JP4642570B2 - 高周波スイッチ回路、無線機器及び信号経路切り替え器 - Google Patents

高周波スイッチ回路、無線機器及び信号経路切り替え器 Download PDF

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Description

本発明は、高周波スイッチ回路、無線機器及び信号経路切り替え器に関し、特に、マイクロ波帯からミリ波帯域に至るまでの周波数帯域における高周波スイッチ回路、アンテナと信号送受信回路との切り替え用として該高周波スイッチ回路を搭載した無線機器、また、信号経路の切り替え用として該高周波スイッチ回路を搭載した信号経路切り替え器に関するものである。
無線通信システムにおいて、RFスイッチ(高周波スイッチ)は、アンテナ共用時の送受信の切り替えや信号経路の切り替えに用いられ、重要な役割を担っている。特に、送受信切り替え用のスイッチは、送信増幅器や低雑音増幅器とアンテナとの間に位置するため、スイッチの挿入損失、アイソレーション、周波数特性、歪み特性等が、システムの性能に多大な影響を及ぼす。スイッチの挿入損失の影響は、直接、送信電力、受信NF(Noise Figure:雑音指数)の劣化原因となり、低アイソレーションの影響は、信号の回り込み、スプリアスの発生原因となる。
したがって、RFスイッチは、装置の全体性能を左右する重要なデバイスである。特に、準ミリ波帯以上では、他のRF回路に性能の余裕が無いため、RFスイッチの重要度がさらに増加し、低損失、高アイソレーション、加えて高耐圧であることが要求される。現在、実用レベルで用いられている準ミリ波帯以上のスイッチ素子としては、低損失特性が得られるPIN(p−intrinsic−n)ダイオード部品を実装したものがほとんどである。
しかし、周波数が高くなるにつれてチップ間接続による性能劣化が顕著になること、通信の高速化に伴いスイッチの高速切り替えが要求されること、小型化、携帯性から低消費電力化への要求がますます強くなること、低廉な製品コストを要求されること、などの面から、FET(Field Effect Transistor:電界効果トランジスタ)素子を用いたMMIC(Monolithic Microwave IC:モノリシック・マイクロ波集積回路)スイッチヘの期待が高まってきている。
たとえば、FET素子を用いたMMICスイッチとして、図12に示すように、1つの端子と2つの入出力端子とをスイッチング接続するSPDT(Single Pole Double Throw:単極双投)スイッチが開発されている。すなわち、FETを用いたSPDTスイッチとしては、図12(A)に示すような直列・並列FETのタイプのものや、図12(B)に示すような伝送線路と並列FETとを組み合わせたタイプのものがある。
図12(A)、(B)において、1はアンテナに接続されるアンテナ接続端子、2は送信回路に接続される送信回路接続端子、3は受信回路に接続される受信回
路接続端子であり、4,5,6,7はスイッチ切り替え制御端子である。
また、21および26、31および36はそれぞれ送信側、受信側のスイッチング素子となるFETであり、また、25および27、35および37はそれぞれ送信側、受信側の高周波信号遮断用の高抵抗であり、22,32はそれぞれマイクロストリップ線路等の分布定数線路による1/4波長伝送線路である。1/4波長伝送線路22,32は、インピーダンスの状態を反転するインピーダンス変換器として機能している。
図12(A)、(B)に示すこれらのタイプでは、FET21,26,31,36のゲート電圧を、それぞれスイッチ切り替え制御端子4,6,5,7からの制御信号によって制御することにより、ドレイン・ソース間を低インピーダンスまたは高インピーダンスに切り替え、アンテナ接続端子1を、送信回路接続端子2また受信回路接続端子3のいずれか一方の入出力端子と低損失で接続し、逆に、もう一方の入出力端子とはアイソレーション状態に設定する動作を行う。
しかしながら、FET21,26,31,36のOFF時のインピーダンスは、ドレイン・ソース間容量Coffの影響により、周波数に対して1/jωCoffで減少する。したがって、準ミリ波帯以上の周波数では、FETのOFF時のインピーダンスを大きくすることができなく、アイソレーションを十分にできないという問題がある。
