JP2006254305A - 情報担体の照合システム - Google Patents

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Abstract

【課題】情報担体の存在するエリアを含めて情報を取得できる情報担体の照合システムを提案する。
【解決手段】第1エリアに配置された第1漏洩同軸ケーブル、第2エリアに配置された第2の漏洩同軸ケーブル、および照合信号を発生するとともに、この照合信号に基づいて前記第1エリアまたは第2エリアに存在する情報担体群から返信される応答信号を識別する少なくとも1つの照合端末を備えた情報担体の照合システムである。照合端末で発生した照合信号を、第1漏洩同軸ケーブルと第2漏洩同軸ケーブルに選択的に供給し、照合信号を第1エリアとエリアに選択的に放射する。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えばRFID(Radio Frequency Identification System)などの情報担体の照合システムに関するものである。
この種の照合システムを例えば位置情報の取得に応用したものが、例えば特開2001―136562号公報に開示されている。この先行技術の図5には、エリア1の各部屋にそれぞれ漏洩同軸ケーブルを設置し、これらの複数の漏洩同軸ケーブルを互いに直列にして、共通の送受信機に接続したシステムが開示されている。このシステムでは、各漏洩同軸ケーブルにより、各部屋の情報担体、すなわちRFIDカードおよび地点端末との情報のやり取りを行なう。漏洩同軸ケーブルは、それに沿った、より広い範囲におけるRFIDカードおよび地点端末との情報のやり取りを可能にする。
特開2001−136562号公報、とくに図5
しかし、前記先行技術に開示されたシステムでは、各部屋に設置された複数の漏洩同軸ケーブルが1つの共通の送受信機に接続されるので、エリア1から所定の情報が返信された場合に、いずれの部屋の情報担体から返信されたかを特定するのが困難である。
この発明は、情報担体の位置の特定を、より簡単に行ない得る改良された情報担体の照合システムを提案するものである。
この発明の第1の観点における情報担体の照合システムは、第1エリアに配置された第1漏洩同軸ケーブル、第2エリアに配置された第2の漏洩同軸ケーブル、および照合信号を発生するとともに、この照合信号に基づいて第1エリアまたは第2エリアに存在する情報担体群から返信される応答信号を受信する少なくとも1つの照合端末を備え、照合端末で発生した照合信号を、第1漏洩同軸ケーブルと第2漏洩同軸ケーブルに選択的に供給し、照合信号を第1エリアと第2エリアに選択的に放射することを特徴とする。
この発明の第2の観点における情報担体の照合システムは、第1エリアに配置された第1漏洩同軸ケーブル、この第1漏洩同軸ケーブルに照合信号を供給するとともにこの照合信号に基づいて第1エリアに存在する情報担体群から返信される応答信号を受信する第1照合端末、第2エリアに配置された第2漏洩同軸ケーブル、および第2漏洩同軸ケーブルに照合信号を供給するとともにこの照合信号に基づいて第1エリアに存在する情報担体群から返信される応答信号を受信する第2照合端末を備え、第1照合端末と第2照合端末とを選択的に動作させ、これらの第1照合端末または第2照合端末により、第1漏洩ケーブルまたは第2漏洩同軸ケーブルを介して第1エリアと第2エリアに選択的に照合信号を放射することを特徴とする。
この発明の第1の観点における情報担体の照合システムでは、照合端末で発生した照合信号を、第1、第2漏洩同軸ケーブルに選択的に供給するので、その応答信号に基づき、特定の情報担体の存在するエリアを検知することができる。
この発明の第2の観点における情報担体の照合システムでは、第1、第2照合端末を選択的に動作させ、第1、第2漏洩同軸ケーブルを介して、第1、第2エリアに選択的に照合信号を放射するので、その応答信号に基づき、特定の情報担体の存在するエリアを検知することができる。
以下この発明のいくつかの実施の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明による情報担体の照合システムの実施の形態1を示す構成図、図2は実施の形態1における照合端末の構成図、図3は実施の形態1のおける周波数帯域図、図4は実施の形態1における漏洩同軸ケーブルの放射特性図、図5は実施の形態1における動作のタイミングチャートである。
この実施の形態1の照合システムは、RFIDシステムであり、高周波を用いたIDシステムである。この照合システムは、例えば製造、流通、物流における商品、物品の移動管理システム、ビル、病院における人などの移動管理システムに応用されるが、実施の形態1は、具体的には、倉庫における物品管理システムに応用したものである。
この実施の形態1の照合システムは、ネットワーク1と、複数の、例えば2つの照合端末21、22と、複数の情報担体3とを含む。複数の情報担体3は、具体的には、倉庫内の複数の区画、例えば4つの区画41、42、43、44に分散している。区画41は、上側のエリア41Aと下側のエリア41Bとを有し、同様に、区画42、43、44も、それぞれ上側のエリア42A、43A、44Aと、下側のエリア42B、43B、44Bを有する。各エリアには、棚板42a、42b、43a、43b、44a、44bが設置される。
各上側のエリア41A〜44Aおよび下側のエリア41B〜44Bのそれぞれに、複数の情報担体3が配置される。エリア41Aには、情報担体31a1、31a2、・・・、31anが、エリア41Bには、情報担体31b1、31b2、・・・、31bnが、エリア42Aには、情報担体32a1、32a2、・・・、32anが、エリア42Bには、情報担体32b1、32b2、・・・、32bnが、エリア43Aには、情報担体33a1、33a2、・・・、33anが、エリア43Bには、情報担体33b1、33b2、・・・、33bnが、エリア44Aには、情報担体34a1、34a2、・・・、34anが、エリア44Bには、情報担体34b1、34b2、・・・、34bnが、それぞれ棚板42a、42b、43a、43b、44a、44b上に配置される。
