO膜上に、SiO膜中に浸透したガスの分解又はSiO膜110の再結晶化を促す活性金属膜を被着し、ゲート電極111を形成する。
そして、この活性金属膜を被着した状態で熱処理を施すことによって、ゲート電極中の結晶欠陥が減少させられ、結晶性が改善される。
ゲート電極111には、Ti,Mo,W,Al,Ta,Cr及びこれらの合金の単層膜又は積層膜が用いられる。
次いで、フォトレジストをマスクしてエッチングすることにより、画素毎のSiO膜110及びゲート電極111が形成される〔図14(e)参照〕。
次いで、ステップS109において、イオン打込み装置によりチャネル部の一部にリン(P)、ヒ素(As)、アンチモン(Sb)等のイオンがドーピングされ、イオンが打ち込まれた部分がn型の半導体とされる〔図15(a)参照〕。
次いで、ステップS110において、CVD装置内で層間絶縁層となるSiO膜112が成膜され、フォトレジストをマスクとしてエッチングし、コンタクトホール112aを形成する〔図15(b)参照〕。
次いで、ステップS111において、データ線113を形成する。
データ線113は、コンタクトホール112aが埋まるようにスパッタリングによりMo/AlNd/Moの積層層を形成してからフォトレジストをマスクとしてエッチングすることにより形成される〔図15(c)参照〕。
次いで、ステップS112において、SiO膜112及びデータ線113の上にITO膜が形成され、フォトレジストをマスクしエッチングを施すことより、画素電極となる透明電極114が形成される〔図15(d)参照〕。
上述したようなフォトレジストをマスクしエッチングする方法として、オフセット印刷法が知られている(特許文献2)。
オフセット印刷法によるパターン形成には2種類ある。
その1つは、基板の被エッチング層に直接、レジストインキによるレジストパターンを印刷する方法(直接法)であり、もう1つは、被エッチング層上に先ずフォトレジスト層を形成し、又はその上に更に粘着層を形成し、このフォトレジスト層又は粘着層の上に遮光性インキによるマスクパターンを印刷し、次いで露光・現像して被エッチング層上にレジストパターンを形成する方法(マスク法)である。
特開2002−268585号公報 特許第2702068号公報 「低温p−SiTFT−LCD」、東芝レビューVol.55No.2(2000)、p.32−34
ところで近年、薄膜トランジスタを用いたアクティブマトリックス型液晶ディスプレイの需要が大幅に増加している。
それはアクティブマトリックス型液晶ディスプレイは、高速応答性に優れていること、階調表現が可能であること、画像に濃淡ムラが生じないこと等の種々の利点があるからである。
そこで、薄膜トランジスタ回路を形成するにあたり、タクトタイムの短縮化による生産効率の向上を図ると共に、設備面での省力化や材料費の低減化を通じて製造コストの削減を図ることが、要望されている。
本発明は、かかる背景技術をもとになされたもので、上記の背景技術の問題点を克服するためになされたものである。
すなわち、本発明は、液晶ディスプレイの生産効率を向上させると共に、設備面での省力化を図ることができる液晶ディスプレイの製造方法を提供することを目的とする。
かくして、本発明者は、このような課題背景に対して鋭意研究を重ねた結果、極力、印刷手法を用いて、フィルムに薄膜を幾重にも重ねることで、上記の問題点を解決することができることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成させたものである。
すなわち、本発明は、(1)、基板上にトランジスタ素子が複数整列配置され、且つ画素電極及び共通電極が設けられた液晶ディスプレイの製造方法であって、フィルムに層間絶縁層を印刷するステップS1と、該層間絶縁層の上面側の断面略台形状の溝に、ソース電極又はドレイン電極を印刷するステップS2と、該ソース電極又はドレイン電極の凹部にSi膜を印刷するステップS3と、該Si膜にイオン注入装置によりイオンドーピングし、n型の半導体とするステップS4と、イオンドーピングされたSi膜の上面に更に前記Si膜と同じ材料のSi膜を印刷し、これらのSi膜により半導体層を形成するステップS5と、該半導体層の上面に、ゲート絶縁層を印刷するステップS6と、該ゲート絶縁層の上に前記ソース電極又は前記ドレイン電極と同じ材質のゲート電極を印刷するステップS7と、前記フィルムに形成されたこれらの複数の薄膜を、硬質ガラス基板に転写するステップS8と、前記層間絶縁層にエッチングが施され、コンタクトホールを形成し、該コンタクトホールを埋めるようにITO膜を形成し、そして、該ITO膜をエッチングすることで、画素毎の電極である前記画素電極を形成するステップS9と、該画素電極の上面に、配向膜を形成するステップS10と、もう一方の基板である硬質ガラス基板上にカラーフィルター層を形成するステップS11と、該カラーフィルター層の上に前記画素電極と同じ材料からなる前記共通電極を形成するステップS12と、該共通電極の上面に、前記配向膜と同じ材質の配向膜を形成するステップS13と、前記ステップS1からステップS10を施した硬質ガラス基板と、前記ステップS11〜ステップS13を施した硬質ガラス基板と、をスペーサーを挟んで対向するように近接して配置し、前記画素電極と前記共通電極との間に液晶を注入し、液晶層を形成するステップS14と、を備え、前記半導体層、前記ゲート絶縁層前記層間絶縁層、前記画素電極及び前記共通電極、並びにトランジスタ素子の構成要素である前記ゲート電極、前記ソース電極及び前記ドレイン電極が、グラビア印刷法により形成されたものであり、前記半導体層は、溶媒に半導体粒子が分散されてなるペーストを用いて形成され、前記ゲート絶縁層又は前記層間絶縁層は、流動性のある高分子を用いて形成され、トランジスタ素子の構成要素である前記ゲート電極、前記ソース電極又は前記ドレイン電極が、金属粒子が溶媒に分散されてなる金属ペーストを用いて形成され、前記画素電極と前記共通電極とが、透明の導電性物質粒子が溶媒に分散されてなるペーストを用いて形成されたことに存する。
また、本発明は、()、前記半導体粒子は、c−Si,a−Si,p−Siであることに存する。
また、本発明は、()、前記流動性のある高分子は、ポリアミック酸、ポリイミド、及びアクリル樹脂の中の少なくとも1種類を有機溶媒に溶解したものであることに存する。
また、本発明は、()、前記金属ペーストは、Al,Mo,Cr,Cu,Ag,Auの内の少なくとも1種類を含むことに存する。
なお、本発明の目的に添ったものであれば、上記請求項を適宜組み合わせた構成も採用可能である。
本発明によれば、半導体層、ゲート絶縁層、及び層間絶縁層をグラビア印刷法を用いて形成したので、従来のように真空チャンバー内で薄膜形成をする必要がなく、連続的に基板上に薄膜を形成することができる。
また、印刷による転写を使用することから、エッジング等を必要としなくなり、化学的な感光剤の処理も不要となり、環境を汚さない。
そのため、タクトタイムの短縮化を伴う液晶ディスプレイの生産効率を向上を図ることができ、また、真空チャンバーやフォトレジストが不要となることから、設備面の省力化及び設備設置スペースの縮小化を図ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る液晶ディスプレイの製造方法に用いるグラビア印刷装置を示している。
本実施形態では、図1(a)に示すようにフィルム1にグラビア印刷を施してから、図1(b)に示すようにフィルム1を硬質ガラス基板2に転写する。
なお、フィルム1には、例えば、Si系のフィルムを用いることができる。
以下、具体的に硬質ガラス基板2にインキ(薄膜形成用の液体)が転写されるまでの流れを説明する。
一方のロール3に巻かれたフィルム1は、他方のロール4により積極的に巻き取られることで移動する。
フィルム1は、一対の静止ローラ6とテンションローラ5とにより張力が調整される。
次いで、テンションローラ5、静止ローラ6を通過して張力を調整されたフィルム1は、グラビアローラ7に送られる。
グラビアローラ7の外周面には多数の溝7aが形成されており、この溝7aにインキを充填しフィルム1を押圧することで、フィルム1にインキが転写される。
なお、グラビアローラ7は、ステッピングモータ等により駆動され、回転位置が正確に制御される。
グラビアローラ7には、グラビアローラ7にインキを供給するためにファニッシャーローラ8が当接して設けられている。
ファニッシャーローラ8の一部はインキ容器9内のインキに浸され、ファニッシャーローラ8が回転すると、ローラ表面に吸着されたインキがグラビアローラ7に接触し、グラビアローラ表面の溝7aにインキを充填することになる。
グラビアローラ7には、溝7aに充填されたインキのはみ出しをなくすために、ドクターナイフ10が設けられている。
例えば、ドクターナイフ10をグラビアローラ7に押し付ける圧力は、0.6〜0.7kg/cm程にされる。