この問題を解決する方法として、特許文献1に示す特開平8−213802号公報「高周波スイッチ回路」に記載のように、FETと直列にインダクタを挿入して、FETのOFF時の容量Coffとインダクタとを直列共振させることにより、FETのOFF時に高インピーダンスを得る方法がある。
図13に、従来の共振を利用したSPDTスイッチの回路構成を示す。図13では、図12(B)と同じ部位には同じ符号を付している。29,39はそれぞれFET21,31と直列接続したインダクタすなわち誘導性リアクタンスである。また、22B,32Bはそれぞれマイクロストリップ線路等の分布定数線路による伝送線路であるが、図12(B)と異なり、線路長が1/4波長よりも大きい値(線路インピーダンスZが特性インピーダンスZよりも大きい値)を用いている場合を示しており、送信回路接続端子2、受信回路接続端子3にそれぞれ容量性リアクタンス28,38を介して接続し、アンテナ接続端子1には容量性リアクタンス11を介して接続している。なお、アンテナ接続端子1との接続点を抵抗値が大きなレジスタ12を介してアースと接続している。
スイッチング素子FET21,31とそれぞれ直列に接続されている誘導性リアクタンス29,39は、あらかじめ指定した所要の周波数においてFET21,31のOFF時のドレイン・ソ−ス間容量Coffと直列共振するインダクタンス値に調整されている。図13のSPDTスイッチにおいて、送信側のFET21をOFFにしてアンテナ接続端子1と送信回路接続端子2との接続を遮断し、受信側のFET31をONにしてアンテナ接続端子1と受信回路接続端子3とを低損失で接続した場合における簡単な等価回路の構成を、図14に示す。
この例では、ω=1/(L・Coff1/2となる周波数において、誘導性リアクタンス29のLとFET21のOFF時の容量性リアクタンスCoffとの直列共振部分のインピーダンスは0となり、アンテナ接続端子1からは、送信回路接続端子2側は、アースにショートされた状態に見える。このため、前述の使用周波数ωにおいて、送信側のFET21をOFFにし、受信側のFET31をONにした場合には、図15で示すように、より単純化した等価回路とみなすことができる。この図15で示す回路網をバンドパスフィルタとして所要の周波数に対して最適化することにより、アンテナ接続端子1からON側の受信回路接続端子3への通過損失を最小化することができる。
特開平8−213802号公報
しかしながら、図13に示す従来の高周波スイッチ回路において、バンドパスフィルタとして最適化するには、使用される2本の伝送線路22B,32Bが高インピーダンスであり、かつ、線路長が1/4波長以上(電気長が90度以上)であることを必要とする。このような伝送線路は、線路幅が狭く長さが長いため、線路による信号の電力損失が大きくなる。また、フィルタ特性の最適化を行う場合に、広帯域にわたってインピーダンス整合を図ることが難しいという問題がある。
図16に、図13の従来のSPDTスイッチ回路すなわち図14に示した従来の高周波スイッチ回路の等価回路において、所要周波数として25GHzを用いる場合において、ON側通過損失を最小、OFF側通過損失を最大とするように、各パラメータの最適化を図った場合のON側、OFF側の通過特性を示す。各パラメータの最適化を図った計算結果では、伝送線路22B,32Bのインピーダンスは84Ω、線路長すなわち電気長は118度となった。また、FET21,31のOFF時の容量性リアクタンスの容量値Coffは0.086pFであり、そのとき、25GHzで直列共振するための誘導性リアクタンス29,39のインダクタンス値Lは0.464nHである。なお、送信側と受信側とにそれぞれ挿入した容量性リアクタンス28,38の容量値Cは0.1pF、アンテナ接続端子1に接続した容量性リアクタンス11の容量値Cは3.0pFである。
図16からも明らかなように、ON時の低損失で通過可能な周波数、OFF時の遮断可能な周波数はいずれも狭帯域であり、さらには、インピーダンスの整合がうまく取れていないため、ON時での通過損失も0.1dB以上と大きい。また、この計算結果は、伝送線路22B,32Bの損失をまったく考慮していないため、実際には、さらに大きな通過損失となる。
