JP4649765B2 - インクジェットプリンタシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェットプリンタシステムに関し、特にエラーなどに迅速に対処可能なインクジェットプリンタシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェットプリンタは、雑音が少ないことやカラー化が容易なことで、産業用、パーソナル用向け出力機として急速に普及してきている。インクジェット用インクも用途に応じて、パーソナル用として水性インク、産業用としては、例えば、印刷プルーフ用として顔料インク、捺染用として分散インク、反応性インクや酸性インク、液晶用として溶剤インクが用いられている。このように種々のインクへの対応が必要不可欠となってきて、種々の媒体へのプリントへの応用が期待されてきている。
【0003】
【発明が解決使用とする課題】
このように種々の産業への展開を図る場合、装置の安定が重要な課題の一つとなる。しかるに、現状のインクジェットプリンタは、プリント速度などの問題からパーソナル用として普及してきたため、産業用として使用される過酷な条件に対して必ずしも十分な耐久性を有しているとはいえない場合がある。具体的には、設置された環境下で生じる電気的なノイズによるプリンタ本体と制御装置間の通信不良、或いは温度、湿度などによる不安定な出射、更には媒体の不安定さによるへッドノズルの目詰まりなどがあり、ユーザーは品質に関して必ずしも十分な満足感が得られないことがあるという問題があった。
【0004】
このような問題の根本的な解決は、インクジェットプリンタを完全なものとすることで行えるものの、現状の技術では、全ての産業用インクジェットプリンタで全く問題が生じないようにすることは困難である。しかしながら、ユーザーの要求を満たさなければ、優れた特徴を有していても産業用インクジェットプリンタの拡販は達成できないという実状がある。
【0005】
そこで、産業用インクジェットプリンタの根本的解決がなされるまでの間、対処療法として、インクジェットプリンタにエラーが生じた場合、これを迅速にフィードバックして、エラーが生じないような修正を施すことが考えられる。ここで、迅速な対処のためには、インクジェットプリンタ毎にサービスマンを配置して、エラーにいち早く対応させることが好ましい。ところが、1台のインクジェットプリンタに1人のサービスマンを担当させることは、実際問題として不可能であるため、サービスマンがインクジェットプリンタから地理的に離れたサービスセンターなどに常駐し、ユーザーからの不満に関する情報やエラー発生情報等を待つというシステムをとらざるを得ない。
【0006】
しかしながら、かかるシステムでは、ユーザーからの情報を待つという受動的な対応となるので、対応が遅れがちになり、迅速な対処という観点からは問題がある。又、開発時には予期し得ない本来とは異なるソフトウェアの使い勝手に対するユーザーの不満や、一部のユーザーの要求に応じて色のカスタマイズが行われた場合、他のユーザーがその色を使えないなどの不満もある。
【0007】
上記問題を解決するために、例えばコピーマシンに関しては、特開平7−200797号公報において、パフォーマンス品質に対するユーザーの正確な不満足を知らせる方法として、装置に取り付けられた対話ボタンを通じて、自動調整やサービスマンの派遣などを行う方法が開示されている。
【0008】
しかしながら、産業用インクジェットプリンタは、ある程度規格化されたコピーマシンとは異なり、個々のユーザー毎に要求が異なるため、それぞれ別の不満が生じ、一様な対応ができないという固有の問題がある。したがって、電話などによるユーザーの情報は、極めて限られたものになることから、サービスセンターの担当者は、個々のユーザーの状況を把握する必要が生じ、実際に現地に出向かない限り実質的に対応することが不可能であった。例えば、捺染用インクジェットプリンタでは、ユーザーごとに媒体である布帛の織りが異なり、標準に準備された色変換ソフトでは不満が生じることがあるが、電話などによるユーザーの情報では、どのような色を表現したいのか、サービスセンターの担当者は的確に把握することができないの一般的である。
【0009】
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、例えばサービスセンターなどで、ユーザーから情報を得ることなく、インクジェットプリンタのプリンタ制御部より直接情報を取得することで、いち早く不具合を解消することができるインクジェットプリンタシステムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のインクジェットプリンタシステムは、前記プログラムに基づいて捺染用インクジェットプリンタを制御するプリンタ制御部と、前記プリンタ制御部に接続された外部制御装置と、前記外部制御装置とネットワークを介して接続される中央制御装置と、を有し、
