JP7285474B2 - 無線通信システム、無線通信方法および基地局 - Google Patents

無線通信システム、無線通信方法および基地局 Download PDF

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Description

本開示は、無線端末からのデータ信号を中継して伝送する無線通信システム、無線通信方法および無線基地局に関する。
無線通信システムのシステム容量(例えばbps/km等の単位で表される容量)を大容量化するためには、面的に高密度に多数の基地局を設置することが一つの対策と言われている(例えばスモールセルの基地局参照)。特にWifi(登録商標)あるいは5G(第5世代移動通信方式)の高周波数帯の適用が期待されているミリ波帯あるいは準ミリ波帯に対応した基地局はカバーできるセル半径が小さい。例えばWifi(登録商標)の場合は50m[メートル]、5Gなら20~200m[メートル]程度と言われている。このため、無線通信システムのシステム容量を大容量化するだけでなくカバーエリアの広域化を図るためにも、カバーするべきエリア内に多数の基地局を設置する必要がある。
しかし、基地局の設置(いわゆる置局)の場所選定はエリアオーナとの交渉を要する煩雑かつ膨大な作業となる。その大きな要因は、基地局と基幹ネットワーク(例えばインターネット、移動通信コアネットワーク)との間の回線であるバックホール(Backhaul)回線の配線工事である。バックホール回線には主に光ファイバ回線あるいはツイストペアケーブルによるイーサネット(登録商標)があるが、この配線路の確保が置局作業を非常に煩雑で膨大な作業にする原因となっている。
このような経緯を受けて、スモールセルの基地局を有する無線通信システムのバックホール回線を無線化する技術が試みられている。一例として、一部の基地局(コアノード基地局)のバックホール回線のみを有線配線(例えば光ファイバ回線)とし、残りの多数の基地局のバックホール回線は基地局間を無線通信でコアノード基地局まで多段的に中継する技術(無線マルチホップ通信)が開発されている。この無線マルチホップ通信は、既に商用に供している(例えば、非特許文献1参照)。コアノード基地局以外の基地局はリレーノード基地局とも呼ばれ、このリレーノード基地局は、単に中継機能だけを担うものと、中継機能に加えてスマートフォン等の端末とのエアインターフェース接続(以下「アクセス回線」とも呼称)を行うアクセス機能を合わせ持つものとがある。
ここで、無線マルチホップ通信を用いたバックホール回線を用いて、Wifi(登録商標)あるいは5Gのスモールセル基地局等を基幹ネットワークに収容する方法には、次のようなメリットがあると考えられる。第1には、高比率のリレーノード基地局(つまり有線ケーブルでのバックホール回線の敷設が不要)と低比率のコアノード基地局(つまり有線ケーブルでのバックホール回線の敷設が必要)とで、無線通信サービスエリアを経済的(つまり有線ケーブル配線工事の規模を縮小可)かつ迅速に形成できる。第2には、リレーノード基地局の置局時には有線ケーブルによるバックホール回線の配線が不要であるため、置局場所を容易に変更できる。例えば、無線バックホールの形成に適用するワイヤレスマルチホップ通信によってマルチホップ経路を動的に再構築可能であれば、リレーノード基地局は限定エリア(言い換えると、無線マルチホップのホップリンク形成が可能なエリア)内で動き回ることが可能となる。
"A Wireless Backhaul Prototype with Capacity of Over 10 Hops Relay", White Paper, [online]. PicoCELA Inc., [retrieved on 2019-02-06]. Retrieved from the Internet: <URL: http://fukuoka.shoplog.jp/image/custom/picocela/kiji/whitePaper.pdf>
しかし、非特許文献1の無線マルチホップ通信を適用した際、リレーノード基地局の比率が高すぎると、中継されるべきトラフィック(データ信号)を転送するホップリンクの所要システム容量が大きくなる。このため、複数のリレーノード基地局からなるリレーノード基地局群が収容できるエアインターフェースのシステム容量が低下するという課題がある。また、コアノード基地局に近いホップリンクほど多くの下流のリレーノード基地局群の無線インターフェースによるトラフィックが集まるため、高スループット(bps)のホップリンクが必要となるという課題も存在する。
本開示は、上述した従来の事情に鑑みて案出され、無線バックホールの無線回線品質および周辺基地局との間の無線回線品質のそれぞれに応じて、コアノード基地局あるいはリレーノード基地局の機能を適応的に切り替え、有線ケーブルでのバックホール回線の敷設の低減とシステム容量の低下の抑制とを両立する無線通信システム、無線通信方法および基地局を提供することを目的とする。
本開示は、基幹ネットワークとの間で無線バックホールにより接続可能な少なくとも1つの第1基地局と、前記第1基地局、および、前記第1基地局との間で無線マルチホップにより接続される1以上の第2基地局を含む無線マルチホップ経路を生成する経路生成部と、を含み、前記第1基地局は、前記無線バックホールの回線品質を示す第1品質測定結果と、前記第1基地局の周囲に配置される前記第2基地局との間の回線品質を示す第2品質測定結果と、を前記経路生成部に報告し、前記経路生成部は、前記第1基地局から送られた前記第1品質測定結果が所定値以上である場合に、前記第1基地局の動作モードを、前記基幹ネットワークとの間で前記無線バックホールにより接続する第1モードに切り替える経路信号を生成し、前記第1基地局から送られた前記第1品質測定結果が前記所定値未満である場合に、前記第1基地局の動作モードを、前記第2品質測定結果に基づいて選択された前記第2基地局との間で無線マルチホップにより接続する第2モードに切り替える経路信号を生成し、前記経路信号を前記第1基地局に送り、前記第1基地局は、前記経路信号に応じて、自局の動作モードを、前記第1モード、または前記第2モードに切り替える、無線通信システムを提供する。
また、本開示は、基幹ネットワークとの間で無線バックホールにより接続可能な少なくとも1つの第1基地局と、前記第1基地局、および、前記第1基地局との間で無線マルチホップにより接続される1以上の第2基地局を含む無線マルチホップ経路を生成する経路生成部と、を含む無線通信システムにおける無線通信方法であって、前記第1基地局は、前記無線バックホールの回線品質を示す第1品質測定結果と、前記第1基地局の周囲に配置される前記第2基地局との間の回線品質を示す第2品質測定結果と、を前記経路生成部に報告し、前記経路生成部は、前記第1基地局から送られた前記第1品質測定結果が所定値以上である場合に、前記第1基地局の動作モードを、前記基幹ネットワークとの間で前記無線バックホールにより接続する第1モードに切り替える経路信号を生成し、前記第1基地局から送られた前記第1品質測定結果が前記所定値未満である場合に、前記第1基地局の動作モードを、前記第2品質測定結果に基づいて選択された前記第2基地局との間で無線マルチホップにより接続する第2モードに切り替える経路信号を生成し、前記経路信号を前記第1基地局に送り、前記第1基地局は、前記経路信号に応じて、自局の動作モードを、前記第1モード、または前記第2モードに切り替える、無線通信方法を提供する。
また、本開示は、基幹ネットワークとの間で無線バックホールにより接続可能な基地局であって、前記基地局、および、前記基地局との間で無線マルチホップにより接続される1以上の外部基地局を含む無線マルチホップ経路を生成する経路生成部との間で前記無線バックホールにより通信する第1通信部と、前記外部基地局との間で前記無線マルチホップにより通信する第2通信部と、前記無線バックホールの回線品質を示す第1品質を測定する第1測定部と、前記外部基地局との間の回線品質を示す第2品質を測定する第2測定部と、前記第1品質および前記第2品質のそれぞれの測定結果に基づいて前記経路生成部から送られる前記無線マルチホップ経路の経路信号に応じて、前記基幹ネットワークとの間で前記無線バックホールにより接続する第1モード、または前記第2品質に基づいて選択した前記外部基地局との間で前記無線マルチホップにより接続する第2モードに切り替える制御部と、を備え、前記経路信号は、前記第1品質が所定値以上である場合に、前記基地局の動作モードを、前記第1モードに切り替える信号であり、前記第1品質が前記所定値未満である場合に、前記基地局の動作モードを、前記第2モードに切り替える信号である、基地局を提供する。
