JP4645706B2 - 電子機器及び電子機器の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、異なる熱膨張率を有する材料からなる基体と外装部材とを有する電子機器及び電子機器の製造方法に関する。
近年、例えばデスクトップ型パーソナルコンピュータ(以下、PCという。)等の電子機器において、外観に高級感等を持たせるため、例えば側面にアルミニウム等の金属材料からなる外装部材を有する電子機器が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
一般的に、電子機器の内部に設けられ、各種部品及び外装部材が組み付けられる基体は、軽量性等の観点から、樹脂製の基体が用いられる。しかしながら、樹脂とアルミニウム等の金属材料は熱膨張率を異にするため、樹脂製の基体にアルミニウム等の金属材料製の外装部材を装着した場合、温度変化等により、例えば互いに接し合う外装部材同士の間に隙間が生じる等のおそれがある。
この熱膨張率の差に起因して生じる隙間を解消するため、特許文献1に記載された電子機器の枠組み装置によれば、L字状を有する金属製のコーナブラケット部材が平面視矩形状を有する電子機器の4隅に設けられる。コーナブラケット部材には、金属製の枠部材が、それぞれコーナブラケット部材に重なり合うように装着される。コーナブラケット部材は、樹脂製のパネル部材に固定される。コーナブラケットのみを樹脂製のパネルに固定し、コーナブラケットに重なり合う枠部材を不固定とすることで、枠部材の位置が変化しても隙間が生じない構造としている。
特開2008−3247号公報(段落[0050]〜[0051]、図9)
しかしながら、特許文献1に記載された電子機器の枠組み装置は、コーナブラケット部材を複数設けているため、部品点数が増加するとともに組み立てコストも上昇する。また、コーナブラケットと枠部材とが互いに重なり合うため、複雑な構造となり、組立作業もまた複雑である。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、異なる熱膨張率を有する材料からなる基体と外装部材とを有する電子機器であって、部品点数を増加させることなく簡単な構造で熱膨張率の差等に起因して生じる隙間を制御可能な電子機器を提供することにある。
本発明の別の目的は、製造が容易で、信頼性の高い電子機器の製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明にかかる電子機器は、樹脂製の基体と、金属製の2つの第1の外装部材と、金属製の第2の外装部材と、複数の位置決めピンと、複数の位置決め穴部と、複数の被保持部と、複数の弾性保持部とを具備する。基体は、長方形の主面と、前記主面の個々の短辺を共有する2つの第1の側面と、前記主面の個々の長辺を共有する2つの第2の側面とを有する。第1の外装部材は、前記基体の前記2つの第1の側面をそれぞれ覆うように貼着される。第2の外装部材は、前記基体の1つの第2の側面を覆うように貼着される。位置決めピンは、前記2つの第1の外装部材に、先端部が前記1つの第2の側面から突出するようにそれぞれ設けられる。位置決め穴部は、前記第2の外装部材に設けられ、前記複数の位置決めピンを個々に挿入可能である。被保持部は、各前記位置決め穴部にそれぞれ対応して、前記第2の外装部材の前記第2の側面に対向する面に突出して設けられる。弾性保持部は、前記基体の前記第2の側面に設けられ、個々の前記被保持部を保持しつつ弾性的に支持可能である。
本発明によれば、基体と第2の外装部材とが、位置決めピンと位置決め穴部との挿入関係及び被保持部と弾性保持部との保持関係により支持される。これにより、仮に位置決めピンが位置決め穴部に対して正位置から移動したとしても、弾性保持部が被保持部を保持しつつ弾性的に支持可能である。従って、基体と第2の外装部材との位置関係が正位置から変化したとしても、基体と第2の外装部材との支持関係が害されない。
本発明において、前記複数の弾性保持部は、一端が前記基体と連続した長尺部と、前記長尺部の他端に設けられ、前記被保持部を保持する保持部とを有する。
本発明によれば、弾性保持部は基体と連続した部位と、第2の外装部材に設けられた保持部を保持する部位とを有する。これにより、仮に基体と第2の外装部材との位置関係が正位置から変化するおそれがあるときでも、基体と第2の外装部材との支持関係が害されない。
本発明において、電子機器は、前記基体の一方の前記主面に配置された表示部をさらに具備する。前記弾性保持部は、前記位置決めピンに対して、前記主面の奥行き方向において前記一方の主面寄りに設けられる。
本発明によれば、基体と連続した部位を有する弾性保持部が位置決めピンに対して表示部寄りに設けられる。これにより、第2の外装部材が基体に対して正位置から移動したとしても、表示部寄りの領域では弾性保持部が基体と連続しているため、表示部側を目視したときに第2の外装部材が基体に対して正位置から移動したことが認識されない。
本発明において、前記複数の弾性保持部の前記長尺部は、前記保持部に対して、前記主面の奥行き方向において前記一方の主面寄りに設けられる。
本発明によれば、弾性保持部の基体と連続した部位は、第2の外装部材に設けられた保持部に対して表示部寄りに設けられる。これにより、第2の外装部材が基体に対して正位置から移動したとしても、表示部寄りの領域では弾性保持部が基体と連続しているため、表示部側を目視したときに第2の外装部材が基体に対して正位置から移動したことが認識されない。
本発明において、前記被保持部は、前記第2の外装部材から突出し、前記保持部に保持される柱部と、前記柱部の先端に設けられ、前記柱部より大きい径を有するストッパ部とを有する。
本発明によれば、被保持部はストッパ部を有するため、弾性保持部材による保持が容易に解除されることがない。
本発明において、前記保持部は、被保持部の挿入をガイドする第1のテーパ部を有する
本発明によれば、保持部は第1のテーパ部を有するので、被保持部の挿入を容易に及び確実に行うことが可能となる。
本発明において、前記位置決め穴部は、前記位置決めピンの挿入をガイドする第2のテーパ部を有する。
本発明によれば、位置決め穴部は第2のテーパ部を有するので、位置決めピンの挿入を容易に及び確実に行うことが可能となる。これにより、第2の外装部材が基体に対して正位置から移動して、位置決めピンが第2のテーパ部に対して正位置から移動したとしても、位置決めピンが第2のテーパ部を介して位置決め穴部に容易に及び確実に復帰することが可能となる。
本発明において、電子機器は、個々の前記弾性保持部にそれぞれ対応して、前記基体の前記第2の側面に突出して設けられた複数のボス部と、前記第2の外装部材に設けられ、前記複数のボス部を個々に挿入可能な複数のボス受け穴部とをさらに具備する。
本発明によれば、ボス部がボス受け穴部に挿入されることで、基体と第2の外装部材との支持関係の確実性がさらに向上する。
本発明において、前記複数のボス部の前記短辺方向の長さは、前記位置決めピンの前記第2の側面から突出する前記短辺方向の長さよりも短い。
本発明において、前記複数のボス部は、前記複数の弾性保持部に対して、前記主面の奥行き方向において前記一方の主面寄りに設けられる。