前記外部制御装置を介して前記中央制御装置に、捺染する媒体又はインクに関する情報が入力された場合、前記中央制御装置は、入力された情報に応じたアプリケーションソフトを前記外部制御装置に提供し、前記外部制御装置の前記アプリケーションソフトに従い、前記プリンタ制御部により前記捺染用インクジェットプリンタが動作することを特徴とする。
【0011】
【作用】
本発明のインクジェットプリンタシステムは、所定のプログラムを記憶しており、前記プログラムに基づいてインクジェットプリンタを制御するプリンタ制御部と、前記プリンタ制御部に接続された外部制御装置と、前記外部制御装置とネットワークを介して接続される中央制御装置と、を有し、前記外部制御装置は、前記プリンタ制御部から動作に関する情報を取得し、前記中央制御装置は、前記外部制御装置が取得した前記動作に関する情報を取得し、それに応じて制御に関する情報を前記外部制御装置に提供し、前記外部制御装置は、前記中央制御装置から提供された前記制御に関する情報が自己に対するものと判断すればそれを記憶し、前記制御に関する情報が前記プリンタ制御部に対応するものと判断すればそれを前記プリンタ制御部に提供するので、例えば前記中央制御装置をサービスセンターなどに設置することで、前記インクジェットプリンタを遠隔的に監視することができ、またエラーなどのトラブルが発生した場合、前記中央制御装置が、その内容をネットワークを介して取得し迅速に解析することができ、更には、トラブル対策のプログラムなどを前記制御に関する情報としてネットワークを介して前記外部制御装置又は前記プリンタ制御部へと提供することで、前記インクジェットプリンタを迅速に復旧させることが可能となる。ここで、「プリンタ制御部」とは、インクジェットプリンタ内部に設けられ、所定のプログラムとして例えばファームウェアなどを記憶したものをいい、外部制御装置とは、インクジェットプリンタの外部に設けられアプリケーションソフトなどを記憶したパソコンのようなものをいう。
【0012】
従って、前記外部制御装置が前記プリンタ制御部から取得する前記動作に関する情報は、エラー情報を含むと、前記中央制御装置がエラーの解析を行えるので好ましい。
【0013】
【作用】
本発明のインクジェットプリンタシステムにおいて、前記外部制御装置は、前記プリンタ制御部から動作に関する情報を取得し、前記中央制御装置は、前記外部制御装置が取得した前記動作に関する情報を取得し、それに応じて制御に関する情報を前記外部制御装置に提供し、前記外部制御装置は、前記中央制御装置から提供された前記制御に関する情報が自己に対するものと判断すればそれを記憶し、前記制御に関する情報が前記プリンタ制御部に対応するものと判断すればそれを前記プリンタ制御部に提供するので、例えば前記中央制御装置をサービスセンターなどに設置することで、前記インクジェットプリンタを遠隔的に監視することができ、またエラーなどのトラブルが発生した場合、前記中央制御装置が、その内容をネットワークを介して取得し迅速に解析することができ、更には、トラブル対策のプログラムなどを前記制御に関する情報としてネットワークを介して前記外部制御装置又は前記プリンタ制御部へと提供することで、前記インクジェットプリンタを迅速に復旧させることが可能となる。ここで、「プリンタ制御部」とは、インクジェットプリンタ内部に設けられ、所定のプログラムとして例えばファームウェアなどを記憶したものをいい、外部制御装置とは、インクジェットプリンタの外部に設けられアプリケーションソフトなどを記憶したパソコンのようなものをいう。
【0014】
更に、前記制御に関する情報は、前記外部制御装置又は前記プリンタ制御部が記憶しているプログラムを修正又は更新するための情報を含むと好ましい。ここで、プログラムには、アプリケーションソフトやファームウェアを含む。
【0015】
又、前記プリンタ制御部は、エラーの履歴情報を記憶し、前記動作に関する情報の一部として前記外部制御装置に提供すると好ましい。エラーの履歴情報は、エラーの解析に役立つからである。
【0016】
更に、前記インクジェットプリンタは、捺染用インクジェットプリンタであると好ましい。捺染固有の問題(色合わせ等)を迅速に解消できるので好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本実施の形態にかかるインクジェットプリンタシステムの概略構成図である。図2は、インクジェットプリンタにおけるプリンタ部の機械的構成を示す図である。