このように溝7aにフラットに充填されたインキは、フィルム1と接触し、フィルム1にインキが転写されるのであるが、この転写は、グラビアローラ7に近接して又は当接して配置されるプレスローラ11がフィルム1をグラビアローラ7に押圧することにより行われる。
このプレスローラ11がフィルム1を押圧する圧力は、例えば、3.3kg/cmが採用される。
そして、このようにしてインキが転写されたフィルム1は、静止ローラ12を経て、乾燥機13により90℃程で熱風乾燥され、最後に、インキが乾燥した状態のフィルム1がロール4に巻き取られる。
以上が、フィルム1にインキが転写される工程であるが、インキが転写された後、フィルム1は、図1(b)に示すように硬質ガラス基板2の大きさに合わせて裁断される。
すなわち液晶ディスプレイのパネルの大きさに合わせてフィルム1が裁断され、硬質ガラス基板上に載置される。
このとき、硬質ガラス基板2は水平面に沿って配置された多数のコンベアローラ14により搬送される。
フィルム1が載置された硬質ガラス基板2は、コンベアローラ14で搬送される状態で一対のプレスローラ15により押圧され、乾燥したインキはフィルム1から基板上に転写される。
一対のプレスローラ15は、その相対位置の高さを変更することができるようにされており、各プレスローラ15の間隙の位置を硬質ガラス基板2の高さ位置に合わせてから、該間隙の大きさを調整することにより、転写圧力の設定が行われる。
フィルム1の転写速度は、例えば、4m/minとされ、転写圧力は5kg/cmとされる。
また、フィルム側に配置されたプレスローラ15は、例えば、140℃に加熱されており乾燥したインキが基板上に転写され易くなるようにされている。
その後、フィルム1を基板上から剥離し、グラビア印刷法による基板へのインキの転写が終了する。
次に、上述したグラビア印刷法を用いて形成した液晶ディスプレイについて説明する。
先ず、トランジスタ素子が複数整列配置される液晶ディスプレイの一部分を示す。
硬質ガラス基板2には、ゲート電極16、ゲート絶縁層17、半導体層18、ソース/ドレイン電極19、層間絶縁層20、画素電極21が形成されている。
更にその上層には、配向膜22A、液晶層23、配向膜22B、共通電極24、及びカラーフィルター層25が形成され、カラーフィルター層25の上面には硬質ガラス基板26が設けられている。
なお、硬質ガラス基板2の下面側と硬質ガラス基板26の上面側とには通常、偏向フィルターが設けられる。
カラーフィルター層25は、硬質ガラス基板2のある側から入射してきた光の内、所望の色の波長のみ透過させる。
例えば、RGB系では、カラーフィルター層25は、赤色(R)、緑色(G)又は青色(B)の光を透過させる。
液晶ディスプレイを表示させるには、薄膜トランジスタに電圧を印加し、液晶層23の分子を基板厚み方向に沿わせ光を透過可能な状態にする。
一方、電圧を印加していない状態では、液晶層23の分子は、水平面に沿って配置され、しかも配向膜22Aから配向膜22Bに向けてよじれながら連なり、配向膜22Aの位置にある分子と配向膜22Bの位置にある分子とでは水平面において、例えば90度異なる方向を向く。
そのため、光は液晶層23を透過することができない。
なお、RGBの全画素に電圧が印加された状態では、RGBの光が混じり合い、硬質ガラス基板26のある側から見ると白色となる一方、RGBの全画素に電圧が印加されていない状態では、光が液晶層23を透過できず硬質ガラス基板26のある側から見ると黒色となる。
以下、このアクティブマトリックス基板の製造工程の流れを図3を用いて説明する。
図3は、液晶ディスプレイの製造方法を示すフローチャートである。
この製造工程では、硬質ガラス基板2の上に薄膜トランジスタを形成するために、図1(a)に示した装置によりグラビア印刷を複数回繰り返すことで、フィルム1に複数の層からなるトランジスタが形成される。
具体的にいうと、先ず、ステップS1において、層間絶縁層20が印刷される[図4(a)参照]。
層間絶縁層20は流動性のある高分子により形成され、例えば、絶縁性が高く転移温度が高いポリアミック酸、ポリイミド、及びアクリル樹脂との内の少なくとも1種を有機溶媒に溶解したものが用いられる。
層間絶縁層20に形成された凹凸は、グラビアローラ7の外周面に凹凸を形成することにより転写される。
層間絶縁層20が印刷されたフィルム1は、ロール4に巻き取られた後、プレスローラ11によるグラビアローラ7へのフィルム1の押圧が解除され、ロール3に巻き戻される。
