JP7369959B2 - 無線システム、電力効率制御方法、サーバおよび基地局 - Google Patents

無線システム、電力効率制御方法、サーバおよび基地局 Download PDF

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Description

本開示は、無線システム、電力効率制御方法、サーバおよび基地局に関する。
例えば自動運転システムあるいは監視カメラシステム等の無線での高品質映像伝送を要する需要が増え、無線システムの大容量化が急務である。セルラー方式の最新規格である5G(第5世代移動通信システム)あるいは益々高速化が進んでいる無線LAN(例えばIEEE802.11ax,IEEE802.11ad,IEEE802.11ay)等の大容量無線規格の基地局を高い面密度で置局する小セルシステムは、上述した需要に応える解決策の候補である。しかし、これらの小セルシステムの実現に当たっては、膨大な数の基地局の消費電力量が課題となる。
上述した課題に対して、例えば非特許文献1では、比較的大セルのLTE(Long Term Evolution)に対応したLTE基地局と比較的小セルのミリ波帯5Gに対応したミリ波帯5G基地局とを組み合わせ、無線システム全体で発生するトラフィック量のうちLTE基地局で収容しきれないトラフィックをミリ波帯5G基地局で収容するに必要最低限のミリ波帯5G基地局のみを電源オンにする方式が提案されている。この方式では、ミリ波帯5G基地局のネットワークは、有線バックホールを有するミリ波ゲートウェイと、有線バックホールを有さず無線でミリ波ゲートウェイまでのワイヤレスバックホールを有するミリ波小セル基地局とにより構成される。ワイヤレスバックホールを構成するために、ミリ波小セル基地局が不足(言い換えると、電源オフのミリ波小セル基地局の数が過大)する場合には、ミリ波小セル基地局の電源がオンに切り替えられる。このような方式によれば、電源オンとなるミリ波小セル基地局の数を、エアインターフェースのトラフィックを収容する観点とワイヤレスバックホールのトラフィックを収容する観点の両方を考慮して必要最小限に抑圧することが可能となる。従って、トラフィックの面的な偏りにも対応しつつ、無線システム全体の消費電力を低減できる。
"Traffic Adaptive Formation of mmWave Meshed Backhaul Networks", Hiroaki Ogawa et al., ICC2017 WS03-The 10th International Workshop of Evolutional Technologies & Ecosystems for 5G and Beyond, 2017
上述した非特許文献1の方式では、LTEのような広域をカバーできる無線方式の存在が前提になっている。したがって、例えばミリ波帯5Gに対応したミリ波帯5G基地局だけで構成される無線システムでの消費電力量の低減を意図した方式の構成とはなっていない。非特許文献1の方式は、ミリ波小セル基地局の電源を極力オフにすることで消費電力量の低減を達成することを指向した方式である。このため、無線システム全体のトラフィック量が比較的小さい条件での消費電力量の低減には効果的である。ところが、無線システム全体のトラフィック量が比較的大きい条件での消費電力量の低減には大きな効果を発揮することが困難である。
非特許文献1の方式では、無線システムのトラフィック総量およびトラフィックの面的な分布に関する情報収集をどのように行うのかについては言及がなされていない。非特許文献1の方式では、シミュレーション評価において、トラフィック総量およびトラフィックの面的な分布が既知としている。また、非特許文献1の方式では、各ミリ波小セル基地局で端末との間で送受信されるデータを全てLTE基地局またはミリ波ゲートウェイを経由してコアネットワークに収集することを前提としている。このため、端末間での情報交換の際でもコアネットワークを経由する必要があり、たとえ近傍に位置する端末間での情報交換においてもその遅延時間の大幅な短縮はできない。
本開示は、従来の事情に鑑みて案出され、トラフィック量の時間変動に応じて、無線通信における所要のシステム容量の確保と無線システムの必要最小限の消費電力量への抑圧とを両立する無線システム、電力効率制御方法、サーバおよび基地局を提供することを目的とする。
本開示は、基幹ネットワークに接続される第1基地局と、前記第1基地局と無線マルチホップで接続される複数の第2基地局とを含む複数の基地局と、前記基幹ネットワークに配され、前記第1基地局と通信するサーバと、を含み、前記サーバは、前記複数の基地局のそれぞれの通信エリアに収容される1台以上の端末のトラフィック条件を所定期間収集し、前記トラフィック条件および所定の消費電力量基準を満たす、前記第1基地局と前記複数の第2基地局の少なくとも一部との組み合わせをアクティブ基地局として決定し、前記アクティブ基地局を無線マルチホップで接続する経路情報を決定して前記アクティブ基地局に通知するとともに、前記アクティブ基地局以外の他基地局に、消費電力量を低減可能なスリープ状態とするスリープ指示を送り、前記トラフィック条件は、前記複数の基地局のそれぞれとそれぞれの自局の通信エリアに収容される1台以上の端末との間のエアインターフェース回線に関する第1トラフィック条件と前記複数の第2基地局のそれぞれとの間の無線バックホール回線に関する第2トラフィック条件とを含む、無線システムを提供する。
また、本開示は、基幹ネットワークに接続される第1基地局と、前記第1基地局と無線マルチホップで接続される複数の第2基地局とを含む複数の基地局と、前記基幹ネットワークに配され、前記第1基地局と通信するサーバと、を含む無線システムにより実行される電力効率制御方法であって、前記複数の基地局のそれぞれの通信エリアに収容される1台以上の端末のトラフィック条件を所定期間収集し、前記トラフィック条件および所定の消費電力量基準を満たす、前記第1基地局と前記複数の第2基地局の少なくとも一部との組み合わせをアクティブ基地局として決定し、前記アクティブ基地局を無線マルチホップで接続する経路情報を決定して前記アクティブ基地局に通知するとともに、前記アクティブ基地局以外の他基地局に、消費電力量を低減可能なスリープ状態とするスリープ指示を送り、前記トラフィック条件は、前記複数の基地局のそれぞれとそれぞれの自局の通信エリアに収容される1台以上の端末との間のエアインターフェース回線に関する第1トラフィック条件と前記複数の第2基地局のそれぞれとの間の無線バックホール回線に関する第2トラフィック条件とを含む、電力効率制御方法を提供する。
また、本開示は、基幹ネットワークに接続される第1基地局と無線マルチホップで接続される基地局であって、自局の通信エリアに収容される1台以上の端末のトラフィック条件を所定期間収集し、前記トラフィック条件を、前記基幹ネットワークに配されるサーバと通信する前記第1基地局に送る通信部と、前記トラフィック条件および所定の消費電力量基準を満たすアクティブ基地局であるか否かの決定結果に基づいて、自局のアクティブ状態あるいはスリープ状態を制御する制御部と、前記決定結果に基づいて自局が前記アクティブ基地局であると判断した場合に、前記サーバから前記第1基地局を介して送られる無線マルチホップの経路情報に基づいて、前記無線マルチホップの経路を設定する経路管理部と、前記端末から送られるユーザデータ信号に、前記ユーザデータ信号のデータサイズを低減するデータ処理を施すデータ処理部と、を備え、前記通信部は、前記データ処理後のデータサイズを有するユーザデータ信号を、前記第1基地局を介して前記サーバに送る、基地局を提供する。
本開示によれば、トラフィック量の時間変動に応じて、無線通信における所要のシステム容量の確保と無線システムの必要最小限の消費電力量への抑圧とを両立できる。
実施の形態1に係る無線システムのシステム構成例を模式的に示す図 コア基地局のハードウェア構成例を示すブロック図 サブ基地局のハードウェア構成例を示すブロック図 ネットワーク管理サーバのハードウェア構成例を示すブロック図 電源オンオフ状態が異なるサブ基地局の組み合わせとワイヤレスマルチホップ経路パターンとの対応関係例を示す図 実施の形態1に係る無線システムの他のシステム構成例を模式的に示す図 実施の形態1に係る無線システムの他のシステム構成例を模式的に示す図 サブ基地局の電源制御手順を時系列に示すタイミングチャート 実施の形態1に係る無線システムのネットワーク管理サーバの動作手順例を示すフローチャート
以下、適宜図面を参照しながら、本開示に係る無線システム、電力効率制御方法、サーバおよび基地局を具体的に開示した実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
