JP4650942B2 - 漏洩同軸ケーブルを用いた無線通信システム - Google Patents

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本発明は、漏洩同軸ケーブルを用いた無線通信システムに係り、特に電波を利用した通信システムを容易に、しかもセキュリティを考慮した無線通信システムを構築するに好適な漏洩同軸ケーブルを用いた無線通信システムに関する。
近時、インターネットの普及に伴い、例えばオフィス環境においては、インターネットに接続されたイントラネット(社内LAN)が構築され、社内LANに接続された複数の通信端末によって電子メールやWeb情報の検索・収集のほか、ファイル転送等のデータ伝送が行われている。このような社内LANにあっては、従来から有線伝送路として、例えばイーサネット(登録商標)が適用されている。しかしながらこの種の有線伝送路を用いた場合、例えばオフィスのレイアウトを変更するたびに、伝送路の引き回し変更工事を行わなければならず、また有線伝送路ゆえ、誤って伝送路を切断して伝送不能になることもあった。
そこで有線伝送路に特有な問題を解決すべく、無線(電波)を用いた無線通信システム(例えば無線LAN)が適用されるようになってきている。この無線通信システムは、所定のネットワーク(例えば、インターネット)と端末装置とを無線(電波)によって接続可能とするアクセスポイントを介して無線伝送路を用いたネットワークを構成するものである。ちなみに無線通信システム使用される周波数は、主として2.4GHz帯や5GHz帯の電波であり、端末装置およびアクセスポイントともそれぞれ送出する電波の出力は微弱である。このため広いフロア等で、アクセスポイントと端末装置とが無線によって接続できる範囲(サービスエリア)の拡張する場合、アクセスポイントには、アンテナとして機能する漏洩同軸ケーブルを接続し、この漏洩同軸ケーブルをフロア内に配設することが試みられている。そしてアクセスポイントと端末装置との通信は、配設された漏洩同軸ケーブルを介して行われる(例えば、特許文献1または2を参照)。
一方、携帯電話機の普及によって、これらのサービスを受けるユーザからは、移動先がどこであっても安定したサービスの提供を受けることが可能な無線通信システムの構築が強く求められている。具体的には、ビル内や地下構内、トンネル内等における携帯電話機の不感帯を解消することが要求されている。
この種の問題を解決する一手段として、漏洩同軸ケーブルをビル内や地下構内の天井内等、あるいはトンネルの内壁面に張り巡らせて、従来、電波の不感帯であった場所に携帯電話機の電波がくまなく行きわたるようにした無線通信システムが知られている(例えば、特許文献3を参照)。
特開2004−140765号公報 特開2005−101861号公報 特開平11−145887号公報
しかしながら前述した無線通信システムは、例えば漏洩同軸ケーブルをビル内に敷設すれば、ビル内における例えば携帯電話機の電波が到達しない不感エリアを解消するという利点があるものの、漏洩同軸ケーブルを敷設したビル内に複数の異なる会社のオフィスが存在し、それぞれが無線LAN等の無線通信システムを構築した場合、自社の無線LANのデータがその漏洩同軸ケーブルを介して他社のオフィスに伝搬してしまい、セキュリティ上の問題が発生するという懸念があった。
本発明の漏洩同軸ケーブルを用いた無線通信システムは、上述した問題を解決すべくなされたものであり、その目的は、無線通信システムの不感エリアを解消しつつ、セキュリティを考慮した漏洩同軸ケーブルを用いた無線通信システムを提供することにある。
上述した目的を達成するべく本発明の漏洩同軸ケーブルを用いた無線通信システムは、複数の無線中継装置にそれぞれ接続されてアンテナとして機能する複数の漏洩同軸ケーブルと、これら複数の前記漏洩同軸ケーブルの一端部をそれぞれ接続するとともに、この接続された漏洩同軸ケーブル間を通過する所定の周波数帯域の無線データを特定周波数帯域を遮断するバンドカットフィルタによって遮断する一方、他の周波数帯域の無線データを中継する中継器とを備えること特徴としている。このバンドカットフィルタは、例えばインダクタとコンデンサを用いた共振回路として構成される。