本開示によれば、無線バックホールの無線回線品質および周辺基地局との間の無線回線品質のそれぞれに応じて、コアノード基地局あるいはリレーノード基地局の機能を適応的に切り替えできるので、有線ケーブルでのバックホール回線の敷設の低減とシステム容量の低下の抑制とを両立できる。
実施の形態1に係る無線通信システムのシステム構成例を示す図 実施の形態1に係る無線通信システムのシステム構成例を示す図 実施の形態1に係る無線通信システムのシステム構成例を示す図 実施の形態1に係る準コアノード基地局のハードウェア構成例を示すブロック図 実施の形態1に係る真コアノード基地局のハードウェア構成例を示すブロック図 実施の形態1に係るリレーノード基地局のハードウェア構成例を示すブロック図 実施の形態1に係る無線通信システムのシステム構成例を示す図 実施の形態1に係る無線通信システムの動作手順例を示すフローチャート 実施の形態1に係る準コアノード基地局の動作手順例を示すフローチャート 第1の従来技術に係る無線通信システムのシステム構成例を示す図 第2の従来技術に係る無線通信システムのシステム構成例を示す図
以下、適宜図面を参照しながら、本開示に係る無線通信システム、無線通信方法および基地局の構成および作用を具体的に開示した実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
<無線通信システムの構成>
先ず、実施の形態1に係る無線通信システム100の構成について、図1を参照して説明する。図1は、実施の形態1に係る無線通信システム100のシステム構成例を示す図である。実施の形態1に係る無線通信システム100の適用先としては、例えば有線バックホールの敷設工事の規模を極力縮小し、かつ無線マルチホップ通信を用いる無線通信システム100のシステム容量のピークが大きいがためにコアノード比率を低くできないケースが想定される(図1参照)。また、システム容量のピーク時と非ピーク時との差分が大きく、所要のシステム容量を満足させるための無線通信システム100でのコアノード比率の時間変動率が大きいケースも適用されて構わない。上述したケースに適合する利用例として、例えば、無線通信システム100は、オフィス街、スタジアム、商店街、大学キャンパス、テーマパーク等の施設内で利用可能である。
また、無線通信システム100は、有線バックホールの敷設工事をゼロにしたいケース(図7参照)に適用されてもよい。具体的には、一時的に無線通信が可能となるサービスエリア(言い換えると、インターネット接続環境)を形成したいケースが該当する。例えば、無線通信システム100は、災害現場、例えば10日間程の短期的な工事現場、イベント会場で利用可能である。
図1に示すように、無線通信システム100は、収容される1以上の端末(例えば携帯電話機GK、スマートフォンSM、タブレット端末TB)からそれぞれ送信されたユーザデータ信号U(図4参照)を無線マルチホップ通信によって中継する複数のリレーノード基地局BS1,BS2,BS3,BS4,BS5,BS6,BS7,BS8,BS9,BS10,BS11,BS12,BS13,BS14,BS15,BS16,BS17,BS18,BS19(第2基地局あるいは外部基地局の一例)を含む。なお、ユーザデータ信号Uは、例えば、端末の一例としての監視カメラにより撮像された映像データが含まれる。また、無線通信システム100は、上述したリレーノード基地局BS1~BS19のうちいずれかのリレーノード基地局との間でシングルホップの無線通信を実行可能とし、かつ基幹ネットワークCNWとの間で有線バックホールLL1,LL2による有線通信を実行可能な真コアノード基地局CND1,CND2(第3基地局の一例)を含む。
更に、無線通信システム100は、上述したリレーノード基地局BS1~BS19のうちいずれかのリレーノード基地局との間でシングルホップの無線通信を実行可能とし、かつ基幹ネットワークCNWとの間で無線バックホールWBL1,WBL2による無線通信を実行可能な準コアノード基地局SCND1,SCND2(第1基地局の一例)を含む点を特徴としている。後述するように、準コアノード基地局SCND1,SCND2は、無線環境に基づいて生成される無線マルチホップ経路信号S2(後述参照)に応じて、真コアノード基地局として機能する第1モード、あるいはリレーノード基地局として機能する第2モードに適応的に切り替えて動作できる。
図1において、リレーノード基地局BS1,BS2,BS3,BS4は、無線マルチホップ通信(例えば無線LAN(Local Area Network)を用いた無線マルチホップ通信。以下同様。)によって真コアノード基地局CND1との間で通信可能に接続される。言い換えると、リレーノード基地局BS1~BS4と真コアノード基地局CND1とにより、無線マルチホップネットワークが形成され、この無線マルチホップネットワークは真コアノード基地局CND1により管理される。
同様に、リレーノード基地局BS5,BS6,BS7,BS8は、無線マルチホップ通信によって準コアノード基地局SCND1との間で通信可能に接続される。言い換えると、リレーノード基地局BS5~BS8と準コアノード基地局SCND1とにより、無線マルチホップネットワークが形成され、この無線マルチホップネットワークは準コアノード基地局SCND1により管理される。
同様に、リレーノード基地局BS9,BS10,BS11,BS12,BS13,BS14,BS15,BS16,BS17は、無線マルチホップ通信によって真コアノード基地局CND2との間で通信可能に接続される。言い換えると、リレーノード基地局BS9~BS17と真コアノード基地局CND2とにより、無線マルチホップネットワークが形成され、この無線マルチホップネットワークは真コアノード基地局CND2により管理される。
同様に、リレーノード基地局BS18,BS19は、無線マルチホップ通信によって準コアノード基地局SCND2との間で通信可能に接続される。言い換えると、リレーノード基地局BS18~BS19と準コアノード基地局SCND2とにより、無線マルチホップネットワークが形成され、この無線マルチホップネットワークは準コアノード基地局SCND2により管理される。
リレーノード基地局BS1は、無線マルチホップ通信によって、リレーノード基地局BS2が収容した端末からのユーザデータ信号Uと、リレーノード基地局BS3が収容した端末からのユーザデータ信号Uと、自己が収容した端末からのユーザデータ信号Uとを真コアノード基地局CND1に伝送する。
リレーノード基地局BS2は、無線マルチホップ通信によって、自己が収容した端末からのユーザデータ信号Uをリレーノード基地局BS1に伝送する。
リレーノード基地局BS3は、無線マルチホップ通信によって、リレーノード基地局BS4が収容した端末からのユーザデータ信号Uと、自己が収容した端末からのユーザデータ信号Uとをリレーノード基地局BS1に伝送する。
リレーノード基地局BS4は、無線マルチホップ通信によって、自己が収容した端末からのユーザデータ信号Uをリレーノード基地局BS3に伝送する。
リレーノード基地局BS5は、無線マルチホップ通信によって、自己が収容した端末からのユーザデータ信号Uを準コアノード基地局SCND1に伝送する。
リレーノード基地局BS6は、無線マルチホップ通信によって、リレーノード基地局BS7が収容した端末からのユーザデータ信号Uと、自己が収容した端末からのユーザデータ信号Uを準コアノード基地局SCND1に伝送する。
リレーノード基地局BS7は、無線マルチホップ通信によって、リレーノード基地局BS8が収容した端末からのユーザデータ信号Uと、自己が収容した端末からのユーザデータ信号Uをリレーノード基地局BS6に伝送する。
リレーノード基地局BS8は、無線マルチホップ通信によって、自己が収容した端末からのユーザデータ信号Uをリレーノード基地局BS7に伝送する。
リレーノード基地局BS9は、無線マルチホップ通信によって、リレーノード基地局BS10が収容した端末からのユーザデータ信号Uと、自己が収容した端末からのユーザデータ信号Uを真コアノード基地局CND2に伝送する。
リレーノード基地局BS10は、無線マルチホップ通信によって、リレーノード基地局BS11が収容した端末からのユーザデータ信号Uと、自己が収容した端末からのユーザデータ信号Uをリレーノード基地局BS9に伝送する。
リレーノード基地局BS11は、無線マルチホップ通信によって、リレーノード基地局BS12が収容した端末からのユーザデータ信号Uと、自己が収容した端末からのユーザデータ信号Uをリレーノード基地局BS10に伝送する。
リレーノード基地局BS12は、無線マルチホップ通信によって、自己が収容した端末からのユーザデータ信号Uをリレーノード基地局BS11に伝送する。
リレーノード基地局BS13は、無線マルチホップ通信によって、リレーノード基地局BS14が収容した端末からのユーザデータ信号Uと、自己が収容した端末からのユーザデータ信号Uを真コアノード基地局CND2に伝送する。