このように、従来の共振型の高周波スイッチ回路は周波数が狭帯域であり、かつ、通過損失が大きくなる、という問題があつた。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、周波数帯域を広帯域化し、かつ、通過損失および漏洩が少ない高周波スイッチ回路、無線機器および信号切り替え器を提供することにその目的がある。
本発明は、前述の課題を解決するために、以下のごとき各技術手段から構成されている。
の技術手段は、複数の入出力端子のひとつを選択的に別の端子に接続する高周波スイッチ回路において、前記複数の入出力端子それぞれと前記別の端子との間に、伝送線路をそれぞれ接続し、また、前記複数の入出力端子それぞれとアースとの間に、スイッチング用の可変容量素子と、該可変容量素子をスイッチオフした際にあらかじめ指定した所要周波数で該可変容量素子と直列共振する誘導性リアクタンスとを有する直列共振回路網をそれぞれ接続し、かつ、前記複数の入出力端子それぞれとアースとの間に、前記直列共振回路網と並列に、前記所要周波数で前記誘導性リアクタンスと並列共振する容量性リアクタンスを有する容量性回路網をそれぞれ接続し、さらに、前記別の端子とアースとの間に、キャパシタを接続し、前記容量性リアクタンスの容量値が前記キャパシタの容量値より大きく、かつ、前記伝送線路の線路長が前記所要周波数において4分の1波長より短いことを特徴とする。
の技術手段は、前記第1の技術手段に記載の高周波スイッチ回路において、スイッチング用の前記可変容量素子として、トランジスタ、ダイオード、または、トランジスタとダイオ−ドとの組み合わせを用いることを特徴とする。
の技術手段は、前記第の技術手段に記載の高周波スイッチ回路において、前記容量性リアクタンスとして、前記可変容量素子として用いるトランジスタ、ダイオードと同じゲート幅を持つトランジスタ、ダイオードを用いることを特徴とする。
の技術手段は、アンテナと送信回路、受信回路との間を高周波スイッチ回路により切り替えて、信号の送受信を行う無線機器において、前記高周波スイッチ回路として、前記第1乃至第の技術手段のいずれかに記載の高周波スイッチ回路を用いることを特徴とする。
の技術手段は、複数の信号経路を選択的に切り替える信号経路切り替え器において、信号経路の選択的な切り替え手段として、前記第1乃至第の技術手段のいずれかに記載の高周波スイッチ回路を用いることを特徴とする。
本発明の高周波スイッチ回路、無線機器及び信号経路切り替え器によれば、スイッチング素子となる可変容量素子に誘導性リアクタンスを直列接続して、あらかじめ指定した所要周波数でのLC直列共振を利用した高周波スイッチ回路において、前記所要周波数で前記誘導性リアクタンスと並列共振する容量性リアクタンスを付加する構成を採用しているので、以下のごとき効果を奏することができる。
複数の入出力端子のうち、いずれかの入出力端子から他の入出力端子へと信号経路を選択的に切り替えて使用する場合に、入力側に設定された入出力端子から出力側に設定された入出力端子への信号の通過損失を小さくすることができ、かつ、入力側にも出力側にも選択されなかった残りの入出力端子側への信号の漏洩を少なくすることができる。
また、スイッチング素子のON側回路とOFF側回路とのインピーダンスの整合を図ることにより、通過特性の広帯域化を図ることができる。
さらに、高周波スイッチ回路にシャントキャパシタを付加することにより、高周波スイッチ回路のさらなる小型化、低損失化を実現することも可能である。
もって、かかる高周波スイッチ回路を無線機器や信号経路切り替え器に搭載することにより、マイクロ波帯からミリ波帯に至るまでの広範な周波数帯域の通信システム等において、スイッチ回路の挿入損失を低減するとともに、信号の漏洩を低減することが可能である。