ネットワーク1は、同軸ケーブル11を介して各照合端末21、22に接続される。この同軸ケーブル11を通じて、ネットワーク1から各照合端末21、22へ、直流電圧VDと、制御信号CSと、読出し・書込み制御信号SRWと、発振周波数基準信号Frefと、時間基準信号Trefが供給される。また各照合端末21、22からネットワーク1へ、読取情報OSが供給される。
照合端末21、22は、RFIDリーダ・ライタであり、各情報担体3に記憶された記憶情報を読み出すリーダ機能と、各情報担体3に情報を書き込む記憶させるライタ機能とを併せ持っている。しかし、実施の形態1の物品管理システムでは、リーダ機能だけを持ったリーダを使用することもできる。
照合端末21、22は、非電源方式の端末として構成され、小型化が図られる。これらの照合端末21、22は、ネットワーク1からの直流電圧VDと制御信号CSと読出し・書込み制御信号SRWと、発振周波数基準信号Frefと時間基準信号Trefにより動作する。照合端末21、22は、ネットワーク1からの制御信号CSに応じて選択的に、そのいずれかが動作する。3つ以上の照合端末が使用される場合にも、そのいづれか1つが選択的に動作する。照合端末21、22は、そのリーダ機能に関連して、照合信号SQを対応する区画の対応する情報担体3に向けて送信する。
照合端末21は、区画41、42に対応しており、エリア41A、41B、42A、42Bに対応する。照合端末22は、区画43、44に対応しており、エリア43A、43B、44A、44Bに対応する。
照合端末21には、2つの漏洩同軸ケーブル21A、21Bが接続される。照合端末21が選択されて動作する場合、さらにこれらの漏洩同軸ケーブル21A、21Bのいずれかが選択され、この照合端末21は、選択された漏洩同軸ケーブル21Aまたは21Bのいずれかに照合信号SQを供給する。漏洩同軸ケーブル21Aは、エリア41A、41Bの間に延長して配置され、それが選択されて照合信号SQの供給を受けた場合に、棚板41a、41b上の情報担体31a1、31a2、・・・、31anおよび31b1、31b2、・・・、31bnに向けて照合信号SQの送信を行なう。また、漏洩同軸ケーブル21Bは、エリア42A、42Bの間に延長して配置され、それが選択されて照合信号SQの供給を受けた場合に、棚板42a、42b上の情報担体32a1、32a2、・・・、32anおよび32b1、32b2、・・・、32bnに向けて照合信号SQの送信を行なう。
照合端末22には、2つの漏洩同軸ケーブル22A、22Bが接続される。照合端末22が選択されて動作する場合、さらにこれらの漏洩同軸ケーブル22A、22Bのいずれかが選択され、照合端末22は、選択された漏洩同軸ケーブル22A、22Bのいずれかに照合信号SQを供給する。漏洩同軸ケーブル22Aは、エリア43A、43Bの間に延長して配置され、それが選択されて照合信号SQの供給を受けた場合に、棚板43a、43b上の情報担体33a1、33a2、・・・、33anおよび33b1、33b2、・・・、33bnに向けて照合信号SQの送信を行なう。また、漏洩同軸ケーブル22Bは、エリア44A、44Bの間に延長して配置され、それが選択されて照合信号SQの供給を受けた場合に、棚板44a、44b上の情報担体34a1、34a2、・・・、34anおよび34b1、34b2、・・・、34bnに向けて照合信号SQの送信を行なう。
図2は実施の形態1に使用される照合端末21、22の構成を示す。これらの照合端末21,22は、互いに同じに構成される。
照合端末21、22は図2に示すように、分波器201と、電源安定化回路202と、変復調器203と、RFIDリーダ・ライタ部204と、切換スイッチ205と、一対の混合器206、207とを有する。分波器201は、同軸ケーブル11によりネットワーク1に接続される。ネットワーク1からの直流電圧VDと制御信号CSと・読出し・書込み制御信号SRWと、発振周波数基準信号Frefと時間基準信号Trefは、ともに同軸ケーブル11を通じて分波器201に供給される。また各照合端末21、22からの読取情報OSも、分波器201から同軸ケーブル11を通じてネットワーク1に供給される。
分波器201に供給された発振周波数基準信号Frefは、変復調器203に内蔵された発振周波数f1の第1局部発振器と、RFIDリーダ・ライタ部204に内蔵された周波数f2の第2局部発振器の発振周波数の基準となり、また分波器201に供給された時間基準信号Trefは、照合端末21、22と動作タイミングの基準となる。
分波器201に供給された直流電圧VDは、照合端末21、22を動作させるための直流電圧であり、電源安定化回路202に供給される。直流安定化回路202は、直流電圧VDを所定の直流電圧に昇圧し、その出力をRFIDリーダ・ライタ部204と、混合器206、207、その他に供給する。
制御信号CSは、照合端末を選択する第1の選択信号S1と、漏洩同軸ケーブルを選択する第2の選択信号S2を含む。第1の選択信号S1は、照合端末21、22のいずれかを選択するもので、照合端末21、22のいずれか一方を選択する。例えば照合端末21が選択された場合には、その照合端末21のRFIDリーダ・ライタ部204が、第1の選択信号S1に応動する。
第2の選択信号S2は、選択された照合端末、例えば照合端末21に接続された2つの漏洩同軸ケーブル21A、21Bのいずれか一方または照合端末22に接続された2つの漏洩同軸ケーブル22A、22Bのいずれかを選択する。切換スイッチ205は、この第2の選択信号S2に応じて、出力接点a、bを切換るもので、例えば第2の選択信号S2が漏洩同軸ケーブル21Aを選択するときには、切換スイッチ205は接点aに切換られ、混合器206がそれに応動する。
なお、実施の形態1において、すべてのエリア41、A41B、42A、42B、43A、43B、44A、44Bにおける情報担体3に対する照合を実行するには、照合端末21の選択と、この照合端末21による漏洩同軸ケーブル21Aの選択と、漏洩同軸ケーブル21Bの選択、および照合端末22の選択と、この照合端末22による漏洩同軸ケーブル22Aの選択と、漏洩同軸ケーブル22Bの選択を順次実行するが、これらの選択の中で、照合端末21、22はそれらのいずれか一方が選択され、また漏洩同軸ケーブルも21A、21B、22A、22Bのいずれか1つが選択される。
制御信号CSは、変復調器203に供給される。変復調器203は、発振周波数f1の第1局部発振器を内蔵しており、制御信号CSはこの変復調器203により復調され、その復調された制御信号CSはRFIDリーダ・ライタ部204に供給される。