リレーノード基地局BS14は、無線マルチホップ通信によって、自己が収容した端末からのユーザデータ信号Uをリレーノード基地局BS13に伝送する。
リレーノード基地局BS15は、無線マルチホップ通信によって、リレーノード基地局BS16が収容した端末からのユーザデータ信号Uと、自己が収容した端末からのユーザデータ信号Uを真コアノード基地局CND2に伝送する。
リレーノード基地局BS16は、無線マルチホップ通信によって、リレーノード基地局BS17が収容した端末からのユーザデータ信号Uと、自己が収容した端末からのユーザデータ信号Uをリレーノード基地局BS15に伝送する。
リレーノード基地局BS17は、無線マルチホップ通信によって、自己が収容した端末からのユーザデータ信号Uをリレーノード基地局BS16に伝送する。
リレーノード基地局BS18は、無線マルチホップ通信によって、リレーノード基地局BS19が収容した端末からのユーザデータ信号Uと、自己が収容した端末からのユーザデータ信号Uを準コアノード基地局SCND2に伝送する。
リレーノード基地局BS19は、無線マルチホップ通信によって、自己が収容した端末からのユーザデータ信号Uをリレーノード基地局BS18に伝送する。
準コアノード基地局SCND1,SCND2の内部構成の詳細はそれぞれ同一であり、図4を参照して後述する。真コアノード基地局CND1,CND2の内部構成の詳細はそれぞれ同一であり、図5を参照して後述する。リレーノード基地局BS1~BS19の内部構成の詳細はそれぞれ同一であり、図6を参照して後述する。なお、図1に示す無線通信システム100では、リレーノード基地局が19局、真コアノード基地局が2局、準コアノード基地局が2局設けられた例が示されているが、これは説明を分かり易くするためであって、準コアノード基地局、真コアノード基地局およびリレーノード基地局の置局数はそれぞれ限定されない。
リレーノード基地局BS1~BS19は、収容対象となる1台以上の端末(例えば携帯電話機GK、スマートフォンSM、タブレット端末TB)からのユーザデータ信号Uを中継する。つまり、リレーノード基地局BS1~BS19は、中継すべきユーザデータ信号Uを、自己の属する無線マルチホップネットワークの経路構築時に基幹ネットワークCNW側(図4参照)により決められた通信相手に対して伝送する。
真コアノード基地局CND1,CND2は、基幹ネットワークCNWとの間でバックホール(回線)を光ファイバ等の有線回線にて持つ。無線通信システム100内の基地局(具体的には、真コアノード基地局、準コアノード基地局およびリレーノード基地局)のアクセス回線で端末との間で送受信されるユーザデータ信号Uは、この真コアノード基地局の有線バックホール(回線)または後述の準コアノード基地局の無線(ワイヤレス)バックホール回線を通じて基幹ネットワークCNWとの間で送受信されることになる。真コアノード基地局CND1,CND2は、上流側においては基幹ネットワークCNWに接続されるが、下流側においてはリレーノード基地局と接続される。また、真コアノード基地局CND1,CND2は、アクセス回線側においてはリレーノード基地局と同様に端末を収容する。
準コアノード基地局SCND1,SCND2は、例えばミリ波帯、準ミリ波帯あるいはマイクロ波帯の無線(ワイヤレス)回線にて基幹ネットワークCNWとの間のバックホール(回線)を持つ。無線通信システム100内の基地局(具体的には、真コアノード基地局、準コアノード基地局およびリレーノード基地局)のアクセス回線で端末との間で送受信されるユーザデータ信号Uは、前述の真コアノード基地局の有線バックホール(回線)または準コアノード基地局の無線(ワイヤレス)バックホール(回線)を通じて基幹ネットワークCNWとの間で送受信されることになる。後述するように、準コアノード基地局SCND1,SCND2は、その機能を(真)コアノード基地局とするモード(第1モードの一例)とリレーノード基地局とするモード(第2モードの一例)の2つのモードを持つ。しかし、準コアノード基地局SCND1,SCND2は、現在の動作モードが第1モードである場合には、上流側においては基幹ネットワークCNWに接続されるが、下流側においてはリレーノード基地局と接続される。一方、準コアノード基地局SCND1,SCND2は、現在の動作モードが第2モードである場合には、上流側においても下流側においてもリレーノード基地局と接続される。また、準コアノード基地局SCND1,SCND2は、アクセス回線側においてはリレーノード基地局と同様に端末を収容する。
また、準コアノード基地局SCND1,SCND2は、基幹ネットワークCNWから送られる無線マルチホップ経路信号S2(後述参照)に応じて、真コアノード基地局として機能する第1モード、あるいはリレーノード基地局として機能する第2モードに適応的に切り替えて動作する。図1の準コアノード基地局SCND1、SCND2は、それぞれ第1モード(つまり基幹ネットワークCNWとの間で無線バックホールを介して無線通信する真コアノード基地局)として動作する例が示されている。
基幹ネットワークCNWは、例えば光ファイバを用いた光回線等の有線バックホールLL1,LL2を介して高速なデータ有線通信を可能とするネットワーク(例えばインターネット)である。また、基幹ネットワークCNWは、上述したミリ波帯、準ミリ波帯あるいはマイクロ波帯の無線バックホールWBL1,WBL2を介して高速なデータ無線通信を可能とするネットワークでもある。これは、マイクロ波帯のLTE(Long Term Evolution)あるいはマイクロ波帯の5Gの周波数帯が無線(ワイヤレス)バックホールに採用される可能性もあることに基づく。
ここで、実施の形態1に係る無線通信システム100において用いられる無線シングルホップ通信(以下「シングルホップ」と略記する場合がある)と無線マルチホップ通信(以下「マルチホップ」と略記する場合がある)について簡単に説明する。シングルホップとマルチホップとは互いに対置する概念である。シングルホップは、単一のリレーノード基地局が、他のリレーノード基地局からのユーザデータ信号を受信せず、真コアノード基地局あるいは準コアノード基地局との間で1ホップ(つまり1度のデータ転送等の中継)によって直接にデータ伝送することを指す。一方、マルチホップは、リレーノード基地局同士の間、または、リレーノード基地局と真コアノード基地局もしくは準コアノード基地局との間を、マルチホップ(つまり複数回のデータ伝送等の中継)によってデータ伝送することを指す。例えば、リレーノード基地局BS2と真コアノード基地局CND1との間の通信はマルチホップとなり、リレーノード基地局BS1と真コアノード基地局CND1との間の通信はシングルホップとなる。なお、無線通信システム100を構成するそれぞれの種類の基地局においては、基地局と基地局との間の無線リンク(ワイヤレスマルチホップの構成要素となる無線リンク)の最大伝送距離は同等である。無線バックホール(これは準コアノード基地局と基幹ネットワークCNWとの間のマルチホップを伴わない無線リンク)の距離は、上述した無線リンク(基地局と基地局との間の無線リンク)とは無線規格すら異なることも大いにあり得るので、最大伝送距離を長くとる必要があるならそれが可能な無線規格を採用すればよい。
図2および図3は、それぞれ実施の形態1に係る無線通信システム100のシステム構成例を示す図である。図2および図3の説明において、図1の説明と重複する内容の説明は省略し、異なる内容について説明する。
図2では、例えば準コアノード基地局SCND1と基幹ネットワークCNWとの間の伝搬路中に大型トラックTRK1等の遮蔽物が短期間侵入あるいは長期間滞留した例が示されている。上述したように、準コアノード基地局SCND1は、基幹ネットワークCNWとの間でミリ波帯あるいは準ミリ波帯の無線バックホールWBL1を介して高速なデータ無線通信が可能である。しかし、無線バックホールWBL1が遮蔽物挿入に基づいて電波伝搬損失が大きくなるようなミリ波帯あるいは準ミリ波帯の無線通信を適用している場合には、大型トラックTRK1等の遮蔽物が伝搬路に侵入あるいは滞留すると電波の伝搬減衰量が大きくなり、無線バックホールWBL1の回線品質が相当に劣化する。この結果、例えばスループット(bps)が大幅に低下する。このため、準コアノード基地局SCND1と基幹ネットワークCNWとの間で無線バックホールWBL1を介したデータ無線通信を行うのに適した無線環境でなくなる。但し、ビル等の反射経路が存在すれば、必ずしも遮蔽物の侵入によって電波の伝搬減衰量が増大して回線品質が大きく劣化する訳ではない。
実施の形態1では、準コアノード基地局SCND1は、大型トラックTRK1等の遮蔽物が侵入した等のように基幹ネットワークCNWとの間の無線バックホールWBL1の回線品質が所定値(規定値)未満となった場合、その旨を示す報告を基幹ネットワークCNWに行う。また、準コアノード基地局SCND1は、基幹ネットワークCNWから送られる無線マルチホップ経路信号S2に応じて、現在の動作モードを第1モード(真コアノード基地局の機能)から第2モード(リレーノード基地局の機能)に切り替える。例えば、準コアノード基地局SCND1は、最も周辺の近くに配置されている(言い換えると、周辺基地局無線回線品質信号S1が最も良好な)リレーノード基地局BS3との間で無線マルチホップ通信により接続する。