【0018】
図1において、サービスセンターAに設置された中央制御装置としてのサーバー11は、インターネットもしくは公衆回線(モデム、中継局を有線もしくは無線で結ぶものを含む)などのネットワークNを介して、ユーザーBに設置された外部制御装置としてのパソコン21,ユーザーCに設置された外部制御装置としてのパソコン21’に接続されている。パソコン21,21’は、それぞれインクジェットプリンタ22,22’に接続されている。サーバー11と、パソコン21,21’と、後述する制御基板9、9’とでインクジェットプリントシステムを構成する。尚、パソコン21,21’と、インクジェットプリンタ22,22’とは、ユーザーに応じてカスタマイズされた部分を除けば、基本的に同一構成であるので、以下、パソコン21とインクジェットプリンタ22を例に取り説明する。
【0019】
図2を参照して、インクジェットプリンタ22について説明する。キャリッジ2は、ヘッド10と、ヘッドドライバ(図示せず)を収めた樹脂性のケースである。キャリッジ2に収められたヘッドドライバ(不図示)は、例えばICで構成されており、キャリッジ2から引き出されたフレキシブルケーブル5で制御基板(プリンタ制御部)9と接続されている。制御基板9は、パソコン21に通信可能に接続されている。
【0020】
キャリッジ2は、キャリッジ駆動機構6によって図中矢印で示した主走査方向(X方向)に往復移動される。キャリッジ駆動機構6は、モータ6a、プーリ6b、歯付きベルト6c、ガイドレール6dを含んで構成されていて、キャリッジ2は歯付きベルト6cに固着されている。
【0021】
モータ6aによりプーリ6bが回転すると、歯付きベルト6cに固着されたキャリッジ2は図中矢印X方向に沿って移動させられる。ガイドレール6dは、互いに平行な2本の円柱で、且つキャリッジ2の挿通穴を貫通していてキャリッジ2が滑走するようにしてある。
【0022】
このため歯付きベルト6cはキャリッジ2の自重では撓まないし、キャリッジ2の往復移動の方向は一直線上となる。モータ6aの回転方向を逆転すればキャリッジ2が移動する向きを変更でき、回転数を変更すればキャリッジ2の移動速度を変更することも可能である。インクカートリッジ(図示せず)は内部にインクタンクを有している。インクタンクのインク供給口はインクカートリッジをキャリッジ2にセットしてインク供給パイプと接続されると開口し、接続が解除されると閉鎖され、ヘッド10にインクが供給される。
【0023】
キャリッジ2にはヘッド10が設けられている。このヘッド10の背面には、吐出用のY、M、C、Kの各色のインクを納めたインクカートリッジが着脱自在に配置されている。なお、インクカートリッジについては図示を省略している。フレキシブルケーブル5はデータ転送手段にかかり、可撓性を有するフィルムに、データ信号線、電源線等を含む配線パターンをプリントしたもので、キャリッジ2と制御基板9との間でデータを転送し、キャリッジ2の移動に追従する。
【0024】
エンコーダ7は樹脂の透明なフィルムに所定の間隔で目盛りをつけたもので、この目盛りをキャリッジ2に設けた光センサにより検出して、キャリッジ2の移動速度や位置、移動方向を検知する。紙搬送機構8は図中矢印Yで示した副走査方向に記録紙Pを搬送させる機構で、搬送モータ8a、搬送ローラー対8b、8cを含んで構成される。搬送ローラー対8bと搬送ローラー対8cは搬送モータ8aにより駆動されて、図示せぬギア列によって略等しいが搬送ローラー対8cが極わずかに速い周速で回転するローラー対である。
【0025】
記録媒体Pは給紙機構(図示せず)から送り出されてから一定速度で回転させられている搬送ローラー対8bに挟持され、給紙ガイド(図示せず)によって副走査方向に搬送の向きを修正させられたうえで搬送ローラー対8cに挟持されて搬送される。
【0026】
搬送ローラー対8cの周速は搬送ローラー対8bよりも極わずか速いので、記録媒体Pは弛みを発生させずに記録部を通過する。また記録媒体Pが副走査方向に移動する速度は一定の速度に設定する。
【0027】
このようにして記録媒体Pを副走査方向に一定速度で移動させつつ、キャリッジ2を主走査方向に一定速度で移動させ、ヘッド10から吐出したインクを付着させて記録媒体Pの片面の所定範囲に画像を記録する。
【0028】
次に、本実施の形態にかかるインクジェットプリンタシステムの動作について説明する。制御基板9の不図示のメモリには、ファームウェアと呼ばれるプログラムが記憶されており、それに基づいてインクジェットプリンタ22が動作するようになっている。一方、パソコン21には、プリンタドライバ(アプリケーションソフト)が記憶されており、これに基づいて、例えばRGB方式などの一般的な画像データを、適切なインクジェット用データに変換した後、制御基板9に送信するようになっている。