ステップS2では、フィルム1に転写された層間絶縁層20の上面側の断面略台形状の溝に、ソース/ドレイン電極19が印刷される[図4(b)参照]。
このときインキ容器9には、Al,Mo,Cr,Cu,Ag,Auの内の少なくとも1種類を含む金属粒子が溶媒に分散されてなる金属ペーストが収容されており、ソース/ドレイン電極19の材料となる。
この溶媒は、流動性のある高分子とされ、例えば、ポリアミック酸、ポリイミド、及びアクリル樹脂との内の少なくとも1種を有機溶媒に溶解したものが用いられる。
そして、ソース/ドレイン電極19が印刷されたフィルム1は、ロール4に巻き取られた後、ロール3に巻き戻され、ステップS3に進む。
ステップS3では、ソース/ドレイン電極19の凹部にSi膜18bが印刷される[図4(c)参照]。
Si膜18bは、流動性のある高分子に半導体粒子が分散されてなるペーストであり、半導体粒子には、c−Si,a−Si,p−Si等が用いられる。
ステップS4では、Si膜18bにイオン注入装置により例えばP(リン)イオンがドーピングされ、n型の半導体とされる(例えば、特開平2003−188110号公報参照)[図5(a)参照]。
ステップS5では、イオンドーピングされたSi膜18bの上面に更にSi膜18bと同じ材料のSi膜18aが印刷され、これらのSi膜18a,18bにより半導体層18が形成される[図5(b)参照]。
このように半導体層18は、溶媒に半導体粒子が分散されてなるペーストにより形成されているので、グラビア印刷にとって好適な粘度に調整することができる。
強いては、フィルム1に印刷を施した場合でも、ペーストのフィルム面方向への延展を避けることができ、回路の微細化に十分対応できる。
なお、Si膜18bが、層間絶縁層20により2つに分断されることで、半導体層18はnpn型の半導体にされる。
ステップS6では、半導体層18の上面に、ゲート絶縁層17が印刷される[図6(a)参照]。
ゲート絶縁層17の材料には、ポリアミック酸、ポリイミド、及びアクリル樹脂の内の少なくとも1種を有機溶媒に溶解した流動性のある高分子が用いられる。
ステップS7では、ゲート絶縁層17の上にソース/ドレイン電極19と同じ材質のゲート電極16が印刷される[図6(b)参照]。
そして、ステップS8において、このように複数の薄膜が積層されたフィルム1が、図1(b)に示すように硬質ガラス基板2に転写される[図7(a)参照]。
ステップS9では、層間絶縁層20にエッチングが施され、コンタクトホール20aが形成される[図7(b)参照]。
そして、層間絶縁層20等が形成された硬質ガラス基板2が真空チャンバー内に搬送され、プラズマCVD法によりコンタクトホール20aを埋めるようにITO膜が形成される[図8(a)参照]。
そして、このITO膜をエッチングすることで、画素毎の電極である画素電極21が形成される[図8(b)参照]。
ステップS10では、画素電極21の上面に、スピンコート法やシルク印刷法等を用いて配向膜22Aが塗布等により形成される[図8(c)参照]。
配向膜22Aは、上述したように液晶層内の分子を所定の方向に配向させる性質を有する。
配向膜22Aの材料としては、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、又はポリビニルアルコール樹脂等が用いられる。
ステップS11では、もう一方の基板である硬質ガラス基板26上にカラーフィルター層25が形成される[図9(a)参照]。
カラーフィルター層25は、ポリイミド樹脂、アクリル樹脂、又はエポキシ樹脂等に着色剤を混入して形成される。
ステップS12では、カラーフィルター層25の上に画素電極21と同じ材料からなる共通電極24がスパッタ法や真空蒸着法により形成される[図9(b)参照]。
ステップS13では、共通電極24の上面に、スピンコート法やシルク印刷法等を用いて配向膜22Bが形成される[図9(c)参照]。
この配向膜22Bは、配向膜22Aと同じ材質のものが用いられる。
以上が、いわゆるアレイ工程である。
そして、ステップS14において、上述したように薄膜が形成された硬質ガラス基板2と硬質ガラス基板26とが、スペーサー27を挟んで近接して配置される[図10参照]。
これはいわゆるセル工程である。
なお、スペーサー27には、球状のポリマビーズを用いることができる。
この状態から、画素電極21と共通電極24との間に液晶を注入し、液晶層23を形成する。
そして、図2に示したような液晶ディスプレイの液晶画面の作製が終了する。
