JP4651651B2 - ブラジャー - Google Patents

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本発明は、ブラジャーに関する。
次のような工夫を凝らしたブラジャーがある。
従来の最も一般的に用いられているカップ部、ストラップ部、バンド部から構成され、背中側で連結するブラジャーは、カップ下縁部にワイヤーが挿入され略乳房の基底ライン(バージスラインとも言われている乳房下側の人体への付け根のライン)の形状に沿った略半円弧状の形状を保つように形成されている。このような例は特許文献1(特許第2921566号公報)第6図に開示されている。典型的な従来例として図4(特許文献1記載の第6図を援用する)に一般的に用いられているカップワイヤーを備えたブラジャーの概略斜視図を示した。特許文献1は、この一般的なカップワイヤーを備えたブラジャーにおいて、カップの略最下点から脇側にかけての部分のカップワイヤーが略最下点から脇側上部に向かって次第に乳房の基底ラインより内側に入り込んだ形とすることによって、乳房の形を美しく整えるようにしたブラジャーである。
特許文献2(特開2006−225819号公報)に開示されたブラジャーは、ブラジャーの左右のバストカップは、上下方向に伸縮可能な所定の剛性を備えたサイドボーンによって保持されているサイドパネルによって引っ張られると共に、サイドパネルの上縁部分から延びているショルダーストラップによって引上げられるので、バストが前中心側に引き寄せられると共にリフトアップされ、美しい形状に保持される(図5参照(特許文献2第2図を援用し、符号はこの特許文献のものであって、本発明とは無関係である))。サイドボーンは上下に伸縮可能であるので肩関節の動きに追従してサイドパネルが伸縮し、窮屈感がなく、ショルダーストラップに過剰な張力が掛からないので、肩にショルダーストラップが食い込み、装着感が悪化するという弊害も改善されるブラジャーが開示されている。この従来例はサイドボーンを設けたことが開示されているが、サイドパネルを幅広くすること、逆V形ラインやUバックに関する記載は無い。
特許文献3(特開2001−115304号公報)には、背面部の素材を伸縮せず、通気性・吸汗性のよい綿素材等を中心に用い、前面部・カップ部分には綿及び、ナイロン・ポリウレタン等の伸縮性に富む素材を用い、サイドボーンを設け背面部を一部補強することで、より前面に寄せる効果を高め、背面部には伸縮性がなく、背中・脇から寄せられた贅肉は、カップ部分に伸縮余裕があるために、カップ部分に集めたプロポーション矯正ブラジャーが開示されている。このようなブラジャーはバスト側に肉を集める矯正に重点があり、着用によって窮屈となり、着用感が犠牲となっている。
特許文献4(特開2003−41405号公報)には、バスト最下端周縁より脇側に略L形状に延在するカップ支え材を備え、該カップ支え材の脇側上端はカップ部の脇側を完全に囲んで上端縁まで達し、カップ部の上縁に連続してストラップ連結位置近傍まで延在すると共に、該カップ支え材の脇側上端外縁は脇線ラインまで延在し、かつ、上記カップ支え材は樹脂糸の成形材よりなり、バージスラインより内側部分をバストの隆起に沿って起き上がる立体形状としたノンワイヤーでありながらバージスラインの固定と造形性とを高める目的とするブラジャーが提案されている。この文献は、ノンワイヤーブラジャーであるが、脇と下側の乳房の支え材としてL形状の合成樹脂材を用いており、窮屈さの改良が不十分である。
特許文献1〜4のそれぞれに開示されるように、乳房の脇側の贅肉などをカップ側に押さえるサイドパネルを設けてバストラインを補正するブラジャーが各種提案されている。このようなサイドパネルを備えたブラジャーであって、バック布とクロスする上部脇布を部分的に重なるようにクロスさせブラジャーが特許文献5(特開2005−154972号公報)に開示されている。このブラジャーは、他の従来例の補正作用に加えて、上部脇布で背中の贅肉の膨出を抑えるものである。
本出願人は、補正機能のみならず着用感、運動追随性を向上させるブラジャーの開発、提供を試みており、特許文献6(特許3816876号公報)等を提案している。特許文献6は、連続したストラップを用いた物であって、ストラップの肩落ちがなく安定した着用ができるブラジャーであるが、ストラップの形状は、「P」形をなしており、この文献に図2に記載した従来のブラジャーと腕通し部の大きさは変わらない物であった。