【0029】
ところで、インクジェットプリンタ22、22’の動作状況を含む動作に関する情報は、パソコン21、21’から定期的もしくは不定期のタイミングで、ネットワークNを介してサーバー11に送信されるようになっている。従って、サービスステーションAでは、ユーザーB、Cのインクジェットプリンタ22,22’を遠隔的に監視できるようになっている。
【0030】
ここで、インクジェットプリンタ22にエラーが発生した場合、パソコン21には、それ以前の履歴情報が記憶されているので、エラーに関する情報と履歴情報とがサーバー11に送信される。サーバー11又はサービスマンは、エラー情報を履歴情報から参照することで、トラブル対応策を検討し、ファームウェア又はプリンタドライバを更新することで、エラーを回避できると判断した場合、サーバー11から新たなファームウェア又はプリンタドライバを、制御に関する情報としてパソコン21に提供する。パソコン21は、サーバー11から提供されたものがプリンタドライバであれば、自己が記憶しているプリンタドライバと置換することで更新し、一方、サーバー11から提供されたものがファームウェアであれば、制御基板9に送信することで、不図示のメモリ中のファームウェアを更新することができる。尚、パソコン21に送信される情報には、ユーザーBに対して、エラー復旧のために必要な処置を知らせる診断情報を含んでいても良い。
【0031】
更に、インクジェットプリンタにおける電気基板の破損及び駆動系の破損などは、それらを監視する不図示のセンサにより検出できるので、かかるセンサからの情報を、履歴情報と共にパソコン21に記憶し、サーバー11に送信することができる。
【0032】
このようなハードウェアのトラブルについては、必ずしもサーバー11から提供される制御に関する情報で復旧されることができるわけではないが、パソコン21から提供された情報内容によって発生個所が明確になるので、サービスマンを派遣するにしても、修理内容を予め把握でき、又場合によっては交換部品を持参するので、より迅速な復旧が可能となる。
【0033】
一例を挙げると、例えばキャリッジ2を動作させるモータ6aが破損した場合、モータ6aを駆動させるパルス信号に異常値が生じたことが制御基板9を介してわかる。具体的には該異常値が0である場合は、モータ6aが駆動していないことがわかり、モータ6aの故障を予測でき、新品のモータ6aを持参したサービスマンを現地へ派遣して修理させることができる。一方、該異常値が0ではない異常数値である場合は、ファームウェアのソフト的エラーである可能性があり、かかる場合には、サーバー11からファームウェアを更新するための情報をパソコン21に送信することによって復旧できる可能性がある。
【0034】
尚、ユーザーがカスタマイズを要求するような場合は、そのユーザー専用のアプリケーションソフトをサーバー11からパソコン21に提供することで、アプリケーションソフトの書き換えができる。かかる場合、ユーザーBは、まずサービスステーションAに、所望するカスタマイズの内容を連絡しなければならないが、サービスマンが現地に出向いて、アプリケーションソフトを再インストールする必要はなく迅速な態様が可能であるし、例えばタイマーをセットしておけば、インクジェットプリンタの可動が停止する深夜に、サーバー21から提供されたアプリケーションソフトを自動的に書き換えることができ、それによりインクジェットプリンタ22の稼働率を低下させることを抑制できる。
【0035】
ここで、アプリケーションソフトについて説明する。ここでいうアプリケーションソフトは、プリントする画像の編集機能を示し、プリンタを制御するドライバソフトとは異なる。つまり、一般的な制御ソフトとは、性質を異ならせたものである。
【0036】
ここでいうアプリケーションソフトは、捺染独特の画像編集機能を有している。一般的に、アパレル関連の捺染では、画像編集として、千鳥貼りつけが行われる。これは、小さな画像を縦方向や横方向に繰り返して貼りつける方法であって、画像の周期的な絵柄を防止するために例えば、1/2、1/3などずらしながら貼りつける。一方、タペストリーやバナーの場合は、大きな画像を一枚貼りつけることが多い。アパレルの捺染の場合は、この小さな画像を繰り返して、幅1.6mで、長さ50mなど一反物としてプリントし続けることが必要となる。この時のアプリケーションソフトとしては、初期の繰り返し画像を画像変換した後、サーバを介して繰り返し送信し、プリントする機能を有するようなものが望まれている。つまり、画像の一括処理をした後プリントするものである。一方、タペストリーの場合は、大きな画像を数lineごと順次画像変換して、プリントする。つまり、画像変換とプリントを同時に行うことが要求される。本実施の形態によれば、このようなユーザーの異なる要望に対して、遠隔的にアプリケーションソフトを変更することができる。
