JP5689372B2 - Rfid無線通信機器及び無線通信制御方法 - Google Patents

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Description

アンテナ内蔵無線モジュール、および同モジュールを搭載する端末に関する。その中でも特に、いわゆるアクティブRFIDに関する。
無線通信でRFID(Radio Frequency Identification)に保存されているデータの読書きを行うRFIDシステムは、図1のように、一般的にはリーダライタと呼ばれる端末 100と、電池を必要としないRFID 120(以降、パッシブRFIDと言う。)から構成される。パッシブRFID 120は、ICチップ 121とアンテナ 122から構成される。リーダライタ 100は、一般的に、本体 101とアンテナ 102から構成され、本体 101は、RF(Radio Frequency) and Logic回路 103とCPU(Central Processing Unit) 104及びメモリ 105から構成される。
パッシブRFIDシステムにおける通信方式は、パッシブRFID 120に対し、無変調波又は変調波 110を送り、パッシブRFID 120は、リーダライタ 100から発射された無変調波又は変調波 110から、自ら動作する為の動作電力取り出すと共に、変調波 110からデータを復調し、この復調データに応じて、ICチップ 121の内蔵データによる再発射を行い、これをリーダライタ 100が受信及び復調する。
パッシブRFIDシステムは、パッシブRFID 120が、リーダライタ 100から発射される無変調波又は変調波 110を動作電力とする為、リーダライタ 100の送信出力がアンテナ端で1Wの時でも、数m程度の通信距離である。
パッシブRFIDシステムの利用シーンとしては、物流・流通用途で使用されることが多く、例えば図2のように、フォークリフト 200が、ゲート220を通過する時に、フォークリフト 200に積載された物品 210に貼り付けられたRFIDを、複数のリーダライタアンテナ 230を通じて、読み書きしたり、図3のようにベルトコンベア 300で流れてくる物品 310に貼り付けられたRFIDを、リーダライタ本体 320と複数のリーダライタアンテナ 330を通じて、読み書きするようなアプリケーションが考えられている。また、本などにパッシブRFIDを貼り付け、図書館などでの本の貸出しの管理や、小型のハンディタイプのリーダライタを使用した本の棚卸しなどでも使用されている。
一方、近距離無線通信としては、無線LAN、などがあり、通信距離としては、数十mから数百mで、パッシブRFIDシステムの通信距離と比較すると十倍から百倍の差がある。しかし、これら近距離無線通信端末は、電池が必要である。
近距離無線通信の利用シーンとしては、ホームセキュリティ、児童や高齢者の安全・安心、健康管理、ホーム/ビルの施設制御、工場内制御、モニタリング、病院内管理、メータ自動検針などが想定されている。
近年、パッシブRFIDシステムと近距離無線通信を組み合わせたシステムが考えられている。例えば、図4に示すように、個人の携帯電話 400の中に、パッシブRFIDと通信するリーダライタ機能と近距離無線機能の両方を持つモジュール 410を搭載し、個人が様々なサービスを受けるというものである。
サービスの一例としては、流通・小売分野における来店客向けの情報配信サービスである。このサービスは、サービス利用者となる来店客(歩行者)は、まず携帯電話を持って街中を移動する。移動中に、近距離無線通信端末が設置されているスーパーマーケットなどの店先にさしかかると、特売情報や店舗情報(地図など)が近距離無線通信を通じて、携帯電話に配信される。特売情報等に惹かれた来店客が店内に入り、受信した店舗内マップなどを参考にしつつ、店内を回遊する。
回遊中にオススメ商品の棚の前に差し掛かった時、棚の前に貼られているパッシブRFIDに携帯電話を近づけると、パッシブRFIDリーダライタ機能を通じて、パッシブRFIDの中に保存されている商品の生産地に関する基礎情報や割引クーポンなどの情報を読取り、最終的に購買行動に移る。といった事が考えられている。
特開2002−183183号公報
パッシブRFIDリーダライタ機能と近距離無線通信機能を、携帯電話などの携帯端末に実装する為には、小型化、低消費電力化が必須である。