特許第2921566号公報 特開2006−225819号公報 特開2001−115304号公報 特開2003−41405号公報 特開2005−154972号公報 特許3816876号公報
長さや張力を調整できない1本の連続したストラップを有するブラジャーにおいて、腕通しが容易なブラジャーを提供する。
本発明は、連結部を基端として周回して連結部に至り終端となる連続した、長さ調整機構を持たないストラップであって、連結部を基点としてV字状に開閉可能にストラップを設けることにより、腕通しの輪を大きくすることができるようにしたものである。
具体的な解決手段は次のとおりである。
(1)ストラップに長さ調節機構を設けないブラジャーであって、
左右それぞれのストラップを背中側の連結部を基点及び終点とする連続部材で構成し、
脇部に配置した布部材を2枚に構成し、一方は、内側に配置されカップのループに沿って前縁とし、後端を連結部とする略三角形のバック布とし、他方は、前縁を前記バック布と同様の位置に設け、後縁は背中側のストラップに沿って設け、後縁の下端部を連結部とする略四角形の脇布とし、当該バック布と当該脇布とは前縁及び下縁が縫着され、上縁と後縁は縫着されておらず、当該脇布は当該バックの全面を覆うように設けられていることを特徴とするブラジャー。
(2)カップ部、ストラップ部、土台部、バック部を有するブラジャーにおいて、
ストラップ部を構成するストラップ部材は、1本の連続体であって、連結部からバック布上辺部、カップ脇辺部、ストラップ肩部、脇布後辺部を経由して連結部に至って形成されており、
バック部は、内側に設けられたバック布と外側に設けられた脇布を有し、バック布と脇布は、前縁が同形状であってカップのループに沿って縫着され、下縁がブラジャーの下縁に沿って縫着されており、
バック布は、上縁がカップ脇辺から背面の連結部に向かって斜めに形成され、
脇布は、上縁をカップのループ外側上端部からストラップ部の背面部にかけて設け、後縁はストラップ部に接続されていて、連結部まで設けられており、
当該バック布と当該脇布とは前縁及び下縁が縫着され、上縁と後縁は縫着されておらず、当該脇布は当該バックの全面を覆うように設けられていること、
を特徴とするブラジャー。
(3)脇布の上縁は略水平であって、バック布よりも高伸縮性であることを特徴とする(1)又は(2)記載のブラシャー。
(4)ストラップ部材は、幅広の扁平の伸縮性材料であって、全長に渡り同幅であることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載のブラジャー。
(5)脇布は、模様を持った素材で構成することを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載のブラジャー。
(1)長さ調整機能が設けられていない連続したストラップを用いたブラジャーであって、連結部を基端として周回して連結部に至り終端となる連続した輪状にストラップが構成されているので、ストラップの全長を周長とする輪の大きさが、腕通し空間として活用でき、装着が容易となる。特に、脇布は高伸縮性であるので、ストラップの伸縮に追随し、着用時に容易に伸ばすことができ、着付けの障害とならない。
(2)長さ調整機能が設けられていない連続したストラップを用いたブラジャーであって、連結部を基端として周回して連結部に至り終端となる連続した輪状にストラップが構成されているので、ストラップの全長を周長とする輪にブラジャーを吊る力がかかるので、ストラップ全体に均一の張力がかかり、ストラップの弾性機能を最大限に発揮することができる。従って、長さ調節機能が設けられていなくても、ストラップの弾性機能により、適用者の体の大きさが異なっても、良好な装着が可能となる。従来のストラップ形状は、肩周りの輪状のストラップを分岐した一本のストラップで背部に接続するP状の形状をしており、輪状のストラップとそれを背中で連結する分岐した一本状のストラップの伸縮が均等にならないため、ストラップの弾性を有効に発揮することができなかった。