以下に、本発明に係る高周波スイッチ回路、無線機器および信号切り替え器の最良の実施形態についてその一例を、高周波スイッチ回路に関して図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明の高周波スイッチ回路についてその回路構成の一実施形態を図1に示す。図1に示すように、複数の入出力端子100,200,…,N00のうち、いずれかひとつの入出力端子たとえば入出力端子100を選択的に別の端子1000に接続するための高周波スイッチ回路として、別の端子1000と複数の入出力端子100,200,…,N00との間には、それぞれ、マイクロストリップ線路等の分布定数線路による伝送線路101,201,…,N01を接続している。
また、複数の入出力端子100,200,…,N00とアースとの間には、それぞれ、スイッチング素子となる可変容量素子および該可変容量素子のOFF容量値と直列共振する誘導性リアクタンスを有する直列共振回路網102,202,…,N02と、前記誘導性リアクタンスと並列共振する容量性リアクタンスを有する容量性回路網103,203,…,N03とを接続している。ここで、直列共振回路網102,202,…,N02の可変容量素子のスイッチオフ時の容量値と容量性回路網103,203,…,N03の容量性リアクタンスの容量値とをほぼ同じ値に調整する。すなわち、容量性回路網103,203,…,N03は、それぞれ、直列共振回路網102,202,…,N02の前記誘導性リアクタンスと並列共振する並列共振回路網を構成している。
図1に示す本発明の高周波スイッチ回路の動作原理を説明するために、複数の入出力端子の例として、別の端子と選択的に接続することができる2個の入出力端子を有するSPDTスイッチを用いて説明する。本実施例のSPDTスイッチの回路構成例を図4に示す。なお、図4では、図12(B)の従来の高周波スイッチ回路と同じ部位には同じ符号を付しており、ここでの詳細な説明は省略し、新たに追加した各部について以下に説明する。23,33はそれぞれFET21,31と直列接続したインダクタすなわち誘導性リアクタンスであり、24,34はそれぞれFET21,31および誘導性リアクタンス23,33と並列接続したコンダクタンスすなわち容量性リアクタンスである。
図4と図1との対応関係は、次の通りである。図4のアンテナ接続端子1は図1の入出力端子1000に対応し、送信回路接続端子2、受信回路接続端子3は、それぞれ、図1のたとえば入出力端子100、200に対応する。また、FET21および誘導性リアクタンス23、FET31および誘導性リアクタンス33は、それぞれ、図1のたとえば直列共振回路網102,202に対応し、可変容量素子であるスイッチング素子FET21,31のOFF時の容量性リアクタンスCoffと誘導性リアクタンス23,33とであらかじめ指定した所要周波数において直列共振回路を形成するように、誘導性リアクタンス23,33のインダクタンス値が調整されている。
一方、容量性リアクタンス24,34は、それぞれ、図1の容量性回路網103,203に対応し、誘導性リアクタンス23,33とで前記所要周波数において並列共振回路を形成するように、容量性リアクタンス24,34の容量値が調整されている。また、22,32はそれぞれマイクロストリップ線路等の分布定数線路による伝送線路であり、図12(B)と同様、線路長が1/4波長(電気長90度)、線路インピーダンスZが特性インピーダンスZの場合を示している。
図4のSPDTスイッチ回路において、送信側のFET21をOFFにしてアンテナ接続端子1と送信回路接続端子2との接続を遮断し、受信側のFET31をONにしてアンテナ接続端子1を受信回路接続端子3とを低損失で接続した場合における簡単な等価回路の構成を、図5に示す。図5に示すように、送信側の誘導性リアクタンス23は、スイッチング素子FET21のOFF時の容量性リアクタンスCoffを介してアースに接続されるが、受信側の誘導性リアクタンス33は、スイッチング素子FET31のドレイン・ソースが導通状態となるので、高周波領域で使用する場合はアースに直接接続された場合と等しい状態になる。
この例では、ω=1/(L・Coff1/2となる周波数において、スイッチング素子FET21がOFF側に設定された送信側では、誘導性リアクタンス23のインダクタンスLとFET21のOFF時の容量性リアクタンスCoffとの直列共振部分のインピーダンスは0となり、送信回路接続端子2は、アースにショートされた状態に見える。したがって、インピーダンス反転機能を有する伝送線路22の線路長が、ω=1/(L・Coff1/2の周波数の場合で、1/4波長の長さであれば、アンテナ接続端子1からは、送信側のインピーダンスは無限大に近い状態に見え、開放状態すなわちアイソレーションされた状態となる。