パッシブRFIDリーダライタ機能と近距離無線通信機能の両方の機能を持つには、パッシブRFIDリーダライタ機能を持つチップ及び無線モジュールと、近距離無線通信機能を持つチップ及び無線モジュールの2種類を使用すれば、機能としては動作可能だが、これら2種類のモジュールを携帯電話の中に実装することは、実装するスペースが無く、困難ということ、且つ、消費電力の面から見ても、消費電流が増大し、携帯電話の電池消耗が激しくなってしまうという課題がある。
これら、小型化、低消費電力化を妨げる問題としては、パッシブRFIDリーダライタ機能と近距離無線通信機能とが、異なる通信方式及び通信手順で動作することで、それぞれに対して、制御論理回路が必要であったり、変復調回路が必要であることである。
そこで、本発明の目的は、パッシブRFIDリーダライタと近距離無線通信の共通となる通信方式及び通信手順の技術を提供するものである。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
国際標準化されているUHF帯パッシブRFIDリーダライタの通信規格であるISO/IEC 18000-6 Type Cを基本として、この通信規格を近距離無線通信にまで拡張した通信方式及び通信手順を作ることである。
これにより、パッシブRFIDリーダライタ機能と近距離無線通信であるアクティブRFID機能が共通化でき、パッシブRFIDリーダライタ及びアクティブRFIDの2種類の機能を持つワンチップLSIや、小型無線モジュールが可能となり、課題となっていた携帯電話などの携帯端末へ実装する為の小型化及び低消費電力化が可能となる。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
パッシブRFIDリーダライタ機能とアクティブRFID機能の2種類の機能を持つワンチップLSIが可能となり、無線モジュールとしての小型化、低消費電力化ができ、携帯電話などの携帯端末に実装することが可能となる。
一般的なRFIDシステム構成図である。 物品に貼られたRFIDをフォークリフトで運ぶ時に、リーダライタでRFIDを読書きする時のRFIDシステム図である。 物品に貼られたRFIDがベルトコンベアで移動している時に、リーダライタでRFIDを読書きする時のRFIDシステム図である。 携帯電話とパッシブRFIDリーダライタ機能と近距離無線機能とを備えた無線モジュールを示す図である。 UHF帯パッシブRFIDシステムの通信規格であるISO/IEC 18000-6 Type Cの概要を示す図である。 ISO/IEC 18000-6 Type C の中の通信フレーム示す図である。 本発明であるアクティブRFIDの通信フレームを示す図である。 本発明であるアクティブRFIDのコマンド、レスポンスフォーマットを示す図である。 本発明であるアクティブRFIDのコマンド、レスポンスフォーマットを示す図である。 本発明であるアクティブRFIDマスターとアクティブRFIDスレーブとの通信フローを示す図である。 本発明であるアクティブRFIDマスターと複数のアクティブRFIDスレーブとの通信フローを示す図である。 一般的なパッシブRFIDリーダライタのRF and Logic回路の一部を示す図である。 一般的なパッシブRFIDリーダライタの論理回路の受信データ検出部を示す図である。 一般的なパッシブRFIDリーダライタの論理回路の送信データ生成部を示す図である。 本発明であるメモリアクセスフローを示す図である。 アクティブRFIDとパッシブRFIDリーダライタのワンチップ化及びワンモジュール化した構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
国際標準化されているUHF帯パッシブRFIDシステムの通信規格であるISO/IEC 18000-6 Type Cの規格の概要を図5に示す。
リーダライタから、パッシブRFIDに対して無変調波又はASK(Amplitude shift keying)変調波を送信する。ASK変調波のデータ符号としては、PIE(Pulse-interval encoding)符号である。パッシブRFIDは、リーダライタから送信されるASK変調波を復号して、その復号結果により内蔵メモリのデータを返信する。返信は、負荷変調ASK又はPSK(Phase shift keying)を用い、データ符号はFM0符合又はMiller Subcarrier符号を使用する。FM0符合を使用した時のフレームフォーマットは、図6に示すように、FM0データ送信に先立ち、FM0プリアンブルを送信する。 よって、リーダライタの受信としては、パッシブRFIDから返信される負荷変調ASKされたFM0プリアンブルを検出し、その後FM0データを復号することになる。