一方で、準コアノード基地局SCND1は、大型トラックTRK1等の遮蔽物が存在しなくなった等のように基幹ネットワークCNWとの間の無線バックホールWBL1の回線品質が所定値(規定値)以上となった場合、その旨を示す報告を基幹ネットワークCNWに行う。また、準コアノード基地局SCND1は、基幹ネットワークCNWから送られる無線マルチホップ経路信号S2に応じて、現在の動作モードを第2モード(リレーノード基地局の機能)から第1モード(真コアノード基地局の機能)に切り替える。例えば、準コアノード基地局SCND1は、無線バックホールWBL1を構築し、基幹ネットワークCNWとの間で無線バックホールWBL1により接続する。
図3では、例えば基幹ネットワークCNWのシステム運営者あるいはシステム管理者の操作により、基幹ネットワークCNWに対し、意図的な準コアノード基地局SCND1,SCND2の機能切替信号が入力された例が示されている。このような機能切替信号は、次の理由により入力されることが考えられる。例えば、無線バックホールWBL1,WBL2が既存のセルラー通信事業者から提供される5Gの無線回線等の利用によって構成されている場合、無線バックホールのリンクでの通信トラフィック量に応じた通信料金(つまりセルラー通信事業者への課金)の支払いが生じる。このため、無線バックホールのシステム容量の需要(例えば収容するべきトラフィックの発生量)に対してコアノード比率を低くしても余裕がある状況(例えば休日のオフィス街、早朝あるいは夜間の商店街、大学キャンパス)では、無線バックホールWBL1,WBL2のリンクでの通信トラフィック量を抑制することによって、無線通信システム100のシステム運営者によるシステム運用費用の抑制や、その結果として端末の利用者の通信料金の低減を実現できる可能性がある。
実施の形態1では、上述した機能切替信号に基づいて、基幹ネットワークNCWから、準コアノード基地局SCND1,SCND2に対し、準コアノード基地局SCND1,SCND2のモードを第2モード(リレーノード基地局の機能)に変更する旨の情報が含まれる無線マルチホップ経路信号S2が送られる。この場合、準コアノード基地局SCND1,SCND2は、基幹ネットワークCNWから送られる無線マルチホップ経路信号S2に応じて、現在の動作モードを第1モード(真コアノード基地局の機能)から第2モード(リレーノード基地局の機能)に切り替える。例えば、準コアノード基地局SCND1は、最も周辺の近くに配置されている(言い換えると、周辺基地局無線回線品質信号S1が最も良好な)リレーノード基地局BS3との間で無線マルチホップ通信により接続する。同様に、準コアノード基地局SCND2は、最も周辺の近くに配置されている(言い換えると、周辺基地局無線回線品質信号S1が最も良好な)リレーノード基地局BS15との間で無線マルチホップ通信により接続する。
次に、準コアノード基地局10、真コアノード基地局20、リレーノード基地局30の順に、具体的なハードウェア構成例について、図4、図5および図6をそれぞれ参照して説明する。
図4は、実施の形態1に係る準コアノード基地局10のハードウェア構成例を示すブロック図である。第1基地局の一例としての準コアノード基地局10は、メモリM1と、ワイヤレスマルチホップ経路管理部11と、周辺基地局無線回線品質監視部12と、アクセス回線送受信部13と、ワイヤレスマルチホップ下流側送受信部14と、ワイヤレスマルチホップ上流側送受信部15と、ワイヤレスバックホール送受信部16とを含む構成である。なお、図4および図5では、バックホールを便宜的に「BH」と略記している。図4に示す準コアノード基地局10は、図1~図3に示す準コアノード基地局SCND1,SCND2にそれぞれ対応する。
メモリM1は、例えばRAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)を用いて構成され、準コアノード基地局10の動作を規定したプログラムをROMにおいて記憶する。また、メモリM1は、準コアノード基地局10内の各部における各種の演算等の処理時におけるワークメモリとして使用される。
ワイヤレスマルチホップ経路管理部11は、プロセッサ(例えばCPU(Central Processing Unit)またはFPGA(Field Programmable Gate Array))を用いて構成される。ワイヤレスマルチホップ経路管理部11は、ユーザデータ信号U、周辺基地局無線回線品質信号S1、無線マルチホップ経路信号S2、ワイヤレスバックホール回線品質信号S3を準コアノード基地局10内の各部との間で入力あるいは出力を行う。
制御部の一例としてのワイヤレスマルチホップ経路管理部11は、ワイヤレスマルチホップ上流側送受信部15あるいはワイヤレスバックホール送受信部16からの無線マルチホップ経路信号S2に従って、準コアノード基地局10の現在の動作モードを管理する。例えば、ワイヤレスマルチホップ経路管理部11は、無線マルチホップ経路信号S2に応じて、現在の動作モードを第1モード(コアノード基地局の機能)から第2モード(リレーノード基地局の機能)に切り替えたり、反対に、現在の動作モードを第2モード(リレーノード基地局の機能)から第1モード(コアノード基地局の機能)に切り替えたりする。
第2測定部の一例としての周辺基地局無線回線品質監視部12は、準コアノード基地局10の周辺の1以上のリレーノード基地局(外部基地局の一例)との間の無線回線品質を測定しながら定常的に監視する。周辺基地局無線回線品質監視部12は、測定結果としての周辺基地局無線回線品質信号S1(第2品質測定結果の一例)をワイヤレスマルチホップ経路管理部11に送る。なお、周辺基地局無線回線品質信号S1には、測定を行った準コアノード基地局10の識別情報が含まれる。
アクセス回線送受信部13は、準コアノード基地局10が収容対象とする1台以上の端末(例えば図1に示す携帯電話機GK、スマートフォンSM、タブレット端末TB参照)との間でアクセス回線を用いた通信を行う。アクセス回線送受信部13は、端末から送られたユーザデータ信号Uを受信してワイヤレスマルチホップ経路管理部11に送ったり、ワイヤレスマルチホップ経路管理部11からのユーザデータ信号Uを端末に送ったりする。
第2通信部の一例としてのワイヤレスマルチホップ下流側送受信部14は、ワイヤレスマルチホップ下流側リレーノード基地局WMDBsとの間で無線マルチホップにより接続して無線通信を行う。図1の例では、準コアノード基地局SCND1に対するワイヤレスマルチホップ下流側リレーノード基地局WMDBsは、リレーノード基地局BS5,BS6となる。ワイヤレスマルチホップ下流側送受信部14は、ワイヤレスマルチホップ経路管理部11からのユーザデータ信号Uをワイヤレスマルチホップ下流側リレーノード基地局WMDBsに送ったり、ワイヤレスマルチホップ下流側リレーノード基地局WMDBsからのユーザデータ信号Uをワイヤレスマルチホップ経路管理部11に送ったりする。ワイヤレスマルチホップ下流側送受信部14は、ワイヤレスマルチホップ下流側リレーノード基地局WMDBsから送られる周辺基地局無線回線品質信号S1を受信してワイヤレスマルチホップ経路管理部11に送る。ワイヤレスマルチホップ下流側送受信部14は、ワイヤレスマルチホップ経路管理部11からの無線マルチホップ経路信号S2をワイヤレスマルチホップ下流側リレーノード基地局WMDBsに送る。
第2通信部の一例としてのワイヤレスマルチホップ上流側送受信部15は、ワイヤレスマルチホップ上流側基地局WMUBsとの間で無線マルチホップにより接続して無線通信を行う。図2,図3の例では、準コアノード基地局SCND1に対するワイヤレスマルチホップ上流側基地局WMUBsは、リレーノード基地局BS3となるが、無線マルチホップ経路によってはリレーノード基地局であることに限定されず、真コアノード基地局であったり準コアノード基地局であったりしてもよい。ワイヤレスマルチホップ上流側送受信部15は、ワイヤレスマルチホップ経路管理部11からのユーザデータ信号Uをワイヤレスマルチホップ上流側基地局WMUBsに送ったり、ワイヤレスマルチホップ上流側基地局WMUBsからのユーザデータ信号Uをワイヤレスマルチホップ経路管理部11に送ったりする。ワイヤレスマルチホップ上流側送受信部15は、ワイヤレスマルチホップ上流側基地局WMUBsから送られる無線マルチホップ経路信号S2を受信してワイヤレスマルチホップ経路管理部11に送る。ワイヤレスマルチホップ上流側送受信部15は、ワイヤレスマルチホップ経路管理部11からの周辺基地局無線回線品質信号S1をワイヤレスマルチホップ上流側基地局WMUBsに送る。また、ワイヤレスマルチホップ上流側送受信部15は、ワイヤレスバックホール送受信部16からのワイヤレスバックホール回線品質信号S3をワイヤレスマルチホップ上流側基地局WMUBsに送る。