実施の形態1に係る無線システム100(図1参照)では、高面密度に多数の小セル5G基地局(つまり、既存のLTEのような広範な大セルとは異なる小さいセルを通信エリアとして、5Gに対応する無線通信を行う基地局)が設置される。これにより、無線システム100における無線通信時のトラフィックがピーク時間帯には膨大になるユースケースでも対応可能となり、既存のセルラーオペレータ(例えばLTE通信事業者等)に依存しない大容量無線システムの構築と提供とが可能となる。なお、上述したユースケースは、例えばスマートタウンに設置される監視カメラシステム、工場あるいは建設現場での自動化あるいはロボットの導入化、交通量の多い地域での安全運転支援あるいは自動運転のための車車間通信および路車間通信が考えられるが、これらに限定されなくてよい。
<無線システムの構成>
先ず、実施の形態1に係る無線システム100の構成について、図1を参照して説明する。図1は、実施の形態1に係る無線システム100のシステム構成例を模式的に示す図である。無線システム100は、ネットワーク管理サーバ50が配される基幹ネットワークCNWと、多数の基地局(具体的には、1台のコア基地局CND1および複数のサブ基地局BS2,BS3,BS4,BS5,BS6,BS7,BS8,BS9,BS10,BS11,BS12,BS13,BS14,BS15,BS16)とを含む構成である。図1において、ネットワークを「NW」と略記している。
サーバの一例としてのネットワーク管理サーバ50は、基幹ネットワークNWに配され、コア基地局CND1(図2参照)と通信可能である。ネットワーク管理サーバ50とコア基地局CND1との間は、光ファイバを用いた光回線等の有線バックホール回線LLによる有線通信が可能に敷設されている。ネットワーク管理サーバ50の構成の詳細については、図4を参照して後述する。
第1基地局の一例としてのコア基地局CND1は、取り扱う周波数帯に応じた小セルを通信エリアとし、その通信エリアにおいて収容される少なくとも1台の端末との間で、高周波数帯(例えばミリ波帯)を用いた5G(第5世代移動通信方式)の無線通信を行う小セル5G基地局である。以下、コア基地局あるいはサブ基地局と収容される端末との間の通信回線を「エアインターフェース回線」と定義する。また、コア基地局CND1は、ワイヤレス(無線)マルチホップで少なくとも1台のサブ基地局との間で無線接続が可能であり、具体的には、サブ基地局BS2,BS3,BS4,BS5,BS14との間をワイヤレスバックホール回線WBLで無線接続する。コア基地局CND1は、ワイヤレスマルチホップの下流側のサブ基地局から送られた各種の制御信号あるいはユーザデータ信号(例えば監視カメラにより撮像された高画質の映像データ)を、ワイヤレスマルチホップの上流側のネットワーク管理サーバ50に送る。なお、コア基地局CND1は、自局が収容している端末から送られた各種の制御信号あるいはユーザデータ信号をネットワーク管理サーバ50に送ることもできる。コア基地局CND1の構成の詳細については、図2を参照して後述する。
第2基地局の一例としてのサブ基地局BS2~BS16のそれぞれは、取り扱う周波数帯に応じた小セル(上述参照)を通信エリアとし、その通信エリアにおいて収容される少なくとも1台の端末との間で、高周波数帯(例えばミリ波帯)を用いた5G(第5世代移動通信方式)の無線通信を行う小セル5G基地局である。また、サブ基地局BS2~BS16のそれぞれは、ワイヤレスマルチホップで少なくとも1台のサブ基地局あるいはコア基地局CND1との間で無線接続が可能であり、ワイヤレスマルチホップの下流側のサブ基地局から送られた各種の制御信号あるいはユーザデータ信号(上述参照)を、ワイヤレスマルチホップの上流側のサブ基地局あるいはコア基地局CND1に送る。なお、サブ基地局BS2~BS16のそれぞれは、自局が収容している端末(例えば携帯電話機GK、スマートフォンSM、タブレット端末TB)から送られた各種の制御信号あるいはユーザデータ信号を上流のサブ基地局あるいはコア基地局CND1に送ることもできる。サブ基地局BS2~BS16のそれぞれの構成の詳細については、図3を参照して後述する。
図1において、サブ基地局BS2,BS7は、ワイヤレスマルチホップ(例えば、適用無線技術はセルラー5Gあるいは無線LAN)によってコア基地局CND1との間で通信可能に接続される。言い換えると、サブ基地局BS2,BS7とコア基地局CND1とにより、ワイヤレスマルチホップネットワークが形成され、このワイヤレスマルチホップネットワークの経路構成はネットワーク管理サーバ50により決定および管理される。つまり、今後、ワイヤレスマルチホップの無線通信において使用されるワイヤレスバックホール回線にもエアインターフェース回線と同様に、5G規格を適用することが考えられる。
また、サブ基地局BS3,BS8,BS9は、ワイヤレスマルチホップ(上述参照)によってコア基地局CND1との間で通信可能に接続される。言い換えると、サブ基地局BS3,BS8,BS9とコア基地局CND1とにより、ワイヤレスマルチホップネットワークが形成され、このワイヤレスマルチホップネットワークの経路構成はネットワーク管理サーバ50により管理される。
また、サブ基地局BS2,BS6,BS15,BS16は、ワイヤレスマルチホップ(上述参照)によってコア基地局CND1との間で通信可能に接続される。言い換えると、サブ基地局BS2,BS6,BS15,BS16とコア基地局CND1とにより、ワイヤレスマルチホップネットワークが形成され、このワイヤレスマルチホップネットワークの経路構成はネットワーク管理サーバ50により管理される。
また、サブ基地局BS4,BS10は、ワイヤレスマルチホップ(上述参照)によってコア基地局CND1との間で通信可能に接続される。言い換えると、サブ基地局BS4,BS10とコア基地局CND1とにより、ワイヤレスマルチホップネットワークが形成され、このワイヤレスマルチホップネットワークの経路構成はネットワーク管理サーバ50により管理される。
また、サブ基地局BS5,BS12,BS11は、ワイヤレスマルチホップ(上述参照)によってコア基地局CND1との間で通信可能に接続される。言い換えると、サブ基地局BS5,BS12,BS11とコア基地局CND1とにより、ワイヤレスマルチホップネットワークが形成され、このワイヤレスマルチホップネットワークの経路構成はネットワーク管理サーバ50により管理される。
また、サブ基地局BS14,BS13は、ワイヤレスマルチホップ(上述参照)によってコア基地局CND1との間で通信可能に接続される。言い換えると、サブ基地局BS14,BS13とコア基地局CND1とにより、ワイヤレスマルチホップネットワークが形成され、このワイヤレスマルチホップネットワークの経路構成はネットワーク管理サーバ50により管理される。
なお、図1において、無線システム100は例えば1台のみのコア基地局CND1を有する構成となっているが、1台に限定されなくてもよい。しかし、コア基地局CND1の設置数を少なくすることで、コア基地局CND1が基幹ネットワークNWと有線バックホール回線LLで接続されるという特性に鑑みて、コア基地局CND1の設置場所の確保および有線配線工事の負担の軽減を図ることができる。そして、コア基地局CND1以外の他のサブ基地局BS2~BS16は、周辺の基地局との無線回線品質に基づいてダイナミックにワイヤレスバックホール回線WBLで接続すればよい。
図2は、コア基地局10のハードウェア構成例を示すブロック図である。図2のコア基地局10は、図1のコア基地局CND1に対応する。コア基地局10は、ワイヤレスマルチホップ経路管理部11と、周辺基地局無線回線品質監視部12と、アクセス回線送受信部13と、ワイヤレスマルチホップ下流側送受信部14と、有線バックホール送受信部15と、ユーザデータ処理部16と、メモリM1とを含む構成である。
メモリM1は、例えばRAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)を用いて構成され、コア基地局10の動作を規定したプログラムをROMにおいて記憶する。また、RAMは、コア基地局10内の各部における各種の演算等の処理時におけるワークメモリとして使用される。
ワイヤレスマルチホップ経路管理部11は、プロセッサ(例えばCPU(Central Processing Unit)またはFPGA(Field Programmable Gate Array))を用いて構成される。ワイヤレスマルチホップ経路管理部11は、ユーザデータ信号U,U’、周辺基地局無線回線品質信号S1、ワイヤレスマルチホップ経路信号S2、接続希望端末識別子S3、基地局電源制御信号S4をコア基地局10内の各部との間で入力あるいは出力を行う。なお、以下の説明において、ユーザデータ信号Uは、ユーザデータ信号Uがユーザデータ処理部16による処理により生成されたユーザデータ信号U’に置き換えてもよい。