本発明によれば、位置決めピンが第2のテーパ部に対して正位置から移動したとしても、上記一方の主面側から電子機器を目視したときに第2の外装部材の基体に対する正位置からの移動が認識され難い。
本発明において、前記第2の外装部材は、前記長辺方向の中央部に前記貼着を排除する貼着禁止領域を有する。
本発明によれば、貼着が容易に剥離することがない。また、第2の外装部材が基体に対して正位置に復帰する場合も、再度基体に貼着が行われることがないので、第2の外装部材が正位置に復帰することが可能である。
本発明に係る電子機器の製造方法によれば、長方形の主面と、前記主面の個々の短辺を共有する2つの第1の側面と、前記主面の個々の長辺を共有する2つの第2の側面とを有する樹脂製の基体の前記2つの第1の側面をそれぞれ覆うように金属製の2つの第1の外装部材を貼着し、前記2つの第1の外装部材に、先端部が前記1つの第2の側面から突出するようにそれぞれ設けられた複数の位置決めピンと、金属製の第2の外装部材に設けられ、前記複数の位置決めピンを個々に挿入可能な複数の位置決め穴部とを係合し、各前記位置決め穴部にそれぞれ対応して、前記第2の外装部材の前記第2の側面に対向する面に突出して設けられた複数の被保持部と、前記基体の前記第2の側面に設けられ、個々の前記被保持部を保持しつつ弾性的に支持可能な複数の弾性保持部とを係合し、前記第2の外装部材を前記基体の1つの第2の側面を覆うように貼着する。
本発明によれば、基体と第2の外装部材とが、位置決めピンと位置決め穴部との挿入関係及び被保持部と弾性保持部との保持関係により支持される。これにより、仮に位置決めピンが位置決め穴部に対して正位置から移動したとしても、弾性保持部が被保持部を保持しつつ弾性的に支持可能である。従って、基体と第2の外装部材との位置関係が正位置から変化したとしても、基体と第2の外装部材との支持関係が害されない。
以上のように、本発明に係る電子機器によれば、部品点数を増加させることなく簡単な構造で熱膨張率の差等に起因して生じる隙間を制御可能となる。
本発明に係る電子機器の製造方法によれば、製造が容易で、信頼性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
<デスクトップ型パーソナルコンピュータの構造>
図1は、本発明に係るデスクトップ型パーソナルコンピュータ(PC)を示す4面図である。図2は、本体部110に設けられた基体を示す4面図である。図3は、図1に示すPCの説明斜視図である。図4は、側面外装部材200と上面外装部材300との位置関係を示す部分斜視図である。
図1に示すように、PC100(電子機器)は、本体部110と、本体部110を支持するスタンド111とを具備する。本体部110は、内部に図2に示す基体400を有する。
本体部110は、正面視長方形状を有する筐体形状である。本体部110は、表示部112と、意匠パネル113と、バックカバー114とを有する。これらの部材は、基体400に装着されている。
本体部110は、内部に例えばシステムボードと、光ディスクドライブと、ハードディスクドライブと、冷却ファンとを備える(何れも図示せず)。システムボードにはCPU(Central Processing Unit)、メインメモリ、チップセット及び各種ドライブ用の制御回路等の各種の電子部品が実装されている。光ディスクドライブは、システムボードのコネクタ端子に接続され、光ディスク、例えばCD、DVD及びブルーレイディスク等の着脱が可能とされ、この光ディスクに対して情報の読み書きを行う。ハードディスクドライブは、システムボードのコネクタ端子に接続され、内部にハードディスクを有し、このハードディスクに対して情報の読み書きを行う。冷却ファンは、システムボードに実装されたCPUや、その他の発熱素子を冷却する。これらの部材は、基体400に装着されている。
本体部110の側面には、例えば、各種カードスロット、メモリースティックスロット、ヘッドホン出力端子、光ディスクドライブ挿入扉、USB(Universal Serial Bus)コネクタインターフェース等が設けられている。
表示部112は、例えば液晶ディスプレイであり、例えば25.5インチの大型の液晶ディスプレイである。意匠パネル113は、表示部112を取り囲むようにして設けられる。
バックカバー114は、本体部110の表示部112が設けられた面とは反対側の面に設けられる。バックカバー114には例えば、電源入力端子、電話回線ジャック、LAN(Local Area Network)コネクタ、AV(Audio Vidual)入出力端子等(図示せず)が設けられている。
スタンド111は、バックカバー114に設けられ、PC100が載置される載置面に対して本体部110を支持する。
図3に示すように、基体400の側面及び上面には、複数の外装部材が設けられている。具体的には、側面には複数の側面外装部材200(第1の外装部材)が、上面には上面外装部材300(第2の外装部材)が設けられている。側面外装部材200及び上面外装部材300は、アルミニウム等の金属材料からなる。側面外装部材200には、上述したインターフェース等に対応した位置に開口が設けられている。上面外装部材300は、表示部112が例えば25.5インチの大型の液晶ディスプレイであるとき、およそ662mmの長手方向寸法w1を有する。
基体400は、例えばPC/ABS(ポリカーボネート/ABS樹脂)アロイ等の樹脂からなる成形品である。図2に示すように、基体400は、長方形の主面部410と、主面部410の個々の短辺を共有する2つの側面部420(第1の側面)と、主面部410の個々の長辺を共有する上面部430(第2の側面)及び下面部440(第2の側面)とを有する。表示部112が25.5インチの大型の液晶ディスプレイであるとき、基体400の長手方向寸法w2はおよそ659mmである。
主面部410の表裏何れか一方の面には、表示部112が装着される。主面の表裏両面には、本体部110内部に設けられた各種部材等が配置される。
側面部420には、側面外装部材200が装着される。側面部420は、長手方向に溝部421をそれぞれ有する。左右の側面部420において、溝部421はそれぞれ左右対応する位置に設けられている。上面部430には、上面外装部材300が装着される。PC100のコーナ部において、側面外装部材200と上面外装部材300とは、図4に示すように、ユーザからはあたかも一体的な金属フレームに見えるように、それぞれの端部が互いに接し合っている。
なお、本明細書において、主面部410における長辺方向すなわち上面部430及び下面部440の長手方向をX軸方向と言うことがある。主面部410における短辺方向すなわち側面部420の長手方向をZ軸方向と言うことがある。主面部410における奥行き方向すなわち側面部420、上面部430及び下面部440の短手方向をY軸方向と言うことがある。主面部410の表裏一方の面のうち、表示部112が設けられた面を表面と言い、もう一方の面を裏面と言うことがある。
[側面外装部材の構成]
次に、側面外装部材200の構成について説明する。なお、左右の側面外装部材200は、インターフェース等用に設けられた開口を除いては、その形状及び取り付け方等は同一であるので、今後本明細書において、左右の側面外装部材200に共通した構成等を述べる場合は、ユーザから見て向かって左側すなわち図3において左側に位置する側面外装部材200についてのみ説明する。