一方、スイッチング素子FET31がON側に設定された受信側では、スイッチング素子FET31のドレイン・ソース間が導通状態になり、高周波領域では、誘導性リアクタンス33のインダクタンスLがアースに接続された状態と等しくなる。したがって、アンテナ接続端子1からは、伝送線路32の特性インピーダンスZを介して受信回路接続端子3に接続された状態であり、受信回路のインピーダンスとの整合を図ることにより、受信回路は低損失で信号を受信することができる。
また、直列共振回路網を形成する誘導性リアクタンス23,33とそれぞれ並列に接続している容量性リアクタンス24,34に注目すると、ω=1/(L・C1/2となる周波数では、誘導性リアクタンス23,33のインダクタンスLと容量性リアクタンス24,34の容量値Cとの並列共振部分のインピーダンスが無限大になる。
よつて、ω=1/(L・Coff1/2=1/(L・C1/2となる周波数においては、図5の等価回路は、図6に示すように、アンテナ接続端子1からは、スイッチング素子FET21をOFFに設定した送信回路接続端子2側がほぼ完全にアイソレーションされた状態にされ、一方、スイッチング素子FET31をONに設定した受信回路接続端子3側は、図15に示した従来技術とは異なり、伝送線路32のインピーダンスZの線路のみとなり、さらなる低損失化が可能になる。
したがって、伝送線路22,32のインピーダンスZ0を送信回路接続端子2側の送信回路および受信回路接続端子3側の受信回路のそれぞれの入出インピーダンスと同じ値にした場合、スイッチング素子FET21,31がON時の信号の通過損失を最小にすることができる。
なお、図6の等価回路が成り立つのは、前述のように、ω=1/(L・Coff1/2=1/(L・C1/2という、ある1点の周波数においてのみであるので、本実施例におけるSPDTスイッチ回路を所要周波数25GHzで用いる場合において、ON側通過損失を最小、OFF側通過損失を最大とするように、各パラメータの最適化を図った場合の20GHz〜30GHzの周波数帯域でのON側、OFF側の通過特性を、図7に示す。各パラメータの最適化を図った計算結果では、伝送線路22,32のインピーダンスが50Ω、線路長すなわち電気長は90度、また、FET21,31のOFF時の容量性リアクタンスの容量値Coffが0.33pFの場合、並列接続した容量性リアクタンス24,34の容量値Cも0.33pFであり、そのとき、25GHzで直列共振・並列共振するための誘導性リアクタンス29,39のインダクタンス値Lは0.12nHである。
図7に示す本実施例の通過特性は、図16に示した従来のSPDTスイッチの通過特性と比べ、ON側の通過損失がより小さく、より広帯域であるという特性が得られている。この理由は、次の図8,9のスミスチャートによる特性グラフにも示すように、誘導性リアクタンス23,33とそれぞれ並列共振する容量性リアクタンス24,34を配置した本実施例のSPDTスイッチでは、従来のSPDTスイッチに比し、所要周波数25GHzを中心にして比較的広い周波数帯域において、ON側回路部分とOFF側回路部分とのインピーダンス整合が図りやすいことによっている。
図8に、図13で示した従来のSPDTスイッチについて、送信側のOFF側回路部分のインピーダンス(Z1)と受信側のON側回路のインピーダンス(Z2)との計算結果を示す。なお、図8において、10はアンテナ側負荷R、20は送信回路負荷R、30は受信回路負荷Rである。図8において、Z1=Z2(共役複素数)となる時に整合が図れるが、図8のスミスチャートに示すように、ON側回路部分とOFF側回路部分とで、25GHzを中心にして広い周波数帯域において整合を取ることが難しいことがわかる。