周辺基地局無線回線品質監視部12は、コア基地局10の周辺の1以上のサブ基地局との間の無線回線品質(つまりワイヤレスバックホール回線WBLの品質)を測定して定常的に監視する。周辺基地局無線回線品質監視部12は、測定結果としての周辺基地局無線回線品質信号S1をワイヤレスマルチホップ経路管理部11に送る。なお、周辺基地局無線回線品質信号S1には、測定を行ったコア基地局10の識別情報が含まれる。
アクセス回線送受信部13は、コア基地局10が収容対象とする1台以上の端末(例えば、コア基地局10への接続希望を要求するタブレット端末TB、接続中のスマートフォンSM)との間でアクセス回線を用いた通信を行う。アクセス回線送受信部13は、端末から送られたユーザデータ信号Uを受信してワイヤレスマルチホップ経路管理部11およびユーザデータ処理部26に送ったり、ワイヤレスマルチホップ経路管理部11からのユーザデータ信号Uを端末に送ったりする。また、アクセス回線送受信部13は、後述する収集期間(例えば5秒程度)中に、コア基地局10と接続希望を要求する端末(例えばタブレット端末TB)から送られる接続希望端末識別子S3を受信してワイヤレスマルチホップ経路管理部11に送る。
通信部の一例としてのワイヤレスマルチホップ下流側送受信部14は、ワイヤレスマルチホップ下流側基地局WMDBsとワイヤレスマルチホップで接続して無線通信を行う。図1の例では、コア基地局CND1に対するワイヤレスマルチホップ下流側基地局WMDBsは、サブ基地局BS2,BS3,BS4,BS5,BS14となるが、ワイヤレスマルチホップの経路によってはサブ基地局BS2,BS3,BS4,BS5,BS14であることに限定されず、他のサブ基地局(例えばサブ基地局BS9、図6参照)であったりしてもよい。ワイヤレスマルチホップ下流側送受信部14は、ワイヤレスマルチホップ経路管理部11からのユーザデータ信号Uをワイヤレスマルチホップ下流側基地局WMDBsに送ったり、ワイヤレスマルチホップ下流側基地局WMDBsからのユーザデータ信号Uをワイヤレスマルチホップ経路管理部11に送ったりする。ワイヤレスマルチホップ下流側送受信部14は、ワイヤレスマルチホップ下流側基地局WMDBsから送られる周辺基地局無線回線品質信号S1あるいは接続希望端末識別子S3を受信してワイヤレスマルチホップ経路管理部11に送る。ワイヤレスマルチホップ下流側送受信部14は、ワイヤレスマルチホップ経路管理部11からのワイヤレスマルチホップ経路信号S2あるいは基地局電源制御信号S4をワイヤレスマルチホップ下流側基地局WMDBsに送る。
有線バックホール送受信部15は、基幹ネットワークCNWと有線バックホール回線LLで接続して有線通信を行う。有線バックホール送受信部15は、ワイヤレスマルチホップ経路管理部11からのユーザデータ信号Uを基幹ネットワークCNWのネットワーク管理サーバ50に送ったり、基幹ネットワークCNWのネットワーク管理サーバ50からのユーザデータ信号Uをワイヤレスマルチホップ経路管理部11に送ったりする。有線バックホール送受信部15は、ワイヤレスマルチホップ経路管理部11からの周辺基地局無線回線品質信号S1あるいは接続希望端末識別子S3を、有線バックホール回線LLを介して基幹ネットワークCNWのネットワーク管理サーバ50に送る。有線バックホール送受信部15は、基幹ネットワークCNWのネットワーク管理サーバ50からのワイヤレスマルチホップ経路信号S2あるいは基地局電源制御信号S4をワイヤレスマルチホップ経路管理部11に送る。
基幹ネットワークCNWにおいて、ネットワーク管理サーバ50は、コア基地局10と有線バックホール回線LLで接続して有線通信を行う。ネットワーク管理サーバ50は、コア基地局10からの周辺基地局無線回線品質信号S1あるいは接続希望端末識別子S3を受信する。ネットワーク管理サーバ50は、ワイヤレスマルチホップ経路信号S2あるいは基地局電源制御信号S4をコア基地局10に送る。
ユーザデータ処理部16は、例えばコア基地局10におけるエッジコンピューティングによる処理に供し、アクセス回線送受信部13にて受信されたユーザデータ信号Uを入力して所定の処理(例えば映像圧縮、データマイニング処理)を施し、ユーザデータ信号U’を生成する。ユーザデータ処理部16は、ユーザデータ信号U’をワイヤレスマルチホップ経路管理部11に送る。つまり、ユーザデータ処理部16は、入力されたユーザデータ信号Uのデータサイズを低減する等の処理を実行できる。これにより、コア基地局10は、小セル5G基地局間あるいは端末間でのデータ共有のための送受信の伝送量を低減できるので、所要送受信時間を短縮化して小セル5G基地局の低消費電力化に寄与できる。
図3は、サブ基地局20のハードウェア構成例を示すブロック図である。図3のサブ基地局20は、図1のサブ基地局BS2~BS16のそれぞれに対応する。サブ基地局20は、ワイヤレスマルチホップ経路管理部21と、周辺基地局無線回線品質監視部22と、アクセス回線送受信部23と、ワイヤレスマルチホップ下流側送受信部24と、ユーザデータ処理部26と、ワイヤレスマルチホップ上流側送受信部27と、基地局電源オンオフ制御部28と、基地局電源29と、メモリM2とを含む構成である。図3の説明において、図2の構成と同一の構成には同一の符号を付与して説明を簡略化あるいは省略し、異なる内容について説明する。
メモリM2は、例えばRAMおよびROMを用いて構成され、サブ基地局20の動作を規定したプログラムをROMにおいて記憶する。また、RAMは、サブ基地局20内の各部における各種の演算等の処理時におけるワークメモリとして使用される。
ワイヤレスマルチホップ経路管理部21は、プロセッサ(例えばCPUまたはFPGA)を用いて構成される。ワイヤレスマルチホップ経路管理部21は、ユーザデータ信号U,U’、周辺基地局無線回線品質信号S1、ワイヤレスマルチホップ経路信号S2、接続希望端末識別子S3、基地局電源制御信号S4をサブ基地局20内の各部との間で入力あるいは出力を行う。なお、以下の説明において、ユーザデータ信号Uは、ユーザデータ信号Uがユーザデータ処理部26による処理により生成されたユーザデータ信号U’に置き換えてもよい。経路管理部の一例としてのワイヤレスマルチホップ経路管理部21は、自局(つまりサブ基地局20)がアクティブ基地局(後述参照)であるとの決定結果をネットワーク管理サーバ50から取得した場合、ネットワーク管理サーバ50から送られたワイヤレスマルチホップ経路信号S2に基づいて、自局のワイヤレスマルチホップの経路を設定する。ここで、アクティブ基地局は、無線システム100においてネットワーク管理サーバ50により、トラフィック条件(後述参照)および所定の消費電力量基準を満たすために電源オン(つまりアクティブ状態)とすることが必要と決定された、コア基地局10と複数のサブ基地局20の一部とからなる基地局のグループである(図1、図6、図7参照)。
周辺基地局無線回線品質監視部22は、サブ基地局20の周辺のコア基地局10あるいは1以上のサブ基地局20との間の無線回線品質(つまりワイヤレスバックホール回線WBLの品質)を測定して定常的に監視する。周辺基地局無線回線品質監視部22は、測定結果としての周辺基地局無線回線品質信号S1をワイヤレスマルチホップ経路管理部21に送る。なお、周辺基地局無線回線品質信号S1には、測定を行ったサブ基地局20の識別情報が含まれる。
アクセス回線送受信部23は、サブ基地局20が収容対象とする1台以上の端末(例えば、サブ基地局20への接続希望を要求するタブレット端末TB、接続中のスマートフォンSM)との間でアクセス回線を用いた通信を行う。アクセス回線送受信部23は、端末から送られたユーザデータ信号Uを受信してワイヤレスマルチホップ経路管理部21およびユーザデータ処理部26に送ったり、ワイヤレスマルチホップ経路管理部21からのユーザデータ信号Uを端末に送ったりする。また、アクセス回線送受信部23は、後述する収集期間(例えば5秒程度)中に、サブ基地局20と接続希望を要求する端末(例えばタブレット端末TB)から送られる接続希望端末識別子S3を受信してワイヤレスマルチホップ経路管理部21に送る。
通信部の一例としてのワイヤレスマルチホップ下流側送受信部24は、ワイヤレスマルチホップ下流側基地局WMDBsとワイヤレスマルチホップで接続して無線通信を行う。図1の例では、サブ基地局BS2に対するワイヤレスマルチホップ下流側基地局WMDBsは、サブ基地局BS7となるが、ワイヤレスマルチホップの経路によってはサブ基地局BS7であることに限定されず、他のサブ基地局(例えばサブ基地局BS16、図7参照)であったりしてもよい。ワイヤレスマルチホップ下流側送受信部24は、ワイヤレスマルチホップ経路管理部21からのユーザデータ信号Uをワイヤレスマルチホップ下流側基地局WMDBsに送ったり、ワイヤレスマルチホップ下流側基地局WMDBsからのユーザデータ信号Uをワイヤレスマルチホップ経路管理部21に送ったりする。ワイヤレスマルチホップ下流側送受信部24は、ワイヤレスマルチホップ下流側基地局WMDBsから送られる周辺基地局無線回線品質信号S1あるいは接続希望端末識別子S3を受信してワイヤレスマルチホップ経路管理部21に送る。ワイヤレスマルチホップ下流側送受信部24は、ワイヤレスマルチホップ経路管理部21からのワイヤレスマルチホップ経路信号S2あるいは基地局電源制御信号S4をワイヤレスマルチホップ下流側基地局WMDBsに送る。