図5は、側面外装部材200の上端部を示す部分分解斜視図である。図6は、側面外装部材200の下端部を示す部分斜視図である。
側面外装部材200は、図5に示す形状を一端部に、図6に示す形状を他端部に有する。具体的には、図5は、側面外装部材200を基体400の側面部420に装着したときに上面部430側に位置する上端部210を示す。図6は、側面外装部材200を基体400の側面部420に装着したときに下面部440側に位置する下端部220を示す。なお、図5及び図6では、図を簡略化するため、インターフェース等のための開口を示していない。
図5及び図6に示すように、側面外装部材200は、側面部201、爪部202、背面部203、連結部240を有する。側面部201は基体400の側面に対応する。爪部202は、基体400のX軸方向の端に係合される。背面部203は、その主面がバックカバー114の面と揃えられる。連結部240は基体400との連結をとるための部位である。
側面部201の側面部420に接する面のY軸方向の距離d2は、基体400の側面部420のY軸方向の距離d1(図2参照)と略等しい。
連結部240のZ軸方向の両端部には、螺子孔206がそれぞれ設けられる。螺子孔206は連結部240のZ軸方向の端面に開口し、その開口から、例えばアルミニウム等の金属材料からなる位置決めピン230の挿入と螺子止めが行われる。
位置決めピン230は、その先端が開口から外側に突出するように固定される。一方、下端部220に位置する螺子孔206には、位置決めピン230は設けられない(図6参照)。上端部210に設けられた位置決めピン230の機能に関しては後述する。なお、図5においては、側面外装部材200の形状の理解を容易にするため、位置決めピン230を側面外装部材200から分解して示している。
図6に示す下端部220において、側面部201、爪部202及び背面部203の端部には曲線状の仕上げ加工が施されている。
以上のように構成された側面外装部材200は、基体400の側面部420に装着される。この装着に関しては後に詳述する。
[上面外装部材の構成]
次に、上面外装部材300の構成について説明する。
図11は、上面外装部材300を示す平面図である。図12は、上面外装部材300を示す部分斜視図である。図13は、上面外装部材300に設けられる突出部を構成する螺子部品を示す斜視図である。
図11及び図12に示すように、上面外装部材300はZ軸方向に長尺形状を有し、略L字形状の両端部301を有する。上面外装部材300の両端部301は、基体400の上面部430に装着される面302に、それぞれ位置決め穴部303と、突出部304(被保持部)と、ボス受け穴部305とを有する。
なお、図11に示すように、上面外装部材300はその長手方向(X軸方向)において左右対称の形状を有するので、今後本明細書において、左右端部301に共通した構成等を述べる場合は、ユーザから見て向かって左側すなわち図11において左側に位置する端部301についてのみ説明する。
位置決め穴部303は、底面から面302にかけて広がるテーパ状の内周面(第2のテーパ部)を有している。位置決め穴部303のZ軸方向の深さは、位置決めピン230が上面部430から突出する突出長さよりも大きい。位置決め穴部303の底面の径は、位置決めピン230の径よりも大きい。
突出部304は、例えば、図13に示す螺子部品310を上面外装部材300に設けられた図示しない螺子孔に螺子止めしたものである。螺子部品310は、例えばアルミニウム等の金属材料からなり、ベース部311と、柱部312と、ストッパ部313と、螺子部314とを有する。螺子部314を上面外装部材300に設けられた図示しない螺子孔に螺子止めすることで、螺子部314を除いたベース部311と、柱部312と、ストッパ部313とが突出部304として上面外装部材300に設けられる。
ベース部311は、上記螺子止めの際にストッパとしての役割を果たし、突出部304のZ軸方向の長さを決定する。柱部312は、ベース部311から突出し、ベース部311よりも小さい径を有する。ストッパ部313は、柱部312の先端に設けられ、柱部312よりも大きい径を有する。ストッパ部313の表面には、上記螺子止めのための溝が切り欠かれている。
ボス受け穴部305は、位置決め穴部303の開口における径より大きい径を有する。位置決め穴部303、突出部304及びボス受け穴部305は、この順にバックカバー114側から表示部112側へと配置されている。
上面外装部材300には、螺子孔306がさらに設けられている。螺子孔306は、上面外装部材300の端部301よりも中心よりに設けられる。螺子孔306は、上面外装部材300を基体400に固定するためのものである。
上面外装部材300の側端部307は、側面外装部材200の下端部220に設けられた円弧形状と同様の円弧形状が形成されている。これにより、側面外装部材200と上面外装部材300とを基体400に装着したときに、矩形状を有するPC100の正面4隅が全て同様の円弧形状を有することとなり、PCの外観性を向上させることができる。
以上のように構成された上面外装部材300は、基体400の上面部430に装着される。この装着については後に詳述する。
[基体の構成]
次に、側面外装部材200及び上面外装部材300が装着される基体400の構成について説明する。
なお、基体400についても、側面外装部材200及び上面外装部材300の形状に対応して左右の被装着領域が同様の形状を有しているので、今後本明細書において、基体400の左右の側面部420近傍に共通した構成等を述べる場合は、ユーザから見て向かって左側に位置する側面部420近傍についてのみ説明する。
先ず、基体400の下面部440側における構成について説明する。
図7は基体400を裏面側から示す部分斜視図である。
図7に示すように、基体400の裏面側に位置するコーナ部において、下面部440には、切欠き部441、螺子止め用のボス穴442、螺子止め用の開口443が形成される。
切欠き部441は、下面部440における主面部410が設けられていない側の端部が切りかかれることで形成されている。ボス穴442は、その長手方向(Y軸方向)が下面部440と一体的に形成するように設けられている。開口443は、切欠き部441近傍に設けられる。
次に、基体400の上面部430側における構成について説明する。
図14は、基体400を示す部分斜視図である。図15は、側面外装部材200が装着された基体400を示す部分斜視図である。図16は、図15に一点鎖線で示した領域を示す部分拡大図である。
図14及び図15に示すように、基体400の上面部430は、切欠き部431と、弾性保持部450と、ボス部432と、切欠き部433とを有する。主面部410における上面部430近傍には、螺子止め用のボス穴411が設けられる。
上面部430は、側面外装部材200の側面部201の端部、爪部202の端部及び背面部203の端部が位置する平面に対してZ軸方向において退いた位置にある。すなわち、側面部201、爪部202及び背面部203は、上面部430より突出している。