一方、図9に、図4に示した本発明の一実施例であるSPDTスイッチについて、送信側のOFF側回路部分のインピーダンス(Z1)と受信側のON側回路部分のインピーダンス(Z2)の計算結果の一例を示す。なお、図9においても、10はアンテナ側負荷R、20は送信回路負荷R、30は受信回路負荷Rである。図9のスミスチャートに示すように、この例では、指定した所要周波数25GHzにおいて、Z1=Z2=50Ωとなり、整合が取れている状態を示している。また、25GHzを中心とした前後数GHzの周波数において、整合条件であるZ1=Z2(共役複素数)に近い特性が得られやすいことがわかる。これにより、本実施例に示すSPDTスイッチは、従来のSPDTスイッチと比べ、ON側の通過損失が小さく、広帯域で帯域内傾斜が小さいという特性が得られる。
また、本実施例の高周波スイッチ回路では、25GHzの周波数で、インピーダンスが50Ω、線路長が1/4波長(電気長90度)の伝送線路22,32を用いるため、図13のように、線路長が1/4波長よりも大きい伝送線路22B,32Bを用いる従来のSPDTスイッチに比べて、伝送線路22,32による損失を小さくすることができる。
次に、本発明の高周波スイッチ回路の回路構成の異なる実施形態として、図1のより具体的な回路構成について、図2を用いて説明する。図2においては、図1に示す本発明の高周波スイッチ回路における直列共振回路網102,202,…,N02として、図4にも示したように、スイッチング素子となる可変容量素子102a,202a,…,N02aと誘導性リアクタンス102b,202b,…,N02bとを、それぞれ直列接続した構成とし、一方、図1に示す容量性回路網103,203,…,N03としては、図4の場合とは異なり、スイッチング素子となる可変容量素子103a,203a,…,N03aを用いて、誘導性リアクタンス102b,202b,…,N02bと並列共振する構成とする場合を示している。
ここに、可変容量素子102a,202a,…,N02aや可変容量素子103a,203a,…,N03aは、FETに代表されるトランジスタ、ダイオード、あるいは、これらの組み合わせから構成するようにしても良い。
また、前述したように、本発明の高周波スイッチ回路においては、誘導性リアクタンス102b,202b,…,N02bとそれぞれ直列共振する可変容量素子102a,202a,…,N02aのOFF時の容量値Coffと、誘導性リアクタンス102b,202b,…,N02bとそれぞれ並列共振する可変容量素子103a,203a,…,N03aのOFF時の容量値とが同じ値となることが理想的である。
一方、一般的に、モノリシック・マイクロ波集積回路MMICを用いてキャパシタを実現する際には、プロセスの制限により最小サイズが決まってしまうため、0.1pF以下の容量値を得ることは非常に難しい。このため、0.1pFよりも大きい値のキャパシタを並列接続するという方法もあるが、あまり多段に接続することになると、キャパシタの物理的な長さが問題となったり、面積が大きくなるという問題もある。
このような場合も含め、両者で同じ容量値を得るには、スイッチング素子と同じゲート幅のトランジスタやダイオードを並列共振用の容量性リアクタンスとして用いることが有効である。
次に、本発明の高周波スイッチ回路のさらに異なる実施形態について、図3を用いて説明する。図3において、伝送線路101a,201a,…,N01aおよびシャントキャパシタ1001以外は、図1に示す高周波スイッチ回路と同様であり、同じ符号を付して示している。伝送線路101a,201a,…,N01aは、図1の場合と異なり、それぞれの線路長が所要周波数において1/4波長未満(電気長が90度未満)に短縮した伝送線路である。このように、4分の1波長伝送線路より短い伝送線路に短縮する場合、特許第2669066号公報「インピーダンス変換回路」にも記載のように、シャントキャパシタを追加挿入することが必要であり、本実施例においては、たとえば、Z>50Ω、線路長が1/4波長未満の伝送線路101a,201a,…,N01aの、それぞれの入出力端子101,201,…,N01とは反対側の別の入出力端子1000側に、シャントキャパシタ1001を付加する方法を、図3に示している。
このシャントキャパシタ1001を付加する方法を用いれば、伝送線路101a,201a,…,N01aの長さとしてより短い線路を使うことが可能となり、SPDTスイッチのさらなる小型化、低損失化を図ることができる。
