JP4642339B2 - 断熱空間形成部材 - Google Patents
断熱空間形成部材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4642339B2 JP4642339B2 JP2003380998A JP2003380998A JP4642339B2 JP 4642339 B2 JP4642339 B2 JP 4642339B2 JP 2003380998 A JP2003380998 A JP 2003380998A JP 2003380998 A JP2003380998 A JP 2003380998A JP 4642339 B2 JP4642339 B2 JP 4642339B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- space
- type
- fixed
- roll
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
- Special Wing (AREA)
Description
即ち、本発明は巻取り及び引出し可能な1以上のフィルム巻取り機構と、このフィルム巻取り機構構に設けられた1枚以上のフィルムと、これらフィルムにより1以上の断熱空間を形成する手段とを有し、フィルムの繰り出し、巻き込みを調節することによりこの断熱空間の体積を自由に設定できるよう構成され、かつ要すれば、少なくともこれらフィルムの側縁を覆いかつフィルムの繰り出し空間を規定するように枠体が設けられていることを特徴とするフィルム型の断熱空間形成部材である。
長尺の一枚のフルムの場合には、フィルムの一端が繰り出し機構に固定され、かつ他端は反転し、反転前のフィルム部分と対向するようにしてその端部がやはり切り出し機構に固定されている。この反転部に対しては、スペーサが配置されフィルム全体の繰り出しを行いかつ反転部を介して対向位置する反転フィルム部と非反転フィルム部との間に一定の空間ができるようスペーサが配置されている。
図1は断熱空間形成部材(符号1で示す)の全体構成を示し、先ず主としてこの図1を用いて断熱空間形成部材の全体的な構造を説明する。
先ず(A)の構成は図1に示す反転型のフィルムが二組配置されたものである。即ち長尺の反転型フィルム3aと3bとにより、図1に示す構成の反転して平行に位置するフィルム面3aAと3bB、及び3bAと3bBとが平行に二組配置され、かつ各反転型フィルム3a及び3bの両端は巻取り機構2にそれぞれ固定され、巻取り機構2により同時に巻取り或いは繰り出し可能に構成されている。これにより各反転型フィルムによって3つの空間部SP1、SP2、SP3が形成される。
先ず(A)の構成は実施例1の変形例であって、実施例1の場合には反転型フィルム3dの両端が巻取り機構2に固定されているのに対して図示の構成では一端が巻取り機構2に固定され、可動スペーサ4の位置の反転部3dCを介して位置する他端は巻取り機構2のケース部分(図示せず)或いは巻取り機構2以外の部分(例えば図3に示すようなフィルム3のうち巻取り機構2を覆うフレーム部)に固定され、フィルム面3dAと3dBとにより一つの空間SPを形成している。なお図中符号Fで示す部分はフィルムの固定部を示している。
(A)は巻取り機構2aに対して一枚型フィルム8aが、巻取り機構2bに対して一枚型フィルム8bが設けられ、これらを一体として一枚型フィルム8aと8bとにより一つの空間SPを形成する。この構成では巻取り機構2が一枚型フィルムの枚数に応じて複数となるが、昇降部材9の昇降距離に対応して各巻取り機構2a、2bから一枚型フィルム8a、8bがそれぞれ繰り出されるため、一つの巻取り機構の場合のようにそれぞれのフィルムの引出し長さに相違が生じることはない。
この場合、例えば一枚型フィルム8bを不透明な材料で形成し、他のフィルムは透明体或いはこれに近い性質を有する材料により形成することにより、一枚型フィルム8bを他のフィルムと独立して昇降させることにより断熱空間形成部材1全体にブラインド機能を持たせるよう構成することも可能である。また、各フィルムの昇降により断熱空間の形成個数を調節することも可能である。なお、図6(A)の構成でも当然のことながら一体的な昇降部材9を廃して各一枚型フィルム8aと8bをそれぞれ独立して操作できるよう構成することができる。
この実施例では反転型フィルム3により形成された空間SP内に伸縮可能な構造材を配置した構成となっている。この構造材の配置の目的は二つに大別される。その一つは、この構造材により反転型フィルム3により形成された空間部全体の物理的強度を高める点にある。特に断熱空間形成部材の四囲にフレームが形成されることにより断熱空間形成部材全体の強度を大幅に高めることが可能なる。この構成による断熱空間形成部材を窓部に配置した場合、当該断熱空間形成部材を室内に配置する他、例えば雨戸がわりに窓部の外側に配置するよう構成することも可能である。この場合には窓部を所謂「外断熱」することとなるので、窓部の室内側の結露を大幅に低減することが可能となる。
符号9は構造材を示す。このじゃばら型構造材9は幅が空間SPの幅とほぼ等しい複数の水平部9aと、各水平部9aに内接する伸縮部9bとにより構成され、かつ伸縮部9bは各水平部9aと内接する部分で山折りされ、かつ上下の山折り部の中間が谷折り部となることにより、水平部9aの幅を変更することなく伸縮する構成となっている。
通常は巻取り機構2が窓部11の上部に配され、可動スペーサ4を下降させることより空間SPを窓部11の上部から順次形成する。これに対して本実施例ではこの配置が逆になり、窓部11の下部に巻取り機構2が配置され、かつこの巻取り機構2の上部に可動スペーサ4が配置される構成となっている。なお、この場合可動スペーサ4の昇降を確保するため、可動スペーサ4は図示しないフレームに沿って昇降し、かつスペーサの所定の位置で固定されるストッバ機構(図示せず)が設けられている。
前記各実施例で説明したように、反転型フィルム或いは一枚型フィルムによって形成される空間SPの側面に溝7aを有するフレーム7が配置されることにより当該空間SPは密閉され、断熱空間としての性能が大幅に向上することを説明している。
本実施例では、一端が巻取り機構2に固定され、可動スペーサ4の位置の反転部3dCを介して他端が固定部Fに固定されるよう構成したフィルム3dにより形成された断熱空間形成部材の空間部SPに対して、その空間の体積の変化に対応して断熱材が充填されるよう構成されている。
2 巻取り機構
3 フィルム(反転型フィルム)
3A フィルムの第1面
3B フィルムの第2面
3C フィルムの反転部