【0037】
一方、捺染では、媒体の種類、つまり綿、絹、ポリエステルなどに応じて、インクを異ならせることも考えられる。例えばユーザーは、季節や業界動向により、当初予定していたインクジェット捺染媒体を、綿から絹などに変更したい場合がある。この場合、インクの交換が必要になるが、かかる場合、インクカートリッジを交換するだけでは足りない。例えば所望の色を形成するための比率は、インク毎に異なるからである。よって、交換後のインクにあったアプリケーションソフトとして、画像変換ソフト(カラーテーブルすなわちRGB信号とYMCK信号の変換テーブルなどを含む)を変更する必要がある。本実施の形態によれば、遠隔的に画像変換ソフトの変更を行え、かつユーザー毎になされた変更をサービスセンターで把握でき、ユーザーの動向も掴め、インク生産調整などが可能となる。具体的には、ユーザーBは、所望の色に関する情報を送信するだけで、サービスステーションA側でカラーテーブルを作成して、指定された場所(ここではパソコン21)にサーバー11からネットワークNを介して提供することができる。
【0038】
以上、本発明を実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈されるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることはもちろんである。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、例えばサービスセンターなどで、ユーザーから情報を得ることなく、インクジェットプリンタのプリンタ制御部より直接情報を取得することで、いち早く不具合を解消することができるインクジェットプリンタシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態にかかるインクジェットプリンタシステムの概略構成図である。
【図2】インクジェットプリンタの機械的構成を示す図である。
【符号の説明】
9,9’ 制御基板
11 サーバー
21、21’ パソコン
22,22’ インクジェットプリンタ
Claims (5)
- 所定のプログラムを記憶しており、前記プログラムに基づいて捺染用インクジェットプリンタを制御するプリンタ制御部と、前記プリンタ制御部に接続された外部制御装置と、前記外部制御装置とネットワークを介して接続される中央制御装置と、を有し、
前記外部制御装置を介して前記中央制御装置に、捺染する媒体又はインクに関する情報が入力された場合、前記中央制御装置は、入力された情報に応じたアプリケーションソフトを前記外部制御装置に提供し、前記外部制御装置の前記アプリケーションソフトに従い、前記プリンタ制御部により前記捺染用インクジェットプリンタが動作することを特徴とするインクジェットプリンタシステム。 - 前記外部制御装置は、前記プリンタ制御部から動作に関する情報を取得し、前記中央制御装置は、前記外部制御装置が取得した前記動作に関する情報を取得し、それに応じて制御に関する情報を前記外部制御装置に提供し、
前記外部制御装置は、前記中央制御装置から提供された前記制御に関する情報が自己に対するものと判断すればそれを記憶し、前記制御に関する情報が前記プリンタ制御部に対応するものと判断すればそれを前記プリンタ制御部に提供し、
前記外部制御装置が前記プリンタ制御部から取得する前記動作に関する情報は、エラー情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタシステム。 - 前記中央制御装置が前記外部制御装置に提供する前記制御に関する情報は、診断情報を含むことを特徴とする請求項2に記載のインクジェットプリンタシステム。
- 前記制御に関する情報は、前記外部制御装置又は前記プリンタ制御部が記憶しているプログラムを修正又は更新するための情報を含むことを特徴とする請求項2又は3に記載のインクジェットプリンタシステム。
- 前記プリンタ制御部は、エラーの履歴情報を記憶し、前記動作に関する情報の一部として前記外部制御装置に提供することを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載のインクジェットプリンタシステム。
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