第1測定部の一例としてのワイヤレスバックホール送受信部16は、無線バックホールの無線回線品質を測定しながら定常的に監視するとともに、基幹ネットワークCNWとの間で無線バックホールにより接続して無線通信を行う。第1通信部の一例としてのワイヤレスバックホール送受信部16は、測定結果としてのワイヤレスバックホール回線品質信号S3(第1品質測定結果の一例)をワイヤレスマルチホップ上流側送受信部15に送ったり、無線バックホールを介して基幹ネットワークCNWに送ったりする。なお、ワイヤレスバックホール回線品質信号S3には、測定を行った準コアノード基地局10の識別情報が含まれる。ワイヤレスバックホール送受信部16は、ワイヤレスマルチホップ経路管理部11からのユーザデータ信号Uを基幹ネットワークCNWに送ったり、基幹ネットワークCNWからのユーザデータ信号Uをワイヤレスマルチホップ経路管理部11に送ったりする。ワイヤレスバックホール送受信部16は、ワイヤレスマルチホップ経路管理部11からの周辺基地局無線回線品質信号S1を、無線バックホールを介して基幹ネットワークCNWに送る。ワイヤレスバックホール送受信部16は、基幹ネットワークCNWからの無線マルチホップ経路信号S2をワイヤレスマルチホップ経路管理部11に送る。
基幹ネットワークCNWは、有線バックホール送受信部1と、ワイヤレスバックホール送受信部2と、ワイヤレスマルチホップ経路生成部3とを含む構成である。
有線バックホール送受信部1は、真コアノード基地局CND(図1の例では真コアノード基地局CND1,CND2参照)との間で有線バックホールを介して接続して有線通信を行う。有線バックホール送受信部1は、真コアノード基地局CNDからの周辺基地局無線回線品質信号S1を受信してワイヤレスマルチホップ経路生成部3に送る。有線バックホール送受信部1は、ワイヤレスマルチホップ経路生成部3からの無線マルチホップ経路信号S2を真コアノード基地局CNDに送る。
ワイヤレスバックホール送受信部2は、準コアノード基地局10(図1の例では準コアノード基地局SCND1,SCND2参照)との間で無線バックホールを介して接続して無線通信を行う。ワイヤレスバックホール送受信部2は、準コアノード基地局10からの周辺基地局無線回線品質信号S1を受信してワイヤレスマルチホップ経路生成部3に送る。ワイヤレスバックホール送受信部2は、ワイヤレスマルチホップ経路生成部3からの無線マルチホップ経路信号S2を準コアノード基地局10に送る。
ワイヤレスマルチホップ経路生成部3は、無線通信システム100に含まれる全ての基地局のそれぞれで測定された周辺基地局無線回線品質信号S1、無線通信システム100に含まれる全ての準コアノード基地局10のそれぞれで測定されたワイヤレスバックホール回線品質信号S3に基づいて、無線マルチホップ経路信号S2(経路信号の一例)を定常的に生成あるいは更新する。例えば、ワイヤレスマルチホップ経路生成部3は、それぞれの周辺基地局無線回線品質信号S1およびワイヤレスバックホール回線品質信号S3を用いて、無線通信システム100を構成する全ての基地局間を無線マルチホップにより繋ぐ適切な無線マルチホップ経路を生成する。また、ワイヤレスマルチホップ経路生成部3には、基幹ネットワークCNWの運営者あるいは管理者の操作により、意図的な準コアノード基地局SCND1,SCND2の機能切替信号が入力される。ワイヤレスマルチホップ経路生成部3は、この機能切替信号をも加味して、無線マルチホップ経路信号S2を生成してよい。
図5は、実施の形態1に係る真コアノード基地局20のハードウェア構成例を示すブロック図である。第3基地局の一例としての真コアノード基地局20は、メモリM2と、ワイヤレスマルチホップ経路管理部21と、周辺基地局無線回線品質監視部22と、アクセス回線送受信部23と、ワイヤレスマルチホップ下流側送受信部24と、有線バックホール送受信部26とを含む構成である。図5に示す真コアノード基地局20は、図1~図3に示す真コアノード基地局CND1,CND2にそれぞれ対応する。図5の説明において、図4の構成と同一の構成には同一の符号を付与して説明を簡略化あるいは省略し、異なる内容について説明する。
メモリM2は、例えばRAMおよびROMを用いて構成され、真コアノード基地局20の動作を規定したプログラムをROMにおいて記憶する。また、メモリM2は、真コアノード基地局20内の各部における各種の演算等の処理時におけるワークメモリとして使用される。
ワイヤレスマルチホップ経路管理部21は、プロセッサ(例えばCPUまたはFPGA)を用いて構成される。ワイヤレスマルチホップ経路管理部21は、ユーザデータ信号U、周辺基地局無線回線品質信号S1、無線マルチホップ経路信号S2を真コアノード基地局20内の各部との間で入力あるいは出力を行う。
周辺基地局無線回線品質監視部22は、真コアノード基地局20の周辺の1以上のリレーノード基地局(外部基地局の一例)との間の無線回線品質を測定しながら定常的に監視する。周辺基地局無線回線品質監視部22は、測定結果としての周辺基地局無線回線品質信号S1をワイヤレスマルチホップ経路管理部21に送る。なお、周辺基地局無線回線品質信号S1には、測定を行った真コアノード基地局20の識別情報が含まれる。
アクセス回線送受信部23は、真コアノード基地局20が収容対象とする1台以上の端末(例えば図1に示す携帯電話機GK、スマートフォンSM、タブレット端末TB参照)との間でアクセス回線を用いた通信を行う。アクセス回線送受信部23は、端末から送られたユーザデータ信号Uを受信してワイヤレスマルチホップ経路管理部21に送ったり、ワイヤレスマルチホップ経路管理部21からのユーザデータ信号Uを端末に送ったりする。
ワイヤレスマルチホップ下流側送受信部24は、ワイヤレスマルチホップ下流側リレーノード基地局WMDBsとの間で無線マルチホップにより接続して無線通信を行う。図1の例では、真コアノード基地局CND1に対するワイヤレスマルチホップ下流側リレーノード基地局WMDBsは、リレーノード基地局BS1となる。ワイヤレスマルチホップ下流側送受信部24は、ワイヤレスマルチホップ経路管理部21からのユーザデータ信号Uをワイヤレスマルチホップ下流側リレーノード基地局WMDBsに送ったり、ワイヤレスマルチホップ下流側リレーノード基地局WMDBsからのユーザデータ信号Uをワイヤレスマルチホップ経路管理部21に送ったりする。ワイヤレスマルチホップ下流側送受信部24は、ワイヤレスマルチホップ下流側リレーノード基地局WMDBsから送られる周辺基地局無線回線品質信号S1を受信してワイヤレスマルチホップ経路管理部21に送る。ワイヤレスマルチホップ下流側送受信部24は、ワイヤレスマルチホップ経路管理部21からの無線マルチホップ経路信号S2をワイヤレスマルチホップ下流側リレーノード基地局WMDBsに送る。
有線バックホール送受信部26は、基幹ネットワークCNWとの間で有線バックホールにより接続して有線通信を行う。有線バックホール送受信部26は、ワイヤレスマルチホップ経路管理部21からのユーザデータ信号Uを基幹ネットワークCNWに送ったり、基幹ネットワークCNWからのユーザデータ信号Uをワイヤレスマルチホップ経路管理部21に送ったりする。有線バックホール送受信部26は、ワイヤレスマルチホップ経路管理部21からの周辺基地局無線回線品質信号S1を、有線バックホールを介して基幹ネットワークCNWに送る。有線バックホール送受信部26は、基幹ネットワークCNWからの無線マルチホップ経路信号S2をワイヤレスマルチホップ経路管理部21に送る。
基幹ネットワークCNWにおいて、有線バックホール送受信部1は、真コアノード基地局CND,20との間で有線バックホールを介して接続して有線通信を行う。有線バックホール送受信部1は、真コアノード基地局CND,20からの周辺基地局無線回線品質信号S1を受信してワイヤレスマルチホップ経路生成部3に送る。有線バックホール送受信部1は、ワイヤレスマルチホップ経路生成部3からの無線マルチホップ経路信号S2を真コアノード基地局CND,20に送る。
図6は、実施の形態1に係るリレーノード基地局30のハードウェア構成例を示すブロック図である。第2基地局の一例としてのリレーノード基地局30は、メモリM3と、ワイヤレスマルチホップ経路管理部31と、周辺基地局無線回線品質監視部32と、アクセス回線送受信部33と、ワイヤレスマルチホップ下流側送受信部34と、ワイヤレスマルチホップ上流側送受信部35とを含む構成である。図6に示すリレーノード基地局30は、図1~図3に示すリレーノード基地局BS1~BS19にそれぞれ対応する。図6の説明において、図4の構成と同一の構成には同一の符号を付与して説明を簡略化あるいは省略し、異なる内容について説明する。