切欠き部431は、側面外装部材200に設けられた位置決めピン230が上面部430から突出することができるように設けられている。すなわち、位置決めピン230は、水平方向から見ると、その先端が上面部430から突出し、さらに側面外装部材200からも突出している。位置決めピン230が切欠き部431から突出しているので、側面外装部材200を基体400からX軸方向に取り外しにくい構造となっている。
ボス部432は、上面部430から突出するように一体的に成形されている。ボス部432は、水平方向から見ると、その先端が側面外装部材200から突出している。ボス部432の上面部430からのZ軸方向の突出長さは、位置決めピン230の上面部430からのZ軸方向の突出長さよりも大きい。ボス部432は、ボス受け穴部305の径よりも小さい外径を有し、ボス受け穴部305の深さよりも小さい突出長さを有する。
切欠き部433は、上面外装部材300の端部301よりも中心よりに設けられ、略矩形状を有する。
ボス穴411は、上述のボス穴442と略等しい形状を有し、主面部410から突出するように設けられる。側面外装部材200の上端部210寄りの切欠き部208とボス穴411を介して螺子止めを行うことで、側面外装部材200と基体400とが互いに支持される。
弾性保持部450は、上面部430を切り欠いて形成される。図16に示すように、弾性保持部450は、長尺部451と、保持部452とを有する。
長尺部451は、一端部458が基体400の上面部430と連続して形成される。長尺部451は、互いに平行に形成された2つの長尺部材453からなる。長尺部451の他端部には、保持部452が設けられる。
保持部452は、2つの長尺部材453の先端にそれぞれ設けられた2つの湾曲部454からなる。2つの湾曲部454は、それぞれ平面視略C字形状を有する。具体的には、C字形状を有する湾曲部454の一端が長尺部材453と連続してそれぞれ設けられ、湾曲部454の他端同士が互いに対向するように設けられる。このようにC字形状を有する湾曲部454同士が対向することで、保持部452は平面視略環状を有する。なお、保持部452の説明において、互いに対向するC字形状を有する湾曲部454同士の間の空間を、便宜上「開口」と呼ぶことがある。
弾性保持部450の上面部430からの距離すなわち弾性保持部450を形成するために切り欠かれた領域の幅d3は、例えばおよそ1.1mmである。
保持部452は、ガイド面部455と、テーパ部456(第1のテーパ部)と、挟持部457とを有する。
ガイド面部455は、保持部452の上面部430側すなわち上面外装部材300が装着される側に位置する。ガイド面部455は、保持部452の表面からZ軸方向垂直に切り欠かれて形成された内壁部である。ガイド面部455の内側の開口は、突出部304のストッパ部313よりわずかに大きい径を有する。
テーパ部456は、ガイド面部455の下端からわずかに段差を設けて形成されたテーパ面である。このテーパ形状は、上面部430側すなわち上面外装部材300が装着される側にかけて広がるテーパ状である。すなわち、保持部452は、上面部430側から主面部410側にかけてガイド面部455とテーパ部456が形成されることで、徐々に開口面積が小さくなるように形成されている。
挟持部457は、テーパ部456の下端に設けられる。挟持部457は、テーパ部456の下端すなわち開口の径が最小となる部分からZ軸方向垂直に切り欠かれて形成された内壁部である。挟持部457の内側の開口は、突出部304の柱部312よりわずかに大きい径を有する。挟持部457のZ軸方向における長さは、柱部312のZ軸方向における長さより大きい。
以上のように形成された弾性保持部450は、上面部430と連続して形成された長尺部451の一端部458を支点として、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向の3軸方向に弾性的に動くことが可能である。具体的には、一方の長尺部材453及び湾曲部454と、他方の長尺部材453及び湾曲部454とは、それぞれが独立して上記3軸方向に弾性的に動くことが可能である。具体的には、弾性保持部450は、上面部430と連続して形成された長尺部451の一端部458を支点として保持部452が切欠き領域内をX軸方向に移動したときでも上記一端が白化せず弾性を保つように構成される。
以上のように構成された側面外装部材200が装着された基体400において、位置決めピン230、弾性保持部450及びボス部432は、この順にバックカバー114側から表示部112側へと配置されている。弾性保持部450においては、保持部452が位置決めピン230側すなわちバックカバー114側に配置され、長尺部451がボス部432側すなわち表示部112側に配置される。
<側面外装部材及び上面外装部材の基体に対する装着>
次に、側面外装部材200及び上面外装部材300の、基体400に対する装着について説明する。
[側面外装部材の基体に対する装着]
先ず、側面外装部材200の側面部420の側面部420に対する装着について説明する。
図8及び図9は、側面外装部材200を基体400の側面部420に装着する様子を基体400の裏面側から示す部分斜視図である。図10は、側面外装部材200が基体400の側面部420に装着された様子を示す部分斜視図である。
図8に示すように、側面外装部材200の背面部203を、基体400の側面部420とボス穴442との間に挿入する。次に、図9に示すように連結部240を支点として側面外装部材200を回転させ、側面外装部材200の側面部201を基体400の側面部420に当接させる。これにより、側面外装部材200の爪部202が基体400の溝部421に係合される。この係合により、側面外装部材200が基体400からX軸方向に取り外しにくい構造となっている。
ここで、側面外装部材200の側面部201の、基体400の側面部420に当接する側の面には、略全域に例えば両面テープ等の貼着部材(図示せず)が設けられている。すなわち、側面部201と側面部420とが当接したとき、この貼着部材により側面部201が側面部420に貼着される。
図10に示すように、側面部201と側面部420とが当接したとき、側面外装部材200と基体400とは、開口443と螺子孔206とを介して螺子444により螺子止めが行われ、下端部220寄りの切欠き部208とボス穴442とを介して螺子445により螺子止めが行われる。これにより、側面外装部材200と基体400とが互いに支持される。
なお、ボス穴442と同様のボス穴(後述のボス穴411)は基体400の上面部430側にも設けられており、側面外装部材200の上端部210寄りの切欠き部208とボス穴411を介しても螺子止めが行われる。
以上のようにして、側面外装部材200が基体400の側面部420に装着される。
[上面外装部材の基体に対する装着]
次に、上面外装部材300の、側面外装部材200が装着された基体400の上面部430に対する装着について説明する。
図17は、基体400に上面外装部材300を装着する様子を示す説明図である。図18は、基体400に上面外装部材300を装着した様子を示す断面図である。