ユーザデータ処理部26は、例えばサブ基地局20におけるエッジコンピューティングによる処理に供し、アクセス回線送受信部23にて受信されたユーザデータ信号Uを入力して所定の処理(例えば映像圧縮、データマイニング処理)を施し、ユーザデータ信号U’を生成する。ユーザデータ処理部26は、ユーザデータ信号U’をワイヤレスマルチホップ経路管理部21に送る。つまり、ユーザデータ処理部26は、入力されたユーザデータ信号Uのデータサイズを低減する等の処理を実行できる。これにより、サブ基地局20は、小セル5G基地局間あるいは端末間でのデータ共有のための送受信の伝送量を低減できるので、所要送受信時間を短縮化して小セル5G基地局の低消費電力化に寄与できる。
通信部の一例としてのワイヤレスマルチホップ上流側送受信部27は、ワイヤレスマルチホップ上流側基地局WMUBsとワイヤレスマルチホップで接続して無線通信を行う。図1の例では、サブ基地局BS7に対するワイヤレスマルチホップ上流側基地局WMUBsは、サブ基地局BS2となるが、ワイヤレスマルチホップの経路によってはサブ基地局BS2であることに限定されず、コア基地局CND1であったり他のサブ基地局(例えばサブ基地局BS6)であったりしてもよい。ワイヤレスマルチホップ上流側送受信部27は、ワイヤレスマルチホップ経路管理部21からのユーザデータ信号Uをワイヤレスマルチホップ上流側基地局WMUBsに送ったり、ワイヤレスマルチホップ上流側基地局WMUBsからのユーザデータ信号Uをワイヤレスマルチホップ経路管理部21に送ったりする。ワイヤレスマルチホップ上流側送受信部27は、ワイヤレスマルチホップ上流側基地局WMUBsから送られるワイヤレスマルチホップ経路信号S2あるいは基地局電源制御信号S4を受信し、ワイヤレスマルチホップ経路信号S2をワイヤレスマルチホップ経路管理部21に送り、基地局電源制御信号S4を基地局電源オンオフ制御部28に送る。ワイヤレスマルチホップ上流側送受信部27は、ワイヤレスマルチホップ経路管理部21からの周辺基地局無線回線品質信号S1あるいは接続希望端末識別子S3をワイヤレスマルチホップ上流側基地局WMUBsに送る。
制御部の一例としての基地局電源オンオフ制御部28は、ワイヤレスマルチホップ上流側送受信部27からの基地局電源制御信号S4に基づいて、基地局電源29のオンあるいはオフするための電源オンオフ信号S5を生成して基地局電源29に送る。つまり、基地局電源オンオフ制御部28は、トラフィック条件および所定の消費電力量基準を満たすアクティブ基地局であるか否かのネットワーク管理サーバ50による決定結果に基づいて、自局のアクティブ状態あるいはスリープ状態を制御する。具体的には、基地局電源制御信号S4が「電源オン」(つまり、自局がアクティブ基地局であるとの決定結果が得られた時)には、基地局電源29の電源オン(つまりアクティブ状態の維持)を行うための電源オンオフ信号S5が生成される。一方、基地局電源制御信号S4が「電源オフ」(つまり、自局がアクティブ基地局でないとの決定結果が得られた時)には、基地局電源29の電源オフ(つまりスリープ状態への移行)を行うための電源オンオフ信号S5が生成される。
基地局電源29は、サブ基地局20の各部を作動させるための必要な電力を給電する。基地局電源29は、基地局電源オンオフ制御部28からの電源オンオフ信号S5に応じて、サブ基地局20の各部に必要な電力を給電したり、あるいはサブ基地局20の各部への必要な電力の給電を停止したりする。これにより、サブ基地局20は、ネットワーク管理サーバ50の決定結果に従って、無線システム100の電力効率を適正に管理するためにアクティブ状態(つまり電源オン状態)あるいはスリープ状態への移行を行える。
図4は、ネットワーク管理サーバ50のハードウェア構成例を示すブロック図である。ネットワーク管理サーバ50は、トラフィック分布収集部51と、エアインターフェーストラフィック収容性分析部52と、バックホール回線トラフィック収容性分析部53と、無線システム消費電力推定部54と、無線システム構成決定部55と、ワイヤレスマルチホップ制御信号生成部56と、送受信部57と、サブ基地局電源オンオフ履歴データベースD1と、サブ基地局グループデータベースD2と、サブ基地局間無線リンクMCSデータベースD3と、メモリM3とを含む構成である。なお、トラフィック分布収集部51と、エアインターフェーストラフィック収容性分析部52と、バックホール回線トラフィック収容性分析部53と、無線システム消費電力推定部54と、無線システム構成決定部55と、ワイヤレスマルチホップ制御信号生成部56とは、プロセッサ(例えばCPU(Central Processing Unit)またはFPGA(Field Programmable Gate Array))を用いて構成される。
メモリM3は、例えばRAMおよびROMを用いて構成され、ネットワーク管理サーバ50の動作を規定したプログラムをROMにおいて記憶する。また、RAMは、ネットワーク管理サーバ50内の各部における各種の演算等の処理時におけるワークメモリとして使用される。メモリM3は、無線システム100の運用において好ましい所定の消費電力量基準に関するデータあるいは情報を保持(保存)する。
トラフィック分布収集部51は、例えば5秒程度の所定期間(図8参照)中に、一時的にアクティブ状態となったコア基地局10および全てのサブ基地局20のそれぞれの通信エリアに収容される1台以上の端末のトラフィック条件の一例としてのトラフィック分布(例えば通信エリア内のどの位置にどのくらいの端末が接続希望しているかを示すトラフィック量)を収集する。具体的には、トラフィック分布収集部51は、上述した所定期間中に一時的にアクティブ状態となったコア基地局10および全てのサブ基地局20のそれぞれごとの接続希望端末識別子S3の総量をトラフィック条件(トラフィック分布)として収集し、その収集結果をエアインターフェーストラフィック収容性分析部52に送る。なお、トラフィック分布収集部51は、コア基地局10および全てのサブ基地局20のそれぞれごとの接続希望端末識別子S3の代わりに、コア基地局10および全てのサブ基地局20のそれぞれごとのトラフィック量、あるいはそれぞれごとのトラフィック量と対応する接続希望端末識別子S3の総量との組み合わせを収集してもよい。
エアインターフェーストラフィック収容性分析部52は、トラフィック分布収集部51の収集結果(つまり、エアインターフェース回線に関するトラフィック条件)と、それぞれのサブ基地局20の電源オンオフの状態PW(i)の想定される組み合わせとに基づいて、エアインターフェース回線のトラフィックを収容可能なコア基地局10およびサブ基地局20の少なくとも一部の組み合わせを分析して抽出する。エアインターフェーストラフィック収容性分析部52は、分析結果をバックホール回線トラフィック収容性分析部53および無線システム消費電力推定部54に送る。ここで、状態PW(i)=1は、そのサブ基地局20の電源がオンであることを示す。一方、状態PW(i)=0は、そのサブ基地局20の電源がオフであることを示す。変数iは、図1に示されるサブ基地局の序数を示す。図1のシステム構成例では、サブ基地局の設置数は15なので、iは1~15のうちいずれかをとる変数となる。
また、エアインターフェーストラフィック収容性分析部52は、例えば次の観点に鑑みて分析してよい。例えば、第1の観点は、エアインターフェースのMCS(Modulation and Coding Scheme)が高ランクである程、所要送受信時間が短縮される。第2の観点は、1つの基地局(具体的にはコア基地局10、サブ基地局20)に接続される端末数が少ない程、基地局の送受信時間率が低下する。
バックホール回線トラフィック収容性分析部53は、サブ基地局グループデータベースD2とサブ基地局間無線リンクMCSデータベースD3とを用いて、ワイヤレスバックホール回線WBLのトラフィックを収容可能なコア基地局10およびサブ基地局20の少なくとも一部の組み合わせを、エアインターフェーストラフィック収容性分析部52の分析結果から絞り込むように分析して抽出する。バックホール回線トラフィック収容性分析部53は、分析結果を無線システム消費電力推定部54に送る。