メモリM3は、例えばRAMおよびROMを用いて構成され、リレーノード基地局30の動作を規定したプログラムをROMにおいて記憶する。また、メモリM3は、リレーノード基地局30内の各部における各種の演算等の処理時におけるワークメモリとして使用される。
ワイヤレスマルチホップ経路管理部31は、プロセッサ(例えばCPUまたはFPGA)を用いて構成される。ワイヤレスマルチホップ経路管理部31は、ユーザデータ信号U、周辺基地局無線回線品質信号S1、無線マルチホップ経路信号S2をリレーノード基地局30内の各部との間で入力あるいは出力を行う。
周辺基地局無線回線品質監視部32は、リレーノード基地局30の周辺の1以上のリレーノード基地局(外部基地局の一例)、真コアノード基地局20、準コアノード基地局10との間の無線回線品質を測定しながら定常的に監視する。周辺基地局無線回線品質監視部32は、測定結果としての周辺基地局無線回線品質信号S1をワイヤレスマルチホップ経路管理部31に送る。なお、周辺基地局無線回線品質信号S1には、測定を行ったリレーノード基地局30の識別情報が含まれる。
アクセス回線送受信部33は、リレーノード基地局30が収容対象とする1台以上の端末(例えば図1に示す携帯電話機GK、スマートフォンSM、タブレット端末TB参照)との間でアクセス回線を用いた通信を行う。アクセス回線送受信部33は、端末から送られたユーザデータ信号Uを受信してワイヤレスマルチホップ経路管理部31に送ったり、ワイヤレスマルチホップ経路管理部31からのユーザデータ信号Uを端末に送ったりする。
ワイヤレスマルチホップ下流側送受信部34は、ワイヤレスマルチホップ下流側リレーノード基地局WMDBsとの間で無線マルチホップにより接続して無線通信を行う。図1の例では、リレーノード基地局BS3に対するワイヤレスマルチホップ下流側リレーノード基地局WMDBsは、リレーノード基地局BS4となる。ワイヤレスマルチホップ下流側送受信部34は、ワイヤレスマルチホップ経路管理部31からのユーザデータ信号Uをワイヤレスマルチホップ下流側リレーノード基地局WMDBsに送ったり、ワイヤレスマルチホップ下流側リレーノード基地局WMDBsからのユーザデータ信号Uをワイヤレスマルチホップ経路管理部31に送ったりする。ワイヤレスマルチホップ下流側送受信部34は、ワイヤレスマルチホップ下流側リレーノード基地局WMDBsから送られる周辺基地局無線回線品質信号S1を受信してワイヤレスマルチホップ経路管理部31に送る。ワイヤレスマルチホップ下流側送受信部34は、ワイヤレスマルチホップ経路管理部31からの無線マルチホップ経路信号S2をワイヤレスマルチホップ下流側リレーノード基地局WMDBsに送る。
ワイヤレスマルチホップ上流側送受信部35は、ワイヤレスマルチホップ上流側基地局WMUBsとの間で無線マルチホップにより接続して無線通信を行う。図1の例では、リレーノード基地局BS3に対するワイヤレスマルチホップ上流側基地局WMUBsは、リレーノード基地局BS1となるが、無線マルチホップ経路によってはリレーノード基地局であることに限定されず、真コアノード基地局であったり準コアノード基地局であったりしてもよい。ワイヤレスマルチホップ上流側送受信部35は、ワイヤレスマルチホップ経路管理部31からのユーザデータ信号Uをワイヤレスマルチホップ上流側基地局WMUBsに送ったり、ワイヤレスマルチホップ上流側基地局WMUBsからのユーザデータ信号Uをワイヤレスマルチホップ経路管理部31に送ったりする。ワイヤレスマルチホップ上流側送受信部35は、ワイヤレスマルチホップ上流側基地局WMUBsから送られる無線マルチホップ経路信号S2を受信してワイヤレスマルチホップ経路管理部31に送る。ワイヤレスマルチホップ上流側送受信部35は、ワイヤレスマルチホップ経路管理部31からの周辺基地局無線回線品質信号S1をワイヤレスマルチホップ上流側基地局WMUBsに送る。
なお図7に示すように、実施の形態1に係る無線通信システム100aでは、基幹ネットワークCNWに接続される基地局として真コアノード基地局20が省略されても構わない。図7は、実施の形態1に係る無線通信システム100aのシステム構成例を示す図である。図7の説明において、図1の説明と重複する内容の説明は省略し、異なる内容について説明する。
図7に示す無線通信システム100aと図1に示す無線通信システム100との違いは、真コアノード基地局の置局数である。図7の無線通信システム100aでは、真コアノード基地局の置局数がゼロであり、図1の真コアノード基地局CND1,CND2の代わりに準コアノード基地局SCND3,SCND4が置局されている。準コアノード基地局SCND3は、無線バックホールWBL3を介して基幹ネットワークCNWと接続してデータ無線通信する。同様に、準コアノード基地局SCND4は、無線バックホールWBL4を介して基幹ネットワークCNWと接続してデータ無線通信する。
上述したように、実施の形態1に係る無線通信システムが適用されるユースケースには、災害現場、例えば10日間程の短期的な工事現場、イベント会場等のように、一時的に無線通信が可能となるサービスエリア(言い換えると、インターネット接続環境)が形成できるユースケースが存在する。このようなユースケースにおいても図7に示す無線通信システム100aの構成をとることで、有線バックホールの敷設工事を不要とできるので簡易なシステム構築が可能となり、システム運営者あるいはシステム管理者の利便性が的確に向上することが期待される。
<無線通信システムの動作>
次に、実施の形態1に係る無線通信システム100の動作について、図8および図9を参照して説明する。図8は、実施の形態1に係る無線通信システム100の動作手順例を示すフローチャートである。図9は、実施の形態1に係る準コアノード基地局10の動作手順例を示すフローチャートである。
図8において、基幹ネットワークCNWのワイヤレスマルチホップ経路生成部3は、無線通信システム100を構成する各種の基地局(例えば、真コアノード基地局、コアノード機能の準コアノード基地局、リレーノード機能の準コアノード基地局、リレーノード基地局)の存在を判別する(St1)。ワイヤレスマルチホップ経路生成部3は、無線通信システム100を構成する各種の基地局から送られてくる周辺基地局無線回線品質信号S1およびワイヤレスバックホール回線品質信号S3に基づいて、無線マルチホップ経路信号S2を生成(構築)あるいは更新する(St2)。これにより、準コアノード基地局10は、ステップSt2において生成あるいは更新された無線マルチホップ経路信号S2に応じて、第1モード(コアノード基地局の機能)に切り替えたり、第2モード(リレーノード基地局の機能)に切り替えたりする。なお、説明を分かり易くするために、ステップSt2の処理により、第1モード(コアノード基地局の機能)の準コアノード基地局10と第2モード(リレーノード基地局の機能)の準コアノード基地局10とが併存すると想定する。
無線通信システム100において、それぞれの基地局(例えば、真コアノード基地局、コアノード機能の準コアノード基地局、リレーノード機能の準コアノード基地局、リレーノード基地局)では、各基地局に収容される端末との間でユーザデータ信号Uの送受信が行われる(St3)。
ここで、システム運営者あるいはシステム管理者の操作により、意図的な準コアノード基地局10の機能切替信号がワイヤレスマルチホップ経路生成部3に入力されたか否かが判別される(St4)。意図的な準コアノード基地局10の機能切替信号がワイヤレスマルチホップ経路生成部3に入力されたと判別された場合には(St4、YES)、無線通信システム100の動作はステップSt1に戻る。つまり、ワイヤレスマルチホップ経路生成部3によって、準コアノード基地局10のモードが第2モード(リレーモード基地局の機能)に切り替えられるように無線マルチホップ経路信号S2が生成されることになる。
一方、意図的な準コアノード基地局10の機能切替信号がワイヤレスマルチホップ経路生成部3に入力されていないと判別された場合には(St4、NO)、ワイヤレスマルチホップ経路生成部3は無線マルチホップ経路信号S2を再生成することなく、無線通信システム100の動作はステップSt5に進む。
第1モード(コアノード基地局の機能)の準コアノード基地局10は、無線バックホールの無線回線品質あるいは電波の伝搬損失を測定し、その測定結果に相当するワイヤレスバックホール回線品質信号S3を生成する(St5)。第1モード(コアノード基地局の機能)の準コアノード基地局10は、ワイヤレスバックホール回線品質信号S3に含まれる測定結果(回線品質)が所定値(規定値)未満であるか否かを判定する(St6)。ワイヤレスバックホール回線品質信号S3に含まれる測定結果が所定値未満ではないと判定された場合には(St6、NO)、無線通信システム100の処理はステップSt8に進む。