図17に示すように、上面外装部材300を、位置決め穴部303側から、側面外装部材200が装着された基体400に対して覆うようにして装着する。先ず、位置決めピン230を位置決め穴部303に係合することで位置決めを行う。位置決めピン230を支点として矢印で示すように上面外装部材300を基体400に対して回転させる。
回転が進むと、突出部304の先端に位置するストッパ部313が、弾性保持部450の保持部452の開口に入り込むようにしてガイド面部455と接触する。ストッパ部313がテーパ部456に接触すると、ストッパ部313が弾性保持部450を弾性的に押し広げるようにして保持部452の下(主面部410側)へと潜り込む。この状態で、挟持部457が柱部312を緩やかに挟持するとともに、一旦押し広げられた弾性保持部450は、その弾性力により図16に示す通常の形状に復帰している。これにより、突出部304と弾性保持部450との係合が完了する。ここで、ストッパ部313が保持部452の下(主面部410側)へと潜り込み、弾性保持部450が通常の形状に復帰しているため、突出部304は、弾性保持部450から容易に引き抜くことができない状態である。すなわち、突出部304は、弾性保持部450によりX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向の3軸方向に弾性的に保持される。また、位置決めピン230、位置決め穴部303及びテーパ部456により、組立作業が容易となる。
突出部304と弾性保持部450との係合が完了と略同時に、ボス部432がボス受け穴部305に係合される。ボス部432の突出長さは上述のように小さいため、位置決めピン230と位置決め穴部303及び突出部304と弾性保持部450の係合が完了した後でも、難なくボス受け穴部305と係合させることができる。
以上のようにして、図18に示すように、位置決めピン230と位置決め穴部303とが係合し、突出部304と弾性保持部450とが係合し、ボス部432とボス受け穴部305とが係合する。
ここで、上面外装部材300の、基体400の上面部430に当接する側の面には、図11に斜線で示す領域308に例えば両面テープ等の貼着部材(図示せず)が設けられている。言い換えれば、上面外装部材300の長手方向(X軸方向)の中央部には、貼着部材の貼着を排除する貼着禁止領域309が設けられる。この貼着部材により、上面外装部材300と主面部410とが当接したとき、この貼着部材により上面外装部材300が主面部410に貼着される。
切欠き部433には、断面L字形状の図示しない複数の開口を有する板金が設けられる。この開口を介して上面外装部材300の螺子孔306と、基体400の主面部410に設けられた図示しない開口とに対してそれぞれ螺子止めを行うことで、上面外装部材300と基体400とが互いに支持される。
以上により、上面外装部材300が、側面外装部材200が装着された基体400に対して装着される。側面外装部材200は、基体400の上面部430よりわずかに突出しているため、上面外装部材300側端部307が側面外装部材200の端部に当接する。これにより、図4に示すように、上面外装部材300と側面外装部材200とは、ユーザからはあたかも一体的な金属フレームに見えるように互いに接し合っている。すなわち、破線楕円で示すように、上面外装部材300と側面外装部材200とは隙間なく接し合っている。
それぞれ金属材料からなる上面外装部材300と側面外装部材200とは、金属材料からなる位置決めピン230によって連結されている。これにより、位置決めピン230を介して上面外装部材300と側面外装部材200とのグラウンドをとることが可能となる。
以上のようにして、上面外装部材300が、側面外装部材200が装着された基体400の上面部410に装着されることで、PC100が構成される。
<温度変化等に追従して起こるPCの形状変化>
次に、以上のように構成されたPC100における温度変化等に追従して起こる形状変化について説明する。
側面外装部材200及び上面外装部材300を構成するアルミニウムの線膨張係数は、23.4×10−6mm/mm/℃である。一方、基体400を構成するPC/ABSアロイ樹脂の線膨張係数は、70×10−6mm/mm/℃である。この線膨張係数の差異により、温度が上昇/低下すると、側面外装部材200及び上面外装部材300と基体400とが、それぞれ異なる線膨張係数で膨張/収縮する。すなわち、側面外装部材200及び上面外装部材300と基体400との熱膨張差等により、PC100において形状変化が生じることは避けられない。
[温度上昇に追従して起こるPCの形状変化]
図19は、位置決めピン230及び位置決め穴部303等が設けられた領域におけるPC100をXZ断面で見た図であり、温度上昇に追従して起こるPC100の形状変化を示す説明図である。図20は、突出部304及び弾性保持部450の保持部452等が設けられた領域におけるPC100をXZ断面で見た図であり、温度上昇に追従して起こるPC100の形状変化を示す別の説明図である。図21は、温度上昇に追従して起こるPC100の形状変化を示す部分斜視図である。なお、これらの図面及び以下の図面において、形状変化を示す図は、理解のしやすさを目的として実際の形状及び寸法から多少変化させて描いている。
先ず、温度が上昇する場合を想定する。具体的には、17℃の気温が35℃まで上昇した場合想定する。
このとき、上面外装部材300は、X軸方向長さw1が662mmであるとすると、X軸方向において、およそ0.28mm(=23.4×10−6×662×(35−17))膨張する。一方、基体400は、X軸方向長さw2が659mmであるとすると、X軸方向において、およそ0.8mm(=70×10−6×659×(35−17))膨張する。すなわち、基体400と上面外装部材300との膨張量差は理論上およそ0.52mm(=0.8−0.28)である。ここで、PC100のX軸方向中央部を中心として考えると、PC100の左右端部それぞれにおいて理論上およそ0.26mm(=0.52/2)の膨張量差が生じると考えられる。
なお、3軸方向のうち最も寸法の大きいX軸方向において、左右端部それぞれの膨張量差が0.26mmであるから、X軸方向長さよりも寸法の小さいY軸方向及びZ軸方向における膨張量差は理論上0.26mm未満と極めて微量である。従って、Y軸方向及びZ軸方向における膨張量差は実際には存在するものの理論上無視できるものとし、本明細書においては特に記載の無い限りその説明を省略する。すなわち、本明細書においては上面外装部材300及び基体400のX軸方向における膨張について主に説明する。なお、上面外装部材300及び基体400における左右端部それぞれの膨張量差は等しいもの考えられるので、これまでと同様にユーザから見て向かって左側に位置する部分についてのみ説明する。
上述のようにX軸方向における膨張量差が0.26mmである場合のPC100の形状変化について説明する。
図19(a)は、温度が上昇していないすなわちPC100が形状変化していない状態を示す。ここでは、各部材が正位置に位置する。
温度上昇が起こると、先ず、図19(b)に示す形状変化が起こる。すなわち、基体400がX軸方向に膨張する。側面外装部材200は、Y軸方向に位置する側面部201の全域が基体400の側面部420に貼着されているため、基体400のX軸方向における膨張に追従してX軸方向に移動する。