図10に、図4に示すSPDTスイッチに、さらに図3に示すシャントキャパシタ1001(図10では容量性リアクタンス13として示している)をアンテナ接続端子1側に付加したSPDTスイッチの回路構成例とした場合の等価回路として、図5に示す等価回路と同様、送信側のFET21をOFFにしてアンテナ接続端子1と送信回路接続端子2との接続を遮断し、受信側のFET31をONにしてアンテナ接続端子1と受信回路接続端子3とを低損失で接続した場合における簡単な等価回路の構成を示す。
図3に示すシャントキャパシタ1001すなわち図10における容量性リアクタンス13(容量値C)は、図3に示す直列共振回路網102,202,…,N02の誘導性リアクタンス、すなわち、図10におけるインダクタすなわち誘導性リアクタンス23,33(インダクタンス値L)と並列共振をする役割と、図3に示す伝送線路101a,201a,…,N01aすなわち図10における伝送線路22A,32Aの線路長を短縮化する役割とを担っており、容量性リアクタンス24,34の容量値Cよりも容量値Cを小さく設定する。
本実施例におけるSPDTスイッチ回路を所要周波数25GHzで用いる場合において、ON側通過損失を最小、OFF側通過損失を最大とするように、各パラメータの最適化を図った場合の20GHz〜30GHzの周波数帯域でのON側、OFF側の通過特性を、図11に示す。各パラメータの最適化を図った計算結果では、伝送線路22A,32Aのインピーダンスが81Ω、線路長すなわち電気長が36度、また、FET21,31のOFF時の容量性リアクタンスの容量値Coffが0.33pFの場合、FET21,31それぞれに並列接続した容量性リアクタンス24,34の容量値Cは0.43pF、新たに追加したシャントキャパシタの容量値Cは、FET21,31それぞれに並列接続した容量性リアクタンス24,34の容量値Cよりも小さい0.19pFであり、そのとき、25GHzで直列共振・並列共振するための誘導性リアクタンス29,39のインダクタンス値Lは0.12nHである。
図11に示す本実施例の通過特性は、図16に示した従来のSPDTスイッチの通過特性と比べ、ON側の通過損失がより小さく、より広帯域であるという特性が得られている。
以上に説明したように、本発明の高周波スイッチ回路は、高周波信号の広帯域化が可能であり、かつ、通過損失と漏洩とを小さくすることが可能であり、高周波信号を扱う各種の装置に適用することができる。例えば、アンテナと送信回路、受信回路との間を切り替えて、信号を送受信する無線機器における高周波スイッチ回路として、本発明の高周波スイッチ回路を適用することにより、信号の広帯域化、通過損失および漏洩の低減が可能な高性能の無線機器を構成することができる。あるいは、複数の信号経路を選択的に切り替える信号経路切り替え器に、本発明の高周波スイッチ回路を用いることにより、信号の広帯域化、通過損失および漏洩の低減が可能な信号経路切り替え器を構成することも可能である。
本発明の高周波スイッチ回路の回路構成の一実施形態を示すブロック図である。 本発明の高周波スイッチ回路の回路構成の異なる実施形態を示すブロック図である。 本発明の高周波スイッチ回路の回路構成のさらに異なる実施形態を示すブロック図である。 本発明の高周波スイッチ回路の一実施例であるSPDTスイッチの構成例を示すブロック図である。 図4のSPDTスイッチを等価回路に置き換えた構成を示す等価回路図である。 図5の等価回路をより単純化した等価回路図である。 図5のSPDTスイッチ等価回路を、25GHzにおいて、ON側通過損失を最小、OFF側通過損失を最大とするように、各パラメータの最適化を図った場合のON側、OFF側の20GHz〜30GHzの周波数帯域での通過特性を示す特性図である。 図13の従来のSPDTスイッチについて、送信側のOFF側回路部分のインピーダンス(Z1)と受信側のON側回路のインピーダンス(Z2)との計算結果を示す特性グラフである。 図4の本発明の一例であるSPDTスイッチについて、送信側のOFF側回路部分のインピーダンス(Z1)と受信側のON側回路部分のインピーダンス(Z2)の計算結果の一例を示す特性グラフである。 本発明の高周波スイッチ回路の一実施例であるSPDTスイッチの図5とはさらに異なる構成例を示す等価回路図である。 