読出し・書込み制御信号CRWは、コマンド制御信号CCMと、読出し制御信号CRDまたは書込み制御信号CWTを含む。コマンド制御信号CCMは、特定の情報担体3を指定するための制御信号である。読出し制御信号CRDは特定の情報担体3からその記憶情報を読み出す制御信号であり、照合端末21、22のリーダ機能に対応する。書込み制御信号CWTは、特定の情報担体3に対して、所定の情報を記憶される信号であり、照合端末21、22のライト機能に対応する。
照合端末21、22がリーダ機能を実行するときには、照合信号SQを発信するが、この照合信号SQは、コマンド制御信号CCMと読出し制御信号CRDとに基づいて発信される。照合端末21、22がライト機能を実行するときには、書込み信号SWを発信するが、この書込み信号SWは、コマンド制御信号CCMと書込み制御信号CWTとに基づいて発信される。
この読出し・書込み制御信号CRWも、変復調器203に供給され,この変復調器203に内蔵された第1局部発振器によりに復調され、その復調された書込み・読出し制御信号CRWもRFIDリーダ・ライタ部204に供給される。
RFIDリーダ・ライタ部204は、発振周波数がf2の第2局部発振器を内蔵しており、この第2局部発振器は読出し・書込み制御信号CRWに基づいて、選択された混合器、例えば混合器206を通じて、選択された漏洩同軸ケーブル21Aに対して、照合信号SQまたは書込み信号SWを供給する。
照合信号SQは、コマンド信号CMと搬送波信号CWを含み、コマンド信号CMは、周波数f2の第2局部発振信号をコマンド制御信号CCMに基づきASK変調して、照合端末21、22から送信される。搬送波信号CWは、読出し制御信号CRDに基づき、照合端末21、22から周波数f2の局部発振信号を、変調せずにそのまま送信し、特定の情報担体3が、その搬送波信号CWを、その記憶情報に基づいてASK変調して応答信号SRとして返信する。
各情報担体3は、非接触、非電源方式の情報担体である。この情報担体3は、RFIDタグであり、情報を記憶するメモリと、このメモリを動作させるキャパシタと、復調回路と、送受回路と、アンテナ3aを持っている。しかし、この情報担体3は、電池などの電源を持たず、非電源方式として構成され、軽量化、小型化される。
各情報担体3のキャパシタは、照合信号SQまたは書込み信号SWに含まれるコマンド信号CMと、搬送波信号CWまたは書込み情報WTとにより充電され、各情報担体3のメモリを動作させる。各情報担体3の復調回路は、コマンド信号SCと書込み情報WTを復調する。この各情報担体3の復調回路は、リーダ機能では、特定のコマンド信号SCに応答して、その送受回路をオンにする。この送受回路は、照合信号SQの搬送波信号CWを受ける無反射終端器とスイッチ素子との並列回路を有し、この並列回路は、そのスイッチ素子がその情報担体のメモリに記憶された記憶情報に応じてオンオフされることにより、搬送波信号CWを例えば振幅変調し、応答信号SRとして返信する。また、各情報担体3の復調回路は、ライト機能では、復調回路が復調した書込み情報WTをメモリに書き込む。
この各情報担体3は、それぞれが倉庫の各棚板41a、41b、42a、42b、43a、43b、44a、44b上の物品に貼り付けられ、貼り付けられた物品の物品関連情報をメモリに記憶する。この物品関連情報は、例えば物品の種類、品名、型名、送り先名、送り元名、保管開始日時などを含む。この物品関連情報は、応答信号SRに含まれて、照合信号SQを発信した照合端末21または22に返信される。
応答信号SRは、照合信号SQを発信した照合端末21または22の混合器206または207を通じて、RFIDリーダ・ライタ部204で受信され、このRFIDリーダ・ライタ部204に内蔵された周波数f2の局部発振信号で復調され、読取情報OSとなる。この読取情報OSは、変復調器203に供給され、この変復調器203に内蔵された周波数f1の局部発振信号で変調され、分波器201を通じて、ネットワーク1へ供給される。
図3は、実施の形態1の照合システムの周波数分布図である。この図3において、VDは直流電圧を、10は制御信号CSと読出し・書込み制御信号CRWの周波数帯を、11は発振周波数基準信号Frefを、12は時間基準信号Trefを、13は照合信号SQと応答信号SR、および書込み信号SWの周波数帯を示す。
制御信号CSと読出し・書込み制御信号CRWは、10MHz帯の周波数とされ、例えば10MHzの周波数とされる。したがって、変復調器203に内蔵される第1局部発振器の発振周波数f1も10MHzとされる。照合端末21、22から情報担体3への照合信号SQと、書込み信号SWと、情報担体3からの応答信号SRは、950MHz帯または2400MHz帯とされ、例えば950MHzとされる。したがって、RFIDリーダ・ライタ部204に内蔵される第2局部発振器の発振周波数f2は、950MHzとされる。
図4は、各漏洩同軸ケーブル21A、21B、22A、22Bの電波放射特性を示す。この電波放射特性は、周波数f2を中心とする周波数幅f21とf22との間に高い放射レベルを有し、それ以下の周波数では放射レベルは低い。したがって、漏洩同軸ケーブル21A、21B、22A、22Bは、照合端末21、21から情報担体3へ向けて照合信号SQ、書込み信号SWを放射し、また情報担体3からの応答信号SRを受信する。しかし、直流電圧VD、制御信号CS、読出し・書込み制御信号CRW、発振周波数基準信号Frefおよび時間基準信号Trefは、これらの漏洩同軸ケーブル21A、21B、22A、22Bを通過しても、放射されることはない。
図5は、実施の形態1におけるタイミングチャートである。図5(a)は、周波数f1の制御信号CS、読出し・書込み制御信号CRWおよび読取情報OSのタイミングチャートであり、図5(b)は周波数f2のコマンド信号CMおよび読出し信号RDまたは書込み信号WTのタイミングチャートである。図5(a)に示すように、制御信号CSは、読出し・書込み制御信号CRWに先行して、ネットワーク1から各照合端末21、22の分波器201に送信される。この制御信号CSの第1選択信号S1は、選択された照合端末21または22のいずれかを動作させ、またその第2選択信号S2は、切換スイッチ205を切換え、選択された混合器206または207を動作させる。