図7に今回発明したアクティブRFIDの通信方式を示す。通信周波数帯は、パッシブRFIDリーダライタと同じ860〜960MHzである。まず、リーダライタと同様に通信を開始するアクティブRFIDをマスター 700として、もう片方をスレーブ 710とする。マスター 700とスレーブ 710は、ASK変復調波を使用して送受信する。データ符号は、パッシブRFIDと同様のFM0で、通信フレームフォーマットについても、パッシブRFIDと同様で、FM0データの前にFM0プリアンブルを送信する。FM0プリアンブル直後のFM0データには、新たに意味を持たせて、FM0プリアンブル直後の1bit目をアクティブマスター又はスレーブを示すbitとし、”1”であればアクティブマスターが送信していることを示し、”0”であればアクティブスレーブが送信していることを示す。後に続く16ビットは、データのバイト数を示すこととした。また、データの最後は、CRC(Cyclic redundancy check)とした。
このようにアクティブRFID通信において、通信周波数帯をパッシブRFIDシステムの通信周波数と同じにし、また、通信フォーマットを、ASK変復調のFM0フォーマットにすることで、パッシブRFIDリーダライタの受信回路が、そのまま使用できる。この為、アクティブRFID通信とパッシブRFIDリーダライタの回路共通化が可能となり、アクティブRFIDとパッシブRFIDリーダライタのワンチップ化及びワンモジュール化が可能となる。アクティブRFIDとパッシブRFIDリーダライタのワンチップ化及びワンモジュール化した構成を図16に示す。
また、FM0プリアンブル直後のFM0データ部分に、アクティブRFIDマスター又はスレーブの定義及びデータのバイト数を定義することで、マスター、スレーブ通信やデータの信頼性を高めることが可能となる。
さらに、FM0データ部分を、パッシブRFIDリーダライタの通信規格であるISO/IEC 18000-6 Type Cのコマンド、レスポンス体系に合わせることで、アクティブRFIDマスター、スレーブ通信が可能となる。図8及び図9に、アクティブRFIDマスターが送信するコマンド及びコマンドを受信したアクティブRFIDスレーブが、コマンドに対してレスポンスをする通信手順の中でのコマンド、レスポンスデータの一覧を示す。
このようにアクティブRFID通信方式において、パッシブRFIDの通信規格であるISO/IEC 18000-6 Type Cの通信方式を拡張することで、図12に示す一般的なパッシブRFIDリーダライタのRF and Logic回路(図1の103の一部)をそのまま使用することができ、RF and Logic回路のワンチップLSI化及びこのワンチップLSIを用いた小型無線モジュールの作製が可能となる。
図12の動作を説明すると以下の通りである。アンテナ(図1の102)で受信した変調RF信号は、RF INとしてLNA(Low Noise Amplifier)1201で増幅され、ミキサ1202に入力される。ミキサ1202では、増幅された変調RF信号とVCO(Voltage-Controlled Oscillator)1210から出力される無変調RF信号を掛け合わせて変調信号を取り出し、フィルタ1203へ出力する。フィルタ1203では、変調信号以外の不要な雑音信号を取り除いて、ADC(Analog-to-Digital Converter)1204へ出力する。ADC 1204ではアナログ信号である変調信号をデジタル信号に変換して論理回路1205へ出力する。
変調RF信号の出力については、論理回路1205でデジタル送信データを生成し、DAC(Digital-to-Analog Converter)1206へ出力する。DAC 1206では、デジタル送信データをアナログ信号に変換し、フィルタ1207へ出力する。フィルタ1207では、アナログ送信データ(変調信号)以外の不要な雑音信号を取り除いて、ミキサ1208へ出力する。ミキサ1208では、変調信号とVCO 1210から出力される無変調RF信号を掛け合わせて、変調RF信号を生成し、送信アンプ1209へ出力する。送信アンプ1209は、変調RF信号を増幅する。