(3)長さ調整機能が設けられていない連続したストラップを用いたブラジャーであって、連結部を基端として周回して連結部に至り終端となる連続した輪状にストラップが構成されているので、肩から、体の中心部に位置するストラップの連結部に向けて直接的に張力が働くことになり、ストラップが中央に引き寄せられ、ストラップのずれが防止される。同時に、肩がストラップによってストラップの連結部に向けて引き寄せられ、背筋を伸ばす効果が高くなる。従来のストラップ形状は、肩周りの輪状のストラップを分岐した一本のストラップで背部に接続するP状の形状をしており、輪状のストラップとそれを背中で連結する分岐した一本状のストラップの伸縮が均等にならないため、ストラップの弾性を有効に発揮することができず、ストラップのずれを防止する効果や、背筋を伸ばす効果を充分に発揮させることができなかった。
(4)ブラジャー下縁は、土台下縁からバック布の下縁へと連続して背側の連結部に至るように連続して形成されている。これにより下縁部は従来のブラジャーと同様に安定した、巻き付き性能を有している。ストラップはバック布上辺からカップ脇辺をとおり肩の吊り部となり、背側では連結部側で脇布の後縁を縁取るように接続されているので、背中側は自由度が大きく、身体の動きに対する追随性が向上する。窮屈な着用感を与えることが無く、楽に着用できる。
(5)脇布をカップ縁部から幅広く背側まで延出し、ストラップに接続しているので、乳房の脇押さえ、背側の贅肉押さえができ、且つ、後縁がストラップに接続しているので後縁部がきつく固定されず、前屈みや捻れ運動に対する追随性が向上する。
(6)脇布がバック布の全体を覆っており、双方の下縁部が同一ラインで固定されているので、二重に設けられている脇部のラインがすっきりしている。
本発明が適用されたブラジャー1は、カップ部、ストラップ部、土台部、バック部を有するブラジャーである。ストラップ部を構成するストラップ部材は、1本の連続体であって、連結部からバック布上辺部、カップ脇辺部、ストラップ肩部、脇布後辺部を経由して連結部に至って形成されており、1つのループを形成している。
バック部は、内側に設けられたバック布と外側に設けられた脇布を有する2重構成である。バック布と脇布は、前縁が同形状であってカップのループに沿って縫着され、下縁がブラジャーの下縁に沿って縫着されている。バック布は、上縁がカップ脇辺から背面の連結部に向かって斜めに形成されている。脇布は、上縁をカップのループ外側上端部からストラップ部の背面部にかけて設け、後縁はストラップ部に接続されていて、連結部まで接続して設けられている。当該バック布と当該脇布とは前縁及び下縁が縫着され、それ以外の箇所は固着されずに自由である。したがって、上縁と後縁とは縫着されていないが、当該脇布は当該バック布の全面を覆うように設けられている。
図1は、本発明のブラジャーの裏面を示す概略図である。左右対称である。カップ2、ストラップ3、土台4、バック布5、脇布6、連結部7を備えている。カップ2、土台4、バック布5は一般的な形状であって、特に制限はない。ストラップ3は、幅広の伸縮素材であって、連結部7を基端とし、肩部通すように1つの輪を描いて終端が連結部にいたる一本の連続体に形成され、長さ調節用のアジャスターなどは設けられていない。ストラップ3は、連結部7を基端として矢印方向に説明すると、連結部7からバック布5の上縁に縫着され、続いてカップ脇辺に縫着されて、カップ上端から肩、背面へ至り、脇布6の後縁を縫着して連結部7に終端が固着されている。脇布6は、バック布5全体を覆う大きさと形状に構成されている。本例では、カップの下縁のループ9の外側上端からほぼ水平に脇布6の上縁が形成され、脇布6の下縁はブラジャーの下縁部と共通している。前縁はカップのループに沿って形成され、後縁はストラップに縫着されていて連結部まで伸びている。バック布5は、本例では、前縁と下縁が脇布と共通する位置にある。バック布5と脇布6は、共通する前縁と下縁が縫着などにより固着しており、他の部分は固着されておらず自由である。バック布と脇布は伸縮性のある材質である。バック布より脇布の緊張力を弱くすることができるが、バック布そのものも通常のブラジャーよりも弱くすることができる。脇布は高伸縮性とし、ストラップの伸縮性と同程度あるいはそれよりも大きくすることが好ましい。