図5(a)に示すように、この制御信号CSの後で、読出し・書込み制御信号CRWがネットワーク1から分波器201に送信される。照合端末21、22が、リーダ機能を実行する場合には、この読出し・書込み制御信号CRWに基づき、照合信号SQとして、図5(b)に示すコマンド信号CMと搬送波信号CWが、選択された混合器206または207の接続された漏洩同軸ケーブル21A、21B、22A、22Bから発信される。また照合端末21、22がライト機能を実行する場合には、この読出し・書込み制御信号CRWに基づき、書込み信号SWとして、図5(b)に示すコマンド信号CMと書込み情報WTが、選択された混合器206または207の接続された漏洩同軸ケーブル21A、21B、22A、22Bから発信される。なお、図5(b)において、RSはコマンド信号CMに対して、このコマンド信号CMで特定された情報担体3からのレスポンスである。
以上説明したように、実施の形態1では、制御信号CSの第1選択信号S1により、照合端末21、22が選択的に動作し、またその第2選択信号S2により、漏洩同軸ケーブル21A、21B、22A、22Bが選択的に照合信号SQを放射する。これらの漏洩同軸ケーブル21A、21B、22A、22Bは、それぞれエリア41A、41Bと、エリア42A、42Bと、エリア43A、43Bと、エリア44A、44Bとに対応するので、特定の情報担体3からの応答信号SRを受信した場合に、この特定の情報担体3が、エリア41A、41Bと、エリア42A、42Bと、エリア43A、43Bと、エリア44A、44Bのいずれのエリアに存在するかの情報を含めて、ネットワーク1で取得することができ、より正確な物品管理を行なうことができる。この実施の形態1を人の位置照合に応用したときには、特定の人の所在する位置情報を含めて、より正確な人の所在確認を行なうことができる。
また、実施の形態1は、漏洩同軸ケーブル21A、21B、22A、22Bを利用して、各エリアの情報担体群に照合信号SQを発信する。漏洩同軸ケーブル21A、21B、22A、22Bは、必要なエリアに敷設することにより、そのケーブルに沿って広い範囲に亘り、最適なレベルで、そのエリアに存在する情報担体3との通信を可能とする。また、この漏洩同軸ケーブルは、物陰、建物の構造による不感領域の発生を防止するのも有効であり、これらの不感領域の影響を防止しながら、その対応するエリアの各情報担体3との間で、効果的な通信を行なうことができる。
また実施の形態1では、ネットワーク1から照合担体21、22に直流電圧VDをも供給するので、照合端末21、22は電源を持たない非電源方式として、より小型化できる。
なお、実施の形態1では、各漏洩同軸ケーブル21A、21B、22A、22Bは、すべて次段の照合端末に接続されていないので、これらの漏洩同軸ケーブルから次段の照合端末へ、直流電圧VD制御信号CSおよび読出し・書込み制御信号CRWを供給する必要がない。このため、実施の形態1の照合端末21、22において、混合器206、207を省略し、切換スイッチ205の接点aおよびbを、直接漏洩同軸ケーブル21A、22Aおよび21B、22Bに接続することができる。ただし、実施の形態1の各漏洩同軸ケーブルを次段の照合端末へ接続する場合には、混合器206、207を使用する必要がある。
実施の形態2.
図6はこの発明による情報担体の照合システムの実施の形態2の構成図、図7はこの実施の形態2における照合端末の構成図である。
この実施の形態2では、図6に示すように、ネットワーク1と照合端末21とが、漏洩同軸ケーブル21Bと通じて接続され、またネットワーク1と照合端末22も、漏洩同軸ケーブル22Aを通じて接続される。これに関連して、図7から明らかなように、照合端末21、22の切換スイッチ205の接点bが分波器201に接続され、分波器201を通じて、漏洩同軸ケーブル21B、22Aに照合信号SQと書込み信号SWを供給するように構成される。この照合信号SQに基づく特定の情報担体3からの応答信号SRも、漏洩同軸ケーブル21B、22Aから分波器201と切換スイッチ205の接点bを通じて、RFIDリーダ・ライタ部204に供給される。その他は実施の形態1と同じである。
この実施の形態2において、ネットワーク1からの直流電圧VD、制御信号CS、読出し・書込み制御信号CRW、発振周波数基準信号Fref、および時間基準信号Trefは、すべて漏洩同軸ケーブル21B、22Aを通じて、照合端末21、22の分波器201に供給される。これらの直流電圧VD、制御信号CS、読出し・書込み制御信号CRW、発振周波数基準信号Fref、および時間基準信号Trefは、いずれも図4の示す漏洩同軸ケーブルの放射周波数幅f21、f22よりも低い周波数であるので、漏洩同軸ケーブル21B、22Aをそのまま通過し、分波器201に供給される。
照合端末21または22の分波器201から、漏洩同軸ケーブル21Bまたは22Aへ照合信号SQまたは書込み信号SWが供給される場合、これらの照合信号SQまたは書込み信号SWは漏洩同軸ケーブル21B、22Aからエリア42A、42Bまたは43A、43Bへ高い放射レベルで放射され、またこれらのエリアからの応答信号SRも高いレベルで、漏洩同軸ケーブル21B、22Aにより受信される。まこの応答信号SRがRFIDリーダ・ライタ部204で復調され、変復調器203で変調された読取情報OSは、周波数f1を有し、この周波数f1も漏洩同軸ケーブル21B、22Aの放射周波数幅f21、f22よりも低いので、漏洩同軸ケーブル21B、22Aをそのまま通過して、ネットワーク1に供給される。
この実施の形態2では、ネットワーク1と照合端末21、22が、漏洩同軸ケーブル21B、22Aを通じて接続されるので、ネットワーク1と照合端末21、22との接続が簡単化できる。
なお、実施の形態2では、各漏洩同軸ケーブル21A、22Bは、次段の照合端末に接続されていないので、これらの漏洩同軸ケーブルから次段の照合端末へ、直流電圧VD制御信号CSおよび読出し・書込み制御信号CRWを供給する必要がない。このため、実施の形態2の照合端末21、22において、混合器206を省略し、切換スイッチ205の接点aを、直接漏洩同軸ケーブル21A、22Bに接続することができる。ただし、実施の形態2の各漏洩同軸ケーブルを次段の照合端末へ接続する場合には、混合器206を使用する必要がある。
実施の形態3.