以上、本発明を説明してきたが、本発明は上述した一実施形態にのみ限定されるものではなく、その本質を逸脱しない範囲で、他の種々の変形が可能であることはいうまでもない。
例えば、上述した一実施形態では、ロール4に巻き取られたフィルム1がロール3に巻き戻されるグラビア印刷装置の例について説明したが、他の印刷手法も可能である。
また、本発明においては、各電極、絶縁層、配向膜、をグラビア印刷により薄膜形成することで、前述したような種々の利点があり、その意味で、このような各電極、絶縁層、配向膜の相接するもの中から選ばれた複数のものに限り薄膜形成するようにすることも当然可能である。
また、上述した一実施形態では、プラズマCVD法によりITO膜による画素電極21を形成した例について説明したが、コンタクトホール20aの穴径を広げ、グラビア印刷により画素電極を形成するようにしても良い。
更に、上述した一実施形態では、共通電極24をスパッタ法や真空蒸着法により形成したが、フィルム1にカラーフィルター層25を形成してから、その上に共通電極24をグラビア印刷により形成してもよい。
また、配向膜22Aや配向膜22Bをスピンコート法やシルク印刷法等により形成する例で示したが、配向膜22Aは画素電極21の上にグラビア印刷により形成してもよく、また配向膜22Bを共通電極24の上にグラビア印刷により形成してもよい。
本発明は、薄膜形成にオフセット印刷法を用いた液晶ディスプレイの製造方法に関するものであるが、その原理を逸脱しない限り、液晶ディスプレイの製造方法以外の薄膜形成技術に対しても適用が可能であり、十分効果が期待できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る液晶ディスプレイの製造方法に用いる製造装置を示す説明図である。(a)はグラビア印刷装置を示しており、(b)はフィルムを硬質ガラス基板に押圧する装置を示している。 図2は、図1の製造装置を用いて製造された液晶ディスプレイの構造を示す説明図である。 図3は、図2の液晶ディスプレイの製造工程を示す流れ図である。 図4は、フィルムにインキが転写される工程を示す説明図であり、(a)は層間絶縁層が形成された状態を示しており、(b)はソース/ドレイン電極が形成された状態を示しており、(c)はSi膜が形成された状態を示している。 図5は、フィルムにインキが転写される工程を示す説明図であり、(a)はSi膜がアニーリングされている状態を示しており、(b)はSi膜が形成された状態を示している。 図6は、フィルムにインキが転写される工程を示す説明図であり、(a)はゲート絶縁層が形成された状態を示しており、(b)はゲート電極が形成された状態を示している。 図7は、フィルムに積層された膜を基板に転写した状態を示す説明図であり、(a)は基板に転写した直後の状態を示しており、(b)は層間絶縁層にコンタクトホールが形成された状態を示している。 図8は、基板上に画素電極が形成された状態を示す説明図であり、(a)は層間絶縁層に透明電極膜が形成された状態を示しており、(b)はエッチングにより画素毎の電極とされた状態を示しており、(c)は配向膜が形成された状態を示している。 図9は、もう一方の基板上にカラーフィルター層が形成された状態を示しており、(a)は基板上にカラーフィルター層が載置された状態を示しており、(b)は共通電極が形成された状態を示しており、(c)は配向膜が形成された状態を示している。 図10は、2枚の基板の間にスペーサーが挟持された状態を示す説明図である。 図11は、a−Siを積層した従来のアクティブマトリックス基板の製造工程を示す流れ図である。 図12は、図11の製造工程により製造された薄膜トランジスタの構造を示す説明図である。 図13は、p−Siを積層した従来のアクティブマトリックス基板の製造工程を示す流れ図である。 図14は、図13の製造工程における各工程毎の断面図である。(a)は基板上に下地層が形成された状態を示しており、(b)は半導体層が形成された状態を示しており、(c)は半導体層がアニーリングされた状態を示しており、(d)は半導体層がエッチングされた状態を示しており、(e)はSiO2膜及びゲート電極が形成された状態を示している。 図15は、図13の製造工程における各工程毎の断面図である。(a)は半導体層にイオンがドーピングされている状態を示しており、(b)はSiO2膜が形成された状態を示しており、(c)はデータ線が形成された状態を示しており、(d)は透明電極が形成された状態を示している。
符号の説明
1 フィルム
2 硬質ガラス基板
3,4 ロール