なお、バックホール回線トラフィック収容性分析部53は、コア基地局10およびサブ基地局20のそれぞれでのエッジコンピューティング(例えばデータ圧縮)に鑑みて総合的に分析してもよい。これは、基地局(具体的にはコア基地局10、サブ基地局20)におけるエッジコンピューティングでデータ圧縮等された後にワイヤレスバックホール回線WBLで転送することが許される場合には転送されるべきデータ量が低減可能となるためである。また、バックホール回線トラフィック収容性分析部53は、データ共有するべき基地局を限定するか否かも鑑みて総合的に分析してもよい。これは、端末から基地局(具体的にはコア基地局10、サブ基地局20)への上り回線データを、基幹ネットワークCNWにまで転送する必要が無く、限定数の隣接基地局にまで転送するだけでよい場合には、転送するべきデータ量の低減が可能となるためである。
また、バックホール回線トラフィック収容性分析部53は、例えば次の観点に鑑みて分析してよい。例えば、第1の観点は、ワイヤレスバックホール回線WBLのMCSが高ランクである程、所要送受信時間が短縮される。第2の観点は、ワイヤレスバックホール回線WBLで転送するべきデータ量が少ない程、送受信時間率が低下する。
無線システム消費電力推定部54は、エアインターフェーストラフィック収容性分析部52の分析結果とバックホール回線トラフィック収容性分析部53の分析結果とサブ基地局電源オンオフ履歴データベースD1とサブ基地局グループデータベースD2とを用いて、抽出されたコア基地局10およびサブ基地局20の少なくとも一部の組み合わせごとの無線システム100全体の消費電力量を推定演算する((表1)参照)。無線システム消費電力推定部54は、抽出されたコア基地局10およびサブ基地局20の少なくとも一部の組み合わせごとの無線システム100全体の消費電力量の推定演算結果を無線システム構成決定部55に送るとともに、サブ基地局電源オンオフ履歴データベースD1に保存して最新の内容に更新する。
図5は、電源オンオフ状態が異なるサブ基地局の組み合わせとワイヤレスマルチホップ経路パターンとの対応関係例を示す図である。図6および図7は、実施の形態1に係る無線システム100の他のシステム構成例を模式的に示す図である。図5に示されるPW(i)の組み合わせ(例えば3種類)は、エアインターフェーストラフィック収容性分析部52およびバックホール回線トラフィック収容性分析部53のそれぞれにより抽出されたコア基地局10とサブ基地局20の少なくとも一部とからなる基地局のグループの候補例である。
例えば第1の候補(図5中の(1)参照)は、図1の無線システム100の構成に対応し、コア基地局10(具体的には、コア基地局CND1)と全てのサブ基地局20(具体的には、サブ基地局BS2~BS16)とが電源オン(つまりPW(1)=1)である。つまり、第1の候補は、コア基地局10と全てのサブ基地局20とからなるアクティブ基地局により構成されるワイヤレスバックホール回線WBLの経路パターンのうちの1つに該当する。
また、第2の候補(図5中の(2)参照)は、図6の無線システム100の構成に対応し、コア基地局10と複数のサブ基地局20(具体的には、6台のサブ基地局BS2,BS5,BS9,BS11,BS12,BS14)とが電源オン(つまりPW(1)=1)である。第2の候補は、コア基地局10と6台のサブ基地局とからなるアクティブ基地局により構成されるワイヤレスバックホール回線WBLの経路パターンのうちの1つに該当する。また、図6の無線システム100の構成例では、コア基地局CND1は、サブ基地局BS9とワイヤレスマルチホップで接続している点が図1と異なっている。
また、第3の候補(図5中の(3)参照)は、図6の無線システム100の構成に対応し、コア基地局10と複数のサブ基地局20(具体的には、6台のサブ基地局BS2,BS5,BS9,BS11,BS12,BS14)とが電源オン(つまりPW(1)=1)である。第2の候補は、コア基地局10と6台のサブ基地局とからなるアクティブ基地局により構成されるワイヤレスバックホール回線WBLの経路パターンのうちの1つに該当する。また、図7の無線システム100の構成例では、コア基地局CND1は、サブ基地局BS8とワイヤレスマルチホップで接続しており、サブ基地局BS2がワイヤレスマルチホップでサブ基地局BS16と接続しており、サブ基地局BS10がワイヤレスマルチホップでサブ基地局BS12と接続している点が図1と異なっている。
Figure 0007369959000001
ここで、無線システム消費電力推定部54における推定演算例について、(表1)を参照して説明する。
無線システム消費電力推定部54は、エアインターフェース回線に係る送受信の消費電力量Aと、ワイヤレスバックホール回線に係る送受信の消費電力量Bと、送受信に係わらず基地局の稼動に伴う消費電力量Cとをそれぞれ推定演算して加算値(A+B+C)を求める。説明を分かり易くするために、コア基地局CND1の消費電力量Cを300、サブ基地局BS2~BS16のそれぞれの消費電力量Cを100とする。
(表1)の第1の候補(図5の(1)-1参照)において、例えばサブ基地局BS2の消費電力量A=18、サブ基地局BS7の消費電力量A=2とした場合、無線システム消費電力推定部54は、サブ基地局BS2の消費電力量B=20(=18+2)と演算する。これは、サブ基地局BS2は、自局のエアインターフェース回線に係る送受信を行うだけでなく(A=18)、ワイヤレスマルチホップで接続される下流側のサブ基地局BS7のエアインターフェース回線に係るトラフィック(A=2)を収容してワイヤレスマルチホップで上流側のコア基地局CND1に伝送するからである。
同様に、(表1)の第1の候補(図5の(1)-1参照)において、例えばサブ基地局BS5の消費電力量A=30、サブ基地局BS12の消費電力量A=18、サブ基地局BS11の消費電力量A=20とした場合、無線システム消費電力推定部54は、サブ基地局BS5の消費電力量B=68(=30+(18+20))と演算する。これは、サブ基地局BS5は、自局のエアインターフェース回線に係る送受信を行うだけでなく(A=30)、ワイヤレスマルチホップで接続される下流側のサブ基地局BS12,BS11のそれぞれのエアインターフェース回線に係るトラフィック(A=18,20)を収容してワイヤレスマルチホップで上流側のコア基地局CND1に伝送するからである。
また、(表1)の第2の候補(図5の(2)-2参照)において、例えばサブ基地局BS3,BS4,BS6,BS7,BS8,BS10,BS13,BS15,BS16はアクティブ基地局ではないと決定されてスリープ状態となっている。従って、これらのサブ基地局BS3,BS4,BS6,BS7,BS8,BS10,BS13,BS15,BS16のワイヤレスバックホール回線に係る送受信の消費電力量Bはゼロ(0)である。
同様に、(表1)の第3の候補(図5の(3)-4参照)において、例えばサブ基地局BS3,BS6,BS7,BS9,BS11,BS13,BS14,BS15はアクティブ基地局ではないと決定されてスリープ状態となっている。従って、これらのサブ基地局BS3,BS4,BS6,BS7,BS8,BS10,BS13,BS15,BS16のワイヤレスバックホール回線に係る送受信の消費電力量Bはゼロ(0)である。
更に、(表1)の第2の候補(図5の(2)-2参照)において、例えばサブ基地局BS10がスリープ状態となる以前に収容されていた端末(つまりサブ基地局BS10の通信エリアの端末)とのエアインターフェース回線に係る送受信は、近隣のアクティブ基地局(例えばサブ基地局BS11,BS9のそれぞれ)により略均等に担われていると考えられる。この場合、アクティブ基地局(例えばサブ基地局BS11,BS9のそれぞれ)は、スリープ状態となる以前のサブ基地局BS10のエアインターフェース回線に係る消費電力量A(=14)を「7」,「7」と均等に収容するようにそれぞれ自局の消費電力量Aを「27」(=20+7),「57」(=50+7)と演算する。
なお、上述した幾つかの例示は、説明を分かり易くするために限定的に列挙したものであって、(表1)に示されている数値例は、異なる他のサブ基地局間同士の関係にも同様に適用可能であることは言うまでもない。
無線システム消費電力推定部54は、コア基地局10およびサブ基地局20のそれぞれでの送信電力を最大値から可変が可能であるか否かも鑑みて無線システム100全体の消費電力量を推定演算してもよい。これは、基地局(具体的にはコア基地局10、サブ基地局20)の送信電力をMCSの低ランク化に影響を及ぼさない範囲で低減する送信電力制御が可能となると、基地局の送信時の送信電力が低減可能となるためである。