図13は、図12の論理回路1205内の受信データ検出1211の構成図を示す。図12のADC 1204でデジタル信号になった受信変調信号は、プリアンブル検出1301で、入力された信号にプリアンブルのパターンがあるかをサーチし、プリアンブルが検出された場合に、プリアンブルパターンを除いたデータを、FM0データ復号化1302へ出力する。FM0データ復号化1302は、入力されたFM0符号化されているデータを、NRZ(Non Return to Zero)符号へ変換すると同時に、データレングス・CRCチェック1303及びレスポンス認識1304へ出力する。データレングス・CRCチェック1303は、送られてきたデータ列からデータレングスを認識すると同時にCRCチェックを行い、CRCチェック結果をレスポンス認識1304へ出力する。レスポンス認識1304は、FM0データ復号化1302から送られてきたデータ列からレスポンスを認識すると同時に、データレングス・CRCチェック1303から送られてくるCRCチェック結果により、受信したデータが正常かどうかを認識する。
図14は、図12の論理回路1205内の送信データ生成1212の構成図を示す。パッシブタグ又はアクティブタグにコマンドを送信する時に、コマンド生成1401で、プリアンブル及びCRCを除くNRZ符合データ列を生成し、CRC生成及び付加1402へ出力する。CRC生成及び付加1402では、コマンド生成1401から送られてくるデータに対してCRC演算を行いCRCデータを生成し、送られてくるデータにCRCデータを付加して、FM0データ符号化1403へ出力する。FMOデータ符号化1403は、CRC生成及び付加1402から送られてくるNRZデータをFM0データに変換し、プリアンブル付加1404へ出力する。プリアンブル付加1404は、FMOデータ符号化1403から送られてきたFM0データにプリアンブルを付加する。
図10に、アクティブRFIDマスターとスレーブの通信シーケンスを示す。この通信シーケンスは、ある位置に固定されたアクティブRFIDマスターが自分の存在を、人が持ち歩くアクティブRFIDスレーブに通知する、いわゆるビーコンモードのシーケンスである。アクティブRFIDマスターは周期的に、自己IDを送信する。アクティブRFIDスレーブは、周期的にアクティブRFIDマスターがいないかを受信する。アクティブRFIDスレーブは、アクティブRFIDマスター近くに移動してくると、アクティブRFIDマスターのIDを受信する。
この受信IDと地図上の位置や、お店の情報などと結びつけることによって、ID以外の情報を得ることができる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、アクティブRFIDマスター、スレーブ通信における一方向の通信形態であったが、アクティブRFIDマスター、スレーブの双方向通信例を図11に示す。
アクティブRFIDマスター1は、Query1コマンドを送信する。アクティブマスター1の送信を受信できるエリアにいるスレーブ1、2、3、4、・・・・・n は、Query1コマンドを受信すると、自らのIDをマスター1に送信しようとする。複数のスレーブが存在する場合を考慮して、各スレーブは、Queryコマンド受信後の送信タイミングは、乱数で設定するようにすると共に、送信までの待ち時間は、マスター1からのコマンドが送信されないかを確認する為に、マスター1を受信し続ける。
図11では、マスター1からのQuery1に対する応答は、スレーブ2が一番早く応答し、Query1コマンドに対するレスポンス(スレーブ2のID)を送信する。マスター1は、スレーブ2からのレスポンスを受信したということで、Req_RNコマンドを送信する。以降、スレーブ2のID以外のメモリ情報を読みたい、又はメモリに書きたい場合は、マスター1は、Readコマンド又はWriteコマンドを送信する。マスター1は、それぞれのコマンドに対するスレーブからのレスポンスを受信すると、受信できたことを示すReq_RNコマンドを送信する。
マスター1は、スレーブ2との通信が終了すると、次のスレーブとの通信を行う為に、Query2コマンドを送信する。この時、スレーブ2は、先に通信したマスター1のQuery1コマンドの中のパラメータRF_OFFの設定値によって、Query2コマンドに応答しない場合もある。図11では、Query2コマンドに応答したのは、スレーブ3となっている。以降、前述したスレーブ2との同様の通信が、スレーブ1でも行われる。
(実施の形態3)
パッシブRFIDリーダライタ機能とアクティブRFID機能とが、ワンチップ及びワンモジュール化できることによって、各機能がそれぞれに使用していたメモリの共有化が可能となる。