一方、上面外装部材300も、X軸方向に膨張する。ここで、上面外装部材300と基体400との熱膨張差等により、見かけ上、基体400がX軸方向に膨張し(矢印A)、その結果、基体400が上面外装部材300の端部よりg1(g1<0.26)だけ外側に位置することとなる。ここで、破線円で示すように、位置決めピン230が、位置決め穴部303の内壁に接触する。
なお、本明細書における「見かけ上」とは、例えば実際には上面外装部材300と基体400との両方が膨張するものの、両者の熱膨張差等により基体400の膨張量が多いため、その差を相殺すると基体400のみが膨張していると考えられる、との趣旨である。このような考え方をしたほうが説明が簡略化できるとともに、理論上なんら問題ないので、今後同様の趣旨においては「見かけ上」という表現をする。
さらに温度が上昇すると、図19(c)に示すように、見かけ上、基体400がX軸方向にさらに膨張する(矢印B)。その結果、位置決めピン230が位置決め穴部303の内壁のテーパ形状に沿って移動する。これにより、上面外装部材300が、位置決めピン230に乗り上げる動きをし(矢印C)、上面外装部材300と側面外装部材200との間にZ軸方向の隙間g2が生じる。
この位置決めピン230及び位置決め穴部303近傍における形状変化に追従し、突出部304及び弾性保持部450近傍には、以下のような形状変化が起こる。
図20(a)は、図19(a)に示す状態における突出部304及び弾性保持部450近傍を示す。ここでは、各部材が正位置に位置する。すなわち、弾性保持部450の保持部452には、その外周に幅d3の切欠き領域が設けられている。上述のように、幅d3は、例えばおよそ1.1mmである。
図19(b)に示す状態のとき、突出部304及び弾性保持部450近傍では図20(b)に示す形状変化が起こる。すなわち、図19(b)と同様に、見かけ上、基体400がX軸方向に膨張し(矢印A)、その結果、基体400が上面外装部材300の端部よりX軸方向にg1(g1<0.26)だけ外側に位置することとなる。
ここで、基体400自体はX軸方向に膨張する一方(矢印A)、上面外装部材300に設けられた突出部304は、基体400の膨張に追従しない。従って、弾性保持部450は、保持部452で突出部304を保持する一方、基体400に連続する長尺部451の端部458は基体400の膨張に追従してX軸方向に移動する。ここで、g1<0.26且つd3=1.1であるので、g1<d3×2が成立する。すなわち、弾性保持部450は、幅d3を有する切欠き領域内でX軸方向に移動可能である。なお、1.1mmの幅d3を有する切欠き領域は、理論上およそ89℃(=(1.1×2)/{(70×10−6×659)−(23.4×10−6×662)}+17)までの温度上昇に追従する形状変化まで吸収可能である。
図19(c)に示す状態のとき、突出部304及び弾性保持部450近傍では図20(c)に示す形状変化が起こる。すなわち、図19(c)と同様に、見かけ上、基体400がX軸方向にさらに膨張する(矢印B)。そうすると、上述のように上面外装部材300と側面外装部材200との間にZ軸方向の隙間g2が生じる(図19(c)参照)ので、突出部304近傍においても、上面外装部材300と側面外装部材200との間にZ軸方向の隙間g3が生じる。
ここで、弾性保持部450に着目すると、突出部304を保持する保持部452は上面外装部材300のZ軸方向への移動に追従して主にZ軸方向へ移動する。一方、長尺部451の端部458は基体400と連続して形成されているため、Z軸方向には移動しない。これにより、弾性保持部450は、端部458が低く保持部452の先端が高く位置するように傾斜する。すなわち、端部458、保持部452及び位置決め穴部303の順にZ軸方向において低い位置から高い位置へと配置される。言い換えれば、g3<g2が成り立つ。
また、弾性保持部450は、端部458が基体400と連続し、保持部452が突出部304を保持しているので、位置決めピン230が正位置から移動して位置決め穴部30を完全に乗り越えた場合であっても、基体400と上面外装部材300との連結を保つことができる。
図19(c)及び図20(c)に示す状態のとき、PC100の外観は図21に示されるようになる。側面外装部材200と上面外装部材300とが本来接し合う領域(図4の破線楕円)に着目する。ここで、X軸方向においては、側面外装部材200が上面外装部材300の端部よりわずかにX軸方向外側に位置する。一方、Z軸方向においては、表示部112側が低く位置し、バックカバー114側が高く位置するように上面外装部材300が傾斜する。これにより、表示部112側及びバックカバー114側にそれぞれ隙間g4及びg5が生じる(g4>g5)。ここで、ボス受け穴部305に係合するボス部432は、上面外装部材300の基体400に対する傾斜の支点としての役割を持つ。
ユーザすなわち表示部112側からPC100を目視したときには、X軸方向に関しては、側面外装部材200は上面外装部材300からX軸方向外側に若干ずれているが、このずれはおよそ0.26mmであり、ユーザに違和感を感じさせないほどのわずかなずれである。
一方、Z軸方向に関しては、上面外装部材300は側面外装部材200に対してバックカバー114側には隙間g4を生じるものの、表示部112側の隙間g5は極めて小さい。これにより、ユーザが表示部112側を目視したとしても、隙間g4は認識されない。ユーザは傾斜する上面外装部材300の傾斜の支点側を目視するので、ユーザは上面外装部材300と基体400との間にZ軸方向の隙間があることは認識されない。
以上のように、本実施形態は、側面外装部材200及び上面外装部材300と基体400との熱膨張差等により、PC100に形状変化が生じることを前提とする。そして、この形状変化を容認しつついかに側面外装部材200及び上面外装部材300との隙間を目立たせないようにPC100を構成するか、という考え方に基いて構成されている。
次に、各部材の正位置への復帰について説明する。温度が低下するにつれて、膨張した基体400及び上面外装部材300が収縮する。これにより、図19(c)の状態にある位置決めピン230は、位置決め穴部303の内壁のテーパ形状に沿って正位置(図19(a))へと復帰する。それに伴い、上面外装部材300も正位置へと復帰し、Z軸方向の隙間g2が解消される。図20(c)の状態にある弾性保持部450も、その弾性力により正位置(図20(a))に復帰する。ここで、ボス受け穴部305に係合するボス部432は、上面外装部材300の基体400に対する復帰の支点としての役割を持つ。
[温度低下に追従して起こるPCの形状変化]
次に、温度低下に追従して起こるPC100の形状変化について説明する。
図22は、位置決めピン230及び位置決め穴部303等が設けられた領域におけるPC100をXZ断面で見た図であり、温度低下に追従して起こるPC100の形状変化を示す説明図である。図23は、突出部304及び弾性保持部450の保持部452等が設けられた領域におけるPC100をXZ断面で見た図であり、温度低下に追従して起こるPC100の形状変化を示す別の説明図である。図24は、温度低下に追従して起こるPC100の形状変化を示す部分斜視図である。