図10のSPDTスイッチ等価回路を、25GHzにおいて、ON側通過損失を最小、OFF側通過損失を最大とするように、各パラメータの最適化を図った場合のON側、OFF側の20GHz〜30GHzの周波数帯域での通過特性を示す特性図である。 従来のFETを用いたSPDTスイッチの回路構成を示すブロック図である。 従来の共振を利用したSPDTスイッチの回路構成を示すブロック図である。 図13のSPDTスイッチを等価回路に置き換えた構成を示す等価回路図である。 図14の等価回路をより単純化した等価回路図である。 図14の従来の高周波スイッチ回路の等価回路を、25GHzにおいて、ON側通過損失を最小、OFF側通過損失を最大とするように、各パラメータの最適化を図った場合のON側、OFF側の通過特性を示す特性図である。
符号の説明
1…アンテナ接続端子、2…送信回路接続端子、3…受信回路接続端子、4,5,6,7…スイッチ切り替え制御端子、10…アンテナ側負荷、11…容量性リアクタンス、12…レジスタ、13…容量性リアクタンス(シャントキャパシタ)、20…送信回路負荷、21,26…FET、21a…FET21のOFF時容量性リアクタンス、22…1/4波長伝送線路、22A…1/4波長未満の伝送線路、22B…1/4波長よりも大きい伝送線路、23…誘導性リアクタンス、24…容量性リアクタンス、25,27…高抵抗、28…容量性リアクタンス、29…誘導性リアクタンス、30…受信回路負荷、31,36…FET、32…1/4波長伝送線路、32A…1/4波長未満の伝送線路、32B…1/4波長よりも大きい伝送線路、33…誘導性リアクタンス、34…容量性リアクタンス、35,37…高抵抗、38…容量性リアクタンス、39…誘導性リアクタンス、100,200,…,N00,1000…入出力端子、101,201,…,N01…伝送線路、101a,201a,…,N01a…伝送線路(1/4波長未満)、102,202,…,N02…直列共振回路網、102a,202a,…,N02a…可変容量素子、102b,202b,…,N02b…誘導性リアクタンス、103,203,…,N03…容量性回路網、103a,203a,…,N03a…可変容量素子、1001…シャントキャパシタ。

Claims (5)

  1. 複数の入出力端子のひとつを選択的に別の端子に接続する高周波スイッチ回路において、前記複数の入出力端子それぞれと前記別の端子との間に、伝送線路をそれぞれ接続し、また、前記複数の入出力端子それぞれとアースとの間に、スイッチング用の可変容量素子と、該可変容量素子をスイッチオフした際にあらかじめ指定した所要周波数で該可変容量素子と直列共振する誘導性リアクタンスとを有する直列共振回路網をそれぞれ接続し、かつ、前記複数の入出力端子それぞれとアースとの間に、前記直列共振回路網と並列に、前記所要周波数で前記誘導性リアクタンスと並列共振する容量性リアクタンスを有する容量性回路網をそれぞれ接続し、さらに、前記別の端子とアースとの間に、キャパシタを接続し、前記容量性リアクタンスの容量値が前記キャパシタの容量値より大きく、かつ、前記伝送線路の線路長が前記所要周波数において4分の1波長より短いことを特徴とする高周波スイッチ回路。
  2. 請求項記載の高周波スイッチ回路において、スイッチング用の前記可変容量素子として、トランジスタ、ダイオード、または、トランジスタとダイオ−ドとの組み合わせを用いることを特徴とする高周波スイッチ回路。
  3. 請求項記載の高周波スイッチ回路において、前記容量性リアクタンスとして、前記可変容量素子として用いるトランジスタ、ダイオードと同じゲート幅を持つトランジスタ、ダイオードを用いることを特徴とする高周波スイッチ回路。
  4. アンテナと送信回路、受信回路との間を高周波スイッチ回路により切り替えて、信号の送受信を行う無線機器において、前記高周波スイッチ回路として、請求項1乃至のいずれかに記載の高周波スイッチ回路を用いることを特徴とする無線機器。
  5. 複数の信号経路を選択的に切り替える信号経路切り替え器において、信号経路の選択的な切り替え手段として、請求項1乃至のいずれかに記載の高周波スイッチ回路を用いることを特徴とする信号経路切り替え器。
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