したがって、上述の漏洩同軸ケーブルを用いた無線通信システムは、中継器が2.4GHz帯および5GHz帯の電波を遮断するバンドカットフィルタを備えている場合、この中継器を通過する所定の周波数帯域の電波、例えば無線LANとして、IEEE802.11の仕様に基づく2.4GHz帯または5GHz帯の電波を遮断する。このため、中継器を介して異なる会社のオフィスにそれぞれ配設された漏洩同軸ケーブルを接続すれば、他のオフィスに配設された漏洩同軸ケーブルに無線LANの無線データ(電波)が伝搬しない。
好ましくは本発明の漏洩同軸ケーブルを用いた無線通信システムは、複数の前記漏洩同軸ケーブルが屋内に配設されて、少なくともその一端に前記中継器が接続されて一続きの直列伝送路を形成している。このため例えばビル内の複数のフロアに亘って、漏洩同軸ケーブルを配設する際、中継器から漏洩同軸ケーブルをスター状に分岐させて配設する必要がなく各フロアを一巡するように中継器を介して漏洩同軸ケーブルを順次配設すればよい。このため、本発明は、漏洩同軸ケーブルの配線実長を短くすることができる。
また、本発明の漏洩同軸ケーブルを用いた無線通信システムは、更に前記中継器によって接続された前記漏洩同軸ケーブルの一端部に接続されて、屋外の所定の無線通信装置が送信した無線データを前記漏洩同軸ケーブルに送出する一方、前記漏洩同軸ケーブルを介して受けた屋内の無線通信装置が送出した無線データを屋外の所定の前記無線通信装置に送出する無線基地局を備えることを特徴としている。
したがって、上述の漏洩同軸ケーブルを用いた無線通信システムは、中継器が通過させる周波数帯域の無線データ(電波)を屋内と屋外の所定の無線通信装置との間で相互通信することができる。具体的には無線LANの周波数帯域の無線データ(電波)の周波数帯域を遮断する機能(バンドカットフィルタ)を中継器が備える場合、無線LANの無線データ(電波)は、その中継器で遮断されるものの、無線LANが使用する周波数帯域以外の無線データ(例えば、携帯電話機、業務無線などの電波)は、中継器によって遮断されることなく、その中継器を介して接続された漏洩同軸ケーブルによって伝送される。
より好ましくは前記中継器は、前記漏洩同軸ケーブルを介して伝送される無線データに含まれる所定の情報を受け取り、予め定めた条件を満たす無線データだけを前記中継器に接続された一方の前記漏洩同軸ケーブルから他方の漏洩同軸ケーブルに通過することを許可することが望ましい。
したがって、上述の漏洩同軸ケーブルを用いた無線通信システムは、例えば無線LANの周波数帯域の無線データ(電波)の周波数帯域を遮断する機能(バンドカットフィルタ)を中継器が備える場合、その中継器によって漏洩同軸ケーブル間を伝送される無線LANの無線データが遮断されるものの、例えば管理センター等とのデータ通信が中継器を通過することを許可するように予め中継器に設定しておけば、無線LANの無線データが中継器を通過して伝送される。
本発明の請求項1に記載の漏洩同軸ケーブルを用いた無線通信システムによれば、複数の無線中継装置のアンテナの役割を担う複数の漏洩同軸ケーブルが所定の周波数帯域の無線データを遮断するバンドカットフィルタを備えた中継器を介して接続されているので、その中継器を介して接続された一方の漏洩同軸ケーブルにより伝送された所定の周波数帯域の無線データは、中継器で遮断されて他方の漏洩同軸ケーブルに伝わらない。このため本発明は、例えば大規模なビルのように複数の会社のオフィスが入居している場合であっても、中継器を介して接続された漏洩同軸ケーブルを介して異なる会社のオフィスで用いられる無線LANの無線データが漏洩することがない。また、バンドカットフィルタは、インダクタとコンデンサとで構成することができ、簡易な構成であるとともに電源が不要であり、メンテナンスも不要である。
また本発明の請求項2に記載の漏洩同軸ケーブルを用いた無線通信システムによれば、複数の前記漏洩同軸ケーブルが屋内に配設されて、少なくともその一端に前記中継器が接続された一続きの直列伝送路を形成している。このため例えばビル内の複数のフロアに亘って、漏洩同軸ケーブルを配設する際、中継器を介して各フロアを一巡するように漏洩同軸ケーブルを順次配設すればよく、漏洩同軸ケーブルの配線実長を短くすることが可能である。