17℃の気温が5℃まで低下した場合を想定する。このとき、上面外装部材300は、X軸方向において、およそ0.19mm(=23.4×10−6×662×(17−5))収縮する。一方、基体400は、X軸方向において、およそ0.55mm(=70×10−6×659×(17−5))収縮する。すなわち、基体400と上面外装部材300との収縮量差は理論上およそ0.36mm(=0.55−0.19)である。従って、PC100の左右端部それぞれにおいて理論上およそ0.18mm(=0.38/2)の膨張量差が生じると考えられる。
なお、X軸方向において左右端部それぞれの収縮量差が0.18mmであるから、X軸方向長さよりも寸法の小さいY軸方向及びZ軸方向における収縮量差は理論上0.18mm未満と極めて微量である。従って、Y軸方向及びZ軸方向における収縮量差は実際には存在するものの理論上無視できるものとし、本明細書においては特に記載の無い限りその説明を省略する。
上述のようにX軸方向における収縮量差が0.18mmである場合のPC100の形状変化について説明する。
図22(a)は、温度が上昇していないすなわちPC100が形状変化していない状態を示す。ここでは、各部材が正位置に位置する。
温度低下が起こると、先ず、図22(b)に示す形状変化が起こる。すなわち、基体400がX軸方向に収縮する(矢印E)。側面外装部材200は、基体400のX軸方向における収縮に追従してX軸方向に移動する。その結果、基体400が上面外装部材300の端部よりg6(g6<0.18)だけ内側に位置することとなる。ここで、破線円で示すように、位置決めピン230が、位置決め穴部303の内壁に接触する。
さらに温度が低下すると、図22(c)に示すように、見かけ上、基体400がX軸方向にさらに収縮する(矢印F)。その結果、位置決めピン230が位置決め穴部303の内壁のテーパ形状に沿って移動する。これにより、上面外装部材300が、位置決めピン230に乗り上げる動きをし(矢印G)、上面外装部材300と側面外装部材200との間にZ軸方向の隙間g7が生じる。
ここで、上面外装部材300は端部が低い位置にあるため、上面外装部材300全体で見ると、いわば中央部付近が浮くような形状に変化している。上面外装部材300の中央部には貼着禁止領域309が設けられているので、貼着部材が剥離することがなく、形状変化を無理なく行うことが可能となる。また、温度が上昇し正位置に復帰する場合も、剥離した貼着部材が再度基体400に貼着されることがないので、上面外装部材300は正位置に復帰することが可能である。
この位置決めピン230及び位置決め穴部303近傍における形状変化に追従し、突出部304及び弾性保持部450近傍には、以下のような形状変化が起こる。
図23(a)は、図22(a)に示す状態における突出部304及び弾性保持部450近傍を示す。ここでは、各部材が正位置に位置する。すなわち、弾性保持部450の保持部452には、その外周に幅d3の切欠き領域が設けられている。上述のように、幅d3は、例えばおよそ1.1mmである。
図22(b)に示す状態のとき、突出部304及び弾性保持部450近傍では図23(b)に示す形状変化が起こる。すなわち、図22(b)と同様に、見かけ上、基体400がX軸方向に収縮し(矢印E)、その結果、基体400が上面外装部材300の端部よりX軸方向にg6(g1<0.18)だけ内側に位置することとなる。
ここで、基体400自体はX軸方向に収縮する一方(矢印E)、上面外装部材300に設けられた突出部304は、基体400の収縮に追従しない。従って、弾性保持部450は、保持部452で突出部304を保持する一方、基体400に連続する長尺部451の端部458は基体400の収縮に追従してX軸方向に移動する。ここで、g6<0.18且つd3=1.1であるので、g6<d3×2が成立する。すなわち、弾性保持部450は、幅d3を有する切欠き領域内でX軸方向に移動可能である。
図22(c)に示す状態のとき、突出部304及び弾性保持部450近傍では図23(c)に示す形状変化が起こる。すなわち、図22(c)と同様に、見かけ上、基体400がX軸方向にさらに収縮する(矢印F)。そうすると、上述のように上面外装部材300と側面外装部材200との間にZ軸方向の隙間g7が生じる(図22(c))ので、突出部304近傍においても、上面外装部材300と側面外装部材200との間にZ軸方向の隙間g8が生じる。
ここで、弾性保持部450に着目すると、突出部304を保持する保持部452は上面外装部材300のZ軸方向への移動に追従して主にZ軸方向へ移動する。一方、長尺部451の端部458は基体400と連続して形成されているため、Z軸方向には移動しない。これにより、弾性保持部450は、端部458が低く保持部452の先端が高く位置するように傾斜する。すなわち、端部458、保持部452及び位置決め穴部303の順にZ軸方向において低い位置から高い位置へと配置される。言い換えれば、g8<g7が成り立つ。
また、弾性保持部450は、端部458が基体400と連続し、保持部452が突出部304を保持しているので、位置決めピン230が正位置から移動して位置決め穴部30を完全に乗り越えた場合であっても、基体400と上面外装部材300との連結を保つことができる。
図22(c)及び図23(c)に示す状態のとき、PC100の外観は図24に示されるようになる。側面外装部材200と上面外装部材300とが本来接し合う領域(図4の破線楕円)に着目する。ここで、X軸方向においては、側面外装部材200が上面外装部材300の端部よりわずかにX軸方向内側に位置する。一方、Z軸方向においては、表示部112側が低く位置し、バックカバー114側が高く位置するように上面外装部材300が傾斜する。これにより、表示部112側及びバックカバー114側にそれぞれ隙間g9及びg10が生じる(g9>g10)。ここで、ボス受け穴部305に係合するボス部432は、上面外装部材300の基体400に対する傾斜の支点としての役割を持つ。
ユーザすなわち表示部112側からPC100を目視したときには、X軸方向に関しては、側面外装部材200は上面外装部材300からX軸方向内側に若干ずれているが、このずれはおよそ0.18mmであり、ユーザに違和感を感じさせないほどのわずかなずれである。
一方、Z軸方向に関しては、上面外装部材300は側面外装部材200に対してバックカバー114側には隙間g9を生じるものの、表示部112側の隙間g10は極めて小さい。これにより、ユーザが表示部112側を目視したとしても、隙間g9は認識されない。ユーザは傾斜する上面外装部材300の傾斜の支点側を目視するので、ユーザは上面外装部材300と基体400との間にZ軸方向の隙間があることは認識されない。
次に、各部材の正位置への復帰について説明する。温度が上昇するにつれて、収縮した基体400及び上面外装部材300が膨張する。これにより、図22(c)の状態にある位置決めピン230は、位置決め穴部303の内壁のテーパ形状に沿って正位置(図22(a))へと復帰する。それに伴い、上面外装部材300も正位置へと復帰し、Z軸方向の隙間g7が解消される。図23(c)の状態にある弾性保持部450も、その弾性力により正位置(図23(a))に復帰する。ここで、ボス受け穴部305に係合するボス部432は、上面外装部材300の基体400に対する復帰の支点としての役割を持つ。