例えば、パッシブRFIDリーダライタとして、動作していた時、他の無線機器との周波数干渉を防ぐ為に、どの周波数に電波が出ているか、出ていないかをキャリアセンスする。そして、使用していない周波数を使って、パッシブRFIDと通信を行う。この時、キャリアセンスした結果をメモリに保存することで、次にアクティブRFIDとして動作する時に、先にパッシブRFIDリーダライタでのキャリアセンス結果を参考にして、通信周波数を決めることが可能となる。
具体的な制御フローを図15に示す。パッシブRFIDリーダライタ機能で、パッシブRFIDの読取りを開始しようとする場合(通信開始1501)、まずパッシブ、アクティブ共有メモリの指定エリアのデータをリードする(メモリリード1502)。メモリリードした時に、指定エリアにライトデータが有る、無しの判定(ライトデータの有無1503)をして、ライトデータが無かった場合、使用する周波数帯で他の無線機器が電波を出していないかを確認する為に、例えば、f1〜fnの周波数をスキャンする(周波数スキャン1504)。周波数スキャンした結果、空き周波数の有り、無しの判定を行い(空き周波数の有無1505)、空き周波数が無かった場合は、再度、周波数スキャン1504を行う。空き周波数があった場合は、指定のメモリエリアに、空き周波数をライト(空き周波数をメモリにライト1506)した後、空き周波数の1つで通信を行う(空き周波数で通信1507)。通信が終了したら、通信開始状態になる。
次に、アクティブRFIDの通信が開始されたとする(通信開始1501)。メモリリード1502をすると、先にパッシブRFIDリーダライタでの、空き周波数がメモリにライトされていたので、ライトデータ有無1503で、ライトデータ有りと判定する。そして、空き周波数がライトされているデータの中から、1つの空き周波数を選択して、キャリアセンスを行い(空き周波数の1つであるfxをキャリアセンス1508)、空き周波数かどうかを判定する(空き?1509)。空き周波数だった場合は、その空き周波数で通信を行う(周波数fxで通信1510)。通信終了後、空き?1509で、空きでなかった(NO判定がなかった)かどうかの判定を行い(1509でNO有り?1511)、NOが無かったということであれば、通信開始待ち状態になる。NOがあったということであれば、指定メモリエリアをクリア(ライトデータなしにする)して(メモリクリア1512)、通信開始待ち状態となる。
このように、パッシブRFIDリーダライタ機能とアクティブ通信機能で、メモリを共有することで、空き周波数を素早く見つけることが可能となり、通信開始を早めることができる。
100・・・パッシブRFIDリーダライタ
101・・・パッシブRFIDリーダライタ本体
102・・・アンテナ
103・・・RF(Radio Frequency)及びLogic(論理)回路
104・・・CPU(Central Processing Unit)
105・・・メモリ
110・・・電磁波(無変調波又は変調波)、
120・・・パッシブRFID
121・・・ICチップ
122・・・アンテナ
200・・・フォークリフト
210・・・物品
220・・・パッシブRFIDリーダライタアンテナを取り付けるゲート等
230・・・パッシブRFIDリーダライタアンテナ
300・・・ベルトコンベア
310・・・物品
320・・・パッシブRFIDリーダライタ本体
330・・・パッシブRFIDリーダライタアンテナ
400・・・携帯電話
410・・・パッシブRFIDリーダライタ機能と近距離無線機能の両方を持つモジュール
1201・・LNA(Low Noise Amplifier)
1202・・ミキサ
1203・・フィルタ
1204・・ADC(Analog-to-Digital Converter)
1205・・論理回路
1206・・DAC(Digital-to-Analog Converter)
1207・・フィルタ
1208・・ミキサ
1209・・送信アンプ
1210・・VCO(Voltage-Controlled Oscillator)
1211・・受信データ検出ブロック
1211・・送信データ生成ブロック
1301・・プリアンブル検出ブロック
1302・・FM0データ復号化ブロック
1303・・データレングス・CRCチェックブロック
1304・・レスポンス認識ブロック
1401・・コマンド生成ブロック
1402・・CRC生成及び付加ブロック
1403・・FM0データ符号化ブロック
1404・・プリアンブル付加ブロック
1501・・通信開始機能
1502・・メモリリード機能
1503・・ライトデータの有無判定機能
1504・・周波数スキャン機能
1505・・空き周波数の有無判定機能