更に本発明の請求項3に記載の漏洩同軸ケーブルを用いた無線通信システムによれば、漏洩同軸ケーブルの一端部に事業者が設置した携帯電話機の基地局と通信する無線中継局が接続される。中継器は、所定の周波数帯域(例えば無線LANが扱う周波数帯域である2.4GHz帯や5GHz帯)の無線データを遮断する一方、携帯電話機が扱う周波数帯域(例えば800MHz帯、1.5GHz帯、1.9GHz帯等)の無線データを通過させるので、例えば携帯電話機基地局の電波が到達しないビル内であっても、ビル内に配設された複数の漏洩同軸ケーブルを接続する中継器を介して無線中継局と通信することができるので携帯電話機の使用が可能となる。
或いは本発明の請求項に記載の漏洩同軸ケーブルを用いた無線通信システムによれば、漏洩同軸ケーブルを介して中継器に伝送された無線データに含まれる所定の情報を受け取り、この無線データが予め定めた条件を満たすとき、その中継器に接続された一方の漏洩同軸ケーブルから他方の漏洩同軸ケーブルに当該無線データを通過させるよう構成されている。このため中継器が通常は、例えば無線LANが扱う周波数帯域である2.4GHz帯や5GHz帯の無線データを遮断するように構成されていた場合であっても、例えば無線LANを用いて管理センター等と通信を行う場合は、その通信に係る無線データが中継器を通過することを許可するように予めその中継器に設定しておけば、中継器によって接続された複数の漏洩同軸ケーブルを介して伝送することができ、所望の通信を行うことができる等、本発明の漏洩同軸ケーブルを用いた無線通信システムは、優れた効果を奏し得る。
以下、本発明に係る漏洩同軸ケーブルを用いた無線通信システムについて図面を参照しながら説明する。尚、図1〜図9は発明を実施する形態の一例であって、これらの図によって本発明が限定されるものではない。
図1および図2は、本発明の一実施形態に係る漏洩同軸ケーブルを用いた無線通信システムの概略構成を示すブロック図および本発明をビル等のフロアに適用した一例を示す図である。これらの図に示す無線通信システムは、概略的には、携帯電話事業者の基地局の電波がフロア内に到達せず、後述する無線中継局を介して中継される一方、各部屋にはアクセスポイントを用いた無線LANのネットワークが構築されたものを例示したものである。
これらの図において10a,10bは、それぞれ二つの部屋(部屋A、部屋B)にそれぞれ配設された漏洩同軸ケーブルであって、例えば各部屋の天井内等に配設される。これら漏洩同軸ケーブル10a,10bは、詳細は後述するが部屋A、部屋Bのそれぞれに設けられた無線LAN(例えば、IEEE802.11)のアクセスポイント11a,11bにそれぞれ接続されて、これらアクセスポイント11a,11bのアンテナの役割を担うものである。
このアクセスポイント11a,11bは、例えばイーサネット(登録商標)等で構成される有線LAN1a,1bを介して例えば図示しないインターネットに接続される一方、部屋A、部屋Bにそれぞれ配設されたアンテナとして機能する漏洩同軸ケーブル10a,10bに接続されて、この漏洩同軸ケーブル10a,10bを介して無線通信インタフェース(特に図示せず)を備えた端末装置(例えば、パソコン)2a,2b等と相互通信する。つまりアクセスポイント11a,11bは、パソコン等の端末装置2a,2bと有線LAN1a,1b(例えば、イントラネットやインターネット)との相互でそれぞれ通信データを中継する役割を担っている。
そしてアクセスポイント11a,11bと漏洩同軸ケーブル10a,10bとの間には、分配合成器12,12が介挿される。この分配合成器12は、アクセスポイント11a,11bが扱う周波数帯域の信号(例えば、2.4GHz帯や5GHz帯)と、この信号の周波数帯域以外の周波数帯域の信号、具体的には携帯電話機(800MHz、1.5GHz、1.9GHz帯等)の無線データを合成して漏洩同軸ケーブル10a,10bに送出する一方、漏洩同軸ケーブル10a,10bを介して分波合成器12,12に到達したアクセスポイント11a,11bが扱う周波数帯域の無線データと、この無線データの周波数帯域以外の無線データとを分離する機能を備えている。
また各部屋に配設された漏洩同軸ケーブル10a,10bは、詳細は後述するが各部屋を仕切る壁3の近傍に配置された中継器13によって接続される。この中継器13は、漏洩同軸ケーブル10a,10bの一端部をそれぞれ接続して、一続きの伝送路(直列伝送路)を構成するとともに、この接続された漏洩同軸ケーブル10a,10b間を通過する所定の周波数帯域の無線データ(例えば、無線LANが扱う周波数帯域の無線データ)を遮断して、他の周波数帯域の無線データ(例えば、携帯電話機の無線データ)を中継するバンドカットフィルタを備えている。