4 可動スペーサ
5 固定スペーサ 6 引手部
7 フレーム
8 フィルム(一枚型フィルム)
9 構造材
10 仕切材(ブラインド型)
11 窓部
12a、12b ガイドローラ 13 流動断熱材
14 (流動断熱材の)収納部
F 固定部
SP 空間部(断熱空間)
Claims (3)
- 長尺の1枚のフィルム3を巻取り或いは繰り出すよう構成された巻取り機構2を設け、フィルム3の巻き取り或いは繰り出しに対応して回転するロール型の固定スペーサ5が巻き取り機構2に近接して配置され、前記フィルム3の長手方向の一方の端部は前記巻取り機構2に固定され、他方の端部は昇降可能でかつロール型の可動スペーサ4を折り返し部3Cとして反転しかつ同様に前記巻き取り機構2に固定され、前記フィルム3は折り返し部3Cを形成するロール型の可動スペーサ4と前記ロール型の固定スペーサ5とにより形成される空間を介して第1面3Aとこの第1面3Aに対向する第2面3Bとが形成され、当該第1面3Aと第2面3Bの幅方向の両側縁はフレーム7内に位置することにより、フィルム第1面3Aと第2面3B及びフレーム7により断熱空間SPを容積変更可能に形成したことを特徴とする断熱空間形成部材。
- 長尺の2枚のフィルム3a、3bを同時に巻取り或いは繰り出す巻取り機構2を構成し、当該2枚のフィルム3a、3bの長手方向の一方の端部は上記巻取り機構2にそれぞれ固定され、これら2枚のフィルム3a、3bの他方の端部は、同時に昇降しかつフィルム3の巻き取り或いは繰り出しに対応して回転するロール型の可動スペーサ4a、4bをそれぞれ折り返し部として反転し、上記各フィルム3a、3bの他方の端部も同様にこの巻取り機構2に固定され、前記可動スペーサ4a、4bの上部にはロール型の固定スペーサ5a、5cがそれぞれ配置され、またこのロール型の固定スペーサ5a、5cの間には、前記可動スペーサ4a、4bが離間する幅にほぼ等しい直径を有する別のロール型固定スペーサ5bが配置されることにより、反転した前記各フィルム3a、3bの平行する各フィルム面の両側縁に配置されるフレームと、前記ロール型可動スペーサ4a、4b及び前記ロール型固定スペーサ5a、5b、及び5cにより容積変更可能な断熱空間SP1、SP2、SP3が区画形成されること特徴とする断熱空間形成部材。
- 長尺の1枚のフィルム3を巻取り或いは繰り出すよう構成された巻取り機構2を設け、このフィルム3の巻き取り或いは繰り出しに対応して回転するロール型の固定スペーサ5bがこの巻き取り機構2に近接した位置に配置され、前記フィルム3の長手方向の一方の端部はこの巻取り機構2に固定され、かつこのフィルム3の他方の端部は、昇降可能でかつロール型の可動スペーサ4を折り返し部3Cとして反転して同様に前記巻き取り機構2に固定され、このロール型可動スペーサ4と前記ロール型の固定スペーサ5bとにより、ロール型可動スペーサ4の直径に対応する間隔をもってこのフィルム3の第1面3Aと第2面3Bとが形成され、第1面3Aと第2面3Bにより形成された空間SP内に別の1枚型のフィム8を配置し、この1枚型のフィルム8の一端は上記可動スペーサ4に固定され、かつこの1枚型フィルム8の他端は別のロール型固定スペーサ5aを介して上記巻取り機構2に固定されるよう構成されることにより、前記空間SPをこの1枚型フィルム8によって二つの空間SP1及びSP2に仕切り、前記フィルム3の第1面3A、第2面3Bおよびこの1枚型のフィルム8の側縁部にフレームを配置することにより、前記二つの空間SP1及びSP2を容積変更可能な断熱空間としたことを特徴とする断熱空間形成部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003380998A JP4642339B2 (ja) | 2003-11-11 | 2003-11-11 | 断熱空間形成部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003380998A JP4642339B2 (ja) | 2003-11-11 | 2003-11-11 | 断熱空間形成部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005146518A JP2005146518A (ja) | 2005-06-09 |
JP4642339B2 true JP4642339B2 (ja) | 2011-03-02 |
Family
ID=34690511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003380998A Expired - Fee Related JP4642339B2 (ja) | 2003-11-11 | 2003-11-11 | 断熱空間形成部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4642339B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4810175B2 (ja) * | 2005-10-04 | 2011-11-09 | 大成建設株式会社 | 耐火間仕切壁 |
JP2008169587A (ja) * | 2007-01-10 | 2008-07-24 | Bunka Shutter Co Ltd | 複合シートシャッター |
JP5058606B2 (ja) * | 2007-01-10 | 2012-10-24 | 文化シヤッター株式会社 | 複合シャッター |
JP2011117136A (ja) * | 2009-12-01 | 2011-06-16 | Izena:Kk | 断熱空間形成部材 |
JP5250572B2 (ja) * | 2010-01-29 | 2013-07-31 | セイキ住工株式会社 | スクリーン装置 |
JP5705444B2 (ja) * | 2010-03-17 | 2015-04-22 | セイキ住工株式会社 | 断熱用スクリーン装置 |
KR101261113B1 (ko) | 2010-12-01 | 2013-05-06 | 세방전지(주) | 연축전지용 숙성 건조 장치 |
JP6055599B2 (ja) * | 2012-02-28 | 2016-12-27 | 東リ株式会社 | ロールスクリーン装置 |
JP6524037B2 (ja) * | 2015-09-04 | 2019-06-05 | 株式会社メタルワークス | 止水板 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0220697U (ja) * | 1988-07-19 | 1990-02-09 | ||