一方、第1モード(コアノード基地局の機能)の準コアノード基地局10は、ワイヤレスバックホール回線品質信号S3に含まれる測定結果が所定値未満であると判定した場合には(St6、YES)、ステップSt5で生成されたワイヤレスバックホール回線品質信号S3を基幹ネットワークNWのワイヤレスマルチホップ経路生成部3に報告する(St7)。ステップSt7の後、無線通信システム100の処理はステップSt1に戻る。つまり、ワイヤレスマルチホップ経路生成部3によって、準コアノード基地局10のモードが第2モード(リレーモード基地局の機能)に切り替えられるように無線マルチホップ経路信号S2が生成されることになる。
第2モード(リレーノード基地局の機能)の準コアノード基地局10は、無線バックホールの無線回線品質あるいは電波の伝搬損失を測定し、その測定結果に相当するワイヤレスバックホール回線品質信号S3を生成する(St8)。第2モード(リレーノード基地局の機能)の準コアノード基地局10は、ワイヤレスバックホール回線品質信号S3に含まれる測定結果(回線品質)が所定値(規定値)以上であるか否かを判定する(St9)。ワイヤレスバックホール回線品質信号S3に含まれる測定結果が所定値以上ではないと判定された場合には(St9、NO)、無線通信システム100の処理はステップSt3に戻る。つまり、現在の無線マルチホップ経路は変更されずに維持されて各基地局において通信が実行される。
一方、第2モード(リレーノード基地局の機能)の準コアノード基地局10は、ワイヤレスバックホール回線品質信号S3に含まれる測定結果が所定値以上であると判定した場合には(St9、YES)、ステップSt8で生成されたワイヤレスバックホール回線品質信号S3を基幹ネットワークNWのワイヤレスマルチホップ経路生成部3に報告する(St10)。ステップSt10の後、無線通信システム100の処理はステップSt1に戻る。つまり、ワイヤレスマルチホップ経路生成部3によって、準コアノード基地局10のモードが第1モード(コアノード基地局の機能)に切り替えられるように無線マルチホップ経路信号S2が生成されることになる。
図9において、準コアノード基地局10は、自局が収容対象とする1台以上の端末(例えば図1に示す携帯電話機GK、スマートフォンSM、タブレット端末TB参照)との間でアクセス回線を用いたユーザデータ信号Uの通信を行う(St11)。
準コアノード基地局10は、自局の周辺の1以上のリレーノード基地局30との間の無線回線品質を測定しながら定常的に監視しており、測定結果としての周辺基地局無線回線品質信号S1を生成して基幹ネットワークCNWのワイヤレスマルチホップ経路生成部3に報告する(St12)。
準コアノード基地局10は、無線バックホールの無線回線品質を測定しながら定常的に監視しており、測定結果としてのワイヤレスバックホール回線品質信号S3を生成して基幹ネットワークCNWのワイヤレスマルチホップ経路生成部3に報告する(St13)。
準コアノード基地局10は、基幹ネットワークCNWのワイヤレスマルチホップ経路生成部3により生成された無線マルチホップ経路信号S2を受信し(St14)、この無線マルチホップ経路信号S2に応じて、現在の動作モードを第1モード(コアノード基地局の機能)から第2モード(リレーノード基地局の機能)に切り替えたり、反対に、現在の動作モードを第2モード(リレーノード基地局の機能)から第1モード(コアノード基地局の機能)に切り替えたりする(St15)。
ステップSt15の後、準コアノード基地局10は、現在のモードが第1モード(コアノード基地局の機能)であると判定した場合には(St16、YES)、無線マルチホップ経路信号S2に含まれる無線マルチホップ経路に基づき、経路上流側に対しては無線バックホールを介して各種のデータ信号を転送し、経路下流側に対しては無線マルチホップを介して各種のデータ信号を転送する(St17)。
一方、準コアノード基地局10は、現在のモードが第2モード(リレーノード基地局の機能)であると判定した場合には(St16、NO)、無線マルチホップ経路信号S2に含まれる無線マルチホップ経路に基づき、経路上流側および経路下流側のいずれに対しても無線マルチホップを介して各種のデータ信号を転送する(St18)。
以上により、実施の形態1に係る無線通信システム100は、基幹ネットワークCNWとの間で無線バックホールにより接続可能な少なくとも1つの準コアノード基地局10と、準コアノード基地局10、および、準コアノード基地局10との間で無線マルチホップにより接続される1以上のリレーノード基地局30を含む無線マルチホップ経路を生成するワイヤレスマルチホップ経路生成部3と、を含む。準コアノード基地局10は、無線バックホールの回線品質を示すワイヤレスバックホール回線品質信号S3と、準コアノード基地局10の周囲に配置されるリレーノード基地局30との間の回線品質を示す周辺基地局無線回線品質信号S1と、をワイヤレスマルチホップ経路生成部3に報告する。ワイヤレスマルチホップ経路生成部3は、準コアノード基地局10から送られたワイヤレスバックホール回線品質信号S3および周辺基地局無線回線品質信号S1に基づいて、無線マルチホップ経路を示す無線マルチホップ経路信号S2を生成して準コアノード基地局10に送る。準コアノード基地局10は、無線マルチホップ経路信号S2に応じて、基幹ネットワークCNWとの間で無線バックホールにより接続する第1モード、または周囲に配置されるリレーノード基地局30との間で無線マルチホップにより接続する第2モードに切り替える。
ここで、実施の形態1に係る無線通信システム100と従来技術に係る無線通信システム100z1,100z2との違いについて、図10および図11を参照して説明する。図10は、第1の従来技術に係る無線通信システム100z1のシステム構成例を示す図である。図11は、第2の従来技術に係る無線通信システム100z2のシステム構成例を示す図である。
図10に示す従来の無線通信システム100z1と、図1に示す実施の形態1に係る無線通信システム100とにおいて、基地局のトータルの置局数(合計23局)は同一であるが、置局されている基地局の種別が異なる。例えば図10では、実施の形態1に係る準コアノード基地局10は置局されておらず、基幹ネットワークCNWzに有線バックホールLL1z,LL2zにて接続されるコアノード基地局CND1z,CND2zの置局数は「2」であり、無線マルチホップによりいずれかのコアノード基地局に接続されるリレーノード基地局BS1~BS19,BS20,BS21の置局数は「21」である。一方、例えば図1では、真コアノード基地局20の置局数は「2」、準コアノード基地局10の置局数は「2」、リレーノード基地局30の置局数は「19」である。つまり、図10に示す従来の無線通信システム100z1に対し、実施の形態1に係る無線通信システム100では、リレーノード基地局の置局数が低減されているので、無線通信システム100のリレーノード基地局群が収容可能なシステム容量の低下が一定程度抑制されている。
図11に示す従来の無線通信システム100z2と、図1に示す実施の形態1に係る無線通信システム100とにおいて、基地局のトータルの置局数(合計23局)は同一であるが、置局されている基地局の種別が異なる。例えば図11では、実施の形態1に係る準コアノード基地局10は置局されておらず、基幹ネットワークCNWzに有線バックホールにて接続されるコアノード基地局CND1z,CND2z,CND3z,CND4zの置局数は「4」であり、無線マルチホップによりいずれかのコアノード基地局に接続されるリレーノード基地局BS1~BS19の置局数はリレーノード基地局の「19」である。一方、例えば図1では、真コアノード基地局20の置局数は「2」、準コアノード基地局10の置局数は「2」、リレーノード基地局30の置局数は「19」である。つまり、図11に示す従来の無線通信システム100z2に対し、実施の形態1に係る無線通信システム100では、真コアノード基地局の置局数が低減されているので、無線通信システム100の構築において有線バックホールの敷設工事の負担を相当に軽減できる。
これにより、実施の形態1に係る無線通信システム100は、無線バックホールの無線回線品質および周辺基地局との間の無線回線品質のそれぞれに応じて、準コアノード基地局10の動作モードをコアノード基地局あるいはリレーノード基地局の機能のいずれか適応的に切り替えできる。従って、無線通信システム100によれば、有線ケーブルでのバックホール回線の敷設の低減とシステム容量の低下の抑制とを両立できる。
また、無線マルチホップ経路上には、基幹ネットワークCNWとの間で有線バックホールにより接続され、かつ1以上のリレーノード基地局30との間で無線マルチホップにより接続される真コアノード基地局20、が更に配置される。これにより、無線通信システム100は、基幹ネットワークCNWとの間で有線バックホールによって接続される真コアノード基地局20を介して、それぞれのリレーノード基地局30が収容したユーザデータ信号Uを安定的に基幹ネットワークCNWに通信できる。