そうして漏洩同軸ケーブル10a,10bが受けて分波合成器12に伝送された無線データのうちアクセスポイント11a,11bが扱う周波数帯域(無線LAN)の無線データは、アクセスポイント11a,11bにそれぞれ振り分けられる一方、それ以外の周波数帯域を使用する携帯電話機の無線データは、携帯電話事業者が設置した基地局4との中継を行う無線中継局5に送られる。
この無線中継局5は、基地局4とビル内に、基地局4の電波が到達しないフロア内に持ち込まれた携帯電話機6と通信可能になるよう中継する機能を備えている。つまり基地局4から送出された無線データは、いったん無線中継局5で受信されて分波合成器12,12および漏洩同軸ケーブル10a,10bを介してビル内(部屋B)に持ち込まれた携帯電話機6に伝送される。一方、部屋Bの携帯電話機6から送出された無線データは、漏洩同軸ケーブル10a,10bおよび分波合成器12,12を介して無線中継局5に与えられて、基地局4に向けて送出されて、基地局4と携帯電話機6との間で相互通信ができるようになっている。
尚、部屋A内に持ち込まれた携帯電話機6は、部屋Aに配設された漏洩同軸ケーブル10aおよび分波合成器12を介して無線中継局5に与えられて基地局4と相互通信する。
また、中継器13によって一続きに接続された直列伝送路の末端には、この伝送路上で伝送される無線データが反射してその伝送波形が乱れることを防止する終端器14が設けられている。
概略的には上述したように構成された本発明の漏洩同軸ケーブルを用いた無線通信システムが特徴とすることは、複数の漏洩同軸ケーブルの一端部をそれぞれ接続するとともに、この接続された漏洩同軸ケーブル間を通過する所定の周波数帯域の無線データ(例えば、無線LANの無線データ)を遮断して、他の周波数帯域の無線データ(例えば、携帯電話機の無線データ)を中継する中継器13を備える点にある。
このような特徴ある本発明の漏洩同軸ケーブルを用いた無線通信システムにおける中継器13について、より詳細に説明する。
この中継器13は、上述したように所定の周波数帯域の無線データを遮断し、それ以外の周波数帯域の無線データを通過させるバンドカットフィルタであって、例えば図3に示すインダクタLとコンデンサCを組み合わせた共振回路として構成される。このバンドカットフィルタは、中継する二本の漏洩同軸ケーブル10a,10bの芯線間に介挿されるコンデンサC1とインダクタL1およびコンデンサC2とインダクタL2とからなる並列共振回路と、これら共振回路の接続点と二本の漏洩同軸ケーブル10a,10bの編組との間に介挿されるコンデンサC3とインダクタL3からなる直列共振回路によって構成される。これら共振回路の共振周波数は、中継器13にその一端が接続された二本の漏洩同軸ケーブル10a,10b間を通過する無線データを遮断する周波数帯域の中心周波数に設定する。
この中心周波数をf0とした場合、図3に示すバンドカットフィルタは、図4にその特性曲線を示すように共振周波数近傍で極めて大きな減衰量を得ることができる。より具体的には、2.4GHzの周波数帯の電波を利用するIEEE802.11bまたはIEEE802.11gあるいはZigBee(登録商標)を中継器13で接続された漏洩同軸ケーブル10a,10b間に伝送されることを防ぐには、中継器13の共振回路の共振周波数を2.4GHzに設定して2.4GHzの周波数帯の電波が減衰されるようにする。
尚、中継器13を通過する無線データの減衰量および減衰バンド幅は、並列共振回路および直列共振回路の共振周波数の調整により任意に設定することが可能である。具体的には、コンデンサC3とインダクタL3の直列共振周波数を上述した周波数帯域の中心周波数に設定し、コンデンサC1とインダクタL1で構成される並列共振周波数を中心周波数より僅かに高くし、一方、コンデンサC2とインダクタL2で構成される並列共振周波数を中心周波数より僅かに低くする。このようにすることによって中継器を通過する無線データの全体の減衰量は若干低下するものの、減衰される無線データの周波数帯幅を広げることができる。
例えば2.4GHz帯の無線データを使用する無線データを遮断するように中継器13を構成した場合、中継器13は、他の周波数帯の無線データは、図4に示されるように減衰されることなく中継器13を介して漏洩同軸ケーブル10a,10b間を相互に伝送される。このため携帯電話機6が使用する800MHz帯や1.9GHz帯の周波数の無線データは、中継器13で減衰されることなく漏洩同軸ケーブル10a,10bを介して部屋B内の携帯電話機6と無線中継局5との間で相互伝送される。
かくして本発明の漏洩同軸ケーブルを用いた無線通信システムによれば、例えばビル内の各部屋に設けられたアクセスポイント11のアンテナの役割を担う漏洩同軸ケーブルが所定の周波数帯域(例えば、2.4GHz帯)の無線データを遮断する中継器13を介して一続きの直列伝送路を形成しているので、中継器13を介して接続された一方の漏洩同軸ケーブルによって伝送された所定の周波数帯域の無線データは、中継器13のバンドカットフィルタで遮断されて他方の漏洩同軸ケーブルに伝搬しない。このため本発明は、大規模なビルのように複数の会社のオフィスが入居している場合であっても、中継器13を介して接続された漏洩同軸ケーブルを介して互いのオフィスで用いられる無線LANの無線データが中継器13のバンドカットフィルタによって遮断されるので、漏洩することがない。
また本発明の漏洩同軸ケーブルを用いた無線通信システムによれば、例えばビル内の複数のフロアに亘って、漏洩同軸ケーブルを配設する際、中継器13を介して各フロアを一巡するように漏洩同軸ケーブルを順次配設すればよく、漏洩同軸ケーブルの配線実長を短くすることが可能である。
更に本発明に係る漏洩同軸ケーブルを用いた無線通信システムによれば、漏洩同軸ケーブルの一端部に携帯電話機の基地局4の無線データを中継する無線中継局5を備えているので、基地局4の電波が到達しないビル内のフロアであっても漏洩同軸ケーブル10および中継器13を介して携帯電話機6を使用することが可能である。
勿論、中継器13を所定の周波数帯域の無線データ(電波)を遮断するフィルタに代えて漏洩同軸ケーブル間に亘って伝送される無線データをそのまま通過するように取り替えれば、中継器13を介して無線LANのデータを他の漏洩同軸ケーブル間とで伝送することが可能である。それ故、本発明は、複数の部屋に亘って同一会社のオフィスが構成された場合であっても容易に対応することが可能である。
また、上述した実施形態は、二つの部屋(部屋A、部屋B)にそれぞれ配設された漏洩同軸ケーブル10a,10bを中継器13によって接続する形態を示したが、三つ以上の部屋があり、それぞれに漏洩同軸ケーブルが配設された場合であっても、これらの漏洩同軸ケーブルに中継器13を順次接続して一続きの直列伝送路を形成するようにすればよい。
或いは、図5および図6に示すように中継器13に複数の漏洩同軸ケーブル10を接続し、この接続した漏洩同軸ケーブル10を各部屋に配設するように構成してもよい。この変形例は、無線中継局5と中継器13との間を通常の同軸ケーブル等の伝送路を接続し、この伝送路に中継器13に接続される漏洩同軸ケーブル10の数に見合う分配器13aを備え、漏洩同軸ケーブル10と分配器の間に無線LANの周波数帯域の無線データを遮断する一方、携帯電話機が使用する周波数帯域の無線データを通過させるフィルタを備えて構成したものである。
このように構成することによって、携帯電話機の基地局4の電波が到達しないか、または到達し難いビル内において、例えば同一フロアに異なる会社のオフィス(部屋)が存在して、それぞれのオフィス(部屋)に配設された漏洩同軸ケーブル10にアクセスポイント11が接続されたとしても、基地局4と携帯電話機6との通信品質の向上を図りつつ、他のフロア(他のオフィス)で使用される無線LANを中継器13が備えるバンドカットフィルタによって確実に遮断することができ、セキュリティを確保することができる。
尚、上述した中継器13は、バンドフィルタを用いた構成を例示したが、所定の周波数以上の無線データをカットすればよい場合、所定の周波数未満の無線データを通過させるローパスフィルタを用いればよい。逆に所定の周波数以下の無線データを遮断すればよい場合、所定の周波数を超える無線データを通過させるハイパスフィルタを用いればよい。
これらフィルタ(上述したバンドカットフィルタを含む)は、通常知られているように受動素子であるインダクタおよびコンデンサで構成することができるので、簡易な構成で実現することができ、また保守の必要もない。尚、これらインダクタおよびコンデンサは、集中定数回路として構成するだけでなく、例えばストリップラインやマイクロストリップライン等の分布定数回路として構成することが可能である。
次に本発明の漏洩同軸ケーブルを用いた無線通信システムの第2の実施形態について図7を参照しながら説明する。この第2の実施形態が上述した第1の実施形態と異なるのは、中継器13を遠隔制御して無線データの遮断または通過を任意に設定できるよう構成した点にある。
中継器13は、上述したようにインダクタンスとコンデンサとを用いて並列共振回路および直列共振回路とで構成された所定の周波数帯域の無線データを遮断するバンドカットフィルタ13aおよびこのバンドカットフィルタ13aが遮断する周波数帯域よりも極めて低い周波数帯域の無線データ(直流を含む)を通過させるローパスフィルタ13bを備える。このバンドカットフィルタ13aは、前述した第一の実施形態で説明したバンドカットフィルタと同一構成であり、またローパスフィルタは、通常知られているように受動素子であるインダクタおよびコンデンサで構成したものであるので、説明を省略する。
さて、バンドカットフィルタ13aは、中継する二本の漏洩同軸ケーブルに直列に介挿される。一方、詳細は後述するがローパスフィルタ13bは、漏洩同軸ケーブル10を介して中継器13を遠隔制御するアクセスポイント11と接続されて、このアクセスポイント11から漏洩同軸ケーブルを介して出される制御指令を取り出すものである。そして、ローパスフィルタ13bから取り出された制御指令は、バンドカットフィルタ13aの機能を有効または無効にする検出部13cに与えられる。バンドカットフィルタ13aには、バンドカットフィルタ13aをバイパスさせるリレー13dが並列に接続されている。このリレー13dは、検出部13cの指令を受けてリレー13dの接点をオン・オフする。
一方、中継器13を遠隔制御するアクセスポイント11には、図示しない端末装置と無線データの授受を行う無線部11c、この無線部11cが受信した無線データに、中継器13に設けられたリレー13dの接点をオンまたはオフにする指令が含まれていないかどうかを判定する判定部11dおよび、この判定部11dが判定した結果、中継器13を制御する指令があると判定したとき、分波合成器12を介して中継器13に所定の指令(制御信号)を与える制御信号生成部11eが設けられている。この制御信号は、漏洩同軸ケーブル10aによって伝送される無線データに影響を与えない信号として例えば所定レベルの直流信号または極めて低い所定周波数の交流信号が用いられる。
概略的には、上述したように構成された本発明の第二の実施形態に係る漏洩同軸ケーブルを用いた無線通信システムは、アクセスポイント11と漏洩同軸ケーブル10を介して通信する端末装置(図示しないパソコン等)から中継器13によって中継される無線データが漏洩同軸ケーブル間を通過することを許可するか遮断するかの指令を出す。すると、アクセスポイント11の判定部11dは、この指令を受けて中継器13のバンドカットフィルタ13aを有効にするか無効にするかの指令を出力するよう制御信号生成部11eに与える。すると制御信号生成部11eは、分波合成器12、漏洩同軸ケーブル10を介して中継器13にリレー13dをオンまたはオフにする指令を出す。
中継器13のローパスフィルタ13bは、アクセスポイント11の制御信号生成部が出力したリレー13dをオンまたはオフにする信号を通過させて検出部13cに与える。検出部13cは、アクセスポイント11から出された指令がリレー13dをオンまたはオフのいずれかであるかを検出してリレー13dを駆動する。
かくしてこのように構成された本発明の第二の実施形態によれば、端末装置からアクセスポイント11に与えられる指令によって漏洩同軸ケーブルを伝送する所定の周波数帯域の無線データ、具体的には無線LANのデータが中継器13を通過することを許可または遮断する設定が遠隔制御できる。このためフロアレイアウトが変更されて、例えば隣接する部屋に亘って無線LANの無線データを中継する必要が生じた場合は、端末装置から中継器13に当該無線データの通過を許可するように設定することができる一方、隣接する部屋に亘る無線LANの無線データを遮断する必要が生じた場合は、端末装置から中継器13に当該無線データの通過を遮断するように設定することができる。したがって本発明は、ビル内のレイアウト変更にも容易に対応することができる。
尚、上述した本発明の第二の実施形態は、端末装置から遠方制御する例を示したが、例えばアクセスポイント11に図示しないスイッチを設け、このスイッチ操作によって制御信号生成部11eから中継器13に制御信号を出力するように構成してもよい。或いは、特に図示しないが中継器13にスイッチを設け、このスイッチ操作によってリレー13dの駆動制御を行ってもかまわない。要はバンドカットフィルタ13aと並列に接続されたリレー13dを駆動制御して漏洩同軸ケーブル間を伝送される無線データを通過または遮断の制御ができるように構成すればその方式が問われるものではない。
また上述した本発明の第二の実施形態は、リレー13dを駆動制御する方式であったが、バンドカットフィルタ13aのインダクタまたはコンデンサの容量を可変できるように構成し、バンドカットフィルタ13aの遮断周波数が変更できるようにしてもよい(特に図示せず)。勿論、遮断する周波数帯域の異なるバンドカットフィルタ13aを多数並列に接続して構成し、上述した遠隔制御の方法に順じて、バンドカットフィルタ13aを選択できるように構成してもかまわない。このように構成することによって中継器13を通過または遮断する周波数帯域の無線データをより細かく選択することができる。
次に本発明の漏洩同軸ケーブルを用いた無線通信システムの第三の実施形態について説明する。この第三の実施形態が上述した実施形態と異なるところは、中継器13を介して漏洩同軸ケーブル間で中継される無線データを一端復調して、この無線データに含まれる情報を取り出し、取り出した情報に所定の情報が含まれているとき、中継器13を通過させるブリッジ機能を備えたものである。
ブリッジ機能は、図8に示すように中継器13を構成するバンドカットフィルタ13aと並列にブリッジ20を接続したものとして構成される。このブリッジ20は、中継器13に接続される一方の漏洩同軸ケーブル10aに含まれる無線LANの無線データを後述するデュプレクサ21aを介して受信する受信部22a、この受信部22aが受信した無線データに含まれる情報を抽出する復調部23a、復調部23aが取り出した情報に所定の情報が含まれているか否かを判定し、所定の情報が含まれていないときは、この情報を破棄し、所定の情報が含まれているときは復調部23aが復調したデータを再変調して出力する変調部25a、この変調部25aが変調した情報を再び無線データとして他方の漏洩同軸ケーブル10bに送出する送信部26aを備える。
ちなみに中継器13は、上述した逆方向の無線データの流れ、すなわち他方の漏洩同軸ケーブル10bから一方の漏洩度同軸ケーブル10aに対しても同様にデュプレクサ21b、受信部22b、復調部23b、変調部25bおよび送信部26bを備える。
尚、デュプレクサ21a,21bは、漏洩同軸ケーブル10a,10b上の無線データを漏洩同軸ケーブルから中継器13方向の受信データと、中継器13から漏洩同軸ケーブル10a,10b方向への送信データを分離・合成する役割を担っている。
このように構成された本発明の第三の実施形態によれば、中継器13を介して中継される無線LANの無線データに含まれる情報を取り出して、この情報に所定の情報が含まれているときに中継器13を介して漏洩同軸ケーブル間で情報を伝送することができる。具体的には、無線LANを用いて、特に図示しないが例えばビルを管理する管理センターと通信する場合、この管理センターのアドレス(例えば、IPアドレスやMACアドレス)を判定部に設定し、このアドレスを含むパケットまたはフレームを通過するように設定すればよい。
かくして上述した本発明の第三の実施形態によれば、漏洩同軸ケーブルを介して中継器に伝送された無線データに含まれる所定の情報、例えばアドレス情報を受け取り、このアドレス情報が予め定めた条件を満たすとき、その中継器に接続された一方の漏洩同軸ケーブルから他方の漏洩同軸ケーブルに当該無線データを通過させるよう構成されている。このため例えば管理センター等と通信を行う場合は、その通信に係る無線データが中継器を介して接続された複数の漏洩同軸ケーブルを介して伝送することができる。