図8はこの発明による情報担体の照合システムの実施の形態3の構成図、図9はこの実施の形態3における照合端末の構成図である。
この実施の形態3では、図8に示すように、ネットワーク1から漏洩同軸ケーブル21Aを通じて照合端末21が接続され、さらにこの照合端末21から、漏洩同軸ケーブル21B、22Aを通じて照合端末22が接続される。
これに関連して、図9から明らかなように、照合端末21、22において、切換スイッチ205の接点aが分波器201に接続され、この分波器201を通じて、漏洩同軸ケーブル21A、22Aに、照合信号SQと書込み信号SWが供給され、この照合信号SQに対して特定の情報担体3から返信される応答信号SRも、分波器201と切換スイッチ205の接点aを通じてRFIDリーダ・ライタ部204に供給される。また切換スイッチ205の接点bは混合器207に接続され、この混合器207を通じて漏洩同軸ケーブル21B、22Bに接続される。その他は実施の形態1と同じである。
この実施の形態3において、ネットワーク1からの直流電圧VD、制御信号CS、読出し・書込み制御信号CRW、発振周波数基準信号Fref、および時間基準信号Trefは、すべて漏洩同軸ケーブル21Aを通じて、照合端末21の分波器201に供給され、またこの照合端末21の混合器207を通じて、漏洩同軸ケーブル21B、22Aを通じて、照合端末22の分波器201に供給される。これらの直流電圧VD、制御信号CS、読出し・書込み制御信号CRW,発振周波数基準信号Fref、および時間基準信号Trefは、いずれも図4の示す漏洩同軸ケーブルの放射周波数幅f21、f22よりも低い周波数であるので、漏洩同軸ケーブル21Aを通じて照合端末21の分波器201へ供給され、さらに照合端末21の混合器207、漏洩同軸ケーブル21B、22Aをそのまま通過し、照合端末22の分波器201に供給される。
照合端末21の分波器201または混合器207から、漏洩同軸ケーブル21Aまたは21Bへ照合信号SQまたは書込み信号SWが供給される場合、これらの照合信号SQまたは書込み信号SWは漏洩同軸ケーブル21Aまたは21Bからエリア41A、41Bまたは42A、42Bへ高い放射レベルで放射され、またこれらのエリアからの応答信号SRも高いレベルで、漏洩同軸ケーブル21Aまたは21Bにより受信される。この応答信号SRがRFIDリーダ・ライタ部204で復調され、変復調器203で変調された読取情報OSは、周波数f1を有するが、この周波数f1も漏洩同軸ケーブル21A、21Bの放射周波数幅f21、f22よりも低いので、漏洩同軸ケーブル21Aをそのまま通過して、ネットワーク1に供給される。
照合端末22の分波器201または混合器207から、漏洩同軸ケーブル22Aまたは22Bへ照合信号SQまたは書込み信号SWが供給されると、これらの照合信号SQまたは書込み信号SWは漏洩同軸ケーブル22Aまたは22Bからエリア43A、43Bまたは44A、44Bへ高い放射レベルで放射され、またこれらのエリアからの応答信号SRも高いレベルで、漏洩同軸ケーブル22Aまたは22Bにより受信される。この応答信号SRがRFIDリーダ・ライタ部204で復調され、変復調器203で変調された読取情報OSは、周波数f1を有するが、この周波数f1も漏洩同軸ケーブル21A、21B、22Aの放射周波数幅f21、f22よりも低いので、これらの漏洩同軸ケーブル21A、21B、22Aをそのまま通過して、ネットワーク1に供給される。
この実施の形態3では、ネットワーク1と照合端末21が漏洩同軸ケーブル21Aを通じて接続され、さらに照合端末21と照合端末22が漏洩同軸ケーブル21B、22Aを通じて接続されるので、ネットワーク1と照合端末21、22との接続が簡単化できる。
実施の形態4.