決定部の一例としての無線システム構成決定部55は、抽出されたコア基地局10およびサブ基地局20の少なくとも一部の組み合わせごとの無線システム100全体の消費電力量の推定演算結果を用いて、アクティブ基地局とするためのサブ基地局20(言い換えると、全てのサブ基地局20のそれぞれの電源のオンオフの決定)を決定する。上述したように、アクティブ基地局には、コア基地局10は含まれる。無線システム構成決定部55は、それぞれのサブ基地局20をアクティブ基地局とするか否かの決定結果に基づいて、アクティブ基地局間をワイヤレスマルチホップで接続するためのワイヤレスマルチホップ経路信号S2を決定して生成し、ワイヤレスマルチホップ制御信号生成部56に送る。また、無線システム構成決定部55は、アクティブ基地局と決定されたサブ基地局の電源をオン状態に維持あるいは変更し、かつアクティブ基地局と決定されなかったサブ基地局をスリープ状態に移行あるいは維持させるための基地局ごとの基地局電源制御信号S4を生成し、送受信部57を介してコア基地局10に送る。この基地局電源制御信号S4は、コア基地局10から、該当するサブ基地局20に対して直接あるいはワイヤレスマルチホップで送られる。
ワイヤレスマルチホップ制御信号生成部56は、無線システム構成決定部55からのワイヤレスマルチホップ経路信号S2を含む、アクティブ基地局に相当するそれぞれのサブ基地局20にワイヤレスマルチホップの経路設定を指示する制御信号を生成し、送受信部57を介してコア基地局10に送る。この制御信号は、コア基地局10から、該当するアクティブ基地局として決定されたそれぞれのサブ基地局に対して直接あるいはワイヤレスマルチホップで送られる。
送受信部57は、ネットワーク管理サーバ50の通信インターフェースとしての機能を有し、コア基地局10と有線バックホール回線LLで接続し、コア基地局10と有線通信を行う。
履歴データベースの一例としてのサブ基地局電源オンオフ履歴データベースD1は、例えばHDD(Hard Disk Drive)あるいはSSD(Solid State Drive)を用いて構成される。サブ基地局電源オンオフ履歴データベースD1は、無線システム100を構成する全てのサブ基地局20(例えば図1のサブ基地局BS2~BS16)のそれぞれごとに、直前に演算された無線システム100の消費電力量の推定演算結果(推定結果の一例)とアクティブ状態あるいはスリープ状態の履歴とを対応付けて保持(保存)する。
サブ基地局グループデータベースD2は、例えばHDDあるいはSSDを用いて構成される。サブ基地局グループデータベースD2は、ユーザデータ信号Uを共有するべき隣接する複数のサブ基地局からなるグループ(以下、「データ共有グループ」と称する場合がある)に関する情報を保持する。例えば、図1の無線システム100の例では、コア基地局CND1とサブ基地局BS3,BS8,BS9とがデータ共有グループとなる。また、同図において、コア基地局CND1とサブ基地局BS5,BS12,BS11とがデータ共有グループとなる。なお、このデータ共有グループの構成は、図1に示されるように無線システム100を構成するそれぞれのサブ基地局BS2~BS16が置局された際に固定的に定められてもよいし、無線システム構成決定部55によってダイナミックに変更されてもよい。
サブ基地局間無線リンクMCSデータベースD3は、例えばHDDあるいはSSDを用いて構成される。サブ基地局間無線リンクMCSデータベースD3は、図1の無線システム100(具体的にはコア基地局CND1およびそれぞれのサブ基地局BS2~BS16)が置局された時に定まる基地局間の距離(既知)に基づき、基地局間とその基地局間の無線リンクのMCS値との対応関係を保持(保存)する。
<無線通信システムの動作>
次に、実施の形態1に係る無線システム100の動作について、図8および図9を参照して説明する。図8は、サブ基地局20の電源制御手順を時系列に示すタイミングチャートである。図9は、実施の形態1に係る無線システム100のネットワーク管理サーバ50の動作手順例を示すフローチャートである。
図8および図9において、ネットワーク管理サーバ50は、所定の収集期間(例えば5秒程度の数秒間のオーダ)の開始タイミングである時刻t(図8参照)に、無線システム100を構成する全てのサブ基地局BS2~BS16を一時的にアクティブ状態(言い換えると稼動状態)に移行するための制御信号と、全てのサブ基地局BS2~BS16がアクティブ状態となる時のワイヤレスマルチホップ経路信号S2とを無線システム構成決定部55において生成する。ネットワーク管理サーバ50は、ワイヤレスマルチホップ経路信号S2に従って、この制御信号を、コア基地局CND1を介して全てのサブ基地局BS2~BS16のそれぞれに送る(St1)。
全てのサブ基地局BS2~BS16のそれぞれは、一時的(具体的には、図8の時刻t~時刻tの期間)にアクティブ状態となる。コア基地局CND1および全てのサブ基地局BS2~BS16のそれぞれは、時刻t2s~t2eの期間(つまり接続希望端末識別子S3の収集期間)に、自局の通信エリアに収容される1台以上の端末のトラフィック分布(例えば接続希望端末識別子S3)を収集し、コア基地局CND1を介してネットワーク管理サーバ50に報告する。なお、(時刻t-時刻t)の期間と、(時刻t2e-時刻t2s)の期間とは同一である。ネットワーク管理サーバ50は、コア基地局CND1および全てのサブ基地局BS2~BS16のそれぞれから報告された通信エリアの接続端末数(言い換えると、端末のトラフィック分布(例えば接続希望端末識別子S3))をトラフィック分布収集部51において収集する(St1)。
なお、ネットワーク管理サーバ50は、上述した収集期間の終了タイミングである時刻t(図8参照)に、時刻t以前にスリープ状態であった一部のサブ基地局が存在していた場合にはそのサブ基地局を再びスリープ状態に移行させるための制御信号を無線システム構成決定部55において生成する。ネットワーク管理サーバ50は、この制御信号を、コア基地局CND1を介して該当するサブ基地局に送る。これにより、元々スリープ状態であったサブ基地局を再びスリープ状態に戻せるので、ステップSt1のトラフィック分布の収集期間にのみサブ基地局を限定的にアクティブ状態とすることで無線システム100の消費電力量全体としての低減が可能となる。
ステップSt2~St6の処理は、図8に示す時刻t~tの間に実行される。
具体的には、ネットワーク管理サーバ50は、トラフィック分布収集部51の収集結果(つまり、エアインターフェース回線に関するトラフィック条件)と、それぞれのサブ基地局20の電源オンオフの状態PW(i)の想定される組み合わせとに基づいて、エアインターフェース回線のトラフィックを収容可能なコア基地局10およびサブ基地局20の少なくとも一部の組み合わせを、エアインターフェーストラフィック収容性分析部52において分析して抽出する(St2)。
ネットワーク管理サーバ50は、サブ基地局グループデータベースD2とサブ基地局間無線リンクMCSデータベースD3とを用いて、ワイヤレスバックホール回線WBLのトラフィックを収容可能なコア基地局10およびサブ基地局20の少なくとも一部の組み合わせを、ステップSt2での分析結果から絞り込むようにバックホール回線トラフィック収容性分析部53において分析して抽出する(St3)。
ネットワーク管理サーバ50は、ステップSt2での分析結果とステップSt3での分析結果とサブ基地局電源オンオフ履歴データベースD1とサブ基地局グループデータベースD2とを用いて、抽出されたコア基地局10およびサブ基地局20の少なくとも一部の組み合わせごとの無線システム100全体の消費電力量を無線システム消費電力推定部54において推定演算する(St4)。
ネットワーク管理サーバ50は、例えば時刻tに、抽出されたコア基地局10およびサブ基地局20の少なくとも一部の組み合わせごとの無線システム100全体の消費電力量の推定演算結果を用いて、アクティブ基地局とするためのサブ基地局20(言い換えると、全てのサブ基地局20のそれぞれの電源のオンオフの決定を示すPW(i))を無線システム構成決定部55において決定する(St5)。
ネットワーク管理サーバ50は、例えば時刻tに、それぞれのサブ基地局20をアクティブ基地局とするか否かの決定結果に基づいて、アクティブ基地局間をワイヤレスマルチホップで接続するためのワイヤレスマルチホップ経路信号S2を無線システム構成決定部55において決定して生成する(St6)。また、ネットワーク管理サーバ50は、アクティブ基地局と決定されたサブ基地局の電源をオン状態に維持あるいは変更し、かつアクティブ基地局と決定されなかったサブ基地局をスリープ状態に移行あるいは維持させるための基地局ごとの基地局電源制御信号S4を無線システム構成決定部55において生成し、コア基地局10に送る(St6,St7)。この制御信号は、コア基地局10から、該当するアクティブ基地局として決定されたそれぞれのサブ基地局に対して直接あるいはワイヤレスマルチホップで送られる。その後、無線システム100の運用が次のトラフィック情報収集周期(例えば30分間~3時間)の開始タイミングとなる時刻になるまで継続される。トラフィック情報収集周期は、無線システム100の運用中の消費電力量を、メモリM3に記憶される所定の消費電力量基準を満たすために、無線システム100において必要となるトラフィックの時間変動を考慮して周期的にアクティブ基地局を見直すための周期を示す。なお、トラフィック情報収集周期が30分間~3時間としたのはあくまで一例であって、限定されないことは言うまでもない。