尚、上述した第三の実施形態は、図9に示すように中継器13に二つのアクセスポイント11a,11bおよび制御部30を備えることでも実現できる。この第三の実施形態の変形例は、二つのアクセスポイント11a,11b有線ネットワーク側に制御部30を介挿する一方、それぞれのアクセスポイント11a,11bの無線側に中継器13のバンドカットフィルタ13aと並列になるようにアンテナとなる漏洩同軸ケーブル10a,10bをそれぞれ接続して構成したものである。アクセスポイント11a,11bと制御部30とは、それぞれのアクセスポイント11a,11bのインタフェースである、例えばイーサネット(登録商標)31,31によって接続される。
制御部30は、イーサネット(登録商標)の規格準じて変換された信号を受けて、この信号を通過させるか否かの判定を下すブリッジまたはルーsタ等である。
このように構成された変形例においても、予め制御部30に中継器13の通過を許可するアドレス情報を登録しておけば、該当アドレスを含むパケットまたはフレームだけを通過させることができる。このため上述したように例えば管理センター等と通信を行う場合は、その通信に係る無線データが中継器を介して接続された複数の漏洩同軸ケーブルを介して伝送することができる。
尚、本発明の漏洩同軸ケーブルを用いた無線通信システムは、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論可能である。
本発明の第一の実施形態に係る漏洩同軸ケーブルを用いた無線通信システムの概略構成を示すブロック図である。 図1に示す漏洩同軸ケーブルを用いた無線通信システムをビルのフロアに適用した一例を示す概略図である。 図1に示す中継器に適用される帯域遮断フィルタ(バンドカットフィルタ)の回路構成の一例を示す図である。 図3に示す帯域遮断フィルタの減衰特性を示すグラフである。 図1に示す第一の実施形態の変形例を示す概略構成図である。 図5に示す第一の実施形態の変形例における複数の部屋に配設された漏洩同軸ケーブルの配設例を示す図である。 本発明の第二の実施形態に係る漏洩同軸ケーブルを用いた無線通信システムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の第三の実施形態に係る漏洩同軸ケーブルを用いた無線通信システムの概略構成を示すブロック図である。 図8に示す第三の実施形態の変形例を示すブロック図である。
符号の説明
有線LAN 1a,1b
端末装置 2a,2b
基地局 4
無線中継局 5
携帯電話機 6
漏洩同軸ケーブル 10a,10b
アクセスポイント 11a,11b
分配合成器 12
中継器 13
終端器 14

Claims (3)

  1. 複数の無線中継装置にそれぞれ接続されてアンテナとして機能する複数の漏洩同軸ケーブルと、
    これら複数の前記漏洩同軸ケーブルの一端部をそれぞれ接続するとともに、この接続された漏洩同軸ケーブル間を通過する所定の周波数帯域の無線データを遮断する一方、他の周波数帯域の無線データを中継する中継器とを備え
    前記中継器は、前記漏洩同軸ケーブルを介して伝送される前記所定の周波数帯域の無線データについては、当該無線データに含まれる所定の情報を受け取り、予め定めた条件を満たす無線データだけを前記中継器に接続された一方の前記漏洩同軸ケーブルから他方の漏洩同軸ケーブルに通過することを許可する、こと特徴とする漏洩同軸ケーブルを用いた無線通信システム。
  2. 複数の前記漏洩同軸ケーブルは、屋内に配設されて、少なくともその一端に前記中継器が接続された一続きの伝送路を形成するものである請求項1に記載の漏洩同軸ケーブルを用いた無線通信システム。
  3. 請求項1または2に記載の漏洩同軸ケーブルを用いた無線通信システムであって、
    更に前記中継器によって接続された前記漏洩同軸ケーブルの一端部に接続されて、屋外の所定の無線通信装置が送信した無線データを前記漏洩同軸ケーブルに送出する一方、前記漏洩同軸ケーブルを介して受けた屋内の無線通信装置が送出した無線データを屋外の所定の前記無線通信装置に送出する無線基地局を備えることを特徴とする漏洩同軸ケーブルを用いた無線通信システム。
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