本実施態様は、ストラップ3は、連結部7を基点及び終点とする連続した一連に構成され、ストラップ3に接続しているバック布5と脇布6は本体部と上縁は自由になっているので、このブラジャー1を着用する際には、腕を通す空間が大きく開くことができ、着用が容易に行うことができる。本例は、ストラップにアジャスターを設けないブラジャーであるが、着脱が容易である。
バック布と脇布が胸部を締め付けるので、本例のバック布は、バック布単独の場合よりも弱い緊張性の伸縮性材料を用いる。しかし、バック布と土台が連結部で連結されて形成される輪がブラジャーを安定させる下辺を構成することは従来と同様である。脇布はバック布の上側に配置され、幅広であって、バック布を全面的に覆うので、ラインが交錯せずに、ブラウスなどの薄着をしても、すっきりしたラインを表現することができる。脇布には刺繍などの意匠性を付与すると、一層バック布との重なりが不明瞭になる。また、脇布は、胸脇部を優しく包み押圧して、脇布やカップ部によって覆うことができない部分までカバーして胸部の補正ができる。更に、脇布は、ストラップに接合している後縁は、ストラップの横方向が固定されていないので、過度の締め付け力は発生せず、脇布に覆われる身体部分を優しく包み、背中の贅肉がはみ出すようなことを防止できる。そして、ストラップは幅広部材であるので、脇布が胸側に引っ張られても復元力が大きいので、脇布の後縁体のひねりなどの運動に対する追随性及び復帰性を向上させることができる。
バック布と脇布それぞれの緊張力は比較的弱くすることができるので、体の動きの伴うブラジャーの食い込みを防止でき、全体として、楽な着用感を創出することができる。そして、バック布と脇布の下縁部は縫着などによって一体に接合されているので、ブラジャー全体のアンダーラインは一本に通しできれいにかつしっかりすることができ、バック布と脇布がバラバラになってよじれやシワが発生することが防止できる。
図2は、更に詳しくした別実施態様ブラジャーの表面を示す図である。図3は裏面を示す。基本構成は、図1と同様である。
幅広のストラップ3とカップ部2と土台4と脇布6とバック布5から構成され背中側に連結部7が形成されたブラジャーである。ストラップにはアジャスターなどの長さ調節機能は備えられていない。
カップ部2はカップ上片22とカップ下片23から構成され、カップの下縁にはワイヤループ9が設けられている。左右のカップ部2は、ワイヤループ9を介して、土台4のフロント上端21から土台に中央から下端にかけて接続され、カップ脇下から外側上端にかけて脇布前縁64及びバック布前縁54に接続され、カップ脇辺Iはストラップ3に接続している。
土台4は、ブラジャー前面であってカップ部2をしっかりと受け止め、伸縮性の小さい素材で構成される。土台4はカップの下端からやや脇側に寄った位置で脇布6及びバック布5と接続している。
ブラジャーの下縁ラインAは土台4と脇布6及びバック布5の下縁と一連となって連結部に至って、一本に形成される。
バック布5は、ワイヤループ外上端部91からワイヤループに沿って土台4との接続位置までをバック布前縁54とし、連結部7まで伸びるほぼ三角形をしていて、伸縮性素材で構成される。バック布上縁51はストラップ3のバック布上辺部ストラップ3bに縫着等によって接続されている。下縁52は脇布の下縁62と縫着等によって接続されている。
脇布6は、バック布全体を覆うことができる幅広であって、伸縮性の素材で構成される。伸縮の緊張力はバック布よりも弱くすることができる。脇布前縁64の上端はワイヤループ外上端部91あるいはその付近とする。下端はバック布前縁54と共通していて、両者の前縁は略同じである。上端部は、ワイヤループの端部、バック布の上端部と共通するが、製作上の問題点や重なって瘤状が形成されて着用に違和感などの差し障りが発生する場合は、若干ずらして設けることができる。
バック布の上縁61は、下縁とほぼ平行に設けることを原則として、やや末広がりあるいは下向きに傾斜して構成することはできる。傾斜は、バック布上縁51よりも上になるようにする。脇布後縁63は背中側にあって、脇布後辺部ストラップ3sに縫着などによって接続され、連結部7まで延長されている。脇布後縁63は、ストラップに接続されているので、前に引っ張られる力に対しては変形して追随することでき、引く力が弱くなるとストラップによって復帰する。