トラフィック情報収集期間が経過した場合には(St8、YES)、ネットワーク管理サーバ50の処理はステップSt1に戻る。一方、トラフィック情報収集期間が経過していない場合には(St8、NO)、トラフィック情報収集期間が経過するまでネットワーク管理サーバ50の動作は待機状態となる。
以上により、実施の形態1に係る無線システム100は、基幹ネットワークCNWに接続されるコア基地局10と、コア基地局10とワイヤレスマルチホップで接続される複数のサブ基地局20とを含む複数の基地局と、基幹ネットワークCNWに配され、コア基地局10と通信するネットワーク管理サーバ50と、を含む。ネットワーク管理サーバ50は、複数の基地局のそれぞれの通信エリアに収容される1台以上の端末のトラフィック条件を所定期間収集し、トラフィック条件および所定の消費電力量基準を満たす、コア基地局10と複数のサブ基地局20の少なくとも一部との組み合わせをアクティブ基地局として決定する。ネットワーク管理サーバ50は、アクティブ基地局をワイヤレスマルチホップで接続する経路情報を決定してアクティブ基地局に通知するとともに、アクティブ基地局以外の他基地局に、消費電力量を低減可能なスリープ状態とするスリープ指示を送る。
これにより、無線システム100は、トラフィック量の時間変動に応じて、無線通信における所要のシステム容量の確保と無線システム100の必要最小限の消費電力量への抑圧とを両立できる。即ち、端末にとってコア基地局10あるいはサブ基地局20と接続する伝送距離が短縮されるために高いMCS値の享受が可能となり、データ送受信所要時間が短縮できる。従って、端末および小セル5G基地局の消費電力低減に寄与する。また、多数の小セル5G基地局が存在するために基地局当りの接続端末数は低減することで、データ送受信所要時間が短縮できる。従って、端末および小セル5G基地局の消費電力低減に寄与する。
また、ネットワーク管理サーバ50は、トラフィック条件の収集を繰り返して行い、収集の度にトラフィック条件および消費電力量基準を満たすアクティブ基地局を決定する。これにより、無線システム100は、時々刻々と変動し得るトラフィックの条件に応じて、適応的にアクティブ基地局を決定できて、無線システム100の消費電力量を抑圧できる。
また、ネットワーク管理サーバ50は、複数の基地局のそれぞれとそれぞれの自局の通信エリアに収容される1台以上の端末との間のエアインターフェース回線に関する第1トラフィック条件と複数のサブ基地局20のそれぞれとの間のワイヤレスバックホール回線に関する第2トラフィック条件とを満たす、コア基地局10と複数のサブ基地局20の少なくとも一部との組み合わせをアクティブ基地局として決定する。これにより、無線システム100は、無線システム100を構成するコア基地局10およびサブ基地局20のそれぞれの稼動時に必要となる消費電力量の高精度な推定が可能となるので、消費電力量を適応的に抑圧しながらも安定的な無線通信のトラフィックの提供を支援できる。
また、ネットワーク管理サーバ50は、第1トラフィック条件および第2トラフィック条件を満たすコア基地局10と複数のサブ基地局20の少なくとも一部との組み合わせのそれぞれをアクティブ状態とする場合の消費電力量を推定し、消費電力量の推定結果と消費電力量基準とに基づいて、アクティブ基地局を決定する。これにより、無線システム100は、運用時において望まれる所定の消費電力量基準を満たせるコア基地局10およびサブ基地局20からなるアクティブ基地局を適応的に決定できる。
また、ネットワーク管理サーバ50は、所定期間(例えば5秒程度のトラフィック条件の収集期間)において、複数のサブ基地局20の全てをアクティブ状態とするアクティブ指示をそれぞれのサブ基地局20に送る。これにより、ネットワーク管理サーバ50は、無線システム100の運用時に、どのサブ基地局20の通信エリアにどの程度の端末の接続希望が存在しているかを概略的に把握できるので、時間的に変動し得るトラフィックの分布を適正に導出できる。
また、ネットワーク管理サーバ50は、所定期間(例えば5秒程度のトラフィック条件の収集期間)の後、所定期間の開始前にスリープ状態であったサブ基地局20にスリープ指示を送る。これにより、元々スリープ状態であったサブ基地局20を再びスリープ状態に戻せるので、トラフィック分布の収集期間にのみサブ基地局20を限定的にアクティブ状態とすることで無線システム100の消費電力量全体としての低減が可能となる。
また、複数の基地局のそれぞれは、所定期間(例えば5秒程度のトラフィック条件の収集期間)において、自局の通信エリアに収容される1台以上の端末とのデータ通信を行わず、自局とのデータ通信を要求する端末数に応じたトラフィック条件を収集してネットワーク管理サーバ50に報告する。これにより、コア基地局10および全てのサブ基地局20のそれぞれは、自局の通信エリアに収容される端末との間のユーザデータ信号の送受信を行わなくてよいので、その送受信に係る電力量を消費しなくて済み、無線システム100としての消費電力量の増大を抑制可能となる。
また、ネットワーク管理サーバ50は、複数のサブ基地局20のそれぞれの消費電力量の推定結果とアクティブ状態あるいはスリープ状態の履歴とを対応付けて保持するサブ基地局電源オンオフ履歴データベースD1を有し、サブ基地局電源オンオフ履歴データベースを用いて、アクティブ基地局を決定する。これにより、ネットワーク管理サーバ50は、例えば収集されたトラフィック条件が前回のトラフィック条件と同一あるいは類似する場合には、直前の履歴をそのままあるいは一部変更して使用できるので、アクティブ基地局の決定を迅速化でき、消費電力量の増大を部分的でも抑圧できる。
また、ネットワーク管理サーバ50は、消費電力量基準として、コア基地局10およびサブ基地局20のそれぞれが収集あるいは収集済みのユーザデータ信号を基幹ネットワークCNWに伝送する必要が無い場合にユーザデータ信号を共有する基地局グループ内にのみ伝送すればよいという条件に基づいて、コア基地局10およびサブ基地局20のそれぞれの消費電力量を推定する。これにより、ネットワーク管理サーバ50は、例えばサブ基地局グループデータベースD2に登録されている基地局グループ(例えば図1のサブ基地局BS3,BS8,BS9)にだけユーザデータ信号を共有できればよいという特性を有するユーザデータ信号を取り扱う場合、そのユーザデータ信号を送受信する範囲がその基地局グループ内で済むため、コア基地局10を介して基幹ネットワークCNWに伝送する場合に比べて無線システム100における消費電力量を低減できる。
また、サブ基地局20は、端末から送られるユーザデータ信号に、ユーザデータ信号のデータサイズを低減するデータ処理(例えば映像圧縮、データマイニング処理)を施すデータ処理部の一例としてのユーザデータ処理部26、を更に備える。サブ基地局20は、データ処理後のデータサイズを有するユーザデータ信号を、コア基地局10を介してネットワーク管理サーバ50に送る。これにより、ネットワーク管理サーバ50は、データ処理済みの(言い換えると、元のユーザデータ信号Uよりもデータサイズが低減された後の)ユーザデータ信号U’をそれぞれのサブ基地局20から受信して取得できるので、データサイズの低減が可能となるユーザデータ信号を扱えるサブ基地局をアクティブ基地局として優先的に決定することができ、無線システム100の消費電力量の低減に資することができる。
以上、添付図面を参照しながら実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、修正例、置換例、付加例、削除例、均等例に想到し得ることは明らかであり、それらについても本開示の技術的範囲に属すると了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
本開示は、トラフィック量の時間変動に応じて、無線通信における所要のシステム容量の確保と無線システムの必要最小限の消費電力量への抑圧とを両立する無線システム、電力効率制御方法、サーバおよび基地局として有用である。
10、CNS1 コア基地局
11、21 ワイヤレスマルチホップ経路管理部
12、22 周辺基地局無線回線品質監視部
13、23 アクセス回線送受信部
14、24 ワイヤレスマルチホップ下流側送受信部
15 有線バックホール送受信部
16、26 ユーザデータ処理部
20、BS2、BS3、BS4、BS5、BS6、BS7、BS8、BS9、BS10、BS11、BS12、BS13、BS14、BS15、BS16 サブ基地局
27 ワイヤレスマルチホップ上流側送受信部