図10はこの発明による情報担体の照合システムの実施の形態4の構成図、図10はこの実施の形態4における照合端末の内部構成を示す。この実施の形態4は、図10に示すように、4つの照合端末21、22、23、24を使用し、これらの各照合端末21〜24のそれぞれに、漏洩同軸ケーブル21A、22A、23A、24Aを対応して接続したものである。
図11から明らかなように、照合端末21、22、23、24には、図2に示した照合端末21と類似のものが使用されるが、切換スイッチ205および混合器206、207は使用されず、各照合端末21、22、23、24のRFIDリーダ・ライタ部204に、漏洩同軸ケーブル21A、22A、23A、24Aがそれぞれ直接接続される。これに伴なって、制御信号CSは、照合端末21、22、23、24を選択する第1の選択信号S1を含むが、第2の選択信号S2は含まれない。ネットワーク1は、同軸ケーブル11を介して、各照合端末21、22、23、24の分波器201に接続される。その他は、実施の形態1と同じに構成される。
この実施の形態4では、選択信号S1により、照合端末21、22、23、24のいずれかが選択的に動作すると、その照合端末21、22、23または24に対応する漏洩同軸ケーブル21A、22A、23Aまたは24Aからエリア41A、41Bと、エリア42A、42Bと、43A、43Bと、44A、44Bとのいずれかに向かって照合信号SQまたは書込み信号SWが放射され,これらのそれぞれのエリアで特定された情報担体3からの応答信号SRが、照合信号SQを発信した漏洩同軸ケーブルを通じて、照合信号SQを発信した照合端末で受信される。
この実施の形態4でも、すべてのエリア41A、41Bと、42A、42Bと、43A、43Bと、44A、44Bとにおける情報担体3に対する照合を実行するには、照合端末21の選択と、照合端末22の選択と、照合端末23の選択と、照合端末24の選択を順次実行するが、これらの選択の中で、照合端末21、22、23、24はそれらのいずれか一方が選択され、また漏洩同軸ケーブルも21A、22A、23A、24Aのいずれか1つが選択される。
この実施の形態4でも、漏洩同軸ケーブル21A、22A、23A、24Aは、それぞれエリア41A、41Bと、エリア42A、42Bと、エリア43A、43Bと、エリア44A、44Bとに対応するので、特定の情報担体3からの応答信号SRを受信した場合に、この特定の情報担体3が、エリア41A、41Bと、エリア42A、42Bと、エリア43A、43Bと、エリア44A、44Bのいずれのエリアに存在するかの情報を含めて、ネットワーク1で取得することができ、より正確な物品管理を行なうことができる。この実施の形態4を人の位置照合に応用したときには、特定の人の所在する位置情報を含めて、より正確な人の所在確認を行なうことができる。
また、実施の形態4も、漏洩同軸ケーブル21A、22A、23A、24Aを利用して、各エリアの情報担体群に照合信号SQを発信する。漏洩同軸ケーブル21A、22A、23A、24Aは、必要なエリアに敷設することにより、そのケーブルに沿って広い範囲に亘り、最適なレベルで、そのエリアに存在する情報担体3との通信を可能とする。また、漏洩同軸ケーブルは、物陰、建物の構造による不感領域の発生を防止するのも有効であり、これらの不感領域の影響を防止しながら、その対応するエリアの各情報担体3との間で、効果的な通信を行なうことができる。
また実施の形態4でも、ネットワーク1から照合担体21、22,23,24に直流電圧VDをも供給するので、照合端末21、22、23、24は電源を持たない非電源方式として、より小型化できる。
実施の形態5.
図12は、この発明による情報担体の照合システムの実施の形態5の構成図、図13はこの実施の形態5における照合端末の内部構成を示す。この実施の形態5では、図12に示すように、照合端末21、22が直結され、これらの照合端末21、22が、照合端末22に対応する漏洩同軸ケーブル22Aを通じてネットワーク1に接続される。同様に、照合端末23、24も直結され、これらの照合端末23、24が、照合端末23に対応する漏洩同軸ケーブル23Aを通じてネットワーク1に接続される。
照合端末21、24は、それぞれ実施の形態4における照合端末21、24と同じに構成される。照合端末22、23では、図13から明らかなように、それぞれのRFIDリーダ・ライタ部204が分波器201に接続され、この分波器201を通じて照合信号SQおよび書込み信号SWを漏洩同軸ケーブル22A、23Aに供給し、この照合信号SQに対して特定の情報担体3が返信する応答信号SRも分波器201を通じてRFIDリーダ・ライタ部204に供給される。照合端末21、22の間の直接結合、および照合端末23、24の間の直接結合では、直流電圧VDと、制御信号CS,読出し・書込み制御信号CRW、読取情報OS、発振周波数基準信号Frefおよび時間基準信号Trefが、同軸ケーブル11で直接やり取りされる。その他は実施の形態4と同じである。
この実施の形態5において、ネットワーク1からの直流電圧VD、制御信号CS、読出し・書込み制御信号CRW、発振周波数基準信号Fref、および時間基準信号Trefは、すべて漏洩同軸ケーブル22A、23Aを通じて、照合端末22、23の分波器201に供給される。これらの直流電圧VD、制御信号CS、読出し・書込み制御信号CRW,発振周波数基準信号Fref、および時間基準信号Trefは、いずれも図4の示す漏洩同軸ケーブルの放射周波数幅f21、f22よりも低い周波数であるので、漏洩同軸ケーブル22A、23Aをそのまま通過し、分波器201に供給される。
照合端末21、22、23、または24において、RFIDリーダ・ライタ部204から漏洩同軸ケーブル21A、22A、23A、24Aの1つに照合信号SQまたは書込み信号SWが供給されると、これらの照合信号SQまたは書込み信号SWは漏洩同軸ケーブル21A、22A、23A、24Aからエリア41A、41Bと、エリア42、A42Bと、エリア43A、43Bと、エリア44A、44Bとのいずれかへ高い放射レベルで放射され、またこれらのエリアからの応答信号SRも高いレベルで、その照合信号SQを発信した漏洩同軸ケーブルを通じて、照合信号SQを発信した照合端末により受信される。またこの応答信号SRがRFIDリーダ・ライタ部204で復調され、変復調器203で変調された読取情報OSは、周波数f1を有するが、この周波数f1も漏洩同軸ケーブル22A、23Aの放射周波数幅f21、f22よりも低いので、漏洩同軸ケーブル22A、23Aをそのまま通過して、ネットワーク1に供給される。
この実施の形態5では、ネットワーク1と照合端末22、23が、漏洩同軸ケーブル22A、23Aを通じて接続されるので、ネットワーク1と照合端末21、22、23、24との接続が簡単化できる。
実施の形態6.