本実施形態によれば、側面外装部材200及び上面外装部材300と基体400との熱膨張差等により、PC100に形状変化が生じることを前提とする。そして、この形状変化を容認しつついかに側面外装部材200及び上面外装部材300との隙間を目立たせないようにPC100を構成するか、という考え方に基いて構成されている。これにより、本発明に係る電子機器によれば、部品点数を増加させることなく簡単な構造で熱膨張率の差に起因して生じる隙間を制御可能となる。
なお、上面外装部材300、側面外装部材200及び基板400等の製造過程において、各部材に個体差が生じる場合がある。このような個体差によっても上面外装部材300及び側面外装部材200と基板400との間に隙間が生じるおそれがある。しかしながら、本実施形態によれば、上述の構成により、上記個体差に起因して生じる隙間を制御可能となる。例えば、上面外装部材300のY方向長さが所望の長さより短く製造された場合、上述の温度上昇の場合と同様に隙間が制御される。上面外装部材300のY方向長さが所望の長さより長く製造された場合、上述の温度低下の場合と同様に隙間が制御される。
本発明に係る実施形態は、以上説明した実施形態に限定されず、他の種々の実施形態が考えられる。
本実施形態によれば、位置決め穴部303を上面外装部材300に設け、位置決めピン230を側面外装部材200に設けた。しかしながら、位置決め穴部303を側面外装部材200に設け、位置決めピン230を上面外装部材300に設けてもよい。同様に、ボス受け穴部305を上面外装部材300に設け、ボス部432を基体400に設けた。しかしながら、ボス受け穴部305を基体400に設け、ボス部432を上面外装部材300に設けてもよい。
本実施形態によれば、電子機器はデスクトップ型パーソナルコンピュータである。しかしながら、これに限定されず、電子機器はテレビやプロジェクタ等であってもよい。
本実施形態によれば、PC100にはスタンド111が設けられた。しかしながら、PC100は、バックカバー114近傍に壁掛け用のブラケット部材等を設けて壁掛け型としてもよい。
本発明に係るデスクトップ型パーソナルコンピュータ(PC)を示す4面図である。 本体部に設けられた基体を示す4面図である。 図1に示すPCの説明斜視図である。 側面外装部材と上面外装部材との位置関係を示す部分斜視図である。 側面外装部材の上端部を示す部分分解斜視図である。 側面外装部材の下端部を示す部分斜視図である。 基体を裏面側から示す部分斜視図である。 側面外装部材を基体の側面部に装着する様子を基体の裏面側から示す部分斜視図である。 側面外装部材を基体の側面部に装着する様子を基体の裏面側から示す部分斜視図である。 側面外装部材が基体の側面部に装着された様子を示す部分斜視図である。 上面外装部材を示す平面図である。 上面外装部材を示す部分斜視図である。 上面外装部材に設けられる突出部を構成する螺子部品を示す斜視図である。 基体を示す部分斜視図である。 側面外装部材が装着された基体を示す部分斜視図である。 図15に一点鎖線で示した領域を示す部分拡大図である。 基体に上面外装部材を装着する様子を示す説明図である。 基体に上面外装部材を装着した様子を示す断面図である。 温度上昇に追従して起こるPCの形状変化を示す説明図である。 温度上昇に追従して起こるPCの形状変化を示す別の説明図である。 温度上昇に追従して起こるPCの形状変化を示す部分斜視図である。 温度低下に追従して起こるPCの形状変化を示す説明図である。 温度低下に追従して起こるPCの形状変化を示す別の説明図である。 温度低下に追従して起こるPCの形状変化を示す部分斜視図である。
符号の説明
100…PC
110…本体部
111…スタンド
112…表示部
113…意匠パネル
114…バックカバー
200…側面外装部材
230…位置決めピン
300…上面外装部材
303…位置決め穴部
304…突出部
305…ボス受け穴部
309…貼着禁止領域
312…柱部
313…ストッパ部
400…基体
410…主面部
432…ボス部
450…弾性保持部
451…長尺部
452…保持部
453…長尺部材
454…湾曲部
455…ガイド面部
456…テーパ部
457…挟持部

Claims (8)

  1. 長方形の主面と、前記主面の個々の短辺を共有する2つの第1の側面と、前記主面の個々の長辺を共有する2つの第2の側面とを有する樹脂製の基体と、
    前記基体の一方の前記主面に配置された表示部と、
    前記基体の前記2つの第1の側面をそれぞれ覆うように貼着された金属製の2つの第1の外装部材と、
    前記基体の1つの第2の側面を覆うように貼着された金属製の第2の外装部材と、
    前記2つの第1の外装部材に、先端部が前記1つの第2の側面から突出するようにそれぞれ設けられた複数の位置決めピンと、
    前記第2の外装部材に設けられ、前記複数の位置決めピンを個々に挿入可能な複数の位置決め穴部と、
    各前記位置決め穴部にそれぞれ対応して、前記第2の外装部材の前記第2の側面に対向する面に突出して設けられた複数の被保持部と、
    前記基体の前記第2の側面に設けられ、一端が前記基体と連続した長尺部と、前記長尺部の他端に設けられ、前記被保持部を保持する保持部とを有し、個々の前記被保持部を保持しつつ弾性的に支持可能な複数の弾性保持部とを具備し、
    前記弾性保持部は、前記位置決めピンに対して、前記主面の奥行き方向において前記一方の主面寄りに設けられ、
    前記複数の弾性保持部の前記長尺部は、前記保持部に対して、前記主面の奥行き方向において前記一方の主面寄りに設けられる
    電子機器。
  2. 請求項に記載の電子機器であって、
    前記被保持部は、前記第2の外装部材から突出し、前記保持部に保持される柱部と、前記柱部の先端に設けられ、前記柱部より大きい径を有するストッパ部とを有する
    電子機器。
  3. 請求項に記載の電子機器であって、
    前記保持部は、被保持部の挿入をガイドする第1のテーパ部を有する
    電子機器。
  4. 請求項に記載の電子機器であって、
    前記位置決め穴部は、前記位置決めピンの挿入をガイドする第2のテーパ部を有する
    電子機器。
  5. 請求項に記載の電子機器であって、
    個々の前記弾性保持部にそれぞれ対応して、前記基体の前記第2の側面に突出して設けられた複数のボス部と、
    前記第2の外装部材に設けられ、前記複数のボス部を個々に挿入可能な複数のボス受け穴部と
    をさらに具備する電子機器。
  6. 請求項に記載の電子機器であって、
    前記複数のボス部の前記短辺方向の長さは、前記位置決めピンの前記第2の側面から突出する前記短辺方向の長さよりも短い
    電子機器。
  7. 請求項に記載の電子機器であって、
    前記複数のボス部は、前記複数の弾性保持部に対して、前記主面の奥行き方向において前記一方の主面寄りに設けられる
    電子機器。
  8. 請求項に記載の電子機器であって、
    前記第2の外装部材は、前記長辺方向の中央部に前記貼着を排除する貼着禁止領域を有する
    電子機器。
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