また、準コアノード基地局10は、所定値未満である測定結果を含むワイヤレスバックホール回線品質信号S3を報告した後にワイヤレスマルチホップ経路生成部3から送られた無線マルチホップ経路信号S2に基づいて、現在の動作モードを第2モードに切り替える。これにより、準コアノード基地局10は、基幹ネットワークCNWとの間の伝搬路中に大型トラックTRK1等の遮蔽物が侵入した場合等の無線バックホールの無線回線品質が芳しくない場合でも、基幹ネットワークCNWとの間の無線通信を中断して状況に合わせて適応的に周囲のリレーノード基地局30と無線通信可能なリレーノード基地局30として動作できる。
また、準コアノード基地局10は、第2モード時において、無線マルチホップ経路の上流側および下流側のそれぞれに対し、無線マルチホップを介してデータ信号を送る。これにより、準コアノード基地局10は、データ無線通信の際に、上流側および下流側のいずれについても周囲のリレーノード基地局30との間で無線マルチホップ通信を行えて、安定的にデータ無線通信を行える。
また、準コアノード基地局10は、所定値以上である測定結果を含むワイヤレスバックホール回線品質信号S3を報告した後にワイヤレスマルチホップ経路生成部3から送られた無線マルチホップ経路信号S2に基づいて、現在の動作モードを第1モードに切り替える。これにより、準コアノード基地局10は、基幹ネットワークCNWとの間の伝搬路中に存在していた大型トラックTRK1等の遮蔽物がいなくなった場合等の無線バックホールの無線回線品質が良好に回復した場合、無線バックホールを介して基幹ネットワークCNWとの間の無線通信を再開できる。
また、準コアノード基地局10は、第1モード時において、無線マルチホップ経路の上流側には無線バックホールを介してユーザデータ信号Uを送り、無線マルチホップ経路の下流側には無線マルチホップを介してユーザデータ信号Uを送る。これにより、準コアノード基地局10は、データ無線通信の際に、上流側には無線バックホールを用い、下流側には無線マルチホップ通信を用いて、基幹ネットワークCNWあるいは周囲のリレーノード基地局30との間で安定的にデータ無線通信を行える。
以上、添付図面を参照しながら実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、修正例、置換例、付加例、削除例、均等例に想到し得ることは明らかであり、それらについても本開示の技術的範囲に属すると了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
本開示は、無線バックホールの無線回線品質および周辺基地局との間の無線回線品質のそれぞれに応じて、コアノード基地局あるいはリレーノード基地局の機能を適応的に切り替え、有線ケーブルでのバックホール回線の敷設の低減とシステム容量の低下の抑制とを両立する無線通信システム、無線通信方法および基地局として有用である。
1 有線バックホール送受信部
2 ワイヤレスバックホール送受信部
3 ワイヤレスマルチホップ経路生成部
10 準コアノード基地局
11、21、31 ワイヤレスマルチホップ経路管理部
12、22、32 周辺基地局無線回線品質監視部
13、23、33 アクセス回線送受信部
14、24、34 ワイヤレスマルチホップ下流側送受信部
15、35 ワイヤレスマルチホップ上流側送受信部
16 ワイヤレスバックホール送受信部
20 真コアノード基地局
26 有線バックホール送受信部
30 リレーノード基地局
100 無線通信システム
CND 真コアノード基地局
CNW 基幹ネットワーク
M1、M2、M3 メモリ
WMDBs ワイヤレスマルチホップ下流側リレーノード基地局
WMUBs ワイヤレスマルチホップ上流側基地局

Claims (6)

  1. 基幹ネットワークとの間で無線バックホールにより接続可能な少なくとも1つの第1基地局と、
    前記第1基地局、および、前記第1基地局との間で無線マルチホップにより接続される1以上の第2基地局を含む無線マルチホップ経路を生成する経路生成部と、を含み、
    前記第1基地局は、前記無線バックホールの回線品質を示す第1品質測定結果と、前記第1基地局の周囲に配置される前記第2基地局との間の回線品質を示す第2品質測定結果と、を前記経路生成部に報告し、
    前記経路生成部は、
    前記第1基地局から送られた前記第1品質測定結果が所定値以上である場合に、前記第1基地局の動作モードを、前記基幹ネットワークとの間で前記無線バックホールにより接続する第1モードに切り替える経路信号を生成し、
    前記第1基地局から送られた前記第1品質測定結果が前記所定値未満である場合に、前記第1基地局の動作モードを、前記第2品質測定結果に基づいて選択された前記第2基地局との間で無線マルチホップにより接続する第2モードに切り替える経路信号を生成し、前記経路信号を前記第1基地局に送り、
    前記第1基地局は、前記経路信号に応じて、自局の動作モードを、前記第1モード、または前記第2モードに切り替える、
    無線通信システム。
  2. 前記無線マルチホップ経路上には、前記基幹ネットワークとの間で有線バックホールにより接続され、かつ1以上の前記第2基地局との間で無線マルチホップにより接続される第3基地局、が更に配置される、
    請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記第1基地局は、前記第2モードにおいて、前記無線マルチホップ経路の上流側および下流側のそれぞれに対し、前記無線マルチホップを介してデータ信号を送る、
    請求項に記載の無線通信システム。
  4. 前記第1基地局は、前記第1モードにおいて、前記無線マルチホップ経路の上流側には前記無線バックホールを介してデータ信号を送り、前記無線マルチホップ経路の下流側には前記無線マルチホップを介してデータ信号を送る、
    請求項に記載の無線通信システム。
  5. 基幹ネットワークとの間で無線バックホールにより接続可能な少なくとも1つの第1基地局と、前記第1基地局、および、前記第1基地局との間で無線マルチホップにより接続される1以上の第2基地局を含む無線マルチホップ経路を生成する経路生成部と、を含む無線通信システムにおける無線通信方法であって、
    前記第1基地局は、前記無線バックホールの回線品質を示す第1品質測定結果と、前記第1基地局の周囲に配置される前記第2基地局との間の回線品質を示す第2品質測定結果と、を前記経路生成部に報告し、
    前記経路生成部は、
    前記第1基地局から送られた前記第1品質測定結果が所定値以上である場合に、前記第1基地局の動作モードを、前記基幹ネットワークとの間で前記無線バックホールにより接続する第1モードに切り替える経路信号を生成し、
    前記第1基地局から送られた前記第1品質測定結果が前記所定値未満である場合に、前記第1基地局の動作モードを、前記第2品質測定結果に基づいて選択された前記第2基地局との間で無線マルチホップにより接続する第2モードに切り替える経路信号を生成し、前記経路信号を前記第1基地局に送り、
    前記第1基地局は、前記経路信号に応じて、自局の動作モードを、前記第1モード、または前記第2モードに切り替える、
    無線通信方法。
  6. 基幹ネットワークとの間で無線バックホールにより接続可能な基地局であって、
    前記基地局、および、前記基地局との間で無線マルチホップにより接続される1以上の外部基地局を含む無線マルチホップ経路を生成する経路生成部との間で前記無線バックホールにより通信する第1通信部と、
    前記外部基地局との間で前記無線マルチホップにより通信する第2通信部と、
    前記無線バックホールの回線品質を示す第1品質を測定する第1測定部と、
    前記外部基地局との間の回線品質を示す第2品質を測定する第2測定部と、
    前記第1品質および前記第2品質のそれぞれの測定結果に基づいて前記経路生成部から送られる前記無線マルチホップ経路の経路信号に応じて、前記基幹ネットワークとの間で前記無線バックホールにより接続する第1モード、または前記第2品質に基づいて選択した前記外部基地局との間で前記無線マルチホップにより接続する第2モードに切り替える制御部と、を備え
    前記経路信号は、
    前記第1品質が所定値以上である場合に、前記基地局の動作モードを、前記第1モードに切り替える信号であり、
    前記第1品質が前記所定値未満である場合に、前記基地局の動作モードを、前記第2モードに切り替える信号である、
    基地局。
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