図14はこの発明による照合システムの実施の形態6の構成図、図15はこの実施の形態6における照合端末の構成図である。
この実施の形態6では、図14に示すように、ネットワーク1から漏洩同軸ケーブル21Aを通じて照合端末21が接続され、この照合端末21から、漏洩同軸ケーブル22Aを通じて照合端末22が接続され、この照合端末22から漏洩同軸ケーブル23Aを通じて照合端末23が接続され、さらにこの照合端末23から漏洩同軸ケーブル24Aを通じて照合端末24が接続される。
これに関連して、各照合端末21、22、23、24では、RFIDリーダ・ライタ部204が分波器201に接続され、この分波器201を通じて、漏洩同軸ケーブル21A、22A、23A、24Aに、照合信号SQおよび書込み信号SWを供給する。また、各照合端末の間では、直流電圧VDと、制御信号CS,読出し・書込み制御信号CRW、読取情報OS、発振周波数基準信号Frefおよび時間基準信号Trefが、同軸ケーブル11で直接やり取りされる。その他は実施の形態4と同じである。
この実施の形態6において、ネットワーク1からの直流電圧VD、制御信号CS、読出し・書込み制御信号CRW、発振周波数基準信号Fref、および時間基準信号Trefは、すべて前段の漏洩同軸ケーブルと前段の照合端末を通じて、後段の照合端末に供給される。これらの直流電圧VD、制御信号CS、読出し・書込み制御信号CRW,発振周波数基準信号Fref、および時間基準信号Trefは、いずれも図4の示す漏洩同軸ケーブル21A、22A、23A、24Aの放射周波数幅f21、f22よりも低い周波数であるので、前段の漏洩同軸ケーブルを通じて各照合端末21、22、23、24の分波器201へ供給される。
各照合端末21、22、23または24のいずれか1つのRFIDリーダ・ライタ部204から、漏洩同軸ケーブル21A、22A、23A、または24Aへ照合信号SQまたは書込み信号SWが供給される場合、これらの照合信号SQまたは書込み信号SWは、その漏洩同軸ケーブルから対応するエリアへ高い放射レベルで放射され、またこれらのエリアからの応答信号SRも高いレベルで、照合信号SQを発信した漏洩同軸ケーブルにより受信される。この応答信号SRがRFIDリーダ・ライタ部204で復調され、変復調器203で変調された読取情報OSは、周波数f1を有するが、この周波数f1も漏洩同軸ケーブル21A、22A、23A、24Aの放射周波数幅f21、f22よりも低いので、前段の各漏洩同軸ケーブルをそのまま通過して、ネットワーク1に供給される。
この実施の形態6では、ネットワーク1と照合端末21が漏洩同軸ケーブル21Aを通じて接続され、さらに順次照合端末22、23、24が、漏洩同軸ケーブル22A、23A、24Aを通じて接続されるので、ネットワーク1と各照合端末との接続が簡単化できる。
実施の形態7.
図16は、この発明による情報担体の照合システムの実施の形態7の構成図とそれに対応する人の動きを示す。図17は、この実施の形態7で使用される照合端末の内部構成を示す。
この実施の形態7による情報担体の照合システムは、人の移動を管理するシステムである。このシステムは、図16(a)に示すように、人の通路10に沿って等間隔の配置された漏洩同軸ケーブル11、12、13、14、15,16を有する。漏洩同軸ケーブル11、12は照合端末2Aに接続され、また漏洩同軸ケーブル13、14は、照合端末2Bに接続され、漏洩同軸ケーブル15、16は照合端末2Cに接続される。10Wは通路10を横切る仕切壁であり、この仕切壁10Wの右側には、人の出入りが制限される機密室10Sとなっている。この仕切壁10Wの通路10に面した位置には、扉10Dが設置される。ネットワーク1は、漏洩同軸ケーブル11を通じて照合端末2Aに接続され、また照合端末2Aと2Bは、漏洩同軸ケーブル13を通じて接続され、照合端末2Bと2Cは、漏洩同軸ケーブル15を通じて接続される。
漏洩同軸ケーブル11〜16は、実施の形態1〜6で使用されたと同じ漏洩同軸ケーブルである。ネットワーク1は、実施の形態1〜6のネットワーク1と同様に、直流電圧VD、制御信号CS、読出し・書込み制御信号CRW、発振周波数基準信号Frefおよび時間基準信号Trefを、照合端末2A、2B、2Cに供給する。
照合端末2A、2B、2Cは、互いに選択的に照合端末2A、2B、2Cの順序で動作し、漏洩同軸ケーブル11〜16に順次照合信号SQを供給する。具体的には、最初に照合端末2Aが選択的に動作し、この照合端末2Aが動作している状態で、漏洩同軸ケーブル11、12が順次選択され、照合信号SQを通路10に発信する。漏洩同軸ケーブル12が、照合信号SQを発信した後で、照合端末2Bが選択的に動作し、この照合端末2Bが動作している状態で、漏洩同軸ケーブル13、14から順次照合信号SQを発信する。漏洩同軸ケーブル14が、照合信号SQを発信した後で、照合端末2Cが選択的に動作し、この照合端末2Cが動作している状態で、漏洩同軸ケーブル15、16から順次照合信号SQを発信する。以後この動作を繰り返し、漏洩同軸ケーブル11〜16が、順次照合信号SQを発信する動作を繰り返す。
照合端末2A、2B、2Cは、図17に示すように構成される。この照合端末2A、2B、2Cは、図2に示す照合端末21、22と類似している。照合端末2Aは、切換スイッチ205が、2つの接点a、bを切換える。接点aは分波器201に接続され、分波器201を通じて漏洩同軸ケーブル11に照合信号SQを供給する。接点bは漏洩同軸ケーブル12に照合信号SQを供給する。照合端末2B、2Cも照合端末2Aと同じに構成される。
図16(b)は、通路10に沿った人の移動をネットワーク1で検知した出力であり、人が、漏洩同軸ケーブル11、12の前を通り、扉10Dから、さらに漏洩同軸ケーブル13、14の前を正常に移動したことを示す。図16(c)は、人が漏洩同軸ケーブル11、12の前を通過した後、扉10Dの前で引き返す不審な移動を示す。