1506・・空き周波数をメモリにライト機能
1507・・空き周波数で通信機能
1508・・空き周波数の1つをキャリアセンスする機能
1509・・空き周波数かを判定する機能
1510・・空き周波数で通信機能
1511・・1509でNO判定があったかを判定する機能
1512・・メモリクリア機能

Claims (8)

  1. メモリと、プロセッサと、論理回路と、RF回路と、アンテナとを備え、マスターまたはスレーブを示す信号を付さずにデータを送信する第1の通信モードで通信を行うRFID無線通信機器において、
    前記第1の通信モードと同じ前記メモリ、前記プロセッサ、前記論理回路、前記RF回路及び前記アンテナを用いて、マスターを示す信号と共にデータを送信する第2の通信モードと、スレーブを示す信号と共にデータを送信する第3の通信モードとを、前記第1の通信モードの通信周波数帯及び通信フレームフォーマットにて通信を行い、
    前記第1乃至第3の通信モードの通信フレームフォーマットはプリアンブルとデータとを有し、前記第2及び第3の通信モードでは、前記プリアンブルの後ろであり前記データより前に、前記データとは別に、前記マスターを示す信号または前記スレーブを示す信号を有し、
    前記第1の通信モードの通信と前記第2の通信モードの通信とを選択的に送信し、前記第2の通信モードの通信を受信した場合に、前記第3の通信モードで返信を行う、
    ことを特徴とするRFID無線通信機器。
  2. 請求項に記載のRFID無線通信機器において、
    前記第1の通信モードの通信周波数帯及び通信フレームフォーマットに係る通信を受信した場合に、当該通信に含まれる前記マスターを示す信号の有無及びスレーブの選択・非選択の識別符号に基づいて、返信要否を判断することを特徴とするRFID無線通信機器。
  3. 請求項1または2に記載のRFID無線通信機器において、
    前記第2の通信モード及び前記第3の通信モードでは、前記データのバイト数及びCRCを送信し、前記第1の通信モードでは当該バイト数及びCRCを送信しないことを特徴とするRFID無線通信機器。
  4. 請求項1乃至のいずれかに記載のRFID無線通信機器において、
    前記第1の通信モードは、パッシブ型RFIDと通信するための国際標準規格ISO/IEC 18000-6 Type Cであることを特徴とするRFID無線通信機器。
  5. マスターまたはスレーブを示す信号を付さずにデータを送信する第1の通信モードを行うRFID無線通信機器が、
    前記第1の通信モードの通信周波数帯及び通信フレームフォーマットにて、マスターを示す信号と共にデータを送信する第2の通信モードと、
    前記第1の通信モード及び前記第2の通信モードの通信周波数帯および通信フレームフォーマットにて、スレーブを示す信号と共にデータを送信する第3の通信モードとを、
    前記第1の通信モードで通信を行う際と同一のメモリ、プロセッサ、論理回路、RF回路及びアンテナを用いて行い、
    前記第1乃至第3の通信モードの通信フレームフォーマットはプリアンブルとデータとを有し、前記第2及び第3の通信モードでは、前記プリアンブルの後でありデータより前に、前記データとは別に、前記マスターを示す信号または前記スレーブを示す信号を有し、
    前記第1の通信モードの通信と前記第2の通信モードの通信とを選択的に送信し、前記第2の通信モードの通信を受信した場合に、前記第3の通信モードで返信を行う、
    ことを特徴とする無線通信制御方法。
  6. 請求項に記載の無線通信制御方法において、
    前記第1の通信モードの通信周波数帯及び通信フレームフォーマットにかかる通信を受信した場合に、当該通信に含まれる前記マスターを示す信号の有無及びスレーブの選択・非選択の識別符号に基づいて、返信要否を判断することを特徴とする無線通信制御方法。
  7. 請求項5または6に記載の無線通信制御方法において、
    前記第2の通信モード及び前記第3の通信モードでは、前記データのバイト数及びCRCを送信し、前記第1の通信モードでは当該バイト数及びCRCを送信しないことを特徴とする無線通信制御方法。
  8. 請求項5乃至7のいずれかに記載の無線通信制御方法において、
    前記第1の通信モードは、パッシブ型RFIDと通信するための国際標準規格ISO/IEC 18000-6 Type Cであることを特徴とする無線通信制御方法。
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