このように構成された脇布6は、身体の脇から背面にかけて幅広くカバーしている。カップ脇から腋下、背中にかけてカバーしてスリムに身体を補正してきれいに見せることができる。
脇布前縁64とバック布前縁54は接続され、脇布の下縁62とバック布の下縁52も縫着などによって連結されていて一体化しているが、両者の他の部分は接続されず分かれている。バック布上縁51と脇布の上縁61は別々であり、脇布後縁は連結部7に延出している。これによってストラップ3はストラップ長を周囲とする1つの輪とすることができる。一般的なブラジャーは図5に示されるように背中側はバック布の上辺に連結されるので、ストラップはP状になり、腕を通す輪は小さくなる。
連結部7は、背中側に設けられ、左右にフックアイa71、フックアイb72から構成される。フックアイa71は、リング状に複数段に設けられ、フックアイb72は鉤状に設けられ、胸囲長に合わせて調節できるアジャスター機能を備えている。左右のフックアイa71、フックアイb72は、それぞれ、バック布あるいは脇布の終端部に接続され、また、ストラップの基端及び終端と接続される。
本発明のブラジャーの裏面の概略を示す図 本発明のブラジャーの表面を示す図 本発明のブラジャーの裏面を示す図 従来例(特許文献1)を示す図(符号は本発明とは無関係です) 従来例(特許文献2)を示す図(符号は本発明とは無関係です)
符号の説明
1 :ブラジャー
2 :カップ部
21:フロント上端
22:カップ上片
23:カップ下片
3:ストラップ
3b:バック布上辺部ストラップ
3h:ストラップ肩部
3s:脇布後辺部ストラップ
4 :土台
5 :バック布
52:下縁
54:バック布前縁
6 :脇布
61:上縁
62:下縁
63:脇布後縁
64:脇布前縁
7 :連結部
71:フックアイa
72:フックアイb
9 :ワイヤループ
91:ワイヤループ外側上端
A :下縁ライン
I :カップ脇上辺

Claims (5)

  1. ストラップに長さ調節機構を設けないブラジャーであって、
    左右それぞれのストラップを背中側の連結部を基点及び終点とする連続部材で構成し、
    脇部に配置した布部材を2枚に構成し、一方は、内側に配置されカップのループに沿って前縁とし、後端を連結部とする略三角形のバック布とし、他方は、前縁を前記バック布と同様の位置に設け、後縁は背中側のストラップに沿って設け、後縁の下端部を連結部とする略四角形の脇布とし、当該バック布と当該脇布とは前縁及び下縁が縫着され、上縁と後縁は縫着されておらず、当該脇布は当該バックの全面を覆うように設けられていることを特徴とするブラジャー。
  2. カップ部、ストラップ部、土台部、バック部を有するブラジャーにおいて、
    ストラップ部を構成するストラップ部材は、1本の連続体であって、連結部からバック布上辺部、カップ脇辺部、ストラップ肩部、脇布後辺部を経由して連結部に至って形成されており、
    バック部は、内側に設けられたバック布と外側に設けられた脇布を有し、バック布と脇布は、前縁が同形状であってカップのループに沿って縫着され、下縁がブラジャーの下縁に沿って縫着されており、
    バック布は、上縁がカップ脇辺から背面の連結部に向かって斜めに形成され、
    脇布は、上縁をカップのループ外側上端部からストラップ部の背面部にかけて設け、後縁はストラップ部に接続されていて、連結部まで設けられており、
    当該バック布と当該脇布とは前縁及び下縁が縫着され、上縁と後縁は縫着されておらず、当該脇布は当該バックの全面を覆うように設けられていること、
    を特徴とするブラジャー。
  3. 脇布の上縁は略水平であって、バック布よりも高伸縮性であることを特徴とする請求項1又は2記載のブラシャー。
  4. ストラップ部材は、幅広の扁平の伸縮性材料であって、全長に渡り同幅であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のブラジャー。
  5. 脇布は、模様を持った素材で構成することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のブラジャー。
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