5 テンションローラ
6 静止ローラ
7 グラビアローラ
7a 溝
8 ファニッシャーローラ
9 インキ容器
10 ドクターナイフ
11 プレスローラ
12 静止ローラ
13 乾燥機
14 コンベアローラ
15 プレスローラ
16 ゲート電極
17 ゲート絶縁層
18 半導体層
18a,18b Si膜
19 ソース/ドレイン電極
20 層間絶縁層
20a コンタクトホール
21 画素電極
22A,22B 配向膜
23 液晶層
24 共通電極
25 カラーフィルター層
26 硬質ガラス基板
27 スペーサー
100 硬質ガラス基板
101 ゲート電極
102 ゲート絶縁層
103 半導体層
103a a−Si膜
103b Si膜
104 ソース/ドレイン電極
105 層間絶縁層
105a コンタクトホール
106 画素電極
107 石英ガラス基板
108 下地層
109 半導体層
110 SiO2膜
111 ゲート電極
112 SiO2膜
112a コンタクトホール
113 データ線
114 透明電極

Claims (4)

  1. 基板上にトランジスタ素子が複数整列配置され、且つ画素電極及び共通電極が設けられた液晶ディスプレイの製造方法であって、
    フィルムに層間絶縁層を印刷するステップS1と、
    該層間絶縁層の上面側の断面略台形状の溝に、ソース電極又はドレイン電極を印刷するステップS2と、
    該ソース電極又はドレイン電極の凹部にSi膜を印刷するステップS3と、
    該Si膜にイオン注入装置によりイオンドーピングし、n型の半導体とするステップS4と、
    イオンドーピングされたSi膜の上面に更に前記Si膜と同じ材料のSi膜を印刷し、これらのSi膜により半導体層を形成するステップS5と、
    該半導体層の上面に、ゲート絶縁層を印刷するステップS6と、
    該ゲート絶縁層の上に前記ソース電極又は前記ドレイン電極と同じ材質のゲート電極を印刷するステップS7と、
    前記フィルムに形成されたこれらの複数の薄膜を、硬質ガラス基板に転写するステップS8と、
    前記層間絶縁層にエッチングが施され、コンタクトホールを形成し、該コンタクトホールを埋めるようにITO膜を形成し、そして、該ITO膜をエッチングすることで、画素毎の電極である前記画素電極を形成するステップS9と、
    該画素電極の上面に、配向膜を形成するステップS10と、
    もう一方の基板である硬質ガラス基板上にカラーフィルター層を形成するステップS11と、
    該カラーフィルター層の上に前記画素電極と同じ材料からなる前記共通電極を形成するステップS12と、
    該共通電極の上面に、前記配向膜と同じ材質の配向膜を形成するステップS13と、
    前記ステップS1からステップS10を施した硬質ガラス基板と、前記ステップS11〜ステップS13を施した硬質ガラス基板と、をスペーサーを挟んで対向するように近接して配置し、前記画素電極と前記共通電極との間に液晶を注入し、液晶層を形成するステップS14と、
    を備え、
    前記半導体層、前記ゲート絶縁層前記層間絶縁層、前記画素電極及び前記共通電極、並びにトランジスタ素子の構成要素である前記ゲート電極、前記ソース電極及び前記ドレイン電極が、グラビア印刷法により形成されたものであり、
    前記半導体層は、溶媒に半導体粒子が分散されてなるペーストを用いて形成され、
    前記ゲート絶縁層又は前記層間絶縁層は、流動性のある高分子を用いて形成され、
    トランジスタ素子の構成要素である前記ゲート電極、前記ソース電極又は前記ドレイン電極が、金属粒子が溶媒に分散されてなる金属ペーストを用いて形成され、
    前記画素電極と前記共通電極とが、透明の導電性物質粒子が溶媒に分散されてなるペーストを用いて形成されたことを特徴とする液晶ディスプレイの製造方法。
  2. 前記半導体粒子は、c−Si,a−Si,p−Siであることを特徴とする請求項に記載の液晶ディスプレイの製造方法。
  3. 前記流動性のある高分子は、ポリアミック酸、ポリイミド、及びアクリル樹脂の中の少なくとも1種類を有機溶媒に溶解したものであることを特徴とする請求項に記載の液晶ディスプレイの製造方法。
  4. 前記金属ペーストは、Al,Mo,Cr,Cu,Ag,Auの内の少なくとも1種類を含むことを特徴とする請求項に記載の液晶ディスプレイの製造方法。
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