人は所定の情報担体3を所持しており、実施の形態7では、照合端末2A、2B、2Cの選択的な動作と、漏洩同軸ケーブル11〜16の選択に関連して、この情報担体3の位置の変化を把握し、人が漏洩ケーブル11〜16の前をどの順番で通過したかを正確に知ることができ、図16(c)のような、不審な移動者を確実に把握できる。
この発明による情報担体の照合塩ステムは、例えば製造、流通、物流における商品、物品の移動管理システム、ビル、病院における人などの移動管理システムに応用される。
この発明による情報担体の照合システムの実施の形態1を示す構成図。 実施の形態1の照合端末の構成図。 実施の形態1の周波数分布図。 実施の形態1における漏洩同軸ケーブルの放射特性図。 実施の形態1の動作タイミングチャート。 この発明による情報担体の照合システムの実施の形態2を示す構成図。 実施の形態2の照合端末の構成図。 この発明による情報担体の照合システムの実施の形態3を示す構成図。 実施の形態3の照合端末の構成図。 この発明による情報担体の照合システムの実施の形態4を示す構成図。 実施の形態4の照合端末の構成図。 この発明による情報担体の照合システムの実施の形態5を示す構成図。 実施の形態5の照合端末の構成図。 この発明による情報担体の照合システムの実施の形態6を示す構成図。 実施の形態6の照合端末の構成図。 この発明による情報担体の照合システムの実施の形態7の構成と人の移動を示す図。 実施の形態5の照合端末の構成図。
符号の説明
1:ネットワーク、21、22、23、24、2A、2B:照合端末、
21A、21B、22A、22B、23A、24A、11〜16:漏洩同軸ケーブル、
3、31a1、31a2、31an、31b1、31b2、31bn、32a1、
32a2、32an、32b1、32b2、32bn、33a1、33a2、
33an、33b1、33b2、33bn、34a1、34a2、34an、
33b1、33b2、33bn:情報担体、
41A、41B、42A、42B,43A、43B、44A、44B:エリア、
VD:直流電圧、CS:制御信号、SQ:照合信号,SR:応答信号。

Claims (10)

  1. 第1エリアに配置された第1漏洩同軸ケーブル、第2エリアに配置された第2の漏洩同軸ケーブル、および照合信号を発生するとともに、この照合信号に基づいて前記第1エリアまたは第2エリアに存在する情報担体群から返信される応答信号を受信する少なくとも1つの照合端末を備え、前記照合端末で発生した照合信号を、前記第1漏洩同軸ケーブルと前記第2漏洩同軸ケーブルに選択的に供給し、前記照合信号を前記第1エリアと第2エリアに選択的に放射することを特徴とする情報担体の照合システム。
  2. 請求項1記載の情報担体の照合システムであって、前記照合端末に接続されたネットワークを備え、このネットワークは制御信号を前記照合端末に供給し、前記照合端末は、前記制御信号に基づいて、前記第1漏洩同軸ケーブルまたは前記第2漏洩同軸ケーブルに前記照合信号を選択的に供給することを特徴とする情報担体の照合システム。
  3. 請求項2記載の情報担体の照合システムであって、前記制御信号が選択信号を含み、前記照合端末が前記選択信号に基づいて、前記照合信号を前記第1漏洩同軸ケーブルまたは第2漏洩同軸ケーブルに選択的に供給する情報担体の照合システム。
  4. 請求項2記載の情報担体の照合システムであって、前記ネットワーク側から、前記制御信号に併せて直流電圧が前記照合端末に供給され、前記照合端末はこの直流電圧に基づいて動作することを特徴とする情報担体の照合システム。
  5. 請求項2記載の情報担体の照合システムであって、前記ネットワークと前記照合端末が前記第1漏洩同軸ケーブルを介して接続されたことを特徴とする情報担体の照合システム。
  6. 第1エリアに配置された第1漏洩同軸ケーブル、この第1漏洩同軸ケーブルに照合信号を供給するとともにこの照合信号に基づいて前記第1エリアに存在する情報担体群から返信される応答信号を受信する第1照合端末、第2エリアに配置された第2漏洩同軸ケーブル、および前記第2漏洩同軸ケーブルに照合信号を供給するとともにこの照合信号に基づいて前記第1エリアに存在する情報担体群から返信される応答信号を受信する第2照合端末を備え、前記第1照合端末と第2照合端末とを選択的に動作させ、これらの第1照合端末または第2照合端末により、前記第1漏洩ケーブルまたは第2漏洩同軸ケーブルを介して前記第1エリアと第2エリアに選択的に照合信号を放射することを特徴とする情報担体の照合システム。
  7. 請求項6記載の情報担体の照合システムであって、前記第1、第2照合端末に接続されたネットワークを備え、このネットワークは制御信号を前記第1、第2照合端末に供給し、前記制御信号に基づいて、前記第1照合端末または第2照合端末が、前記第1漏洩同軸ケーブルまたは前記第2漏洩同軸ケーブルに選択的に前記照合信号を供給することを特徴とする情報担体の照合システム。
  8. 請求項7記載の情報担体の照合システムであって、前記制御信号が選択信号を含み、この選択信号に基づいて、前記第1照合端末または第2照合端末が、前記第1漏洩同軸ケーブルまたは第2漏洩同軸ケーブルに前記照合信号を選択的に供給する情報担体の照合システム。
  9. 請求項7記載の情報担体の照合システムであって、前記ネットワーク側から、前記制御信号に併せて直流電圧が前記第1、第2照合端末に供給され、前記第1、第2照合端末はこの直流電圧に基づいて動作することを特徴とする情報担体の照合システム。
  10. 請求項7記載の情報担体の照合システムであって、前記ネットワークが、前記第1漏洩同軸ケーブルを介して前記第1照合端末に接続され、さらにこの第1照合端末が前記第2漏洩同軸ケーブルを介して前記第2照合端末に接続されたことを特徴とする情報担体の照合システム。
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