JP4648064B2 - 空気調和機用屋根装置 - Google Patents
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Description
また、この空気調和機用屋根装置によれば、上ステーが前後の支柱に対し前後方向にスライドさせながら位置調整できるように取り付けられているので、屋根部材を前後方向に容易に位置調整できる。また、屋根板を前後方向に並べて屋根部材を組み立てると、隣接する屋根板相互の接合部に、上ステーに対し屋根部材を取り付けるためのナットを左右方向にスライド可能に保持することのできる袋状凹溝が形成される。したがって、この空気調和機用屋根装置によれば袋状凹溝を安価に製作することができる。また、この袋状凹溝内に保持されたナットに対し、上ステーに設けられたボルト穴を介してボルトを締結することにより屋根部材を上ステーに対し左右方向に大きくスライドさせながら位置調整できる。
また、この空気調和機用屋根装置によれば、支持部材と屋根部材との相対位置関係を左右前後方向に容易に調整することができるので、設置場所の状況に対応して支持部材に対する屋根部材の位置を調整することができる。例えば、積雪地域において庇などの小屋根のない外壁面に沿って本空気調和機用屋根装置を使用する場合であって、外壁面に突出部がない場合には、屋根部材の後端部が外壁面に接触するように、支持部材に対する屋根部材の位置を後面側にずらせるように調整することができる。このように支持部材に対する屋根部材の位置を調整すると、空気調和機用屋根装置と外壁面との隙間に雪が降り込むのを少なくすることができ、室外機の送風機に巻き込まれる雪の量を軽減することができる。なお、屋根部材をこのように外壁面に接触する位置まで後面側へずらさないでいると、室外機の吸い込み側となる室外機と外壁面との間に雪が引き込まれ、支持部材の外壁面側に雪が多く積もる。この結果、積もった雪が室外機の送風機に巻き込まれ易くなる。そして、巻き込まれた雪が送風機又はその近傍で氷塊として成長して、送風機の運転に支障をきたすという事故を招き易くなる。また、庇などの小屋根のある外壁面に沿って本空気調和機用屋根装置を設置する場合には、支持部材の外壁面側に雪が引き込まれて積もる量も少なくなるので、支持部材に対する屋根部材の位置を、前後方向の中心位置を略合わせた標準取付位置とすることができる。また、このように庇などの小屋根がある外壁面において、出窓、水配管、ガス配管などの突出物が存在する位置に設置したい場合には、この突出物との干渉を避けるように、支持部材に対する屋根部材の位置を前面側にずらせて取り付けることもできる。
また、このような空気調和機用屋根装置によれば、屋根部材を支持部材に対し左右前後方向に移動することができるので、屋根部材と周囲のものとの干渉を避けることが容易になり、屋根部材を大きくしても据付上不利になることが少なくなる。
(1) 本実施の形態に係る空気調和機用屋根装置によれば、室外機12の日除け屋根、防雨屋根、防雪屋根として使用できる。また、防雪屋根として使用する場合、屋根部材2の上面に積もった雪は、屋根部材2が前方に傾斜しているので室外機12の前方にのみ落下する。室外機12の前方は、室外機12内に搭載された室外コイルと熱交換した後の空気が吹き出される吹出側となっているので、前方に落下した雪で室外機12の運転が支障をきたすことが少ない。また、この空気調和機用屋根装置は、支持部材1と屋根部材2との相対位置関係を調整することができるので、設置場所の状況に対応して支持部材1に対する屋根部材2の位置を調整することができる。また、このように屋根部材2を支持部材1に対し前後左右に位置調整できるように構成しているので、屋根部材2を固定する場合に比し大きくすることができる。すなわち、屋根部材を支持部材に対し固定式にしている従来のものでは、支持部材と屋根部材の何れかが他の物に当ると、それだけで据え付けることができなくなる。したがって、屋根部材を大きくすると、屋根部材の1辺がどこかに当るケースが多くなり、その分据付条件が厳しくなる。これに対し、本実施の形態の場合には、支持部材1と屋根部材2との相対位置を左右前後に変化させることができるので、屋根部材の1辺又は2辺がどこかに当るような場合には、屋根部材の位置を前後左右にずらせることにより据付を可能にできる。したがって、本実施の形態の場合には、従来屋根部材を大きくしてより確実に室外機を保護することが可能となる。
2 屋根部材
2a、2b、2c 屋根板
3 支柱
4 取付台部材
5 取付台用支柱
7 屋根用支柱
12 室外機
13 上ステー
14 六角ボルト
17 六角ナット
18 アイナット
19、20 ボルト孔
22a フックボルト
25 袋状凹溝
26 六角ナット
27 開口部
28 六角ボルト
36 切欠孔
Claims (6)
- 室外機を載置する取付台部材を備えた支持部材と、この支持部材に支持された、室外機の上方を覆う屋根部材とを有し、
支持部材は、平面視における4隅に立設されるとともに、前面側が後面側に比し低くなるように形成された支柱と、左右の両側面部に立設された前後の支柱に対し、前後方向にスライドさせながら位置調整できるように前記支柱の上端部間に傾斜して架設される左右の上ステーとを有し、
屋根部材は、前記左右の上ステーに対しボルト及びナットにより前方に片流れ式に取り付けられるものであって、左右方向全長に延びる屋根板を前後方向に複数並べて形成され、
これら屋根板は、隣接する屋根板相互の接合部に、前記ナットを左右方向にスライド可能に内部に保持し、かつその開口部の幅寸法が前記ボルトを貫通させるのに適合した寸法である袋状凹溝が形成されるように構成され、
前記ボルトが前記上ステーに設けられたボルト穴を介して前記袋状凹溝に向けて挿入されるとともに、前記袋状凹溝内に保持されたナットに締結されることにより、前記屋根部材が前記支持部材に対し左右調整可能に取り付けられている
ことを特徴とする空気調和機用屋根装置。 - 請求項1記載の空気調和機用屋根装置において、支持部材には室外機を載置する1又は2以上の取付台部材が取り付けられていることを特徴とする空気調和機用屋根装置。
- 前記支持部材は、平面視における4隅に支柱が立設され、該支柱は、前記取付台部材が取り付けられた取付台用支柱と、上部に屋根部材が取り付けられている屋根用支柱とに上下方向に分割可能に形成されていることを特徴とする請求項2記載の空気調和機用屋根装置。
- 前記上ステーは、前記支柱の上部及び上ステーに設けられたボルト孔に対しボルトを貫通させ、このボルトに対しナットを締結することにより取り付けられるものであって、前記上ステーに設けられたボルト孔は上ステーの長手方向に長い長孔に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気調和機用屋根装置。
- 前記上ステーを後面側の支柱に取り付けるためのボルトとナットとの締結部分に、本空気調和機用屋根装置の転倒防止に使用するフック部が設けられていることを特徴とする請求項4記載の空気調和機用屋根装置。
- 前記袋状凹溝は、開口部における少なくとも1箇所以上に、屋根部材の裏面側から前記ナットを袋状凹溝内に挿入可能とする切欠孔を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の空気調和機用屋根装置。
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- 2005-04-21 JP JP2005123722A patent/JP4648064B2/ja not_active Expired - Fee Related
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