28 基地局電源オンオフ制御部
29 基地局電源
51 トラフィック分布収集部
52 エアインターフェーストラフィック収容性分析部
53 バックホール回線トラフィック収容性分析部
54 無線システム消費電力推定部
55 無線システム構成決定部
56 ワイヤレスマルチホップ制御信号生成部
57 送受信部
100 無線システム
CND1 コア基地局
CNW 基幹ネットワーク
D1 サブ基地局電源オンオフ履歴データベース
D2 サブ基地局グループデータベース
D3 サブ基地局間無線リンクMCSデータベース
LL 有線バックホール回線
M1、M2、M3 メモリ
S1 周辺基地局無線回線品質信号
S2 ワイヤレスマルチホップ経路信号
S3 接続希望端末識別子
S4 基地局電源制御信号
S5 電源オンオフ信号
U、U’ ユーザデータ信号
WMDBs ワイヤレスマルチホップ下流側基地局
WMUBs ワイヤレスマルチホップ上流側基地局
WBL ワイヤレスバックホール回線

Claims (18)

  1. 基幹ネットワークに接続される第1基地局と、前記第1基地局と無線マルチホップで接続される複数の第2基地局とを含む複数の基地局と、
    前記基幹ネットワークに配され、前記第1基地局と通信するサーバと、を含み、
    前記サーバは、
    前記複数の基地局のそれぞれの通信エリアに収容される1台以上の端末のトラフィック条件を所定期間収集し、
    前記トラフィック条件および所定の消費電力量基準を満たす、前記第1基地局と前記複数の第2基地局の少なくとも一部との組み合わせをアクティブ基地局として決定し、
    前記アクティブ基地局を無線マルチホップで接続する経路情報を決定して前記アクティブ基地局に通知するとともに、前記アクティブ基地局以外の他基地局に、消費電力量を低減可能なスリープ状態とするスリープ指示を送り、
    前記トラフィック条件は、前記複数の基地局のそれぞれとそれぞれの自局の通信エリアに収容される1台以上の端末との間のエアインターフェース回線に関する第1トラフィック条件と前記複数の第2基地局のそれぞれとの間の無線バックホール回線に関する第2トラフィック条件とを含む
    無線システム。
  2. 前記サーバは、
    前記トラフィック条件の収集を繰り返して行い、前記収集の度に前記トラフィック条件および前記消費電力量基準を満たす前記アクティブ基地局を決定する、
    請求項1に記載の無線システム。
  3. 前記サーバは、
    前記第1トラフィック条件および前記第2トラフィック条件を満たす前記第1基地局と前記複数の第2基地局の少なくとも一部との組み合わせのそれぞれをアクティブ状態とする場合の消費電力量を推定し、前記消費電力量の推定結果と前記消費電力量基準とに基づいて、前記アクティブ基地局を決定する、
    請求項に記載の無線システム。
  4. 前記サーバは、
    前記所定期間において、前記複数の第2基地局の全てをアクティブ状態とするアクティブ指示をそれぞれの前記第2基地局に送る、
    請求項1に記載の無線システム。
  5. 前記サーバは、
    前記所定期間の後、前記所定期間の開始前にスリープ状態であった前記第2基地局に前記スリープ指示を送る、
    請求項に記載の無線システム。
  6. 前記複数の基地局のそれぞれは、
    前記所定期間において、前記自局とのデータ通信を要求する端末数に応じたトラフィック条件を収集して前記サーバに報告する、
    請求項に記載の無線システム。
  7. 前記サーバは、
    前記複数の第2基地局のそれぞれの消費電力量の推定結果とアクティブ状態あるいはスリープ状態の履歴とを対応付けて保持する履歴データベースを有し、前記履歴データベースを用いて、前記アクティブ基地局を決定する、
    請求項1に記載の無線システム。
  8. 前記サーバは、
    前記消費電力量基準として、前記第1基地局および前記第2基地局のそれぞれが収集あるいは収集済みのユーザデータ信号を前記基幹ネットワークに伝送する必要が無い場合に前記ユーザデータ信号を共有する基地局グループ内にのみ伝送すればよいという条件に基づいて、前記第1基地局および前記第2基地局のそれぞれの前記消費電力量を推定する、
    請求項に記載の無線システム。
  9. 基幹ネットワークに接続される第1基地局と、前記第1基地局と無線マルチホップで接続される複数の第2基地局とを含む複数の基地局と、
    前記基幹ネットワークに配され、前記第1基地局と通信するサーバと、を含む無線システムにより実行される電力効率制御方法であって、
    前記複数の基地局のそれぞれの通信エリアに収容される1台以上の端末のトラフィック条件を所定期間収集し、
    前記トラフィック条件および所定の消費電力量基準を満たす、前記第1基地局と前記複数の第2基地局の少なくとも一部との組み合わせをアクティブ基地局として決定し、
    前記アクティブ基地局を無線マルチホップで接続する経路情報を決定して前記アクティブ基地局に通知するとともに、前記アクティブ基地局以外の他基地局に、消費電力量を低減可能なスリープ状態とするスリープ指示を送り、
    前記トラフィック条件は、前記複数の基地局のそれぞれとそれぞれの自局の通信エリアに収容される1台以上の端末との間のエアインターフェース回線に関する第1トラフィック条件と前記複数の第2基地局のそれぞれとの間の無線バックホール回線に関する第2トラフィック条件とを含む
    電力効率制御方法。
  10. 前記トラフィック条件の収集を繰り返して行い、前記収集の度に前記トラフィック条件および前記消費電力量基準を満たす前記アクティブ基地局を決定する、
    請求項に記載の電力効率制御方法。
  11. 前記第1トラフィック条件および前記第2トラフィック条件を満たす前記第1基地局と前記複数の第2基地局の少なくとも一部との組み合わせのそれぞれをアクティブ状態とする場合の消費電力量を推定し、前記消費電力量の推定結果と前記消費電力量基準とに基づいて、前記アクティブ基地局を決定する、
    請求項に記載の電力効率制御方法。
  12. 前記所定期間において、前記複数の第2基地局の全てをアクティブ状態とするアクティブ指示をそれぞれの前記第2基地局に送る、
    請求項に記載の電力効率制御方法。
  13. 前記所定期間の後、前記所定期間の開始前にスリープ状態であった前記第2基地局に前記スリープ指示を送る、
    請求項12に記載の電力効率制御方法。
  14. 前記所定期間において、前記自局とのデータ通信を要求する端末数に応じたトラフィック条件を収集して前記サーバに報告する、
    請求項12に記載の電力効率制御方法。
  15. 前記複数の第2基地局のそれぞれの消費電力量の推定結果とアクティブ状態あるいはスリープ状態の履歴とを対応付けて保持する履歴データベースを用いて、前記アクティブ基地局を決定する、
    請求項に記載の電力効率制御方法。
  16. 前記消費電力量基準として、前記第1基地局および前記第2基地局のそれぞれが収集あるいは収集済みのユーザデータ信号を前記基幹ネットワークに伝送する必要が無い場合に、前記ユーザデータ信号を共有する基地局グループ内にのみ伝送すればよいという条件に基づいて、前記第1基地局および前記第2基地局のそれぞれの前記消費電力量を推定する、
    請求項11に記載の電力効率制御方法。
  17. 基幹ネットワークに接続される第1基地局と無線マルチホップで接続される基地局であって、
    自局の通信エリアに収容される1台以上の端末のトラフィック条件を所定期間収集し、
    前記トラフィック条件を、前記基幹ネットワークに配されるサーバと通信する前記第1基地局に送る通信部と、
    前記トラフィック条件および所定の消費電力量基準を満たすアクティブ基地局であるか否かの決定結果に基づいて、自局のアクティブ状態あるいはスリープ状態を制御する制御部と、
    前記決定結果に基づいて自局が前記アクティブ基地局であると判断した場合に、前記サーバから前記第1基地局を介して送られる無線マルチホップの経路情報に基づいて、前記無線マルチホップの経路を設定する経路管理部と、
    前記端末から送られるユーザデータ信号に、前記ユーザデータ信号のデータサイズを低減するデータ処理を施すデータ処理部と、を備え
    前記通信部は、前記データ処理後のデータサイズを有するユーザデータ信号を、前記第1基地局を介して前記サーバに送る、
    基地局。
  18. 前記制御部は、
    前記決定結果に基づいて自局が前記アクティブ基地局でないと判断した場合に、前記サーバから前記第1基地局を介して送られるスリープ指示に基づいて、自局の動作モードを前記スリープ状態に移行する、
    請求項17に記載の基地局。
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