JPH0726599U (ja) * | 1993-10-29 | 1995-05-19 | 文化シヤッター株式会社 | スラットカーテンの偏り防止構造 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS567879U (ja) * | 1979-06-29 | 1981-01-23 | ||
JPS5844174A (ja) * | 1981-09-10 | 1983-03-15 | 日本軽金属株式会社 | ブラインド |
JPH0743434Y2 (ja) * | 1987-03-11 | 1995-10-09 | 三和シヤツタ−工業株式会社 | 巻取式シ−トシヤツタ− |
JP2891864B2 (ja) * | 1993-12-22 | 1999-05-17 | 越三 佐々木 | ブラインドカーテン |
-
2003
- 2003-11-11 JP JP2003380998A patent/JP4642339B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0220697U (ja) * | 1988-07-19 | 1990-02-09 | ||
JPH0726599U (ja) * | 1993-10-29 | 1995-05-19 | 文化シヤッター株式会社 | スラットカーテンの偏り防止構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005146518A (ja) | 2005-06-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20220106834A1 (en) | Retractable curtain panel and enhanced stiffeners | |
US9347258B2 (en) | Retractable curtain panel with track guide | |
US4194550A (en) | Apparatus for insulating against conductive, convective and radiant heat transmission | |
US20220090444A1 (en) | Retractable curtain panel with track guide | |
US4039019A (en) | Apparatus for insulating against conductive, convective, and radiant heat transmission | |
US20220106833A1 (en) | Coil brush curtain assembly | |
US4357978A (en) | Roller shade seal system | |
GB1586801A (en) | Apparatus for insulating against conductive convective and radiant heat transmission | |
KR101823850B1 (ko) | 슬래트형 롤러 블라인드 | |
JP4642339B2 (ja) | 断熱空間形成部材 | |
US20120318465A1 (en) | Insulating shade for covering an architectural opening | |
US20130068400A1 (en) | Retractable curtain panel with track guide | |
KR20160069168A (ko) | 단열 블라인드 | |
KR101774002B1 (ko) | 햇빛 차단 시스템이 부착된 단열복합창 | |
CN111720034A (zh) | 建筑外窗遮阳与保温一体化装置 | |
CN214091643U (zh) | 一种多层中空玻璃百叶窗 | |
KR101707479B1 (ko) | 단열 창호 | |
JP2007092350A (ja) | ルーバ装置 | |
CN215369472U (zh) | 一种具有内置式遮阳卷帘的节能门窗 | |
KR102450706B1 (ko) | 차양방충망 내재형 고효율 슬라이딩 창호 | |
EP1328699B1 (en) | Flexible wall covering system with vanes and drive mechanisms for such systems | |
JP5748425B2 (ja) | シャッタ | |
CN213450171U (zh) | 内置遮阳卷帘的中空玻璃 | |
JPS6361468B2 (ja) | ||
KR101776214B1 (ko) | 단열 롤 스크린이 내장된 이중창호 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061027 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080729 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090106 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20090226 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20090303 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090327 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100105 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100304 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101130 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101201 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4642339 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |